JP2015125983A - 断路端子台の保護カバー - Google Patents

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【課題】導電部材間の開回路状態と閉回路状態のうちの少なくとも閉回路状態をロック状態にして誤操作を防止できて安全性が確実な断路端子台の保護カバーを得る。【解決手段】端子開閉用レバー12に接続される導電部材としての導電クリップ14を両端子部13の導電接続端子13a間に抜き挿しする断路端子台10の保護カバー1において、両端子部13および端子開閉用レバー12上を覆って端子開閉用レバー12の操作状態を誤操作なく保持するように構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば原子力発電所、火力発電所および変電所などの配電盤、制御盤および監視盤などに配線中継・分岐装置として用いられ、配線経路に挿入されて配線の接続変更やシステムの動作確認時などに電路を物理的に切り離したり接続したりすることができる断路端子台の保護カバーに関する。
従来の断路端子台は、配線経路の接続変更やシステムの動作確認時などに、端子開閉用ツマミを引き上げたり押し込んだりすることにより、電路を物理的に切り離したり接続したりすることができるが、作業中に人間の勘違いなどによって端子開閉用ツマミを引き上げたり押し込んだりしてしまう虞がある。例えば、遮断すべき対象の電気品と制御盤間などを誤った端子開閉用ツマミ操作により、通電状態にしてしまったりする可能性が有り得る。このような誤操作を防止するために特許文献1が提案されている。
図9は、特許文献1に開示されている従来の断路端子台を示す要部断面図であって、図9(a)は、電路がつながった閉回路状態を示す要部断面図、図9(b)は、電路が遮断された開回路状態を示す要部断面図である。
図9(a)および図9(b)に示すように、従来の断路端子台100は、端子開閉用ツマミ101に一体に取り付けられた短絡用板ばね102を、一対の導電板103の間に差込みまたは引上げることによって回路の開閉を行っている。
図9(a)の閉回路状態から図9(b)の開回路状態にするには、断路端子開閉用ツマミ101を引き上げて、短絡用板バネ102により一対の導電板103間を開回路状態にする。ツマミ用安全ピン105を差し込み方向(上から下)に回転させて、ツマミ用安全ピン105の先端の張出し部105aを安全ピン止め具104上に嵌合させてロックし、この安全ピン止め具104により、断路端子開閉用ツマミ101を下側に差込もうとしても、ツマミ用安全ピン105の張出し部105aが安全ピン止め具104上で止まるようになっている。即ち、一対の導電板103の間が開回路状態から、誤って断路端子開閉用ツマミ101が差込まれて短絡用板バネ102により一対の導電板103間が閉回路状態にならないようになっている。
図9(b)の開回路状態から図9(a)の閉回路状態にするには、ツマミ用安全ピン105を引上げ方向に回転させて、ツマミ用安全ピン105の張出し部105aと安全ピン止め具104の接触を回避した状態で、断路端子開閉用ツマミ101を上から下へと差込んで、短絡用板バネ102により一対の導電板103間を閉回路状態にすることができる。
特開2006−277954号公報
上記従来の断路端子台100では、一対の導電板103間が開回路状態から閉回路状態に、誤って断路端子開閉用ツマミ101が差込まれないように安全ピン止め具104とツマミ用安全ピン105が嵌合してロック可能としているが、逆に、一対の導電板103間が閉回路状態から開回路状態に、誤って断路端子開閉用ツマミ101が引き上げられないように安全ピン止め具104とツマミ用安全ピン105との関係でロックすることができないという問題がある。要するに、従来の断路端子台には検査時に常時開回路状態のものと常時閉回路状態のものとがあり、導電板103間の開回路状態と閉回路状態とのうちの少なくとも閉回路状態をロック状態にして誤操作を防止することができないという問題がある。
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、導電部材間の開回路状態と閉回路状態のうちの少なくとも閉回路状態をロック状態にして誤操作を防止できて安全性が確実な断路端子台の保護カバーを提供することを目的とする。
本発明の断路端子台の保護カバーは、端子開閉用レバーに接続される導電部材を両導電端子部間に抜き挿しする断路端子台の保護カバーにおいて、該両導電端子部および該端子開閉用レバーのうちの少なくとも該端子開閉用レバー上を覆って該端子開閉用レバーの操作状態を保持するように構成されているものであり、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の断路端子台の保護カバーにおいて、下方が開放した断面コ字状に構成され、上面部から両垂直面部の連接部中央にそれぞれ、該上面部とは垂直方向で上側に突出した両耳部が互いに対向して形成されている。
さらに、好ましくは、本発明の断路端子台の保護カバーにおける両垂直面部からそれぞれ平面部さらに垂直面部が連接され、前記両導電端子部上および前記端子開閉用レバー上を覆い、該両導電端子部のねじ部上方からずれた該平面部の位置に貫通孔が形成されている。
さらに、好ましくは、本発明の断路端子台の保護カバーにおける端子開閉用レバーおよび前記両導電端子部が保持された絶縁性ユニットに垂直方向に立設されて隣接ラインとの隔壁となる側壁が設けられ、該側壁の外周上側部端面形状両側の括れ部に対して両係合部が装着または脱着自在に形成されて該絶縁性ユニットに装着または脱着自在に構成されている。
さらに、好ましくは、本発明の断路端子台の保護カバーにおける端子開閉用レバーが引き上げられた開回路状態と、該端子開閉用レバーが挿し込まれた閉回路状態とのうちの少なくとも該閉回路状態の該端子開閉用レバー上を覆っている。
上記構成により、以下、本発明の作用を説明する。
本発明においては、端子開閉用レバーに接続される導電部材を両導電端子部間に抜き挿しする断路端子台の保護カバーにおいて、両導電端子部および端子開閉用レバーのうちの少なくとも端子開閉用レバー上およびその周囲を覆って該端子開閉用レバーの操作状態を保持するように構成している。
これによって、導電部材間の開回路状態と閉回路状態のうちの少なくとも閉回路状態をロック状態にして誤操作を防止できて安全性が確実な断路端子台の保護カバーを得ることが可能となる。
以上により、本発明によれば、両導電端子部および端子開閉用レバーのうちの少なくとも端子開閉用レバー上およびその周囲を覆って該端子開閉用レバーの操作状態を保持するため、導電部材間の開回路状態と閉回路状態のうちの少なくとも閉回路状態をロック状態にして誤操作を防止できて安全性が確実な断路端子台の保護カバーを得ることができる。
(a)は、本発明の実施形態1における断路端子台の保護カバーの2ライン構成を示す斜視図、(b)はその保護カバーの正面図、(c)はその保護カバーの側面図、(d)はその保護カバーの上面図、(e)は(c)のAA’線縦断面図である。 図1の保護カバー1が断路端子台の上部に装着された状態を内部構造と共に示す1ユニット構成図である。 図1の保護カバー1が断路端子台の上部に装着された複数ユニット構成を示す平面図である。 図3の複数ユニット構成の正面図である。 (a)は、本発明の実施形態2における断路端子台の保護カバーの1ライン構成を示す斜視図、(b)はその保護カバーの正面図、(c)はその保護カバーの側面図、(d)はその保護カバーの上面図である。 図5の保護カバーが断路端子台の既存のカバー部材のレバー用角穴に係合して装着された状態を内部構造と共に示す1ユニット構成図である。 図5の保護カバーが断路端子台の上部に装着された複数ユニット構成を示す平面図である。 図7の複数ユニット構成の正面図である。 特許文献1に開示されている従来の断路端子台を示す要部断面図であって、(a)は、電路がつながった閉回路状態を示す要部断面図、(b)は、電路が遮断された開回路状態を示す要部断面図である。
以下に、本発明の断路端子台の保護カバーの実施形態1、2について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図における構成部材のそれぞれの厚みや長さなどは図面作成上の観点から、図示する構成に限定されるものではない。また、保護カバーの保護ライン数も、ここでは実施形態1では2ライン、実施形態2では1ラインとしたがそれら以外の複数のライン数であってもよく、図示する構成に限定されるものではない。さらに、本発明の実施形態1、2は、本願請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。本願請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を更に組み合わせて得られる実施形態や各実施形態の組み合わせについても本発明の技術的範囲に含まれる。
(実施形態1)
図1(a)は、本発明の実施形態1における断路端子台の保護カバーの2ライン構成を示す斜視図、図1(b)はその保護カバーの正面図、図1(c)はその保護カバーの側面図、図1(d)はその保護カバーの上面図、図1(e)は図1(c)のAA’線縦断面図である。
図1(a)〜図1(e)において、本実施形態1の断路端子台の保護カバー1は、射出成形の絶縁樹脂製(例えばポリカーボネイト)で構成され、所定幅で上面部2の対向辺から両垂直面部3が連接されて、下方が開放した断面コ字状に構成されている。両垂直面部3の両開放端からそれぞれ水平方向に平面部4で延在した後にさらに垂直方向に垂直面部5で延在している。両垂直面部3の上部幅中央部にそれぞれ、上面部2とは垂直方向で上側に延びる両耳部31が連設されている。これらの両耳部31は互いに対向して配設されている。
これらの両耳部31を外側から指でつまむと、内側への付勢に抗して外側に開放端が開くようになっている。断面コ字状の開放部6の両開放端からそれぞれ延在した両平面部4にはライン毎に2個づつの貫通孔41が形成されている。後述する断路端子台10の上部に保護カバー1が装着された場合に、ねじ部を含む充電部を平面部4および垂直面部5で保護すると共に、この貫通孔41がねじ部よりも外側にずれて形成されており、この貫通孔41を通して検査プローブなどにより端子に接触可能に構成している。要するに、この貫通孔41はドライバ用穴ではなく、回路テェックなどのための検査プローブ用の穴である。貫通孔41がねじ部よりも外側にずれていることによって、この貫通孔41を通してドライバ操作ができないように構成している。
さらに、開放部6の外側の両垂直面部5は、その背面方向に突出して先端が尖った両係合部51が形成されている。後述する断路端子台10の上部に保護カバー1を装着する際に、両係合部51により、後述する断路端子台10の側壁11上部の両括れ部11aに両外側から係合して断路端子台10の両括れ部11aに保護カバー1の両係合部51が装着されるようになっている。
保護カバー1は、前述したが、例えばポリカーボネイトなどの透明樹脂材料で構成して、断路端子台10への保護カバー1の装着時にも断路端子台10のマークバンドの文字を透明な保護カバー1を通して読むことができるようになっている。
図2は、図1の保護カバー1が断路端子台10の上部に装着された状態を内部構造と共に示す1ユニット構成図である。
図2において、本実施形態1の保護カバー1が断路端子台10の上部に装着されている。本実施形態1の保護カバー1は、端子開閉用レバー12の引き上げまたは挿し込み操作により配線経路を切り離したり接続したりする断路端子台10の保護カバー1であって、端子部13と端子開閉用レバー12上を覆って端子開閉用レバー12の操作状態を外部から操作不能に保持するものである。
下方が開放した断面コ字状に構成され、上面部2から両垂直面部3の連接部中央にそれぞれ、上面部2とは垂直方向で上側に突出した両耳部31が互いに対向して形成されている。この保護カバー1の上端部の両耳部31を外側から指でつまむと、内側への付勢力に抗して外側に開放部6が開いて、断路端子台10の側壁11の外周上側部端面形状の括れ部11aに両係合部51が装着または脱着自在になる。開放部6の内側への付勢力によって、外側の両垂直面部5から内側に突出して先端が尖った両係合部51が、断路端子台10の側壁11の外周上側部端面形状部の括れ部11aに両側から挟み込んで係合して断路端子台10に保護カバー1を装着することができる。これによって、端子開閉用レバー12および端子部13上を2ラインに渡って覆ってこれらに手が触れないように内部を保護して端子開閉用レバー12の誤操作の防止と共に安全性が確実な保護カバー1を得ることができる。
この場合、絶縁性のユニット15の左右中心に対してレバー位置が右側に寄っているため、保護カバー1は左右逆に取り付けることができない構造である。また、保護カバー1は端子開閉用レバー12を差し込んだ状態および引き上げた状態共に覆うことができるようになっている。
断路端子台10は、前述したが、平面視長方形状の金属板(銅または真鍮の表面に例えばNiメッキ処理)に締結用のねじ穴(バーリング加工が為されてねじが切られていてもよいし、単なる穴でナットで受けてもよい)を持つ導電接続端子13aと、この導電接続端子13aの締結用のねじ穴を通してその下の六角ナットに締結可能とするねじアップ座金付のねじ部とを有する端子部13をライン両側にそれぞれ備えている。この両側のねじアップ式の端子部13の間に、上下方向に挿脱自在な導通クリップ14を下端部に固定した端子開閉用レバー12が設けられている。
これらのライン両側のねじアップ式の端子部13と、この間の開閉を行う導電部材としての導通クリップ14(クリップ内に圧縮ばねが装着)が下端に固定して設けられた端子開閉用レバー12とを保持すると共に、締結用のねじ穴の直下に六角ナットが回り止め用ナット収容部に六角ナットを挿入するなどしてその上に両ねじアップ式の端子部13を保持する絶縁体材料(絶縁樹脂部材)からなるユニット15が設けられている。端子開閉用レバー12および両ねじアップ式の端子部13が保持されたユニット15に垂直方向に立設されて隣接ラインとの隔壁となっている側壁11が絶縁性のユニット15毎に設けられている。
保護カバー1において、上面部2から両垂直面部3にそれぞれ連接され、両垂直面部3から平面部4さらに垂直面部5が連接され、両端子部13上および端子開閉用レバー12上を覆い、両端子部13のねじ部上方から外側にずれた平面部4の位置に貫通孔41が形成されている。
図3は、図1の保護カバー1が断路端子台10の上部に装着された複数ユニット構成を示す平面図である。図4は図3の複数ユニット構成の正面図である。
図3および図4において、本実施形態1の保護カバー1が装着された断路端子台10の複数ユニット構成は、その複数のユニット15の下部をアルミニュウム製のレール16に通してその両側にエンドプレート18をそれぞれ通す。さらに、その両側のエンドプレート18の外側から複数のユニット15と共に一括して各固定部材17で締結して固定している。
以上により、本実施形態1によれば、端子開閉用レバー12に接続される導電部材としての導電クリップ14を両端子部13の導電接続端子13a間に抜き挿しする断路端子台10の保護カバー1において、両端子部13および端子開閉用レバー12上を覆って端子開閉用レバー12の操作状態を誤操作なく保持するように構成されている。
これによって、導電接続端子13a間の開回路状態と閉回路状態をロック状態にして端子開閉用レバー12の誤操作を防止できて安全性が確実な断路端子台10の保護カバー1を得ることができる。
なお、本実施形態1では、ねじアップ式の端子部13と端子開閉用レバー12上およびその周囲を覆って2ライン分を一括して保護する保護カバー1について説明したが、これに限らず、保護カバー1として、ねじアップ式の端子部13と端子開閉用レバー12上およびその周囲を覆って3ライン分または4ライン分などの他、それ以上の複数ライン分を一括して覆って保護するようにしてもよい。
逆に、保護カバー1として、ねじアップ式の端子部13と端子開閉用レバー12上およびその周囲を覆って最小単位の1ライン分のみを保護するように構成することもできる。この場合には、断路端子台10の隣接の両側壁11の外周上側部端面形状の括れ部11aにそれぞれ係合部51を両側から係合させて保護カバー1を断路端子台10の上部に装着させる必要がある。
なお、本実施形態1では、保護カバー1は端子開閉用レバー12を差し込んだ状態および引き上げた状態共に覆ってレバーの誤操作を防止することができる場合について説明したが、これに限らず、保護カバー1として、必要に応じて、端子開閉用レバー12を差し込んだ状態のみを覆って端子開閉用レバー12の引き上げの誤操作を防止するように高さサイズを低く構成することもできる。
(実施形態2)
上記実施形態1では、ねじアップ式の端子部13と端子開閉用レバー12上およびその周囲を覆って2ライン分を一括して保護する保護カバー1について説明したが、本実施形態2では、後述する既存のカバー部材19を用いてカバー部材19のレバー用角孔に係合して端子開閉用レバー12だけを覆って1ライン分だけを保護する保護カバー21について説明する。
図5(a)は、本発明の実施形態2における断路端子台10の保護カバー21の1ライン構成を示す斜視図、図5(b)はその保護カバー21の正面図、図5(c)はその保護カバー21の側面図、図5(d)はその保護カバー21の上面図である。
図5(a)〜図5(d)において、本実施形態1の断路端子台10の1ライン用の保護カバー21は、射出成形の絶縁樹脂製(例えばポリカーボネイト)で構成され、所定幅で上面部22の対向辺から両垂直面部23がそれぞれ連接されて、その下方端が開放した断面コ字状の開放部24を有している。両垂直面部23の両下端面部はそれぞれ、上から押さえても変形して潰れにくいようにその板厚よりも幅広の幅広部23aに構成されている。断面コ字状の下端面部の各幅広部23aの内側から外側に向けて既設のカバー部材19のレバー用角孔に対して係合可能とするかぎ状の係合部23bがそれぞれ形成されている。
図6は、図5の保護カバー21が断路端子台10の既存のカバー部材19のレバー用角穴に係合して装着された状態を内部構造と共に示す1ユニット構成図である。
図6において、本実施形態2の保護カバー21は、断路端子台10の上部に装着された既存のカバー部材19のレバー用角穴に外側に向けて係合して1ユニット毎に装着される。既存のカバー部材19のレバー用角穴から端子開閉用レバー12が絶縁性のユニット15毎に貫通して突出している。このユニット15毎に既存のカバー部材19から突出した端子開閉用レバー12を更に保護カバー21が覆っている。この保護カバー21は、押し込まれて低くなった端子開閉用レバー12上を覆う低サイズであるから、誤って端子開閉用レバー12を引き上げるのを防止するために用いられる。なお、また点線で示したが、保護カバー21Aとして、端子開閉用レバー12が引き上げられて高くなった端子開閉用レバー12上を覆う高サイズであってもよく、誤って端子開閉用レバー12が挿し込まれるのを防止することができる。この保護カバー21Aの高サイズの場合には保護カバー21の低サイズの機能を兼ねることができる。
この両係合部23bは互いに外側に向けて、ここでは既存のカバー部材19のレバー用角穴に係合するようになっている。下方が開放した断面コ字状の保護カバー21の下側を外側から指でつまむと、開放部24の開放端外側への付勢力に抗して内側に開放端が閉じて、断路端子台10の側壁11の外周上部端面形状の括れ部11aに嵌め込まれた既存のカバー部材19のレバー用角穴内に容易に挿入することができる。その後、保護カバー21の下側からつまんだ指を外すと、保護カバー21の下側の開放端が開いて、保護カバー21の両係合部23bがカバー部材19のレバー用角穴に係合して固定化するようになっている。また、下方が開放した断面コ字状の保護カバー21の下側を外側から指でつまむと、既存のカバー部材19のレバー用角穴内から保護カバー21を容易に取り出して脱着することができる。
前述したが、保護カバー21の下部を外側から指でつまむと、外側への付勢力に抗して内側に開放端が閉じて、断路端子台10の側壁11の上部に装着された既存のカバー部材19のレバー用角穴内に容易に挿入自在になる。保護カバー21の開放端の外側への付勢力によって、既存のカバー部材19のレバー用角穴内に容易に両外側に向けて係合して断路端子台10に保護カバー21を装着することができる。これによって、端子開閉用レバー12上を1ライン毎に覆って誤操作を未然に防止することができる。
断路端子台10は、前述したが、平面視長方形状の金属板(銅または真鍮の表面に例えばNiメッキ処理)に締結用のねじ穴(バーリング加工が為されてねじが切られていてもよいし、単なる穴でナットで受けてもよい)を持つ導電接続端子13aと、この導電接続端子13aの締結用のねじ穴を通してその下の六角ナットに締結可能とするねじアップ座金付のねじ部とを有する端子部13をライン両側にそれぞれ備えている。この両側のねじアップ式の端子部13の間に、上下方向に挿脱自在な導通部材としての導通クリップ14(内部に圧縮ばねを装着)を下端部に固定した端子開閉用レバー12が上部から操作可能に設けられている。
これらのライン両側のねじアップ式の端子部13と、この間の開閉を行う導通クリップ14が下端に設けられた端子開閉用レバー12とを保持すると共に、締結用のねじ穴の直下に六角ナットが回り止め用ナット収容部に六角ナットを挿入してその上に両ねじアップ式の端子部13を保持する絶縁体材料(絶縁樹脂部材)からなる絶縁性のユニット15が設けられている。端子開閉用レバー12および両ねじアップ式の端子部13が保持されたユニット15に垂直方向に立設されて隣接ラインとの隔壁となっている側壁11が設けられている。
図7は、図5の保護カバー21が断路端子台10の上部に装着された複数ユニット構成を示す平面図である。図8は図7の複数ユニット構成の正面図である。なお、図7および図8では、保護カバー21はカバー部材19を取り除いた状態で記載されているが、保護カバー21はカバー部材19のレバー用角孔に係合して端子開閉用レバー12だけを覆って1ライン分だけを保護している。
図7および図8において、本実施形態2の保護カバー21が装着された断路端子台10の複数ユニット構成は、その複数のユニット15の下部をアルミニュウム製のレール16に通してその両側にエンドプレート18をそれぞれ通す。さらに、その両側のエンドプレート18の外側から複数のユニット15と共に一括して各固定部材17で締結して固定している。
以上により、本実施形態2によれば、端子開閉用レバー12に接続される導電部材としての導電クリップ14を両端子部13の導電接続端子13a間に抜き挿しする断路端子台10の保護カバー21において、端子開閉用レバー12上のみを覆って端子開閉用レバー12の操作状態を誤操作なく保持するように構成している。
これによって、導電接続端子13a間の開回路状態と閉回路状態のうちの少なくとも閉回路状態をロック状態にして誤操作を防止できて安全性が確実な断路端子台10の保護カバー21、21Aを得ることができる。
なお、以上のように、本発明の好ましい実施形態1、2を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態1、2に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態1、2の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、例えば原子力発電所、火力発電所および変電所などの配電盤、制御盤および監視盤などに配線中継および分岐装置として用いられ、配線経路に挿入されて配線の接続変更やシステムの動作確認時などに電路を物理的に切り離したり接続したりする断路端子台の保護カバーの技術分野において、両導電端子部および端子開閉用レバーのうちの少なくとも端子開閉用レバー上およびその周囲を覆って該端子開閉用レバーの操作状態を保持するため、導電部材間の開回路状態と閉回路状態のうちの少なくとも閉回路状態をロック状態にして誤操作を防止できて安全性が確実な断路端子台の保護カバーを得ることができる。
1 保護カバー
2 上面部
3 垂直面部
31 耳部
4 平面部
41 貫通孔
5 垂直面部
51 係合部
6 断面コ字状の開放部
10 断路端子台
11 側壁
11a 外周上部端面形状部の括れ部
12 端子開閉用レバー
13 ねじアップ式の端子部(導電端子部)
13a 導電接続端子
14 導通クリップ
15 ユニット
16 レール
17 固定部材
18 エンドプレート
19 既存のカバー部材
21、21A 保護カバー
22 上面部
23 垂直面部
23a 幅広部
23b 係合部
24 断面コ字状の開放部

Claims (5)

  1. 端子開閉用レバーに接続される導電部材を両導電端子部間に抜き挿しする断路端子台の保護カバーにおいて、該両導電端子部および該端子開閉用レバーのうちの少なくとも該端子開閉用レバー上を覆って該端子開閉用レバーの操作状態を保持するように構成された断路端子台の保護カバー。
  2. 下方が開放した断面コ字状に構成され、上面部から両垂直面部の連接部中央にそれぞれ、該上面部とは垂直方向で上側に突出した両耳部が互いに対向して形成されている請求項1に記載の断路端子台の保護カバー。
  3. 前記両垂直面部からそれぞれ平面部さらに垂直面部が連接され、前記両導電端子部上および前記端子開閉用レバー上を覆い、該両導電端子部のねじ部上方からずれた該平面部の位置に貫通孔が形成されている請求項2に記載の断路端子台の保護カバー。
  4. 前記端子開閉用レバーおよび前記両導電端子部が保持された絶縁性ユニットに垂直方向に立設されて隣接ラインとの隔壁となる側壁が設けられ、該側壁の外周上側部端面形状両側の括れ部に対して両係合部が装着または脱着自在に形成されて該絶縁性ユニットに装着または脱着自在に構成されている請求項1に記載の断路端子台の保護カバー。
  5. 前記端子開閉用レバーが引き上げられた開回路状態と、該端子開閉用レバーが挿し込まれた閉回路状態とのうちの少なくとも該閉回路状態の該端子開閉用レバー上を覆っている請求項1に記載の断路端子台の保護カバー。
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