JP2014057445A - 接続箱 - Google Patents

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光之介 河原
Koji Matsukawa
浩司 松川
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Abstract

【課題】内カバーの着脱が容易な接続箱を提供する。
【解決手段】接続箱は、電源側端子と負荷側端子との間の電路を開閉可能な操作レバー85を有する遮断器6と、遮断器6を収容し、手前側(操作レバー85側)が開口したケース本体11と、ケース本体11の開口を覆うケースカバーとを備える。ケース本体11内には、操作レバー85に臨む位置に開口窓51を有し、接続方向に移動可能な長方形状の内カバー13がカバー取付ネジ33によって固定される。カバー取付ネジ33が挿通される内カバー13の挿通孔52は、その頭部33bがくぐり抜け可能なベース孔部54、及びベース孔部54に対して上側に連続して形成されるとともに頭部33bが係合可能な係合孔部55を有する。そして、挿通孔52は、内カバー13の上側端部がケース本体11に当接した状態で、頭部33bがベース孔部54内に配置されるように形成される。
【選択図】図6

Description

本発明は、太陽電池等の直流電力源を備えた発電システムに用いられる接続箱に関するものである。
従来、太陽光発電システムにおいては、複数の太陽電池モジュールを直列接続してなるストリングスを並列接続することにより構成された太陽電池アレイが直流電力源として用いられている。そして、太陽電池アレイで発電された直流電力は、パワーコンディショナによって交流電力に変換されて各種機器に利用されるようになっている。また、太陽電池アレイとパワーコンディショナとの間には、各ストリングスに対応した複数の開閉器又は遮断器を有する接続箱が設けられている(例えば、特許文献1,2)。
こうした複数の開閉器又は遮断器は、多くの場合、直方体状に形成されており、その長手方向両側にストリングスとの接続端子(電源側端子)、及びパワーコンディショナとの接続端子(負荷側端子)がそれぞれ設けられている(例えば、特許文献3)。また、開閉器又は遮断器には、電源側端子と負荷側端子との間の電路を手動で開閉するための操作部材(操作レバー等)が設けられている。
特開2010−272559号公報 登録実用新案第3172419号公報 特開平10−154458号公報 特開平8−289420号公報 特開平9−238408号公報
ところで、例えばパワーコンディショナを点検等する際に、作業者は、ケース本体の開口を覆うケースカバーを開けて開閉器又は遮断器の操作部材を操作する。このとき、安全上の観点から、作業者が接続箱内の操作部材以外の部位(例えば電源側端子等)に接触できないように、当該操作部材に臨む位置に開口窓が形成された内カバーを設けることが好ましい。なお、こうした内カバーは、接続箱の内部を点検等する際には取り外す必要があるため、取付ネジでケース本体に対して着脱可能に取り付けられることになる。
ここで、カバーを着脱可能に取り付ける方法としては、取付ネジの頭部がくぐり抜け可能なベース孔部、及び頭部が係合可能な係合孔部から構成される、いわゆるだるま孔を用いるものが知られている(例えば、特許文献4,5)。しかし、こうしただるま孔を用いた構成では、ベース孔部内に取付ネジの頭部が配置される位置にカバーを移動させないと、例えば頭部がベース孔部の周縁に引っ掛かることでカバーを取り外せないことがあり、この点においてなお改善の余地があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、内カバーの着脱が容易な接続箱を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の接続箱は、直流電力源側に接続される電源側端子と、負荷側に接続される負荷側端子と、前記電源側端子と前記負荷側端子との間の電路を開閉可能な操作部材とを有する開閉器又は遮断器と、前記開閉器又は前記遮断器を収容し、前記操作部材側が開口したケース本体と、前記ケース本体の開口を覆うケースカバーと、を備えた接続箱において、前記ケース本体内には、前記操作部材に臨む位置に開口窓を有する内カバーが取付ネジによって固定されたものであって、前記内カバーは、前記ケース本体内で移動可能な形状とされ、前記内カバーの前記取付ネジが挿通される挿通孔は、前記取付ネジの頭部がくぐり抜け可能なベース孔部、及び前記ベース孔部に対して前記内カバーの移動方向一方側に連続して形成されるとともに前記頭部が係合可能な係合孔部を有し、前記挿通孔は、前記内カバーの移動方向一方側端部が前記ケース本体に当接した状態で、前記頭部が前記ベース孔部内に配置されるように形成されたことを特徴とする。
また上記構成において、前記ケース本体における前記取付ネジが螺着された台座部は、前記取付ネジの軸部の一部が露出するように形成され、前記軸部には、前記取付ネジの可動範囲を制限する制限手段が設けられることが好ましい。
本発明によれば、接続箱の内カバーを容易に着脱することができる。
太陽光発電システムの概略構成を示すブロック図。 一実施形態の接続箱の斜視図。 一実施形態の接続箱の分解斜視図。 一実施形態の内カバーを取り外した状態の接続箱の平面図。 一実施形態のケース本体の平面図。 一実施形態の内カバーを取り付けた状態の接続箱の平面図。 一実施形態の接続箱の接続方向に沿う一部断面図(図4のA−A断面図)。 一実施形態のカバー取付ネジ近傍の拡大断面図(図6のB−B断面図)。 一実施形態の遮断器の内部構造を示す側面図。 一実施形態の各遮断器を下側から見た断面図(図4のC−C断面図)。 一実施形態の各遮断器を上側から見た断面図(図4のD−D断面図)。 一実施形態の内カバーを取り外す際の模式図。 (a),(b)は別例のカバー取付ネジ近傍の拡大断面図。
以下、本発明を住宅や店舗等に設置される太陽光発電システム用の接続箱に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、太陽光発電システム1は、直流電力源としての太陽電池アレイ2を備えている。太陽電池アレイ2は、複数の太陽電池モジュール(図示略)を直列接続してなる複数(本実施形態では、5個)のストリングス3を並列接続することにより構成されている。なお、太陽電池モジュールは、多数の太陽電池セルにより構成されている。太陽電池アレイ2は、接続箱4を介してパワーコンディショナ5に接続されている。そして、太陽電池アレイ2で発電された直流電力は、パワーコンディショナ5によって交流電力に変換され、パワーコンディショナ5の先に図示しない分電盤等を介して接続された各種機器に利用されるようになっている。また、接続箱4は、各ストリングス3に対応した複数(本実施形態では、5個)の遮断器6を有しており、例えば太陽光発電システム1の点検時等に、各ストリングス3(太陽電池アレイ2)とパワーコンディショナ5との間を開放(遮断)できるようになっている。
図2及び図3に示すように、接続箱4は、一側面が開口した四角箱状のケース本体11と、ケース本体11の開口を開閉可能なケースカバー12とを備えている。また、接続箱4は、ケース本体11内に配置され、その開口の略全体を覆う内カバー13を備えている。ケース本体11内には、遮断器6が基板15に固定された状態で収容されている。図4に示すように、各遮断器6には、太陽光発電システム1を構成する回路の太陽電池アレイ2(直流電力源)側に接続される2個の電源側端子16、及びパワーコンディショナ5(負荷)側に接続される2個の負荷側端子17が設けられている。そして、遮断器6は、基板15上において電源側端子16と負荷側端子17とを結ぶ接続方向と直交する配列方向に並置されている。なお、ケース本体11及びケースカバー12は、樹脂材料により構成されており、内カバー13及び基板15は、金属材料により構成されている。
また、ケース本体11内には、各遮断器6とともに基板15に固定された中継器21が収容されている。中継器21は、中継導体としての中継配線22を介して負荷側端子17にそれぞれ接続された複数(本実施形態では、10個)の一体端子23を備えており、これら一体端子23は配列方向に並置されている。そして、ストリングス3側から延びる電源側配線24は、電源側端子16に接続され、パワーコンディショナ5側から延びる負荷側配線25は、一体端子23に接続されるようになっている。
以下に接続箱の構成を詳細に説明する。
なお、本実施形態の接続箱4は、接続方向が鉛直方向(重力方向)と略平行になる姿勢で、建物の外壁等の比較的高所に固定されるようになっている。そして、以下の説明では、接続方向の負荷側端子17側(図4における上側)を上側、接続方向の電源側端子16側(図4における下側)を下側、配列方向一方側(図4における右側)を右側、配列方向他方側(図4における左側)を左側と称する。また、接続方向及び配列方向と直交する方向を深さ方向とし、ケース本体11の開口した側を手前側、その反対側を奥側と称する。
(ケース本体)
図5及び図6に示すように、ケース本体11の底壁部11aには、内カバー13を支持するための複数(本実施形態では、4個)のカバー台座部31が形成されている。具体的には、カバー台座部31は、右壁部11bの上側端部及び下側端部、左壁部11cの上側端部及び下側端部に隣接して形成されている。そして、図5及び図6に示すように、右下のカバー台座部31及び左上のカバー台座部31には、手前側に開口する挿入穴31aがそれぞれ形成されている。さらに、右下のカバー台座部31及び左上のカバー台座部31には、挿入穴31aに連通するとともに配列方向に開口した連通穴32がそれぞれ形成されている。これにより、挿入穴31aに螺着されるカバー取付ネジ33の軸部33aは、連通穴32内に露出するようになっている。
また、底壁部11aには、基板15を支持するための複数(本実施形態では、5個)の基板台座部34が形成されている。具体的には、3個の基板台座部34が右壁部11bに隣接して形成されるとともに、2個の基板台座部34が左壁部11cに隣接して形成されている。なお、これら基板台座部34は、カバー台座部31よりも手前側への突出量が小さく設定されている。
さらに、底壁部11aには、後述する接地端子44を支持する端子台座部35が右下のカバー台座部31に隣接して形成されている。また、底壁部11aの上側部分には、複数(本実施形態では10個)の保護突起36が上記配列方向に並置された各遮断器6の接続方向両端部と対応する位置に一体形成されている。そして、各保護突起36には、手前側に開口する収容穴37が形成されている。なお、ケースカバー12は、ケース本体11の上壁部11dに対して回動可能に連結されとともに、その下壁部11eに対して図示しないネジ等により固定可能となっている。
(基板)
図4に示すように、基板15は、長方形板状に形成されており、基板15の配列方向両端部には、下側に延出された中継器固定部41が形成されている。そして、基板15は、基板台座部34に螺着される基板取付ネジ42によって固定されている。これにより、図7に示すように、基板15は、底壁部11aとの間に空間Sを設けてケース本体11内に収容されている。また、基板15には、複数(本実施形態では10個)の取付孔43が上記配列方向に並置された各遮断器6の接続方向両端部と対応する位置、すなわち保護突起36と深さ方向において対向する位置に形成されている。なお、本実施形態の取付孔43の内周にはネジ溝が形成されている。
図4に示すように、基板15の右側に設けられた中継器固定部41には、グランドに接続される接地端子44が接続されている。具体的には、接地端子44は、その先端側が中継器固定部41よりも底壁部11aに近接するように屈曲した帯状に形成されている。そして、接地端子44には、接地端子ネジ47によってグランドに接続されるグランド配線46が接続されるようになっている。これにより、基板15の電位がグランドレベルに維持されるようになっている。また、基板15の左上端部には、金属材料からなる帯状の固定板48が固定されている。固定板48は、カバー台座部31に倣って折り曲げられており、固定板48の先端には、カバー台座部31の挿入穴31aと同軸上に固定孔48aが形成されている。なお、本実施形態の固定孔48aの内周にはネジ溝が形成されている。また、右下のカバー台座部31にも、固定板48が固定されている。
(内カバー)
図6に示すように、内カバー13は、ケース本体11の開口よりもやや小さく、該ケース本体11内で接続方向に移動可能な長方形板状に形成されている。すなわち、本実施形態では、接続方向が内カバー13の移動方向に相当する。内カバー13には、深さ方向に貫通した開口窓51が後述する各遮断器6の操作レバー85近傍に臨む(深さ方向において対向する)位置に形成されている。これにより、内カバー13をケース本体11に固定した状態で、作業者が操作レバー85を操作可能となっている。また、内カバー13には、その右下端部及び左上端部、すなわち右下及び左下のカバー台座部31に形成された挿入穴31a近傍と対向する位置にそれぞれ挿通孔52が形成されている。さらに、内カバー13の下側端部には、半円弧状の切欠き53が形成されている。そして、内カバー13は、固定板48の固定孔48aに螺着されるカバー取付ネジ33によってケース本体11に対して着脱可能に設けられている。
詳しくは、挿通孔52は、丸孔状のベース孔部54、及びベース孔部54の上側(移動方向一方側)に連続して形成された長孔状の係合孔部55を有している。ベース孔部54の内径は、カバー取付ネジ33の頭部33bの外径よりも大きく設定されており、該頭部33bがくぐり抜け可能となっている。一方、係合孔部55の幅(内径)は、頭部33bの外径よりも小さく設定されている。これにより、頭部33bは、係合孔部55をくぐり抜けることができず、係合孔部55の周縁に係合可能となっている。つまり、挿通孔52は、いわゆるだるま孔状に形成されている。そして、挿通孔52は、内カバー13の上側端部がケース本体11の上壁部11dに当接した状態で、頭部33bがベース孔部54内に配置されるように形成されている。
したがって、内カバー13は、カバー取付ネジ33が係合孔部55内に配置された状態でカバー台座部31にしっかりと締め付けられることでケース本体11に固定される。そして、内カバー13は、カバー台座部31に固定された状態では、上記固定板48及び基板15を介して接地端子44に接続されることになり、内カバー13の電位がグランドレベルに維持されるようになっている。一方、カバー取付ネジ33が緩められ、その頭部33b全体がベース孔部54内に配置されるように内カバー13を移動させることで該内カバー13をケース本体11に対して着脱可能になっている。
また、図8に示すように、カバー取付ネジ33の軸部33aにおける連通穴32内に露出した部位には、該軸部33aのネジ山に係合する制限手段としてのC字状の止め輪56が装着されている。これにより、カバー取付ネジ33は、止め輪56がカバー台座部31の固定孔48aの周囲に当接することでその可動範囲(進退範囲)が制限され、固定孔48aから抜き取ることができなくなっている。
(遮断器)
図4及び図9に示すように、各遮断器6は、直方体状に形成されており、電源側端子16はその長手方向一端側(下側)に設けられ、負荷側端子17はその長手方向他端側(上側)に設けられている。そして、遮断器6は、基板15上においてその長手方向が接続方向に沿うように配列方向に並置されている。なお、本実施形態では、2個の電源側端子16のうちの右側のものはストリングス3の正極側の接続端子に接続され、左側のものはストリングス3の負極側の接続端子に接続される。また、2個の負荷側端子17のうちの右側のものはパワーコンディショナ5の正極側の接続端子に接続され、左側のものはパワーコンディショナ5の負極側の接続端子に接続される。そして、各遮断器6は、各電源側端子16と各負荷側端子17との間の電路を同時に開閉可能に構成されている。
詳述すると、遮断器6は、略直方体状に形成されたハウジング61を備えている。なお、本実施形態のハウジング61は、絶縁性の樹脂材料等により構成されている。図7に示すように、ハウジング61には、接続方向(長手方向)両側に突出する固定部62が形成されている。固定部62には、それぞれ深さ方向に貫通した貫通孔62aが形成されている。そして、遮断器6は、貫通孔62aを介して基板15の取付孔43に遮断器取付ネジ63が螺着されることにより、配列方向に並んで固定されている。そして、上記のようにケース本体11には基板15の取付孔43と対向する位置に保護突起36が形成されているため、遮断器取付ネジ63の軸部63aにおける空間Sに突出した部分は、保護突起36の収容穴37内に挿入されている。これにより、軸部63aは、底壁部11aと基板15との間の空間Sに露出しない状態となっている。
また、図10に示すように、ハウジング61の下側端部には、下側及び手前側に開口する収容凹部64a,64bが配列方向に並んで設けられている。右側に設けられた収容凹部64aの深さは、左側に設けられた収容凹部64bの深さよりも浅く設定されている。また、収容凹部64aの配列方向の幅は、深さ方向の全体に亘って略一定に形成されている。一方、収容凹部64bの収容凹部64a側の側面には、該収容凹部64a側に膨出した膨出部65が形成されている。そして、収容凹部64bの手前側の配列方向の幅は、収容凹部64aの配列方向の幅よりもやや狭くなるとともに、収容凹部64bの奥側での幅は、収容凹部64aの幅と略等しくなっている。
各電源側端子16は平板状に形成されており、収容凹部64a,64bの底面に接触するように固定されている。これにより、右側の電源側端子16は、左側の電源側端子16よりも深さ方向の手前側に配置されている。そして、電源側端子16には、図9に示すように、ハウジング61に設けられたナット66に螺着される電源端子ネジ67によって電源側配線24が接続されるようになっている。また、各電源側端子16には、ハウジング61の内部に配置される延出部68が形成されており、延出部68の先端には、固定接点69が設けられている。
一方、図11に示すように、ハウジング61の上側端部には、上側及び手前側に開口する収容凹部71a,71bが配列方向に並んで設けられている。右側に設けられた収容凹部71aの深さは、左側に設けられた収容凹部71bの深さよりも浅く設定されている。また、収容凹部71aの配列方向の幅は、深さ方向の全体に亘って略一定に形成されている。一方、収容凹部71bの収容凹部71a側の側面には、該収容凹部71a側に膨出した膨出部72が形成されている。そして、収容凹部71bの手前側の配列方向の幅は、収容凹部71aの配列方向の幅よりもやや狭くなるとともに、収容凹部71bの奥側での幅は、収容凹部71aの幅と略等しくなっている。
各負荷側端子17は平板状に形成されており、収容凹部71a,71bの底面に接触するように固定されている。これにより、右側の負荷側端子17は、左側の負荷側端子17の深さ方向の手前側に配置されている。そして、図9に示すように、負荷側端子17には、ハウジング61に設けられたナット74に螺着される負荷端子ネジ75によって負荷側配線25が接続されるようになっている。また、負荷側端子17には、ハウジング61の内部に配置される延出部76が形成されている。
遮断器6は、各負荷側端子17の延出部76に接続された連結導体81と、連結導体81に接続された可動導体82とを備えている。連結導体81は、多数の導線を束ねた紐状に形成されている。また、可動導体82は、帯状に形成されており、その電源側端子16側には、固定接点69と接触する可動接点83が設けられている。つまり、連結導体81及び可動導体82により、電源側端子16と負荷側端子17とをつなぐ電路が構成されている。そして、可動接点83が固定接点69に接触することで電路が閉じられ、可動接点83が固定接点69から離間することで電路が開かれるようになっている。なお、ハウジング61内には、固定接点69及び可動接点83を配列方向両側から挟み込むように配置される一対の永久磁石を有し、可動接点83が固定接点69から離間する際に生じるアーク放電を伸張させて消滅させる消弧機構84が設けられている。
また、遮断器6は、配列方向と平行な軸周りに回動可能に設けられた操作部材としての操作レバー85と、操作レバー85と可動導体82とを連結するリンク機構86とを備えている。操作レバー85は、ハウジング61の手前側(ケース本体11の開口側)にその一部が露出しており、外部から操作可能となっている。そして、リンク機構86は、操作レバー85の回動に伴って可動接点83が固定接点69に対して接離するように可動導体82を動作させるように構成されている。これにより、各遮断器6は、各電路を手動で開閉可能となっている。さらに、遮断器6は、電路に流れる電流に応じて該電路を開放する遮断機構87を備えている。具体的には、遮断機構87は、電路に流れる電流に応じた電流が流れるコイル88(ソレノイド)、及びコイル88で発生する電磁力に応じて出没するプランジャ89を有している。そして、プランジャ89は、その往復動により可動接点83を固定接点69に対して接離させるようにリンク機構86に連結されている。
(中継器及び中継配線)
図7に示すように、中継配線22は、導体材料からなる芯線の外周に絶縁材料からなる被覆材に覆われた構成となっている。そして、中継配線22は、その一端が負荷側端子17に接続されており、基板15と底壁部11aとの間の空間Sを通って各遮断器6の下側に引き出されている。
図4及び図10に示すように、中継器21は、遮断器6の配列方向に長い長方形状の端子台91を備えている。端子台91の配列方向両端には、手前側に突出する端壁部92がそれぞれ設けられている。また、端子台91には、端壁部92間を複数(本実施形態では、10個)の収容部93に仕切る隔壁部94が形成されている。なお、各収容部93は、接続方向両側及び手前側に開口した溝状に形成されている。そして、各収容部93には、一体端子23が固定されている。
図7に示すように、各一体端子23は長方形板状に形成されており、収容部93の底面に接触するように固定されている。そして、一体端子23には、端子台91に螺着される中継端子ネジ96によって中継配線22が接続されるとともに、端子台91に設けられたナット95に螺着される配線接続端子ネジ97によって負荷側配線25が接続されるようになっている。
また、図4に示すように、中継器21は、手前側から一体端子23の上側端部(中継端子ネジ96よりも上側部分)、すなわち中継端子として機能する部位を覆う絶縁カバー101を備えている。なお、絶縁カバー101は、絶縁性の樹脂材料により構成されている。絶縁カバー101は、長方形板状に形成されており、その接続方向の長さは端子台91の接続方向の長さの略半分に設定されるとともに、その配列方向の長さは端壁部92間の間隔よりもやや長く設定されている。そして、絶縁カバー101は、各隔壁部94の先端に当接するようにして端壁部92に設けられた挿入穴92aにその両端部が挿入されることで固定されている。なお、本実施形態の絶縁カバー101の厚み(深さ方向の長さ)は比較的薄く設定されており、絶縁カバー101は、該絶縁カバー101を撓ませることで端子台91に対して着脱可能となっている。
図10に示すように、端壁部92の深さ方向の略中央には、配列方向両側に突出した固定部103がそれぞれ形成されている。固定部103には、深さ方向に貫通した貫通孔103aが形成されており、中継器21は、上記基板取付ネジ42が貫通孔103aを介して基板台座部34に螺着されることにより、基板15に固定されている。
なお、電源側配線24、負荷側配線25及びグランド配線46は、例えば接続箱4の設置時にケース本体11の底壁部11aや下壁部11e等に別途形成される貫通孔からケース本体11内に引き回されるようになっている。
次に、本実施形態の接続箱における内カバーの着脱について説明する。
内カバー13を取り外す際は、作業者はケースカバー12を開けてから、工具を用いてカバー取付ネジ33を緩める。このとき、カバー取付ネジ33の軸部33aには、止め輪56が設けられているため、作業者が誤ってカバー取付ネジ33を抜き取ることが防止されている。続いて、切欠き53に指等を挿入して内カバー13を持ち上げ、該内カバー13の上側端部をケース本体11の上壁部11dに当接させる。これにより、図12に示すように、カバー取付ネジ33の頭部33bがベース孔部54内に配置される。そして、この状態でベース孔部54に頭部33bをくぐらせることにより、内カバー13は取り外される。
内カバー13を取り付ける際は、ベース孔部54内に頭部33bをくぐらせた後に内カバー13を手から離す。上記のように接続箱4は、その接続方向(延出方向)が鉛直方向と略平行になる姿勢で外壁等に固定されているため、内カバー13は、自重で下側に移動し、カバー取付ネジ33が係合孔部55内に配置される。続いて、作業者は、工具を用いてカバー取付ネジ33を締め付けることで、内カバー13が固定される。
次に、本実施形態の効果について記載する。
(1)挿通孔52を、内カバー13の上側端部がケース本体11に当接した状態で、頭部33bがベース孔部54内に配置されるように形成したため、容易に頭部33bをベース孔部54にくぐらせて内カバー13を着脱することができる。また、内カバー13が収容されるケース本体11の上壁部11dに内カバー13を当接させるため、簡易な構成で内カバー13の位置決めをすることができる。
(2)カバー取付ネジ33が螺着されたカバー台座部31に、カバー取付ネジ33の軸部33aの一部が露出する連通穴32を形成し、軸部33aにカバー取付ネジ33の可動範囲を制限する止め輪56を設けた。この構成によれば、止め輪56によってカバー取付ネジ33が抜けることが防止されるため、内カバー13を着脱する際に、カバー取付ネジ33が抜けないように注意して緩めなくてもよくなり、より容易に内カバー13を着脱することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記実施形態では、カバー取付ネジ33の軸部33aにおける連通穴32内に露出した部位に止め輪56を装着することにより、カバー取付ネジ33の可動範囲を制限した。しかし、これに限らず、例えば図13(a)に示すように、軸部33aの先端に、ゴム等からなる制限手段としてのキャップ111を装着することにより、カバー取付ネジ33の可動範囲を制限してもよい。また、例えば図13(b)に示すように、軸部33aの先端を折り曲げて制限手段としての屈曲部112を形成することにより、カバー取付ネジ33の可動範囲を制限してもよい。なお、カバー取付ネジ33の可動範囲を制限しなくてもよい。この場合には、連通穴32を形成せず、カバー取付ネジ33の軸部33aが露出しないようにしてもよい。
・上記実施形態では、内カバー13を長方形板状としたが、これに限らず、ケース本体11内で接続方向に移動できれば、例えば正方形板状としてよく、内カバー13の形状は適宜変更可能である。
・上記実施形態において、遮断器6に遮断機構87を設けず、操作レバー85を操作することによってのみ電源側端子16と負荷側端子17との間の電路が開閉される構成としてもよい。つまり、ケース本体11内に開閉器を配列方向に並置して収容してもよい。
・上記実施形態では、直流電力源として太陽電池アレイ2を用いたが、これに限らず、例えば燃料電池を直流電力源として用いてよい。
2…太陽電池アレイ、3…ストリングス、4…接続箱、5…パワーコンディショナ、6…遮断器、11…ケース本体、11a…底壁部、12…ケースカバー、13…内カバー、15…基板、16…電源側端子、17…負荷側端子、21…中継器、22…中継配線、23…一体端子、24…電源側配線,25…負荷側配線、33…カバー取付ネジ、33a,63a…軸部、33b…頭部、42…基板取付ネジ、44…接地端子、46…グランド配線、47…接地端子ネジ、51…開口窓、52…挿通孔、54…ベース孔部、55…係合孔部、56…止め輪、61…ハウジング、63…遮断器取付ネジ、67…電源端子ネジ、75…負荷端子ネジ、85…操作レバー。

Claims (2)

  1. 直流電力源側に接続される電源側端子と、負荷側に接続される負荷側端子と、前記電源側端子と前記負荷側端子との間の電路を開閉可能な操作部材とを有する開閉器又は遮断器と、
    前記開閉器又は前記遮断器を収容し、前記操作部材側が開口したケース本体と、
    前記ケース本体の開口を覆うケースカバーと、を備えた接続箱において、
    前記ケース本体内には、前記操作部材に臨む位置に開口窓を有する内カバーが取付ネジによって固定されたものであって、
    前記内カバーは、前記ケース本体内で移動可能な形状とされ、
    前記内カバーの前記取付ネジが挿通される挿通孔は、前記取付ネジの頭部がくぐり抜け可能なベース孔部、及び前記ベース孔部に対して前記内カバーの移動方向一方側に連続して形成されるとともに前記頭部が係合可能な係合孔部を有し、
    前記挿通孔は、前記内カバーの移動方向一方側端部が前記ケース本体に当接した状態で、前記頭部が前記ベース孔部内に配置されるように形成されたことを特徴とする接続箱。
  2. 請求項1に記載の接続箱において、
    前記ケース本体における前記取付ネジが螺着された台座部は、前記取付ネジの軸部の一部が露出するように形成され、
    前記軸部には、前記取付ネジの可動範囲を制限する制限手段が設けられたことを特徴とする接続箱。
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