JPH10312562A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JPH10312562A
JPH10312562A JP13607997A JP13607997A JPH10312562A JP H10312562 A JPH10312562 A JP H10312562A JP 13607997 A JP13607997 A JP 13607997A JP 13607997 A JP13607997 A JP 13607997A JP H10312562 A JPH10312562 A JP H10312562A
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JP
Japan
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ptfe
objective lens
film
support shaft
plating
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JP13607997A
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English (en)
Inventor
Yasushi Mizusaki
康史 水嵜
Hiromasa Marumo
浩昌 丸茂
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持軸と軸受部の摺動性を向上し、所望のレ
ンズ追従性を得ると共に摺動性の耐久性を向上する。 【解決手段】 支持軸5及び軸受部12の少なくとも一
方の表面に形成したPTFE粒子含有メッキ皮膜12a
を、熱処理が施され表面のPTFE粒子が溶融した皮膜
とし、表面のPTFE粒子が溶融していない従来技術に
比して摺動面を滑らかにすると共に均一にして、摺動性
を向上するように構成してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対物レンズ駆動装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学式記録再生装置としての例え
ば光ディスク装置等においては、ディスクに対して情報
信号を書き込み、またこれを読み取るために、ディスク
の情報ピットにレーザビームを正確に集光させる対物レ
ンズ駆動装置が備えられている。この対物レンズ駆動装
置としては、例えば、対物レンズを備えたレンズホルダ
を、支持軸に回動可能且つ軸方向に沿って移動可能に支
持して、ディスクに対してトラッキングやフォーカシン
グを行う所謂軸摺動型のものが知られている。
【0003】このような軸摺動型の対物レンズ駆動装置
では、ディスクの振れに対するレンズ追従性を良くする
ために、支持軸とこの支持軸が挿入されるレンズホルダ
の軸受部に対し、高摺動性及び高寸法精度(軸受隙間を
狭めてがたをなくすこと)が要求される。このような要
求に対し、摺動性を高める目的で、例えば特開平5−8
9497号公報では、軸(支持軸)を表面粗さが0.3
μm以下の鋼材とし、スリーブ(軸受部)内周面に、P
TFE粉を15〜30重量%有するニッケル系無電解メ
ッキを施す提案が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の装置においては、ニッケル系無電解メッキの相手材
が鋼材であると共に、スリーブでは表面にPTFEが粒
子状にて存在し断続的なものとなっている(皮膜となっ
ていない)ため、金属同士が摺接する割合が多く、アク
チュエータの摺動性が劣ることになり、その結果前述し
たレンズ追従性が所望に得られないといった問題があ
る。
【0005】また、本発明者が上記装置を用いて耐久試
験を行った結果、上述した摺動性の悪さから、図3に符
号Bで示されるように、摺動性の経時的低下が著しいと
いった問題もある。
【0006】そこで本発明は、支持軸と軸受部の摺動性
を向上でき、所望のレンズ追従性を得ることができると
共に摺動性の耐久性を向上できる対物レンズ駆動装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の対物レンズ駆動装置は、対物レンズを備
えると共に支持軸に摺接する軸受部を介して支持された
レンズホルダを、駆動機構によって前記支持の軸心を中
心に回動且つ前記軸心方向に移動するように構成した対
物レンズ駆動装置において、前記支持軸及び前記軸受部
の少なくとも一方を、アルミ材の表面にPTFE(ポリ
テトラフルオロエチレン)粒子含有メッキ皮膜を形成し
て構成すると共に、該PTFE粒子含有メッキ皮膜を、
熱処理を施して表面のPTFE粒子が溶融した皮膜とし
たことを特徴としている。
【0008】このような請求項1における対物レンズ駆
動装置によれば、支持軸及び軸受部の少なくとも一方の
表面に形成されたPTFE粒子含有メッキ皮膜は、熱処
理が施され表面のPTFE粒子が溶融した皮膜であるた
め、表面のPTFE粒子が溶融していない場合に比して
摺動面が滑らかになると共に均一となり、摺動性が向上
される。
【0009】上記目的を達成するために、請求項2の対
物レンズ駆動装置は、対物レンズを備えると共に支持軸
に摺接する軸受部を介して支持されたレンズホルダを、
駆動機構によって前記支持の軸心を中心に回動且つ前記
軸心方向に移動するように構成した対物レンズ駆動装置
において、前記支持軸または前記軸受部の何れか一方
を、アルミ材の表面にPTFE(ポリテトラフルオロエ
チレン)粒子含有メッキ皮膜を形成して構成すると共
に、このPTFE粒子含有メッキ皮膜を、熱処理を施し
て表面のPTFE粒子が溶融した皮膜とし、他方の表面
に、PTFEを含む樹脂膜を形成したことを特徴として
いる。
【0010】このような請求項2における対物レンズ駆
動装置によれば、支持軸または軸受部の何れか一方の表
面に形成されたPTFE粒子含有メッキ皮膜は、熱処理
が施され表面のPTFE粒子が溶融した皮膜であるた
め、表面のPTFE粒子が溶融していない場合に比して
摺動面が滑らかになると共に均一となり、摺動性が向上
され、しかも当該皮膜を有するものの相手材の表面にP
TFEを含む樹脂膜が形成されているため(両者にPT
FEが存在しているため)、初期のPTFEの馴染みが
必要とされないと共にPTFE同士が摺接することにな
り、初期摺動性を含む摺動性がより向上される。
【0011】この時、上記請求項1または2におけるP
TFE粒子含有メッキ皮膜としては、例えば請求項3の
ように、PTFE無電解ニッケルメッキまたはPTFE
電解ニッケルメッキが採用される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1及び図2は本発明の一実施形態
における対物レンズ駆動装置を表したものであり、本実
施形態の対物レンズ駆動装置1は概略、対物レンズ2を
保持するレンズホルダ3と、このレンズホルダ3に固定
された軸受部としての軸受12と、この軸受12に挿入
されて上記レンズホルダ3を支持する支持軸5と、を備
えている。
【0013】上記レンズホルダ3は高弾性樹脂より形成
されている。この高弾性樹脂として、本実施形態におい
ては、PPS(ポリフェニレンサルファイド)を例えば
炭素繊維等で強化したものを用いているが、例えば液晶
樹脂、フェノール、エポキシ樹脂等を例えば炭素繊維等
で強化したものを用いても良く、また炭素繊維以外のフ
ィラーで強化したものを用いても良く、さらにまた例え
ばエポキシ樹脂、LCP等のそのものの曲げ弾性率が高
い樹脂を単体で用いても良い。そして、このような高弾
性樹脂を用いることによって、レンズホルダ3の高次共
振周波数が、高速化が図れる所望のレベルまで高くされ
ている。
【0014】上記レンズホルダ3の略中央には、光軸方
向に沿って軸受用孔3aが貫通形成されており、この軸
受用孔3aに、中空円筒形状の上記軸受12が、例えば
接着剤等により固着されている。
【0015】上記レンズホルダ3には、上記軸受12を
中心にして対物レンズ2の反対側にバランサ6が固着さ
れている。このレンズホルダ3の外周面には、軸受12
を挟んだ対称位置に、一対のフォーカシング用駆動コイ
ル7,7及び一対のトラッキング用駆動コイル8,8が
それぞれ固着されている。
【0016】上記軸受12には、外ヨーク9の底部略中
央に立設固定された上記支持軸5が挿入されている。こ
の支持軸5は、母材となるSUS材5bと、このSUS
材5bの表面にコーティング(塗装)されたPTFE
(ポリテトラフルオロエチレン)を含む樹脂膜5aと、
から構成されている。このPTFEを含む樹脂膜5a
は、例えば研削により外周面の寸法調整が行われてい
る。
【0017】上記支持軸5を固定する外ヨーク9は、支
持軸5を挟んで対称位置に位置する外周縁部が、直角に
折り曲げられて上記駆動コイル7,8と対向するように
それぞれ立ち上がっており、この各立ち上がり部分に、
上記駆動コイル7,8に対向する一対のマグネット1
0,10がそれぞれ固定されている。このマグネット1
0は、フォーカシング用駆動コイル7に対向するフォー
カシング用マグネット10aと、トラッキング用駆動コ
イル8に対向するトラッキング用マグネット10bと、
からなる。フォーカシング用マグネット10aは、N極
とS極が支持軸方向に並ぶように分極着磁され、一方ト
ラッキング用マグネット10bは、N極とS極が周方向
に並ぶように分極着磁されている。
【0018】外ヨーク9の底部上には、内ヨーク11が
該外ヨーク9に重なるようにして取り付けられており、
この内ヨーク11における支持軸5を挟んで対称位置に
位置する外周縁部であって上記駆動コイル7,8より内
側に位置する外周縁部が、レンズホルダ3に設けられた
開口部に介挿されるように直角にそれぞれ折り曲げられ
て立ち上がっている。以上のようにして、内側から順
に、内ヨーク11、各駆動コイル7,8、マグネット1
0、外ヨーク9が、支持軸5を中心とする対称位置に配
置されて、これらを通る略閉磁路が形成される構成にな
されている。
【0019】次に、本実施形態の特徴をなす点について
説明する。本実施形態においては、上記軸受12が、図
2に示されるように、母材となるアルミ材12bと、こ
のアルミ材12bの表面に形成されたPTFE無電解ニ
ッケルメッキ(PTFE粒子含有メッキ皮膜)12a
と、から構成されていると共に、このPTFE無電解ニ
ッケルメッキ12aが、熱処理が施されて特に表面のP
TFE粒子が溶融した皮膜とされている。
【0020】上記軸受12は、以下に説明する工程によ
り製造されている。すなわち、先ず切削加工等によりア
ルミ材の略中空円筒形状のスリーブを形成し、次いでこ
のスリーブを、溶剤やアルカリ液等で脱脂し、表面を粗
らすために化成曹達等でエッチングを行った後に、硝酸
等でスマットを除去する。次いで、このようにして得ら
れた上記スリーブ(軸受)12bに無電解ニッケルメッ
キを析出させるためアルミ表面を亜鉛置換し、次いでP
TFE粒子が分散された無電解ニッケル浴として、例え
ば上村工業のニムフロン(商品名)に当該亜鉛置換した
スリーブ12bを浸漬し、亜鉛膜表面にPTFE無電解
ニッケルメッキ12aを形成する。次いで、このPTF
E無電解ニッケルメッキ12aに対して350°Cで3
0分の熱処理を施し、特に表面のPTFE粒子を溶融さ
せた皮膜とすることにより、上記軸受12を得ている。
【0021】なお、本実施形態においては、アルミ材1
2bの表面全体にPTFE無電解ニッケルメッキ12a
を形成しているが、摺動面となる内周面にのみ形成する
ようにしても勿論良い。
【0022】このように構成された対物レンズ駆動装置
では、フォーカシング用駆動コイル7,7に、所定の駆
動電流を流すことにより、この駆動電流と磁気回路内の
磁束とによって推力が発生し、レンズホルダ3がその光
軸方向(支持軸5に沿って)に移動してフォーカシング
動作が行われ、またトラッキング用駆動コイル8,8
に、所定の駆動電流を流すことにより、この駆動電流と
磁気回路内の磁束とによって推力が発生し、レンズホル
ダ3が支持軸5を中心として揺動、すなわちトラッキン
グ方向に移動してトラッキング動作が行われる。
【0023】この時、上記軸受12表面のPTFE無電
解ニッケルメッキ12aは、上記熱処理により表面のP
TFE粒子が溶融した皮膜となっており、表面のPTF
E粒子が溶融していない従来技術に比して摺動面が滑ら
か且つ均一になっているため、摺動性が向上されて上記
フォーカシング時またはトラッキング時の摺動動作が従
来技術に比して良好に行われ、所望のレンズ追従性が得
られる。
【0024】また、この摺動性の向上により摺動性の耐
久性が向上されている。
【0025】加えて、PTFEの潤滑作用は、PTFE
が相手側にも付着しPTFE同士が摺動することにより
得られるため、支持軸5または軸受12の何れか一方の
みにPTFEが存在している場合には、初期摺動性が悪
く、特にレンズホルダ3のように軽荷重の場合には馴染
むまでに数時間の馴らしが必要であるが、本実施形態に
おいては、支持軸5及び軸受12の両方にPTFEが存
在しているため、初期のPTFEの馴染みが必要とされ
ないと共にPTFE同士(高摺動性材同士)が摺接する
ことになり、初期摺動性を含む摺動性がより向上されて
いる。その結果、より所望のレンズ追従性が得られると
共により摺動性の耐久性が向上されている。
【0026】本発明者はこれを実験により確認した。図
3は摺動性と耐久時間との関係を本発明と従来技術とで
比較して表した特性図であり、本実施形態に対応するの
が線分A、従来技術に対応するのが線分Bである。すな
わち、線分Bは、軸受をアルミ材の表面にPTFE無電
解ニッケルメッキを形成して構成したものとし、支持軸
をSUSより形成した場合の組合せを示しており、線分
Aは、軸受12をアルミ材12bの表面にPTFE無電
解ニッケルメッキ12aを形成して構成すると共に当該
PTFE無電解ニッケルメッキ12aを熱処理により表
面のPTFE粒子が溶融した皮膜とし、支持軸5の表面
にPTFEを含む樹脂膜5aを形成した場合の組合せを
示している。
【0027】図より明らかなように、従来技術の線分B
は、初期摺動性(図示左側部分参照)を含む摺動性が悪
いだけでなく、経時的に摺動性がさらに悪化し耐久性が
悪い(図示右側部分参照)が、本実施形態の線分Aは、
初期から良好な摺動性が得られると共に、以降もこの良
好な摺動性が維持されている。
【0028】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例
えば、上記実施形態においては、亜鉛置換後にPTFE
無電解ニッケルメッキを施しているが、その前に通常の
無電解ニッケルメッキを施すことによって、PTFE無
電解ニッケルメッキ12aのアルミ材12bに対する密
着力をより高めることも可能である。
【0029】また、上記軸受12表面に形成される皮膜
12aは、PTFE無電解ニッケルメッキに限定される
ものではなく、例えばPTFEを分散させた電解ニッケ
ルメッキ(PTFE電解ニッケルメッキ)でも良く、要
はPTFE粒子を含有したメッキ皮膜(PTFE粒子含
有メッキ皮膜)であれば良い。
【0030】また、上記実施形態においては、軸受12
を、アルミ材を母材としてその表面にPTFE粒子含有
メッキ皮膜を形成して熱処理を加えたものとし、支持軸
5を、その表面にPTFEを含む樹脂膜を形成したもの
としているが、この逆に構成するようにしても良い。ま
た、支持軸5と軸受12を共に、アルミ材を母材として
その表面にPTFE粒子含有メッキ皮膜を形成して熱処
理を加えたものとしても良い。
【0031】また、初期摺動性を含む摺動性のレベルが
多少悪くなるが、支持軸5または軸受12の何れか一方
を、アルミ材を母材としてその表面にPTFE粒子含有
メッキ皮膜を形成して熱処理を加えたものとし、他方に
はPTFEを含む樹脂膜を形成しない構成も考えられ
る。
【0032】さらにまた、上記支持軸5をレンズホルダ
3に固定し、このレンズホルダ3を固定した当該支持軸
5を、フレーム側(例えば外ヨーク9)に固定した軸受
部(1箇所でも複数箇所でも可)により支持するように
構成したものに対しても同様に適用できる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の対物レン
ズ駆動装置は、支持軸及び軸受部の少なくとも一方の表
面に形成したPTFE粒子含有メッキ皮膜を、熱処理が
施され表面のPTFE粒子が溶融した皮膜とし、表面の
PTFE粒子が溶融していない場合に比して摺動面を滑
らかにすると共に均一にして、摺動性を向上するように
構成したものであるから、所望のレンズ追従性を得るこ
とが可能となると共に摺動性の耐久性を向上することが
可能となる。
【0034】また、請求項2の対物レンズ駆動装置は、
支持軸または軸受部の何れか一方の表面に形成したPT
FE粒子含有メッキ皮膜を、熱処理が施され表面のPT
FE粒子が溶融した皮膜とし、表面のPTFE粒子が溶
融していない場合に比して摺動面を滑らかにすると共に
均一にして、摺動性を向上し、しかも当該皮膜を有する
ものの相手材の表面にPTFEを含む樹脂膜を形成し
(両者にPTFEが存在するようにし)、初期のPTF
Eの馴染みを必要としないようにすると共にPTFE同
士を摺接可能として、初期摺動性を含む摺動性をより向
上するように構成したものであるから、より所望のレン
ズ追従性を得ることが可能となると共により摺動性の耐
久性を向上することが可能となる。
【0035】この時、上記請求項1または2におけるP
TFE粒子含有メッキ皮膜として、例えば請求項3のよ
うに、PTFE無電解ニッケルメッキまたはPTFE電
解ニッケルメッキを採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における対物レンズ駆動装
置を表した平面図である。
【図2】図1中のX−X線に沿う断面図である。
【図3】摺動性と耐久時間との関係を本発明と従来技術
とで比較して表した特性図である。
【符号の説明】
5 支持軸 5a PTFEを含む樹脂膜 12 軸受部 12a PTFE粒子含有メッキ皮膜 12b アルミ材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを備えると共に支持軸に摺接
    する軸受部を介して支持されたレンズホルダを、駆動機
    構によって前記支持の軸心を中心に回動且つ前記軸心方
    向に移動するように構成した対物レンズ駆動装置におい
    て、 前記支持軸及び前記軸受部の少なくとも一方を、アルミ
    材の表面にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)粒
    子含有メッキ皮膜を形成して構成すると共に、このPT
    FE粒子含有メッキ皮膜を、熱処理を施して表面のPT
    FE粒子が溶融した皮膜としたことを特徴とする対物レ
    ンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 対物レンズを備えると共に支持軸に摺接
    する軸受部を介して支持されたレンズホルダを、駆動機
    構によって前記支持の軸心を中心に回動且つ前記軸心方
    向に移動するように構成した対物レンズ駆動装置におい
    て、 前記支持軸または前記軸受部の何れか一方を、アルミ材
    の表面にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)粒子
    含有メッキ皮膜を形成して構成すると共に、このPTF
    E粒子含有メッキ皮膜を、熱処理を施して表面のPTF
    E粒子が溶融した皮膜とし、 他方の表面に、PTFEを含む樹脂膜を形成したことを
    特徴とする対物レンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 PTFE粒子含有メッキ皮膜は、PTF
    E無電解ニッケルメッキまたはPTFE電解ニッケルメ
    ッキであることを特徴とする請求項1または2記載の対
    物レンズ駆動装置。
JP13607997A 1997-05-09 1997-05-09 対物レンズ駆動装置 Withdrawn JPH10312562A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20040803