JPH10312510A - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents
薄膜磁気ヘッドInfo
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- JPH10312510A JPH10312510A JP13595197A JP13595197A JPH10312510A JP H10312510 A JPH10312510 A JP H10312510A JP 13595197 A JP13595197 A JP 13595197A JP 13595197 A JP13595197 A JP 13595197A JP H10312510 A JPH10312510 A JP H10312510A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 組み立て時の位置合わせを容易にして、接合
を確実に且つ迅速に行なうことができる薄膜磁気ヘッド
を提供する。 【解決手段】 薄膜ヘッド素子2が形成されたヘッド素
子基板3と、前記薄膜ヘッド素子の接続端子11と電気
的接続をとるための電極部4が形成された保護基板5と
を貼り合わせてなる薄膜磁気ヘッドにおいて、前記ヘッ
ド素子基板の接合面に形成された接続端子と前記保護基
板の接合面に形成された電極部の内のいずれか一方に、
凸状の導電性の接続バンプ15を形成し、他方の接合面
に前記接続バンプと係合する位置合わせ部13を形成す
る。これにより、組み立て時の位置合わせを容易にし、
接合を確実に且つ迅速に行なうことができるようにす
る。
を確実に且つ迅速に行なうことができる薄膜磁気ヘッド
を提供する。 【解決手段】 薄膜ヘッド素子2が形成されたヘッド素
子基板3と、前記薄膜ヘッド素子の接続端子11と電気
的接続をとるための電極部4が形成された保護基板5と
を貼り合わせてなる薄膜磁気ヘッドにおいて、前記ヘッ
ド素子基板の接合面に形成された接続端子と前記保護基
板の接合面に形成された電極部の内のいずれか一方に、
凸状の導電性の接続バンプ15を形成し、他方の接合面
に前記接続バンプと係合する位置合わせ部13を形成す
る。これにより、組み立て時の位置合わせを容易にし、
接合を確実に且つ迅速に行なうことができるようにす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオレコーダ等
に用いられる薄膜磁気ヘッドに関する。
に用いられる薄膜磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気記録の高密度化の要求に伴
い、情報を記録再生する磁気ヘッドの小型化が進み、こ
れに対応した薄膜磁気ヘッドの開発が進められている。
この薄膜磁気ヘッドは、一般的な半導体製造技術を応用
して製造でき、そのため微小パターンのヘッドを多数個
同時に形成でき、また多トラックヘッドも比較的低コス
トで製造できる等、多くの利点を有している。
い、情報を記録再生する磁気ヘッドの小型化が進み、こ
れに対応した薄膜磁気ヘッドの開発が進められている。
この薄膜磁気ヘッドは、一般的な半導体製造技術を応用
して製造でき、そのため微小パターンのヘッドを多数個
同時に形成でき、また多トラックヘッドも比較的低コス
トで製造できる等、多くの利点を有している。
【0003】しかしながら、薄膜磁気ヘッド素子を搭載
したヘッドチップは、ヘッド素子部分に比較して外部に
電気的接続を取るための電極の面積が著しく大きくな
り、量産効果を低下させる原因となっていた。すなわ
ち、薄膜磁気ヘッドは、ヘッドを多数個同時に形成でき
るメリットを持つが、外部に電気的接続を取るための電
極の面積がヘッド素子の面積に比較して大きいために、
基板1枚当たりのチップ取得数が少なくなっていた。
したヘッドチップは、ヘッド素子部分に比較して外部に
電気的接続を取るための電極の面積が著しく大きくな
り、量産効果を低下させる原因となっていた。すなわ
ち、薄膜磁気ヘッドは、ヘッドを多数個同時に形成でき
るメリットを持つが、外部に電気的接続を取るための電
極の面積がヘッド素子の面積に比較して大きいために、
基板1枚当たりのチップ取得数が少なくなっていた。
【0004】そこで、ヘッド素子とは別体に保護基板を
設け、この保護基板側に電極を設け、この保護基板側に
配線を持ってくることによってヘッドチップ取得数を増
やすという方法が提案された。例えば特開平2−294
915号公報や特開平2−310812号公報等には、
上記した提案が示されており、基板上に電極部を除くヘ
ッド素子部を作り、このヘッド素子部を切り出した後、
このヘッド素子部分を別の基板に作成した電極部に貼り
合わせ、ヘッド素子部と電極部の電気的接続を取った
後、電極部と外部装置との接続をとるようになってい
る。このように、ヘッド素子部と電極部とを別体で形成
するようにして量産性を高めている。
設け、この保護基板側に電極を設け、この保護基板側に
配線を持ってくることによってヘッドチップ取得数を増
やすという方法が提案された。例えば特開平2−294
915号公報や特開平2−310812号公報等には、
上記した提案が示されており、基板上に電極部を除くヘ
ッド素子部を作り、このヘッド素子部を切り出した後、
このヘッド素子部分を別の基板に作成した電極部に貼り
合わせ、ヘッド素子部と電極部の電気的接続を取った
後、電極部と外部装置との接続をとるようになってい
る。このように、ヘッド素子部と電極部とを別体で形成
するようにして量産性を高めている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−294915号公報に開示されたような構造の場合
には、ヘッド素子部と電極部が形成された面を互いに貼
り合わせる構造のため、電極部が形成された保護板がガ
ラス等の透明基板なら良いが、焼結したセラミック等の
不透明基板の場合には、ヘッド素子部と電極部を接続す
るときの位置合わせが著しく困難になる。また、特開平
2−310812号公報に開示されたような構造の場合
には、ヘッド素子部と電極部をはんだで接続するが、ヘ
ッド素子部と電極部でそれぞれ対をなす接続部は間隔が
非常に狭いため、はんだの流れ出し等により接続部同士
がつながり、ショートし易いという問題がある。すなわ
ち、両者ともヘッド素子分を小さくしたために、これと
電極部との接続が困難になったり、信頼性が低下すると
いう問題が生じている。
2−294915号公報に開示されたような構造の場合
には、ヘッド素子部と電極部が形成された面を互いに貼
り合わせる構造のため、電極部が形成された保護板がガ
ラス等の透明基板なら良いが、焼結したセラミック等の
不透明基板の場合には、ヘッド素子部と電極部を接続す
るときの位置合わせが著しく困難になる。また、特開平
2−310812号公報に開示されたような構造の場合
には、ヘッド素子部と電極部をはんだで接続するが、ヘ
ッド素子部と電極部でそれぞれ対をなす接続部は間隔が
非常に狭いため、はんだの流れ出し等により接続部同士
がつながり、ショートし易いという問題がある。すなわ
ち、両者ともヘッド素子分を小さくしたために、これと
電極部との接続が困難になったり、信頼性が低下すると
いう問題が生じている。
【0006】本発明は、以上のような問題点に着目し、
これを有効に解決すべく創案されたものであり、その目
的は組み立て時の位置合わせを容易にして、接合を確実
に且つ迅速に行なうことができる薄膜磁気ヘッドを提供
することにある。
これを有効に解決すべく創案されたものであり、その目
的は組み立て時の位置合わせを容易にして、接合を確実
に且つ迅速に行なうことができる薄膜磁気ヘッドを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、薄膜ヘッド素子が形成されたヘッド素
子基板と、前記薄膜ヘッド素子の接続端子と電気的接続
をとるための電極部が形成された保護基板とを貼り合わ
せてなる薄膜磁気ヘッドにおいて、前記ヘッド素子基板
の接合面に形成された接続端子と前記保護基板の接合面
に形成された電極部の内のいずれか一方に、凸状の導電
性の接続バンプを形成し、他方の接合面に前記接続バン
プと係合する位置合わせ部を形成するように構成したも
のである。
解決するために、薄膜ヘッド素子が形成されたヘッド素
子基板と、前記薄膜ヘッド素子の接続端子と電気的接続
をとるための電極部が形成された保護基板とを貼り合わ
せてなる薄膜磁気ヘッドにおいて、前記ヘッド素子基板
の接合面に形成された接続端子と前記保護基板の接合面
に形成された電極部の内のいずれか一方に、凸状の導電
性の接続バンプを形成し、他方の接合面に前記接続バン
プと係合する位置合わせ部を形成するように構成したも
のである。
【0008】これにより、ヘッド組み立て時には、例え
ば保護基板側に設けた接続バンプを、例えばヘッド素子
形成基板側に設けた位置合わせ部に係合させて、両者を
位置合わせし、この状態で接合を行なう。これによっ
て、薄膜磁気ヘッド素子の接続端子と保護基板の電極部
とを、接続バンプを介して電気的に接続する。従って、
両基板の位置合わせが容易に行なえることから、組み立
て作業を迅速且つ容易に、しかも信頼性が高く行なうこ
とが可能となる。
ば保護基板側に設けた接続バンプを、例えばヘッド素子
形成基板側に設けた位置合わせ部に係合させて、両者を
位置合わせし、この状態で接合を行なう。これによっ
て、薄膜磁気ヘッド素子の接続端子と保護基板の電極部
とを、接続バンプを介して電気的に接続する。従って、
両基板の位置合わせが容易に行なえることから、組み立
て作業を迅速且つ容易に、しかも信頼性が高く行なうこ
とが可能となる。
【0009】この位置合わせ部は、凸状の接続バンプと
嵌合するように凹部状に形成してもよいし、或いは段部
状に形成して係合させるような構造としてもよい。ま
た、電極部は一定の厚みがあるので、両基板の接合面の
がたつきをなくすために、接続バンプを除いて保護基板
側の接合面に絶縁層を形成してこれを平坦化するように
してもよい。
嵌合するように凹部状に形成してもよいし、或いは段部
状に形成して係合させるような構造としてもよい。ま
た、電極部は一定の厚みがあるので、両基板の接合面の
がたつきをなくすために、接続バンプを除いて保護基板
側の接合面に絶縁層を形成してこれを平坦化するように
してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る薄膜磁気ヘ
ッドの一実施例について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1実施例の薄膜磁気ヘッドの分解状態
を示す斜視図、図2は図1に示す磁気ヘッドの組み立て
時の状態を示す断面図、図3は組み立て後の磁気ヘッド
を示す側面図である。尚、図3中のI−I線に沿った断
面図のヘッドを分解すると、図2に示す状態となる。図
示するように、この薄膜磁気ヘッド1は、薄膜ヘッド素
子2が形成されたヘッド素子基板3と、外部との電気的
接続をとるための電極部4が形成された保護基板5とに
より主に形成されており、両基板3、5をその側面の接
合面で接合することにより一体化される。
ッドの一実施例について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1実施例の薄膜磁気ヘッドの分解状態
を示す斜視図、図2は図1に示す磁気ヘッドの組み立て
時の状態を示す断面図、図3は組み立て後の磁気ヘッド
を示す側面図である。尚、図3中のI−I線に沿った断
面図のヘッドを分解すると、図2に示す状態となる。図
示するように、この薄膜磁気ヘッド1は、薄膜ヘッド素
子2が形成されたヘッド素子基板3と、外部との電気的
接続をとるための電極部4が形成された保護基板5とに
より主に形成されており、両基板3、5をその側面の接
合面で接合することにより一体化される。
【0011】上記薄膜ヘッド素子2は、基板表面の絶縁
層6中に、上下コア7、8とこれを複数回に亘って巻回
するように順次積層された薄膜コイル9とにより構成さ
れ、上下コア7、8の先端露出部間が磁気ギャップ10
となる。この薄膜コイル9の、磁気ギャップ10の方向
と反対側には、薄膜コイル9に連結されている2個の接
続端子11が配置されている。この各接続端子11は、
ヘッド素子基板3の保護基板5と接合する接合面12を
凹部状に削り取ることによって形成された位置合わせ部
13の底部に露出されている。
層6中に、上下コア7、8とこれを複数回に亘って巻回
するように順次積層された薄膜コイル9とにより構成さ
れ、上下コア7、8の先端露出部間が磁気ギャップ10
となる。この薄膜コイル9の、磁気ギャップ10の方向
と反対側には、薄膜コイル9に連結されている2個の接
続端子11が配置されている。この各接続端子11は、
ヘッド素子基板3の保護基板5と接合する接合面12を
凹部状に削り取ることによって形成された位置合わせ部
13の底部に露出されている。
【0012】一方、保護基板5は、上記ヘッド素子基板
3よりも大きく、例えば2倍位の大きさになされてお
り、上記ヘッド素子基板3の接合面12と対向する接合
面14には、外部との電気的コンタクトを図るために細
長い2本の電極部4が設けられている。そして、この各
電極部4の端部であって、前記ヘッド素子基板側の接続
端子11に対応する部分には、前記各凹部状の位置合わ
せ部13に嵌合するような大きさで突状になされた2個
の接続バンプ15が設けられている。この接続バンプ1
5は、例えばAu,Cu,半田等よりなる導電性材料よ
りなり、両基板3、5の接合時に位置合わせ機能と電気
的接続機能を発揮するようになっている。
3よりも大きく、例えば2倍位の大きさになされてお
り、上記ヘッド素子基板3の接合面12と対向する接合
面14には、外部との電気的コンタクトを図るために細
長い2本の電極部4が設けられている。そして、この各
電極部4の端部であって、前記ヘッド素子基板側の接続
端子11に対応する部分には、前記各凹部状の位置合わ
せ部13に嵌合するような大きさで突状になされた2個
の接続バンプ15が設けられている。この接続バンプ1
5は、例えばAu,Cu,半田等よりなる導電性材料よ
りなり、両基板3、5の接合時に位置合わせ機能と電気
的接続機能を発揮するようになっている。
【0013】次に、以上のような薄膜磁気ヘッド1の組
み立て工程について説明する。まず、図2に示すように
ヘッド素子基板3の接合面12か、保護基板5の接合面
14のいずれか一方、或いは両接合面12、14に接着
層16を形成する。図2においては、ヘッド素子基板3
の接合面12に接着層16が塗布されている。
み立て工程について説明する。まず、図2に示すように
ヘッド素子基板3の接合面12か、保護基板5の接合面
14のいずれか一方、或いは両接合面12、14に接着
層16を形成する。図2においては、ヘッド素子基板3
の接合面12に接着層16が塗布されている。
【0014】次に、保護基板5の接合面14に設けた凸
状の接続バンプ15を、ヘッド素子基板3の接合面12
に設けた凹部状の位置合わせ部13に嵌合させて、両者
の相対的位置合わせを行ないつつ両基板3、5を相互に
押し付けて接合する。これにより、接続バンプ15の先
端は、凹部状の位置合わせ部13の底部に露出している
接続端子11と接触することになり、薄膜コイル9と電
極部4との電気的接合が図られることになる。このよう
に、接合面の一方に凸状の導電性の接合バンプ15を設
け、他方の接合面に凹状の位置合わせ部13を設けて、
両者を嵌合させることにより、位置合わせを自動的に行
ないつつ両基板3、5の接合を行なうことができる。従
って、両基板として不透明基板を用いたとしても、容易
に位置合わせを行なうことができ、組み立て作業を迅
速、且つ確実に行なうことができる。
状の接続バンプ15を、ヘッド素子基板3の接合面12
に設けた凹部状の位置合わせ部13に嵌合させて、両者
の相対的位置合わせを行ないつつ両基板3、5を相互に
押し付けて接合する。これにより、接続バンプ15の先
端は、凹部状の位置合わせ部13の底部に露出している
接続端子11と接触することになり、薄膜コイル9と電
極部4との電気的接合が図られることになる。このよう
に、接合面の一方に凸状の導電性の接合バンプ15を設
け、他方の接合面に凹状の位置合わせ部13を設けて、
両者を嵌合させることにより、位置合わせを自動的に行
ないつつ両基板3、5の接合を行なうことができる。従
って、両基板として不透明基板を用いたとしても、容易
に位置合わせを行なうことができ、組み立て作業を迅
速、且つ確実に行なうことができる。
【0015】また、上述のように凹部状の位置合わせ部
13に凸状の接続バンプ15を嵌合させることにより、
接続端子11の面圧が上昇し、両者の電気的接続の信頼
性を、この点よりも向上させることができる。上記接着
層16としては、有機接着剤やガラス接着剤等を用いる
ことができるが、特に、ガラス接着剤を用いた場合に
は、磁気テープ等の記録媒体との摺動時のゴミ付き等を
抑制することができ、この点からも特性の信頼性を向上
させることができる。上記第1実施例においては、ヘッ
ド素子基板3に設けた位置合わせ部13は凹部形状とし
たが、これに限定されず、図4及び図5に示すような構
造としてもよい。
13に凸状の接続バンプ15を嵌合させることにより、
接続端子11の面圧が上昇し、両者の電気的接続の信頼
性を、この点よりも向上させることができる。上記接着
層16としては、有機接着剤やガラス接着剤等を用いる
ことができるが、特に、ガラス接着剤を用いた場合に
は、磁気テープ等の記録媒体との摺動時のゴミ付き等を
抑制することができ、この点からも特性の信頼性を向上
させることができる。上記第1実施例においては、ヘッ
ド素子基板3に設けた位置合わせ部13は凹部形状とし
たが、これに限定されず、図4及び図5に示すような構
造としてもよい。
【0016】図4は本発明の第2実施例の薄膜磁気ヘッ
ドの組み立て時の状態を示す断面図、図5は組み立て後
の磁気ヘッドを示す側面図である。尚、図5中のII−
II線に沿った断面図のヘッドを分解すると、図4に示
す状態となる。ここでは、図4に示すようにヘッド素子
基板3の接合面12に凹部状ではなく、接合面12の、
図2中の右側端部を取り除くことにより段部状の位置合
わせ部17を形成しており、また、接続端子11も少し
長くなされている。これに対応する、保護基板5側の接
続バンプ18は、第1実施例の場合と同様に凸状に形成
され、また、接続端子11の長さよりも僅かに長く形成
されている。
ドの組み立て時の状態を示す断面図、図5は組み立て後
の磁気ヘッドを示す側面図である。尚、図5中のII−
II線に沿った断面図のヘッドを分解すると、図4に示
す状態となる。ここでは、図4に示すようにヘッド素子
基板3の接合面12に凹部状ではなく、接合面12の、
図2中の右側端部を取り除くことにより段部状の位置合
わせ部17を形成しており、また、接続端子11も少し
長くなされている。これに対応する、保護基板5側の接
続バンプ18は、第1実施例の場合と同様に凸状に形成
され、また、接続端子11の長さよりも僅かに長く形成
されている。
【0017】この場合には、凸状の接続バンプ18の側
面テーパ部18Aを、位置合わせ部17の段部17Aに
押し付けるように両者を係合させれば、両基板3、5
は、相対的に位置合わせされた状態で接着層16により
接合されることになる。従って、この場合にも、位置合
わせを容易に行ないつつヘッドの組み立て作業を行なう
ことができ、迅速性及び信頼性を向上させることが可能
となる。
面テーパ部18Aを、位置合わせ部17の段部17Aに
押し付けるように両者を係合させれば、両基板3、5
は、相対的に位置合わせされた状態で接着層16により
接合されることになる。従って、この場合にも、位置合
わせを容易に行ないつつヘッドの組み立て作業を行なう
ことができ、迅速性及び信頼性を向上させることが可能
となる。
【0018】ところで、保護基板5側に接続バンプ1
5、18を形成した場合には、ヘッド素子基板3は、電
極部4を含む接続バンプ15、18と対向して貼り付け
ることになるが、電極部4を含む接合面14がでこぼこ
しているため、貼り付けの際に、十分な面接触にならな
い可能性がある。すなわち、図2及び図4に示すように
接続バンプ15、18の下部に電極部4があるが、この
電極部パターンはある厚みを持っているために電極部パ
ターン端部に段差ができる。その段差があるために、貼
り付けが良好にならない場合が生ずる。
5、18を形成した場合には、ヘッド素子基板3は、電
極部4を含む接続バンプ15、18と対向して貼り付け
ることになるが、電極部4を含む接合面14がでこぼこ
しているため、貼り付けの際に、十分な面接触にならな
い可能性がある。すなわち、図2及び図4に示すように
接続バンプ15、18の下部に電極部4があるが、この
電極部パターンはある厚みを持っているために電極部パ
ターン端部に段差ができる。その段差があるために、貼
り付けが良好にならない場合が生ずる。
【0019】そこで、ヘッド素子基板3と貼り付け面の
電極部4を保護基板内に埋め込むことにより接合面の凹
凸がなくなり、接着の信頼性を向上させることができ
る。図6はこのような第3実施例の磁気ヘッドの組み立
て時の状態を示す断面図である。ここでは図2に示す第
1実施例のような磁気ヘッドに対して、保護基板5側の
接合面14であって、ヘッド素子基板3の接合面12
に、接続バンプ15を除いて、例えばSiO2 ,TiO
2 ,Al2 O3 等よりなる絶縁層19を形成しており、
この表面を平坦化している。従って、電極部4の一部
は、この絶縁層19により埋め込まれた状態となる。こ
の絶縁層19の形成は、例えば以下のようにして形成す
ればよい。
電極部4を保護基板内に埋め込むことにより接合面の凹
凸がなくなり、接着の信頼性を向上させることができ
る。図6はこのような第3実施例の磁気ヘッドの組み立
て時の状態を示す断面図である。ここでは図2に示す第
1実施例のような磁気ヘッドに対して、保護基板5側の
接合面14であって、ヘッド素子基板3の接合面12
に、接続バンプ15を除いて、例えばSiO2 ,TiO
2 ,Al2 O3 等よりなる絶縁層19を形成しており、
この表面を平坦化している。従って、電極部4の一部
は、この絶縁層19により埋め込まれた状態となる。こ
の絶縁層19の形成は、例えば以下のようにして形成す
ればよい。
【0020】(1)電極部4を形成した後にスパッタ等
の方法で絶縁層19を被覆し、そして、この絶縁層19
の表面を研磨により平坦化する。 (2)接続バンプ15を形成する部分と外部に電気的接
続を取るためのコンタクトホール20、20AをRIE
(反応性イオンエッチング)等の方法により形成する。 (3)接続バンプ15に対応するコンタクトホール20
にメッキ等の方法で接続バンプ15を形成する。
の方法で絶縁層19を被覆し、そして、この絶縁層19
の表面を研磨により平坦化する。 (2)接続バンプ15を形成する部分と外部に電気的接
続を取るためのコンタクトホール20、20AをRIE
(反応性イオンエッチング)等の方法により形成する。 (3)接続バンプ15に対応するコンタクトホール20
にメッキ等の方法で接続バンプ15を形成する。
【0021】これによれば、接合部における電極部4は
表面が平坦化された絶縁層19により埋め込まれている
ので、平坦化された絶縁層19の表面がヘッド素子基板
3の接合面12と接着層16を介して接合されることに
なるので、位置合わせによる迅速且つ確実な組み立てが
行えることに加えて、電極部4の厚みによる凹凸を解消
でき、接合力の強い確実な接合を行なうことができる。
表面が平坦化された絶縁層19により埋め込まれている
ので、平坦化された絶縁層19の表面がヘッド素子基板
3の接合面12と接着層16を介して接合されることに
なるので、位置合わせによる迅速且つ確実な組み立てが
行えることに加えて、電極部4の厚みによる凹凸を解消
でき、接合力の強い確実な接合を行なうことができる。
【0022】以上の各実施例においては、凸状の接続バ
ンプを保護基板5に設け、これに対向する位置合わせ部
13をヘッド素子基板3側に設けるようにしたが、これ
らの接続バンプ15,18と位置合わせ部13を逆に設
けるようにしてもよい。図7はこのような第4実施例の
磁気ヘッドの組み立て時の状態を示す断面図、図8は組
み立て後の磁気ヘッドを示す側面図である。尚、図8中
のIII−III線に沿った断面図のヘッドを分解する
と、図7に示す状態となる。
ンプを保護基板5に設け、これに対向する位置合わせ部
13をヘッド素子基板3側に設けるようにしたが、これ
らの接続バンプ15,18と位置合わせ部13を逆に設
けるようにしてもよい。図7はこのような第4実施例の
磁気ヘッドの組み立て時の状態を示す断面図、図8は組
み立て後の磁気ヘッドを示す側面図である。尚、図8中
のIII−III線に沿った断面図のヘッドを分解する
と、図7に示す状態となる。
【0023】ここでは図2に示すような第1実施例のよ
うな磁気ヘッドに対して、凸状の接続バンプ21をヘッ
ド素子基板3側に設けている。この接続バンプ21の下
部は接続端子11に接しており、その先端は、接合面1
2よりも、上方へ突出させて設けられている。これに対
して、保護基板5の接合面14には、図6に示す場合よ
りも厚くした絶縁層22を形成しており、この絶縁層2
2の、上記接続バンプ21に対向する部分に凹部状の位
置合わせ部23を形成している。この位置合わせ部23
の底部には、電極部4が露出されている。また、各電極
部4のコンタクトホール24Aも、上記絶縁層22に形
成されている。これらのコンタクトホール24Aや凹部
状の位置合わせ部23の形成は、図6に示す絶縁層19
やコンタクトホール20Aを形成した時と同様な方法を
用いればよい。尚、この絶縁層22の表面も平坦化処理
されるのは勿論である。
うな磁気ヘッドに対して、凸状の接続バンプ21をヘッ
ド素子基板3側に設けている。この接続バンプ21の下
部は接続端子11に接しており、その先端は、接合面1
2よりも、上方へ突出させて設けられている。これに対
して、保護基板5の接合面14には、図6に示す場合よ
りも厚くした絶縁層22を形成しており、この絶縁層2
2の、上記接続バンプ21に対向する部分に凹部状の位
置合わせ部23を形成している。この位置合わせ部23
の底部には、電極部4が露出されている。また、各電極
部4のコンタクトホール24Aも、上記絶縁層22に形
成されている。これらのコンタクトホール24Aや凹部
状の位置合わせ部23の形成は、図6に示す絶縁層19
やコンタクトホール20Aを形成した時と同様な方法を
用いればよい。尚、この絶縁層22の表面も平坦化処理
されるのは勿論である。
【0024】この実施例の場合にも図6に示す第3実施
例の場合と同様に、両基板3、4の位置合わせを迅速且
つ正確に行なって接合できるのみならず、電極部4を埋
め込んだ絶縁層22の表面が平坦化されているので、接
着の信頼性を向上させることができる。以上の各実施例
のように形成された薄膜磁気ヘッド1は、図9乃至図1
2に示すようにヘッドベース板25に取り付けられる。
図9は薄膜磁気ヘッド1の取り付け状態を示す斜視図、
図10は薄膜磁気ヘッドの取り付け状態を示す平面図、
図11は薄膜磁気ヘッドの取り付け状態を示す上面図、
図12は薄膜磁気ヘッドの取り付け状態を示す側面図で
ある。
例の場合と同様に、両基板3、4の位置合わせを迅速且
つ正確に行なって接合できるのみならず、電極部4を埋
め込んだ絶縁層22の表面が平坦化されているので、接
着の信頼性を向上させることができる。以上の各実施例
のように形成された薄膜磁気ヘッド1は、図9乃至図1
2に示すようにヘッドベース板25に取り付けられる。
図9は薄膜磁気ヘッド1の取り付け状態を示す斜視図、
図10は薄膜磁気ヘッドの取り付け状態を示す平面図、
図11は薄膜磁気ヘッドの取り付け状態を示す上面図、
図12は薄膜磁気ヘッドの取り付け状態を示す側面図で
ある。
【0025】図9乃至図12に示すように、ヘッドベー
ス板25の上端に、断面が略三角形状の取付部26を形
成し、この一側面に接着剤27を塗布して薄膜磁気ヘッ
ド1を接合する。そして、各電極部4にそれぞれリード
線28を例えばハンダ等により接合する。ここで、保護
基板5は、ヘッド素子基板3に対して、十分に大きく或
いは長く設定しているので、ヘッドベース板25に貼り
付ける時の、ヘッド素子基板1の貼り付けしろを小さく
しても、保護基板5の貼り付けしろを十分に大きくとる
ことができ、従って、磁気ヘッド1を確実に、且つ強固
にヘッドベース板25に接合することができる。
ス板25の上端に、断面が略三角形状の取付部26を形
成し、この一側面に接着剤27を塗布して薄膜磁気ヘッ
ド1を接合する。そして、各電極部4にそれぞれリード
線28を例えばハンダ等により接合する。ここで、保護
基板5は、ヘッド素子基板3に対して、十分に大きく或
いは長く設定しているので、ヘッドベース板25に貼り
付ける時の、ヘッド素子基板1の貼り付けしろを小さく
しても、保護基板5の貼り付けしろを十分に大きくとる
ことができ、従って、磁気ヘッド1を確実に、且つ強固
にヘッドベース板25に接合することができる。
【0026】尚、以上の各実施例においては、保護基板
5の幅の狭い側面の接合面14側に設けられた電極部4
にリード線28を直接接続するようにした薄膜磁気ヘッ
ド1に、本発明を適用したが、これに限定されず、図1
3乃至図15に示すようにリード線の接続を容易にする
埋め込み導体を設けた形式の磁気ヘッドにも本発明を適
用し得る。図13は本発明を適用した他の形式の薄膜磁
気ヘッド1の組み立て時の状態を示す断面図、図14は
組み立て後の磁気ヘッドを示す側面図、図15は図13
に示す磁気ヘッドのヘッドベース板への取り付け状態を
示す斜視図である。尚、図14中のIV−IV線に沿っ
た断面図を分解すると、図13に示す状態となる。
5の幅の狭い側面の接合面14側に設けられた電極部4
にリード線28を直接接続するようにした薄膜磁気ヘッ
ド1に、本発明を適用したが、これに限定されず、図1
3乃至図15に示すようにリード線の接続を容易にする
埋め込み導体を設けた形式の磁気ヘッドにも本発明を適
用し得る。図13は本発明を適用した他の形式の薄膜磁
気ヘッド1の組み立て時の状態を示す断面図、図14は
組み立て後の磁気ヘッドを示す側面図、図15は図13
に示す磁気ヘッドのヘッドベース板への取り付け状態を
示す斜視図である。尚、図14中のIV−IV線に沿っ
た断面図を分解すると、図13に示す状態となる。
【0027】この実施例においては、保護基板5側に凸
状の接続バンプ29を設け、ヘッド素子基板3側に凹部
状の位置合わせ部30を設けている。尚、前述のよう
に、両者を逆に設けてもよいのは勿論である。そして、
保護基板5の接合面14には、上記接続バンプ29の部
分を除いて、全ての電極部4を埋め込むようにして絶縁
層31が形成され、その表面が前述と同様に平坦化処理
されている。そして、各電極部4に対応する保護基板5
内には、それぞれ断面略矩形の埋め込み導体32が設け
られている。この埋め込み導体32は、予め保護基板3
2に2本の溝加工を施し、その溝中に導体を充填するこ
とにより形成でき、電極部4を形成する際に、この導体
32に電極部4を接続する。
状の接続バンプ29を設け、ヘッド素子基板3側に凹部
状の位置合わせ部30を設けている。尚、前述のよう
に、両者を逆に設けてもよいのは勿論である。そして、
保護基板5の接合面14には、上記接続バンプ29の部
分を除いて、全ての電極部4を埋め込むようにして絶縁
層31が形成され、その表面が前述と同様に平坦化処理
されている。そして、各電極部4に対応する保護基板5
内には、それぞれ断面略矩形の埋め込み導体32が設け
られている。この埋め込み導体32は、予め保護基板3
2に2本の溝加工を施し、その溝中に導体を充填するこ
とにより形成でき、電極部4を形成する際に、この導体
32に電極部4を接続する。
【0028】この導体32は、保護基板5の接合面14
と略90度異なる面、すなわち図15に示すようにヘッ
ドベース板25に貼り付ける面の反対側の面に露出する
ことになる。従って、この薄膜磁気ヘッド33を接着剤
27によりヘッドベース板25に取り付けた後に、リー
ド線28を接続する場合には、リード線28を図15に
矢印34で示す正面側から露出された導体32に接続す
れば良く、先の実施例と比較してボンディング作業を容
易に行なうことができる。尚、以上の各実施例における
磁気ヘッドの形式は、単に一例を示したに過ぎず、他の
形式の磁気ヘッドにも本発明を適用し得るのは勿論であ
る。
と略90度異なる面、すなわち図15に示すようにヘッ
ドベース板25に貼り付ける面の反対側の面に露出する
ことになる。従って、この薄膜磁気ヘッド33を接着剤
27によりヘッドベース板25に取り付けた後に、リー
ド線28を接続する場合には、リード線28を図15に
矢印34で示す正面側から露出された導体32に接続す
れば良く、先の実施例と比較してボンディング作業を容
易に行なうことができる。尚、以上の各実施例における
磁気ヘッドの形式は、単に一例を示したに過ぎず、他の
形式の磁気ヘッドにも本発明を適用し得るのは勿論であ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の薄膜磁気
ヘッドによれば、次のように優れた作用効果を発揮する
ことができる。凸状の接続バンプとこれに係合する位置
合わせ部を、ヘッド素子基板と保護基板とに対応させて
設けるようにしたので、両基板の接続に際して位置合わ
せが容易となり、作業性及び接続の信頼性を向上させる
ことができ、従って、スループットも向上させることが
できる。特に、ヘッド素子基板の接合面に、電極部を埋
め込んで表面が平坦化された絶縁層を形成することによ
り、接合時に電極部の厚みによる悪影響をなくすことが
でき、接合の信頼性を一層向上させることができる。
ヘッドによれば、次のように優れた作用効果を発揮する
ことができる。凸状の接続バンプとこれに係合する位置
合わせ部を、ヘッド素子基板と保護基板とに対応させて
設けるようにしたので、両基板の接続に際して位置合わ
せが容易となり、作業性及び接続の信頼性を向上させる
ことができ、従って、スループットも向上させることが
できる。特に、ヘッド素子基板の接合面に、電極部を埋
め込んで表面が平坦化された絶縁層を形成することによ
り、接合時に電極部の厚みによる悪影響をなくすことが
でき、接合の信頼性を一層向上させることができる。
【図1】本発明の第1実施例の薄膜磁気ヘッドの分解状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す磁気ヘッドの組み立て時の状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】組み立て後の磁気ヘッドを示す側面図である。
【図4】本発明の第2実施例の薄膜磁気ヘッドの組み立
て時の状態を示す断面図である。
て時の状態を示す断面図である。
【図5】組み立て後の磁気ヘッドを示す側面図である。
【図6】本発明の第3実施例の磁気ヘッドの組み立て時
の状態を示す断面図である。
の状態を示す断面図である。
【図7】本発明の第4実施例の磁気ヘッドの組み立て時
の状態を示す断面図である。
の状態を示す断面図である。
【図8】組み立て後の磁気ヘッドを示す側面図である。
【図9】薄膜磁気ヘッドの取り付け状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図10】薄膜磁気ヘッドの取り付け状態を示す平面図
である。
である。
【図11】薄膜磁気ヘッドの取り付け状態を示す上面図
である。
である。
【図12】薄膜磁気ヘッドの取り付け状態を示す側面図
である。
である。
【図13】本発明を適用した他の形式の薄膜磁気ヘッド
の組み立て時の状態を示す断面図である。
の組み立て時の状態を示す断面図である。
【図14】組み立て後の磁気ヘッドを示す側面図であ
る。
る。
【図15】図13に示す磁気ヘッドのヘッドベース板へ
の取り付け状態を示す斜視図である。
の取り付け状態を示す斜視図である。
1…薄膜磁気ヘッド、2…薄膜ヘッド素子、3…ヘッド
素子基板、4…電極部、5…保護基板、9…薄膜コイ
ル、11…接続端子、12…接合面、13…位置合わせ
部、14…接合面、15…接続バンプ、17…位置合わ
せ部、18…接続バンプ、19…絶縁層、21…接続バ
ンプ、22…絶縁層、23…位置合わせ部、29…接続
バンプ、30…位置合わせ部。
素子基板、4…電極部、5…保護基板、9…薄膜コイ
ル、11…接続端子、12…接合面、13…位置合わせ
部、14…接合面、15…接続バンプ、17…位置合わ
せ部、18…接続バンプ、19…絶縁層、21…接続バ
ンプ、22…絶縁層、23…位置合わせ部、29…接続
バンプ、30…位置合わせ部。
Claims (3)
- 【請求項1】 薄膜ヘッド素子が形成されたヘッド素子
基板と、前記薄膜ヘッド素子の接続端子と電気的接続を
とるための電極部が形成された保護基板とを貼り合わせ
てなる薄膜磁気ヘッドにおいて、前記ヘッド素子基板の
接合面に形成された接続端子と前記保護基板の接合面に
形成された電極部の内のいずれか一方に、凸状の導電性
の接続バンプを形成し、他方の接合面に前記接続バンプ
と係合する位置合わせ部を形成したことを特徴とする薄
膜磁気ヘッド。 - 【請求項2】 前記位置合わせ部は、前記電極部或いは
接続端子を底部に露出させて凹部状、又は段部状に形成
されていることを特徴とする請求項1記載の薄膜磁気ヘ
ッド。 - 【請求項3】 前記保護基板の接合面であって、前記ヘ
ッド素子基板の接合面と接触する部分は、前記接続バン
プを除いて絶縁層が形成されて平坦化されていることを
特徴とする請求項1または2記載の薄膜磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13595197A JPH10312510A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 薄膜磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13595197A JPH10312510A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 薄膜磁気ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10312510A true JPH10312510A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=15163663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13595197A Pending JPH10312510A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 薄膜磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10312510A (ja) |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP13595197A patent/JPH10312510A/ja active Pending
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