JPH1031165A - 画像入力装置及び走査型顕微鏡装置 - Google Patents

画像入力装置及び走査型顕微鏡装置

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JPH1031165A
JPH1031165A JP18607896A JP18607896A JPH1031165A JP H1031165 A JPH1031165 A JP H1031165A JP 18607896 A JP18607896 A JP 18607896A JP 18607896 A JP18607896 A JP 18607896A JP H1031165 A JPH1031165 A JP H1031165A
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JP18607896A
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Asao Uenodai
浅雄 上野台
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Abstract

(57)【要約】 【課題】除振台又は画像フィルタ等の部品を追加装備す
ることなく、簡単な構成で像ブレのないXY画像データ
及び三次元画像データを取得すること。 【解決手段】被検体を二次元走査して画像を入力する画
像入力装置であり、被検体8が載置された載置台9と被
検体8に対向配置された画像入力部7との間の垂直方向
の相対距離を検出する距離検出手段26と、距離検出値
に基づいて載置台9又は画像入力部7に発生した垂直方
向の振動を検出する振動検出手段23と、被検体8を二
次元走査しているとき振動検出があれば当該二次元走査
において入力した画像データを廃棄する入力禁止手段1
9と、距離検出値から振動が収束したことを確認してか
ら同一平面を再走査する許可を与える再走査許可手段2
3とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体を二次元走
査して被検体画像の入力を行う画像入力装置に係り、特
に走査型レーザ顕微鏡等の走査型顕微鏡の画像入力処理
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】走査型レーザ顕微鏡では、レーザビーム
による試料のXY平面の二次元走査とステージによる深
さ方向のZ走査とを組み合わせることにより試料の三次
元的な画像データを得ることができる。具体的には、ス
テージに載置された試料のXY平面をレーザビームで2
次元走査し、XY平面の走査に同期して試料のXY画像
データを取込んで画像メモリに記憶し、1つのXY平面
の画像を取込む度にステージをZ軸方向へ移動させて同
様の動作を繰り返すことにより試料の三次元画像データ
を取得することができる。
【0003】ところで、上記した走査型レーザ顕微鏡に
おいてXY画像データを取り込んでいるときに、対物レ
ンズと試料との相対距離が外乱等の振動の影響により変
化してしまうと、そのとき取り込んだ画像データに相当
する部分が再生画像上でぶれてしまうことになる。
【0004】このような、振動の影響による像のぶれを
防止するために、従来は走査型レーザ顕微鏡を受動型除
振台又は能動型除振台の上に配置して外乱等による振動
の影響を防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、三次元
画像を形成するためのXY画像データの取込み中に、除
振台では除去しきれない振動が発生してしまうことがあ
り、このような場合には画像データ内に像がぶれている
データが含まれてしまうことになる。また、除振台は除
振台上で発生した振動を防止することは出来ないので、
空調等の影響により走査型レーザ顕微鏡自体が加振され
てしまう場合には、対物レンズと試料との間の相対距離
が変化してしまうことになる。走査型レーザ顕微鏡で取
込んだ三次元画像データに光軸方向または光軸に垂直な
XY面内での像のぶれを含んでいると、再生三次元画像
を利用した精密な三次元計測が行えない等の問題があ
る。
【0006】しかも、再生した三次元画像に像ブレが含
まれているかどうかは、その三次元画像を実際に表示さ
せるまで明らかでないため、像ブレが発見されてからそ
の全てのXY画像データを廃棄して、再度同じ三次元画
像データの取込みを行わなければならないため、大変な
時間がかかってしまう。
【0007】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、除振台又は画像フィルタ等の部品を追加装
備することなく、簡単な構成で像ブレのないXY画像デ
ータ及び三次元画像データを取得することができる走査
型画像入力装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、被検体を二次
元走査することにより被検体画像を入力する画像入力装
置において、被検体が載置された載置台と前記被検体に
対向配置された画像入力部との間の垂直方向又は水平方
向の相対距離を検出する距離検出手段と、前記距離検出
手段による距離検出値に基づいて前記載置台又は前記画
像入力部に発生した垂直方向又は水平方向の振動を検出
する振動検出手段と、前記被検体を二次元走査している
ときに前記振動検出手段で振動検出があれば当該二次元
走査において入力した画像データの全部又は一部を廃棄
する入力禁止手段と、前記距離検出手段による距離検出
値から振動が収束したことを確認してから同一平面を再
走査する許可を与える再走査許可手段とを具備する。
【0009】本発明によれば、載置台と画像入力部との
間の垂直方向又は水平方向の相対距離が距離検出手段で
検出され、この距離検出値に基づき振動検出手段により
載置台又は画像入力部に垂直方向又は水平方向の振動が
発生したか否か検出される。被検体を二次元走査してい
るときに振動検出があれば、当該二次元走査において入
力した画像データの全部又は一部が廃棄され、振動が収
束してから再度同一平面が再走査されるものとなる。
【0010】したがって、確実に像ブレのない画像の入
力が可能になり、さらに再度全ての画像を取り直すとゆ
う手間が省けるので大幅な時間短縮が可能になる。本発
明は、再走査許可手段から再走査許可を受けて同一平面
を再走査する場合に、一画面全体又はライン単位又は画
素単位のいずれかで二次元走査をやり直すものとする。
【0011】本発明は、試料が載置されるステージと、
このステージ上の試料を二次元平面に沿ってプローブ光
を走査させる走査機構と、プローブ光で走査された試料
の反射光又は透過光を受光することにより入力画像を取
込む画像入力部と、この画像入力部から取込まれた入力
画像の画像データを前記走査機構による走査に同期して
保存する画像保存ユニットと、前記ステージと前記画像
入力部との間の相対距離を検出する距離検出手段と、こ
の距離検出手段の距離検出値に基づいて振動の発生を検
出する振動検出手段と、二次元走査期間中に前記振動検
出手段で振動を検出した場合は前記距離検出手段の距離
検出値から振動が収束したことを確認してから同一平面
を再走査する再走査手段とを具備して構成される走査型
顕微鏡である。
【0012】試料の深さ方向となる垂直方向へのステー
ジのステップ移動と各深さ位置での二次元平面に沿った
二次元走査とを組み合わせることにより、試料の深さ位
置の異なる複数の二次元画像を積層してなる三次元画像
を入力し、距離検出手段でステージと画像入力部との間
の垂直方向の相対距離を検出し、二次元画像の入力中に
垂直振動を検出したならば当該深さ位置の二次元画像を
取り直す。
【0013】また、距離検出手段の垂直方向の距離検出
値をフィードバック信号に使用してステージを垂直方向
の目標位置へ位置制御する制御手段を備える。この制御
手段はディジタル制御のフィードバックループを形成す
る。距離検出手段として、レーザ測長器、静電容量セン
サ、差動トランスセンサ、フォトニックセンサ等のいか
なる測長センサを使用しても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明に係る走査型画像入力装置を走査型
レーザ顕微鏡に適用した実施の形態について説明する。
図1は実施の形態に係る走査型レーザ顕微鏡のシステム
構成を示している。この走査型レーザ顕微鏡1は、レー
ザ光源2から出たレーザ光をミラー3で所望の方向に反
射させハーフミラー4を通して2次元走査機構5に入射
する。2次元走査機構5は、走査制御信号によってレー
ザ光をXおよびY方向に偏向させてラスター走査する機
能を備えている。2次元走査機構5にて偏向制御したレ
ーザ光をレボルバー6に取り付けられた対物レンズ7を
通してステージ9上の試料8に微小なスポットに集光し
て入射する。そのスポット光の入射位置は2次元走査機
構5によるラスター走査に同期して試料8上を移動して
いく。
【0015】レーザ光のスポットで走査された試料8か
らの光が対物レンズ7に入射することになる。この光を
ハーフミラー4で検出光学系側へ反射させて取り出して
いる。検出光学系に配置したレンズ11で集光し、その
集光位置に配置したピンホール12を通過した光が光検
出器13で電気信号に変換されるように構成している。
なお、画像入力対象となる試料をモニタ観察するために
必要な構成要素14〜18、24を備えている。
【0016】一方、上記光学系による画像の取込み動作
及び取込まれた画像の処理をコンピュータ19の管理下
において行う。コンピュータ19には専用のディスプレ
イ20を接続していて必要な画像を表示できるようにし
ている。三次元画像の測定範囲の設定、測定範囲でのス
テップ移動量の設定、画像の表示及びシステムの制御は
ディスプレイ20で行われる。
【0017】走査制御ユニット21は、コンピュータ1
9からの命令に基づいて発生した走査制御信号により2
次元走査機構5の動作を制御する。2次元走査機構5に
よるラスタ走査で得られたXY平面の画像が光検出器1
3で電気信号に変換される。光検出器13で変換された
XY平面の画像データを画像処理ユニット22に入力す
る。画像処理ユニット22は、画像メモリとして例えば
512画素×512画素×8ビット(256階調)のメ
モリが2枚用意されている。このうち一枚の画像メモリ
22Aには、試料8のXY平面の画像データが保存され
る。
【0018】ステージ9の光軸方向(Z方向)への移動
は、コンピュータ19から移動指令をZ移動駆動制御回
路23に出すことにより行われる。Z移動駆動制御回路
23は、対物レンズ7とステージ9面との間の光軸方向
の相対距離を測定しているレーザ測長器26による測長
値をフィードバック信号としてクローズドロープを形成
しステージ9の位置制御を行っている。レーザ測長器2
6は、対物レンズ7付近に配置されていて対物レンズ7
の固定部と同一の物体に固定されている。対物レンズに
発したZ方向の振動が確実に測長値に現れるようにする
ためである。レーザ測長器26は、ステージ9に配置さ
れたターゲットミラー17に対して光軸とほぼ平行にレ
ーザ光を投射し、ターゲットミラー17で反射されたレ
ーザー光を検出して対物レンズ7とステージ9面との間
の相対距離を測定する。画像処理ユニット22に内蔵し
たもう一つの画像メモリ22Bには、Z移動駆動制御回
路23からステージ9を光軸方向へ1ステップ移動させ
る度に移動回数が保存される。
【0019】次に、以上のように構成された走査型レー
ザ顕微鏡の動作について説明する。図2にコンピュータ
19の処理内容を示し、図3にZ移動駆動制御回路23
の処理内容を示す。
【0020】試料の三次元画像を形成する為にXYZ走
査を実行する場合を例に説明する。図2に示すように、
画像入力に先立ち、ディスプレイ20においてGUI等
のインターフェースを介して観察者がコンピュータ19
に対して走査パラメータに関するデータを入力する。コ
ンピュータ19は入力データに基づいてステージ9のZ
方向(光軸方向と同義)のステップ幅、ステップ回数、
XY平面上の走査範囲等を決定して内部に保存する(ス
テップS1)。
【0021】外部から画像入力開始指示が与えられたこ
とを検出すると(ステップS2)、XY走査駆動制御ユ
ニット21に対して画像入力信号を送出し(ステップS
3)、XY走査が終了してXY走査駆動制御ユニット2
1から走査終了信号が送られて来るのを待つ(ステップ
S4)。なお、図2において、第1回目のXY平面へス
テージ9を移動させる処理については省略している。
【0022】いま、第1回目のXY平面の走査期間に振
動が発生しなかったとすれば、ステップS5の処理に移
行して画像メモリ22Aに保存されたXY平面の画像デ
ータを画像メモリ22Bに書き込まれている移動回数と
共に読出してコンピュータ19からアクセス可能なとこ
ろに配置したRAM等の記憶媒体に保存する(ステップ
S5)。
【0023】コンピュータ19は、1画面の走査が終了
すると、Z移動駆動制御回路23へ次回の画像取込みの
ためステージ9を1ステップ移動させる処理に入る。す
なわち、ステップ回数を1つインクリメントし(ステッ
プS6)、総移動回数を確認してステップ設定回数に到
達していないと判断したならば(ステップS7)、Z移
動駆動制御回路23へステージ移動信号を送出する(ス
テップS8)。コンピュータ19は、Z移動駆動制御回
路23からステージ移動完了後に出力される移動完了信
号を受信したら(ステップS9)、ステップS3の処理
へ移行してZ位置が1ステップだけ異なるXY平面の走
査を指示する。
【0024】一方、レーザ測長器26により対物レンズ
6とステージ面との間の距離が測定されており、その測
長値がZ移動駆動制御回路23に入力されている。Z移
動駆動制御回路23は測長値に基づいて後述するアルゴ
リズムにより振動発生の検出を行っていて、振動の発生
を検出したときには振動検出信号をコンピュータ19に
対して送出する。
【0025】コンピュータ19は、現在のZ方向位置で
のXY平面の走査開始から終了までの期間に、Z移動駆
動制御回路23から振動検出信号を受信した場合は(ス
テップS10)、そのとき画像メモリ22Aに格納して
いた画像データを廃棄する(ステップS11)。XY平
面の走査中に対物レンズ,ステージ間の距離が変化する
ような振動が発生しているので、その画像データを使用
して三次元画像を形成すると当該部分が像ブレの形で現
れしまう。したがって、改めて当該Z方向位置のXY平
面の走査をやり直して像ブレのない画像データを取得す
る必要がある。そこで、振動が許容範囲(定格値)内に
抑制されたことを検出したZ移動駆動制御回路23から
再走査可信号を受信してから(ステップS12)、同一
のZ方向位置のXY平面の走査をやり直す。
【0026】以上の画像入力動作を繰り返し、予め設定
したステップ回数に到達したら画像入力処理を完了す
る。コンピュータ19に対して振動検出信号、移動完了
信号及び再走査可信号を供給しているZ移動駆動制御回
路23の動作について説明する。Z移動駆動制御回路2
3は、コンピュータ19からステージ移動信号を受信す
ると(ステップT1)、第1回目のステップではZ方向
での走査開始位置である目標値を設定し(ステップT
2)、ステージ9を目標位置(Z走査開始位置)へ移動
させる(ステップT3)。
【0027】Z移動駆動制御回路23は、ステップT2
の処理で設定した目標値とレーザ測長器26から供給さ
れる測長値(センサ信号)との偏差を検出し、その偏差
を許容範囲内に収めるようなフィードバック制御を行う
ことによりステージ9を目標のZ方向位置に位置制御す
る(ステップT4)。図4(a)に示すように、許容範
囲外にあるステージ9を目標位置へフィードバック制御
にて移動させようとしてオーバーシュートが発生した場
合、最初のアプローチでは目標位置を多少越えてしま
う。目標位置を越えたところから逆方向に第2回目のア
プローチを行う。このような動作を繰り返すうちに偏差
が許容範囲から逸脱しなくなり、ステージ9が目標位置
に移動されるものとなる。ステージ9が目標値に制御さ
れて「偏差<許容範囲」の条件が成立したところでステ
ージ移動を一度終了し(ステップT5)、コンピュータ
19に対して移動完了信号を出力する(ステップT
6)。以上のステップT1〜T6の処理で1ステップ移
動が完了する。
【0028】Z移動駆動制御回路23は、1ステップ移
動が完了してから次のステージ移動信号が入力されるま
での期間、すなわち2次元走査機構5によるXY平面の
走査が行われている期間は偏差と許容範囲とを比較する
ことにより、振動の発生を監視している。
【0029】XY走査駆動制御ユニット21が画面を入
力している時もZ移動駆動制御回路23が「偏差<許容
範囲」の条件を満足するようにZ位置の制御を行うこと
により、除振台などの機構を設けなくても、図4(b)
に示すように偏差が許容範囲よりも小さくなるような状
態を維持することができる。
【0030】しかしながら、Z移動駆動制御回路23に
よるZ位置制御では追い付かない振動が発生した場合に
は、像ブレが発生する可能性の高い画像データが画素メ
モリ22Aに保存されてしまう。
【0031】この実施形態では、像ブレが発生する可能
性のある振動を、図4(c)に示すようにレーザ測長器
26により外乱等の振動を偏差が許容範囲を越えたこと
で検出できる(ステップT7)。この時に、Z移動駆動
制御回路23がコンピュータ19に振動検出信号を発す
る(ステップT8)。この振動検出信号を元にコンピュ
ータ19は画像処理ユニット22にこの時入力されてた
反射光の電気信号を保存しないように指令を発すること
は上記した通りである。
【0032】Z移動駆動制御回路23は偏差を監視しつ
づけ、偏差が許容範囲内に収束したことを検出したとこ
ろで(ステップT9)、コンピュータ19に対して画像
入力の開始を促す再走査可信号を送出する(ステップT
10)。
【0033】なお、振動検出のために使用する許容範囲
は、走査型レーザ顕微鏡の分解能以下である。この場
合、偏差が0でなくても像ブレとして現れることはな
い。但し、この許容範囲は観察者が自由に設定すること
ができるようにする。
【0034】このように、本実施の形態によれば、対物
レンズ7とステージ9面との間のZ方向の振動を検出す
る機構を設け、XY平面の走査期間中に振動が発生した
ことを検出したときにはそのとき入力していたZ方向位
置の画像データを廃棄して、振動が収束してから当該Z
方向位置の画像入力を実行するようにしたので、常に像
ブレのない三次元画像の入力が可能になる。さらに、通
常像ブレが起こった時に三次元画像を取り終えてから再
度全ての画像を取り直すとゆう手間が省けるので、大幅
な時間短縮が可能になる。
【0035】なお、上記した実施の形態では対物レンズ
7とステージ9面との間のZ方向の距離を測定するため
にレーザ測長器26を使用しているが、他のタイプのセ
ンサを使用することができる。例えば、静電容量セン
サ、差動トランスセンサ、フォトニックセンサ等使用可
能である。
【0036】また、上記した実施の形態ではステージ9
を移動させる場合を説明したが、対物レンズ7を移動さ
せる構成でも同様な考え方で、本発明を実施できること
は言うまでもない。
【0037】また、上記した実施の形態では外乱を検出
した場合、改めて最初から画像を取り込む方法を示した
が、外乱を検出した少し手前(数ライン手前、又は数画
素手前)の位置から、再度画像の取込みを開始するよう
に制御することもできる。この場合は、画像メモリ22
Aに保存している画像のライン数及び又は画素位置をチ
ェックする機能を備える。
【0038】また、上記した説明では対物レンズ7とス
テージ9面との間のZ方向の振動を検出することを前提
としているが、同様の考え方で対物レンズ7及び又はス
テージ9のXY平面と水平な方向の振動を検出して画像
データの廃棄を行うようにしても良い。すなわち、対物
レンズ7及びステージ9の水平振動を検出する水平振動
検出手段とを備え、少なくともXY平面の走査期間中に
水平振動検出手段にて水平振動を検出したときコンピュ
ータ19に水平振動検出信号を与えて画像データの廃棄
ができるようにする。
【0039】また、上記した説明では走査型レーザ顕微
鏡について説明しているが、STM等の他の走査型顕微
鏡、または顕微鏡に限定されずに他の種類のスキャナー
装置等にも同様に適用することができる。本発明は上記
実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内で種々変形実施可能である。
【0040】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、除
振台又は画像フィルタ等の部品を追加装備することな
く、簡単な構成で像ブレのないXY画像データ及び三次
元画像データを取得することができる走査型画像入力装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る走査型レーザ顕微鏡
の構成図である。
【図2】上記実施の形態におけるコンピュータの画像入
力に関する処理のフローチャートである。
【図3】上記実施の形態におけるZ移動駆動制御回路の
振動検出を含んだ処理のフローチャートである。
【図4】レーザ測長器の測長値を示すセンサ信号と許容
範囲との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…走査型レーザ顕微鏡 5…2次元走査機構 7…対物レンズ 8…試料、 9…ステージ 13…光検出器 19…コンピュータ 21…XY走査制御ユニット 22…画像処理ユニット 23…Z移動駆動制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体を二次元走査することにより被検
    体画像を入力する画像入力装置において、 被検体が載置された載置台と前記被検体に対向配置され
    た画像入力部との間の垂直方向又は水平方向の相対距離
    を検出する距離検出手段と、 前記距離検出手段による距離検出値に基づいて前記載置
    台又は前記画像入力部に発生した垂直方向又は水平方向
    の振動を検出する振動検出手段と、 前記被検体を二次元走査しているときに前記振動検出手
    段で振動検出があれば当該二次元走査において入力した
    画像データの全部又は一部を廃棄する入力禁止手段と、 前記距離検出手段による距離検出値から振動が収束した
    ことを確認してから同一平面を再走査する許可を与える
    再走査許可手段とを具備したことを特徴とする画像入力
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像入力装置において、 前記再走査許可手段から再走査許可を受けて同一平面を
    再走査する場合に、一画面全体又はライン単位又は画素
    単位のいずれかで二次元走査をやり直すことを特徴とす
    る画像入力装置。
  3. 【請求項3】 試料が載置されるステージと、このステ
    ージ上の試料を二次元平面に沿ってプローブ光を走査さ
    せる走査機構と、プローブ光で走査された試料の反射光
    又は透過光を受光することにより入力画像を取込む画像
    入力部と、この画像入力部から取込まれた入力画像の画
    像データを前記走査機構による走査に同期して保存する
    画像保存ユニットと、前記ステージと前記画像入力部と
    の間の相対距離を検出する距離検出手段と、この距離検
    出手段の距離検出値に基づいて振動の発生を検出する振
    動検出手段と、二次元走査期間中に前記振動検出手段で
    振動を検出した場合は前記距離検出手段の距離検出値か
    ら振動が収束したことを確認してから同一平面を再走査
    する再走査手段とを具備したことを特徴とする走査型顕
    微鏡装置。
JP18607896A 1996-07-16 1996-07-16 画像入力装置及び走査型顕微鏡装置 Withdrawn JPH1031165A (ja)

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