JPH10311111A - 浴室の壁面構造 - Google Patents
浴室の壁面構造Info
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- JPH10311111A JPH10311111A JP9137772A JP13777297A JPH10311111A JP H10311111 A JPH10311111 A JP H10311111A JP 9137772 A JP9137772 A JP 9137772A JP 13777297 A JP13777297 A JP 13777297A JP H10311111 A JPH10311111 A JP H10311111A
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- wall
- wall panel
- water supply
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 給水・給湯用配管を支障なく施工することが
出来、その配管スペースを確実に確保することが出来る
と共に、浴室の壁面装備品を簡単に取付けることが出
来、手すり付き浴室を容易に構成することが出来る浴室
の壁面構造を提供する。 【解決手段】 横長の壁面パネル(1)〜(6)がその
上下の端面に形成されたホゾ溝嵌合部により下方から上
方へ順次接続される。壁面パネル(2)には、給水・給
湯用配管の配管スペースとして横方向に延びる凹陥部が
外面側に形成される。壁面パネル(4)とその上下の壁
面パネル(5)、(3)との間には、浴室の壁面装備品
(13)を上下方向から挟持可能なブラケット(1
4)、(15)が挟着される。壁面パネル(5)には、
横方向に延びる手すり突条(5C)が内面側に形成され
ている。
出来、その配管スペースを確実に確保することが出来る
と共に、浴室の壁面装備品を簡単に取付けることが出
来、手すり付き浴室を容易に構成することが出来る浴室
の壁面構造を提供する。 【解決手段】 横長の壁面パネル(1)〜(6)がその
上下の端面に形成されたホゾ溝嵌合部により下方から上
方へ順次接続される。壁面パネル(2)には、給水・給
湯用配管の配管スペースとして横方向に延びる凹陥部が
外面側に形成される。壁面パネル(4)とその上下の壁
面パネル(5)、(3)との間には、浴室の壁面装備品
(13)を上下方向から挟持可能なブラケット(1
4)、(15)が挟着される。壁面パネル(5)には、
横方向に延びる手すり突条(5C)が内面側に形成され
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室の壁面構造に
関し、詳しくは、給水・給湯用配管を支障なく施工する
ことが出来、その配管スペースを確実に確保することが
出来ると共に、浴室の壁面装備品を簡単に取付けること
が出来、手すり付き浴室を容易に構成することが出来る
浴室の壁面構造に関する。
関し、詳しくは、給水・給湯用配管を支障なく施工する
ことが出来、その配管スペースを確実に確保することが
出来ると共に、浴室の壁面装備品を簡単に取付けること
が出来、手すり付き浴室を容易に構成することが出来る
浴室の壁面構造に関する。
【0002】
【従来の技術】洗い場付き浴槽を使用した浴室や浴室ユ
ニットの壁面構造としては、縦長の壁面パネルを左右方
向に接続した構造が一般的である。この場合、使用され
る壁面パネルは、通常、幅寸法が909mm前後または
1212mm前後に規格化された建材サイズのパネルで
あり、化粧鋼板、石膏ボード、ベニヤ、合板、石綿セメ
ント板などの材質から成る。
ニットの壁面構造としては、縦長の壁面パネルを左右方
向に接続した構造が一般的である。この場合、使用され
る壁面パネルは、通常、幅寸法が909mm前後または
1212mm前後に規格化された建材サイズのパネルで
あり、化粧鋼板、石膏ボード、ベニヤ、合板、石綿セメ
ント板などの材質から成る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の浴室の壁面構造においては、壁面パネルが縦長であ
るために、横方向に配管される給水・給湯用の配管が壁
面パネルの施工に伴い隠れてしまい、その配管作業の施
工性が極めて悪いという問題があった。また、壁面パネ
ルの外面側に十分な配管スペースを確保できない場合に
は、やむを得ず建物の壁や柱の一部を切欠かねばならな
いという不都合があった。さらに、鏡や収納棚などの浴
室の壁面装備品を取付ける際には、壁面パネルにネジ止
めし且つそのネジ止め箇所に防水対策を施す必要があ
り、その施工が甚だ面倒であるという問題があった。
来の浴室の壁面構造においては、壁面パネルが縦長であ
るために、横方向に配管される給水・給湯用の配管が壁
面パネルの施工に伴い隠れてしまい、その配管作業の施
工性が極めて悪いという問題があった。また、壁面パネ
ルの外面側に十分な配管スペースを確保できない場合に
は、やむを得ず建物の壁や柱の一部を切欠かねばならな
いという不都合があった。さらに、鏡や収納棚などの浴
室の壁面装備品を取付ける際には、壁面パネルにネジ止
めし且つそのネジ止め箇所に防水対策を施す必要があ
り、その施工が甚だ面倒であるという問題があった。
【0004】本発明は、前記の実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、給水・給湯用配管を支障なく施
工することが出来、その配管スペースを確実に確保する
ことが出来ると共に、浴室の壁面装備品を簡単に取付け
ることが出来、手すり付き浴室を容易に構成することが
出来る浴室の壁面構造を提供することにある。
のであり、その目的は、給水・給湯用配管を支障なく施
工することが出来、その配管スペースを確実に確保する
ことが出来ると共に、浴室の壁面装備品を簡単に取付け
ることが出来、手すり付き浴室を容易に構成することが
出来る浴室の壁面構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、横長の壁面パネルが上下方向に接続され
て成る浴室の壁面構造であって、各壁面パネルの上下の
端面には、壁面パネルを下方から上方に順次接続可能な
ホゾ溝嵌合部が形成されていることを特徴とする。
め、本発明は、横長の壁面パネルが上下方向に接続され
て成る浴室の壁面構造であって、各壁面パネルの上下の
端面には、壁面パネルを下方から上方に順次接続可能な
ホゾ溝嵌合部が形成されていることを特徴とする。
【0006】本発明において、中間段の壁面パネルに
は、給水・給湯用配管の配管スペースとして横方向に延
びる凹陥部が外面側に形成されているのが好ましい。
は、給水・給湯用配管の配管スペースとして横方向に延
びる凹陥部が外面側に形成されているのが好ましい。
【0007】また、本発明において、中間段の壁面パネ
ルとその上下の壁面パネルとの間には、浴室の壁面装備
品を上下方向から挟持可能なブラケットを挟着すること
が出来る。
ルとその上下の壁面パネルとの間には、浴室の壁面装備
品を上下方向から挟持可能なブラケットを挟着すること
が出来る。
【0008】さらに、本発明において、中間段の壁面パ
ネルには、横方向に延びる手すり突条を内面側に形成す
ることが出来る。
ネルには、横方向に延びる手すり突条を内面側に形成す
ることが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る浴室の壁面構造を説明する。図1は浴室内の概略構造
を示す斜視図、図2は凹陥部が形成された中間段の壁面
パネル付近の縦断面図、図3はブラケットを挟着した中
間段の壁パネル付近の縦断面図、図4は壁面装備品の斜
視図、図5は手すり突条が形成された中間段の壁面パネ
ル付近の縦断面図、図6は浴室コーナ部における壁面パ
ネル相互の連結構造を示す斜視図である。
る浴室の壁面構造を説明する。図1は浴室内の概略構造
を示す斜視図、図2は凹陥部が形成された中間段の壁面
パネル付近の縦断面図、図3はブラケットを挟着した中
間段の壁パネル付近の縦断面図、図4は壁面装備品の斜
視図、図5は手すり突条が形成された中間段の壁面パネ
ル付近の縦断面図、図6は浴室コーナ部における壁面パ
ネル相互の連結構造を示す斜視図である。
【0010】本発明に係る浴室の壁面構造においては、
図1に示す様に、横長の壁面パネル(1)〜(6)が上
下方向に接続されることにより浴室の内壁面が構成され
る。浴室内には、洗い場を構成する床面パネル(7)の
長手方向に沿って浴槽(8)が配置され、浴槽(8)の
前面にはエプロン(9)が立設されている。また、床面
パネル(7)のエプロン(9)側には排水溝を覆うグレ
ーチング(10)が配設されている。
図1に示す様に、横長の壁面パネル(1)〜(6)が上
下方向に接続されることにより浴室の内壁面が構成され
る。浴室内には、洗い場を構成する床面パネル(7)の
長手方向に沿って浴槽(8)が配置され、浴槽(8)の
前面にはエプロン(9)が立設されている。また、床面
パネル(7)のエプロン(9)側には排水溝を覆うグレ
ーチング(10)が配設されている。
【0011】本発明において、前記の壁面パネル(1)
〜(6)の上下の端面には、壁面パネル(1)〜(6)
を下方から上方へ順次接続可能なホゾ溝嵌合部が形成さ
れている。例えば、図2〜図5に示す壁面パネル(1)
〜(5)においては、上端面にホゾ(1A)〜(5A)
が形成され、下端面に溝(1B)〜(5B)が形成され
ており、これらによってホゾが上方に突出するホゾ溝嵌
合部が形成されている。前記ホゾ溝嵌合部は、ホゾが下
方に突出する形態としてもよいが、ホゾが上方に突出す
る形態とすれば、より良好な止水性を得ることが出来
る。
〜(6)の上下の端面には、壁面パネル(1)〜(6)
を下方から上方へ順次接続可能なホゾ溝嵌合部が形成さ
れている。例えば、図2〜図5に示す壁面パネル(1)
〜(5)においては、上端面にホゾ(1A)〜(5A)
が形成され、下端面に溝(1B)〜(5B)が形成され
ており、これらによってホゾが上方に突出するホゾ溝嵌
合部が形成されている。前記ホゾ溝嵌合部は、ホゾが下
方に突出する形態としてもよいが、ホゾが上方に突出す
る形態とすれば、より良好な止水性を得ることが出来
る。
【0012】図2に示す様に、中間段の壁面パネル
(2)には、給水・給湯用配管(11)の配管スペース
として横方向に延びる凹陥部(2C)が外面側に形成さ
れている。また、壁面パネル(2)の内面側には、水栓
器具(12)の取付け部として横方向に延びる膨出部
(2D)が前記の凹陥部(2C)に対応して形成されて
いる。そして、壁面パネル(2)には、凹陥部(2C)
内に配管される給水・給湯用配管(11)と膨出部(2
D)上に取付けられる水栓器具(12)とを接続するた
めの貫通孔(2E)が水平に形成されている。
(2)には、給水・給湯用配管(11)の配管スペース
として横方向に延びる凹陥部(2C)が外面側に形成さ
れている。また、壁面パネル(2)の内面側には、水栓
器具(12)の取付け部として横方向に延びる膨出部
(2D)が前記の凹陥部(2C)に対応して形成されて
いる。そして、壁面パネル(2)には、凹陥部(2C)
内に配管される給水・給湯用配管(11)と膨出部(2
D)上に取付けられる水栓器具(12)とを接続するた
めの貫通孔(2E)が水平に形成されている。
【0013】また、図3、図4に示す様に、中間段の壁
面パネル(4)とその上下の壁面パネル(5)、(3)
との間には、浴室の壁面装備品(13)を上下方向から
挟持可能なブラケット(14)、(15)が挟着されて
いる。そして、ブラケット(14)、(15)には、壁
面装備品(13)が横方向から挿通されて支持される。
面パネル(4)とその上下の壁面パネル(5)、(3)
との間には、浴室の壁面装備品(13)を上下方向から
挟持可能なブラケット(14)、(15)が挟着されて
いる。そして、ブラケット(14)、(15)には、壁
面装備品(13)が横方向から挿通されて支持される。
【0014】さらに、図5に示す様に、中間段の壁面パ
ネル(5)には、横方向に延びる手すり突条(5C)が
内面側に形成されている。手すり突条(5C)は、突出
端が手すりとして機能する様に略円形の断面形状に形成
されている。
ネル(5)には、横方向に延びる手すり突条(5C)が
内面側に形成されている。手すり突条(5C)は、突出
端が手すりとして機能する様に略円形の断面形状に形成
されている。
【0015】前記の各壁面パネル(1)〜(6)は、例
えば、塩化ビニルの低発泡押出し成形品から成る。各壁
面パネル(1)〜(6)の横方向の長さは、浴室壁面の
幅寸法に揃えて、800〜2,000mm程度に切断さ
れる。また、各壁面パネル(1)〜(6)の上下方向の
幅は、浴室内の高さ、水栓器具(12)の取付け高さ、
壁面装備品(13)の取付け高さ等に応じて適宜設定さ
れる。
えば、塩化ビニルの低発泡押出し成形品から成る。各壁
面パネル(1)〜(6)の横方向の長さは、浴室壁面の
幅寸法に揃えて、800〜2,000mm程度に切断さ
れる。また、各壁面パネル(1)〜(6)の上下方向の
幅は、浴室内の高さ、水栓器具(12)の取付け高さ、
壁面装備品(13)の取付け高さ等に応じて適宜設定さ
れる。
【0016】斯かる壁面パネル(1)〜(6)は、浴室
のコーナ部において、コーナ金具を介して相互に連結さ
れている。例えば、最下段の壁面パネル(1)、(1)
は、図6に示す様に、コーナ金具(16)、(17)を
介して相互に連結される。すなわち、一方の壁面パネル
(1)の端面には、他方の壁面パネル(1)の外面側に
係合部(16A)が突出する平板状のコーナ金具(1
6)が固定され、他方の壁面パネル(1)の外面には、
前記コーナ金具(16)の係合部(16A)を外側から
挟持可能な挟持部(17A)を有する段付き板状のコー
ナ金具(17)が固定されている。そして、コーナ金具
(17)の挟持部(17A)が上方からコーナ金具(1
6)の係合部(16A)を壁面パネル(1)の外面との
間に挟持することにより、壁面パネル(1)、(1)の
コーナ部が相互に連結されている。
のコーナ部において、コーナ金具を介して相互に連結さ
れている。例えば、最下段の壁面パネル(1)、(1)
は、図6に示す様に、コーナ金具(16)、(17)を
介して相互に連結される。すなわち、一方の壁面パネル
(1)の端面には、他方の壁面パネル(1)の外面側に
係合部(16A)が突出する平板状のコーナ金具(1
6)が固定され、他方の壁面パネル(1)の外面には、
前記コーナ金具(16)の係合部(16A)を外側から
挟持可能な挟持部(17A)を有する段付き板状のコー
ナ金具(17)が固定されている。そして、コーナ金具
(17)の挟持部(17A)が上方からコーナ金具(1
6)の係合部(16A)を壁面パネル(1)の外面との
間に挟持することにより、壁面パネル(1)、(1)の
コーナ部が相互に連結されている。
【0017】また、最下段の壁面パネル(1)は、ホゾ
状レール(18)を介して床面パネル(7)の縁部(7
A)に接合されている。ホゾ状レール(18)は、例え
ば、アルミニウムの押出し型材からなり、床面パネル
(7)の縁部(7A)に接着される平板部と、壁面パネ
ル(1)の下端の溝(1B)に嵌合し得る2列の突状と
を有する。そして、ホゾ状レール(18)の二列の突状
が壁面パネル(1)の下端の溝(1B)に嵌合すること
により、壁面パネル(1)と床面パネル(7)の縁部
(7A)とが接続されている。
状レール(18)を介して床面パネル(7)の縁部(7
A)に接合されている。ホゾ状レール(18)は、例え
ば、アルミニウムの押出し型材からなり、床面パネル
(7)の縁部(7A)に接着される平板部と、壁面パネ
ル(1)の下端の溝(1B)に嵌合し得る2列の突状と
を有する。そして、ホゾ状レール(18)の二列の突状
が壁面パネル(1)の下端の溝(1B)に嵌合すること
により、壁面パネル(1)と床面パネル(7)の縁部
(7A)とが接続されている。
【0018】前記の壁面装備品(13)は、合成樹脂の
一体成形品であり、上下のブラケット(14)、(1
5)間に横方向から挿通される横長の支持板部(13
A)を有する。そして、図4に示す様に、支持板部(1
3A)の、例えば、左側部分には上下2段の収納棚(1
3B)が突設され、右側部分には鏡(13C)が貼着さ
れている。
一体成形品であり、上下のブラケット(14)、(1
5)間に横方向から挿通される横長の支持板部(13
A)を有する。そして、図4に示す様に、支持板部(1
3A)の、例えば、左側部分には上下2段の収納棚(1
3B)が突設され、右側部分には鏡(13C)が貼着さ
れている。
【0019】上方のブラケット(14)は、図3に示す
様に、直角に屈曲したW形断面のレール状であり、壁面
パネル(4)の上端のホゾ(4A)と壁面パネル(5)
の下端の溝(5B)との間に挟着されることにより、挟
持部(14A)が壁面パネル(4)の内面との間に所定
の間隔を開けて下方に突出する。また、下方のブラケッ
ト(15)は、直角に屈曲したヒシャク形断面のレール
状であり、壁面パネル(3)の上端のホゾ(3A)と壁
面パネル(4)の下端の溝(4B)との間に挟着される
ことにより、挟持部(15A)が壁面パネル(4)の内
面との間に所定の間隔を開けて上方に突出する。
様に、直角に屈曲したW形断面のレール状であり、壁面
パネル(4)の上端のホゾ(4A)と壁面パネル(5)
の下端の溝(5B)との間に挟着されることにより、挟
持部(14A)が壁面パネル(4)の内面との間に所定
の間隔を開けて下方に突出する。また、下方のブラケッ
ト(15)は、直角に屈曲したヒシャク形断面のレール
状であり、壁面パネル(3)の上端のホゾ(3A)と壁
面パネル(4)の下端の溝(4B)との間に挟着される
ことにより、挟持部(15A)が壁面パネル(4)の内
面との間に所定の間隔を開けて上方に突出する。
【0020】以上の様に構成された本発明に係る浴室の
壁面構造においては、横長の壁面パネル(1)〜(6)
が使用され、これらがホゾ状レール(18)及びホゾ
(1A)〜(6A)と、溝(1B)〜(6B)との嵌合
により順次上方に接続されることによって、浴室の内壁
面が構成される。従って、壁面パネル(1)、(2)程
度までの施工途中においては、壁面パネル(1)、
(2)の外面側に配管される給水・給湯用配管(11)
の全体を上方から覗くことが出来、その施工を支障なく
行うことが出来る。
壁面構造においては、横長の壁面パネル(1)〜(6)
が使用され、これらがホゾ状レール(18)及びホゾ
(1A)〜(6A)と、溝(1B)〜(6B)との嵌合
により順次上方に接続されることによって、浴室の内壁
面が構成される。従って、壁面パネル(1)、(2)程
度までの施工途中においては、壁面パネル(1)、
(2)の外面側に配管される給水・給湯用配管(11)
の全体を上方から覗くことが出来、その施工を支障なく
行うことが出来る。
【0021】壁面パネル(2)の外面側には、横方向に
延びる凹陥部(2C)が形成されているため、凹陥部
(2C)内を給水・給湯用配管(11)の配管スペース
として確保することが出来る。従って、壁面パネル
(1)〜(6)と建物の壁との間に十分な配管スペース
を確保できない場合であっても、従来例の様に建物の壁
や柱の一部を切欠かねばならないという不都合を解消す
ることが出来る。
延びる凹陥部(2C)が形成されているため、凹陥部
(2C)内を給水・給湯用配管(11)の配管スペース
として確保することが出来る。従って、壁面パネル
(1)〜(6)と建物の壁との間に十分な配管スペース
を確保できない場合であっても、従来例の様に建物の壁
や柱の一部を切欠かねばならないという不都合を解消す
ることが出来る。
【0022】壁面パネル(4)とその上下の壁面パネル
(5)、(3)との間には、上下のブラケット(1
4)、(15)が挟着されているため、浴室の壁面装備
品(13)を上下のブラケット(14)、(15)間に
横方向から挿通して着脱自在に且つ容易に取付けること
が出来る。この場合、壁面装備品(13)をネジ止めす
る必要がないから、従来の様なネジ止め箇所の防水施工
も不要となり、施工性が向上する。
(5)、(3)との間には、上下のブラケット(1
4)、(15)が挟着されているため、浴室の壁面装備
品(13)を上下のブラケット(14)、(15)間に
横方向から挿通して着脱自在に且つ容易に取付けること
が出来る。この場合、壁面装備品(13)をネジ止めす
る必要がないから、従来の様なネジ止め箇所の防水施工
も不要となり、施工性が向上する。
【0023】壁面パネル(5)の内面側には、横方向に
延びる手すり突条(5C)が形成されているため、別途
の手すりを壁面に固定する作業が不要であり、手すり付
き浴室を容易に構成することが出来る。
延びる手すり突条(5C)が形成されているため、別途
の手すりを壁面に固定する作業が不要であり、手すり付
き浴室を容易に構成することが出来る。
【0024】図示した浴室の壁面構造においては、上下
6段の壁面パネル(1)〜(6)を使用したが、その段
数は適宜変更することが出来る。また、給水・給湯用配
管(11)、水栓器具(12)、壁面装備品(13)、
手すり突条(5C)などの配置も適宜変更することが出
来る。なお、図示されない浴室の他の内壁面は、複数段
の平板状の壁面パネルによってフラットに構成しても良
い。また、各壁面パネル(1)〜(6)の間の目地に
は、シール材などによって防水施工が施される。
6段の壁面パネル(1)〜(6)を使用したが、その段
数は適宜変更することが出来る。また、給水・給湯用配
管(11)、水栓器具(12)、壁面装備品(13)、
手すり突条(5C)などの配置も適宜変更することが出
来る。なお、図示されない浴室の他の内壁面は、複数段
の平板状の壁面パネルによってフラットに構成しても良
い。また、各壁面パネル(1)〜(6)の間の目地に
は、シール材などによって防水施工が施される。
【0025】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る浴室の
壁面構造によれば、横長の壁面パネルを順次上方に接続
することにより浴室の内壁面が構成されるため、壁面パ
ネルの施工途中においては、横方向に配管される給水・
給湯用の配管を支障なく施工することが出来る。
壁面構造によれば、横長の壁面パネルを順次上方に接続
することにより浴室の内壁面が構成されるため、壁面パ
ネルの施工途中においては、横方向に配管される給水・
給湯用の配管を支障なく施工することが出来る。
【0026】給水・給湯用の配管の配管スペースとして
横方向に延びる凹陥部が外面側に形成された壁面パネル
を使用することにより、給水・給湯用配管の配管スペー
スを容易かつ確実に確保することが出来る。
横方向に延びる凹陥部が外面側に形成された壁面パネル
を使用することにより、給水・給湯用配管の配管スペー
スを容易かつ確実に確保することが出来る。
【0027】中間段の壁面パネルとその上下の壁面パネ
ルとの間にブラケットを挟着することにより、浴室の壁
面装備品をブラケット間に横方向から挿通して簡単に取
付けることが出来る。
ルとの間にブラケットを挟着することにより、浴室の壁
面装備品をブラケット間に横方向から挿通して簡単に取
付けることが出来る。
【0028】横方向に延びる手すり突条が内面側に形成
された壁面パネルを使用することにより、手すり付き浴
室を容易に構成することが出来る。
された壁面パネルを使用することにより、手すり付き浴
室を容易に構成することが出来る。
【図1】浴室内の概略構造を示す斜視図である。
【図2】凹陥部が形成された中間段の壁面パネル付近の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図3】ブラケットを挟着した中間段の壁面パネル付近
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図4】壁面装備品の斜視図である。
【図5】手すり突条が形成された中間段の壁面パネル付
近の縦断面図である。
近の縦断面図である。
【図6】浴室コーナ部における壁面パネル相互の連結構
造を示す斜視図である。
造を示す斜視図である。
1〜6 :壁面パネル 1A〜5A:ホゾ 1B〜5B:溝 2C :凹陥部 2D :膨出部 2E :貫通孔 5C :手すり突条 7 :床面パネル 7A :縁部 8 :浴槽 9 :エプロン 10 :グレーチング 11 :給水・給湯用配管 12 :水栓器具 13 :壁面装備品 13A :支持板部 13B :収納棚 13C :鏡 14、15 :ブラケット 14A :挟持部 15A :挟持部 16、17 :コーナ金具 16A :係合部 17A :挟持部 18 :ホゾ状レール
Claims (4)
- 【請求項1】 横長の壁面パネルが上下方向に接続され
て成る浴室の壁面構造であって、各壁面パネルの上下の
端面には、壁面パネルを下方から上方に順次接続可能な
ホゾ溝嵌合部が形成されていることを特徴とする浴室の
壁面構造。 - 【請求項2】 中間段の壁面パネルには、給水・給湯用
配管の配管スペースとして横方向に延びる凹陥部が外面
側に形成されている請求項1に記載の浴室の壁面構造。 - 【請求項3】 中間段の壁面パネルとその上下の壁面パ
ネルとの間には、浴室の壁面装備品を上下方向から挟持
可能なブラケットが挟着されている請求項1または2に
記載の浴室の壁面構造。 - 【請求項4】 中間段の壁面パネルには、横方向に延び
る手すり突条が内面側に形成されている請求項1〜3の
何れかに記載の浴室の壁面構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9137772A JPH10311111A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 浴室の壁面構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9137772A JPH10311111A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 浴室の壁面構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10311111A true JPH10311111A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=15206483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9137772A Pending JPH10311111A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 浴室の壁面構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10311111A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007319445A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Yamaha Livingtec Corp | 浴槽の設置構造 |
CN108951959A (zh) * | 2017-05-22 | 2018-12-07 | 北新集团建材股份有限公司 | 一种装配式墙体的一体拐角结构及其安装方法 |
-
1997
- 1997-05-12 JP JP9137772A patent/JPH10311111A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007319445A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Yamaha Livingtec Corp | 浴槽の設置構造 |
CN108951959A (zh) * | 2017-05-22 | 2018-12-07 | 北新集团建材股份有限公司 | 一种装配式墙体的一体拐角结构及其安装方法 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040506 |
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A02 | Decision of refusal |
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