JPH10310945A - 短尺経糸を製造する方法及びこの方法を実施するための単糸からなる短尺経糸用部分整経機 - Google Patents

短尺経糸を製造する方法及びこの方法を実施するための単糸からなる短尺経糸用部分整経機

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JPH10310945A
JPH10310945A JP10114488A JP11448898A JPH10310945A JP H10310945 A JPH10310945 A JP H10310945A JP 10114488 A JP10114488 A JP 10114488A JP 11448898 A JP11448898 A JP 11448898A JP H10310945 A JPH10310945 A JP H10310945A
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    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02HWARPING, BEAMING OR LEASING
    • D02H3/00Warping machines
    • D02H3/04Sample warpers

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 糸シートとして追加的に糊付けすることので
きる綿・短尺経糸を製造する方法及びこの方法を実施す
るための単糸・短尺経糸・部分整経機を提供することを
目的にする。 【構成】 短尺経糸を製造する方法において、単糸がデ
ザインに合わせて整経ドラム(2) に順次巻き取られ、巻
取ビーム(16)によって糸シート(19)として引き出され
て、ワープビーム(17)に巻き返される。部分シートに分
離するための準備が既に整経ドラム(2) 上でなされ、長
さの大きい前走部分及び追走部分が形成される。更に、
この方法を実施するための単糸・短尺経糸・部分整経機
(1) が記載されている。これは、糸シート(19)として追
加的に糊付けすることのできる綿・短尺経糸の製造を可
能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1の前提部分に
記載される短尺経糸を製造する方法、及び請求項4の前
提部分に記載されるこの方法を実施するための単糸(モ
ノフィラメント)からなる短尺経糸用部分整経機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術発明が解決しようとする課題】このような
方法及びこのような部分整経機は、欧州公開特許公報第
0 375 480号公報により公知である。この公知のもので
は、整経ドラムは、選択した糸を切断する2本の切断ロ
ッドを一方の周設平坦部分で担持し、2つの綾を形成す
る3本のリーズロッドを反対側の周設平坦部分で担持し
ている。整形ドラムが希望するデザインを具備して巻き
付け終わると、整経ドラムを同時に回転させながら糸シ
ートが巻取ビームに巻き返される。この巻返しが終了す
ると、次の経糸用の整経操作を開始して、巻取ビーム上
にある経糸を市販のワープビームに巻き返すことができ
る。
【0003】こうして、きわめて良好にデザイン化され
た短尺経糸を毛糸(ウール糸)から製造することができ
る。糸シートの始端近傍と終端近傍とに各1つの綾が生
成される。ワープビームへの結合、又は直接に織機への
結合は、上側にある綾を利用して行われる。この場合、
羊毛材料の損失が少ない。
【0004】しかし綿糸を同様に処理すると技術的な困
難にぶつかる。なぜならば、例えば後続の製織過程のと
きに単糸の性質を向上(外的影響に対する糸の保護及び
抵抗力(滑り性)を向上;経糸中の短糸の均一性及び強
度を向上)させるために、綿糸は大抵の場合、湿式で糊
付しなければならないからである。従来、短糸は、部分
整経機に供給する前に糊付けされる。このために送り速
度を著しく低下させることになる高価なサイジング機
(サイジングマシーン)が必要となる。更に、綿糸は整
経操作のために必要な可動性状が低下する。
【0005】本発明の課題は、糸シートとした後から追
加的に糊付けすることのできる綿のような短糸からなる
短尺経糸を製造する方法及びこの方法を実施するための
短糸からなる短尺経糸用部分整経機を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば請求項1の特徴によって解決される。こうして製造
された綿のような短糸からなる短尺経糸は、ワープビー
ムから他のワープビームに巻き返すときに、市販のサイ
ジング機(サイジングマシーン)、例えば本出願人の製
品である「サイズ・O(オー)・マチック型」のサイジング
機によって糊付けすることができる。このサイジング機
は、1つ又は2つのサイズボックスと後段に設けられる
スキージングローラ対と、それに続いて多進路・シリン
ダ式乾燥装置とを有する。このようなサイジング機は、
従来、整経ビームクリールから複数の部分シートが装入
された。これらの部分シートは出口側でビーム巻返し機
において1つの糸シート又は経糸へとアセンブリビーミ
ングされている。
【0007】本発明によれば2つの措置が一緒になされ
る。つまり、一方で、糊付け時に別々の進路で乾燥させ
られる複数の部分シートにすべての糸を分離すると、膠
着を不可能とするような相互距離を各部分シート中の糸
に与えることが可能となる。他方で、前走部分と追走部
分は、部分シートへの分離を維持しながら、ワープビー
ムから引き出される糸シートの始端を、その前に巻返し
終了したワープビームから引き出された先行糸シートの
終端に結合することを可能とし、こうして部分シートは
先行糸シートによって乾燥部を通して引っ張られる。部
分シート、前走部分及び追走部分は、短尺経糸の整経時
に自動的に生成することができる。
【0008】上記短尺経糸を製造する方法を実施するた
めの短糸からなる短尺経糸用部分整経機は、請求項4に
記載される内容を特徴としている。つまり、切断ロッド
及びリーズロッドの配置とデバイディングロッドの使用
は、選択された制御系(実施例で言う、第1あるいは第
2のプログラム)と相まって、部分シート、前走部分及
び追走部分の生成をもたらす。この短尺経糸用部分整経
機で形成されるワープビームは、サイジング機の前に直
接置くことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】上記前走部分及び追走部分の請求
項2、3に明示された長さは、通常の乾燥部を通過する
のに十分な長さであり、2.25mの通常の直径を有する整
経ドラム上で製造可能であることから、望ましい実施態
様となる。
【0010】請求項5の構成は、前走部分及び追走部分
の希望する長さを達成するのに特に適している。
【0011】請求項6のように5本乃至7本のデバイデ
ィングロッドを使用すると、各部分シート中の相隣接す
る糸の間に、乾燥を促進する比較的大きな距離(隙間)
が得られる。
【0012】請求項7のように2本の切断ロッドを使用
すると、2つの異なる切断過程を実行(実施)すること
が可能となる。
【0013】請求項8による構成でもって、綿糸の処理
だけでなく毛糸の処理にも適した多面的に実施可能な部
分整経機が得られる。
【0014】
【実施例】以下、図面に示した好適な実施例に基づいて
本発明を詳しく説明する。
【0015】図1は短糸からなる短尺経糸用部分整経機
1の構成を概略的に示した図である。この部分整経機1
は整経ドラム2を有し、この整経ドラム2は、(中心を
挟んで)互いに対峙する2つの周面部分3、4に軸方向
(回転支持軸方向)に延びるコンベヤ(軸方向コンベヤ
と言う)5を担持している。整経ドラム2の一方の正面
(図1において左側の正面)に設けられる回転体6が電
動機7によって駆動される。この回転体6は給糸器8を
担持している。この給糸器8によって短糸9がクリール
管糸10から引き出されて、軸方向コンベヤ5上に給糸さ
れる。その際、整経ドラム2は回転しないように捩り剛
性をもって固定され、軸方向コンベヤ5の搬送部のみが
整経ドラム2の他方の正面(図1において右側の正面)
の方向にゆっくりとした速度で移動を実行するので、整
経ドラム2上を周回するような単層糸シートが整経ドラ
ム上に生成される。意匠(デザイン)化のために糸選択
装置11が設けられており、制御装置12によって制御され
る。ここで他のクリール管糸10' から他の糸9'が供給
される。給糸器8は、意匠プログラムに基づいて、糸選
択装置11の脇を通過するときに、この糸9を他の糸9'
と交換する。制御装置12が入力部13を有し、この入力部
13を介して、希望するプログラムを入力し又は記憶した
プログラムを呼び出すことができる。図示された3つの
出力部14は、後述する図4、図5に図示する切断ロッド
TT1,TT2 、リーズロッドFK1,FK2 及びデバイディングロ
ッドST1 〜ST5 の上側あるいは下側に、選択的に糸道を
形成するべく制御するよう出力する。
【0016】図2に示するように、部分整経機1に続く
ビーム巻返し設備15は、巻取ビーム16とワープビーム17
とを備えている。自動整経された経糸の整経ドラム2か
ら巻取ビーム16への第1ビーム巻返し操作が図3に略示
されている。
【0017】整経ドラム2からの糸シート19の引き出し
は給糸器8による巻取り(巻き付け)操作とは逆方向か
ら行われる。つまり、図3(a)に示す糸シート19の場
合、糸シート始端20は巻き取られる糸終端となり、糸シ
ート終端21は巻き取られる糸始端となる。また、この糸
シート19は3つの部分からなる。つまり、綾23と分離箇
所24との間にある本来の経糸22、分離箇所24と糸シート
始端20との間にある前走部分25、そして糸シート終端21
と綾23との間にある追走部分26からなる。
【0018】巻取ビーム16からワープビーム17への第2
のビーム巻返し操作が、図3(b)に略示されている。巻
取り終了したワープビーム17上に、この状態で、前走部
分25と、後に部分シートが続く分離箇所24が、上側(表
面側)になるようワープビーム17上に位置する。このワ
ープビーム17は、このままサイジング機の前に置くこと
ができる。
【0019】図4と図5は、上述した構成と動作態様を
さらに正確に且つ詳細に示している。整経ドラム2は、
上記周面部分3、4の他に、それらの間に各1つ配設さ
れる2つの周設平坦部分(整経ドラム2外周に形成され
た平坦な面の部分を言う)27、28を有する。選択した糸
を切断することができる2本の切断ロッドTT1,TT2 と、
綾を形成するのに役立つリーズロッドFK1,FK2 が、上記
周設平坦部分27に順次設けられている。例えば、一方の
切断ロッドTT1 は切刃ロッドとして作用し、他方の切断
ロッドTT2 は固定ロッドとして作用する。上記周設平坦
部分28には、5本のデバイディングロッドST1 〜ST5 が
順次配置されており、ここに相互に離間して配置された
糸9はこれらのデバイディングロッドST1 〜ST5 によっ
て部分シート(20a〜20f)として残りの糸から分離するこ
とができる。デバイディングロッドST1 〜ST5 によって
残りの糸シートから分離されて部分シートが形成される
状態を概念的に示すと図6の如きである。
【0020】糸道は上記各ロッドに設けられる図示しな
いガイドエレメント(案内要素)によって決定され、こ
れらのガイドエレメントは上記制御装置12によって制御
され動作させられる。上記給糸器8によって供糸される
糸9の進路中にガイドエレメントがあるとき、糸はロッ
ドの上側に置かれ、そうでない場合、つまり進路中にガ
イドエレメントがない場合にはロッドの下側に置かれ
る。
【0021】図5には、上記整経ドラム2が図4の矢印
20で示す方向に回転するときの、6本からなる各リピー
ト(巻取り)の糸道が示されている。通常のオーダで
は、約1000(本)程度からなる各リピートで構成され
る。ここでは、巻取りのとき、上記6本の各糸9が、そ
れぞれ、その始端30と終端31との間において5つの巻糸
32〜36によって整経ドラム2に巻かれ、次に糸シート19
が矢印29の方向に引き出される場合を例にとって説明す
る。第1巻糸32(後の追走部分)は、切断ロッドTT1を
除き、すべてのロッドの下側にある。第2巻糸33(綾が
形成される部分)は交互にリーズロッドFK1 及びFK2 の
上側若しくは下側、切断ロッドTT2 の上側、及び他のす
べてのロッドの下側にある。第3巻(第31巻〜第3n
巻; n は短尺の長さによって決まる任意の数)糸34
(短尺の長さを決める部分)は切断ロッドTT2,リーズロ
ッドFK1,FK2 の上側、及び他のすべてのロッドの下側に
置かれる。第4巻糸35(糊付される部分)は切断ロッド
TT2,リーズロッドFK1,FK2 の上側、及び切断ロッドTT1
の下側に置かれ、デバイディングロッドST1 〜ST5 の組
合せに応じて糊付される領域(部分)内に給糸される。
第5巻糸36(後の前走部分)は切断ロッドTT1 の下側、
及び他のすべてのロッドの上側に置かれる。
【0022】このことから明らかなように、糸シート19
を矢印29の方向に引き出すときまず前走部分25が生じ、
この前走部分25は第5巻糸36であることから図5の部分
25'の長さに第5巻糸36の1巻分を加えたものに一致す
る。追走部分26は、第1巻糸32であることから図5の部
分26' の長さに第1巻糸32の1巻分を加えたものに等し
くなる。残りの巻糸は本来の経糸22部分であり、図5の
部分22' が加わったものである。
【0023】各糸9の第4巻糸35がリーズロッドFK1,FK
2 によって交差させられることによって綾が形成され
る。実際には、並置される6本の糸9のうち、希望する
短尺の長さによって巻数が決まるそれぞれの第2巻糸33
が、5本のデバイディングロッドST1 〜ST5 の上記とは
別の組合せで給糸される。これは、例えば1000本の各リ
ピート(1000本)があるとき、各デバイディングロッド
上に1000本の短糸が置かれることを意味する。この場合
も、各デバイディングロッドによって、残りの糸シート
から分離され部分シートが形成される。
【0024】こうして、糸シートの糊付のために必要な
補助的な措置、つまり部分シートへの分離と、前走部分
及び追走部分の形成が、部分整経機上でおこなわれる。
サイジング機内で糸が相互に距離を有して完全に乾燥す
ることができるようにするには、部分シートへの分離は
不可欠である。経糸中の糸本数及び糸密度(本/cm)に
対応して5乃至7のデバイディングロッドによる糊付部
分の形成が望ましい。前走部分と追走部分は、後続の本
来の経糸となる部分がサイジング機に進入する前にその
つなぎ合せを可能とする。更に、糊付け後にワープビー
ム上の表面側に存在する綾を生成することができる。
【0025】実際の実施例では、整経ドラムの直径が2.
25mであった。これは約7mの周長に相当する。経糸長
は約140 m、前走部分の長さは約10m、追走部分の長さ
は約8mであった。
【0026】図示した部分整経機は、図7、図8に示し
たように、異なる第2のプログラムで制御することもで
きる。この場合、図4、図5にあった中央のデバイディ
ングロッドST3 は取り除かれている。残りのデバイディ
ングロッドもリーズロッドFK3 〜FK6 に変更されている
が、これは機械的な設計変更を必要とするのでなく、制
御プログラムの変更を必要とするだけである。この場
合、糸シートの始端に2つの綾37、38、そして終端に1
つの綾39が得られる。このプログラムは、糊付けするこ
となく製織することができる羊毛に適している。この場
合、糸シート始端の第2番目の綾38は第1番目の綾37に
欠点(キズ)が現れた場合のための安全措置として設け
られている。このような措置が必要でない場合、第2番
目の綾38は省くこともできる。
【0027】図8からわかるように、切断ロッドTT1 が
切刃ロッドとして機能し、即ち第1巻糸が存在し、他の
巻糸はすべて切断ロッドの下側にある。切断ロッドTT2
は固定ロッドと見做すことができる。というのも、この
場合、第1巻糸が切断ロッドTT2 の下側に置かれ、他の
巻糸はすべてロッドの上側に置かれているからである。
デバイディングロッド(FK5、FK6)、(FK3、FK4)、(FK1、
FK2)の組合せによって、綾が経糸中に形成される。ビー
ム巻返し操作の前に、整経終了した経糸からデバイディ
ングロッドが引き出される。そして、引出し時にピッチ
コード(通糸)が挿入される。
【0028】整経ドラム2から巻取ビーム16、そして巻
取ビーム16からワープビーム17へのビーム巻返し操作後
にデバイディングロッド(FK5、FK6)によって形成され
る綾37とデバイディングロッド(FK3、FK4)によって形
成される綾38は、上側でワープビーム17上の表面側にあ
る。このワープビーム17は、次に「たてつなぎ処理」の
ために自動たてつなぎ機にセットされるか、又は直接に
織機へたてつなぎされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によって実施される短尺経糸・部分整
経機の構成を略示した図である。
【図2】 この部分整経機と付属のビーム巻返し設備と
の組合せを概略的に示す図である。
【図3】(a)は整経ドラムから巻取ビームに巻き返すと
きに生成された経糸の部分シートの分離を概略的に示す
図で、(b)は巻取ビームからワープビームに巻き返すと
きに生成された経糸の部分シートの分離を概略的に示す
図である。
【図4】 第1のプログラムを利用した場合の図1に示
す部分整経機の整経ドラムを略示した側面図である。
【図5】 6本からなる各リピートの糸の整経の組織図
である。
【図6】 各デバイディングロッドによって残りの糸シ
ートから分離されて部分シート(20a〜20f)が形成された
状態を図3と対応させて概念的に示した概念図である。
【図7】 第2のプログラムを利用した場合の図1に示
す部分整経機の整経ドラムを略示した側面図である。
【図8】 1リピートの6本の糸の整経の組織図であ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 短尺経糸を製造する方法及びこの方法
を実施するための単糸からなる短尺経糸用部分整経機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1の前提部分に
記載される短尺経糸を製造する方法、及び請求項4の前
提部分に記載されるこの方法を実施するための単糸(モ
ノフィラメント)からなる短尺経糸用部分整経機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術発明が解決しようとする課題】このような
方法及びこのような部分整経機は、欧州公開特許公報第
0 375 480号公報により公知である。この公知のもので
は、整経ドラムは、選択した糸を切断する2本の切断ロ
ッドを一方の周設平坦部分で担持し、2つの綾を形成す
る3本のリーズロッドを反対側の周設平坦部分で担持し
ている。整形ドラムが希望するデザインを具備して巻き
付け終わると、整経ドラムを同時に回転させながら糸シ
ートが巻取ビームに巻き返される。この巻返しが終了す
ると、次の経糸用の整経操作を開始して、巻取ビーム上
にある経糸を市販のワープビームに巻き返すことができ
る。
【0003】こうして、きわめて良好にデザイン化され
た短尺経糸を毛糸(ウール糸)から製造することができ
る。糸シートの始端近傍と終端近傍とに各1つの綾が生
成される。ワープビームへの結合、又は直接に織機への
結合は、上側にある綾を利用して行われる。この場合、
羊毛材料の損失が少ない。
【0004】しかし綿糸を同様に処理すると技術的な困
難にぶつかる。なぜならば、例えば後続の製織過程のと
きに単糸の性質を向上(外的影響に対する糸の保護及び
抵抗力(滑り性)を向上;経糸中の単糸の均一性及び強
度を向上)させるために、綿糸は大抵の場合、湿式で糊
付しなければならないからである。従来、単糸は、部分
整経機に供給する前に糊付けされる。このために送り速
度を著しく低下させることになる高価なサイジング機
(サイジングマシーン)が必要となる。更に、綿糸は整
経操作のために必要な可動性状が低下する。
【0005】本発明の課題は、糸シートとした後から追
加的に糊付けすることのできる綿のような単糸からなる
短尺経糸を製造する方法及びこの方法を実施するための
単糸からなる短尺経糸用部分整経機を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば請求項1の特徴によって解決される。こうして製造
された綿のような単糸からなる短尺経糸は、ワープビー
ムから他のワープビームに巻き返すときに、市販のサイ
ジング機(サイジングマシーン)、例えば本出願人の製
品である「サイズ・O(オー)・マチック型」のサイジング
機によって糊付けすることができる。このサイジング機
は、1つ又は2つのサイズボックスと後段に設けられる
スキージングローラ対と、それに続いて多進路・シリン
ダ式乾燥装置とを有する。このようなサイジング機は、
従来、整経ビームクリールから複数の部分シートが装入
された。これらの部分シートは出口側でビーム巻返し機
において1つの糸シート又は経糸へとアセンブリビーミ
ングされている。
【0007】本発明によれば2つの措置が一緒になされ
る。つまり、一方で、糊付け時に別々の進路で乾燥させ
られる複数の部分シートにすべての糸を分離すると、膠
着を不可能とするような相互距離を各部分シート中の糸
に与えることが可能となる。他方で、前走部分と追走部
分は、部分シートへの分離を維持しながら、ワープビー
ムから引き出される糸シートの始端を、その前に巻返し
終了したワープビームから引き出された先行糸シートの
終端に結合することを可能とし、こうして部分シートは
先行糸シートによって乾燥部を通して引っ張られる。部
分シート、前走部分及び追走部分は、短尺経糸の整経時
に自動的に生成することができる。
【0008】上記短尺経糸を製造する方法を実施するた
めの単糸からなる短尺経糸用部分整経機は、請求項4に
記載される内容を特徴としている。つまり、切断ロッド
及びリーズロッドの配置とデバイディングロッドの使用
は、選択された制御系(実施例で言う、第1あるいは第
2のプログラム)と相まって、部分シート、前走部分及
び追走部分の生成をもたらす。この短尺経糸用部分整経
機で形成されるワープビームは、サイジング機の前に直
接置くことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】上記前走部分及び追走部分の請求
項2、3に明示された長さは、通常の乾燥部を通過する
のに十分な長さであり、2.25mの通常の直径を有する整
経ドラム上で製造可能であることから、望ましい実施態
様となる。
【0010】請求項5の構成は、前走部分及び追走部分
の希望する長さを達成するのに特に適している。
【0011】請求項6のように5本乃至7本のデバイデ
ィングロッドを使用すると、各部分シート中の相隣接す
る糸の間に、乾燥を促進する比較的大きな距離(隙間)
が得られる。
【0012】請求項7のように2本の切断ロッドを使用
すると、2つの異なる切断過程を実行(実施)すること
が可能となる。
【0013】請求項8による構成でもって、綿糸の処理
だけでなく毛糸の処理にも適した多面的に実施可能な部
分整経機が得られる。
【0014】
【実施例】以下、図面に示した好適な実施例に基づいて
本発明を詳しく説明する。
【0015】図1は単糸からなる短尺経糸用部分整経機
1の構成を概略的に示した図である。この部分整経機1
は整経ドラム2を有し、この整経ドラム2は、(中心を
挟んで)互いに対峙する2つの周面部分3、4に軸方向
(回転支持軸方向)に延びるコンベヤ(軸方向コンベヤ
と言う)5を担持している。整経ドラム2の一方の正面
(図1において左側の正面)に設けられる回転体6が電
動機7によって駆動される。この回転体6は給糸器8を
担持している。この給糸器8によって単糸9がクリール
管糸10から引き出されて、軸方向コンベヤ5上に給糸さ
れる。その際、整経ドラム2は回転しないように捩り剛
性をもって固定され、軸方向コンベヤ5の搬送部のみが
整経ドラム2の他方の正面(図1において右側の正面)
の方向にゆっくりとした速度で移動を実行するので、整
経ドラム2上を周回するような単層糸シートが整経ドラ
ム上に生成される。意匠(デザイン)化のために糸選択
装置11が設けられており、制御装置12によって制御され
る。ここで他のクリール管糸10' から他の糸9'が供給
される。給糸器8は、意匠プログラムに基づいて、糸選
択装置11の脇を通過するときに、この糸9を他の糸9'
と交換する。制御装置12が入力部13を有し、この入力部
13を介して、希望するプログラムを入力し又は記憶した
プログラムを呼び出すことができる。図示された3つの
出力部14は、後述する図4、図5に図示する切断ロッド
TT1,TT2 、リーズロッドFK1,FK2 及びデバイディングロ
ッドST1 〜ST5 の上側あるいは下側に、選択的に糸道を
形成するべく制御するよう出力する。
【0016】図2に示するように、部分整経機1に続く
ビーム巻返し設備15は、巻取ビーム16とワープビーム17
とを備えている。自動整経された経糸の整経ドラム2か
ら巻取ビーム16への第1ビーム巻返し操作が図3に略示
されている。
【0017】整経ドラム2からの糸シート19の引き出し
は給糸器8による巻取り(巻き付け)操作とは逆方向か
ら行われる。つまり、図3(a)に示す糸シート19の場
合、糸シート始端20は巻き取られる糸終端となり、糸シ
ート終端21は巻き取られる糸始端となる。また、この糸
シート19は3つの部分からなる。つまり、綾23と分離箇
所24との間にある本来の経糸22、分離箇所24と糸シート
始端20との間にある前走部分25、そして糸シート終端21
と綾23との間にある追走部分26からなる。
【0018】巻取ビーム16からワープビーム17への第2
のビーム巻返し操作が、図3(b)に略示されている。巻
取り終了したワープビーム17上に、この状態で、前走部
分25と、後に部分シートが続く分離箇所24が、上側(表
面側)になるようワープビーム17上に位置する。このワ
ープビーム17は、このままサイジング機の前に置くこと
ができる。
【0019】図4と図5は、上述した構成と動作態様を
さらに正確に且つ詳細に示している。整経ドラム2は、
上記周面部分3、4の他に、それらの間に各1つ配設さ
れる2つの周設平坦部分(整経ドラム2外周に形成され
た平坦な面の部分を言う)27、28を有する。選択した糸
を切断することができる2本の切断ロッドTT1,TT2 と、
綾を形成するのに役立つリーズロッドFK1,FK2 が、上記
周設平坦部分27に順次設けられている。例えば、一方の
切断ロッドTT1 は切刃ロッドとして作用し、他方の切断
ロッドTT2 は固定ロッドとして作用する。上記周設平坦
部分28には、5本のデバイディングロッドST1 〜ST5 が
順次配置されており、ここに相互に離間して配置された
糸9はこれらのデバイディングロッドST1 〜ST5 によっ
て部分シート(20a〜20f)として残りの糸から分離するこ
とができる。デバイディングロッドST1 〜ST5 によって
残りの糸シートから分離されて部分シートが形成される
状態を概念的に示すと図6の如きである。
【0020】糸道は上記各ロッドに設けられる図示しな
いガイドエレメント(案内要素)によって決定され、こ
れらのガイドエレメントは上記制御装置12によって制御
され動作させられる。上記給糸器8によって供糸される
糸9の進路中にガイドエレメントがあるとき、糸はロッ
ドの上側に置かれ、そうでない場合、つまり進路中にガ
イドエレメントがない場合にはロッドの下側に置かれ
る。
【0021】図5には、上記整経ドラム2が図4の矢印
20で示す方向に回転するときの、6本からなる各リピー
ト(巻取り)の糸道が示されている。通常のオーダで
は、約1000(本)程度からなる各リピートで構成され
る。ここでは、巻取りのとき、上記6本の各糸9が、そ
れぞれ、その始端30と終端31との間において5つの巻糸
32〜36によって整経ドラム2に巻かれ、次に糸シート19
が矢印29の方向に引き出される場合を例にとって説明す
る。第1巻糸32(後の追走部分)は、切断ロッドTT1を
除き、すべてのロッドの下側にある。第2巻糸33(綾が
形成される部分)は交互にリーズロッドFK1 及びFK2 の
上側若しくは下側、切断ロッドTT2 の上側、及び他のす
べてのロッドの下側にある。第3巻(第31巻〜第3n
巻; n は短尺の長さによって決まる任意の数)糸34
(短尺の長さを決める部分)は切断ロッドTT2,リーズロ
ッドFK1,FK2 の上側、及び他のすべてのロッドの下側に
置かれる。第4巻糸35(糊付される部分)は切断ロッド
TT2,リーズロッドFK1,FK2 の上側、及び切断ロッドTT1
の下側に置かれ、デバイディングロッドST1 〜ST5 の組
合せに応じて糊付される領域(部分)内に給糸される。
第5巻糸36(後の前走部分)は切断ロッドTT1 の下側、
及び他のすべてのロッドの上側に置かれる。
【0022】このことから明らかなように、糸シート19
を矢印29の方向に引き出すときまず前走部分25が生じ、
この前走部分25は第5巻糸36であることから図5の部分
25'の長さに第5巻糸36の1巻分を加えたものに一致す
る。追走部分26は、第1巻糸32であることから図5の部
分26' の長さに第1巻糸32の1巻分を加えたものに等し
くなる。残りの巻糸は本来の経糸22部分であり、図5の
部分22' が加わったものである。
【0023】各糸9の第4巻糸35がリーズロッドFK1,FK
2 によって交差させられることによって綾が形成され
る。実際には、並置される6本の糸9のうち、希望する
短尺の長さによって巻数が決まるそれぞれの第2巻糸33
が、5本のデバイディングロッドST1 〜ST5 の上記とは
別の組合せで給糸される。これは、例えば1000本の各リ
ピート(1000本)があるとき、各デバイディングロッド
上に1000本の単糸が置かれることを意味する。この場合
も、各デバイディングロッドによって、残りの糸シート
から分離され部分シートが形成される。
【0024】こうして、糸シートの糊付のために必要な
補助的な措置、つまり部分シートへの分離と、前走部分
及び追走部分の形成が、部分整経機上でおこなわれる。
サイジング機内で糸が相互に距離を有して完全に乾燥す
ることができるようにするには、部分シートへの分離は
不可欠である。経糸中の糸本数及び糸密度(本/cm)に
対応して5乃至7のデバイディングロッドによる糊付部
分の形成が望ましい。前走部分と追走部分は、後続の本
来の経糸となる部分がサイジング機に進入する前にその
つなぎ合せを可能とする。更に、糊付け後にワープビー
ム上の表面側に存在する綾を生成することができる。
【0025】実際の実施例では、整経ドラムの直径が2.
25mであった。これは約7mの周長に相当する。経糸長
は約140 m、前走部分の長さは約10m、追走部分の長さ
は約8mであった。
【0026】図示した部分整経機は、図7、図8に示し
たように、異なる第2のプログラムで制御することもで
きる。この場合、図4、図5にあった中央のデバイディ
ングロッドST3 は取り除かれている。残りのデバイディ
ングロッドもリーズロッドFK3 〜FK6 に変更されている
が、これは機械的な設計変更を必要とするのでなく、制
御プログラムの変更を必要とするだけである。この場
合、糸シートの始端に2つの綾37、38、そして終端に1
つの綾39が得られる。このプログラムは、糊付けするこ
となく製織することができる羊毛に適している。この場
合、糸シート始端の第2番目の綾38は第1番目の綾37に
欠点(キズ)が現れた場合のための安全措置として設け
られている。このような措置が必要でない場合、第2番
目の綾38は省くこともできる。
【0027】図8からわかるように、切断ロッドTT1 が
切刃ロッドとして機能し、即ち第1巻糸が存在し、他の
巻糸はすべて切断ロッドの下側にある。切断ロッドTT2
は固定ロッドと見做すことができる。というのも、この
場合、第1巻糸が切断ロッドTT2 の下側に置かれ、他の
巻糸はすべてロッドの上側に置かれているからである。
デバイディングロッド(FK5、FK6)、(FK3、FK4)、(FK1、
FK2)の組合せによって、綾が経糸中に形成される。ビー
ム巻返し操作の前に、整経終了した経糸からデバイディ
ングロッドが引き出される。そして、引出し時にピッチ
コード(通糸)が挿入される。
【0028】整経ドラム2から巻取ビーム16、そして巻
取ビーム16からワープビーム17へのビーム巻返し操作後
にデバイディングロッド(FK5、FK6)によって形成され
る綾37とデバイディングロッド(FK3、FK4)によって形
成される綾38は、上側でワープビーム17上の表面側にあ
る。このワープビーム17は、次に「たてつなぎ処理」の
ために自動たてつなぎ機にセットされるか、又は直接に
織機へたてつなぎされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によって実施される短尺経糸・部分整
経機の構成を略示した図である。
【図2】 この部分整経機と付属のビーム巻返し設備と
の組合せを概略的に示す図である。
【図3】(a)は整経ドラムから巻取ビームに巻き返すと
きに生成された経糸の部分シートの分離を概略的に示す
図で、(b)は巻取ビームからワープビームに巻き返すと
きに生成された経糸の部分シートの分離を概略的に示す
図である。
【図4】 第1のプログラムを利用した場合の図1に示
す部分整経機の整経ドラムを略示した側面図である。
【図5】 6本からなる各リピートの糸の整経の組織図
である。
【図6】 各デバイディングロッドによって残りの糸シ
ートから分離されて部分シート(20a〜20f)が形成された
状態を図3と対応させて概念的に示した概念図である。
【図7】 第2のプログラムを利用した場合の図1に示
す部分整経機の整経ドラムを略示した側面図である。
【図8】 1リピートの6本の糸の整経の組織図であ
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単糸がデザインに合わせて、少なくとも1
    つの綾を形成しながら、まず固定されている整経ドラム
    に順次巻き取られ、次に切断後に巻取ビームによって、
    その際に回転する整経ドラムから糸シートとして引き出
    され、引き続きワープビームに巻き返される、短尺経糸
    を製造する方法において、 上記巻取りのとき、相互に離間して配置される糸が1つ
    の分離箇所で分離されて、それぞれに部分シートを形成
    し、綾が形成されるまで糸始端が整経ドラムに少なくと
    も1巻されて、引出し時に追走部分を形成し、糸終端が
    分離箇所の方から整経ドラムに少なくとも1巻されて、
    引出し時に前走部分を形成することを特徴とする短尺経
    糸を製造する方法。
  2. 【請求項2】前記前走部分の長さが約10mであることを
    特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】前記追走部分の長さが約8mであることを
    特徴とする請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1の項に記載され
    た短尺経糸を製造する方法を実施するための単糸からな
    る短尺経糸用部分整経機であって、外周に互いに対峙す
    る2つの周面部分とそれらの各間にそれぞれ周設平坦部
    分を有する整経ドラムと、整経ドラムの正面に設けられ
    て回転する給糸器と、上記周面部分に設けられる軸方向
    コンベヤと、上記周設平坦部分に設けられる切断ロッド
    及びリーズロッドと、糸選択装置と、この糸選択装置,
    上記給糸器の制御と糸道を切断ロッド及びリーズロッド
    の上及び下へ制御する制御装置と、回転する整経ドラム
    から糸シートを引き出す巻取ビームとを備えてなる短尺
    経糸用部分整経機において、 上記切断ロッド(TT1,TT2) 及びリーズロッド(FK1,FK2)
    が一方の周設平坦部分(27)に配置されるとともに、複数
    本のデバイディングロッド(ST1〜ST5)が反対側の周設平
    坦部分(28)に配置されており、離間して配置される選択
    した糸(9) を各デバイディングロッド(ST1〜ST5)がその
    他の糸から分離して部分シート(20a〜20f)を形成するべ
    く、制御装置(12)がデバイディングロッド(ST1〜ST5)の
    上側及び下側で糸道を形成するよう制御し、各糸(9) を
    整経ドラム(2) に巻き取るときに、給糸器(8)が糸始端
    (30)とリーズロッド(FK1,FK2) との間及びデバイディン
    グロッド(ST1〜ST5)と糸終端(31)との間で少なくとも1
    回転するように、制御装置(12)が給糸器(8)を制御する
    ことを特徴とする単糸からなる短尺経糸用部分整経機。
  5. 【請求項5】前記給糸器(8) の回転方向において少なく
    とも1本の切断ロッド(TT1,TT2) と2本のリーズロッド
    (FK1,FK2) が一方の周設平坦部分(28)に続いて設けられ
    ていることを特徴とする請求項4記載の部分整経機。
  6. 【請求項6】前記デバイディングロッド(ST1〜ST5)が5
    本乃至7本設けられていることを特徴とする請求項4又
    は5記載の部分整経機。
  7. 【請求項7】前記切断ロッド(TT1,TT2) が相隣接して2
    本設けられていることを特徴とする請求項5又は6記載
    の部分整経機。
  8. 【請求項8】前記制御装置(12)が、部分シート(20a〜20
    f)と前走部分(25)と追走部分(26)とを生成する第1のプ
    ログラムと、少なくとも1つの第2のプログラムとを有
    し、この第2のプログラムがデバイディングロッドをリ
    ーズロッド(FK3〜FK6)として機能するように制御し、且
    つ部分シートを除いて、糸シートの始端近傍に少なくと
    も1つの綾(37,38) と終端近傍に少なくとも1つの綾(3
    9)とを有する糸シートを生成することを特徴とする請求
    項4〜7のいずれか1の項に記載の部分整経機。
JP10114488A 1997-04-25 1998-04-24 短尺経糸を製造する方法及びこの方法を実施するための単糸からなる短尺経糸用部分整経機 Expired - Lifetime JP2938024B2 (ja)

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