JPH10310789A - トイレット用水処理剤 - Google Patents

トイレット用水処理剤

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JPH10310789A
JPH10310789A JP13929297A JP13929297A JPH10310789A JP H10310789 A JPH10310789 A JP H10310789A JP 13929297 A JP13929297 A JP 13929297A JP 13929297 A JP13929297 A JP 13929297A JP H10310789 A JPH10310789 A JP H10310789A
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JP
Japan
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halogenated
group
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halogen
salt
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JP13929297A
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English (en)
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Makoto Nishimura
真 西村
Saburo Noguchi
三郎 野口
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Permachem Asia Ltd
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Permachem Asia Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた防臭効果、殺菌効果(抗菌効果)を
発揮するのみならず、スライム防除性にも優れ、特に循
環式・吸引式トイレットに要求される優れた洗浄力をも
具備する低コストのトイレット用水処理剤を提供する。 【解決手段】 (A)下記一般式(1)を有するジア
ルキルジメチルアンモニウムのハロゲン塩、および
(B)抗菌剤を含有することを特徴とするトイレット用
水処理剤。 【化1】 一般式(1)中、R、Rは炭素数5〜18のアルキ
ル基で、RとRは同じでも異なっていてもよい。h
alはハロゲン元素である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレット用水処
理剤に関し、詳しくは、優れた防臭効果、殺菌効果(抗
菌効果)を発揮するのみならず、スライム防除性にも優
れ、特に循環式・吸引式トイレットに要求される優れた
洗浄力をも具備する低コストのトイレット用水処理剤に
関する。
【0002】
【技術背景】鉄道車両、航空機、船舶、長距離バス、あ
るいは建築現場や工事現場等における移動式等の簡易ト
イレットでは、循環式あるいは吸引式のトイレットが使
用されている。循環式トイレットは、予め汚物タンクに
適量の水を入れ、これにトイレット用水処理剤を添加溶
解しておき、使用毎に循環ポンプにより洗浄水を循環さ
せて便器を洗浄する方式であり、使用2回目以降には、
洗浄水中に汚物が混入した状態となる。従って、循環式
トイレット用の水処理剤には、洗浄力、着色力(汚物の
隠蔽力)、防臭力、殺菌力等が要求される。
【0003】一方、吸引式トイレットは、集中汚物タン
クを減圧にし、各トイレットから汚物を洗浄水と共に吸
引により集める方式であり、この洗浄水中に予めトイレ
ット用の水処理剤が添加溶解されている。ところで、こ
の洗浄水は、使用毎に新しい水(再利用しない)を流す
ため、集中汚物タンクの収容量との観点から、流す量が
一般に200ミリリットル以下/1回(以下、ミリリッ
トルを「mL」と記し、リットルを「L」と記す)に抑
えられている。従って、汚物が便器に付着して残らない
ように、この流水、延いてはこの流水に添加溶解されて
いる水処理剤には、殺菌力に加えて、循環式トイレット
用水処理剤に要求される以上の洗浄力が要求される。
【0004】従来のトイレット用水処理剤としては、ノ
ニオン系界面活性剤やアニオン系界面活性剤が用いられ
てきている。これらの界面活性剤は、単独で使用するこ
とはなく、一般には、青色の直接染料、酸性染料、塩基
性染料、顔料等の着色剤;塩素化フェノールの塩、塩素
化イソシアヌール酸、クロラミンT等の有効塩素を持つ
化合物、ホルマリン、カチオン活性剤等の殺菌剤;屎尿
から発生する悪臭成分であるアンモニウム、硫化水素等
をマスキングするための香料等の防臭剤;その他の添加
剤と混合して使用する。
【0005】しかし、上記の香料を用いるマスキング法
では、使用中に汚物臭と香料臭とが混合して、人によっ
ては不快と感じる混合臭となる。しかも、上記の殺菌剤
の中で塩素系のものを使用する場合には、塩素特有の刺
激臭が鼻につくばかりか、この刺激臭が香料臭や汚物臭
と混ざり合い、人によってはより一層強い不快感のある
混合臭となる。
【0006】そこで、本発明者らは、以上のような問題
を解消するトイレット用水処理剤組成物として、先に、
グルコン酸クロルヘキシジン(以下、GCHと記す)と
第4級アンモニウム塩界面活性剤を併用するものを提案
している(特開平7−88169号)。
【0007】これによれば、別途、殺菌剤や防臭のため
の香料を併用しなくても、優れた殺菌力、殺菌効果の持
続性(以下、単に持続性と記す)および防臭力を発現す
ることが確認されている。
【0008】また、本発明者らは、この他に、より低コ
ストでの水処理剤を検討した結果、ジアルキルジメチル
アンモニウムのハロゲン塩は、単独で用いた場合でも上
記の提案と同等の優れた殺菌力、持続性および防臭力を
発揮することを見出し、特願平7−321154号とし
て先に出願している。
【0009】
【発明の目的】本発明は、以上の先提案の水処理剤と比
較し、殺菌力、持続性、防臭力に加えて、スライム防除
性についても、飛躍的に優れた効果を発揮し、かつ特に
循環式・吸引式トイレットに要求される優れた洗浄力を
も具備するトイレット用水処理剤を提供することを目的
とする。
【0010】
【発明の概要】本発明者らは、上記目的を達成するため
に検討を進めている途上で、単独でも優れた効果を有す
るジアルキルジメチルアンモニウムのハロゲン塩に、抗
菌剤、特に特定種類の抗菌剤を配合したところ、ハロゲ
ン塩単独使用の場合に比して、殺菌力、持続性、防臭力
が飛躍的に優れるばかりでなく、防除性もが飛躍的に優
れることを見出した。
【0011】本発明のトイレット用水処理剤は、上記の
知見に基づくもので、有効成分として(A)下記の一般
式(1)を有するジアルキルジメチルアンモニウムのハ
ロゲン塩、および(B)抗菌剤を含んでなることを特徴
とする。
【0012】
【化4】
【0013】(A)成分である、上記一般式(1)を有
するジアルキルジメチルアンモニウム塩において、R
およびRは、炭素数が5〜18、好ましくは10〜1
8程度のアルキル基であり、RとRは同じでも異な
っていてもよい。halはハロゲン元素である。
【0014】RおよびRの炭素数が5より小さいア
ルキル基の場合、ハロゲンの種類によって多少異なって
はくるが、次のような問題がある。すなわち、殺菌力、
防臭力、洗浄力、溶解性の点では実用上差し支えない
が、揮発性および分解性がややあるため、持続力の点で
問題がある。例えば、循環式で洗浄水を1週間程度取り
替えずに循環使用する場合において、使用途上で、殺菌
力や防臭力、あるいは洗浄力が劣ってくることがある。
【0015】一方、RおよびRの炭素数が18より
大きい場合は、やはりハロゲンの種類によって多少異な
ってはくるが、次のような問題がある。すなわち、持続
力は充分であるし、殺菌力、防臭力、洗浄力もあるが、
溶解性に劣るため、この結果として殺菌力、防臭力、洗
浄力が劣ったり、あるいは化学的あるいは機械的な溶解
手段の使用が必要となる場合がある。
【0016】上記のRおよびRは、各アルキル基の
炭素数がそれぞれ5〜18の範囲内にあれば、両者共同
じアルキル基であっても、互いに異なるアルキル基であ
ってもよい。
【0017】また、マイナスイオン源となるハロゲン
は、F、Cl、Br、Iのいずれでもよいが、コストお
よび取り扱いの点からCl、Brが好ましい。
【0018】上記のジアルキルジメチルアンモニウム塩
として、具体的には、ジデシルジメチルアンモニウムク
ロライド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロラ
イド、ジアルキル(牛脂)ジメチルアンモニウムクロラ
イド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジ
アルキル(ヤシ)ジメチルアンモニウムクロライド、ジ
ヘキサデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジテト
ラデシルジメチルアンモニウムクロライド、ヘキサデシ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、オクタデシルト
リメチルアンモニウムクロライド、ドデシルトリメチル
アンモニウムクロライド、アルキル(ヤシ)トリメチル
アンモニウムクロライド、ジオレイルジメチルアンモニ
ウムクロライド、あるいはこれらのCl塩に代えてこれ
らのBr塩等が挙げられる。上記に例を挙げたが、本発
明におけるジアルキルジメチルアンモニア塩は、これら
に限られるものではない。また、これらは、単独で用い
てもよいし、複数を組み合わせて用いてもよい。
【0019】本発明の水処理剤は、上記のジアルキルジ
メチルアンモニウム塩に加えて、(B)成分である抗菌
剤が配合される。抗菌剤は、屎尿の腐敗を招く微生物に
対して殺菌作用を有するか、もしくはその増殖を抑制す
る薬剤である。
【0020】抗菌剤の具体例としては、(a)下記一般
式(2)を有するハロゲン化脂肪族ニトロアルコール、
(b)アルキレンローダネート、(c)チオシアナトチ
アゾール、(d)ジスルホール、(e)ハロゲン化シア
ノ酢酸アミド、(f)ハロゲン化酢酸エステル、(g)
ハロゲン化アルキルフェニルケトン、(h)ハロゲン化
チオフェン、(i)下記一般式(3)を有するハロゲン
化イソチアゾロン、(j)ベンツイソチアゾロン、
(k)ハロゲン化ベンゼンジカルボニトリル、(l)ア
ルキルトリアゾール、(m)イミダゾールアミノフォー
メート、(n)イミダゾールアミノフォーメートスルホ
ン酸塩、(o)チアゾリルベンツイミダゾール、(p)
チオカーバメートまたはその塩、(q)チオールピリジ
ンオキシド塩またはその不溶性塩、(r)ハロゲン化ア
ルキルスルホン、(s)ニトロアルキルモルホリン、
(t)アルキレンジアール、(u)ハロゲン化オキシ
ム、(v)ポリアミン、(w)グアニジン塩、等が挙げ
られ、特に(a)のハロゲン化脂肪族ニトロアルコー
ル、(i)のハロゲン化イソチアゾロンが好ましく使用
される。これらの抗菌剤は、単独で配合してもよいし、
複数を組み合わせて配合してもよい。
【0021】
【化5】
【0022】一般式(2)中、Rは水素原子、ハロゲ
ン原子、ヒドロキシ基、またはアセチルオキシ基、R
は水素原子、または炭素数1〜3のアルキル基、R
水素原子、またはアセチル基、Xはハロゲン原子であ
る。一般式(3)中、Rは水素原子、炭素数1〜8の
アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、またはアラ
ルキル基、Rは水素原子、またはハロゲン原子、R
は水素原子、または炭素数1〜8のアルキル基である。
【0023】(A)成分と(B)成分の配合比は、重量
比で、5:95〜95:5、好ましくは、10:90〜
90:10とする。(A)成分の配合比がこれよりも大
きいと、相対的に(B)成分の配合比が小さくなり過ぎ
るために、抗菌剤としての機能が発揮されず、殺菌力、
スライム防除性が十分でなくなることがある。逆に、
(A)成分の配合比がこれよりも小さいと、水処理剤本
来の機能である、洗浄力、防臭力が十分でなくなる。
【0024】本発明の水処理剤は、上記の(A)成分と
(B)成分の他に、必要に応じて、顔料、酸性染料、直
接染料、塩基性染料等の着色剤;界面活性剤であるノニ
オン活性剤、両性活性剤等の洗浄剤;硫酸アルミニウ
ム、硫酸第一鉄等の脱臭剤;香料等の芳香剤;増量剤、
溶解速度調整剤、腐食防止剤等、その他各種の添加剤;
を配合することができる。
【0025】必要に応じてこれらの添加剤を配合した本
発明の水処理剤は、その剤型等に特に制限はなく、適当
な溶媒を用いて水和剤、乳剤等の液剤として使用するこ
ともできるし、水溶性の固体や微粉末等と混合して粉剤
や粒剤としたり、錠剤として使用することもでき、使用
形態に合わせて適宜選択することができる。
【0026】上記の溶媒としては、水が好ましいが、メ
タノール、エタノール等のアルコール類;エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、エチレングリコールモノメ
チルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル等のグリコール類;
ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、エチレ
ングリコールジアセート、ジエチレングリコールモノエ
チルエーテルアセテート等を使用することができる。
【0027】上記の粉剤や粒剤、錠剤にする場合に使用
する水溶性の固体や微粉末等としては、食塩、無水芒
硝、硫酸マグネシウム等の無機塩;高分子量のポリエチ
レングリコール;多孔性デキストリン、ブドウ糖、乳糖
等の糖類;セルロース粉、古紙粉、パルプ粉、微細繊
維、ふすま、糠等の天然繊維;等が挙げられる。これら
と本発明の水処理剤とをニーダー、ブレンダー等で混合
して粉剤や粒剤として使用するか、打錠器で錠剤化して
使用すればよい。
【0028】循環式・吸引式トイレットの処理剤は、通
常、循環水中や吸引水中に投入される屎尿量に対応して
処理剤の有効量を水槽に直接投入して使用する。本発明
の水処理剤は、液剤、粉剤、錠剤、その他どのような形
態で使用される場合においても、使用するトイレット用
水に対し、1〜5000ppm、好ましくは、10〜1
000ppm添加する。ジアルキルジメチルアンモニウ
ム塩および抗菌剤がこの程度の量で含有されていれば、
本発明の水処理剤を、循環式、吸引式いずれの方式のト
イレット用水に添加して使用する場合にも、優れた殺菌
力、防臭力、洗浄力、持続性、スライム防除性を発現す
ることができる。
【0029】
【作用】屎尿に含まれる腸内細菌等の微生物は、10
個以上/mLと非常に多いため、トイレットの汚物タン
クに推積してくる排泄物は、これらの微生物によって腐
敗し、アンモニアや硫化水素等の悪臭物を発生する。
【0030】本発明における(A)成分のジアルキルジ
メチルアンモニウム塩は、これ単独でも、持続的に腸内
細菌等の微生物を殺菌して微生物数を減少させると共
に、ボールや配管に付着する汚物、着色剤、チリ紙等を
洗浄し、しかもアンモニア臭に対して、優れた防臭効果
を有する。
【0031】このような作用を有する(A)成分のジア
ルキルジメチルアンモニウム塩に、(B)成分の抗菌剤
を配合することにより、(A)成分による上記作用を阻
害することなく、(A)成分の殺菌作用を助長すると共
に、スライム防除性が加わり、結果的に、本発明の水処
理剤の洗浄力、防臭力をも向上させることとなる。
【0032】このように、本発明においては、(A)成
分のジアルキルジメチルアンモニウム塩と(B)成分の
抗菌剤とを共存させることにより、両成分の特性を単に
足し合わせただけの効果ではなく、その理由は不明であ
るが、これら両成分から一般に予測し得る以上の相乗的
な効果を引き出すことができ、この結果として、後述の
実施例から明らかなように、総合的に効果的なトイレッ
ト用水処理剤を提供することができたものである。
【0033】
【実施例】製剤例1〜4、比較製剤例1〜4 表1に示す組成により、本発明の水処理剤を4種類、比
較製剤を4種類調製した。
【0034】
【表1の1】
【0035】
【表1の2】
【0036】実施例1 循環式トイレットタンクに水20Lを入れ、この水に上
記の製剤例1〜4、比較製剤例1〜4で調製した本発明
の水処理剤4種および比較製剤4種をそれぞれ50gづ
つ加え、この水を5回循環させて、本発明の水処理剤を
溶解させた。これを工場内トイレットとして24時間使
用後、タンクから汚物混入循環水100mLを採取し、
これを500mL容三角フラスコに入れ、北川式ガス検
知管で三角フラスコ内のアンモニア濃度を測定した。参
考のために、水処理剤無添加(ブランク)の場合につい
ても、上記と同じ測定を行った。これらの結果を表2に
示す。
【0037】
【表2の1】
【0038】
【表2の2】
【0039】実施例2 実施例1のタンクから採取した汚物混入循環水の大腸菌
群数を測定した。菌数の測定は、社団法人日本下水道協
会発行の“下水道試験方法”245〜248頁に従い、
デスオキシコート培地を用いて測定した。参考のため
に、水処理剤無添加(ブランク)の場合についても、上
記と同じ測定を行った。これらの結果を表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】実施例3 実施例1のうち製剤例1の水処理剤を添加した循環式ト
イレット、比較製剤例2の水処理剤を添加した循環式ト
イレット、何も添加しないブランクの循環式トイレット
の3種類の循環式トイレットを工場内トイレットとして
1週間使用し続けて洗浄力を比較した。この結果、ブラ
ンクの循環式トイレットでは、便器内や配管内部に、汚
物、着色剤、チリ紙等が付着しているのが観察された。
これに対し、製剤例1の水処理剤を添加した循環式トイ
レットでは、便器内や配管内部に、汚物、着色剤、チリ
紙等の付着物が見られず、きれいであった。一方、比較
製剤例2の水処理剤を添加した循環式トイレットは、ブ
ランクの循環式トイレットのように、便器内や配管内の
ひどい汚れはなく、汚れが通常では気が付かない程度で
あるが、製剤例1の水処理剤を添加した循環式トイレッ
トに比較すると、配管内部に若干、汚物、着色剤、チリ
紙等の付着物があった。
【0042】実施例4 列車用吸引式トイレット(1回の洗浄水量0.2L)の
洗浄水張り込みタンク(100L容)に製剤例2の水処
理剤を1kg添加し、実車試験を行った。なお、試験期
間中、運行区間での試験終了毎に、タンク内の張り込み
水を新たに補給し、製剤例2の水処理剤を適宜添加し、
試験開始時の濃度を保った。上記の実車試験終了後、便
器内および配管内部を調べた結果、汚物、着色剤、チリ
紙等の付着物が見られず、きれいであった。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明のトイレット用水
処理剤は、ジアルキルジメチルアンモニウム塩と抗菌剤
を併用することにより、これらの相乗効果による、優れ
た殺菌力、持続力、防臭力、洗浄力およびスライム防除
力を発揮することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/50 532 C02F 1/50 532H 532J 532C 540 540E C11D 3/48 C11D 3/48

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記一般式(1)を有するジアル
    キルジメチルアンモニウムのハロゲン塩、および(B)
    抗菌剤を含有することを特徴とするトイレット用水処理
    剤。 【化1】 一般式(1)中、R、Rは炭素数5〜18のアルキ
    ル基で、RとRは同じでも異なっていてもよい。h
    alはハロゲン元素である。
  2. 【請求項2】 (B)抗菌剤が、(a)下記一般式
    (2)を有するハロゲン化脂肪族ニトロアルコール、
    (b)アルキレンローダネート、(c)チオシアナトチ
    アゾール、(d)ジスルホール、(e)ハロゲン化シア
    ノ酢酸アミド、(f)ハロゲン化酢酸エステル、(g)
    ハロゲン化アルキルフェニルケトン、(h)ハロゲン化
    チオフェン、(i)下記一般式(3)を有するハロゲン
    化イソチアゾロン、(j)ベンツイソチアゾロン、
    (k)ハロゲン化ベンゼンジカルボニトリル、(l)ア
    ルキルトリアゾール、(m)イミダゾールアミノフォー
    メート、(n)イミダゾールアミノフォーメートスルホ
    ン酸塩、(o)チアゾリルベンツイミダゾール、(p)
    チオカーバメートまたはその塩、(q)チオールピリジ
    ンオキシド塩またはその不溶性塩、(r)ハロゲン化ア
    ルキルスルホン、(s)ニトロアルキルモルホリン、
    (t)アルキレンジアール、(u)ハロゲン化オキシ
    ム、(v)ポリアミン、(w)グアニジン塩、から選ば
    れる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1記
    載のトイレット用水処理剤。 【化2】 一般式(2)中、Rは水素原子、ハロゲン原子、ヒド
    ロキシ基、またはアセチルオキシ基、Rは水素原子、
    または炭素数1〜3のアルキル基、Rは水素原子、ま
    たはアセチル基、Xはハロゲン原子である。一般式
    (3)中、Rは水素原子、炭素数1〜8のアルキル
    基、アルケニル基、アルキニル基、またはアラルキル
    基、Rは水素原子、またはハロゲン原子、Rは水素
    原子、または炭素数1〜8のアルキル基である。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003002801A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Permachem Asia Ltd トイレット用水の処理剤
JP2012092320A (ja) * 2010-09-28 2012-05-17 Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd バイオフィルム除去剤、バイオフィルム除去用組成物、および、バイオフィルムの除去方法
JP2012214587A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd バイオフィルム除去用組成物

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