JPH10310504A - 乳化化粧料 - Google Patents
乳化化粧料Info
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- JPH10310504A JPH10310504A JP9136118A JP13611897A JPH10310504A JP H10310504 A JPH10310504 A JP H10310504A JP 9136118 A JP9136118 A JP 9136118A JP 13611897 A JP13611897 A JP 13611897A JP H10310504 A JPH10310504 A JP H10310504A
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- Japan
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- fluorine
- group
- substituted alkyl
- alkyl group
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Abstract
(57)【要約】
【課題】乳化安定性、感触的に優れ、撥水撥油性、耐久
性に優れた化粧持ちの非常に良い乳化化粧料を提供す
る。 【解決手段】フッ素アルキル・（ポリ）グリセリン共変
性シリコーン化合物を配合することを特徴とする乳化化
粧料。
性に優れた化粧持ちの非常に良い乳化化粧料を提供す
る。 【解決手段】フッ素アルキル・（ポリ）グリセリン共変
性シリコーン化合物を配合することを特徴とする乳化化
粧料。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、フッ素化合物含有
基と親水性基を同時に有するフッ素アルキル・（ポリ）
グリセリン共変性シリコーン化合物を配合することによ
って、乳化安定性、感触的に優れ、また、撥水撥油性、
耐久性に優れた化粧膜を形成する乳化化粧料に関するも
のである。
基と親水性基を同時に有するフッ素アルキル・（ポリ）
グリセリン共変性シリコーン化合物を配合することによ
って、乳化安定性、感触的に優れ、また、撥水撥油性、
耐久性に優れた化粧膜を形成する乳化化粧料に関するも
のである。
【０００２】さらに詳しくは、フッ素アルキル・（ポ
リ）グリセリン共変性シリコーン化合物を乳化剤として
用いた時、乳化安定性、感触的に優れると共に、水が蒸
発した後の化粧膜が、撥水撥油性、耐久性に優れたもの
となり、さらに、汗などの水を保持した時、撥水性と撥
油性を有するようになる現象を利用した、耐皮脂性、耐
水性、耐久性に優れた乳化化粧料に関するものである。
リ）グリセリン共変性シリコーン化合物を乳化剤として
用いた時、乳化安定性、感触的に優れると共に、水が蒸
発した後の化粧膜が、撥水撥油性、耐久性に優れたもの
となり、さらに、汗などの水を保持した時、撥水性と撥
油性を有するようになる現象を利用した、耐皮脂性、耐
水性、耐久性に優れた乳化化粧料に関するものである。
【０００３】
【従来の技術】近年、撥水性等の目的で、各種のシリコ
ーン油を化粧料に配合する試みがなされている。シリコ
ーン油は、他の油剤との相溶性が悪いという性質を有す
るため、乳化剤として界面活性能を有するノニオン系シ
リコーン化合物が開発されている。一例として、ポリオ
キシアルキレン変性シリコーン化合物や、（ポリ）グリ
セリン変性シリコーン化合物等が挙げられる（特公平６
２−３４０３９、特開平４−２０５３１等）。
ーン油を化粧料に配合する試みがなされている。シリコ
ーン油は、他の油剤との相溶性が悪いという性質を有す
るため、乳化剤として界面活性能を有するノニオン系シ
リコーン化合物が開発されている。一例として、ポリオ
キシアルキレン変性シリコーン化合物や、（ポリ）グリ
セリン変性シリコーン化合物等が挙げられる（特公平６
２−３４０３９、特開平４−２０５３１等）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリオ
キシアルキレン変性シリコーン化合物は、単独では乳化
安定性が充分ではなく、シリカや粘土鉱物等の増粘剤を
添加する必要があったため、感触上の問題を有してい
た。また、親水基として（ポリ）グリセリンを有する
（ポリ）グリセリン変性シリコーン化合物は、やはり乳
化安定性に疑問があり、グリセリン特有の重い感触が気
になるところでもあった。
キシアルキレン変性シリコーン化合物は、単独では乳化
安定性が充分ではなく、シリカや粘土鉱物等の増粘剤を
添加する必要があったため、感触上の問題を有してい
た。また、親水基として（ポリ）グリセリンを有する
（ポリ）グリセリン変性シリコーン化合物は、やはり乳
化安定性に疑問があり、グリセリン特有の重い感触が気
になるところでもあった。
【０００５】さらに、これらのノニオン系シリコーン界
面活性剤を化粧料に使用した場合、水分が蒸発した後の
化粧膜の撥油性が充分ではなく、化粧持ちなどの効果を
考えた場合、充分満足のいくものではなかった。従っ
て、感触的にも優れ、乳化安定性、化粧持続性等を満足
させるノニオン系のシリコーン系化合物を配合した乳化
化粧料の開発が求められていた。
面活性剤を化粧料に使用した場合、水分が蒸発した後の
化粧膜の撥油性が充分ではなく、化粧持ちなどの効果を
考えた場合、充分満足のいくものではなかった。従っ
て、感触的にも優れ、乳化安定性、化粧持続性等を満足
させるノニオン系のシリコーン系化合物を配合した乳化
化粧料の開発が求められていた。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記実情に鑑み、鋭意研
究した結果、フッ素アルキル・（ポリ）グリセリン共変
性シリコーン化合物を乳化剤として用いた時、乳化安定
性、感触的に優れ、水が蒸発した後の化粧膜が、撥水撥
油性、耐久性に優れたものとなり、又さらに、汗などの
水を保持した場合、増粘またはゲル化する性質を有する
こと、一定量の水を保持した後は、強い撥水撥油性を有
することを見出し、この化合物を乳化剤として化粧料に
配合することで、耐皮脂性、耐水性、耐久性に優れた化
粧料が得られることを見出だし、本発明を完成するに至
った。
究した結果、フッ素アルキル・（ポリ）グリセリン共変
性シリコーン化合物を乳化剤として用いた時、乳化安定
性、感触的に優れ、水が蒸発した後の化粧膜が、撥水撥
油性、耐久性に優れたものとなり、又さらに、汗などの
水を保持した場合、増粘またはゲル化する性質を有する
こと、一定量の水を保持した後は、強い撥水撥油性を有
することを見出し、この化合物を乳化剤として化粧料に
配合することで、耐皮脂性、耐水性、耐久性に優れた化
粧料が得られることを見出だし、本発明を完成するに至
った。
【０００７】すなわち、本発明は、下記一般式（１）で
示される、フッ素アルキル・（ポリ）グリセリン共変性
シリコーン化合物を配合することによって、乳化安定
性、感触的に優れ、撥水撥油性、耐久性に優れた化粧膜
を形成する乳化化粧料に関するものである。
示される、フッ素アルキル・（ポリ）グリセリン共変性
シリコーン化合物を配合することによって、乳化安定
性、感触的に優れ、撥水撥油性、耐久性に優れた化粧膜
を形成する乳化化粧料に関するものである。
【０００８】
【化５】
【０００９】［式中、Ｒ1〜Ｒ12は同一又は異なっても
良く、炭素数１〜１０のアルキル基、フェニル基を示
し、そのうち、少なくとも１つはフッ素置換アルキル基
であり、またさらに、少なくとも１つは下記式（Ａ）、
（Ｂ）又は（Ｃ）
良く、炭素数１〜１０のアルキル基、フェニル基を示
し、そのうち、少なくとも１つはフッ素置換アルキル基
であり、またさらに、少なくとも１つは下記式（Ａ）、
（Ｂ）又は（Ｃ）
【００１０】
【化６】
【００１１】
【化７】
【００１２】
【化８】
【００１３】（但し、Ｑは炭素数１〜１０の２価炭化水
素基、ｌは１〜２０、ｍは１〜２０の正の整数であ
る。）で示される基、ｐ、ｑ、ｒはそれぞれ０以上の整
数であるが、ｐ＝ｑ＝０、ｒ≠０のときＲ1〜Ｒ3、Ｒ8
〜Ｒ12の少なくとも１つはフッ素置換アルキル基、及び
上記式（Ａ）、（Ｂ）又は（Ｃ）で表わされる基を示
し、ｐ＝ｒ＝０、ｑ≠０のときＲ1〜Ｒ3、Ｒ6〜Ｒ7、Ｒ
10〜Ｒ12の少なくとも１つはフッ素置換アルキル基、及
び上記式（Ａ）、（Ｂ）又は（Ｃ）で表わされる基を示
し、ｐ≠０、ｑ＝ｒ＝０のときＲ1〜Ｒ5、Ｒ10〜Ｒ12の
少なくとも１つはフッ素置換アルキル基、及び上記式
（Ａ）、（Ｂ）又は（Ｃ）で表わされる基を示し、ｐ＝
０、ｑ＝ｒ≠０、のときＲ1〜Ｒ3、Ｒ6〜Ｒ15の少なく
とも１つはフッ素置換アルキル基、及び上記式（Ａ）、
（Ｂ）又は（Ｃ）で表わされる基を示し、ｐ＝ｒ≠０、
ｑ＝０のときＲ1〜Ｒ5、Ｒ8〜Ｒ12の少なくとも１つは
フッ素置換アルキル基、及び上記式（Ａ）、（Ｂ）又は
（Ｃ）で表わされる基を示し、ｐ＝ｑ≠０、ｒ＝０のと
きＲ1〜Ｒ7、Ｒ10〜Ｒ12の少なくとも１つはフッ素置換
アルキル基、及び上記式（Ａ）、（Ｂ）又は（Ｃ）で表
わされる基を示し、ｐ＝ｑ＝ｒ＝０のときＲ1〜Ｒ3、Ｒ
10〜Ｒ12の少なくとも１つはフッ素置換アルキル基、及
び上記式（Ａ）、（Ｂ）又は（Ｃ）で表わされる基を示
す。］ 以下、本発明について詳細に説明する。
素基、ｌは１〜２０、ｍは１〜２０の正の整数であ
る。）で示される基、ｐ、ｑ、ｒはそれぞれ０以上の整
数であるが、ｐ＝ｑ＝０、ｒ≠０のときＲ1〜Ｒ3、Ｒ8
〜Ｒ12の少なくとも１つはフッ素置換アルキル基、及び
上記式（Ａ）、（Ｂ）又は（Ｃ）で表わされる基を示
し、ｐ＝ｒ＝０、ｑ≠０のときＲ1〜Ｒ3、Ｒ6〜Ｒ7、Ｒ
10〜Ｒ12の少なくとも１つはフッ素置換アルキル基、及
び上記式（Ａ）、（Ｂ）又は（Ｃ）で表わされる基を示
し、ｐ≠０、ｑ＝ｒ＝０のときＲ1〜Ｒ5、Ｒ10〜Ｒ12の
少なくとも１つはフッ素置換アルキル基、及び上記式
（Ａ）、（Ｂ）又は（Ｃ）で表わされる基を示し、ｐ＝
０、ｑ＝ｒ≠０、のときＲ1〜Ｒ3、Ｒ6〜Ｒ15の少なく
とも１つはフッ素置換アルキル基、及び上記式（Ａ）、
（Ｂ）又は（Ｃ）で表わされる基を示し、ｐ＝ｒ≠０、
ｑ＝０のときＲ1〜Ｒ5、Ｒ8〜Ｒ12の少なくとも１つは
フッ素置換アルキル基、及び上記式（Ａ）、（Ｂ）又は
（Ｃ）で表わされる基を示し、ｐ＝ｑ≠０、ｒ＝０のと
きＲ1〜Ｒ7、Ｒ10〜Ｒ12の少なくとも１つはフッ素置換
アルキル基、及び上記式（Ａ）、（Ｂ）又は（Ｃ）で表
わされる基を示し、ｐ＝ｑ＝ｒ＝０のときＲ1〜Ｒ3、Ｒ
10〜Ｒ12の少なくとも１つはフッ素置換アルキル基、及
び上記式（Ａ）、（Ｂ）又は（Ｃ）で表わされる基を示
す。］ 以下、本発明について詳細に説明する。
【００１４】本発明で用いられるフッ素アルキル・（ポ
リ）グリセリン共変性シリコーン化合物は、上記一般式
（１）に示すごとく、モノグリセリン及びまたはポリグ
リセリンがスペーサーを介してシリコーン鎖に結合した
化合物である。上記一般式（１）で示される化合物にお
いて、Ｒ1〜Ｒ12は同一又は異なっても良く、炭素数１
〜１０のアルキル基、フェニル基を示し、例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、
ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デケ
ル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、フェニル
基、トリル基等が挙げられ、また、Ｒ1〜Ｒ12の少なく
とも１つはフッ素置換アルキル基であり、例えば、トリ
フルオロプロピル基、ノナフルオロヘキシル基、ヘプタ
デカフルオロデシル基等が挙げられ、またさらにＲ1〜
Ｒ12の少なくとも１つは上記式（Ａ）、（Ｂ）又は
（Ｃ）で示される基であるが、モノグリセリン、ジグリ
セリン、トリグリセリン、テトラグリセリン等が挙げら
れる。
リ）グリセリン共変性シリコーン化合物は、上記一般式
（１）に示すごとく、モノグリセリン及びまたはポリグ
リセリンがスペーサーを介してシリコーン鎖に結合した
化合物である。上記一般式（１）で示される化合物にお
いて、Ｒ1〜Ｒ12は同一又は異なっても良く、炭素数１
〜１０のアルキル基、フェニル基を示し、例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、
ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デケ
ル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、フェニル
基、トリル基等が挙げられ、また、Ｒ1〜Ｒ12の少なく
とも１つはフッ素置換アルキル基であり、例えば、トリ
フルオロプロピル基、ノナフルオロヘキシル基、ヘプタ
デカフルオロデシル基等が挙げられ、またさらにＲ1〜
Ｒ12の少なくとも１つは上記式（Ａ）、（Ｂ）又は
（Ｃ）で示される基であるが、モノグリセリン、ジグリ
セリン、トリグリセリン、テトラグリセリン等が挙げら
れる。
【００１５】また、ｐ、ｑ、ｒの数によって、親油性〜
親水性まで幅広い化合物ができ、消泡剤、Ｗ／Ｏ型界面
活性剤、湿潤剤、Ｏ／Ｗ型界面活性剤、可溶化剤と様々
な使用方法が可能である。
親水性まで幅広い化合物ができ、消泡剤、Ｗ／Ｏ型界面
活性剤、湿潤剤、Ｏ／Ｗ型界面活性剤、可溶化剤と様々
な使用方法が可能である。
【００１６】本発明のフッ素アルキル・（ポリ）グリセ
リン共変性シリコーン化合物を乳化化粧料に配合する場
合、化粧料の剤型により異なるが、乳化化粧料に対し
て、０．００１〜９０重量％（以下、単に「％」と記
す）、特に０．１〜５０％配合するのが好ましい。
リン共変性シリコーン化合物を乳化化粧料に配合する場
合、化粧料の剤型により異なるが、乳化化粧料に対し
て、０．００１〜９０重量％（以下、単に「％」と記
す）、特に０．１〜５０％配合するのが好ましい。
【００１７】本発明において、乳化化粧料とは、メーク
アップ化粧料、皮膚化粧料、頭髪化粧料のみならず、外
用医薬品などの皮膚に外用されるすべての乳化製品を包
含する。また、剤型も、クリーム、乳液などの水中油型
（Ｏ／Ｗ）、油中水型（Ｏ／Ｗ）のエマルションから、
可溶化化粧水などのローションまで種々の形態を選択す
ることができる。
アップ化粧料、皮膚化粧料、頭髪化粧料のみならず、外
用医薬品などの皮膚に外用されるすべての乳化製品を包
含する。また、剤型も、クリーム、乳液などの水中油型
（Ｏ／Ｗ）、油中水型（Ｏ／Ｗ）のエマルションから、
可溶化化粧水などのローションまで種々の形態を選択す
ることができる。
【００１８】本発明の乳化化粧料では、上記の成分に加
え、本発明の効果を妨げない範囲で通常の化粧料に使用
される固体、半固体、液状の油剤、水、水溶性高分子、
多価アルコール、溶剤、界面活性剤、粉体、樹脂、有機
変性粘土鉱物、高分子、紫外線吸収剤、保湿剤、防腐
剤、殺菌剤、香料、酸化防止剤、美肌用成分、生理活性
成分などを配合することができる。
え、本発明の効果を妨げない範囲で通常の化粧料に使用
される固体、半固体、液状の油剤、水、水溶性高分子、
多価アルコール、溶剤、界面活性剤、粉体、樹脂、有機
変性粘土鉱物、高分子、紫外線吸収剤、保湿剤、防腐
剤、殺菌剤、香料、酸化防止剤、美肌用成分、生理活性
成分などを配合することができる。
【００１９】
【実施例】以下に、本発明を実施例を挙げて説明する
が、本発明は、これらの実施例によって限定されるもの
ではない。
が、本発明は、これらの実施例によって限定されるもの
ではない。
【００２０】製造例１ 攪拌機、温度計及び還流冷却器を付したガラス製フラス
コに下記式のグリセリンモノアリルエーテル３８．４
ｇ、
コに下記式のグリセリンモノアリルエーテル３８．４
ｇ、
【００２１】
【化９】
【００２２】及び下記式で表わされるＳｉＨ基含有フッ
素アルキル変性シリコーン２００ｇ、
素アルキル変性シリコーン２００ｇ、
【００２３】
【化１０】
【００２４】イソプロピルアルコール１００ｇ、酢酸カ
リウムの１０％エタノール溶液０．３ｇ及び塩化白金酸
のイソプロピルアルコール溶液（白金濃度２％）０．３
ｇを仕込み、加熱してイソプロピルアルコールの還流温
度で５時間反応を行なった。反応終了後、イソプロピル
アルコールを減圧留去し、下記式のフッ素アルキル・グ
リセリン共変性のシリコーン２１１．４ｇを得た。
リウムの１０％エタノール溶液０．３ｇ及び塩化白金酸
のイソプロピルアルコール溶液（白金濃度２％）０．３
ｇを仕込み、加熱してイソプロピルアルコールの還流温
度で５時間反応を行なった。反応終了後、イソプロピル
アルコールを減圧留去し、下記式のフッ素アルキル・グ
リセリン共変性のシリコーン２１１．４ｇを得た。
【００２５】
【化１１】
【００２６】製造例２ 製造例１のグリセリンモノアリルエーテルを下記式のト
リグリセリンモノアリルエーテル８１．４ｇ
リグリセリンモノアリルエーテル８１．４ｇ
【００２７】
【化１２】
【００２８】に代えた以外は同様の操作を行い、下記式
のフッ素アルキル・ポリグリセリン共変性のシリコーン
２４６．６ｇを得た。
のフッ素アルキル・ポリグリセリン共変性のシリコーン
２４６．６ｇを得た。
【００２９】
【化１３】
【００３０】製造例３ 製造例１のグリセリンモノアリルエーテルを下記式のト
リグリセリンモノアリルエーテル８１．４ｇ
リグリセリンモノアリルエーテル８１．４ｇ
【化１４】
【００３１】に代えた以外は同様の操作を行い、下記式
のフッ素アルキル・ポリグリセリン共変性のシリコーン
２４６．６ｇを得た。
のフッ素アルキル・ポリグリセリン共変性のシリコーン
２４６．６ｇを得た。
【００３２】
【化１５】
【００３３】製造例４ 製造例１のＳｉＨ基含有フッ素アルキル変性シリコーン
を下記式で表わされるＳｉＨ基含有フッ素アルキル変性
シリコーン１９６．３ｇ
を下記式で表わされるＳｉＨ基含有フッ素アルキル変性
シリコーン１９６．３ｇ
【００３４】
【化１６】
【００３５】に代えた以外は、製造例３と同様の操作を
行い、下記式のフッ素アルキル・ポリグリセリン共変性
のシリコーン２４３ｇを得た。
行い、下記式のフッ素アルキル・ポリグリセリン共変性
のシリコーン２４３ｇを得た。
【００３６】
【化１７】
【００３７】製造例５ 製造例１のＳｉＨ基含有フッ素アルキル変性シリコーン
を下記式で表わされるＳｉＨ基含有フッ素アルキル変性
シリコーン１４２．３ｇ
を下記式で表わされるＳｉＨ基含有フッ素アルキル変性
シリコーン１４２．３ｇ
【００３８】
【化１８】
【００３９】に代えた以外は、製造例３と同様の操作を
行い、下記式のフッ素アルキル・ポリグリセリン共変性
のシリコーン１９４．７ｇを得た。
行い、下記式のフッ素アルキル・ポリグリセリン共変性
のシリコーン１９４．７ｇを得た。
【００４０】
【化１９】
【００４１】実施例１及び比較例１ リキッドファンデ
ーション 次の表１に示す組成のリキッドファンデーションを製造
し、その安定性について評価した。
ーション 次の表１に示す組成のリキッドファンデーションを製造
し、その安定性について評価した。
【００４２】
【表１】
【００４３】（製造方法） Ａ：成分１〜５を加熱混合し、成分１０〜１４を加えて
均一に混合する。 Ｂ：成分６〜７及び９を加熱混合する。 Ｃ：ＡにＢを加えて乳化混合し、冷却した後、成分８を
添加してリキッドファンデーションを得た。
均一に混合する。 Ｂ：成分６〜７及び９を加熱混合する。 Ｃ：ＡにＢを加えて乳化混合し、冷却した後、成分８を
添加してリキッドファンデーションを得た。
【００４４】（評価）製造時の乳化状態、及び５℃、４
０℃における１ヵ月後の安定性の評価を行なった。それ
らの結果を表２に示す。
０℃における１ヵ月後の安定性の評価を行なった。それ
らの結果を表２に示す。
【００４５】
【表２】
【００４６】表２の結果より明らかなように、本発明の
フッ素アルキル・（ポリ）グリセリン共変性シリコーン
化合物を乳化剤として用いた実施例１のリキッドファン
デーションは比較例１に比べ乳化安定性に優れ、また、
５℃、４０℃における１ヵ月後の安定性も非常に良いも
のであった。
フッ素アルキル・（ポリ）グリセリン共変性シリコーン
化合物を乳化剤として用いた実施例１のリキッドファン
デーションは比較例１に比べ乳化安定性に優れ、また、
５℃、４０℃における１ヵ月後の安定性も非常に良いも
のであった。
【００４７】実施例２及び比較例２ サンカットクリー
ム 次の表３に示す各組成のサンカットクリームを製造し、
その使用性について評価した。
ム 次の表３に示す各組成のサンカットクリームを製造し、
その使用性について評価した。
【００４８】
【表３】
【００４９】（製造方法） Ａ：成分１〜７を加熱混合し、成分８〜１０を加えて均
一に混合する。 Ｂ：成分１１〜１３及び１５を加熱混合する。 Ｃ：ＡにＢを加えて乳化混合し、冷却した後、成分１４
を添加してサンカットクリームを得た。
一に混合する。 Ｂ：成分１１〜１３及び１５を加熱混合する。 Ｃ：ＡにＢを加えて乳化混合し、冷却した後、成分１４
を添加してサンカットクリームを得た。
【００５０】（評価）女性５０名のパネルにより使用テ
ストを行ない、肌へののび、おさまりの良さ、べたつき
のなさ、化粧持ちの良さについて下記の基準で評価を行
ない、その平均点で判定した。 ［評価基準］ ５点：非常に良好 ４点：良好 ３点：普通 ２点：やや不良 １点：不良 ［判定］ ◎：平均点４．５以上 ○：平均点３．５以上４．５未満 △：平均点２．５以上３．５未満 ×：平均点２．５未満 得られた結果を表４に示す。
ストを行ない、肌へののび、おさまりの良さ、べたつき
のなさ、化粧持ちの良さについて下記の基準で評価を行
ない、その平均点で判定した。 ［評価基準］ ５点：非常に良好 ４点：良好 ３点：普通 ２点：やや不良 １点：不良 ［判定］ ◎：平均点４．５以上 ○：平均点３．５以上４．５未満 △：平均点２．５以上３．５未満 ×：平均点２．５未満 得られた結果を表４に示す。
【００５１】
【表４】
【００５２】表４の結果より明らかなように、本発明の
フッ素アルキル・（ポリ）グリセリン共変性シリコーン
化合物を配合した実施例２は比較例２に比べ安定性に優
れ、肌へののび、おさまりに優れ、べたつきがなく、サ
ンカット効果持ちも非常に良いものであった。
フッ素アルキル・（ポリ）グリセリン共変性シリコーン
化合物を配合した実施例２は比較例２に比べ安定性に優
れ、肌へののび、おさまりに優れ、べたつきがなく、サ
ンカット効果持ちも非常に良いものであった。
【００５３】実施例３ ファンデーション 次に示す組成のファンデーションを製造し、その使用性
について評価した。
について評価した。
【００５４】 （組成） （％） １．流動パラフィン ５．０ ２．ジメチルポリシロキサン １２．０ ３．パーフルオロポリエーテル １０．０ ４．パラメトキシケイ皮酸オクチル ２．０ ５．パルミチン酸デキストリン ２．０ ６．セスキオレイン酸ソルビタン １．５ ７．フッ素アルキル・（ポリ）グリセリン変性 １．５ シリコーン化合物（製造例１） ８．１、３−ブチレングリコール ２．０ ９．グリセリン ７．０ １０．防腐剤 適量 １１．香料 適量 １２．精製水 残量 １３．シリコーン処理酸化チタン ７．０ １４．シリコーン処理セリサイト ６．０ １５．シリコーン処理黄酸化鉄 １．３ １６．シリコーン処理ベンガラ ０．５ １７．シリコーン処理黒酸化鉄 ０．２
【００５５】（製造方法） Ａ：成分１〜７を加熱混合し、成分１３〜１７を加えて
均一に混合する。 Ｂ：成分８〜１１及び１２を加熱混合する。 Ｃ：ＡにＢを加えて乳化混合し、冷却した後、成分１１
を添加してファンデーションを得た。 実施例３は、安定性に優れ、べたつきがなく、化粧持ち
の非常に良いファンデーションであった。
均一に混合する。 Ｂ：成分８〜１１及び１２を加熱混合する。 Ｃ：ＡにＢを加えて乳化混合し、冷却した後、成分１１
を添加してファンデーションを得た。 実施例３は、安定性に優れ、べたつきがなく、化粧持ち
の非常に良いファンデーションであった。
【００５６】
【発明の効果】以上詳述したように、フッ素アルキル・
（ポリ）グリセリン共変性シリコーン化合物を配合した
乳化化粧料は、乳化安定性、感触的に優れ、撥水撥油
性、耐久性に優れた化粧持ちの非常に良いものである。
（ポリ）グリセリン共変性シリコーン化合物を配合した
乳化化粧料は、乳化安定性、感触的に優れ、撥水撥油
性、耐久性に優れた化粧持ちの非常に良いものである。
Claims (1)
- 【請求項１】 下記一般式（１）で示される、フッ素ア
ルキル・（ポリ）グリセリン共変性シリコーン化合物を
含有することを特徴とする乳化化粧料。 【化１】 ［式中、Ｒ1〜Ｒ12は同一又は異なっても良く、炭素数
１〜１０のアルキル基、フェニル基を示し、そのうち、
少なくとも１つはフッ素置換アルキル基であり、またさ
らに、少なくとも１つは下記式（Ａ）、（Ｂ）又は
（Ｃ） 【化２】 【化３】 【化４】 （但し、Ｑは炭素数１〜１０の２価炭化水素基、ｌは１
〜２０、ｍは１〜２０の正の整数である。）で示される
基、ｐ、ｑ、ｒはそれぞれ０以上の整数であるが、ｐ＝
ｑ＝０、ｒ≠０のときＲ1〜Ｒ3、Ｒ8〜Ｒ12の少なくと
も１つはフッ素置換アルキル基、及び上記式（Ａ）、
（Ｂ）又は（Ｃ）で表わされる基を示し、ｐ＝ｒ＝０、
ｑ≠０のときＲ1〜Ｒ3、Ｒ6〜Ｒ7、Ｒ10〜Ｒ12の少なく
とも１つはフッ素置換アルキル基、及び上記式（Ａ）、
（Ｂ）又は（Ｃ）で表わされる基を示し、ｐ≠０、ｑ＝
ｒ＝０のときＲ1〜Ｒ5、Ｒ10〜Ｒ12の少なくとも１つは
フッ素置換アルキル基、及び上記式（Ａ）、（Ｂ）又は
（Ｃ）で表わされる基を示し、ｐ＝０、ｑ＝ｒ≠０、の
ときＲ1〜Ｒ3、Ｒ6〜Ｒ15の少なくとも１つはフッ素置
換アルキル基、及び上記式（Ａ）、（Ｂ）又は（Ｃ）で
表わされる基を示し、ｐ＝ｒ≠０、ｑ＝０のときＲ1〜
Ｒ5、Ｒ8〜Ｒ12の少なくとも１つはフッ素置換アルキル
基、及び上記式（Ａ）、（Ｂ）又は（Ｃ）で表わされる
基を示し、ｐ＝ｑ≠０、ｒ＝０のときＲ1〜Ｒ7、Ｒ10〜
Ｒ12の少なくとも１つはフッ素置換アルキル基、及び上
記式（Ａ）、（Ｂ）又は（Ｃ）で表わされる基を示し、
ｐ＝ｑ＝ｒ＝０のときＲ1〜Ｒ3、Ｒ10〜Ｒ12の少なくと
も１つはフッ素置換アルキル基、及び上記式（Ａ）、
（Ｂ）又は（Ｃ）で表わされる基を示す。］
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