JPH10310397A - バッテリ車両のパワー回路 - Google Patents

バッテリ車両のパワー回路

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JPH10310397A
JPH10310397A JP9117815A JP11781597A JPH10310397A JP H10310397 A JPH10310397 A JP H10310397A JP 9117815 A JP9117815 A JP 9117815A JP 11781597 A JP11781597 A JP 11781597A JP H10310397 A JPH10310397 A JP H10310397A
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JP
Japan
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contactor
armature
field coil
regenerative
switching element
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JP9117815A
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English (en)
Inventor
Osamu Nakakita
治 中北
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリ車両の抵抗の設置数を削減する。 【解決手段】 コンタクタC1,C2を投入状態としコ
ンタクタC3をF(前進側)やR(後進側)に投入した
状態で、メインスイッチング素子SW1をPWM制御し
て、電機子AM及び界磁コイルFCで形成したモータに
流す電流を制御することにより、速度制御ができる。弱
め界磁コンタクタC4を投入すると、界磁コイルFCに
流れていた電流が、共用抵抗r3と弱め界磁コンタクタ
C4でなる分流回路に分流して、弱め界磁制御ができ
る。一方、回生制動の初期では、回生コンタクタC2を
開放している際に、回生励磁スイッチング素子SW2を
投入すると、経路K13(共用抵抗r3を含む経路)に
沿い電流が流れて、モータの自己発電が確立され、その
後にSW2を開放しても回生制動ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバッテリ車両のパワ
ー回路に関し、部品点数を削減して回路スペースを減少
させることができるように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】バッテリフォークリフトは、電源として
バッテリを搭載しており、このバッテリから給電される
モータを駆動源として走行駆動するタイプのフォークリ
フトである。
【0003】ここで、図2を参照しつつ、バッテリフォ
ークリフトの従来のパワー回路を説明する。同図に示す
ように、電機子AMと界磁コイルFCにより直流直巻型
のモータが構成されている。電機子AMは、前後進切換
コンタクタC3,回生コンタクタC2及びラインコンタ
クタC1を介して、バッテリBの正極性側に接続されて
いる。前記電機子AMが回転することにより、バッテリ
フォークリフトが走行する。界磁コイルFCは、その一
端側(電機子側端子)が前後進切換コンタクタC3を介
して電機子AMに接続されており、その他端側(バッテ
リ側端子)が、メインスイッチング素子(パワートラン
ジスタ)SW1を介してバッテリBの負極性側に接続さ
れている。
【0004】プラギングダイオードPDは、そのアノー
ド側が界磁コイルFCの一端側(電機子側端子)に接続
されており、そのカソード側がラインコンタクタC1を
介してバッテリBの正極性側に接続されている。フライ
ホイールダイオードFDは、そのアノード側が界磁コイ
ルFCの他端側(バッテリ側端子)に接続されており、
そのカソード側がラインコンタクタC1を介してバッテ
リBの正極性側に接続されている。回生ダイオードRD
は、そのアノード側がメインスイッチング素子SW1の
出力側(エミッタ側)に接続されており、そのカソード
側が前後進切換コンタクタC3を介して電機子AMに接
続されている。
【0005】回生励磁スイッチング素子(パワートラン
ジスタ)SW2は、その入力側(コレクタ側)が回生励
磁抵抗r1及びラインコンタクタC1を介してバッテリ
Bの正極性側に接続されており、その出力側(エミッタ
側)が界磁コイルFCの一端側(電機子側)に接続され
ている。
【0006】弱め界磁抵抗r2は、その一端側が弱め界
磁コンタクタC4を介して界磁コイルFCの一端側(電
機子側端子)に接続されており、その他端側が界磁コイ
ルFCの他端側(バッテリ側端子)に接続されている。
【0007】なお各コンタクタC1〜C4及び各スイッ
チング素子SW1,SW2の投入・開放は図示しない制
御装置により行われる。
【0008】次に、上記構成となっているバッテリフォ
ークリフトのパワー回路の動作を、各動作モードに分け
て説明する。
【0009】〔通常走行モード〕通常走行モードでは、
図3に示すように、ラインコンタクタC1及び回生コン
タクタC2が投入される。そして、前進走行の時には前
後進切換コンタクタC3が前進用の接点である固定接点
F側に投入され、後進走行の時には前後進切換コンタク
タC3が後進用の接点である固定接点R側に投入され
る。この状態でメインスイッチング素子SW1がPWM
制御により、投入(ON)・開放(OFF)される。
【0010】なおこの通常走行モードでは、弱め界磁コ
ンタクタC4はOFF状態を保持し、且つ、回生励磁ス
イッチング素子SW1もOFF状態を保持するようにし
ている。
【0011】通常走行モードにおいて、メインスイッチ
ング素子SW1がONされると、図3に示すように、経
路K1に沿い電流が流れる。即ち、バッテリB→ライン
コンタクタC1→回生コンタクタC2→前後進切換コン
タクタ3の一方(図では左側のコンタクタ)→電機子A
M→前後進切換コンタクタ3の他方(図では右側のコン
タクタ)→界磁コイルFC→メインスイッチング素子S
W1→バッテリBの経路に沿い電流が流れる。このた
め、前後進切換コンタクタC3が固定接点F側に投入さ
れていると、電機子AMが正転してフォークリフトが前
進走行し、前後進切換コンタクタC3が固定接点R側に
投入されていると、電機子AMが逆転してフォークリフ
トが後進走行する。
【0012】通常走行モードにおいて、メインスイッチ
ング素子SW1がOFFされると、図3に示すように電
機子AMにより誘起された電流が、経路K2に沿い流れ
る(還流する)。即ち、電機子AM→前後進切換コンタ
クタC3の他方→界磁コイルFC→フライホイールダイ
オードFD→回生コンタクタC2→前後進切換コンタク
タC3の一方→電機子AMの経路に沿い電流が流れる。
【0013】通常走行モードにおいて、メインスイッチ
ング素子SW1をONすると経路K1に沿い流れる電流
が増加してきて界磁コイルFCに流れる電流も増加して
くる。一方、メインスイッチング素子SW1をOFFす
ると経路K2に沿い流れる(還流する)電流が減少して
きて界磁コイルFCに流れる電流も減少してくる。この
ため、走行速度を増加するときには、界磁コイルFCに
流れる電流を小さくするように、メインスイッチング素
子SW1のOFF期間を長くするようにPWM制御し、
走行速度を減少するときには、界磁コイルFCに流れる
電流を大きくするように、メインスイッチング素子SW
1のON期間を長くするようにPWM制御をしている。
【0014】〔弱め界磁走行モード〕前述したように、
走行速度を増加するときには、界磁コイルFCに流れる
電流を小さくするように、メインスイッチング素子SW
1のOFF期間を長くするようにPWM制御している
が、このPWM制御だけでは対応することができないと
きには、弱め界磁制御を行う。つまり、図3に点線で示
すように弱め界磁コンタクタC4を投入して、界磁コイ
ルFCに流れていた電流を、弱め界磁抵抗r2側にも分
流するようにして、界磁コイルFCに流れる電流を減少
するのである。このようにして界磁コイルFCに流れる
電流を小さくすることにより、フォークリフトの走行速
度を増加させることができるのである。
【0015】〔回生制動モード〕次に、電気的に制動を
かける回生制動モードについて説明する。回生制動モー
ドでは、走行モード(通常走行モードや弱め界磁走行モ
ード)においてONされていた回生コンタクタC2をO
FFする。更に、前後進切換コンタクタC3の投入位置
を変更する。つまり図4に示すように、前後進切換コン
タクタC3が固定子接点F側に投入されていた場合に
は、この前後進切換コンタクタC3を固定子接点R側に
投入し直す。前後進切換コンタクタC3が固定子接点R
側に投入されていた場合には、この前後進切換コンタク
タC3を固定子接点F側に投入し直す。
【0016】その後、図4に示すように、回生コンタク
タC2をOFFした状態でメインスイッチング素子SW
1を100%のON状態にし(PWM制御をすることな
くON状態を続ける)、回生励磁スイッチング素子SW
2をONする。そうすると、図4に示すように、経路K
3に沿い電流が流れる。即ち、バッテリB→ラインコン
タクタC1→回生励磁抵抗r1→回生励磁スイッチング
素子SW2→界磁コイルFC→メインスイッチング素子
SW1→バッテリBの経路に沿い電流が流れる。このた
め、回生コンタクタC2をOFFしても界磁コイルFC
に電流が流れ、界磁が確立され、電機子AMによる自己
発電機能が発揮される。
【0017】上述したようにして電機子AMの自己発電
機能が確実に発揮されたら、今度は回生励磁スイッチン
グ素子SW2をOFFする。このように発電機能が確実
に発揮された後では、回生励磁スイッチング素子SW2
をOFFにしても(回生コンタクタC2もOFFになっ
ている)、電機子AMにより自己発電した電流が界磁コ
イルFに流れる。かかる状態でメインスイッチング素子
SW1をPWM制御して界磁コイルFCに流れる電流
を、予め設定した電流値になるようにする。
【0018】電機子AMの自己発電機能が発揮されてい
る状態において、メインスイッチング素子SW1をON
すると、図4に示す経路K4に沿い電流が流れる。即
ち、電機子AM→前後進切換コンタクタC3の一方→界
磁コイルFC→メインスイッチング素子SW1→回生ダ
イオードRD→前後進切換コンタクタC3の他方→電機
子AMの経路に沿い、電機子AMにより自己発電した電
流が流れる。
【0019】電機子AMの自己発電機能が発揮されてい
る状態において、メインスイッチング素子SW1をOF
Fすると、図4に示す経路K5に沿い電流が流れる。即
ち、電機子AM→前後進切換コンタクタC3の一方→界
磁コイルFC→フライホイールダイオードFD→ライン
コンタクタC1→バッテリB→回生ダイオードRD→前
後進切換コンタクタC3の他方→電機子AMの経路に沿
い電流が流れる。このため、電機子AMにより誘起され
た電力が、バッテリBに回生されることになる。
【0020】回生制動モードにおいて、メインスイッチ
ング素子SW1をONすると経路K4に沿い流れる電流
が増加してきて界磁コイルFCに流れる電流も増加して
制動力が増加してくる。一方、メインスイッチング素子
SW1をOFFすると経路K5に沿い流れる電流が減少
してきて界磁コイルFCに流れる電流も減少してきて制
動力が減少してくる。このため、メインスイッチング素
子SW1をPWM制御して界磁コイルFCに流れる電流
を予め設定した一定値として、制動力を一定にしてい
る。
【0021】なお、上述した回生制動モードは、フォー
クリフトの走行速度が低下してきて電機子AMの回転数
が低下した速度領域では、制動力が低下するため、フォ
ークリフトの走行速度がある速度以下になったら、次に
述べるプラギング制動モードに移行する。
【0022】〔プラギング制動モード〕プラギング制動
モードでは、回生制動のためにOFFしていた回生コン
タクタC2をONする。
【0023】このプラギング制動モードにおいて、メイ
ンスイッチング素子SW1がONされると、図5に示す
ように、経路K6に沿い電流が流れる。即ち、バッテリ
B→ラインコンタクタC1→回生コンタクタC2→前後
進切換コンタクタC3の他方→電機子AM→前後進切換
コンタクタC3の一方→界磁コイルFC→メインスイッ
チング素子SW1→バッテリBの経路に沿い電流が流れ
る。このため、電機子AMには、以前とは逆向きに電流
が流れ、急激な制動力が発生する。
【0024】プラギング制動モードにおいて、メインス
イッチング素子SW1がOFFされると、図5に示すよ
うに電機子AMにより誘起された電流が、経路K7に沿
い流れる(還流する)。即ち、電機子AM→前後進切換
コンタクタC3の一方→プラギングダイオードPD→回
生コンタクタC2→前後進切換コンタクタC3の他方→
電機子AMの経路に沿い電流が流れる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところでフォークリフ
トの従来のパワー回路では、回生励磁抵抗r1と弱め界
磁抵抗r2という2つの抵抗をそれぞれ別々に備えてい
た。この抵抗r1,r2は嵩が大きいため(目安でいう
と、それぞれ、茶筒程度の大きさ)、コストアップを招
来すると共に、取付けスペースが増大するという問題が
あった。
【0026】本発明は、上記従来技術に鑑み、抵抗の設
置点数を削減してコストダウンと取付けスペースの減少
を図ることのできるバッテリ車両のパワー回路を提供す
ることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、電機子と界磁コイルとで形成され、回生コ
ンタクタが投入状態になることにより、バッテリからの
電流が流通する直流直巻型のモータと、一端側が前記界
磁コイルの電機子側端子に接続されると共に、他端側が
前記界磁コイルのバッテリ側端子に接続されており、投
入されることにより、前記界磁コイルに流れる電流を分
流させる分流回路を形成する弱め界磁コンタクタと、入
力側が前記バッテリに接続されると共に、出力側が前記
界磁コイルの電機子側端子及び前記弱め界磁コンタクタ
の一端側に接続されており、前記回生コンタクタが開放
されているときに投入状態となって前記界磁コイルに電
流を流通させる回生励磁スイッチング素子とを有するバ
ッテリ車両のパワー回路において、前記電機子と前記界
磁コイルとを結ぶラインと、前記回生励磁スイッチング
素子と前記弱め界磁コンタクタとを結ぶラインと、の間
に共用抵抗を介装したことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態に
かかるバッテリフォークリフトのパワー回路を示す。同
図に示すように電機子AMと界磁コイルFCにより直流
直巻型のモータが構成されている。電機子AMは、前後
進切換コンタクタC3,回生コンタクタC2及びライン
コンタクタC1を介して、バッテリBの正極性側に接続
されている。前記電機子AMが回転することにより、バ
ッテリフォークリフトが走行する。界磁コイルFCは、
その一端側(電機子側端子)が前後進切換コンタクタC
3を介して電機子AMに接続されており、その他端側
(バッテリ側端子)が、メインスイッチング素子(パワ
ートランジスタ)SW1を介してバッテリBの負極性側
に接続されている。
【0029】プラギングダイオードPDは、そのアノー
ド側が界磁コイルFCの一端側(電機子側端子)に接続
されており、そのカソード側がラインコンタクタC1を
介してバッテリBの正極性側に接続されている。フライ
ホイールダイオードFDは、そのアノード側が界磁コイ
ルFCの他端側(バッテリ側端子)に接続されており、
そのカソード側がラインコンタクタC1を介してバッテ
リBの正極性側に接続されている。回生ダイオードRD
は、そのアノード側がメインスイッチング素子SW1の
出力側(エミッタ側)に接続されており、そのカソード
側が前後進切換コンタクタC3を介して電機子AMに接
続されている。
【0030】回生励磁スイッチング素子(パワートラン
ジスタ)SW2は、その入力側(コレクタ側)がライン
コンタクタC1を介してバッテリBの正極性側に接続さ
れており、その出力側(エミッタ側)が共用抵抗r3を
介して界磁コイルFCの一端側(電機子側端子)に接続
されている。また回生励磁スイッチング素子SW2の出
力側(エミッタ側端子)は、弱め界磁コンタクタC4の
一端側(図では上側の端子)に接続されている。
【0031】弱め界磁コンタクタC4は、その一端側が
共用抵抗r3を介して界磁コイルFCの一端側(電機子
側端子)に接続されており、その他端側が界磁コイルF
Cの他端側(バッテリ側端子)に接続されている。
【0032】なお各コンタクタC1〜C4及び各スイッ
チング素子SW1,SW2の投入・開放は図示しない制
御装置により行われる。
【0033】本実施の形態と従来技術とを、抵抗に着目
して比較すると、従来技術では2つの抵抗r1,r2を
備えていたのに対して、本実施の形態では1つの共用抵
抗r3のみを備えた構成としている。
【0034】次に説明するように、共用抵抗r3は、弱
め界磁走行モードの時や回生制動モードの時に利用され
る。なお、通常走行モードの動作やプラギング制動モー
ドの動作は従来と同様であるので、弱め界磁走行モード
と回生制動モードの動作についてのみ説明する。
【0035】〔弱め界磁走行モード〕前述したように、
通常走行モードにおいては、走行速度を増加するとき
に、界磁コイルFCに流れる電流を小さくするように、
メインスイッチング素子SW1のOFF期間を長くする
ようにPWM制御しているが、このPWM制御だけでは
対応することができないときには、弱め界磁制御を行
う。つまり、弱め界磁コンタクタC4を投入して、界磁
コイルFCに流れていた電流を、共用抵抗r3及び弱め
界磁コンタクタC4で成る分流回路にも分流するように
して、界磁コイルFCに流れる電流を減少するのであ
る。このようにして界磁コイルFCに流れる電流を小さ
くすることにより、フォークリフトの走行速度を増加さ
せることができるのである。
【0036】〔回生制動モード〕次に、電気的に制動を
かける回生制動モードについて説明する。回生制動モー
ドでは、走行モード(通常走行モードや弱め界磁走行モ
ード)においてONされていた回生コンタクタC2をO
FFする。更に、前後進切換コンタクタC3の投入位置
を変更する。つまり、前後進切換コンタクタC3が固定
子接点F側に投入されていた場合には、この前後進切換
コンタクタC3を固定子接点R側に投入し直す。前後進
切換コンタクタC3が固定子接点R側に投入されていた
場合には、この前後進切換コンタクタC3を固定子接点
F側に投入し直す。
【0037】回生制動モードでは、回生コンタクタC2
をOFFした状態でメインスイッチング素子SW1を1
00%のON状態にし(PWM制御をすることなくON
状態を続ける)、回生励磁スイッチング素子SW2をO
Nする。そうすると、図1に示すように、経路K13に
沿い電流が流れる。即ち、バッテリB→ラインコンタク
タC1→回生励磁スイッチング素子SW2→共用抵抗r
3→界磁コイルFC→メインスイッチング素子SW1→
バッテリBの経路に沿い電流が流れる。このため、回生
コンタクタC2をOFFしても界磁コイルFCに電流が
流れ、界磁が確立され、電機子AMによる自己発電機能
が発揮される。
【0038】上述したようにして電機子AMの自己発電
機能が確実に発揮されたら、今度は回生励磁スイッチン
グ素子SW2をOFFする。このように発電機能が確実
に発揮された後では、回生励磁スイッチング素子SW2
をOFFにしても(回生コンタクタC2もOFFになっ
ている)、電機子AMにより自己発電した電流が界磁コ
イルFに流れる。かかる状態でメインスイッチング素子
SW1をPWM制御して界磁コイルFCに流れる電流
を、予め設定した電流値になるようにする。
【0039】電機子AMの自己発電機能が発揮されてい
る状態において、メインスイッチング素子SW1をON
すると、図1に示す経路K14に沿い電流が流れる。即
ち、電機子AM→前後進切換コンタクタC3の一方→界
磁コイルFC→メインスイッチング素子SW1→回生ダ
イオードRD→前後進切換コンタクタC3の他方→電機
子AMの経路に沿い、電機子AMにより自己発電した電
流が流れる。
【0040】電機子AMの自己発電機能が発揮されてい
る状態において、メインスイッチング素子SW1をOF
Fすると、図1に示す経路K15に沿い電流が流れる。
即ち、電機子AM→前後進切換コンタクタC3の一方→
界磁コイルFC→フライホイールダイオードFD→ライ
ンコンタクタC1→バッテリB→回生ダイオードRD→
前後進切換コンタクタC3の他方→電機子AMの経路に
沿い電流が流れる。このため、電機子AMにより誘起さ
れた電力が、バッテリBに回生されることになる。
【0041】回生制動モードにおいて、メインスイッチ
ング素子SW1をONすると経路K14に沿い流れる電
流が増加してきて界磁コイルFCに流れる電流も増加し
て制動力が増加してくる。一方、メインスイッチング素
子SW1をOFFすると経路K15に沿い流れる電流が
減少してきて界磁コイルFCに流れる電流も減少してき
て制動力が減少してくる。このため、メインスイッチン
グ素子SW1をPWM制御して界磁コイルFCに流れる
電流を予め設定した一定値として、制動力を一定にして
いる。
【0042】上述したように、本実施の形態では、共用
抵抗r3を、電機子AMと界磁コイルFCとを結ぶライ
ンと、回生励磁スイッチング素子SW2と弱め界磁コン
タクタC4とを結ぶラインと、の間に介装したため、1
つの共用抵抗r3を用いて弱め界磁走行モードの時の動
作も、回生制動モードにおける回生励磁動作も行うこと
ができる。よって、抵抗の設置点数を削減して回路の取
付けスペースを少なくすることができる。
【0043】また、発熱体となる抵抗が削減されるの
で、パワー回路全体の発熱を低減することができる効果
もある。
【0044】なお、本発明はバッテリフォークリフトの
パワー回路に限らず、電源としてバッテリを搭載した各
種のバッテリ車両(無人搬送車等)にも適用することが
できる。
【0045】
【発明の効果】以上実施の形態と共に具体的に説明した
ように、本発明では、電機子と界磁コイルとで形成さ
れ、回生コンタクタが投入状態になることにより、バッ
テリからの電流が流通する直流直巻型のモータと、一端
側が前記界磁コイルの電機子側端子に接続されると共
に、他端側が前記界磁コイルのバッテリ側端子に接続さ
れており、投入されることにより、前記界磁コイルに流
れる電流を分流させる分流回路を形成する弱め界磁コン
タクタと、入力側が前記バッテリに接続されると共に、
出力側が前記界磁コイルの電機子側端子及び前記弱め界
磁コンタクタの一端側に接続されており、前記回生コン
タクタが開放されているときに投入状態となって前記界
磁コイルに電流を流通させる回生励磁スイッチング素子
とを有するバッテリ車両のパワー回路において、前記電
機子と前記界磁コイルとを結ぶラインと、前記回生励磁
スイッチング素子と前記弱め界磁コンタクタとを結ぶラ
インと、の間に共用抵抗を介装した構成とした。
【0046】かかる構成としたため、パワー回路に設置
する抵抗を2本から1本に削減することができた。よっ
て、バッテリ車両のパワー回路において、抵抗の設置点
数を削減して、コストダウンと取付けスペースの減少を
図ることができる。また、発熱体である抵抗を削減でき
るので、パワー回路の発熱量を低減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるバッテリフォーク
リフトのパワー回路を示す回路図。
【図2】バッテリフォークリフトの従来のパワー回路を
示す回路図。
【図3】バッテリフォークリフトの従来のパワー回路
を、通常走行モードと弱め界磁走行モードの状態で示す
回路図。
【図4】バッテリフォークリフトの従来のパワー回路
を、回生制動モードの状態で示す回路図。
【図5】バッテリフォークリフトの従来のパワー回路
を、プラギング制動モードの状態で示す回路図。
【符号の説明】
AM 電機子 FC 界磁コイル B バッテリ C1 ラインコンタクタ C2 回生コンタクタ C3 前後進切換コンタクタ C4 弱め界磁コンタクタ FD フライホイールダイオード PD プラギングダイオード RD 回生ダイオード SW1 メインスイッチング素子 SW2 回生励磁スイッチング素子 r1 回生励磁抵抗 r2 弱め界磁抵抗 r3 共用抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子と界磁コイルとで形成され、回生
    コンタクタが投入状態になることにより、バッテリから
    の電流が流通する直流直巻型のモータと、 一端側が前記界磁コイルの電機子側端子に接続されると
    共に、他端側が前記界磁コイルのバッテリ側端子に接続
    されており、投入されることにより、前記界磁コイルに
    流れる電流を分流させる分流回路を形成する弱め界磁コ
    ンタクタと、 入力側が前記バッテリに接続されると共に、出力側が前
    記界磁コイルの電機子側端子及び前記弱め界磁コンタク
    タの一端側に接続されており、前記回生コンタクタが開
    放されているときに投入状態となって前記界磁コイルに
    電流を流通させる回生励磁スイッチング素子とを有する
    バッテリ車両のパワー回路において、 前記電機子と前記界磁コイルとを結ぶラインと、前記回
    生励磁スイッチング素子と前記弱め界磁コンタクタとを
    結ぶラインと、の間に共用抵抗を介装したことを特徴と
    するバッテリ車両のパワー回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010093917A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Mitsubishi Electric Corp 車両挙動制御装置
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