JP3396916B2 - 直流直巻モータの制御装置 - Google Patents

直流直巻モータの制御装置

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JP3396916B2 JP20666693A JP20666693A JP3396916B2 JP 3396916 B2 JP3396916 B2 JP 3396916B2 JP 20666693 A JP20666693 A JP 20666693A JP 20666693 A JP20666693 A JP 20666693A JP 3396916 B2 JP3396916 B2 JP 3396916B2
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power contactor
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、直流直巻モータの制御
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】電動産業車両の走行制御装置として用い
られる従来の直流直巻モータの制御装置の一例を図2を
用いて説明する。この装置は、低位端がフィールドコイ
ルFの高位端に接続される直流直巻モータ1のアーマチ
ャコイルAの高位端に回生コンタクタ2を通じて直流電
源12からの電流を給電する電源コンタクタ14と、フ
ィールドコイルFの低位端と接地ラインGLとを電流制
御可能に接続する制御トランジスタ5と、アノードが両
コイルの接続点に接続されカソードが電源コンタクタ1
4の低位端に接続される第一フライホイルダイオード9
と、アノードがフィールドコイルFの低位端に接続され
カソードが電源コンタクタ14の低位端に接続される第
二フライホイルダイオード8と、アノードが接地ライン
GLに接続されカソードがアーマチャコイルAの高位端
に接続される回生ダイオード10と、電源コンタクタ1
4の低位端と接地ラインGLとを接続する平滑コンデン
サ13と、互いに直列接続されるとともに電源コンタク
タ14の低位端とアーマチャコイルAの低位端とを接続
する回生トランジスタ6及び回生抵抗7とを備えてい
る。 【0003】また、フィールドコイルFの両端にはそれ
ぞれ2極切替えスイッチからなる前進コンタクタ3及び
後進コンタクト4が配設され、フィールドコイルFの両
端はアーマチャコイルAの低位端と制御トランジスタ5
の高位端との間で逆転接続可能となっている。更に、互
いに直列接続されるとともに電源コンタクタ14と並列
接続されたバイパスコンタクタ16及びバイパス抵抗1
5が配設されている。11は電流センサであり、各コン
タクタ2、14、16はマグネットスイッチからなる。 【0004】平滑コンデンサ13は制御トランジスタ5
の断続などに伴う給電電流の平滑化を図るものである。
バイパスコンタクタ16は、電源コンタクタ14投入時
に平滑コンデンサ13に流れ込む過大な初期充電電流
(以下、突入電流という)が電源コンタクタ14などを
流れ、接点などに悪影響を与えるのを回避するためのも
のであって、電源コンタクタ14の投入に先立って投入
することにより突入電流を削減する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の直流直巻モータの制御装置は、突入電流の削減
が可能であるものの、バイパスコンタクタ16及びバイ
パス抵抗15の付設を必要とし、回路構成が複雑であ
り、装置が大型化するという課題があった。本発明は、
上記課題に鑑みなされたものであり、回路構成の複雑化
及び装置の大型化を回避しつつ、電源コンタクタ投入時
の突入電流の低減が可能な直流直巻モータの制御装置を
提供することを、その目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の直流直巻モータ
の制御装置は、低位端がフィールドコイルの高位端に接
続される直流直巻モータのアーマチャコイルの高位端に
回生コンタクタを通じて直流電源からの電流を給電する
電源コンタクタと、前記フィールドコイルの低位端と接
地ラインとを電流制御可能に接続する制御トランジスタ
と、アノードが前記両コイルの接続点に接続されカソー
ドが前記電源コンタクタの低位端に接続される第一フラ
イホイルダイオードと、アノードが前記フィールドコイ
ルの低位端に接続されカソードが前記電源コンタクタの
低位端に接続される第二フライホイルダイオードと、ア
ノードが前記接地ラインに接続されカソードが前記アー
マチャコイルの高位端に接続される第一回生ダイオード
と、前記電源コンタクタの低位端と前記接地ラインとを
接続する平滑コンデンサとを備える直流直巻モータの制
御装置において、互いに直列接続されるとともに前記電
源コンタクタの高位端と前記両コイルの接続点とを接続
する回生トランジスタ及び回生抵抗とを備えることを特
徴としている。 【0007】 【作用及び発明の効果】電源コンタクタ投入に先立っ
て、回生トランジスタを投入すると、直流電源から回生
抵抗、両コイルの接続点、第一フライホイルダイオード
を通じて平滑コンデンサの高位端に充電電流が流れる。
この充電電流は回生抵抗により所望の値に制限されるの
で、その後に電源コンタクタを投入しても、平滑コンデ
ンサに過大な突入電流が流入することが無く、電源コン
タクタの接点や直流電源を大電流定格とする必要が無
く、また、上記した従来のバイパスコンタクタ及びバイ
パス抵抗を省略することができる。 【0008】 【実施例】以下、本発明を図1に示す一実施例により詳
細に説明する。電動産業車両の走行制御装置として用い
られる従来の直流直巻モータの制御装置の一例を図2を
用いて説明する。この装置は、低位端がフィールドコイ
ルFの高位端に接続される直流直巻モータ1のアーマチ
ャコイルAの高位端に回生コンタクタ2を通じて直流電
源12からの電流を給電する電源コンタクタ14と、フ
ィールドコイルFの低位端と接地ラインGLとを電流制
御可能に接続する制御トランジスタ5と、アノードが両
コイルの接続点に接続されカソードが電源コンタクタ1
4の低位端に接続される第一フライホイルダイオード9
と、アノードがフィールドコイルFの低位端に接続され
カソードが電源コンタクタ14の低位端に接続される第
二フライホイルダイオード8と、アノードが接地ライン
GLに接続されカソードがアーマチャコイルAの高位端
に接続される回生ダイオード10と、電源コンタクタ1
4の低位端と接地ラインGLとを接続する平滑コンデン
サ13と、互いに直列接続されるとともに電源コンタク
タ14の高位端(直流電源12の高位端)とアーマチャ
コイルAの低位端(本発明でいう両コイルの接続点)と
を接続する回生トランジスタ6及び回生抵抗7とを備え
ている。 【0009】また、フィールドコイルFの両端にはそれ
ぞれ2極切替えスイッチからなる前進コンタクタ3及び
後進コンタクト4が配設され、フィールドコイルFの両
端はアーマチャコイルAの低位端と制御トランジスタ5
の高位端との間で逆転接続可能となっている。詳しく説
明すると、フィールドコイルFの両端は両コンタクタ
3、4の共通接点間に接続され、両コンタクタ3、4の
高位切り換え接点が本発明でいうフィールドコイルFの
高位端として電流センサ11を通じてアーマチャコイル
Aの低位端に接続され、両コンタクタ3、4の低位切り
換え接点が本発明でいうフィールドコイルFの低位端と
して制御トランジスタ5の高位端(ここではコレクタ)
に接続されている。 【0010】マグネットスイッチからなる各コンタクタ
2、3、4、14はコントローラ17により制御され、
同様に、各トランジスタ5、6もコントローラ17によ
り制御される。コントローラ17は通常のマイコン構成
のものであるが、その構成及びプログラム内容は本発明
の要旨とは無関係であるので、説明を省略する。以下、
この制御装置の動作を説明する。 (起動)最初、トランジスタ5、6及びコンタクタ2、
14はオフしている。 【0011】電源コンタクタ14の投入に先立って、回
生トランジスタ6を投入すると、直流電源12から回生
トランジスタ6、回生抵抗7、電流センサ11、第一フ
ライホイルダイオード9を通じて平滑コンデンサ13の
高位端に充電電流が流れ、平滑コンデンサ13が充電さ
れる。次に、回生トランジスタ6をオフし、回生コンタ
クタ2をオンし、電源コンタクタ14をオンすると、ア
ーマチャコイルAの高位端に電源電圧が印加されるが平
滑コンデンサ13には許容可能な充電電流しか流入せ
ず、電源コンタクタ14の接点や直流電源12に負担と
はならない。 【0012】この状態でコンタクタ3を高位切り換え接
点側へ、コンタクタ4を低位切り換え接点側へ接続し、
制御トランジスタ5を断続制御すると、所望の電流がア
ーマチャコイルA及びフィールドコイルFを流れ、その
結果、この直流直巻モータ1を走行モータとする電気車
両は前進する。制御トランジスタ5の断続に伴う通電電
流の断続変化は平滑コンデンサ13の充放電により平滑
化される。 【0013】当然、後進はコンタクタ3、4の切り換え
により実施される。 (回生)回生すなわち走行エネルギで直流電源12を充
電するには、電源コンタクタ14はオンのままで、制御
トランジスタ5をオフして直流直巻モータ1の電動機動
作を停止し、プランギング動作阻止のために回生コンタ
クタ2をオフし、両コンタクタ3、4を逆接続(すなわ
ち、コンタクタ3を低位切り換え接点側へ接続し、コン
タクタ4を高位切り換え接点側へ接続)して直流直巻モ
ータ1を発電機動作可能状態とする。 【0014】次に、回生トランジスタ6及び制御トラン
ジスタ5をオンしてフィールドコイルFを励磁してアー
マチャコイルAに発電電圧を生じさせ、その発電電流が
フィールドコイルFに流れれば、回生トランジスタ6を
オフする。その結果、高電位となったアーマチャコイル
Aの低位端から、電流センサ11、コンタクタ4、フィ
ールドコイルF、コンタクタ3、第二フライホイルダイ
オード8、直流電源12、接地ラインGL、回生ダイオ
ード10を通じてアーマチャコイルAの高位端(ここで
は低電位)へと回生電流が環流し、直流電源12が充電
される。 【0015】以上説明したように、本実施例の回生式可
逆型直流直巻モータの制御装置では、電源コンタクタ1
4の投入に先立って回生トランジスタ6をオンして平滑
コンデンサ13を予備充電するので、何ら専用の電気部
品を必要とすることなく、平滑コンデンサ13の突入電
流を低減することができ、電源コンタクタ14や直流電
源12の寿命延長、最大電流定格の削減、回路構成の簡
単化及び装置の小型化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の直流直巻モータの制御装置の一実施
例を示す回路図。 【図2】 従来の直流直巻モータの制御装置の一実施例
を示す回路図。 【符号の説明】 Aはアーマチャコイル、Fはフィールドコイル、1は直
流直巻モータ、2は回生コンタクタ、3、4はコンタク
タ、5は制御トランジスタ、6は回生トランジスタ、7
は回生抵抗、8は第二フライホイルダイオード、9は第
一フライホイルダイオード、10は回生ダイオード、1
2は直流電源、13は平滑コンデンサ、14は電源コン
タクタ、17はコントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 15/00 - 15/38 H02P 1/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 低位端がフィールドコイルの高位端に接
    続される直流直巻モータのアーマチャコイルの高位端に
    回生コンタクタを通じて直流電源からの電流を給電する
    電源コンタクタと、前記フィールドコイルの低位端と接
    地ラインとを電流制御可能に接続する制御トランジスタ
    と、アノードが前記両コイルの接続点に接続されカソー
    ドが前記電源コンタクタの低位端に接続される第一フラ
    イホイルダイオードと、アノードが前記フィールドコイ
    ルの低位端に接続されカソードが前記電源コンタクタの
    低位端に接続される第二フライホイルダイオードと、ア
    ノードが前記接地ラインに接続されカソードが前記アー
    マチャコイルの高位端に接続される第一回生ダイオード
    と、前記電源コンタクタの低位端と前記接地ラインとを
    接続する平滑コンデンサとを備える直流直巻モータの制
    御装置において、互いに直列接続されるとともに前記電
    源コンタクタの高位端と前記両コイルの接続点とを接続
    する回生トランジスタ及び回生抵抗とを備えることを特
    徴とする直流直巻モータの制御装置。
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