JPH10310350A - エレベータ走行中におけるかご扉こじあけ防止装置 - Google Patents

エレベータ走行中におけるかご扉こじあけ防止装置

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JPH10310350A
JPH10310350A JP11802097A JP11802097A JPH10310350A JP H10310350 A JPH10310350 A JP H10310350A JP 11802097 A JP11802097 A JP 11802097A JP 11802097 A JP11802097 A JP 11802097A JP H10310350 A JPH10310350 A JP H10310350A
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JP
Japan
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car door
elevator
car
door
electromagnet
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JP11802097A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Takahashi
敏幸 高橋
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータ走行中において通常の商用電源か
らの給電を受けずにかご扉のこじあけ防止を図るかご扉
こじあけ防止装置を提供する。 【解決手段】 かご枠7に取り付けられたファン発電機
8と、かご5の立柱10の上端に取り付けられ励磁され
るとN極となる電磁石部11と、かご扉3の上端の閉じ
ているとき電磁石部11との対向位置に取り付けられた
S極の永久磁石12とを有し、エレベータ走行時、走行
風を受けファン8aが回転することによりファン発電機
8が発電し、N極に励磁された電磁石部11と永久磁石
12とが引き合うため戸閉力が増す。エレベータ停止
時、ファン発電機8は電磁石部11を励磁しないためか
ご扉3の開動作に影響を与えない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はかご扉こじあけ防止
装置、特にエレベータの走行中の乗客によるかご扉のこ
じあけを防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、エレベータのかご室の状況を
示した概観図である。図14には、かご室1に乗客2が
1人いる状況を示している。また、かご扉3とその脇に
設けられた呼び押し釦4とが示されている。
【0003】乗客2は、エレベータを利用する際、かご
室内に乗り込み呼び押し釦4を押下し、任意の階にエレ
ベータを走行させる。エレベータ走行中、乗客2が例え
ば乗客のいたずらなどによりかご扉3をこじあけようと
すると、扉スイッチ(図示せず)が遮断され、かごが急
停止するような構造をしている。しかし、走行中のかご
を急停止させるという異常時動作によりエレベータの故
障に発展する場合もあり得る。そこで、従来では、戸閉
力を強化しかご扉のこじあけを困難とするために、駆動
モータを利用して戸閉力の強化を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、駆動モータを通常の商用電源を使って動作さ
せていた。また、戸閉力の更なる強化を図り、こじあけ
防止の万全を図りたい場合もある。
【0005】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、エレベータ走行中
において通常の商用電源からの給電を受けずにかご扉の
こじあけ防止を図るかご扉こじあけ防止装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明に係るエレベータ走行中におけるか
ご扉こじあけ防止装置は、給電することで励磁される電
磁石部と、エレベータの走行により発電し、前記電磁石
部に電力を供給する発電手段と、前記電磁石部の電磁力
により閉状態のかご扉の開動作を阻止する開動作阻止手
段とを有することを特徴とする。
【0007】また、前記発電手段は、かごの外側に取り
付けられ、エレベータ走行時の走行風により回転するフ
ァンを有するファン発電機であることを特徴とする。
【0008】また、前記電磁石部は、かご扉に取り付け
られた永久磁石と対向する位置に取り付けられており、
励磁されたとき前記永久磁石と異なる極となるように設
けられていることを特徴とする。
【0009】また、前記電磁石部は、2枚戸両引き型の
かご扉を有するエレベータかごの場合、各戸の対向位置
にそれぞれ取り付けられており、励磁されたとき相互に
異なる極となるように設けられていることを特徴とす
る。
【0010】また、前記発電手段は、昇降路内壁又は昇
降路に沿ってその内壁に設けられた固定物と接触し回転
する回転部材と、前記回転部材に昇降路内壁方向への押
圧力を与える押圧機構と、前記回転部材の回転力により
発電する発電機とを有することを特徴とする。
【0011】更に、前記開動作阻止手段は、戸の一部に
固定され戸を開閉させるための連動ベルトを固定するこ
とによってかご扉の開動作を阻止する連動ベルトロック
機構であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。なお、各実施の形
態において同様の構成要素には、同じ符号を付け説明を
省略する。
【0013】実施の形態1.図1は、本発明に係るかご
扉こじあけ防止装置の実施の形態1を示した概略構成図
であり、かごを外側正面から見たときの全体図である。
また、図2は、図1に示した本装置を上から見たときの
一部を切り欠いた概略的な平面図である。かご5は、ロ
ープ6で吊り下げられ、図示しない昇降路内を上下に走
行する。かご枠7には、かご枠7が移動する方向から突
出した状態にファン発電機8が取り付けられている。フ
ァン発電機8から延びた2本の各コード9の一端は、か
ご枠7の立柱10の上端に取り付けられている電磁石部
11に接続されている。また、かご扉3の上端の各電磁
石部11と対向する位置には、永久磁石12がそれぞれ
取り付けられている。図3は、図2において電磁石部1
1と永久磁石12とを固定した部分の拡大図である。電
磁石部11は、中央に組み込まれたS極の永久磁石11
aとその両側に給電によりN極状態となる電磁石11b
とで構成されている。励磁されていないときには永久磁
石11aの作用によりS極となり、励磁されたときには
電磁石11bのN極の磁力が勝りN極となる。
【0014】次に、本実施の形態における作用について
説明する。
【0015】エレベータのかご5が停止しているとき、
ファン8aは、風を受けないので止まっている状態であ
る。従って、ファン発電機8は発電せず電磁石部11を
励磁しない。
【0016】かご5が上下に走行すると、ファン8a
は、走行風により回転をする。ファン8aは、かご枠7
から突出した状態で取り付けられているので、かご5の
上昇時のみならず降下時にも走行風を十分に受けること
ができる。ファン発電機8は、ファン8aが回転するこ
とにより発電し、電磁石部11を励磁する。これに伴
い、電磁石部11はN極状態になる。電磁石部11がN
極になると、永久磁石12と吸引し合う。これにより、
戸閉力が強化できるので、乗客がかご扉3をこじあけよ
うとしても開かない。
【0017】かご5がいずれかの階に到着し停止する
と、ファン8aは、走行風を受けなくなるため回転が止
まり、その結果、ファン発電機8は、電磁石部11への
給電を停止する。これに伴い、電磁石11bは励磁が断
たれオフ状態になる。これにより、電磁石部11と永久
磁石12とは吸引し合わなくなるため、かご扉3は、電
磁石部11等の影響を受けずに戸開閉装置(図示せず)
により開動作する。特に、本実施の形態においては、電
磁石部11にS極の永久磁石11aを設けたので、エレ
ベータ停止時にS極となった電磁石部11とかご扉3に
取り付けられたS極の永久磁石12とが反発し合うため
かご扉3の開閉に支障はない。
【0018】以上のように、本実施の形態によれば、フ
ァン発電機8を設けて走行風を利用して発電できるよう
にしたので、電気代の節約をすることができる。もちろ
ん、従来からある商用電源による駆動モータと併用する
ことで、あるいは従来からある装置の補助として用いる
ことで戸閉力の更なる強化を図ることも可能である。
【0019】なお、電磁石部11と永久磁石12との極
の設定は、永久磁石12をN極にするなど逆にしてもよ
い。
【0020】実施の形態2.上記実施の形態1では、か
ご扉の開動作を阻止する開動作阻止手段としてかご側に
設けた電磁石部とかご扉側に設けた永久磁石とで構成し
た。本実施の形態では、図4に示したように電磁石部1
3をかご扉3の各戸3a,3bの対向位置(本実施の形
態においては各戸3a,3bの上端)にそれぞれ取り付
け、励磁されたとき相互に異なる極となるように設けた
ことを特徴としている。すなわち、電磁石部13がエレ
ベータ走行中に励磁されたとき一方がN極となれば、他
方がS極となるように設定されることが必要である。本
実施の形態の場合、電磁石部がそのまま開動作阻止手段
となる。なお、電源手段その他の構成や作用は、実施の
形態1と同じなので説明を省略する。
【0021】本実施の形態によれば、電磁石部の他に永
久磁石を用いなくても開動作阻止手段を構成することが
できる。すなわち、電磁石部がそのまま開動作阻止手段
となる。本実施の形態では、このようなより簡単な構成
で上記実施の形態1と同様の効果を奏することができ
る。
【0022】但し、上記実施の形態1の場合は、かご側
とかご扉側にそれぞれ開動作阻止手段(電磁石部と永久
磁石)を設けたので、1枚戸や片引き型のエレベータに
も使用することができるが、本実施の形態の場合は、2
枚戸両引き型のかご扉を有するエレベータかごに使用が
限定される。
【0023】実施の形態3.上記実施の形態2において
は、電磁石部をかご扉の上端のみに設けたが、図5に示
したように上端のみならず下端にも設けたことを特徴と
している。このように、複数の電磁石部を用いることで
戸閉力を更に強化することができる。
【0024】なお、図5では、上下端に各1組の電磁石
部を設けるようにしたが、その他の場所に設けたり、3
組以上の電磁石部を設けるようにしてもよい。
【0025】実施の形態4.図6は、本発明に係るかご
扉こじあけ防止装置の実施の形態4を示した概略構成図
であり、上記実施の形態1のファン発電機に代わる発電
手段を示している。図7は、図6の構成の平面図であ
る。本実施の形態における発電手段は、かご5が昇降路
に沿って上下動することを利用し、その移動(量)から
回転力を得て、その回転力により発電する構成としたこ
とを特徴としている。すなわち、本実施の形態における
発電手段は、昇降路内壁に沿って設けられた固定物であ
るレール14と接触し回転する回転部材としてのローラ
15と、ベルト16により連結したローラ15の回転力
により発電する発電機17と、ローラ15に昇降路内壁
(レール14)方向への押圧力を与える押圧機構とを有
している。本実施の形態における押圧機構は、かご枠7
に固定された架台18と、一端を架台18の上端に軸着
し、他端にローラ15を軸着するアーム19と、一端を
かご枠7に他端をアーム19に取り付けアーム19を引
っ張るスプリング20とを有している。スプリング20
は、アーム19を下方に引っ張る力でローラ15をレー
ル14に押し付けて回転力を確実に取得できるようにし
ている。なお、発電機17は、コード(図示せず)によ
り電磁石部を接続し電力を供給している。この発電機1
7から延びたコードから先の構成は、上記各実施の形態
と同じでよいので説明を省略する。
【0026】次に、本実施の形態における作用について
説明する。
【0027】エレベータのかご5が停止しているとき、
ローラ15は回転していたため、発電機17は発電せず
電磁石部を励磁しない。
【0028】かご5が上下に走行すると、ローラ15
は、レール14に当接しながら回転する。発電機17
は、ベルト16を介してローラ15の回転力を得て発電
し、電磁石部を励磁することになる。これにより、かご
扉に戸閉力を与えることができるエレベータ走行中のか
ご扉のこじあけを防止することができる。
【0029】また、かご5がいずれかの階に到着し停止
すると、ローラ15の回転が止まるため、発電機17は
電磁石部への給電を停止する。これにより、かご扉の開
動作の邪魔をしない。
【0030】本実施の形態によれば、かご5の上下動を
利用して発電できるようにしたので、電気代の節約をす
ることができる。
【0031】なお、本実施の形態では、ローラ15をレ
ール14に当接させる構造としたが、他の固定物や昇降
路内壁にローラを当接させるようにしてもよい。
【0032】実施の形態5.図8は、本発明に係るかご
扉こじあけ防止装置の実施の形態5を示した概略構成図
である。但し、発電手段の構成は、実施の形態1あるい
は実施の形態4に示した構成のどちらを用いてもよく、
本実施の形態の特徴ではないので図示していない。以降
の各実施の形態においても同様である。図8には、かご
扉の各戸3a,3bと、各戸3a,3bの一部を固定し
かご扉を開閉させるための連動ベルト21と、駆動車2
2を回転させることによって連動ベルト21を動かしか
ご扉の開閉を行うモータ23と、連動ベルト21を固定
することによってかご扉の開動作を阻止する連動ベルト
ロック機構24とが示されている。
【0033】図9は、本実施の形態における連動ベルト
ロック機構24の構造を示した図である。開動作阻止手
段として設けられた連動ベルトロック機構24は、走行
風により発電するファン発電機若しくはローラの回転力
により発電する発電機からの給電により励磁されるコイ
ル形状の電磁石25と、電磁石25の内部を貫通した本
体を有し電磁石25の励磁により図面上方に移動するス
トッパ26と、上方に移動したストッパ26とで連動ベ
ルト21を挟むために固着された止め板27と、電磁石
25への励磁が断たれたときにストッパ26を元に戻す
戻しバネ28とで構成される。連動ベルト21の内面側
には凹凸が刻まれているが、ストッパ26の連動ベルト
21と当接する面には、この凹凸と嵌合し確実に連動ベ
ルト21の動きをロックできるように同様のピッチの凹
凸が設けられている。なお、ストッパ26の当接面は、
連動ベルト21と当接するので面積が大きい方が効果的
である。
【0034】以上の構成を有する連動ベルトロック機構
24の作用について説明する。
【0035】エレベータの停止時、電磁石25は、励磁
されていないので図9に示したように連動ベルト21を
ロックしていない。エレベータが走行すると、発電手段
が発電し、電磁石25が励磁される。ストッパ26は、
励磁された電磁石25の電磁力により図9に示した矢印
A方向に移動する。これにより、連動ベルト21は、ス
トッパ26と止め板27とで挟まれ固定される。
【0036】このように、本実施の形態によれば、連動
ベルト21を挟みつけることでロックすることによって
かご扉の開動作を阻止することができるので、エレベー
タ走行中のかご扉のこじあけを防止することができる。
なお、かごがいずれかの階に到着し停止すると、発電機
手段は電磁石25への給電を停止し、ストッパ26は戻
しバネ28の弾性力により元の位置に戻され、連動ベル
ト21は解放されるので、かご扉の開動作を通常通りに
行うことができる。
【0037】実施の形態6.上記実施の形態5では、連
動ベルトロック機構をストッパと止め板で挟みつけるよ
うにしてロックした。本実施の形態では、図10に示し
たように連動ベルト21の返し車29の位置に、返し車
29とほぼ同一半径の当接部位を持ち本体が電磁石25
に挿入された円形ストッパ30を連動ベルトロック機構
として設けたことを特徴としている。この構成におい
て、エレベータが走行することにより電磁石25が励磁
されると、円形ストッパ30が返し車29方向に移動し
固定されて返し車29と円形ストッパ30で連動ベルト
21を挟みつけることができる。このようにして、エレ
ベータ走行中のかご扉のこじあけを防止することができ
る。本実施の形態では、固定された返し車29を有効利
用するため、実施の形態5と比べて開動作阻止手段の設
置場所が制限されるが、ロック専用の止め板が不要とな
る。
【0038】実施の形態7.上記実施の形態6では、連
動ベルト21を横方向からロックする構造としたが、図
11に示したように2つの円形ストッパを設けて返し車
29の上下方向から連動ベルト21を挟みつけるように
してもよい。この場合は、2つの電磁石25の電磁力に
よって連動ベルト21をロックするのでより戸閉力を向
上させることができることになる。
【0039】実施の形態8.図12は、本発明に係るか
ご扉こじあけ防止装置の実施の形態8における連動ベル
トロック機構の構造を示した図である。本実施の形態に
おける連動ベルトロック機構は、返し車29とほぼ同一
半径の当接部位を持つ円形ストッパ32と、一端をかご
枠に固定し、他端に円形ストッパ32が取り付けられた
可動板33と、可動板33の一部と、その位置と対向す
るかご側の位置に固定された各電磁石34と、一端を可
動板33の一部に、他端をかご側に取り付けられた戻し
バネ35とで構成される。電磁石34は、励磁されると
異なる極になるように構成されている。
【0040】以上の構成において、エレベータの停止
時、各電磁石34は励磁されないので引き合うことはな
く、また、戻しバネ35の弾性力によって円形ストッパ
32は、連動ベルト21から離れた位置にある。エレベ
ータが走行すると、各電磁石34は、図示しない発電手
段からの給電により励磁され、相互に引き合う。この作
用により可動板33は、返し車29の方向に移動し、そ
の結果、円形ストッパ32が返し車29に押し付けら
れ、連動ベルト21を挟みつけるようにしてロックす
る。
【0041】本実施の形態においては、このように作用
することで連動ベルト21を挟みつけロックする。な
お、かごがいずれかの階に到着し停止すると、発電機手
段は電磁石25への給電を停止し、各電磁石34は引き
合うことを止める。これにより、可動板33は、戻しバ
ネ35の弾性力により元の位置に戻され、連動ベルト2
1は解放されるので、かご扉の開動作を通常通りに行う
ことができる。
【0042】実施の形態9.以上の各実施の形態では、
かご扉のこじあけを防止するために用いる電磁石部、発
電手段及びかご扉の開動作阻止手段の全部又は要部のみ
について説明した。各実施の形態で説明した発電手段等
の各構成は、適宜組み合わせて用いることができる。
【0043】ところで、上記各実施の形態におけるかご
扉こじあけ防止装置は、人手を介さずに自動的に作動す
るため、正常に動作しているのかの確認が容易にできな
い。そこで、本実施の形態においては、発電手段から電
磁石部とは別個にコードを延ばして、図13に示したよ
うにかご室1内の操作盤36に設けたランプ37に接続
するようにした。これにより、エレベータの走行に伴い
発電手段が発電したときにはランプ37が点灯するの
で、かごの上に上らなくてもこじあけ防止装置が正常に
動作していることをかご室1内から容易に確認すること
ができる。
【0044】また、発電手段が発電した電力を有効に利
用し、スピーカ38を設けてエレベータが走行している
ときかご室1内にBGMを流せるようにすることもでき
る。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、発電手段として、ファ
ン発電機を設けて走行風を利用して発電できるようにし
たので、又は、昇降路内壁等に当接しエレベータ走行に
伴い回転する回転部材の回転力を利用して発電できるよ
うにしたので、電気代の節約をすることができる。ある
いは、商用電源を利用した従来のこじあけ防止装置と組
み合わせて使用することにより戸閉力の更なる強化を図
ることもできる。
【0046】また、2枚戸両引き型のかご扉を有するエ
レベータかごの場合、各戸の対向位置にそれぞれ電磁石
部を取り付けようにしたので、より安価にかつ簡単に上
記効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るかご扉こじあけ防止装置の実施
の形態1を示した概略構成図である。
【図2】 図1に示した装置を上から見たときの一部を
切り欠いた概略的な平面図である。
【図3】 図2に示した電磁石部と永久磁石とを固定し
た部分の拡大図である。
【図4】 本発明に係るかご扉こじあけ防止装置の実施
の形態2の要部のみを示した概略構成図である。
【図5】 本発明に係るかご扉こじあけ防止装置の実施
の形態3の要部のみを示した概略構成図である。
【図6】 本発明に係るかご扉こじあけ防止装置の実施
の形態4を示した概略構成図である。
【図7】 図6に示した装置の平面図である。
【図8】 本発明に係るかご扉こじあけ防止装置の実施
の形態5を示した概略構成図である。
【図9】 実施の形態5における連動ベルトロック機構
の構造を示した図である。
【図10】 本発明に係るかご扉こじあけ防止装置の実
施の形態6における連動ベルトロック機構の構造を示し
た図である。
【図11】 本発明に係るかご扉こじあけ防止装置の実
施の形態7における連動ベルトロック機構の構造を示し
た図である。
【図12】 本発明に係るかご扉こじあけ防止装置の実
施の形態8における連動ベルトロック機構の構造を示し
た図である。
【図13】 本発明に係るかご扉こじあけ防止装置の実
施の形態9のかご室内を示した概略図である。
【図14】 エレベータのかご室の状況を示した概観図
である。
【符号の説明】
1 かご室、3 かご扉、3a,3b 戸、4 呼び押
し釦、5 かご、6ロープ、7 かご枠、8 ファン発
電機、8a ファン、9 コード、10 立柱、11,
13 電磁石部、11a 永久磁石、11b 電磁石、
12 永久磁石、14 レール、15 ローラ、16
ベルト、17 発電機、18 架台、19 アーム、2
0 スプリング、21 連動ベルト、22 駆動車、2
3 モータ、24 連動ベルトロック機構、25,34
電磁石、26 ストッパ、27 止め板、28,35
戻しバネ、29 返し車、30,31,32 円形ス
トッパ、33 可動板、36 操作盤、37 ランプ、
38 スピーカ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給電することで励磁される電磁石部と、 エレベータの走行により発電し、前記電磁石部に電力を
    供給する発電手段と、 前記電磁石部の電磁力により閉状態のかご扉の開動作を
    阻止する開動作阻止手段と、 を有することを特徴とするエレベータ走行中におけるか
    ご扉こじあけ防止装置。
  2. 【請求項2】 前記発電手段は、かごの外側に取り付け
    られ、エレベータ走行時の走行風により回転するファン
    を有するファン発電機であることを特徴とする請求項1
    記載のエレベータ走行中におけるかご扉こじあけ防止装
    置。
  3. 【請求項3】 前記電磁石部は、かご扉に取り付けられ
    た永久磁石と対向する位置に取り付けられており、励磁
    されたとき前記永久磁石と異なる極となるように設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ走
    行中におけるかご扉こじあけ防止装置。
  4. 【請求項4】 前記電磁石部は、2枚戸両引き型のかご
    扉を有するエレベータかごの場合、各戸の対向位置にそ
    れぞれ取り付けられており、励磁されたとき相互に異な
    る極となるように設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のエレベータ走行中におけるかご扉こじあけ防
    止装置。
  5. 【請求項5】 前記発電手段は、 昇降路内壁又は昇降路に沿ってその内壁に設けられた固
    定物と接触し回転する回転部材と、 前記回転部材に昇降路内壁方向への押圧力を与える押圧
    機構と、 前記回転部材の回転力により発電する発電機と、 を有することを特徴とする請求項1記載のエレベータ走
    行中におけるかご扉こじあけ防止装置。
  6. 【請求項6】 前記開動作阻止手段は、戸の一部に固定
    され戸を開閉させるための連動ベルトを固定することに
    よってかご扉の開動作を阻止する連動ベルトロック機構
    であることを特徴とする請求項1記載のエレベータ走行
    中におけるかご扉こじあけ防止装置。
JP11802097A 1997-05-08 1997-05-08 エレベータ走行中におけるかご扉こじあけ防止装置 Pending JPH10310350A (ja)

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JP11802097A JPH10310350A (ja) 1997-05-08 1997-05-08 エレベータ走行中におけるかご扉こじあけ防止装置

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JP11802097A JPH10310350A (ja) 1997-05-08 1997-05-08 エレベータ走行中におけるかご扉こじあけ防止装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2389145B (en) * 2002-05-31 2007-03-21 James Clark Letter box lock
CN104310176A (zh) * 2014-08-21 2015-01-28 广州日滨科技发展有限公司 应用电磁锁的智能电梯门控系统

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GB2389145B (en) * 2002-05-31 2007-03-21 James Clark Letter box lock
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