JPH10309432A - 空気中可溶性ガス除去装置 - Google Patents

空気中可溶性ガス除去装置

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JPH10309432A
JPH10309432A JP9120912A JP12091297A JPH10309432A JP H10309432 A JPH10309432 A JP H10309432A JP 9120912 A JP9120912 A JP 9120912A JP 12091297 A JP12091297 A JP 12091297A JP H10309432 A JPH10309432 A JP H10309432A
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air
soluble gas
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Hitoshi Inaba
仁 稲葉
Takuya Shirai
琢也 白井
Takaki Yoshida
隆紀 吉田
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気液接触式の空気中可溶性ガス除去装置の除
去効率を高く維持する。 【解決手段】 外気が流通するチャンバー1内に水循環
系3のスプレーノズル9を設置する。ピット5内に貯溜
した水をスプレーノズル9からチャンバー1内に噴霧す
る。チャンバー1内で外気と接触し外気中の可溶性ガス
を溶解させた水をピット5に溜め、水循環系3に循環さ
せる。水排水系19にpH検出器21を設け、水供給系
15に制御弁17を設け、pH検出器21と制御弁17
間はpH制御ユニット23と制御弁調整ユニット25を
介して電気的に接続する。水排水系19内の水のpH値
をpH検出器21により検出しその検出値に基づいてp
H制御ユニット23と制御弁調整ユニット25を介して
制御弁17の開閉を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気中可溶性ガス
除去装置に関し、更に詳細には空気中に含まれる可溶性
ガスを気液接触により除去する空気中可溶性ガス除去装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般大気中あるいは排ガスを伴うプラン
トからの排気空気中に含まれる可溶性ガス成分(NH3,SO
2,HCL,H2S,HF等)が、清浄度を要求されるクリーンルー
ム内に外気供給装置を介して供給されると、クリーンル
ーム内で製造されている製品に種々の障害をもたらす。
この障害については特開平7-60044号において本
出願人がその一つの対策を開示している。
【0003】このような障害を防止するためには、クリ
ーンルーム内への外気供給系やプラント排気処理系にお
いて、障害をもたらす可溶性ガス成分の濃度を低減する
ことが要求される。
【0004】このような可溶性ガス成分を除去する方法
の一つに、水との気液接触を利用した処理法がある。こ
の処理法によれば、可溶性ガス成分を含む空気と水とを
効率よく接触させることにより、可溶性ガスを水に溶解
させて除去する。
【0005】ここで吸収液として用いられる水は、空気
が流通する空気流路に連続的に供給され、気液接触後に
回収されて再び空気流路に供給され、循環している。こ
の循環水中の可溶性ガス濃度は循環利用により徐々に高
くなっていき、ある濃度以上になると可溶性ガス成分の
吸収効率が低下し始める。
【0006】この吸収効率の低下を防止し常に安定した
高い吸収効率を確保するためには、循環水の排水と新し
い水の補給によって、循環水の可溶性ガス成分濃度を管
理する必要がある。
【0007】従来、この循環水の可溶性ガス成分濃度の
管理は、循環水の比抵抗値の管理、あるいはシリカ濃度
の管理等によって行なっている。その原理は次の通りで
ある。 除去対象物質である可溶性ガス成分が水に溶け
込むと水の比抵抗値が低下する。つまり、循環水の比抵
抗値と除去物質の水中濃度には相関関係がある。したが
って、循環水の比抵抗値を管理することにより、循環水
の可溶性ガス成分濃度の管理が可能である。
【0008】また、空気中に含まれるシリカ成分が水に
溶け込むと水中のシリカ濃度は増加する。このシリカ濃
度を管理することによって間接的に循環水の水質を管理
することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
管理方法では次のような問題がある。空気中には、除去
対象としての可溶性ガス成分の濃度よりも3桁以上も高
い濃度の炭酸ガスが含まれており、この炭酸ガスは循環
水中に吸収され、その結果、循環水中のHCO3 -イオン濃
度が除去対象の可溶性ガス成分のイオン濃度よりも大き
くなり、循環水の比抵抗値はHCO3 -イオン濃度に殆ど依
存してしまう。したがって、循環水の比抵抗値による水
質管理は余り有効な手段とは言えない。
【0010】また、酸系およびアルカリ系の可溶性ガス
がバランスして吸収された場合には、吸収水の比抵抗値
は低下するが、ガス吸収性能はほとんど低下しない。従
って、比抵抗値の低下により補給する水量が増加するの
で無駄な水を使用してコストの上昇を招き、また、トー
タルの吸収ガス量が低く、且つ酸系若しくはアルカリ系
のどちらか一方のガスのみが偏って吸収された場合に
は、比抵抗値はそれほど低下しないが、ガス吸収性能は
低下する。従って、補給水は供給されずガスの除去性能
は低下してしまう。このため、循環水の比抵抗値による
水質管理は余り有効な手段とは言えない。
【0011】一方、循環水のシリカ濃度と除去対象のガ
ス成分濃度との間には何らかの相関関係がないので、常
に安定したガス吸収効率を維持するための水質管理とし
ては余りに有効手段ではない。
【0012】即ち、従来の循環水の水質管理法ではいず
れの方法も、実際に管理している物質の物理量と除去対
象ガス成分の濃度との間には殆ど関係がないので、循環
水中の除去対象ガス成分の濃度が高くなり過ぎて吸収効
率が低下する虞があり、或いはその逆に、まだ除去対象
ガスを吸収することができるのに吸収能力が低下したと
見なされて循環水を更新してしまい、循環水の使用量を
増大させる虞がある。
【0013】また、従来の循環水の水質管理法では、1
つの元素を代表させて計測する処方であり、半導体や液
晶等を製造する工場の生産工程において多種の不純物
(ケミカル・金属・有機物)が生じると、これらの多種
不純物の除去を全体的に管理することは極めて困難であ
る。
【0014】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、多種の不純物を含む可溶性
ガス成分の除去効率を常時安定して高く維持できる空気
中可溶性ガス除去装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。本発明は、空気中
に含まれる可溶性ガスを気液接触により除去する空気中
可溶性ガス除去装置であって、(イ)可溶性ガスを含む
被処理空気が流通する空気流路と、(ロ)吸収液を空気
流路に供給し、吸収液と被処理空気とを気液接触させて
被処理空気中の可溶性ガスを吸収液中に溶解させ、可溶
性ガスが溶在する吸収液を回収して再び空気流路内に供
給する吸収液循環系と、(ハ)吸収液循環系に新しい吸
収液を供給する吸収液供給系と、(ニ)吸収液循環系か
ら吸収液を排出する吸収液排出系と、(ホ)流通する吸
収液のpH値を検出するpH検出手段と、(へ)前記p
H検出手段により検出されたpH値に基づいて、流通す
る吸収液のpH値を所定の範囲内にする制御手段と、を
備えたことを特徴とする空気中可溶性ガス除去装置であ
る。
【0016】空気流路内で吸収液循環系と被処理空気が
気液接触して空気中の可溶性ガス成分が吸収液中に吸収
されて除去される。これに従って、吸収液循環系の吸収
液中の可溶性ガス成分濃度が徐々に高まり、また、可溶
性ガスがアルカリ系よりも酸系の方が多い場合には循環
する吸収液は酸性に偏るので酸性ガスの除去効率が低下
するが、本発明では、吸収液のpH値を管理することに
より、可溶性ガス吸収効率の低下を防止する。
【0017】被処理空気中の可溶性ガス成分のうち除去
対象となる可溶性ガス成分は多種多様である。そして、
可溶性ガスが吸収液に溶解することにより吸収液のpH
値が変化し、pH検出手段が予め定められたpH値の所
定範囲外であることを検出したならば、pH値が所定範
囲内になるように制御手段により調整する。
【0018】吸収液循環系において吸収液を空気流路内
に供給する方法としては、吸収液を空気流路内に噴霧し
てもよいし、空気流路内に多数の平行板を設置してこの
平行板の表面に沿って吸収液を流通させるようにしても
よい。要するに、空気流路内を流れる空気と吸収液が効
率良く気液接触することができる手段でえあれば、その
供給方法や構造は問はない。尚、吸収液を空気流路内で
噴霧する場合には、気流に対向して或いは直交して噴霧
することができる。また、可溶性ガスの吸収効率の観点
から、吸収液は純水であることが好ましい。
【0019】pH検出手段は吸収液排出系を流通する吸
収液のpH値を検出してもよい。この場合には、制御手
段は吸収液供給系を制御して吸収液循環系の吸収液のp
H値を所定の範囲内にすることが好ましい。
【0020】また、pH検出手段は吸収液循環系を流通
する吸収液のpH値を検出してもよい。この場合には、
制御手段は、吸収液供給系又は吸収液排出系を制御して
吸収液循環系の吸収液のpH値を所定の範囲内にするこ
とが好ましい。
【0021】また、pH検出手段は吸収液循環系を流通
する吸収液のpH値を検出し、制御手段はpH検出手段
により検出されたpH値に基づいて、吸収液循環系の吸
収液内の水素イオン濃度を変更させる液の供給を制御し
て吸収液循環系の吸収液のpH値を所定の範囲内にして
もよい。
【0022】前記液はアルカリ性溶液と酸性溶液であ
り、制御手段はpH検出手段により検出されたpH値に
基づいて中性よりも偏りのある側と反対側のアルカリ性
溶液又は酸性溶液のいずれかの液を選択してこの選択さ
れた液を吸収液に供給して吸収液のpH値を所定の範囲
内にすることが好ましい。
【0023】また、液はpH緩衝液にすることができ
る。この場合には、制御手段はpH緩衝液を吸収液循環
系に供給して吸収液のpH値の偏りを小さくする。pH
検出手段は流通する吸収液のpH値を連続的に検出する
ことが最も好ましいが、pH値を所定時間毎に間欠的に
検出することも可能である。
【0024】本発明の空気中可溶性ガス除去装置は、屋
外の新鮮な外気から可溶性ガスを除去してクリーンルー
ム等に給気する場合に用いることもできるし、有害ガス
を含む排気から有害ガスを除去して排出する場合や室内
空気循環系にも用いることもできる。
【0025】pH値を所定の範囲内に制御する制御手段
をはじめとする本発明の構成要素は、ユニットとして一
体化した構成でもよいし、既設のクリーンルームに本発
明を適用する場合には、各要素を離間して設けることも
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る空気中可溶性
ガス除去装置の実施の形態を、図1から図5に基づいて
説明する。
【0027】〔第1の実施の形態〕第1の実施の形態の
空気中可溶性ガス除去装置(以下、「除去装置」と記
す。)を図1を用いて説明する。図1は除去装置の構成
図であり、この実施の形態は、屋外の外気から可溶性ガ
スを除去してクリーンルームに給気するエアウォッシャ
ーに適用した態様である。
【0028】本態様での吸収液と被処理空気との気液接
触はダクトに介在したチャンバー1内で行なう例にて説
明する。被処理空気としての外気はチャンバー1内に図
中矢印Aのように左から右に流通する。チャンバー1に
は吸収液としての水を循環供給する水循環系(吸収液循
環系)3が設置されている。
【0029】水循環系3はチャンバー1内に設けられた
ピット5内に貯溜する水を供給ポンプ7によりポンプア
ップしてスプレーノズル9からチャンバー1内に噴霧す
るように構成されている。チャンバー1内にはピット5
の下流側に飛散ミストを回収するエリミネータ11が設
置されている。即ち、水循環系3は供給ポンプ7とスプ
レーノズル9とこれらを接続する配管13とから構成さ
れている。
【0030】ピット5にはピット5に水を供給するため
の水供給系(吸収液供給系)15が設置されている。こ
の水供給系15には制御弁17が設けられており、その
開閉操作により水の流量を調整することができる。
【0031】また、ピット5にはピット5内に貯溜する
水を外部に排出するための水排出系(吸収液排出系)1
9が設置されている。この水排出系19には排出される
水中の水素イオン濃度の指数(以下、「pH値」と記
す。)を検出するpH検出器(pH検出手段)21が設
けられており、このpH検出器21は水のpH値を随時
監視する。
【0032】pH検出器21はpH制御ユニット(制御
手段)23と制御弁調整ユニット(制御手段)25を経
由して制御弁(制御手段)17に電気的に直列に接続さ
れており、pH制御ユニット23はpH検出器21から
の検出値を処理するとともに連続的にこの検出値を記録
し、制御弁調整ユニット25はpH検出器21により検
出された検出値に基づいて制御弁17の開度を調整す
る。
【0033】要するに、制御弁17はpH検出器21の
検出値の大きさに基づいてpH制御ユニット23と制御
弁調整ユニット25を介して弁の開度が調整され、ピッ
ト5に供給する水の流量を制御して水循環系3内を流通
する水のpH値を所定の範囲にする。即ち、制御系は制
御弁17とpH制御ユニット23とpH検出器25から
構成されている。
【0034】制御弁17の開度調整はpH検出器21の
検出値に基づいて、例えば、比例制御、積分制御、微分
制御、これらの複合制御等によって制御することができ
る。次に、除去装置の作用について説明する。
【0035】チャンバー1内には水がスプレーノズル9
から連続的に噴霧され、チャンバー1を流通する外気と
水が気液接触して、外気に含まれる可溶性ガスが水に溶
解する。可溶性ガスを吸収した水はピット5に溜まり、
このピット5に貯溜する水は供給ポンプ7によりポンプ
アップされて配管13を通り再びスプレーノズル9から
連続的に噴霧される。従って、水排出系19の水中のp
H値は経時的に変化する。
【0036】水中のpH値が所定範囲を越えた場合には
可溶性ガスの吸収効率が低下するので、このpH値が所
定範囲内になるように管理する必要がある。この実施の
形態では、pH値の所定範囲の上限値を9.5とし下限
値を4.5とした。尚、pH値の所定範囲を上限値を9.
0にし下限値を5.0に設定して、水循環系3に流通す
る水のpH値を厳しく管理することもできる。
【0037】pH値が所定範囲外であるとpH検出器2
1が検出すると、pH制御ユニット23はこの検出値を
記録するとともに処理し、この処理された検出値を制御
弁調整ユニット25に送信し、制御弁調整ユニット25
はこの検出値に基づいて制御弁17の弁の開度を決定し
た後に制御弁17の開度を制御する。即ち、制御弁17
は弁の開度を大きくして補給水量を増加させる。この実
施の形態では、補給水量Lの範囲を被処理空気の重量G
に対して次の(1)式の関係、 L/G=0.01〜0.03 (1) にした場合、制御弁17の弁の開度を大きくした時の補
給水量Lを0.03Gとする。そして、この補給水量L
の増加によりpH値が所定範囲内に戻ったことをpH検
出器21が検出したならば、pH制御ユニット23によ
りこの検出値を処理した後に制御弁調整ユニット25に
送信し、制御弁調整ユニット25は水供給系15からピ
ット5に供給される水の流量を少なくするように制御弁
17の開度を小さくなるように制御する。即ち、制御弁
調整ユニット25は制御弁17の弁の開度を小さくして
水の補給水量Lを0.01G(以下、「最低設定水量」
と記す。)にする。
【0038】このようにして水排水系19中の水のpH
値をpH検出器21によって管理することにより、外気
中の多種の不純物の除去の管理をすることができ、水循
環系3の水は常に安定した高い可溶性ガス除去効率を維
持することができ、チャンバー1内を流通する可溶性ガ
スを確実に除去することができる。従って、可溶性ガス
を除去した清純な空気をクリーンルームに給気すること
ができる。
【0039】また、水排水系19の水のpH値が所定範
囲内にある場合には、水供給系19から供給される水の
流量は最低設定水量になるので、供給される水が必要最
小量で済むのでランニングコストが低くなり極めて経済
的である。
【0040】〔第2の実施の形態〕次に、本発明に係る
第2の実施の形態の空気中可溶性ガス除去装置を図2を
用いて説明する。
【0041】本発明に係る第2の実施の形態の空気中可
溶性ガス除去装置(以下、「除去装置」と記す。)は、
pH検出器21を水循環系3に設けた点で、水排水系1
9にpH検出器21を設けた第1の実施の形態の除去装
置と相違する。即ち、pH検出器21はピット5と供給
ポンプ7とを連通する配管13の途中に設けられてい
る。
【0042】その他の構成については第1の実施の形態
の除去装置と同様なので、同一態様部分については同一
符号を附してその説明を省略する。ピット5に貯溜する
水は供給ポンプ7によりポンプアップされ配管13を流
通する際にpH検出器21によりpH値が検出される。
【0043】この検出されたpH値が所定範囲を越えた
場合には可溶性ガスの吸収効率が低下するので、このp
H値が所定範囲内になるように管理する必要がある。こ
の実施の形態では、pH値の所定範囲の上限値は9.5
でありその下限値は4.5とした。尚、pH値の所定範
囲を上限値を9.0にし下限値を5.0に設定して、水循
環系3に流通する水のpH値を厳しく管理することもで
きる。
【0044】第2の実施の形態の除去装置の作用は前記
第1の実施の形態の除去装置に準じるのでその説明を省
略する。水循環系中の水のpH値をpH検出器21によ
って管理することにより、第1の実施の形態の除去装置
と同様の効果を得ることができる。
【0045】〔第3の実施の形態〕次に、本発明に係る
第3の実施の形態の空気中可溶性ガス除去装置を図3を
用いて説明する。
【0046】本発明に係る第3の実施の形態の空気中可
溶性ガス除去装置(以下、「除去装置」と記す。)は、
水循環系3にpH検出器21を有し、水排出系19に三
方弁27と排出ポンプ29と還り管31を有し、水供給
系15に流量調整器33を有する点で、水排出系19に
pH検出器21を有し、水供給系15に制御弁21を有
し、排出ポンプ29と還り管31と流量調整器33を有
しない第1の実施の形態の除去装置と相違する。
【0047】第3の実施の形態の除去装置の水循環系3
には、ピット5と供給ポンプ7とを連通する配管13の
途中にpH検出器21が設けられている。水排水系19
にはその上流側に排出ポンプ29が設けられており、こ
の排出ポンプ29の下流側には水の排出流量を調整する
三方弁27が設けられている。
【0048】この三方弁27は3つのポートを有し、三
方弁27に水が流入する入口ポート35と、この流入し
た水の一部を排水ポンプ29よりも上流側に還す第1出
口ポート37と、分流した残りの水を外部に排出する第
2出口ポート39を有している。即ち、排出ポンプ29
は配管41を介して入口ポート35に接続されている。
第1出口ポート37には還り管31の一端が接続され
ており、この還り管31の他端は排水ポンプ29の上流
側に接続された配管41の中間部に接続され、排水ポン
プ29により排出された水の一部がこの還り管31を通
って排水ポンプ29の上流側の配管41に還される。第
2出口ポート39には外部に水を排水する配管41が接
続されている。
【0049】三方弁27の内部には、第1出口ポート3
7と第2出口ポート39からそれぞれ流出する水の流量
を調整する弁プラグ(図示せず)が設けられており、こ
の弁プラグの位置を調整することにより、第1出口ポー
ト37と第2出口ポート39からそれぞれ流出する水の
流量を調整することができる。
【0050】その他の構成については第1の実施の形態
の除去装置と同様なので、同一態様部分については同一
符号を附してその説明を省略する。次に、除去装置の作
用について説明する。
【0051】除去装置が作動すると、流量調整器33に
よりピット5内に貯溜する水の水位にしたがって水の流
量を調整しながらピット5に新しい水が供給され、ま
た、排水ポンプ29と供給ポンプ7の羽根車は一定の回
転数で回転する。
【0052】チャンバー1内の水が水循環系3を介して
スプレーノズル9から噴霧する作用は前記第1の実施の
形態の除去装置と同様なので、その説明を省略する。噴
霧された水のpH値が所定範囲を越えた場合には可溶性
ガスの吸収効率が低下するので、このpH値が所定範囲
内になるように管理する必要がある。この実施の形態で
は、pH値の所定範囲の上限値は9.0でありその下限
値は4.5とした。尚、pH値の所定範囲の下限値を5.
0に設定して、水循環系に流通する水のpH値を厳しく
管理することもできる。
【0053】pH値が所定範囲外であるとpH検出器2
1が検出すると、pH制御ユニット23はこの検出値を
記録するとともに処理して、この処理された検出値を制
御弁調整ユニット25に送信し、制御弁調整ユニット2
5はこの検出値に基づいて三方弁27の弁プラグの位置
を決定した後に弁プラグの位置を制御する。
【0054】要するに、pH値が所定範囲を越えると、
第2出口ポート39から排出される水の流量(以下、
「排水量」と記す。)が多くなるように第2出口ポート
39の開度を大きくする。この時、第1出口ポート37
から流出し還り管31を流れる水の流量(以下、「還水
量」と記す。)は減少する。
【0055】排水量は例えば最大L/G=0.03にな
るように制御する。一方、排水量の増加にともないピッ
ト5に供給される水の流量(以下、「給水量」と記
す。)も増加する。この給水量の増加により、pH値が
設定範囲内に戻ると、第2出口ポート39の開度を小さ
くし排水量を減らす。例えば、排水量の最低水量として
はL/G=0.01とする。従って、排水量の減少にと
もない給水量も減少する。
【0056】尚、排水は再生して純水製造プラントに戻
すこともできる。その場合、排水は還水として再利用で
きる。このようにして水循環系3中の水のpH値をpH
検出器21によって管理するとともに、水排出系19に
三方弁27と排出ポンプ29を設けることにより、水排
出系19から排出される水を必要最小量にすることがで
きるので、結果的に新しい水の使用量が最小量となりラ
ンニングコストを低減することができる。
【0057】〔第4の実施の形態〕次に、本発明に係る
第4の実施の形態の空気中可溶性ガス除去装置を図4を
用いて説明する。
【0058】本発明に係る第4の実施の形態の空気中可
溶性ガス除去装置(以下、「除去装置」と記す。)は、
水循環系3の水のpH値を変更させる液を注入する液供
給系43を有し、三方弁27と還り管31を有しない点
で、この液供給系43を有さず、三方弁27と還り管3
1を有する第3の実施の形態の除去装置と相違する。
【0059】液供給系43は、酸とアルカリが平衡して
いる緩衝液を貯溜する緩衝液タンク45と、この緩衝液
タンク45内の緩衝液をピット5に供給する緩衝液ポン
プ47と、この緩衝液ポンプ47を経由して緩衝液タン
ク45とピット5とを連通する配管49、とから構成さ
れている。
【0060】配管49の端部はピット5内に開口して配
置されている。また、緩衝液ポンプ47はこのポンプ4
7内の羽根車の回転数を制御するポンプ制御ユニット5
1に電気的に接続されている。
【0061】その他の構成については第3の実施の形態
の除去装置と同様なので、同一態様部分については同一
符号を附してその説明を省略する。次に、除去装置の作
用について説明する。
【0062】除去装置が作動すると、排水ポンプ29と
供給ポンプ7の羽根車は一定の回転数で回転する。ピッ
ト5には流量調整器33により所定の水位に常になるよ
うに給水される。尚、流量調整器33は、例えば、ボー
ルタップ給水弁等の自動給水弁を使用することができ
る。
【0063】チャンバー1内の水が水循環系3を介して
スプレーノズル9から噴霧する作用は第3の実施の形態
の除去装置と同様なので、その説明は省略する。噴霧さ
れた水のpH値が所定範囲を越えた場合には可溶性ガス
の吸収効率が低下するので、このpH値が所定範囲内に
なるように管理する必要がある。この実施の形態では、
pH値の所定範囲の上限値は9.5でありその下限値は
4.5とした。尚、pH値の所定範囲の上限値を9.0に
設定して、水循環系に流通する水のpH値を厳しく管理
することもできる。
【0064】pH値が所定範囲外であるとpH検出器2
1が検出すると、pH制御ユニット23はこの検出値を
記録するとともに処理して、この処理された検出値をポ
ンプ制御ユニット51に送信し、ポンプ制御ユニット5
1はこの検出値に基づいて緩衝液ポンプ47を作動させ
て、緩衝液タンク45内の緩衝液を配管49を介してピ
ット5に供給する。ピット5内の水のpH値は緩衝液の
供給により中性側に改善される。
【0065】尚、緩衝液ポンプ47の羽根車の回転数は
一定であるが、検出されたpH値に基づいて、緩衝液ポ
ンプ47の羽根車の回転数を制御してもよい。緩衝液の
供給によりpH値が所定範囲内に戻ったことをpH検出
供給21が検出したならば、pH制御ユニット23を介
したポンプ制御ユニット51が緩衝液ポンプ47の運転
を停止させる。
【0066】このようにしてピット5に緩衝液を供給す
る液供給系3を備えることにより、第1の実施の形態の
除去装置と同様の効果を得ることができるとともに、水
循環系3の水に供給される液は必要最小量で済むととも
に、水素イオン濃度を直接変更させるのでpH値が効率
的に所定範囲内に変更することができる。
【0067】〔第5の実施の形態〕次に、本発明に係る
第5の実施の形態の空気中可溶性ガス除去装置を図5を
用いて説明する。
【0068】本発明に係る第5の実施の形態の空気中可
溶性ガス除去装置(以下、「除去装置」と記す。)は、
アルカリ性液供給系53と酸性液供給系55の2つの液
供給系を有する点で、1つの液供給系43を有する第4
の実施の形態の除去装置と相違する。
【0069】アルカリ性液供給系53は、アルカリ性溶
液を貯溜するアルカリ性溶液タンク57と、このアルカ
リ性溶液タンク57内のアルカリ性溶液をピット5に供
給する第1ポンプ59と、この第1ポンプ59を経由し
てアルカリ性溶液タンク57とピット5とを連通する配
管61からなり、酸性液供給系55は酸性溶液を貯溜す
る酸性溶液タンク63と、この酸性溶液タンク63内の
酸性溶液をピット5に供給する第2ポンプ65と、配管
61から分岐して酸性溶液タンク63とピット5とを連
通する枝配管67からなる。
【0070】第1ポンプ59と第2ポンプ65はポンプ
制御ユニット51に電気的に接続されている。その他の
構成については第4の実施の形態の除去装置と同様なの
で、同一態様部分については同一符号を附してその説明
を省略する。
【0071】次に、除去装置の作用について説明する。
除去装置の初期の作動条件とチャンバー1内の水が水循
環系3を介してスプレーノズル9から噴霧する作用は、
前記第4の実施の形態の除去装置と同様なので、その説
明は省略する。
【0072】噴霧された水のpH値が所定範囲を越えた
場合には可溶性ガスの吸収効率が低下するので、このp
H値が所定範囲内になるように管理する必要がある。こ
の実施の形態では、pH値の所定範囲の上限値は9.0
でありその下限値は5.0とした。尚、pH値の所定範
囲の上限値を9.5にし、下限値を4.5に設定して、水
循環系に流通する水のpH値の管理を緩めることもでき
る。
【0073】pH値が所定範囲外、例えば、水循環系3
を流通する水が酸性側に偏ったことをpH検出器21が
検出すると、pH制御ユニット23はこの検出値を記録
するとともに処理して、この処理された検出値をポンプ
制御ユニット51に送信し、ポンプ制御ユニット51は
この検出値に基づいて第1ポンプ59を作動させて、ア
ルカリ性溶液タンク57内のアルカリ性溶液を配管61
を介してピット5に供給する。ピット5内の水はこのア
ルカリ性溶液の注入によりpH値が所定範囲に戻され
る。
【0074】尚、第1ポンプ59の羽根車の回転数は一
定であるが、検出されたpH値に基づいて、第1ポンプ
59の羽根車の回転数を制御してもよい。アルカリ性溶
液の注入によりpH値が所定範囲内に戻ったことをpH
検出器21が検出したならば、pH制御ユニット23を
介したポンプ制御ユニット51が第1ポンプ59の運転
を停止させる。
【0075】また、水循環系3を流通する水がアルカリ
性側に偏った場合は、前述した酸性側に偏った場合に準
じて第2ポンプ65を作動させて酸性溶液タンク63内
に貯溜する酸性溶液を枝配管67と配管61を介してピ
ット5内に注入すればよいので、その説明は省略する。
【0076】このようにしてピット5にアルカリ性溶液
又は酸性溶液を供給することにより、第1の実施の形態
の除去装置と同様の効果を得ることができる。また、p
H検出器21により検出されたpH値に基づいて中性よ
りも偏りのある側と反対側のアルカリ性溶液又は酸性溶
液のいずれかの液をピット5に注入することにより、効
果的に水循環系3内に流通する水を所定範囲のpH値に
戻すことができる。
【0077】〔その他の実施の形態〕本発明は排水のp
H値を検出し、この検出値に基づいて排水の排水量を制
御して吸収液のpH値を所定の範囲内にしてもよい。
【0078】また、吸収液排出系内を流れる水のpH値
を制御するとともに緩衝液の注入量を制御して、吸収液
のpH値を所定の範囲内にしてもよい。さらに、吸収液
排出系内を流れる水のpH値を制御するとともにアルカ
リ性溶液又は酸性溶液のいずれかの液の注入量を制御し
て、吸収液のpH値を所定の範囲内にしてもよい。
【0079】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、流通する吸収液の水質管理をpH値により行ない、
検出されたpH値に基づいて制御系は流通する吸収液の
pH値を所定の範囲内に収まるようにするので、吸収液
循環系の吸収液は常に安定した高い可溶性ガス除去効率
を維持することができるとともに、空気流通路内を流通
する空気から可溶性ガスを確実に除去することができ、
また、水質管理をpH値により行なうので、空気中に含
まれる多種類の不純物である可溶性ガスの除去を全体的
に管理することができる。
【0080】pH検出手段は吸収液排出系を流通する吸
収液のpH値を検出し、制御手段はpH検出手段により
検出されたpH値に基づいて吸収液供給系を制御して吸
収液循環系の吸収液のpH値を所定の範囲内にする場合
や、pH検出手段は吸収液循環系を流通する吸収液のp
H値を検出し、制御手段はpH検出手段により検出され
たpH値に基づいて吸収液供給系を制御して吸収液循環
系の吸収液のpH値を所定の範囲内にする場合には、吸
収液供給系から供給する新しい吸収液が必要最小量で済
むので、ランニングコストを低減することができる。
【0081】pH検出手段は吸収液循環系を流通する吸
収液のpH値を検出し、制御手段はpH検出手段により
検出されたpH値に基づいて吸収液排出系を制御して吸
収液循環系の吸収液のpH値を所定の範囲内にする場合
には、吸収液排出系から排出される吸収液を必要最小量
にすることができるので、結果的に新しい吸収液の使用
量が最小量となりランニングコストを低減することがで
きる。
【0082】pH検出手段は吸収液循環系を流通する吸
収液のpH値を検出し、制御手段はpH検出手段により
検出されたpH値に基づいて、吸収液循環系の吸収液内
の水素イオン濃度を変更させる液の供給を制御して吸収
液循環系の吸収液のpH値を所定の範囲内にする場合に
は、吸収液循環系の吸収液に供給される補給水量は必要
最小量で済むとともに、水素イオン濃度を直接変更させ
るので効果的に吸収液を所定範囲のpH値に戻すことが
できる。
【0083】また、液はアルカリ性溶液と酸性溶液であ
り、制御手段はpH検出手段により検出されたpH値に
基づいて中性よりも偏りのある側と反対側のアルカリ性
溶液又は酸性溶液のいずれかの液を選択し、この選択さ
れた液を吸収液循環系に供給する場合には、吸収液循環
系の吸収液に供給される補給水量は必要最小量で済むと
ともに、より効果的に吸収液循環系内に流通する吸収液
を所定範囲のpH値に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における空気中可
溶性ガス除去装置の構成図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態における空気中可
溶性ガス除去装置の構成図である。
【図3】 本発明の第3の実施の形態における空気中可
溶性ガス除去装置の構成図である。
【図4】 本発明の第4の実施の形態における空気中可
溶性ガス除去装置の構成図である。
【図5】 本発明の第5の実施の形態における空気中可
溶性ガス除去装置の構成図である。
【符号の説明】
1 チャンバー(空気流路) 3 水循環系(吸収液循環系) 15 水供給系(吸収液供給系) 17 制御弁(制御手段) 19 水排出系(吸収液排出系) 21 pH検出器(pH検出手段) 23 pH制御ユニット(制御手段) 25 制御弁調整ユニット(制御手段) 51 ポンプ制御ユニット(制御手段)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気中に含まれる可溶性ガスを気液接触
    により除去する空気中可溶性ガス除去装置であって、
    (イ)可溶性ガスを含む被処理空気が流通する空気流路
    と、(ロ)吸収液を空気流路に供給し、吸収液と被処理
    空気とを気液接触させて被処理空気中の可溶性ガスを吸
    収液中に溶解させ、可溶性ガスが溶在する吸収液を回収
    して再び空気流路内に供給する吸収液循環系と、(ハ)
    吸収液循環系に新しい吸収液を供給する吸収液供給系
    と、(ニ)吸収液循環系から吸収液を排出する吸収液排
    出系と、(ホ)流通する吸収液のpH値を検出するpH
    検出手段と、(へ)前記pH検出手段により検出された
    pH値に基づいて、流通する吸収液のpH値を所定の範
    囲内にする制御手段と、 を備えたことを特徴とする空気中可溶性ガス除去装置。
  2. 【請求項2】 前記pH検出手段は吸収液排出系を流通
    する吸収液のpH値を検出し、前記制御手段はpH検出
    手段により検出されたpH値に基づいて吸収液供給系を
    制御して吸収液循環系の吸収液のpH値を所定の範囲内
    にすることを特徴とする請求項1記載の空気中可溶性ガ
    ス除去装置。
  3. 【請求項3】 前記pH検出手段は吸収液循環系を流通
    する吸収液のpH値を検出し、前記制御手段はpH検出
    手段により検出されたpH値に基づいて吸収液供給系を
    制御して吸収液循環系の吸収液のpH値を所定の範囲内
    にすることを特徴とする請求項1記載の空気中可溶性ガ
    ス除去装置。
  4. 【請求項4】 前記pH検出手段は吸収液循環系を流通
    する吸収液のpH値を検出し、前記制御手段はpH検出
    手段により検出されたpH値に基づいて吸収液排出系を
    制御して吸収液循環系の吸収液のpH値を所定の範囲内
    にすることを特徴とする請求項1記載の空気中可溶性ガ
    ス除去装置。
  5. 【請求項5】 前記pH検出手段は吸収液循環系を流通
    する吸収液のpH値を検出し、前記制御手段はpH検出
    手段により検出されたpH値に基づいて、吸収液循環系
    の吸収液内の水素イオン濃度を変更させる液の供給を制
    御して吸収液循環系の吸収液のpH値を所定の範囲内に
    することを特徴とする請求項1記載の空気中可溶性ガス
    除去装置。
  6. 【請求項6】 前記液はアルカリ性溶液と酸性溶液であ
    り、前記制御手段は前記pH検出手段により検出された
    pH値に基づいて中性よりも偏りのある側と反対側のア
    ルカリ性溶液又は酸性溶液のいずれかの液を選択し、こ
    の選択された液を吸収液循環系の吸収液に供給すること
    を特徴とする請求項5に記載の空気中可溶性ガス除去装
    置。
  7. 【請求項7】 前記液はpH緩衝液であることを特徴と
    する請求項5に記載の空気中可溶性ガス除去装置。
  8. 【請求項8】 前記被処理空気は外気であることを特徴
    とする請求項1から7にいずれかに記載の空気中可溶性
    ガス除去装置。
  9. 【請求項9】 前記吸収液が水であることを特徴とする
    請求項1から8にいずれかに記載の空気中可溶性ガス除
    去装置。
  10. 【請求項10】 前記吸収液が純水であることを特徴と
    する請求項1から8にいずれかに記載の空気中可溶性ガ
    ス除去装置。
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