JPH10308669A - アナログ・デジタル変換装置 - Google Patents

アナログ・デジタル変換装置

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JPH10308669A
JPH10308669A JP9118987A JP11898797A JPH10308669A JP H10308669 A JPH10308669 A JP H10308669A JP 9118987 A JP9118987 A JP 9118987A JP 11898797 A JP11898797 A JP 11898797A JP H10308669 A JPH10308669 A JP H10308669A
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signal
analog
binary
case
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JP9118987A
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English (en)
Inventor
Takao Waho
孝夫 和保
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ・デジタル変換装置を半導体基板上
に構成するのに必要な素子数を少なくして、アナログ・
デジタル変換装置の半導体基板上の面積または半導体基
板を小にするとともに、消費電力を低くし、動作速度を
高速化させる。 【解決手段】 アナログ信号Vinを、その値をV−1、
V−2……V−(n−1)(ただし、nは3以上の整
数、V−1<V−2<……<V−(n−1))とすると
き、Vin≦V−1の場合f−1の値、V−1<Vin≦V
−2の場合f−2の値、……、V−(n−2)<Vin
V−(n−1)の場合f−(n−1)の値、V−(n−
1)<Vinの場合f−nの値をそれぞれとるn値信号に
量子化する量子化手段と、その量子化手段で得られるn
値信号を2値符号の全てまたは一部のビットとしての2
値信号にデジタル変換するn値・2値変換手段とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ信号を2
値符号にデジタル変換するアナログ・デジタル変換装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図35を伴って次に述べる、アナ
ログ信号Vinを4ビットの2値符号にデジタル変換する
アナログ・デジタル変換装置が、4ビット並列比較型ア
ナログ・デジタル変換装置として提案されている。
【0003】すなわち、16(=42 )個の、2つの入
力端子を有する電圧比較回路C−1、C−2………C−
16を有し、そして、それらの一方の入力端子に、とも
に入力端子T1からのアナログ信号Vinを供給するよう
になされている。
【0004】また、電源端子E1及びE2間に直列に接
続されている16(=42 )個の分圧用の抵抗R−1、
R2………R16を有し、そして、抵抗R−1及びR−
2の接続中点、R−2及びR−3の接続中点………R−
15及びR−16の接続中点でそれぞれ得られる参照電
圧を、電圧比較回路C−1、C−2………C−15の他
方の入力端子にそれぞれ供給するようにされ、また抵抗
R−16の抵抗R−15側とは反対側で得られる参照電
圧を、電圧比較回路C−16の他の入力端子に供給する
ようになされている。
【0005】さらに、15(42 −1)個の、2つの入
力端子を有するノア回路NOR−1、NOR−2………
NOR−15を有し、そして、ノア回路NOR−1の2
つの入力端子に電圧比較回路C−1の否定出力及び電圧
比較回路C−2の肯定出力を、ノア回路NOR−2の2
つの入力端子に電圧比較回路C−2の否定出力及び電圧
比較回路C−4の肯定出力を、ノア回路NOR−3の2
つの入力端子に電圧比較回路C−3の否定出力及び電圧
比較回路C−4の肯定出力を、ノア回路NOR−4の2
つの入力端子に電圧比較回路C−4の否定出力及び電圧
比較回路C−8の肯定出力を、ノア回路NOR−5の2
つの入力端子に電圧比較回路C−5の否定出力及び電圧
比較回路C−6の肯定出力を、ノア回路NOR−6の2
つの入力端子に電圧比較回路C−6の否定出力及び電圧
比較回路C−8の肯定出力を、ノア回路NOR−7の2
つの入力端子に電圧比較回路C−7の否定出力及び電圧
比較回路C−8の肯定出力を、ノア回路NOR−8の2
つの入力端子に電圧比較回路C−8の否定出力及び電圧
比較回路C−16の肯定出力を、ノア回路NOR−9の
2つの入力端子に電圧比較回路C−9の否定出力及び電
圧比較回路C−10の肯定出力を、ノア回路NOR−1
0の2つの入力端子に電圧比較回路C−10の否定出力
及び電圧比較回路C−12の肯定出力を、ノア回路NO
R−11の2つの入力端子に電圧比較回路C−11の否
定出力及び電圧比較回路C−12の肯定出力を、ノア回
路NOR−12の2つの入力端子に電圧比較回路C−1
2の否定出力及び電圧比較回路C−16の肯定出力を、
ノア回路NOR−13の2つの入力端子に電圧比較回路
C−13の否定出力及び電圧比較回路C−14の肯定出
力を、ノア回路NOR−14の2つの入力端子に電圧比
較回路C−14の否定出力及び電圧比較回路C−16の
肯定出力を、ノア回路NOR−15の2つの入力端子に
電圧比較回路C−15の否定出力及び電圧比較回路C−
16の肯定出力をそれぞれ供給するようになされてい
る。
【0006】また、8つの入力端子を有するオア回路O
R−1と、4つの入力端子を有するオア回路OR−2
と、2つの入力端子を有するオア回路OR−3とを有
し、そして、オア回路OR−1の8つの入力端子にノア
回路NOR−1、NOR−3、NOR−5、NOR−
7、NOR−9、NOR−11、NOR−13及びNO
R−15の出力が、オア回路OR−2の4つの入力端子
にノア回路NOR−2、NOR−6、NOR−10及び
NOR−14の出力が、オア回路OR−3の2つの入力
にノア回路NOR−4及びNOR−12の出力がそれぞ
れ供給されるようになされている。
【0007】さらに、オア回路OR−1の出力が4ビッ
トの2値符号Bの第1(最下位)ビットとしてビット端
子b4に得られ、オア回路OR−2の出力が2値符号B
の第2ビットとしてビット端子b3に得られ、オア回路
OR−3の出力が2値符号Bの第3ビットとしてビット
端子b2に得られ、ノア回路NOR−8の出力が2値符
号Bの第4(最上位)ビットとしてビット端子b1に得
られるようになされている。
【0008】以上が、従来4ビット並列比較型アナログ
・デジタル変換装置として提案されているアナログ・デ
ジタル変換装置の構成である。
【0009】このような構成を有する従来のアナログ・
デジタル変換装置によれば、アナログ信号Vinを、ビッ
ト端子b4〜b1上の4ビットの2値符号Bに変換して
得ることができることは明らかである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図35に示す従来のア
ナログ・デジタル変換装置によれば、アナログ信号Vin
を4ビットの2値符号Bにデジタル変換して得るにつ
き、16個の電圧比較回路C−1〜C−16と、16個
の抵抗R−1〜R−16と、15個のノア回路NOR−
1〜NOR−15と、3個のオア回路OR−1〜OR−
3とを用いているため、アナログ・デジタル変換装置を
構成するのに必要な素子数がきわめて多い、という欠点
を有していた。
【0011】また、このため、アナログ・デジタル変換
装置を半導体基板上にアナログ・デジタル変換装置以外
の装置とともに集積化した場合の、アナログ・デジタル
変換装置が半導体基板上に占める面積、またはアナログ
・デジタル変換装置のみを半導体基板上に集積化して構
成した場合の半導体基板の大きさが大きい、という欠点
を有していた。
【0012】さらに、アナログ・デジタル変換装置を構
成するのに必要な素子数が多いことから、消費電力が高
いとともに動作速度が遅い、という欠点を有していた。
【0013】よって、本発明は、上述した欠点を有効に
回避し得る、新規なアナログ・デジタル変換装置を提案
せんとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願第1番目の発明によ
るアナログ・デジタル変換装置は、2値符号にデジタル
変換されるアナログ信号Vinを、その値をV−1、V−
2………V−(n−1)(ただし、nは3以上の整数、
V−1<V−2<………<V−(n−1))とすると
き、 Vin≦V−1の場合f−1の値 V−1<Vin≦V−2の場合f−2の値 ……… V−(n−2)<Vin<V−(n−1)の場合f−(n
−1)の値 V−(n−1)<Vinの場合f−nの値 をそれぞれとるn値信号に量子化する量子化手段と、上
記量子化手段で得られるn値信号を上記2値符号の全て
または一部のビットとしての2値信号にデジタル変換す
るn値・2値変換手段とを有する。
【0015】本願第2番目の発明によるアナログ・デジ
タル変換装置は、(A)2値符号にデジタル変換される
アナログ信号Vinを、その値をV−1、V−2………V
−(n−1)(ただし、nは3以上の整数、V−1<V
−2<………<V−(n−1))とするとき、 Vin≦V−1の場合f−1の値 V−1<Vin≦V−2の場合f−2の値 ……… V−(n−2)<Vin<V−(n−1)の場合f−(n
−1) V−(n−1)<Vinの場合f−nの値 をそれぞれとるn値信号Fに量子化する粗量子化手段
と、(B)(1)上記アナログ信号Vinを、その値をV
−1・1、V−1・2………V−1・(n−1)(ただ
し、V−1・1<V−1・2<………<V−1・(n−
1)<V−1)とするとき、 Vin≦V−1・1の場合f−1・1の値 V−1・1<Vin≦V−1・2の場合f−1・2の値 ……… V−1・(n−2)<Vin≦V−1・(n−1)の場合
f−1・(n−1)の値 V−1・(n−1)<Vinの場合f−1・nの値 をそれぞれとるn値信号F−1に量子化する微量子化手
段Q−1と、(2)上記アナログ信号Vinを、その値を
V−2・1、V−2・2、………V−2・(n−1)
(ただし、V−1<V−2・1<V−2・2<………<
V−2・(n−1)≦V−2)とするとき、 Vin≦V−2・1の場合f−2・1の値 V−2・1<Vin≦V−2・2の場合f−2・2の値 ……… V−2・(n−2)<Vin≦V−2・(n−1)の場合
f−2・(n−1)の値 V−2・(n−1)<Vinの場合f−2・nの値 をそれぞれとるn値信号F−2に量子化する微量子化手
段Q−2と、 ……… (n−1)上記アナログ信号Vinを、その値をV−(n
−1)・1、V−(n−1)・2、………V−(n−
1)・(n−1)(ただし、V−(n−2)<V−(n
−1)・1<V−(n−1)・2<………<V−(n−
1)・(n−1)<V−(n−1))とするとき、 Vin≦V−(n−1)・1の場合f−(n−1)・1の
値 V−(n−1)・1<Vin≦V−(n−1)・2の場合
f−(n−1)・2の値 ……… V−(n−1)・(n−2)<Vin≦V−(n−1)・
(n−1)の場合f−(n−1)・(n−1)の値 V−(n−1)・(n−1)<Vinの場合f−(n−
1)・nの値 をそれぞれとるn値信号F−(n−1)に量子化する微
量子化手段Q−(n−1)と、(n)上記アナログ信号
inを、その値をV−n・1、V−n・2………V−n
・(n−1)(ただし、V−(n−1)<V−n・1<
V−n・2<………<V−n・(n−1))とすると
き、 Vin≦V−n・1の場合f−n・1の値 V−n・1<Vin≦V−n・2の場合f−n・2の値 ……… V−n・(n−2)<Vin≦V−n・(n−1)の場合
f−n・(n−1)の値 V−n・(n−1)<Vinの場合f−n・nの値 をそれぞれとるn値信号F−nに量子化する微量子化手
段Q−nと、(C)上記粗量子化手段で得られるn値信
号Fを上記2値符号の一部のビットとしての2値信号B
−1にデジタル変換するn値・2値変換手段U1と、
(D)上記粗量子化手段で得られるn値信号Fに基づ
き、その値が、f−1である場合上記微量子化手段Q−
1で得られるn値信号F−1を、f−2である場合上記
微量子化手段Q−2で得られるn値信号F−2を、……
…f−nである場合上記微量子化手段Q−nで得られる
n値信号F−nをそれぞれn値信号F′として選択する
n値信号選択手段と、(E)上記n値信号選択手段で選
択して得られるn値信号を2値符号の他の部のビットと
しての2値信号B−2にデジタル変換するn値・2値変
換手段U2とを有する。
【0016】本願第3番目の発明によるアナログ・デジ
タル変換装置は、本願第2番目の発明によるアナログ・
デジタル変換装置において、(F)微量子化手段Q−1
・1、Q−1・2、………Q−1・nと;Q−2・1、
Q−2・2、………Q−2・nと;………Q−n・1、
Q−n・2、………Q−n・nとを有するとともに、n
値信号選択手段S′と、n値・2値変換手段U3とを有
し、(G)(1)上記微量子化手段Q−P・1(ただ
し、P=1、2………n)が、上記アナログ信号V
inを、その値をV−P・1・1、V−P・1・2、……
…V−P・1・(n−1)(ただし、V−P・1・1<
V−P・1・2<………<V−P・1・(n−1)<V
−P・1)とするとき、 Vin≦V−P・1・1の場合f−P・1・1の値 V−P・1・1<Vin≦V−P・1・2の場合f−P・
1・2の値 ……… V−P・1・(n−2)<Vin≦V−P・1・(n−
1)の場合f−1・1・(n−1)の値 V−P・1・(n−1)<Vinの場合f−P・1・nの
値 をそれぞれとるn値信号F−P・1に量子化し、(2)
上記微量子化手段Q−P・2が、上記アナログ信号Vin
を、その値をV−P・2・1、V−P・2・2、………
V−P・2・(n−1)(ただし、V−P・1<V−P
・2・1<V−P・2・2<………<V−P・2・(n
−1)<V−P・2)とするとき、 Vin≦V−P・2・1の場合f−P・2・1の値 V−P・2・1<Vin≦V−P・2・2の場合f−P・
2・2の値 ……… V−P・2・(n−2)<Vin≦V−P・2・(n−
1)の場合f−P・2・(n−1)の値 V−P・2・(n−1)<Vinの場合f−P・2・nの
値 をそれぞれとるn値信号F−P・2に量子化し、 ……… (n−1)上記微量子化手段Q−P・(n−1)が、上
記アナログ信号Vinを、その値をV−P・(n−1)・
1、V−P・(n−1)・2、………V−P・(n−
1)・(n−1)(ただし、V−P・(n−2)<V−
P・(n−1)・1<V−P・(n−1)・2<………
<V−P・(n−1)・(n−1)<V−P・(n−
1))とするとき、 Vin≦V−P・(n−1)・1の場合f−P・(n−
1)・1の値 V−P・(n−1)・1<Vin≦V−P・(n−1)・
2の場合f−P・(n−1)・2の値 ……… V−P・(n−1)・(n−2)<Vin≦V−P・(n
−1)・(n−1)の場合f−P・(n−1)・(n−
1)の値 V−P・(n−1)・(n−1)<Vinの場合f−P・
(n−1)・nの値 をそれぞれとるn値信号F−P・(n−1)に量子化
し、(n)上記微量子化手段Q−P・nが、上記アナロ
グ信号Vinを、その値をV−P・n・1、V−P・n・
2、………V−P・n・(n−1)(ただし、V−P・
(n−1)<V−P・n・1<V−P・n・2<………
<V−P・n・(n−1)とするとき、 Vin≦V−1・P・nの場合f−P・n・1の値 V−P・n・1<Vin≦V−P・n・2の場合f−P・
n・2の値 ……… V−P・n・(n−2)<Vin≦V−P・n・(n−
1)の場合f−P・n・(n−1)の値 V−P・n・(n−1)<Vinの場合f−P・n・nの
値 をそれぞれとるn値信号F−P・nに量子化し、(H)
上記n値信号選択手段S′が、上記粗量子化手段で得ら
れるn値信号Fの値が、f−1(=3)であり、且つn
値信号選択手段Sから得られるn値信号F′がn値信号
F−1であって、その値がf−1・P(P=1、2、
3、4)である場合、上記微量子化手段Q−1・Pで得
られるn値信号F−1・P 上記粗量子化手段で得られるn値信号Fの値が、f−2
であり、且つ上記n信号選択手段Sから得られるn値信
号F′がn値信号F−2であって、その値がf−2・P
である場合、上記微量子化手段Q−2・Pで得られるn
値信号F−2・P ……… 上記粗量子化手段で得られるn値信号Fの値がf−nで
あり、且つ上記n信号選択手段Sから得られるn値信号
F′がn値信号F−nであって、その値がf−n・Pで
ある場合、上記微量子化手段Q−n・Pで得られるn値
信号F−n・P をそれぞれn4値信号F″として選択し、(I)上記n
値・2値変換手段U3が、上記n値信号選択手段S′で
選択して得られるn値信号F″を上記2値符号の他の部
のビットとしての2値信号B−3にデジタル変換する。
【0017】本願第4番目の発明によるアナログ・デジ
タル変換装置は、(A)2値符号にデジタル変換される
アナログ信号Vinを、その値をV−1、V−2、………
V−(n−1)(ただし、nは3以上の整数、V−1<
V−2<………<V−(n−1))とするとき、 Vin≦V−1の場合f−1の値 V−1<Vin≦V−2の場合f−2の値 ……… V−(n−2)<Vin≦V−(n−1)の場合f−(n
−1)の値 V−(n−1)<Vinの場合f−nの値 をそれぞれとるn値信号Fに量子化する粗量子化手段
と、(B)(1)上記アナログ信号Vinを、その値をV
−1・1、V−1・2、………V−1・(n−1)(た
だし、V−1・1<V−1・2<………<V−1・(n
−1)<V−1)とするとき、 Vin≦V−1・1の場合f−1・1の値 V−1・1<Vin≦V−1・2の場合f−1・2の値 ……… V−1・(n−2)<Vin≦V−1・(n−1)の場合
f−1・(n−1)の値 V−1・(n−1)<Vinの場合f−1・nの値 をそれぞれとるn値信号F−1に量子化する微量子化手
段Q−1と、(2)上記アナログ信号Vinを、その値を
V−2・1、V−2・2、………V−2・(n−1)
(ただし、V−1<V−2・1<V−2・2<………<
V−2・(n−1)≦V−2)とするとき、 Vin≦V−2・1の場合f−2・1の値 V−2・1<Vin≦V−2・2の場合f−2・2の値 ……… V−2・(n−2)<Vin≦V−2・(n−1)の場合
f−2・(n−1)の値 V−2・(n−1)<Vinの場合f−2・nの値 をそれぞれとるn値信号F−2に量子化する微量子化手
段Q−2と、 ……… (n−1)上記アナログ信号Vinを、その値をV−(n
−1)・1、V−(n−1)・2、………V−(n−
1)・(n−1)(ただし、V−(n−2)<V−(n
−1)・1<V−(n−1)・2<………<V−(n−
1)・(n−1)≦V−(n−1))とするとき、 Vin≦V−(n−1)・1の場合f−(n−1)・1の
値 V−(n−1)・1<Vin≦V−(n−1)・2の場合
f−(n−1)・2の値 V−(n−1)・(n−2)<Vin≦V−(n−1)・
(n−1)の場合f−(n−1)・(n−1)の値 V−(n−1)・(n−1)<Vinの場合f−(n−
1)・nの値 をそれぞれとるn値信号F−(n−1)に量子化する微
量子化手段Q−(n−1)と、(n)上記アナログ信号
inを、その値をV−n・1、V−n・2、………V−
n・(n−1)(ただし、V−(n−1)<V−n・1
<V−n・2<………<V−n・(n−1))とすると
き、 Vin≦V−n・1の場合f−n・1の値 V−n・1<Vin≦V−n・2の場合f−n・2の値 ……… V−n・(n−2)<Vin≦V−n・(n−1)の場合
f−n・(n−1)値 V−n・(n−1)<Vinの場合f−n・nの値 をそれぞれとるn値信号F−nに量子化する微量子化手
段Q−nと、(C)上記粗量子化手段で得られるn値信
号Fを上記2値符号の一部のビットとしての2値信号B
−1にデジタル変換するn値・2値変換手段U1と、
(D)(1)上記微量子化手段Q−1で得られるn値信
号F−1を2値信号C−1にデジタル変換するn値・2
値変換手段U2と、(2)上記微量子化手段Q−2で得
られるn値信号F−2を2値信号C−2にデジタル変換
するn値・2値変換手段U22と、 ……… (n)上記微量子化手段Q−nで得られるn値信号F−
nを2値信号C−nにデジタル変換するn値・2値変換
手段U2nと、(E)上記n値・n値変換手段U1で得
られる2値信号B−1に基づき、上記粗量子化手段で得
られる上記n値信号Fの値でみて、その値が、 f−1である場合上記n値・2値変換手段U21で得ら
れる2値信号C−1 f−2である場合上記n値・2値変換手段U22で得ら
れる2値信号C−2 ……… f−nである場合上記n値・2値変換手段U2nで得ら
れる2値信号C−n を上記2値符号Bの他の部のビットとしてそれぞれ選択
する2値信号選択手段(W1、W2)とを有する。
【0018】
【発明の実施の形態1】次に、図1を伴って、本発明に
よるアナログ・デジタル変換装置の第1の実施の形態例
を述べよう。
【0019】図1に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の第1の実施の形態例は、アナログ信号Vin
を4値信号でなる多値信号に量子化し、その4値信号で
なる多値信号を2値信号に2値符号Bとしてデジタル変
換する場合の実施の形態例で、次に述べる構成を有す
る。
【0020】すなわち、入力端子T1からの、2値符号
Bにデジタル変換されるアナログ信号Vinを、その値を
V−1、V−2及びV−3(ただし、V−1<V−2<
V−3の大小関係を有する)とするとき、図2に示すよ
うに、 Vin≦V−1の場合f−1の値 V−1<Vin≦V−2の場合f−2の値 V−2<Vin≦V−3の場合f−3の値 V−3<Vinの場合f−4の値 をそれぞれとる4値信号でなる多値信号Fに量子化する
粗量子化手段Qを有する。
【0021】この場合、アナログ信号Vinの値V−1〜
V−3は、図2中に示すように、 V−1= 3.5V V−2= 7.5V V−3=11.5V の電圧値を有するものとし得る。なお、4値信号でなる
多値信号Fの値f−1〜f−4は、同様に図2中に示す
ように、 f−1=3 f−2=2 f−3=1 f−4=0 の数値で表し得る。
【0022】また、入力端子T1からのアナログ信号V
inを、その値をV−1・1、V−1・2及びV−1・3
(ただし、V−1・1<V−1・2<V−1・3<V−
1の大小関係を有する)とするとき、図3に示すよう
に、 Vin≦V−1・1の場合f−1・1の値 V−1・1<Vin≦V−1・2の場合f−1・2の値 V−1・2<Vin≦V−1・3の場合f−1・3の値 V−1・3<Vinの場合f−1・4の値 をそれぞれとる4値信号でなる多値信号F−1に量子化
する微量子化手段Q−1を有する。
【0023】この場合、アナログ信号Vinの値V−1・
1〜V−1・3は、図3中に示すように、 V−1・1=0.5V V−1・2=1.5V V−1・3=2.5V の電圧値を有するものとし得る。なお、4値信号でなる
多値信号F−1の値f−1・1〜f−1・4は、同じく
図3中に示すように、 f−1・1=3 f−1・2=2 f−1・3=1 f−1・4=0 の数値で表し得る。
【0024】さらに、入力端子T1からのアナログ信号
inを、その値をV−2・1、V−2・2及びV−2・
3(ただし、V−1<V−2・1<V−2・2<V−2
・3<V−2の大小関係を有する)とするとき、図4に
示すように、 Vin≦V−2・1の場合f−2・1の値 V−2・1<Vin≦V−2・2の場合f−2・2の値 V−2・2<Vin≦V−2・3の場合f−2・3の値 V−2・3<Vinの場合f−2・4の値 をそれぞれとる4値信号でなる多値信号F−2に量子化
する微量子化手段Q−2を有する。
【0025】この場合、アナログ信号Vinの値V−2・
1〜V−2・3は、図4中に示すように、 V−2・1=4.5V V−2・2=5.5V V−2・3=6.5V の電圧値を有するものとし得る。なお、4値信号でなる
多値信号F−2の値f−2・1〜f−2・4は、同じく
図4中に示すように、 f−2・1=3 f−2・2=2 f−2・3=1 f−2・4=0 の数値で表し得る。
【0026】また、入力端子T1からのアナログ信号V
inを、その値をV−3・1、V−3・2及びV−3・3
(ただし、V−2<V−3・1<V−3・2<V−3・
3<V−3の大小関係を有する)とするとき、図5に示
すように、 Vin≦V−3・1の場合f−3・1の値 V−3・1<Vin≦V−3・2の場合f−3・2の値 V−3・2<Vin≦V−3・3の場合f−3・3の値 V−3・3<Vinの場合f−3・4の値 をそれぞれとる4値信号でなる多値信号F−3に量子化
する微量子化手段Q−3を有する。
【0027】この場合、アナログ信号Vinの値V−3・
1〜V−3・3は、図5中に示すように、 V−3・1=8.5V V−3・2=9.5V V−3・3=10.5V の電圧値を有するものとし得る。なお、4値信号でなる
多値信号F−3の値f−3・1〜f−3・4は、同じく
図5中に示すように、 f−3・1=3 f−3・2=2 f−3・3=1 f−3・4=0 の数値で表し得る。
【0028】さらに、アナログ信号Vinを、その値をV
−4・1、V−4・2及びV−4・3(ただし、V−3
<V−4・1<V−4・2<V−4・3の大小関係を有
する)とするとき、図6に示すように、 Vin≦V−4・1の場合f−4・1の値 V−4・1<Vin≦V−4・2の場合f−4・2の値 V−4・2<Vin≦V−4・3の場合f−4・3の値 V−4・3<Vinの場合f−4・4の値 をそれぞれとる4値信号でなる多値信号F−4に量子化
する微量子化手段Q−4を有する。
【0029】この場合、アナログ信号Vinの値V−4・
1〜V−4・3は、図6中に示すように、 V−4・1=12.5V V−4・2=13.5V V−4・3=14.5V の電圧値を有するものとし得る。また、4値信号でなる
多値信号F−4の値f−4・1〜f−4・4は、同じく
図6中に示すように、 f−4・1=3 f−4・2=2 f−4・3=1 f−4・4=0 の数値で表し得る。なお、上述した粗量子化手段Q、微
量子化手段Q−1〜Q−4は、端子T2からのクロック
信号CLによって制御されて、上述した多値(4値)信
号F、F−1〜F−4を得るようになされている。
【0030】また、粗量子化手段Qで得られる4値信号
でなる多値信号Fを2値符号Bの一部のビットとしての
2値信号B−1にデジタル変換する4値・2値変換手段
でなる多値・2値変換手段U1を有する。
【0031】この場合、2値信号B−1は、図2中に示
すように、4値信号でなる多値信号Fの値が、 f−1(=3)である場合「00」 f−2(=2)である場合「01」 f−3(=1)である場合「10」 f−4(=0)である場合「11」 の2ビットで表されている値を有し、そして、その2ビ
ット中の上位ビット及び下位ビットが、図1に示すよう
に、ビット端子b1及びb2にそれぞれ得られるように
なされている。
【0032】さらに、粗量子化手段Qで得られる4値信
号でなる多値信号Fの値が、図2中に示すように、 f−1(=3)である場合微量子化手段Q−1で得られ
る多値(4値)信号F−1 f−2(=2)である場合微量子化手段Q−2で得られ
る多値(4値)信号F−2 f−3(=1)である場合微量子化手段Q−3で得られ
る多値(4値)信号F−3 f−4(=0)である場合微量子化手段Q−4で得られ
る多値(4値)信号F−4 をそれぞれ4値信号でなる多値信号F′として選択す
る、4値信号選択手段でなる多値信号選択手段Sを有す
る。
【0033】この場合、4値信号選択手段でなる多値信
号選択手段Sは、それが、図1に示すように、粗量子化
手段Qで得られる4値信号でなる多値信号Fによって制
御されることによって、または、図示しないが、多値
(4値)・2値変換手段U1で得られる2値信号B−1
によって制御されることによって、4値信号でなる多値
信号F−1、F−2、F−3及びF−4中の1つを4値
信号でなる多値信号F′として選択するようになされて
いる。
【0034】また、4値信号選択手段でなる多値信号選
択手段Sで選択して得られる4値信号でなる多値信号
F′を2値符号Bの他の部のビットとしての2値信号B
−2にデジタル変換する4値・2値変換手段でなる多値
・2値変換手段U2を有する。
【0035】この場合、2値信号B−2は、図3〜図6
に示すように、多値(4値)信号F−P(ただし、P=
1、2、3、4)の値が f−P・1(=3)である場合「00」 f−P・2(=2)である場合「01」 f−P・3(=1)である場合「10」 f−P・4(=0)である場合「11」 の2ビットで表される値を有し、そして、その2ビット
中の上位ビット及び下位ビットが、図1に示すように、
ビット端子b3及びb4にそれぞれ得られるようになさ
れ、よって、アナログ信号Vinのデジタル変換された2
値符号Bが4個のビット端子b1〜b4に、ビット端子
b4に得られるビットを最下位ビット、ビット端子b1
に得られるビットを最上位ビットとしている4ビットで
得られるようになされている。
【0036】なお、上述した粗量子化手段Q、微量子化
手段Q−1〜Q−4は、特開平9−46220号公報第
61頁中、図47に示されているような、第1及び第2
の端子を有し且つそれら第1及び第2の端子間で互に異
なるピーク電流値IP1、IP2………IP6(IP1<IP2
P3、IP4<IP5<IP6<IP1)をそれぞれとる微分負
性特性を有する電圧−電流特性を呈する6個の共鳴トン
ネルダイオードでなる2端子半導体素子D1 、D2 ……
…D6 の、クロック電源端子間に接続された直列回路
と、2端子半導体素子D4 、D5 及びD6 の直列回路と
並列に接続され、アナログ信号を入力する電界効果トラ
ンジスタとを有する多値論理回路で構成し得る。
【0037】また、多値(4値)信号選択手段Sは、
「多値情報処理」樋口、亀山著、昭晃堂、1989年の
第27頁に示されているような、「Tゲート」で構成し
得る。
【0038】さらに、多値(4値)・2値変換手段U1
及びU2は、上記した[「多値情報処理」樋口、亀山
著、昭晃堂、1989年]の第19頁に示されているよ
うな、多値(4値)信号F′を入力とし、2値信号の上
位ビットを出力するインバータと、多値(4値)信号
F′を入力とする「ユニバーサルリテラル」と、その出
力を入力とし、2値信号の下位ビットを出力する他のイ
ンバータとで構成し得る。
【0039】以上が、本発明によるアナログ・デジタル
変換装置の第1の実施の形態例の構成である。
【0040】このような構成を有する、図1に示す本発
明によるアナログ・デジタル変換装置の第1の実施の形
態例によれば、アナログ信号Vinが、例えば、 V−3・1(=8.5V)<Vin≦V−3・2(=9.
5V) の関係を満足している値、例えば9.0Vの値を有して
いれば、この場合、アナログ信号Vinが、 V−2(=7.5V)<Vin<V−3(11.5V) の関係を満足しているので、粗量子化手段Qから多値
(4値)信号Fがf−3(=1)の値を有して得られ、
このため、多値(4値)・2値変換手段U1から、2値
信号B−1が、「10」の値で、2値符号Bの上位2ビ
ットとしてビット端子b1及びb2上に得られ、一方、
粗量子化手段Qから得られる多値(4値)信号Fがこの
場合f−3(=1)の値を有していることから、多値
(4値)信号選択手段Sが微量子化手段Q−3から得ら
れる多値(4値)信号F−3を選択し、そして、この場
合、多値(4値)信号F−3がf−3・2(=2)の値
を有して得られていることから、多値(4値)・2値変
換手段U2から、2値信号B−2が、「01」の値で2
値符号Bの下位2ビットとしてビット端子b3及びb4
上に得られ、よって、2値符号Bが、4ビットの「10
01」でビット端子b1〜b4上に得られる、というよ
うに、アナログ信号Vinを4ビットの2値符号Bにデジ
タル変換して得ることができる。
【0041】また、図1に示す本発明によるアナログ・
デジタル変換装置によれば、上述したようにアナログ信
号Vinを4ビットの2値符号Bにデジタル変換して得る
につき、上述したところから明らかなように、1個の粗
量子化手段Qと、4個の微量子化手段Q−1〜Q−4
と、1つの多値(4値)信号選択手段Sと、2個の多値
(4値)・2値変換手段U1及びU2とを用いているだ
けであるので、それら手段をそれぞれ構成するのに必要
な素子数の総和、従ってアナログ・デジタル変換装置を
構成するのに必要な素子数を、図35前述した従来の4
ビット並列比較型アナログ・デジタル変換装置の場合に
比し、格段的に低減させることができる。
【0042】また、このため、アナログ・デジタル変換
装置を半導体基板上にアナログ・デジタル変換装置以外
の装置とともに集積化して構成した場合の、アナログ・
デジタル変換装置が半導体基板上に占める面積を、図3
5で前述した従来の4ビット並列比較型アナログ・デジ
タル変換装置を同様に半導体基板上に集積化して構成し
た場合のその従来の4ビット並列比較型アナログ・デジ
タル変換装置が半導体基板上に占める面積に比し、格段
的に低減させることができ、または、アナログ・デジタ
ル変換装置のみを半導体基板上に集積化して構成した場
合の半導体基板の大きさを、図35で前述した従来の4
ビット並列比較型アナログ・デジタル変換装置のみを半
導体基板上に集積化して構成した場合の半導体基板の大
きさに比し、格段的に小さくすることができる。
【0043】さらに、アナログ・デジタル変換装置を構
成するのに必要な素子数を低減させることができるの
で、消費電力を、図35で前述した従来の4ビット並列
比較型アナログ・デジタル変換装置の場合に比し、格段
的に低減させることができるとともに、動作速度を、図
35で前述した従来の4ビット並列比較型アナログ・デ
ジタル変換装置の場合に比し、格段的に高速化させるこ
とができる。
【0044】
【発明の実施の形態2】次に、図7を伴って、本発明に
よるアナログ・デジタル変換装置の第2の実施の形態例
を述べよう。
【0045】図7において、図1との対応部分には同一
符号を付して示す。
【0046】図7に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の第2の実施の形態例は、アナログ信号Vin
を8値信号でなる多値信号Fに量子化し、その8値信号
でる多値信号を2値信号に2値符号Bとしてデジタル変
換する場合の実施の形態例で、次に述べる構成を有す
る。
【0047】すなわち、入力端子T1からの、2値符号
にデジタル変換されるアナログ信号Vinを、その値をV
−1、V−2、V−3、V−4、V−5、V−6及びV
−7(ただし、V−1<V−2<V−3<V−4<V−
5<V−6<V−7の大小関係を有する)とするとき、
図8に示すように、 Vin≦V−1の場合f−1の値 V−1<Vin≦V−2の場合f−2の値 V−2<Vin≦V−3の場合f−3の値 V−3<Vin≦V−4の場合f−4の値 V−4<Vin≦V−5の場合f−5の値 V−5<Vin≦V−6の場合f−6の値 V−6<Vin≦V−7の場合f−7の値 V−7<Vinの場合f−8の値 をそれぞれとる8値信号でなる多値信号Fに量子化する
粗量子化手段Qを有する。
【0048】この場合、アナログ信号Vinの値V−1〜
V−7は、図8中に示すように、 V−1= 7.5V V−2=15.5V V−3=23.5V V−4=31.5V V−5=39.5V V−6=47.5V V−7=55.5V の電圧値を有するものとし得る。なお、8値信号でなる
多値信号Fの値f−1〜f−8は、同じく図8中に示す
ように、 f−1=7 f−2=6 f−3=5 f−4=4 f−5=3 f−6=2 f−7=1 f−8=0 の数値で表し得る。
【0049】また、入力端子T1からのアナログ信号V
inを、その値をV−1・1、V−1・2、V−1・3、
V−1・4、V−1・5、V−1・6及びV−1・7
(ただし、V−1・1<V−1・2<V−1・3<V−
1・4<V−1・5<V−1・6<V−1・7<V−1
の大小関係を有する)とするとき、図9に示すように、 Vin≦V−1・1の場合f−1・1の値 V−1・1<Vin≦V−1・2の場合f−1・2の値 V−1・2<Vin≦V−1・3の場合f−1・3の値 V−1・3<Vin≦V−1・4の場合f−1・4の値 V−1・4<Vin≦V−1・5の場合f−1・5の値 V−1・5<Vin≦V−1・6の場合f−1・6の値 V−1・6<Vin≦V−1・7の場合f−1・7の値 V−1・7<Vinの場合f−1・8の値 をそれぞれとる8値信号でなる多値信号F−1に量子化
する微量子化手段Q−1を有する。
【0050】この場合、アナログ信号Vinの値V−1・
1〜V−1・7は、図9中に示すように、 V−1・1=0.5V V−1・2=1.5V V−1・3=2.5V V−1・4=3.5V V−1・5=4.5V V−1・6=5.5V V−1・7=6.5V の電圧値を有するものとし得る。なお、8値信号でなる
多値信号F−1の値f−1・1〜f−1・8は、同じく
図9中に示すように、 f−1・1=7 f−1・2=6 f−1・3=5 f−1・4=4 f−1・5=3 f−1・6=2 f−1・7=1 f−1・8=0 の数値で表し得る。
【0051】さらに、入力端子T1からのアナログ信号
inを、その値をV−2・1、V−2・2、V−2・
3、V−2・4、V−2・5、V−2・6及びV−2・
7(ただし、V−1<V−2・1<V−2・2<V−2
・3<V−2・4<V−2・5<V−2・6<V−2・
7<V−2の大小関係を有する)とするとき、図10に
示すように、 Vin≦V−2・1の場合f−2・1の値 V−2・1<Vin≦V−2・2の場合f−2・2の値 V−2・2<Vin≦V−2・3の場合f−2・3の値 V−2・3<Vin≦V−2・4の場合f−2・4の値 V−2・4<Vin≦V−2・5の場合f−2・5の値 V−2・5<Vin≦V−2・6の場合f−2・6の値 V−2・6<Vin≦V−2・7の場合f−2・7の値 V−2・7<Vinの場合f−2・8の値 をそれぞれとる8値信号でなる多値信号F−2に量子化
する微量子化手段Q−2を有する。
【0052】この場合、アナログ信号Vinの値V−2・
1〜V−2・7は、図10中に示すように、 V−2・1= 8.5V V−2・2= 9.5V V−2・3=10.5V V−2・4=11.5V V−2・5=12.5V V−2・6=13.5V V−2・7=14.5V の電圧値を有するものとし得る。なお、8値信号でなる
多値信号F−2の値f−2・1〜f−2・8は、同じく
図10中に示すように、 f−2・1=7 f−2・2=6 f−2・3=5 f−2・4=4 f−2・5=3 f−2・6=2 f−2・7=1 f−2・8=0 の数値で表し得る。
【0053】また、入力端子T1からのアナログ信号V
inを、その値をV−3・1、V−3・2、V−3・3、
V−3・4、V−3・5、V−3・6及びV−3・7
(ただし、V−2<V−3・1<V−3・2<V−3・
3<V−3・4<V−3・5<V−3・6<V−3・7
<V−3の大小関係を有する)とするとき、図11に示
すように、 Vin≦V−3・1の場合f−3・1の値 V−3・1<Vin≦V−3・2の場合f−3・2の値 V−3・2<Vin≦V−3・3の場合f−3・3の値 V−3・3<Vin≦V−3・4の場合f−3・4の値 V−3・4<Vin≦V−3・5の場合f−3・5の値 V−3・5<Vin≦V−3・6の場合f−3・6の値 V−3・6<Vin≦V−3・7の場合f−3・7の値 V−3・7<Vinの場合f−3・8の値 をそれぞれとる8値信号でなる多値信号F−3に量子化
する微量子化手段Q−3を有する。
【0054】この場合、アナログ信号Vinの値V−3・
1〜V−3・7は、図11中に示すように、 V−3・1=16.5V V−3・2=17.5V V−3・3=18.5V V−3・4=19.5V V−3・5=20.5V V−3・6=21.5V V−3・7=22.5V の電圧値を有するものとし得る。なお、8値信号でなる
多値信号F−3の値f−3・1〜f−3・8は、同じく
図11中に示すように、 f−3・1=7 f−3・2=6 f−3・3=5 f−3・4=4 f−3・5=3 f−3・6=2 f−3・7=1 f−3・8=0 の数値で表し得る。
【0055】さらに、アナログ信号Vinを、その値をV
−4・1、V−4・2、V−4・3、V−4・4、V−
4・5、V−4・6、V−4・7(ただし、V−3<V
−4・1<V−4・2<V−4・3<V−4・4<V−
4・5<V−4・6<V−4・7の大小関係を有する)
とするとき、図12に示すように、 Vin≦V−4・1の場合f−4・1の値 V−4・1<Vin≦V−4・2の場合f−4・2の値 V−4・2<Vin≦V−4・3の場合f−4・3の値 V−4・3<Vin≦V−4・4の場合f−4・4の値 V−4・4<Vin≦V−4・5の場合f−4・5の値 V−4・5<Vin≦V−4・6の場合f−4・6の値 V−4・6<Vin≦V−4・7の場合f−4・7の値 V−4・7<Vinの場合f−4・8の値 をそれぞれとる8値信号でなる多値信号F−4に量子化
する微量子化手段Q−4を有する。
【0056】この場合、アナログ信号Vinの値V−4・
1〜V−4・7は、図12中に示すように、 V−4・1=24.5V V−4・2=25.5V V−4・3=26.5V V−4・4=27.5V V−4・5=28.5V V−4・6=29.5V V−4・7=30.5V の電圧値を有するものとし得る。なお、8値信号でなる
多値信号F−4の値f−4・1〜f−4・8は、、同じ
く図12中に示すように、 f−4・1=7 f−4・2=6 f−4・3=5 f−4・4=4 f−4・5=3 f−4・6=2 f−4・7=1 f−4・8=0 の数値で表し得る。
【0057】また、入力端子T1からのアナログ信号V
inを、その値をV−5・1、V−5・2、V−5・3、
V−5・4、V−5・5、V−5・6及びV−5・7
(ただし、V−4<V−5・1<V−5・2<V−5・
3<V−5・4<V−5・5<V−5・6<V−5・7
<V−5の大小関係を有する)とするとき、図13に示
すように、 Vin≦V−5・1の場合f−5・1の値 V−5・1<Vin≦V−5・2の場合f−5・2の値 V−5・2<Vin≦V−5・3の場合f−5・3の値 V−5・3<Vin≦V−5・4の場合f−5・4の値 V−5・4<Vin≦V−5・5の場合f−5・5の値 V−5・5<Vin≦V−5・6の場合f−5・6の値 V−5・6<Vin≦V−5・7の場合f−5・7の値 V−5・7<Vinの場合f−5・8の値 をそれぞれとる8値信号でなる多値信号F−5に量子化
する微量子化手段Q−5を有する。
【0058】この場合、アナログ信号Vinの値V−5・
1〜V−5・7は、 V−5・1=32.5V V−5・2=33.5V V−5・3=34.5V V−5・4=35.5V V−5・5=36.5V V−5・6=37.5V V−5・7=38.5V の電圧値を有するものとし得る。なお、8値信号でなる
多値信号F−5の値f−5・1〜f−5・8は、同じく
図13中に示すように、 f−5・1=7 f−5・2=6 f−5・3=5 f−5・4=4 f−5・5=3 f−5・6=2 f−5・7=1 f−5・8=0 の数値で表し得る。
【0059】さらに、入力端子T1からのアナログ信号
inを、その値をV−6・1、V−6・2、V−6・
3、V−6・4、V−6・5、V−6・6及びV−6・
7(ただし、V−5<V−6・1<V−6・2<V−6
・3<V−6・4<V−6・5<V−6・6<V−6・
7<V−6の大小関係を有する)とするとき、図14に
示すように、 Vin≦V−6・1の場合f−6・1の値 V−6・1<Vin≦V−6・2の場合f−6・2の値 V−6・2<Vin≦V−6・3の場合f−6・3の値 V−6・3<Vin≦V−6・4の場合f−6・4の値 V−6・4<Vin≦V−6・5の場合f−6・5の値 V−6・5<Vin≦V−6・6の場合f−6・6の値 V−6・6<Vin≦V−6・7の場合f−6・7の値 V−6・7<Vinの場合f−6・8の値 をそれぞれとる8値信号でなる多値信号F−6に量子化
する微量子化手段Q−6を有する。
【0060】この場合、アナログ信号Vinの値V−6・
1〜V−6・8は、図14中に示すように、 V−6・1=40.5V V−6・2=41.5V V−6・3=42.5V V−6・4=43.5V V−6・5=44.5V V−6・6=45.5V V−6・7=46.5V の電圧値を有するものとし得る。なお、8値信号でなる
多値信号F−6の値f−6・1〜f−6・8は、同じく
図14中に示すように、 f−6・1=7 f−6・2=6 f−6・3=5 f−6・4=4 f−6・5=3 f−6・6=2 f−6・7=1 f−6・8=0 の数値で表し得る。
【0061】また、入力端子T1からのアナログ信号V
inを、その値をV−7・1、V−7・2、V−7・3、
V−7・4、V−7・5、V−7・6及びV−7・7
(ただし、V−6<V−7・1<V−7・2<V−7・
3<V−7・4<V−7・5<V−7・6<V−7・7
<V−7の大小関係を有する)とするとき、図15に示
すように、 Vin≦V−7・1の場合f−7・1の値 V−7・1<Vin≦V−7・2の場合f−7・2の値 V−7・2<Vin≦V−7・3の場合f−7・3の値 V−7・3<Vin≦V−7・4の場合f−7・4の値 V−7・4<Vin≦V−7・5の場合f−7・5の値 V−7・5<Vin≦V−7・6の場合f−7・6の値 V−7・6<Vin≦V−7・7の場合f−7・7の値 V−7・7<Vinの場合f−7・8の値 をそれぞれとる8値信号でなる多値信号F−7に量子化
する微量子化手段Q−7を有する。
【0062】この場合、アナログ信号Vinの値V−7・
1〜V−7・7は、図15中に示すように、 V−7・1=48.5V V−7・2=49.5V V−7・3=50.5V V−7・4=51.5V V−7・5=52.5V V−7・6=53.5V V−7・7=54.5V の電圧値を有するものとし得る。なお、8値信号でなる
多値信号F−7の値f−7・1〜f−7・8は、同じく
図15中に示すように、 f−7・1=7 f−7・2=6 f−7・3=5 f−7・4=4 f−7・5=3 f−7・6=2 f−7・7=1 f−3・8=0 の数値で表し得る。
【0063】さらに、アナログ信号Vinを、その値をV
−8・1、V−8・2、V−8・3、V−8・4、V−
8・5、V−8・6、V−8・7(ただし、V−7<V
−8・1<V−8・2<V−8・3<V−8・4<V−
8・5<V−8・6<V−8・7の大小関係を有する)
とするとき、図16に示すように、 Vin≦V−8・1の場合f−8・1の値 V−8・1<Vin≦V−8・2の場合f−8・2の値 V−8・2<Vin≦V−8・3の場合f−8・3の値 V−8・3<Vin≦V−8・4の場合f−8・4の値 V−8・4<Vin≦V−8・5の場合f−8・5の値 V−8・5<Vin≦V−8・6の場合f−8・6の値 V−8・6<Vin≦V−8・7の場合f−8・7の値 V−8・7<Vinの場合f−8・8の値 をそれぞれとる8値信号でなる多値信号F−8に量子化
する微量子化手段Q−8を有する。
【0064】この場合、アナログ信号Vinの値V−8・
1〜V−8・7は、図16中に示すように、 V−8・1=56.5V V−8・2=57.5V V−8・3=58.5V V−8・4=59.5V V−8・5=60.5V V−8・6=61.5V V−8・7=62.5V の電圧値を有するものとし得る。なお、8値信号でなる
多値信号F−8の値f−8・1〜f−8・8は、同じく
図16中に示すように、 f−8・1=7 f−8・2=6 f−8・3=5 f−8・4=4 f−8・5=3 f−8・6=2 f−8・7=1 f−8・8=0 の数値で表し得る。なお、上述した粗量子化手段Q、微
量子化手段Q−1〜Q−8は、端子T2からのクロック
信号CLによって制御されて、上述した多値(8値)信
号F、F−1〜F−8を得るようになされている。
【0065】また、粗量子化手段Qで得られる8値信号
でなる多値信号Fを2値符号Bの一部のビットとしての
2値信号B−1にデジタル変換する8値・2値変換手段
でなる多値・2値変換手段U1を有する。
【0066】この場合、2値信号B−1は、図8中に示
すように、8値信号でなる多値信号Fの値が、 f−1(=7)である場合「000」 f−2(=6)である場合「001」 f−3(=5)である場合「010」 f−4(=4)である場合「011」 f−5(=3)である場合「100」 f−6(=2)である場合「101」 f−7(=1)である場合「110」 f−8(=0)である場合「111」 の3ビットで表されている値を有し、そして、その3ビ
ット中の上位、中位及び下位のビットが、図7に示すよ
うに、ビット端子b1、b2及びb3にそれぞれ得られ
るようになされている。
【0067】さらに、粗量子化手段Qで得られる8値信
号でなる多値信号Fの値が、図8中に示すように、 f−1(=7)である場合微量子化手段Q−1で得られ
る多値(8値)信号F−1 f−2(=6)である場合微量子化手段Q−2で得られ
る多値(8値)信号F−2 f−3(=5)である場合微量子化手段Q−3で得られ
る多値(8値)信号F−3 f−4(=4)である場合微量子化手段Q−4で得られ
る多値(8値)信号F−4 f−5(=3)である場合微量子化手段Q−5で得られ
る多値(8値)信号F−5 f−6(=2)である場合微量子化手段Q−6で得られ
る多値(8値)信号F−6 f−7(=1)である場合微量子化手段Q−7で得られ
る多値(8値)信号F−7 f−8(=0)である場合微量子化手段Q−8で得られ
る多値(8値)信号F−8 をそれぞれ8値信号でなる多値信号F′として選択す
る、8値信号選択手段でなる多値信号選択手段Sを有す
る。
【0068】この場合、8値信号選択手段でなる多値信
号選択手段Sは、それが、図7に示すように、粗量子化
手段Qで得られる8値信号でなる多値信号Fによって制
御されることによって、または、図示しないが、多値
(4値)・2値変換手段U1で得られる2値信号B−1
によって制御されることによって、8値信号でなる多値
信号F−1、F−2、F−3、F−4、F−5、F−
6、F−7及びF−8中の1つを8値信号でなる多値信
号F′として選択するようになされている。
【0069】また、4値信号選択手段でなる多値信号選
択手段Sで選択して得られる8値信号でなる多値信号
F′を2値符号Bの他の部のビットとしての2値信号B
−2にデジタル変換する8値・2値変換手段でなる多値
・2値変換手段U2を有する。
【0070】この場合、2値信号B−2は、図9〜図1
6に示すように、多値(4値)信号F−P(ただし、P
=1、2、3、4、5、6、7、8)の値が f−P・1(=7)である場合「000」 f−P・2(=6)である場合「001」 f−P・3(=5)である場合「010」 f−P・4(=4)である場合「011」 f−P・5(=3)である場合「100」 f−P・6(=2)である場合「101」 f−P・7(=1)である場合「110」 f−P・8(=0)である場合「111」 の3ビットで表される値を有し、そして、その3ビット
中の上位、中位及び下位ビットが、図7に示すように、
ビット端子b4、b5及びb6にそれぞれ得られるよう
になされ、よって、アナログ信号Vinのデジタル変換さ
れた2値符号Bが6個のビット端子b1〜b6に、ビッ
ト端子b6に得られるビットを最下位ビット、ビット端
子b1に得られるビットを最上位ビットとしている6ビ
ットで得られるようになされている。
【0071】以上が、本発明によるアナログ・デジタル
変換装置の第2の実施の形態例の構成である。
【0072】このような構成を有する、図7に示す本発
明によるアナログ・デジタル変換装置の第2の実施の形
態例によれば、アナログ信号Vinが、例えば、 V−4・2(=25.5V)<Vin≦V−4・3(=2
6.5V) の関係を満足している値、例えば26.0Vの値を有し
ていれば、この場合、アナログ信号Vinが、 V−3(=23.5V)<Vin<V−3(=31.5
V) の関係を満足しているので、粗量子化手段Qから多値
(8値)信号Fがf−4(=4)の値を有して得られ、
このため、多値(8値)・2値変換手段U1から、2値
信号B−1が、「011」の値で、2値符号Bの上位3
ビットとしてビット端子b1、b2及びb3上に得ら
れ、一方、粗量子化手段Qから得られる多値(8値)信
号Fがこの場合f−4(=4)の値を有していることか
ら、多値(8値)信号選択手段Sが微量子化手段Q−4
から得られる多値(8値)信号F−4を選択し、そし
て、この場合、多値(8値)信号F−4がf−4・3
(=5)の値を有して得られていることから、多値(8
値)・2値変換手段U2から、2値信号B−2が、「0
10」の値で2値符号Bの下位3ビットとしてビット端
子b4、b5及びb6上に得られ、よって、2値符号B
が、6ビットの「011010」でビット端子b1〜b
6上に得られる、というように、アナログ信号Vinを6
ビットの2値符号Bにデジタル変換して得ることができ
る。
【0073】また、図7に示す本発明によるアナログ・
デジタル変換装置によれば、上述したようにアナログ信
号Vinを6ビットの2値符号Bにデジタル変換して得る
につき、上述したところから明らかなように、1個の粗
量子化手段Qと、8個の微量子化手段Q−1〜Q−8
と、1つの多値(8値)信号選択手段Sと、2個の多値
(8値)・2値変換手段U1及びU2とを用いているだ
けであるので、それら手段をそれぞれ構成するのに必要
な素子数の総和、従ってアナログ・デジタル変換装置を
構成するのに必要な素子数を、図35で前述した従来の
4ビット並列比較型アナログ・デジタル変換装置に準じ
て6ビットの2値符号が得られるように構成したとする
6ビット並列比較型アナログ・デジタル変換装置の場合
に比し、格段的に低減させることができる。
【0074】また、このため、アナログ・デジタル変換
装置を半導体基板上にアナログ・デジタル変換装置以外
の装置とともに集積化して構成した場合の、アナログ・
デジタル変換装置が半導体基板上に占める面積を、上述
したビット並列比較型アナログ・デジタル変換装置を同
様に半導体基板上に集積化して構成した場合のその6ビ
ット並列比較型アナログ・デジタル変換装置が半導体基
板上に占める面積に比し、格段的に低減させることがで
き、または、アナログ・デジタル変換装置のみを半導体
基板上に集積化して構成した場合の半導体基板の大きさ
を、上述した6ビット並列比較型アナログ・デジタル変
換装置のみを半導体基板上に集積化して構成した場合の
半導体基板の大きさに比し、格段的に小さくすることが
できる。
【0075】また、アナログ・デジタル変換装置を構成
するのに必要な素子数を低減させることができるので、
消費電力を、上述した6ビット並列比較型アナログ・デ
ジタル変換装置の場合に比し、格段的に低減させること
ができるとともに、動作速度を、上述した6ビット並列
比較型アナログ・デジタル変換装置の場合に比し格段的
に高速化させることができる。
【0076】
【発明の実施の形態3】次に、図17を伴って、本発明
によるアナログ・デジタル変換装置の第3の実施の形態
例を述べよう。
【0077】図17において、図1との対応部分には同
一符号を付して示す。
【0078】図17に示す本発明によるアナログ・デジ
タル変換装置の第3の実施の形態例は、図1に示す本発
明によるアナログ・デジタル変換装置の場合と同様に、
アナログ信号Vinを4値信号に量子化し、その4値信号
を2値信号に2値符号Bとしてデジタル変換するが、そ
のデジタル変換を、図1に示す本発明によるアナログ・
デジタル変換装置の場合に比し高精度に行い得るように
した場合の実施の形態例で、次に述べる構成を有する。
【0079】すなわち、図1に示す本発明によるアナロ
グ・デジタル変換装置の場合と同様の、入力端子T1か
らのアナログ信号Vinを、その値が図2を伴って上述し
た範囲の値である場合、図2を伴って上述した値をとる
多値(4値)信号Fに量子化する粗量子化手段Qを有す
る。
【0080】また、図1に示す本発明によるアナログ・
デジタル変換装置の場合と同様の、入力端子T1からの
アナログ信号Vinを、その値が図3を伴って上述した範
囲の値である場合、図3を伴って上述した値をとる多値
(4値)信号F−1に量子化する微量子化手段Q−1を
有する。
【0081】さらに、図1に示す本発明によるアナログ
・デジタル変換装置の場合と同様の、入力端子T1から
のアナログ信号Vinを、その値が図4を伴って上述した
範囲の値である場合、図4を伴って上述した値をとる多
値(4値)信号F−2に量子化する微量子化手段Q−2
を有する。
【0082】また、図1に示す本発明によるアナログ・
デジタル変換装置の場合と同様の、入力端子T1からの
アナログ信号Vinを、その値が図5を伴って上述した範
囲の値である場合、図5を伴って上述した値をとる多値
(4値)信号F−3に量子化する微量子化手段Q−3を
有する。
【0083】さらに、図1に示す本発明によるアナログ
・デジタル変換装置の場合と同様の、アナログ信号Vin
を、その値が図6を伴って上述した範囲の値である場
合、図6を伴って上述した値をとる多値(4値)信号F
−4に量子化する微量子化手段Q−4を有する。
【0084】また、図1に示す本発明によるアナログ・
デジタル変換装置の場合と同様の、粗量子化手段Qで得
られる多値(4値)信号Fを、2値符号Bの一部のビッ
トとしての、多値信号Fの値が図2を伴って上述した値
である場合、図2を伴って上述した2ビットで表されて
いる値(値f−1(=3)〜f−4(=0)中のいずれ
かに応じた「00」、「01」、「10」及び「1
1」)をとる2値信号B−1に、デジタル変換し、その
2値信号B−1の2ビット中の上位ビット及び下位ビッ
トをビット端子b1及びb2にそれぞれ得るようになさ
れた多値(4値)・2値変換手段U1を有する。
【0085】さらに、図1に示す本発明によるアナログ
・デジタル変換装置の場合と同様の、粗量子化手段Qで
得られる多値(4値)信号Fの値が図2を伴って上述し
た値(値f−1(=3)〜f−4(=0)中のいずれ
か)である場合、図2を伴って上述した微量子化手段
(値f−1(=3)〜f−4(=0)中のいずれかに応
じた微量子化手段Q−1〜Q−4中の1つ)で得られる
多値(4値)信号を、多値(4値)信号F′として選択
する多値(4値)信号選択手段Sを有する。
【0086】また、多値(4値)信号選択手段Sで選択
して得られる多値(4値)信号F′を、2値符号Bの他
の部のビットとしての、多値(4値)信号F−P(ただ
し、P=1、2、3、4)の値が図3〜図6を伴って上
述した値(値f−P・1(=3)〜f−P・4(=0)
中のいずれか)である場合、図3〜図6を伴って上述し
た2ビットで表されている値(値f−P・1(=3)〜
f−P・4(=0)中のいずれかに応じた「00」、
「01」、「10」及び「11」中の1つ)をとる2値
信号B−2に、デジタル変換し、その2値信号B−1の
2ビット中の上位ビット及び下位ビットをビット端子b
3及びb4にそれぞれ得るようになされた多値(4値)
・2値変換手段U2を有する。
【0087】さらに、微量子化手段Q−1・1〜Q−1
・4、Q−2・1〜Q−2・4、Q−3・1〜Q−3・
4及びQ−4・1〜Q−4・4を有する。
【0088】この場合、微量子化手段Q−P・1(ただ
し、P=1、2、3、4)は、入力端子T1からのアナ
ログ信号Vinを、その値をV−P・1・1、V−P・1
・2及びV−P・1・3(ただし、V−P・1・1<V
−P・1・2<V−P・1・3<V−P・1の大小関係
を有する)とするとき、図18(P=1の場合)、図2
2(P=2の場合)、図26(P=3の場合)、図30
(P=4の場合)に示すように、 Vin≦V−P・1・1の場合f−P・1・1の値 V−P・1・1<Vin≦V−P・1・2の場合f−P・
1・2の値 V−P・1・2<Vin≦V−P・1・3の場合f−P・
1・3の値 V−P・1・3<Vinの場合f−P・1・4の値 をそれぞれとる4値信号でなる多値信号F−P・1に量
子化する。
【0089】また、微量子化手段Q−P・2は、入力端
子T1からのアナログ信号Vinを、その値をV−P・2
・1、V−P・2・2及びV−P・2・3(ただし、V
−P・1<V−P・2・1<V−P・2・2<V−P・
2・3<V−P・2の大小関係を有する)とするとき、
図19(P=1の場合)、図23(P=2の場合)、図
27(P=3の場合)、図31(P=4の場合)に示す
ように、 Vin≦V−P・2・1の場合f−P・2・1の値 V−P・2・1<Vin≦V−P・2・2の場合f−P・
2・2の値 V−P・2・2<Vin≦V−P・2・3の場合f−P・
2・3の値 V−P・2・3<Vinの場合f−P・2・4の値 をそれぞれとる4値信号でなる多値信号F−P・2に量
子化する。
【0090】さらに、微量子化手段Q−P・3は、入力
端子T1からのアナログ信号Vinを、その値をV−P・
3・1、V−P・3・2及びV−P・3・3(ただし、
V−P・2<V−P・3・1<V−P・3・2<V−P
・3・3<V−P・3の大小関係を有する)とすると
き、図20(P=1の場合)、図24(P=2の場
合)、図28(P=3の場合)、図32(P=4の場
合)に示すように、 Vin≦V−P・3・1の場合f−P・3・1の値 V−P・3・1<Vin≦V−P・3・2の場合f−P・
3・2の値 V−P・3・2<Vin≦V−P・3・3の場合f−P・
3・3の値 V−P・3・3<Vinの場合f−P・3・4の値 をそれぞれとる4値信号でなる多値信号F−P・3に量
子化する。
【0091】また、微量子化手段Q−P・4は、入力端
子T1からのアナログ信号Vinを、その値をV−P・4
・1、V−P・4・2及びV−P・4・3(ただし、V
−P・3<V−P・4・1<V−P・4・2<V−P・
4・3の大小関係を有する)とするとき、図21(P=
1の場合)、図25(P=2の場合)、図29(P=3
の場合)、図33(P=4の場合)に示すように、 Vin≦V−P・4・1の場合f−P・4・1の値 V−P・4・1<Vin≦V−P・4・2の場合f−P・
4・2の値 V−P・4・2<Vin≦V−P・4・3の場合f−P・
4・3の値 V−P・4・3<Vinの場合f−P・4・4の値 をそれぞれとる4値信号でなる多値信号F−P・4に量
子化する。
【0092】この場合、アナログ信号Vinの値V−P・
1・1〜V−P・1・3は、図18(P=1の場合)、
図22(P=2の場合)、図26(P=3の場合)、図
30(P=4の場合)中に示されている電圧値を有する
ものとし得る。
【0093】また、アナログ信号Vinの値V−P・2・
1〜V−P・2・3は、図19(P=1の場合)、図2
3(P=2の場合)、図27(P=3の場合)、図31
(P=4の場合)中に示されている電圧値を有するもの
とし得る。
【0094】さらに、アナログ信号Vinの値V−P・3
・1〜V−P・3・3は、図20(P=1の場合)、図
24(P=2の場合)、図28(P=3の場合)、図3
2(P=4の場合)中に示されている電圧値を有するも
のとし得る。
【0095】また、アナログ信号Vinの値V−P・4・
1〜V−P・4・3は、図21(P=1の場合)、図2
5(P=2の場合)、図29(P=3の場合)、図33
(P=4の場合)中に示されている電圧値を有するもの
とし得る。
【0096】また、多値(4値)信号F−1・Pの値f
−1・P・1〜f−1・P・4は、図18(P=1の場
合)、図19(P=2の場合)、図20(P=3の場
合)、図21(P=4の場合)中に示されている数値で
表し得る。
【0097】さらに、多値(4値)信号F−2・Pの値
f−2・P・1〜f−2・P・4は、図22(P=1の
場合)、図23(P=2の場合)、図24(P=3の場
合)、図25(P=4の場合)に示されている数値で表
し得る。
【0098】また、多値(4値)信号F−3・Pの値f
−3・P・1〜f−3・P・4は、図26(P=1の場
合)、図27(P=2の場合)、図28(P=3の場
合)、図29(P=4の場合)中に示されている数値で
表し得る。
【0099】さらに、多値(4値)信号F−4・Pの値
f−4・P・1〜f−4・P・4は、図30(P=1の
場合)、図31(P=2の場合)、図32(P=3の場
合)、図33(P=4の場合)に示されている数値で表
し得る。
【0100】さらに、粗量子化手段Qで得られる多値
(4値)信号Fの値が、図2中に示すように、f−1
(=3)であり、且つ多値(4値)信号選択手段Sから
得られる多値(4値)信号F′が多値(4値)信号F−
1であってその値がf−1・P(P=1、2、3、4)
である場合、微量子化手段Q−1・Pで得られる多値
(4値)信号F−1・P、粗量子化手段Qで得られる多
値(4値)信号Fの値が、図2中に示すように、f−2
(=2)であり、且つ多値(4値)信号選択手段Sから
得られる多値(4値)信号F′が多値(4値)信号F−
2であってその値がf−2・Pである場合、微量子化手
段Q−2・Pで得られる多値(4値)信号F−2・P、
粗量子化手段Qで得られる多値(4値)信号Fの値が、
図2中に示すように、f−3(=1)であり、且つ多値
(4値)信号選択手段Sから得られる多値(4値)信号
F′が多値(4値)信号F−3であってその値がf−3
・Pである場合、微量子化手段Q−3・Pで得られる多
値(4値)信号F−3・P、粗量子化手段Qで得られる
多値(4値)信号Fの値が、図2中に示すように、f−
4(=0)であり、且つ多値(4値)信号選択手段Sか
ら得られる多値(4値)信号F′が多値(4値)信号F
−4であってその値がf−4・Pである場合、微量子化
手段Q−4・Pで得られる多値(4値)信号F−4・
P、をそれぞれ4値信号でなる多値信号F″として選択
する、4値信号選択手段でなる多値信号選択手段S′を
有する。
【0101】この場合、多値(4値)信号選択手段S′
は、それが、図17に示すように、粗量子化手段Qで得
られる多値(4値)信号Fと多値(4値)信号選択手段
Sから得られる多値(4値)信号F′とによって制御さ
れることによって、または、図示しないが、多値(4
値)・2値変換手段U1で得られる2値信号B−1と多
値(4値)・2値変換手段U2で得られる2値信号B−
2または多値(4値)信号選択手段Sから得られる多値
(4値)信号F′とによって制御されることによって、
もしくは、粗量子化手段Qで得られる多値(4値)信号
Fと多値(4値)・2値変換手段U2で得られる2値信
号B−2とによって制御されることによって、多値(4
値)信号F−1・1〜F−1・4、F−2・1〜F−2
・4、F−3・1〜F−3・4及びF−4・1〜F−4
・4中の1つを多値(4値)信号F′として選択するよ
うになされている。
【0102】また、4値信号選択手段でなる多値信号選
択手段S′で選択して得られる多値(4値)信号F″を
2値符号Bの他の部のビットとしての2値信号B−3に
デジタル変換する4値・2値変換手段でなる多値・2値
変換手段U3を有する。
【0103】この場合、2値信号B−3は、図18〜図
33に示すように、多値(4値)信号F−P・P(ただ
し、P=1、2、3、4;P′=1、2、3、4)の値
が f−P・P′・1(=3)である場合「00」 f−P・P′・2(=2)である場合「01」 f−P・P′・3(=1)である場合「10」 f−P・P′・4(=0)である場合「11」 の2ビットで表される値を有し、そして、その2ビット
中の上位ビット及び下位ビットが、図17に示すよう
に、ビット端子b5及びb6にそれぞれ得られるように
なされ、よって、アナログ信号Vinのデジタル変換され
た2値符号Bが6個のビット端子b1〜b6に、ビット
端子b6に得られるビットを最下位ビット、ビット端子
b1に得られるビットを最上位ビットとしている6ビッ
トで得られるようになされている。
【0104】以上が、本発明によるアナログ・デジタル
変換装置の第3の実施の形態例の構成である。
【0105】このような構成を有する、図17に示す本
発明によるアナログ・デジタル変換装置の第3の実施の
形態例によれば、アナログ信号Vinが、例えば、 V−1・3・2(=2.0V)<Vin≦V−1・3・3
(=2.25V) の関係を満足している値、例えば2.1Vの値を有して
いれば、この場合、アナログ信号Vinが、 Vin<V−1(=3.5V) の関係を満足しているので、粗量子化手段Qから多値
(4値)信号Fがf−1(=3)の値を有して得られ、
このため、多値(4値)・2値変換手段U1から、2値
信号B−1が、「00」の値で、2値符号Bの上位2ビ
ットとしてビット端子b1及びb2上に得られ、一方、
粗量子化手段Qから得られる多値(4値)信号Fがこの
場合f−1(=3)の値を有していることから、多値
(4値)信号選択手段Sが微量子化手段Q−1から得ら
れる多値(4値)信号F−1を選択し、そして、この場
合、多値(4値)信号F−1がf−1・3(=1)の値
を有して得られていることから、多値(4値)・2値変
換手段U2から、2値信号B−2が、「10」の値で2
値符号Bの中位2ビットとしてビット端子b3及びb4
上に得られ、また、粗量子化手段Qから得られる多値
(4値)信号Fがこの場合f−1(=3)の値を有し且
つ多値(4値)信号選択手段Sから得られる多値(4
値)信号F−1がこの場合f−1・3(=1)の値を有
していることから、多値(4値)信号選択手段S′が微
量子化手段Q−1・3から得られる多値(4値)信号F
−1・3を選択し、そして、この場合多値(4値)信号
F−1・3がf−1・3・3(=1)の値を有している
ことから、多値(4値)・2値変換手段U3から、2値
信号B−3が、「10」の値で2値符号Bの下位2ビッ
トとしてビット端子b5及びb6上に得られ、よって、
2値符号Bが、6ビットの「001010」でビット端
子b1〜b6上に得られる、というように、アナログ信
号Vinを、図1に示す本発明によるアナログ・デジタル
変換装置の場合に比し高精度の6ビットの2値符号Bに
デジタル変換して得ることができる。
【0106】また、図17に示す本発明によるアナログ
・デジタル変換装置によれば、上述したようにアナログ
信号Vinを6ビットの2値符号Bにデジタル変換して得
るにつき、上述したところから明らかなように、1個の
粗量子化手段Qと、20個(4+42 =16個)の微量
子化手段Q−1〜Q−4、及びQ−1・1〜Q−1・4
〜Q−4・1〜Q−4・4と、2つの多値(4値)信号
選択手段S及びS′と、3個の多値(4値)・2値変換
手段U1、U2及びU3とを用いているだけであるの
で、それら手段をそれぞれ構成するのに必要な素子数の
総和、従ってアナログ・デジタル変換装置を構成するの
に必要な素子数を、実施の形態例2で前述した6ビット
並列比較型アナログ・デジタル変換装置の場合に比し、
格段的に低減させることができる。
【0107】また、このため、アナログ・デジタル変換
装置を半導体基板上にアナログ・デジタル変換装置以外
の装置とともに集積化して構成した場合の、アナログ・
デジタル変換装置が半導体基板上に占める面積を、実施
の形態例2で上述した従来の6ビット並列比較型アナロ
グ・デジタル変換装置を同様に半導体基板上に集積化し
て構成した場合のその6ビット並列比較型アナログ・デ
ジタル変換装置が半導体基板上に占める面積に比し、格
段的に低減させることができ、または、アナログ・デジ
タル変換装置のみを半導体基板上に集積化して構成した
場合の半導体基板の大きさを、上述した6ビット並列比
較型アナログ・デジタル変換装置のみを半導体基板上に
集積化して構成した場合の半導体基板の大きさに比し、
格段的に小さくすることができる。
【0108】また、アナログ・デジタル変換装置を構成
するのに必要な素子数を低減させることができるので、
消費電力を、上述した6ビット並列比較型アナログ・デ
ジタル変換装置の場合に比し、格段的に低減させること
ができるとともに、動作速度を、上述した6ビット並列
比較型アナログ・デジタル変換装置の場合に比し格段的
に高速化させることができる。
【0109】
【発明の実施の形態4】次に、図34を伴って、本発明
によるアナログ・デジタル変換装置の第4の実施の形態
例を述べよう。
【0110】図34において、図1との対応部分には同
一符号を付して示す。
【0111】図34に示す本発明によるアナログ・デジ
タル変換装置の第4の実施の形態例は、図1に示す本発
明によるアナログ・デジタル変換装置の場合と同様に、
アナログ信号Vinを4値信号に量子化し、その4値信号
を2値信号に2値符号Bとしてデジタル変換する場合の
他の実施の形態例で、次に述べる構成を有する。
【0112】すなわち、図1に示す本発明によるアナロ
グ・デジタル変換装置の場合と同様の、入力端子T1か
らのアナログ信号Vinを、その値が図2を伴って上述し
た範囲の値である場合、図2を伴って上述した値をとる
多値(4値)信号Fに量子化する粗量子化手段Qを有す
る。
【0113】また、図1に示す本発明によるアナログ・
デジタル変換装置の場合と同様の、入力端子T1からの
アナログ信号Vinを、その値が図3を伴って上述した範
囲の値である場合、図3を伴って上述した値をとる多値
(4値)信号F−1に量子化する微量子化手段Q−1を
有する。
【0114】さらに、図1に示す本発明によるアナログ
・デジタル変換装置の場合と同様の、入力端子T1から
のアナログ信号Vinを、その値が図4を伴って上述した
範囲の値である場合、図4を伴って上述した値をとる多
値(4値)信号F−2に量子化する微量子化手段Q−2
を有する。
【0115】また、図1に示す本発明によるアナログ・
デジタル変換装置の場合と同様の、入力端子T1からの
アナログ信号Vinを、その値が図5を伴って上述した範
囲の値である場合、図5を伴って上述した値をとる多値
(4値)信号F−3に量子化する微量子化手段Q−3を
有する。
【0116】さらに、図1に示す本発明によるアナログ
・デジタル変換装置の場合と同様の、アナログ信号Vin
を、その値が図6を伴って上述した範囲の値である場
合、図6を伴って上述した値をとる多値(4値)信号F
−4に量子化する微量子化手段Q−4を有する。
【0117】また、図1に示す本発明によるアナログ・
デジタル変換装置の場合と同様の、粗量子化手段Qで得
られる多値(4値)信号Fを、2値符号Bの一部のビッ
トとしての、多値信号Fの値が図2を伴って上述した値
(値f−1(=3)〜f−4(=0)中のいずれか)で
ある場合、図2を伴って上述した2ビットで表されてい
る値(f−1(=3)〜f−4(=0)中のいずれかに
応じた「00」、「01」、「10」及び「1」の1
つ)をとる2値信号B−1に、デジタル変換し、その2
値信号B−1の2ビット中の上位ビット及び下位ビット
をビット端子b1及びb2にそれぞれ得るようになされ
た多値(4値)・2値変換手段U1を有する。
【0118】さらに、微量子化手段Q−1で得られる多
値(4値)信号F−1を、多値(4値)信号F−1の値
が図3を伴って上述した値f−1・1(=3)、f−1
・2(=2)、f−1・3(=1)、またはf−1・4
(=0)である場合、それに応じて、図3を伴って上述
した2ビットで表されている値「00」、「01」、
「10」または「11」をとる2値信号C−1に、デジ
タル変換する多値(4値)・2値変換手段U21を有す
る。
【0119】また、微量子化手段Q−2で得られる多値
(4値)信号F−2を、多値信号F−2の値が図4を伴
って上述した値f−2・1(=3)、f−2・2(=
2)、f−2・3(=1)、またはf−2・4(=0)
である場合、それに応じて、図4を伴って上述した2ビ
ットで表されている値「00」、「01」、「10」ま
たは「11」をとる2値信号C−2に、デジタル変換す
る多値(4値)・2値変換手段U22を有する。
【0120】さらに、微量子化手段Q−3で得られる多
値(4値)信号F−3を、多値信号F−3の値が図5を
伴って上述した値f−3・1(=3)、f−3・2(=
2)、f−3・3(=1)、またはf−3・4(=0)
である場合、それに応じて図5を伴って上述した2ビッ
トで表されている値「00」、「01」、「10」また
は「11」をとる2値信号C−3に、デジタル変換する
多値(4値)・2値変換手段U23を有する。
【0121】また、微量子化手段Q−4で得られる多値
(4値)信号F−4を、多値信号F−4の値が図6を伴
って上述した値f−4・1(=3)、f−4・2(=
2)、f−4・3(=1)、またはf−4・4(=0)
である場合、それに応じて図6を伴って上述した2ビッ
トで表されている値「00」、「01」、「10」また
は「11」をとる2値信号C−4に、デジタル変換する
多値(4値)・2値変換手段U24を有する。
【0122】さらに、多値(4値)・2値変換手段U2
1〜U24で得られる2値信号C−1〜C−4の2ビッ
ト中の上位ビットを、多値(4値)・2値変換手段U1
から得られる2値信号B−1によって、その値が 「00」である場合2値信号C−1の2ビット中の上位
ビット 「01」である場合2値信号C−2の2ビット中の上位
ビット 「10」である場合2値信号C−3の2ビット中の上位
ビット 「11」である場合2値信号C−4の2ビット中の上位
ビット をそれぞれ2ビットの2値信号B−2の上位ビットとし
て、ビット端子b3に得るようになされたビット選択手
段W1を有する。
【0123】また、多値(4値)・2値変換手段U21
〜U24で得られる2値信号C−1〜C−4の2ビット
中の下位ビットを、多値(4値)・2値変換手段U1か
ら得られる2値信号B−1によって、その値が 「00」である場合2値信号C−1の2ビット中の下位
ビット 「01」である場合2値信号C−2の2ビット中の下位
ビット 「10」である場合2値信号C−3の2ビット中の下位
ビット 「11」である場合2値信号C−4の2ビット中の下位
ビット をそれぞれ2ビットの2値信号B−2の下位ビットとし
て、ビット端子b4に得るようになされたビット選択手
段W1を有する。
【0124】以上が、本発明によるアナログ・デジタル
変換装置の第4の実施の形態例の構成である。
【0125】このような構成を有する、図34に示す本
発明によるアナログ・デジタル変換装置の第4の実施の
形態例によれば、アナログ信号Vinが、例えば、図1に
示す本発明によるアナログ・デジタル変換装置の場合で
例示したのと同様に、 V−3・1(=8.5V)<Vin≦V−3・2(=9.
5V) の関係を満足している値、例えば9.0Vの値を有して
いれば、この場合、アナログ信号Vinが、 V−2(=7.5V)<Vin<V−3(=11.5V) の関係を満足しているので、粗量子化手段Qから多値
(4値)信号Fがf−3(=1)の値を有して得られ、
このため、多値(4値)・2値変換手段U1から、2値
信号B−1が、「10」の値で、2値符号Bの上位2ビ
ットとしてビット端子b1及びb2上に得られ、また、
この場合、アナログ信号Vinが、 V−3・1(=8.5V)<Vin≦V−3・2(=9.
5V) の関係を満足しているので、微量子化手段Q−3から多
値(4値)信号F−3がf3・2(=2)の値を有して
得られ、このため、多値(4値)・2値変換手段U23
から、2値信号C−3が「01」の値で得られており、
そして、この場合、多値(4値)・2値変換手段U1か
ら得られている2値信号B−1が、「10」の値で得ら
れていることから、ビット選択手段W1及びW2が多値
(4値)・2値変換手段U23から得られている2値信
号C−3の上位ビット及び下位ビットをそれぞれ選択
し、それらをそれぞれビット端子b3及びb4に、値
「0」及び「1」を有するビット信号を、それぞれ2値
信号B−2の上位ビット及び下位ビットとして出力し、
よって、2値符号Bが、4ビットの「1001」で、ビ
ット端子b1〜b4上に得られる、というように、アナ
ログ信号Vinを図1に示す本発明によるアナログ・デジ
タル変換装置の場合と同様に、4ビットの2値符号Bに
デジタル変換して得ることができる。
【0126】また、図34に示す本発明によるアナログ
・デジタル変換装置によれば、上述したようにアナログ
信号Vinを4ビットの2値符号Bにデジタル変換して得
るにつき、上述したところから明らかなように、1個の
粗量子化手段Qと、4個の微量子化手段Q−1〜Q−4
と、5個の多値(4値)・2値変換手段U1、及びU2
1〜U24と、2個のビット選択手段W1及びW2とを
用いているだけであるので、それら手段をそれぞれ構成
するのに必要な素子数の総和、従ってアナログ・デジタ
ル変換装置を構成するのに必要な素子数を、図35で前
述した従来の4ビット並列比較型アナログ・デジタル変
換装置の場合に比し、格段的に低減させることができ
る。
【0127】また、このため、図1に示す本発明による
アナログ・デジタル変換装置の場合と同様に、アナログ
・デジタル変換装置を半導体基板上にアナログ・デジタ
ル変換装置以外の装置とともに集積化して構成した場合
の、アナログ・デジタル変換装置が半導体基板上に占め
る面積を、上述した従来の4ビット並列比較型アナログ
・デジタル変換装置を同様に半導体基板上に集積化して
構成した場合のその従来の4ビット並列比較型アナログ
・デジタル変換装置が半導体基板上に占める面積に比
し、格段的に低減させることができ、または、アナログ
・デジタル変換装置のみを半導体基板上に集積化して構
成した場合の半導体基板の大きさを、上述した従来の4
ビット並列比較型アナログ・デジタル変換装置のみを半
導体基板上に集積化して構成した場合の半導体基板の大
きさに比し、格段的に小さくすることができる。
【0128】また、図1に示す本発明によるアナログ・
デジタル変換装置の場合と同様に、アナログ・デジタル
変換装置を構成するのに必要な素子数を低減させること
ができるので、消費電力を、上述した従来の4ビット並
列比較型アナログ・デジタル変換装置の場合に比し、格
段的に低減させることができるとともに、動作速度を、
上述した従来の4ビット並列比較型アナログ・デジタル
変換装置の場合に比し格段的に高速化させることができ
る。
【0129】なお、上述においては、本発明によるアナ
ログ・デジタル変換装置のわずかな実施の形態例を示し
たに留まり、本発明の精神を脱することなしに、種々の
変型、変更をなし得るであろう。
【0130】
【発明の効果】アナログ信号を同じビット数の2値符号
にデジタル変換するにつき、アナログ・デジタル変換装
置を構成するのに必要な素子数を、従来の並列比較型ア
ナログ・デジタル変換装置の場合に比し格段的に低減さ
せることができ、また、このため、アナログ・デジタル
変換装置を半導体基板上にアナログ・デジタル変換装置
以外の装置とともに集積化して構成した場合の、アナロ
グ・デジタル変換装置が半導体基板に占める面積、また
はアナログ・デジタル変換装置のみを半導体基板上に集
積化して構成した場合の半導体基板の大きさを、従来の
並列比較型アナログ・デジタル変換装置の場合に比し、
格段的に小さくすることができ、さらに、消費電力を、
従来の並列比較型アナログ・デジタル変換装置の場合に
比し、格段的に低減させることができるとともに、動作
速度を、従来の並列比較型アナログ・デジタル変換装置
の場合に比し、格段的に高速化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアナログ・デジタル変換装置の第
1の実施の形態例を示す系統的接続図である。
【図2】図1に示す本発明によるアナログ・デジタル変
換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、4値
信号Fの値と、2値信号B−1と、選択される量子化手
段及びその出力との関係を示す図である。
【図3】図1に示す本発明によるアナログ・デジタル変
換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、4値
信号F−1の値と、2値信号B−2との関係を示す図で
ある。
【図4】図1に示す本発明によるアナログ・デジタル変
換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、4値
信号F−2の値と、2値信号B−2との関係を示す図で
ある。
【図5】図1に示す本発明によるアナログ・デジタル変
換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、4値
信号F−3の値と、2値信号B−2との関係を示す図で
ある。
【図6】図1に示す本発明によるアナログ・デジタル変
換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、4値
信号F−4の値と、2値信号B−2との関係を示す図で
ある。
【図7】本発明によるアナログ・デジタル変換装置の第
2の実施の形態例を示す系統的接続図である。
【図8】図7に示す本発明によるアナログ・デジタル変
換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、8値
信号Fの値と、2値信号B−1と、選択される量子化手
段及びその出力との関係を示す図である。
【図9】図7に示す本発明によるアナログ・デジタル変
換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、8値
信号F−1の値と、2値信号B−2との関係を示す図で
ある。
【図10】図7に示す本発明によるアナログ・デジタル
変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、8
値信号F−2の値と、2値信号B−2との関係を示す図
である。
【図11】図7に示す本発明によるアナログ・デジタル
変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、8
値信号F−3の値と、2値信号B−2との関係を示す図
である。
【図12】図7に示す本発明によるアナログ・デジタル
変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、8
値信号F−4の値と、2値信号B−2との関係を示す図
である。
【図13】図1に示す本発明によるアナログ・デジタル
変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、8
値信号F−5の値と、2値信号B−2との関係を示す図
である。
【図14】図1に示す本発明によるアナログ・デジタル
変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、8
値信号F−6の値と、2値信号B−2との関係を示す図
である。
【図15】図1に示す本発明によるアナログ・デジタル
変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、8
値信号F−7の値と、2値信号B−2との関係を示す図
である。
【図16】図1に示す本発明によるアナログ・デジタル
変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、8
値信号F−8の値と、2値信号B−2との関係を示す図
である。
【図17】本発明によるアナログ・デジタル変換装置の
第3の実施の形態例を示す系統的接続図である。
【図18】図17に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、
4値信号F−1・1の値と、2値信号B−3との関係を
示す図である。
【図19】図17に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、
4値信号F−1・2の値と、2値信号B−3との関係を
示す図である。
【図20】図17に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、
4値信号F−1・3の値と、2値信号B−3との関係を
示す図である。
【図21】図17に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、
4値信号F−1・4の値と、2値信号B−3との関係を
示す図である。
【図22】図17に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、
4値信号F−2・1の値と、2値信号B−3との関係を
示す図である。
【図23】図17に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、
4値信号F−2・2の値と、2値信号B−3との関係を
示す図である。
【図24】図17に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、
4値信号F−2・3の値と、2値信号B−3との関係を
示す図である。
【図25】図17に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、
4値信号F−2・4の値と、2値信号B−3との関係を
示す図である。
【図26】図17に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、
4値信号F−3・1の値と、2値信号B−3との関係を
示す図である。
【図27】図17に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、
4値信号F−3・2の値と、2値信号B−3との関係を
示す図である。
【図28】図17に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、
4値信号F−3・3の値と、2値信号B−3との関係を
示す図である。
【図29】図17に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、
4値信号F−3・4の値と、2値信号B−3との関係を
示す図である。
【図30】図17に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、
4値信号F−4・1の値と、2値信号B−3との関係を
示す図である。
【図31】図17に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、
4値信号F−4・2の値と、2値信号B−3との関係を
示す図である。
【図32】図17に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、
4値信号F−4・3の値と、2値信号B−3との関係を
示す図である。
【図33】図17に示す本発明によるアナログ・デジタ
ル変換装置の説明に供する、アナログ信号の入力値と、
4値信号F−4・4の値と、2値信号B−3との関係を
示す図である。
【図34】本発明によるアナログ・デジタル変換装置の
第4の実施の形態例を示す系統的接続図である。
【図35】従来の4ビット並列比較型アナログ・デジタ
ル変換装置を示す系統的接続図である。
【符号の説明】
Q ………………………………………………… 粗量子
化手段 Q−1〜Q−8、Q−1・1〜Q−1・4、Q−2・1
〜Q−2・4、Q−3・1〜Q−3・4、Q−4・1〜
Q−4・4 … 微量子化手段 U1、U2、U21〜U24 ………………… 4値・
2値変換手段 S、S′ ………………………………………… 多値信
号選択手段 W1、W2 ……………………………………… ビット
選択手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2値符号にデジタル変換されるアナログ信
    号Vinを、その値をV−1、V−2………V−(n−
    1)(ただし、nは3以上の整数、V−1<V−2<…
    ……<V−(n−1))とするとき、 Vin≦V−1の場合f−1の値 V−1<Vin≦V−2の場合f−2の値 ……… V−(n−2)<Vin<V−(n−1)の場合f−(n
    −1)の値 V−(n−1)<Vinの場合f−nの値 をそれぞれとるn値信号に量子化する量子化手段と、 上記量子化手段で得られるn値信号を上記2値符号の全
    てまたは一部のビットとしての2値信号にデジタル変換
    するn値・2値変換手段とを有することを特徴とするア
    ナログ・デジタル変換装置。
  2. 【請求項2】(A)2値符号にデジタル変換されるアナ
    ログ信号Vinを、その値をV−1、V−2………V−
    (n−1)(ただし、nは3以上の整数、V−1<V−
    2<………<V−(n−1))とするとき、 Vin≦V−1の場合f−1の値 V−1<Vin≦V−2の場合f−2の値 ……… V−(n−2)<Vin<V−(n−1)の場合f−(n
    −1) V−(n−1)<Vinの場合f−nの値 をそれぞれとるn値信号Fに量子化する粗量子化手段
    と、 (B)(1)上記アナログ信号Vinを、その値をV−1
    ・1、V−1・2………V−1・(n−1)(ただし、
    V−1・1<V−1・2<………<V−1・(n−1)
    <V−1)とするとき、 Vin≦V−1・1の場合f−1・1の値 V−1・1<Vin≦V−1・2の場合f−1・2の値 ……… V−1・(n−2)<Vin≦V−1・(n−1)の場合
    f−1・(n−1)の値 V−1・(n−1)<Vinの場合f−1・nの値 をそれぞれとるn値信号F−1に量子化する微量子化手
    段Q−1と、 (2)上記アナログ信号Vinを、その値をV−2・1、
    V−2・2、………V−2・(n−1)(ただし、V−
    1<V−2・1<V−2・2<………<V−2・(n−
    1)≦V−2)とするとき、 Vin≦V−2・1の場合f−2・1の値 V−2・1<Vin≦V−2・2の場合f−2・2の値 ……… V−2・(n−2)<Vin≦V−2・(n−1)の場合
    f−2・(n−1)の値 V−2・(n−1)<Vinの場合f−2・nの値 をそれぞれとるn値信号F−2に量子化する微量子化手
    段Q−2と、 ……… (n−1)上記アナログ信号Vinを、その値をV−(n
    −1)・1、V−(n−1)・2、………V−(n−
    1)・(n−1)(ただし、V−(n−2)<V−(n
    −1)・1<V−(n−1)・2<………<V−(n−
    1)・(n−1)<V−(n−1))とするとき、 Vin≦V−(n−1)・1の場合f−(n−1)・1の
    値 V−(n−1)・1<Vin≦V−(n−1)・2の場合
    f−(n−1)・2の値 ……… V−(n−1)・(n−2)<Vin≦V−(n−1)・
    (n−1)の場合f−(n−1)・(n−1)の値 V−(n−1)・(n−1)<Vinの場合f−(n−
    1)・nの値 をそれぞれとるn値信号F−(n−1)に量子化する微
    量子化手段Q−(n−1)と、 (n)上記アナログ信号Vinを、その値をV−n・1、
    V−n・2………V−n・(n−1)(ただし、V−
    (n−1)<V−n・1<V−n・2<………<V−n
    ・(n−1))とするとき、 Vin≦V−n・1の場合f−n・1の値 V−n・1<Vin≦V−n・2の場合f−n・2の値 ……… V−n・(n−2)<Vin≦V−n・(n−1)の場合
    f−n・(n−1)の値 V−n・(n−1)<Vinの場合f−n・nの値 をそれぞれとるn値信号F−nに量子化する微量子化手
    段Q−nと、 (C)上記粗量子化手段で得られるn値信号Fを上記2
    値符号の一部のビットとしての2値信号B−1にデジタ
    ル変換するn値・2値変換手段U1と、 (D)上記粗量子化手段で得られるn値信号Fに基づ
    き、その値が、 f−1である場合上記微量子化手段Q−1で得られるn
    値信号F−1を、 f−2である場合上記微量子化手段Q−2で得られるn
    値信号F−2を、 ……… f−nである場合上記微量子化手段Q−nで得られるn
    値信号F−nをそれぞれn値信号F′として選択するn
    値信号選択手段と、 (E)上記n値信号選択手段で選択して得られるn値信
    号を2値符号の他の部のビットとしての2値信号B−2
    にデジタル変換するn値・2値変換手段U2とを有する
    ことを特徴とするアナログ・デジタル変換装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のアナログ・デジタル変換装
    置において、 (F)微量子化手段Q−1・1、Q−1・2、………Q
    −1・nと;Q−2・1、Q−2・2、………Q−2・
    nと;………Q−n・1、Q−n・2、………Q−n・
    nとを有するとともに、n値信号選択手段S′と、n値
    ・2値変換手段U3とを有し、 (G)(1)上記微量子化手段Q−P・1(ただし、P
    =1、2………n)は、上記アナログ信号Vinを、その
    値をV−P・1・1、V−P・1・2、………V−P・
    1・(n−1)(ただし、V−P・1・1<V−P・1
    ・2<………<V−P・1・(n−1)<V−P・1)
    とするとき、 Vin≦V−P・1・1の場合f−P・1・1の値 V−P・1・1<Vin≦V−P・1・2の場合f−P・
    1・2の値 ……… V−P・1・(n−2)<Vin≦V−P・1・(n−
    1)の場合f−1・1・(n−1)の値 V−P・1・(n−1)<Vinの場合f−P・1・nの
    値 をそれぞれとるn値信号F−P・1に量子化し、 (2)上記微量子化手段Q−P・2は、上記アナログ信
    号Vinを、その値をV−P・2・1、V−P・2・2、
    ………V−P・2・(n−1)(ただし、V−P・1<
    V−P・2・1<V−P・2・2<………<V−P・2
    ・(n−1)<V−P・2)とするとき、 Vin≦V−P・2・1の場合f−P・2・1の値 V−P・2・1<Vin≦V−P・2・2の場合f−P・
    2・2の値 ……… V−P・2・(n−2)<Vin≦V−P・2・(n−
    1)の場合f−P・2・(n−1)の値 V−P・2・(n−1)<Vinの場合f−P・2・nの
    値 をそれぞれとるn値信号F−P・2に量子化し、 ……… (n−1)上記微量子化手段Q−P・(n−1)は、上
    記アナログ信号Vinを、その値をV−P・(n−1)・
    1、V−P・(n−1)・2、………V−P・(n−
    1)・(n−1)(ただし、V−P・(n−2)<V−
    P・(n−1)・1<V−P・(n−1)・2<………
    <V−P・(n−1)・(n−1)<V−P・(n−
    1))とするとき、 Vin≦V−P・(n−1)・1の場合f−P・(n−
    1)・1の値 V−P・(n−1)・1<Vin≦V−P・(n−1)・
    2の場合f−P・(n−1)・2の値 ……… V−P・(n−1)・(n−2)<Vin≦V−P・(n
    −1)・(n−1)の場合f−P・(n−1)・(n−
    1)の値 V−P・(n−1)・(n−1)<Vinの場合f−P・
    (n−1)・nの値 をそれぞれとるn値信号F−P・(n−1)に量子化
    し、 (n)上記微量子化手段Q−P・nは、上記アナログ信
    号Vinを、その値をV−P・n・1、V−P・n・2、
    ………V−P・n・(n−1)(ただし、V−P・(n
    −1)<V−P・n・1<V−P・n・2<………<V
    −P・n・(n−1)とするとき、 Vin≦V−1・P・nの場合f−P・n・1の値 V−P・n・1<Vin≦V−P・n・2の場合f−P・
    n・2の値 ……… V−P・n・(n−2)<Vin≦V−P・n・(n−
    1)の場合f−P・n・(n−1)の値 V−P・n・(n−1)<Vinの場合f−P・n・nの
    値 をそれぞれとるn値信号F−P・nに量子化し、 (H)上記n値信号選択手段S′は、 上記粗量子化手段で得られるn値信号Fの値が、f−1
    (=3)であり、且つn値信号選択手段Sから得られる
    n値信号F′がn値信号F−1であって、その値がf−
    1・P(P=1、2、3、4)である場合、上記微量子
    化手段Q−1・Pで得られるn値信号F−1・P 上記粗量子化手段で得られるn値信号Fの値が、f−2
    であり、且つ上記n信号選択手段Sから得られるn値信
    号F′がn値信号F−2であって、その値がf−2・P
    である場合、上記微量子化手段Q−2・Pで得られるn
    値信号F−2・P ……… 上記粗量子化手段で得られるn値信号Fの値がf−nで
    あり、且つ上記n信号選択手段Sから得られるn値信号
    F′がn値信号F−nであって、その値がf−n・Pで
    ある場合、上記微量子化手段Q−n・Pで得られるn値
    信号F−n・P をそれぞれn4値信号F″として選択し、 (I)上記n値・2値変換手段U3は、上記n値信号選
    択手段S′で選択して得られるn値信号F″を上記2値
    符号の他の部のビットとしての2値信号B−3にデジタ
    ル変換することを特徴とするアナログ・デジタル変換装
    置。
  4. 【請求項4】(A)2値符号にデジタル変換されるアナ
    ログ信号Vinを、その値をV−1、V−2、………V−
    (n−1)(ただし、nは3以上の整数、V−1<V−
    2<………<V−(n−1))とするとき、 Vin≦V−1の場合f−1の値 V−1<Vin≦V−2の場合f−2の値 ……… V−(n−2)<Vin≦V−(n−1)の場合f−(n
    −1)の値 V−(n−1)<Vinの場合f−nの値 をそれぞれとるn値信号Fに量子化する粗量子化手段
    と、 (B)(1)上記アナログ信号Vinを、その値をV−1
    ・1、V−1・2、………V−1・(n−1)(ただ
    し、V−1・1<V−1・2<………<V−1・(n−
    1)<V−1)とするとき、 Vin≦V−1・1の場合f−1・1の値 V−1・1<Vin≦V−1・2の場合f−1・2の値 ……… V−1・(n−2)<Vin≦V−1・(n−1)の場合
    f−1・(n−1)の値 V−1・(n−1)<Vinの場合f−1・nの値 をそれぞれとるn値信号F−1に量子化する微量子化手
    段Q−1と、 (2)上記アナログ信号Vinを、その値をV−2・1、
    V−2・2、………V−2・(n−1)(ただし、V−
    1<V−2・1<V−2・2<………<V−2・(n−
    1)≦V−2)とするとき、 Vin≦V−2・1の場合f−2・1の値 V−2・1<Vin≦V−2・2の場合f−2・2の値 ……… V−2・(n−2)<Vin≦V−2・(n−1)の場合
    f−2・(n−1)の値 V−2・(n−1)<Vinの場合f−2・nの値 をそれぞれとるn値信号F−2に量子化する微量子化手
    段Q−2と、 ……… (n−1)上記アナログ信号Vinを、その値をV−(n
    −1)・1、V−(n−1)・2、………V−(n−
    1)・(n−1)(ただし、V−(n−2)<V−(n
    −1)・1<V−(n−1)・2<………<V−(n−
    1)・(n−1)≦V−(n−1))とするとき、 Vin≦V−(n−1)・1の場合f−(n−1)・1の
    値 V−(n−1)・1<Vin≦V−(n−1)・2の場合
    f−(n−1)・2の値 V−(n−1)・(n−2)<Vin≦V−(n−1)・
    (n−1)の場合f−(n−1)・(n−1)の値 V−(n−1)・(n−1)<Vinの場合f−(n−
    1)・nの値 をそれぞれとるn値信号F−(n−1)に量子化する微
    量子化手段Q−(n−1)と、 (n)上記アナログ信号Vinを、その値をV−n・1、
    V−n・2、………V−n・(n−1)(ただし、V−
    (n−1)<V−n・1<V−n・2<………<V−n
    ・(n−1))とするとき、 Vin≦V−n・1の場合f−n・1の値 V−n・1<Vin≦V−n・2の場合f−n・2の値 ……… V−n・(n−2)<Vin≦V−n・(n−1)の場合
    f−n・(n−1)値 V−n・(n−1)<Vinの場合f−n・nの値 をそれぞれとるn値信号F−nに量子化する微量子化手
    段Q−nと、 (C)上記粗量子化手段で得られるn値信号Fを上記2
    値符号の一部のビットとしての2値信号B−1にデジタ
    ル変換するn値・2値変換手段U1と、 (D)(1)上記微量子化手段Q−1で得られるn値信
    号F−1を2値信号C−1にデジタル変換するn値・2
    値変換手段U2と、 (2)上記微量子化手段Q−2で得られるn値信号F−
    2を2値信号C−2にデジタル変換するn値・2値変換
    手段U22と、 ……… (n)上記微量子化手段Q−nで得られるn値信号F−
    nを2値信号C−nにデジタル変換するn値・2値変換
    手段U2nと、 (E)上記n値・n値変換手段U1で得られる2値信号
    B−1に基づき、上記粗量子化手段で得られる上記n値
    信号Fの値でみて、その値が、 f−1である場合上記n値・2値変換手段U21で得ら
    れる2値信号C−1 f−2である場合上記n値・2値変換手段U22で得ら
    れる2値信号C−2 ……… f−nである場合上記n値・2値変換手段U2nで得ら
    れる2値信号C−n を上記2値符号Bの他の部のビットとしてそれぞれ選択
    する2値信号選択手段(W1、W2)とを有することを
    特徴とするアナログ・デジタル変換装置。
JP9118987A 1997-05-09 1997-05-09 アナログ・デジタル変換装置 Pending JPH10308669A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002534890A (ja) * 1999-01-06 2002-10-15 レイセオン・カンパニー 共鳴トンネルダイオードブリッジを用いたアナログ信号量子化装置

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