JPH10308140A - シートスイッチ - Google Patents

シートスイッチ

Info

Publication number
JPH10308140A
JPH10308140A JP105798A JP105798A JPH10308140A JP H10308140 A JPH10308140 A JP H10308140A JP 105798 A JP105798 A JP 105798A JP 105798 A JP105798 A JP 105798A JP H10308140 A JPH10308140 A JP H10308140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating
seat
switch
operated
knob
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP105798A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Shirai
信司 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP105798A priority Critical patent/JPH10308140A/ja
Publication of JPH10308140A publication Critical patent/JPH10308140A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】2種類のパワーシートの座面の動きに対応で
き、スイッチ部品を共通化して、コストの低減を図るこ
とができるとともに、両方のタイプのシートの動きに操
作方向を合わせることができるシートスイッチを提供す
る。 【解決手段】ケース本体11内にバーチカルスイッチ部
16、シートスライド用スイッチ部15、バーチカルス
イッチ部14を順に設ける。パワーシートをX方向にス
ライドしたい場合、シートスイッチノブ24をX方向に
操作する。すると、シートスライド操作軸22がX方向
に移動する。作動体33の突起が開閉部15Aの可動接
点15a3 の一方(X方向側)を押圧して移動する。こ
の結果、可動接点15a3 は、X方向側の接触端が固定
接点に接触する。このため、スイッチ部15に接続され
るシートスライド用モータが正転駆動され、このモータ
の駆動により、パワーシートがX方向へ前進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はパワーシート用の
シートスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両に設けられているパワーシー
トのシートスイッチには、図19(a)に示すものが知
られている。図19(a)は、シート(座席)の側部に
それぞれ設けられているスイッチノブ1を示しており、
2,3,4はそれぞれ前部シートバーチカルスイッチ作
動軸、シートスライドスイッチ作動軸、後部シートバー
チカルスイッチ作動軸の作動軸位置を示している。な
お、図19(a)乃至(c)、図18(a)、(b)に
おいて、左側を車両の前、右側を後とする。
【0003】図19(a)に示すスイッチノブ1は、同
図のA矢印方向(前後方向)に操作すると、スイッチノ
ブ1にてシートスライドスイッチ作動軸3が作動され、
この結果、図19(c)に示すようにシート5が図示し
ない駆動モータにより駆動されて前後方向(図のa矢印
方向)に移動する。
【0004】又、図19(a)に示すようにスイッチノ
ブ1の前部側を上下方向(B矢印方向)に揺動操作する
と、スイッチノブ1にて前部シートバーチカルスイッチ
作動軸2がオン作動され、この結果、図19(c)に示
すようにシート5の前部座面が図示しない駆動モータに
より駆動されて図のb矢印方向にリフトアップ又はリフ
トダウンする。
【0005】又、図19(a)に示すようにスイッチノ
ブ1の後部側を上下方向(C矢印方向)に揺動操作する
と、スイッチノブ1にて後部シートバーチカルスイッチ
作動軸4がオン作動され、この結果、図19(c)に示
すようにシート5の後部座面が図示しない駆動モータの
駆動力に基づいて図のc矢印方向にリフトアップ又はリ
フトダウンする。
【0006】このように、図19(a)のスイッチノブ
1の操作方向と、シート5の作動方向とは、対応するよ
うにされている。このタイプのスイッチノブはシート5
のリフトアップダウンをシートの前後両部座面において
それぞれ行えるようにしているため、シートバーチカル
(垂直)4ウエイ(WAY)タイプという。
【0007】一方、他の従来のスイッチノブ6として
は、図19(b)に示すものも知られている。なお、7
はスイッチノブ6の固定軸の位置を示し、2,3は上記
の従来例と同じ作動軸の位置を示している。
【0008】図19(b)に示すスイッチノブ6は、同
図のA矢印方向(前後方向)に操作すると、スイッチノ
ブ6にてシートスライドスイッチ作動軸3がオン作動さ
れ、この結果、図19(c)に示すようにシート5が図
示しない駆動モータの駆動力に基づいて前後方向(図の
a矢印方向)に移動する。
【0009】又、図19(b)に示すようにスイッチノ
ブ6の前部側をB矢印方向に揺動操作すると、スイッチ
ノブ6は固定軸7を中心に揺動され、前部シートバーチ
カル作動軸2がオン作動されて図19(c)に示すよう
にシート5の前部座面が図示しない駆動モータの駆動力
に基づいて上下方向(図のb矢印方向)にリフトアップ
又はリフトダウンする。このタイプのスイッチノブはシ
ート5のリフトアップダウンをシートの一方の端部座面
(この例では前部座面)においてのみ行えるようにして
いるため、シートバーチカル(垂直)2ウエイ(WA
Y)タイプという。
【0010】さらに、シートバーチカル(垂直)2ウエ
イ(WAY)タイプの例としては、図18(a)に示す
ものも知られている。この例では、図18(a)に示す
スイッチノブ8は、同図のA矢印方向(前後方向)に操
作すると、スイッチノブ8にてシートスライドスイッチ
作動軸3がオン作動され、この結果、図19(c)に示
すようにシート5が図示しない駆動モータの駆動力に基
づいて前後方向(図のa矢印方向)に移動する。
【0011】又、図18(a)に示すようにスイッチノ
ブ8の後部側をC矢印方向に揺動操作すると、スイッチ
ノブ8は固定軸7aを中心に揺動され、後部シートバー
チカル作動軸4がオン作動されて図19(c)に示すよ
うにシート5の後部座面が図示しない駆動モータの駆動
力に基づいて図のc矢印方向にリフトアップ又はリフト
ダウンする。
【0012】上記のようにいずれのスイッチノブ1,
6,8も、スイッチノブ1,6,8の操作する部位と、
シート5の作動する部位とが対応し、又、スイッチノブ
1,6,8の操作部位における操作方向と、シート5の
作動する方向とは、対応するようにされている。このよ
うに、シートの動きとスイッチノブとの動きを一致させ
ている理由は、操作者が、シートの所定部位をリフトア
ップ、リフトダウンしたいときには、シートの所定部位
に対応するように意味付けした操作ノブの操作部位を操
作することにより、操作者が混乱することなく、容易に
操作することができるからである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の前部座面又は後部座面のシートバーチカルのシ
ートの動きとは異なり、シート5座面全体を図18
(b)に示すようにd矢印方向(上下方向)へリフトア
ップ又はリフトダウンするようにしたい要望がある。こ
の場合も、シートの動きは、シート5座面全体が上下方
向(d矢印方向)に移動するシートバーチカル(垂直)
2ウエイ(WAY)タイプとなり、スイッチノブの操作
もこれに対応したタイプのものが上述の理由から要望さ
れる。
【0014】しかし、従来のシートバーチカル(垂直)
2ウエイ(WAY)タイプのスイッチノブ6,8では、
図18(b)のシート5の動きとスイッチノブ6,8と
の動きを一致させることができない問題がある。すなわ
ち、図19(b)のものでは、スイッチノブ6の前部を
B方向に、図18(a)のものでは、スイッチノブ8の
後部をC方向に操作するため、図18(b)のシート5
の作動とは異なる動きとなる。
【0015】又、図18(b)に示すような全体が上下
方向(d矢印方向)に移動するシート5の動きに対応し
て、スイッチノブを設けようとする場合、同スイッチノ
ブの操作にて作動するシートバーチカルスイッチ作動軸
を設ける必要があるとともに、シート5の前後方向への
移動のためにシートスライドスイッチ作動軸を設ける必
要がある。しかし、この構成では、従来のシートバーチ
カル(垂直)2ウエイ(WAY)タイプのスイッチノブ
6,8と異なり、固定軸7,7aを設けていないため、
スイッチノブを固定できない問題がある。
【0016】さらに、車種によっては、上記の図18
(b)のシート5の動きとは別に、従来の図19(a)
に示すシートバーチカル(垂直)4ウエイ(WAY)タ
イプのスイッチノブ1も操作できるようにして、図19
(c)のシート5の動き(a,b,c方向の動き)も可
能となるようにスイッチ部品を共通化し、コスト低減を
図りたい要望がある。
【0017】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたものであって、その目的は、シートバーチカル
(垂直)4ウエイ(WAY)タイプ、及びシートの座面
全体が上下動するシートバーチカル2ウエイタイプのパ
ワーシートにも使用できるように、スイッチ部品を共通
化して、コストの低減を図ることができるとともに、両
方のタイプのシートの動きに操作方向を合わせることが
できるシートスイッチを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、ケース本体を備え、同
ケース本体内に第1のシートバーチカルスイッチ、シー
トスライドスイッチ及び第2のシートバーチカルスイッ
チを順に配列したシートスイッチであって、第1の操作
方向に作動することにより、前記第1のシートバーチカ
ルスイッチを切換駆動する第1の操作部材と、前記第1
の操作方向とは交叉する第2の操作方向に作動すること
により、前記シートスライドスイッチを切換駆動する第
2の操作部材と、前記第2の操作部材の配置位置を挟ん
で第1の操作部材とは反対側の位置に設けられ、前記第
1の操作部材と同方向の第1の操作方向に作動すること
により、前記第2のシートバーチカルスイッチを切換駆
動する第3の操作部材と、前記ケース本体に設けられ、
前記第1及び第3の操作部材が第1の操作方向に操作さ
れるときには、その第1の操作方向への移動を許容し、
第2の操作部材が第2の操作方向に操作されるときに
は、第1及び第3の操作部材の第2の操作方向への移動
を阻止する阻止部材と、前記第1及び第3の操作部材に
対してそれぞれ作動連結され、第1の操作方向に操作さ
れるときには、第1及び第3の操作部材を第1の操作方
向にそれぞれ駆動し、第2の操作方向に操作されるとき
には第1及び第3の操作部材に対して相対移動する第1
及び第3の係合部と、前記第2の操作部材に対して作動
連結され、第2の操作方向に操作されるときには、第2
の操作部材を第2の操作方向に駆動し、第1の操作方向
に操作されるときには第2の操作部材に対して相対移動
する第2の係合部と、を備えた第1の操作ノブ部材とを
備えたシートスイッチをその要旨としている。
【0019】請求項2の発明は、ケース本体を備え、同
ケース本体内に第1のシートバーチカルスイッチ、及び
シートスライドスイッチを配列したシートスイッチであ
って、第1の操作方向に作動することにより、前記第1
のシートバーチカルスイッチを切換駆動する第4の操作
部材と、前記第1の操作方向とは交叉する第2の操作方
向に作動することにより、前記シートスライドスイッチ
を切換駆動する第2の操作部材と、前記ケース本体に設
けられ、前記第4の操作部材が第1の操作方向に操作さ
れるときには、その第1の操作方向への移動を許容し、
第2の操作部材が第2の操作方向に操作されるときに
は、第4の操作部材の第2の操作方向への移動を阻止す
る阻止部材と、前記第4の操作部材に対して作動連結さ
れ、第1の操作方向に操作されるときには、第4の操作
部材を第1の操作方向に駆動し、第2の操作方向に操作
されるときには第4の操作部材に対して相対移動する第
4の係合部と、前記第2の操作部材に対して作動連結さ
れ、第2の操作方向に操作されるときには、第2の操作
部材を第2の操作方向に駆動し、第1の操作方向に操作
されるときには第2の操作部材に対して相対移動する第
5の係合部と、を備えた第2の操作ノブ部材とを備えた
シートスイッチをその要旨としている。
【0020】請求項3の発明は、ケース本体を備え、同
ケース本体内に第1のシートバーチカルスイッチ、及び
シートスライドスイッチを配列したシートスイッチであ
って、第1の操作方向に作動することにより、前記第1
のシートバーチカルスイッチを切換駆動する第1の操作
部材と、前記第1の操作方向とは交叉する第2の操作方
向に作動することにより、前記シートスライドスイッチ
を切換駆動する第2の操作部材と、前記第2の操作部材
の配置位置を挟んで第1の操作部材とは反対側の位置に
設けられ、前記第1の操作部材と同方向の第1の操作方
向に移動自在に配置された第3の操作部材と、前記ケー
ス本体に設けられ、前記第1及び第3の操作部材が第1
の操作方向に操作されるときには、その第1の操作方向
への移動を許容し、第2の操作部材が第2の操作方向に
操作されるときには、第1及び第3の操作部材の第2の
操作方向への移動を阻止する阻止部材と、前記第1及び
第3の操作部材に対してそれぞれ作動連結され、第1の
操作方向に操作されるときには、第1及び第3の操作部
材を第1の操作方向にそれぞれ駆動し、第2の操作方向
に操作されるときには第1及び第3の操作部材に対して
相対移動する第1及び第3の係合部と、前記第2の操作
部材に対して作動連結され、第2の操作方向に操作され
るときには、第2の操作部材を第2の操作方向に駆動
し、第1の操作方向に操作されるときには第2の操作部
材に対して相対移動する第2の係合部と、を備えた第1
の操作ノブ部材と、前記第1及び第3の操作部材を互い
に連結し、前記第1の操作ノブ部材が第1の操作方向に
操作されるときには、第2の操作部材の第1の操作方向
への相対移動を許容し、前記第1の操作ノブ部材が第2
の操作方向に操作されるときには、第2の操作部材の第
2の操作方向への相対移動を許容する連結部材とを備え
たシートスイッチをその要旨としている。
【0021】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のうちいずれかにおいて、第1の操作方向は、上下方向
であるシートスイッチをその要旨としている。請求項5
の発明は、請求項1乃至請求項4のうちいずれかにおい
て、第2の操作方向は、前後方向であるシートスイッチ
をその要旨としている。
【0022】なお、この明細書において、第1の操作方
向とは任意の1直線上を移動するときの往路方向と、復
路方向の2方向を含むものであり、例えば、上下方向、
左右方向のように互いに反対方向の関係をもつ2つの方
向を有する。又、第2の操作方向も、第1の操作方向と
同意味の反対方向の関係を有する2つの方向を有する。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、第1のシート
バーチカルスイッチを切換作動したい場合、第1の操作
ノブ部材において、第1の操作部材が設けられている側
を第1の操作方向(往路方向又は復路方向)に操作す
る。この操作により、第1の係合部に作動連結されてい
る第1の操作部材は、第1の操作方向に駆動され、この
第1の操作部材の移動により、第1のシートバーチカル
スイッチが切換作動する。このとき、第2の操作部材は
阻止部材にて、第1の操作方向には移動できないため、
第2の操作部材はそのままの位置に停止し、第1の操作
ノブ部材の第2の係合部は、第2の操作部材に対して相
対移動する。
【0023】又、第2のシートバーチカルスイッチを切
換作動したい場合、第1の操作ノブ部材において、第3
の操作部材が設けられている側を第1の操作方向(往路
方向又は復路方向)に操作する。この操作により、第3
の係合部に作動連結されている第3の操作部材は、第1
の操作方向に駆動され、この第3の操作部材の移動によ
り、第2のシートバーチカルスイッチが切換作動する。
このとき、第2の操作部材は阻止部材にて、第1の操作
方向には移動できないため、第2の操作部材はそのまま
の位置に停止し、第1の操作ノブ部材の第2の係合部
は、第2の操作部材に対して相対移動する。
【0024】次に、シートスライドスイッチを切換作動
したい場合、第1の操作ノブ部材において、第2の操作
部材が設けられている部位を第2の操作方向(往路方向
又は復路方向)に操作する。この操作により、第2の係
合部に作動連結されている第2の操作部材は、第2の操
作方向に駆動され、この第2の操作部材の移動により、
シートスライドスイッチが切換作動する。このとき、第
1及び第3の操作部材は阻止部材にて、第2の操作方向
には移動できないため、第1及び第3の操作部材はその
ままの位置に停止し、第1の操作ノブ部材の第1及び第
3の係合部は、第1及び第3の操作部材に対して相対移
動する。
【0025】請求項2の発明によれば、第1のシートバ
ーチカルスイッチを切換作動したい場合、第2の操作ノ
ブ部材において、第4の操作部材が設けられている部位
を第1の操作方向(往路方向又は復路方向)に操作す
る。この操作により、第4の係合部に作動連結されてい
る第4の操作部材は、第1の操作方向に駆動され、この
第4の操作部材の移動により、第1のシートバーチカル
スイッチが切換作動する。このとき、第2の操作部材は
阻止部材にて、第1の操作方向には移動できないため、
第2の操作部材はそのままの位置に停止し、第2の操作
ノブ部材の第5の係合部は、第2の操作部材に対して相
対移動する。
【0026】次に、シートスライドスイッチを切換作動
したい場合、第2の操作ノブ部材において、第2の操作
部材が設けられている側を第2の操作方向(往路方向又
は復路方向)に操作する。この操作により、第5の係合
部に作動連結されている第2の操作部材は、第2の操作
方向に駆動され、この第2の操作部材の移動により、シ
ートスライドスイッチが切換作動する。このとき、第4
の操作部材は阻止部材にて、第2の操作方向には移動で
きないため、第4の操作部材はそのままの位置に停止
し、第2の操作ノブ部材の第4の係合部は、第4の操作
部材に対して相対移動する。
【0027】請求項3の発明によれば、第1のシートバ
ーチカルスイッチを切換作動したい場合、第1の操作ノ
ブ部材において、第2の操作部材が設けられている部位
を第1の操作方向(往路方向又は復路方向)に操作す
る。この操作により、第1及び第3の係合部に作動連結
されている第1及び第3の操作部材は、連結部材に連結
されて一体になって第1の操作方向に駆動され、この第
1及び第3の操作部材の移動により、第1のシートバー
チカルスイッチが切換作動する。このとき、第2の操作
部材は阻止部材にて、第1の操作方向には移動できない
ため、第2の操作部材はそのままの位置に停止し、第1
の操作ノブ部材の第2の係合部は、第2の操作部材に対
して相対移動する。
【0028】次に、シートスライドスイッチを切換作動
したい場合、第1の操作ノブ部材において、第2の操作
部材が設けられている部位を第2の操作方向(往路方向
又は復路方向)に操作する。この操作により、第2の係
合部に作動連結されている第2の操作部材は、第2の操
作方向に駆動され、この第2の操作部材の移動により、
シートスライドスイッチが切換作動する。このとき、第
1及び第3の操作部材は阻止部材にて、第2の操作方向
には移動できないため、第1及び第3の操作部材はその
ままの位置に停止し、第1の操作ノブ部材の第1及び第
3の係合部は、第1及び第3の操作部材に対して相対移
動する。
【0029】請求項4の発明によれば、請求項1乃至請
求項3のうちいずれかのシートスイッチにおいて、第1
の操作ノブ部材、又は第2の操作ノブ部材は、上下方向
に操作される。
【0030】請求項5の発明によれば、請求項1乃至請
求項4のうちいずれかのシートスイッチにおいて、第1
の操作ノブ部材、又は第2の操作ノブ部材は、前後方向
に操作される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明をパワーシートの
座面の前部及び後部がそれぞれ個別に上下動するシート
バーチカル4ウエイタイプのシートスイッチに具体化し
た第1実施形態を図1〜9を参照して説明する。
【0032】図1はシートスイッチを構成するユニット
Uの断面図、図2はその分解斜視図である。なお、以下
の説明において、方向を示すXは前方向、Yは上方向を
示し、反X方向は、後ろ方向、反Y方向は下方向をい
う。そして、以下の実施形態では、第1の操作方向は、
Y及び反Y方向を含み、第2の操作方向は、X及び反X
方向を含む。従って、ユニットUは、図1に示す左端部
が前部、右端部が後部となるように、図示しないパワー
シートの下部側面に取付けられる。
【0033】図1、図2に示すように、ユニットUは、
ケース本体11,ケース本体11内に収納された基板1
2、ケース本体11に対しその表面側開口部を覆うよう
に固定された規制板18,規制板18及びケース本体1
1の表面側を覆うように配置されたゴム製のカバー19
を備えている。又、ユニットUは、基板12に設けられ
た各スイッチ部13〜16を駆動するための操作軸20
〜23及び各操作軸21〜23を操作するためのシート
スイッチノブ24等を備えている。前記規制板18は阻
止部材を構成している。
【0034】ユニットUのケース本体11は絶縁性合成
樹脂からなり、略四角箱状に形成されている。ケース本
体11内には、複数のスイッチ部を備えた基板12がケ
ース本体11底部側から収納され、ケース本体11に対
して固定されている。前記基板12には、リクライニン
グ用スイッチ部13、シート座面後部用のバーチカルス
イッチ部14、シートスライド用スイッチ部15及びシ
ート座面前部用のバーチカルスイッチ部16が順次後部
から前部に亘って配列されている。
【0035】前記シート座面後部用のバーチカルスイッ
チ部14は、第2のシートバーチカルスイッチを構成し
ている。シートスライド用スイッチ部15は、シートス
ライドスイッチを構成している。シート座面前部用のバ
ーチカルスイッチ部16は、第1のシートバーチカルス
イッチを構成している。
【0036】なお、各スイッチ部13〜16の電気的構
成は、一対の開閉部A,Bを備えていることは共通して
いるため、リクライニング用スイッチ部13の電気的構
成をまず説明し、他のスイッチ部の構成は、リクライニ
ング用スイッチ部13と異なるところを中心に説明す
る。そして、各スイッチ部13〜16の開閉部には各ス
イッチ部の符号にA,Bを付加することとする。なお、
図7乃至図9においては、説明の便宜上、各構成部材を
表す符号には、各スイッチ部の符号は省略し、構成部材
のみの符号を使用している(例えば、13AはA、固定
接点13a1はa1としている)。
【0037】リクライニング用スイッチ部13は、一対
の開閉部13A,13Bを備えている。図1において
は、開閉部13Aのみが図示されており、開閉部13B
は図1において、紙面の垂直方向(Y方向)側に並列に
配置されている。開閉部13A,13Bの構成は、互い
に同一構成のため、開閉部13Aについて説明し、開閉
部13Bの構成の説明は省略する。
【0038】開閉部13Aは、基板12に対してX方向
に配置固定された一対の固定接点13a1 ,13a2
と、両固定接点13a1 ,13a2 間に配置された可動
接点13a3とから構成されている。前記一対の固定接
点13a1 ,13a2 は基板12内に形成された配線を
介して図7に示すように電源側端子及び接地端子に接続
されている。
【0039】可動接点13a3 は中央がケース本体11
の底部側に向かってV字状に屈曲形成された導電金具か
ら形成され、その両端の接触端はそれぞれ両固定接点1
3a1 ,13a2 に対して接触可能に折曲されている。
一対の固定接点13a1 ,13a2 間において、基板1
2には、接触リング17が固定されている。同接触リン
グ17は、前記可動接点13a3 の中央部を図1の紙面
の矢印方向に沿って揺動自在に嵌合支持し、可動接点1
3a3 に対し常時接触されている。同接触リング17
は、基板12に設けられたリード線等の配線により、接
続端子(図示しない)に接続されている。
【0040】前記規制板18において、リクライニング
用スイッチ部13に対応する位置には、X方向に延びた
長孔(図示しない)が形成され、図示しないベースから
突出形成されたリクライニング用操作軸20が外部に突
出されている。前記ベースの反リクライニング用操作軸
20側側面には、嵌合筒部25が形成されている。嵌合
筒部25内には、作動体26が遊嵌されている。
【0041】前記作動体26には、開閉部13A,13
Bの両可動接点13a3 (図7のa3 )、13b3 (図
7のb3 )に対応して、一対の突起26a及び図示しな
い突起(図1においては、26aのみ図示)が形成され
ている。そして、作動体26の中央部内に収納され、か
つ嵌合筒部25との間に介在したコイルスプリング27
を介して作動体26は開閉部13A,13Bの両可動接
点13a3 (図7のa3 、以下同じ)、13b3 (図7
のb3 、以下同じ)に対して常時押圧するようにされて
いる。
【0042】リクライニング用操作軸20が操作されて
いない状態では、この押圧によって、可動接点13a3
(図7のa3 )は、固定接点13a2 (図7のa2 )に
接触し、可動接点13b3 (図7のb3 )は、固定接点
13b1 (図7のb1 )に接触するように位置設定され
ている。リクライニング用操作軸20の外部に突出した
端部には、図示しない操作ノブが嵌合されている。
【0043】前記リクライニング用スイッチ部13は、
図7乃至図9に示すように電気的にバッテリB及びリク
ライニング用モータM1に接続される。すなわち、開閉
部13Aの固定接点13a1 ,13a2 はバッテリB及
び接地線に接続され、開閉部Bの固定接点13b2 ,1
3b1 はバッテリB及び接地線に接続される。
【0044】そして、前記図示しない操作ノブが操作さ
れていない場合には、前記コイルスプリング27の付勢
力により、作動体26の突起26a及び図示しない突起
が各開閉部13A、13Bの可動接点13a3 、13b
3 のV字状となった両側斜面にてガイドされるため、可
動接点13a3 、13b3 をその中央部にて押圧する。
【0045】リクライニング用操作軸20が操作されて
いない状態では、可動接点13a3は、固定接点13a2
に接触し、可動接点13b3 は、図7に示すように固
定接点13b1 に接触するように位置設定されているた
め、オフ位置となる。なお、図7においては、a1 ,a
2 、b1 ,b2 がそれぞれ開閉部A,Bの固定接点であ
る。
【0046】又、前記コイルスプリング27の付勢力に
抗して前記図示しない操作ノブをX方向に操作した場合
には、作動体26の突起26aが開閉部13Aの可動接
点13a3 のV字状となった一方(X方向側)斜面を押
圧して移動する。この結果、可動接点13a3 は図1に
示すように、X方向側の接触端が固定接点13a1 (図
8では、a1 )に接触する。このため、図8に示すよう
に、このスイッチ部13に接続されるリクライニング用
モータM1が正転駆動され、このモータM1の駆動によ
り、パワーシートの背もたれ(図示しない)は前へ倒れ
る。
【0047】一方、図7に示すオフの状態で、前記コイ
ルスプリング27の付勢力に抗して前記図示しない操作
ノブを反X方向に操作した場合には、作動体26の図示
しない突起が開閉部13Bの可動接点13b3 のV字状
となった一方(反X方向側)斜面を押圧して移動する。
この結果、可動接点13b3 は、反X方向側の接触端が
固定接点13b2 (図9では、b2 )に接触する。この
ため、図9に示すように、このスイッチ部13に接続さ
れるリクライニング用モータM1が逆転駆動され、この
モータM1の駆動により、パワーシートの背もたれ(図
示しない)は後ろへ倒れる。
【0048】なお、図7乃至図9において、+Bは車両
に搭載されるバッテリ電源を表している。次に、シート
座面後部用のバーチカルスイッチ部14について説明す
る。
【0049】このシート座面後部用のバーチカルスイッ
チ部14は、前記リクライニング用スイッチ部13と
は、その操作方向のみが異なるように構成されており、
電気的接続関係は同様に構成されているため、その説明
を省略し、異なる配置構造を中心に説明する。
【0050】図5は、スイッチ部14〜16の配置を示
す説明図である。図1、図5に示すようにシート座面後
部用のバーチカルスイッチ部14は、一対の開閉部14
A,14Bを備えている。開閉部14A,14Bは、基
板12に対してY方向に配置固定された一対の固定接点
14a1 ,14a2 ,14b1 ,14b2 と、両固定接
点14a1 ,14a2 、及び14b1 ,14b2 間に配
置された可動接点14a3 ,14b3 とから構成されて
いる。前記一対の固定接点14a1 ,14a2は基板1
2内に形成された配線を介して図7に示すように電源側
端子及び接地端子に接続されている。可動接点14a3
,14b3 の形状は前記可動接点13a3 ,13b3
と同一構成であって、その両端の接触端はそれぞれ両固
定接点14a1 ,14a2 及び14b1 ,14b2 に対
して接離可能とされている。
【0051】可動接点14a3 ,14b3 は、前記可動
接点13a3 ,13b3 と同様に図示しない接触リング
にて、その中央部をY方向に沿って揺動自在に嵌合支持
されている。同接触リングは、基板12に設けられたリ
ード線等の配線により、接続端子(図示しない)に接続
されている。
【0052】前記規制板18において、シート座面後部
用のバーチカルスイッチ部14に対応する位置には、Y
方向に延びた長孔28が形成され、ベース69から突出
形成された後部座面操作軸21が外部に突出されてい
る。前記ベース69は板状をなしている。前記ベース6
9の反後部座面操作軸21側側面には、嵌合筒部29が
形成されている。嵌合筒部29内には、作動体30が遊
嵌されている。なお、嵌合筒部29の両端部の側壁に
は、スリット29aが透設され、同スリット29a内に
は作動体30から突出したガイド突部30cが操作軸2
1の軸心方向と同方向に摺動自在に係入されている。
【0053】前記作動体30には、開閉部14A,14
Bの両可動接点14a3 ,14b3に対応して、一対の
突起30a,30bが形成されている(図1及び図6参
照)。そして、作動体30の中央部内に収納され、かつ
嵌合筒部29との間に介在したコイルスプリング31を
介して作動体30は開閉部14A,14Bの両可動接点
14a3 ,14b3 に対して常時押圧するようにされて
いる。そして、後部座面操作軸21が操作されていない
状態では、この押圧によって、可動接点14a3 は、固
定接点14a2 に接触し、可動接点14b3 は、固定接
点14b1 に接触するように位置設定されている。前記
後部座面操作軸21は第3の操作部材を構成している。
【0054】次に、シートスライド用スイッチ部15に
ついて説明する。このシートスライド用スイッチ部15
は、前記リクライニング用スイッチ部13と、同様の操
作方向に操作可能に構成されており、電気的接続関係も
同様に構成されているため、その説明を省略し、異なる
配置構造を中心に説明する。
【0055】図1、図5に示すようにシートスライド用
スイッチ部15は、一対の開閉部15A,15Bを備え
ている。開閉部15A,15Bは、基板12に対してX
方向に配置固定された一対の固定接点15a1 ,15a
2 ,15b1 ,15b2 と、両固定接点15a1 ,15
a2 、及び15b1 ,15b2 間に配置された可動接点
15a3 ,15b3 とから構成されている。前記一対の
固定接点15a1 ,15a2 は基板12内に形成された
配線を介して図7に示すように電源側端子及び接地端子
に接続されている。可動接点15a3 ,15b3 の形状
は前記可動接点13a3 ,13b3 と同一構成であっ
て、その両端の接触端はそれぞれ両固定接点15a1 ,
15a2 及び15b1 ,15b2 に対して接離可能とさ
れている。
【0056】可動接点15a3 ,15b3 は、前記可動
接点13a3 ,13b3 と同様に図示しない接触リング
にて、その中央部をY方向に沿って揺動自在に嵌合支持
されている。同接触リングは、基板12に設けられたリ
ード線等の配線により、接続端子(図示しない)に接続
されている。
【0057】前記規制板18において、シートスライド
用スイッチ部15に対応する位置には、X方向に延びた
長孔60が形成され、ベース70から突出形成されたシ
ートスライド操作軸22が外部に突出されている。前記
ベース70は板状をなしている。前記ベース70の反シ
ートスライド操作軸22側側面には、嵌合筒部32が形
成されている。嵌合筒部32内には、作動体33が遊嵌
されている。なお、嵌合筒部32の両端部の側壁には、
図示しないスリットがそれぞれ透設され、同スリット内
には作動体33から突出したガイド突部(図示しない)
が操作軸22の軸心方向と同方向に摺動自在に係入され
ている。
【0058】前記作動体33には、開閉部15A,15
Bの両可動接点15a3 ,15b3に対応して、一対の
突起33a,33bが形成されている。そして、作動体
33の中央部内に収納され、かつ嵌合筒部32との間に
介在したコイルスプリング34を介して作動体33は開
閉部15A,15Bの両可動接点15a3 ,15b3に
対して常時押圧するようにされている。シートスライド
操作軸22が操作されていない状態では、この押圧によ
って、可動接点15a3 は、固定接点15a2に接触
し、可動接点15b3 は、固定接点15b1 に接触する
ように位置設定されている。前記シートスライド操作軸
22は第2の操作部材を構成している。
【0059】次に、シート座面前部用のバーチカルスイ
ッチ部16について説明する。このシート座面前部用の
バーチカルスイッチ部16は、前記リクライニング用ス
イッチ部13とは、その操作方向のみが異なるように構
成されており、電気的接続関係は同様に構成されている
ため、その説明を省略し、異なる配置構造を中心に説明
する。
【0060】図1、図5に示すようにシート座面前部用
のバーチカルスイッチ部16は、一対の開閉部16A,
16Bを備えている。開閉部16A,16Bは、基板1
2に対してY方向に配置固定された一対の固定接点16
a1 ,16a2 ,16b1 ,16b2 と、両固定接点1
6a1 ,16a2 、及び16b1 ,16b2 間に配置さ
れた可動接点16a3 ,16b3 とから構成されてい
る。
【0061】前記一対の固定接点16a1 ,16a2 は
基板12内に形成された配線を介して図7に示すように
電源側端子及び接地端子に接続されている。可動接点1
6a3 ,16b3 の形状は前記可動接点13a3 ,13
b3 と同一構成であって、その両端の接触端はそれぞれ
両固定接点16a1 ,16a2 及び16b1 ,16b2
に対して接離可能とされている。可動接点16a3 ,1
6b3 は、前記可動接点13a3 ,13b3 と同様に図
示しない接触リングにて、その中央部をY方向に沿って
揺動自在に嵌合支持されている。同接触リングは、基板
12に設けられたリード線等の配線により、接続端子
(図示しない)に接続されている。
【0062】前記規制板18において、シート座面前部
用のバーチカルスイッチ部16に対応する位置には、Y
方向に延びた長孔35が形成され、ベース71から突出
形成された前部座面操作軸23が外部に突出されてい
る。前記ベース71は板状をなしている。前記ベース7
1の反前部座面操作軸23側側面には、嵌合筒部36が
形成されている。嵌合筒部36内には、作動体37が遊
嵌されている。なお、嵌合筒部36の両端部の側壁に
は、スリット36aがそれぞれ透設され、同スリット3
6a内には作動体37から突出したガイド突部37cが
操作軸23の軸心方向と同方向に摺動自在に係入されて
いる。
【0063】前記作動体37には、開閉部16A,16
Bの両可動接点16a3 ,16b3に対応して、一対の
突起37a,37bが形成されている(図1及び図6参
照)。そして、作動体37の中央部内に収納され、かつ
嵌合筒部36との間に介在したコイルスプリング62を
介して作動体37は開閉部16A,16Bの両可動接点
16a3 ,16b3 に対して常時押圧するようにされて
いる。前部座面操作軸23が操作されていない状態で
は、この押圧によって、可動接点16a3 は、固定接点
16a2 に接触し、可動接点16b3 は、固定接点16
b1 に接触するように位置設定されている。前記前部座
面操作軸23は、第1の操作部材を構成している。
【0064】次に第1の操作ノブ部材としてのシートス
イッチノブ24を説明する。図3に示すように、シート
スイッチノブ24の底面の中央、X方向及び反X方向側
端部には、隔壁38にて区画されたスライド操作軸係合
室39、X側操作軸係合室40、反X側操作軸係合室4
1が設けられている。なお、スライド操作軸係合室39
の隔壁38は、第2の係合部を構成している。
【0065】スライド操作軸係合室39は、Y方向に延
びるように、断面長四角形状に形成されており、同スラ
イド操作軸係合室39には、シートスライド操作軸22
が遊嵌されている。そして、シートスイッチノブ24
は、シートスライド操作軸22に対してY、反Y方向に
移動可能にかつ往復回転可能とされている。又、シート
スライド操作軸22の先端には図1に示すように収納孔
47が穿設され、同収納孔47内にはコイルスプリング
48及び押圧子49が収納されている。そして、前記コ
イルスプリング48にて押圧子49を常時スライド操作
軸係合室39の内頂面に対し押圧する。
【0066】又、X側操作軸係合室40、及び反X側操
作軸係合室41には、互いにY方向において離間した一
対の挟持片42が内頂面からそれぞれ突設されている。
前記挟持片42は弾性を備えている。互いに対向する挟
持片42の先端にはその挟持片42の幅方向(X,反X
方向)に嵌合溝43が形成されている。そして、X側操
作軸係合室40、及び反X側操作軸係合室41の互いに
対向する挟持片42にて、図4に示すように、前部座面
操作軸23、及び後部座面操作軸21の端部が相対回動
可能に、かつ、X,反X方向への相対移動可能に挟持さ
れている。なお、前部座面操作軸23、及び後部座面操
作軸21の端部には、係合突起61が形成され、挟持片
42の嵌合溝43に対して係入されている。この結果、
シートスイッチノブ24は、前部座面操作軸23、及び
後部座面操作軸21からの離脱防止が図られている。
【0067】前記X側操作軸係合室40、及び反X側操
作軸係合室41内の挟持片42は、それぞれ第1及び第
3の係合部を構成する。又、図4に示すように、X側操
作軸係合室40、及び反X側操作軸係合室41のX方向
の長さは、前部座面操作軸23、及び後部座面操作軸2
1の直径よりも長くされており、挟持片42に対する前
部座面操作軸23、及び後部座面操作軸21のX,反X
方向の相対移動を許容するようにしている。すなわち、
シートスイッチノブ24をX、或いは反X方向に操作し
たときには、前部座面操作軸23、及び後部座面操作軸
21が、長孔35,28の内側面によって、同方向の移
動が規制されているため、シートスイッチノブ24は前
部座面操作軸23、及び後部座面操作軸21に対して相
対移動する。
【0068】又、シートスイッチノブ24のX方向側端
部を持って、Y方向或いは反Y方向へ操作したときに
は、シートスライド操作軸22が長孔60の内側面によ
って、Y方向又は反Y方向の移動が規制されているた
め、後部座面操作軸21の軸心の周りで時計周り方向、
或いは反時計周り方向にシートスイッチノブ24は回転
するようにされている。このとき、前部座面操作軸23
は、Y方向或いは反Y方向へ駆動される。尚、図4で
は、シートスライド操作軸22がスライド操作軸係合室
39内において、隔壁38に密接しているように図示さ
れているが、実際はシートスイッチノブ24のX方向側
端部を持って、Y方向或いは反Y方向へ操作したとき
に、隔壁38がシートスライド操作軸22に接触しない
程度の隙間が形成されている。
【0069】反対に、シートスイッチノブ24の反X方
向側端部を持って、Y方向或いは反Y方向へ操作したと
きには、シートスライド操作軸22が長孔60の内側面
によって、Y方向又は反Y方向の移動が規制されている
ため、前部座面操作軸23の軸心の周りで反時計周り方
向、或いは時計周り方向にシートスイッチノブ24は回
転するようにされている。このとき、後部座面操作軸2
1は、Y方向或いは反Y方向へ駆動される。
【0070】なお、前記カバー19には、図1に示すよ
うにリクライニング用操作軸20,後部座面操作軸2
1、シートスライド操作軸22,前部座面操作軸23に
対応して,貫通孔44〜46(後部座面操作軸21、シ
ートスライド操作軸22,前部座面操作軸23の貫通孔
のみ図示)が形成されている。
【0071】さて、上記のように構成されたユニットU
の作用を説明する。このユニットUの各スイッチ部1
4,15,16は、車両のパワーシートに組付けされた
とき、それぞれ図7に示すようにバッテリ電源B及びシ
ート後部座面駆動用モータM2,シートスライド用モー
タM3,シート前部座面駆動用モータM4に接続され
る。すなわち、各スイッチ部14〜16の開閉部Aの固
定接点a1 ,a2 はバッテリB及び接地線に接続され、
開閉部Bの固定接点b2 ,b1 はバッテリB及び接地線
に接続される。
【0072】そして、シートスイッチノブ24が操作さ
れていない場合には、前記コイルスプリング31,3
4,62の付勢力により、各作動体30,33,37の
突起30a,30b、33a,33b、37a,37b
が各開閉部A,Bの可動接点a3 及びb3 のV字状とな
った両側斜面にてガイドされるため、可動接点a3 及び
b3 をその中央部にて押圧する。
【0073】そして、各スイッチ部14〜16の可動接
点a3 は、固定接点a2 に接触し、可動接点b3 は、図
7に示すように固定接点b1 に接触するように位置設定
されているため、オフ位置となる。
【0074】従って、この状態では、パワーシートは停
止した状態である。 (シートスライド操作)パワーシートを例えばX方向に
スライドしたい場合、前記コイルスプリング34の付勢
力に抗してシートスイッチノブ24をX方向に操作す
る。すると、シートスライド操作軸22がシートスイッ
チノブ24に駆動されてX方向に移動する。この結果、
作動体33の突起33aが開閉部15Aの可動接点15
a3 のV字状となった一方(X方向側)斜面を押圧して
移動する。この結果、可動接点15a3 は、X方向側の
接触端が固定接点15a1 (図8では、a1 )に接触す
る。このため、図8に示すように、このスイッチ部15
に接続されるシートスライド用モータM3が正転駆動さ
れ、このモータM3の駆動により、パワーシートがX方
向へ前進する。
【0075】一方、図7に示すオフの状態で、前記コイ
ルスプリング34の付勢力に抗して前記シートスイッチ
ノブ24を反X方向に操作した場合には、作動体33の
突起33bが開閉部15Bの可動接点15b3 のV字状
となった一方(反X方向側)斜面を押圧して移動する。
この結果、可動接点15b3 は反X方向側の接触端が固
定接点15b2 (図9では、b2 )に接触する。このた
め、図9に示すように、このスイッチ部15に接続され
るシートスライド用モータM3が逆転駆動され、このモ
ータM3の駆動により、パワーシートは反X方向へ後進
する。
【0076】(シート後部座面の操作)パワーシートの
後部座面を例えばY方向にアップしたい場合、コイルス
プリング31の付勢力に抗してシートスイッチノブ24
の反X方向側端部(後端部)をY方向に操作する。する
と、シートスイッチノブ24は前部座面操作軸23を中
心にして反時計周り方向に回転し、この回転により、後
部座面操作軸21がシートスイッチノブ24に駆動され
てY方向に移動する。この結果、作動体30の突起30
aが開閉部14Aの可動接点14a3 のV字状となった
一方(Y方向側)斜面を押圧して移動する。この結果、
可動接点14a3 は、Y方向側の接触端が固定接点14
a1 (図8では、a1 )に接触する。このため、図8に
示すように、このスイッチ部14に接続されるシート後
部座面駆動用モータM2が正転駆動され、このモータM
2の駆動により、パワーシートの後部座面がY方向へア
ップする。
【0077】一方、図7に示すオフの状態で、前記コイ
ルスプリング31の付勢力に抗して前記シートスイッチ
ノブ24の反X方向端部(後端部)を反Y方向に操作し
た場合には、シートスイッチノブ24は前部座面操作軸
23を中心にして時計周り方向に回転する。この回転に
より、作動体30の突起30bが開閉部14Bの可動接
点14b3 のV字状となった一方(反Y方向側)斜面を
押圧して移動する。この結果、可動接点14b3 は反Y
方向側の接触端が固定接点14b2 (図9では、b2 )
に接触する。このため、図9に示すように、このスイッ
チ部14に接続されるシート後部座面駆動用モータM2
が逆転駆動され、このモータM2の駆動により、パワー
シートは反Y方向へダウンする。
【0078】(シート前部座面の操作)パワーシートの
前部座面を例えばY方向にアップしたい場合、コイルス
プリング62の付勢力に抗してシートスイッチノブ24
のX方向端部(前端部)をY方向に操作する。すると、
シートスイッチノブ24は後部座面操作軸21を中心に
して時計周り方向に回転し、この回転により、前部座面
操作軸23がシートスイッチノブ24に駆動されてY方
向に移動する。この結果、作動体37の突起37aが開
閉部16Aの可動接点16a3 のV字状となった一方
(Y方向側)斜面を押圧して移動する。この結果、可動
接点16a3 は、Y方向側の接触端が固定接点16a1
(図8では、a1 )に接触する。このため、図8に示す
ように、このスイッチ部16に接続されるシート前部座
面駆動用モータM4が正転駆動され、このモータM4の
駆動により、パワーシートの前部座面がY方向へアップ
する。
【0079】一方、図7に示すオフの状態で、前記コイ
ルスプリング62の付勢力に抗して前記シートスイッチ
ノブ24のX方向端部(前端部)を反Y方向に操作した
場合には、シートスイッチノブ24は後部座面操作軸2
1を中心にして反時計周り方向に回転する。この回転に
より、作動体37の突起37bが開閉部16Bの可動接
点16b3 のV字状となった一方(反Y方向側)斜面を
押圧して移動する。この結果、可動接点16b3 は反Y
方向側の接触端が固定接点16b2 (図9では、b2 )
に接触する。このため、図9に示すように、このスイッ
チ部16に接続されるシート前部座面駆動用モータM4
が逆転駆動され、このモータM4の駆動により、パワー
シートは反Y方向へダウンする。
【0080】次に、上記のように構成したユニットUの
効果を以下に述べる。 (1) この実施形態では、パワーシートの後部座面を
Y方向にアップしたい場合、或いは、反Y方向にリフト
ダウンしたい場合、シートスイッチノブ24の反X方向
側端部(後端部)をY方向、或いは、反Y方向に操作す
ると、シートスイッチノブ24が前部座面操作軸23を
中心にして反時計周り方向、或いは時計周り方向に回転
するようにした。そして、この操作方向と対応して、パ
ワーシートの後部座面をリフトアップ、或いはリフトダ
ウンすることができる。
【0081】(2) この実施形態では、パワーシート
の前部座面をY方向にアップしたい場合、或いは、反Y
方向にリフトダウンしたい場合、シートスイッチノブ2
4のX方向側端部(前端部)をY方向、或いは、反Y方
向に操作すると、シートスイッチノブ24が後部座面操
作軸21を中心にして時計周り方向、或いは反時計周り
方向に回転するようにした。そして、この操作方向と対
応して、パワーシートの前部座面をリフトアップ、或い
はリフトダウンすることができる。
【0082】(3) さらに、この実施形態では、パワ
ーシートをX方向(前方向)又は反X方向(後ろ方向)
にスライドしたい場合、シートスイッチノブ24をX方
向、或いは、反X方向に操作すると、シートスイッチノ
ブ24が同方向に移動するようにした。そして、この操
作方向と対応して、パワーシートをシートスイッチノブ
24の操作方向と同方向に移動することができる。 (第2実施形態)次にパワーシートの座面全体が上下動
するシートバーチカル2ウエイタイプのシートスイッチ
に具体化した第2実施形態を図10〜14を参照して説
明する。なお、第1実施形態と同一構成又は、相当する
構成については、同一符号を付して、その説明を省略
し、異なるところを中心に説明する。
【0083】このユニットU1は、ケース本体11,ケ
ース本体11内に収納された基板12、ケース本体11
に対しその表面側開口部を覆うように固定された規制板
18,規制板18及びケース本体11の表面側を覆うよ
うに配置されたゴム製のカバー19を備えている。
【0084】又、ユニットU1は、基板12に設けられ
た各スイッチ部13,15,16を駆動するための操作
軸20,22,52,53及び各操作軸22,52,5
3を操作するためのシートスイッチノブ54等を備えて
いる。
【0085】そして、この実施形態の前記ケース本体1
1及び基板12は、前記第1実施形態のケース本体11
及び基板12と同一構成である。従って、基板12に
は、第1実施形態におけるスイッチ部13〜16を構成
していた固定接点を備えている。なお、第1実施形態に
おけるスイッチ部14の可動接点14a3 ,14b3 は
この実施形態では省略されるとともに、操作軸21、コ
イルスプリング31、作動体30は省略されている。
【0086】又、この実施形態の規制板18には、長孔
28が省略され、その代わりに長孔35に対してX方向
側には長孔35と同一形状の長孔35aが並列に透設さ
れている。そして、同長孔35,35aには、ベース7
2から突出形成された第1座面操作軸52及び第2座面
操作軸53が貫通されている。前記ベース72は板状を
なしている。第1座面操作軸52及び第2座面操作軸5
3は各々第4の操作部材を構成する。
【0087】前記ベース72の反両操作軸52,53側
側面には、嵌合筒部63が形成されている。嵌合筒部6
3内には、作動体37が遊嵌されている。なお、嵌合筒
部63の両端部の側壁には、スリット63aがそれぞれ
透設され、同スリット63a内には作動体37から突出
したガイド突部37cが操作軸52の軸心方向と同方向
に摺動自在に係入されている。
【0088】前記作動体37には、開閉部16A,16
Bの両可動接点16a3 ,16b3に対応して、一対の
突起37a,37bが形成されている(図10参照)。
そして、作動体37の中央部内に収納され、かつ嵌合筒
部63との間に介在したコイルスプリング62を介して
作動体37は開閉部16A,16Bの両可動接点16a
3 ,16b3 に対して常時押圧するようにされている。
両操作軸52,53が操作されていない状態では、この
押圧によって、可動接点16a3 は、固定接点16a2
に接触し、可動接点16b3 は、固定接点16b1 に接
触するように位置設定されている。
【0089】なお、前記第1実施形態では、16はシー
ト座面前部用のバーチカルスイッチ部の符号としたが、
この第2実施形態では、16は座面用バーチカルスイッ
チ部の符号として使用する。従って、この実施形態で
は、座面用バーチカルスイッチ部16は第1のシートバ
ーチカルスイッチを構成している。
【0090】次に第2の操作ノブ部材としてのシートス
イッチノブ54を説明する。図12に示すように、シー
トスイッチノブ54の底面のX方向側端部から中央に亘
る部分及び反X方向側端部には、隔壁38にて区画され
た座面操作軸係合室55、スライド操作軸係合室39が
設けられている。スライド操作軸係合室39は、Y方向
に延びるように、断面長四角形状に形成されており、同
スライド操作軸係合室39には、シートスライド操作軸
22が遊嵌されている。そして、シートスイッチノブ5
4は、シートスライド操作軸22に対してY、反Y方向
に移動可能にかつ往復回転可能とされている。なお、こ
の実施形態では、スライド操作軸係合室39の隔壁38
は、第5の係合部を構成する。
【0091】又、座面操作軸係合室55には、互いにY
方向において離間した一対を1組とした2組の挟持片4
2が内頂面からそれぞれ突設されている。互いに対向す
る挟持片42の先端にはその挟持片42の幅方向(X,
反X方向)に嵌合溝43が形成されている。そして、各
組の互いに対向する挟持片42にて、図13に示すよう
に第1座面操作軸52,及び第2座面操作軸53の端部
がX,反X方向への相対移動可能に挟持されている。挟
持片42は第4の係合部を構成する。
【0092】又、図13に示すように、座面操作軸係合
室55のX方向の長さは、挟持片42に対する第1座面
操作軸52,及び第2座面操作軸53のX,反X方向の
相対移動を許容する長さとされている。すなわち、シー
トスイッチノブ54をX、或いは反X方向に操作したと
きには、第1座面操作軸52、及び第2座面操作軸53
が、長孔35,35aの内側面によって、同方向の移動
が規制されているため、シートスイッチノブ54は第1
座面操作軸52、及び第2座面操作軸53に対して相対
移動する。
【0093】又、シートスイッチノブ54の中央部を持
って、Y方向或いは反Y方向へ操作したときには、シー
トスライド操作軸22が長孔60の内側面によって、Y
方向又は反Y方向の移動が規制され、第1座面操作軸5
2、及び第2座面操作軸53がシートスイッチノブ54
に押圧操作されてその操作方向へ移動するようにされて
いる。
【0094】なお、前記カバー19には、図10に示す
ようにリクライニング用操作軸20、シートスライド操
作軸22、第1座面操作軸52、及び第2座面操作軸5
3に対応して,貫通孔45、56、57(シートスライ
ド操作軸22、第1座面操作軸52、及び第2座面操作
軸53の貫通孔のみ図示)が形成されている。
【0095】さて、上記のように構成されたユニットU
1の作用を説明する。このユニットU1の各スイッチ部
15,16は、車両のパワーシートに組付けされたと
き、それぞれ図7に示すようにバッテリ電源B、シート
スライド用モータM3、シート座面駆動用モータM5に
接続される。すなわち、各スイッチ部15及び16の開
閉部Aの固定接点a1 ,a2 はバッテリB及び接地線に
接続され、開閉部Bの固定接点b2 ,b1 はバッテリB
及び接地線に接続される。なお、シート座面駆動用モー
タM5は図18(b)に示すようにシートの座面全体を
リフトアップ又はリフトダウンするための駆動モータで
ある。
【0096】そして、シートスイッチノブ54が操作さ
れていない場合には、前記コイルスプリング34,62
の付勢力により、各作動体33,37の突起33a,3
3b、37a,37bが各開閉部A,Bの可動接点a3
及びb3 のV字状となった両側斜面にてガイドされるた
め、可動接点a3 及びb3 をその中央部にて押圧する。
【0097】そして、各スイッチ部15,16の可動接
点a3 は、固定接点a2 に接触し、可動接点b3 は、図
7に示すように固定接点b1 に接触するように位置設定
されているため、オフ位置となる。
【0098】従って、この状態では、パワーシートは停
止した状態である。 (シートスライド操作)パワーシートを例えばX方向に
スライドしたい場合、前記コイルスプリング34の付勢
力に抗してシートスイッチノブ54をX方向に操作す
る。すると、シートスライド操作軸22がシートスイッ
チノブ54に駆動されてX方向に移動する。このとき、
操作軸52,53は長孔35,35aの内側面に規制さ
れてシートスイッチノブ54に対して相対移動する。
【0099】この結果、作動体33の突起33aが開閉
部15Aの可動接点15a3 のV字状となった一方(X
方向側)斜面を押圧して移動する。この結果、可動接点
15a3 は、X方向側の接触端が固定接点15a1 (図
8では、a1 )に接触する。このため、図8に示すよう
に、このスイッチ部15に接続されるシートスライド用
モータM3が正転駆動され、このモータM3の駆動によ
り、パワーシートがX方向へ前進する。
【0100】一方、図7に示すオフの状態で、前記コイ
ルスプリング34の付勢力に抗して前記シートスイッチ
ノブ54を反X方向に操作した場合には、作動体33の
突起33bが開閉部15Bの可動接点15b3 のV字状
となった一方(反X方向側)斜面を押圧して移動する。
この結果、可動接点15b3 は反X方向側の接触端が固
定接点15b2 (図9では、b2 )に接触する。このた
め、図9に示すように、このスイッチ部15に接続され
るシートスライド用モータM3が逆転駆動され、このモ
ータM3の駆動により、パワーシートは反X方向へ後進
する。
【0101】(シート座面の操作)パワーシートの座面
を例えばY方向にアップしたい場合、コイルスプリング
62の付勢力に抗してシートスイッチノブ54の中央部
をY方向に操作する。すると、操作軸52,53がシー
トスイッチノブ54に駆動されてY方向に移動する。こ
のとき、操作軸22は長孔60の内側面に規制されてシ
ートスイッチノブ54に対してスライド操作軸係合室3
9の長手方向(反Y方向)に相対移動する。
【0102】第1及び第2座面操作軸52,53のY方
向への移動の結果、作動体37の突起37aが開閉部1
6Aの可動接点16a3 のV字状となった一方(Y方向
側)斜面を押圧して移動する。この結果、可動接点16
a3 は、Y方向側の接触端が固定接点16a1 (図8で
は、a1 )に接触する。このため、図8に示すように、
このスイッチ部16に接続されるシート座面駆動用モー
タM5が正転駆動され、このモータM5の駆動により、
パワーシートの座面全体がY方向へリフトアップする。
【0103】一方、図7に示すオフの状態で、前記コイ
ルスプリング62の付勢力に抗して前記シートスイッチ
ノブ54の中央部を反Y方向に操作する。すると、操作
軸52,53がシートスイッチノブ54に駆動されて反
Y方向に移動する。このとき、操作軸22は長孔60の
内側面に規制されてシートスイッチノブ54に対してス
ライド操作軸係合室39の長手方向(Y方向)に相対移
動する。
【0104】第1及び第2座面操作軸52,53の反Y
方向への移動の結果、作動体37の突起37bが開閉部
16Bの可動接点16b3 のV字状となった一方(反Y
方向側)斜面を押圧して移動する。この結果、可動接点
16b3 は反Y方向側の接触端が固定接点16b2 (図
9では、b2 )に接触する。このため、図9に示すよう
に、このスイッチ部16に接続されるシート座面駆動用
モータM5が逆転駆動され、このモータM5の駆動によ
り、パワーシートは反Y方向へリフトダウンする。
【0105】次に、上記のように構成したユニットU1
の効果を以下に述べる。 (1) この実施形態では、パワーシートの座面をY方
向にアップしたい場合、或いは、反Y方向にリフトダウ
ンしたい場合、シートスイッチノブ54の中央部をY方
向、或いは、反Y方向に操作すると、シートスイッチノ
ブ54がY方向、或いは、反Y方向に移動するようにし
た。そして、この操作方向と対応して、パワーシートの
座面をリフトアップ、或いはリフトダウンすることがで
きる。
【0106】(2) さらに、この実施形態では、パワ
ーシートをX方向(前方向)又は反X方向(後ろ方向)
にスライドしたい場合、シートスイッチノブ54をX方
向、或いは、反X方向に操作すると、シートスイッチノ
ブ54が同方向に移動するようにした。そして、この操
作方向と対応して、パワーシートをシートスイッチノブ
54の操作方向と同方向に移動することができる。
【0107】(3) そして、ユニットU1とユニット
Uとは、ケース本体11、基板12、シートスライド操
作軸22、作動体33、作動体37、コイルスプリング
34,62、可動接点15a3 ,15b3 ,16a3 ,
16b3 等を共通化することができる。従って、部品を
共通化でき、コスト低減を図ることができる。
【0108】(4) 又、この実施形態では、第1座面
操作軸52,第2の操作軸53をそれぞれ設けて、その
基端を一体に連結した。こうすることにより、シートス
イッチノブ54の中央部とX側端部に対して、両操作軸
52,53を係合することができ、シートスイッチノブ
54のY,反Y方向の操作を安定して行うことができ
る。 (第3実施形態)次にパワーシートの座面の前部及び後
部がそれぞれ個別に上下動するシートバーチカル4ウエ
イタイプのシートスイッチに具体化した第3実施形態を
図15を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一
構成又は、相当する構成については、同一符号を付し
て、その説明を省略し、異なるところを中心に説明す
る。
【0109】本実施形態のユニットUは、第1実施形態
と同一のケース本体11,ケース本体11内に収納され
た基板12、ケース本体11に対しその表面側開口部を
覆うように固定された規制板18,規制板18及びケー
ス本体11の表面側を覆うように配置されたゴム製のカ
バー19を備えている。
【0110】又、ユニットUは、基板12に設けられた
各スイッチ部13〜16を駆動するための操作軸20〜
23及び各操作軸21〜23を操作するためのシートス
イッチノブ24等を備えている。
【0111】後部座面操作軸21、シートスライド操作
軸22及び前部座面操作軸23が突出形成されたベース
69、70、71には、段部73、74、75がそれぞ
れ形成されている。その結果、本実施形態のベース6
9、70、71の厚み(図15において上下方向)は、
前記第1実施形態のベース69、70、71の厚みより
も薄くされている。そして、ベース69、70、71の
ケース本体11への組付時には、前記段部73、74、
75は互いに面一とされている。一方、段部74のY方
向の長さは、段部73、75のY方向の長さよりも長く
されている。
【0112】前記ベース69、71の一面には、前記後
部座面操作軸21及び前部座面操作軸23の延びる方向
に、それぞれ円柱状をなす一対の嵌合突部64が突出形
成されている。
【0113】本実施形態では、上記のような構成とした
ことにより、前記第1実施形態と同様の作用及び効果を
得ることができる。 (第4実施形態)次にパワーシートの座面全体が上下動
するシートバーチカル2ウエイタイプのシートスイッチ
に具体化した第4実施形態を図16を参照して説明す
る。なお、第3実施形態と同一構成又は、相当する構成
については、同一符号を付して、その説明を省略し、異
なるところを中心に説明する。
【0114】本実施形態のユニットUは、ケース本体1
1,ケース本体11内に収納された基板12、ケース本
体11に対しその表面側開口部を覆うように固定された
規制板18,規制板18及びケース本体11の表面側を
覆うように配置されたゴム製のカバー19を備えてい
る。
【0115】又、ユニットUは、基板12に設けられた
各スイッチ部13、15、16を駆動するための操作軸
20、22、23及び各操作軸21〜23を操作するた
めのシートスイッチノブ24等を備えている。
【0116】そして、この実施形態の前記ケース本体1
1、基板12、規制板18及びカバー19は、前記第3
実施形態のケース本体11、基板12、規制板18及び
カバー19と同一構成である。従って、基板12には、
第3実施形態におけるスイッチ部13〜16を構成して
いた固定接点を備えている。なお、第3実施形態におけ
るスイッチ部14の可動接点14a3 ,14b3 はこの
実施形態では省略されるとともに、コイルスプリング3
1、作動体30は省略されている。また、前記操作軸2
1は、Y方向あるいは反Y方向に移動自在に配置されて
いる。
【0117】又、規制板18に透設された長孔28、3
5には全座面操作軸21、全座面操作軸23がそれぞれ
貫通されている。なお、前記第1及び第3実施形態で
は、21は後部座面操作軸の符号としたが、この第4実
施形態では、21は全座面操作軸の符号として使用す
る。従って、この実施形態では、全座面操作軸21は第
3の操作部材を構成している。
【0118】また、前記第3実施形態では、23は前部
座面操作軸の符号としたが、この第4実施形態では、2
3は全座面操作軸の符号として使用する。従って、この
実施形態では、全座面操作軸23は第1の操作部材を構
成している。
【0119】さらに、前記第3実施形態では、16はシ
ート座面前部用のバーチカルスイッチ部の符号とした
が、この第4実施形態では、16は座面用バーチカルス
イッチ部の符号として使用する。従って、この実施形態
では、座面用バーチカルスイッチ部16は第1のシート
バーチカルスイッチを構成している。
【0120】全座面操作軸21(前記第3実施形態にお
ける後部座面操作軸21)及び前記全座面操作軸23が
突出形成されているベース69、71の段部73、75
には、連結部材としての連結板65が載置されている。
【0121】前記連結板65は、長方形の板状に形成さ
れており、その四隅付近には、嵌合突部64に対応した
断面円形をなす二対の嵌合孔66が形成されている。一
方、前記連結板65の中央には、ほぼ正方形をなす貫通
孔67が形成されている。前記貫通孔67のX方向の長
さは、シートスイッチノブ24をX方向あるいは反X方
向に操作したときに、シートスライド操作軸22が連結
板65に対してX方向あるいは反X方向に相対移動する
のに必要な長さとされている。一方、前記貫通孔67の
Y方向の長さは、シートスイッチノブ24をY方向ある
いは反Y方向に操作したときに、シートスライド操作軸
22が連結板65に対して反Y方向あるいはY方向に相
対移動するのに必要な長さとされている。
【0122】一方、前記貫通孔67の前後には、全座面
操作軸23及び全座面操作軸21に対応した断面円形を
なす一対の貫通孔68が形成されている。前記貫通孔6
8の直径は、全座面操作軸23及び全座面操作軸21の
係合突起61を含む径よりも若干大きくされている。そ
して、前記貫通孔67及び一対の貫通孔68に対してシ
ートスライド操作軸22、全座面操作軸23及び全座面
操作軸21が挿入されているとともに、前記二対の嵌合
孔66に対して嵌合突部64が嵌合されている。その結
果、前記連結板65により、全座面操作軸23及び全座
面操作軸21は互いに連結される。
【0123】さて、上記のように構成されたユニットU
の作用を説明する。このユニットUの各スイッチ部1
5,16は、車両のパワーシートに組付けされたとき、
それぞれ図7に示すようにバッテリ電源B、シートスラ
イド用モータM3、シート座面駆動用モータM5に接続
される。すなわち、各スイッチ部15及び16の開閉部
Aの固定接点a1 ,a2 はバッテリB及び接地線に接続
され、開閉部Bの固定接点b2 ,b1 はバッテリB及び
接地線に接続される。なお、シート座面駆動用モータM
5は図18(b)に示すようにシートの座面全体をリフ
トアップ又はリフトダウンするための駆動モータであ
る。
【0124】そして、シートスイッチノブ24が操作さ
れていない場合には、前記コイルスプリング34,62
の付勢力により、各作動体33,37の突起33a,3
3b、37a,37bが各開閉部A,Bの可動接点a3
及びb3 のV字状となった両側斜面にてガイドされるた
め、可動接点a3 及びb3 をその中央部にて押圧する。
【0125】そして、各スイッチ部15,16の可動接
点a3 は、固定接点a2 に接触し、可動接点b3 は、図
7に示すように固定接点b1 に接触するように位置設定
されているため、オフ位置となる。
【0126】従って、この状態では、パワーシートは停
止した状態である。 (シートスライド操作)パワーシートを例えばX方向に
スライドしたい場合、前記コイルスプリング34の付勢
力に抗してシートスイッチノブ24をX方向に操作す
る。すると、シートスライド操作軸22がシートスイッ
チノブ24に駆動されてX方向に移動する。このとき、
操作軸23及び操作軸21は長孔35、28の内側面に
規制されてシートスイッチノブ24に対して相対移動す
る。
【0127】この結果、作動体33の突起33aが開閉
部15Aの可動接点15a3 のV字状となった一方(X
方向側)斜面を押圧して移動する。この結果、可動接点
15a3 は、X方向側の接触端が固定接点15a1 (図
8では、a1 )に接触する。このため、図8に示すよう
に、このスイッチ部15に接続されるシートスライド用
モータM3が正転駆動され、このモータM3の駆動によ
り、パワーシートがX方向へ前進する。
【0128】一方、図7に示すオフの状態で、前記コイ
ルスプリング34の付勢力に抗して前記シートスイッチ
ノブ24を反X方向に操作した場合には、作動体33の
突起33bが開閉部15Bの可動接点15b3 のV字状
となった一方(反X方向側)斜面を押圧して移動する。
この結果、可動接点15b3 は反X方向側の接触端が固
定接点15b2 (図9では、b2 )に接触する。このた
め、図9に示すように、このスイッチ部15に接続され
るシートスライド用モータM3が逆転駆動され、このモ
ータM3の駆動により、パワーシートは反X方向へ後進
する。
【0129】(シート座面の操作)パワーシートの座面
を例えばY方向にアップしたい場合、コイルスプリング
62の付勢力に抗してシートスイッチノブ24の中央部
をY方向に操作する。すると、操作軸23がシートスイ
ッチノブ24に駆動されてY方向に移動する。このと
き、図17に示すように、操作軸22は長孔60の内側
面に規制されてシートスイッチノブ24に対してスライ
ド操作軸係合室39の長手方向(反Y方向)に相対移動
する。また、操作軸21は、連結板65により操作軸2
3と連結されるため、操作軸23と一体になってY方向
に移動する。
【0130】全座面操作軸23のY方向への移動の結
果、作動体37の突起37aが開閉部16Aの可動接点
16a3 のV字状となった一方(Y方向側)斜面を押圧
して移動する。この結果、可動接点16a3 は、Y方向
側の接触端が固定接点16a1(図8では、a1 )に接
触する。このため、図8に示すように、このスイッチ部
16に接続されるシート座面駆動用モータM5が正転駆
動され、このモータM5の駆動により、パワーシートの
座面全体がY方向へリフトアップする。
【0131】一方、図7に示すオフの状態で、前記コイ
ルスプリング62の付勢力に抗して前記シートスイッチ
ノブ24の中央部を反Y方向に操作する。すると、操作
軸23がシートスイッチノブ24に駆動されて反Y方向
に移動する。このとき、図17に示すように、操作軸2
2は長孔60の内側面に規制されてシートスイッチノブ
24に対してスライド操作軸係合室39の長手方向(Y
方向)に相対移動する。また、操作軸21は、連結板6
5により操作軸23と連結されるため、操作軸23と一
体になって反Y方向に移動する。
【0132】全座面操作軸23の反Y方向への移動の結
果、作動体37の突起37bが開閉部16Bの可動接点
16b3 のV字状となった一方(反Y方向側)斜面を押
圧して移動する。この結果、可動接点16b3 は反Y方
向側の接触端が固定接点16b2 (図9では、b2 )に
接触する。このため、図9に示すように、このスイッチ
部16に接続されるシート座面駆動用モータM5が逆転
駆動され、このモータM5の駆動により、パワーシート
は反Y方向へリフトダウンする。
【0133】次に、上記のように構成したユニットUの
効果を以下に述べる。 (1) この実施形態では、パワーシートの座面をY方
向にアップしたい場合、或いは、反Y方向にリフトダウ
ンしたい場合、シートスイッチノブ24の中央部をY方
向、或いは、反Y方向に操作すると、シートスイッチノ
ブ24がY方向、或いは、反Y方向に移動するようにし
た。そして、この操作方向と対応して、パワーシートの
座面をリフトアップ、或いはリフトダウンすることがで
きる。
【0134】(2) さらに、この実施形態では、パワ
ーシートをX方向(前方向)又は反X方向(後ろ方向)
にスライドしたい場合、シートスイッチノブ24をX方
向、或いは、反X方向に操作すると、シートスイッチノ
ブ24が同方向に移動するようにした。そして、この操
作方向と対応して、パワーシートをシートスイッチノブ
24の操作方向と同方向に移動することができる。
【0135】(3) そして、第3実施形態におけるユ
ニットUと本実施形態のユニットUとは、全ての部品を
共通化することができる。従って、部品を共通化でき、
コスト低減を図ることができる。
【0136】なお、この発明の実施の形態は、上記各実
施形態に限定されるものではなく以下のように変更して
具体化することも可能である。 (1) 前記第1、第3及び第4実施形態では、規制板
18に長孔28,60,35をそれぞれ設けたが、さら
に、図2の二点鎖線で示す位置に長孔35aを設けるよ
うにしてもよい。こうすると、第1、第3及び第4実施
形態の規制板18を第2実施形態の規制板18として使
用することができ、部品の共通化を図ることができる。 (2) 逆に、前記第2実施形態では、規制板18に長
孔60,35,35aをそれぞれ設けたが、さらに、図
11の二点鎖線で示す位置に長孔28を設けるようにし
てもよい。こうすると、第2実施形態の規制板18を第
1、第3及び第4実施形態の規制板18として使用する
ことができ、部品の共通化を図ることができる。
【0137】(3) 前記第1、第3及び第4実施形態
において、規制板18の長孔35aに対応する部分に
は、予め抜打ちできるように長孔を区画する部分を薄く
形成し、第2実施形態のユニットU1に同基板18を使
用するときには、同部分を打ち抜いて長孔35aを形成
してもよい。このようにしても、部品の共通化となる。
【0138】(4) 又、第2実施形態において、規制
板18の長孔28に対応する部分には、予め抜打ちでき
るように長孔を区画する部分を薄く形成し、第1、第3
及び第4実施形態のユニットUに同基板18を使用する
ときには、同部分を打ち抜いて長孔28を形成してもよ
い。このようにしても、部品の共通化となる。
【0139】次に、上記各実施形態から把握できる特許
請求の範囲に記載された発明以外の技術的思想をその効
果とともに記載する。 (1) 請求項1又は請求項3において、阻止部材は、
前記第1及び第3の操作部材が第1の操作方向に操作さ
れるときには、その第1の操作方向への移動を許容し、
第2の操作部材が第2の操作方向に操作されるときに
は、第1及び第3の操作部材の第2の操作方向への移動
を阻止する阻止部を備えたものであるシートスイッチ。
【0140】こうすることにより、阻止部にて、第1及
び第3の操作部材の第1の操作方向への移動を許容する
とともに、第2の操作方向への移動を規制する。この場
合、第1、第3及び第4実施形態においては、長孔2
8,35が阻止部に相当する。 (2) 請求項2において、阻止部材は、前記第4の操
作部材が第1の操作方向に操作されるときには、その第
1の操作方向への移動を許容し、第2の操作部材が第2
の操作方向に操作されるときには、第4の操作部材の第
2の操作方向への移動を阻止する阻止部を備えたもので
あるシートスイッチ。
【0141】こうすることにより、阻止部にて、第4の
操作部材の第1の操作方向への移動を許容するととも
に、第2の操作方向への移動を規制する。この場合、第
2実施形態においては、長孔35,35aが阻止部に相
当する。
【0142】
【発明の効果】請求項1乃至請求項3に記載の発明によ
れば、シートバーチカル4ウエイタイプ、及びシートの
座面全体が上下動するシートバーチカル2ウエイタイプ
のパワーシートにも使用できるように、スイッチ部品を
共通化でき、そのことによって、コストの低減を図るこ
とができる。さらに、両方のタイプのシートの動きにも
操作方向を合わせることができる優れた効果を奏する。
【0143】請求項4に記載の発明によれば、第1の操
作方向を、上下方向とすることにより、請求項1乃至請
求項3の効果を奏することができる。請求項5に記載の
発明によれば、第2の操作方向を、前後方向とすること
により、請求項1乃至請求項4の効果を奏することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のシートスイッチのユニットの
断面図。
【図2】 同じく分解斜視図。
【図3】 シートスイッチノブの斜視図。
【図4】 各操作軸とシートスイッチノブとの相対関係
を示す説明図。
【図5】 各スイッチ部の配置関係を示す説明図。
【図6】 作動体とスイッチ部との相対関係を示す説明
図。
【図7】 各スイッチ部の電気回路図。
【図8】 各スイッチ部の電気回路図。
【図9】 各スイッチ部の電気回路図。
【図10】 第2実施形態のシートスイッチのユニット
の断面図。
【図11】 同じく分解斜視図。
【図12】 シートスイッチノブの斜視図。
【図13】 各操作軸とシートスイッチノブとの相対関
係を示す説明図。
【図14】 各スイッチ部の配置関係を示す説明図。
【図15】 第3実施形態のシートスイッチのユニット
の分解斜視図。
【図16】 第4実施形態のシートスイッチのユニット
の分解斜視図。
【図17】 各操作軸と連結板との相対関係を示す説明
図。
【図18】 (a)は従来の操作ノブの操作方向を示す
説明図、(b)はパワーシートの座面の動きを示す説明
図。
【図19】 (a)は、従来の操作ノブの操作方向を示
す説明図、(b)は従来の操作ノブの操作方向を示す説
明図、(c)はパワーシートの座面の動きを示す説明
図。
【符号の説明】
11…ケース本体、14…第2のシートバーチカルスイ
ッチとしてのシート座面後部用のバーチカルスイッチ
部、15…シートスライドスイッチとしてのシートスラ
イド用スイッチ部、16…第1及び第3実施形態では、
シート座面前部用のバーチカルスイッチ部、第2及び第
4実施形態では、座面用バーチカルスイッチ部(いずれ
のスイッチ部も第1のシートバーチカルスイッチを構成
している。)、18…阻止部材としての規制板、21…
第1及び第3実施形態では、後部座面操作軸、第4実施
形態では、全座面操作軸(いずれの操作軸も第3の操作
部材を構成している。)、22…第2の操作部材として
のシートスライド操作軸、23…第1及び第3実施形態
では、前部座面操作軸、第4実施形態では、全座面操作
軸(いずれの操作軸も第1の操作部材を構成してい
る。)、24…第1の操作ノブ部材としてのシートスイ
ッチノブ、38…隔壁(なお、スライド操作軸係合室3
9の隔壁38は、第1、第3及び第4実施形態では第2
の係合部を構成し、第2実施形態では、第5の係合部を
構成する)、42…挟持片(第1、第3実施形態では第
1及び第3の係合部を構成する。又、第2実施形態で
は、第4の係合部を構成する。さらに、第4実施形態で
は、第1の係合部を構成する。)、52…第4の操作部
材としての第1座面操作軸、53…第4の操作部材とし
ての第2座面操作軸、54…第2の操作ノブ部材として
のシートスイッチノブ、65…連結部材としての連結
板、U,U1…ユニット。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体を備え、同ケース本体内に第
    1のシートバーチカルスイッチ、シートスライドスイッ
    チ及び第2のシートバーチカルスイッチを順に配列した
    シートスイッチであって、 第1の操作方向に作動することにより、前記第1のシー
    トバーチカルスイッチを切換駆動する第1の操作部材
    と、 前記第1の操作方向とは交叉する第2の操作方向に作動
    することにより、前記シートスライドスイッチを切換駆
    動する第2の操作部材と、 前記第2の操作部材の配置位置を挟んで第1の操作部材
    とは反対側の位置に設けられ、前記第1の操作部材と同
    方向の第1の操作方向に作動することにより、前記第2
    のシートバーチカルスイッチを切換駆動する第3の操作
    部材と、 前記ケース本体に設けられ、前記第1及び第3の操作部
    材が第1の操作方向に操作されるときには、その第1の
    操作方向への移動を許容し、第2の操作部材が第2の操
    作方向に操作されるときには、第1及び第3の操作部材
    の第2の操作方向への移動を阻止する阻止部材と、 前記第1及び第3の操作部材に対してそれぞれ作動連結
    され、第1の操作方向に操作されるときには、第1及び
    第3の操作部材を第1の操作方向にそれぞれ駆動し、第
    2の操作方向に操作されるときには第1及び第3の操作
    部材に対して相対移動する第1及び第3の係合部と、前
    記第2の操作部材に対して作動連結され、第2の操作方
    向に操作されるときには、第2の操作部材を第2の操作
    方向に駆動し、第1の操作方向に操作されるときには第
    2の操作部材に対して相対移動する第2の係合部と、を
    備えた第1の操作ノブ部材とを備えたシートスイッチ。
  2. 【請求項2】ケース本体を備え、同ケース本体内に第1
    のシートバーチカルスイッチ、及びシートスライドスイ
    ッチを配列したシートスイッチであって、 第1の操作方向に作動することにより、前記第1のシー
    トバーチカルスイッチを切換駆動する第4の操作部材
    と、 前記第1の操作方向とは交叉する第2の操作方向に作動
    することにより、前記シートスライドスイッチを切換駆
    動する第2の操作部材と、 前記ケース本体に設けられ、前記第4の操作部材が第1
    の操作方向に操作されるときには、その第1の操作方向
    への移動を許容し、第2の操作部材が第2の操作方向に
    操作されるときには、第4の操作部材の第2の操作方向
    への移動を阻止する阻止部材と、 前記第4の操作部材に対して作動連結され、第1の操作
    方向に操作されるときには、第4の操作部材を第1の操
    作方向に駆動し、第2の操作方向に操作されるときには
    第4の操作部材に対して相対移動する第4の係合部と、
    前記第2の操作部材に対して作動連結され、第2の操作
    方向に操作されるときには、第2の操作部材を第2の操
    作方向に駆動し、第1の操作方向に操作されるときには
    第2の操作部材に対して相対移動する第5の係合部と、
    を備えた第2の操作ノブ部材とを備えたシートスイッ
    チ。
  3. 【請求項3】ケース本体を備え、同ケース本体内に第1
    のシートバーチカルスイッチ、及びシートスライドスイ
    ッチを配列したシートスイッチであって、 第1の操作方向に作動することにより、前記第1のシー
    トバーチカルスイッチを切換駆動する第1の操作部材
    と、 前記第1の操作方向とは交叉する第2の操作方向に作動
    することにより、前記シートスライドスイッチを切換駆
    動する第2の操作部材と、 前記第2の操作部材の配置位置を挟んで第1の操作部材
    とは反対側の位置に設けられ、前記第1の操作部材と同
    方向の第1の操作方向に移動自在に配置された第3の操
    作部材と、 前記ケース本体に設けられ、前記第1及び第3の操作部
    材が第1の操作方向に操作されるときには、その第1の
    操作方向への移動を許容し、第2の操作部材が第2の操
    作方向に操作されるときには、第1及び第3の操作部材
    の第2の操作方向への移動を阻止する阻止部材と、 前記第1及び第3の操作部材に対してそれぞれ作動連結
    され、第1の操作方向に操作されるときには、第1及び
    第3の操作部材を第1の操作方向にそれぞれ駆動し、第
    2の操作方向に操作されるときには第1及び第3の操作
    部材に対して相対移動する第1及び第3の係合部と、前
    記第2の操作部材に対して作動連結され、第2の操作方
    向に操作されるときには、第2の操作部材を第2の操作
    方向に駆動し、第1の操作方向に操作されるときには第
    2の操作部材に対して相対移動する第2の係合部と、を
    備えた第1の操作ノブ部材と、 前記第1及び第3の操作部材を互いに連結し、前記第1
    の操作ノブ部材が第1の操作方向に操作されるときに
    は、第2の操作部材の第1の操作方向への相対移動を許
    容し、前記第1の操作ノブ部材が第2の操作方向に操作
    されるときには、第2の操作部材の第2の操作方向への
    相対移動を許容する連結部材とを備えたシートスイッ
    チ。
  4. 【請求項4】 第1の操作方向は、上下方向である請求
    項1乃至請求項3のうちいずれかに記載のシートスイッ
    チ。
  5. 【請求項5】 第2の操作方向は、前後方向である請求
    項1乃至請求項4のうちいずれかに記載のシートスイッ
    チ。
JP105798A 1997-03-07 1998-01-06 シートスイッチ Pending JPH10308140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP105798A JPH10308140A (ja) 1997-03-07 1998-01-06 シートスイッチ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5339197 1997-03-07
JP9-53391 1997-03-07
JP105798A JPH10308140A (ja) 1997-03-07 1998-01-06 シートスイッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10308140A true JPH10308140A (ja) 1998-11-17

Family

ID=26334215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP105798A Pending JPH10308140A (ja) 1997-03-07 1998-01-06 シートスイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10308140A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20080015996A (ko) * 2006-08-17 2008-02-21 한국오므론전장주식회사 시트 스위치 구조
KR101011762B1 (ko) * 2010-03-22 2011-02-07 덕일산업 주식회사 차량용 시트 조절 컨트롤러
JP2018067446A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 アルプス電気株式会社 入力装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20080015996A (ko) * 2006-08-17 2008-02-21 한국오므론전장주식회사 시트 스위치 구조
KR101011762B1 (ko) * 2010-03-22 2011-02-07 덕일산업 주식회사 차량용 시트 조절 컨트롤러
JP2018067446A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 アルプス電気株式会社 入力装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0141141Y2 (ja)
EP0186192B1 (en) Control switch for motor driven remote control mirror in vehicle
US6903293B2 (en) Switch device having good sense of operational touch even when sliding operating knob or rocking operating knob is attached thereto
JP2003141971A (ja) スイッチ装置
JP3967430B2 (ja) パワーウインド用モータ制御装置
JP3673339B2 (ja) スイッチ装置
WO1998039786A1 (fr) Commutateur de siege
JPH10308140A (ja) シートスイッチ
JPH0724756Y2 (ja) スイッチ装置
JPS62173311A (ja) 空調制御装置
US6838630B2 (en) Switch device
JPS6140044Y2 (ja)
JPH08212876A (ja) スイッチ装置
JP2697053B2 (ja) 電動工具用スイッチ
JPH0422503Y2 (ja)
JPS604351Y2 (ja) 多方向切換スイツチ
JP2515526Y2 (ja) 車両用スイッチ
JPS6220119Y2 (ja)
KR830001427Y1 (ko) 레바 스위치 장치
JPH0314764Y2 (ja)
JP2705216B2 (ja) 電動工具用スイッチ
JPH0236187Y2 (ja)
EP0374959B1 (en) Switch mechanism for an electric power tool
JPH0747774Y2 (ja) スイッチ
JPH08212875A (ja) スイッチ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060404