JPH0747774Y2 - スイッチ - Google Patents
スイッチInfo
- Publication number
- JPH0747774Y2 JPH0747774Y2 JP1989111585U JP11158589U JPH0747774Y2 JP H0747774 Y2 JPH0747774 Y2 JP H0747774Y2 JP 1989111585 U JP1989111585 U JP 1989111585U JP 11158589 U JP11158589 U JP 11158589U JP H0747774 Y2 JPH0747774 Y2 JP H0747774Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- contact piece
- housing
- slider
- switching member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Switches With Compound Operations (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、例えば自動車のフェンダーミラーあるいは
ドアミラーの向きを車内において制御するのに好適なス
イッチに関する。
ドアミラーの向きを車内において制御するのに好適なス
イッチに関する。
[従来の技術] 上記の如き自動車のミラーの角度を上下左右に調節する
ためのスイッチが実開昭63-106032号公報に開示されて
いる。ここに開示されるスイッチは、角筒状のハウジン
グに装着したボタン部材をその四方において押すことに
より、それぞれの方向に対応してミラーの面を左右上下
のいずれか側へ振るようにしたもので、押し込み位置に
対応した箇所に配設されたラバーコンタクトにより基板
上の導電部が短絡されると、モーターが起動して所望方
向へミラーの面を振るようにしている。
ためのスイッチが実開昭63-106032号公報に開示されて
いる。ここに開示されるスイッチは、角筒状のハウジン
グに装着したボタン部材をその四方において押すことに
より、それぞれの方向に対応してミラーの面を左右上下
のいずれか側へ振るようにしたもので、押し込み位置に
対応した箇所に配設されたラバーコンタクトにより基板
上の導電部が短絡されると、モーターが起動して所望方
向へミラーの面を振るようにしている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記実開昭63-106032号公報に開示され
るスイッチは、各押し込み位置に対応してラバースイッ
チを設けただけの構成であるため、前後左右の4箇所の
押し込み位置を同時に押すとそれぞれの位置で同時に基
板上の導電部が短絡されてしまい、場合によってはモー
タが過負荷状態になって焼損してしまう虞があった。
るスイッチは、各押し込み位置に対応してラバースイッ
チを設けただけの構成であるため、前後左右の4箇所の
押し込み位置を同時に押すとそれぞれの位置で同時に基
板上の導電部が短絡されてしまい、場合によってはモー
タが過負荷状態になって焼損してしまう虞があった。
考案は上記のような事情に鑑みてなされたものであっ
て、ボタン部材の前後左右の4箇所の押し込み位置を同
時に押し込んだ場合には、基板上の導電部が短絡されな
いようにすることにより、モータに過負荷がかからない
ようにしたスイッチを提供すること、ならびに、そのよ
うなスイッチにおいて、自動車の左右のドアミラーの制
御用として有益な機能、すなわち異なる2つの動作モー
ド(左右のドアミラーのそれぞれに対する動作モード)
のそれぞれに対して4つの異なる動作モード(ドアミラ
ーを左右と上下に振るための動作モード)を選択し得る
機能を持つスイッチを提供することを目的としている。
て、ボタン部材の前後左右の4箇所の押し込み位置を同
時に押し込んだ場合には、基板上の導電部が短絡されな
いようにすることにより、モータに過負荷がかからない
ようにしたスイッチを提供すること、ならびに、そのよ
うなスイッチにおいて、自動車の左右のドアミラーの制
御用として有益な機能、すなわち異なる2つの動作モー
ド(左右のドアミラーのそれぞれに対する動作モード)
のそれぞれに対して4つの異なる動作モード(ドアミラ
ーを左右と上下に振るための動作モード)を選択し得る
機能を持つスイッチを提供することを目的としている。
考案によるスイッチは、上記目的を達成するために、筒
状のハウジングと、このハウジングの上部開放口に上下
動可能で且つ抜け出し不可状態に装着されるとともに、
前後左右の四方のそれぞれに下方へ延び且つ下端に係合
部を有する操作脚を設けたボタン部材と、このボタン部
材を前記ハウジングの上部開放口からの抜け出し方向へ
付勢するバネ付勢手段と、前記ハウジング内に前後左右
の四方にスライド可能に収容され、且つそれらの四方の
それぞれに前記各操作脚の係合部に各別に上下方向では
スライド自在となるように係合する係合溝部が形設され
るとともに、各操作脚が同時に前後左右のいずれか1の
方向に揺動されたときに前後または左右に位置する2つ
の操作脚の係合部により当該係合部に係合している前記
係合溝部が押されてそれら2つの操作脚の揺動方向にス
ライドされるようになされたスライダと、スライダの中
央部に設けられた収納孔に収納されそのスライダに対し
て無関係に左右方向スライド可能になる状態で前記ハウ
ジングに収容されたボディとそのボディから前記ボタン
部材に穿設された挿通孔を遊挿して外部へ突出された操
作部とを有する切換部材と、前記スライダの下面に下方
向にばね付勢された状態で取着され且つ下方向に突出す
るコンタクトを備えた第1接片と、前記切換部材のボデ
ィの下面に下方向にばね付勢された状態で取着され且つ
下方向に突出するコンタクトを備えた第2接片と、前記
ハウジングにその上面が前記第1接片および第2接片の
各コンタクトと接触する状態で装着され、且つその上面
に前記スライダの移動に伴って第1接片のコンタクトと
接離する第1導電部ならびに前記切換部材のボディの左
右方向スライドに伴って第2接片のコンタクトと接離す
る第2導電部が設けられた基板と、を備えることを特徴
としている。
状のハウジングと、このハウジングの上部開放口に上下
動可能で且つ抜け出し不可状態に装着されるとともに、
前後左右の四方のそれぞれに下方へ延び且つ下端に係合
部を有する操作脚を設けたボタン部材と、このボタン部
材を前記ハウジングの上部開放口からの抜け出し方向へ
付勢するバネ付勢手段と、前記ハウジング内に前後左右
の四方にスライド可能に収容され、且つそれらの四方の
それぞれに前記各操作脚の係合部に各別に上下方向では
スライド自在となるように係合する係合溝部が形設され
るとともに、各操作脚が同時に前後左右のいずれか1の
方向に揺動されたときに前後または左右に位置する2つ
の操作脚の係合部により当該係合部に係合している前記
係合溝部が押されてそれら2つの操作脚の揺動方向にス
ライドされるようになされたスライダと、スライダの中
央部に設けられた収納孔に収納されそのスライダに対し
て無関係に左右方向スライド可能になる状態で前記ハウ
ジングに収容されたボディとそのボディから前記ボタン
部材に穿設された挿通孔を遊挿して外部へ突出された操
作部とを有する切換部材と、前記スライダの下面に下方
向にばね付勢された状態で取着され且つ下方向に突出す
るコンタクトを備えた第1接片と、前記切換部材のボデ
ィの下面に下方向にばね付勢された状態で取着され且つ
下方向に突出するコンタクトを備えた第2接片と、前記
ハウジングにその上面が前記第1接片および第2接片の
各コンタクトと接触する状態で装着され、且つその上面
に前記スライダの移動に伴って第1接片のコンタクトと
接離する第1導電部ならびに前記切換部材のボディの左
右方向スライドに伴って第2接片のコンタクトと接離す
る第2導電部が設けられた基板と、を備えることを特徴
としている。
上記スイッチにおいて、切換部材の操作部を操作してそ
のボディを左右方向にスライドさせると、そのスライド
の前後では、たとえば第2接片のコンタクトが基板の第
2導電部に対し接離して2つの異なる動作モードの相互
間でのモード切換が可能となる。
のボディを左右方向にスライドさせると、そのスライド
の前後では、たとえば第2接片のコンタクトが基板の第
2導電部に対し接離して2つの異なる動作モードの相互
間でのモード切換が可能となる。
また、ボディ部材の前後左右の四方のうちのいずれか1
箇所を押し込むと、このボタン部材に設けた前後または
左右に位置する2つの操作脚の係合部がこれらに係合し
ているスライダの係合溝部を押してそのスライダを前後
又は左右にスライドさせる。このようなスライダのスラ
イドの前後では、たとえばスライダに取着された第1接
片のコンタクトが基板の第1導電部に接離して異なる動
作モードの相互間でのモード切換が行われる。ボディ部
材は、前後左右の四方の4箇所を別々に押し込むことが
可能であるから、それら4箇所での押し込みによって4
つの動作モードの相互間でのモード切換が行われる。
箇所を押し込むと、このボタン部材に設けた前後または
左右に位置する2つの操作脚の係合部がこれらに係合し
ているスライダの係合溝部を押してそのスライダを前後
又は左右にスライドさせる。このようなスライダのスラ
イドの前後では、たとえばスライダに取着された第1接
片のコンタクトが基板の第1導電部に接離して異なる動
作モードの相互間でのモード切換が行われる。ボディ部
材は、前後左右の四方の4箇所を別々に押し込むことが
可能であるから、それら4箇所での押し込みによって4
つの動作モードの相互間でのモード切換が行われる。
そして、前記切換部材のボディは、スライダに対して無
関係に左右方向スライド可能になっているから、スライ
ダを左側へスライドさせたときの動作モードに対してボ
タン部材で4つの異なる動作モードを選択でき、スライ
ダを右側へスライドさせたときの動作モードに対してボ
タン部材で4つの異なる動作モードを選択できるように
なる。
関係に左右方向スライド可能になっているから、スライ
ダを左側へスライドさせたときの動作モードに対してボ
タン部材で4つの異なる動作モードを選択でき、スライ
ダを右側へスライドさせたときの動作モードに対してボ
タン部材で4つの異なる動作モードを選択できるように
なる。
他方、スライダに形設されている係合溝部は、ボタン部
材の前後左右に設けられた各操作脚の係合部と上下方向
ではスライド自在となるように係合しているから、ボタ
ン部材の四方のすべての箇所を同時に押し込んだときに
は、操作脚の係合部がスライダの係合溝部を上下にスラ
イドするだけで、スライダはスライドしない。そのた
め、ボタン部材の四方のすべての箇所を同時に押し込ん
だときには、第1接片のコンタクトと第2導電部との接
離が行われない。
材の前後左右に設けられた各操作脚の係合部と上下方向
ではスライド自在となるように係合しているから、ボタ
ン部材の四方のすべての箇所を同時に押し込んだときに
は、操作脚の係合部がスライダの係合溝部を上下にスラ
イドするだけで、スライダはスライドしない。そのた
め、ボタン部材の四方のすべての箇所を同時に押し込ん
だときには、第1接片のコンタクトと第2導電部との接
離が行われない。
また、切換部材はそのボディがスライダの中央部に設け
られた収納孔に収納されているから、ハウジングにスラ
イダと切換部材のボディとを収容した場合に、切換部材
のボディの配置スペースとしてスライダの配置スペース
が活用されるから、切換部材のボディの配置スペースと
スライダの配置スペースとをハウジングに横に並べて確
保するといった必要性がなくなる。
られた収納孔に収納されているから、ハウジングにスラ
イダと切換部材のボディとを収容した場合に、切換部材
のボディの配置スペースとしてスライダの配置スペース
が活用されるから、切換部材のボディの配置スペースと
スライダの配置スペースとをハウジングに横に並べて確
保するといった必要性がなくなる。
[実施例] 第1図は自動車のドアミラー等制御用として構成された
考案によるスイッチの分解斜視図である。
考案によるスイッチの分解斜視図である。
このスイッチのハウジング1は合成樹脂により角筒状に
形成されており、その内部には内周の各側面にそれぞれ
連結されたアーム1aを介して形成されたフレーム状のガ
イド部材1bが配設されている。このガイド部材1bは後述
する切換部材8をガイドするものである。また、このハ
ウジング1には、対向する両側壁に後述する基板3を固
定するための係合孔1cが穿設されている。
形成されており、その内部には内周の各側面にそれぞれ
連結されたアーム1aを介して形成されたフレーム状のガ
イド部材1bが配設されている。このガイド部材1bは後述
する切換部材8をガイドするものである。また、このハ
ウジング1には、対向する両側壁に後述する基板3を固
定するための係合孔1cが穿設されている。
前記ハウジング1の上部開口には、この開口を略閉塞す
る合成樹脂製のボタン部材2が装着されている。このボ
タン部材2は、第2図にも示すように、周縁から下方に
延設された弾性変形可能な係合部2aの先端に外方へ突出
する爪2aaを形成し、この爪2aaを前記ハウジング1の内
周面に形成した段部1dに係合させることによって、ハウ
ジング1に前記上部開口からの抜け出し不可状態で上下
動可能な状態になるように装着されている。また、この
ボタン部材2の前後左右に位置する四つの片のそれぞれ
の中央部下面には、この下面から下方に延出する操作脚
2bがそれぞれ一体成形されている。各操作脚2bの下端に
は、それぞれの操作脚2bに対応するボタン部材2の辺と
交叉する中心軸を持つ円形状の係合部2baが形設されて
いる。さらに、このボタン部材2の中央部には、前記ハ
ウジング1に設けたフレーム状ガイド部材1bのフレーム
内径に対応する操作部挿通孔2cが穿設されている。
る合成樹脂製のボタン部材2が装着されている。このボ
タン部材2は、第2図にも示すように、周縁から下方に
延設された弾性変形可能な係合部2aの先端に外方へ突出
する爪2aaを形成し、この爪2aaを前記ハウジング1の内
周面に形成した段部1dに係合させることによって、ハウ
ジング1に前記上部開口からの抜け出し不可状態で上下
動可能な状態になるように装着されている。また、この
ボタン部材2の前後左右に位置する四つの片のそれぞれ
の中央部下面には、この下面から下方に延出する操作脚
2bがそれぞれ一体成形されている。各操作脚2bの下端に
は、それぞれの操作脚2bに対応するボタン部材2の辺と
交叉する中心軸を持つ円形状の係合部2baが形設されて
いる。さらに、このボタン部材2の中央部には、前記ハ
ウジング1に設けたフレーム状ガイド部材1bのフレーム
内径に対応する操作部挿通孔2cが穿設されている。
前記ハウジング1には、その下部開口を閉塞するように
して基板3が固定されている。すなわち、この基板3の
対向する二つの側辺には係合突部3aが形成されており、
この係合突部3aを前記ハウジング1に穿設した係合孔1c
に嵌合させることによって、基板3はハウジング1に固
定されている。この基板3上すなわちハウジング1内方
面には複数の導電部により構成される第3図に示すよう
な配線パターン31が形成されているが、この配線パター
ン31については後述するものとする。
して基板3が固定されている。すなわち、この基板3の
対向する二つの側辺には係合突部3aが形成されており、
この係合突部3aを前記ハウジング1に穿設した係合孔1c
に嵌合させることによって、基板3はハウジング1に固
定されている。この基板3上すなわちハウジング1内方
面には複数の導電部により構成される第3図に示すよう
な配線パターン31が形成されているが、この配線パター
ン31については後述するものとする。
この基板3と前記ボタン部材2の間には、ハウジング1
内の四隅部分に配置されるスプリング4が張設されてお
り、このスプリング4によって前記ボタン部材2はハウ
ジング1の上部開口からの抜け出し方向へ付勢されてい
る。但し、このスプリング4は、前記ガイド部材1bのよ
うにハウジング1に一体形成された部位とボタン部材2
との間に張設するようにしていてもよい。
内の四隅部分に配置されるスプリング4が張設されてお
り、このスプリング4によって前記ボタン部材2はハウ
ジング1の上部開口からの抜け出し方向へ付勢されてい
る。但し、このスプリング4は、前記ガイド部材1bのよ
うにハウジング1に一体形成された部位とボタン部材2
との間に張設するようにしていてもよい。
前記ハウジング1に基板3を固定した状態では、このハ
ウジング1内には、前記ガイド部材1bおよびアーム1aと
基板3との間にスペースが形成され、このスペースにこ
のスペース内を前後左右にスライド可能なスライダ5が
収容されている。このスライダ5の各側面には、第4図
に示すように、ボタン部材2の前記操作脚2bが挿通可能
で且つその下端の係合部2baの両側が当接して上下方向
ではその係合部2baをスライド自在とする係合溝部(以
下係合溝という)5aが凹設されている。この構成である
と、ボタン部材2の前後左右の四方のいずれか1箇所が
押し込まれるのに伴って4つの操作脚2bが同時に前後左
右のいずれか1の方向に揺動されたときには、前後また
は左右に位置する2つの操作脚2bの係合部2baにより当
該係合部2baに係合している前記係合溝5aが押されてス
ライダ5がそれら2つの操作脚2bの揺動方向にスライド
される。また、スライダ5の中央部には、前記フレーム
状ガイド部材1bあるいは操作部挿通孔2cに対応する切換
部材8用の収納孔5bが穿設されている。
ウジング1内には、前記ガイド部材1bおよびアーム1aと
基板3との間にスペースが形成され、このスペースにこ
のスペース内を前後左右にスライド可能なスライダ5が
収容されている。このスライダ5の各側面には、第4図
に示すように、ボタン部材2の前記操作脚2bが挿通可能
で且つその下端の係合部2baの両側が当接して上下方向
ではその係合部2baをスライド自在とする係合溝部(以
下係合溝という)5aが凹設されている。この構成である
と、ボタン部材2の前後左右の四方のいずれか1箇所が
押し込まれるのに伴って4つの操作脚2bが同時に前後左
右のいずれか1の方向に揺動されたときには、前後また
は左右に位置する2つの操作脚2bの係合部2baにより当
該係合部2baに係合している前記係合溝5aが押されてス
ライダ5がそれら2つの操作脚2bの揺動方向にスライド
される。また、スライダ5の中央部には、前記フレーム
状ガイド部材1bあるいは操作部挿通孔2cに対応する切換
部材8用の収納孔5bが穿設されている。
このスライダ5の下面には、第5図にも示すように、そ
れぞれ両端を上側に折り曲げてコ字状に形成した一対の
接片部材6A,6Bが取着されている。この一対の接片部材6
A,6Bは第1接片に相当する。すなわち、これらの接片部
材6A,6Bは、接片6Aa,6Ba両側の折曲げ片6Ab,6Bbがスラ
イダ5内に挿入された状態で上下動可能に保持されると
ともに、スライダ5との間に張設したスプリング7A,7B
により下方向にばね付勢されている。折曲げ片6Ab,6Bb
の保持は、例えばこの折曲げ片6Ab,6Bbにスライダ5側
に形成した段部5cと係合する突起6Ac,6Bcを形設するこ
とによってなされる。前記接片6Aaにはその両側付近に
下方向へ突出するコンタクト6Ad,6Aeが、また接片6Baに
も同様のコンタクト6Bd,6Beがそれぞれ形設されてい
る。これらのコンタクト6Ad,6Ae,6Bd,6Beは、前記スプ
リング7A,7Bのばね付勢力により接片6Aa,6Baが押圧され
ることで前記基板3上面に接触している。
れぞれ両端を上側に折り曲げてコ字状に形成した一対の
接片部材6A,6Bが取着されている。この一対の接片部材6
A,6Bは第1接片に相当する。すなわち、これらの接片部
材6A,6Bは、接片6Aa,6Ba両側の折曲げ片6Ab,6Bbがスラ
イダ5内に挿入された状態で上下動可能に保持されると
ともに、スライダ5との間に張設したスプリング7A,7B
により下方向にばね付勢されている。折曲げ片6Ab,6Bb
の保持は、例えばこの折曲げ片6Ab,6Bbにスライダ5側
に形成した段部5cと係合する突起6Ac,6Bcを形設するこ
とによってなされる。前記接片6Aaにはその両側付近に
下方向へ突出するコンタクト6Ad,6Aeが、また接片6Baに
も同様のコンタクト6Bd,6Beがそれぞれ形設されてい
る。これらのコンタクト6Ad,6Ae,6Bd,6Beは、前記スプ
リング7A,7Bのばね付勢力により接片6Aa,6Baが押圧され
ることで前記基板3上面に接触している。
切換部材8は、そのボディ8aが前記スライダ5に設けた
収納孔5bに収納されて、スライダ5に対して無関係に切
換部材8のボディ8aが左右方向(図中矢符L−R方向)
移動可能になっている。切換部材8のボディ8aはボタン
部材2の挿通孔2cを貫通して上部に突出する操作部8bを
有する。ボディ8aの左右方向への移動のガイドは、ボデ
ィ8aの一方の側辺に前記フレーム状ガイド部材1bの下側
周縁に嵌合する段部8aaを形成することによって行って
いる。
収納孔5bに収納されて、スライダ5に対して無関係に切
換部材8のボディ8aが左右方向(図中矢符L−R方向)
移動可能になっている。切換部材8のボディ8aはボタン
部材2の挿通孔2cを貫通して上部に突出する操作部8bを
有する。ボディ8aの左右方向への移動のガイドは、ボデ
ィ8aの一方の側辺に前記フレーム状ガイド部材1bの下側
周縁に嵌合する段部8aaを形成することによって行って
いる。
切換部材8の下面には、この切換部材8の移動方向へ延
びる一対の接片部材9A,9Bが前後に並列して装着されて
いる。この一対の接片部材9A,9Bは第2接片に相当す
る。各接片部材9A,9Bは前記接片部材6A,6Bと同様に構成
され、切換部材8に、この切換部材8から抜脱せず且つ
上下方向に移動可能となるよう装着されており、切換部
材8との間に張設されるスプリング10A,10Bによって下
方向に付勢されている。また、各接片部材9A,9Bは、そ
れぞれ下方に突出するコンタクト9Aa,9Ab,9Ba,9Bbを備
えている。
びる一対の接片部材9A,9Bが前後に並列して装着されて
いる。この一対の接片部材9A,9Bは第2接片に相当す
る。各接片部材9A,9Bは前記接片部材6A,6Bと同様に構成
され、切換部材8に、この切換部材8から抜脱せず且つ
上下方向に移動可能となるよう装着されており、切換部
材8との間に張設されるスプリング10A,10Bによって下
方向に付勢されている。また、各接片部材9A,9Bは、そ
れぞれ下方に突出するコンタクト9Aa,9Ab,9Ba,9Bbを備
えている。
第6図に示すように、前記切換部材8のボディ8aの底面
に凹設したばね受け凹部8cと前記基板3との間には、位
置決め用のボール11を介してスプリング12が張設されて
おり、このスプリング12の付勢力により切換部材8は上
方へ付勢されている。前記ボール11はスプリング12の下
端と基板3との間に介在され、このボール11が基板3に
形成した位置決め穴3b1〜3b3のいずれかにスプリング12
の付勢力で押し込まれたとき、切換部材8が所定位置に
位置決めされるようになっている。すなわち、切換部材
8は、ボール11が基板3の中心に設けられた位置決め穴
3b1に押し込まれているときはニュートラル位置に位置
決めされ、位置決め穴3b1の左側に設けられた位置決め
穴3b2に押し込まれているときは左ミラー制御位置に位
置決めされ、また位置決め穴3b1の右側に設けられた位
置決め穴3b3に押し込まれているときは右ミラー制御位
置に位置決めされる。
に凹設したばね受け凹部8cと前記基板3との間には、位
置決め用のボール11を介してスプリング12が張設されて
おり、このスプリング12の付勢力により切換部材8は上
方へ付勢されている。前記ボール11はスプリング12の下
端と基板3との間に介在され、このボール11が基板3に
形成した位置決め穴3b1〜3b3のいずれかにスプリング12
の付勢力で押し込まれたとき、切換部材8が所定位置に
位置決めされるようになっている。すなわち、切換部材
8は、ボール11が基板3の中心に設けられた位置決め穴
3b1に押し込まれているときはニュートラル位置に位置
決めされ、位置決め穴3b1の左側に設けられた位置決め
穴3b2に押し込まれているときは左ミラー制御位置に位
置決めされ、また位置決め穴3b1の右側に設けられた位
置決め穴3b3に押し込まれているときは右ミラー制御位
置に位置決めされる。
次に、前記基板3を詳説する。この基板3はコネクタ
(不図示)の各ピンが半田付けされた端子T1〜T7を備え
ており、第7図に示すように、端子T3〜T6間には前記コ
ネクタを介して直流電源Eが接続されている。また、端
子T7を共通端子として、端子T5との間に左側ミラーの上
下角度調整用モータM1が、端子T4との間に右側ミラーの
左右角度調整用モータM2が、端子T1との間に右側ミラー
の上下角度調整用モータM3が、さらに端子T2との間に左
側ミラーの左右角度調整用モータM4が接続されている。
基板3には、正方形の四隅に相当する対角線上の点対称
箇所に、配線パターン31が印刷されていない角度調整時
用ニュートラル位置N1,N2,N3,N4が設けられている。こ
れらの角度調整時用ニュートラル位置N1,N2,N3,N4は、
前記スライダ5が前後左右のいずれにもスライドしてい
ないとき、前記接片6A,6Bに設けたコンタクト6Ad,6Ae,6
Bd,6Beが接触する位置である。また、基板3の略中心部
には、前記ニュートラル位置N1,N2,N3,N4を四隅とする
正方形よりも小さい長方形の四隅に相当する箇所に、配
線パターン31が印刷されていないミラー選択時用ニュー
トラル位置N11,N12,N13,N14が設けられている。これら
のミラー選択時用ニュートラル位置N11,N12,N13,N14
は、前記ボール11が基板3の中心に設けた位置決め穴3b
1に嵌入している状態において、切換部材8の下面に装
着した接片部材9A,9Bのコンタクト9Aa,9Ab,9Ba,9Bbが接
触する位置である。
(不図示)の各ピンが半田付けされた端子T1〜T7を備え
ており、第7図に示すように、端子T3〜T6間には前記コ
ネクタを介して直流電源Eが接続されている。また、端
子T7を共通端子として、端子T5との間に左側ミラーの上
下角度調整用モータM1が、端子T4との間に右側ミラーの
左右角度調整用モータM2が、端子T1との間に右側ミラー
の上下角度調整用モータM3が、さらに端子T2との間に左
側ミラーの左右角度調整用モータM4が接続されている。
基板3には、正方形の四隅に相当する対角線上の点対称
箇所に、配線パターン31が印刷されていない角度調整時
用ニュートラル位置N1,N2,N3,N4が設けられている。こ
れらの角度調整時用ニュートラル位置N1,N2,N3,N4は、
前記スライダ5が前後左右のいずれにもスライドしてい
ないとき、前記接片6A,6Bに設けたコンタクト6Ad,6Ae,6
Bd,6Beが接触する位置である。また、基板3の略中心部
には、前記ニュートラル位置N1,N2,N3,N4を四隅とする
正方形よりも小さい長方形の四隅に相当する箇所に、配
線パターン31が印刷されていないミラー選択時用ニュー
トラル位置N11,N12,N13,N14が設けられている。これら
のミラー選択時用ニュートラル位置N11,N12,N13,N14
は、前記ボール11が基板3の中心に設けた位置決め穴3b
1に嵌入している状態において、切換部材8の下面に装
着した接片部材9A,9Bのコンタクト9Aa,9Ab,9Ba,9Bbが接
触する位置である。
前記配線パターン31は、前記角度調整時用ニュートラル
位置N1,N2,N3,N4の前後左右、およびミラー選択時用ニ
ュートラル位置N11,N12,N13,N14の左右に形成されてお
り、以下の如き導電部31a〜31iからなる。
位置N1,N2,N3,N4の前後左右、およびミラー選択時用ニ
ュートラル位置N11,N12,N13,N14の左右に形成されてお
り、以下の如き導電部31a〜31iからなる。
ニュートラル位置N1の前方側と左側に形成されている導
電部31a1およびニュートラル位置N4の右側と後方側に形
成された導電部31a2はともに端子T6に接続されている。
電部31a1およびニュートラル位置N4の右側と後方側に形
成された導電部31a2はともに端子T6に接続されている。
ニュートラル位置N1の右側と後方側、ニュートラル位置
N3の左側、およびニュートラル位置N4の前方側に形成さ
れた導電部31bは端子T3に接続されている。
N3の左側、およびニュートラル位置N4の前方側に形成さ
れた導電部31bは端子T3に接続されている。
ニュートラル位置N2の全周囲に形成された導電部31cは
前記端子T7に接続されている。
前記端子T7に接続されている。
ニュートラル位置N3の前方側および後方側に形成された
導電部31d1,31d2はともに、ニュートラル位置N11とN12
の間に形成された矩形の導電部31d0に接続されている。
導電部31d1,31d2はともに、ニュートラル位置N11とN12
の間に形成された矩形の導電部31d0に接続されている。
ニュートラル位置N3の右側およびニュートラル位置N4の
左側に形成された導電部31eは、ニュートラル位置N13と
N14の間に形成された矩形の導電部31e0に接続されてい
る。
左側に形成された導電部31eは、ニュートラル位置N13と
N14の間に形成された矩形の導電部31e0に接続されてい
る。
また、前記ニュートラル位置N11の左側には導電部31f
が、ニュートラル位置N12の右側には導電部31gが、ニュ
ートラル位置N13の左側には導電部31hが、さらにニュー
トラル位置N14の右側には導電部31iがそれぞれ形成され
ており、順次端子T4,T5,T2,T1に接続されている。
が、ニュートラル位置N12の右側には導電部31gが、ニュ
ートラル位置N13の左側には導電部31hが、さらにニュー
トラル位置N14の右側には導電部31iがそれぞれ形成され
ており、順次端子T4,T5,T2,T1に接続されている。
以上のようにしてなる配線パターン31と接片6A,6B,9A,9
B及び前記モータM1〜M4、電源Eで構成される回路を図
で表すと第8図のようになる。
B及び前記モータM1〜M4、電源Eで構成される回路を図
で表すと第8図のようになる。
ここで、上述した導電部のうち、符号31f,31g,31h,31i
で示したものは上述した第2接片を構成している一対の
接片部材9A,9Bに対応して設けられた第2導電部に相当
し、符号31a1,31a2,31b,31c,31d1,31d2,31d0,31e,31e0
で示したものは上述した第1接片を構成している一対の
接片部材6A,6Bに対応して設けられた第1導電部に相当
している。
で示したものは上述した第2接片を構成している一対の
接片部材9A,9Bに対応して設けられた第2導電部に相当
し、符号31a1,31a2,31b,31c,31d1,31d2,31d0,31e,31e0
で示したものは上述した第1接片を構成している一対の
接片部材6A,6Bに対応して設けられた第1導電部に相当
している。
以上説明したスイッチにおいて、切換部材8は、2つの
異なる動作モードを切り換えるときにニュートラル位置
から左右にスライドされる。また、ボタン部材2は、切
換部材8によって切り換えられたいずれか一方の動作モ
ードを維持したまま、4つの動作モードの相互間でのモ
ード切換に使われる。
異なる動作モードを切り換えるときにニュートラル位置
から左右にスライドされる。また、ボタン部材2は、切
換部材8によって切り換えられたいずれか一方の動作モ
ードを維持したまま、4つの動作モードの相互間でのモ
ード切換に使われる。
今、切換部材8をボール11が位置決め穴3b2に嵌合する
位置に操作すると、接片9Aにより導電部31d0と導電部31
fが短絡されるとともに、接片9Bにより導電部31e0と導
電部31hが短絡される。このことは、モータM1とモータM
4すなわち左側ミラーの角度調整用モータが選択された
ことを示している。
位置に操作すると、接片9Aにより導電部31d0と導電部31
fが短絡されるとともに、接片9Bにより導電部31e0と導
電部31hが短絡される。このことは、モータM1とモータM
4すなわち左側ミラーの角度調整用モータが選択された
ことを示している。
この状態で、ボタン部材2の前方側をスプリング4の付
勢力に抗して押し込むと、このボタン部材2が前方へ傾
斜するのに伴って左右の操作脚2bの下端側が後方へ揺動
し、ここに形成された係合部2baに係合しているスライ
ダ5が後方へスライドする。このスライドにより、スラ
イダ5の下面に装着されている接片6Aのコンタクト6Ad
が導電部31bに接触するとともにコンタクト6Aeが導電部
31cに接触し、一方接片6Bのコンタクト6Bdが導電部31d2
に接触するとともにコンタクト6Beが導電部31a2に接触
する。したがって、第8図から明らかなように、モータ
M1に電源Eの電圧が印加され、このときのモータM1の回
転により左側ミラーを上方に回動させるようにしておけ
ば、ボタン部材2の前方を押し込むことによって左側ミ
ラーによる視界を上方に移動させることができる。
勢力に抗して押し込むと、このボタン部材2が前方へ傾
斜するのに伴って左右の操作脚2bの下端側が後方へ揺動
し、ここに形成された係合部2baに係合しているスライ
ダ5が後方へスライドする。このスライドにより、スラ
イダ5の下面に装着されている接片6Aのコンタクト6Ad
が導電部31bに接触するとともにコンタクト6Aeが導電部
31cに接触し、一方接片6Bのコンタクト6Bdが導電部31d2
に接触するとともにコンタクト6Beが導電部31a2に接触
する。したがって、第8図から明らかなように、モータ
M1に電源Eの電圧が印加され、このときのモータM1の回
転により左側ミラーを上方に回動させるようにしておけ
ば、ボタン部材2の前方を押し込むことによって左側ミ
ラーによる視界を上方に移動させることができる。
ボタン部材2の後方側をスプリング4の付勢力に抗して
押し込むと、上記の場合と逆にスライダ5は前方へスラ
イドし、これによって、接片6Aのコンタクト6Adが導電
部31a1に接触するとともにコンタクト6Aeが導電部31cに
接触し、一方接片6Bのコンタクト6Bdが導電部31d1に接
触するとともにコンタクト6Beが導電部31bに接触する。
これによって、直流電源Eの電圧がボタン部材2の前方
側を押した時と逆位相でモータM1に印加され、モータM1
は前記の場合と逆回転し、左側ミラーは視界を下方に移
動させる。
押し込むと、上記の場合と逆にスライダ5は前方へスラ
イドし、これによって、接片6Aのコンタクト6Adが導電
部31a1に接触するとともにコンタクト6Aeが導電部31cに
接触し、一方接片6Bのコンタクト6Bdが導電部31d1に接
触するとともにコンタクト6Beが導電部31bに接触する。
これによって、直流電源Eの電圧がボタン部材2の前方
側を押した時と逆位相でモータM1に印加され、モータM1
は前記の場合と逆回転し、左側ミラーは視界を下方に移
動させる。
次に、ボタン部材2の右側を同じくスプリング4の付勢
力に抗して押し込むと、スライダ5は前後の操作脚2bの
係合部2baに押されて左側にスライドする。スライダ5
がこのように左側へスライドすると、接片6Aのコンタク
ト6Adが導電部31a1に接触するとともにコンタクト6Aeは
導電部31cに接触する。また、接片6Bのコンタクト6Bdが
導電部31bに接触するとともにコンタクト6Beが導電部31
eに接触する。接片6A,6Bがこのようにして配線パターン
31に接触すると、直流電源Eの電圧はモータM4に印加さ
れるから、このときのモータM4の回転により左側ミラー
を右側に回動させるようにしておけば、ボタン部材2の
右側を押し込むことによって左側ミラーによる視界を右
側に移動させることができる。
力に抗して押し込むと、スライダ5は前後の操作脚2bの
係合部2baに押されて左側にスライドする。スライダ5
がこのように左側へスライドすると、接片6Aのコンタク
ト6Adが導電部31a1に接触するとともにコンタクト6Aeは
導電部31cに接触する。また、接片6Bのコンタクト6Bdが
導電部31bに接触するとともにコンタクト6Beが導電部31
eに接触する。接片6A,6Bがこのようにして配線パターン
31に接触すると、直流電源Eの電圧はモータM4に印加さ
れるから、このときのモータM4の回転により左側ミラー
を右側に回動させるようにしておけば、ボタン部材2の
右側を押し込むことによって左側ミラーによる視界を右
側に移動させることができる。
ボタン部材2の左側を押し込んだ場合も同様の説明がで
きる。すなわち、スライダ5が右側へスライドし、接片
6Aのコンタクト6Adが導電部31bに接触するとともにコン
タクト6Aeが導電部31cに接触する一方、接片6Bのコンタ
クト6Bdが導電部31eに接触するとともにコンタクト6Be
が導電部31a2に接触する。そして、これによって直流電
源Eの電圧はボタン部材2の右側を押した時と逆位相で
モータM4に印加され、左側ミラーは視界を左側に移動さ
せる。
きる。すなわち、スライダ5が右側へスライドし、接片
6Aのコンタクト6Adが導電部31bに接触するとともにコン
タクト6Aeが導電部31cに接触する一方、接片6Bのコンタ
クト6Bdが導電部31eに接触するとともにコンタクト6Be
が導電部31a2に接触する。そして、これによって直流電
源Eの電圧はボタン部材2の右側を押した時と逆位相で
モータM4に印加され、左側ミラーは視界を左側に移動さ
せる。
以上のように、切換部材8をボール11が位置決め穴3b2
に嵌合する位置に操作した状態で、ボタン部材2の前後
左右を押すことにより、左側ミラーの視界を上下左右に
移動させることができる。
に嵌合する位置に操作した状態で、ボタン部材2の前後
左右を押すことにより、左側ミラーの視界を上下左右に
移動させることができる。
切換部材8をボール11が位置決め穴3b3に嵌合する位置
に切り換えると、接片9Aにより導電部31c0と導電部31g
が短絡されるとともに、接片9Bにより導電部31e0と導電
部31iが短絡され、右側ミラーの角度調整用モータであ
るモータM2とモータM3が選択される。この状態でボタン
部材2の前後左右をスプリング4の付勢力に抗して押し
込むと、前述の左側ミラーの角度制御の説明におけるモ
ータM1をモータM3に置き換え、モータM4をモータM2に置
き換えることによって全く同様に説明される作動で、右
側ミラーの視界を上下左右に移動させることができる。
尚、ボタン部材2の前後左右のそれぞれを押し込んだ場
合の詳細な説明はここでは省略する。
に切り換えると、接片9Aにより導電部31c0と導電部31g
が短絡されるとともに、接片9Bにより導電部31e0と導電
部31iが短絡され、右側ミラーの角度調整用モータであ
るモータM2とモータM3が選択される。この状態でボタン
部材2の前後左右をスプリング4の付勢力に抗して押し
込むと、前述の左側ミラーの角度制御の説明におけるモ
ータM1をモータM3に置き換え、モータM4をモータM2に置
き換えることによって全く同様に説明される作動で、右
側ミラーの視界を上下左右に移動させることができる。
尚、ボタン部材2の前後左右のそれぞれを押し込んだ場
合の詳細な説明はここでは省略する。
切換部材8の位置に拘らず、ボタン部材2の前後左右を
同時に押した場合には、ボタン部材2は全体に下方へ移
動するだけであるから、スライダ5はいずれの方向へも
移動せず、したがって接片9A,9Bはニュートラル位置N1
〜N4に接触するだけで配線パターン31には接触しない。
したがって、モータを過負荷状態にすることがない。ま
た、スライダ5のスライドに伴って接片9A,9Bが選択的
に配線パターン31の導電部に接触するから、短絡の虞が
全く無い。
同時に押した場合には、ボタン部材2は全体に下方へ移
動するだけであるから、スライダ5はいずれの方向へも
移動せず、したがって接片9A,9Bはニュートラル位置N1
〜N4に接触するだけで配線パターン31には接触しない。
したがって、モータを過負荷状態にすることがない。ま
た、スライダ5のスライドに伴って接片9A,9Bが選択的
に配線パターン31の導電部に接触するから、短絡の虞が
全く無い。
第9図〜第12図は、上記のような切換部材8に代えて、
切換部材8′を用いた実施例を示すものである。この切
換部材8′はボディ8a′と操作部8b′が分離されてな
り、ボディ8a′の下面には前記切換部材8の場合と同様
にして接片部材9A,9Bが装着されている。ボディ8a′と
操作部8b′の係合は第11図に示すように、操作部8b′の
下端に形成した円柱状の係合部8ba′を、ボディ8a′に
形成した係合凹部8aa′に挿入嵌合させることによって
なされている。このような切換部材8′を用いる場合、
フレーム状のガイド部材1bを形成した前述のハウジング
1に代えて、ボディ8a′を位置決めするとともに操作部
8b′を枢止する切換部材支持部1b′を形成したハウジン
グ1′を用いる。第12図に示すように、前記切換部材支
持部1b′には、ニュートラル位置用凹部1c1′の左右に
左ミラー制御位置用凹部1c2′および右ミラー制御位置
凹部1c3′を設けてなる位置決め段部1c′が形成されて
おり、ボディ8a′は、このボディ8a′の前後面に凹設し
たバネ収納孔8ab′にスプリング12′を収納し、このス
プリング12′によってボール11′を前記位置決め段部1
c′に押し付けることによって所定位置に位置決めさ
れ、スプリング12′の付勢力に抗して移動させることに
より、左右方向にスライドすることができる。いうまで
もなく、位置決め段1c′およびスプリング12′は先の実
施例における位置決め穴3b1〜3b3およびスプリング12に
代わるものである。操作部8b′は、上下方向中間部に形
成した前後に突出するダボ8bb′を、第10図に示すよう
に、前記切換部材支持部1b′に形成した凹溝1d′の頂部
に嵌合させることにより、下端の係合部8ba′をダボ8b
b′を中心として第11図に矢符L−Rで示す左右方向に
回動することができ、この回動に伴って、下端に係合し
たボディ8a′をスライドさせることができる。
切換部材8′を用いた実施例を示すものである。この切
換部材8′はボディ8a′と操作部8b′が分離されてな
り、ボディ8a′の下面には前記切換部材8の場合と同様
にして接片部材9A,9Bが装着されている。ボディ8a′と
操作部8b′の係合は第11図に示すように、操作部8b′の
下端に形成した円柱状の係合部8ba′を、ボディ8a′に
形成した係合凹部8aa′に挿入嵌合させることによって
なされている。このような切換部材8′を用いる場合、
フレーム状のガイド部材1bを形成した前述のハウジング
1に代えて、ボディ8a′を位置決めするとともに操作部
8b′を枢止する切換部材支持部1b′を形成したハウジン
グ1′を用いる。第12図に示すように、前記切換部材支
持部1b′には、ニュートラル位置用凹部1c1′の左右に
左ミラー制御位置用凹部1c2′および右ミラー制御位置
凹部1c3′を設けてなる位置決め段部1c′が形成されて
おり、ボディ8a′は、このボディ8a′の前後面に凹設し
たバネ収納孔8ab′にスプリング12′を収納し、このス
プリング12′によってボール11′を前記位置決め段部1
c′に押し付けることによって所定位置に位置決めさ
れ、スプリング12′の付勢力に抗して移動させることに
より、左右方向にスライドすることができる。いうまで
もなく、位置決め段1c′およびスプリング12′は先の実
施例における位置決め穴3b1〜3b3およびスプリング12に
代わるものである。操作部8b′は、上下方向中間部に形
成した前後に突出するダボ8bb′を、第10図に示すよう
に、前記切換部材支持部1b′に形成した凹溝1d′の頂部
に嵌合させることにより、下端の係合部8ba′をダボ8b
b′を中心として第11図に矢符L−Rで示す左右方向に
回動することができ、この回動に伴って、下端に係合し
たボディ8a′をスライドさせることができる。
尚、上記説明は自動車ミラー用のスイッチングパターン
を満足すべく構成したスイッチに関して行ったが、考案
によるスイッチは、所望のスイッチングパターンに応じ
て、基板上に形成される配線パターンや、スライダの下
面に装着する接片の数あるいは形状を変更することがで
きる。
を満足すべく構成したスイッチに関して行ったが、考案
によるスイッチは、所望のスイッチングパターンに応じ
て、基板上に形成される配線パターンや、スライダの下
面に装着する接片の数あるいは形状を変更することがで
きる。
[考案の効果] 以上説明した考案によれば、2つの異なる動作モードの
それぞれに対して4つの動作モードを設定することので
きるスイッチを提供することができるようになる。そし
て、そのようなスイッチにおいて、ボタン部材の四方の
すべての箇所が同時に押し込まれてもスライダがスライ
ドすることはないので、そのような四方すべての箇所の
同時押し込みによる不都合を生じることがない。
それぞれに対して4つの動作モードを設定することので
きるスイッチを提供することができるようになる。そし
て、そのようなスイッチにおいて、ボタン部材の四方の
すべての箇所が同時に押し込まれてもスライダがスライ
ドすることはないので、そのような四方すべての箇所の
同時押し込みによる不都合を生じることがない。
その上、特に本考案においては、切換部材のボディがス
ライダの中央部に設けられた収納孔に収納されているか
ら、ハウジングにスライダと切換部材のボディとを収容
した場合に、切換部材のボディの配置スペースとしてス
ライダの配置スペースが活用されるようになる。したが
って、切換部材のボディの配置スペースとスライダの配
置スペースとをハウジングに横に並べて確保するといっ
た必要性がなくなる利点がある。
ライダの中央部に設けられた収納孔に収納されているか
ら、ハウジングにスライダと切換部材のボディとを収容
した場合に、切換部材のボディの配置スペースとしてス
ライダの配置スペースが活用されるようになる。したが
って、切換部材のボディの配置スペースとスライダの配
置スペースとをハウジングに横に並べて確保するといっ
た必要性がなくなる利点がある。
第1図はスイッチの分解斜視図、第2図は同じくハウジ
ングの一部を切り欠いた側面図、第3図は基板の平面
図、第4図は操作脚とスライダの係合状態を示す説明
図、第5図は接片の装着状態を示すスライダの縦断面
図、第6図は切換部材の断面図、第7図は基板の端子に
対する電源およびモータの接続関係を示す説明図、第8
図はスイッチと電源およびモータによりなる回路図、第
9図は切換部材の変形例を説明する一部斜視図、第10図
は同じく要部断面図、第11図は第10図のXI−XI断面図、
第12図は第9図に示す切換部材の位置決め構成を示す下
方からみた説明図である。 1……ハウジング、2……ボタン部材 2b……操作脚、3……基板 31a〜31i……導電部、4……バネ付勢手段 5……スライダ、5a……係合溝(係合部) 6A,6B……接片 6Ad,6Ae,6Bd,6Be……コンタクト 2ba……係合部、8……切換部材 8a……ボディ、8b……操作部
ングの一部を切り欠いた側面図、第3図は基板の平面
図、第4図は操作脚とスライダの係合状態を示す説明
図、第5図は接片の装着状態を示すスライダの縦断面
図、第6図は切換部材の断面図、第7図は基板の端子に
対する電源およびモータの接続関係を示す説明図、第8
図はスイッチと電源およびモータによりなる回路図、第
9図は切換部材の変形例を説明する一部斜視図、第10図
は同じく要部断面図、第11図は第10図のXI−XI断面図、
第12図は第9図に示す切換部材の位置決め構成を示す下
方からみた説明図である。 1……ハウジング、2……ボタン部材 2b……操作脚、3……基板 31a〜31i……導電部、4……バネ付勢手段 5……スライダ、5a……係合溝(係合部) 6A,6B……接片 6Ad,6Ae,6Bd,6Be……コンタクト 2ba……係合部、8……切換部材 8a……ボディ、8b……操作部
Claims (1)
- 【請求項1】筒状のハウジングと、 このハウジングの上部開放口に上下動可能で且つ抜け出
し不可状態に装着されるとともに、前後左右の四方のそ
れぞれに下方へ延び且つ下端に係合部を有する操作脚を
設けたボタン部材と、 このボタン部材を前記ハウジングの上部開放口からの抜
け出し方向へ付勢するバネ付勢手段と、 前記ハウジング内に前後左右の四方にスライド可能に収
容され、且つそれらの四方のそれぞれに前記各操作脚の
係合部に各別に上下方向ではスライド自在となるように
係合する係合溝部が形設されるとともに、各操作脚が同
時に前後左右のいずれか1の方向に揺動されたときに前
後または左右に位置する2つの操作脚の係合部により当
該係合部に係合している前記係合溝部が押されてそれら
2つの操作脚の揺動方向にスライドされるようになされ
たスライダと、 スライダの中央部に設けられた収納孔に収納されそのス
ライダに対して無関係に左右方向スライド可能になる状
態で前記ハウジングに収容されたボディとそのボディか
ら前記ボタン部材に穿設された挿通孔を遊挿して外部へ
突出された操作部とを有する切換部材と、 前記スライダの下面に下方向にばね付勢された状態で取
着され且つ下方向に突出するコンタクトを備えた第1接
片と、 前記切換部材のボディの下面に下方向にばね付勢された
状態で取着され且つ下方向に突出するコンタクトを備え
た第2接片と、 前記ハウジングにその上面が前記第1接片および第2接
片の各コンタクトと接触する状態で装着され、且つその
上面に前記スライダの移動に伴って第1接片のコンタク
トと接離する第1導電部ならびに前記切換部材のボディ
の左右方向スライドに伴って第2接片のコンタクトと接
離する第2導電部が設けられた基板と、を備えることを
特徴とするスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989111585U JPH0747774Y2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989111585U JPH0747774Y2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0360726U JPH0360726U (ja) | 1991-06-14 |
JPH0747774Y2 true JPH0747774Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31660055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989111585U Expired - Lifetime JPH0747774Y2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747774Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56138436U (ja) * | 1980-03-21 | 1981-10-20 | ||
JPS58104535U (ja) * | 1982-01-12 | 1983-07-16 | 株式会社村上開明堂 | 押圧操作型スイツチ |
-
1989
- 1989-09-22 JP JP1989111585U patent/JPH0747774Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0360726U (ja) | 1991-06-14 |
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