JPH10307613A - プロセスデータ収集装置の更新方法 - Google Patents

プロセスデータ収集装置の更新方法

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JPH10307613A
JPH10307613A JP11724197A JP11724197A JPH10307613A JP H10307613 A JPH10307613 A JP H10307613A JP 11724197 A JP11724197 A JP 11724197A JP 11724197 A JP11724197 A JP 11724197A JP H10307613 A JPH10307613 A JP H10307613A
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JP
Japan
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pio
process data
card
update cycle
data
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JP11724197A
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English (en)
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Yoshihide Asakura
良英 朝倉
Katsuyasu Toki
勝康 土岐
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計算機上のプログラムが必要としている周期
に対応したデータ更新周期でPIOカードからプロセス
データを収集できるようにし、変位速度が大きく異なる
プラント設備の制御を行う場合でも、容易に対応できる
ようにする。 【解決手段】 更新周期テーブル5には各PIOカード
9に対するデータ更新周期が設定される。CPU1とP
IOカード9が共にリード/ライト可能な2ポートメモ
リ3は更新周期テーブル5に設定されたデータ更新周期
に従って内容が更新され、これによりCPU1はプログ
ラムが必要としている周期で2ポートメモリ3からプロ
セスデータを読み込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラントの監視
/制御を行う計算機のCPU(中央演算処理装置)とプ
ラントのプロセスデータを入出力する複数のPIO(プ
ロセス・インプット・アウトプット)カードとの間を多
芯ケーブル又はネットワーク経由で接続してCPUの処
理に必要なプロセスデータをPIOカードから収集する
プロセスデータ収集装置の更新方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8は多芯ケーブル接続された従来のプ
ロセスデータ収集装置の構成を示すブロック図である。
図8において、1はプラントの監視/制御を行う計算機
に備えられるCPUであり、このCPUは図示しないR
OMに記憶されたプログラムに従って演算/制御を行う
ものである。9はプラントのプロセスデータを入出力す
るためのインターフェースとなる複数のPIOカードで
あり、このPIOカード9はディジタルのプロセスデー
タの入出力やアナログのプロセスデータの入出力が行わ
れる。11はCPU1の処理に必要なプロセスデータを
PIOカード9から収集したりするプロセスデータ収集
装置である。このプロセスデータ収集装置11は、CP
U1とPIOカード9が共にリード/ライト可能な2ポ
ートメモリ3と、PIOカード9に接続されPIOカー
ド9からのプロセスデータを受信したりCPU1からの
プロセスデータをPIOカード9に送信したりするPI
Oレシーバ8と、2ポートメモリ3やPIOレシーバ8
等を制御するマイクロプロセッサ4と、このマイクロプ
ロセッサ4とPIOレシーバ8を結ぶ多芯ケーブル7と
を備えている。2はマイクロプロセッサ4と2ポートメ
モリ3等から構成されたPIOドライバである。10は
実際のプラントのセンサやモータ等からのプロセスデー
タである。
【0003】次に図8に示す従来装置の動作について説
明する。まず、PIOドライバ2内のマイクロプロセッ
サ4は、PIOレシーバ8に接続されたPIOカード9
から多芯ケーブル7を介してプロセスデータを収集し、
2ポートメモリ3に書き込む。CPU1が実際のプラン
トデータ10を読み込む場合は、PIOドライバ2内の
2ポートメモリ3に書き込まれたデータをプラントデー
タとして使用している。即ち、2ポートメモリ3に実際
のプラントデータ10を反映させている。
【0004】一方、CPU1がプラントにプロセスデー
タを出力する場合は、PIOドライバ2内の2ポートメ
モリ3にプロセスデータを書き込む。そして、このプロ
セスデータはマイクロプロセッサ4により読み出され、
多芯ケーブル7を介してPIOレシーバ8で受信され、
PIOカード9を介してプラントの機器へ伝達される。
【0005】図9はネットワーク接続された従来のプロ
セスデータ収集装置の構成を示すブロック図である。図
9において、図8に示す構成要素に対応するものには同
一の符号を付し、その説明を省略する。この従来装置で
は、図9に示すようにPIOドライバ2とPIOレシー
バ8との間がネットワーク12により接続されている。
N1,N1,N3は各PIOレシーバ8のネットワーク
12に対するノードを示す。その他の構成及び動作は図
8で説明した従来装置と同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8に示す
ような従来のプロセスデータ収集装置では、PIOカー
ドに対する1回のアクセス時間とPIOカードの点数と
の積でPIOカードのデータ更新周期を一義的に決定し
ていたので、データ更新周期は全PIOカード一律に同
じであった。また、図9に示すような従来のプロセスデ
ータ収集装置では、各ノードは対応するタイムスロット
に使用され、PIOカードのデータ更新周期はノード数
とフレーム当たりのネットワーク占有時間との積で決定
していたので、各ノードのネットワーク使用率が均等で
あった。
【0007】このように両方の従来のプロセスデータ収
集装置とも、データ更新周期は構成要素の個数やシステ
ム構成等により一義的に決定している。これでは、PI
Oレシーバを追加し、PIOカードの点数を増設した場
合、増加したPIOカードの数よりPIOドライバ内の
2ポートメモリのデータ更新周期が遅くなる。例えば、
PIOレシーバの数が2倍になると、2ポートメモリの
データ更新周期も2倍になり、場合によっては、システ
ム自体が成立しなくなる。また、あるPIOカードがも
う少し速いデータ更新周期を必要とする場合に対応する
ことができなくなる。
【0008】なお、従来技術として例えば特開平6−1
68138号公報に示される入出力信号割付装置は、ネ
ットワークのノードのPIOカードの種類と数量、PI
Oカードを実装するユニット数及びユニットのPIOカ
ードの配置構成に従って外部入出力信号を割付けするも
のであり、プロセスデータを収集する周期に関するもの
ではないので、本発明の目的とは異なる。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、計算機上のプログラムが必要とし
ている周期に対応したデータ更新周期でPIOカードか
らプロセスデータを収集することができるプロセスデー
タ収集装置の更新方法を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、プラント
のプロセスデータを入出力するためのインターフェース
となる各PIOカード9に対するデータ更新周期に従っ
て、CPU1と上記PIOカード9が共にリード/ライ
ト可能な2ポートメモリ3の内容を更新することを特徴
とするものである。
【0011】第2の発明は、プラントの監視/制御をプ
ログラムに基づいて行う計算機のCPU1と、プラント
のプロセスデータを入出力するためのインターフェース
となる複数のPIOカード9との間を多芯ケーブル7経
由で接続して上記CPU1の処理に必要なプロセスデー
タを上記PIOカード9から収集して上記CPU1と上
記PIOカード9が共にリード/ライト可能な2ポート
メモリ3に記憶させるプロセスデータ収集装置11にお
いて、上記各PIOカード9に対するデータ更新周期を
更新周期テーブル5に設定し、この設定されたデータ更
新周期に従って上記2ポートメモリ3の内容を更新する
ことを特徴とするものである。
【0012】第3の発明は、第2の発明のプロセスデー
タ収集装置11において、上記CPU1が上記PIOカ
ード9のプロセスデータをアクセスする前に、各PIO
カード9に対応して予め求められたデータ更新周期を上
記更新周期テーブル5に設定することを特徴とするもの
である。
【0013】第4の発明は、第2の発明のプロセスデー
タ収集装置11において、上記CPU1が上記PIOカ
ード9のプロセスデータをアクセス開始した時点から、
単位時間当たりにどのPIOカード9に何回アクセスし
たかを統計を取り、この統計情報に基づいて各PIOカ
ード9に適したデータ更新周期を計算して上記更新周期
テーブル5に設定することを特徴とするものである。
【0014】第5の発明は、プラントの監視/制御をプ
ログラムに基づいて行う計算機のCPU1と、プラント
のプロセスデータを入出力するためのインターフェース
となる複数のPIOカード9との間をネットワーク12
経由で接続して上記CPU1の処理に必要なプロセスデ
ータを上記PIOカード9から収集して上記CPU1と
上記PIOカード9が共にリード/ライト可能な2ポー
トメモリ3に記憶させるプロセスデータ収集装置13に
おいて、各PIOカード9に対するデータ更新周期を更
新周期テーブル5に設定し、この設定されたデータ更新
周期に従って上記2ポートメモリ3の内容を更新するこ
とを特徴とするものである。
【0015】第6の発明は、第5の発明のプロセスデー
タ収集装置13において、上記CPU1が上記PIOカ
ード9のプロセスデータをアクセスする前に、上記各P
IOカード9の各ノードの上記ネットワーク12に対す
る使用率を求め、この使用率に基づいて各PIOカード
に適したデータ更新周期を計算して上記更新周期テーブ
ル5に設定することを特徴とするものである。
【0016】第7の発明は、第5の発明のプロセスデー
タ収集装置13において、上記CPU1が上記PIOカ
ード9のプロセスデータをアクセス開始した時点から、
単位時間当たりにどのPIOカード9に何回アクセスし
たかを統計を取り、この統計情報に基づいて上記各PI
Oカード9の各ノードのネットワークに対する使用率を
求め、この使用率に基づいて各PIOカード9に適した
データ更新周期を計算して上記更新周期テーブル5に設
定することを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図に基
づいて説明する。図1は実施の形態1に係るプロセスデ
ータ収集装置の更新方法を示すブロック図である。図1
において、図6に示す構成要素に対応するものには同一
の符号を付し、その説明を省略する。図1において、5
はプロセスデータ収集装置11のPIOドライバ2に設
けられた更新周期テーブルであり、この更新周期テーブ
ル5には各PIOカード9に対するデータ更新周期が設
定される。
【0018】次に動作について説明する。まず、CPU
1がPIOカード9のプロセスデータをアクセスする前
に、更新周期テーブル5に各PIOカード9に対応した
データ更新周期を設定する必要がある。この設定の方法
は、オペレータの操作によって起動するプログラムによ
る設定又はオペレータの操作による外部機器からの設定
のどちらでもよい。図3は更新周期テーブル5に設定さ
れた内容を示す図である。図3において、PIOアドレ
スは複数のPIOカード9の内のどのPIOカードであ
るかを特定するものである。つまり、PIOアドレスは
どのプラント設備に対するプロセスデータであるかを指
定するためのものである。単位時間当たりのPIOアク
セス回数とはCPU1(プログラム)が必要としている
PIOカード9のデータ更新周期(プロセスデータのサ
ンプリング時間)の逆数である。
【0019】例えば、単位時間を1秒(1s)とした場
合、データ更新周期が1sならばPIOアクセス回数は
1となり、データ更新周期が100msならばPIOア
クセス回数は10となり、また、データ更新周期が10
msならばPIOアクセス回数は100となる。即ち、
単位時間当りのアクセス回数をAとし、データ更新周期
をTとすると、次式が成り立つ。 A=(1/T)*N 上記の例では、N=1としたが、実際にはNは2か3の
値が妥当である。このようにして設定された更新周期テ
ーブル5の内容に従いマイクロプロセッサ4は、2ポー
トメモリ3の内容を更新する。即ち、図3に示すような
更新周期テーブル5の内容であれば、2ポートメモリ3
において、PIOカード9のPIOアドレス0に対応す
るメモリアドレスは1回/秒、PIOカード9のPIO
アドレス1に対応するメモリアドレスは10回/秒、P
IOカード9のPIOアドレス2に対応するメモリアド
レスは100/秒でそれぞれ内容が更新される。
【0020】このように本実施の形態1によれば、各P
IOカードに必要なデータ更新周期を予めオペレータが
設定するので、計算機上のプログラムが必要としている
周期に対応したデータ更新周期でPIOカードからプロ
セスデータを収集することができ、計算機1台で制御対
象の変位速度が大きく異なるプラント設備の制御を行う
場合でも、容易に対応することが可能となり、また、C
PUは処理を効率良く行え、CPU負荷も軽減でき、更
に計算機全体におけるCPUの個数を削減することもで
きる。
【0021】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2に係るプロセスデータ収集装置の更新方法を示す図
である。図2において、図1に示す構成要素に対応する
ものには同一の符号を付し、その説明を省略する。図2
において、6はPIOドライバ2に設けられたアドレス
バッファであり、このアドレスバッファ6にはCPU1
がアクセスしたアドレスが単位時間保持される。上記実
施の形態1では、更新周期テーブル5の設定を人手によ
り行った場合について述べたが、本実施の形態2ではP
IOドライバ2にアドレスバッファ6を設けることで、
自動的に更新周期テーブル5へのデータ更新周期等の設
定を行う。
【0022】次に動作について説明する。CPU1がP
IOカード9のプロセスデータをアクセスした時、この
アクセスしたアドレスはアドレスバッファ6に単位時間
保持される。マイクロプロセッサ4はアドレスバッファ
6に保持されたアドレスに基づいて各PIOカード9に
単位時間当たり何回アクセスしたかを統計を取り、この
統計情報に基づいて各PIOカード9に適したデータ更
新周期を計算して更新周期テーブル5に設定する。即
ち、マイクロプロセッサ4は、単位時間当たりのアクセ
ス回数から、PIOカード9のデータを、どの位の周期
で2ポートメモリ3に反映させる必要があるかを判断
し、図3に示すような内容を持つ更新周期テーブル5を
作成する。そして、この更新周期テーブル5に従い、次
の単位時間の間、2ポートメモリ3とPIOカード9の
間のプロセスデータの転送を行う。
【0023】このように本実施の形態2によれば、デー
タ更新周期の設定をオペレータが行うのではなく、単位
時間当たりのPIOアクセス回数を測定し、この測定結
果を統計的に処理し、データ更新周期を自動的に設定す
るので、計算機上のプログラムが必要としている周期に
対応したデータ更新周期でPIOカードからプロセスデ
ータを収集することができ、計算機1台で制御対象の変
位速度が大きく異なるプラント設備の制御を行う場合で
も、容易に対応することが可能になり、また、CPUは
処理を効率良く行え、CPU負荷も軽減でき、更に計算
機全体におけるCPUの個数を削減することもできる。
【0024】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3に係るプロセスデータ収集装置の更新方法を示すブ
ロック図である。図4において、図1に示す構成要素に
対応するものには同一の符号を付し、その説明を省略す
る。本実施の形態3では、PIOドライバ2とPIOレ
シーバ8との間がネットワーク12により接続されてい
る。
【0025】次に動作について説明する。まず、CPU
1がPIOカード9のプロセスデータをアクセスする前
に、更新周期テーブル5に各PIOカード9に対応した
データ更新周期を設定する必要がある。この設定の方法
は、オペレータの操作によって起動するプログラムによ
る設定又はオペレータの操作による外部機器からの設定
のどちらでもよい。図6は更新周期テーブル5に設定さ
れた内容を示す図であり、図6において、ノード番号と
は、どのPIOレシーバ8を通してどのPIOカード9
を指定するかを示すものである。つまり、ノード番号
は、どのプロセスデータを指定するかを示すものであ
る。単位時間当たりのノードアクセス回数とはCPU1
(プログラム)が必要としてるPIOカード9のデータ
更新周期(プロセスデータのサンプリング時間)の逆数
である。ネットワーク使用率とは、PIOドライバ2が
PIOレシーバ8にアクセスする時、ネットワーク12
上での単位時間当たりにタイムスロット(図7参照)を
使用する占有率である。
【0026】例えば、図6に示すように、単位時間を1
秒とした場合、ノードアクセス回数が1秒に2回(デー
タ更新周期が500ms)ならば、ネットワーク使用率
は2%となり、ノードアクセス回数が1秒に18回(デ
ータ更新周期が56ms)ならば、ネットワーク使用率
は18%となり、また、ノードアクセス回数が1秒に8
0回(データ更新周期が13ms)ならば、ネットワー
ク使用率は80%となる。即ち、単位時間当たりのノー
ドアクセス回数をAとし、データ更新周期をTとする
と、次式が成り立つ。 A=(1/T)*N 上記の例では、N=1としたが、実際にはNは2か3の
値が妥当である。
【0027】PIOドライバ2のマイクロプロセッサ4
は、上記のように設定された更新周期テーブル5の内容
を展開し、ネットワーク12のタイムスロットの使用規
定を各ノードN1,N2,N3へ同時通告する。更新周
期テーブル5は、例えば全ノード数の10倍のタイムス
ロットを定義し、このタイムスロットを上記のようなネ
ットワーク使用率に従い展開する。その展開結果が図7
のようになる。使用率2%のノードN1はタイムスロッ
ト49,99のみ使用でき、使用率18%のノードN2
は5の倍数のタイムスロットを使用でき、それ以外のタ
イムスロットはノードN3がネットワーク12を使用で
きる。PIOドライバ2はネットワーク12上のデータ
を常に取り込み2ポートメモリ3に反映することができ
る。ノードN3のデータは極めて高速なデータ更新が可
能となる。なお、タイムスロットの割合の設定を各ノー
ド均等にすれば、従来と同じになる。
【0028】このように本実施の形態3によれば、従来
はノード数とタイムスロットの数は一致していたが、タ
イムスロットをノードの数倍とり、各ノードに割り当て
る割合を予めオペレータが設定し、そのノードの使用率
に従いデータ更新周期を設定したので、計算機上のプロ
グラムが必要としている周期に対応したデータ更新周期
でPIOカードからプロセスデータを収集することがで
き、計算機1台で制御対象の変位速度が大きく異なるプ
ラント設備の制御を行う場合でも、容易に対応すること
が可能となり、また、CPUは処理を効率良く行え、C
PU負荷も軽減でき、更に計算機全体におけるCPUの
個数を削減することもできる。
【0029】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4に係るプロセスデータ収集装置の更新方法を示すブ
ロック図である。図5において、図4に示す構成要素に
対応するものには同一の符号を付し、その説明を省略す
る。図5において、6はPIOドライバ2に設けられた
アドレスバッファであり、このアドレスバッファ6には
CPU1がアクセスしたノードのノード番号が単位時間
保持される。
【0030】次に動作について説明する。本実施の形態
4ではPIOドライバ2とPIOレシーバ8とがネット
ワーク12により接続されている場合で、かつ、PIO
ドライバ2にアドレスバッファ6を設けることで、自動
的に更新周期テーブル5へのデータ更新周期等の設定を
行い、この更新周期テーブル5に従ってプロセスデータ
を収集するプロセスデータ収集装置13について述べ
る。
【0031】CPU1がPIOカード9のプロセスデー
タをアクセスした時、このPIOカート9に対応するノ
ード番号はアドレスバッファ6に単位時間保持される。
マイクロプロセッサ4はアドレスバッファ6に保持され
たノード番号に基づいて各ノードN1,N2,N3に単
位時間当たり何回アクセスしたかを統計を取り、この統
計情報に基づいて各PIOカード9に適したデータ更新
周期を計算して更新周期テーブル5に設定する。即ち、
更新周期テーブル5へのデータ更新周期等の設定をオペ
レータにより行うのではなく、PIOドライバ2のマイ
クロプロセッサ4がCPU1からの各PIOカード9の
単位時間当たりのアクセスを測定し、この測定結果を統
計的に処理し、ネットワーク12上のタイムスロットの
使用率を決定し、各ノードN1,N2,N3に自動的に
使用率を割り当てると共に、PIOカード9のデータ更
新周期を設定する。
【0032】このように設定されたデータ更新周期を含
む更新周期テーブル5は図6に示すようになり、この更
新周期テーブル5の内容を展開した図7に示すようなタ
イムスロットの使用規定を各ノードN1,N2,N3へ
同時通告する。これにより、各ノードN1,N2,N3
に接続された各PIOレシーバ8は、同時通告されたタ
イムスロットに従い、プロセスデータの送受信を行う。
PIOドライバ2はネットワーク12上のプロセスデー
タを常に取り込み、2ポートメモリ3に反映させること
ができる。
【0033】このように本実施の形態4によれば、デー
タ更新周期の設定をオペレータが行うのではなく、単位
時間当たりのノードアクセス回数を測定し、この測定結
果を統計的に処理し、タイムスロットの使用率を決定
し、各ノードに自動的に使用率を割り当て、またデータ
更新周期を設定するので、計算機上のプログラムが必要
としている周期に対応したデータ更新周期でPIOカー
ドからプロセスデータを収集することができ、計算機1
台で制御対象の変位速度が大きく異なるプラント設備の
制御を行う場合でも、容易に対応することが可能とな
り、また、CPUは処理を効率良く行え、CPU負荷も
軽減でき、更に計算機全体におけるCPUの個数を削減
することもできる。
【0034】以上の実施の形態1〜4で説明したよう
に、PIOカードのプロセスデータを必要としているの
は計算機内部のプログラムであり、このプログラムは多
数のPIOカードのプロセスデータを同じ周期で読み書
きはしておらず、各制御対象に必要な周期でプロセスデ
ータを収集し、演算し、プロセスデータをプラントへ出
力している。例えば、温度管理を行っているプログラム
は数秒の単位のデータ収集/出力で十分である。その理
由はオーブン等の加熱部の温度変化は数msの単位でな
く、秒の単位で変化するからである。このような変化速
度が遅い制御対象に対して数msの単位で温度データを
収集する必要はない。一方、高速移動する物をトラッキ
ングするような設備が制御対象なら、数ms又はそれ以
下の周期で位置検出センサよりデータを収集する必要が
ある。このように、制御対象の変位速度が大きく異なる
設備の制御を1台の計算機で行う場合、従来技術のよう
に全プラントのプロセスデータを同じ周期で収集する必
要もないし、効率的でない。計算機上のプログラムが必
要としている周期に対応した周期でプロセスデータを収
集すればよい。制御を行うプログラムは通常、定周期起
動されているので、プロセスデータの収集もプログラム
の起動周期に対応した周期で行えばよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、各P
IOカードに対するデータ更新周期に従って、CPUと
PIOカードが共にリード/ライト可能なメモリの内容
を更新するようにしたので、計算機1台で制御対象の変
位速度が大きく異なるプラント設備の制御を行う場合で
も、容易に対応することが可能となり、また、CPUは
処理を効率良く行え、CPU負荷も軽減でき、更に計算
機全体におけるCPUの個数を削減することもできると
いう効果が得られる。
【0036】第2の発明によれば、CPUとPIOカー
ドとの間を多芯ケーブルで接続したプロセスデータ収集
装置において、各PIOカードに対するデータ更新周期
を更新周期テーブルに設定し、この設定されたデータ更
新周期に従ってメモリの内容を更新するようにしたの
で、メモリの内容とPIOカードの内容(入出力状態)
を効率良く一致させることができ、これにより計算機1
台で制御対象の変位速度が大きく異なるプラント設備の
制御を行う場合でも、容易に対応することが可能とな
り、また、CPUは処理を効率良く行え、CPU負荷も
軽減でき、更に計算機全体におけるCPUの個数を削減
することもできるという効果が得られる。
【0037】第3の発明によれば、第2の発明の構成に
おいて、CPUがPIOカードのプロセスデータをアク
セスする前に、各PIOカードに対応して予め求められ
たデータ更新周期を更新周期テーブルに設定するように
したので、第2の発明における更新周期テーブルが得ら
れ、第2の発明の効果を達成することができる。
【0038】第4の発明によれば、第2の発明の構成に
おいて、CPUがPIOカードのプロセスデータをアク
セス開始した時点から、単位時間当たりにどのPIOカ
ードに何回アクセスしたかを統計を取り、この統計情報
に基づいて各PIOカードに適したデータ更新周期を計
算して更新周期テーブルに設定するようにしたので、第
2の発明における更新周期テーブルが自動的に得られ、
第2の発明の効果を達成することができる。
【0039】第5の発明によれば、CPUとPIOカー
ドとの間をネットワークで接続したプロセスデータ収集
装置にいて、各PIOカードに対するデータ更新周期を
更新周期テーブルに設定し、この設定されたデータ更新
周期に従ってメモリの内容を更新するようにしたので、
メモリのの内容とPIOカードの内容(入出力状態)を
効率良く一致させるように各ノードのネットワークに対
する使用率を調整でき、これにより計算機1台で制御対
象の変位速度が大きく異なるプラント設備の制御を行う
場合でも、容易に対応することが可能となり、また、C
PUは処理を効率良く行え、CPU負荷も軽減でき、更
に計算機全体におけるCPUの個数を削減することもで
きるという効果が得られる。
【0040】第6の発明によれば、第5の発明の構成に
おいて、CPUがPIOカードのプロセスデータをアク
セスする前に、各PIOカードの各ノードのネットワー
クに対する使用率を求め、この使用率に基づいて各PI
Oカードに適したデータ更新周期を計算して更新周期テ
ーブルに設定するようにしたので、第5の発明における
更新周期テーブルが得られ、第5の発明の効果を達成す
ることができる。
【0041】第7の発明によれば、第5の発明の構成に
おいて、CPUがPIOカードのプロセスデータをアク
セス開始した時点から、単位時間当たりにどのPIOカ
ードのノードに何回アクセスしたかを統計を取り、この
統計情報に基づいて各PIOカードに適したデータ更新
周期を計算して更新周期テーブルに設定するようにした
ので、第5の発明における更新周期テーブルが自動的に
得られ、第5の発明の効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るプロセスデー
タ収集装置の更新方法を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係るプロセスデー
タ収集装置の更新方法を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態1,2における更新周期テーブル
の内容を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係るプロセスデー
タ収集装置の更新方法を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態4に係るプロセスデー
タ収集装置の更新方法を示すブロック図である。
【図6】 実施の形態3,4における更新周期テーブル
の内容を示す図である。
【図7】 実施の形態3,4におけるタイムスロットの
構成図である。
【図8】 多芯ケーブル接続された従来のプロセスデー
タ収集装置の更新方法を示すブロック図である。
【図9】 ネットワーク接続された従来のプロセスデー
タ収集装置の更新方法を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU、2 PIO、3 2ポートメモリ、4 マ
イクロプロセッサ、5 更新周期テーブル、6 アドレ
スバッファ、7 多芯ケーブル、8 PIOレシーバ、
9 PIOカード、10 プロセスデータ、11,13
プロセスデータ収集装置、12 ネットワーク、N
1,N2,N3 ノード。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントのプロセスデータを入出力する
    ためのインターフェースとなる各PIOカードに対する
    データ更新周期に従って、CPUと上記PIOカードが
    共にリード/ライト可能なメモリの内容を更新するよう
    にしたことを特徴とするプロセスデータ収集装置の更新
    方法。
  2. 【請求項2】 プラントの監視/制御をプログラムに基
    づいて行う計算機のCPUと、プラントのプロセスデー
    タを入出力するためのインターフェースとなる複数のP
    IOカードとの間を多芯ケーブル経由で接続して上記C
    PUの処理に必要なプロセスデータを上記PIOカード
    から収集して上記CPUと上記PIOカードが共にリー
    ド/ライト可能なメモリに記憶させるプロセスデータ収
    集装置において、上記各PIOカードに対するデータ更
    新周期を更新周期テーブルに設定し、この設定されたデ
    ータ更新周期に従って上記メモリの内容を更新するよう
    にしたことを特徴とするプロセスデータ収集装置の更新
    方法。
  3. 【請求項3】 上記CPUが上記PIOカードのプロセ
    スデータをアクセスする前に、各PIOカードがどの位
    のデータ更新周期を必要とするかを予め求め、この求め
    られたデータ更新周期を上記更新周期テーブルに設定す
    るようにしたことを特徴とする請求項2記載のプロセス
    データ収集装置の更新方法。
  4. 【請求項4】 上記CPUが上記PIOカードのプロセ
    スデータをアクセス開始した時点から、単位時間当たり
    にどのPIOカードに何回アクセスしたかを統計を取
    り、この統計情報に基づいて各PIOカードに適したデ
    ータ更新周期を計算して上記更新周期テーブルに設定す
    るようにしたことを特徴とする請求項2記載のプロセス
    データ収集装置の更新方法。
  5. 【請求項5】 プラントの監視/制御をプログラムに基
    づいて行う計算機、CPUと、プラントのプロセスデー
    タを入出力するためのインターフェースとなる複数PI
    Oカードとの間をネットワーク経由で接続して上記CP
    Uの処理に必要なプロセスデータを上記PIOカードか
    ら収集して上記CPUと上記PIOカードが共にリード
    /ライト可能なメモリに記憶させるプロセスデータ収集
    装置において、上記各PIOカードに対するデータ更新
    周期を更新周期テーブルに設定し、この設定されたデー
    タ更新周期に従って上記メモリの内容を更新するように
    したことを特徴とするプロセスデータ収集装置の更新方
    法。
  6. 【請求項6】 上記CPUが上記PIOカードのプロセ
    スデータをアクセスする前に、上記各PIOカードの各
    ノードの上記ネットワークに対する使用率を求め、この
    使用率に基づいて各PIOカードに適したデータ更新周
    期を計算して上記更新周期テーブルに設定するようにし
    たことを特徴とする請求項5記載のプロセスデータ収集
    装置の更新方法。
  7. 【請求項7】 上記CPUが上記PIOカードのプロセ
    スデータをアクセス開始し視点から、単位時間当たりに
    どのPIOカードのノードに何回アクセスしたかを統計
    を取り、この統計情報に基づいて上記各PIOカードの
    各ノードのネットワークに対する使用率を求め、この使
    用率に基づいて各PIOカードに適したデータ更新周期
    を計算して上記更新周期テーブルに設定するようにした
    ことを特徴とする請求項5記載のプロセスデータ収集装
    置の更新方法。
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WO2020184035A1 (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 オムロン株式会社 制御システム、サポート装置およびサポート装置用のプログラム
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