JP2000172307A - プロセスデータ収集装置の更新方法 - Google Patents

プロセスデータ収集装置の更新方法

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JP2000172307A
JP2000172307A JP10348984A JP34898498A JP2000172307A JP 2000172307 A JP2000172307 A JP 2000172307A JP 10348984 A JP10348984 A JP 10348984A JP 34898498 A JP34898498 A JP 34898498A JP 2000172307 A JP2000172307 A JP 2000172307A
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pio
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card
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Katsuyasu Toki
勝康 土岐
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計算機上のプログラムが必要としている周期
に対応したデータ更新周期で、PIOレシーバとPIO
カード間のプロセスデータを収集することができるプロ
セスデータ収集装置の更新方法を得ることを目的とす
る。 【解決手段】 各PIOカード2に対するデータ更新周
期をPIOレシーバ20の更新周期テーブル(B)23
に設定し、この設定されたデータ更新周期に従って上記
PIOカード2と上記PIOレシーバ20とが共にリー
ド/ライト可能な2ポートメモリ(B)21の内容を更
新するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラント監視/
制御を行う計算機のCPU(中央演算処理装置)とプラ
ントのプロセスデータを入出力する複数のPIO(プロ
セス・インプット・アウトプット)カードとの間を多芯
ケーブル又はネットワーク経由で接続し、CPUの処理
に必要なプロセスデータをPIOカードから収集するプ
ロセスデータ収集装置の更新方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の多芯ケーブルで接続され
たプロセスデータ収集装置(直結PIOタイプ)の更新
方法を示すブロック図である。同図において、1はプラ
ントの監視/制御を行う計算機に備えられるCPUであ
り、このCPU1は図示しないROMに記憶されたプロ
グラムに従って演算/制御を行うものである。2はプラ
ントのプロセスデータを入出力するためのインタフエー
スとなる複数のPIOカードであり、このPIOカード
2はデジタルのプロセスデータの入出力や、アナログの
プロセスデータの入出力が行われる。30は上記CPU
lの処理に必要なプロセスデータを、上記PIOカード
2から収集したりするプロセスデータ収集装置である。
また、4は実際のプラントのセンサやモータ等からのプ
ロセスデータである。プロセスデータ収集装置30は、
CPUlに接続され、CPUlとPIOカード2が共に
リード/ライト可能な2ポートメモリ11と、この2ポ
ートメモリ11や後述するPIOレシーバ20等の制御
を行うマイクロプロセッサ12とを備え、PIOレシー
バ20を制御するPIOドライバ10と、PIOカード
2に接続されPIOカード2からのプロセスデータ4を
受信したり、CPUlからのプロセスデータをPIOカ
ード2に送信する複数のPIOレシーバ20と、上記マ
イクロプロセッサ12と上記PIOレシーバ20とを結
ぶ多芯ケーブル5とから構成されている。
【0003】次に、上記構成のプロセスデータ収集装置
30の動作について説明する。まず、マイクロプロセッ
サ12は、PIOレシーバ20に接続されたPIOカー
ド2から、多芯ケーブル5を介して、プロセスデータ4
を収集し、2ポートメモリ11に書き込む。CPU1が
実際のプロセスデータ4を読み込む場合には、2ポート
メモリ11に書き込まれたデータをプロセスデータとし
て使用している。すなわち、2ポートメモリ11に実際
のプロセスデータ4を反映させている。一方、CPU1
がプラントにプロセスデータ4を出力する場合には、ま
ず、2ポートメモリ11にプロセスデータ4を書き込
む。そして、上記プロセスデータ4はマイクロプロセッ
サ12より読み出され、多芯ケーブル5を介してPIO
レシーバ20に送られ、PIOカード2を介してプラン
トの機器へ伝達される。
【0004】図8は、従来のネットワークに接続された
プロセスデータ収集装置(ネットワークタイプ)60の
更新方法を示すブロック図である。図8において、上記
図7に示す構成要素に対応するものには同一の符号を付
し、その説明を省略する。このプロセスデータ収集装置
60では、図8に示すように、PIOドライバ10とP
IOレシーバ20との間がネットワーク7により接続さ
れている。Nl,N2,N3は、各PIOレシーバ20
の上記ネットワーク7に対するノードを示す。その他の
構成及び動作は、上記図7で説明した従来のプロセスデ
ータ収集装置30と同様である。
【0005】ところで、図7,図8に示す従来のプロセ
スデータ収集装置30,60では、PIOレシーバ20
側において、PIOカード2に対する1回のアクセス時
間とPIOカード2の点数との積から各PIOカード2
のデータ更新周期を一義的に決定していたので、データ
更新周期は全てのPIOカード2で一律に同じであっ
た。
【0006】このように図7,図8に示す両方の従来の
プロセスデータ収集装置30,60では、データ更新周
期は、共に、構成要素の個数やシステム構成等により一
義的に決定しているので、PIOレシーバ20にPIO
カード2の点数を増設した場合、PIOカード2の点数
の増加に従って、PIOドライバ10内の2ポートメモ
リ11のデータ更新周期が遅くなるといった問題点があ
った。例えば、PIOカード2の数が2倍になると、上
記2ポートメモリ11のデータ更新周期も2倍になり、
場合によっては、システム自体が成立しなくなるおそれ
があった。また、特定のPIOカード2が、もう少し速
いデータ更新周期を必要とする場合にも対応することが
できないといった問題点があった。
【0007】そこで、本出願人は、特願平9−1172
41号において、プロセスデータ収集装置のPIOドラ
イバ10側に、各PIOカード2に対するデータ更新周
期を設定した更新周期テーブルを設け、CPU1が必要
としている各PIOカード2に対するデータ更新周期に
応じた更新周期に従って、2ポートメモリ(A)11の
内容を更新するようなプロセスデータ収集装置の更新方
法を提案した。以下、図9〜図14を用いて、上記プロ
セスデータ収集装置の更新方法について説明する。な
お、以下の説明においては、本発明との違いを明らかに
するため、PIOレシーバ20の構成要素についても示
すとともに、上記PIOドライバ10の2ポートメモリ
11を2ポートメモリ(A)11、マイクロプロセッサ
12をマイクロプロセッサ(A)12と(A)を付け、
同様に、PIOレシーバ20での2ポートメモリ、マイ
クロプロセッサには(B)を付けて表す。図9は、多芯
ケーブルで接続されたプロセスデータ収集装置3の更新
方法を示すブロック図である。プロセスデータ収集装置
3は、CPUlに接続され、CPUlとPIOカード2
が共にリード/ライト可能な2ポートメモリ(A)11
と、この2ポートメモリ(A)11やPIOレシーバ2
0等の制御を行うマイクロプロセッサ(A)12と、各
PIOカード2に対するデータ更新周期が設定されてい
る更新周期テーブル(以下、更新周期テーブル(A)と
いう)13と、アクセスしたアドレスを単位時間保持す
るアドレスバッファ(以下、アドレスバッファ(A)と
いう)14とを備え、PIOレシーバ20を制御するP
IOドライバ10と、上記PIOドライバ10と同一の
機能を有する2ポートメモリ(B)21と、この2ポー
トメモリ(B)21やPIOカード2等を制御するマイ
クロプロセッサ(B)22とを備え、PIOカード2に
接続されたプロセスデータ4を受信したり、CPUlか
らのプロセスデータをPIOカード2に送信する複数の
PIOレシーバ20と、上記PIOドライバ10のマイ
クロプロセッサ(A)12と上記PIOレシーバ20の
2ポートメモリ(B)21とを結ぶ多芯ケーブル5とか
ら構成されている。なお、PIOドライバ10にアドレ
スバッファ(A)14を設けることで、自動的に更新周
期テーブル(A)13への各PIOカード2に対するデ
ータ更新周期の設定を行う。
【0008】次に、上記構成のプロセスデータ収集装置
3の動作について説明する。CPUlが、PIOドライ
バ10を通じて、PIOレシーバ20に接続されたPI
Oカード2のプロセスデータ4を、多芯ケーブル5を介
してアクセスした時、このアクセスしたアドレスは、P
IOドライバ10のアドレスバッファ(A)14に単位
時間保持される。PIOドライバ10のマイクロプロセ
ッサ(A)12は、上記アドレスバッファ(A)14に
保持されたアドレスに基づいて、各PIOカード2に単
位時間当たり何回アクセスしたかの統計を取り、この統
計情報に基づいて、各PIOカード2に適したデータ更
新周期を計算して、更新周期テーブル(A)13に設定
する。すなわち、PIOドライバ10のマイクロプロセ
ッサ(A)12は、上記単位時間当たりのアクセス回数
から、当該PIOカード2のデータをどの位の周期でP
IOドライバ10の2ポートメモリ(A)11に反映さ
せる必要があるかを判断し、例えば、図10に示すよう
な内容を持つ更新周期テーブル(A)13を作成する。
そして、この更新周期テーブル(A)13に従い、次の
単位時間の間、PIOドライバ10の2ポートメモリ
(A)11とPIOカード2との間のプロセスデータの
転送を行うことで、CPUlと図示しないプラント機器
との間でプロセスデータの入出力を行う。また、PIO
レシーバ20は、PIOドライバ10とPIOカード2
の間を、PIOドライバ10の2ポートメモリ(B)2
1を介して上記プロセスデータの転送を行う。
【0009】上記更新周期テーブル(A)13は、図1
0に示すように、例えば、単位時間を1秒(1s)とし
た場合、データ更新周期が1sならばPIOアクセス回
数は1となり、データ更新周期が100msならばPI
Oアクセス回数は10となり、また、データ更新周期が
10msならばPIOアクセス回数は100となる。す
なわち、単位時間当たりのアクセス回数をAとし、デー
タ更新周期をTとすると、次式が成り立つ。 A=(1/T)*N 上記例では、データ更新周期内でのアクセス回数NをN
=1としたが、実際には、上記Nの値としては、2ある
いは3とするのが妥当である。PIOドライバ10のマ
イクロプロセッサ(A)12は、このようにして設定さ
れた更新周期テーブル(A)13の内容に従い、2ポー
トメモリ(A)11において、PIOカード2のPIO
アドレス0に対応するメモリアドレスを1回/秒、PI
Oカード2のPIOアドレス1に対応するメモリアドレ
スを10回/秒、PIOカード2のPIOアドレス2に
対応するメモリアドレスを100回/秒で、それぞれの
メモリ内容を更新するように制御する。
【0010】図11は、ネットワークに接続されたプロ
セスデータ収集装置6の更新方法を示すブロック図であ
る。同図において、上記図9に示す構成要素に対応する
ものには同一の符号を付し、その説明を省略する。プロ
セスデータ収集装置6ではPIOドライバ10とPIO
レシーバ20との間がネットワーク7により接続されて
いる。Nl,N2,N3は、各PIOレシーバ20のネ
ットワーク7に対するノードを示す。プロセスデータ収
集装置6は、PIOドライバ10に送受信バッファ
(A)15を備えるとともに、各PIOレシーバ20に
もそれぞれ送受信バッファ(B)25を備え、ネットワ
ーク7を介してデータや制御信号等の送受信を行うよう
に構成されている。また、26はPIOドライバ10か
ら各ノードNl,N2,N3に通告されるネットワーク
7に対してのタイムスロットの使用規定を格納している
ネットワーク使用テーブルである。
【0011】次に動作について説明する。まず、CPU
lがPIOドライバ10からPIOレシーバ20を通じ
て、PIOカード2のプロセスデータをアクセスする前
に、更新周期テーブル(A)13に、各PIOカード2
に対応したデータ更新周期を設定する必要がある。この
設定方法は、オペレータの操作によって起動するプログ
ラムの設定、又はオペレータの操作による外部機器から
の設定のどちらでもよい。図12は、上記更新周期テー
ブル(A)13に設定された内容を示す図で、同図にお
いて、ノード番号は、どのPIOレシーバ20を通して
どのPIOカード2を指定するかを示すものである。ま
た、単位時間当たりのノードアクセス回数は、CPUl
(プログラム)が必要としているPIOカード2間のデ
ータ更新周期(プロセスデータのサンプリング時間)の
逆数である。ネットワーク使用率は、PIOドライバ1
0とPIOレシーバ20にアクセスする時、ネットワー
ク7上での単位時間当たりのタイムスロットの使用規定
(占有率)である(図14参照)。
【0012】上記更新周期テーブル(A)13の内容
は、図12に示すように、例えば、単位時間を1秒とし
た場合、ノードアクセス回数が1秒に2回(データ更新
周期が500ms)ならば、ネットワーク使用率は2%
となり、ノードアクセス回数が1秒に18回(データ更
新周期が56ms)ならば、ネットワーク使用率は18
%となり、また、ノードアクセス回数が1秒に80回
(データ更新周期が13ms)ならば、ネットワーク使
用率は80%となる。すなわち、単位時間当たりのノー
ドアクセス回数をAとし、データ更新周期をTとすると
次式が成り立つ。 A=(1/T)*N 上記の例では、データ更新周期内でのノードアクセス回
数NをN=1としたが、実際には、上記Nの値として
は、2か3とするのが妥当である。
【0013】PIOドライバ10のマイクロプロセッサ
(A)12は、上記のように設定された更新周期テーブ
ル(A)13の内容を展開し、ネットワーク7のタイム
スロットの使用規定を各ノードNl,N2,N3へ同時
通告し、PIOレシーバ20のネットワーク使用率テー
ブル26に格納する。上記ネットワーク使用率テーブル
26の内容を図13に示す。
【0014】更新周期テーブル(A)13(図12参
照)は、例えば全ノード数の10倍のタイムスロットを
定義し、このタイムスロットを上記のようなネットワー
ク使用率に従い展開する。図14はその展開結果を示す
図で、使用率2%のノードNlはタイムスロット49、
99のみ使用でき、使用率18%のノードN2は5の倍
数のタイムスロットを使用でき、それ以外のタイムスロ
ットはノードN3がネットワーク7を使用できる。この
場合、使用率の高いノードN3のPIOレシーバ20に
接続されたPIOカード2のデータは極めて高速なデー
タ更新が可能となる。なお、PIOレシーバ20のネッ
トワーク使用率テーブル26(図13参照)も、上記更
新周期でPIOドライバ10に対してプロセスデータ4
の送受信を行う。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
プロセスデータ収集装置3,6では、PIOドライバ1
0側に更新周期テーブル(A)13を設けてPIOドラ
イバ10とPIOレシーバ20間でのプロセスデータ転
送の効率を向上させ、CPU1とPIOカード2間での
プロセスデータ収集効率を向上させるようにしている
が、PIOレシーバ20とPIOカード2間でのプロセ
スデータ転送効率については考慮されていないため、C
PU1とPIOカード2と間でのプロセスデータ収集効
率の向上が必ずしも十分とはいえなかった。
【0016】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、計算機上のプログラムが必要としている周期
に対応したデータ更新周期で、PIOレシーバとPIO
カード間のプロセスデータを収集することができるプロ
セスデータ収集装置の更新方法を得ることを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のプロセスデータ収集装置の更新方法は、プラントのプ
ロセスデータを入出力するためのインターフェースとな
る複数のPIOカードに対するデータ更新周期をPIO
レシーバに設定し、上記設定されたデータ更新周期に従
って、上記PIOカードと上記PIOレシーバとが共に
リード/ライト可能なメモリの内容を更新するようにし
たことを特徴とする。
【0018】請求項2に記載のプロセスデータ収集装置
の更新方法は、プラントの監視/制御をプログラムに基
づいて行う計算機のCPUと、プラントのプロセスデー
タを入出力するためのインターフェースとなる複数のP
IOカードとの間を多芯ケーブルで接続し、上記CPU
からPIOドライバを通じて、上記CPUの処理に必要
なプロセスデータをPIOレシーバと上記PIOカード
とが共にリード/ライト可能な2ポートメモリに記憶さ
せるプロセスデータ収集装置において、上記各PIOカ
ードに対するデータ更新周期をPIOレシーバの更新周
期テーブルに設定し、この設定されたデータ更新周期に
従って、上記2ポートメモリの内容を更新するようにし
たことを特徴とする。
【0019】請求項3に記載のプロセスデータ収集装置
の更新方法は、請求項2のプロセスデータ収集装置にお
いて、CPUがPIOカードのプロセスデータをアクセ
スする前に、各PIOカードが必要とするデータ更新周
期を予め求め、この求められたデータ更新周期をPIO
レシーバの更新周期テーブルに設定するようにしたこと
を特徴とする。
【0020】請求項4に記載のプロセスデータ収集装置
の更新方法は、請求項2のプロセスデータ収集装置にお
いて、CPUがPIOカードのプロセスデータをアクセ
ス開始した時点から、単位時間当たりにどのPIOカー
ドに何回アクセスしたかの統計を取り、この統計情報に
基づいて、上記PIOレシーバと各PIOカード間に適
したデータ更新周期を算出し、この算出されたデータ更
新周期をPIOレシーバの更新周期テーブルに設定する
ようにしたことを特徴とする。
【0021】また、請求項5に記載のプロセスデータ収
集装置の更新方法は、プラントの監視/制御をプログラ
ムに基づいて行う計算機のCPUと、プラントのプロセ
スデータを入出力するためのインターフェースとなる複
数のPIOカードとの間を、ネットワーク経由で接続
し、上記CPUからPIOドライバを通じて、上記CP
Uの処理に必要なプロセスデータをPIOレシーバと上
記PIOカードとが共にリード/ライト可能な2ポート
メモリに記憶させるプロセスデータ収集装置において、
各PIOカードの各ノードの上記ネットワークに対する
使用率を求め、この使用率から上記PIOレシーバと各
PIOカード間のデータ更新周期を求めて、このデータ
更新周期をPIOレシーバの更新周期テーブルに設定
し、上記設定されたデータ更新周期に従って、上記2ポ
ートメモリの内容を更新するようにしたことを特徴とす
る。
【0022】請求項6に記載のプロセスデータ収集装置
の更新方法は、請求項5のプロセスデータ収集装置にお
いて、CPUがPIOカードのプロセスデータをアクセ
スする前に、各PIOカードの各ノードのネットワーク
に対する使用率を求め、この使用率に基づいて上記PI
Oレシーバと各PIOカード間のPIOアクセスに適し
たデータ更新周期を予め求め、上記求められたデータ更
新周期をPIOレシーバの更新周期テーブルに設定する
ようにしたことを特徴とする。
【0023】請求項7に記載のプロセスデータ収集装置
の更新方法は、請求項5のプロセスデータ収集装置にお
いて、CPUがPIOカードのプロセスデータをアクセ
ス開始した時点から、単位時間当たりにどのPIOカー
ドに何回アクセスしたかの統計を取り、この統計情報に
基づいて各PIOカードの各ノードのネットワークに対
する使用率を求め、この使用率に基づいて上記PIOレ
シーバと各PIOカード間のPIOアクセスに適したデ
ータ更新周期を算出し、上記算出されたデータ更新周期
を上記更新周期テーブルに設定するようにしたことを特
徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1を図面に基づいて説明する。図1は実施の形
態1に係わるプロセスデータ収集装置3の更新方法を示
すブロック図で、同図において、上記図9に示した従来
の多芯ケーブルで接続されたプロセスデータ収集装置の
構成要素に対応するものには同一の符号を付し、その説
明を省略する。18はプロセスデータ収集装置3のPI
Oレシーバ20に設けられた更新周期テーブル(B)2
3であり、この更新周期テーブル(B)23には各PI
Oカード2に対するデータ更新周期が設定される。
【0025】次に、動作について説明する。まず、CP
UlがPIOドライバ10からPIOレシーバ20を通
じて、PIOカード2のプロセスデータをアクセスする
前に、更新周期テーブル(A)13は統計情報により自
動設定され、更新周期テーブル(B)23には各PIO
カード2に対応したデータ更新周期を設定する必要があ
る。この設定方法は、オペレータの操作によって起動す
るプログラムの設定又は、オペレータの操作による外部
機器からの設定のどちらでもよい。更新周期テーブル
(A)13の内容は、上記図9の従来技術にて示したも
のと同様である(図10参照)。図2に更新周期テーブ
ル(B)23に設定された内容を示す。同図において、
PIOアドレスが複数のPIOカード2の内のどのPI
Oカードであるかを特定するものである。つまり、PI
Oアドレスは、どのプラント設備に対するプロセスデー
タであるかを指定するためのものである。単位時間当た
りのPIOアクセス回数は、CPUl(プログラム)が
必要としているPIOレシーバ20とPIOカード2間
のデータ更新周期(プロセスデータのサンプリング時
間)の逆数である。例えば、単位時間を1秒(1s)と
した場合、データ更新周期が1sならばPIOアクセス
回数は1となり、データ更新周期が100msならばP
IOアクセス回数は10となり、また、データ更新周期
が10msならばPIOアクセス回数は100となる。
すなわち、単位時間当たりのアクセス回数をAとし、デ
ータ更新周期をTとすると、次式が成り立つ。 A=(1/T)*N 上記例ではN=1としたが、実際にはNは2か3の値が
妥当である。
【0026】PIOレシーバ20のマイクロプロセッサ
(B)22は、このようにして設定された更新周期テー
ブル(B)23の内容に従い、PIOレシーバ20の2
ポートメモリ(B)21において、PIOカード2のP
IOアドレス0に対応するメモリアドレスは1回/秒、
PIOカード2のPIOアドレス1に対応するメモリア
ドレスは10回/秒、PIOカード2のPIOアドレス
2に対応するメモリアドレスは100回/秒でそれぞれ
内容が更新されるように制御する。したがって、PIO
レシーバ20のマイクロプロセッサ(B)22は、上記
更新周期テーブル(B)23に従い、PIOドレシーバ
20の2ポートメモリ(B)21とPIOカード2の間
のプロセスデータの転送を行なうとともに、PIOドラ
イバ10のマイクロプロセッサ(A)11は、上記自動
設定された更新周期テーブル(A)13に従い、PIO
ドライバ10の2ポートメモリ(A)11と上記PIO
ドレシーバ20の2ポートメモリ(B)21との間のプ
ロセスデータの転送を行うことで、CPUlと図示しな
いプラント機器との間でプロセスデータの入出力を行
う。
【0027】このように本実施形態1によれば、各PI
Oカード2に必要なデータ更新周期をPIOレシーバ2
0の更新周期テーブル(B)23に予めオペレータが設
定し、この設定されたデータ更新周期に従って、PIO
レシーバ20の2ポートメモリ(B)23の内容を更新
するようにしたので、計算機上のプログラムが必要とし
ている周期に対応したデータ更新周期でPIOレシーバ
20とPIOカード2間のプロセスデータを収集するこ
とができ、計算機1台で制御対象の変位速度が大きく異
なるプラント設備の制御を行う場合でも、容易に対応す
ることが可能となった。また、CPU1、PIOレシー
バ20は処理を効率よく行えるので、CPU1、PIO
レシーバ20の負荷も軽減でき、更に計算機全体におけ
るCPU1、PIOレシーバ20の個数を削減すること
ができる。
【0028】実施の形態2.図3は、実施の形態2に係
るプロセスデータ収集装置の更新方法を示すブロック図
である。上記実施の形態1では、更新周期テーブル
(B)23の設定を、人手により行った場合について述
べたが、本実施の形態2では、PIOレシーバ20に、
アクセスしたアドレスを単位時間保持するアドレスバッ
ファ(B)24を設けることで、自動的に更新周期テー
ブル(B)23へのデータ更新周期の設定を行うように
したものである。アドレスバッファ(B)24には、C
PUlからPIOドライバを10通じて、PIOレシー
バ20の2ポートメモリ(B)21をアクセスしたアド
レスが単位時間保持されるので、自動的に更新周期テー
ブル(B)23へのデータ更新周期の設定を行うことが
できる。すなわち、マイクロプロセッサ(B)22は、
PIOドライバ10からの単位時間当たりのアクセス回
数から、PIOカード2のデータを、どの位の周期でP
IOレシーバ20の2ポートメモリ(B)21に反映す
る必要があるかを判断し、図2に示すような内容を持つ
更新周期テーブル(B)23を作成する。そして、この
更新周期テーブル(B)23に従い、次の単位時間の
間、PIOレシーバ20の2ポートメモリ(B)21と
PIOカード2の間のプロセスデータの転送を行う。
【0029】このように本実施形態2によれば、PIO
レシーバ20にアドレスバッファ(B)24を設けて、
単位時間当たりのPIOアクセス回数を測定し、この測
定結果を統計的に処理することにより、データ更新周期
を自動的に設定するようにしたので、データ更新周期を
容易にしかも確実に行うことができ、計算機上のプログ
ラムが必要としている周期に対応したデータ更新周期
で、PIOレシーバ20とPIOカード2間のプロセス
データを収集することができる。
【0030】実施の形態3.図4は、本実施の形態3に
係るプロセスデータ収集装置の更新方法を示すブロック
図である。同図において、上記図11に示した従来のネ
ットワークに接続されたプロセスデータ収集装置6の構
成要素に対応するものには同一の符号を付し、その説明
を省略する。23はプロセスデータ収集装置6のPIO
レシーバ20に設けられた更新周期テーブル(B)であ
り、この更新周期テーブル(B)23には各PIOカー
ド2に対するデータ更新周期が設定される。
【0031】次に、動作について説明する。まず、CP
UlがPIOドライバ10からPIOレシーバ20を通
じて、PIOカード2のプロセスデータをアクセスする
前に、更新周期テーブル(A)13は統計情報により自
動設定されるとともに、更新周期テーブル(B)23に
は、各PIOカード2に対応したデータ更新周期を設定
する必要がある。この設定方法は、オペレータの操作に
よって起動するプログラムの設定又は、オペレータの操
作による外部機器からの設定のどちらでもよい。更新周
期テーブル(A)13の内容は、上記図11の従来技術
にて示したものと同様である(図12参照)。図5に更
新周期テーブル(B)23に設定された内容を示す。同
図において、PIOアドレスとは、どのPIOレシーバ
20を通してどのPIOカード2を指定するかを示すも
のである。単位時間当たりのノードアクセス回数とは、
CPUl(プログラム)が必要としている、PIOレシ
ーバ20とPIOカード2間のデータ更新周期(プロセ
スデータのサンプリング時間)の逆数である。ネットワ
ーク使用率とは、PIOドライバ10がPIOレシーバ
20にアクセスする時、ネットワーク7上での単位時間
当たりにタイムスロット(図14参照)を使用する占有
率である。
【0032】また、PIOドライバ10のマイクロプロ
セッサ(A)12は、上記更新周期テーブル(A)13
の内容を展開し、ネットワーク7のタイムスロットの使
用規定を各ノードNl,N2,N3へ同時通告し、PI
Oレシーバ20のネットワーク使用率テーブル26に格
納する。
【0033】上記更新周期テーブル(A)13(図12
参照)及び上記ネットワーク使用率テーブル26(図1
3参照)とは、上記図11の従来技術に示す通りであ
る。また、更新周期テーブル(B)23の内容は、図5
に示すように、例えば、単位時間を1秒(1s)とした
場合、データ更新周期が500msならばPIOアクセ
ス回数は2となり、データ更新周期が56msならばP
IOアクセス回数は18となり、また、データ更新周期
が13msならばPIOアクセス回数は80となる。す
なわち、単位時間当たりのアクセス回数をAとし、デー
タ更新周期をTとすると、次式が成り立つ。 A=(1/T)*N 上記の例ではN=1としたが、実際にはNは2か3の値
が妥当である。
【0034】PIOレシーバ20のマイクロプロセッサ
(B)22は、各Nl,N2,N3ノードにて、このよ
うにして設定された更新周期テーブル(B)23の内容
に従い、PIOレシーバ20の2ポートメモリ(B)2
1において、PIOカード2のPIOアドレス0に対応
するメモリアドレスは2回/秒、PIOカード2のPI
Oアドレス1に対応するメモリアドレスは18回/秒、
PIOカード2のPIOアドレス2に対応するメモリア
ドレスは80回/秒でそれぞれ内容が更新されるように
制御する。したがって、PIOレシーバ20のマイクロ
プロセッサ(B)22は、上記更新周期テーブル(B)
23に従い、PIOドレシーバ20の2ポートメモリ
(B)21とPIOカード2の間のプロセスデータの転
送を行なうとともに、PIOドライバ10のマイクロプ
ロセッサ(A)11は、自動設定された更新周期テーブ
ル(A)13に従い、PIOドライバ10の2ポートメ
モリ(A)11と上記PIOドレシーバ20の2ポート
メモリ(B)21との間のプロセスデータの転送を、C
PUlと図示しないプラント機器との間でプロセスデー
タの入出力を行う。なお、PIOドライバ10とPIO
レシーバ20間のプロセスデータの転送は、ネットワー
ク7を介して、上記ネットワーク使用率テーブル26の
ネットワーク使用率に従って行われる。
【0035】このように本実施形態3によれば、ネット
ワークに接続されたプロセスデータ収集装置6において
も、各PIOカード2に必要なデータ更新周期をPIO
レシーバ20の更新周期テーブル(B)23に予めオペ
レータが設定し、この設定されたデータ更新周期に従っ
て、PIOレシーバ20の2ポートメモリ(B)23の
内容を更新することにより、計算機上のプログラムが必
要としている周期に対応したデータ更新周期で、PIO
レシーバ20とPIOカード2間のプロセスデータを収
集することができ、計算機1台で制御対象の変位速度が
大きく異なるプラント設備の制御を行う場合でも、容易
に対応することが可能となった。CPU1、PIOレシ
ーバ20は処理を効率よく行えるので、CPU1、PI
Oレシーバ20の負荷も軽減でき、更に計算機全体にお
けるCPU1、PIOレシーバ20の個数を削減するこ
とができる。
【0036】実施の形態4.図6は実施の形態4に係る
プロセスデータ収集装置の更新方法を示すブロック図で
ある。上記実施の形態3では、更新周期テーブル(B)
23の設定を、人手により行った場合について述べた
が、本実施の形態4では、PIOレシーバ20に、アク
セスしたアドレスを単位時間保持するアドレスバッファ
(B)24を設けることで、自動的に更新周期テーブル
(B)23へのデータ更新周期の設定を行うようにした
ものである。アドレスバッファ(B)24には、CPU
lがアクセスしたPIOアドレスが単位時間保持される
ので、自動的に更新周期テーブル(B)23へのデータ
更新周期の設定を行うことができる。すなわち、マイク
ロプロセッサ(B)22は、PIOドライバ10からの
単位時間当たりのアクセス回数から、PIOカード2の
データを、どの位の周期でPIOレシーバ20の2ポー
トメモリ(B)21に反映する必要があるかを判断し、
図2に示すような内容を持つ更新周期テーブル(B)2
3を作成する。そして、この更新周期テーブル(B)2
3に従い、次の単位時間の間、上記2ポートメモリ
(B)21とPIOカード2の間のプロセスデータの転
送を行う。
【0037】このように本実施形態4によれば、PIO
レシーバ20にアドレスバッファ(B)24を設けて、
単位時間当たのPIOアクセス回数を測定し、この測定
結果を統計的に処理し、データ更新周期を自動的に設定
するようにしたので、データ更新周期を容易にしかも確
実に行うことができ、計算機上のプログラムが必要とし
ている周期に対応したデータ更新周期で、PIOレシー
バ20とPIOカード2間のプロセスデータを収集する
ことができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、プラントのプロセスデータを入出力する
ためのインターフェースとなる複数のPIOカードに対
するデータ更新周期をPIOレシーバに設定し、上記設
定されたデータ更新周期に従って、上記PIOカードと
上記PIOレシーバとが共にリード/ライト可能なメモ
リの内容を更新するようにしたので、PIOレシーバと
PIOカード間のプロセスデータ転送の効率が向上させ
ることができ、従来技術と比較して、CPUとPIOカ
ードと間でのプロセスデータ収集効率を更に向上させる
ことができる。
【0039】請求項2に記載の発明によれば、多芯ケー
ブル接続されたプロセスデータ収集装置において、各P
IOカードに対するデータ更新周期をPIOレシーバの
更新周期テーブルに設定し、この設定されたデータ更新
周期に従って上記PIOカードと上記PIOレシーバと
が共にリード/ライト可能な2ポートメモリの内容を更
新するようにしたので、上記メモリの内容とPIOカー
ドの内容(入出力)状態を効率良く一致させることがで
き、これにより計算機1台で制御対象の変位速度が大き
く異なるプラント設備の制御を行う場合でも、容易に対
応することができるとともに、PIOレシーバとPIO
カード間のプロセスデータ転送の効率が向上した為、P
IOレシーバの個数を削減することができる。また、従
来技術と比較してCPUとPIOカード間でのプロセス
デ一夕収集効率が向上しており、更にCPU負荷が軽減
できる為、計算機全体におけるCPUの個数を削減でき
る効果も得られる。
【0040】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
の発明の構成において、CPUがPIOドライバを通じ
て、PIOレシーバからPIOカードのプロセスデータ
をアクセスする前に、各PIOカードがどの位のデータ
更新周期を必要とするかを予め求め、この求められたデ
ータ更新周期を、PIOレシーバの更新周期テーブルに
設定するようにしたので、第2の発明における更新周期
テーブルが得られ、第2の発明の効果を達成することが
できる。
【0041】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
の発明の構成において、CPUがPIOドライバを通じ
て、PIOレシーバからPIOカードのプロセスデータ
をアクセス開始した時点から、単位時間当たりにどのP
IOカードに何回アクセスしたかの統計を取り、この統
計情報に基づいてPIOレシーバと各PIOカード間に
適したデータ更新周期を計算して更新周期テーブルに設
定することにより、データ更新周期を自動的に設定する
ようにしたので、データ更新周期を容易にしかも確実に
行うことができ、計算機上のプログラムが必要としてい
る周期に対応したデータ更新周期で、PIOレシーバと
PIOカード間のプロセスデータを収集することができ
る。
【0042】また、請求項5に記載の発明によれば、C
PUとPIOカードとの間をネットワーク経由で接続し
たプロセスデータ収集装置において、各PIOカードの
各ノードのネットワークに対する使用率(タイムスロッ
トの使用規定)をPIOドライバより得て、この使用率
に基づいてPIOレシーバと各PIOカード間のPIO
アクセスに適したデータ更新周期を、PIOレシーバの
更新周期テーブルに設定し、この設定されたデータ更新
周期に従って、PIOレシーバとPIOカードとが共に
リード/ライト可能な2ポートメモリの内容を更新する
ようにしたので、上記2ポートメモリの内容とPIOカ
ードの内容(入出力)状態を効率良く一致させることが
でき、これにより計算機1台で制御対象の変位速度が大
きく異なるプラント設備の制御を行う場合でも、容易に
対応することができるとともに、PIOレシーバとPI
Oカード間のプロセスデータ転送の効率が向上した為、
PIOレシーバの個数を削減することができる。また、
従来技術と比較して、CPUとPIOカード間でのプロ
セスデータ収集効率が向上しており、更にCPU負荷が
軽減できる為、計算機全体におけるCPUの個数削減が
できる効果も得られる。
【0043】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
の発明の構成において、CPUがPIOドライバを通じ
て、PIOレシーバからPIOカードのプロセスデータ
をアクセスする前に、各PIOカードの各ノードのネッ
トワークに対する使用率をPIOドライバより得て、こ
の使用率に基づいてPIOレシーバと各PIOカード間
のPIOアクセスに適したデータ更新周期を、上記PI
Oレシーバの更新周期テーブルに設定するようにいたの
で、第5の発明における更新周期テーブルが得られ、第
5の発明の効果を達成することができる。
【0044】請求項7の発明によれば、請求項4の発明
の構成において、CPUがPIOドライバを通じて、P
IOレシーバからPIOカードのプロセスデータをアク
セス開始した時点から、単位時間当たりにどのPIOカ
ードに何回アクセスしたかを統計を取り、この統計情報
に基づいて各PIOカードの各ノードのネットワークに
対する使用率を求め、この使用率に基づいてPIOレシ
ーバと各PIOカード間のPIOアクセスに適したデー
タ更新周期を計算して更新周期テーブルに設定すること
により、データ更新周期を自動的に設定するようにした
ので、データ更新周期を容易にしかも確実に行うことが
でき、計算機上のプログラムが必要としている周期に対
応したデータ更新周期で、PIOレシーバとPIOカー
ド間のプロセスデータを収集することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係わるプロセスデータ
収集装置の更新方法を示すブロック図である。
【図2】 多芯ケーブル接続されたプロセスデータ収集
装置のPIOレシーバに設けられた更新周期テーブルの
内容を示す図である。
【図3】 本発明の実施形態2に係わるプロセスデータ
収集装置の更新方法を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施形態3に係わるプロセスデータ
収集装置の更新方法を示すブロック図である。
【図5】 ネットワーク接続されたプロセスデータ収集
装置のPIOレシーバに設けられた更新周期テーブルの
内容を示す図である。
【図6】 本発明の実施形態4に係わるプロセスデータ
収集装置の更新方法を示すブロック図である。
【図7】 多芯ケーブル接続された従来のプロセスデー
タ収集装置の更新方法を示すブロック図である。
【図8】 ネットワーク接続された従来のプロセスデー
タ収集装置の更新方法を示すブロック図である。
【図9】 多芯ケーブル接続され、PIOドライバに更
新周期テーブルを備えた従来のプロセスデータ収集装置
の更新方法を示すブロック図である。
【図10】 多芯ケーブル接続されたプロセスデータ収
集装置のPIOドライバに設けられた更新周期テーブル
の内容を示す図である。
【図11】 ネットワーク接続され、PIOドライバに
更新周期テーブルを備えた従来のプロセスデータ収集装
置の更新方法を示すブロック図である。
【図12】 ネットワーク接続されたプロセスデータ収
集装置のPIOドライバ設けられた更新周期テーブルの
内容を示す図である。
【図13】 ネットワーク接続されたプロセスデータ収
集装置のネットワーク使用率テーブルの内容を示す図で
ある。
【図14】 ネットワーク接続されたプロセスデータ収
集装置のネットワーク使用率テーブルにおけるタイムス
ロットの内容を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU、2 PIOカード、3 プロセスデータ収
集装置(直結PIOタイプ)、4 プロセスデータ、5
多芯ケーブル、6 プロセスデータ収集装置(ネット
ワークタイプ)、7 ネットワーク、10 PIOドラ
イバ、11 2ポートメモリ(A)、12 マイクロプ
ロセッサ(A)、13 更新周期テーブル(A)、14
アドレスバッファ(A)、15 送受信バッファ
(A)、20 PIOレシーバ、21 2ポートメモリ
(B)、22 マイクロプロセッサ(B)、23 更新
周期テーブル(B)、24 アドレスバッファ(B)、
25 送受信バッファ(B)、26 ネットワーク使用
率テーブル。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントのプロセスデータを入出力する
    ためのインターフェースとなる複数のPIOカードに対
    するデータ更新周期をPIOレシーバに設定し、上記設
    定されたデータ更新周期に従って、上記PIOカードと
    上記PIOレシーバとが共にリード/ライト可能なメモ
    リの内容を更新するようにしたことを特徴とするプロセ
    スデータ収集装置の更新方法。
  2. 【請求項2】 プラントの監視/制御をプログラムに基
    づいて行う計算機のCPUと、プラントのプロセスデー
    タを入出力するためのインターフェースとなる複数のP
    IOカードとの間を多芯ケーブルで接続し、上記CPU
    からPIOドライバを通じて、上記CPUの処理に必要
    なプロセスデータをPIOレシーバと上記PIOカード
    とが共にリード/ライト可能な2ポートメモリに記憶さ
    せるプロセスデータ収集装置において、上記各PIOカ
    ードに対するデータ更新周期をPIOレシーバの更新周
    期テーブルに設定し、この設定されたデータ更新周期に
    従って、上記2ポートメモリの内容を更新するようにし
    たことを特徴とするプロセスデータ収集装置の更新方
    法。
  3. 【請求項3】 CPUがPIOカードのプロセスデータ
    をアクセスする前に、各PIOカードが必要とするデー
    タ更新周期を予め求め、この求められたデータ更新周期
    をPIOレシーバの更新周期テーブルに設定するように
    したことを特徴とする請求項2記載のプロセスデータ収
    集装置の更新方法。
  4. 【請求項4】 CPUがPIOカードのプロセスデータ
    をアクセス開始した時点から、単位時間当たりにどのP
    IOカードに何回アクセスしたかの統計を取り、この統
    計情報に基づいて、上記PIOレシーバと各PIOカー
    ド間に適したデータ更新周期を算出し、この算出された
    データ更新周期をPIOレシーバの更新周期テーブルに
    設定するようにしたことを特徴とする請求項2記載のプ
    ロセスデータ収集装置の更新方法。
  5. 【請求項5】 プラントの監視/制御をプログラムに基
    づいて行う計算機のCPUと、プラントのプロセスデー
    タを入出力するためのインターフェースとなる複数のP
    IOカードとの間をネットワーク経由で接続し、上記C
    PUからPIOドライバを通じて、上記CPUの処理に
    必要なプロセスデータをPIOレシーバと上記PIOカ
    ードとが共にリード/ライト可能な2ポートメモリに記
    憶させるプロセスデータ収集装置において、各PIOカ
    ードの各ノードの上記ネットワークに対する使用率を求
    め、この使用率から上記PIOレシーバと各PIOカー
    ド間のデータ更新周期を求めて、このデータ更新周期を
    PIOレシーバの更新周期テーブルに設定し、上記設定
    されたデータ更新周期に従って、上記2ポートメモリの
    内容を更新するようにしたことを特徴とするプロセスデ
    ータ収集装置の更新方法。
  6. 【請求項6】 CPUがPIOカードのプロセスデータ
    をアクセスする前に、各PIOカードの各ノードのネッ
    トワークに対する使用率を求め、この使用率に基づいて
    上記PIOレシーバと各PIOカード間のPIOアクセ
    スに適したデータ更新周期を予め求め、上記求められた
    データ更新周期をPIOレシーバの更新周期テーブルに
    設定するようにしたことを特徴とする請求項5記載のプ
    ロセスデータ収集装置の更新方法。
  7. 【請求項7】 CPUがPIOカードのプロセスデータ
    をアクセス開始した時点から、単位時間当たりにどのP
    IOカードに何回アクセスしたかの統計を取り、この統
    計情報に基づいて各PIOカードの各ノードのネットワ
    ークに対する使用率を求め、この使用率に基づいて上記
    PIOレシーバと各PIOカード間のPIOアクセスに
    適したデータ更新周期を算出し、上記算出されたデータ
    更新周期を上記更新周期テーブルに設定するようにした
    ことを特徴とする請求項5記載のプロセスデータ収集装
    置の更新方法。
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