JPH10307321A - フィルム搬送検知装置 - Google Patents

フィルム搬送検知装置

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JPH10307321A
JPH10307321A JP11700397A JP11700397A JPH10307321A JP H10307321 A JPH10307321 A JP H10307321A JP 11700397 A JP11700397 A JP 11700397A JP 11700397 A JP11700397 A JP 11700397A JP H10307321 A JPH10307321 A JP H10307321A
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JP
Japan
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perforation
film
output
signal
transport
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Pending
Application number
JP11700397A
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English (en)
Inventor
Makoto Kobayashi
誠 小林
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡便な構成でフィルムの搬送すべりを検査で
きる。 【解決手段】 フィルムの搬送に伴うパーフォレーショ
ンの通過の検出信号を出力する2つ以上のパーフォレー
ション検出手段が検出信号を出力するとタイミング信号
を出力するタイミング信号出力手段と、搬送ローラーの
所定回転角度に対応した回転角度信号を出力する回転角
度信号出力手段と、回転角度信号の基準値データを出力
する基準値データ出力手段と、タイミング信号が出力さ
れると搬送ローラーの回転角度信号と基準値データとを
比較して1フレーム毎に比較結果を出力する比較手段と
を備え、あるパーフォレーション検出手段と別のパーフ
ォレーション検出手段とは、互いに複数のパーフォレー
ション列のうち、それぞれ別のパーフォレーション列に
属する2つ以上のパーフォレーション検出手段が互いに
異なる系統に属するパーフォレーションを検出する位置
に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、APS用フィルム
のように、所定等間隔毎に複数のパーフォレーション列
が設けられたフィルムであって、該複数のパーフォレー
ション列は同一直線上に互いに列方向の位置をずらして
各パーフォレーション列の隣接するパーフォレーション
のそれぞれの間に他のパーフォレーション列からそれぞ
れ1つのパーフォレーションが配置されるとともに、前
記複数のパーフォレーション列の各々は1フレーム毎に
対応するようにパーフォレーションが設けられているフ
ィルムの搬送状態を検知するフィルム搬送検知装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年になって、アドバンスドフォトシス
テム(以下APSとも言う)との呼称の写真システムが
登場し、合わせてロールフィルムによるAPS用の写真
フィルムが登場した。このフィルムは露光により被写体
の映像を記録する以外にも撮影時に様々な情報を記録し
て高品位な出力画像を得たり、便利な機能を供給したり
できる。また、APS用フィルムは出荷時点で既に製品
名等の様々な情報が記録されている。これらの情報は、
被写体の潜像記録が予定されていない位置に潜像として
バーコードを使用して記録する。現像後に現れるバーコ
ードからこれらの情報を読みとれば、これらの情報を元
に高品位な現像を実行するために処理条件を整えること
ができる。
【0003】ところで、従来の135mmフィルムは等
間隔にパーフォレーションが備えられている。そこでフ
ィルムを搬送するには、パーフォレーションの間隔に合
わせて各歯を設けたスプロケットを用いて、このスプロ
ケットの各歯を各パーフォレーションに噛み合わせて搬
送していた。
【0004】しかし、APS用のロールフィルムではパ
ーフォレーションが1フレームの先端と末端に1つずつ
配置されていて、その他の部位にはパーフォレーション
がない。また、フィルムの先端部と末端部には数フレー
ム相当の長さに渡って潜像を記録しない部位があり、パ
ーフォレーションが配置されてない。従ってAPSフィ
ルムはスプロケットを用いてフィルムを搬送することが
できず、突出部を持たない搬送ローラを用いて搬送す
る。しかしながら突出部を持たない搬送ローラを用いる
と、搬送すべりが発生するようになった。
【0005】また、APS用の写真フィルムのパーフォ
レーションの配置をさらに詳しく説明すると、1フレー
ムの両端部に設けられたパーフォレーションの間隔と、
隣接するフレームの隣接する端部に配置されたパーフォ
レーションの間隔が異なる。また、各フレーム先端部に
配置されたパーフォレーションのパーフォレーション列
に属するパーフォレーションの間隔と、各フレーム末端
部のパーフォレーション列に属するパーフォレーション
の間隔の周期とは互いに等しい。しかし、任意のパーフ
ォレーションから、このパーフォレーションに隣接する
2つのパーフォレーションまでの距離はそれぞれ異なっ
ている。すなわち、フレーム先端部のパーフォレーショ
ン列と、フレーム末端部の2組のパーフォレーション列
に着目すれば、APS用のフィルムは、所定等間隔毎に
複数のパーフォレーション列が設けられたフィルムであ
って、該複数のパーフォレーション列は同一直線上に互
いに列方向の位置をずらして各パーフォレーション列の
隣接するパーフォレーションのそれぞれの間に他のパー
フォレーション列からそれぞれ1つのパーフォレーショ
ンが配置されるとともに、前記複数のパーフォレーショ
ン列の各々は1フレーム毎に対応するように設けられて
いる。
【0006】一般に写真フィルムを搬送ローラで搬送す
る場合、ローラ上ではすべりを発生することがAPSの
登場以前から知られていた。特開昭63−104040
号に記載の技術を採用して搬送ローラ上でドット状の潜
像の焼込み加工等を行っている場合は、このすべりによ
ってドットの間隔が規格からずれて、ドット間に隙間を
生じたり、ドットが重なったりするというドットの乱れ
が発生する可能性がある。この技術を利用してバーコー
ドを記録している場合に、もしもドットの乱れがバーコ
ード部分に発生すると最悪の場合、バーコード読み取り
ができなくなるといった欠陥製品になる可能性がある。
またバーコード以外の部分で発生した場合でも美観や視
認性の点から好ましくない。
【0007】特開平7−311422号には搬送される
フィルムの位置を1フレーム当たりに設けられたパーフ
ォレーションの数より1個多いセンサーを用いて検出す
る技術が記載されている。特開平7−311422号に
よれば、APS用のロールフィルムであってもフィルム
の任意の位置に加工や検査を行うことができる。従っ
て、この技術を流用すれば、フィルムのある特定の場所
で信号を出しその時のパーフォレーションの状態、例え
ばパーフォレーションがあるべき位置でのパーフォレー
ションの有無を検出して搬送すべりの検査を行うことが
できる。しかし、正確な検査のためにはフィルム上のな
るべく多くの場所で検査をすることが好ましいが、特開
平7−311422号に記載の技術では複数の任意の位
置で信号を必要とする場合、ロータリーエンコーダのパ
ルスを数えるカウンターの設定が複数できるようにして
おくことが必要になり、カウンター周りの回路が大がか
りになる欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、所定等間
隔毎に複数のパーフォレーション列が設けられたフィル
ムであって、該複数のパーフォレーション列は同一直線
上に互いに列方向の位置をずらして各パーフォレーショ
ン列の隣接するパーフォレーションのそれぞれの間に他
のパーフォレーション列からそれぞれ1つのパーフォレ
ーションが配置されるとともに、前記複数のパーフォレ
ーション列の各々は1フレーム毎に対応するようにパー
フォレーションが設けられているフィルムの搬送状態を
検知するフィルム搬送検知装置であって、簡便な構成で
フィルムの搬送すべりを検査できるフィルム搬送検知装
置を提供することを目的としている。
【0009】またこのような簡便な構成でフィルムの搬
送すべりを検査できる装置を備えていて、搬送すべりが
発生したら、そのフィルムを除外できるように判定を行
うことのできるフィルム搬送検知装置を提供する事を目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、所定等間
隔毎に複数のパーフォレーション列が設けられたフィル
ムであって、該複数のパーフォレーション列は同一直線
上に互いに列方向の位置をずらして各パーフォレーショ
ン列の隣接するパーフォレーションのそれぞれの間に他
のパーフォレーション列からそれぞれ1つのパーフォレ
ーションが配置されるとともに、前記複数のパーフォレ
ーション列の各々は1フレーム毎に対応するようにパー
フォレーションが設けられているフィルムの搬送状態を
検知するフィルム搬送検知装置において、前記フィルム
の搬送に伴う前記パーフォレーションの通過を検出して
検出信号を出力する、少なくとも2つのパーフォレーシ
ョン検出手段と、前記少なくとも2つのパーフォレーシ
ョン検出手段が前記検出信号を出力するとタイミング信
号を出力するタイミング信号出力手段と、前記搬送ロー
ラーの所定回転角度に対応した回転角度信号を出力する
回転角度信号出力手段と、前記回転角度信号の基準値デ
ータを出力する基準値データ出力手段と、前記タイミン
グ信号が出力されると前記搬送ローラーの回転角度信号
と前記基準値データとを比較して1フレーム毎に比較結
果を出力する比較手段とを備え、あるパーフォレーショ
ン検出手段と別のパーフォレーション検出手段とは、互
いに前記複数のパーフォレーション列のうち、それぞれ
別のパーフォレーション列に属するパーフォレーション
を検出する位置に設けられている事を特徴とするフィル
ム搬送検知装置によって達成される。
【0011】なお、ここでいうフレームは、カメラで撮
影してすでに潜像が記録された部位のことではなく、カ
メラで撮影した時に潜像の記録が予定されているフィル
ム面の領域のことである。
【0012】そして、このフイルム搬送検知装置によれ
ば、写真フィルムに配置されたパーフォレーションを前
記少なくとも2つのパーフォレーション検出手段が検出
すると前記タイミング信号が出力される。このタイミン
グ信号は前記少なくとも2つのパーフォレーション検出
手段がそれぞれ別のパーフォレーション列のパーフォレ
ーションを検出すると出力される。このフィルム搬送検
地装置で扱うフィルムのパーフォレーションの配置で
は、少なくとも2つのパーフォレーション検出手段がそ
れぞれ別のパーフォレーション列のパーフォレーション
を検出する状態は1フレームに対して1回ある。すなわ
ち前記タイミング信号は1フレームあたり少なくとも1
回出力される。
【0013】一方搬送ローラーとフィルムの間に滑りが
発生しなければ、フィルムの搬送距離と、ローラーの回
転角度から計算される搬送距離は一致し、滑りが発生す
れば不一致となる。そして、滑りが発生しなければ、搬
送されたフィルムの長さと搬送ローラーの回転角度は正
確に正比例する。一方、滑りの発生の有無とは無関係
に、タイミング信号が出力されたときには、写真フィル
ムは前回のタイミング信号の出力から、さらに1フレー
ムに相当する距離を搬送されたはずである。従って滑り
が発生しなければ、タイミング信号が出力されたときの
搬送ローラーの回転角度は一定の値を取るはずである。
本発明のフィルム搬送検知装置は前記タイミング信号が
出力されたら前記回転角度信号と前記基準値データを比
較する構成であるので、写真フィルムと搬送ローラーに
滑りが発生しているか否かの判断ができる。つまり、滑
りが許容できる範囲内であれば、回転角度信号の値は一
定範囲をとり、滑りが許容できないものであれば、回転
角度信号の値は該一定範囲をはずれる。しかも前記タイ
ミング信号を1フレーム毎に得ているので、フィルムの
搬送距離や搬送速度を示すパラメータをカウントするこ
とも不要になり、カウンタの設定を複数できるような大
がかりな回路を備える必要もないので簡単な構成で搬送
滑りの有無を検出できる。また、パーフォレーション検
出手段を最小で2つにすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のフィルム搬送検知装置の
実施の形態を図1から図9を用いて説明する。図1は本
実施の形態のフィルム搬送検知装置50の主要部を説明
する概念図である。図1においてフィルム1はAPS用
のフィルムである。フィルム1は写真感光剤が塗布され
た未露光のフィルムであり、幅方向に関してはAPS用
のカートリッジに収納する際の規格寸法に裁断され、長
手方向に関しては未裁断の状態である。パーフォレーシ
ョンpは各フレームの搬送方向先端側と搬送方向末端側
に一つずつ設けられている。フィルム1は図面左方向に
搬送されていて、図1ではフィード方向として矢印で示
した。フィルム1は図示せぬ駆動機構により搬送され
る。フィード方向はフィルム1の長手方向と一致させて
ある。
【0015】搬送ローラ2はフィルム1に連れ回るサク
ションローラーである。搬送ローラ2は駆動能力を持ち
フィルム1を搬送してもよい。また搬送ローラ2はサク
ションローラーでなくてニップローラを用いてもよい。
いずれの場合も、できる限りフィルム1との間に滑りが
無いように作られている。
【0016】ロータリーエンコーダ3はカップリング等
を介して搬送ローラ2に接続されている。ロータリーエ
ンコーダ3は搬送ローラ2の回転に同期してパルスを発
生する。フィルム1と搬送ローラ2の間に滑りがなく、
機構的な精度が確保されている場合、ロータリーエンコ
ーダ3のパルスはフィルム1の搬送と同期する。
【0017】フィルム1の搬送経路の途中にはセンサー
S1とセンサーS2が設置されている。センサーS1と
センサーS2は本発明のパーフォレーション検出手段の
一例である。センサーS1とセンサーS2は、フィルム
1のパーフォレーションPの間隔に対し、一方のセンサ
ーがある一つのフレームの搬送方向に対して末端側のパ
ーフォレーションPのエッジにあるときには、もう一方
のセンサーが該フレームの下流側で隣接するフレームの
搬送方向先端側のパーフォレーションPのセンターの位
置を検出するように設置されている。
【0018】次に図2を用いてセンサーS1とセンサー
S2の配置及びフィルム1の搬送につれての出力波形の
タイミングを説明する。図2はセンサーS1とセンサー
S2の配置及び出力波形を説明する概念図である。
【0019】センサーS1とセンサーS2は光センサー
であり、それぞれのセンサーが検出に利用する光線の光
軸は互いに平行である。また該光線の強度分布の最強部
がフィルム1のエッジを通過するとセンサーS1、S2
の出力が遷移するように設定した。センサーS1の最強
部を一点鎖線L1で、センサーS2の最強部を一点鎖線
L2で示した。本実施の形態では、パーフォレーション
のある部位ではHiレベルを出力して、パーフォレーシ
ョンの無い部分ではLowレベルを出力する。センサー
S1とセンサーS2は、ある一つのフレームの搬送方向
に対して末端側のパーフォレーション6のエッジを検出
したときには、もう一方のセンサーは該フレームの下流
側で隣接するフレームの搬送方向先端側のパーフォレー
ション6のセンターの位置を検出するように設置した。
【0020】搬送状態T1からT6は、センサーS1と
センサーS2に対するフィルム1の搬送状態をタイミン
グごとに表示したモデルである。センサーS1及びセン
サーS2からフィルム1の表面までの距離が大きく変動
することはなく、各タイミングの比較をするためにフィ
ルム1を並列的に示した。またフィルム1は間欠搬送で
はなくて連続搬送される。
【0021】搬送状態T1はフィルム1のあるフレーム
の搬送方向末端側のパーフォレーションP1と該フレー
ムのひとつ下流側のフレームの搬送方向に対して先端側
のパーフォレーションP2がセンサーS2の位置まで到
達していない搬送状態を示している。T1の状態では図
2(b)に示すようにセンサーS1、S2の出力はとも
にLowレベルとなる。
【0022】搬送状態T2はT1の状態からフィルム1
が搬送されて、パーフォレーションP1がセンサーS2
の位置に到達した状態を示している。パーフォレーショ
ンP1よりも搬送方向に対して下流側にあるパーフォレ
ーションP2はセンサーS2の位置まで到達していな
い。T2の状態では図2(b)に示すようにセンサーS
2の出力がHiレベルとなり、センサーS1の出力はL
owレベルとなる。
【0023】搬送状態T3はT2の状態からフィルム1
が搬送されて、パーフォレーションP1がセンサーS1
とセンサーS2の間の位置に到達した状態を示してい
る。パーフォレーションP1よりも搬送方向に対して下
流側にあるパーフォレーションP2はセンサーS2の位
置まで到達していない。T3の状態では図2(b)に示
すようにセンサーS1、S2の出力はともにLowレベ
ルとなる。
【0024】搬送状態T4はT3の状態からフィルム1
が搬送されて、パーフォレーションP1がセンサーS1
の位置に到達し、かつパーフォレーションP2がセンサ
ーS2の位置に到達した状態を示している。T4の状態
では図2(b)に示すようにセンサーS1、S2の出力
はともにHiレベルとなる。この際、センサーS2の出
力はセンサーS1よりもパーフォレーションの半分の長
さだけ早く出力するように、センサーS1とセンサーS
2が配置されている。
【0025】搬送状態T5はT4の状態からフィルム1
が搬送されて、パーフォレーションP1がセンサーS1
を通過し、パーフォレーションP2がセンサーS1とセ
ンサーS2の間の位置に到達した状態を示している。T
5の状態では図2(b)に示すようにセンサーS1、S
2の出力はともにLowレベルとなる。
【0026】搬送状態T6はT5の状態からフィルム1
が搬送されて、パーフォレーションP2がセンサーS1
の位置に到達した状態を示している。T6の状態では図
2(b)に示すようにセンサーS1の出力はHiレベル
となり、S2の出力はLowレベルとなる。
【0027】フィルム1の搬送につれて、センサーS1
とセンサーS2はこのような検出波形を繰り返し出力す
る。また図2(b)のパターンは、APSフィルムの滑
りを検出する工程では1フレームに1回出力される。
【0028】再び図1によって説明する。正逆カウンタ
回路5は搬送ローラ2が正転中にロータリーエンコーダ
3が発するパルスを論理回路ブロック40にそのまま出
力する。もしも搬送ローラ2が逆転中はロータリーエン
コーダ3の発するパルスを出力しない。正逆カウンタ回
路5には特開昭63−106633号公報に記載の回路
などが用いられる。
【0029】インターフェース回路4は正逆カウンタ回
路5、センサーS1、S2の各出力信号を論理回路ブロ
ック40に適した電気レベルへと変換する。
【0030】論理回路ブロック40はインターフェース
回路4を介して入力された正逆カウンタ4、センサーS
1、S2の各出力信号の状態遷移に応じて、フィルム1
と搬送ローラ2との間の滑りの発生の有無を示すNG信
号の出力をON/OFFする。
【0031】Dフリップフロップ6はD1からD3のデ
ータ入力端子、Q1からQ3の正出力端子、R1からR
3の反転出力端子、下向きに開いた楔形で示したクロッ
ク入力端子を備えている。なお、反転出力端子はバーを
付けて表す事が多いが、本実施の形態ではQ1の反転出
力端子はR1、Q2の反転出力端子はR2、Q3の反転
出力端子はR3で表してある。Dフリップフロップ6の
D1にはセンサーS2の信号が入力され、D2にはD1
のQ1出力が入力されている。クロックにはロータリー
エンコーダ3の正転時のパルスと同期した正逆カウンタ
回路5の出力が入力されている。D3にはセンサーS1
の出力が入力されている。R1とQ2の出力は同じアン
ド回路7の2つの入力端子にそれぞれ接続されている。
アンド回路7の出力とQ3の出力は同じアンド回路8の
2つの入力端子のそれぞれに接続されている。
【0032】次に図3を用いてセンサーS1、S2の各
出力信号の状態遷移に応じたDフリップフロップ6、ア
ンド回路7および8の動作を説明する。図3は論理回路
ブロック40の動作の一部を説明するタイミングチャー
トである。図3で示すタイミングは、図2における搬送
状態T4の付近のものである。
【0033】Dフリップフロップ6のD1の入力信号は
センサーS2の出力である。従って正逆カウンタ回路5
の出力であるクロックパルスと同期しているとは限らな
い。D1に入力されたセンサーS2の論理に応じて、ク
ロックパルスが入力される度にQ1はセンサーS2と同
じ論理の出力が現れる。D2の入力はQ1の出力である
ので、クロックが入力される度にQ2には1クロック前
のセンサー5の論理が出力される。一方R1はクロック
入力時のセンサー5の信号の論理の逆の論理が出力され
る。つまりアンド回路7はクロック(n)の入力時にお
いてセンサー5がLowレベルで、なおかつ1クロック
前(n−1)ではセンサー5がHiレベルの状態の時に
Hiレベルの出力が現れる。すなわちセンサー5が立ち
下がった直後の1クロックのみHiレベルの出力をす
る。タイミングチャートのアンド回路7の出力信号がこ
れにあたる。
【0034】アンド回路7の出力はアンド回路8に入力
されている、アンド回路8のもう1つの入力はセンサー
S2の信号がインターフェース回路4とDフリップフロ
ップ6を介して入力されている。つまりアンド回路8で
はセンサーS1がHiレベルの期間中にセンサーS2が
立ち下がったときのみ1クロックの期間に亘って出力が
行われる。この状態はAPSフィルムを搬送している場
合は1フレームにつき1回しか存在しない。アンド回路
8の出力信号を検査タイミング信号と呼ぶ。検査タイミ
ング信号は本発明のタイミング信号の一例であり、Dフ
リップフロップ6、アンド回路7、アンド回路8による
ブロックは本発明のタイミング信号出力手段の一例であ
る。
【0035】再度図1によって説明する。
【0036】正逆カウンタ回路5で出力された正転パル
スはパルスカウンタ回路10のクロックに入力される。
パルスカウンタ回路10はクリア入力端子CL、クロッ
ク入力端子、nビットの出力端子を備えている。図1で
クロック入力端子は左側が開いた楔形で示した。パルス
カウンタ回路10はクリア入力端子CLにHiレベルの
入力があると、カウント値を0にリセットし、以後はク
ロックが入力されるごとにカウント値を1ずつ繰り上げ
るアップカウンターを用いた。パルスカウンタ回路10
はフィルム1本分のカウントを行うため、1個のカウン
タでカウント値が足りない場合は桁上がり信号が次段入
力に入るような接続により多段接続を行って構成する。
パルスカウンタ回路10の出力は判定回路ブロック11
に入力される。なお、パルスカウンタ回路10の後段の
判定回路ブロック11の構成によってはパルスカウンタ
回路10としてダウンカウンターを採用することもでき
る。
【0037】Dフリップフロップ9はパルスカウンタ回
路10をクリアするために使われている。Dフリップフ
ロップ9は入力端子D1とD2、出力端子Q1とQ2、
反転出力端子R1とR2、図中左向きに左側に開いた楔
形で示したクロック入力端子を備えている。Q1の出力
はD2に入力されている。Q2の出力はパルスカウンタ
回路10のクリア入力端子CLに入力される。Dフリッ
プフロップ9の動作クロックはパルスカウンタ回路10
と同じ正逆カウンタ回路5からとっている。従ってDフ
リップフロップ9はアンド回路8の出力を1クロック遅
延させて、パルスカウンタ回路10のクリア入力端子C
Lに入力するものである。パルスカウンタ回路10は検
査タイミング信号が出力されて、判定回路ブロック11
での検査を終えてからクリアする必要がある。そのた
め、Dフリップフロップ9によってカウント値のクリア
のタイミングを1クロック遅くした。なおこのDフリッ
プフロップ18は信号遅延の目的で設けられているの
で、タイマー回路や他の手段に置き換えることも可能で
ある。
【0038】判定回路ブロック11はパルスカウンタ回
路10のカウント値に応じてNG信号の出力をOn/O
ffする。NG信号の有無が、フィルム1と搬送ローラ
2の間に発生した滑りが許容範囲であるか否かに対応し
ている。
【0039】次に図4を用いて判定回路ブロック11の
構成を説明する。図4は判定回路ブロック11の内部の
ブロック図である。
【0040】図4(a)の判定回路ブロック11では図
1で示したパルスカウンタ回路10のカウント値は比較
回路14及び比較回路15に入力される。比較回路14
及び比較回路15のもう一方の入力はディジタルスイッ
チ16、17に接続されている。ディジタルスイッチ1
6、17は本発明の基準値データ出力手段の一例であ
る。ディジタルスイッチ16は滑りの許容範囲の上限値
に対応した参照データ値を比較回路14に与える。ディ
ジタルスイッチ17は滑りの許容範囲に対応した下限値
の参照データ値を比較回路15に与える。ディジタルス
イッチ16、17に変えて外部機器からの信号等により
上限値や下限値といった設定値が入力されてもよい。
【0041】比較回路14、比較回路15は本発明の比
較手段の一例でありそれぞれA>B出力端子、A=B出
力端子、A<B出力端子の3つの出力端子を備えてい
る。また、nビットのデータ入力端子と参照データ入力
端子を備えている。比較回路14、15はデータ入力端
子からのカウントデータ値Aと参照データ入力端子の参
照データ値Bを比較して、A>Bの時はA>B出力端子
からHiレベルの信号を出力し、他の2つの出力端子か
らはLowレベルの信号を出力する。以下同様に比較結
果に応じてA=Bの時はA=B出力端子のみがHiレベ
ル、A<Bの時はA<B出力端子のみがHiレベルの信
号を出力する回路である。
【0042】まず比較回路14ではパルスカウンタ回路
10の値が参照データ値B(上限値)を越えたときに出
力が行われ、また比較回路15ではパルスカウンタ回路
10の値が設定値(下限値)未満になったときに出力が
行われる。オア回路18は比較回路14と比較回路15
の少なくとも一方が信号を出したときに出力を行う。
【0043】オア回路18の出力はアンド回路19に入
力される。アンド回路19のもう一方の入力端子はアン
ド回路8の出力端子が接続され検査タイミング信号が入
力される。すなわち1フレームに1回発生する検査タイ
ミングにおいてパルスカウンタ回路10の値が上限値を
越え、または下限値未満であった場合、アンド回路19
はHiレベルの信号を出力する。これがNG信号とな
る。NG信号はフィルム1とセンサーS2の間で許容幅
以上の滑りが発生したことを示す。
【0044】以上の説明では、比較回路14及び比較回
路15ではパルスカウンタ回路10の値が設定値を越
え、または設定値未満の場合出力するようにしている
が、等しくなった場合も含めて出力することも可能であ
る。
【0045】図4(b)はパルスカウンタ回路10のカ
ウント値が参照データ値と等しい場合にもNG信号を出
力する判定回路ブロック11のブロック図である。
【0046】図4(b)でカウントデータ値Aと上限値
の参照データ値BがA≧Bの時にオア回路21はHiレ
ベルの信号を出力する。またカウントデータ値Aと下限
値の参照データ値BがA≦Bの時にオア回路22はHi
レベルの信号を出力する。オア回路23はオア回路21
またはオア回路22の少なくとも一方がHiレベルの信
号を出力するとHiレベルの信号を出力する。オア回路
23の出力はアンド回路24に入力される。アンド回路
24のもう一方の入力は検査タイミングの信号となるア
ンド回路8の出力が入力される。すなわち1フレームに
1回発生する検査タイミングにおいてパルスカウンタ回
路10の値が上限値以上または下限値以下であった場
合、アンド回路24はHiレベルの信号を出力する。こ
れがNG信号となる。
【0047】またカウントデータ値が上限値以下または
未満の場合に比較回路14がHiレベルを出力するよう
にしてもよい。
【0048】図5は図4とは回路構成を替えて、発生し
た滑りが許容幅に収まるかどうかの判定を行うようにし
た例である。
【0049】図5(a)はカウントデータ値が参照デー
タ値の上限値以上、下限値以下の時にNG信号を発する
例を示したものである。図5(a)の判定回路ブロック
11bでは、比較回路14bはカウントデータ値Aと上
限値の参照データ値BがA<Bを満たす場合にナンド回
路25へHiレベルの信号を出力する。比較回路15b
はカウントデータ値Aと下限値の参照データ値BがA>
Bを満たす場合にナンド回路25へHiレベルの信号を
出力する。アンド回路26にはナンド回路25の出力が
入力される。ナンド回路25のもう一方の入力端子はア
ンド回路8の出力端子が接続され検査タイミング信号が
入力される。すなわち1フレームに1回発生する検査タ
イミングにおいてパルスカウンタ回路10の値が上限値
以上または下限値以下であった場合、アンド回路26は
Hiレベルの信号を出力する。これがNG信号となる。
【0050】図5(b)はカウント値が参照データ値の
上限値を越えるとき及び下限値未満の時にNG信号を出
力する例を示したものである。図5(b)の判定回路ブ
ロック11cでは、比較回路14cはカウントデータ値
Aと上限値の参照データ値BがA<Bを満たす場合にオ
ア回路27へHiレベルの信号を出力する。さらにA=
Bを満たす場合にオア回路27の他の入力端子にHiレ
ベルの信号を出力する。従ってオア回路27はA≦Bが
満たされるとHiレベルの信号を出力する。
【0051】比較回路15cはカウントデータ値Aと加
減値の参照データ値BがA>Bを満たす場合にオア回路
28へHiレベルの信号を出力する。さらにA=Bを満
たす場合にオア回路28の他の入力端子にHiレベルの
信号を出力する。オア回路28はA≧Bが満たされると
ナンド回路29へHiレベルの信号を出力する。ナンド
回路29の出力はアンド回路30に入力される。アンド
回路30のもう一方の入力端子はアンド回路8の出力端
子が接続され検査タイミング信号が入力される。すなわ
ち1フレームに1回発生する検査タイミングにおいてパ
ルスカウンタ回路10のカウント値が上限値を越えるか
または下限値未満であった場合、アンド回路30はHi
レベルの信号を出力する。これがNG信号となる。
【0052】判定回路ブロック11はNG信号でなくO
K信号を出力するように構成することも可能である。
【0053】図6はパルスカウンタ回路10のカウント
値が上限値未満または下限値を越える場合にOK信号を
出力する判定回路ブロック11dのブロック図である。
【0054】図6の判定回路ブロック11dでは、比較
回路14dはカウントデータ値Aと参照データ値BがA
<Bを満たす場合にアンド回路31へHiレベルの信号
を出力する。比較回路15dはカウントデータ値Aと参
照データ値BがA>Bを満たす場合にアンド回路31へ
Hiレベルの信号を出力する。アンド回路31の出力は
アンド回路32に入力される。アンド回路32のもう一
方の入力端子はアンド回路8の出力端子が接続され検査
タイミング信号が入力される。すなわち1フレームに1
回発生する検査タイミングにおいてパルスカウンタ回路
10の値が上限値未満または下限値を越えた場合に、ア
ンド回路32はHiレベルの信号を出力する。これがO
K信号となる。
【0055】以上に述べた判定回路ブロック11から1
1dの各例での出力は、論理を正論理、負論理を代える
こともできる。これらの方法により、この判定部分はこ
の他の回路構成が考えられる。
【0056】また、センサーS1とセンサーS2の配置
の例として、センサーS2のたち下がり時にセンサーS
1がONの状態であれば検査タイミング信号を出力する
例を示した。しかしながらセンサーS1とセンサーS2
の配置は種々のバリエーションが可能である。
【0057】図7はセンサーS1とセンサーS2の配置
のバリエーションを示す概念図である。
【0058】図7(a)は、センサーS1の立ち上がり
時にセンサーS2がONしていたら検査タイミング信号
を出力するフィルム搬送検知装置でのセンサーの配置例
である。
【0059】図7(b)は、センサーS2の立ち上がり
時にセンサーS1がONしていたら検査タイミング信号
を出力するフィルム搬送検知装置でのセンサーの配置例
である。
【0060】図7(c)は、センサーS1の立ち下がり
時にセンサーS2がONしていたら検査タイミング信号
を出力するフィルム搬送検知装置でのセンサーの配置例
である。
【0061】図7(d)は、センサーS1の立ち下がり
時にセンサーS2がONしていたら検査タイミング信号
を出力するフィルム搬送検知装置でのセンサーの配置例
である。ただし隣接したフレームのパーフォレーション
ではなくて、1つのフレームの搬送方向の先端側と末端
側のパーフォレーションによって検出を行う例である。
【0062】図7(e)は、センサーS2の立ち下がり
時にセンサーS1がONしていたら検査タイミング信号
を出力するフィルム搬送検知装置でのセンサーの配置例
である。ただし図7(b)と比較すると、さらに複数の
フレームをセンサーS1とセンサーS2の間に入れた例
である。すなわちセンサーS2があるフレームのパーフ
ォレーションのエッジを検出して、出力がたち下がる時
に、センサーS1は搬送方向に対して数フレーム下流側
にあるフレームの末端側のパーフォレーションを検出し
てONの状態になっている。
【0063】判定回路ブロック11は複数設置する場合
もある。
【0064】図8は判定回路ブロック11を複数備えた
写真フィルムの検査装置で各判定回路ブロックのフィル
ム面上での判定対象領域を示す平面図である。パーフォ
レーションP11からP14は、フレーム先端側のパー
フォレーション列に設けたパーフォレーションである。
領域1aは、フィルム面の数フレーム分の長さに亘って
パーフォレーションがない部分である。領域1bは、パ
ーフォレーションが周期的に繰り返される部分である。
領域1cは領域1aと領域1bを足し合わせた領域に相
当し、フィルム面の数フレーム分の長さに亘ってパーフ
ォレーションがない部分に1フレーム分の長さを足して
ある。APS用の写真フィルムでは、パーフォレーショ
ンP13を設ける場合と設けない場合がある。
【0065】パーフォレーションP13が設けられたA
PS用の写真フィルムの滑りを検出する場合は、判定回
路ブロック11を2系統設置し、一方の判定回路ブロッ
ク11では参照データ値を1aの設定値にする。そし
て、もう一方の判定回路ブロック11では参照データ値
を1bの設定値にしておく。こうするとフィルム全体の
搬送すべり検出を行うことが可能である。また、パルス
カウンタ回路10は共通して使用することができる。
【0066】パーフォレーションP13が設けられない
APS用の写真フィルムの滑りを検出する場合は、判定
回路ブロック11を2系統設置し、一方の判定回路ブロ
ック11では参照データ値を1cの設定値にする。そし
て、もう一方の判定回路ブロック11では参照データ値
を1bの設定値にしておく。こうしてもフィルム全体の
搬送すべり検出を行うことが可能である。
【0067】次に主制御部を備えたフィルム搬送検知装
置の例を説明する。
【0068】図9は主制御部を備えたフィルム搬送検知
装置の主要部を説明する概念図である。フィルム搬送検
知装置51では、フィルム1の搬送中は主制御部42が
NG信号の有無を監視している。論理回路ブロック40
がNGを出力すると、主制御部42は、フィルム搬送検
知装置51をその一部に含むシステムを停止したり、写
真フィルムのNG部分を排出するなどのしかるべき措置
を行う。
【0069】
【発明の効果】本発明のフィルム搬送検知装置によれ
ば、ロールフィルムと搬送ローラーに滑りが発生してい
るか否かの判断が1フレーム毎に可能であり、1フレー
ム毎に搬送ズレを検出できる。しかもカウンタの設定を
複数できるような大がかりな回路を備える必要もないの
で簡単な構成で搬送ズレの有無を検出できる。また滑り
を検出するパーフォレーション検出手段を最小で2つに
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のフィルムの搬送検知装置の主要
部を説明する概念図。
【図2】センサーS1とセンサーの配置及び出力波形を
説明する概念図。
【図3】論理回路ブロックの動作の一部を説明するタイ
ミングチャート。
【図4】判定回路ブロックの内部のブロック図。
【図5】カウントデータ値Aが上限値の参照データ値B
以下または未満の場合に比較回路14がHiレベルの信
号を出力する判定回路ブロックのブロック図。
【図6】パルスカウンタ回路のカウント値が上限値未満
または下限値を越える場合にOK信号を出力する判定回
路ブロックのブロック図。
【図7】センサーS1とセンサーS2の配置のバリエー
ションを示す概念図。
【図8】判定回路ブロックを複数備えたフィルム搬送検
知装置で各判定回路ブロックのフィルム面上での判定対
象領域を示す平面図。
【図9】主制御部を備えたフィルム搬送検知装置の主要
部を説明する概念図。
【符号の説明】
1 フィルム 2 搬送ローラ 3 ロータリーエンコーダ 4 インターフェース回路 5 正逆カウンタ回路 6 Dフリップフロップ 7 アンド回路 8 アンド回路 9 Dフリップフロップ 10 パルスカウンタ回路 11 判定回路ブロック 14,15 比較回路 16,17 ディジタルスイッチ 40 論理回路ブロック 42 主制御部 50,51 フィルム搬送検知装置 S1 センサー S2 センサー P1,P2 パーフォレーション

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定等間隔毎に複数のパーフォレーショ
    ン列が設けられたフィルムであって、該複数のパーフォ
    レーション列は同一直線上に互いに列方向の位置をずら
    して各パーフォレーション列の隣接するパーフォレーシ
    ョンのそれぞれの間に他のパーフォレーション列からそ
    れぞれ1つのパーフォレーションが配置されるととも
    に、前記複数のパーフォレーション列の各々は1フレー
    ム毎に対応するようにパーフォレーションが設けられて
    いるフィルムの搬送状態を検知するフィルム搬送検知装
    置において、 前記フィルムの搬送に伴う前記パーフォレーションの通
    過を検出して検出信号を出力する、少なくとも2つのパ
    ーフォレーション検出手段と、 前記少なくとも2つのパーフォレーション検出手段が前
    記検出信号を出力するとタイミング信号を出力するタイ
    ミング信号出力手段と、 前記搬送ローラーの所定回転角度に対応した回転角度信
    号を出力する回転角度信号出力手段と、 前記回転角度信号の基準値データを出力する基準値デー
    タ出力手段と、 前記タイミング信号が出力されると前記搬送ローラーの
    回転角度信号と前記基準値データとを比較して1フレー
    ム毎に比較結果を出力する比較手段とを備え、 あるパーフォレーション検出手段と別のパーフォレーシ
    ョン検出手段とは、互いに前記複数のパーフォレーショ
    ン列のうち、それぞれ別のパーフォレーション列に属す
    るパーフォレーションを検出する位置に設けられている
    事を特徴とするフィルム搬送検知装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルムでフレームの配置されてい
    ない領域にパーフォレーションが配置されていない部位
    を設けていることを特徴とする請求項1に記載のフィル
    ム搬送検知装置。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも2つのパーフォレーショ
    ン検出手段のうちの1つのパーフォレーション検出手段
    が前記パーフォレーションの一方のエッジを検出すると
    別のパーフォレーション検出手段は前記パーフォレーシ
    ョンとは別のパーフォレーション列のパーフォレーショ
    ンのうちのエッジ以外の部位を検出しうる位置に配置し
    てあり、 前記タイミング信号出力手段は前記任意のパーフォレー
    ション検出手段と前記別のパーフォレーション検出手段
    が前記検出信号を出力するとタイミング信号を出力し、 全てのパーフォレーション検出手段が前記検出信号を出
    力するとタイミング信号を出力する事を特徴とする請求
    項1または2に記載のフィルム搬送検知装置。
  4. 【請求項4】 前記回転角度検出手段は前記搬送ローラ
    と同期してパルス信号を発生するエンコーダと、 前記タイミング信号が順次出力されると、2つの相前後
    する前記タイミング信号で決定される期間中に発せられ
    る前記パルス信号をカウントし、得られたカウント値を
    前記回転角度信号として出力するカウンターとを備える
    事を特徴とする請求項1、2または3に記載のフィルム
    搬送検知装置。
  5. 【請求項5】 前記比較手段の比較結果に応じて警告を
    発する警告手段を備える事を特徴とする請求項1、2、
    3または4に記載のフィルム搬送検知装置。
  6. 【請求項6】 前記基準値データは前記搬送ローラと前
    記写真フィルムに発生する滑りに対する前記カウント値
    の許容範囲を特定するデータであり、 前記比較手段は前記比較結果として前記カウント値が前
    記許容範囲外にあるか前記許容範囲内にあるかを示す信
    号を出力する事を特徴とする請求項5に記載のフィルム
    搬送検知装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035624A1 (en) * 2004-09-28 2006-04-06 Ebara Corporation Substrate cleaning apparatus and method for determining timing of replacement of cleaning member
JP2006330362A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Noritsu Koki Co Ltd フィルム処理装置

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