JPH10307018A - 内外側面測定機 - Google Patents

内外側面測定機

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JPH10307018A
JPH10307018A JP11694397A JP11694397A JPH10307018A JP H10307018 A JPH10307018 A JP H10307018A JP 11694397 A JP11694397 A JP 11694397A JP 11694397 A JP11694397 A JP 11694397A JP H10307018 A JPH10307018 A JP H10307018A
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行治 大塚
Yoshio Sarugi
義雄 猿木
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Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定物の寸法測定を高精度に行って比較
測定を省略することのできる内外側面測定機を提供する
を目的とする。 【解決手段】内外側面測定機1は、被測定物9が載置さ
れるテーブル12が設けられる本体11と、このテーブ
ル12の上方に配置され、一対の測定子13の移動方向
A、Bに沿って延びるレール14の端部を支柱171を
介して本体11に支持する門型フレーム17とを備え、
レール14には、移動自在に支持される一対のスライダ
15が設けられ、一対の測定子13は、これらのスライ
ダ15から下方に延びてテーブル12上の被測定物9と
当接する。測定子13の長さを短くして、測定子13の
撓み変形を少なくすることができるので、高精度の測定
が可能となり、比較測定を省略することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の測定子を相
対的に移動させて被測定物に当接させ、このときの一対
の測定子間の距離から当該被測定物の内外側面寸法を測
定する内外側面測定機に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、一対の接触式測定子を相対的に
移動させて被測定物の側面に当接させ、このときの一対
の測定子間の距離から当該被測定物の内外側面寸法を測
定する内外側面測定機が利用されている。このような内
外側面測定機によれば、一対の測定子間の距離から被測
定物の内外側面寸法を測定することができるので、リン
グ状の被測定物のリング内径や、被測定物に形成された
孔径や溝幅、被測定物の厚さ寸法等、被測定物の多様な
寸法測定を正確に行うことができる。
【0003】従来の内外側面測定機としては、例えば、
図4に示される内外側面測定機5が知られている。この
内外側面測定機5は、本体51と、この本体51上に設
けられ被測定物9が載置されるテーブル52と、このテ
ーブル52の被測定物9の載置面から上方に突出し、互
いに逆向きの方向A、Bに移動して被測定物9の側面9
1に当接する一対の測定子53とを備えている。本体5
1の内部には、一対の測定子53の移動方向に沿って延
出するレール54と、このレール54に対して移動自在
に支持され、上述したテーブル52の下方に配置される
一対のスライダ55とが設けられている。
【0004】そして、一対の測定子53は、これら一対
のスライダ55のそれぞれに設けられ、スライダ55の
動きに伴って互いに逆向きの方向A、Bに移動する。被
測定物9が載置されるテーブル52は、本体51の上部
に設けられるとともに、被測定物9の水平方向位置を調
整するためのXYテーブル521と、被測定物9の測定
子53に対する傾斜を調整するための傾斜調整テーブル
522とを備えている。
【0005】図4に示すようなリング状の被測定物9の
内側面91間の寸法、すなわち被測定物9の内径を上述
した内外側面測定機5により測定する場合、一対の測定
子53を互いに接近させた状態でテーブル52上に被測
定物9を載置した後、一対の測定子53を互いに逆向き
の方向Aに移動させる。そして、それぞれの測定子53
を内側面91に当接させ、レール54上に設けられたス
ケール(図4では図示略)を、スライダ55に設けられ
た検出器(図4では図示略)で読みとることにより、被
測定物9の内径を測定することができる。尚、測定子5
3を内側面91に当接する際には、これらが確実に当接
するように、スライダ55によって測定子53に接触力
を作用させた状態で測定している。
【0006】また、他の従来の内外側面測定機として
は、図5に示される内外側面測定機7が知られている。
この内外側面測定機7は、本体71上に設けられるテー
ブル72を挟んで対向配置される一対のレール74と、
この一対のレール74のそれぞれに設けられるスライダ
75と、それぞれのスライダ75に取り付けられるアー
ム76とを備え、このアーム76の先端部分には、測定
子73が設けられている。内外側面測定機7により被測
定物9の内側面寸法を測定する場合、上述した内側面寸
法測定機5と同様に、一対のスライダ75を互いに遠ざ
かる方向Aに移動させ、測定子73が被測定物9の内側
面91に当接した場合の各々のスライダ74の位置をス
ケールおよび検出器により読みとれば、一対の測定子7
3間の距離として被測定物9の内径を測定することがで
きる。
【0007】上述した内外側面測定機5では、テーブル
52がXYテーブル521および傾斜調整テーブル52
2からなる多層構造をなしているので、当該テーブル5
2の下方に配置されるスライダ55からテーブル52の
上方に測定子53の先端を突出させるには、その長さを
十分長くとらなければならない。従って、測定子43を
所定の接触力で内側面91に当接させると、接触力に伴
う測定子53の撓みにより、一対の測定子53間の実際
の距離とスケールおよび検出器による測定値との間に差
を生じる。また、内外側面測定機7では、測定子73の
長さは短くなっているが、大小含めて多様な寸法の被測
定物に対応するためには、アーム76の長さ寸法を大き
くする必要があり、アーム76の長さによっては、アー
ム76が自重および被測定物9に対する測定子73の接
触力によって撓んでしまい、上述と同様に一対の測定子
73間の実際の距離とスケールおよび検出器による測定
値との間に差を生じる。このため、内外側面測定機5、
7では、上述した寸法差を解消するために、寸法既知の
標準試料を用いて補正する比較測定により、被測定物9
の寸法測定をおこなっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の内外側面測定機5、7では、測定子53やア
ーム76の撓みの影響を大きく受けてしまうので、被測
定物9に要求される測定精度によらず、比較測定を行わ
なければならず、被測定物9の寸法測定作業の煩雑化を
招くという問題がある。また、長い測定子53や長いア
ーム76を利用した寸法測定では、撓みの絶対量が大き
くなってしまうので、測定子53、73の接触力のばら
つきが測定値のばらつきに大きく影響してしまい、高精
度の寸法測定が困難であるという問題がある。
【0009】本発明の目的は、一対の測定子を相対的に
移動させて被測定物の側面に当接させ、このときの一対
の測定子間の距離から当該被測定物の内外側面寸法を測
定する内外側面測定機において、被測定物の寸法測定を
高精度に行って比較測定を省略することのできる内外側
面測定機を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る内外側面測
定機は、一対の測定子を相対的に移動させて被測定物の
側面に当接させ、このときの一対の測定子間の距離から
当該被測定物の内外側面寸法を測定する内外側面測定機
であって、前記被測定物が載置されるテーブルが設けら
れる本体と、このテーブルの上方に配置され、前記一対
の測定子の移動方向に沿って延びるレールの端部を支柱
を介して前記本体に支持する門型フレームとを備え、前
記レールには、少なくともいずれか一方が移動自在に支
持される一対のスライダが設けられ、前記一対の測定子
は、前記一対のスライダのそれぞれに設けられるととも
に、これらのスライダから下方に延びて前記テーブル上
の前記被測定物の側面と当接することを特徴とする。
【0011】このような本発明によれば、被測定物の側
面に当接する一対の測定子が上方に配置される一対のス
ライダから下方に延び、テーブルを貫通することがな
い。従って、測定子は、被測定物の厚さ方向深さに応じ
て定められる最小限の長さとして測定子の撓み変形を少
なくすることが可能となるので、高精度の測定が可能と
なり、別途標準試料を準備して比較測定を行う必要がな
い。また、一対のスライダを支持するレールが両端の支
柱によって支持された門型フレームを形成しているの
で、従来の図5に示される内外側面測定機7のように、
別途延長用のアームを設ける必要がなくなり、構造の単
純化が図られるうえ、アームの撓みによる測定誤差が解
消されるので、被測定物の内外側面寸法の測定の一層の
高精度化が図られる。
【0012】以上において、上述した一対のスライダは
いずれもレールに対して移動自在に支持され、一対の測
定子が互いに逆方向に相対移動することにより被測定物
の内外側面寸法を行うのが好ましい。すなわち、通常内
外側面測定機による寸法測定は、互いに直交する方向の
寸法測定を行うために、被測定物が載置されるテーブル
が90°回転可能となっている。一方のスライダおよび
測定子が固定されている場合、被測定物の測定長さによ
り被測定物の心出し位置が変化するので、上述したXY
テーブルおよび傾斜調整テーブルの他に心出し用の移動
テーブルを必要とし、テーブル構造の複雑化を招くこと
となる。これに対して、一対の測定子が互いに逆方向に
相対移動する内外側面測定機であれば、被測定物の回転
軸上に一対の測定子のホームポジションを設定すること
ができるので、被測定物の心出しはXYテーブルによる
微調整のみで済ませられ、テーブル構造の簡単化が図ら
れる。
【0013】また、上述した被測定物が載置されるテー
ブルには、当該テーブルを下方に移動させることによ
り、被測定物と一対の測定子とを離間させる上下動機構
が設けられているのが好ましい。具体的には、上下動機
構としては、本体にガイドポストを介して昇降自在に設
けられかつテーブルの下面を支持する昇降台と、この昇
降台を昇降させる昇降手段とを備えた上下動機構が考え
られる。すなわち、上述した内外側面測定機において
は、被測定物と測定子が設けられるスライダとの距離が
接近しているので、被測定物を交換する際に測定子に被
測定物が衝突して壊れる可能性がある。従って、このよ
うな内外側面測定機において、上下動機構が設けられて
いれば、上下動機構により被測定物と一対の測定子とを
離間させることが可能となるので、被測定物の交換時、
被測定物の側面が測定子に衝突することがなく、安全に
被測定物を交換することが可能となり、被測定物の内外
側面寸法の測定作業の軽減が図られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。尚、既に説明した部材又は部分と
同一又は類似の部材又は部分については、その説明を省
略又は簡略にする。図1には、本発明の実施形態に係る
内外側面測定機1が示され、この内外側面測定機1は、
本体11の上部に設けられるテーブル12と、このテー
ブル12の上方に離間して配置されるレール14を含
み、このレール14の両端を支柱171を介して本体1
1に支持する門型フレーム17とを備えている。
【0015】レール14には、一対のスライダ15がこ
のレール14の移動方向に沿って移動自在に取り付けら
れ、このスライダ15の下部には、被測定物9の側面9
1に当接する測定子13が設けられ、その先端が下方に
延出している。尚、レール14は断面長方形の角柱状部
材であり、その左右側面は、一対のスライダ15を案内
するためのガイド面141とされている。また、このガ
イド面141とスライダ15との間は、図1では図示を
略したが、エアベアリングが介装されているとともに、
レール14の上部端面には、各々のスライダ15をガイ
ド面141に沿って移動させるためのエアシリンダ14
2および載荷機構143が設けられている。尚、載荷機
構143は、一対のスライダ15が互いに離間する方向
Aの場合の加重装置であるとともに、エアシリンダ14
2は、互いに接近する方向Bの場合の加重装置である。
【0016】スライダ15の下部には、鉛直下方に延び
る測定子13が設けられている他、一方のスライダ15
にはスケール151が、他方のスライダ15には、検出
器152が設けられ、このスケール151および検出器
152によって一対の測定子13間の相対距離の読みと
りが可能となる。テーブル12は、測定子13に対する
被測定物9の水平位置を調整するとともに、当該被測定
物9を90°回転させるXYθテーブル121と、この
XYθテーブル121上に設けられ、被測定物9の測定
子13に対する傾斜を補正するための傾斜調整テーブル
122とを備えている。尚、XYθテーブル121の側
面には、当該XYθテーブル121を水平方向に移動調
整する調整つまみ121Aと、90°回転するレバー1
21Bとが設けられ、傾斜調整テーブル122には、図
1では図示をしなかったが、被測定物9の載置面上に傾
斜調整用の3本の傾斜調整ねじが設けられている。
【0017】このようなテーブル12の下部には、図2
に示すように、本体11の上面に形成された凹部111
に収納される上下動機構18が設けられ、この上下動機
構18によって、テーブル12が昇降して被測定物9と
一対の測定子13とを離間、接近させることが可能とな
る。上下動機構18は、前記凹部111底面に立設され
る複数本のガイドポスト181と、このガイドポスト1
81に昇降自在に支持される昇降台182と、この昇降
台182を昇降するための昇降手段183とを備え、テ
ーブル12を昇降させる上下方向のストロークHは50
〜60mm程度となっている。
【0018】ガイドポスト181と昇降台182とは、
内部にボールベアリングを収納した循環式ボールスライ
ダ184を介して接続され、これにより、昇降台182
はガイドポスト181に対してスムーズに昇降する。昇
降手段183は、モータ183Aと、上下動ねじ183
Bと、接続ナット183Cとを備えている。モータ18
3Aは前記凹部111の底面に設置され、このモータ1
83Aの回転とともに、上下動ねじ183Bが上下に移
動する。上下動ねじ183Bの上端には、接続ナット1
83Cが設けられて昇降台182の下面と接続され、上
下動ねじ183Bの上下動に伴って昇降台182が昇降
する。
【0019】次に、内外側面測定機1による被測定物9
の寸法測定方法を説明する。 上下動機構18を調整してテーブル12を最下位置
にセットする。 この状態で、テーブル12上に被測定物9をセット
した後、一対の測定子13が被測定物9に当接するよう
になるまで、上下動機構18によりテーブル12を上昇
させる。 一対の測定子13を離間させて被測定物9の側面9
1に当接させ、一対の測定子間の距離を読みとりなが
ら、XYθテーブル121に設けられた調整つまみ12
1Aによって一対の測定子13に対する被測定物9の一
方向の心出しを行う。
【0020】 さらに、一対の測定子13のうち、一
方の測定子13をホームポジションで固定しておき、他
方の測定子13を被測定物9の側面91に当接させ、当
該一対の測定子13間の距離を読みとりながら、上述し
た傾斜調整テーブル122上に設けられた傾斜調整ねじ
を調整して被測定物9の一方向のレベル出しを行う。 最後に、レバー121BによりXYθテーブル12
1を90°回転させ、上記、と同様の調整を行い被
測定物9の他の方向の位置決めを行った後、一対の測定
子13により被測定物9の寸法測定を行う。
【0021】前述のような実施形態によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、一対の測定子13がレール1
4上に支持される一対のスライダ15から下方に延び、
XYθテーブル121、傾斜調整テーブル122からな
るテーブル12を貫通しないので、測定子13は、被測
定物9の厚さ方向深さに応じて定められる最小限の長さ
とすることができ、上述した測定子13の撓み変形によ
る測定誤差を低減することができる。そして、これによ
り、内外側面測定機1の測定精度を著しく向上すること
ができるので、標準試料との比較測定を省略することが
できる。また、一対のスライダ15を支持するレール1
4が両端の支柱171によって支持された門型フレーム
17を形成しているので、従来の図5に示される内外側
面測定機7のように、従来例における図5のような延長
用のアーム76を設ける必要がなくなり、構造の単純化
を図ることができる。また、アームが省略されるので、
アームの撓みによる測定誤差が解消され、被測定物9の
内外側面寸法の測定の一層の高精度化を図ることができ
る。
【0022】さらに、一対の測定子13が互いに逆方向
に相対移動し、当該一対の測定子13のホームポジショ
ンをXYθテーブル121の回転軸上に設定することが
できるので、被測定物9の心出しは、XYθテーブル1
21の調整つまみ121Aの微調整のみで済ませること
ができ、テーブル構造の簡単化を図ることができるう
え、被測定物9の位置決め作業も簡単に済ませられる。
そして、内外側面測定機1が上下動機構18を備えてい
るので、テーブル12に被測定物9をセットする際に、
測定子13とテーブル12との距離を十分にとった状態
で作業することができ、安全に被測定物9の交換作業を
行うことができる。
【0023】また、一対の測定子13間の相対距離を、
スライダ15に設けられた1つのスケール151と、1
つの検出器152によって測定できるので、従来例の場
合のような1つのスケールに対して2つの検出器で読み
とるような場合に比較して、寸法測定機構の簡単化を図
ることができるうえ、製造コストの低減を図ることがで
きる。さらに、スライダ15を案内するガイド面141
がレール14の側面に離間して形成されているので、そ
れぞれのスライダ15をレール14の全体に亘って移動
可能とすることができ、レール14全体の長さを短縮
し、内外側面測定機1の小型化を図ることができる。
【0024】尚、本発明は、前述の実施形態に限定され
るものではなく、次に示すような変形をも含むものであ
る。すなわち、前述の実施形態では、断面コ字状のスラ
イダ15を角柱状のレール14の側面に設けられたガイ
ド面141に取り付けた内外側面測定機1であったが、
これに限らず、図3に示すように、門型フレーム37を
構成するレール34の異なる部分にスライダ35が移動
自在に取り付けられた内外側面測定機3であってもよ
く、これにより、寸法測定機構の構造の簡単化、測定機
の小型化という効果を除く、他の実施形態の効果と略同
様の効果を享受することができる。
【0025】また、前述の実施形態では、被測定物9と
一対の測定子13との離間は、テーブル12を昇降する
上下動機構18によって行っていたが、これに限らず、
門型フレーム17の支柱171が昇降するような上下動
機構が設けられた内外側面測定機であってもよい。支柱
171が昇降するような内外側面測定機であれば、テー
ブル12と測定子13との上下方向距離を一層大きく取
ることができるので、より大きな被測定物の寸法測定を
行うことができるうえ、テーブル12に上下機構を設け
る必要がなくなるので、テーブル構造の一層の簡単化を
図ることができる。
【0026】さらに、前述の実施形態では、レール14
が1本である門型フレーム17であったが、これに限ら
ず、互いに対向配置され、それぞれにスライダが取り付
けられる一対のレールを備えた門型フレームであっても
よく、これにより、前述の実施形態の効果と同様の効果
を享受することができる。そして、前述の実施形態で
は、一対の測定子13が互いに逆方向に移動する内外側
面測定機1であったが、これに限らず、一方のスライダ
および測定子がホームポジション上に固定され、他の測
定子が移動可能となった内外側面測定機に本発明を採用
してもよく、これにより、前述の実施形態の効果と略同
一の効果を享受することができる。その他、本発明の実
施の際の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を
達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
【0027】
【発明の効果】前述のように、本発明の内外側面測定機
によれば、測定子がスライダから下方に延びてテーブル
を貫通せず、測定子の長さを最小限として、測定子の撓
み変形を少なくすることができるので、高精度の測定が
可能となり、被測定物の測定に際して、標準試料による
比較測定を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る内外側面測定機を表す
概要斜視図である。
【図2】前述の実施形態における上下動機構の構造を表
す側面図である。
【図3】前述の実施形態の変形を表す側面図である。
【図4】従来例における内外側面測定機を表す側面図で
ある。
【図5】他の従来例における内外側面測定機を表す側面
図である。
【符号の説明】
1、3 内外側面測定機 9 被測定物 11 本体 12 テーブル 13 測定子 14、34 レール 15、35 スライダ 17、37 門型フレーム 18 上下動機構 91 側面 181 ガイドポスト 182 昇降台 183 昇降手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の測定子を相対的に移動させて被測定
    物の側面に当接させ、このときの一対の測定子間の距離
    から当該被測定物の内外側面寸法を測定する内外側面測
    定機であって、 前記被測定物が載置されるテーブルが設けられる本体
    と、 このテーブルの上方に配置され、前記一対の測定子の移
    動方向に沿って延びるレールの端部を支柱を介して前記
    本体に支持する門型フレームとを備え、 前記レールには、少なくともいずれか一方が移動自在に
    支持される一対のスライダが設けられ、 前記一対の測定子は、前記一対のスライダのそれぞれに
    設けられるとともに、これらのスライダから下方に延び
    て前記テーブル上の前記被測定物の側面と当接すること
    を特徴とする内外側面測定機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の内外側面測定機におい
    て、 前記一対のスライダはいずれも前記レールに移動自在に
    支持され、 前記一対の測定子は、互いに逆方向に相対移動すること
    を特徴とする内外側面測定機。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の内外側面
    測定機であって、 前記テーブルには、当該テーブルを下方に移動させるこ
    とにより、前記被測定物と前記一対の測定子とを離間さ
    せる上下動機構が設けられていることを特徴とする内外
    側面測定機。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の内外側面測定機におい
    て、 前記上下動機構は、前記本体にガイドポストを介して昇
    降自在に設けられかつ前記テーブルの下面を支持する昇
    降台と、この昇降台を昇降させる昇降手段とを備えてい
    ることを特徴とする内外側面測定機。
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