JPH10306888A - 軟質合成樹脂管用継手 - Google Patents

軟質合成樹脂管用継手

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JPH10306888A
JPH10306888A JP9128113A JP12811397A JPH10306888A JP H10306888 A JPH10306888 A JP H10306888A JP 9128113 A JP9128113 A JP 9128113A JP 12811397 A JP12811397 A JP 12811397A JP H10306888 A JPH10306888 A JP H10306888A
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socket
pipe
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ring
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JP9128113A
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Motoaki Hirota
源昭 広田
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Shimizu Alloy Mfg Co Ltd
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Shimizu Alloy Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水道用ポリエチレン管などの軟質合成樹脂管
を、悪環境下でも確実に連結できる継手を提供する。 【解決手段】 ソケット2は中央に鍔21を有し、その
両側は管結合部22になっている。管結合部22の外面
は凹凸面23である。外リング3は管端の外面に嵌め
る。割ロックリング4は2つ割構造で、その内面は凹凸
面41に、外面は傾斜面42になっている。締付フラン
ジ5は内面が傾斜面51になっていて、ここに割ロック
リング4が嵌入する。左右の締付フランジ5はボルト6
及びナット7で締付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、軟質合成樹脂
管、例えば水道用ポリエチレン管などを互いに連結する
のに用いる継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上水道の配管施工時などに於い
て、ポリエチレン管同士を連結する場合には、電熱式融
着方式が用いられている。この方式は、両方の管の付き
合せ部の外面に、熱可塑性合成樹脂製のソケットを掛け
渡すように嵌め、次にこのソケット内に予め埋め込まれ
ている電熱線に通電し、その発熱によって樹脂を溶融さ
せ、両管とソケットとを一体に融着させる方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の電熱
式融着方式の場合には、融着結合精度を高める為に、管
とソケットとの各接合面をアセトンなどを用いて融着作
業前に清掃しておく必要がある。しかし、水道工事は通
常、野外の掘削地中で行われる。この為、降雨時などの
悪影響下での作業の場合には、管の連結部に泥水などが
かかり易く、また、既設管の場合には、管端からの水の
流出があって、接合面を完全に清掃することができず、
この結果、連結不良を招き易く、施工信頼性が低いとい
う問題がある。
【0004】本発明はこのような点に鑑み、軟質合成樹
脂管用同士を機械的結合方式で確実に連結できる、施工
信頼性の高い軟質合成樹脂管用継手を提供せんとするも
のである。また、本発明は、管連結作業が簡単で、結合
強度が高く、容易に抜け出すことのない軟質合成樹脂管
用継手を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の継手の技術的手
段は、両側に管結合部を有するソケットと、管端の外面
に嵌合させられる外リングと、クサビ作用で締め込まれ
る割ロックリングと、この両リングの固定機構とからな
り、ソケットの外面は凹凸面になっていて、管端はソケ
ットと、外リング及び割ロックリングとによって両面か
ら挟み付けられると共に、管の内壁がソケットの凹凸面
に喰い込むようになることにある。
【0006】また、内面が傾斜面になった締付フランジ
を用いて、外リング及び割ロックリングを固定するよう
にしてもよい。あるいは、外リングの片端を拡径させ、
この拡径部の内面を傾斜面にして、ここに割ロックリン
グを嵌入させ、拡径部の先端に取付けた止ボルトを、ソ
ケットの鍔に形成した溝に嵌入させてリングを固定する
ようにしてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の軟質合成樹脂管用継手の
実施の形態を、図面の実施例に基ずいて説明する。図1
〜図3に示されているのは、第1実施例である。図中、
A、Bは連結せんとする左右の軟質合成樹脂管、1は継
手である。継手1は、硬質合成樹脂製や金属製などの剛
性材製のソケット2と、左右1対の外リング3、割ロッ
クリング4、締付フランジ5などからなる。
【0008】ソケット2は、中央部に管挿入ストッパー
となる鍔21を有し、その左右両側には管結合部22が
あって、その外壁面は抜け止めの為に凹凸面23になっ
ている。この凹凸面23として、実施例では、断面台形
の数本の凸条を形成しているが、この凹凸の形状は自由
であり、ネジ状などにすることも可能である。要は、管
が嵌合した時に、管の内面が適度に凹凸に喰い込んで抜
け止め作用が生じ、かつ、喰い込み部で管の千切れが発
生しなければよい。なお、ソケット2の外径は、管の内
径よりも若干大きくしておく。
【0009】外リング3は、ソケットに嵌めた管端の外
に圧入して、管の端部が外方に拡がらないように押え付
ける役割をする。割ロックリング4は2つ割構造で、内
壁面には抜け止め用の凹凸41が形成され、また、外壁
面は傾斜面42になっている。また、締付フランジ5の
内壁面も、傾斜面51になっていて、両傾斜面42、5
1は互いに嵌係合して、クサビ作用を生ずる。左右の締
付フランジ5はボルト6、ナット7で締め付けられる。
【0010】次に、前記継手を用いた管連結方法を、図
3により説明する。先ず、両方の管A、Bに、予め外リ
ング3及び締付フランジ5を嵌め込んでおく。次に左右
の管A、Bの端を、ソケット2の両側に套嵌させる。こ
の套嵌にはかなりの力を要し、手作業では無理なので、
通常、押込装置90を使用する。押込装置90は左右1
対のチャック51と、油圧シリンダ92と、引ロッド9
3と、手動式油ポンプ94とからなる。
【0011】図3のaは、ソケット2への管端の押込作
業状態を示している。両方の管A、Bの端を、ソケット
2の両端に宛がうと共に、両管にチャック91を抱持状
に取付ける。なお、チャック91の接触面は微小凹凸の
ある摩擦面になっていて、押込時に滑りが生じないよう
に配慮されている。次にホンプ94を操作して、シリン
ダ92に送油すると、ロッド93が引張られて、両チャ
ック間に引き寄せ力が作用し、両管A、Bはソケット2
に圧入套嵌させられる。管の端が鍔21に衝突するまで
嵌め込むと、一旦、押込装置90を取り外す。
【0012】続いて、図3のbのように、外リング3を
套嵌部の端まで移動させ、再び押込装置90をセットす
る。但し、この時は、チャック91は外リング3の押送
体として利用するので、管A、Bに対する抱持はしな
い。次に、ポンプ94を操作して、送油すると、前記と
同様に両チャック間に引き寄せ力が働いて、外リング3
は管とソケットとの嵌結合部の外に圧入套嵌される。外
リング3が鍔21に衝突するまで嵌ると、押込装置90
を取外す。
【0013】その後、2つ割のロックリング4を外リン
グ3の横に宛てがい、その外面にフランジ5を移動させ
て嵌め、左右のフランジ間にボルト6を通して、ナット
7で締め付ける。この結果、クサビ作用によって、ロッ
クリング4は内方に強く押され、内面の凹凸41が管の
外面に喰い込む。これで連結作業が完了である。連結状
態では、両方の管A、Bの端が内面のソケット2と、外
面の外リング3及びロックリング4によって両面から強
く挟み付けられるので、大きな力が作用しても管が抜け
出すようなことはない。
【0014】図4、図5に示されているのは、第2実施
例である。この実施例では、ソケット2の鍔21は広幅
になっていて、その外面には環状に溝24が形成されて
いる。また、外リング3の端には拡径部31が設けら
れ、その内面は傾斜面32になっていて、この傾斜面3
2にロックリング4が嵌入するようになる。更に、外リ
ング3の拡径部31の先端には止ボルト8が螺合してい
て、完全嵌結合状態で、止ボルト8を締め込むと、ボル
ト先端がソケットの溝24に嵌り込み、リングが固定さ
れる。
【0015】この第2実施例を用いた管連結方法は、前
記の第1実施例とほとんど同じである。先ず、押込装置
90を用いて、両方の管A、Bをソケット2に圧入套嵌
させ、続いて、割ロックリング4を鍔21の横に宛てが
った上で、外リング3を押込装置90によって圧入套嵌
する。この外リングの圧入套嵌によって、クサビ作用が
働き、ロックリング4は内方に押されて、管の外面に喰
い込むようになる。外リング3を完全に押込んだ後に、
止ボルト8によって抜け出さないようにリングを固定す
る。この第2実施例でも、連結完了状態では、管端はソ
ケット2と、外リング3及びロックリング4によって強
く挟み付けられかつ、管壁が凹凸に喰い込んでいるの
で、管が容易に抜け出すことはない。
【0016】本発明は、前記の実施例に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形
実施可能である。特に、ソケット2の形状、ロックリン
グ4の配置位置、外リング3の形状及びリングの固定機
構などは自由である。
【0017】
【発明の効果】本発明の継手は、管端を、内面からソケ
ット、外面から外リング及び割ロックリングで挟み付け
ると共に、管の内面をソケットの凹凸面に喰い込ませて
結合するので、管と継手との結合強度が高く、地震など
によって強い引張力が作用しても管が抜け出すことはな
い。また、本発明は従来のような融着方式によらず、完
全な機械的方式で結合を図るので、施工信頼性が高く、
降雨時などの悪環境下での作業でも施工不良を招くこと
がない。
【0018】請求項2のものは、締付フランジを用い
て、外リングと割ロックリングとの固定を図るので、継
手全体の構造が簡単で、製造コストが低く、その上、管
連結作業を短時間で行えるなどの利点がある。
【0019】請求項3のものは、外リングで、割ロック
リングの締付固定を行うので、部品点数が少なく、取扱
いが容易で、実用上、極めて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の結合状態の断面図。
【図2】分解状態の断面図。
【図3】連結作業を段階的に示した断面図。
【図4】第2実施例の断面図。
【図5】分解状態の断面図。
【符号の説明】
1 継手 2 ソケット 3 外リング 4 割ロックリング 5 締付フランジ 6 ボルト 7 ナット 8 止ボルト 21 鍔 22 管結合部 23 凹凸面 24 環状溝 31 拡径部 32 傾斜面 41 凹凸面 42 傾斜面 51 傾斜面 90 押込装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側に管結合部を有するソケットと、管
    端の外面に嵌合させられる外リングと、クサビ作用で締
    め込まれる割ロックリングと、この両リングの固定機構
    とからなり、ソケットの外面は凹凸面になっていて、管
    端はソケットと、外リング及び割ロックリングとによっ
    て両面から挟み付けられると共に、管の内壁がソケット
    の凹凸面に喰い込むようになる軟質合成樹脂管用継手。
  2. 【請求項2】 固定機構として、締付フランジ5が用い
    られ、このフランジ5の内面は、傾斜面51になってい
    て、ここに外リング3に隣接させて配した割ロックリン
    グ4が嵌入し、左右のフランジ5にはボルト6が掛け渡
    されて締付けられるようになっている請求項1記載の軟
    質合成樹脂管用継手。
  3. 【請求項3】 固定機構として、外リング3の片端に拡
    径部31が形成され、この拡径部の内面が傾斜面32に
    なっていて、ここに割ロックリング4が嵌入し、また、
    外リング3の拡径部の先端には止ボルト8が取付けられ
    ていて、この止ボルト8の先端がソケット2の鍔21に
    形成された溝24に嵌係合するようになっている請求項
    1記載の軟質合成樹脂管用継手。
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JP2015042901A (ja) * 2013-07-25 2015-03-05 旭有機材工業株式会社 配管用部材及びその部材を用いた接続又は封止構造
JP2015081656A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 独立行政法人物質・材料研究機構 低温流体移送管
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