JPH10306631A - キー管理システム - Google Patents

キー管理システム

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JPH10306631A
JPH10306631A JP9119578A JP11957897A JPH10306631A JP H10306631 A JPH10306631 A JP H10306631A JP 9119578 A JP9119578 A JP 9119578A JP 11957897 A JP11957897 A JP 11957897A JP H10306631 A JPH10306631 A JP H10306631A
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JP
Japan
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key
user
battery
electric motorcycle
data
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JP9119578A
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English (en)
Inventor
Mamoru Kokubu
守 國分
Tomohide Shimizu
智秀 清水
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP98303634A priority patent/EP0877341B1/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62HCYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
    • B62H3/00Separate supports or holders for parking or storing cycles
    • B62H2003/005Supports or holders associated with means for bike rental

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  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】返却に係るキーが利用者に貸し出した特定のキ
ーであることを確実に判定することのできるキー管理シ
ステムを提供することを目的とする。 【解決手段】利用者がキーを借り出すとき、利用者識別
装置36によって当該利用者を識別した後、貸出に係る
キーの固有キーデータを前記利用者の利用者データと関
連付けて利用者管理装置54に記憶させておく。次い
で、利用者がキーを返却するとき、キー供給装置40の
キーシリンダによって前記キーを識別してその固有キー
データを得、貸出制御装置34において、記憶されてい
る固有キーデータと比較することにより、返却されたキ
ーが当該利用者が借り出した特定のキーであるか否かを
判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定利用者に対し
て貸し出されるキーを管理するキー管理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自転車や自動車等の車両をレンタルする
システムは、従来より多数存在している。例えば、自動
車のレンタルシステムは、利用者がレンタル会社で必要
事項を書類に記載してキーを受け取り、所望の自動車を
借りて所定時間使用した後、そのレンタル会社に返却す
るのが一般的である。
【0003】ところで、車両とともに貸し出されるキー
は、前記車両の貸出状況を把握するため、あるいは、盗
難を防止するために管理しておく必要がある。例えば、
利用者が貸し出したキーとは異なるキーを返却すると、
次の利用者がそのキーに係る車両を借り出すことができ
なくなってしまう。また、故意に異なるキーを返却する
ことにより、当該車両を不正に使用されてしまうおそれ
もある。
【0004】そこで、このようなキーの管理システムと
して、例えば、特開平6−26249号公報に開示され
た従来技術では、複数の車両用キーを収納するキーボッ
クス部の近傍に、前記キーを特定するとともにその有無
により車両の使用状況を検知する検知部を設け、且つ、
利用者が保持する専用カードのデータを読み取るカード
リーダを設けることにより、車両および利用者の管理を
行うようにしている。
【0005】しかしながら、この従来技術では、返却さ
れるキーを前記検知部によって特定することはできるも
のの、そのキーが当該利用者に対して貸し出していたキ
ーそのものであることまで確認できるものとはなってい
ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した事
情を考慮してなされたものであり、返却に係るキーが利
用者に貸し出した特定のキーであることを確実に判定す
ることのできるキー管理システムを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のキー管理システ
ムは、キーを利用する利用者を識別する利用者識別手段
と、前記利用者に貸し出した前記キーの固有キーデータ
を、前記利用者識別手段により識別された前記利用者の
利用者データと関連付けて記憶する記憶手段と、複数の
キーを個別に識別するキー識別手段と、前記キー識別手
段により識別された前記キーの固有キーデータと前記記
憶手段に記憶された前記利用者の固有キーデータとを比
較する比較手段と、を備え、前記比較手段による比較結
果に基づき、返却された前記キーの判定を行うことを特
徴とする。
【0008】この場合、利用者がキーを借り出すとき、
利用者識別手段によって当該利用者を識別した後、貸出
に係るキーの固有キーデータを前記利用者の利用者デー
タと関連付けて記憶させておく。次いで、利用者がキー
を返却するとき、キー識別手段によって前記キーを識別
してその固有キーデータを得、記憶されている固有キー
データと比較することにより、返却されたキーが当該利
用者が借り出した特定のキーであるか否かを判定するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態であ
るキー管理システムが適用される電動車両のレンタルシ
ステムを示す。
【0010】この電動車両のレンタルシステムは、複数
台の電動車両がレンタル可能な状態で駐輪されている駐
輪場10と、前記駐輪場10の状況および利用者を管理
する中央制御室12とを備える。
【0011】ここで、図2は、このレンタルシステムで
レンタルされる電動車両の一例である電動二輪車14を
示す。この電動二輪車14は、ペダル15による駆動力
を補助する補助駆動部16と、前記補助駆動部16に対
して電力を供給するバッテリ18とを備える。バッテリ
18は、ハンドル19の前部に装着されたバッテリケー
ス20に着脱自在に収納される。バッテリケース20
は、収納されたバッテリ18の盗難を防止するため、ロ
ック機構22を備えた蓋24を有する。また、サドル2
5の下のメインフレーム26には、駐輪場10に装備さ
れた後述するサークル錠が施錠されるコ字状係合部28
が設けられる。さらに、後輪30には、電動二輪車14
の任意の駐輪個所での盗難を防止するためのサークル錠
32が設けられる。なお、バッテリ18のロック機構2
2、駐輪場10に装備された後述するサークル錠および
後輪30のサークル錠32は、同一のキーで解錠可能と
なっている。
【0012】駐輪場10は、図1および図3に示すよう
に、当該駐輪場10における電動二輪車14の貸出処理
の全体を制御するとともに、返却されたキーの比較判定
処理を行う比較手段として機能する貸出制御装置34
と、非接触式ICカード等の利用者証により利用者を識
別する利用者識別装置36(利用者識別手段)と、選択
可能な電動二輪車14に係る選択情報を表示し、且つ、
選択するタッチパネル付表示装置38と、駐輪場10に
駐輪されている電動二輪車14の複数のキーを保持し、
所望の電動二輪車14に係るキーを選択可能なキー供給
装置40と、複数のバッテリ18を保持するバッテリ供
給装置42と、バッテリ内蔵タイプの電動二輪車に対す
る充電を制御する充電制御装置43と、複数台の電動二
輪車14を施錠状態で駐輪させる駐輪装置44と、ユー
ザ電話46からの問い合わせに応じ、当該駐輪場10に
おける電動二輪車14の在庫状態の応答を行う在庫応答
装置48と、CCDカメラ等からなり、駐輪場10の状
況を監視する駐輪場監視装置50と、非常電話52とを
備える。なお、利用者識別装置36としては、非接触式
ICカード以外に、利用者の登録されている指紋やアイ
パターンを識別するようなものであってもよい。
【0013】中央制御室12は、図1に示すように、利
用者の登録機能、精算機能および駐輪場10の管理機能
を備えるとともに、利用者の利用状況に係る情報を記憶
する記憶手段として機能する利用者管理装置54と、非
接触式ICカード等からなる利用者証を発行する利用者
証発行装置56と、駐輪場10に設置された非常電話5
2からの問い合わせに対して応答する非常電話応答装置
58とを有する。なお、利用者管理装置54と駐輪場1
0の貸出制御装置34とは、モデム60を介して情報の
授受を行う。
【0014】次に、駐輪場10に配置されたキー供給装
置40の具体的構成について詳細に説明する。
【0015】キー供給装置40は、図4に示すように、
ケーシング62に対して電動二輪車14のキーを保持す
る複数のキーボックス64を備える。キーボックス64
は、キーを収納する本体部66とキー扉68とからな
る。本体部66内の側部には、キー扉68の受け部70
を吸着して閉状態を維持するマグネット72が配設され
るとともに、キー扉68の閉状態を検知するマイクロス
イッチ等からなるセンサ74が配設される。本体部66
の略中央部には、キーが装着されるキーシリンダ76が
配設される。なお、前記キーシリンダ76は、特定のキ
ーのみによって「貸出」および「返却」の位置に回動さ
れるキー識別手段として機能する。この場合、キー識別
手段としては、キーシリンダ76の代わりに、キーを特
定することのできる、例えば、CCDカメラ、レーザス
キャナ等を用いることも可能である。
【0016】本体部66の上部には、ソレノイド78が
配設されており、それによって駆動されるロッド80が
本体部66内に進退可能に構成される。一方、本体部6
6に対してヒンジ81を介して装着されるキー扉68の
上部には、当該キー扉68が閉状態にあるときに前記ロ
ッド80が係合する係合部82が配設される。また、キ
ー扉68の側部には、開閉を容易とすべく凹部84が形
成される。このように構成されるキーボックス64の上
部には、キーの貸出、返却状態を示すLED等からなる
発光素子86および88が配設される。そして、センサ
74、キーシリンダ76、ソレノイド78および発光素
子86、88は、夫々貸出制御装置34に接続される。
【0017】図5は、電動二輪車14またはバッテリ供
給装置42に装填されるバッテリ18を示す。このバッ
テリ18は、上部に取手90を有した箱形状に構成され
ており、前記取手90に対向する底部に図示しない電極
が配設される。また、側部には、取手90側の一方の面
が当該側部に対して直交する平面状の係合面92とな
り、取手90より離間した他方の面が前記係合面92側
に傾斜した傾斜面94となる2つの突出部96が形成さ
れている。
【0018】バッテリ供給装置42には、図6に示すよ
うに、本体部98に前記のように構成されるバッテリ1
8が装填される複数の装填部100が設けられる(図3
参照)。この装填部100には、その底部に充電回路1
02に接続される電極104が配設されるとともに、バ
ッテリ18が装填されていることを検知するマイクロス
イッチ等のセンサ106が配設される。また、装填部1
00の内側部には、バッテリ18の側部に設けられた突
出部96の1つに係合することで当該バッテリ18の抜
き取りを阻止するロック機構108が配設される。さら
に、装填部100の開口部には、当該バッテリ18のロ
ック状態を示すLED等の発光素子110と、当該バッ
テリ18の充電状態を示すLED等の発光素子112と
が配設される。これらの充電回路102、センサ10
6、ロック機構108、発光素子110、112は、貸
出制御装置34に接続される。なお、ロック機構108
は、バッテリ18の側部に設けられた突出部96の1つ
に係合する爪部材114を有し、この爪部材114が図
示しないソレノイドの作用下に前記バッテリ18の施
錠、解錠を行うように構成される。
【0019】駐輪場10には、複数台の電動二輪車14
を駐輪させる複数の駐輪装置44が設けられる。この駐
輪装置44は、図3に示すように、電動二輪車14の側
方向の位置決めを行うガイドレール140と、前輪の位
置決めを行う位置決め機構142と、電動二輪車14を
施錠するロック機構144と、当該駐輪装置44に駐輪
されたバッテリ内蔵タイプの図示しない電動二輪車を充
電するためのコンセント145とを備える。なお、バッ
テリ内蔵タイプの電動二輪車がコンセント145に接続
されているか否かおよびその充電状態は、貸出制御装置
34の管理下において、充電制御装置43により制御さ
れる。
【0020】ロック機構144は、図3および図7に示
すように、ガイドレール140間に立設された支柱16
0と、支柱160の上端部に配設される旋回軸部162
と、旋回軸部162に一端部が固定される旋回アーム1
64と、旋回アーム164の他端部に装着されるサーク
ル錠166とから構成される。なお、サークル錠166
は、図7に示すように、電動二輪車14のメインフレー
ム26のコ字状係合部28に係合することで、当該電動
二輪車14の盗難を防止するとともに、駐輪中における
転倒を防止するものである。なお、このサークル錠16
6は、メインフレーム26が細いパイプ状である場合、
直接メインフレーム26に係合させるようにしてもよ
い。
【0021】本実施形態の電動車両のレンタルシステム
は、基本的には以上のように構成されるものであり、次
に、このレンタルシステムを利用した電動二輪車14お
よびバッテリ18の貸出および返却処理について説明す
る。
【0022】レンタルシステムの利用に先立ち、先ず、
利用者管理装置54の制御の下、中央制御室12の利用
者証発行装置56を用いて、契約利用者の住所、氏名、
貸出車両の種類(範囲)、利用料金の精算のための銀行
口座番号、カードID番号、利用者ID番号、暗証番
号、有効期間等の情報を登録し、非接触型ICカード等
の利用者証を発行する。なお、これらの情報は、利用者
管理装置54の「利用者リスト」に登録される。
【0023】次に、利用者証を所有する利用者は、例え
ば、ユーザ電話46によって駐輪場10の在庫応答装置
48を呼び出す。この場合、駐輪場10の駐輪装置44
は、図示しない車両センサが検出した電動二輪車14の
有無データに係る信号を貸出制御装置34に常時供給し
ており、前記貸出制御装置34は、この有無データを、
例えば、電動二輪車14の種類および在庫台数を示す音
声情報に変換し、在庫応答装置48にリアルタイムで提
供する。そこで、利用者は、前記在庫応答装置48から
の音声応答に従って所望の電動二輪車14の有無を判断
することができる。
【0024】在庫が確認されると、次に利用者は、駐輪
場10において、所望の電動二輪車14を借り出す。こ
の場合、先ず、利用者識別装置36によって利用者の確
認が行われる。利用者の確認処理は、図8に示すフロー
チャートに従って行われる。
【0025】すなわち、利用者は、駐輪場10に備えら
れた利用者識別装置36に対して非接触型ICカード等
の利用者証を近づける。貸出制御装置34は、利用者識
別装置36を介してカードID番号、利用者ID番号等
の利用者データを読み込み(ステップS1)、これらの
利用者データから利用者ID番号を抽出する(ステップ
S2)。抽出された利用者ID番号は、モデム60を介
して利用者管理装置54に転送され、登録されている利
用者ID番号と比較照合されることで、当該利用者が正
規利用者であるか否かの確認が行われる(ステップS
3)。ここで、正規利用者でない場合には、異常処理が
実行される(ステップS4)。
【0026】一方、正規利用者であることが確認される
と、前記利用者ID番号に係る暗証番号、貸出車両の種
類(範囲)、有効期間、貸出状態等の利用者データが利
用者管理装置54から読み出され、モデム60を介して
貸出制御装置34に転送される(ステップS5)。そし
て、前記貸出状態のデータに基づき当該利用者が電動二
輪車14を貸出中であるか否かが確認される(ステップ
S6)。この場合、貸出中であれば、当該利用者が電動
二輪車14を返却するものと判定し、後述する「返却モ
ード」の処理を実行する(ステップS7)。
【0027】未貸出であることが確認された場合、前記
利用者データに基づき、当該利用者が現在利用できる状
態にあるか否かを示す利用権の確認を行う(ステップS
8)。利用権が確認されると、次に、当該利用者の利用
者証が有効期限内であるか否かを確認する(ステップS
9)。なお、利用権がなく、あるいは、有効期限を超過
している場合には、異常処理を実行する(ステップS1
0)。また、利用権を有し、且つ、有効期限内である場
合には、次の「貸出モード」を実行する(ステップS1
1)。
【0028】そこで、図9〜図11に示すフローチャー
トに従い、「貸出モード」の処理を説明する。
【0029】先ず、利用者は、タッチパネル付表示装置
38を用いて、暗証番号を入力する(ステップS10
1)。貸出制御装置34は、暗証番号の入力回数のカウ
ントを開始するとともに(ステップS102)、入力さ
れた暗証番号を登録されている利用者データの暗証番号
と比較する(ステップS103)。ここで、暗証番号の
入力回数が3回以上である場合(ステップS104)、
番号に間違いがあるものと見なして異常処理を実行する
(ステップS105)。
【0030】一方、暗証番号が一致した場合、駐輪装置
44からのデータに基づく車両選択可否データを読み込
むとともに(ステップS106)、利用者データの貸出
車両の種類(範囲)を読み込む(ステップS107)。
すなわち、駐輪装置44は、図示しない車両センサから
の信号として電動二輪車14の有無データを貸出制御装
置34に供給している。この場合、貸出制御装置34
は、前記有無データに基づき、電動二輪車14が使用中
であるか、当該利用者の貸出車両の範囲で使用可能であ
るか、あるいは、故障等により使用不可であるかを表す
車両選択可否データを作成する。そして、これらのデー
タに基づいて、タッチパネル付表示装置38に使用可能
車両を表示する(ステップS108)。
【0031】タッチパネル付表示装置38には、例え
ば、駐輪場10にある使用可能な電動二輪車14が、
色、サイズ、サドルの高さ等が分かるように絵(写真)
等によって表示されるとともに、利用料金、利用時間等
の情報が表示される。利用者は、この表示に基づきタッ
チパネル付表示装置38を操作することで所望の電動二
輪車14を選択する(ステップS109)。貸出制御装
置34は、利用者が選択した電動二輪車14が使用可能
であるか否かを確認する(ステップS110)。
【0032】利用者によって選択された電動二輪車14
が使用可能であれば、貸出制御装置34は、その車両番
号を選択し(ステップS111)、当該車両番号に対応
する車両データを読み込む(ステップS112)。
【0033】次に、貸出制御装置34は、前記車両番号
に従い、選択された電動二輪車14のキーを保持するキ
ーボックス64(図4参照)に対して解錠信号を出力す
る。キーボックス64のソレノイド78は、前記解錠信
号に従ってロッド80をキー扉68の係合部82から退
出させる(ステップS113)。これによりキーボック
ス64が解錠される。この時、前記キーボックス64の
上部に配設された発光素子88が点滅し、解錠されたこ
とを利用者に知らせる。なお、利用可能なキーを保持す
るキーボックス64の指示は、発光素子88により行う
代わりに、音声によって行うこともできる。
【0034】利用者が発光素子88の点滅するキーボッ
クス64のキー扉68を開けると(ステップS11
4)、センサ74が作動して発光素子86が点滅し、キ
ー扉68が開放されたことを知らせる(ステップS11
5)。利用者がキーシリンダ76を「貸出」側に回転さ
せてキーを抜き取ると(ステップS116)、発光素子
86が点灯状態になるとともにキーの抜き取られたこと
を貸出制御装置34に知らせる(ステップS117)。
この場合、貸出制御装置34では、当該キーに対応した
車両番号の電動二輪車14の貸出が開始されたことを確
認する。
【0035】利用者がキーボックス64のキー扉68を
閉じると(ステップS118)、センサ74が作動して
発光素子86、88が消灯するとともに、キー扉68の
閉じられたことを貸出制御装置34に知らせる(ステッ
プS119)。そこで、貸出制御装置34は、ソレノイ
ド78に対して施錠信号を出力し、この施錠信号によっ
てロッド80が下降して係合部82に係合し、施錠が行
われる(ステップS120)。
【0036】次に、貸出制御装置34は、車両番号から
貸出をする電動二輪車14の車種を確認する(ステップ
S121)。この場合、選択された電動二輪車14が着
脱自在なバッテリ18を必要とするものか否かが確認さ
れ、必要とする場合には、バッテリ選択可否データを読
み込む(ステップS122)。なお、バッテリ18が着
脱自在でない電動二輪車の場合、図3に示す駐輪場10
において、コンセント145から直接充電されており、
従って、バッテリ18を選択する必要がない。
【0037】ここで、バッテリ選択可否データとは、例
えば、バッテリ供給装置42の各装填部100における
バッテリ18の有無データ、充電状態に基づく使用可否
データによって作成される選択可能なバッテリ18に係
るデータを表す。なお、バッテリ18の有無は、図6に
示すセンサ106によって確認することができ、充電状
態は、充電回路102によって確認することができる。
【0038】タッチパネル付表示装置38は、読み込ま
れたバッテリ選択可否データに基づき、貸し出し可能な
バッテリ18を表示する(ステップS123)。すなわ
ち、タッチパネル付表示装置38には、利用者による選
択を容易とするため、例えば、充電が完了し貸出が可能
であるバッテリ18と、貸出中あるいは充電が完了して
いないバッテリ18とが色分け等による識別可能な状態
で表示される。利用者は、表示されたバッテリ18から
利用可能な所望のバッテリ18の番号を選択した後、確
定のキーを選択する(ステップS124)。この場合、
貸出制御装置34は、選択されたバッテリ18が使用可
能な状態まで充電されているか否かを確認し(ステップ
S125)、使用可能であれば、バッテリ供給装置42
の該当する装填部100のロック機構108を解除する
とともに(ステップS126)、発光素子110を点灯
する。
【0039】すなわち、図6に示すように、装填部10
0に装填されたバッテリ18は、その側部に配設された
突出部96の係合面92がロック機構108を構成する
爪部材114に係合することで施錠されている。なお、
バッテリ18は、この状態において、底部の図示しない
電極が充電回路102の電極104に接触しており、充
電処理が継続されている。そして、充電状態は、発光素
子112によって外部から検出可能である。
【0040】そこで、貸出制御装置34からロック解除
信号が所定の装填部100に供給されると、図示しない
ソレノイドが作動して爪部材114が可動状態となる
(ステップS126)。そこで、作業者は、バッテリ1
8を装填部100より抜き取ることができる(ステップ
S127)。
【0041】バッテリ18が抜き取られると、装填部1
00の底部に配設されたセンサ106がバッテリ18の
無いことを検知し、その検知信号を貸出制御装置34に
転送する(ステップS128)。次いで、図示しないソ
レノイドが作動してロック機構108が再び施錠状態と
なり、且つ、発光素子110が消灯される(ステップS
129)。
【0042】一方、以上の処理が終了すると、貸出制御
装置34は、レジスタに保持されている利用者データに
対して、貸し出した電動二輪車14の車両番号、貸出時
刻、貸出中であることを示すフラグ等を書き込むととも
に、貸し出したキーの固有キーデータを書き込み(ステ
ップS130)、モデム60を介して利用者管理装置5
4に転送する(ステップS131)。また、レジスタに
保持されている車両データに対して、当該電動二輪車1
4を使用する利用者の利用者ID番号、貸出開始時刻等
を書き込み(ステップS132)、モデム60を介して
利用者管理装置54に転送する(ステップS133)。
【0043】以上のようにして貸し出し処理が完了した
後、利用者は、キー供給装置40より取り出したキーを
用いて、駐輪装置44の該当する電動二輪車14を解錠
する。この場合、電動二輪車14は、図3および図7に
示すように、電動二輪車14間に配置されたロック機構
144を構成する旋回アーム164の先端部に設けられ
たサークル錠166により駐輪装置44に施錠されてい
る。そこで、前記サークル錠166をキーを用いて解錠
し、メインフレーム26のコ字状係合部28から取り外
す。サークル錠166が解錠された旋回アーム164
は、支柱160を中心として旋回させ、図7の実線で示
す位置まで退避させる。前記のようにして解錠した後、
当該電動二輪車14を駐輪装置44から取り出す。
【0044】利用者は、次に、取り出した電動二輪車1
4のバッテリケース20に対して、バッテリ供給装置4
2から取り出したバッテリ18を装填し、蓋24を閉め
た後、ロック機構22を前記サークル錠166を解錠し
たキーによって施錠する。利用者は、このようにしてバ
ッテリ18が装填された電動二輪車14に乗り、所望の
場所まで移動することになる。
【0045】次に、使用した電動二輪車14を返却する
場合の処理について説明する。利用者は、駐輪場10に
おいて、電動二輪車14を借り出す場合と同様に、先
ず、利用者識別装置36に利用者証を近づける。貸出制
御装置34は、利用者識別装置36を介して利用者デー
タを読み込み、この利用者データから抽出された利用者
ID番号を登録されている利用者ID番号と比較照合す
ることで、当該利用者が正規利用者であるか否かが確認
される。正規利用者であることが確認されると、前記利
用者ID番号に係る暗証番号、貸出車両の種類(範
囲)、有効期間、貸出状態等の利用者データが利用者管
理装置54から読み出され、前記貸出状態のデータに基
づき当該利用者が電動二輪車14を貸出中であるか否か
が確認される。この場合、貸出中であるため、当該利用
者が電動二輪車14を返却するものと判定し、「返却モ
ード」の処理を実行する。
【0046】次に、この「返却モード」の処理につい
て、図12および図13に示すフローチャートに従い説
明する。
【0047】先ず、貸出制御装置34は、車両番号、利
用者ID番号、貸出開始時刻、貸出終了時刻等を含む車
両データを読み込み(ステップS201)、前記車両番
号に係る電動二輪車14が返却されたか否かの確認を行
う(ステップS202)。タッチパネル付表示装置38
は、当該電動二輪車14が返却されていない場合、車両
返却督促画面を表示し、返却を促す(ステップS20
3)。
【0048】そこで、利用者は、駐輪装置44の所定の
位置に電動二輪車14を返却する。すなわち、ガイドレ
ール140に対して前後の車輪を係合させ、次いで、位
置決め機構142により前輪の位置決めを行った後、旋
回アーム162を旋回させ、メインフレーム26のコ字
状係合部28にロック機構144を構成するサークル錠
166を施錠する。
【0049】前記のようにして電動二輪車14が所定の
駐輪装置44に返却されると、その位置決め機構142
に設けられた図示しない車両センサが返却状態を検知
し、返却検知信号を貸出制御装置34に送信する。従っ
て、貸出制御装置34は、所定の電動二輪車14が返却
されたものと判断し(ステップS202)、車両データ
に基づき返却車両の種類の確認を行う(ステップS20
4)。
【0050】ここで、返却車両が着脱自在なバッテリ1
8を有する電動二輪車14である場合、貸出中の車両数
を計数する一方(ステップS205)、バッテリ供給装
置42のセンサ106によって検出された貸出中のバッ
テリ数と前記車両数とに基づいてバッテリ18の適正な
在庫数を計算し(ステップS206)、バッテリ18が
返却されたか否かを確認する(ステップS207)。タ
ッチパネル付表示装置38は、バッテリ18が返却され
ていない場合、バッテリ返却督促画面を表示し、返却を
促す(ステップS208)。
【0051】電動二輪車14およびバッテリ18の返却
が完了した後、利用者は、キーを返却する。この場合、
貸出制御装置34は、返却された電動二輪車14の車両
番号に従い、該当するキーボックス64(図4参照)に
対して解錠信号を出力する。キーボックス64のソレノ
イド78は、前記解錠信号に従ってロッド80をキー扉
68の係合部82から退出させる(ステップS20
9)。これによりキーボックス64が解錠される。この
時、前記キーボックス64の上部に配設された発光素子
88が点滅し、解錠されたことを利用者に知らせる。
【0052】利用者が発光素子88の点滅するキーボッ
クス64のキー扉68を開けると(ステップS21
0)、センサ74が作動して発光素子86が点滅し、キ
ー扉68が開放されたことを知らせる(ステップS21
1)。利用者がキーシリンダ76にキーを差し込み、
「返却」側に回転させると(ステップS212)、発光
素子86が点灯状態になるとともにキーが返却されたこ
とを貸出制御装置34に知らせる(ステップS21
3)。貸出制御装置34は、特定のキーシリンダ76か
ら転送された固有キーデータを利用者管理装置54の利
用者データとして管理されている固有キーデータと比較
照合し、当該キーが貸し出した特定のキーであることを
確認する。
【0053】なお、利用者がキーシリンダ76に差し込
んだキーが貸し出したキーと異なっていると、前記キー
シリンダ76が「返却」側に回動しないため、正規のキ
ーでないと判定できることになる。
【0054】利用者がキーボックス64のキー扉68を
閉じると(ステップS214)、センサ74が作動して
発光素子86、88が消灯するとともに、キー扉68の
閉じられたことを貸出制御装置34に知らせる(ステッ
プS215)。そこで、貸出制御装置34は、ソレノイ
ド78に対して施錠信号を供給し、この施錠信号によっ
てロッド80が下降して係合部82に係合し、施錠が行
われる(ステップS216)。
【0055】一方、貸出制御装置34は、レジスタに保
持されている利用者データに対して、返却された電動二
輪車14の車両番号、貸出中であることを示すフラグの
クリア処理を行うとともに、貸出終了時刻を書き込み
(ステップS217)、モデム60を介して利用者管理
装置54に転送する(ステップS218)。また、レジ
スタに保持されている車両データに対して、利用者の利
用者ID番号、貸出中であることを示すフラグのクリア
処理を行うとともに、貸出終了時刻を書き込み(ステッ
プS219)、モデム60を介して利用者管理装置54
に転送する(ステップS220)。
【0056】以上のようにして、電動二輪車14の返却
処理が完了する。なお、電動二輪車14の貸出を行った
利用者の利用状況は、前記利用者データに基づいて利用
者管理装置54で管理されており、例えば、単位期間毎
に契約利用者の利用状況を集計し、タッチパネル付表示
装置38を介して課金情報が表示されるとともに、利用
明細の発行、課金等の処理が行われる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るキー
管理システムによれば、利用者がキーを返却するとき、
キー識別手段によって前記キーを識別してその固有キー
データを得、記憶されている固有キーデータと比較する
ことにより、返却されたキーが当該利用者が借り出した
特定のキーであるか否かを判定することができる。従っ
て、利用者が異なるキーを返却するような事態を未然に
回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動車両のレンタルシステムの構成ブロック図
である。
【図2】電動二輪車の説明図である。
【図3】駐輪場の構成図である。
【図4】キー供給装置の構成図である。
【図5】バッテリの構成図である。
【図6】バッテリ供給装置の断面構成図である。
【図7】ロック機構と電動二輪車との関係説明図であ
る。
【図8】利用者の確認処理を行うフローチャートであ
る。
【図9】貸出モードのフローチャートである。
【図10】貸出モードのフローチャートである。
【図11】貸出モードのフローチャートである。
【図12】返却モードのフローチャートである。
【図13】返却モードのフローチャートである。
【符号の説明】
10…駐輪場 12…中央制御室 14…電動二輪車 18…バッテリ 38…タッチパネル付表示装置 40…キー供給装
置 42…バッテリ供給装置 44…駐輪装置 48…在庫応答装置 50…駐輪場監視
装置 54…利用者管理装置 56…利用者証発
行装置 58…非常電話応答装置 60…モデム 64…キーボックス 108、144…
ロック機構 142…位置決め機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キーを利用する利用者を識別する利用者識
    別手段と、 前記利用者に貸し出した前記キーの固有キーデータを、
    前記利用者識別手段により識別された前記利用者の利用
    者データと関連付けて記憶する記憶手段と、 複数のキーを個別に識別するキー識別手段と、 前記キー識別手段により識別された前記キーの固有キー
    データと前記記憶手段に記憶された前記利用者の固有キ
    ーデータとを比較する比較手段と、 を備え、前記比較手段による比較結果に基づき、返却さ
    れた前記キーの判定を行うことを特徴とするキー管理シ
    ステム。
JP9119578A 1997-05-09 1997-05-09 キー管理システム Pending JPH10306631A (ja)

Priority Applications (3)

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JP9119578A JPH10306631A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 キー管理システム
EP98303634A EP0877341B1 (en) 1997-05-09 1998-05-08 Vehicle rental system
US09/074,605 US6157315A (en) 1997-05-09 1998-05-08 Vehicle rental system

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002288784A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Yamada Kensetsu Kk カーレンタルシステム

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JP2002288784A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Yamada Kensetsu Kk カーレンタルシステム

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