JPH10306390A - 電気防食を兼ねた海水電解防汚方法およびその装置 - Google Patents

電気防食を兼ねた海水電解防汚方法およびその装置

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JPH10306390A
JPH10306390A JP9114615A JP11461597A JPH10306390A JP H10306390 A JPH10306390 A JP H10306390A JP 9114615 A JP9114615 A JP 9114615A JP 11461597 A JP11461597 A JP 11461597A JP H10306390 A JPH10306390 A JP H10306390A
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electrode
seawater
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JP9114615A
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Kazuo Matsumoto
和夫 松本
Mitsuyuki Abe
三之 阿部
Hikari Sudo
光 須藤
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L58/00Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation

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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部電源方式による陰極防食を行いつつ、海
水電解により発生する次亜塩素酸ソーダにより海洋生物
の付着繁殖を抑制する方法およびその装置を提供する。 【解決手段】 陽極51と、防食対象物となる陰極とは
別の補助陰極52と、防食対象物の電位検出照合電極6
とを備え、さらに、これらの電極および防食対象物に接
続されて電源となるとともに、防食対象物の電位、およ
び防食電流と補助電流との和を一定値に制御する定電位
定電流電源装置7を備えてなる外部電源方式電気防食装
置において、前記陽極は不溶性陽極電極からなり、かつ
該定電位定電流電源装置7は定電流整流回路10および
定電流制御回路13を有する定電流制御部9並びに定電
位整流回路15および定電位制御回路17を有する定電
位制御部14から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、海水を冷却水と
して使用する機器(例えば復水器、熱交換器、海水取水
設備、海水配管など)を、外部電源方式による陰極防食
を行いつつ、海水の電解により発生する次亜塩素酸ソー
ダにより海洋生物の付着繁殖を抑制する方法およびその
装置に関するものであり、特にチタン合金製冷却管を有
する熱交換器および復水器の海洋生物の付着繁殖を抑制
する方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】海水電解設備や冷却水として海水を用い
る復水器や熱交換器には、これら設備に使用されている
鉄鋼、ステンレス鋼、銅合金などを防食するために、図
4に示されるように、陽極の鉄電極55と、防食対象物
となる陰極とは別の軟鋼製の補助陰極52と、防食対象
物の電位検出照合電極6とを備え、さらに、これらの電
極および防食対象物に接続されて電源となるとともに、
防食対象物の電位、および防食電流と補助電流との和を
一定値に制御する定電位定電流電源装置7を備えてなる
外部電源方式電気防食装置を設置することが知られてい
る(特公昭57−15667号公報参照)。図4におい
て、さらに1は熱交換器、21は銅合金製冷却管、3は
管板、6は照合電極、54は絶縁板である。この外部電
源方式電気防食装置による防食は、陽極に鉄電極55を
使用することにより、鉄電極55から発生した鉄イオン
が銅合金製冷却管21の内面に耐食皮膜を形成すると共
に、外部電源方式による電気防食作用もなし、鉄イオン
による防食と外部電源方式による電気防食を併用するこ
とにより優れた防食効果を奏するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、海水の水質悪化
にともなって、熱交換器および復水器内の銅合金製冷却
管の腐食の進行が従来よりも早くなり、銅合金製冷却管
の交換が従来よりも頻繁に行う必要が生じてきた。その
ため、冷却管を銅合金製冷却管よりも海水中で優れた耐
食性を発揮するチタン合金製冷却管に交換することが多
くなってきている。チタン合金製冷却管は従来の銅合金
製冷却管に比べて格段に耐食性が優れているところか
ら、チタン合金製冷却管では銅合金製冷却管に比べて耐
食性に対する考慮は余り必要がなくなったが、チタン合
金製冷却管は銅合金製冷却管に比べて海洋生物が付着繁
殖しやすい欠点があり、さらに汚れた海水は海洋生物の
付着繁殖を促すところから、付着繁殖した海洋生物を除
去する作業を従来よりも一層頻繁に行わなければならな
くなってきた。このチタン合金製冷却管に海洋生物が付
着繁殖するのを抑制する(以下、「防汚」と云う)ため
には、チタン合金製冷却管に大きな海水電解電流を流す
ことにより抑制することができるが、チタン合金は銅合
金よりも陰分極が進みやすく、またチタン合金を過度に
陰分極すれば水素脆化が起こるので、従来の銅合金製冷
却管を使用する場合よりも陰分極が起こらないように制
御することが難しいと云う課題が生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、か
かる課題を解決すべく研究を行なった結果、図1および
図2に示すように、陽極を不溶性陽極電極51で構成
し、補助陰極52をできるだけ陽極の不溶性陽極電極5
1の近く設けることにより供給電流の大部分を海水電解
電流として使用して次亜塩素酸ソ−ダを発生させて次亜
塩素酸ソ−ダを防汚に使用し、さらに次亜塩素酸ソ−ダ
の発生に使用した海水電解電流の内の一部の電流を熱交
換器の水室、チタン合金製冷却管およに管板などの電気
防食用に廻してチタン合金製冷却管を過度に陰分極して
水素脆化を起さないように制御することができる定電位
定電流電源装置を設けることにより前記課題を解決する
ことができる、という知見を得たのである。
【0005】この発明は、かかる知見に基づいて成され
たものであって、(1)防食対象物に不溶性陽極電極と
補助陰極を防食対象物とは絶縁状態に取り付けるととも
に、定電位定電流電源装置の正極を該不溶性陽極電極
に、負極を防食対象物と補助陰極とにそれぞれ接続し、
該不溶性陽極電極から流れる直流電流により海水を電解
し次亜塩素酸ソーダを発生させて該防食対象物への海洋
生物の付着繁殖を抑制するとともに、該直流電流の一部
を該防食対象物に到達せしめて電気防食を行う電気防食
を兼ねた海水電解防汚方法、(2) 陽極電極と、補助
陰極と、防食対象物の電位検出照合電極とを備え、さら
に、これらの電極および防食対象物に接続されて電源と
なるとともに、防食対象物の電位および防汚電流と防食
電流との和を一定値に制御する定電位定電流電源装置を
備えてなる電気防食を兼ねた海水電解防汚装置におい
て、該陽極電極は不溶性電極からなり、かつ該定電位定
電流電源装置は定電流整流回路および定電流制御回路を
有する定電流制御部並びに定電位整流回路および定電位
制御回路を有する定電位制御部から構成されている電気
防食を兼ねた海水電解防汚装置、に特徴を有するもので
ある。
【0006】この発明は、特に、チタン製冷却管を設置
した熱交換器に適用することにより優れた効果を奏する
ものである。従って、この発明は、チタン製冷却管、銅
合金製管板およびゴムライニングした軟鋼からなる水室
を有する熱交換器に、不溶性陽極電極と補助陰極を熱交
換器とは絶縁状態に取り付けるとともに、定電位定電流
電源装置の正極を該不溶性陽極電極に、負極を熱交換器
と該補助陰極とにそれぞれ接続し、該不溶性陽極電極か
ら流れる直流電流により海水を電解し次亜塩素酸ソーダ
を発生させて該熱交換器のチタン製冷却管、銅合金製管
板およびゴムライニングした軟鋼からなる水室への海洋
生物が付着繁殖するのを抑制するとともに、該直流電流
の一部を該熱交換器のチタン製冷却管、銅合金製管板お
よびゴムライニングした軟鋼からなる水室に、チタン製
冷却管が過度の陰分極により水素脆化を起こさないよう
に流して電気防食を行う電気防食を兼ねた海水電解防汚
方法、に特徴を有するものである。
【0007】この発明の電気防食を兼ねた海水電解防汚
装置において、不溶性陽極電極は、Pb−Ag(2%A
gを含有し、残りがPbからなる鉛合金)電極、白金メ
ッキしたチタンまたはチタン合金からなる電極、金属に
金属酸化物を被覆した電極(例えば、チタンまたはチタ
ン合金基体表面に白金族酸化物皮膜が施されている電
極)を用いることができる。また補助陰極は通常の軟鋼
製電極を用いることができる。
【0008】つぎに、この発明の電気防食を兼ねた海水
電解防汚方法およびその装置を図面に基づいて具体的に
説明する。図1は、この発明の電気防食を兼ねた海水電
解防汚装置を熱交換器に取り付けた概略図であり、図1
において、1は熱交換器、2はチタン合金製冷却管、3
は銅合金製の管板、4は水室であり、水室4はゴムライ
ニングが施されている軟鋼にで構成されている。水室4
には、不溶性陽極電極51と該不溶性陽極電極51とは
電気的に絶縁されている補助陰極52とで一体的に構成
された複合電極5を水室4と電気的に絶縁した状態で取
り付ける。なお、この不溶性陽極電極51と補助陰極5
2とを一体的に構成せずに、互に隣接した位置に水室4
と電気的に絶縁した状態で取り付けてもよい。さらに管
板3付近の水室4には、防食電位を検出するための照合
電極6が水室4と電気的に絶縁した状態で取り付けられ
ている。水室4は定電位定電流電源装置7の負極端子N
2 と電位検出正端子Dに接続されており、補助陰極52
は負極端子N1 に接続されており、さらに不溶性陽極電
極51は正極端子Pに接続されている。また、照合電極
6は定電位定電流電源装置7の電位検出負端子Rに接続
されている。
【0009】定電位定電流電源装置7は定電流制御部9
および定電位制御部14から構成されており、該定電流
制御部9は定電流整流回路10および定電流制御回路1
3を有しており、該定電位制御部14は定電位整流回路
15および定電位制御回路17を有している。そして交
流入力電源8は、定電流制御部9の定電流整流回路10
と定電位制御部14の定電位整流回路15に接続されて
いる。
【0010】定電流整流回路10の正極は電流検出器1
1、12を介して正極端子Pに、負極は負極端子N1 に
それぞれ接続されており、また、定電位整流回路15の
正極は、電流検出器16を介して定電流制御部9の電流
検出器11と電流検出器12との間に接続され、負極は
負極端子N2 に接続されている
【0011】定電流制御回路13の正極は電流検出器1
1と12の間に、負極は電流検出器12と正極端子Pの
間にそれぞれ接続されている。さらに定電位制御回路1
7の正極は電位検出正端子Dに、負極は電位検出負端子
Rにそれぞれ接続されている。
【0012】この様な構成にあって、熱交換器1のチタ
ン合金製冷却管2、銅合金製管板3および水室4の電位
は、照合電極6で検出し、この電位を一定に保つように
定電位制御回路17で防食電流I2 を制御している。さ
らに補助陰極流入電流I1 と防食電流I2 との和、すな
わち海水電解電流I0 は電流検出器12で検出され、定
電流制御回路13で制御されて所定の電流に保たれる。
この様にして熱交換器1の防食電位を最適な電位に維持
しつつ、海水電解電流I0 を所定の電流に制御すること
により電気防食を兼ねた海水電解防汚を行うことができ
る。
【0013】
【作用】通常は、熱交換器の容量によって海洋生物の付
着繁殖を抑制するために必要な次亜塩素酸ソーダの必要
量が決定され、熱交換器の容量が変化しない限り海水電
解防汚を行うために必要な海水電解電流I0 は常に一定
となる。しかし、新しい熱交換器に交換した場合など熱
交換器の容量に変更が生じると、海水電解防汚を行うた
めに必要な海水電解電流I0 も変更しなければならな
い。この場合にI0を変更するには定電流制御回路13
から発する信号Sによって定電流整流回路10に流れる
補助陰極流入電流I1 を変更し、それによってI0 を変
更する。
【0014】また、照合電極6は、熱交換器のチタン製
冷却管、銅合金製管板およびゴムライニングした軟鋼か
らなる水室を電気防食するための防食電位を検知するセ
ンサーとして設置されており、特にチタン製冷却管を過
度に陰分極して水素脆化が起こらないように防食電位を
検知し制御するために取り付けられている。照合電極6
で検出される電位が、過度に陰分極してチタン製冷却管
の水素脆化が起こる程度に所定の電位から外れないよう
に、定電位制御回路17から信号Sが常時発せられ、定
電位整流回路15から流れ出る防食電流I2 が制御され
るとともに、補助陰極流入電流I1 と防食電流I2 との
和である海水電解電流I0 が定電流制御回路13で制御
されて所定の電流値に保たれるようになっている。な
お、海水下流に残留塩素計(図示せず)を設置し、残留
塩素計とこの発明の電気防食を兼ねた海水電解防汚装置
を組み合わせることにより残留塩素濃度を一層正確に制
御することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施例 この発明の電気防食を兼ねた海水電解防汚方法およびそ
の装置の実施例を図2および図3を用いて一層具体的に
説明する。図2は複合電極5の構成を示した正面図であ
る。この複合電極5は、図2に示されるように、チタン
基体に白金メッキを施した直径:30mmの丸棒状の陽
極51と、この陽極51の周囲に同心円状に等間隔で4
本配置して取り付けた直径:11mmの軟鋼製の丸棒状
の補助陰極52とからなり、該陽極51は補助陰極52
とは電気的に絶縁されている。
【0016】図3はこの発明の電気防食を兼ねた海水電
解防汚装置をモデルコンデンサーに適用した状態を示す
概略図である。モデルコンデンサーは水室に軟鋼にゴム
ライニングしたものを用い、管板3は真鍮製とし、海水
入口水室と出口水室の間に内径:24.2mm、長さ:
1200mmのチタン合金管22本並列に配置し、実機
とほぼ同じ構成にしたものを2基作製した。
【0017】各モデルコンデンサーの水室4には海水送
水用の配管18を取り付け、水中ポンプで汲み上げた実
海水を冷却管2内の流速が約2.0m/sになるように
流量を約75m3 /時に調整して海水入口水室に流し、
海水出口水室から排出した。モデルコンデンサーの内の
1基にこの発明の電気防食を兼ねた海水電解防汚装置を
取り付け、海水入口水室に6台の図2に示される複合電
極5を設置し、さらに管板3の中心部に塩化銀照合電極
6を1組設置した。なお、複合電極5および塩化銀照合
電極6は図1に示されるように定電位定電流電源装置7
を接続した。この様に設置されたモデルコンデンサー
に、海水中の有効塩素濃度が約0.05ppmになるよ
うに直流電流(電力消費量:30Wh)を通電し、かつ
水室内の電位をカロメル電極基準で−600mVに維持
して6か月間試験を行った後、水室を解放して海洋生物
付着状況を観察し、さらに付着した海洋生物を採集し、
これを乾燥させて重量を測定し、その結果を表1に示し
た。
【0018】従来例 一方、図4に示される陽極に鉄電極を用いた従来の外部
電源防食装置をモデルコンデンサーのの内の他の1基に
取り付け、直流電流(電力消費量:30Wh)を通電
し、かつ水室内の電位をカロメル電極基準で−600m
Vに維持して6か月間試験を行った後、水室を解放して
海洋生物付着状況を観察し、さらに付着した海洋生物を
採集し、これを乾燥させて重量を測定し、その結果を表
1に示した。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】表1に示される結果から、この発明の電
気防食を兼ねた海水電解防汚装置を使用することによ
り、従来よりも海洋生物の付着量の約1/6以下と大幅
に減少しているところから、熱交換器の海洋生物除去作
業回数を1/6以下に減らすことができて熱交換器の操
業効率が大幅に向上し、また、管板、水室に腐食が見ら
れず、チタン製冷却板の水素脆化の心配もないなど優れ
た効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電気防食を兼ねた海水電解防汚装置
の断面概略説明図である。
【図2】この発明の電気防食を兼ねた海水電解防汚装置
で使用する複合電極の断面概略説明図である。
【図3】この発明の電気防食を兼ねた海水電解防汚装置
をモデルコンデンサーにセットした状態の断面概略説明
図である。
【図4】従来の外部電源防食装置の断面概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 チタン合金製冷却管 21 銅合金製冷却管 3 管板 4 水室 5 複合電極 51 不溶性陽極電極 52 補助陰極 53 電極取り付け具 54 絶縁板 55 鉄電極 6 照合電極 7 定電位定電流電源装置 8 交流電源 9 定電流制御部 10 定電流整流回路 11 電流検出器 12 電流検出器 13 定電流制御回路 14 定電位制御部 15 定電位整流回路 16 電流検出器 17 定電位制御回路 18 海水取入れ口 P 正極端子 N1 負極端子 N2 負極端子 D 電位検出正端子 R 電位検出負端子 I0 海水電解電流 I1 補助陰極流入電流 I2 防食電流

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防食対象物に不溶性陽極電極と補助陰極
    を防食対象物とは絶縁状態に取り付けるとともに、定電
    位定電流電源装置の正極を該不溶性陽極電極に、負極を
    防食対象物と補助陰極とにそれぞれ接続し、該不溶性陽
    極電極から流れる直流電流により海水を電解し次亜塩素
    酸ソーダを発生させて該防食対象物への海洋生物の付着
    繁殖を抑制するとともに、該直流電流の一部を該防食対
    象物に到達せしめて電気防食を行うことを特徴とする電
    気防食を兼ねた海水電解防汚方法。
  2. 【請求項2】 チタン製冷却管、銅合金製管板およびゴ
    ムライニングした軟鋼からなる水室を有する熱交換器
    に、不溶性陽極電極と補助陰極を熱交換器とは絶縁状態
    に取り付けるとともに、定電位定電流電源装置の正極を
    該不溶性陽極電極に、負極を熱交換器と該補助陰極とに
    それぞれ接続し、該不溶性陽極電極から流れる直流電流
    により海水を電解し次亜塩素酸ソーダを発生させて該熱
    交換器のチタン製冷却管、銅合金製管板およびゴムライ
    ニングした軟鋼からなる水室への海洋生物が付着繁殖す
    るのを抑制するとともに、該直流電流の一部を該熱交換
    器のチタン製冷却管、銅合金製管板およびゴムライニン
    グした軟鋼からなる水室に、チタン製冷却管が過度の陰
    分極により水素脆化を起こさないように流して電気防食
    を行うことを特徴とする電気防食を兼ねた海水電解防汚
    方法。
  3. 【請求項3】 陽極電極と、補助陰極と、防食対象物の
    電位検出照合電極とを備え、さらに、これらの電極およ
    び防食対象物に接続されて電源となるとともに、防食対
    象物の電位および防汚電流と防食電流との和を一定値に
    制御する定電位定電流電源装置を備えてなる電気防食を
    兼ねた海水電解防汚装置において、 該陽極電極は不溶性電極からなり、かつ該定電位定電流
    電源装置は定電流整流回路および定電流制御回路を有す
    る定電流制御部並びに定電位整流回路および定電位制御
    回路を有する定電位制御部から構成されていることを特
    徴とする電気防食を兼ねた海水電解防汚装置。
JP9114615A 1997-05-02 1997-05-02 電気防食を兼ねた海水電解防汚方法およびその装置 Pending JPH10306390A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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