JPH10305886A - 納豆容器 - Google Patents
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Landscapes
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Abstract
ンジ部の薄肉切断部に形成されたミシン目に沿って収納
部本体と共蓋とを切断して分離させることで、調味料等
の混入作業や納豆の撹拌作業を簡便に行なうことができ
ると共に、容器使用後に食卓に置いても、容器が傾いた
りして中の調味液等がこぼれる心配がない使い勝手に優
れた納豆容器を提供する。 【解決手段】 納豆容器Cを、収納部本体1を略凹状に
形成すると共に、該収納部本体1の一側からヒンジ部2
を介して共蓋3を形成し、該収納部本体1と共蓋3と
は、原反配向性が(+)の性状を有する発泡ポリスチレ
ン樹脂で一体形成すると共に、上記ヒンジ部2を、薄肉
切断部8と、該薄肉切断部8に沿って形成されたミシン
目4と、で構成し、かつ、該薄肉切断部8の切断を開始
する一方側端部或は両端部には切込部5を形成して構成
した。
Description
る収納部本体と共蓋とがヒンジ部を介して一体形成さ
れ、使用時には、収納部本体と共蓋とをヒンジ部で切断
分離して使用することができる納豆容器に関する。
納豆容器は、発泡樹脂シートを加熱して押圧成形するこ
とにより形成され、納豆が収納される収納部本体と共蓋
とがヒンジ部を介して一体に接続されて構成されてい
る。
成形された従来の納豆容器にあっては、納豆を撹拌した
りする場合に、上記共蓋が邪魔となり、撹拌しにくい、
という問題を有していた。
用した後のからしや調味料等の包装袋をテーブルや皿等
に放置しなければならないため、テーブル等がからしや
調味料等で汚損され易く、しかも、この使用済のからし
や調味料等の包装袋を開いた共蓋に置いたまま納豆の撹
拌作業等を行なった場合には、開封時に発生する包装袋
の切れ端が収納本体部内に誤って落ち、該切れ端が納豆
に混入したまま食されてしまう、という問題を有してい
た。
使用済のからしや調味料等の包装袋を開いた共蓋に置い
たままで該納豆容器をテーブルに置いたときに、収納部
本体が傾いたりして不安定である等、非常に使い勝手が
悪い、という問題を有していた。
ば、実開平4−118313号公報所載の技術のよう
に、収納部本体と共蓋とを接続しているヒンジ部にミシ
ン目を形成し、このミシン目に沿って共蓋を切り離し、
収納部本体のみで撹拌作業等を行なうことができるよう
に構成することで、上記問題を解決し、利便性の向上を
図ったものも提案されている。
うなミシン目を形成した従来の納豆容器にあっても、こ
のミシン目に沿って共蓋をきれいに切り離すことは非常
に難しく、誤って収納部本体を破断してしまい、結局
は、別の容器に納豆を移し替えて使用しなければならな
くなる、という失敗例も多く、この改善が強く要望され
ているのが現状である。
を有するため、他の容器に移し替えなくとも使用できる
点に利便性が認められている以上、上記のように、共蓋
を切り離して使用する場合には、収納部本体が確実に破
断されないものでなければ納豆容器としては不適格であ
る。
ものであって、その目的とするところは、納豆を食する
ときには、薄肉状に形成されたヒンジ部の薄肉切断部に
形成されたミシン目に沿って収納部本体と共蓋とを切断
して分離させることで、調味料等の混入作業や納豆の撹
拌作業を簡便に行なうことができると共に、使用済のか
らしや調味料等の包装袋の切れ端が納豆に混入する心配
もなく、また、容器使用後に食卓に置いても、容器が傾
いたりして中の調味液等がこぼれる心配がない使い勝手
に優れた納豆容器を提供しようとするものである。
め、この発明にあっては、納豆容器を、略凹状に形成さ
れた収納部本体と、該収納部本体の一側からヒンジ部を
介して連設された共蓋と、を天然素材または合成樹脂で
一体成形すると共に、上記ヒンジ部に沿って切断手段が
形成された薄肉切断部を成形し、該薄肉切断部における
切断の引張力を0.8kg以上乃至3kg以下としたこ
とを特徴とするものである。0.8kg以下では、蒸煮
豆盛り込み機による蒸煮豆盛り込みのときの共蓋の破損
が生じ、機械的強度を得ることができない。また、3k
g以上では、切断の引張力が大きくなり過ぎるため、引
き裂きにくくなり、切断面が凹凸になり収納部本体まで
破断するためである。
ば、発泡ポリスチレンやポリオレフィン等の樹脂を利用
できるが、発泡ポリスチレン樹脂が好適であり、また、
天然素材とは、パルプ紙やバイオポリマー、生分解性ポ
リマー等が利用できる。
は薄肉状に成形され、該薄肉切断部に沿ってミシン目を
開設することで、共蓋をきれいに、かつ、確実に切除す
ることができるように構成するのが望ましい。
は、1条のミシン目で形成するのが望ましく、かつ、該
ミシン目性状が、ミシン目穴長(スリット)1〜5mm
に対し、各ミシン目間隔が0.5〜2mmとするのが、
共蓋の折り曲げが容易となるので望ましい。0.5mm
以下では、切断の引張力が0.8以下となり機械耐性が
減少し、また、2mm以上では、引き裂きにくくなり切
断面が凹凸となって収納部本体まで破断する虞れが生じ
るためである。そして、このミシン目が2条以上では、
切り口が凹凸となって見栄えが悪く、収納部本体まで破
断が及ぶ虞れがあるため、1条とするのが望ましい。
ヒンジ部の原反配向性が(+)の性状を有して形成する
のが望ましい。
ば、合成樹脂が発泡ポリスチレン樹脂である場合、発泡
ポリスチレン樹脂がシート状に押し出され巻き取られる
際に、巻き取り方向(流れ方向)に沿って発生する所謂
ラグビーボール状(回転長円体)の気泡の配列方向をい
い、原反配向性が(+)とは、気泡の長径部がヒンジ部
に成形される薄肉切断部の長手方向に沿って並んでいる
状態を、また、原反配向性が(−)とは、気泡の長径部
が上記薄肉切断部の長手方向と直交する方向に並んでい
る状態のものをいう。
少なくともヒンジ部に成形される薄肉切断部の長手方向
に沿って並んでいる状態で成形されたものを用いること
で、該薄肉切断部を切断するときに、小さな力で、か
つ、直線状に切断することができる。
部の切断を開始する一方側端部或は両端部に切込部(ノ
ッチ)を形成することで、共蓋の切断作業を、より確実
に、かつ、容易に行なうことができる。この切込部の形
状としては、V字状・U字状・I字状または円弧状等、
その形状は特に限定はされないが、製造時の簡便性から
V字状のノッチが最も好適である。ノッチを形成するこ
とによって薄肉切断部位を明確にする誘導効果が期待で
きる。
達成する他の構成として、納豆容器を、上記略凹状に形
成された収納部本体と、該収納部本体の一側からヒンジ
部を介して連設された共蓋と、を原反配向性が(+)の
性状を有する発泡ポリスチレン樹脂で一体成形し、上記
ヒンジ部に沿って薄肉切断部を成形し、該薄肉切断部に
沿って1条のミシン目を形成すると共に、上記薄肉切断
部の切断を開始する一方側端部或は両端部に切込部を形
成したことを特徴とするものである。
ても、上記ミシン目の性状は、ミシン目穴長1〜5mm
に対し、各ミシン目間隔が0.5〜2mmとするのが前
記理由からも明らかなように望ましい。
凹部を形成し、調味料類等が収納された包装体を上記凹
部に固着したことを特徴とするものである。この凹部
は、例えば、堰部により複数の室に画成し、この各室を
耐水性のガスバリヤー性フィルムでラミネートした後、
この室内に調味料等やからし及び乾燥ねぎ等の薬味を収
納し、かつ、この室内を密封すると共に、密封後に容易
に開封できるように構成することで、調味料等を飛散さ
せることなく容易に添加することができるように構成す
るのが望ましい。勿論、従来のプラスチックフィルムに
包装された調味料等を、上記凹部に固着してもよい。
ィルムの圧着部分には、必要な調味料等の選択や容易な
開封ができるようにミシン目を形成し、或は、目印と容
易な開封のために引き代部を形成するのが望ましい。
尚、ミシン目は、圧着部の全部若しくは一部の上面包装
フィルムに形成されている。
共蓋凹部に収納する場合は、抜き取りにくくするために
僅かに凹ませることが必要であるが、特に、調味料類等
を共蓋に収納しない場合において、上記納豆容器の共蓋
に凹部を形成し、この凹部を利用して複数個の納豆容器
を積層し、この積層状態を保持させる帯掛けで包装する
と共に、該帯掛けにミシン目および/または引き代を形
成することで、荷姿の高さを低く抑え、陳列スペースを
少なくすることができると共に、抜き取りにくくして改
竄を防止することができる。
例に基づき、この発明を詳細に説明する。
係る納豆容器Cは、収納部本体1が略凹状に形成されて
いると共に、該収納部本体1の一側からヒンジ部2を介
して共蓋3が、原反配向性が(+)の性状を有する発泡
ポリスチレン樹脂で一体形成されている。
反配向性が(+)の性状を有する発泡ポリスチレン樹脂
シートを加熱して押圧成形することにより形成され、納
豆が収納される収納部本体1と共蓋3とがヒンジ部2を
介して一体に接続されて構成されていると共に、上記ヒ
ンジ部2には薄肉切断部8が形成されている。
(+)の性状を有する発泡ポリスチレン樹脂で一体形成
することにより、小さな切断の引張力で収納部本体1を
破断させることなくきれいに切断することができる。
0才代の女性を対象としてパネルテストを行なった。測
定は、株式会社コムラ製作所製のプッシュ・プルスケー
ルmodel Sを使用し、手で真横に引っ張る形で測
定した。その結果は、図5に示す通りである。
係る納豆容器Cの場合、引っ張り力は最大でも3kgで
あり、共蓋3の切除に必要な切断の引張力は、0.8以
上乃至3kg以下で十分なことが解る。0.8kg以下
では、蒸煮豆盛り込み機による蒸煮豆盛り込みのときの
共蓋3の破損が生じ、機械的強度を得ることができな
い。また、3kg以上では、切断の引張力が大きくなり
過ぎるため、引き裂きにくくなり、切断面が凹凸になり
収納部本体1まで破断するためである。
ジ部2の薄肉切断部8と切り取り性の関係の実験を行な
った。固定条件として、原反配向性をヒンジ流れ方向
(配向性+)とし、かつ、ミシン目4を1mm間隔で2
mmの切り込みとすると共に、所謂ノッチを形成してい
ない条件で実施した。比較条件として、上記薄肉切断部
8に、条溝がないもの、1本のもの、2本のものを用意
した。その結果を、図6に示す。
溝の場合が最も切断の引張力が小さくてすむことが解る
が、切断面が一定とならず切り口が見苦しかった。1条
の場合、切り口はきれいであった。
関係も実験で確認した。固定条件として、ヒンジ部2の
薄肉切断部8に1条溝を形成し、ミシン目4を1mm間
隔で2mmの切り込みとし、所謂ノッチは形成しない条
件で実施した。比較条件として、原反配向性がヒンジ流
れ方向(配向性+)のものと、ヒンジ幅方向(配向性
−)のものを用意した。その結果を図7に示す。
性(+)のものは、共蓋の切除に必要な切断の引張力が
1kg以上低減され、共蓋3の切除手段として有効な手
段であることが明らかとなった。
や共蓋3の肉厚の約1/3以下の厚さとなるように形成
し、かつ、外側を薄肉に形成するのが望ましく、上記加
熱押圧成形時に同時に押圧形成される。
み機による蒸煮豆盛り込みのときの共蓋3の閉蓋を小さ
な力で円滑に行うことができると共に、共蓋3の切除に
要する切断の引張力が小さくて済む、という効果が得ら
れる。
が形成されている。このミシン目4の性状は、ミシン目
穴長(スリット)1〜5mmに対し、各ミシン目間が1
mmに設定するのが望ましい。ミシン目穴長が5mm以
上の場合には、蒸煮豆盛り込み機による蒸煮豆盛り込み
のときの共蓋3の破損が生じ、機械的強度を得ることが
できない。
実験を行なった。固定条件として、原反配向性がヒンジ
流れ方向(配向性+)とし、所謂ノッチは形成しない条
件で実施した。比較条件として、ミシン目4がないも
の、ミシン目穴長1mmでミシン目間隔が1mmのも
の、ミシン目穴長2mmでミシン目間隔が1mmのも
の、ミシン目穴長3mmでミシン目間隔が1mmのも
の、ミシン目穴長4mmでミシン目間隔が1mmのも
の、ミシン目穴長5mmでミシン目間隔が1mmのも
の、ミシン目穴長7mmでミシン目間隔が1mmのも
の、ミシン目穴長9mmでミシン目間隔が1mmのもの
を用意した。また、納豆製造時に使用する蒸煮豆盛り込
み機(鈴与工業株式会社製N−901型)に対する適性
を評価した。その結果を、図8と表1に示す。
の引張力と機械適性から、ミシン目穴長1mmでミシン
目間隔が1mmのもの、ミシン目穴長2mmでミシン目
間隔が1mmのもの、ミシン目穴長3mmでミシン目間
隔が1mmのもの、ミシン目穴長4mmでミシン目間隔
が1mmのもの、ミシン目穴長5mmでミシン目間隔が
1mmのものが適することが解った。
力を低減させるにはミシン目4が最適であるが、この発
明にあってはこれに限定されるものではなく、例えば、
上記ヒンジ部2の外側から断面略V字状の薄肉切断部8
を形成し、この薄肉切断部8の底部に上記ミシン目4を
貫通形成すると共に、上記薄肉切断部8の反対側からも
浅い凹溝(図示せず)を上記断面略V字状の底部に向か
って凹設することで、薄肉切断部8における切断の引張
力をより低減させることができる。
一方端部または両端部には、V字状の切込部(ノッチ)
5が形成されている。勿論、この切込部5の形状は、V
字状に限定されるものではなく、例えば、U字状、I字
状または円弧状に形成してもよい。この切込部5の性状
と切り取り性との関係を表2に示す。ノッチ以外の条件
は、配向性(+)とし、ミシン目4のシン目穴長が2m
mでミシン目間隔が1mmとすると共に、薄肉切断部8
の溝を1条溝とした。また、手でミシン目の端から切り
取る形で力を加えた。そして、ミシン目4以外のところ
が破断した場合には、容器破損としてカウントした。
(ノッチ)の形状は、特に限定されるものではなく、い
ずれの形状でも採用することができるが、製造時の簡便
性からV字状に形成するのが最も好適である。
示すように、その中央部に浅い凹部6が形成されてお
り、この凹部6は、この形態例では、凸堰6a,6aに
より3室6b,6c,6dが形成されて構成されてい
る。
室6b,6c,6d内は、耐水性のガスバリアー性フィ
ルム(酸素不透過膜)7でコーティングされており、こ
れら各室6b,6c,6d内には、たれ等の調味料等と
からし及び乾燥ねぎ等の薬味が収納され、さらに、上記
各室6b,6c,6d内の上部が耐水性のガスバリアー
性フィルム9で密封されている。
不透過膜)9の凸堰6a,6a部分と各室6b,6c,
6dの周縁部は、熱圧着されて各室6b,6c,6dが
液密状に画成されていると共に、開封時に各室6b,6
c,6dが独立して開封できるように、上記ガスバリア
ー性フィルム9の凸堰6a,6a部分と各室6b,6
c,6dの隔室部には、ミシン目9aおよび引き代9b
が形成されている。
スバリアー性フィルムを開封することができると共に、
調味料類等を直接に目視確認することができ、包装ミス
などを事前にチェックすることが容易となる。
dを液密状に画成して、調味料等を収納するように構成
した場合を例にとり説明したが、この発明にあってはこ
れに限定されるものではなく、例えば、包装袋に画成収
納された調味料等・薬味・からし等を収納したものを上
記凹部6に固着する方が、納豆生産ラインの合理化を図
る上でも好適である。
凹凸に形成されたリブを示しており、該リブ13は、必
要に応じて形成され、収納本体部1の強度を補強する作
用を有しており、発酵用酸素を供給する通気路として機
能し、かつ、納豆のベタ付を防止する。また、特に図示
はしないが、上記共蓋3の凹部6には針穴程度の大きさ
の通気孔を必要に応じて開設するが、これら通気孔は、
加熱成形時の発泡ポリスチレン樹脂シートが孔開け機に
より形成される。
したように、共蓋3をミシン目4から小さな切断の引張
力できれいに切除することができるので、納豆を撹拌す
るときに邪魔とならず、また、収納本体部1が破損する
心配がないので、納豆を別の容器に移し替える必要がな
く、さらには、テーブルに安定して載置することができ
る。
ては、共蓋3を切除することができるので、上記納豆の
攪拌作業が容易となることは勿論、調味料等が収納され
た共蓋3を独立させた状態で取り扱うことができるの
で、所望の調味料類等を選択して収納部本体1内に容
易、かつ、確実に添加することができ、しかも、この切
除された共蓋3は、そのままテーブルの上に載置してお
くことができるので、新たな皿等の容器を汚す心配がな
くなり、使い勝手が非常に良好となる、という効果が得
られる。
と図10に示すように、例えば、3個が積層されて出荷
される。即ち、この形態例では、共蓋3の凹部6に調味
料類等を収納せずに、該凹部6を利用して納豆容器Cを
嵌合して積層し、この積層状態を保持させるため、ミシ
ン目14および引き代16が形成された帯掛け15が巻
装されて出荷される。このように、上記収納部本体1の
底部を下の納豆容器Cの共蓋3に形成された浅い凹部6
にはめ込むことで、抜き取りを防止し改竄を有効に防止
することができる。
体的に下記の条件を満足する納豆容器を30個作成し、
その引張耐久力の実験を行なった。条件としては、シー
ト材質として発泡ポリスチレン樹脂を用い、配向性
(+)とし、薄肉切断部の溝を1条溝とし、ミシン目の
シン目穴長(スリット)が2mmでミシン目間隔が1m
mとすると共に、V字状のノッチを薄肉切断部の両端部
に形成し、かつ、上記薄肉切断部の厚さをシートの厚さ
の1/8に設定した。
作所製のプッシュ・プルスケールmodel Sを使用
し、手で真横に引っ張る形で実測した。その結果、切断
の引張力は、最大で2.25kg、最小で1.25kg
であり、平均値としては1.92kgであり、標準偏差
(δ)は0.2463であった。
略凹状に形成された収納部本体と、該収納部本体の一側
からヒンジ部を介して連設された共蓋と、を天然素材ま
たは合成樹脂で一体成形すると共に、上記ヒンジ部に沿
って切断手段が形成された薄肉切断部を成形し、該薄肉
切断部における切断の引張力を0.8kg以上乃至3k
g以下としたので、納豆を食するときに、上記ヒンジ部
の薄肉切断部に形成されたミシン目に沿って収納部本体
と共蓋とを小さな切断の引張力で容易に切除して分離さ
せることができ、これにより調味料等の混入作業や納豆
の撹拌作業を簡便に行なうことができると共に、容器使
用後に食卓に置いても、容器が傾いたりして中の調味液
等がこぼれる心配がない等、この種の納豆容器の使い勝
手性・利便性を大幅に向上させることができる。
記収納部本体と共蓋とを切除して分離することができる
ので、納豆の調味液等が付着していない共蓋部分を洗浄
することなく容器のリサイタルに回すことができて資源
の有効利用を図ることができる。
ば、上記薄肉切断部に沿ってミシン目を開設したので、
上記切断作業をより小さな力で確実、かつ、きれいに行
うことができる。
た発明によれば、上記切断手段を、1条のミシン目と
し、かつ、ミシン目性状を、ミシン目穴長(スリット)
1〜5mmに対し、各ミシン目間隔を0.5〜2mmと
したので、蒸煮豆盛り込み機による蒸煮豆盛り込みのと
きの共蓋の閉蓋を小さな力で円滑に行うことができると
共に、共蓋の切除に要する力が少なくて済む、という効
果が得られる。
ヒンジ部の原反配向性を(+)の性状としたので、共蓋
の切除に必要な切断の引張力をさらに低減させることが
できる。
断部の切断を開始する一方側端部或は両端部に形成され
た切込部から切り裂き(切除)を開始できるように構成
されているので、収納部本体から共蓋の切除を、小さな
切断の引張力で、きれいに、しかも、確実に行うことが
できる。
容器を、略凹状に形成された収納部本体と、該収納部本
体の一側からヒンジ部を介して連設された共蓋と、を原
反配向性が(+)の性状を有する発泡ポリスチレン樹脂
で一体成形し、上記ヒンジ部に沿って薄肉切断部を成形
し、該薄肉切断部に沿って1条のミシン目を形成すると
共に、上記薄肉切断部の切断を開始する一方側端部或は
両端部に切込部を形成して構成したので、収納部本体と
共蓋の切除分離を極めて小さな切断の引張力できれいに
行うことができると共に、蒸煮豆盛り込み機による蒸煮
豆盛り込みのときの共蓋の閉蓋を小さな力で円滑に行う
ことができる。
に凹部を形成し、調味料類等が収納された包装体を上記
凹部に固着するように構成したので、調味料類等を直接
に目視確認することができ、容易に好みの調味料等や薬
味を取り出すことができると共に、包装ミスなどを事前
にチェックすることが容易となる。
記調味料類等が収納された包装フィルムの圧着部分に、
ミシン目または引き代部を形成したので、テーブル等を
汚損させることなく所望の調味料等を容易に収納部本体
に添加することができる。
は、共蓋に凹部を形成し、この凹部を利用して複数個の
納豆容器を積層し、この積層状態を保持させる帯掛けで
包装すると共に、該帯掛けにミシン目および/または引
き代を形成したので、商品の高さを低く抑えることがで
きて陳列スペースが少なくて済み、また、抜き取り等の
改竄を有効に防止することができる。
蓋を開いた状態を示す斜視図である。
図である。
を対象としてパネルテストで測定した結果を示すグラフ
である。
の実験結果を示すグラフである。
を示すグラフである。
果を示すグラフである。
ある。
である。
Claims (10)
- 【請求項1】 略凹状に形成された収納部本体と、該収
納部本体の一側からヒンジ部を介して連設された共蓋
と、を天然素材または合成樹脂で一体成形すると共に、
上記ヒンジ部に沿って切断手段が形成された薄肉切断部
を成形し、該薄肉切断部における切断の引張力を0.8
kg以上乃至3kg以下としたことを特徴とする納豆容
器。 - 【請求項2】 前記薄肉切断部に沿ってミシン目を開設
したことを特徴とする請求項1に記載の納豆容器。 - 【請求項3】 前記切断手段は、1条のミシン目で形成
され、かつ、ミシン目性状が、ミシン目穴長1〜5mm
に対し、各ミシン目間隔が0.5〜2mmであることを
特徴とする請求項2に記載の納豆容器。 - 【請求項4】 前記ヒンジ部の原反配向性が(+)の性
状を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
ずれかに記載の納豆容器。 - 【請求項5】 前記薄肉切断部の切断を開始する一方側
端部あるいは両端部に切込部を形成したことを特徴とす
る請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の納豆容器。 - 【請求項6】 前記略凹状に形成された収納部本体と、
該収納部本体の一側からヒンジ部を介して連設された共
蓋と、を原反配向性が(+)の性状を有する発泡ポリス
チレン樹脂で一体成形し、上記ヒンジ部に沿って薄肉切
断部を成形し、この薄肉切断部に沿って1条のミシン目
を形成すると共に、上記薄肉切断部の切断を開始する一
方側端部あるいは両端部に切込部を形成したことを特徴
とする納豆容器。 - 【請求項7】 前記ミシン目の性状が、ミシン目穴長1
〜5mmに対し、各ミシン目間隔が0.5〜2mmであ
ることを特徴とする請求項6に記載の納豆容器。 - 【請求項8】 前記共蓋に凹部を形成し、調味料類等が
収納された包装体を上記凹部に固着したことを特徴とす
る請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の納豆容器。 - 【請求項9】 前記調味料類等が収納された包装フィル
ムの圧着部分の上面包装フィルムに、ミシン目または引
き代部が形成されていることを特徴とする請求項8に記
載の納豆容器。 - 【請求項10】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記
載の納豆容器の共蓋に凹部を形成し、この凹部を利用し
て複数個の納豆容器を積層し、この積層状態を保持させ
る帯掛けで包装すると共に、該帯掛けにミシン目および
/または引き代を形成したことを特徴とする納豆容器。
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---|---|---|---|
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JP12781197A JP3720165B2 (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | 納豆容器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10305886A true JPH10305886A (ja) | 1998-11-17 |
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JP12781197A Expired - Fee Related JP3720165B2 (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | 納豆容器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1997-05-02 JP JP12781197A patent/JP3720165B2/ja not_active Expired - Fee Related
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