JP2010228777A - 掻き混ぜ容易な食品容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】底壁部11の内面における少なくとも一部には、複数の凹凸面13〜16が区画されており、複数の凹凸面13〜16は、底壁部11においてその中央を基準として点対称に配置されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、納豆などの内容物をより効率よく掻き混ぜることができる食品容器を提供することを目的とする。
この発明では、食品容器に収容されている内容物を掻き混ぜる際に底壁部に対して円を描くように箸などを動かすことから、複数の凹凸面を底壁部の中央を基準として点対称に配置することで、内容物をさらに効率よく掻き混ぜることができる。
この発明では、周壁部に接触する内容物をより効率よく掻き混ぜることができる。
そして、納豆容器1は、納豆が収容される有底筒状の大収容部2と、例えばゼリー状に固められた調味用のタレや液体が収容された袋状物のような調味料が収容される有底筒状の小収容部3と、を備えている。ここで、大収容部2の中心軸線を容器軸Oとし、容器軸Oに沿う納豆容器1の後述する開口部2A側を上側、納豆容器1の後述する底壁部11側を下側とする。
底壁部11は、ほぼ八角形の板状をなし、内面に4つの凹凸面13〜16が区画されている。
凹凸面13〜16のそれぞれには、凹凸をなす凹凸パターンが形成されている。そして、凹凸面13〜16は、底壁部11の中央を基準として容器軸O回りで凹凸面13〜16の順で点対称となるように配置されている。すなわち、凹凸面13は、凹凸面14、16と隣接しており、凹凸面15は、凹凸面14、16と隣接している。このため、凹凸面13〜16は、底壁部11の中央を通る十字状をなす境界により、底壁部11の中央を基準とした点対称で底壁部11の内面を4つに区画している。
このように、底壁部11は、凹凸面13〜16のうち隣接する2つで異なる凹凸パターンが形成されることによって4つに区画されている。そして、底壁部11の隣接する凹凸面13〜16の境界部分では、表面形状が変化する。そのため、底壁部11における凹凸面13〜16の境界部分には、凹凸パターンの違いに起因した段差部が形成されている。
また、周壁部12の上端には、容器軸Oの径方向外方に突出する第1フランジ部24が形成されている。
底面部31は、ほぼ三角形の板状をなし、底壁部11よりも容器軸Oに沿った上方に位置している。
第2フランジ部33は、周面部32の開口端面が周壁部12の開口端面と容器軸Oに直交する同一面に位置しており、第1フランジ部24側の端縁が第1フランジ部24の端縁に接続されている。これら第1及び第2フランジ部24、33の上面には、上記蓋体がヒートシールなどにより接着されている。
このように、複数の納豆容器1を連結状態とした場合には、成形及び充填を3つの納豆容器1に対して同時に行うことができるため、その効率を高めることができる。
まず、一列に連結された3つの納豆容器1のうちの1つをミシン目40に沿って接続部分を破断することによって分離する。そして、第1及び第2フランジ部24、33の上面に接着されている上記蓋体を剥がし取り、開口部2A、3Aを開口させる。
箸を動かすと、納豆は、13〜16のいずれかにおいて、凹凸面13〜16それぞれに形成されている凹凸パターンによって掻き混ぜられる。また、納豆は、凹凸面13〜16の境界において凹凸パターンの変化に起因して形成される段差部によって掻き混ぜられる。さらに、周壁部12の下端部に接触している納豆は、周壁部12の下端部に形成されている凹凸パターンによって掻き混ぜられる。
また、周壁部12が平面視で多角形状に形成されているため、より掻き混ぜ易くなる。
以上のようにして、納豆及びタレを掻き混ぜる。
この納豆容器50では、大収容部51の底壁部52が凹凸面53〜56と平坦面57とによって5つの領域に区画されている。凹凸面53〜56は、底壁部52の中央を基準として点対称に形成されている。平坦面57は、平面視で円形をなし、底壁部52の中央部に形成されている。
このような構成の納豆容器50であっても、上述と同様の作用、効果を奏する。また、凹凸面53〜56と平坦面57との境界において凹凸パターンに起因する段差部が形成されるため、納豆を効率よく掻き混ぜることができる。
例えば、隣接する2つの凹凸面のうち一方の凹凸面における帯状の凸部の延在方向を他方と異ならせることによって、隣接する2つの凹凸面それぞれにおける凹凸パターンを異ならせているが、帯状の凸部の幅や高さなど、他の条件を変更することによって隣接する2つの凹凸面それぞれに異なる凹凸パターンを形成してもよい。
さらに、4つの凹凸面における凹凸パターンを全て異ならせてもよい。
周壁部には、下端部に凹凸パターンが形成されているが、少なくとも下端部の一部に凹凸パターンが形成されていればよく、周壁部の全体に凹凸パターンを形成したり、凹凸パターンと平坦面とを交互に形成したりしてもよい。また、凸部の形状は、上述と同様に、点状など他の形状であってもよい。さらに、周壁部には、凹凸パターンが形成されていなくてもよい。
納豆容器の形状は、有底筒状であれば、有底円筒状など、他の形状であってもよい。
納豆容器は、大収容部の周壁部及び小収容部の周面部が離間した構成となっているが、1つの凹部である収容部を形成すると共にこの収容部を仕切り板によって大収容部及び小収容部に分割するような構成であってもよい。
納豆容器は、大収容部及び小収容部を備えているが、例えば調味料を別途添付するなどによって、小収容部を有していなくてもよい。
上記実施形態においては、内容物として納豆を例示したが、納豆以外の食品やその他製品を採用することも可能である。
Claims (3)
- 底壁部及び該底壁部の外縁に立設された筒状の周壁部を有する食品容器であって、
前記底壁部の内面における少なくとも一部には、複数の凹凸面が区画されていることを特徴とする食品容器。 - 複数の前記凹凸面は、前記底壁部にその中央を基準として点対称に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の食品容器。
- 前記周壁部のうち少なくとも前記底壁部に連なる部分には、凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の食品容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009077888A JP2010228777A (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 掻き混ぜ容易な食品容器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009077888A JP2010228777A (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 掻き混ぜ容易な食品容器 |
Publications (1)
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JP2010228777A true JP2010228777A (ja) | 2010-10-14 |
Family
ID=43044988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009077888A Pending JP2010228777A (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 掻き混ぜ容易な食品容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010228777A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2009
- 2009-03-27 JP JP2009077888A patent/JP2010228777A/ja active Pending
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