JPH10304485A - 情報提供装置 - Google Patents

情報提供装置

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JPH10304485A
JPH10304485A JP12327297A JP12327297A JPH10304485A JP H10304485 A JPH10304485 A JP H10304485A JP 12327297 A JP12327297 A JP 12327297A JP 12327297 A JP12327297 A JP 12327297A JP H10304485 A JPH10304485 A JP H10304485A
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JP
Japan
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sound
driver
main control
headphones
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JP12327297A
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Inventor
Toru Hamanaka
透 浜中
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二輪車の運転者に適切に所定の特別情報を伝
達できると共に、周囲の状況(特に音情報)も的確に把
握できる情報提供装置を提供すること。 【解決手段】 運転者が装着するヘルメット3と、この
ヘルメット3の内部に装備されるヘッドフォン5a,5
bと、このヘッドフォン5a,5bに音声情報を出力す
る主制御部7とを備えた情報提供装置において、主制御
部7に、運転中の運転者の周囲の音情報を収集する集音
マイク9を装備すると共に、主制御部7に対し所定の特
別情報を入力する特別情報入力手段11を併設し、主制
御部7に、集音マイク9からの音情報と特別情報入力手
段11からの音声情報を合成する音声情報合成手段13
a,13bを装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報提供装置にか
かり、特に所定の特別情報提供手段からの特別情報を運
転者に伝達すると共に、運転中の運転者の周囲の音情報
も的確に伝達できる情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、二輪車の運転者に音声で特別
情報を提供する場合には、種々の方法があった。例え
ば、第1の従来例としては、図8に示すように、二輪車
の車体に外部から所定の特別情報を受け取る特別情報入
力手段107を装備する。この特別情報入力手段107
は、無線で供給される特別情報を受け取る受信機や、こ
の受け取った特別情報を音声信号に変換する機能を有し
ている。そして、特別情報入力手段107によって得ら
れた特別情報を、ケーブル109で運転者が装着するヘ
ッドフォン101等に伝達していた。ヘッドフォン10
1は、運転者が運転中における周囲の音情報を的確に把
握できるように、運転者の片側の耳に対応する位置にの
み一つ設けられていた。
【0003】また、他の従来例としては、図9に示すよ
うに、二輪車に装着されている大型のカウル111(風
よけ)内の所定位置に、所定の特別情報入力手段117
を装備するものがある。特別情報入力手段117として
は、ラジオやカセットプレーヤその他無線機等である。
そして、カウル111内には、更に特別情報入力手段1
17の情報を音声として外部に出力するスピーカ113
が装備されている。特に、近年のラジオ等は左右で異な
る音声を発生するいわゆるステレオ式のものが多く、こ
れに対応してスピーカ113も左右に各1個(計2
個)、或いは2個づつ(計4個)装備するものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例には以下のような不都合があった。即ち、第1の従
来例では、運転者の片側の耳に対応する位置にのみ1個
のヘッドフォンを装備し、このヘッドフォンを通して所
定の特別情報を伝達しているので、当該ヘッドフォンの
音量が所定値以上に大きい場合、運転者がヘッドフォン
側の周囲の状況(特に音情報)を把握し難い、という不
都合を生じていた。
【0005】また、1個のヘッドフォンしか装備されて
いないので、特別情報入力手段から得られる特別情報が
ステレオ式のものであっても、運転者はこれをステレオ
音声として聞くことはできない。更には、特別情報入力
手段とヘルメット内のヘッドフォンとは、ケーブルで接
続されているために、運転者が二輪車に乗車したり、降
車したりする場合には、その都度ケーブルを外す等しな
ければならず、取り扱いが煩雑である、という不都合を
生じていた。
【0006】また、第2の従来例においては、運転中に
ヘルメットを装着している運転者に対して充分な音量で
情報を伝達するためには、通常の音量よりも大きなレベ
ルの音量としなければならない。この場合、結果として
二輪車の周囲部に音声情報が騒音となって拡散してしま
う、という不都合を生じていた。また、大きな音量を確
保するためには、そのための大型の音声用アンプが必要
となり、製造コストの増大及び消費電力の増大を招来す
る、という不都合を生じていた。
【0007】また、当該従来例のような情報提供装置
は、主として大型のカウルを有する二輪車にのみ適用で
きるものであり、更には、スピーカで外部に音声を発生
させる構成であるため、機密性の高い情報を運転者に伝
達することができない、という不都合を生じていた。
【0008】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、二輪車の運転者に適切に所定の特別情
報を伝達できると共に、周囲の状況(特に音情報)も的
確に把握できる情報提供装置を提供することを、その目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明では、運転者が装着するヘ
ルメットと、このヘルメットの内部に装備されるヘッド
フォンと、このヘッドフォンに所定の音声情報を出力す
る主制御部とを備えた情報提供装置において、主制御部
に、運転者の周囲の音情報を収集する集音マイクと、所
定の特別情報を音声信号として入力する特別情報入力手
段とを併設し、主制御部に、集音マイクからの音情報と
特別情報入力手段からの特別情報を合成する音声情報合
成手段を備える、という構成を採っている。
【0010】以上のように構成されたことにより、特別
情報入力手段及び集音マイクにより入力された音声情報
は、主制御部内の音声情報合成手段によって適切に合成
される。そして、合成後の音声情報がヘルメット内のヘ
ッドフォンに伝達される。これにより、運転者は、特別
情報を聴くと同時に、周囲の音情報をも聴くことができ
る。
【0011】また、請求項2記載の発明では、ヘルメッ
ト内のヘッドフォンを、少なくとも2個備えるという構
成を採り、その他の構成は請求項1記載の発明と同様で
ある。以上のように構成されたことにより、特別情報入
力手段から提供される特別情報がいわゆるステレオ式の
ものであれば、ステレオ音声として特別情報を聴くこと
ができる。
【0012】請求項3記載の発明では、集音マイクをヘ
ッドフォンに対応させて少なくとも2個備え、主制御部
が、各集音マイクから収集した音情報を、対応する各ヘ
ッドフォンに選択的に出力する選択的出力機能を有する
という構成を採り、その他の構成は請求項2記載の発明
と同様である。以上のように構成されたことにより、運
転者の周囲の音情報が2個のマイクからそれぞれステレ
オ音声として収集される。そして、この各音情報は主制
御部内の選択的出力機能により、ヘルメットに装備され
た各ヘッドフォンに伝達される。運転者は、周囲の音情
報をステレオ音声として聴くことができる。
【0013】請求項4記載の発明では、主制御部に所定
の送信機を接続すると共に、ヘッドフォンに送信機に対
応する受信機を接続するという構成を採り、その他の構
成は請求項1,2又は3記載の発明と同様である。以上
のように構成されたことにより、特別情報入力手段及び
集音マイクから入力されたそれぞれの音声情報は、主制
御部から一旦送信機に伝達される。そして、送信機は音
声情報を微弱電波に変換し運転者側の受信機に送信す
る。受信機では、微弱電波を音声信号に変換し直して、
これをヘッドフォンに伝達する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1ないし
図7に基づいて説明する。
【0015】本発明の情報提供装置は、図1及び図2に
示すように、運転者が装着するヘルメット3と、このヘ
ルメット3の内部に装備されるヘッドフォン5a,5b
と、このヘッドフォン5a,5bに音声情報を出力する
主制御部7とを備えている。また、主制御部7には、運
転中の運転者の周囲の音情報を収集する集音マイク9が
装備されると共に、主制御部7に対し所定の特別情報を
入力する特別情報入力手段11が併設されている。更
に、主制御部7には、集音マイク9からの音情報と特別
情報入力手段11からの音声情報を合成する音声情報合
成手段13a,13bが装備されている。
【0016】以下に詳述すると、先ず、特別情報入力手
段11は各種の特別情報を主制御部7に伝達する役割を
有するものである。具体的には、一般のラジオやカセッ
トプレーヤの他、いわゆる道案内を行うナビゲーション
装置等が考えられる。また、この他、いわゆるVICS
受信機(FM多重、光、電波ビーコン)等で各種特別情
報(ニュース、音楽、進路情報、渋滞情報、道路工事情
報、気象情報)を取り込むものも考えられる。即ち、本
発明の情報提供装置1では、あらゆる種類の特別情報を
音声で運転者に伝達することを想定している。尚、本実
施形態では、特別情報入力手段はステレオ対応の音声情
報を出力するものである。
【0017】上記した特別情報入力手段には所定の送信
機15が接続されている。この送信機15は、特別情報
入力手段11の特別情報を主制御部7に送信するための
ものである。具体的に送信機15は、特別情報入力手段
11の音声情報を微弱電波として送信する。一方、主制
御部7には、上記した送信機15に対応して所定の受信
機17が装備されている。この受信機17は、送信機1
5から送信された微弱電波を受信してこれを復調し、元
の音声情報に回復させるものである。尚、本実施形態で
は、特別情報入力手段11及び送信機15を二輪車の車
体側に設置し、受信機17及び主制御部7を運転者側に
装備するようにしている。
【0018】また、受信機17で受信された音声情報
は、それぞれ2つの音声情報L,R(左,右)に分割さ
れる。これは、特別情報入力手段11から送信されたス
テレオ対応の音声情報をそのまま主制御部7に送信する
ためである。一方、主制御部7には、所定の集音マイク
9が接続されている。この集音マイク9は、運転中の周
囲の音情報を収集するためのものである。このため、集
音マイク9は無方向性のものが使用されている。当該集
音マイク9で収集された音情報Sは、主制御部に送信さ
れる。
【0019】次に、主制御部7について説明する。この
主制御部7は、少なくとも2つの音声情報合成手段(ミ
キシングアンプ)13a,13bを備えている。本実施
形態では、後述する左右2個のヘッドフォン5a,5b
に対応して、2個の音声情報合成手段13a,13bが
装備されている。また、各音声情報合成手段13a,1
3bと上記した集音マイク9との相互間には、集音マイ
ク9によって収集された音情報の合成比率を変化させる
ための、合成比率調整手段(ミキシングボリューム)1
9が装備されている。この合成比率調整手段19は、増
幅器及び可変抵抗からなり、音声情報合成手段13a,
13bへ伝達する音情報のレベルを調整するものであ
る。特に、合成比率調整手段19は運転者が操作できる
ように構成されている。そして、合成比率調整手段19
から出た音情報は、2つに分割され、それぞれ各音声情
報合成手段13a,13bに入力される。
【0020】それぞれ、合成比率調整手段19を介して
集音マイク9から伝達される音情報と、送信機15及び
受信機17を介して特別情報入力手段11から伝達され
る音声情報L,Rは、各音声情報合成手段13a,13
bによって合成される。各音声情報L,Rと音情報との
合成は各音声情報合成手段13a,13bによって別個
になされる。即ち、一方の音声情報Lは一方の音声情報
合成手段13aによって集音マイク9からの音情報と合
成され、他方の音声情報Rは他方の音声情報合成手段1
3bによって集音マイク9からの音情報と合成される。
そして、合成された音声情報は更に増幅器及び可変抵抗
器からなる音量調整手段(ボリューム)21によって、
適切な音量に調節される。この音量調整手段21も運転
者が操作できるようになっている。
【0021】音量調整手段21には、2個のヘッドフォ
ン5a,5bが接続されている。これらのヘッドフォン
5a,5bは、運転者が装着するヘルメット3内に2個
配設されており、各ヘッドフォン5a,5bは運転者の
左右の各耳に対応している。この各ヘッドフォン5a,
5bは、ヘルメット3の内壁(ライナ)部分(図示略)
に埋め込まれており、運転者が当該ヘルメット3を装着
する場合でも、邪魔にならないようにライナと同一面か
僅かに窪んだ位置となるように設置されている。尚、本
実施形態では2個のヘッドフォン5a,5bを使用して
いるが、ヘッドフォンの数は2個に限定されるものでは
なく、1個でも良いし3個以上であっても良い。
【0022】また、以上説明した主制御部7等には電源
23が接続されている。より具体的には、本実施形態で
は受信機17や主制御部7等を運転者側に設けるので、
これらに電力を供給するために、運転者側に電源23を
設けている。電源23としては、アルカリ・マンガン電
池などの一時電池又はニッケル・カドミウム電池やリチ
ウム・イオン電池等の二次電池でもよい。一方、本実施
形態では、特別情報入力手段11を二輪車の車体側に装
備するので、特別情報入力手段11への電力供給は車体
のバッテリ(図示略)によって行う。
【0023】次に、以上のように構成された情報提供装
置1の動作について具体的に説明する。先ず、運転者が
ヘルメット3を装着して二輪車を運転する場合で説明す
る。車体には上記した特別情報入力手段11が設けられ
ており、常時所定の特別情報が提供されている。ここで
は、例えばラジオによる音声情報を想定する。即ち、ラ
ジオの音声情報は、所定の電波塔(図示略)などから送
信されるが、これを特別情報入力手段11が取り込む。
そして、接続されている送信機15に伝達する。このと
き、ラジオの音声情報はステレオ式の音声情報として2
種類の音声が別々に伝達される。
【0024】送信機15に伝達された音声情報は、微弱
電波として受信機17に送信される。送信機17と受信
機15とは近接しているので、微弱電波であっても確実
に特別情報を伝達することができる。そして、音声情報
を受信した受信機17は、ステレオ式の二つの音声情報
をそれぞれ別個に主制御部7の各音声情報合成手段13
a,13bに伝達する。
【0025】一方、集音マイク9で収集された運転者の
周囲の音情報Sも合成比率調整手段19を介し、それぞ
れの音声情報合成手段13a,13bに伝達される。こ
のとき、集音マイク9からの音情報のレベルが低く、あ
まり周囲の音が聞こえない場合は、合成比率調整手段1
9を運転者が操作して、集音マイク9からの音量を大き
くすることができる。尚、集音マイク9の音情報の調整
範囲は、最も低いレベルに調整された場合でも、周囲の
音情報が確実に運転者に聞こえるように、その下限値が
所定値以上に固定されている。これは、運転者は的確な
運転動作をするために、音情報によって常時周囲の状況
を把握している必要があるからである。
【0026】音声情報合成手段13a,13bによって
それぞれ合成された音声情報は、別々に音量調整手段2
1に伝達される。音量調整手段21では、運転者が適切
と感じる音量に音声情報を調節することができる。そし
て、これらの音声情報はヘルメット3内に装備されてい
る2個のヘッドフォン5a,5bにそれぞれ伝達され
る。各ヘッドフォン5a,5bは、運転者の両耳に対応
する位置に位置決めされているので、運転者は周囲の音
情報を確実に把握できると同時に、所定の特別情報入力
手段11から提供される特別情報をも聞くことができ
る。
【0027】次に、本発明の第2の実施形態について、
図3を参照して説明する。当該実施形態では、車体側に
集音マイク9,特別情報入力手段11及び主制御部7を
装備する点が第1の実施形態と異なる。即ち、本実施形
態では、車体のハンドル(図示略)周辺の所定位置に主
制御部7を備え、特別情報入力手段11から提供される
ステレオ式の音声情報L,R及び集音マイク9によって
収集された音情報Sとを合成する。音声情報の合成方法
は上記した第1の実施形態と同様である。
【0028】主制御部7から出力される合成後の音声情
報は、そのまま所定の送信機15bに伝達される。この
送信機15bは、ステレオ式に分割されたそれぞれの音
声情報を、運転者側に設けられた受信機17bに送信す
る。受信機17bには2個のヘッドフォン5a,5bが
接続されており、運転者がヘルメット3を装着すること
により、2個のヘッドフォン5a,5bから音声情報を
聴くことができる。
【0029】当該実施形態では、車両のハンドル周辺に
主制御部7を装備するので、第1の実施形態で説明した
合成比率調整手段(ミキシングボリューム)19や、音
量調整手段(ボリューム)21を調整するのが容易とな
る。また、運転者側には、受信機17bとヘッドフォン
5a,5b及び所定の電源23のみを装備すればよいの
で、運転者への負担が軽減される。
【0030】次に、第3の実施形態について図4を参照
して説明する。当該実施形態では、特別情報入力手段1
1,集音マイク9、主制御部7及びヘッドフォン5a,
5bを全て有線で接続している点が上記各実施形態と異
なっている。特に本実施形態では、特別情報入力手段1
1,集音マイク9及び主制御部7を車体側に装備し、運
転者側には、ヘルメット3に装備されるヘッドフォン5
a,5bのみ設けることとした。このような構成とする
ことにより、運転者側には電源が不要となり、更に運転
者の負担を軽減することができる。また、上記実施形態
で説明した送信機15や受信機17が不要となる。
【0031】次に、第4の実施形態について図5を参照
して説明する。当該実施形態では、特別情報入力手段1
1及び集音マイク9を含めて全てを運転者側に装備する
場合である。より具体的に説明すると、特別情報入力手
段11が、いわゆるポケットラジオ等の携帯型情報入力
手段の場合である。このように、全ての構成要素を運転
者側に集約させることにより、車体に対する改造は一切
不要となるという利点がある。
【0032】次に、第5の実施形態について図6を参照
して説明する。当該実施形態では、2個の集音マイク9
a,9bを装備する点に特徴を有している。即ち、各集
音マイク9a,9bは、車両の左右両側にそれぞれ装備
される。そして、周囲の音情報SL,SRをステレオ音
声として取り込む。取り込まれた音情報SL,SRは、
主制御部7に伝達され、合成比率調整手段19を介して
音声情報合成手段によって特別情報入力手段からの音声
情報と合成される。
【0033】これら合成された集音マイクからの音情報
SL,SRは、主制御部7の選択的出力機能により、そ
れぞれ左側の集音マイク9aから取り込まれた音情報S
Lが左側のヘッドフォンに伝達され、一方、右側の集音
マイク9bから取り込まれた音情報SRは左側のヘッド
フォンにそれぞれ伝達される。即ち、各集音マイク9
a,9bから取り込まれた音情報SL,SRは、選択的
に各ヘッドフォンに伝達される。これと同時に特別情報
入力手段からの所定の特別情報も各ヘッドフォンに伝達
される。従って、運転者は特別情報入力手段の特別情報
を聞くと同時に、ヘッドフォンから周囲の音情報SL,
SRをステレオ音声で聞くことができ、音情報の発生源
の方向性を知ることができ、周囲の状況を的確に把握す
ることができる、という優れた効果を生じる。
【0034】次に、第6の実施形態について図7に基づ
いて説明する。当該実施形態では、特別情報入力手段の
提供する特別情報がステレオ式の音声でない場合を示し
ている。即ち、特別情報入力手段の音声情報がモノラル
である場合には、左右のヘッドフォンへの音声情報を分
割する必要性が無いので、音声情報合成手段を1個に減
らすことができる。そしてこのとき、ヘッドフォンは2
個設けてそのまま同じ音声情報を左右のヘッドフォン5
a,5bに伝達しても良いし、また、ヘッドフォンを1
個だけ設けて、このヘッドフォン5aに音声情報を出力
するようにしてもよい。このように、主制御部7内の音
声情報合成手段の数を減らすことができるので、結果と
して主制御部7を小型化することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、特に請
求項1記載の発明では、集音マイクからの音情報と特別
情報入力手段からの特別情報を合成する音声情報合成手
段を備えているので、所定の特別情報をヘッドフォンか
ら聴くと同時に、運転者の外部の音情報をも聴くことが
できるので、周囲の状況を的確に把握することができ
る、という優れた効果を生じる。
【0036】また、請求項2記載の発明では、ヘルメッ
ト内のヘッドフォンを少なくとも2個備えたので、特別
情報入力手段からの特別情報がいわゆるステレオ式のも
のである場合には、ステレオ音声として聴くことができ
る、という優れた効果を生じる。これと同時に周囲の音
情報をも適切に聴くことができる。
【0037】請求項3記載の発明では、集音マイクをヘ
ッドフォンに対応させて少なくとも2個備え、主制御部
が、各集音マイクから収集した音情報を、対応する各ヘ
ッドフォンに選択的に出力する選択的出力機能を有する
ので、運転者は周囲の音情報をいわゆるステレオ音声と
して聴くことができ、より的確に周囲の状況を把握する
ことができる、という優れた効果を生じる。
【0038】更に、請求項4記載の発明では、主制御部
に所定の送信機を接続すると共に、ヘッドフォンに送信
機に対応する受信機を接続した。このため、運転者側は
主制御部や特別情報入力手段等を装備する必要がなくな
り、これらの重量負担が軽減される、という優れた効果
を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に開示した情報提供装置の適用状態を示す
説明図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第4の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第5の実施形態を示す一部省略したブ
ロック図である。
【図7】本発明の第6の実施形態を示す一部省略したブ
ロック図である。
【図8】従来例を示す説明図である。
【図9】他の従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 情報提供装置 3 ヘルメット 5a,5b ヘッドフォン 7 主制御部 9 集音マイク 11 特別情報入力手段 13a,13b 音声情報合成手段 15 送信機 17 受信機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者が装着するヘルメットと、このヘ
    ルメットの内部に装備されるヘッドフォンと、このヘッ
    ドフォンに所定の音声情報を出力する主制御部とを備え
    た情報提供装置において、 前記主制御部に、運転者の周囲の音情報を収集する集音
    マイクと、所定の特別情報を音声信号として入力する特
    別情報入力手段とを併設し、 前記主制御部に、前記集音マイクからの音情報と特別情
    報入力手段からの特別情報を合成する音声情報合成手段
    を備えたことを特徴とする情報提供装置。
  2. 【請求項2】 前記ヘルメット内のヘッドフォンを、少
    なくとも2個備えたことを特徴とする請求項1記載の情
    報提供装置。
  3. 【請求項3】 前記集音マイクを前記ヘッドフォンに対
    応させて少なくとも2個備えると共に、前記主制御部
    が、前記各集音マイクから収集した音情報を、対応する
    各ヘッドフォンに選択的に出力する選択的出力機能を有
    することを特徴とした請求項2記載の情報提供装置。
  4. 【請求項4】 前記主制御部に所定の送信機を接続する
    と共に、前記ヘッドフォンに前記送信機に対応する受信
    機を接続したことを特徴とする請求項1,2又は3記載
    の情報提供装置。
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