JPH10304461A - 動態管理システムおよびその装置における通信方法 - Google Patents

動態管理システムおよびその装置における通信方法

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JPH10304461A
JPH10304461A JP9114078A JP11407897A JPH10304461A JP H10304461 A JPH10304461 A JP H10304461A JP 9114078 A JP9114078 A JP 9114078A JP 11407897 A JP11407897 A JP 11407897A JP H10304461 A JPH10304461 A JP H10304461A
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mobile station
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vehicle
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JP9114078A
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Inventor
Hiroshi Maekawa
博史 前川
Shuichi Nishikawa
秀一 西川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局周辺の電波が届く地域に限定されてし
まい、広範囲な車輌動態管理を行うことができないとと
もに、携帯電話では、通話料金が高く通信コストがかか
りすぎるなどの課題があった。 【解決手段】 移動局100の速度などの走行状態から
通信不能を判断して、確実に通信を行わせる。また、P
HS162は所定の速度以上では通信不能となるので、
移動局100の通信状態をチェックして、渋滞度を判断
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信費用の低
減、通信エリアの拡大を行うことができるとともに、移
動局側通信装置と本部局側通信装置間の情報伝達を行う
ことができる動態管理システムおよびその装置における
通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば特開平8−292248
号公報に開示された従来の動態管理システムを示す構成
図であり、図において、1は自車位置検出手段3、伝送
手段4および伝送指令手段5を備えた移動局側通信装置
であり、自車位置検出手段3は上空の複数の全世界測位
衛星システム(以下、GPS(Global Posi
tioning System:グローバル ポジショ
ニング システム)という)衛星400a〜400dか
らの電波を受信し、測位位置座標を算出するGPS受信
機11と電波受信部12、自立航法用のセンサ部13を
備え、伝送手段4はMCA無線14とモデム15とを備
え、伝送指令手段5はこれらの位置・通信情報を集約・
制御するコントローラ部16を備えている。
【0003】2は制御手段6、地図検索手段7、表示手
段8、送受信手段9を備えた本部局側通信装置であり、
制御手段6はパーソナルコンピュータ17を備え、地図
検索手段7はCD−ROM等の地図データベース記憶部
18を備え、表示手段8はモニタ21を備え、送受信手
段9はモデム20とMCA無線電話19とを備えてい
る。
【0004】次に動作について説明する。まず、移動局
側通信装置1において、GPS衛星400a〜400d
の電波を電波受信部12で受信し、GPS受信機11に
て測位位置を算出するが、このとき、センサ部13は距
離・方位情報を得る。これらの情報を基にコントローラ
部16では自車位置情報を算出し、そして自車位置情報
は制御手段5および伝送手段4を介して本部局側通信装
置2へ送信される。次に、本部局側通信装置2では移動
局側通信装置1からの自車位置情報を送受信手段9で受
信し、移動局側通信装置の現在位置、速度、方位等を制
御手段6で表示データに変換し、表示手段8にて表示す
る。また、トンネル道路などの通信不能となる道路を走
行している場合にも、通信を試みていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の動態管理システ
ムおよびその装置における通信方法は以上のように構成
されているので、MCA無線など無線機を使って、移動
局側通信装置1の自車位置情報を本部局側通信装置2へ
送信するため、基地局周辺の電波が届く地域に限定され
てしまい、広範囲な車輌動態管理を行うことができない
とともに、携帯電話では、通話料金が高く通信コストが
かかりすぎるなどの課題があった。
【0006】また、PHSを用いた動態管理システムに
おいては、移動局側通信装置1が高速に移動していると
きは通信ができなく、また本部局側通信装置2で移動局
側通信装置1のPHSの通信可否を判断できないので通
信が不安定であるなどの課題があった。
【0007】さらに、移動局側通信装置1と本部局側通
信装置2間が通信不能の時のデータは破棄されてしまう
とともに、実際に通信を試みなければ通信不能であるこ
とを判断することはできないなどの課題があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、通信費用の低減、通信エリアを拡
大することができるとともに、移動局側通信装置と本部
局側通信装置間の情報の伝達を行うことができる動態管
理システムおよびその装置における通信方法を得ること
を目的とする。
【0009】また、この発明は、低速移動時でなければ
通話できないというPHSの特性を利用して道路の渋滞
検知を行うことができる動態管理システムおよびその装
置における通信方法を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る動態管理システムは、移動局側通信装置の通信機器が
通信可能な移動状態であるか否かを判断し、通信可能な
移動状態である場合には本部局側通信装置へ自動ダイア
ルするようにしたものである。
【0011】請求項2記載の発明に係る動態管理システ
ムは、移動局側通信装置において、自車位置を検出し、
車速や車輌の状態などの自車情報を検出し、受信情報及
び上記自車情報などの送受信を制御し、受信情報及び上
記自車情報などを記憶し、自車位置やメッセージなどを
表示し、自車情報を送信するとともに、本部局側通信装
置からの情報を受信するようにしたものである。
【0012】請求項3記載の発明に係る動態管理システ
ムは、本部局側通信装置において、移動局側通信装置か
らの情報を受信するとともに、情報を送信し、この送受
信手段を介して受信した情報を記憶し、移動局側通信装
置より受信した自車位置情報を地図検索手段を介して地
図上に表示するとともに、移動局側通信装置の位置情報
を表示手段に表示するようにしたものである。
【0013】請求項4記載の発明に係る動態管理システ
ムは、自車情報検出手段において車速センサとしての車
輌情報収集装置を備え、制御手段は自車位置・通信情報
を集約制御するコントローラ部を備え、記憶手段はメモ
リカードの記憶装置を備えたものである。
【0014】請求項5記載の発明に係る動態管理システ
ムは、移動局側通信装置の送受信信手段にPHSを備
え、本部局側通信装置は移動局側通信装置の送信手段が
所定時間送受信可能状態であるならば、移動局側通信装
置が走行している道路は渋滞していると判断するように
したものである。
【0015】請求項6記載の発明に係る動態管理システ
ムにおける通信方法は、通信機器が通信可能な移動状態
であるか否かを判断し、通信可能な移動状態である場合
には、自動ダイアルするようにしたものである。
【0016】請求項7記載の発明に係る動態管理システ
ムにおける通信方法は、移動局側通信装置の送受信手段
が通信不能状態にあった時、その間の複数の自車位置情
報を一時記憶し、送受信手段が通話可能になった時に記
憶していた自車位置情報を本部局側通信装置へ送信する
ようにしたものである。
【0017】請求項8記載の発明に係る動態管理システ
ムにおける通信方法は、本部局側通信装置から移動局側
通信装置へ通信が不能時、または、移動局側通信装置か
ら本部局側通信装置へ通信不能時に送信すべき情報を一
時的に記憶し、移動局側通信装置から本部局側通信装
置、または本部局側通信装置から移動局側通信装置へデ
ータ送信があった時に折り返し記憶していた情報を送信
するようにしたものである。
【0018】請求項9記載の発明に係る動態管理システ
ムにおける通信方法は、移動局側通信装置が道路上を走
行し、かつ送受信手段が長時間送受信可能状態であると
きに、移動局側通信装置が道路上を走行している道路が
渋滞していると判断し、本部局側通信装置へその渋滞情
報を送信するようにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による動
態管理システムを示す構成図、図2はこの発明の実施の
形態1による動態管理システムシステムを示す構成図で
あり、図において、100は自動車などの車輌である移
動局側通信装置、110はGPS測位などの自車位置を
検出する自車位置検出手段、120は車速や走行距離、
走行している道路の状態などの車両の状態などの自車情
報を検出する自車情報検出手段、130は受信情報及び
自車情報などの送受信を制御するマイコンなどを用いた
制御手段、140は受信情報及び自車情報などを記憶し
ておくメモリなどの記憶手段、150は自車位置やメッ
セージなどを表示する液晶ディスプレイやCRTなどの
表示手段、160は自車情報を送信する送信手段、17
0は本部局側通信装置200からの情報を受信する受信
手段である。200はタクシーの配車センターなどの各
車両を動態管理するための本部局側通信装置である。
【0020】260は移動局側通信装置100からの情
報を受信する本部局側通信装置200の受信手段、25
0は本部局側通信装置200から情報を送信する送信手
段、220は情報などを記憶しておくメモリなどの記憶
手段、230は受信情報、本部情報の送受信などを制御
するパソコンなどの制御手段、210は移動局側通信装
置100より受信した自車位置情報などを地図上に表示
するための地図検索手段、240は移動局側通信装置の
位置情報などの情報を表示するための液晶ディスプレイ
やCRTなどの表示手段である。
【0021】移動局側通信装置100には、図1の自車
位置検出手段110を構成するものとして上空のGPS
衛星400a〜400dからの電波を受信し、車輌位置
座標を算出するGPS受信機112とアンテナ111が
設けられ、図1の送受信手段160/170を構成する
ものとしてモデム161、PHS162が設けられてい
る。また、図1の自車情報検出手段120を構成するも
のとして車速センサなどの車輌情報収集装置122が設
けられ、図1の制御手段130を構成するものとして、
自車位置・通信情報を集約制御するコントローラ部13
1が設けられている。さらに、図1の記憶手段140を
構成するものとしてメモリカードの記憶装置141が設
けられ、図1の表示手段150としてのモニタ(CR
T)151が設けられている。
【0022】また、本部局側通信装置200には図1の
制御手段230を構成するものとしてパーソナルコンピ
ュータ231が設けられ、図1の地図検索手段210と
してCD−ROMの地図データベース記憶部211が設
けられている。また、図1の記憶手段220としてハー
ドディスクやメモリの記憶装置225が設けられ、図1
の表示手段240としてモニタ(CRT)241が設け
られている。さらに、図1の送受信手段250/260
を構成するものとしてモデム251が設けられ、電話
(課金電話)252が設置されている。
【0023】次に動作について説明する。図3はこの発
明の実施の形態1による動態管理システムの動作手順を
示すフローチャートである。まず、コントローラ131
がモデム161、PHS162を通して、PHS162
が通信エリア内か否かを判断する(ステップST1)。
ステップST1の判断においてYESであれば、通信エ
リア内であるので車輌情報収集装置122で得た情報
(サイドブレーキを引いている、ギアがニュートラル、
パーキング(AT車のみ))を基にコントローラ131
が停車しているか否かの判断をする(ステップST
2)。一方、ステップST1の判断においてNOであれ
ば、通信エリア内でないので送信予定であった情報を記
憶装置141に記憶させる(ステップST3)。
【0024】ステップST2の判断においてNOであれ
ば、コントローラ131が走行しているので、コントロ
ーラ131が車輌情報収集装置122で得た情報(車速
センサやGPSデータから算出した速度)を基にPHS
162が通話可能速度内であるか否かの判断をする(ス
テップST4)。ステップST4の判断においてNOで
あれば、通話可能速度内でないので、ステップST3に
おいて送信予定であった情報を記憶装置141に記憶さ
せる。一方、ステップST2の判断においてYESであ
れば、コントローラ131が停車しているので、また、
ステップST4の判断においてYESであれば、通話可
能速度内であるので、本部局側通信装置2へ自動ダイア
ルする(ステップST5)。次に、コントローラ131
が本部局側通信装置200との接続ができたか否かの判
断をする(ステップST6)。
【0025】そして、ステップST6の判断の結果、Y
ESであればコントローラ131が本部局側通信装置2
00との接続ができたので、自車位置情報(例えば、座
標データ、方位データ、時刻データおよび高度データ)
のデータを送信する(ステップST7)。一方、ステッ
プST6の判断の結果、NOであればコントローラ13
1が本部局側通信装置200との接続ができなかったの
で、ステップST3に移行し送信予定であった情報を記
憶装置141に記憶させる。次に、ステップST7の後
にコントローラ131が記憶装置141にデータがある
か否かの判断をする(ステップST8)。ステップST
8の判断の結果、YESであればコントローラ131の
記憶装置141にデータがあるので、保存データを送信
し(ステップST9)、図2のコントローラ131のデ
ータ送信が成功したか否かの判断をする(ステップST
10)。なお、ステップST9において、保存データと
ともに、保存した時刻や送信不能の理由を送信すること
としてもよい。また、ここでは送受信手段としてPHS
162を用いているが、その他の移動体の状態によって
通信状態が変化する送受信手段を用いることもできる。
例えば、MCA無線機においてはトンネル内でもよく、
また、車両の状態として走行している道路の状態を地図
情報と現在位置から検出し、例えば、トンネル内道路を
走行している場合には、通信を行わないこととしてもよ
い。
【0026】一方、ステップST8の判断の結果、NO
であればコントローラ131の記憶装置141にデータ
がないので、ステップST10に移行してコントローラ
131のデータ送信が成功したか否かの判断をする。次
に、ステップST10の判断の結果、YESであればコ
ントローラ131のデータ送信が成功したので、回線を
切断し(ステップST11)、通信処理を終了する。一
方、図2の本部局側通信装置側200では電話(課金電
話)252、モデム251を通して受信した自車位置情
報を、パーソナルコンピュータ231によって、モニタ
241上に表示された地図データベース記憶部211か
らの地図上に表示する。ステップST10の判断の結
果、NOであればコントローラ131のデータ送信が不
成功であったので、ステップST3に移行し送信予定で
あった情報を記憶装置141に記憶させる。
【0027】図4はこの発明の実施の形態1による動態
管理システムの本部局側通信装置におけるメッセージ情
報の情報送信処理手順を示すフローチャートである。図
2の本部局側通信装置200から移動局側通信装置10
0へメッセージ情報の送信を行うときは、まず、本部局
側通信装置200のオペレーターが目的の移動局側通信
装置100を選択すると、パーソナルコンピュータ23
1はモデム251、電話252、電話局500およびP
HSアンテナ群600を介して移動局側通信装置100
に自動ダイアルする(ステップST21)。次に、パー
ソナルコンピュータ231と移動局側通信装置100と
の回線の接続ができたか否かの判断を行い(ステップS
T22)、YESであれば回線の接続ができたものと判
断し、メッセージ情報のデータを送信する(ステップS
T23)。その後、パーソナルコンピュータ231がデ
ータの送信が成功したか否かの判断を行い(ステップS
T24)、YESであればデータの送信に成功したの
で、回線を切断し(ステップST25)、移動局側通信
装置100はPHS162、モデム161を通して受信
したメッセージ情報をコントローラ131によって、モ
ニタ(CRT)151上に表示する。
【0028】一方、ステップST22およびステップS
T24の判断の結果、NOであるときには、パーソナル
コンピュータ231はメッセージ情報を記憶装置225
に保存し(ステップST26)、本部局側通信装置20
0のパーソナルコンピュータ231が移動局側通信装置
100から回線が接続されたか否かを判断する(ステッ
プST27)。この判断の結果、YESであれば回線が
接続されたものとして、パーソナルコンピュータ231
は記憶装置225に保存されていたメッセージ情報を送
信し(ステップST28)、ステップST24に移行す
る。一方、ステップST27の判断の結果、NOであれ
ば回線が接続されていないので、ステップST26に移
行して回線が接続されるまで処理を繰り返す。
【0029】なお、上記実施の形態1では、移動局側通
信装置100の送受信手段160,170にPHS16
2を設けた場合について示したが、送受信手段160,
170にMCA無線などの無線、携帯電話を設けてもよ
い。また、本部局側通信装置200の送受信手段25
0,260は、移動局側通信装置100の送受信手段1
60,170に合ったものであればよく、各移動局側通
信装置100の送受信手段160,170が異なれば、
本部局側通信装置200は複数種類の送受信手段を設
け、切り替えることとすればよい。
【0030】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、本部局側通信装置200と移動局側通信装置100
間のメッセージ情報を確実に送信することができ、移動
局側通信装置及び本部局側通信装置のオペレータは送信
できなかったメッセージ情報の送信操作を再びする必要
がなくなるため、通信エリアの拡大や通信費用の低減を
図ることができるなどの効果が得られる。
【0031】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
よる動態管理システムの構成については、実施の形態1
とほぼ同一であるため、具体的な構成説明は省略する。
実施の形態1では、本部局側通信装置200と移動局側
通信装置100間のメッセージ情報の送信について示し
たが、実施の形態2では渋滞検知の動作について説明す
る。なお、渋滞検知情報の送信に関しては上記実施の形
態1で説明した自車位置情報の送信と同じように行えば
よい。
【0032】移動局側通信装置100において、PHS
162の外部端子からの信号から通信可能であるとカー
ナビゲーション機能を持ったコントローラ131が判断
し、かつ車輌情報収集装置の車速センサから、車速が低
速であり、かつ自車位置が道路上であるとコントローラ
が判断したとき、コントローラ131に内蔵されている
タイマーがスタートする。そして、タイマーが作動して
いる間、コントローラ131はPHS162が通信可能
で、移動局側通信装置100の車速が低く、自車位置が
道路上であるかという状態を監視し、その状態が続け
ば、コントローラ131は渋滞であると検知し、渋滞情
報を本部局側通信装置200に送信する。また、本部局
側通信装置200では受信した渋滞情報を地図データベ
ース記憶部211からの地図情報とともに渋滞情報をモ
ニタ241上に表示する。
【0033】次に動作について説明する。図5はこの発
明の実施の形態2による動態管理システムの移動局側通
信装置における渋滞検知処理手順を示すフローチャート
である。まず、PHSが通信可能であるかを判断し(ス
テップST31)、YESであればPHSが通信可能で
あるので、車輌情報検出装置の情報を基に自車の車速が
10km/hであるか判断する(ステップST32)。
そして、ステップST32での判断の結果、YESであ
ればコントローラのナビゲーション機能を使い自車が道
路上であるかを判断し(ステップST33)、YESで
あれば自車が道路上であるので、タイマーをスタートさ
せる(ステップST34)。一方、ステップST31、
ステップST32およびステップST33においてNO
である場合には、スタートに戻り、処理を開始する。
【0034】次に、ステップST34の処理後、PHS
162が通信可能であるかを判断し(ステップST3
5)、YESであればPHS162が通信可能であるの
で、車速が10km/hであるか否かを判断する(ステ
ップST36)。このステップST36の判断の結果、
YESであれば車速が10km/hであるので自車が道
路上であるかを判断し(ステップST37)、YESで
あれば自車が道路上であるので、タイマーの終了を判断
する(ステップST38)。一方、ステップST35、
ステップST36およびステップST37においてNO
である場合には、スタートに戻り、処理を開始する。次
に、ステップST38の判断の結果、YESであればタ
イマーを終了し、コントローラ131は道路が渋滞して
いるか検知した後(ステップST39)、渋滞の検知情
報を本部局側通信装置200へ送信する(ステップST
40)。一方、ステップST38の判断の結果、NOで
あればタイマーが終了していないため、ステップST3
5へ移行し処理を繰り返す。
【0035】図2の本部局側通信装置200では受信し
た渋滞情報をパーソナルコンピュータ231によって、
地図データベース記憶部211からの地図情報とともに
渋滞情報をモニタ241上に表示し、本部局側通信装置
200のオペレータはその情報を基に他の移動局側通信
装置に渋滞を回避するように指令でき、効率的な移動局
側通信装置の動態管理を実現できる。また、本部局側通
信装置において、送信されてきた各移動局側通信装置の
渋滞情報をパーソナルコンピュータ231で処理し、独
自の渋滞地図情報を得る。
【0036】実施の形態3.上記実施の形態2において
は、移動局側通信装置100内で渋滞検知を行っていた
が、本部局側通信装置200で行うこととしてもよい。
すなわち、本部局側通信装置200側で移動局側通信装
置100から所定時間通りに通信が来る場合は渋滞が起
こっていると判断すればよい。また、本部局側通信装置
200側において移動局側通信装置100から頻繁に
(所定時間ごとに)通信を受信し、かつ自車位置情報か
ら移動距離を算出し、移動距離が少ない場合は渋滞が起
こっていると判断してもよい。すなわち、通信が頻繁に
来るということは、PHS162が使用可能な速度で移
動局側通信装置100が移動しているということであ
る。
【0037】また、本部局側通信装置200は移動局側
通信装置100から位置情報だけでなく、移動局側通信
装置100の速度や状態を受信し、その情報を基に本部
局側通信装置200のパーソナルコンピュータが渋滞を
検知し、本部局側通信装置200の画面上に渋滞情報を
表示してもよい。また、渋滞情報を各移動局側通信装置
100に送信し、移動局側通信装置100は受信した渋
滞情報を移動局側通信装置100のモニタ151上に表
示してもよい。さらに、上記実施の形態1の他に情報の
送受信、情報の記憶、表示渋滞の検知を制御するための
プログラムの全部もしくは一部をCD−ROMなどの記
憶媒体に記憶させ、この記憶媒体から必要に応じて再生
装置を用いて読み出し、制御処理に用いることとしても
よい。
【0038】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、渋滞検知を基地局側で行なうことができ、移動局側
通信装置100の処理を簡略化でき、移動局側通信装置
100の簡略化を図ることができるなどの効果が得られ
る。
【0039】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、移動局側通信装置の通信機器が通信可能な移動状
態であるか否かを判断し、通信可能な移動状態である場
合には本部局側通信装置へ自動ダイアルするように構成
したので、通信エリアの拡大や通信費用の低減を図るこ
とができる効果がある。
【0040】請求項2記載の発明によれば、移動局側通
信装置において、自車位置を検出し、車速や車輌の状態
などの自車情報を検出し、受信情報及び上記自車情報な
どの送受信を制御し、受信情報及び上記自車情報などを
記憶し、自車位置やメッセージなどを表示し、自車情報
を送信するとともに、本部局側通信装置からの情報を受
信するように構成したので、通信エリアの拡大や通信費
用の低減を図ることができる効果がある。
【0041】請求項3記載の発明によれば、本部局側通
信装置において、移動局側通信装置からの情報を受信す
るとともに、情報を送信し、この送受信手段を介して受
信した情報を記憶し、移動局側通信装置より受信した自
車位置情報を地図検索手段を介して地図上に表示すると
ともに、移動局側通信装置の位置情報を表示手段に表示
するように構成したので、通信エリアの拡大や通信費用
の低減を図ることができる効果がある。
【0042】請求項4記載の発明によれば、自車情報検
出手段において車速センサとしての車輌情報収集装置を
備え、制御手段は自車位置・通信情報を集約制御するコ
ントローラ部を備え、記憶手段はメモリカードの記憶装
置を備えるように構成したので、通信エリアの拡大や通
信費用の低減を図ることができる効果がある。
【0043】請求項5記載の発明によれば、移動局側通
信装置の送受信手段にPHSを備え、本部局側通信装置
は移動局側通信装置の送受信手段が所定時間送受信可能
状態であるならば、移動局側通信装置が走行している道
路は渋滞していると判断するように構成したので、本部
局側通信装置はその情報を基に他の移動局側通信装置に
渋滞を回避するように指令でき、効率的な移動局側通信
装置の動態管理を実現でき、移動局側通信装置は渋滞情
報を送信する必要がなくなる。また、本部局側通信装置
において、処理した渋滞情報を基に、独自の渋滞地図情
報を得ることができる効果がある。
【0044】請求項6記載の発明によれば、通信機器が
通信可能な移動状態であるか否かを判断し、通信可能な
移動状態である場合には、自動ダイアルするように構成
したので、通信エリアの拡大や通信費用の低減を図るこ
とができる効果がある。
【0045】請求項7記載の発明によれば、移動局側通
信装置の送受信手段が通信不能状態にあった時、その間
の複数の自車位置情報を一時記憶し、送受信手段が通話
可能になった時に記憶していた自車位置情報を本部局側
通信装置へ送信するように構成したので、より確実に移
動局側通信装置の情報を本部局側通信装置に送信できる
効果がある。
【0046】請求項8記載の発明によれば、本部局側通
信装置から移動局側通信装置へ通信が不能時、または、
移動局側通信装置から本部局側通信装置へ通信不能時に
送信すべき情報を一時的に記憶し、移動局側通信装置か
ら本部局側通信装置、または本部局側通信装置から移動
局側通信装置へデータ送信があった時に折り返し記憶し
ていた情報を送信するように構成したので、より確実に
本部局側通信装置の情報を移動局側通信装置に送信でき
る効果がある。
【0047】請求項9記載の発明によれば、移動局側通
信装置が道路上を走行し、かつ送受信手段が長時間送受
信可能状態であるときに、移動局側通信装置が道路上を
走行している道路が渋滞していると判断し、本部局側通
信装置へその渋滞情報を送信するように構成したので、
本部局側通信装置はその情報を基に他の移動局側通信装
置に渋滞を回避するように指令でき、効率的な移動局側
通信装置の動態管理を実現できる。また、本部局側通信
装置において、送信されてきた各移動局側通信装置の渋
滞情報を処理し、独自の渋滞地図情報を得ることができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による動態管理シス
テムを示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による動態管理シス
テムシステムを示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による動態管理シス
テムの動作手順を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1による動態管理シス
テムの本部局側通信装置におけるメッセージ情報の情報
送信処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2による動態管理シス
テムの移動局側通信装置における渋滞検知処理手順を示
すフローチャートである。
【図6】 特開平8−292248号公報に開示された
従来の動態管理システムを示す構成図である。
【符号の説明】
100 移動局側通信装置、110 自車位置検出手
段、120 自車情報検出手段、122 車輌情報収集
装置、130 制御手段、131 コントローラ部、1
40 記憶手段、141 記憶装置、150 表示手
段、160,170送受信手段、200 本部局側通信
装置、210 地図検索手段、220 記憶手段、23
0 制御手段、240 表示手段、250,260 送
受信手段、400a〜400d GPS衛星。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車位置情報を算出し送信する移動局側
    通信装置と、この移動局側通信装置からの自車位置情報
    を受信し、上記移動局側通信装置の現在位置を表示デー
    タに変換し表示する本部局側通信装置とを備えた動態管
    理システムにおいて、上記移動局側通信装置の通信機器
    が通信可能な移動状態であるか否かを判断し、上記通信
    可能な移動状態である場合には、上記本部局側通信装置
    への送信を可能とすることを特徴とする動態管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 移動局側通信装置は、自車位置を検出す
    る自車位置検出手段と、車速や車輌の状態などの自車情
    報を検出する自車情報検出手段と、受信情報及び上記自
    車情報などの送受信を制御する制御手段と、受信情報及
    び上記自車情報などを記憶する記憶手段と、上記自車位
    置やメッセージなどを表示する表示手段と、上記自車情
    報を送信するとともに、本部局側通信装置からの情報を
    受信する送受信手段とを備えたことを特徴とする請求項
    1記載の動態管理システム。
  3. 【請求項3】 本部局側通信装置は、移動局側通信装置
    からの情報を受信するとともに、情報を送信する送受信
    手段と、この送受信手段を介して受信した情報を記憶す
    る記憶手段と、上記移動局側通信装置より受信した自車
    位置情報を地図検索手段を介して地図上に表示するとと
    もに、上記移動局側通信装置の位置情報を表示手段に表
    示する制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の動態管理システム。
  4. 【請求項4】 自車情報検出手段は車速センサとしての
    車輌情報収集装置を備え、制御手段は自車位置・通信情
    報を集約制御するコントローラ部を備え、記憶手段はメ
    モリカードの記憶装置を備えたことを特徴とする請求項
    2記載の動態管理システム。
  5. 【請求項5】 移動局側通信装置の送受信手段にPHS
    を備え、本部局側通信装置は移動局側通信装置の送受信
    手段が所定時間送受信可能状態であるならば、上記移動
    局側通信装置が走行している道路は渋滞していると判断
    することを特徴とする請求項2記載の動態管理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 自車位置情報を算出送信し、移動局側通
    信装置から受信した自車位置情報を上記移動局側通信装
    置の現在位置、速度、方位等の表示データに変換し表示
    する動態管理システムにおける通信方法において、通信
    機器が通信可能な移動状態であるか否かを判断し、上記
    通信可能な移動状態である場合には、自動ダイアルする
    ことを特徴とする動態管理システムにおける通信方法。
  7. 【請求項7】 移動局側通信装置の送受信手段が通信不
    能状態にあった時、その間の複数の自車位置情報を一時
    記憶し、上記送受信手段が通話可能になった時に記憶し
    ていた上記自車位置情報を本部局側通信装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項6記載の動態管理システムにお
    ける通信方法。
  8. 【請求項8】 本部局側通信装置から移動局側通信装置
    へ通信が不能時、または、上記移動局側通信装置から上
    記本部局側通信装置へ通信不能時に送信すべき情報を一
    時的に記憶し、上記移動局側通信装置から上記本部局側
    通信装置、または上記本部局側通信装置から上記移動局
    側通信装置へデータ送信があった時に折り返し記憶して
    いた上記情報を送信することを特徴とする請求項6記載
    の動態管理システムにおける通信方法。
  9. 【請求項9】 移動局側通信装置が道路上を走行し、か
    つ送受信手段が長時間送受信可能状態であるときに、上
    記移動局側通信装置が道路上を走行している道路が渋滞
    していると判断し、本部局側通信装置へその渋滞情報を
    送信することを特徴とする請求項6記載の動態管理シス
    テムにおける通信方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007214955A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Hitachi Kokusai Electric Inc 移動局装置
JP2021068034A (ja) * 2019-10-18 2021-04-30 株式会社ジェイテクト 生産管理システム

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