JPH10304169A - 複数回線収容通信端末装置及びこの装置を用いた通信方式 - Google Patents
複数回線収容通信端末装置及びこの装置を用いた通信方式Info
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- JPH10304169A JPH10304169A JP9110624A JP11062497A JPH10304169A JP H10304169 A JPH10304169 A JP H10304169A JP 9110624 A JP9110624 A JP 9110624A JP 11062497 A JP11062497 A JP 11062497A JP H10304169 A JPH10304169 A JP H10304169A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】メモリの空き容量が少なくなった場合でも、他
の回線を通じてメモリに蓄積したデータを転送すること
により、データ受信が継続できるようにする。 【解決手段】何れかの回線L1〜LNを通じてデータを
受信し、このデータをデータ蓄積部8に蓄積している最
中に、このデータ蓄積部8の空き容量が所定量以下にな
ったときは、この蓄積中のデータを、他の回線L1〜L
Nを通じて転送する。
の回線を通じてメモリに蓄積したデータを転送すること
により、データ受信が継続できるようにする。 【解決手段】何れかの回線L1〜LNを通じてデータを
受信し、このデータをデータ蓄積部8に蓄積している最
中に、このデータ蓄積部8の空き容量が所定量以下にな
ったときは、この蓄積中のデータを、他の回線L1〜L
Nを通じて転送する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数回線を接続し
て、各回線での同時通信を可能としている複数回線収容
通信端末装置及びこの装置を用いた通信方式に関する。
て、各回線での同時通信を可能としている複数回線収容
通信端末装置及びこの装置を用いた通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、複数回線の接続機能を収容した通
信端末装置は、一般に普及しつつあり、電話網以外に
も、ファクシミリ通信網(Fネット)やISDNなどを
接続して、異なった相手先との同時通信ができるように
なっている。例えば、2回線を接続したファクシミリ装
置であれば、メモリ送信あるいはメモリ受信機能を活用
して、一方の回線でファクシミリ送信を行っている最中
に、他方の回線からファクシミリ受信を行ったり、双方
の回線において、ファクシミリ受信あるいはファクシミ
リ送信を同時に並行して行うことができる。また、通信
開始時に、予め定めた一方の回線が使用中(通信中)で
あれば、他の未使用(空き)の回線によって通信ができ
るようになっている。
信端末装置は、一般に普及しつつあり、電話網以外に
も、ファクシミリ通信網(Fネット)やISDNなどを
接続して、異なった相手先との同時通信ができるように
なっている。例えば、2回線を接続したファクシミリ装
置であれば、メモリ送信あるいはメモリ受信機能を活用
して、一方の回線でファクシミリ送信を行っている最中
に、他方の回線からファクシミリ受信を行ったり、双方
の回線において、ファクシミリ受信あるいはファクシミ
リ送信を同時に並行して行うことができる。また、通信
開始時に、予め定めた一方の回線が使用中(通信中)で
あれば、他の未使用(空き)の回線によって通信ができ
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
複数回線収容通信端末装置は、データの受信時に、紙切
れや紙詰まりなどの異常が発生した場合は、受信データ
をメモリに蓄積するが、上記のような異常が復旧せず
に、データ受信を続けた場合は、メモリの空き容量がな
くなり、通信エラーとなってしまい、データ受信が継続
できなくなる場合があった。
複数回線収容通信端末装置は、データの受信時に、紙切
れや紙詰まりなどの異常が発生した場合は、受信データ
をメモリに蓄積するが、上記のような異常が復旧せず
に、データ受信を続けた場合は、メモリの空き容量がな
くなり、通信エラーとなってしまい、データ受信が継続
できなくなる場合があった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、メモリの空き容量が少なくなった場合で
も、他の回線を通じてメモリに蓄積したデータを転送す
ることにより、データ受信が継続できるようにした複数
回線収容通信端末装置及びこの装置を用いた通信方式を
提供することを目的とする。
たものであり、メモリの空き容量が少なくなった場合で
も、他の回線を通じてメモリに蓄積したデータを転送す
ることにより、データ受信が継続できるようにした複数
回線収容通信端末装置及びこの装置を用いた通信方式を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の複数回線収容通信端末装置は、何
れかの回線を通じてデータを受信し、このデータをデー
タ蓄積部に蓄積している最中に、このデータ蓄積部の空
き容量が所定量以下になったときは、この蓄積中のデー
タを、他の回線を通じて転送することを特徴とする。
め、請求項1に記載の複数回線収容通信端末装置は、何
れかの回線を通じてデータを受信し、このデータをデー
タ蓄積部に蓄積している最中に、このデータ蓄積部の空
き容量が所定量以下になったときは、この蓄積中のデー
タを、他の回線を通じて転送することを特徴とする。
【0006】ここに、転送する蓄積中のデータには、既
に蓄積しているデータの他に、これから受信し蓄積する
データも含んでいる。また、上記所定量は、空き容量が
所定量以下になった時点から転送を開始しても、データ
蓄積部の空き容量がなくなることがない量が、予め設定
されている。請求項2では、請求項1において、データ
蓄積部の空き容量が所定量以下になったときは、データ
蓄積部に蓄積中のデータを、最初に蓄積したものから順
に、他の回線を通じて転送することを特徴とする。すな
わち、受信開始時からメモリ受信を行っている場合は、
受信データの最初(例えば、原稿の1ページ目)から転
送し、受信途中からメモリ受信を行っている場合は、そ
の時点からのデータを転送する。
に蓄積しているデータの他に、これから受信し蓄積する
データも含んでいる。また、上記所定量は、空き容量が
所定量以下になった時点から転送を開始しても、データ
蓄積部の空き容量がなくなることがない量が、予め設定
されている。請求項2では、請求項1において、データ
蓄積部の空き容量が所定量以下になったときは、データ
蓄積部に蓄積中のデータを、最初に蓄積したものから順
に、他の回線を通じて転送することを特徴とする。すな
わち、受信開始時からメモリ受信を行っている場合は、
受信データの最初(例えば、原稿の1ページ目)から転
送し、受信途中からメモリ受信を行っている場合は、そ
の時点からのデータを転送する。
【0007】請求項3は、請求項1に記載の複数回線収
容通信端末装置を用いた通信方式を提案しており、この
通信方式は、通信端末装置が、データ蓄積部の空き容量
が所定量以下になったときに、データ蓄積部に蓄積中の
データを、他の回線を通じて他の通信端末装置に転送し
て一旦待避し、その後、この他の通信端末装置に通信要
求を行って、一旦待避したデータを返信させることを特
徴とする。
容通信端末装置を用いた通信方式を提案しており、この
通信方式は、通信端末装置が、データ蓄積部の空き容量
が所定量以下になったときに、データ蓄積部に蓄積中の
データを、他の回線を通じて他の通信端末装置に転送し
て一旦待避し、その後、この他の通信端末装置に通信要
求を行って、一旦待避したデータを返信させることを特
徴とする。
【0008】上記他の通信端末装置に行う通信要求は、
記録紙が補充されたときや紙詰まりが解消したとき、デ
ータ蓄積部の空き容量が所定量以上になったとき、所定
キーを操作したときなどに行う。
記録紙が補充されたときや紙詰まりが解消したとき、デ
ータ蓄積部の空き容量が所定量以上になったとき、所定
キーを操作したときなどに行う。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は、本発明に係る複
数回線収容通信端末装置の構成の一例を示すブロック図
である。ここには、一例としてファクシミリ装置Fの構
成を示しているが、本発明はこれには限定されず、複数
の回線が接続可能であればよく、データ通信機能を備え
たパーソナルコンピュータなどであってもよい。
いて、図面とともに説明する。図1は、本発明に係る複
数回線収容通信端末装置の構成の一例を示すブロック図
である。ここには、一例としてファクシミリ装置Fの構
成を示しているが、本発明はこれには限定されず、複数
の回線が接続可能であればよく、データ通信機能を備え
たパーソナルコンピュータなどであってもよい。
【0010】図において、1はCPUなどで構成され、
以下の各部を制御する主制御部、2は複数の回線L1,
L2,…,LNの接続機能を収容した回線制御部、3は
各種操作キー、スイッチなどで構成された操作部、4は
液晶画面やLEDなどで構成された表示部、5は原稿台
(不図示)にセットされた原稿の画像データを読み取る
読取部、6は予め用意された記録紙に画像データを印字
出力する記録部、7はシステムメモリであるROM及び
RAM、8は本発明のデータ蓄積部を構成し、通信等の
ために符号化した画像データを蓄積する画像蓄積部であ
る。
以下の各部を制御する主制御部、2は複数の回線L1,
L2,…,LNの接続機能を収容した回線制御部、3は
各種操作キー、スイッチなどで構成された操作部、4は
液晶画面やLEDなどで構成された表示部、5は原稿台
(不図示)にセットされた原稿の画像データを読み取る
読取部、6は予め用意された記録紙に画像データを印字
出力する記録部、7はシステムメモリであるROM及び
RAM、8は本発明のデータ蓄積部を構成し、通信等の
ために符号化した画像データを蓄積する画像蓄積部であ
る。
【0011】なお、回線制御部2には、各回線L1〜L
Nに対して、ダイヤル番号の送出などを行うNCU(網
制御装置)及びファクシミリ通信を行うために信号の変
復調を行うモデム21〜2Nを備えている。また、主制
御部1には、ファクシミリ通信制御、画像データの符号
化/復号化などの処理回路を含んでいる。このファクシ
ミリ装置Fは、読取部5で読み取った画像データを符号
化して、いずれかの回線L1〜LNを通じて送信する一
方、いずれかの回線L1〜LNを通じて受信した画像デ
ータを復号し、この画像データを記録部6から印字出力
して、各回線L1〜LNにおける同時通信を可能として
いる。
Nに対して、ダイヤル番号の送出などを行うNCU(網
制御装置)及びファクシミリ通信を行うために信号の変
復調を行うモデム21〜2Nを備えている。また、主制
御部1には、ファクシミリ通信制御、画像データの符号
化/復号化などの処理回路を含んでいる。このファクシ
ミリ装置Fは、読取部5で読み取った画像データを符号
化して、いずれかの回線L1〜LNを通じて送信する一
方、いずれかの回線L1〜LNを通じて受信した画像デ
ータを復号し、この画像データを記録部6から印字出力
して、各回線L1〜LNにおける同時通信を可能として
いる。
【0012】また、受信した画像データの記録中に、他
の回線L1〜LNからデータを受信したような場合に
は、後から受信した画像データを一旦画像蓄積部8に蓄
積して、記録部6による印字出力が終了した時点で、蓄
積していた画像データを取り出して記録部6から印字出
力している。ファクシミリ装置Fは、このような基本動
作をなすが、本発明では、何れかの回線L1〜LNを通
じてデータを受信し、このデータを蓄積している最中
に、蓄積しているメモリの空き容量が所定量以下になっ
たときは、この蓄積中のデータを、他の回線L1〜LN
を通じて、他の通信端末装置に転送することを特徴とし
ている。
の回線L1〜LNからデータを受信したような場合に
は、後から受信した画像データを一旦画像蓄積部8に蓄
積して、記録部6による印字出力が終了した時点で、蓄
積していた画像データを取り出して記録部6から印字出
力している。ファクシミリ装置Fは、このような基本動
作をなすが、本発明では、何れかの回線L1〜LNを通
じてデータを受信し、このデータを蓄積している最中
に、蓄積しているメモリの空き容量が所定量以下になっ
たときは、この蓄積中のデータを、他の回線L1〜LN
を通じて、他の通信端末装置に転送することを特徴とし
ている。
【0013】すなわち、カセットセンサ61によって記
録紙カセットがセットされていないことを検知したり、
紙切れや紙詰まりなどを検出して、記録部5による印字
記録が出来ない状態になったり、記録部5の記録速度が
受信速度に追いつかずに、ファクシミリ受信する画像デ
ータを画像蓄積部8に蓄積するようになった場合のデー
タ蓄積中に、主制御部1によって、画像蓄積部8の空き
容量が所定量以下になったと判断したときには、画像蓄
積部8から蓄積中の画像データを取り出し、ファクシミ
リ受信で使用している回線以外の空き回線L1〜LNを
通じて、取り出したデータを転送する。
録紙カセットがセットされていないことを検知したり、
紙切れや紙詰まりなどを検出して、記録部5による印字
記録が出来ない状態になったり、記録部5の記録速度が
受信速度に追いつかずに、ファクシミリ受信する画像デ
ータを画像蓄積部8に蓄積するようになった場合のデー
タ蓄積中に、主制御部1によって、画像蓄積部8の空き
容量が所定量以下になったと判断したときには、画像蓄
積部8から蓄積中の画像データを取り出し、ファクシミ
リ受信で使用している回線以外の空き回線L1〜LNを
通じて、取り出したデータを転送する。
【0014】図2は、上記動作を示したフローチャート
である。(a)は、データ受信(メモリ受信)を行う回
線L1〜LN(ここでは「第1回線」という。)の着信
から切断までを中心に示したものである(ステップ10
0〜109)。着信後、データ受信を開始し、順次、受
信データを画像蓄積部8(メモリ)に蓄積するが、この
蓄積中は常にメモリ8の空き容量をチェックしており、
空き容量が所定量以下になったときには、他の回線L1
〜LNのうち、空き回線を使用して、(b)に示す転送
処理を開始する(ステップ100〜106)。
である。(a)は、データ受信(メモリ受信)を行う回
線L1〜LN(ここでは「第1回線」という。)の着信
から切断までを中心に示したものである(ステップ10
0〜109)。着信後、データ受信を開始し、順次、受
信データを画像蓄積部8(メモリ)に蓄積するが、この
蓄積中は常にメモリ8の空き容量をチェックしており、
空き容量が所定量以下になったときには、他の回線L1
〜LNのうち、空き回線を使用して、(b)に示す転送
処理を開始する(ステップ100〜106)。
【0015】ところが、他に空き回線がなければ、デー
タ受信を継続し、いずれかの回線L1〜LNの通信が終
わると上記転送処理を開始する一方、通信が終了する回
線L1〜LNがなく、そのままデータ受信を継続してメ
モリ8の空き容量がなくなると、従来と同様に通信エラ
ー処理を行って、受信処理を中止する(ステップ107
〜109)。
タ受信を継続し、いずれかの回線L1〜LNの通信が終
わると上記転送処理を開始する一方、通信が終了する回
線L1〜LNがなく、そのままデータ受信を継続してメ
モリ8の空き容量がなくなると、従来と同様に通信エラ
ー処理を行って、受信処理を中止する(ステップ107
〜109)。
【0016】ステップ106において開始した転送処理
を、受信処理と並行して行っていれば、メモリ8に受信
データを蓄積しながら、順次、蓄積データを転送し、メ
モリ8を使用可能状態にするので、空き容量がなくなら
ず、受信処理を正常に終了することが出来る。したがっ
て、この場合、転送する蓄積中のデータには、既に蓄積
しているデータの他に、これから受信し蓄積するデータ
も含んでいることになる。なお、転送の基準となる所定
量は、メモリ8の空き容量が所定量以下になった時点か
ら転送を開始しても、空き容量が「0」にならない量
が、予め設定されている。
を、受信処理と並行して行っていれば、メモリ8に受信
データを蓄積しながら、順次、蓄積データを転送し、メ
モリ8を使用可能状態にするので、空き容量がなくなら
ず、受信処理を正常に終了することが出来る。したがっ
て、この場合、転送する蓄積中のデータには、既に蓄積
しているデータの他に、これから受信し蓄積するデータ
も含んでいることになる。なお、転送の基準となる所定
量は、メモリ8の空き容量が所定量以下になった時点か
ら転送を開始しても、空き容量が「0」にならない量
が、予め設定されている。
【0017】また、受信処理と並行して転送処理を行う
ため、予めメモリ8の容量を大きくして、メモリオーバ
を防ぐようにする必要がなく、受信が終わるのを待つ必
要もないため、受信データの転送が早急にできる。同図
(b)は、受信中の他の空き回線L1〜LN(ここでは
「第2回線」という。)を使用して、データ転送を行う
動作を示している(ステップ110〜114)。
ため、予めメモリ8の容量を大きくして、メモリオーバ
を防ぐようにする必要がなく、受信が終わるのを待つ必
要もないため、受信データの転送が早急にできる。同図
(b)は、受信中の他の空き回線L1〜LN(ここでは
「第2回線」という。)を使用して、データ転送を行う
動作を示している(ステップ110〜114)。
【0018】第2回線を通じて、予め定めた転送先を発
呼し、相手が着信すれば、メモリ8からデータを順次取
り出して、データを送信する。データの送信が終われ
ば、順次、メモリ8をクリアする(上書き可能にする)
ので、メモリ8の空き容量が「0」になることがなく、
第1回線を通じたデータ受信、データ蓄積を継続するこ
とができる。
呼し、相手が着信すれば、メモリ8からデータを順次取
り出して、データを送信する。データの送信が終われ
ば、順次、メモリ8をクリアする(上書き可能にする)
ので、メモリ8の空き容量が「0」になることがなく、
第1回線を通じたデータ受信、データ蓄積を継続するこ
とができる。
【0019】なお、このデータの転送は、メモリ8に蓄
積中のデータのすべてを、最初に蓄積したものから順に
行う。すなわち、受信開始時からメモリ受信を行ってい
る場合は、受信データの最初(例えば、原稿の1ページ
目のデータ)から転送し、受信途中からメモリ受信を行
っている場合は、その時点からのデータを転送する。こ
れによって、転送先においてデータの順序(ページ順序
など)が入れ替わり、印字記録したデータが混在し紛ら
わしくなることがない。
積中のデータのすべてを、最初に蓄積したものから順に
行う。すなわち、受信開始時からメモリ受信を行ってい
る場合は、受信データの最初(例えば、原稿の1ページ
目のデータ)から転送し、受信途中からメモリ受信を行
っている場合は、その時点からのデータを転送する。こ
れによって、転送先においてデータの順序(ページ順序
など)が入れ替わり、印字記録したデータが混在し紛ら
わしくなることがない。
【0020】また、転送処理が受信処理に追いついたと
き、すなわち、転送するデータがメモリ8からなくなっ
たにも拘らず、データ受信を継続するような場合には、
受信データをメモリ8には蓄積せずに、直接、転送する
ようにしてもよい。次に、上記ファクシミリ装置Fを用
いた通信方式について説明する。図3は、その通信方式
を説明するための概略図である。
き、すなわち、転送するデータがメモリ8からなくなっ
たにも拘らず、データ受信を継続するような場合には、
受信データをメモリ8には蓄積せずに、直接、転送する
ようにしてもよい。次に、上記ファクシミリ装置Fを用
いた通信方式について説明する。図3は、その通信方式
を説明するための概略図である。
【0021】本発明の複数回線収容通信端末装置(ファ
クシミリ装置F)は、上述したように、他の通信端末装
置Faからデータを受信し()、このデータを画像蓄
積部8に蓄積している最中に、画像蓄積部8の空き容量
が所定量以下になったときは、この蓄積中のデータを、
他の回線L1〜LNを通じて、更に他の通信端末装置F
bに転送するが()、ここでは、他の通信端末装置F
bにもデータ蓄積機能を備えており、転送したデータを
一旦待避させている。なお、このデータ待避(画像蓄
積)の指示は、ファクシミリ通信手順信号などによって
行う。
クシミリ装置F)は、上述したように、他の通信端末装
置Faからデータを受信し()、このデータを画像蓄
積部8に蓄積している最中に、画像蓄積部8の空き容量
が所定量以下になったときは、この蓄積中のデータを、
他の回線L1〜LNを通じて、更に他の通信端末装置F
bに転送するが()、ここでは、他の通信端末装置F
bにもデータ蓄積機能を備えており、転送したデータを
一旦待避させている。なお、このデータ待避(画像蓄
積)の指示は、ファクシミリ通信手順信号などによって
行う。
【0022】そして、その後、ファクシミリ装置Fは、
他の通信端末装置Fbに通信要求を行って、一旦待避し
たデータを返信させる(,)。すなわち、ファクシ
ミリ装置Fは、記録紙が補充されたときや紙詰まりが解
消したとき、画像蓄積部8の空き容量が所定量以上にな
ったとき、操作部3の所定キーを操作したときなどに、
送信要求を送出し、蓄積しているデータを取り出して返
信させ、このデータを受信する(ポーリング受信)。こ
れによって、わざわざ、転送先に印字記録した紙を取り
に行く必要がなくなる。
他の通信端末装置Fbに通信要求を行って、一旦待避し
たデータを返信させる(,)。すなわち、ファクシ
ミリ装置Fは、記録紙が補充されたときや紙詰まりが解
消したとき、画像蓄積部8の空き容量が所定量以上にな
ったとき、操作部3の所定キーを操作したときなどに、
送信要求を送出し、蓄積しているデータを取り出して返
信させ、このデータを受信する(ポーリング受信)。こ
れによって、わざわざ、転送先に印字記録した紙を取り
に行く必要がなくなる。
【0023】図4に上記ポーリング受信を行うときの動
作をフローチャートで示す。ここでは、第1と第2回線
の双方の通信が終了したときに、記録紙の異常(紙切
れ、紙詰まりなど)が正常に戻れば、自動的に予め定め
られた転送先を発呼する場合を示しており、ポーリング
受信を行えば、受信したデータを記録部6によって記録
印字する(以上、ステップ200〜205)。このよう
に、通信要求を自動的に行うようにすれば、転送先に対
して、何ら操作を行わなくてもよい。また、このとき
は、画像蓄積部8に受信データを蓄積するメモリ受信を
行っても構わない。
作をフローチャートで示す。ここでは、第1と第2回線
の双方の通信が終了したときに、記録紙の異常(紙切
れ、紙詰まりなど)が正常に戻れば、自動的に予め定め
られた転送先を発呼する場合を示しており、ポーリング
受信を行えば、受信したデータを記録部6によって記録
印字する(以上、ステップ200〜205)。このよう
に、通信要求を自動的に行うようにすれば、転送先に対
して、何ら操作を行わなくてもよい。また、このとき
は、画像蓄積部8に受信データを蓄積するメモリ受信を
行っても構わない。
【0024】以上には、1台の通信端末装置(ファクシ
ミリ装置F)に、回線制御部2によって複数の回線L1
〜LNを接続した構成を説明したが、本発明はこれには
限定されず、この通信端末装置本体に、通信機能を備え
た1又は複数のオプションボードを付加し、これらの各
々をデイジーチェーン接続した構成としてもよい。これ
によれば、各オプションボードに備えられたデュアルポ
ートRAMを介して、通信端末装置本体とオプションボ
ード間でデータ転送を行って、複数回線の通信を実現す
ることができる。
ミリ装置F)に、回線制御部2によって複数の回線L1
〜LNを接続した構成を説明したが、本発明はこれには
限定されず、この通信端末装置本体に、通信機能を備え
た1又は複数のオプションボードを付加し、これらの各
々をデイジーチェーン接続した構成としてもよい。これ
によれば、各オプションボードに備えられたデュアルポ
ートRAMを介して、通信端末装置本体とオプションボ
ード間でデータ転送を行って、複数回線の通信を実現す
ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明の請求項1に記載の複数回線収容通信端末装置によ
れば、受信中のデータをデータ蓄積部に蓄積している最
中に、データ蓄積部の空き容量が所定量以下になったと
きは、蓄積中のデータを他の回線を通じて並行して転送
するので、紙切れ状態などが回復せずに、データ受信を
続けた場合でも、データ蓄積部の空き容量がなくなっ
て、データ受信をその途中で中止する場合がない。
発明の請求項1に記載の複数回線収容通信端末装置によ
れば、受信中のデータをデータ蓄積部に蓄積している最
中に、データ蓄積部の空き容量が所定量以下になったと
きは、蓄積中のデータを他の回線を通じて並行して転送
するので、紙切れ状態などが回復せずに、データ受信を
続けた場合でも、データ蓄積部の空き容量がなくなっ
て、データ受信をその途中で中止する場合がない。
【0026】請求項2に記載の複数回線収容通信端末装
置によれば、受信データの転送は、蓄積中のデータを、
最初に蓄積したものから順に行うので、転送先において
データの順序が入れ替わって、印字記録したデータが紛
らわしくなることがない。請求項3に記載の複数回線収
容通信端末装置を用いた通信方式によれば、他の通信端
末装置に転送して待避させたデータを、通信要求を行っ
て返信させることができるので、わざわざ、転送先に印
字記録した紙を取りに行く必要がなくなる。また、この
通信要求を、記録紙が補充されたときなどに自動的に行
うようにすれば、何ら操作を行わなくてもよく、手間が
かからない。
置によれば、受信データの転送は、蓄積中のデータを、
最初に蓄積したものから順に行うので、転送先において
データの順序が入れ替わって、印字記録したデータが紛
らわしくなることがない。請求項3に記載の複数回線収
容通信端末装置を用いた通信方式によれば、他の通信端
末装置に転送して待避させたデータを、通信要求を行っ
て返信させることができるので、わざわざ、転送先に印
字記録した紙を取りに行く必要がなくなる。また、この
通信要求を、記録紙が補充されたときなどに自動的に行
うようにすれば、何ら操作を行わなくてもよく、手間が
かからない。
【図1】本発明の複数回線収容通信端末装置の構成の一
例を示したブロック図である。
例を示したブロック図である。
【図2】本発明の複数回線収容通信端末装置の基本動作
の一例を示したフローチャートである。
の一例を示したフローチャートである。
【図3】本発明の通信方式を説明する概略図である。
【図4】本発明の複数回線収容通信端末装置の基本動作
の別の例を示したフローチャートである。
の別の例を示したフローチャートである。
F・・・複数回線収容通信端末装置(ファクシミリ装
置) 1・・・主制御部 2・・・回線制御部 6・・・記録部 8・・・画像蓄積部 L1〜LN・・・回線
置) 1・・・主制御部 2・・・回線制御部 6・・・記録部 8・・・画像蓄積部 L1〜LN・・・回線
Claims (3)
- 【請求項1】データ蓄積部を備えた複数回線収容通信端
末装置において、 何れかの回線を通じてデータを受信し、このデータを上
記データ蓄積部に蓄積している最中に、このデータ蓄積
部の空き容量が所定量以下になったときは、この蓄積中
のデータを、他の回線を通じて転送することを特徴とす
る複数回線収容通信端末装置。 - 【請求項2】請求項1において、 上記データ蓄積部の空き容量が所定量以下になったとき
は、データ蓄積部に蓄積中のデータを、最初に蓄積した
ものから順に、上記他の回線を通じて転送することを特
徴とする複数回線収容通信端末装置。 - 【請求項3】請求項1に記載の複数回線収容通信端末装
置は、上記データ蓄積部の空き容量が所定量以下になっ
たときに、データ蓄積部に蓄積中のデータを、他の回線
を通じて他の通信端末装置に転送して一旦待避し、その
後、この他の通信端末装置に通信要求を行って、上記一
旦待避したデータを返信させることを特徴とする通信方
式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9110624A JPH10304169A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 複数回線収容通信端末装置及びこの装置を用いた通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9110624A JPH10304169A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 複数回線収容通信端末装置及びこの装置を用いた通信方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10304169A true JPH10304169A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14540509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9110624A Pending JPH10304169A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 複数回線収容通信端末装置及びこの装置を用いた通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10304169A (ja) |
-
1997
- 1997-04-28 JP JP9110624A patent/JPH10304169A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040817 |