JPH10304134A - 画像読取装置 - Google Patents
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- JPH10304134A JPH10304134A JP9111488A JP11148897A JPH10304134A JP H10304134 A JPH10304134 A JP H10304134A JP 9111488 A JP9111488 A JP 9111488A JP 11148897 A JP11148897 A JP 11148897A JP H10304134 A JPH10304134 A JP H10304134A
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Abstract
電源を含む画像読取装置用の電源ユニット全体のコスト
を低減する。 【解決手段】画像読取装置用の電源ユニット70をスイ
ッチングレギュレータ電源で構成し、A/D回路基板4
3やCDS回路基板42用の一般的部品用のアナログ電
源は、このスイッチングレギュレータ電源を3端子レギ
ュレータ71、72で降圧させた直流電源±Va3(±
15V)を用いている。CCDリニアイメージセンサ6
r、6g、6b用の電源として、シリーズレギュレータ
であるCCD専用高精度低雑音電源回路81を利用して
直流電源+Va3(+15V)を降圧させた直流電源+
Va1(+12V)、+Va2(+5V)を用いてい
る。従来、電源ユニット70全体をシリーズレギュレー
タで構成していたものに比較して、電源ユニット70の
コストを約1/2以下に低減することができた。
Description
メージセンサが用いられる画像読取装置に関し、一層詳
細には、前記CCDリニアイメージセンサに必要とされ
る高精度低雑音の直流電源を効率的な配置構成で生成・
供給することにより、コストを低減することを可能とし
た画像読取装置に関する。
基本的な配分構成を含む画像読取装置2の概略的な構成
を示している。
い原稿台上に載せられた原稿Fに照明光を照射すること
により、原稿Fに担持された画像情報を含む光Lを、反
射光または透過光として結像光学系4に導いた後、CC
Dリニアイメージセンサ(以下、CCDイメージセンサ
ともいう。)6により光電的に読み取るように構成され
ている。
原稿Fを主走査方向Xに読み取るととともに、原稿Fを
主走査方向Xと略直交する副走査方向Yに相対的に搬送
することで2次元的な画像情報を得ることができる。
CDイメージセンサ6から出力される。CCDイメージ
センサ6から出力されるアナログ信号には、いわゆるリ
セット雑音が存在し、このリセット雑音を除去するため
に、アナログ信号は、相関二重サンプリング回路8に供
給される。
ト雑音の除去されたアナログ信号は、階調変換処理等の
画像信号処理の容易化のために、A/D変換器10に供
給され、デジタル信号に変換される。
装置2において、光学系の変動(ずれ)を回避するた
め、通常、CCDイメージセンサ6は、結像光学系4と
一体的に配置される。そのため、IC(集積回路)であ
るCCDイメージセンサ6が、独立して第1の回路基板
(CCD回路基板ともいう。)12に搭載され、前記結
像光学系4と一体的に組み込まれる。
検出手段としての初段増幅器とも考えられ、小さいレベ
ルの外部雑音が混入しても、画像品質に大きく影響する
ため、他の回路素子とは物理的に離す必要がある。その
意味からもCCDイメージセンサ6は、特に、高画質が
要求される画像読取装置2においては、独立の回路基板
上に配置されることが好ましい。
号が、線路を通じて相関二重サンプリング回路8を有す
る第2の回路基板(CDS回路基板ともいう。)14に
供給される。
号が線路を通じてA/D変換器10を含む第3の回路基
板(A/D回路基板ともいう。)16に供給される。
れるアナログ用電源ユニット18は、これら第1〜第3
の回路基板12、14、16に直流電源を供給する。図
4では、繁雑となるので、代表的な直流電源のみを示し
ているが、その代表的なアナログ用直流電源は、電源+
Va1(例えば、+12V)、電源+Va2(例えば、
+5V)、電源+Va3(例えば、+15V)、電源−
Va3(例えば、−15V)である。これらアナログ用
直流電源は、いわゆるシリーズレギュレータにより構成
されている。なお、実際上、正電源である電源+Va1
(=+12V)、電源+Va2(=+5V)は、より高
い電圧の正電源である電源+Va3(=+15V)を降
圧して生成している。
成されるデジタル用電源ユニット20は、第2および第
3の回路基板14、16に、デジタル用直流電源+Vd
1(例えば、+5V)を供給する。
ージセンサ6は、電源の電圧変動や、電源に混入した雑
音に対して非常に敏感であり、例えば、電圧変動あるい
は混入雑音の半分のレベルから全部のレベルが、出力さ
れる画素信号にのってしまう。そのため、CCDイメー
ジセンサ6に供給される電源+Va1(=+12V)、
電源+Va2(=+5V)に対する要求仕様(例えば、
雑音抑制比、電源インピーダンス等)はきわめて厳し
く、実際上、電源に許容される変動を、例えば、100
μVp−p以下の変動(雑音)に抑制することが必要と
されている。
V)、電源+Va2(=+5V)は、アナログ用電源ユ
ニット18の中で、正の比較的に高電圧の電源+Va3
(=+15V)の出力側にそれぞれ3端子レギュレータ
を配置して発生するように構成している。この場合、電
源+Va3(=+15V)がきわめて高精度低雑音のシ
リーズレギュレータ電源であるため、上記の仕様を満足
することができている。
シリーズレギュレータを使用するアナログ用電源ユニッ
ト18は、スイッチングレギュレータ電源に比較して、
電源の利用効率が低く、そのため大形状の電源トランス
が必要とされ、また、出力トランジスタ等の半導体素子
を放熱するためのコストが高くなり、アナログ用電源ユ
ニット18のみで相当にコストがかかっていた。
と、スイッチングレギュレータを利用するデジタル用電
源ユニット20が数万円で製作できるのに対し、大電力
が必要とされるアナログ用電源ユニット18は、製作す
るのに、約20万円程度かかっていた。結局、図4例に
示す従来の技術によれば、電源ユニット全体で、約20
数万円程度かかっていることになる。
されたものであって、電源ユニットのコストの低減が可
能となり、その結果、画像読取装置自体のコストを低減
することを可能とする画像読取装置を提供することを目
的とする。
有する光を電気信号である画素信号に変換するCCDリ
ニアイメージセンサが搭載される第1の回路基板と、前
記CCDリニアイメージセンサから出力される画素信号
が線路を介して供給され、少なくとも相関二重サンプリ
ング回路が搭載される第2の回路基板と、前記相関二重
サンプリング回路から出力される画素信号が線路を介し
て供給され、少なくともA/D変換器が搭載される第3
の回路基板と、前記第1〜第3の回路基板用の複数の直
流電源を供給するための電源ユニットとを備え、前記C
CDリニアイメージセンサ用の高精度低雑音直流電源
が、前記第2の回路基板上にシリーズレギュレータで生
成され、このシリーズレギュレータの入力には、前記電
源ユニットから、直接または前記第3の回路基板を介し
て、前記複数の直流電源のうち、対応する直流電源が供
給され、このシリーズレギュレータの出力である前記高
精度低雑音直流電源が、線路を介して前記第1の回路基
板中の前記CCDリニアイメージセンサに供給されるよ
うにされたことを特徴とする。
センサに必要とされる高精度低雑音直流電源の電源容量
分(通常、数10mA程度以下)だけをシリーズレギュ
レータにより生成するようにしているので、電源ユニッ
ト全体としてコストを大幅に低減することができる。
の直流電源は、スイッチングレギュレータの出力に基づ
いて生成される電源とすることで、電源ユニットのAC
電源利用効率が上がり、電源ユニットの放熱構造が簡易
になり、コストをより低減することが可能となるととも
に、電源ユニットの容積を小さくすることができる。
ついて図面を参照して説明する。
れたカラー画像読取装置30の画像信号処理系の概略的
な構成を示している。
は、基本的には、第1の回路基板(CCD回路基板また
はフレキシブルプリント配線基板ともいう。)41が配
置される画像読取部32と、相関二重サンプリング(C
DS)処理を行う第2の回路基板(CDS回路基板)4
2と、A/D変換処理を行う第3の回路基板(A/D回
路基板)43とから構成されている。
た原稿(透過原稿または反射原稿)Fが配置されてい
る。原稿Fは、副走査方向Yとこれに直交する主走査方
向(紙面と直交する方向)Xに広がりを有しており、2
次元的なカラー画像情報が担持されている。原稿Fが透
過原稿である場合には、主走査方向Xに延びる光源50
が点灯され、画像情報を有する透過光Lが得られる。一
方、原稿Fが反射原稿である場合には、主走査方向Xに
延びる光源51、52が点灯され、画像情報を有する反
射光Lが得られる。
含む結像光学系55を介し、3色分解プリズム56r
(rは赤色の意味)、56g(gは緑色の意味)、56
b(bは青色の意味)を通じて、その3色分解プリズム
56r、56g、56bの光出射面に貼られたCCDリ
ニアイメージセンサ(CCDイメージセンサまたは単に
イメージセンサともいう。)6r、6g、6b(代表し
て示すときには、符号を6とする。)に入射する。
的には、主走査方向Xに多数の光電変換画素(単に画素
ともいう。)が直線状に連結された受光部と、この受光
部に沿って両側に配設された奇数画素転送部と偶数画素
転送部と、出力電荷蓄積手段としても機能するFDA
(フローティング ディフュージョン アンプ)等の奇
数画素出力部と偶数画素出力部とから構成されている。
走査方向Yに搬送される原稿Fに対してイメージセンサ
6r、6g、6bにより主走査方向Xに画素が電気的に
主走査されることで、原稿Fに担持されたカラー画像を
色分解して、2次元的に読み取ることができる。
第1の回路基板41r、41g、41b(代表するとき
には、上述の符号41を用いる。)に搭載されている図
示していないICソケットを介して取り付けられてい
る。第1の回路基板41r、41g、41bは、線路と
しても共用され、各々ポリイミド材からなるフレキシブ
ルプリント配線基板で構成されている。
毎に対応して出力される光電変換出力信号である奇数画
素信号Soと偶数画素信号Seとが、第1の回路基板4
1r、41g、41bの線路部分を介して、第2の回路
基板42を構成するCDS回路58a〜58f(代表す
るときには、符号58を用いる。)に供給される。
ジセンサ6に係わるいわゆるリセット雑音が除去された
後、それぞれ平衡信号としての画像信号に変換され、こ
れらの画像信号が平衡信号伝送路を通じて第3の回路基
板43を構成する差動増幅器60a〜60f(代表する
ときには、符号60を用いる。)に入力される。
れた平衡信号が不平衡信号である画像信号に変換され
て、各々、A/D変換器61a〜61f(代表するとき
には、符号61を用いる。)に供給され、A/D変換器
61によりデジタル信号の画像信号に変換される。
の電源配分系統の概略的かつ模式的な構成を示してい
る。
レータ電源により構成され、このスイッチングレギュレ
ータ電源は、デジタル用電源である電源+Vd1(=+
5V)と、アナログ用の電源±18V、±8Vを発生
し、それぞれ、A/D回路基板43に供給する。
A/D回路基板43で利用されるとともに、A/D回路
基板43を介してCDS回路基板42に供給され、この
CDS回路基板42でも利用に供される。
用の電源±18V、±8Vは、それぞれ、ICである3
端子レギュレータ71〜74に供給される。
ログ用電源+Va3(=+15V)、−Va3(=−1
5V)、+5V、−5Vが生成される。アナログ用電源
+5V、−5Vは、A/D回路基板43で利用される。
−Va3(=−15V)は、A/D回路基板43で利用
されるとともに、A/D回路基板43を介してCDS回
路基板42に供給され、このCDS回路基板42でも利
用に供される。
用電源+Va3(=+15V)は、CCD専用高精度低
雑音電源回路(高精度低雑音直流電源)81に供給され
る。
81の基本的な構成を示している。図3において、CC
D用のアナログ用電源(高精度低雑音電源)+Va1
(=+12V)は、アナログ用電源+Va3(+15
V)を入力電源として、シリーズレギュレータ82によ
り生成される。なお、アナログ用電源+Va3(+15
V)は、CCD用のアナログ用電源(高精度低雑音電
源)+Va1(=+12V)ほどには高精度低雑音性が
不要であり、上述したように電源ユニット70の内部で
スイッチングレギュレータにより生成されている。換言
すれば、シリーズレギュレータ82を利用して、さらに
高精度低雑音とするために、このシリーズレギュレータ
82の入力電源としてのアナログ用電源+Va3(+1
5V)には、それほどの高精度低雑音性が要求されな
い。
ータ82は、全体として、帰還型定電圧回路の構成とさ
れ、増幅制御部用のトランジスタ84と、電圧検出用の
抵抗分圧回路を構成する抵抗器85、86と、検出電圧
と基準電圧源87の電圧を比較する演算増幅器88とか
らなるディスクリート部品により構成されている。残り
の低電圧側のCCD用アナログ用電源(高精度低雑音電
源)+Va2(=+5V)は、CCD用アナログ用電源
+Va1(=+12V)を抵抗器91と抵抗器92によ
り分圧して生成される。すなわち、抵抗器91と抵抗器
92の接続点にバッファとして機能する演算増幅器93
が接続され、その演算増幅器93の出力側にエミッタフ
ォロワとしてのトランジスタ94が接続されるディスク
リート部品により生成される。
は、トランジスタ84から供給される電流が約10数m
Aときわめて少なく、放熱フィン等を使用する必要がな
い。
CCD専用高精度低雑音電源回路81により生成された
アナログ用電源+Va1(=+12V)、+Va2(=
+5V)、換言すれば、オンボード電源は、図2に示す
ように、フレキシブルプリント配線基板41r、41
g、41bを通じてそれぞれCCDリニアイメージセン
サ6r、6g、6bに供給され利用に供される。
CDリニアイメージセンサ6に必要とされる高精度低雑
音直流電源の電源容量分(通常、10数mA程度以下)
だけをCCD専用高精度低雑音電源回路81により生成
するようにしているので、電源ユニット70全体として
コストを大幅に低減することができる。
と、図4例においては、CCD回路基板12とCDS回
路基板14とA/D回路基板16に対して、シリーズレ
ギュレータにより構成された容量が約1Aのアナログ用
電源+Va3(=+15V)を共用していたため、非常
に高価なアナログ用電源ユニット18を使用せざるを得
なかった。このため、CDS回路基板14とA/D回路
基板16に対しては、電源の仕様が、いわゆるオーバー
スペック(要求仕様に対して達成されている仕様がかな
り高いレベル)になっていた。実際上、この仕様を達成
するために、アナログ用電源ユニット18自体をシリー
ズレギュレータの構成としているので、スイッチングレ
ギュレータ電源に比較して効率が低く、電源トランスの
形状が大きくなり、しかも電力用トランジスタ等の半導
体素子を放熱するための放熱フィン等を相当に大きいも
のにせざるを得なかった。
で生成される複数の直流電源は、多少、精度や雑音抑圧
性に劣るが、廉価で小型軽量となるスイッチングレギュ
レータの出力に基づいて生成される電源とし、容量が約
1Aのアナログ用電源+Va3(=+15V)は、これ
を降圧して、廉価な3端子レギュレータ71を用いて生
成することで、必要な精度と低雑音性を得ている。そし
て、CCDリニアイメージセンサ6で必要とされる容量
が10数mA程度の高精度低雑音(超低雑音)の直流電
源+Va1(+12V)、+Va2(+5V)のみを、
アナログ用電源+Va3(=+15V)を入力電源とす
るシリーズレギュレータであるCCD専用高精度低雑音
電源回路81で生成し、これをCCD回路基板41r、
41g、41bに距離的に近いCDS回路基板42上
で、いわゆるオンボード電源として配置するという効率
的な配置構成としている。このため、電源ユニット70
のAC電源の利用効率が飛躍的に上がって、電源トラン
スの形状を小さくでき、結果として、電源ユニット70
の放熱構造も簡易となり、コストを相当に低減すること
が可能となるとともに、電源ユニット70自体の容積を
相当程度小さくすることができる。
と、図4例では、アナログ用電源ユニット18とデジタ
ル用電源ユニット20を合わせて20数万円かかってい
たものが、図2例の電源ユニット70では約10万円
と、半分程度以下にコストを低減することができた。
らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成
を採り得ることはもちろんである。
ば、CCDリニアイメージセンサ用の高精度低雑音電源
を効率的に配置生成するようにしたので、電源ユニット
の低コスト化、小容積化が達成できる。その結果、その
分、画像読取装置自体の低コスト化、小容積化を達成す
ることができる。
像読取装置の画像信号処理系の概略的な構成を示す回路
図である。
式図である。
基本的な構成を示す回路図である。
む画像読取装置の模式図である。
1の回路基板) 42…CDS回路基板(第2の回路基板) 43…A/D回路基板(第3の回路基板) 58…(58a〜58f)…CDS回路 61(61a〜61f)…A/D変換器 70…電源ユニット 71〜74…3端子レギュレータ 81…CCD専用高精度低雑音電源回路 82…シリーズレギュレータ
Claims (3)
- 【請求項1】画像情報を有する光を電気信号である画素
信号に変換するCCDリニアイメージセンサが搭載され
る第1の回路基板と、 前記CCDリニアイメージセンサから出力される画素信
号が線路を介して供給され、少なくとも相関二重サンプ
リング回路が搭載される第2の回路基板と、前記相関二
重サンプリング回路から出力される画素信号が線路を介
して供給され、少なくともA/D変換器が搭載される第
3の回路基板と、 前記第1〜第3の回路基板用の複数の直流電源を供給す
るための電源ユニットとを備え、 前記CCDリニアイメージセンサ用の高精度低雑音直流
電源が、前記第2の回路基板上にシリーズレギュレータ
で生成され、このシリーズレギュレータの入力には、前
記電源ユニットから、直接または前記第3の回路基板を
介して、前記複数の直流電源のうち、対応する直流電源
が供給され、このシリーズレギュレータの出力である前
記高精度低雑音直流電源が、線路を介して前記第1の回
路基板中の前記CCDリニアイメージセンサに供給され
るようにされたことを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項2】請求項1記載の装置において、前記電源ユ
ニットで生成される複数の直流電源は、スイッチングレ
ギュレータの出力に基づいて生成されていることを特徴
とする画像読取装置。 - 【請求項3】請求項1または2記載の装置において、 前記CCDリニアイメージセンサが、カラーの3原色に
対応する画素信号を出力するものであることを特徴とす
る画像読取装置。
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