JPH10303783A - スペクトル直接拡散通信システムにおける復調装置及び同システムにおける相関器 - Google Patents

スペクトル直接拡散通信システムにおける復調装置及び同システムにおける相関器

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JPH10303783A
JPH10303783A JP10782197A JP10782197A JPH10303783A JP H10303783 A JPH10303783 A JP H10303783A JP 10782197 A JP10782197 A JP 10782197A JP 10782197 A JP10782197 A JP 10782197A JP H10303783 A JPH10303783 A JP H10303783A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/709Correlator structure

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペクトル直接拡散通信システムの復調にお
いて、伝送誤りの低下、特性の向上を行う複数サンプリ
ングにともない増加する消費電力を少くし該特性の向上
を図る。 【解決手段】 シフトレジスタ(1)〜(4)は直列に
最大4サンプルを考え、4k(k:拡散率)分用意し入
力拡散信号を展開し、これにレプリカ発生部21からの
拡散符号レプリカ信号を乗算、各k個分の加算Σ1〜Σ
4を、しその結果をさらに加算し、相関器出力を得る。
この時、シフトレジスタ,加算器,レプリカ発生部は受
信条件で決まるサンプル数に応じ制御信号で制御され
る。1チップ3サンプルではシフトレジスタ(4)は停
止し、レプリカには(1,1,1,−1,−1,−1,
1,1,1,1,1,1,−1,−1,−1,NA,N
A,NA,NA,NA)が用意され加算器Σ4のみ停止
し、シフトレジスタ(1)(2)(3)に入っている信
号から相関器出力が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線通信、ある
いは有線通信に関し、より詳細には、直接拡散を用いた
スペクトル拡散通信方式に関し、デジタルデータの伝送
に広く用い得る受信号をサンプリングする方式による当
該通信の復調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無線データ通信には、種々の変調
方式が用いられているが、その中でも、スペクトル拡散
通信方式は、新しい通信方式として、注目されている。
一般のデータ通信に用いられる変調方式は、狭帯域変調
方式であり、比較的小型の回路で実現できるが、室内
(オフィス,工場等)のように、マルチパスや狭帯域の
有色雑音に対しては弱いという問題点をもつ。これに対
して、スペクトル拡散通信方式は、データを担う信号の
伝送スペクトルを拡散符号によって拡散し、広帯域で伝
送するため、これらの問題点を解消できるという利点を
もつ。このようなスペクトル拡散通信方式の中でも、直
接拡散(DS)方式は、すでに一部で実用化されてい
る。
【0003】以下、スペクトル直接拡散通信方式に関
し、添付図にしたがってその構成を説明する。図17及
び図18は、この構成の一例を示すもので、DS方式の
通信に使用される通信機の送信側(図17)及び受信側
(図18)を示すブロック図である。この例は、BPS
K変調方式によって変調され、送信された信号を復調す
る通信機を示すものである。図17における送信側で
は、データ発生部101からの送信すべきデータは、拡
散符号発生部102cで発生した拡散符号を用いて、拡
散部102にて拡散する。拡散符号の符号長をkとする
と、データはk倍に拡散される。この拡散されたデータ
を“拡散データ”と呼ぶことにする。送信するデータは
データ単位が1ビットと呼ばれるのに対し、拡散データ
はデータの単位が1チップと呼ばれる。つまり、1ビッ
トがkチップになる。この後、拡散データは、PF発振
器103sからの発振信号を変調部103にて変調し、
図には示していない無線回路を経て、アンテナから送出
される。一方、受信側では、図には示していない無線回
路のアンテナにて電波を受信し、IF信号へと変換され
る。
【0004】受信機においては、受信したIF信号は、
2分配器104で2分配されて、各々、乗算器105,
106に入力される。乗算器105,106では、ロー
カル信号発振器(VCO)107からのローカル信号の
cos,sin成分を用いて、ベースバンドのI成分,
Q成分に変換する。ここでは、ローカル信号発振器10
7のsin成分,cos成分を用いて、I成分,Q成分
に変換したが、信号線やローカル信号の一方を90度位
相回転する位相器を用いて、I成分,Q成分に変換する
方法もある。この後、ベースバンドのI成分,Q成分
は、A/Dコンバータ108,109にてサンプリン
グ、量子化されてデジタルデータに変換される。このデ
ータはデジタル相関器110,111に入力されて相関
を取り、その相関出力はタイミング検出器112、なら
びにラッチ回路113,114に送られる。タイミング
検出器112は相関スパイクを検出し、そのタイミング
で各々の相関出力をラッチ回路113,114でラッチ
し、復調器115で復調しデータを得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような受信機の構
成において、サンプリングは、1チップ当たり2サンプ
ルや3サンプル等の複数のサンプリングが、データやチ
ップとは無相関に行われる。これは、スペクトル拡散通
信の場合、逆拡散前のC/Nが極めて低く、逆拡散前に
クロック再生等が困難であるためである。そして、相関
器では、この全サンプリングの値を用いて相関を取る。
したがって、デジタル相関器において、1チップ2サン
プルの場合には、2k個分のサンプル値を用いて相関を
とることになる。この場合のベースバンドでのサンプリ
ングの様子を図19に示すとともに、チップのアイパタ
ーンをサンプリングと関係付けて表わしている。本来、
アイパターンの中央値がもっともアイが広く、一方、両
端に近づくにしたがって、アイが小さくなる。一般に、
デジタル通信において、誤り率の理論値とは、このアイ
パターンの中心(図19,参照)で測ったときの値であ
る。図19には、1チップ2サンプルした例を示してい
る。図19中のタイミングAでは、アイパターンに対し
て、ほぼ、均等に2サンプルできている様子をサンプリ
ング点の(ア),(イ)で示している。この場合、中央
に比べて多少アイが小さくなっているものの、両方のサ
ンプリング点とも有効なサンプリングとなっている。
【0006】一方、図19中のタイミングBにおいて
は、サンプリング点の(ウ)は、アイパターンの中心を
サンプリングしているので、振幅がよいが、サンプリン
グ点(エ)においては、チップの変わり目をサンプリン
グしているために、サンプリング点(エ)の値はほとん
ど無効なものとなってしまう。このため、従来例のよう
に、1チップ2サンプルをチップのタイミングと無相関
にサンプリングする場合、サンプリングするタイミング
によっては、特性を劣化してしまうという問題点を生じ
ていた。また、本願の発明者は、データをシリアルパラ
レル変換し、同一の拡散符号で拡散し、多重して通信す
る方式を提案している。これは、限られた帯域で高速伝
送を行う手段として、拡散した信号を遅延して多重する
方式(以下、“遅延多重方式”と呼ぶ)である。この方
式を用いることによって、限られた帯域で高速伝送がで
きるようになり、ここでは、2多重すると4MBPSの
データが、5多重すると10MBPSのデータが通信で
きるようになる。
【0007】この遅延多重方式の送信系の構成の一例を
図20に示す。以下、図20にしたがってその構成を説
明すると、データ発生部121で発生したデータは、差
動符号化部122で差動符号化され、その後、S/P変
換部123で多重する数にパラレル変換され、それぞれ
に、乗算部124−1〜124−5でPN発生器125
からのPN符号をかけて拡散する。その後、遅延素子1
26−1〜126−5にて、各々遅延する。そして、そ
れらを合波器127で合波して、多値のデジタル信号と
したもので、RF発振器129からの発振信号を変調器
128にて変調して、周波数変換部130で周波数変換
し、電力増幅部131等を経て、送信される。このよう
にすることで、遅延多重した通信システムの送信側にお
いて、この多重した信号を受信,復調することにより高
速のデータ通信を行うことができるようになる。
【0008】また、遅延多重方式におけるアイパターン
を図21に示す。この場合、通信されている信号は、多
値の信号となるので、さらにデータの変わり目でサンプ
リングした場合、その誤りは大きくなってしまう。多重
しない場合には、アイパターンの規格値を1とすると、
1から−1に変わるだけなので、データの変わり目にお
いても、1が0になるだけであるが、多重している場
合、図21に示されるように、1から5に変化するよう
になるので、この場合には、1が3になってしまうため
に、大きな劣化原因となっていた。また、この劣化原因
を回避する手段として、サンプリング数をあげることが
考えられる。これは、図20のような多重化構成だけで
はなく、異なった符号で拡散し多重する一般的なCDM
A通信でも同じことがいえる。1チップ3サンプルした
場合、データ変わり目に1サンプル分がある場合におい
ても、2サンプル分については有効になる。1チップ2
サンプルの場合が、有効サンプルが1/2に対して、1
チップ3サンプルの場合には、2/3が有効となるの
で、その分改善が見込まれることになる。さらに、1チ
ップ4サンプルにした場合には、3/4チップが有効と
なり、特性の改善が見込まれる。しかし、一方でサンプ
ル数を増やした分の消費電力が上がってしまうという問
題点が生じることになる。
【0009】複数サンプリングによる従来の相関器の構
成が図22に示されている。図22において、116は
シフトレジスタ、117は拡散符号データを持つレプリ
カ、118−1〜nはサンプル数分の乗算器、119は
乗算器118−1〜n出力の加算器である。相関器は入
力側にサンプリング数分のシフトレジスタ116を持ち
入力した信号のデータを保持する。このシフトレジスタ
116は、各サンプル毎に、入力した信号分(1サンプ
ル3ビットなら3つ、4ビットなら4つ)の回路が必要
なため、その消費電力は大きくなっていた。相関器の場
合、ほとんどの回路がシフトレジスタで占められるた
め、2サンプルと4サンプルでは、ほぼ2倍の消費電力
となっていた。本発明は、スペクトル直接拡散通信シス
テムにおける上述した従来技術における問題点に鑑みて
なされたもので、伝送誤りを低下させ、特性を向上させ
ることを可能とする複数サンプリング手法において、サ
ンプリング数を多くすることにともなって増加する消費
電力を最小限にして該特性の向上を図ることをその解決
すべき課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、拡散
符号で直接拡散をしたベースバンド領域の入力拡散信号
について1チップあたり所定数のサンプリングを行うサ
ンプリング手段を有し、該サンプリング手段で得た離散
サンプル信号をもとに逆拡散をし、復調を行うスペクト
ル直接拡散通信システムにおける復調装置において、前
記サンプリング手段として制御信号によりそのサンプリ
ング数が制御可能なものを用いるようにしたものであ
る。
【0011】請求項2の発明は、拡散符号で直接拡散を
したベースバンド領域の入力拡散信号について1チップ
あたり所定数のサンプリングを行うサンプリング手段を
有し、該サンプリング手段で得た離散サンプル信号をも
とに逆拡散をし、復調を行うに際し、該離散サンプル信
号について前記拡散符号の1符号分に相当する基準拡散
信号を用意し、各チップについて該離散サンプル信号と
該基準拡散信号とを乗算し、得た各チップでの乗算結果
を加算することによりそれらの間の相関をとるスペクト
ル直接拡散通信システムにおける相関器において、前記
サンプリング手段によってサンプリングされたデータを
入力とし、1チップあたりの最大のサンプリング数分直
列に接続されたシフトレジスタと、前記基準拡散信号の
レプリカとして同一チップあたりのサンプリング数に応
じた個数の同一のレプリカ信号を発生させるレプリカ信
号発生手段とを備えるようにしたものである。
【0012】請求項3の発明は、拡散符号で直接拡散を
したベースバンド域領の入力拡散信号について1チップ
あたり所定数のサンプリングを行うサンプリング手段を
有し、該サンプリング手段で得た離散サンプル信号をも
とに逆拡散をし、復調を行うに際し、該離散サンプル信
号について前記拡散符号の1符号分に相当する基準拡散
信号を用意し、各チップについて該離散信号と該基準拡
散信号とを乗算し、得た各チップでの乗算結果を加算す
ることによりそれらの間の相関をとるスペクトル直接拡
散通信システムにおける相関器において、前記サンプリ
ング手段によってサンプリングされたデータを入力と
し、1チップあたりの最大のサンプリング数分並列に接
続されたシフトレジスタと、前記基準拡散信号のレプリ
カとして同一チップあたりのサンプリング数に応じた個
数の同一のレプリカ信号を発生させるレプリカ信号発生
手段とを備えるようにしたものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記入力拡散信号の信号レベルが有する多値数に対
応して前記サンプリング数を制御する制御信号を発生さ
せるようにしたものである。
【0014】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、前記入力拡散信号として通信方式等を規定するデー
タを含む一重部とそれに続く多重部とからなる既定のデ
ータフォーマットに従う信号が入力される場合に、前記
サンプリング数を制御する制御信号として前記一重部に
対応して予め設定されたサンプリング数を制御する制御
信号を、また、前記多重部に対応して多重拡散信号の信
号レベルが有する多値数に応じるサンプリング数を制御
する制御信号をそれぞれ発するようにしたものである。
【0015】請求項6の発明は、請求項4の発明におい
て、前記入力拡散信号として通信方式等を規定するデー
タを含む一重部とそれに続く多重部とからなる限定のデ
ータフォーマットに従う信号が入力される場合に、前記
多値数として前記一重部に組み込まれて送信される多値
数を識別して得た多値数を用いることにより、前記多重
部における前記サンプリング数を制御する制御信号を発
生させるようにしたものである。
【0016】請求項7の発明は、拡散符号で直接拡散を
したベースバンド領域の入力拡散信号について1チップ
あたり所定数のサンプリングを行うサンプリング手段を
有し、該サンプリング手段で得た離散サンプル信号をも
とに逆拡散をし、復調を行うスペクトル直接拡散通信シ
ステムにおける復調装置において、前記サンプリング手
段によって1チップあたり所定数のサンプリングを行
い、得た離散サンプル信号のうち、各チップについて前
記所定数に満たない数のサンプル分を選択するサンプル
信号選択手段を備え、該サンプル信号選択手段により選
択されたサンプル信号のみ逆拡散し、復調するようにし
たものである。
【0017】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、前記サンプル信号選択手段は、前記サンプリング手
段によりサンプリングされた全サンプル信号による相関
信号を加算して得られる逆拡散信号に基づきサンプリン
グクロックの再生を行うクロック再生回路において検出
される相関信号の生じるタイミングを用いてサンプル信
号を選択するようにしたものである。
【0018】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、前記全サンプル信号による相関信号を加算して得ら
れる逆拡散信号として前記サンプリング手段により得た
各チップの所定数のサンプル信号を1サンプル分ずつ逆
拡散した信号を加算することによって得るようにしたも
のである。
【0019】請求項10の発明は、請求項8又は9の発
明において、1チップあたり偶数サンプリングし、受動
型の相関器を用いて逆拡散する場合、前記クロック再生
回路において検出される相関信号の生じるタイミングを
クロック再生の中心の前後のタイミングにおける相関M
AG出力を比較することにより、その比較結果から大き
い相関MAG出力の方のサンプル信号を選択するように
したものである。
【0020】請求項11の発明は、請求項8又は9の発
明において、1チップあたり奇数サンプリングし、受動
型の相関器を用いて逆拡散する場合、前記クロック再生
回路において検出される相関信号の生じるタイミングを
クロック再生のタイミングそのものとし、これを用い離
散サンプル信号を選択するようにしたものである。
【0021】請求項12の発明は、請求項8ないし11
のいずれかの発明において、前記クロック再生回路にお
いて、相関信号の生じるタイミングを検出するための相
関信号の積分手段を有し、該積分手段としてクロック再
生の積分手段と別にサンプル信号を選択するための積分
手段を備えるようにしたものである。
【0022】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、サンプル信号を選択するための前記積分手段に
おける離散サンプル信号に応じる積分数は当該通信シス
テムに用いている発振器の精度を基準に、データレー
ト,拡散レートを変数として選び、設定するようにした
ものである。
【0023】請求項14の発明は、請求項7ないし13
のいずれかの発明において、前記入力拡散信号として同
一の拡散符号を用いて拡散され、遅延多重されている信
号が入力される場合に、前記サンプル信号選択手段の動
作に従って選択されるサンプル信号を前記遅延多重され
ている信号のブロック単位ごとに可変とし、該ブロック
単位期間内ではサンプル信号の選択状態を維持するよう
にしたものである。
【0024】請求項15の発明は、請求項7ないし14
のいずれか記載のスペクトル直接拡散通信システムにお
ける復調装置の前記サンプリング手段として請求項1,
4,5又は6のいずれか記載のスペクトル直接拡散通信
システムにおける復調装置のサンプリング手段を用いる
ようにしたものである。
【0025】本発明においては、サンプリングの数を可
変できる手段を有し、制御信号により、サンプリング数
を変えることで、消費電力と特性を考慮したサンプリン
グ数を設定し動作させることができる。さらに、本発明
では、最大のサンプリング数分のシフトレジスタを直列
に接続し、その数だけのレプリカを発生させ、外部から
与えられる制御信号によってサンプリング数を変化させ
るようにしている。また、最大のサンプリング数分のシ
フトレジスタを拡散符号のチップ数ずつをサンプル数分
だけ並列に接続し、外部から与えられる制御信号によっ
て動作させることによって、サンプリング数を変化でき
る。また、送信している信号が、いくつかの拡散した信
号を加算した多値の信号レベルを有する場合において、
その制御するサンプリング数は、多値数によって変える
ことで、多値数ごとに最適な特性を得ることができる。
また、データフォーマットにおいて、多重は行わない部
分と、同一の拡散符号で拡散した信号を、任意の数チッ
プずつ遅延した複数系列の信号を多重して送信するシス
テムで、サンプリング数は、一重部と、多重部でかえる
ことで、双方で最適な特性を得ることができる。また、
多重数を組み込み送信し、受信側でこの情報から多重数
を識別し、それに応じて、多重部分からサンプリング数
を切り替えることもできる。
【0026】また、復調には、1チップ数サンプル(k
サンプル)でサンプリングした信号のうち、各チップに
ついて1サンプル分、またはmサンプル分(k>m)の
み逆拡散に用いることで、C/Nのよいところのみの復
調ができるようになる。また、その選ぶ手段は、全サン
プル加算して得られる逆拡散信号を用いてクロック再生
を行うクロック再生回路を用いることで、もっともC/
Nのよいところを選択できる。また、前記発明におい
て、全サンプル加算する逆拡散は、1サンプル分ずつ逆
拡散した信号を加算することによって得ることで、回路
を共通化できる。また、その選択方法は、1チップ2サ
ンプル等の偶数サンプルする場合において、その選択方
法は、クロック再生の中心の前後のタイミングのMAG
出力を比較し大きい方を選び、前の方が大きければ前の
サンプリングを、後ろの方が大きければ後ろの方を選ぶ
ことで、確実にアイパターンのC/Nの良い方を選ぶこ
とができる。また、その選択方法は、1チップ3サンプ
ル等の奇数サンプルする場合において、その選択方法
は、クロック再生のタイミングのサンプリングを用いる
ことで、確実にアイパターンのC/Nの良い方を選ぶこ
とができる。また、その選択の積分は、クロック再生の
積分と変えることで、より高速に切換えることが可能に
なる。また、積分数は通信システムに用いている発振器
の精度を基準に、データレート、拡散レートを基準に選
ぶことで、システムに応じた切換えができる。また、送
受信しているシステムが多重しているシステムにおいて
は、多重のブロックの単位ごとに選択することで、相互
の干渉のキャンセルを良好に行うことができる。また、
サンプリング数の選択とサンプリングしたうちから復調
に用いる信号の選択を組み合わせることにより、低消費
電力で、特性のよいシステムを構築できる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態を図1に
基づき説明する。図1は、本発明による相関器の一実施
形態の回路構成を示すものである。なお、上述した図2
2に示す従来の相関器の回路構成が参照されるが、この
従来の相関器において、入力されるサンプリングされた
ベースバンド信号は、シフトレジスタ116に次々とた
められていく。ここで、拡散率がkであるとすると、1
チップ2サンプルでサンプリングすると、シフトレジス
タの個数は、2kとなり、さらに、入力される信号が、
多ビットのデジタル値であれば、その分のビット数ずつ
各々のシフトレジスタは有することになる。各シフトレ
ジスタにためられた信号は、レプリカ117と各乗算器
118−1〜118−nで乗算される。レプリカ117
は、拡散符号そのもので、1チップ2サンプルの場合に
は、レプリカも、(1,2)と(3,4)と(5,6)
…と二つずつ同じ符号をかけていく。具体的には、拡散
符号が(1,−1,1,1,−1)だとすると、レプリ
カは、(1,1,−1,−1,1,1,1,1,−1,
−1)となる。
【0028】一方、本発明のこの実施形態においては、
制御信号により、サンプリング数を可変できるようにし
ている。図1では、サンプリング数を2,3,4と3種
類に変えられる例を示している。サンプリングされた入
力信号は、シフトレジスタ(1)11−1〜(4)11
4に入力される。このシフトレジスタ(1)11−1〜
(4)11−4の長さは、拡散符号長に1チップの最大
サンプリング数を乗じたものである。この図では、シフ
トレジスタ(1)11−1〜(4)11−4は、最大4サ
ンプルすることを考えて、4k(k:拡散率/チップ
数)分のシフトレジスタ(1)11−1〜(4)11−4
を用意している。また、各々のシフトレジスタ(1)1
1−1〜(4)11−4に入っている信号は、レプリカ発
生部21からのレプリカ信号と乗算し、各k個分の加算
((Σ1)〜(Σ4))をする。そののち、各加算結果
をさらに加算して、相関器出力を得る。また、シフトレ
ジスタ(1)11−1〜(4)11−4,加算器31−1
a〜1lk,31−2a〜2k,31−3a〜3k,31
−4a〜4k,レプリカ発生部21は、制御信号によっ
て、コントロールできるようになっている。
【0029】さて、ここで、サンプリング数が2,3,
4の時の各部の動作をより詳細に説明する。1チップ2
サンプルにおいては、制御信号により、シフトレジスタ
(3)11−3,シフトレジスタ(4)11−4は停止し
ている。なお、ここでシフトレジスタ(1),(2),
(3)及び(4)は、各々k個ずつのブロックで構成さ
れる。レプリカ21には(1,1,−1,−1,1,
1,1,1,−1,−1,NA,NA,NA,NA,N
A,NA,NA,NA,NA,NA)が用意されてい
る。なお、NAとは、どちらでもよいこと(1,0,−
1)を示している。また、加算器(Σ1)41−1及び
(Σ2)41−2は動作し、同(Σ3)41−3及び(Σ
4)41−4は停止している。その結果、シフトレジス
タ(1)11−1及び(2)11−2に入っている信号の
みが、レプリカ(1チップ2サンプル分)とそれぞれ乗
算器31−1a〜k及び31−2a〜kで乗算され、加算
し、出力され、従来例と同等の相関器出力が得られる。
【0030】また、1チップ3サンプルにおいては、制
御信号により、シフトレジスタ(4)11−4は停止し
ている。レプリカ21には(1,1,1,−1,−1,
−1,1,1,1,1,1,1,−1,−1,−1,N
A,NA,NA,NA,NA)が用意されている。ま
た、加算器は、加算器(Σ4)41−4のみ停止してい
る。その結果、シフトレジスタ(1),(2)及び
(3)に入っている信号のみが、レプリカ21(1チッ
プ3サンプル分)と乗算され、加算し、相関器出力が得
られる。
【0031】1チップ4サンプルにおいては、制御信号
により、シフトレジスタ(1)〜(4)はすべて動作し
ている。レプリカには(1,1,1,1,−1,−1,
−1,−1,1,1,1,1,1,1,1,1,−1,
−1,−1,−1)が用意されている。また、加算器
(Σ1)〜(Σ4)は、すべて動作している。その結
果、シフトレジスタ(1),(2),(3)及び(4)
に入っている信号が、レプリカ21(1チップ4サンプ
ル分)と乗算され、加算し、相関器出力が得られる。こ
のように、本発明を用いることで、1チップに対するサ
ンプリング数を変えることが可能になる。この結果、シ
フトレジスタや加算器は、1から4まである場合に、良
い特性を得たいときには、4サンプル方式を用いること
ができ、一方、特性が多少劣化しても、低消費電力が望
ましいときには、2サンプル方式に変えることができる
ようにして、停止させるときにクロックの供給を止める
ことで、消費電力は約半分にすることができる。
【0032】また、本発明による他の相関器の一実施形
態の回路構成を図2に示す。図2において、サンプリン
グされた入力信号は、切換器62を通して、シフトレジ
スタ(1)12−1〜(4)12−4に入力される。な
お、このシフトレジスタの長さは拡散符号長と同じであ
る。図2では、シフトレジスタは、最大4サンプルする
ことを考えて、4個分のシフトレジスタを用意してい
る。切換器62は、各サンプリング毎に切換え、(1)
2−1〜(4)12−4順次入力される。また、各々の
シフトレジスタ(1)〜(4)に入っている信号は、レ
プリカ発生部22からのレプリカ信号と乗算し、各k
(拡散率)個分の加算(Σ1)〜(Σ4)をする。その
のち、各加算結果をさらに加算して、相関器出力を得
る。また、シフトレジスタ(1)〜(4),加算器32
−1a〜1k,32−2a〜2k,32−3a〜3k,3
2−4a〜4k,レプリカ発生部22は、制御信号によっ
て、コントロールできるようになっている。
【0033】さて、ここで、サンプリング数が2,3,
4の時の各部の動作を説明する。1チップ2サンプルに
おいては、制御信号により、切換器62は、シフトレジ
スタ(1)12−1,シフトレジスタ(2)12−2にの
み、交互に切換えて信号を入力される。奇数サンプルが
シフトレジスタ(1)に、偶数サンプルがシフトレジス
タ(2)に入力される。一方、シフトレジスタ(3)及
び(4)は停止している。レプリカ発生部22からのレ
プリカ信号には、先ほどと同じ拡散符号であるとする
と、(1,−1,1,1,−1)が用意されている。ま
た、加算器は、(Σ1)42−1,(Σ2)42−2は動
作し、(Σ3)42−3,(Σ4)42−4は停止してい
る。その結果、シフトレジスタ(1)及び(2)に入っ
ている信号のみが、レプリカ信号と乗算器32−1a〜
k,32−2a〜kされ、加算し、出力され、従来例と
同等の相関器出力が得られる。
【0034】1チップ3サンプルにおいては、制御信号
により、切換器62は、シフトレジスタ(1),シフト
レジスタ(2)及びシフトレジスタ(3)に順次切換え
て拡散信号が入力される。一方、シフトレジスタ(4)
はその制御信号により動作を停止させている。レプリカ
発生部22には、同様に(1,−1,1,1,−1)が
用意されている。また、加算器は、その中の(Σ4)4
2−4が停止されている。その結果、シフトレジスタ
(1),(2)及び(3)に入っている信号のみが、レ
プリカ信号と乗算され、加算し、出力される。さらに、
1チップ4サンプルにおいては、制御信号により、切換
器は、シフトレジスタ(1),シフトレジスタ(2),
シフトレジスタ(3)及びシフトレジスタ(4)に順次
切換えて拡散信号が入力される。レプリカ発生部22
は、同様にレプリカ信号(1,−1,1,1,−1)が
用意されている。その結果、シフトレジスタ(1),
(2),(3)及び(4)に入っている信号が、レプリ
カと乗算され、加算し、出力される。
【0035】このように、本発明を用いることで、先ほ
どと同様に1チップに対するサンプリング数を変えるこ
とが可能になる。この結果、シフトレジスタや加算器は
1から4まである場合に、良い特性を得たいときには、
4サンプル方式を用いることができ、一方、特性が多少
劣化しても、低消費電力が望ましいときには、2サンプ
ル方式に変えることができるようにして、停止させると
きにクロックの供給を止めることで、消費電力は、約半
分にすることができる。
【0036】また、多重方式によるスペクトル直接拡散
システムにおけるサンプリング数可変相関器の一実施形
態を図3にもとづき説明する。この実施形態では、前記
したサンプリング数可変相関器7は、多重数の信号によ
って、復調に用いるサンプリング数を決定する制御信号
発生部8を持つ。従来技術における問題点として述べた
ように、多重する通信システムにおいては、多重数によ
って、特性と消費電力のトレードオフ点となるサンプル
数が存在する。前述のようにサンプル数を多くすると、
誤り率特性が向上するが、一方で消費電力の増大を招
く。本システムを携帯端末等に用いる場合には、消費電
力は、バッテリ駆動時間にかかわってくるので大切な要
素となる。一般に必要とされる誤り率は決まっているの
で、それを超えない範囲でサンプル数を減らすことで、
低消費電力と誤り率低減化の要求の両方を満たすことが
できるようになる。例えば、1多重なら2サンプル、2
多重,3多重では3サンプル、4多重,5多重では4サ
ンプル等である。このように、予め必要とされる誤り率
に対応した、多重数対サンプル数を設定しておき、図3
のように、多重数を与えることで、制御信号発生部8で
は、サンプル数可変相関器7に制御信号を与える。この
結果、サンプリング数を各多重数毎に選ぶことができる
ようになり、電力に無駄のない最適な復調ができるよう
になる。
【0037】本発明による復調装置のもう1つの実施形
態を説明する。本願発明者は、同一の拡散符号を用いて
拡散し、遅延多重する方法、および、同方法を用いて、
多重しない(一重)部分と多重した部分を持つ当該通信
システムについて提案している。この実施形態では、本
発明を上記提案に関わるシステムの復調部に適用するも
ので、多重していない部分と多重した部分とでサンプリ
ング数を変えることを特徴としてなる。この時のデータ
フォーマットは、図4のようになっている。この場合、
サンプリング数の切換えは、1多重から多重部分に切り
替わるタイミングで行う。一つの例として、多重してい
ない部分に、無線回線接続のスタートを行うための情報
(同期信号,パケット長等)が入っている場合、重要な
情報となっているから、誤りを極力少なくしたい場合が
ある。そこで、この部分では、サンプリング数を最大と
して、特性を最大限にし、誤りなく復調できるようにす
る。一方、多重した部分では、その多重数に応じたサン
プリング数とする。この結果、最適化した復調ができる
ようになる。また、別の例として、1重部には2サンプ
ルを用いる方法が考えられる。1多重部分と多重部分
で、同程度の誤り率でよい場合、1重部では、サンプリ
ングを下げて、2サンプルにすることで、1重部分の消
費電力を下げることができるようになる。
【0038】また、前述の提案の中には、多重していな
い部分に多重数のデータを埋め込んでおき、そのデータ
を元に多重した部分の多重数の復調を行うことをさらに
提案している。これは、電波環境に応じ、フレキシブル
に多重数を変化させ、伝送レートを確保できるようにす
るためのものである。そこで、本発明においては、多重
しない(一重)部分においては、サンプリング数を固定
した値にしておき、多重した部分では、多重していない
部分に埋め込まれたデータを元に、サンプリング数を設
定するものである。前記実施形態との違いは、多重部分
の多重数があらかじめ決まっているのと、1重部分に組
み込まれているのかの違いである。
【0039】次に、本発明による他の相関器の一実施形
態について説明する。図5は、1チップ3サンプルする
場合の本実施形態の相関器の回路構成図を示すものであ
る。図5において、シフトレジスタ13の3サンプルし
た全kチップの信号のうち、3n+1,3n+2,3n
+3番目(n:0,1,…,k)の各チップ内のサンプ
ル順番毎にレプリカ発生部23…からのレプリカ信号を
乗算した後、加算器43−1〜3で加算されるが、各々
の加算した結果は、さらに、加算を行わずにこのうちの
一つを選択し、復調に用いる。前記で図19に関し記述
したように、データの変わり目においては、不確定なデ
ータ部分となるので、3サンプルのうち、もっともアイ
パターンの広いところでサンプリングした相関器の加算
結果のみを用いることで、特性の向上を図ることができ
る。本来、アイパターンの中心でサンプリングすれば、
最適ではあるが、サンプリングは、送信側のクロックと
無相関で行うために、そのサンプリングタイミングは不
定で、かつ、送受信のクロック周波数の差から、時間と
ともにサンプリングタイミングは変化していく。そのた
め、アイパターンの中心でサンプリングすることは困難
であった。そこで、一つのアイパターンの中のサンプリ
ングのうち、アイパターンの広い方を選択することで、
よい特性を得ることが考えられる。そのため、本実施形
態では、1チップ数サンプルした信号から最もアイパタ
ーンの広いところでサンプリングした1チップ1サンプ
ル分のみを取り出す。その選択方法につき、本願発明者
により提案されている「クロック再生回路」(特開平8
−316875号公報)をまず説明する。
【0040】図6は、本実施形態において用いられるク
ロック再生回路の回路ブロックを示した図である。図6
にもとづき、この回路を説明すると、相関器(図示せ
ず)より得られる相関信号は、遅延器10−1〜5(例
えばシフトレジスタ)により、時間軸上に広げられる。
このとき、サンプリングは、1チップ2サンプルにて行
っているとする。なお、ここで入力される相関信号と
は、従来の全サンプリングについて相関をとったもので
ある。クロック再生は、同期パルスと、同期パルスによ
ってコントロールされたウインドウ制御部11と、それ
によりゲーティングされたウインドウの前後数サンプル
の相関信号によって行われる。まず、クロック再生は、
相関同期回路(図示せず)の同期パルスを基準に発生し
ている。そして、送受間のクロックのずれは、ウインド
ウを用いた追従回路にて補償する。ウインドウ(時間
窓)内の相関信号は、各々のサンプリング毎に設定した
閾値と比較器12−1〜5で比較し、その結果を1,0
の信号として出力される。この後、この出力信号は、加
算器13−1〜5によって加算され、そのオーバーフロ
ー信号を受けて、クロック再生部15で再生クロックの
コントロールを行う。
【0041】図7は、図6に示されるクロック再生部1
5を示すものである。クロック再生部15では、同期パ
ルス発生回路15gで発生する逆拡散時に用いたサンプ
リングクロックを2×k分周(k:拡散符号長)器15
d−2で分周し、データクロックを発生しているが、送
受間のクロックのずれがあるために、データクロックの
コントロールをする必要がある。本例では、そのコント
ロール方法は、早遅制御信号形成回路14(図6では破
線部分)において、ウインドウの中心タイミングの加算
器13−3が先にオーバーフローした場合は、クロック
再生部15の現状のタイミング(2×k分周器15d−
2によるクロック)を維持し、一方、早いタイミングの
加算器がオーバーフローした場合には、クロック再生部
15のタイミングをひとつ遅らせる(2×k−1分周器
15d−1によるクロック)。一方、遅いタイミングの
加算器が先にオーバーフローした場合には、クロック再
生部15のタイミングをひとつ進ませる(2×k+1分
周器15d−3によるクロック)。このようにして、再
生クロックの追従を行う。ここでは、また別の例とし
て、タイミングを2サンプル分ずらす方法、重みづけを
つける方法、サンプル毎に加算する方法等を提案してい
る。
【0042】このクロック再生回路を用いた選択方法を
実施するための回路構成を図8に示す。受信機において
は、図には示していないサンプリング手段によって、I
信号,Q信号別にサンプリングされ、図5に示した本発
明の実施形態の相関器に入力される。ここでは、3サン
プルにおいて相関器出力加算信号として出力を3つとし
ている例を示しているが、2サンプルの場合には二つと
なる。こうして相関器から出力される3系統の加算信号
は二つに分けられて、一つは、切換回路20i,20q
に入力され、もう一方は、3つを加算する加算器21
i,21qに入力される。こののち、I,Qの加算信号
により、2乗和平方根回路22で2乗和平方根が取られ
て、絶対値振幅(これをMAG信号と呼ぶ)となり、上
述のクロック再生回路23に入力される。クロック再生
回路23では、前述したように、クロックを保持するよ
うに、前後の相関出力との比較を行う。
【0043】2サンプルの場合と3サンプルの場合の選
択方法を以下に説明する。この様子をまず、2サンプル
の場合として、図9に示す。これは1チップ2サンプル
した例で、サンプリングタイミングは、IとIIを示して
いる。タイミングIにおいて、サンプリングは〔1〕,
〔2〕,〔3〕,〔4〕で行っている。一方、クロック
再生回路23では、Aには〔1〕,〔2〕のタイミング
での相関出力の加算結果が、Bには〔2〕,〔3〕のタ
イミングでの相関出力の加算結果が、Cには〔3〕,
〔4〕のタイミングでの相関出力の加算結果が出てくる
ために、加算出力であるMAG出力は、(ア),
(イ),(ウ)のようになり、Bのタイミングでクロッ
クを保持することになる。さて、この場合、〔2〕と
〔3〕のサンプリングのうち、アイパターンの大きい方
を選ぶ。ここで、MAG出力(ア)は、〔1〕,〔2〕
のサンプリングタイミングでの相関出力の和であり、
〔1〕は相関が取れていないため、出力はほぼ0であ
る。〔2〕は、相関が取れているが、アイパターンでア
イの小さいところであり、振幅が小さいためその相関出
力もこの振幅に比例して小さくなる。一方、MAG出力
(ウ)は、〔3〕,〔4〕のサンプリングタイミングで
の相関出力の和であり、〔4〕は相関が取れていないた
め、出力はほぼ0である。〔3〕は、相関が取れてお
り、アイパターンでアイも大きく開いているので、その
相関出力もこの振幅に比例して大きくなる。この結果、
MAG出力のアとウを比較すると、(ウ)の方が大きく
なる。その時々のデータや雑音によって、(ア)と
(ウ)は大きさが入れ替わることはあっても、ある一定
時間の積分を施すことで、必ず、(ウ)の方が大きくな
る。
【0044】次に、タイミングIIにおいて、サンプリン
グは〔5〕,〔6〕,〔7〕,〔8〕で行っている。一
方、クロック再生回路23では、Dには〔5〕,〔6〕
のタイミングでの相関出力の加算結果が、Eには
〔6〕,〔7〕のタイミングでの相関出力の加算結果
が、Fには〔7〕,〔8〕のタイミングでの相関出力の
加算結果が出てくるために、加算出力であるMAG出力
は、(エ),(オ),(カ)のようになり、Eのタイミ
ングでクロックを保持することになる。さて、この場
合、〔6〕と〔7〕のサンプリングのうち、アイパター
ンの大きい方を選ぶ。ここで、MAG出力(エ)は、
〔5〕,〔6〕のサンプリングタイミングでの相関出力
の和であり、〔5〕は相関が取れていないため、出力は
ほぼ0である。〔6〕は相関が取れており、アイパター
ンでアイの大きいところである。一方、MAG出力
(カ)は、〔7〕,〔8〕のサンプリングタイミングで
の相関出力の和であり、〔8〕は相関が取れていないた
め、出力はほぼ0である。〔7〕は、相関が取れている
が、アイパターンでアイは小さいので、振幅が小さいた
めにその相関出力もこの振幅に比例して小さくなる。こ
の結果、MAG出力の(エ)と(カ)を比較すると、
(エ)の方が大きくなる。
【0045】このように、本発明の選出回路では、クロ
ック再生の中心となっている〔3〕のサンプリングタイ
ミングを中心に、その前後のサンプリングタイミングで
のMAG出力を比較し、大きい方を選ぶ。そして、前の
方が大きければ、アイパターンのアイの中心に近いの
は、2サンプルのうちの前であり、後ろの方が大きけれ
ば、アイパターンのアイの中心に近いのは、2サンプル
のうちの後ろの方となる。このようにして、選出回路2
4は、復調に用いるサンプリングを選ぶように、切換回
路20i,20qを切換える。
【0046】つぎに、3サンプルの例を図10に示す。
これも、サンプリングタイミングは、IとIIを示してい
る。タイミングIにおいて、サンプリングは〔1〕,
〔2〕,〔3〕,〔4〕,〔5〕で行っている。一方、
クロック再生回路は、Aには〔1〕,〔2〕,〔3〕の
タイミングでの相関出力の加算結果が、Bには〔2〕,
〔3〕,〔4〕のタイミングでの相関出力の加算結果
が、Cには〔3〕,〔4〕,〔5〕のタイミングでの相
関出力の加算結果が出てくるために、加算出力であるM
AG出力は、(ア),(イ),(ウ)のようになり、B
のタイミングでクロックを保持することになる。さて、
この場合、〔2〕,〔3〕,〔4〕のサンプリングのう
ち、アイパターンの大きい方を選ぶ。ここで、MAG出
力(ア)は〔1〕,〔2〕,〔3〕のサンプリングタイ
ミングでの相関出力の和であり、〔1〕は相関が取れて
いないため、出力はほぼ0である。〔2〕,〔3〕は、
相関が取れている。一方、MAG出力(ウ)は〔3〕,
〔4〕,〔5〕のサンプリングタイミングでの相関出力
の和であり、〔5〕は相関が取れていないため、出力は
ほぼ0である。〔3〕,〔4〕は、相関が取れている。
一方、MAG出力(イ)は〔2〕,〔3〕,〔4〕のサ
ンプリングタイミングでの相関出力の和であり、すべ
て、相関が取れている。このように、奇数サンプルの場
合、アイパターンの振幅のもっとも大きいアイのタイミ
ングと、クロック再生のタイミングは一致している。こ
の結果、選出回路24では、クロック再生のタイミング
のサンプリングを選別する。
【0047】次に、タイミングIIにおいては、サンプリ
ングは〔6〕,〔7〕,〔8〕,
〔9〕,〔10〕で行
っている。この場合も、クロック再生回路では、Dには
〔6〕,〔7〕,〔8〕のタイミングでの相関出力の加
算結果が、Eには〔7〕,〔8〕,
〔9〕のタイミング
での相関出力の加算結果が、Fには〔8〕,
〔9〕,
〔10〕のタイミングでの相関出力の加算結果が出てく
るために、加算出力であるMAG出力は、(エ),
(オ),(カ)のようになり、Eのタイミングで、クロ
ックを保持することになる。この場合も、アイパターン
の振幅のもっとも大きいアイのタイミングと、クロック
再生のタイミングは一致している。この結果、選出回路
24では、クロック再生のタイミングのサンプリングを
選別する。このように、本発明を用いることで、無相関
にサンプリングしたタイミングから、もっともアイパタ
ーンの広いタイミングのサンプリング信号のみ選択でき
るようになる。その結果、全サンプリングを加算した場
合に比べて、誤り率特性の改善ができるようになる。な
お、本実施形態では、2サンプル、3サンプルのみ示し
たが、これは、4サンプル、5サンプル等でも同様に選
択することができる。
【0048】偶数サンプルの場合、2サンプルのときと
同様に、クロック再生の中心の前後のタイミングのMA
G出力を比較し大きい方を選び、前の方が大きければ前
のサンプリングを選び、後ろの方が大きければ後ろの方
を選ぶ。なお、4サンプル等では、前後の比較するサン
プルは、前後2サンプルずつまでに影響を及ぼすので、
その部分までも比較に用いてもよい。この例を、図11
に示す。これは偶数サンプルの例で1チップ4サンプル
した例である。サンプリングは〔1〕,〔2〕,
〔3〕,〔4〕,〔5〕,〔6〕,〔7〕,〔8〕で行
っている。一方、クロック再生回路23では、Aには
〔1〕,〔2〕,〔3〕,〔4〕のタイミングでの相関
出力の加算結果が、Bには〔2〕,〔3〕,〔4〕,
〔5〕のタイミングでの相関出力の加算結果が、Cには
〔3〕,〔4〕,〔5〕,〔6〕のタイミングでの相関
出力の加算結果が、Dには、〔4〕,〔5〕,〔6〕,
〔7〕のタイミングでの相関出力の加算結果が、Eに
は、〔5〕,〔6〕,〔7〕,〔8〕のタイミングでの
相関出力の加算結果が出てくるために、加算出力である
MAG出力は(ア),(イ),(ウ),(エ),(オ)
のようになり、Cのタイミングで、クロックを保持する
ことになる。
【0049】さて、この場合も、〔3〕,〔4〕,
〔5〕,〔6〕のサンプリングのうち、アイパターンの
大きい方を選ぶ。ここで、アイパターンの中心部にある
のは、〔4〕,〔5〕である。ここで、MAG出力は後
ろが大きいので、後ろのサンプリング、すなわち〔5〕
を選ぶことになる。また、4サンプルのうち、2サンプ
ルを選ぶこともでき、その場合に、〔4〕,〔5〕を選
べばよい。このような場合、選択した結果のうち、
〔4〕,〔5〕の二つ分のみを加算し、復調に用いる。
こうして、偶数サンプルの場合においても、同様に使え
ることがわかる。
【0050】一方、奇数サンプルの場合には、クロック
再生のタイミングをそのまま用いることで、アイの中心
を選択できる。この様子も、図11に5サンプルの例と
して示している。サンプリングは〔10〕,〔11〕,
〔12〕,〔13〕,〔14〕,〔15〕,〔16〕,
〔17〕,〔18〕で行っている。一方、クロック再生
回路23では、Fには〔10〕,〔11〕,〔12〕,
〔13〕,〔14〕のタイミングでの相関出力の加算結
果が、Gには、〔11〕,〔12〕,〔13〕,〔1
4〕,〔15〕のタイミングでの相関出力の加算結果
が、Hには〔12〕,〔13〕,〔14〕,〔15〕,
〔16〕のタイミングでの相関出力の加算結果が、Iに
は〔13〕,〔14〕,〔15〕,〔16〕,〔17〕
のタイミングでの相関出力の加算結果が、Jには〔1
4〕,〔15〕,〔16〕,〔17〕,〔18〕のタイ
ミングでの相関出力の加算結果が出てくるために、加算
出力であるMAG出力は、(カ)から(シ)のようにな
り、Hのタイミングで、クロックを保持することにな
る。
【0051】さて、この場合、〔12〕,〔13〕,
〔14〕,〔15〕,〔16〕のサンプリングのうち、
アイパターンの大きい方を選ぶ。この場合も、アイパタ
ーンの振幅のもっとも大きいアイのタイミングと、クロ
ック再生のタイミングは一致している。この結果、選出
回路24では、クロック再生のタイミングのサンプリン
グを選別する。このように、奇数サンプルではクロック
再生タイミングを用いることができる。また、5サンプ
ルのうち、3サンプル等を用いる場合には、〔13〕,
〔14〕,〔15〕のタイミングの選別結果を加算し、
復調に用いる。
【0052】以上の説明において、図5に示した直列型
のシフトレジスタから、各々のサンプリング毎にデータ
を抜き出す相関器を前提としたが、他の実施形態を図1
2,図13に示す。図12に、加算を隔サンプル毎にす
る相関器の例を示す。図5の例においては、1チップ1
サンプル毎に加算し、(3m+1),(3m+2),
(3m+3)の加算を別々に行ったが、本実施形態にお
いては、隔サンプル毎で行うことで、同等の演算結果を
得ることができる。時間tにおいて、シフトレジスタ1
4に入っている値が、時間t+1においては、1サン
プルずつシフトする。たとえば、隔3サンプル毎に加算
することで、時間tにおいて、(3m+1)の加算をし
た場合、時間t+1においては、加算器44からは(3
m+2)の出力を得ることができ、図5と同等の結果が
得られる。図13に、図2に示したような並列型の相関
器を用いる方法を示している。この場合は、隔サンプル
毎の加算結果が並列に出てくるので、それを直接用いる
ことができる。この場合、各々の加算器45−1〜4の
加算結果Σ1,Σ2,Σ3,Σ4が各々隔サンプルの和
となっているので、これを用いることで同等の結果が得
られる。また、クロック再生自体には、Σ1,Σ2,Σ
3,Σ4の総和が必要であるので、相関出力和として
は、この4つをたすことで総和を得ることができる。
【0053】次に、本発明によるクロック再生回路につ
いての他の実施形態を説明する。前記の選択例におい
て、クロック再生信号をそのまま用いていた。例えば、
奇数サンプルにおいては、クロック再生タイミングと同
一のタイミングを選択基準としていた。しかし、実際の
システムにおいて、送受信間のクロック誤差をクロック
再生回路で調整すること、送受信間のクロック誤差は、
必ず、一方のみが早くて、同一のクロック周波数ずれが
おきることから、図6の加算器のオーバーフローする値
は、雑音やフェージングによる変動を吸収するためにか
なり長めに設定していることが多い。これは、クロック
再生自体が、アイパターンの中心を捕らえていることが
目的ではなく、正しいクロックを作ることが目的だから
である。そこで、図14に示したように、本実施形態に
おいては、クロックの加算器13−1〜5と選択用の加
算器16−1〜3を別にして、そのオーバーフローを変
えることを特徴とする。この時のアイパターンの振幅変
化と切換えの様子を図15に示す。,は、隣のサン
プリングタイミングのアイパターンの振幅の時間変化を
示している。図15の(a)に示すように、時間ととも
に、クロックのずれによりのサンプリングよりも、
のサンプリングの方が大きくなってきて、時間[A]で
入れ替わり、の方が大きくなる。本来、[A]のタイ
ミングでからに切り替わるのが理想的ではあるが、
雑音、フェージング変動を吸収するために加算器にて積
分動作を行っているので、すぐには切り換わらない。ま
た、積分時間が長い場合の形態を図15(b)に示す。
[D]の時間になっても、の積分値(右斜線部)の方
がの積分値(左斜線部)よりも大きく、この場合、時
間[B]になって、やっとに切り換わる。
【0054】一方、積分時間を短くした場合を図15の
(c)に示す。この場合、積分時間が短いために、
[C]の時間タイミングでの加算結果の方が大きくな
り、早く切換えることが可能になる。クロック再生回路
においては、安定性を保つ点から積分時間が長くなって
いるので、どうしても切換タイミングが遅くなってしま
い、図15の(b)のような切換タイミングになってし
まう。そこで、本発明においては、選択に用いる加算器
を専用に用意することで、その積分数を減らし、図cの
ような特性とし、すばやい切換を可能にする。なお、こ
こでは、比較器を用いた加算器を用いたクロック再生回
路を基準に説明したが、本願発明者が発明しているクロ
ック再生回路で用いている積分方法すべてにおいて、本
願実施例は、積分量を変えて構成することができる。
【0055】次の実施例形態を説明する。前記実施形態
において、加算器の積分回数をクロック再生回路と変え
ることを特徴としたが、この積分回数を外部からコント
ロールすることを特徴とし、その切換には、伝送スピー
ドを基準とする。一般に知られているように、クロック
発生に用いる水晶発振器は、数ppmから100ppm
程度のものまで市販されており、使用用途によって、そ
の安定精度を選ぶ。その場合、たとえば、10MHzの
発振器で、周波数安定度が10ppmとすると、周波数
オフセットは100Hzとなる。この場合、サンプリン
グ数が10MHzとすると、100,000サンプリン
グで、隣のサンプリングにずれることになる。したがっ
て、積分回数は、それを考慮して切換える。また、シス
テムによっては、10MHzの発振器から分周した1M
Hz等の周波数をサンプリングに用いる場合がある。こ
の場合には、10,000サンプリングで、隣のサンプ
リングにずれる。このように、最適な積分量は、用いて
いる発振器の安定度、周波数、サンプリング周波数、デ
ータレート、拡散レート等によって異なってくる。そこ
で、本実施形態においては、積分量をこのパラメータを
もとにあらかじめ設定しておき、使用状況によってかえ
ることを特徴とする。通信システムにおいて変化させる
のは、データレート、拡散レートであり、このパラメー
タをもとに積分回数を変えることで、最適な切換えが可
能となる。
【0056】本発明によるクロック再生回路の他の実施
形態を説明する。本願発明者は、遅延多重方式におい
て、多重時の相互干渉を改善する発明を提案している
(特願平8−47118号)。これは、多重した信号を
ブロック化し、お互いの相関値を用いて、演算,干渉を
除去するものである。そのため、ブロック化した信号間
では、信号の急激な変化がないことが特性改善の条件と
なっている。一方、クロック再生を用いた場合や、前記
加算器を用いた場合においては、積分が一定数になった
ときに選択するサンプリングを変えていた。そのため、
ブロック化した信号の途中でサンプリングタイミングが
変わってしまい、復調時の劣化となる。そこで、本発明
においては、選択するサンプリングの切換タイミングを
ブロック化した信号のブロックごとの変化点で切換える
ことを特徴とする。この構成を図16に示す。
【0057】スペクトル拡散の復調システムにおいて
は、クロック再生回路以外にも、必ず相関同期回路が必
要であり、相関の同期を取っている。相関同期回路にお
いては、相関のシンボルカウンタを有しているので、ブ
ロック化している先頭を把握している。そこで、このシ
ンボルカウンタからの信号を用いて、タイミング発生を
コントロールすることにより、選択回路の切換タイミン
グをブロック化した信号のブロック毎にすることができ
る。この結果、選択切換えがブロック単位で行われ、本
願発明者によって提案された多重システムにおける多重
時の相互干渉の改善が効果的に行えるようになる。
【0058】さらに他の実施形態形態説明する。前述の
実施形態において、サンプリング数を選択する実施形態
を示し、また、1チップの数サンプリングの中から、1
サンプルまたはmサンプルのみ選択する方法を説明し
た。そこで、まず、多重数等によりサンプリング数を決
定し、決定したサンプリング数の中から1サンプル、ま
たはmサンプルを選ぶことによって、最適な消費電力
で、最大限の特性を得ることができるようになる。
【0059】
【発明の効果】請求項1に対応する効果:本発明による
復調装置は、サンプリング数を可変できる手段を有し、
制御信号によりサンプリング数を変えることで、消費電
力と特性を考慮したサンプリング数で動作を行うことが
でき、携帯用途等にも最適な通信システムを構築でき
る。
【0060】請求項2,3に対応する効果:本発明によ
る相関器は、受信した拡散信号入力を展開するシフトレ
ジスタを直列に接続する方法やサンプル数分ずつ並列に
接続する方法を用いて相関処理を行う際にサンプル数に
応じて各構成要素を制御することにより、特性によって
サンプリング数を変え低消費電力化が可能なシステムを
構築できる。
【0061】請求項4に対応する効果:請求項1の効果
に加えて、送信している信号が、符号分割多重のよう
に、いくつかの拡散した信号を加算した多値信号レベル
を有する場合において、その制御するサンプリング数
は、多値数によって変えることで、多値数ごとに最適な
特性を得ることができる。
【0062】請求項5,6に対応する効果:請求項1の
効果に加えて、データフォーマットにおいて、多重は行
わない部分と、同一の拡散符号で拡散した信号を、任意
の数チップずつ遅延した複数系列の信号を多重して送信
するシステムで、サンプリング数は、一重部と、多重部
でかえることで、双方で最適な特性を得ることができ
る。また、多重数を組み込み送信し、受信側でこの情報
から多重数を識別し、それに応じて、多重部分からサン
プリング数を切り替えることもできる。
【0063】請求項7に対応する効果:本発明による復
調装置は、1チップ数サンプル(kサンプル)でサンプ
リングした信号のうち、各チップについて1サンプル
分、またはmサンプル分(k>m)のみ逆拡散に用いる
ことで、C/Nのよいところのみの復調ができるように
なる。その結果、復調時の誤り率を下げることが可能に
なる。
【0064】請求項8,9に対応する効果:請求項7の
効果に加えて、サンプル信号を選択する手段として、ク
ロック再生を行うクロック再生回路を用いることでそれ
を実現でき、もっともC/Nのよいところを選択でき
る。また、前記クロック再生用全加算信号は、1サンプ
ル分ずつ逆拡散した信号を加算することによって得るこ
とで、回路を共通化できる。
【0065】請求項10に対応する効果:請求項8,9
の効果に加えて、サンプル信号の選択方法として、1チ
ップ2サンプル等の偶数サンプルする場合に、その選択
方法は、クロック再生の中心の前後のタイミングの相関
MAG出力を比較し、大きい方を選び、前の方が大きけ
れば前のサンプリングを、後ろの方が大きければ後ろの
方を選ぶことで、確実にアイパターンのC/Nの良い方
を選ぶことができる。
【0066】請求項11に対応する効果:請求項8,9
の効果に加えて、サンプル信号の選択方法として、1チ
ップ3サンプル等の奇数サンプルする場合において、そ
の選択方法は、クロック再生のタイミングのサンプリン
グを用いることで、確実にアイパターンのC/Nの良い
方を選ぶことができる。
【0067】請求項12,13に対応する効果:請求項
8ないし11の効果に加えて、そのサンプル信号を選択
するために用いる相関信号の生じるタイミングを検出す
る信号を得る積分は、クロック再生のために行う積分と
は手段を変えることで、より高速に切換えることが可能
になる。また、上記積分における積分数は当該通信シス
テムに用いている発振器の精度を基準に、データレー
ト、拡散レートを変数として選び設定することで、シス
テムに応じた切換えができる。
【0068】請求項14に対応する効果:請求項7ない
し13の効果に加えて、送受信しているシステムが多重
しているシステムにおいては、多重のブロックの単位ご
とに選択することで、相互の干渉のキャンセルを良好に
行うことができる。
【0069】請求項15に対応する効果:本発明による
復調装置により、サンプリング数の選択とサンプリング
したうちから復調に用いる信号の選択を組み合わせるこ
とにより、低消費電力で、特性のよいシステムを構築で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による相関器の一実施形態の構成を示し
た回路ブロック図である。
【図2】本発明による他の相関器の一実施形態の構成を
示した回路ブロック図である。
【図3】本発明の多重方式への対応構成の一例を示した
回路ブロック図である。
【図4】本発明による復調装置を用いるシステムにおい
て処理される一重部と多重部を持つデータフォーマット
を示した図である。
【図5】本発明による他の相関器の構成を示した回路ブ
ロック図である。
【図6】本発明による相関処理におけるサンプリングク
ロックの選択に用いるクロック再生回路の構成を示した
回路ブロック図である。
【図7】図6のクロック再生回路の構成要素としてのク
ロック再生部をより具体的に示した回路ブロック図であ
る。
【図8】本発明による相関処理におけるサンプリングク
ロックの選択方法を実施するための回路構成を示した回
路ブロック図である。
【図9】本発明による相関器の動作における、ベースバ
ンド信号のアイパターンとサンプリングとクロック再生
とMAG出力を示した図である。
【図10】本発明による相関器の動作における、ベース
バンド信号のアイパターンとサンプリングとクロック再
生とMAG出力の他の状態を示した図である。
【図11】本発明による相関器の動作における、ベース
バンド信号のアイパターンとサンプリングとクロック再
生とMAG出力の他の状態を示した図である。
【図12】本発明による他の相関器の一実施形態の構成
を示した回路ブロック図である。
【図13】本発明による他の相関器の一実施形態の構成
を示した回路ブロック図である。
【図14】サンプル信号の選択に用いる本発明によるク
ロック再生回路に別の加算器を加えた構成を示した回路
ブロック図である。
【図15】本発明による動作の説明に用いる二つのサン
プリング点でのアイパターンの振幅を示した図である。
【図16】本発明による復調装置の実施形態の構成の一
例を示した回路ブロック図である。
【図17】一般的なスペクトル拡散通信システムにおけ
る送信側の構成を説明するためのブロック図である。
【図18】一般的なスペクトル拡散通信システムにおけ
る受信側の構成を説明するためのブロック図である。
【図19】ベースバンド信号のアイパターンと、サンプ
リングのタイミングの様子を示した図である。
【図20】スペクトル直接拡散において同一符号で拡散
し遅延多重するシステムの回路構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図21】図20における、多重化されたベースバンド
信号のアイパターンを示した図である。
【図22】複数サンプリングによる従来の相関器の構成
の一例を示した回路ブロック図である。
【符号の説明】
1−1〜4,12−1〜4,13,15−1〜4,1
4,116…シフトレジスタ、21,22,23,2
4,235,117…レプリカ発生部、31−1a〜1
k,31−2a〜2k,31−3a〜3k,31−4a〜
4k…乗算器、41−1〜4,42−1〜4,43−1〜
3,44,45−1〜4,51,52,134,13−1〜
5,16−1〜3,21i,21q…加算器、62,65
…切換器、7…サンプリング数可変相関器、8…制御信
号発生部、10−1〜5…遅延器、11…ウインドウ制
御部、12−1〜5…比較器、14…早遅制御信号形成
回路、15…クロック再生部、15g…同期パルス発生
回路、15d−1…2×k−1分周器、15d−2…2
×k分周器、15d−3…2×k+1分周器、20i,
20q…切換回路、22…2乗和平方根回路、23,3
2…クロック再生回路、24…選出回路、30…相関検
出器、31…初期同期回路、33…シンボルカウンタ、
34…同期保護回路、35…タイミング発生回路、36
…Ich選択回路、37…Q選択回路、101,121
…データ発生部、102…拡散部、102c…拡散符号
化発生部、103…変調部、103s…PF発振器、1
04…2分配器、105,106…乗算器、107…ロ
ーカル信号発振器(VOC)、108,109…A/D
コンバータ、110,111…デジタル相関器、112
…タイミング検出器、113,114…ラッチ回路、1
15…復調器、117…レプリカ、118−1〜n…乗
算器、119…加算器、122…差動符号化部、123
…S/P変換部、124−1〜124−5…乗算器、1
26−1〜126−5…遅延素子、127…合波器、1
28…変調器、129…RF発振器、130…周波数変
換部、131…電力増幅部。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡散符号で直接拡散をしたベースバンド
    領域の入力拡散信号について1チップあたり所定数のサ
    ンプリングを行うサンプリング手段を有し、該サンプリ
    ング手段で得た離散サンプル信号をもとに逆拡散をし、
    復調を行うスペクトル直接拡散通信システムにおける復
    調装置において、前記サンプリング手段として制御信号
    によりそのサンプリング数が制御可能なものを用いるよ
    うにしたことを特徴とするスペクトル直接拡散通信シス
    テムにおける復調装置。
  2. 【請求項2】 拡散符号で直接拡散をしたベースバンド
    領域の入力拡散信号について1チップあたり所定数のサ
    ンプリングを行うサンプリング手段を有し、該サンプリ
    ング手段で得た離散サンプル信号をもとに逆拡散をし、
    復調を行うに際し、該離散サンプル信号について前記拡
    散符号の1符号分に相当する基準拡散信号を用意し、各
    チップについて該離散サンプル信号と該基準拡散信号と
    を乗算し、得た各チップでの乗算結果を加算することに
    よりそれらの間の相関をとるスペクトル直接拡散通信シ
    ステムにおける相関器において、前記サンプリング手段
    によってサンプリングされたデータを入力とし、1チッ
    プあたりの最大のサンプリング数分直列に接続されたシ
    フトレジスタと、前記基準拡散信号のレプリカとして同
    一チップあたりのサンプリング数に応じた個数の同一の
    レプリカ信号を発生させるレプリカ信号発生手段とを備
    えるようにしたことを特徴とするスペクトル直接拡散通
    信システムにおける相関器。
  3. 【請求項3】 拡散符号で直接拡散をしたベースバンド
    域領の入力拡散信号について1チップあたり所定数のサ
    ンプリングを行うサンプリング手段を有し、該サンプリ
    ング手段で得た離散サンプル信号をもとに逆拡散をし、
    復調を行うに際し、該離散サンプル信号について前記拡
    散符号の1符号分に相当する基準拡散信号を用意し、各
    チップについて該離散信号と該基準拡散信号とを乗算
    し、得た各チップでの乗算結果を加算することによりそ
    れらの間の相関をとるスペクトル直接拡散通信システム
    における相関器において、前記サンプリング手段によっ
    てサンプリングされたデータを入力とし、1チップあた
    りの最大のサンプリング数分並列に接続されたシフトレ
    ジスタと、前記基準拡散信号のレプリカとして同一チッ
    プあたりのサンプリング数に応じた個数の同一のレプリ
    カ信号を発生させるレプリカ信号発生手段とを備えるよ
    うにしたことを特徴とするスペクトル直接拡散通信シス
    テムにおける相関器。
  4. 【請求項4】 前記入力拡散信号の信号レベルが有する
    多値数に対応して前記サンプリング数を制御する制御信
    号を発生させるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載のスペクトル直接拡散通信システムにおける復調装
    置。
  5. 【請求項5】 前記入力拡散信号として通信方式等を規
    定するデータを含む一重部とそれに続く多重部とからな
    る既定のデータフォーマットに従う信号が入力される場
    合に、前記サンプリング数を制御する制御信号として前
    記一重部に対応して予め設定されたサンプリング数を制
    御する制御信号を、また、前記多重部に対応して多重拡
    散信号の信号レベルが有する多値数に応じるサンプリン
    グ数を制御する制御信号をそれぞれ発するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のスペクトル直接拡散通信
    システムにおける復調装置。
  6. 【請求項6】 前記入力拡散信号として通信方式等を規
    定するデータを含む一重部とそれに続く多重部とからな
    る限定のデータフォーマットに従う信号が入力される場
    合に、前記多値数として前記一重部に組み込まれて送信
    される多値数を識別して得た多値数を用いることによ
    り、前記多重部における前記サンプリング数を制御する
    制御信号を発生させるようにしたことを特徴とする請求
    項4記載のスペクトル直接拡散通信システムにおける復
    調装置。
  7. 【請求項7】 拡散符号で直接拡散をしたベースバンド
    領域の入力拡散信号について1チップあたり所定数のサ
    ンプリングを行うサンプリング手段を有し、該サンプリ
    ング手段で得た離散サンプル信号をもとに逆拡散をし、
    復調を行うスペクトル直接拡散通信システムにおける復
    調装置において、前記サンプリング手段によって1チッ
    プあたり所定数のサンプリングを行い、得た離散サンプ
    ル信号のうち、各チップについて前記所定数に満たない
    数のサンプル分を選択するサンプル信号選択手段を備
    え、該サンプル信号選択手段により選択されたサンプル
    信号のみ逆拡散し、復調するようにしたことを特徴とす
    るスペクトル直接拡散通信システムにおける復調装置。
  8. 【請求項8】 前記サンプル信号選択手段は、前記サン
    プリング手段によりサンプリングされた全サンプル信号
    による相関信号を加算して得られる逆拡散信号に基づき
    サンプリングクロックの再生を行うクロック再生回路に
    おいて検出される相関信号の生じるタイミングを用いて
    サンプル信号を選択するようにしたことを特徴とする請
    求項7記載のスペクトル直接拡散通信システムにおける
    復調装置。
  9. 【請求項9】 前記全サンプル信号による相関信号を加
    算して得られる逆拡散信号として前記サンプリング手段
    により得た各チップの所定数のサンプル信号を1サンプ
    ル分ずつ逆拡散した信号を加算することによって得るよ
    うにしたことを特徴とする請求項8記載のスペクトル直
    接拡散通信システムにおける復調装置。
  10. 【請求項10】 1チップあたり偶数サンプリングし、
    受動型の相関器を用いて逆拡散する場合、前記クロック
    再生回路において検出される相関信号の生じるタイミン
    グをクロック再生の中心の前後のタイミングにおける相
    関MAG出力を比較することにより、その比較結果から
    大きい相関MAG出力の方のサンプル信号を選択するよ
    うにしたことを特徴とする請求項8又は9記載のスペク
    トル直接拡散通信システムにおける復調装置。
  11. 【請求項11】 1チップあたり奇数サンプリングし、
    受動型の相関器を用いて逆拡散する場合、前記クロック
    再生回路において検出される相関信号の生じるタイミン
    グをクロック再生のタイミングそのものとし、これを用
    い離散サンプル信号を選択するようにしたことを特徴と
    する請求項8又は9記載のスペクトル直接拡散通信シス
    テムにおける復調装置。
  12. 【請求項12】 前記クロック再生回路において、相関
    信号の生じるタイミングを検出するための相関信号の積
    分手段を有し、該積分手段としてクロック再生の積分手
    段と別にサンプル信号を選択するための積分手段を備え
    るようにしたことを特徴とする請求項8ないし11のい
    ずれか記載のスペクトル直接拡散通信システムにおける
    復調装置。
  13. 【請求項13】 サンプル信号を選択するための前記積
    分手段における離散サンプル信号に応じる積分数は当該
    通信システムに用いている発振器の精度を基準に、デー
    タレート,拡散レートを変数として選び、設定するよう
    にしたことを特徴とする請求項12記載のスペクトル直
    接拡散通信システムにおける復調装置。
  14. 【請求項14】 前記入力拡散信号として同一の拡散符
    号を用いて拡散され、遅延多重されている信号が入力さ
    れる場合に、前記サンプル信号選択手段の動作に従って
    選択されるサンプル信号を前記遅延多重されている信号
    のブロック単位ごとに可変とし、該ブロック単位期間内
    ではサンプル信号の選択状態を維持するようにしたこと
    を特徴とする請求項7ないし13のいずれか記載のスペ
    クトル直接拡散通信システムにおける復調装置。
  15. 【請求項15】 請求項7ないし14のいずれか記載の
    スペクトル直接拡散通信システムにおける復調装置の前
    記サンプリング手段として請求項1,4,5又は6のい
    ずれか記載のスペクトル直接拡散通信システムにおける
    復調装置のサンプリング手段を用いるようにしたことを
    特徴とするスペクトル直接拡散通信システムにおける復
    調装置。
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