JP2000261352A - スペクトル拡散通信機 - Google Patents

スペクトル拡散通信機

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JP2000261352A
JP2000261352A JP6222899A JP6222899A JP2000261352A JP 2000261352 A JP2000261352 A JP 2000261352A JP 6222899 A JP6222899 A JP 6222899A JP 6222899 A JP6222899 A JP 6222899A JP 2000261352 A JP2000261352 A JP 2000261352A
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武志 橋本
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勝夫 小野崎
Nobuhiro Tazaki
伸洋 田崎
Yoshitaka Uchida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報の伝送速度の高速化と、耐マルチパスフ
ェージングの両立を可能にしたスペクトル拡散通信機を
提供する。 【解決手段】 拡散変調出力を多重化して送信する送信
機1を備えたスペクトル拡散通信機において、この送信
機1は、少なくとも2系統の差動符号化部5A、5B、
拡散変調部7A、7Bおよびチップインターリーバ部1
1A、11Bと、1つの拡散符号生成部8とを有し、こ
のチップインターリーバ部11A、11Bにより拡散変
調出力を多重化するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、拡散符号を送受信
するスペクトル拡散通信機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、送信側では、情報信号を情報と
は無関係な符号を用いて情報の伝達に必要な周波数帯域
よりも広い周波数帯域に拡散し、受信側では、拡散に用
いた符号の複製を使ってスペクトルの逆拡散を行うこと
により情報信号を復元するスペクトル拡散(SS)通信
方式が知られている。従来の構成では、変調方式にDB
PSKまたはDQPSKが採用されている。
【0003】このSS通信方式は、他へ干渉を与えるこ
とが少なく、他からの干渉に強く、伝送路でのマルチパ
スフェージングに強い等の利点を有する。
【0004】このSS通信において、上記情報を正しく
復元するためには、必要なタイミング情報を受信信号か
ら抽出し(同期捕捉)、さらにそのタイミング情報を保
持(同期保持)することが必要不可欠である。
【0005】この同期捕捉および同期保持において、従
来では、信号と雑音の識別にスレッショルドを設定して
いる(信学技報、SST95−77、1995−10、
「省電力型SS通信用LSIの開発」、ローム株式会
社)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように、信号と雑音の識別にスレッショルドを設定し
た場合、このスレッショルド値は拡散符号長に依存し、
この拡散符号長が短くなったときには、プロセスゲイン
が小さくなるため、スレッショルド値を高く設定しなけ
ればならない。このスレッショルド値を高く設定した場
合、低C/N時、マルチパス環境下での信号の検出およ
びデータ復調が困難となり、受信性能が大幅に劣化する
という問題がある。また、同一周波数チャンネルに他か
らの干渉が存在する場合、上記と同様に信号と干渉信号
の識別が困難なため、受信性能が大幅に劣化するという
問題がある。
【0007】また、近年のコンシューマ通信では高速情
報伝送が要求されるが、従来の構成では、変復調方式に
おいて、DBPSKとDQPSKのみの対応であるた
め、1シンボル(符号1周期)あたりの情報ビット数が
1〜2ビットとなり、高速情報伝送が図れないという問
題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する課題を解消し、情報の伝送速度の高速化
と、耐マルチパスフェージングの両立を可能にしたスペ
クトル拡散通信機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
拡散変調出力を多重化して送信する送信機を備えたスペ
クトル拡散通信機において、この送信機は、少なくとも
2系統の差動符号化部、拡散変調部およびチップインタ
ーリーバ部と、1つの拡散符号生成部とを有し、このチ
ップインターリーバ部により拡散変調出力を多重化する
ことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項2記載の発明は、拡散変調出
力を多重化して送信する送信機を備えたスペクトル拡散
通信機において、この送信機は、少なくとも2系統の差
動符号化部、拡散変調部およびチップインターリーバ部
と、1つの拡散符号生成部とを有し、一方のチップイン
ターリーバ部は、一方の拡散変調部から出力される同相
成分をハーフチップ化し、他方の拡散変調部から出力さ
れる同相成分を遅延させてハーフチップ化し、それぞれ
をインターリーブすると共に、他方のチップインターリ
ーバ部は、一方の拡散変調部から出力される直交成分を
ハーフチップ化し、他方の拡散変調部から出力される直
交成分を遅延させてハーフチップ化して、それぞれをイ
ンターリーブして拡散変調出力を多重化することを特徴
とするものである。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のものにおいて、拡散符号生成部はモデファイド・
バーカー符号を生成することを特徴とするものである。
【0012】請求項4記載の発明は、拡散変調出力を多
重化して送信する送信機を備えたスペクトル拡散通信機
において、この送信機は、少なくとも2系統の差動符号
化部、拡散変調部および振幅加算部と、1つのモデファ
イド・バーカー符号生成部とを有し、一方の振幅加算部
は、一方の拡散変調部から出力される同相成分と他方の
拡散変調部から出力される同相成分とを振幅加算すると
共に、他方の振幅加算部は、一方の拡散変調部から出力
される直交成分と他方の拡散変調部から出力される直交
成分とを振幅加算して、拡散変調出力を多重化すること
を特徴とするものである。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか1項記載のものにおいて、拡散符号生成部ま
たは前記モデファイド・バーカー符号生成部は11チッ
プ・バーカー符号の所定の位置に1チップを挿入して、
12チップ・バーカー符号を生成することを特徴とする
ものである。
【0014】請求項6記載の発明は、多重化された拡散
変調出力を受信して同期捕捉する受信機を備えたスペク
トル拡散通信機において、この受信機は、少なくとも2
系統の相関器、遅延検波器、ピーク値とそのピーク位置
を検出するピーク検出部を有し、非同期でデータ復調を
行い、この復調データをパターンマッチングすることに
より同期捕捉することを特徴とするものである。
【0015】請求項7記載の発明は、多重化された拡散
符号を受信して同期捕捉する受信機を備えたスペクトル
拡散通信機において、この受信機は、少なくとも2系統
の相関器、遅延検波器、ピーク値とそのピーク位置を検
出するピーク検出部および多数決判定部を有し、非同期
でデータ復調を行い、この復調データをパターンマッチ
ングし、多数決判定により同期捕捉することを特徴とす
るものである。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項7記載のも
のにおいて、多数決判定部はピーク検出部で検出された
ピーク値の内でレベルの高いピーク値、およびピーク位
置の内で頻度の高いピーク位置を多数決により決定し、
この決定されたピーク値およびピーク位置に基づいて同
期捕捉することを特徴とするものである。
【0017】請求項9記載の発明は、請求項6ないし8
のいずれか1項記載のものにおいて、レベルの高いピー
ク値および前記頻度の高いピーク位置を用いて同期保持
することを特徴とするものである。
【0018】請求項10記載の発明は、請求項1ないし
請求項5のいずれかに記載された送信機と、請求項5な
いし請求項8のいずれかに記載された受信機とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0019】請求項11記載の発明は、請求項1ないし
10のいずれか1項記載のものにおいて、拡散変調出力
の多重化の適用、或いは非適用の選択と、変調方式の選
択とを組み合わせることにより、データの多重化数を変
更可能に構成したことを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を説明
する。
【0021】図1は、送信機1の構成を示している。こ
の送信機1では2系統のDQPSK変調(差動符号化)
および拡散変調器を有し、一方を符号半周期遅延させて
合成して、情報伝送速度の高速化を図っている。この場
合において、情報データの変調方式はパラレル・DQP
SKモードであり、このモードは符号1周期あたり4b
itのデータを送信するパラレル伝送方式である。
【0022】以下、構成を詳述すると、この送信機1
は、シリアル/パラレル変換部3を備えている。このシ
リアル/パラレル変換部3は、図2に示すような、パケ
ット化されたデータのシリアル/パラレル変換を行う。
【0023】このデータは、受信側における高周波系の
ゲインコントロール用のデータ(AGC)、同期捕捉用
のデータ(パターンマッチング:Pattern ma
tching)、信号の開始点検出用のデータ(フレー
ム同期:Frame sync)、情報データ(Dat
a)で構成される。
【0024】AGCおよびパターンマッチングの変調方
式はDBPSKまたはDQPSKで行われ、フレーム同
期および情報データの変調方式はDBPSK、DQPS
Kまたは、パラレル・DQPSKで行われる。
【0025】シリアル/パラレル変換部3によりシリア
ル/パラレル変換されたデータは、2系統に区別された
差動符号化部5Aおよび差動符号化部5Bに送られ、こ
こでそれぞれDQPSK変調される。このDQPSK変
調されたデータは、拡散変調部7Aおよび拡散変調部7
Bに送られ、ここでバーカー符号生成部8からの11チ
ップ・バーカー符号により拡散変調される。拡散変調部
7Bの出力は遅延部9により遅延がかけられる。
【0026】この実施形態では、送信側情報多重化手段
として、チップインターリーバ部11A、11Bを備え
ている。
【0027】拡散変調部7Aからの出力をIa(同相成
分)、Qa(直交成分)として、遅延がかけられた拡散
変調部7Bからの出力をIb(同相成分)、Qb(直交
成分)とすると、Ia、Ibはチップインターリーバ部
11Aに送られ、Qa、Qbはチップインターリーバ部
11Bに送られる。
【0028】一方のチップインターリーバ部11Aは、
図3aに示すような、拡散変調部7Aからの出力Iaの
符号1周期分を、図3bに示すように、ハーフチップ化
する一方で、図3eに示すような、遅延部9からの出力
Ibの符号1周期分を、図3dに示すように、ハーフチ
ップ化し、それぞれを図3cに示すように、インターリ
ーブする。また、他方のチップインターリーバ部11B
は、同様にQa、Qbをハーフチップ化して、それぞれ
をインターリーブする。
【0029】この実施形態では、振幅加算せずに拡散符
号を多重化できるため、D/A変換器等が不要になり、
回路の簡略化を達成することができる。
【0030】ローパスフィルタ部13A、13Bは、図
3に示すチップ間隔Tの逆数程度の帯域幅を有する信号
を通過させるフィルタであり、このローパスフィルタ部
13A、13Bを通過した信号は、直交変調された後
に、高周波部15において高周波変調されて、送信信号
Txとして出力される。
【0031】この実施形態では、変調方式にパラレル・
DQPSKを用いているので、情報伝送速度の高速化を
達成することができる。
【0032】また、変調方式をパラレル・DQPSK以
外の、DBPSK、DQPSKに変更することができ
る。変調方式がDBPSK時においては、拡散変調部7
Aからの出力Iaのみを用いることにし、チップインタ
ーリーブは行わない。また、DQPSK時においては、
拡散変調部7Aからの出力Ia、Qaのみを用い、チッ
プインターリーブは行わない。
【0033】このように、変調方式をDBPSK、DQ
PSK、パラレル・DQPSKと変更することにより、
情報信号の多重化数を可変(1bit〜4bit/符号
1周期)し、可変伝送レートを実現できる。
【0034】図4は、送信側の別の実施形態を示してい
る。
【0035】この実施形態では、送信側情報多重化手段
としてモデファイド・バーカー符号(以下、M・バーカ
ー符号という。)が用いられている。このM・バーカー
符号は11チップ・バーカー符号に1チップを付加した
符号であり、このM・バーカー符号を用いたパラレル伝
送が行われる。このM・バーカー符号は、半周期の位置
において互いに直交するために、多重化による干渉がな
い。
【0036】シリアル/パラレル変換部23によりシリ
アル/パラレル変換されたデータは、2系統に区別され
た差動符号化部25Aおよび差動符号化部25Bに送ら
れ、ここでそれぞれDQPSK変調される。このDQP
SK変調されたデータは、拡散変調部27Aおよび拡散
変調部27Bに送られ、M・バーカー符号生成部28か
らのM・バーカー符号により拡散変調される。拡散変調
部27Bの出力は遅延部29により遅延がかけられる。
【0037】この実施形態では、送信側情報多重化手段
として、M・バーカー符号生成部28および合成部31
A、31Bを備えている。
【0038】このM・バーカー符号生成部28は、図5
aに示すような、11チップ・バーカー符号において、
挿入位置A、B、Cに1チップを挿入するとして、それ
ぞれ図5b、c、dに示すような、M・バーカー符号
A、B、Cを生成し、このM・バーカー符号A、B、C
を出力する。
【0039】この実施形態では、チップインターリーバ
を用いない通常の振幅加算が行われるため、合成部31
A、31Bからの出力I、Qは、D/A変換器33A、
33Bで変換された後に、ローパスフィルタ部35A、
35Bに出力される。ローパスフィルタ部35A、35
Bは、チップ間隔Tの逆数程度の帯域幅を有する信号を
通過させるフィルタであり、このローパスフィルタ部3
5A、35Bを通過した信号は、直交変調された後に、
高周波部37において高周波変調されて、送信信号Tx
として出力される。
【0040】図6は多重化前の相関値を示し、図7は多
重化後の相関値を示す。多重化前においては、符号半周
期においてサイドローブが0となっており、このため多
重化しても符号間の干渉は発生しない。
【0041】この実施形態では、変調方式にパラレル・
DQPSKを用いているので、情報伝送速度の高速化を
達成することができる。
【0042】また、変調方式をパラレル・DQPSK以
外の、DBPSK、DQPSKに変更することができ
る。変調方式がDBPSK時においては、拡散変調部2
7Aからの出力Iaのみを用いることにし、チップイン
ターリーブは行わない。また、DQPSK時において
は、拡散変調部27Aからの出力Ia、Qaのみを用
い、チップインターリーブは行わない。
【0043】このように、変調方式をDBPSK、DQ
PSK、パラレル・DQPSKと変更することにより、
情報信号の多重化数を可変(1bit〜4bit/符号
1周期)し、可変伝送レートを実現できる。
【0044】つぎに、図8は、受信機41の構成を示し
ている。
【0045】この実施形態では、相関器出力において、
遅延検波器と2系統のピーク値およびピーク位置検出に
より、非同期でデータ復調を行い、復調データのパター
ンマッチングによる信号検出(同期捕捉)を行い、さら
にピーク位置検出の信頼性を向上させるため、多数決判
定を行うものである。
【0046】また、データ復調においては、上記ピーク
値およびピーク位置検出を用いて同期保持を行うもので
ある。
【0047】なお、変復調方式は、図2に示すように、
同期捕捉時はDBPSKまたはDQPSKが用いられ
る。DQPSKを用いる場合には、DBPSKを用いる
場合よりも同期捕捉時間の短縮化が図れる。
【0048】また、データ復調時(同期保持)には、D
BPSK、DQPSK、またはパラレル・DQPSKが
用いられる。
【0049】以下、構成を詳述すると、図8に示す受信
機41では、送信機1から送信された送信信号Txを受
信し、この受信した送信信号Txを直交検波によりベー
スバンドに変換し、さらにAD変換器により量子化し、
この量子化した信号(同相成分I、直交成分Q)をディ
ジタル・マッチド・フィルタ(以下、DMFという。)
42に入力する。
【0050】このDMF42は、図9に示すように構成
され、量子化された受信信号I、Qと参照拡散符号とを
乗算した後、重み付けおよび加算を行い、I、Qそれぞ
れの受信信号において、符号1周期分のマッチドフィル
タリングを行い、その出力DMF・IおよびDMF・Q
を出力する。
【0051】このDMF42の出力DMF・IおよびD
MF・Qは、遅延検波部43に送られる。この遅延検波
部43は、図10に示すように構成され、出力DMF・
IおよびDMF・Qをもとに、DBPSK遅延検波また
はDQPSK遅延検波を行い、その検波出力DOT・
1、CROSS・1を出力する。
【0052】検波出力DOT・1、CROSS・1は、
相関検波部44に送られる。この相関検波部44は、D
BPSK時に、DOT・1信号を絶対値化し、またDQ
PSK時に、DOT・1およびCROSS・1信号を絶
対値化し、さらに絶対値化した双方の信号を合成する。
ここで、これら相関出力信号の包絡線情報を求める手段
を相関検波と呼ぶ。
【0053】この相関検波部44からの出力は、2系統
に区別されたピーク検出部45A、45Bに送られる。
このピーク検出部45A、45Bは、符号1周期中の相
関値の最大値(ピーク値)PL・AおよびPL・Bと、
その位置PP・AおよびPP・Bを検出する。図11
は、ピーク検出部45A、45Bの動作のタイミングを
示している。ここで、CNTはピーク位置検出カウンタ
値、Win・A、Win・Bはピーク値およびピーク位
置の検出範囲(検出ウインドウ)であり、これらは後述
する受信制御部によって生成される。なお、それぞれの
出力値は符号1周期ごとに更新される。
【0054】ピーク検出部45A、45Bの位置PP・
AおよびPP・Bを示す出力は、位置多数決判定部46
A、46Bに送られる。この位置多数決判定部46A、
46Bでは、それぞれ相関ピーク位置情報を数シンボル
(符号1周期)分保持し、多数決判定により、最も頻度
が大きい位置情報を逐次出力する。ここで多数決判定さ
れた位置情報をPM・A、PM・Bとする。
【0055】また、ピーク検出部45A、45Bの最大
値(ピーク値)PL・AおよびPL・Bを示す出力は、
ピーク比較器47に送られる。このピーク比較器47
は、それぞれの相関ピーク値情報(ピークレベル)PL
・AおよびPL・Bをもとに両者のレベル比較を行い、
レベル比較情報COMPを出力する。例えばPL・A>
PL・Bの場合”1”、それ以外は”0”とする。
【0056】このレベル比較情報COMPはレベル多数
決判定部48に送られ、このレベル多数決判定部48
は、レベル比較情報COMPを数シンボル(符号1周
期)分保持して多数決判定を行い、レベルが大きな方の
系統情報SELを、ピーク位置選択部49に逐次出力す
る。このピーク位置選択部49は、位置多数決判定部4
6A、46Bからのピーク位置情報において、レベルが
大きな系統を選択する。ここで選択されたピーク位置情
報をPMとする。
【0057】この選択されたピーク位置情報PMと前述
の多数決判定された位置情報PM・AおよびPM・B
は、受信制御部50に送られる。
【0058】この受信制御部50では、前述したよう
に、符号1周期に相当するリングカウンタのカウンタ値
CNT(例えば1〜22)を生成し、検出ウインドウW
IN・A及びWIN・Bを生成し、更にはピークのサン
プリングパルスSP1及びSP2を生成する。ここで検
出ウインドウWIN・AとWIN・B、サンプリングパ
ルスSP1とSP2の時間差は符号半周期である(同期
保持においては1系統処理を行うため、WIN・Bは未
使用とする。)。
【0059】各信号は同期捕捉と同期保持で異なる生成
方法で生成される。同期捕捉時には検出ウインドウWI
N・A及びWIN・Bがリングカウンタを用いて生成さ
れ、位相制御は行われない。また、サンプリングパルス
SP1及びSP2が、多数決判定された位置情報PM・
A、PM・Bをもとに生成される。
【0060】一方、同期保持時には、まず同期捕捉成立
時の選択されたピーク位置情報PMが符号周期の中央に
位置するようにリングカウンタ値、検出ウインドウWI
N・A、サンプリングパルスSP1及びSP2が補正さ
れる。補正後、サンプリングパルスSP1及びSP2は
同期捕捉成立時の選択されたピーク位置情報PMにより
リアルタイムに生成され、また、検出ウインドウWIN
・Aは、選択されたピーク位置情報PMをランダムウォ
ークフィルタにより時定数をもたせて生成され、位置制
御(位相制御)が行われる。
【0061】遅延検波部43からの検波出力DOT・
1、CROSS・1は符号判定部51に送られ、この符
号判定部51ではその検波出力が0より大きいか小さい
かを判定し、この判定の結果は、2系統に区別されたピ
ークサンプリング部52A、52Bに出力される。例え
ば0以上であれば”1”が出力され、0よりも小さけれ
ば”0”が出力される。
【0062】このピークサンプリング部52A、52B
では、受信制御部50からのピークのサンプリングパル
スSP1、SP2を用いて符号判定部51の出力信号D
OT・2、CROSS・2のサンプリングを行い、その
サンプリングの結果としてDOT・3−1、DOT・3
−2、CROSS・3−1、CROSS・3−2を出力
する。なお、変復調方式とサンプリング出力の関係を表
1に示す。
【0063】
【表1】
【0064】ピークサンプリング部52A、52Bから
の出力は、パラレル/シリアル変換部53A、53Bで
変換された後、パターンマッチング部54A、54Bに
送られる。このパターンマッチング部54A、54B
は、同期捕捉時に、パラレル/シリアル変換された受信
データのパターンと、受信機41側に設定された参照パ
ターンとのパターンマッチングを行い、パターンマッチ
ング数をMとし、一致数をNとした場合、一定以上のN
が成立すると、出力CD・AおよびCD・BをORゲー
ト部55に出力し、このORゲート部55では、出力C
D・AまたはCD・Bのいずれかが成立すると、同期捕
捉完了(信号検出)として出力CDを出力する。なお、
パターンマッチング部54Aのデータはピーク検出部4
5A側の復調データであり、パターンマッチング部54
Bのデータは、ピーク検出部45B側の復調データであ
る。
【0065】また、パラレル/シリアル変換部53A、
53Bの出力は、別のパラレル/シリアル変換部53C
に出力され、このパラレル/シリアル変換部53Cから
の出力が、フレーム同期生成部56に送られる。
【0066】このフレーム同期生成部56では、前述の
出力CDが出力されて同期捕捉が完了すると、パラレル
/シリアル変換された受信データのパターンと、フレー
ムパターンとのパターンマッチングを行い、特定の時間
内にパターンマッチングが成立した場合、データ開始点
検出を表すFD信号を出力する。なお、同期捕捉完了信
号CDはデータ開始点信号としても使用することがで
き、この場合、フレーム同期生成部56は不要である。
【0067】特定の時間内にFD信号が出力されない場
合は受信部全体を初期化し、再び同期捕捉動作が繰り返
される。
【0068】以上の動作フローを、図12乃至図14を
用いて説明する。
【0069】まず、受信制御部50が、符号1周期に相
当するリングカウンタのカウンタ値CNT(例えば1〜
22)を生成する(S1)。DMF42は、I、Qそれ
ぞれの受信信号において、符号1周期分のマッチドフィ
ルタリングを行い、その出力DMF・IおよびDMF・
Qを出力する(S2)。
【0070】遅延検波部43は、出力DMF・Iおよび
DMF・Qをもとに、DBPSK遅延検波またはDQP
SK遅延検波を行い、その検波出力DOT・1、CRO
SS・1を出力する(S3)。
【0071】符号判定部51は、検波出力DOT・1、
CROSS・1が0より大きいか小さいかを判定し、こ
の判定の結果を、2系統に区別されたピークサンプリン
グ部52A、52Bに出力する(S4)。
【0072】相関検波部44は、DBPSK時に、DO
T・1信号を絶対値化し、またDQPSK時に、DOT
・1およびCROSS・1信号を絶対値化し、さらに絶
対値化した双方の信号を合成する(S5)。
【0073】ついで、ORゲート部55から同期捕捉完
了(出力CD)が出力されているか否かが判定される
(S6)。
【0074】ここで、同期捕捉完了(出力CD)が出力
されていなければ、S7に移行して、「同期捕捉」の手
順に進む。
【0075】このS7では、受信制御部50が、ピーク
値およびピーク位置の検出範囲(検出ウインドウ)を生
成し、ピーク検出部45A、45Bに、それぞれ検出範
囲Win・A、Win・Bを出力する。検出範囲Win
・Aはカウンタ値1〜16の範囲であり、検出範囲Wi
n・Bはカウンタ値12〜22の範囲である。
【0076】このS7から、図13に示すS8に移行す
る。このS8では、ピーク検出部45A、45Bが、符
号1周期中の相関値のピーク値PL・AおよびPL・B
と、その位置PP・AおよびPP・Bを検出する。
【0077】位置多数決判定部46A、46Bは、それ
ぞれ相関ピーク位置情報を数シンボル(符号1周期)分
保持し、多数決判定によって、最も頻度が大きい位置情
報PM・A、PM・Bを逐次出力する(S9)。
【0078】受信制御部50は、位置情報PM・A、P
M・Bをもとに、サンプリングパルスSP1及びSP2
を生成し、このサンプリングパルスSP1及びSP2を
ピークサンプリング部52A、52Bに出力する(S1
0)。
【0079】このピークサンプリング部52A、52B
では、S4に従う符号判定部51の出力信号DOT・
2、CROSS・2のサンプリングを行い、そのサンプ
リングの結果としてDOT・3−1、DOT・3−2、
CROSS・3−1、CROSS・3−2を出力する
(S11)。
【0080】パターンマッチング部54A、54Bは、
パラレル/シリアル変換された受信データのパターン
と、受信機41側に設定された参照パターンとのパター
ンマッチングを行い、パターンマッチング数をMとし、
一致数をNとした場合、一定以上のNが成立すると、出
力CD・AおよびCD・Bを出力し、この出力CD・A
またはCD・Bのいずれかが成立すると、同期捕捉完了
(信号検出)として出力CDを出力する(S12)。
【0081】S8を経た後、S13に移行し、ピーク比
較器47は、それぞれの相関ピーク値情報(ピークレベ
ル)PL・AおよびPL・Bをもとに両者のレベル比較
を行い、レベル比較情報COMPを出力する。
【0082】レベル多数決判定部48は、レベル比較情
報COMPを数シンボル(符号1周期)分保持して多数
決判定を行い、レベルが大きな方の系統情報SELを、
ピーク位置選択部49に逐次出力する(S14)。
【0083】このピーク位置選択部49は、位置多数決
判定部46A、46Bからのピーク位置情報において、
レベルが大きな系統を選択する。ここで選択されたピー
ク位置情報をPMとする(S15)。
【0084】受信制御部50は、ピーク位置情報PMを
もとに、ピークのサンプリングパルスSP1及びSP2
を生成する(S16)。
【0085】S16から、図12に示すS17に移行す
る。図12に示すS6で、同期捕捉完了(出力CD)が
出力されている場合も、同様にS17に移行して、以
下、「同期保持」の手順に進む。
【0086】S17において、受信制御部50は、検出
ウインドウWIN・Aのみを生成する。「同期保持時」
には、まず同期捕捉成立時の選択されたピーク位置情報
PMが符号周期の中央に位置するようにリングカウンタ
値、検出ウインドウWIN・A、サンプリングパルスS
P1及びSP2が補正される。補正後、サンプリングパ
ルスSP1及びSP2は同期捕捉成立時の選択されたピ
ーク位置情報PMによりリアルタイムに生成され、ま
た、検出ウインドウWIN・Aは、選択されたピーク位
置情報PMをランダムウォークフィルタにより時定数を
もたせて生成され、位置制御(位相制御)が行われる。
【0087】S17から、図13に示すS18に移行す
る。ここでは、ピーク検出部45Aが、同期保持用ウイ
ンドウを通過する符号1周期中の相関値の最大相関ピー
ク値PL・Aと、その位置PP・Aを検出する(S1
8)。
【0088】位置多数決判定部46Aは、それぞれ相関
ピーク位置情報を数シンボル(符号1周期)分保持し、
多数決判定によって、頻度が大きい位置情報PM・Aを
逐次出力する(S19)。
【0089】S19から、図14に示すS20に移行す
る。S20では、フレームパターン検出期間を決定する
フレーム検出タイマーが起動される。フレーム同期生成
部56では、前述の出力CDが出力されて同期捕捉が完
了すると、パラレル/シリアル変換された受信データの
パターンと、フレームパターンとのパターンマッチング
が行われる(S21)。ついで、パターンマッチングが
成立したか否かが判定され(S22)、パターンマッチ
ングが成立した場合、データ開始点検出を表すFD信号
が出力され(S23)、外部に対して受信データが出力
される(S24)。S22で、パターンマッチングが成
立しない場合、フレーム検出タイマーがカウントアップ
したか否かが判定され(S25)、これがカウントアッ
プするまでの間に、データ開始点検出を表すFD信号が
出力されない場合、受信部全体を初期化して、再び同期
捕捉動作が繰り返される。
【0090】この実施形態では、多重化により、伝送速
度の高速化と可変が実現できる。ここでチップインター
リーバを用いると回路規模を縮小することができ、M・
バーカー符号を用いると多重化による干渉をなくすこと
ができる。
【0091】また、従来技術のようなスレッショルドを
設定せずに常に相関出力におけるピークを用いて、信号
検出及びデータ復調を行うことができるため、低C/N
時やマルチパス環境下、さらに同一周波数チャンネル干
渉時等において、優れた通信品質を確保することができ
る。
【0092】同期捕捉においては、非同期で、パターン
の一致数判定を行うことにより、同期捕捉時間を短縮し
つつ、誤検出と未検出をバランス良く低減することがで
きる。ここでウインドウ端におけるシンボル間干渉は、
2系統のウインドウを持つことにより解消することがで
きる。
【0093】また、送受拡散符号の位相誤差(送受クロ
ック誤差)に対して、その許容値を大幅に増加すること
が可能である。
【0094】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明
したが、本発明は、これに限定されるものでないことは
明らかである。
【0095】前記実施形態では、図8において、相関検
波は、遅延検波部43の出力を用いているが、遅延検波
の代わりに、和差検波または非同期検波を用いることが
できる。この和差検波を用いれば、図15に示すよう
に、前記のDMF42の出力DMF・IおよびDMF・
Qをもとに、DBPSK和差検波またはDQPSK和差
検波を行い、その検波出力SUM、DELTAが出力さ
れる。
【0096】
【発明の効果】本発明では、多重化により、伝送速度の
高速化と可変が実現できる。ここでチップインターリー
バを用いると回路規模を縮小することができ、M・バー
カー符号を用いると多重化による干渉をなくすことがで
きる。
【0097】また、従来技術のようなスレッショルドを
設定せずに常に相関出力におけるピークを用いて、信号
検出及びデータ復調を行うことができるため、低C/N
時やマルチパス環境下、さらに同一周波数チャンネル干
渉時等において、優れた通信品質を確保することができ
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスペクトル拡散通信機の送信機の
一実施形態を示す図である。
【図2】パケットフォーマットを示す図である。
【図3】a〜eは送信信号の生成手順を示す図である。
【図4】送信機の別の実施形態を示す図である。
【図5】a〜dは送信信号の生成手順を示す図である。
【図6】多重化前の相関値を示す図である。
【図7】多重化後の相関値を示す図である。
【図8】スペクトル拡散通信機の受信機の一実施形態を
示す図である。
【図9】デジタル・マッチド・フィルタの構成を示す図
である。
【図10】遅延検波部の構成を示す図である。
【図11】ピーク検出部の動作タイミングを示す図であ
る。
【図12】基本動作を示すフローチャートである。
【図13】基本動作を示すフローチャートである。
【図14】基本動作を示すフローチャートである。
【図15】和差検波部の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 送信機 3、23シリアル/パラレル変換部 5A、5B、25A、25B 差動符号化部 7A、7B、27A、27B 拡散変調部 8 バーカー符号生成部 9、29 遅延部 11A、11B チップインターリーバ部 13A、13B、35A、35B ローパスフィルタ部 15、37 高周波部 28 M・バーカー符号生成部 31A、31B 合成部 41 受信機 42 ディジタル・マッチド・フィルタ(DMF) 43 遅延検波部 44 相関検波部 45A、45B ピーク検出部 46A、46B 位置多数決判定部 47 ピーク比較器 48 レベル多数決判定部 49 ピーク位置選択部 50 受信制御部 51 符号判定部 52A、52B ピークサンプリング部 53A、53B パラレル/シリアル変換部 54A、54B パターンマッチング部 55 ORゲート部 56 フレーム同期生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田崎 伸洋 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内 (72)発明者 内田 吉孝 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内 Fターム(参考) 5K004 AA05 FA03 FA05 FC02 FE00 FF00 FG03 FG04 5K022 EE02 EE14 EE22 EE25 EE36 5K047 AA11 BB01 HH15 MM03 MM12 MM36 MM54

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡散変調出力を多重化して送信する送信
    機を備えたスペクトル拡散通信機において、 この送信機は、少なくとも2系統の差動符号化部、拡散
    変調部およびチップインターリーバ部と、1つの拡散符
    号生成部とを有し、 このチップインターリーバ部により拡散変調出力を多重
    化することを特徴とするスペクトル拡散通信機。
  2. 【請求項2】 拡散変調出力を多重化して送信する送信
    機を備えたスペクトル拡散通信機において、 この送信機は、少なくとも2系統の差動符号化部、拡散
    変調部およびチップインターリーバ部と、1つの拡散符
    号生成部とを有し、 一方のチップインターリーバ部は、一方の拡散変調部か
    ら出力される同相成分をハーフチップ化し、他方の拡散
    変調部から出力される同相成分を遅延させてハーフチッ
    プ化し、それぞれをインターリーブすると共に、他方の
    チップインターリーバ部は、一方の拡散変調部から出力
    される直交成分をハーフチップ化し、他方の拡散変調部
    から出力される直交成分を遅延させてハーフチップ化
    し、それぞれをインターリーブして拡散変調出力を多重
    化することを特徴とするスペクトル拡散通信機。
  3. 【請求項3】 前記拡散符号生成部はモデファイド・バ
    ーカー符号を生成することを特徴とする請求項1または
    2記載のスペクトル拡散通信機。
  4. 【請求項4】 拡散変調出力を多重化して送信する送信
    機を備えたスペクトル拡散通信機において、 この送信機は、少なくとも2系統の差動符号化部、拡散
    変調部および振幅加算部と、1つのモデファイド・バー
    カー符号生成部とを有し、 一方の振幅加算部は、一方の拡散変調部から出力される
    同相成分と他方の拡散変調部から出力される同相成分と
    を振幅加算すると共に、他方の振幅加算部は、一方の拡
    散変調部から出力される直交成分と他方の拡散変調部か
    ら出力される直交成分とを振幅加算して、拡散変調出力
    を多重化することを特徴とするスペクトル拡散通信機。
  5. 【請求項5】 前記拡散符号生成部または前記モデファ
    イド・バーカー符号生成部は11チップ・バーカー符号
    の所定の位置に1チップを挿入して、12チップ・バー
    カー符号を生成することを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれか1項記載のスペクトル拡散通信機。
  6. 【請求項6】 多重化された拡散変調出力を受信して同
    期捕捉する受信機を備えたスペクトル拡散通信機におい
    て、 この受信機は、少なくとも2系統の相関器、遅延検波
    器、ピーク値とそのピーク位置を検出するピーク検出部
    を有し、 非同期でデータ復調を行い、この復調データをパターン
    マッチングすることにより同期捕捉することを特徴とす
    るスペクトル拡散通信機。
  7. 【請求項7】 多重化された拡散符号を受信して同期捕
    捉する受信機を備えたスペクトル拡散通信機において、 この受信機は、少なくとも2系統の相関器、遅延検波
    器、ピーク値とそのピーク位置を検出するピーク検出部
    および多数決判定部を有し、 非同期でデータ復調を行い、この復調データをパターン
    マッチングし、多数決判定により同期捕捉することを特
    徴とするスペクトル拡散通信機。
  8. 【請求項8】 前記多数決判定部はピーク検出部で検出
    されたピーク値の内でレベルの高いピーク値、およびピ
    ーク位置の内で頻度の高いピーク位置を多数決により決
    定し、この決定されたピーク値およびピーク位置に基づ
    いて同期捕捉することを特徴とする請求項7記載のスペ
    クトル拡散通信機。
  9. 【請求項9】 前記レベルの高いピーク値および前記頻
    度の高いピーク位置を用いて同期保持することを特徴と
    する請求項6ないし8のいずれか1項記載のスペクトル
    拡散通信機。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項5のいずれかに
    記載された送信機と、請求項5ないし請求項8のいずれ
    かに記載された受信機とを備えたことを特徴とするスペ
    クトル拡散通信機。
  11. 【請求項11】 前記拡散変調出力の多重化の適用、或
    いは非適用の選択と、変調方式の選択とを組み合わせる
    ことにより、データの多重化数を変更可能に構成したこ
    とを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項記載
    のスペクトル拡散通信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002198863A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Clarion Co Ltd スペクトル拡散通信機
US7430233B2 (en) 2002-12-04 2008-09-30 Nippon Telephone And Telegraph Corporation Spread-spectrum demodulator

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