JPH10303401A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JPH10303401A
JPH10303401A JP9161307A JP16130797A JPH10303401A JP H10303401 A JPH10303401 A JP H10303401A JP 9161307 A JP9161307 A JP 9161307A JP 16130797 A JP16130797 A JP 16130797A JP H10303401 A JPH10303401 A JP H10303401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate electrode
semiconductor device
electrode
insulating film
floating gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9161307A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenobu Maeda
茂伸 前田
Shigeto Maekawa
繁登 前川
Yasuo Yamaguchi
泰男 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9161307A priority Critical patent/JPH10303401A/ja
Priority to KR1019970065951A priority patent/KR100354095B1/ko
Publication of JPH10303401A publication Critical patent/JPH10303401A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Element Separation (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な製造工程で製造できるFS分離方式を
採用した半導体装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 この発明に係る半導体装置は、半導体基
板1上に複数個の電界効果トランジスタ89とフラッシ
ュメモリ99が形成され、分離部49は分離用電極40
aを含み、複数個の電界効果トランジスタ89を電気的
に分離する。フラッシュメモリ99はフローティングゲ
ート電極40bとコントロールゲート電極80bとを含
む。分離用ゲート電極40aとフローティングゲート電
極40bとはほぼ同一の厚みを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置およ
びその製造方法に関し、特に、プログラムを入れ換える
ことにより、自由に回路を作り換えることができる半導
体装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ゲートアレイ部とメモリセル部か
ら構成され、プログラムを入れ換えることにより自由に
回路を作り換えることのできるFPGA(Field Progra
mableGate Array)と呼ばれる半導体装置が急速に普及
している。このFPGAのような半導体装置のゲートア
レイ部において、各トランジスタを分離するための方法
としては、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)
酸化膜を用いることがまず考えられる。
【0003】図70は従来のLOCOS酸化膜によって
分離されたトランジスタを示す断面図である。図70を
参照して、シリコン基板1001上にLOCOS酸化膜
1002が形成されている。シリコン基板1001上に
ゲート酸化膜1007を介在してポリシリコンからなる
ゲート電極1080が形成されている。シリコン基板1
001と、LOCOS酸化膜1002と、ゲート電極1
080とを覆うように層間絶縁膜1004が形成されて
いる。LOCOS酸化膜1002は、紙面に対して手前
に位置する不純物領域と、紙面に対して奥に位置する不
純物領域とを電気的に分離する。
【0004】図71は、図70中のAで囲んだ部分の拡
大断面図である。図71を参照して、LOCOS酸化膜
1002は、酸化工程において膨張する。この際、シリ
コン基板1001に歪が入り、LOCOS酸化膜100
2とシリコン基板1001の界面近傍に結晶欠陥が生じ
る。この結晶欠陥は、トランジスタ作動時にゲート電極
1080の下部に生じる空乏層においてリーク電流を発
生させる原因となる。そのため、消費電力が増加し、ト
ランジスタが誤作動を起こすという問題がある。
【0005】このような問題が発生しない分離方法とし
て、分離用電極を用いた分離方法、いわゆるFS(Fiel
d Shield)分離方法が用いられる。図72は分離用電極
を用いて分離したトランジスタを示す断面図である。図
72を参照して、シリコン基板1001上に酸化膜10
03を介在して分離用電極1040が形成されている。
シリコン基板1001上にゲート酸化膜1007を介在
してゲート電極1080が形成されている。分離用電極
1040とシリコン基板1001とゲート電極1080
とを覆うように層間絶縁膜1004が形成されている。
分離用電極1040に所定の電圧を印加することによ
り、分離用電極1040の下部のシリコン基板1001
の電位を固定し、紙面に対して奥に位置する不純物領域
と、紙面に対して手前に位置する不純物領域とを電気的
に分離してトランジスタを分離する。分離用電極104
0に印加する電圧は、NMOSトランジスタでは0V、
PMOSトランジスタではVcc(電源電圧)である。
【0006】このような分離用電極を用いた分離方法で
は、LOCOS酸化膜により分離した場合に比べて基板
に歪が生じることがない。そのため、リーク電流の少な
い半導体装置を得ることが可能となる。ここで、上述の
FPGAのメモリセル部においては、SRAM(Static
Random Access Memory )、アンチヒューズ、フラッシ
ュメモリなどが用いられる。特に、フラッシュメモリ等
の不揮発性メモリセルトランジスタをメモリセル部に用
いたFPGAは、記憶内容を何回も書き換えることが可
能であり、かつ消費電力が少なく、また電源を切っても
記憶内容が消えないという特徴があることから、有望視
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、分離用電極を
用いた分離部によってゲートアレイ部を分離し、不揮発
性メモリセルトランジスタをメモリセル部に用いた半導
体装置では、ゲートアレイ部のゲート電極と、分離部の
分離用電極と、メモリセル部のフローティングゲート電
極とコントロールゲート電極とを形成する必要があり、
製造工程が複雑になるという問題があった。
【0008】また、ゲートアレイ部のトランジスタには
高速動作が要求されるため、しきい値を低く保つ必要が
ある一方で、メモリセル部の不揮発性メモリセルトラン
ジスタと分離部ではリーク電流を減少させるためしきい
値を高く保つ必要がある。特に、分離部ではリーク電流
が発生して通電したON状態になるとゲートアレイが誤
動作を起こすことから、しきい値を特に高く保つ必要が
ある。しかし、従来の半導体装置ではこのような点に何
ら配慮がなされていないという問題があった。
【0009】この発明の1つの目的は分離用電極によっ
て分離される複数の電界効果トランジスタと不揮発性メ
モリセルトランジスタとを備え、製造工程が簡単な半導
体装置を得ることである。
【0010】また、この発明の別の目的は、分離用電極
で分離されゲートアレイを構成する電界効果トランジス
タと、不揮発性メモリセルトランジスタとを備え、製造
工程が簡単な半導体装置を得ることである。
【0011】さらに、この発明の別の目的は、分離用電
極によって分離された複数個の電界効果トランジスタ
と、不揮発性メモリセルトランジスタとを備え、製造工
程が簡単で不揮発性メモリセルトランジスタへの書込・
消去が容易な半導体装置を得ることである。
【0012】この発明のさらなる目的は、分離用電極に
よって分離される電界効果トランジスタと、別の分離用
電極によって分離される不揮発性メモリセルトランジス
タとを備え、製造工程が簡単な半導体装置を得ることで
ある。
【0013】この発明のさらなる別の目的は、不揮発性
メモリセルトランジスタでのしきい値が電界効果トラン
ジスタでのしきい値よりも高く、分離部でのしきい値が
不揮発性メモリセルトランジスタでのしきい値以上であ
る半導体装置、すなわち、不揮発性メモリセルトランジ
スタと、高速動作が可能で、かつ分離部で確実に分離さ
れる電界効果トランジスタを備えた半導体装置を得るこ
とである。
【0014】また、この発明のさらなる別の目的は、分
離用電極によって分離され、高速動作が可能な電界効果
トランジスタと、フローティングゲート電極からの電荷
のリークが少なく、低い電圧で動作可能な不揮発性メモ
リセルトランジスタとを備えた半導体装置を得ることで
ある。
【0015】また、この発明のさらなる別の目的は、電
界効果トランジスタと不揮発性メモリセルトランジスタ
が確実に電気的に分離される半導体装置を得ることであ
る。
【0016】また、この発明のさらなる別の目的は、不
揮発性メモリセルトランジスタのフローティングゲート
電極のゲート長と、コントロールゲート電極のゲート長
とが一致した半導体装置を得ることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、半導体基板と、この半導体基板の上に形成された
複数個の電界効果トランジスタと、前記半導体基板の上
に形成された不揮発性メモリトランジスタと、前記複数
個の電界効果トランジスタを互いに電気的に分離するた
めに前記半導体基板の上に絶縁されて形成された第1の
分離用電極を含む第1の分離部とを備え、前記不揮発性
メモリトランジスタは、前記半導体基板の上に絶縁され
て形成されたフローティングゲート電極と、前記フロー
ティングゲート電極の上に絶縁されて形成されたコント
ロールゲート電極とを含み、前記第1の分離用電極は前
記フローティングゲート電極とほぼ同一の厚みを有する
ものである。
【0018】また、前記複数個の電界効果トランジスタ
は、1つの方向に沿って互いに距離を隔てて並んで配置
され、かつ前記半導体基板の上に絶縁されて形成された
複数個のゲート電極と、前記複数個のゲート電極の間で
前記半導体基板に形成された複数個の不純物領域とを含
み、前記ゲート電極は前記第1の分離用電極の上で絶縁
されて形成されており、前記第1の分離用電極は前記不
純物領域に隣接し、前記複数個のゲート電極が並ぶ方向
に沿って延在しているものである。
【0019】また、前記電界効果トランジスタはゲート
電極を含み、そのゲート電極の側壁に形成された第1の
側壁絶縁膜を含み、前記不揮発性メモリセルトランジス
タは前記コントロールゲート電極と前記フローティング
ゲート電極の側壁に形成された第2の側壁絶縁膜を含
み、前記第2の側壁絶縁膜の幅は前記第1の側壁絶縁膜
の幅よりも小さいものである。
【0020】また、前記コントロール電極のゲート長と
前記フローティングゲート電極のゲート長が等しいもの
である。
【0021】また、複数個の不揮発性メモリセルトラン
ジスタを備え、さらに、前記複数個の不揮発性メモリセ
ルトランジスタを互いに電気的に分離するために前記半
導体基板の上に絶縁されて形成された第2の分離用電極
を含む第2の分離部をさらに備え、前記第2の分離用電
極は前記第1の分離用電極とほぼ同一の厚みを有するも
のである。
【0022】また、前記フローティングゲート電極は、
リング形状のものである。
【0023】また、前記ゲート電極と対向する前記半導
体基板の部分に形成され、第1の不純物濃度を有する第
1の不純物領域と、前記第1の分離用電極と対向する前
記半導体基板の部分に形成され、第2の不純物濃度を有
する第2の不純物領域と、前記フローティングゲート電
極と対向する前記半導体基板の部分に形成され、第3の
不純物濃度を有する第3の不純物領域とをさらに備え、
前記第3の不純物濃度は前記第1の不純物濃度より大き
く、前記第2の不純物濃度は前記第3不純物濃度以上で
ある。
【0024】また、前記半導体基板に形成された分離用
酸化膜をさらに備え、その分離用酸化膜下に第4の不純
物濃度を有する第4の不純物領域が形成されており、前
記第2と第3と第4の不純物濃度は同一である。
【0025】また、前記フローティングゲート電極は第
1の絶縁膜を介在して前記半導体基板上に形成され、前
記電界効果トランジスタは第2の絶縁膜と、ゲート電極
とを含み、前記第1の分離部は第3の絶縁膜を含み、前
記ゲート電極は第2の絶縁膜を介在して前記半導体基板
上に形成され、前記第1の分離用電極は第3の絶縁膜を
介在して前記半導体基板上に形成され、前記第1の絶縁
膜は前記第2の絶縁膜よりも厚く、前記第3の絶縁膜の
厚さは前記第1の絶縁膜の厚さ以上である。
【0026】また、前記第1の分離用電極の導電型とそ
の第1の分離用電極に対向する前記半導体基板の部分の
導電型は等しく、前記フローティングゲート電極の導電
型とそのフローティングゲート電極に対向する前記半導
体基板の部分の導電型は異なる。
【0027】また、前記不揮発性メモリセルトランジス
タは、第1と第2の絶縁膜を含み、前記電界効果トラン
ジスタは、ゲート電極を含み、前記第1の分離用電極上
に形成された第3の絶縁膜を含み、前記フローティング
ゲート電極は第1の絶縁膜を介在して前記半導体基板上
に形成され、前記コントロールゲート電極は前記第2の
絶縁膜を介在して前記フローティングゲート電極上に形
成され、前記ゲート電極の一部分は前記第3の絶縁膜を
介在して前記分離用電極上に形成され、前記第2の絶縁
膜の厚さは前記第1の絶縁膜の厚さより大きく、前記第
3の絶縁膜の厚さは前記第1の絶縁膜の厚さより大き
い。
【0028】また、前記半導体基板上に絶縁されて形成
された第1と第2の半導体層をさらに備え、前記電界効
果トランジスタは前記第1の半導体層に形成され、前記
不揮発性メモリセルトランジスタは前記第2の半導体層
に形成され、前記第1と第2の半導体層は電気的に分離
されている。
【0029】また、この発明に係る半導体装置の製造方
法は、不揮発性メモリセルトランジスタと、複数個の電
界効果トランジスタとを備えた半導体装置の製造方法で
あって、半導体基板の上に絶縁されて分離用電極とフロ
ーティングゲート電極とを同時に形成する工程と、前記
分離用電極によって互いに電気的に分離されるように前
記半導体基板の上に複数個の電界効果トランジスタを形
成する工程と、前記フローティングゲート電極の上に絶
縁されてコントロールゲート電極を形成して不揮発性メ
モリセルトランジスタを形成する工程とを含む。
【0030】また、前記コントロールゲート電極を形成
する工程は、前記フローティングゲート電極上に所定の
ゲート長のコントロールゲート電極を形成し、前記コン
トロールゲート電極をマスクとして前記フローティング
ゲート電極をエッチングすることによりコントロールゲ
ート電極とゲート長が等しいフローティングゲート電極
を形成することを含む。
【0031】また、前記分離用電極と前記フローティン
グゲート電極とを同時に形成する工程は、前記複数個の
電界効果トランジスタを互いに電気的に分離するための
第1の分離用電極と、複数個の前記不揮発性メモリセル
トランジスタを互いに電気的に分離するための第2の分
離用電極とを同時に形成することを含む。
【0032】また、前記ゲート電極と対向する前記半導
体基板の部分に第1の不純物イオンを注入することによ
り、第1の不純物領域を形成する工程と、前記フローテ
ィングゲート電極と対向する前記半導体基板の部分に前
記第1の不純物イオンの注入量よりも大きい注入量の第
2の不純物イオンを注入することにより第2の不純物領
域を形成する工程と、前記第1の分離用電極と対向する
前記半導体基板の部分に前記第2の不純物イオンの注入
量以上の注入量で第3の不純物イオンを注入することに
より、第3の不純物領域を形成する工程とをさらに含
む。
【0033】また、前記第2の不純物領域を形成する工
程と、前記第3の不純物領域を形成する工程とを同時に
行なうものである。
【0034】また、前記半導体基板に分離用酸化膜を形
成する工程をさらに備え、前記第2と第3の不純物領域
を形成すると同時に形成する工程は、前記分離用酸化膜
下に第4の不純物領域を形成することを含むものであ
る。
【0035】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1〜図5を参照して、シリコン基板1
にゲートアレイ部1aとメモリセル部1bが形成されて
いる。ゲートアレイ部1aにはpウェル88と、nウェ
ル87が形成されている。pウェル88とnウェル87
とを分離するようにLOCOS酸化膜2が形成されてい
る。シリコン基板1の表面で、pウエル88に、p+
極12aが形成されている。p+ 電極12aは、高濃度
のp型不純物を含有する。シリコン基板1のpウェル8
8上に複数個の電界効果型のトランジスタ89が形成さ
れている。トランジスタ89は厚さ100nmでゲート
電極80aと、ソース/ドレイン領域としての不純物領
域10a、11aとを含む。ゲート電極80aはゲート
酸化膜7と酸化膜60aを介在してシリコン基板1上に
形成されている。不純物領域10aと不純物領域11a
とを分離するように厚さ100nmでn型の分離用電極
40aを含む分離部49が形成されている。分離部49
により各々のトランジスタ89が分離される。分離用電
極40aは酸化膜3aを介在してシリコン基板1のpウ
ェル88に形成される。分離用電極40aは、酸化膜6
0a、61aで覆われる。
【0036】nウェル87上に複数個のトランジスタ2
7が形成される。トランジスタ27は、厚さ100nm
でp型のゲート電極28aと、ソース/ドレイン領域と
しての不純物領域25a、26aを含む。ゲート電極2
8aはゲート酸化膜を介在してnウェル87上に形成さ
れる。不純物領域25aと26aは、分離用電極29a
を含む分離部により分離される。LOCOS酸化膜2
と、分離用電極29aとの間にn+ 電極19aが形成さ
れる。n+ 電極19aは、高濃度のn型不純物を含有す
る。n+ 電極19aはゲート電極28aと電気的に接続
される。トランジスタ27が作動時には、n+ 電極19
aは接地電位、p+ 電極19aは電源電位とされる。ま
た、p+ 電極12aは、ゲート電極80aと電気的に接
続される。ゲート電極80aの側壁に酸化膜90aが形
成される。
【0037】シリコン基板1のメモリセル部1bにはフ
ラッシュメモリ99が形成されている。フラッシュメモ
リ99は、n型のコントロールゲート電極80bと、厚
さ100nmでn型のフローティングゲート電極40b
と、ソース/ドレイン領域としての不純物領域10b、
11bとを備えている。図5(a)に示すように、フロ
ーティングゲート電極40bの上端および下端がコント
ロールゲート電極80bの下に位置し、かつフローティ
ングゲート電極40bとコントロールゲート電極80b
との中心軸が一致して形成されてもよい。また、図5
(b)に示すように、フローティングゲート電極40b
の下端とコントロールゲート電極80bの下端が一致
し、フローティングゲート電極40bの上端がコントロ
ールゲート電極80bの下に位置してもよい。また、図
5(c)に示すように、フローティングゲート40bの
上端と、コントロールゲート電極80bの上端が一致
し、かつフローティングゲート電極40bの下端がコン
トロールゲート電極80bの下に位置してもよい。ま
た、図5(d)に示すように、フローティングゲート電
極40bの上端および下端がコントロールゲート電極8
0bの上端および下端と一致してもよい。フローティン
グゲート電極40bは酸化膜3bを介在してシリコン基
板1上に形成される。コントロールゲート電極80b
は、酸化膜60bを介在してフローティングゲート電極
40b上に形成される。コントロールゲート電極80b
とフローティングゲート電極40bの側壁に酸化膜90
bが形成される。
【0038】シリコン基板1全体を覆うように層間絶縁
膜14が形成される。層間絶縁膜14上にアルミニウム
配線16が形成される。アルミニウム配線16は、コン
タクトプラグ15を介在してp+ 電極12a、不純物領
域11b、分離用電極40a、ゲート電極80a、28
a、n+ 電極19aに電気的に接続される。次に、図6
〜図17を参照して、図1〜図5に示された半導体装置
の製造方法について説明する
【0039】図6を参照して、比抵抗10Ω・cmのp
型のシリコン基板1の表面に、厚み400nmのシリコ
ン酸化膜からなるLOCOS酸化膜2がLOCOS法に
よって形成される。注入エネルギ200〜500Ke
V、注入量1×1013/cm2でシリコン基板1に選択
的にボロンをイオン注入することにより、pウェル88
がシリコン基板1の表面に形成される。シリコン基板1
の表面からpウェル88の底部までの距離は約500〜
1000nmである。また、注入エネルギ400〜90
0KeV、注入量1×1013/cm2 でシリコン基板1
に選択的にリンをイオン注入することにより、図1に示
すnウェル87がシリコン基板1の表面に形成される。
シリコン基板1の表面からnウェル87の底部までの距
離は約500〜1000nmである。
【0040】図7を参照して、シリコン基板1の表面に
厚さ約10nmのTEOS(Tetraethyl Orthosilicat
e)酸化膜からなる酸化膜3a、3bが形成される。図
8を参照して、酸化膜3a、3bの上に厚さ100nm
のポリシリコン4を形成する。メモリセル領域1bおよ
びpウェル88上のポリシリコン4にはリンをイオン注
入する。nウェル87上のポリシリコン4にはボロンを
イオン注入する。ポリシリコン4上にCVD法により厚
さ100nmのTEOS酸化膜を堆積することにより酸
化膜5を形成する。
【0041】図9を参照して、酸化膜3a、3b、5、
ポリシリコン4を選択的にエッチングすることにより、
ゲートアレイ部1aの酸化膜3aと厚さ100nmでn
型の分離用電極40aと層間酸化膜50aと、メモリセ
ル部1bの酸化膜3bと厚さ100nmでn型のフロー
ティングゲート電極40bと層間酸化膜50bとを形成
する。また、ゲートアレイ部1aにおいては、図1で示
すp型の分離用電極29aも形成される。
【0042】図10を参照して、シリコン基板1を覆う
ように厚さ100nmの酸化膜をCVD法により堆積し
て酸化膜6を形成する。
【0043】図11を参照して、酸化膜6を異方性エッ
チングすることにより、分離用電極40aを覆う酸化膜
60a、61aと、フローティングゲート電極40bを
覆う酸化膜60b、61bが形成される。
【0044】図12を参照して、シリコン基板1上に厚
さ6nmのゲート酸化膜7を熱酸化法により形成する。
【0045】図13を参照して、シリコン基板1上に厚
さ100nmのポリシリコン8をCVD法により堆積す
る。フローティングゲート電極40bおよびpウェル8
8上のポリシリコン8にリンをイオン注入する。nウェ
ル87上のポリシリコン8にボロンをイオン注入する。
【0046】図14を参照して、ポリシリコン8を選択
的にエッチングすることにより、n型のゲート電極80
aとn型のコントロールゲート電極80bが形成され
る。また、ゲートアレイ部1aにおいては、図1で示す
p型のゲート電極28aも形成される。
【0047】図15を参照して、シリコン基板1を覆う
ように厚さ100nmのTEOS酸化膜を堆積して酸化
膜9を形成する。
【0048】図16を参照して、酸化膜9を異方性エッ
チングすることにより、ゲート電極80aの側壁に酸化
膜90aを形成する。また、同時にコントロールゲート
電極80bとフローティングゲート電極40bの側壁に
酸化膜90bを形成する。
【0049】図17を参照して、注入エネルギ10Ke
V、注入量1×1015/cm2 で矢印100で示すボロ
ンをシリコン基板1に選択的にイオン注入する。これに
より、ゲートアレイ部1aのp+ 電極12aと、図1で
示す不純物領域25a、26aが形成される。次に、注
入エネルギ50KeV、注入量1×1015/cm2 でシ
リコン基板1にヒ素を選択的にイオン注入することによ
り、不純物領域10a、10b、11a、11bと、図
1で示すn+ 電極19aを形成する。
【0050】図3を参照して、シリコン基板1全体を覆
うようにCVD法により厚さ100nmのTEOS酸化
膜を形成する。次に、このTEOS酸化膜の上にBPT
EOS(Boro Phospho Tetratethyl Orthosilicate)酸
化膜を堆積する。次に、BPTEOS酸化膜の上に厚さ
100nmのTEOS酸化膜をCVD法により堆積す
る。このようにして、層間絶縁膜14を形成する。次
に、層間絶縁膜14を選択的に異方性エッチングするこ
とによりp+ 電極12aに達するコンタクトホールを形
成する。また、分離用電極40a、不純物領域11b、
ゲート電極80a、n+ 電極19a、分離用電極29
a、またはゲート電極28aに達するコンタクトホール
も形成する。次に、これらのコンタクトホールを充填す
るようにタングステンからなるコンタクトプラグ15を
CVD法により形成する。層間絶縁膜14上にスパッタ
リング法によりアルミニウム膜を形成する。このアルミ
ニウム膜を所定のパターンに従ってエッチングすること
により、アルミニウム配線16を形成する。このように
して、この発明の半導体装置が完成する。
【0051】以上説明したように、実施の形態1の半導
体装置およびその製造方法によれば、図8および図9で
示す工程において、分離用電極40aとフローティング
ゲート電極40bを同一工程で形成するため、電極の製
造工程を減らすことができる。そのため、従来よりも少
ない工程でFPGAを製造することができる。
【0052】また、上述の実施の形態においては、図4
に示すようにゲートアレイ部1aのトランジスタ89に
おいてソース/ドレイン領域としての不純物領域10
a、11aをシングルドレイン構造としている。しかし
ながら、ソース/ドレイン領域はシングルドレイン構造
に限定されるものではなく、図18に示すように、LD
D構造(Lightly Doped Drain )としてもよい。この場
合、不純物領域10a、11aの端部にn型の低濃度不
純物領域101aを形成する。この低濃度不純物領域1
01aは、図16で示す工程において、酸化膜90a、
90bを形成した後シリコン基板1のpウェル88が形
成された部分に、注入エネルギ50KeV、注入量1×
1013/cm2 でヒ素をイオン注入することにより形成
する。また、図には示されていないが、図1中のトラン
ジスタ27におけるソース/ドレイン領域としての不純
物領域25a、26aをLDD構造とすることもでき
る。この場合、図16で示す工程において、酸化膜90
a、90bを形成した後、nウェル87が形成された部
分に注入エネルギ10KeV、注入量1×1013/cm
2 でボロンをイオン注入することによりp型の低濃度不
純物領域を形成する。
【0053】また、実施の形態1ではフラッシュメモリ
99のフローティングゲート40bとコントロールゲー
ト90bのゲート長はほぼ同一のものとした。しかしな
がら、フローティングゲートとコントロールゲートの形
状はこれに限定されるものではない。つまり、図19に
示すようにフラッシュメモリ99のコントロールゲート
電極81bのゲート長をフローティングゲート電極40
bのゲート長よりも長くしてコントロールゲート電極8
1bが不純物領域11b上部に延在して選択ゲートを兼
ねるような形状にすることも可能である。
【0054】図19で示すようなフラッシュメモリ99
を製造するためには、図14で示す工程において、フロ
ーティングゲート電極がシリコン基板1と接触するよう
にポリシリコン8をエッチングすればよい。この場合に
おいても、電極を形成する工程は従来と比べて減ってい
るため、簡単な工程でこの半導体装置を製造することが
できる。
【0055】さらに、ゲート電極80aとコントロール
ゲート電極80bをポリシリコンで構成したが、これら
の電極をCoSi2 ,TiSi2 またはNiSi2 など
のシリサイドで構成してもよい。
【0056】また、この実施の形態ではゲートアレイと
フラッシュメモリとを集積化したFPGAについて説明
したが、マイクロプロセッサとフラッシュメモリを組合
せたものやDSP(Digital Signal Processor)とフラ
ッシュメモリを組合せたものについても適用できる。
【0057】実施の形態2.上述の実施の形態1ではフ
ラッシュメモリ99のコントロールゲート電極80bと
フローティングゲート電極40bの側壁に酸化膜90b
を残存させていたが、実施の形態2では、図20に示す
ようにこの酸化膜92bの幅を実施の形態1に比べて小
さくしている。また、実施の形態2では実施の形態1に
比べて不純物領域10b、11bの端部がフローティン
グゲート電極40bに近づいている。
【0058】次に、図20で示す半導体装置の製造方法
について説明する。実施の形態1の図6〜図16に示す
工程と同様の工程を経てコントロールゲート電極80b
およびフローティングゲート電極40bの側壁に酸化膜
90bを形成する。
【0059】図21を参照して、ゲートアレイ部1aを
覆うようにレジスト200を形成する。図22を参照し
て、レジスタ200をマスクとして酸化膜90bをフッ
酸溶液で等方性エッチングすることにより、幅の狭い酸
化膜92bを形成する。次に実施の形態1の図17、図
3で示す工程を経て図20で示す半導体装置が完成す
る。
【0060】このように構成された半導体装置において
は、まず実施の形態1で述べたような効果がある。ま
た、フラッシュメモリ99の側壁に形成された酸化膜9
2bの幅が狭いため、この酸化膜92bをマスクとして
シリコン基板1に不純物イオンを注入することにより形
成されるソース/ドレイン領域としての不純物領域10
b、11bがフローティングゲート電極40bに近づく
ことになる。そのため、不純物領域10b、11bの端
部で電界が強くなるためアバランシェブレイクダウンが
起こりやすくなる。そのため、フラッシュメモリ99へ
の書込がしやすくなるという効果がある。
【0061】実施の形態3.実施の形態1ではフローテ
ィングゲート電極40bのゲート長とコントロールゲー
ト電極80bのゲート長はほぼ等しかったが、実施の形
態3においては、図23に示すように、フローティング
ゲート電極41bとコントロールゲート電極82bのゲ
ート長はさらに精度よく一致している。それ以外の構成
に関しては実施の形態1と同様である。
【0062】次に、図24〜図33を参照して、図23
に示された半導体装置の製造方法について説明する。図
24を参照して、実施の形態1の図5〜図9で示す工程
と同様の製造工程を経てシリコン基板1上にLOCOS
酸化膜2、pウェル88、酸化膜3a、31b、分離用
電極40a、フローティングゲート電極41b、層間酸
化膜50a、51bを形成する。ここで、酸化膜31
b、コントロールゲート電極41b、層間酸化膜51b
の厚さは、図9で示す酸化膜3b、フローティングゲー
ト電極40b、層間酸化膜50bと同一の厚さである。
また、酸化膜31b、フローティングゲート電極41
b、層間酸化膜51bの幅は最終的に形成されるべき幅
(0.35μm)よりもやや大きい幅(0.5μm)で
ある。図25を参照して、シリコン基板1を覆うように
CVD法により厚さ100nmのTEOS酸化膜を堆積
することにより酸化膜6を形成する。
【0063】図26を参照して、酸化膜6を異方性エッ
チングすることにより、分離用電極40aを覆う酸化膜
60a、61aと、フローティングゲート電極41bを
覆う酸化膜61b、60bが形成される。
【0064】図27を参照して、シリコン基板1の表面
に厚さ6nmのゲート酸化膜7を熱酸化法により形成す
る。
【0065】図28を参照して、シリコン基板1を覆う
ように厚さ200nmのポリシリコン81をCVD法に
より形成する。pウェル88およびフローティングゲー
ト電極41b上に位置するポリシリコン81にヒ素をイ
オン注入する。nウェル87上に位置するポリシリコン
81にボロンをイオン注入する。
【0066】図29を参照して、ポリシリコン81を選
択的に異方性エッチングすることにより、ゲート電極8
1aとコントロールゲート電極82bが形成される。こ
のコントロールゲート電極82bの幅は最終的に形成さ
れるべき幅(0.35μm)である。
【0067】図30を参照して、ゲートアレイ部1aを
レジスト200で覆う。矢印101で示すエッチングガ
ス(CH4 +H2 またはCHF3 +O2 )によりコント
ロールゲート電極82bをマスクとして酸化膜61bを
エッチングする。このとき、コントロールゲート電極8
2bの幅と酸化膜61bの幅が同一となる。
【0068】図31を参照して、矢印102で示すエッ
チングガス(CF4 、Cl2 、またはHBr)によりコ
ントロールゲート電極82bをマスクとしてフローティ
ングゲート電極41bをエッチングする。このとき、コ
ントロールゲート電極82bとフローティングゲート電
極41bの幅が同一となる。また、コントロールゲート
電極82bもエッチングされるが、コントロールゲート
電極82bの厚みは厚いため(200nm)、エッチン
グされてもコントロールゲート電極82bがなくなると
いうことはない。
【0069】図32を参照して、矢印101で示すエッ
チングガス(CH4 +H2 またはCHF3 +O2 )を用
いてコントロールゲート電極82bをマスクとして酸化
膜31bをエッチングする。
【0070】図33を参照して、アッシングによりレジ
スト200を除去する。この後、実施の形態1の図1
5、図16、図17および図3で示す工程を経て半導体
装置が完成する。
【0071】このように構成された半導体装置およびそ
の製造方法においては、まず実施の形態1で示す効果が
ある。また、図31で示す工程において、コントロール
ゲート電極82bをマスクとしてエッチングすることに
よりフローティングゲート電極41bを形成している。
したがって、フローティングゲート電極41bのゲート
長とコントロールゲート電極82bのゲート長はこれら
の電極を別々の写真製版工程によって形成した場合に比
べて精度よく一致する。そのため、フローティングゲー
ト電極の上にコントロールゲート電極が形成されないこ
とによる品質不良を防ぐことができ、半導体装置の歩留
りを向上させることができる。
【0072】実施の形態4.図34〜図36を参照し
て、シリコン基板1にはゲートアレイ部1aとメモリセ
ル部1bが形成されている。ゲートアレイ部1aの断面
は図3中の左側に位置する断面と同じものである。メモ
リセル部1bには複数のフラッシュメモリ98が形成さ
れている。フラッシュメモリ98は、ソース領域として
の不純物領域10bと、ドレイン領域としての不純物領
域11cと、厚さ100nmのフローティングゲート電
極40cと、コントロールゲート電極80cとを備えて
いる。シリコン基板1に不純物領域11cが形成されて
いる。不純物領域11cを取囲むようにリング形状のフ
ローティングゲート電極40cが酸化膜3cを介在して
形成されている。フローティングゲート電極40cを覆
い図34中の横方向に延在するようにコントロールゲー
ト電極80cが形成されている。フローティングゲート
電極40cを挟んで不純物領域11cと反対側にソース
領域としての不純物領域10bがコントロールゲート電
極80cに沿って延びるように形成されている。2つの
不純物領域10bの間に厚さ100nmの分離用電極4
0dを含む分離部47が形成されている。分離用電極4
0dは2つの不純物領域10bを分離し、酸化膜3fを
介在してシリコン基板1上に形成される。分離用電極4
0dを覆うように酸化膜60d、61dが形成されてい
る。シリコン基板1を覆うように層間絶縁膜14が形成
されている。不純物領域11cに達するコンタクトホー
ルが層間絶縁膜14に形成されている。コンタクトホー
ルを充填するようにコンタクトプラグ15が形成されて
いる。コンタクトプラグと接するようにアルミニウム配
線16が形成されている。
【0073】次に、図37〜図45を参照して、図36
で示す半導体装置の製造方法について説明する。図37
を参照して、p型のシリコン基板1上に厚さ400nm
のLOCOS酸化膜2を形成する。次に、シリコン基板
1に注入エネルギ200〜500KeV、注入量1×1
13/cm2 でボロンを選択的にイオン注入することに
よりpウェル88を形成する。また、シリコン基板1に
注入エネルギ400〜900KeV、注入量1×1013
/cm2 でヒ素を選択的にイオン注入することによりn
ウェルを形成する。シリコン基板1全体を覆うように厚
さ10nmの酸化膜3a、3cをCVD法により形成す
る。この酸化膜3a,3cを覆うように厚さ100nm
のポリシリコン4を形成するメモリセル領域1bおよび
pウェル88上のポリシリコン4にリンをイオン注入す
る。nウェル87上のポリシリコンにボロンをイオン注
入する。このポリシリコン4上に厚さ100nmの酸化
膜5をCVD法により形成する。
【0074】図38を参照して、これらの酸化膜3a、
3c、5、ポリシリコン4を所定のパターンに従って異
方性エッチングすることにより酸化膜3a、3c、3
f、厚さ100nmの分離用電極40a、40d、厚さ
100nmのフローティングゲート電極40c、層間酸
化膜50a、50c、50dが形成される。シリコン基
板1を覆うようにCVD法により酸化膜6が形成され
る。図39を参照して、酸化膜6を異方性エッチングす
ることにより、分離用電極40aを覆う酸化膜60a、
61a、フローティングゲート電極40cを覆う酸化膜
60c、61c、分離用電極40dを酸化膜60d、6
1dを形成する。
【0075】図40を参照して、シリコン基板1上に厚
さ6nmの酸化膜7を熱酸化法により形成する。
【0076】図41を参照して、シリコン基板1を覆う
ようにCVD法により厚さ100nmのポリシリコン8
を形成する。pウェル88およびフローティングゲート
電極40c上のポリシリコン8にリンがイオン注入され
る。nウェル上のポリシリコン8にボロンがイオン注入
される。
【0077】図42を参照して、ポリシリコン8を所定
の形状にパターニングすることにより、ゲート電極80
aと、コントロールゲート電極80cが形成される。図
43を参照して、シリコン基板1を覆うように厚さ10
0nmのTEOS酸化膜を堆積することにより酸化膜9
が形成される。
【0078】図44を参照して、酸化膜9を異方性エッ
チングすることによりゲート電極80aの側壁に酸化膜
90aが形成される。また、コントロールゲート電極8
0cの側壁に酸化膜90cが形成される。
【0079】図45を参照して、シリコン基板1に注入
エネルギ10KeV、注入量1×1015/cm2 で、矢
印100で示すボロンを選択的にイオン注入することに
よりp+ 電極12aと、不純物領域10b、11cが形
成される。また、ゲートアレイ部1aでnウェルが形成
された領域には注入エネルギ50KeV、注入量1×1
15/cm2 でヒ素がイオン注入される。
【0080】図36を参照して、シリコン基板1を覆う
層間絶縁膜14を形成する。不純物領域11cに達する
コンタクトホールを層間絶縁膜14に形成する。コンタ
クトホールを充填するようにタングステンからなるコン
タクトプラグ15をCVD法により形成する。層間絶縁
膜14上にコンタクトプラグ15に接するようにアルミ
ニウム配線16を形成する。これにより半導体装置が完
成する。
【0081】以上説明したように、実施の形態4の半導
体装置およびその製造方法によれば、図37に示す工程
において、ゲートアレイ部1aの分離用電極40aと、
メモリセル部1bのフローティングゲート電極40c
と、分離用電極40dを同一の工程で形成しているた
め、電極を形成する工程を減らすことができる。そのた
め、少ない製造工程でFPGAを製造することができ
る。
【0082】また、図34に示すように、メモリセル部
1bのフラッシュメモリ98を分離するために分離用電
極40dを含む分離部47を用いたため、フラッシュメ
モリ98の分離を確実に行なうことができる。
【0083】実施の形態5.実施の形態1では、分離用
電極40a、フローティングゲート電極40b、および
ゲート電極80aの下には不純物領域を形成しなかった
が、実施の形態5では、図46に示すように、分離用電
極40aの下にチャネルドープ領域としてのp型の不純
物領域132が形成されており、フローティングゲート
電極40bの下にチャネルドープ領域としてのp型の不
純物領域133が形成されており、ゲート電極80aの
下にチャネルドープ領域としてのp型の不純物領域13
1が形成されている。不純物領域131の不純物濃度は
GAであり、不純物領域132の不純物濃度nFSであ
り、不純物領域133の不純物濃度はnFlash である。
また、nGAと、nFSと、nFlash との間には、nGA<n
Flash ≦nFSで示す関係が成り立つ。それ以外の構造に
関しては、図3に示された実施の形態1と同様である。
【0084】次に、図47〜図49を参照して、図46
に示された半導体装置の製造方法について説明する。図
47を参照して、シリコン基板1上に実施の形態1と同
様にLOCOS酸化膜2を形成する。次に、実施の形態
1と同様に、シリコン基板1にpウェル88を形成す
る。次に、ゲートアレイ部1aを覆うようにレジスト2
00を形成する。このレジスト200をマスクとして注
入エネルギ20KeV、注入量7×1012/cm2 で矢
印103で示すボロンをシリコン基板1に注入する。こ
れにより、チャネルドープ領域としてのp型の不純物領
域133を形成する。不純物領域133中の不純物濃度
はnFlash 7×1017/cm3 である。
【0085】図48を参照して、メモリセル部1bを覆
うレジスト201bを形成する。また、ゲートアレイ部
1aの一部を覆うレジスト201aを形成する。このレ
ジスト201a、201bをマスクとして注入エネルギ
20KeV、注入量1×1013/cm2 で矢印104で
示すボロンをシリコン基板1にイオン注入することによ
り、チャネルドープ領域としてのp型の不純物領域13
2を形成する。不純物領域132の不純物濃度はnFS
×1018/cm3 である。
【0086】図49を参照して、実施の形態1の図7〜
図11で示す工程を経て酸化膜3a、3b、分離用電極
40a、フローティングゲート電極40b、酸化膜60
a、61a、60b、61bを形成する。次に、注入エ
ネルギ20KeV、注入量6×1012/cm2 で矢印1
05で示すボロンをシリコン基板1にイオン注入するこ
とにより、チャネルドープ領域としてのp型の不純物領
域131を形成する。不純物領域131の不純物濃度は
GA6×1017/cm3 である。
【0087】次に、実施の形態1の図12〜図17およ
び図3で示す工程を経て図46で示す半導体装置が完成
する。
【0088】以上説明したように、実施の形態5におけ
る半導体装置とその製造方法によれば、まず実施の形態
1で述べたような効果がある。また、ゲート電極80a
の下にチャネルドープ領域としての不純物領域131
(不純物濃度nGA)が形成される。また、分離用電極4
0aの下にチャネルドープ領域としての不純物領域13
2(不純物濃度nFS)が形成される。また、フローティ
ングゲート電極40bの下にチャネルドープ領域として
の不純物領域133(不純物濃度nFlash )が形成され
る。これらの不純物濃度の間には、nGA<nFlash ≦n
FSで示す関係が成り立つ。ここで、それぞれの電極のし
きい値電圧Vと、チャネルドープ領域の不純物濃度n
と、電極とチャネルドープ領域との間の酸化膜の膜厚T
との間にV≒V0+k・T・n1/2で示す関係がある。k
は比例定数である。したがって、この発明によれば、ゲ
ート電極80aでのしきい値をVGA、フローティングゲ
ート電極40bでのしきい値電圧をVFlash 、分離用電
極40aでのしきい値電圧をVFSとすると、Tが一定で
あればVGA<VFlash ≦VFSとなる。そのため、ゲート
アレイ部1aの電界効果トランジスタ89は、しきい値
が低いため、高速動作が可能となり、分離部49ではし
きい値が高いため、リーク電流が少なくなるという効果
がある。
【0089】また、図49に示す工程において、シリコ
ン基板1の全面に矢印105で示すボロンをシリコン基
板1全体に注入しているが、この際の注入量は十分に小
さいため、n+ 電極19aやn型の不純物領域10a、
11aの不純物濃度に影響を与えることはない。
【0090】実施の形態6.実施の形態5では、分離用
電極40aおよびフローティングゲート電極40bを形
成する前に不純物領域132、133を形成したが、実
施の形態6では、フローティングゲート電極40bおよ
び分離用電極40aを形成した後に不純物領域132、
133を形成する。
【0091】図50を参照して、分離用電極40a下に
チャネルドープ領域としてのp型の不純物領域132が
形成されている。フローティングゲート電極40b下に
チャネルドープ領域としてのp型の不純物領域133が
形成されている。不純物領域132と不純物領域133
の不純物濃度は等しい。不純物領域132と不純物領域
133は分離用電極40aおよびフローティングゲート
電極40bが作られた後に形成される。また、不純物領
域132は、不純物領域131の下に延びている。ま
た、不純物領域133は、不純物領域10b、11bの
下に延びている。それ以外の構造に関しては、図46に
示された実施の形態5と同様である。
【0092】次に、図51を参照して、図50に示され
た半導体装置の製造方法について説明する。まず、実施
の形態1の図6〜図11で示す工程を経てシリコン基板
1上にLOCOS酸化膜2、酸化膜3a、3b、60
a、60b、61a、61b、分離用電極40a、フロ
ーティングゲート電極40b、pウェル88を形成す
る。次に、注入エネルギ70KeV、注入量1×1013
/cm2 で、矢印106で示すボロンをシリコン基板1
にイオン注入することにより、p型の不純物領域132
と、p型不純物領域133を形成する。不純物領域13
2中の不純物濃度と不純物領域133中の不純物濃度は
同一である。次に、実施の形態5の図49で示す工程を
経て不純物領域131を形成し、実施の形態1の図12
〜図17および図3で示す工程を経てこの図面の半導体
装置が完成する。
【0093】以上示したように、実施の形態6における
半導体装置のその製造方法によれば、図51で示す工程
において、不純物領域132と不純物領域133を同時
に形成することができるため、実施の形態5で述べた効
果に加えて、さらに製造工程を少なくできるという効果
がある。
【0094】また、図50で示す半導体装置の製造方法
のもう1つの製造工程について、図52〜図53を参照
して説明する。図52を参照して、実施の形態1の図6
〜図11で示す工程を経てシリコン基板1上にLOCO
S酸化膜2、酸化膜3a、3b、60a、60b、61
a、61b、フローティングゲート電極40b、分離用
電極40a、pウェル88を形成する。次に、メモリセ
ル部1bをレジスト200で覆い、注入エネルギ70K
eV、注入量1×1013/cm2 で、矢印105aで示
すボロンをシリコン基板1のゲートアレイ部1aにイオ
ン注入することにより、チャネルドープ領域としてのp
型の不純物領域132を形成する。
【0095】図53を参照して、ゲートアレイ部1aを
レジスト200で覆い、注入エネルギ70KeV、注入
量7×1012/cm2 で、シリコン基板1のメモリセル
部1bに矢印105bで示すボロンをイオン注入するこ
とにより、チャネルドープ領域としてのp型の不純物領
域133を形成する。次に、実施の形態5の図49で示
す工程、実施の形態1の図12〜図17で示す工程を経
て図50で示す半導体装置が完成する。
【0096】このように構成された半導体装置およびそ
の製造方法においては、図51で示す工程を用いた場合
に比べて、製造工程は1工程増えるが、不純物領域13
2と不純物領域133の不純物濃度を独立に制御できる
ため、分離用電極40aでのしきい値電圧とフローティ
ングゲート電極40bでのしきい値電圧を独立にコント
ロールできるという効果がある。
【0097】また、図53で示すイオン注入を先に行な
い、図52で示すイオン注入を後に行なっても図50で
示す半導体装置を得ることができる。
【0098】実施の形態7.実施の形態6では、LOC
OS酸化膜2の下に不純物領域は形成されていなかった
が、実施の形態7では図54で示すように、LOCOS
酸化膜2の下にチャネルストッパとしての不純物領域1
32aを形成する。また、LOCOS酸化膜2aの厚さ
(図中のtb )は、200nmである。また、シリコン
基板1の表面から酸化膜60aの上部面までの高さ(図
中ta )およびシリコン基板1の表面から酸化膜60b
の上部面までの高さ(図中ta )も200nmである。
それ以外の構造に関しては、図50で示された実施の形
態6と同様である。
【0099】次に、図55を参照して、図54で示す半
導体装置の製造方法について説明する。図55を参照し
て、実施の形態1の図6〜図11で示す工程を経てシリ
コン基板1上にLOCOS酸化膜2、酸化膜3a、3
b、60a、60b、61a、61b、分離用電極40
a、フローティングゲート電極40b、pウェル88を
形成する。このとき、LOCOS酸化膜2aの厚さ(t
b )は200nmである。また、シリコン基板1の表面
から酸化膜60aの上部面までの高さ(ta )およびシ
リコン基板1の表面から酸化膜60bの上部面までの高
さ(ta )は200nmである。次に、注入エネルギ7
0KeV、注入量1×1013cm2 で、シリコン基板1
にボロンをイオン注入することにより、不純物領域13
2、132a、133を形成する。不純物領域132、
132a、133の不純物濃度は1×1018/cm3
なる。次に、実施の形態5の図49で示す工程、実施の
形態1の図12〜図17で示す工程および図3で示す工
程を経て図54で示す半導体装置が完成する。
【0100】このように構成された実施の形態7の半導
体装置およびその製造方法においては、まず実施の形態
5で述べた効果がある。また、LOCOS酸化膜2の下
にチャネルストッパとしての不純物領域132aを形成
するため、LOCOS酸化膜2の分離能力を上げること
ができる。また、チャネルストッパとしての不純物領域
132aは、図55で示すように、他の不純物領域13
2、133と同一の工程で製造されるため、新たに製造
工程が増えるということもない。
【0101】実施の形態8.実施の形態1では、酸化膜
3a、3b、ゲート酸化膜7の厚さは特に規定しなかっ
たが、実施の形態8では、図56に示すように、酸化膜
3dの厚さTFS、酸化膜3eの厚さTFlash 、ゲート酸
化膜7aの厚さTGAの間には、TGA<TFlas h ≦TFS
関係がある。それ以外の構造に関しては図3に示された
実施の形態1と同様である。
【0102】次に、図56で示された半導体装置の製造
方法について説明する。まず、TGA<TFlash =TFS
満たす半導体装置は、実施の形態1の図6〜17および
図3で示す工程を経て製造することができる。
【0103】次に、図57〜図58を参照して、TGA
Flash ≦TFSを満たす半導体装置の製造方法について
説明する。まず、図57を参照して、シリコン基板1に
LOCOS法によって厚さ400nmのLOCOS酸化
膜2を形成する。次に、シリコン基板1の表面に厚さ1
5nmの酸化膜3a、3bを熱酸化法により形成する。
次に、ゲートアレイ部1aにレジスト202を形成し、
矢印108で示すフッ酸により酸化膜3bをエッチング
により除去する。
【0104】図58を参照して、熱酸化法により、ゲー
トアレイ部1aでは酸化膜3aの上に厚さ15nmの酸
化膜を堆積する。また、メモリセル部1bでは、シリコ
ン基板1の表面に厚さ15nmの酸化膜を堆積する。こ
れにより、ゲートアレイ部1aに厚さTFS=30nmの
酸化膜3dを形成する。また、メモリセル部1bでは、
厚さTFlash =15nmの酸化膜3eを形成する。次
に、ゲートアレイ部にpウェル88、nウェルを形成
し、実施の形態1の図8〜図17および図3で示す工程
を経て図56で示す半導体装置が完成する。ここで、図
12で示す工程において、ゲート酸化膜7aを形成する
が、このときのゲート酸化膜7aの厚さは実施の形態1
と同様に6nmとする。また、VFS=1.6V、V
Flash =0.8Vとなる。
【0105】このように構成された実施の形態8の半導
体装置とその製造方法においては、ゲート酸化膜7の厚
さTGAと、酸化膜3cの厚さTFlash 、酸化膜3dの厚
さTFSとの間に、TGA<TFlash ≦TFSの関係がある。
ここで、実施の形態5で述べたように、しきい値電圧V
とチャネルドープ領域の不純物濃度nと、酸化膜の膜厚
Tとの間にはV≒V0+k・T・n1/2で示される関係が
ある。したがって、実施の形態8の半導体装置において
は、nを一定とすると、VGA<VFlash ≦VFSの関係が
成り立つ。そのため、実施の形態8では、トランジスタ
89は高速動作が可能となり、分離部49では、リーク
電流が少なくなるという効果がある。
【0106】実施の形態9.実施の形態5では、図46
に示すように、分離用電極40aがn型であり、不純物
領域132がp型であり、フローティングゲート電極4
0bがn型であり、不純物領域133がp型であるのに
対して、実施の形態9では、図59に示すように、分離
用電極41aがp型であり、不純物領域132がp型で
あり、フローティングゲート電極41bがn型であり、
不純物領域133がp型である。それ以外の構成に関し
ては図46に示された実施の形態5と同様である。
【0107】次に、図60〜図61を参照して、図59
で示す半導体装置の製造方法について説明する。まず、
図60を参照して、シリコン基板1上にLOCOS法に
より、LOCOS酸化膜2を形成する。次に、シリコン
基板1を覆うように厚さ6nmの酸化膜3a、3bを熱
酸化法により形成する。次に、この酸化膜3a、3bを
覆うようにCVD法によりポリシリコン4を形成する。
次に、ポリシリコン4に窒素を注入エネルギ10Ke
V、注入量5×1015/cm2 で注入する。次に、ポリ
シリコン4上にCVD法により酸化膜5を形成する。次
に、メモリセル部1bにレジスト203を形成する。こ
のレジスト203をマスクとしてポリシリコン4に矢印
108で示すボロンを注入エネルギ10KeV、注入量
5×1015/cm2 で注入してp型のドープドポリシリ
コン4aを形成する。図61を参照して、レジスト20
3を除去した後、ゲートアレイ部1aの上にレジスト2
04を形成する。このレジスト204をマスクとしてポ
リシリコン4に矢印109で示すリンを注入エネルギ1
0KeV、注入量5×1015/cm2で注入してn型の
ドープドポリシリコン4bを形成する。次に、実施の形
態1の図9〜図17および図3で示す工程を経て、図5
9で示す半導体装置が完成する。
【0108】このように構成された半導体装置とその製
造方法においては、分離用電極41aがp型であり、そ
の下に位置する不純物領域132もp型である。そのた
め、分離用電極41aがn型である場合に比べて、不純
物領域132をp型からn型へ反転させるために必要な
しきい値が大きくなる。そのため、リーク電流が発生し
にくくなり、分離用電極41aを含む分離部49におい
て不純物領域10a、11aの分離を一層確実に行なう
ことができる。
【0109】実施の形態10.実施の形態1では、酸化
膜60aの厚さと酸化膜3bの厚さと層間酸化膜60b
の厚さは特に規定しなかったが、実施の形態10では、
図62に示すように、酸化膜62aの厚さTFS-GA と、
酸化膜3bの厚さTFlash と、層間酸化膜62bの厚さ
FG-CG との間にはTFlash <TFG-CG <TFS-GA で示
す関係が成立する。それ以外の構造に関しては、図3に
示された実施の形態1と同様である。
【0110】次に、図63〜図66を参照して、図62
で示す半導体装置の製造方法について説明する。図63
を参照して、実施の形態1の図6〜図11で示す工程を
経てシリコン基板1上にLOCOS酸化膜2、酸化膜3
a、3b、60a、60b、61a、61b、pウェル
88を形成する。酸化膜3a、3bの厚さは6nmであ
る。次に、ゲートアレイ部1a上にレジスト205を形
成する。
【0111】図64を参照して、矢印101で示すフッ
酸を用いて酸化膜60b、61bをエッチングする。こ
れにより、フローティングゲート電極40bを露出させ
る。図65を参照して、シリコン基板1を覆うように厚
さ20nmの酸化膜63をCVD法により形成する。酸
化膜60aと分離用電極3a上の酸化膜63が酸化膜6
2aとなる。フローティングゲート電極40b上の酸化
膜63が酸化膜62bとなる。
【0112】図66を参照して、シリコン基板1を覆う
ようにポリシリコンを形成し、このポリシリコンに不純
物イオンを注入する。次に、ポリシリコンを所定の形状
にパターニングすることにより、ゲート電極80aと、
コントロールゲート電極80bを形成する。次に、実施
の形態1の図15〜図17および図3で示す工程を経て
図62で示す半導体装置が完成する。
【0113】このように構成された半導体装置とその製
造方法においては、ゲート電極80aと分離用電極40
aとの間に位置する酸化膜62aの厚さTFS-GA が厚く
なるため、ゲート電極80aと分離用電極40aとの間
の容量が小さくなる。そのため、ゲート電極80aに電
流が流れやすくなり、トランジスタ89は高速動作が可
能となる。また、コントロールゲート電極80bとフロ
ーティングゲート電極40bとの間の層間酸化膜62b
の厚さTFG-CG が厚いため、フローティングゲート電極
3bに蓄積された電荷がコントロールゲート電極80b
へ抜けることがない。そのため、フラッシュメモリ99
の誤動作が少なくなる。また、フローティングゲート電
極62b下の酸化膜3bの厚さTFlash が薄いため、フ
ラッシュメモリ99も高速動作が可能となる。
【0114】実施の形態11.実施の形態1ではシリコ
ン基板1に不純物領域を形成したが、実施の形態11で
は図67に示すようにシリコン基板1上に埋込酸化膜4
00を形成し、その埋込酸化膜400上にSOI(Sili
con On Insulator)層300a、300bを形成し、そ
のSOI層300a、300bに不純物領域311b、
312b、p+電極312aを形成している。また、図
1で示される不純物領域10a、11a、25a、26
aに該当する不純物領域(図示せず)も半導体層300
aに形成する。一方、図1中のpウェル88およびnウ
ェル87は実施の形態11では形成されていない。それ
以外の構造に関しては図3に示された実施の形態1と同
様である。
【0115】次に、図68を参照して、図67で示す半
導体装置の製造方法について説明する。まず、図68を
参照して、シリコン基板1に酸素イオンを注入し、熱処
理を行なうことにより厚さ100nmの埋込酸化膜40
0を形成する。また、埋込酸化膜400より上の部分は
SOI層となる。このSOI層をレジストパターンに従
って所定の形状にパターニングすることによりSOI層
300a、300b、メサ分離部301を形成する。次
に、実施の形態1の図7〜図17および図3で示す工程
を経てSOI層300a上にトランジスタ89を形成
し、SOI層300b上にフラッシュメモリ99を形成
して図67で示す半導体装置が完成する。
【0116】このように構成された実施の形態11の半
導体装置とその製造方法においては、実施の形態1で述
べた効果に加えて、以下のような効果がある。すなわ
ち、SOI層300a、300bに形成されたフラッシ
ュメモリ99は、バルク状態のシリコン基板1に形成さ
れたトランジスタに比べてアバランシェブレイクダウン
を起こしやすいため、低電圧で書込ができるという効果
がある。また、トランジスタ89やフラッシュメモリ9
9が3次元的に各々分離されるため、トランジスタ間の
寄生容量が低下し、トランジスタの高速動作が可能とな
るという効果がある。
【0117】また、トランジスタ89とフラッシュメモ
リ99が電気的に分離されているため、コントロールゲ
ート80bに高電圧を印加してもこの電圧がトランジス
タ89には伝わらない。そのため、トランジスタ89が
誤作動することがない。
【0118】また、図69を参照して、複数の半導体層
300aをLOCOS酸化膜302で形成しても同様の
効果が得られる。
【0119】
【発明の効果】この発明の半導体装置においては、第1
の分離用電極とフローティングゲート電極が同一の厚み
を有するため、第1の分離用電極とフローティングゲー
ト電極とを同一の工程で形成することができる。そのた
め、第1の分離用電極により分離された複数個の電界効
果トランジスタと不揮発性メモリセルトランジスタとを
備え、製造工程が簡単な半導体装置を得ることができ
る。
【0120】また、この発明では、複数個の電界効果ト
ランジスタが複数のゲート電極と複数の不純物領域とを
含めため、ゲートアレイが構成される。そのため、分離
用電極によって分離され、ゲートアレイを構成する電界
効果トランジスタと、不揮発性メモリセルトランジスタ
とを備え、製造工程が簡単な半導体装置を得ることがで
きる。
【0121】さらに、この発明では、フローティングゲ
ートの側壁に形成された第2の側壁絶縁膜の幅が小さい
ため、この第2の側壁絶縁膜をマスクとして半導体基板
に不純物イオンを注入すれば、フローティングゲート電
極の近傍まで不純物領域が形成される。そのため、フロ
ーティングゲート電極と不純物領域との間の距離が小さ
くなる。したがって、不純物領域の端部でアバランシェ
ブレイクダウンが起こりやすくなる。その結果、電界効
果トランジスタと、不揮発性メモリセルトランジスタと
を備え、製造工程が簡単で不揮発性メモリセルトランジ
スタへの書込・消去が容易な半導体装置を得ることがで
きる。
【0122】さらにこの発明によれば、コントロールゲ
ート電極のゲート長とフローティングゲート電極のゲー
ト長が等しい半導体装置を得ることがてきる。
【0123】また、この発明では、複数個の不揮発性メ
モリセルトランジスタを第2の分離部で確実に分離する
ことができる。また、第2の分離用電極は第1の分離用
電極とほぼ同一の厚みを有するため、第1の分離用電極
と第2の分離用電極とフローティングゲート電極がほぼ
同一の厚みを有することになる。そのため、第1と第2
の分離用電極とフローティングゲート電極を同一の工程
で形成することができる。したがって、第1の分離用電
極で分離される複数個の電界効果トランジスタと、第2
の分離用電極で分離される複数個の不揮発性メモリセル
トランジスタとを備え、簡単な工程で製造できる半導体
装置を得ることができる。
【0124】また、フローティングゲート電極はリング
形状の半導体装置を得ることができる。
【0125】さらに、この発明では、第3の不純物濃度
は第1の不純物濃度より大きいため、第3の不純物領域
上に位置する不揮発性メモリセルトランジスタのしきい
値は第1の不純物領域の上に位置する電界効果トランジ
スタのしきい値より大きい。また、第2の不純物濃度は
第3の不純物濃度以上であるため、第2の不純物領域上
に位置する分離部のしきい値は第3の不純物領域上に位
置する不揮発性メモリセルトランジスタのしきい値より
も大きい。そのため、不揮発性メモリセルトランジスタ
と、分離用電極により確実に分離され、さらに高速動作
が可能である電界効果トランジスタとを備えた半導体装
置を得ることができる。
【0126】またさらに、この発明では、分離用酸化膜
の下に位置する第4の不純物領域がチャネルストッパと
なるため、分離用酸化膜による分離を確実に行なうこと
ができる。また、第2と第3と第4の不純物濃度が同一
であるため、第2と第3と第4の不純物領域を同一工程
で形成でき、製造工程の少ない半導体装置を得ることが
できる。
【0127】さらに、この発明では、第1の絶縁膜は第
2の絶縁膜より厚いため、第1の絶縁膜上に位置する不
揮発性メモリセルトランジスタのしきい値は第2の絶縁
膜上に位置する電界効果トランジスタ型トランジスタの
しきい値よりも大きい。言換えれば、電界効果トランジ
スタのしきい値は不揮発性メモリトランジスタのしきい
値よりも小さい。また、第3の絶縁膜の厚さは第1の絶
縁膜の厚さ以上であるため、第3の絶縁膜上に位置する
第1の分離部のしきい値は第1の絶縁膜上に位置する不
揮発性メモリセルトランジスタのしきい値りよも大き
い。そのため、分離部で確実に分離され、高速動作が可
能な電界効果トランジスタと、不揮発性メモリセルトラ
ンジスタとを備えた半導体装置を得ることができる。
【0128】また、この発明では、第1の分離用電極に
対向する半導体基板の部分の導電型を反転させるための
電位が高くなるため、第1の分離部のしきい値はフロー
ティング電極を含む不揮発性メモリセルトランジスタの
しきい値よりも高くなる。そのため、分離用電極により
確実に電気的に分離される電界効果トランジスタと、不
揮発性メモリセルトランジスタとを備えた半導体装置を
簡単な工程で製造することができる。
【0129】さらに、この発明では、第1の分離用電極
とゲート電極の間に位置する第3の絶縁膜の厚さが厚く
なるため、ゲート電極と第1の分離用電極との間の容量
が小さくなる。したがって、ゲート電極に電流が流れや
すくなり電界効果トランジスタは高速動作が可能とな
る。また、コントロールゲート電極とフローティングゲ
ート電極との間の第2の絶縁膜が厚いため、フローティ
ングゲート電極に蓄積された電荷がコントロールゲート
電極へ抜けることがない。そのため、不揮発性メモリセ
ルトランジスタの誤動作が少なくなる。さらに、フロー
ティングゲート電極下の第1の絶縁膜の厚さが薄いた
め、電界効果トランジスタは高速動作が可能となる。
【0130】また、この発明では、電界効果トランジス
タが形成される第1の半導体層と不揮発性メモリセルト
ランジスタが形成される第2の半導体層とは電気的に分
離されているため、電界効果トランジスタと不揮発性メ
モリセルトランジスタが確実に電気的に分離された半導
体装置を得ることができる。
【0131】この発明の半導体装置の製造方法では、分
離用電極とフローティングゲート電極とを同時に形成す
る。そしてこの分離用電極により分離される電界効果ト
ランジスタと、フローティングゲート電極を含む不揮発
性メモリセルトランジスタを形成する。そのため、分離
用電極により分離された電界効果トランジスタと、不揮
発性メモリセルトランジスタとを備えた半導体装置を簡
単な工程で製造することができる。
【0132】この発明では、コントロールゲート電極を
マスクとしてフローティングゲート電極を形成するた
め、コントロールゲート電極のゲート長とフローティン
グゲート電極のゲート長が等しい半導体装置を簡単な工
程で製造することができる。
【0133】また、この発明では、不揮発性メモリセル
トランジスタを互いに電気的に分離するための第2の分
離用電極を第1の分離用電極とフローティングゲート電
極と同時に形成するため、第2の分離用電極により分離
される電界効果トランジスタと第2の分離用電極により
分離される不揮発性メモリセルトランジスタとを備えた
半導体装置を簡単な工程で製造することができる。
【0134】さらに、この発明では、フローティングゲ
ート電極下に位置する第2の不純物領域の不純物濃度
は、ゲート電極下に位置する第1の不純物領域の不純物
濃度よりも大きい。そのため、フローティングゲート電
極を含む不揮発性メモリセルトランジスタのしきい値は
ゲート電極を含む電界効果トランジスタのしきい値より
も大きい。言換えれば、電界効果トランジスタのしきい
値は不揮発性メモリセルトランジスタのしきい値よりも
小さい。また、分離用電極下に位置する第3の不純物領
域の不純物濃度は不揮発性メモリセルトランジスタ下に
位置する第2の不純物領域の不純物濃度よりも大きい。
そのため、分離用電極のしきい値は、不揮発性メモリセ
ルトランジスタのしきい値よりも大きい。したがって、
分離用電極によって確実に分離され、高速動作が可能な
電界効果トランジスタと、不揮発性トランジスタとを備
えた半導体装置を製造することができる。
【0135】さらに、この発明では、半導体装置の製造
工程をさらに削減することができる。
【0136】さらにまた、この発明では、分離用酸化膜
下の第4の不純物領域がチャネルストッパとなる。その
ため分離用酸化膜の分離能力が高い半導体装置を得るこ
とができる。また、第4の不純物領域は第2と第3の不
純物領域と同時に形成されるため、半導体装置の製造工
程が増加することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の半導体装置を示す
平面図。
【図2】 この発明の実施の形態1の半導体装置を示す
平面図。
【図3】 図1(b)のIIIーIII線方向の断面
図。
【図4】 図1(b)のIVーIV線方向の断面図。
【図5】 この発明の実施の形態1の半導体装置を示す
断面図。
【図6】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製造
方法を示す断面図。
【図7】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製造
方法を示す断面図。
【図8】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製造
方法を示す断面図。
【図9】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製造
方法を示す断面図。
【図10】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図11】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図12】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図13】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図14】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図15】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図16】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図17】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図18】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図19】 この発明の実施の形態1の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図20】 この発明の実施の形態2の半導体装置を示
す断面図。
【図21】 この発明の実施の形態2の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図22】 この発明の実施の形態2の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図23】 この発明の実施の形態3の半導体装置を示
す断面図。
【図24】 この発明の実施の形態3の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図25】 この発明の実施の形態3の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図26】 この発明の実施の形態3の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図27】 この発明の実施の形態3の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図28】 この発明の実施の形態3の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図29】 この発明の実施の形態3の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図30】 この発明の実施の形態3の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図31】 この発明の実施の形態3の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図32】 この発明の実施の形態3の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図33】 この発明の実施の形態3の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図34】 この発明の実施の形態4の半導体装置を示
す平面図。
【図35】 図34(b)のXXXVーXXXV線方向
の断面図。
【図36】 図34(b)のXXXVIーXXXVI線
方向の断面図。
【図37】 この発明の実施の形態4の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図38】 この発明の実施の形態4の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図39】 この発明の実施の形態4の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図40】 この発明の実施の形態4の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図41】 この発明の実施の形態4の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図42】 この発明の実施の形態4の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図43】 この発明の実施の形態4の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図44】 この発明の実施の形態4の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図45】 この発明の実施の形態4の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図46】 この発明の実施の形態5の半導体装置を示
す断面図。
【図47】 この発明の実施の形態5の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図48】 この発明の実施の形態5の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図49】 この発明の実施の形態5の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図50】 この発明の実施の形態6の半導体装置を示
す断面図。
【図51】 この発明の実施の形態6の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図52】 この発明の実施の形態6の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図53】 この発明の実施の形態6の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図54】 この発明の実施の形態7の半導体装置を示
す断面図。
【図55】 この発明の実施の形態7の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図56】 この発明の実施の形態8の半導体装置を示
す断面図。
【図57】 この発明の実施の形態8の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図58】 この発明の実施の形態8の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図59】 この発明の実施の形態9の半導体装置を示
す断面図。
【図60】 この発明の実施の形態9の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図61】 この発明の実施の形態9の半導体装置の製
造方法を示す断面図。
【図62】 この発明の実施の形態10の半導体装置を
示す断面図。
【図63】 この発明の実施の形態10の半導体装置の
製造方法を示す断面図。
【図64】 この発明の実施の形態10の半導体装置の
製造方法を示す断面図。
【図65】 この発明の実施の形態10の半導体装置の
製造方法を示す断面図。
【図66】 この発明の実施の形態10の半導体装置の
製造方法を示す断面図。
【図67】 この発明の実施の形態11の半導体装置を
示す断面図。
【図68】 この発明の実施の形態11の半導体装置の
製造方法を示す断面図。
【図69】 この発明の実施の形態11の半導体装置の
製造方法を示す断面図。
【図70】 従来の半導体装置を示す断面図。
【図71】 従来の半導体装置を示す断面図。
【図72】 従来の半導体装置を示す断面図。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 LOCOS酸化
膜 40a 分離用電極 40b フローティ
ングゲート電極 49 分離部 80b コントロー
ル電極 89 電界効果トランジスタ 99 不揮発性メモ
リセルトランジスタ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板の上に形成された複数個の電界効果トラ
    ンジスタと、 前記半導体基板の上に形成された不揮発性メモリセルト
    ランジスタと、 前記複数個の電界効果トランジスタを互いに電気的に分
    離するために前記半導体基板の上に絶縁されて形成され
    た第1の分離用電極を含む第1の分離部とを備え、 前記不揮発性メモリセルトランジスタは、前記半導体基
    板の上に絶縁されて形成されたフローティングゲート電
    極と、 前記フローティングゲート電極の上に絶縁されて形成さ
    れたコントロールゲート電極とを含み、 前記第1の分離用電極は前記フローティングゲート電極
    とほぼ同一の厚みを有する半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記複数個の電界効果トランジスタは、
    1つの方向に沿って互いに距離を隔てて並んで配置さ
    れ、かつ前記半導体基板の上に絶縁されて形成された複
    数個のゲート電極と、前記複数個のゲート電極の間で前
    記半導体基板に形成された複数個の不純物領域とを含
    み、前記ゲート電極は前記第1の分離用電極の上で絶縁
    されて形成されており、前記第1の分離用電極は前記不
    純物領域に隣接し、前記複数個のゲート電極が並ぶ方向
    に沿って延在している請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記電界効果トランジスタはゲート電極
    を含み、そのゲート電極の側壁に形成された第1の側壁
    絶縁膜を含み、前記不揮発性メモリセルトランジスタは
    前記コントロールゲート電極と前記フローティングゲー
    ト電極の側壁に形成された第2の側壁絶縁膜を含み、前
    記第2の側壁絶縁膜の幅は前記第1の側壁絶縁膜の幅よ
    りも小さい請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記コントロールゲート電極のゲート長
    と前記フローティングゲート電極のゲート長が等しい請
    求項1記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 複数個の前記不揮発性メモリセルトラン
    ジスタを備え、さらに、前記複数個の不揮発性メモリセ
    ルトランジスタを互いに電気的に分離するために前記半
    導体基板の上に絶縁されて形成された第2の分離用電極
    を含む第2の分離部をさらに備え、前記第2の分離用電
    極は前記第1の分離用電極とほぼ同一の厚みを有する請
    求項1記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記フローティングゲート電極はリング
    形状である請求項5記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記ゲート電極と対向する前記半導体基
    板の部分に形成され、第1の不純物濃度を有する第1の
    不純物領域と、前記第1の分離用電極と対向する前記半
    導体基板の部分に形成され、第2の不純物濃度を有する
    第2の不純物領域と、前記フローティングゲート電極と
    対向する前記半導体基板の部分に形成され、第3の不純
    物濃度を有する第3の不純物領域とをさらに備え、前記
    第3の不純物濃度は前記第1の不純物濃度より大きく、
    前記第2の不純物濃度は前記第3不純物濃度以上である
    請求項1記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体基板に形成された分離用酸化
    膜をさらに備え、その分離用酸化膜下に第4の不純物濃
    度を有する第4の不純物領域が形成されており、前記第
    2と第3と第4の不純物濃度は同一である請求項7記載
    の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記フローティングゲート電極は第1の
    絶縁膜を介在して前記半導体基板上に形成され、前記電
    界効果トランジスタは第2の絶縁膜と、ゲート電極とを
    含み、前記第1の分離部は第3の絶縁膜を含み、前記ゲ
    ート電極は第2の絶縁膜を介在して前記半導体基板上に
    形成され、前記第1の分離用電極は第3の絶縁膜を介在
    して前記半導体基板上に形成され、前記第1の絶縁膜は
    前記第2の絶縁膜よりも厚く、前記第3の絶縁膜の厚さ
    は前記第1の絶縁膜の厚さ以上である請求項1記載の半
    導体装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の分離用電極の導電型とその
    第1の分離用電極に対向する前記半導体基板の部分の導
    電型は等しく、前記フローティングゲート電極の導電型
    とそのフローティングゲート電極に対向する前記半導体
    基板の部分の導電型は異なる請求項1記載の半導体装
    置。
  11. 【請求項11】 前記不揮発性メモリセルトランジスタ
    は第1と第2の絶縁膜を含み、前記電界効果トランジス
    タはゲート電極を含み、前記第1の分離用電極上に形成
    された第3の絶縁膜を含み、前記フローティングゲート
    電極は第1の絶縁膜を介在して前記半導体基板上に形成
    され、前記コントロールゲート電極は前記第2の絶縁膜
    を介在して前記フローティングゲート電極上に形成さ
    れ、前記ゲート電極の一部分は前記第3の絶縁膜を介在
    して前記分離用電極上に形成され、前記第2の絶縁膜の
    厚さは前記第1の絶縁膜の厚さより大きく、前記第3の
    絶縁膜の厚さは前記第1の絶縁膜の厚さより大きい請求
    項1記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記半導体基板上に絶縁されて形成さ
    れた第1と第2の半導体層をさらに備え、前記電界効果
    トランジスタは前記第1の半導体層に形成され、前記不
    揮発性メモリセルトランジスタは前記第2の半導体層に
    形成され、前記第1と第2の半導体層は電気的に分離さ
    れている請求項1記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 不揮発性メモリセルトランジスタと、
    複数個の電界効果トランジスタとを備えた半導体装置の
    製造方法であって、 半導体基板の上に絶縁されて分離用電極とフローティン
    グゲート電極とを同時に形成する工程と、 前記分離用電極によって互いに電気的に分離されるよう
    に前記半導体基板の上に複数個の電界効果トランジスタ
    を形成する工程と、 前記フローティングゲート電極の上に絶縁されてコント
    ロールゲート電極を形成して不揮発性メモリセルトラン
    ジスタを形成する工程とを含む半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記コントロールゲート電極を形成す
    る工程は、前記フローティングゲート電極上に所定のゲ
    ート長のコントロールゲート電極を形成し、前記コント
    ロールゲート電極をマスクとして前記フローティングゲ
    ート電極をエッチングすることによりコントロールゲー
    ト電極とゲート長が等しいフローティングゲート電極を
    形成することを含む請求項13記載の半導体装置の製造
    方法。
  15. 【請求項15】 前記分離用電極と前記フローティング
    ゲート電極とを同時に形成する工程は、前記複数個の電
    界効果トランジスタを互いに電気的に分離するための第
    1の分離用電極と、複数個の前記不揮発性メモリセルト
    ランジスタを互いに電気的に分離するための第2の分離
    用電極とを同時に形成することを含む請求項13記載の
    半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記ゲート電極と対向する前記半導体
    基板の部分に第1の不純物イオンを注入することによ
    り、第1の不純物領域を形成する工程と、前記フローテ
    ィングゲート電極と対向する前記半導体基板の部分に前
    記第1の不純物イオンの注入量よりも大きい注入量の第
    2の不純物イオンを注入することにより第2の不純物領
    域を形成する工程と、前記第1の分離用電極と対向する
    前記半導体基板の部分に前記第2の不純物イオンの注入
    量以上の注入量で第3の不純物イオンを注入することに
    より、第3の不純物領域を形成する工程とをさらに含む
    請求項13記載の半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記第2の不純物領域を形成する工程
    と前記第3の不純物領域を形成する工程とを同時に行な
    う請求項16記載の半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記半導体基板に分離用酸化膜を形成
    する工程をさらに備え、前記第2と第3の不純物領域を
    形成すると同時に形成する工程は、前記分離用酸化膜下
    に第4の不純物領域を形成することを含む請求項17記
    載の半導体装置の製造方法。
JP9161307A 1997-02-25 1997-06-18 半導体装置及びその製造方法 Pending JPH10303401A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9161307A JPH10303401A (ja) 1997-02-25 1997-06-18 半導体装置及びその製造方法
KR1019970065951A KR100354095B1 (ko) 1997-02-25 1997-12-04 반도체장치및그제조방법

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4077797 1997-02-25
JP9-40777 1997-02-25
JP9161307A JPH10303401A (ja) 1997-02-25 1997-06-18 半導体装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10303401A true JPH10303401A (ja) 1998-11-13

Family

ID=26380293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9161307A Pending JPH10303401A (ja) 1997-02-25 1997-06-18 半導体装置及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH10303401A (ja)
KR (1) KR100354095B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002151610A (ja) * 2000-10-27 2002-05-24 Samsung Electronics Co Ltd 不揮発性メモリ素子及びその製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4096507B2 (ja) * 2000-09-29 2008-06-04 富士通株式会社 半導体装置の製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07326658A (ja) * 1994-06-01 1995-12-12 Hitachi Ltd 半導体装置およびその制御方法
JPH08148658A (ja) * 1994-11-18 1996-06-07 Mitsubishi Electric Corp 半導体記憶装置およびその製造方法
JPH08293588A (ja) * 1995-04-25 1996-11-05 Sony Corp 半導体メモリ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002151610A (ja) * 2000-10-27 2002-05-24 Samsung Electronics Co Ltd 不揮発性メモリ素子及びその製造方法
JP4588276B2 (ja) * 2000-10-27 2010-11-24 三星電子株式会社 不揮発性メモリ素子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR100354095B1 (ko) 2002-11-18
KR19980070134A (ko) 1998-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6482698B2 (en) Method of manufacturing an electrically programmable, non-volatile memory and high-performance logic circuitry in the same semiconductor chip
EP1274132B1 (en) Semiconductor non volatile memory device and method of producing the same
US6750525B2 (en) Non-volatile memory device having a metal-oxide-nitride-oxide-semiconductor gate structure
US6875663B2 (en) Semiconductor device having a trench isolation and method of fabricating the same
US6583005B2 (en) Method of manufacturing a semiconductor memory device with a buried bit line
US7560757B2 (en) Semiconductor device with a structure suitable for miniaturization
US20080093645A1 (en) Fabrication Process For Increased Capacitance In An Embedded DRAM Memory
JPWO2006126245A1 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2005012227A (ja) 不揮発性メモリが内蔵された単一チップデータ処理装置及びその製造方法
JP2002237540A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPS6244701B2 (ja)
JPH11274496A (ja) 改良されたインプラントを有する電界効果トランジスタおよびその製造方法
US8325516B2 (en) Semiconductor device with split gate memory cell and fabrication method thereof
JPH1117035A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
WO2004084314A1 (ja) 半導体装置とその製造方法
JP4445353B2 (ja) 直接トンネル型半導体記憶装置の製造方法
JPH1027890A (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
TW200415786A (en) Semiconductor device and method for forming
JP4217409B2 (ja) 不揮発性メモリ素子及びその製造方法
US20080001258A1 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP3075192B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2001044393A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
US5861650A (en) Semiconductor device comprising an FPGA
JPH10303401A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20030157758A1 (en) Non-volatile semiconductor memory device and manufacturing method therefor

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071030