JPH10303225A - 電子部品のマウント装置とその方法および実装装置 - Google Patents

電子部品のマウント装置とその方法および実装装置

Info

Publication number
JPH10303225A
JPH10303225A JP10594297A JP10594297A JPH10303225A JP H10303225 A JPH10303225 A JP H10303225A JP 10594297 A JP10594297 A JP 10594297A JP 10594297 A JP10594297 A JP 10594297A JP H10303225 A JPH10303225 A JP H10303225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead frame
electronic component
mounting
tcp
lead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10594297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutaka Koga
康隆 古賀
Hitoshi Musha
整 武者
Takeshi Iwatani
武 岩谷
Yasunari Chiba
康徳 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10594297A priority Critical patent/JPH10303225A/ja
Publication of JPH10303225A publication Critical patent/JPH10303225A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Die Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明はTCPをリ−ドフレ−ムに高精度
にマウントできるようにしたマウント装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 リ−ドフレ−ム12にTCP4をマウン
トするためのマウント装置において、上記TCPを供給
する部品供給部2と、上記リ−ドフレ−ムを搬送位置決
めする搬送路11と、上記部品供給部からTCPを取り
出し、そのTCPを上記リ−ドフレ−ムの所定位置にマ
ウントするマウント機構22と、上記TCPを上記リ−
ドフレ−ムの所定位置にマウントする前に上記リ−ドフ
レ−ムと上記マウント機構によってリ−ドフレ−ムの上
方に搬送されたTCPとを上記リ−ドフレ−ムの下方か
ら一括撮像する撮像カメラ34と、この撮像カメラから
の撮像信号によって上記マウント機構を駆動して上記電
子部品を位置決めする制御装置30とを具備したことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はリ−ドフレ−ムに
電子部品をマウントする電子部品のマウント装置とその
方法およびリ−ドフレ−ムに電子部品を実装する実装装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品をリ−ドフレ−ムに実装する場
合、リ−ドフレ−ムの電子部品を実装する部分に接着剤
を塗布する接着剤供給工程と、接着剤が塗布された部分
に電子部品をマウントするマウント工程と、マウントさ
れた電子部品を上記リ−ドフレ−ムにボンディングする
ボンディング工程とがある。
【0003】上記電子部品を接着剤が塗布されたリ−ド
フレ−ムにマウントする場合、このリ−ドフレ−ムに対
して上記電子部品を高精度に位置決めしなければ、電子
部品のリ−ドがリ−ドフレ−ムに形成されたリ−ドに対
してずれたり、外れたりすることがある。
【0004】従来、リ−ドフレ−ムに電子部品をマウン
トするには、まず、マウントヘッドによって供給部の電
子部品を吸着したときに、その吸着された状態を第1の
撮像カメラで撮像し、その撮像信号によって電子部品の
X方向、Y方向あるいは回転角度などの座標を算出す
る。
【0005】また、リ−ドフレ−ムは搬送装置によって
搬送位置決めされるから、所定の位置に位置決めされた
リ−ドフレ−ムの電子部品がマウントされる部分を第2
の撮像カメラによって撮像し、その撮像信号によってマ
ウント部分の座標を算出する。
【0006】つぎに、第1の撮像カメラの撮像信号と第
2の撮像カメラの撮像信号から電子部品をリ−ドフレ−
ムの所定位置に位置決めするための補正量を算出し、そ
の補正量に基づき上記マウントヘッドのX、Y、θ方向
の座標を補正して電子部品をリ−ドフレ−ムに供給する
ということが行われている。
【0007】しかしながら、このように、あらかじめ算
出された電子部品の座標とリ−ドフレ−ムの座標とに基
づいてマウントヘッドを駆動して電子部品を位置決めす
ると、供給部からマウントヘッドによって吸着した電子
部品を、供給部からリ−ドフレ−ムのところまで搬送す
る途中でその電子部品の吸着状態がずれたり、マウント
ヘッドを駆動する機構の精度によって位置決め誤差が生
じたり、さらにはリ−ドフレ−ムや搬送装置の熱変形に
よっても位置決め精度に誤差が生じるということがあ
る。
【0008】電子部品をリ−ドフレ−ムに供給する際、
これらの誤差は補正されないから、電子部品をリ−ドフ
レ−ムに高精度にマウントできないということがあっ
た。位置決めされて上記リ−ドフレ−ムにマウントされ
た電子部品は、ボンディングヘッドによってボンディン
グされることで、上記リ−ドフレ−ムに固定される。通
常、上記マウントヘッドとボンディングヘッドは一体
化、つまり同一ヘッドが用いられていた。そのため、電
子部品をリ−ドフレ−ムに実装する場合、電子部品をリ
−ドフレ−ムに対して位置決めしてマウントする工程
と、マウントされた電子部品をボンデイングする工程と
を順次行わなければならず、並行して同時に行うことが
できないかったので、生産性が低下するということがあ
った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、電子部品
をリ−ドフレ−ムにマウントする際、供給部からマウン
トヘッドに吸着された電子部品と、位置決めされたリ−
ドフレ−ムとを別々に撮像し、それぞれの撮像信号によ
ってリ−ドフレ−ムに対する電子部品のマウント位置を
補正するということが行われていた。
【0010】そのため、電子部品を供給部からリ−ドフ
レ−ムのマウント位置へ搬送する間に、種々の要因によ
って誤差が生じ、上記電子部品を上記リ−ドフレ−ムに
高精度にマウントできないということがあった。
【0011】また、電子部品のマウントと、ボンディン
グとを同一のヘッドによって順次行うようにしていたの
で、ボンディングが終了するまでにはマウントに要する
時間とボンディングに要する時間とが掛かるため、生産
性が低くなるということがあった。
【0012】この発明は、電子部品をリ−ドフレ−ムに
精度よくボンディングできるようにした電子部品のマウ
ント装置を提供することにある。この発明は、電子部品
のマウントとボンディングとを別々のヘッドで同時に行
うことで、生産性の向上を計ることができるようにした
電子部品の実装装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、リ−
ドフレ−ムに電子部品をマウントするためのマウント装
置において、上記電子部品を供給する部品供給部と、上
記リ−ドフレ−ムを搬送位置決めする搬送手段と、上記
部品供給部から電子部品を取り出し、その電子部品を上
記搬送手段によって位置決めされた上記リ−ドフレ−ム
の所定位置にマウントするマウント手段と、上記電子部
品を上記リ−ドフレ−ムの所定位置にマウントする前に
上記リ−ドフレ−ムと上記マウント手段によってリ−ド
フレ−ムの所定位置の上方に搬送された電子部品とを上
記リ−ドフレ−ムの下方から一括撮像する撮像手段と、
この撮像手段からの撮像信号によって上記マウント手段
を駆動して上記電子部品を上記リ−ドフレ−ムに対して
位置決めするように制御させる制御手段とを具備したこ
とを特徴とする。
【0014】請求項2の発明は、所定位置に位置決めさ
れたリ−ドフレ−ムに電子部品をマウントするための電
子部品のマウント方法において、部品供給部から上記電
子部品を取り出し、この電子部品を上記リ−ドフレ−ム
の所定位置の上方へ搬送する搬送工程と、上記リ−ドフ
レ−ムの下方からこのリ−ドフレ−ムと上記電子部品と
を一括撮像する撮像工程と、この撮像工程からの撮像信
号によって上記電子部品を上記リ−ドフレ−ムに対して
位置決めする位置決め工程とを具備したことを特徴とす
る。
【0015】請求項3の発明は、リ−ドフレ−ムに電子
部品を実装するための実装装置において、上記電子部品
を供給する部品供給部と、上記リ−ドフレ−ムを搬送す
る搬送手段と、この搬送手段に沿って設けられ上記部品
供給部から電子部品を取り出し、その電子部品を上記搬
送手段により位置決めされた上記リ−ドフレ−ムの所定
位置にマウントするマウント手段と、上記搬送手段の上
記マウント手段よりもリ−ドフレ−ムの搬送方向下流側
に沿って設けられ上記マウント手段によってリ−ドフレ
−ムにマウントされた電子部品をボンディングするボン
ディング手段とを具備したことを特徴とする。
【0016】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、上記搬送手段の上記マウント手段よりも上流側に
は、上記リ−ドフレ−ムに上記電子部品を接着保持する
ための接着剤を供給する接着剤供給手段が設けられてい
ることを特徴とする。
【0017】請求項1と請求項2の発明によれば、電子
部品をリ−ドフレ−ムの上方に搬送してからこの電子部
品とリ−ドフレ−ムとを一括撮像し、その撮像信号で電
子部品のマウント位置を補正するので、マウント時にお
ける電子部品の位置決め誤差をほとんど無くすことが可
能となる。
【0018】請求項3の発明によれば、リ−ドフレ−ム
の搬送手段に沿ってこのリ−ドフレ−ムに電子部品をマ
ウントするマウント手段と、ボンディングするボンディ
ング手段とを順次設けるようにしたから、電子部品のマ
ウントとボンディングとを並行して行えるため、生産性
の向上が計れる。
【0019】請求項4の発明は、搬送手段のマウント手
段よりも上流側に、リ−ドフレ−ムに電子部品を接着保
持するための接着剤を供給する接着剤供給手段を設けた
から、接着剤の供給を電子部品のマウントおよびボンデ
ィングとを並行して行えるため、生産性の向上が計れ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1はこの発明の実装装置を示
し、この実装装置は本体1を備えている。この本体1の
前面側には部品供給部2が設けられている。この部品供
給部2は、テ−プ状のフィルムキャリア3から電子部品
としてのテ−プキャリアパッケ−ジ4(以下TCPと略
す)を打ち抜いて供給する。なお、フィルムキャリア3
から打ち抜かれたTCP4は図3(b)〜(e)に示
す。
【0021】上記電子部品供給部2は打ち抜き機構5を
有する。この打ち抜き機構5は下型6と上型7とからな
る。上型7は下型6に対して接離する上下方向に駆動さ
れるようになっており、下型6は移動テ−ブル8上に設
けられている。この移動テ−ブル8は本体1の前後方向
(Y方向)に沿って駆動されるようになっている。下型
6が本体1の前面方向に位置して上型7と対向する状態
を加工ポジションとし、背面方向(Y方向)に移動し、
上型7の下面側から突出した状態を受け渡しポジション
とする。
【0022】上記上型7が上昇した状態において、この
上型7と下型6との間にはTCP4が形成されたフィル
ムキャリア3が供給される。このフィルムキャリア3は
上記本体1の前面に設けられた供給リ−ル9aに巻回さ
れていて、上記下型6と上型7との間を通されて巻き取
りリ−ル9bに巻き取られる。なお、図中10はスペ−
サテ−プ3aを巻き取るために巻き取りリ−ルである。
【0023】したがって、上記フィルムキャリア3にボ
ンデイングされたTCP4が下型6の上方に位置したと
きに、上記上型7を下降方向に駆動することで、上記フ
ィルムキャリア3からTCP4が打ち抜かれることにな
る。
【0024】フィルムキャリア3から打ち抜かれたTC
P4は、下型6上に残留する(下型6に吸着保持され
る)。したがって、打ち抜き後、下型6が受け渡しポジ
ションに駆動されることで、この下型6に残留したTC
P4を後述するマウントヘッド31によって取り出すこ
とができるようになっている。
【0025】このとき、一般的には、フィルムキャリア
3には図3(a)のようにTCP4が一列に並んでいる
が、金型に複数のTCP4を刃を付加することで、図3
(b)に示すように複数列、この図では3列に並んだ
フィルムキャリア3から3つのTCP4を同時に打ち抜
いてマウントすることもできる。
【0026】上記本体1の上面には、この本体1の幅方
向(X方向)に沿って搬送手段を構成する搬送路11が
設けられている。搬送路11は、図1に示すように平行
な2本のレ−ルと、このレ−ルに設けられフィルムキャ
リア3に設けられたスプロケットホ−ルに係合する爪を
有し、その爪を介してフィルムキャリア3を搬送する無
端搬送ベルトからなる。
【0027】上記搬送路11の一端側にはリ−ドフレ−
ム12が積層収容されたロ−ダ部13が設けられてい
る。このロ−ダ部13に収容されたリ−ドフレ−ム12
は取り出し機構14によって一枚ずつ上記搬送路11に
供給される。つまり、上記取り出し機構14は、前後方
向(この方向をY方向とする)と上下方向(この方向を
Z方向とする)とに駆動されるア−ム15と、このア−
ム15の先端に設けられた吸着ヘッド16からなる。
【0028】上記吸着ヘッド16が上記ロ−ダ部13の
上方に位置決めされて下降することで、ロ−ダ部13に
収容された最上段のリ−ドフレ−ム12が吸着される。
吸着後に、上記吸着ヘッド16が上昇して後退すること
で搬送路11の上方に位置し、ついで下降することで、
リ−ドフレ−ム12が搬送路11に供給されることにな
る。搬送路11に供給されたリ−ドフレ−ム12は図示
しない駆動機構によって所定のタイミングでピッチ送り
されるようになっている。
【0029】上記搬送路11の側方には、リ−ドフレ−
ム12の送り方向に沿って接着剤供給機構21、マウン
ト機構22およびボンディング機構23が順次配置され
ている。上記接着剤供給機構21は接着剤塗布ヘッド2
5を有する。この接着剤塗布ヘッド25は第1の取付体
26に軸線を垂直にして取付けられている。この第1の
取付体26は第1の駆動部27によってX方向、Y方向
およびZ方向に駆動されるようになっている。なお、X
方向は、上記リ−ドフレ−ム12の搬送方向に沿う方向
で、上記Y方向と直交する方向である。
【0030】接着剤供給機構21に搬送されてきたリ−
ドフレ−ム12は、搬送路11の下方に配置された第1
の撮像カメラ28によって撮像される。そして、この第
1の撮像カメラ28がリ−ドフレ−ム12のTCP4が
ボンディングされるダイパッド12b(図3(a)に示
す)の部分(たとえばパット部のエッジを検出する)お
よびリ−ド12aを撮像すると、その撮像信号は図2に
示す画像処理部29で処理されて制御装置30に入力さ
れる。この時、リ−ドフレ−ム12のリ−ド12aに不
良が発見されると、そのリ−ドフレ−ム12は不良品と
してTCP$がマウントされないように制御される。
【0031】上記制御装置30では画像処理部29で処
理され座標信号が基準座標と比較され、その比較に基づ
いて上記接着剤供給機構21の接着剤塗布ヘッド25が
X、Y方向に駆動される。それによって、上記接着剤塗
布ヘッド25は上記ダイパッド上に位置決めされ、つい
で下降方向に駆動されて上記ダイパッド12bに銀ペ−
ストなどの接着剤Pを塗布するようになっている。
【0032】上記マウント機構22は上記搬送路11を
介して上記電子部品供給部2に対向配置されている。こ
のマウント機構22は上記マウントヘッド31を有す
る。このマウントヘッド31は、上記フィルムキャリア
3から打ち抜かれたTCP4を保持した状態で受け渡し
ポジションに位置する下型6からTCP4を吸着保持し
て取り出す。
【0033】上記マウントヘッド31は第2の取付体3
2に軸線を垂直にし、かつθ方向に駆動自在に取付けら
れている。この第2の取付体32は第2の駆動部33a
によってX方向に駆動され,この第2の駆動部33aは
第3の駆動部33bによってY方向に駆動され、また図
示しないZ方向駆動部によってZ方向にも駆動されるよ
うになっている。つまり、マウントヘッド31はX、
Y、θ方向に駆動されるようになっている。そして、上
記マウントヘッド31は上記下型6からTCP4を吸着
保持すると、下型6の上方から搬送路11の上方に後退
して待機する。ここで、図示しない撮像手段により、打
ち抜かれたTCP4のリ−ド4aの曲りや欠けなどのチ
ェックを行う機能を設け、不良と判定されたTCP4は
そのまま廃棄するようにしてもよい。
【0034】上記リ−ドフレ−ム12が搬送路11を搬
送されてマウントヘッド31の下方で位置決めされる
と、上記搬送路11の下方に配置された第2の撮像カメ
ラ34によって上記リ−ドフレ−ム12のTCP4のリ
−ド部4aと接続されるリ−ド12aおよびダイパッド
12bの部分と、このリ−ド12aの部分を介して上記
マウントヘッド31に吸着保持されたTCP4とが一括
して同時に撮像される。
【0035】つまり、第2の撮像カメラ34は、リ−ド
フレ−ム12にはダイパッド12bの周囲の部分にリ−
ド12aが所定間隔で複数本形成されていることで、そ
れらリ−ド12aの隙間を通じて上記TCP4のリ−ド
4aをリ−ドフレ−ム12のリ−ド12aと同時に一括
撮像することができる。このとき、一括撮像したリ−ド
4a、12aの画像のいずれかがボケたりしないよう
に、第2の撮像カメラ34の焦点を合わせておく。
【0036】リ−ドフレ−ム12とTCP4とを同時に
一括撮像すると、図4(a)に示すようにそのときの画
像G1 は画像処理部29で処理され、各リ−ド4a、1
2aのX、Y方向の座標が制御装置30に入力される。
ここで、リ−ド4aがリ−ド12aに対してずれている
と、そのときの画像G2 は図4(b)に示すようにな
る。したがたて、制御装置30では各リ−ド4a、12
aのX、Y方向のずれ量がなくなる補正値を算出し、そ
の算出値に応じて第2の駆動部33によりマウントヘッ
ド31をX、Y方向に駆動し、リ−ドフレ−ム12のリ
−ド12aに対してTCP4のリ−ド4aが一致するよ
う、上記マウントヘッド31をX、Y、θ方向に駆動制
御するようになっている。
【0037】なお、TCP4のリ−ド4aと、リ−ドフ
レ−ム12のリ−ド12aの全部でなく、一部だけがず
れている場合には、リ−ドフレ−ム12に対してTCP
4の位置がずれているのではなく、その一部のリ−ド4
aまたは12aが曲がっていると考えられるから、その
TCP4をリ−ドフレ−ム12にマウントするのを中止
するよう処理される。
【0038】上記搬送路11の上記マウント機構22よ
りも下流側には上記ボンディング機構23が配置されて
いる。このボンディング機構23はボンディングヘッド
41を有する。このボンディングヘッド41は第3の取
付体42に取付けられている。この第3の取付体42は
第4の駆動部43によってX、Y、Z方向に駆動される
ようになっている。
【0039】上記ボンディングヘッド41は周知のよう
の図示しない加熱ヒ−タを内蔵しており、上記マウント
ヘッド31によりリ−ドフレ−ム12のダイパッド12
bにマウントされたTCP4のリ−ド4aを加熱加圧し
て上記リ−ドフレ−ム12のリ−ド12aに圧着させ
る。
【0040】上記ボンディングヘッド41の上方には第
3の撮像カメラ44が配置されている。この第3の撮像
カメラ44は、リ−ドフレ−ム12にマウントされたT
CP4を撮像する。この第3の撮像カメラ44の撮像信
号は画像処理部29で処理されて制御装置30に入力さ
れる。この制御装置30はその処理信号に応じてボンデ
ィングヘッド41をX、Y方向に位置決めし、ついでZ
方向に下降駆動してTCP4のリ−ド4aを加圧加熱す
るようになっている。
【0041】そして、上記ボンディング機構23でTC
P4がボンディングされたリ−ドフレ−ム12は上記搬
送路11の他端側に配置されたアンロ−ダ45に収容さ
れるようになっている。
【0042】なお、図2に示すように打ち抜き機構5と
取り出し機構14は、上記制御装置30によって駆動制
御されるようになっている。つぎに、上記構成の実装装
置の動作を図5(a)〜(e)を参照しながら説明す
る。
【0043】取り出し機構14によってロ−ダ13から
取り出されたリ−ドフレ−ム12は搬送路11に供給さ
れ、この搬送路11に沿ってピッチ送りされる。リ−ド
フレ−ム12が接着剤供給機構21の所定位置に搬送さ
れると、第1の撮像カメラ28によってリ−ドフレ−ム
12のTCP4がマウントされるダイパッドの部分が撮
像され、その撮像信号が画像処理部29に入力される。
画像処理部29ではその撮像信号を処理して制御装置3
0に入力する。それによって、制御装置30は、図5
(a)に示すように接着剤塗布ヘッド25の下端が上記
ダイパッド12bのほぼ中心部に対向位置するようX、
Y方向に駆動位置決めし、ついでダイパッド12bに接
近するよう下降させてから、そのダイパッド12bに接
着剤Pを供給する。
【0044】接着剤供給機構21によって接着剤Pが供
給されたリ−ドフレ−ム12はマウント機構22に搬送
される。このマウント機構22のマウントヘッド31
は、図5(b)に示すようにY方向に前進して部品供給
部2で打ち抜かれて受け渡しポジションに位置する下型
6に保持されたTCP4を吸着保持したのち、矢印+Z
で示す方向に上昇してから矢印−Yで示す方向へ後退
し、搬送路11の上方で待機している。
【0045】図5(c)に示すように、待機した上記マ
ウントヘッド31の下方にリ−ドフレ−ム12が搬送さ
れてきて位置決めされると、搬送路11の下方に配置さ
れた第2の撮像カメラ34が上記リ−ドフレ−ム12の
TCP4がマウントされるダイパッド12bの周囲のリ
−ド12aの部分と、このリ−ド12aの隙間を通じて
上記TCP4とを撮像する。つまり、リ−ドフレ−ム1
2とTCP4とを一括撮像する。
【0046】上記第2の撮像カメラ34の撮像信号は画
像処理部29に入力されて処理される。つまり、リ−ド
フレ−ム12とTCP4とを一括撮像することで、リ−
ドフレ−ム12のリ−ド12aに対するTCP4のリ−
ド4aのX、Y、θ方向のずれ量が算出される。
【0047】画像処理部29で各リ−ド4a、12aの
ずれ量が算出されると、その算出値が制御装置30に入
力される。制御装置30はその算出値に基づいて上記マ
ウントヘッド31をX、Y、θ方向に駆動し、リ−ドフ
レ−ム12のリ−ド12aに対してTCP4のリ−ド4
aがずれのない状態になるよう、このTCP4の姿勢を
制御する。
【0048】TCP4の姿勢が制御されると、制御装置
30は図5(d)に示すようにマウントヘッド31を下
降させ、その下端に吸着保持されたTCP4を上記リ−
ドフレ−ム12のダイパッド12bの部分にマウントす
る。
【0049】このマウントにおいて、TCP4は第2の
撮像カメラ34によってリ−ドフレ−ム12と一括撮像
された撮像信号によって位置決め制御される。つまり、
TCP4のリ−ド4aはリ−ドフレ−ム12のリ−ド1
2aの上方の極めて接近した位置に位置決めされた状態
で撮像されて姿勢が制御される。そのため、TCP4を
リ−ドフレ−ム12に対して位置決めする際、このTC
P4をX、Y、Z方向に大きく移動させることなく行え
るから、移動にともなう機械的あるいは熱的影響によっ
て位置決め精度に誤差が発生するのをほとんど無くすこ
とができる。
【0050】つまり、TCP4をリ−ドフレ−ム12に
対して高精度に位置決めすることができるから、リ−ド
フレ−ム12のリ−ド12aに対してTCP4のリ−ド
4aをずれが生じることなく接合させることができる。
【0051】マウント機構22によってTCP4がマウ
ントされたリ−ドフレ−ム12はボンディング機構23
へ搬送される。ボンディング機構23へ搬送されて位置
決めされたリ−ドフレ−ム12は第3の撮像カメラ44
で撮像される。この第3の撮像カメラ44の撮像信号は
画像処理部29に入力されて処理され、上記リ−ドフレ
−ム12のリ−ド12aの座標が算出される。
【0052】画像処理部29で算出された座標は制御装
置30に入力される。制御装置30は、その信号に基づ
いてボンディングヘッド41をX方向とY方向に駆動
し、TCP4のリ−ド4aを加圧加熱できるよう位置決
めする。
【0053】ついで、制御装置30は図5(e)に示す
ようにボンディングヘッド41を下降駆動する。それに
よって、上記ボンディングヘッド41はリ−ドフレ−ム
12のリ−ド12aに接合されたTCP4のリ−ド4a
を加圧加熱するから、これらのリ−ド4a、12aが熱
間圧接されることになる。
【0054】TCP4がボンディングされたリ−ドフレ
−ム12は搬送路11を搬送されてアンロ−ダ45に収
容される。上記搬送路11の側方には、リ−ドフレ−ム
12の搬送方向に沿って接着剤供給機構21、マウント
機構22およびボンディング機構23が順次配置されて
いる。そのため、リ−ドフレ−ム12への接着剤Pの塗
布、TCP4のマウントおよびTCP4のボンディング
の各作業をそれぞれの機構において並列して同時に行う
ことができるから、各作業を順次行う場合に比べて生産
性を向上させることができる。
【0055】この発明は上記一実施の形態に限定され
ず、種々変形可能である。たとえば、上記一実施の形態
ではマウント機構に電子部品を供給するのに、フィルム
キャリアからTCPを打ち抜いて供給するようにした
が、あらかじめ打ち抜かれたTCPをトレイに収容して
おくことで部品供給部とし、このトレイからTCPをマ
ウントヘッドによって吸着して取り出すようにしてもよ
い。また、電子部品としてはTCPに限定されず、他の
半導体装置であってもよいこと勿論である。
【0056】
【発明の効果】請求項1と請求項2の発明によれば、電
子部品をリ−ドフレ−ムの上方で、互いに極めて接近し
た位置に搬送してからこの電子部品とリ−ドフレ−ムと
を一括撮像し、その撮像信号で電子部品のマウント位置
を補正するようにした。
【0057】そのため、位置補正された電子部品をほと
んど搬送することなく、しかも撮像工程から短時間でリ
−ドフレ−ムにマウントできるから、搬送にともなう誤
差や熱変形による誤差をほとんど招くことなく、電子部
品を高精度にリ−ドフレ−ムに実装することが可能とな
る。
【0058】請求項3の発明によれば、リ−ドフレ−ム
の搬送手段に沿ってこのリ−ドフレ−ムに電子部品をマ
ウントするマウント手段と、ボンディングするボンディ
ング手段とを順次設けるようにした。
【0059】そのため、リ−ドフレ−ムに対する電子部
品のマウント作業とボンディング作業とをそれぞれ並行
して行えるから、同一のヘッドで順次行っていた従来に
比べて生産性を向上させることができる。
【0060】請求項4の発明は、搬送手段のマウント手
段よりも上流側に、リ−ドフレ−ムに電子部品を接着保
持するための接着剤を供給する接着剤供給手段を設け
た。そのため、接着剤の供給も、電子部品のマウントお
よびボンディングの各作業と並行して行えるから、その
ことによっても生産性の向上が計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の全体構成を示す斜視
図。
【図2】同じく制御系のブロック図。
【図3】同じくリ−ドフレ−ムの平面図。
【図4】同じくリ−ドフレ−ムとTCPとを一括撮像し
たときの画像の説明図。
【図5】(a)〜(e)は同じくリ−ドフレ−ムにTC
Pを実装する手順を順次示した説明図。
【符号の説明】
2…部品供給部 4…電子部品 11…搬送路(搬送手段) 12…リ−ドフレ−ム 21…接着剤供給機構(接着剤供給手段) 22…マウント機構(マウント手段) 23…ボンディング機構(ボンディング手段) 30…制御装置 34…第1の撮像カメラ(撮像手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千葉 康徳 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リ−ドフレ−ムに電子部品をマウントす
    るための電子部品のマウント装置において、 上記電子部品を供給する部品供給部と、 上記リ−ドフレ−ムを搬送位置決めする搬送手段と、 上記部品供給部から電子部品を取り出し、その電子部品
    を上記搬送手段によって位置決めされた上記リ−ドフレ
    −ムの所定位置にマウントするマウント手段と、 上記電子部品を上記リ−ドフレ−ムの所定位置にマウン
    トする前に上記リ−ドフレ−ムと上記マウント手段によ
    ってリ−ドフレ−ムの所定位置の上方に搬送された電子
    部品とを上記リ−ドフレ−ムの下方から一括撮像する撮
    像手段と、 この撮像手段からの撮像信号によって上記マウント手段
    を駆動して上記電子部品を上記リ−ドフレ−ムに対して
    位置決めするように制御させる制御手段とを具備したこ
    とを特徴とする電子部品のマウント装置。
  2. 【請求項2】 所定位置に位置決めされたリ−ドフレ−
    ムに電子部品をマウントするための電子部品のマウント
    方法において、 部品供給部から上記電子部品を取り出し、この電子部品
    を上記リ−ドフレ−ムの所定位置の上方へ搬送する搬送
    工程と、 上記リ−ドフレ−ムの下方からこのリ−ドフレ−ムと上
    記電子部品とを一括撮像する撮像工程と、 この撮像工程からの撮像信号によって上記電子部品を上
    記リ−ドフレ−ムに対して位置決めする位置決め工程と
    を具備したことを特徴とする電子部品のマウント方法。
  3. 【請求項3】 リ−ドフレ−ムに電子部品を実装するた
    めの実装装置において、 上記電子部品を供給する部品供給部と、 上記リ−ドフレ−ムを搬送する搬送手段と、 この搬送手段に沿って設けられ上記部品供給部から電子
    部品を取り出し、その電子部品を上記搬送手段によって
    位置決めされた上記リ−ドフレ−ムの所定位置にマウン
    トするマウント手段と、 上記搬送手段の上記マウント手段よりもリ−ドフレ−ム
    の搬送方向下流側に沿って設けられ上記マウント手段に
    よってリ−ドフレ−ムにマウントされた電子部品をボン
    ディングするボンディング手段とを具備したことを特徴
    とする実装装置。
  4. 【請求項4】 上記搬送手段の上記マウント手段よりも
    上流側には、上記リ−ドフレ−ムにマウントされた上記
    電子部品を接着保持するための接着剤を供給する接着剤
    供給手段が設けられていることを特徴とする請求項3記
    載の実装装置。
JP10594297A 1997-04-23 1997-04-23 電子部品のマウント装置とその方法および実装装置 Pending JPH10303225A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10594297A JPH10303225A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 電子部品のマウント装置とその方法および実装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10594297A JPH10303225A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 電子部品のマウント装置とその方法および実装装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10303225A true JPH10303225A (ja) 1998-11-13

Family

ID=14420912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10594297A Pending JPH10303225A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 電子部品のマウント装置とその方法および実装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10303225A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100388446C (zh) * 2004-06-02 2008-05-14 鸿骐昶驎科技股份有限公司 用于芯片基板封装的具粘着定位技术的系统及方法
JP2011061242A (ja) * 2009-01-08 2011-03-24 Panasonic Corp 部品実装装置及びその方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100388446C (zh) * 2004-06-02 2008-05-14 鸿骐昶驎科技股份有限公司 用于芯片基板封装的具粘着定位技术的系统及方法
JP2011061242A (ja) * 2009-01-08 2011-03-24 Panasonic Corp 部品実装装置及びその方法
US8528196B2 (en) 2009-01-08 2013-09-10 Panasonic Corporation Component mounting apparatus and method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5212347B2 (ja) 部品実装方法及び部品実装機
JP2001135995A (ja) 部品実装装置及び方法
JP5358494B2 (ja) 基板搬送装置、基板搬送方法および表面実装機
JP6528116B2 (ja) Acf貼着方法及びacf貼着装置
JP4742526B2 (ja) Icチップ実装体の製造方法及び製造装置
JP2004087582A (ja) 回路基板管理方法,タグチップの装着方法および電子回路生産システム
JP4781945B2 (ja) 基板処理方法および部品実装システム
JP3953802B2 (ja) 電子部品実装システム
KR20210144881A (ko) 본딩 장치
JPH10303225A (ja) 電子部品のマウント装置とその方法および実装装置
JP3899867B2 (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装方法
JP4295713B2 (ja) 表示装置の組み立て装置及び表示装置の組み立て方法
JP4247023B2 (ja) 電子部品の実装装置
JP4371276B2 (ja) 貼付装置
JP4684867B2 (ja) 部品実装方法
WO2018163284A1 (ja) 部品実装装置および基板の保持方法
JP2008311487A (ja) 部品実装装置
JPH0758495A (ja) 電子部品装着装置および電子部品装着位置補正方法
JP2008218697A (ja) 部品実装装置
JP2020123630A (ja) 部品実装方法、及び、部品実装装置
JPH09186193A (ja) 電子部品の実装方法およびその装置
JPH0831849A (ja) チップのボンディング方法
JP6837941B2 (ja) 基板バックアップ装置及びこれを用いた基板処理装置
JP2001274179A (ja) チップマウンタおよび半導体装置の製造方法
JP2012222091A (ja) 部品供給装置