JPH10303161A - 基板洗浄装置 - Google Patents
基板洗浄装置Info
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- JPH10303161A JPH10303161A JP12023397A JP12023397A JPH10303161A JP H10303161 A JPH10303161 A JP H10303161A JP 12023397 A JP12023397 A JP 12023397A JP 12023397 A JP12023397 A JP 12023397A JP H10303161 A JPH10303161 A JP H10303161A
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Abstract
さの基板と別の位置に配置して、洗浄液の持つエネルギ
ーをリアルタイムで測定する。センサーによる測定値に
よって、洗浄液の量や発振子の電圧変動や発振子の劣化
によるエネルギーの変動を閉回路方式で発振子の電圧に
フィードバックし、常に一定のエネルギーを得るように
した洗浄装置を提供する。 【解決手段】 基板2面に向けて高周波を印加した洗浄
液を供給する発振子付きノズル4を備えた洗浄装置にお
いて、圧電素子からなるセンサー8を、基板と同じ高
さ、かつ基板から離隔した待機位置に配置し、ノズルか
らの洗浄液を該センサーの上面に吐出させることによ
り、洗浄液の持つ高周波エネルギーを測定するように構
成した。
Description
晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、
光ディスク用基板等の各種基板を、高周波を印加した純
水などの洗浄液で洗浄する洗浄装置に関し、特に種々の
原因によって洗浄液の高周波エネルギーが変動すること
を防止して安定した洗浄作業を実現することができるよ
うにした洗浄装置に関する。
用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク
用基板などの各種基板を洗浄して付着した異物、汚れ等
を除去するために、高周波を印加した純水等の洗浄液を
基板に向けて吐出する構成を備えた洗浄装置が使用され
ている。この種の洗浄装置として、例えば基板を1枚ず
つカップ内に収容して回転させつつ、高周波印加用の発
振子(水晶振動子等の圧電振動子)を備えたノズルか
ら、高周波を印加した純水などの洗浄液を基板に供給す
るようにしたものがある。
浄装置では、ノズル内部に配置した発振子からの高周波
振動によって高周波が印加された純水などの洗浄液が基
板に到達する段階で、洗浄液の量や、ノズル高さ位置の
バラツキや、発振子に加わる電圧又は電流の変動や、使
用する圧電振動子の劣化等の原因によって、洗浄液の分
子の持つエネルギーが変動するという問題があった。こ
のエネルギ−が小さ過ぎる場合には洗浄能力が低下し、
またエネルギーが大き過ぎる場合には基板上の素子を破
壊してしまうことが判明している。このようなところか
ら、ノズルから吐出された洗浄液が基板上面に到達する
時の洗浄液のエネルギーを事前に測定するために、圧電
振動子から成るセンサーをノズル下に仮設した上で、こ
のセンサーに対して洗浄液を吐出させることにより、セ
ンサーによって洗浄液の振動エネルギー(高周波の振
幅)の値を事前に検出することが行われていた。そし
て、検出したエネルギー値と基板洗浄の為の理想的な値
との間にずれがある場合には、理想的な振動エネルギー
を得る為に必要な電圧又は電流を振動子に印加するよう
に振動子の発振回路を制御する作業を行っていた。しか
し、この従来方法では、仮設されるセンサーの高さ方向
位置やセンサー面の角度にバラツキがでるため、ノズル
とセンサー面間の距離がばらついたり、洗浄液のセンサ
ー面での衝突角度が変化する等の不具合が発生して、正
確に測定することができなかった。
り、請求項1記載の発明は、圧電振動子を備えたセンサ
ーを基板と同じ高さの基板と別の位置に配置して、洗浄
液の持つエネルギーをリアルタイムで測定することを目
的としている。また請求項2記載の発明では請求項1記
載のセンサーによる測定値によって、洗浄液の量や発振
子の電圧変動や発振子の劣化によるエネルギーの変動を
閉回路方式で発振子の電圧にフィードバックし、常に一
定のエネルギーを得るようにした洗浄装置を提供するこ
とを目的としている。
請求項1の発明は、基板面に向けて高周波を加えた洗浄
液を供給する発振子付きノズルを備えた洗浄装置におい
て、圧電素子からなるセンサーを、上記基板と同じ高
さ、かつ基板から離隔した待機位置に配置し、ノズルか
らの洗浄液を該センサーの上面に吐出させることによ
り、洗浄液の持つ高周波エネルギーを測定するように構
成したことを特徴とする。請求項2の発明は、上記セン
サーが測定した上記洗浄液の高周波エネルギー値に基づ
いて、上記ノズルが備えた発振子へ印加する電圧又は電
流を調整して一定した高周波エネルギーを洗浄液に印加
するように構成したことを特徴とする。
例により詳細に説明する。図1、図2及び図3は本発明
の洗浄装置の一形態例の斜視図、矢視Aから見た断面
図、及び平面図である。符号1は上面に基板2を載置す
る回転自在な回転盤3を内部に備えたカップ、2はカッ
プ1の上面に載置された基板(半導体ウェハ、液晶表示
装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディ
スク用基板等)、4は洗浄液を基板に向けて吐出する発
振子(圧電振動子)付きノズル、5は図示しない洗浄液
槽からノズル4に洗浄液を供給するホース、6はノズル
4を先端に支持すると共に図示しない駆動手段によって
軸7を中心として可動範囲内で水平方向に回動するノズ
ルアーム、8はカップ1を構成する外枠1Aの適所(基
板2の載置範囲を回避した位置であってノズル待機位置
上に相当する位置)に配置された圧電振動子から成るセ
ンサー、9は水しぶき飛散防止ガードである。また、符
号11は、洗浄の前後に基板にリンス液を供給する為の
ノズルである。
圧電素子(発振子)を用いて超音波振動を電気信号に変
換する手段であり、ノズル4が基板2から退避した待機
位置にある時にその直下位置に配置される。センサー8
は、ノズル4から吐出(単なる落下である為、その圧力
は無視できる程度)される洗浄液の振動エネルギー(高
周波の振幅の値)を検出するために使用され、基板洗浄
時におけるノズル4と基板2上面との間の距離と、待機
位置におけるノズル4とセンサー8上面との間の距離が
同等になる様に予め設定する。
4が位置している状態で、高周波エネルギーを印加した
洗浄液をノズル4からセンサー8に対して吐出すること
により、センサー8の上面に対して洗浄液を垂直に当て
る。図4に示した様に、ノズル4から落下してくる洗浄
液の振動エネルギー(高周波振動の振幅の値)はセンサ
ー8によって電気信号に変換されて制御部(CPU、R
OM、RAM等)15に入力され、制御部15は得られ
た洗浄液の振動エネルギーをメモリ内に格納された基板
洗浄に於ける適切な振動エネルギーデータと比較し、こ
の適切な振動エネルギーデータと現実の振動エネルギー
との間にずれがある場合には、現実の振動エネルギーを
適切な振動エネルギーに一致させるべく、発振子の発振
回路17を制御して、ノズルに設けた発振子16を駆動
する電圧値又は電流値を調整する。
発振子を励振開始させる動作の手順を示すフローチャー
トであり、ステップ1で純水その他の洗浄液がノズルに
対して十分な量だけ供給されていることが図示しない検
知手段により検知された場合に、ノズルの発振子16を
励振させるための電流、電圧を供給する発振回路17を
ONして、洗浄液に高周波を印加するエネルギーのあわ
せ込みを行う(ステップ2、3)。このエネルギーあわ
せ込みの段階で、待機位置にあるノズルからセンサー8
に対して液を吐出し、振動エネルギーの値を確認する。
このエネルギーの値に過不足がある場合には、上記のよ
うに制御部が発振回路を制御して振動子に供給する電圧
又は電流を補正する(ステップ4 No)。このように
センサー8から得られたリアルタイムでの洗浄液につい
ての振動エネルギーデータに基づいて、ノズルから吐出
される洗浄液のエネルギー(高周波振動の振幅)が所望
の値になるように、発振回路17を閉回路方式によって
自動的に微調整した後で、ノズルアーム6を基板2の上
方に移動させ、半径方向に移動させつつ洗浄を行う(ス
テップ5)。この為、ノズルからの洗浄液の振動エネル
ギーや印加される高周波の振幅値を常に最適の状態にす
ることができ、最適な状態での洗浄を実現することがで
きる。
子から成るセンサーを配置して洗浄液の振動エネルギー
を測定し、この値をフィードバックすることによりノズ
ルの発振子の振幅を制御するようにしたが、この方式は
発振子の劣化による発振周波数の変動、種々の理由によ
る洗浄液の流量の変動、ノズル高さの変動によるセンサ
ー面への衝突時の圧力の変動等に起因した洗浄能力の変
動に対しても同様に流用することができる。すなわち、
上記待機位置に、発振周波数用のセンサー、流量検知セ
ンサー、衝突圧力検知センサー等を夫々配置し、検知し
た値を基準値と比較した上で、流量、ノズル位置を夫々
補正する様に構成してもよい。
は、基板と同じ高さの基板と別の位置にセンサーを固定
配置することによって、高周波が印加された洗浄液が基
板と衝突する時と同じ条件でエネルギー量を測定するこ
とができるようにした。また、センサーを固定してある
ため、洗浄液とセンサー面の衝突角度や距離が変動せず
正確に測定が可能となる。従って、従来の様に、センサ
ーを仮設することによって測定していた場合の不具合を
すべて解消することができる。次に、請求項2に記載す
る洗浄装置では、エネルギーを変動させるパラメータに
フィードバック機構を設けることにより、常に一定の所
望のエネルギーを提供することができる。従来は、高周
波を印加された洗浄液が基板と衝突する時のエネルギー
は、発振子の劣化、発振子の電圧値又は電流値、ノズル
高さによって変動したが、本発明によれば、このような
諸問題を一挙に解決して安定した振動エネルギーを有し
た洗浄液を供給して安定した洗浄作業を実現できる。
振動子)付きノズル、5ホース、6 ノズルアーム、7
軸、8 センサー、9 水しぶき飛散防止ガード、1
1 ノズル、15 制御部、16 発振子、17 発振
回路
Claims (2)
- 【請求項1】 基板面に向けて高周波を印加した洗浄液
を供給する発振子付きノズルを備えた洗浄装置におい
て、 圧電素子からなるセンサーを、上記基板と同じ高さ、か
つ基板から離隔した待機位置に配置し、ノズルからの洗
浄液を該センサーの上面に吐出させることにより、洗浄
液の持つ高周波エネルギーを測定するように構成したこ
とを特徴とする基板洗浄装置。 - 【請求項2】 上記センサーが測定した上記洗浄液の高
周波エネルギー値に基づいて、上記ノズルが備えた発振
子へ印加する電圧又は電流を調整して一定した高周波エ
ネルギーを洗浄液に印加するように構成したことを特徴
とする請求項1記載の基板洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12023397A JP3558484B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 基板洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12023397A JP3558484B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 基板洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10303161A true JPH10303161A (ja) | 1998-11-13 |
JP3558484B2 JP3558484B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=14781157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12023397A Expired - Fee Related JP3558484B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 基板洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-04-23 JP JP12023397A patent/JP3558484B2/ja not_active Expired - Fee Related
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