JPH10302287A - 対物レンズ駆動装置および方法、並びに記録再生装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置および方法、並びに記録再生装置

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Publication number
JPH10302287A
JPH10302287A JP10427097A JP10427097A JPH10302287A JP H10302287 A JPH10302287 A JP H10302287A JP 10427097 A JP10427097 A JP 10427097A JP 10427097 A JP10427097 A JP 10427097A JP H10302287 A JPH10302287 A JP H10302287A
Authority
JP
Japan
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driving
tracking
objective lens
focus
signal
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Pending
Application number
JP10427097A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Manou
清志 真能
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキューサーボ動作時の対物レンズのフォー
カス方向およびトラッキング方向への干渉を補正する。 【解決手段】 8分割フォトディテクタ160より出力
されるトラッキング信号は、位相補償器180、ゲイン
調整器181を介して加算器222に供給される。一
方、2次元スキューセンサ131より出力されるラジア
ルスキューエラー信号は、位相補償器184、ゲイン調
整器185を介してアクティブフィルタ221に供給さ
れ、干渉補正電流とされた後、加算器222においてト
ラッキングエラー信号に加算され、トラッキングコイル
17−1,17−2に供給される。フォーカスエラー信
号には、タンジェンシャルスキューエラー信号に基づく
干渉補正電流が加算され、フォーカスコイル16−1乃
至16−4に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対物レンズ駆動装
置および対物レンズ駆動方法、並びに記録再生装置に関
し、例えば、ディスク面と対物レンズの光軸とが垂直に
なるように対物レンズを傾動制御するスキューサーボ動
作時に、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボに
対する影響を抑制するようにした対物レンズ駆動装置お
よび方法、並びに記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスクシステムにおいて
は、光学ピックアップから出射されるレーザ光が、ディ
スク面に対して垂直に入射した場合に、集束スポットに
収差が極力生じないように光学設計されている。ところ
が、実際の光ディスクドライブにおいては、ターンテー
ブルの回転時の軸振れ、およびディスク単体の反り等に
より、信号の記録再生時に入射ビームとディスク面との
角度ズレ(以降、スキューと記す)が生じる。ディスク
に信号を高密度に記録すればするほど、このスキューに
起因するコマ収差が信号の読み書きに与える悪影響が大
きいため、光ディスクの高密度化を図る際には、このデ
ィスクスキューを低減させる、または何らかの手法によ
り、光学的に補正する必要がある。
【0003】そこで、例えば、レーザディスクのような
ディスク径が大きく、ディスクスキューが多く発生する
ようなシステムにおいては、図13に示すような機構が
提案されてきた。これは、ディスクスキューθが生じた
場合、光ピックアップ2をメカデッキ3上にスライド移
動可能に設置されたOPベース4の回転軸5を中心に、
角度θだけ回転させることにより、レーザ光をディスク
面Dに垂直入射させる方法である。
【0004】しかしながら、この方法では、光ピックア
ップ2全体を傾動させなければならないため、消費電力
が大きくなる他、高速で傾動させることが容易でないた
め、光ディスク1の回転に同期したスキューのAC成分
(光ディスク1の反りが回転毎に出る場合の時間的変動
分)を補正することは困難であった。
【0005】このような問題に対して、本願出願人は、
特願平8−237328において、記録再生光学系の中
で対物レンズのみをレンズの光軸とディスク面とが常に
垂直になるように傾動制御するようにした対物レンズ駆
動装置を提案している。この方法を採用すれば、可動部
は、対物レンズ、スキューセンサ、コイルおよびそれら
を保持するボビン筐体のみであるので、スキュー制御に
要する電力が少なくて済む上、高速動作が可能であるた
め、ディスクスキューのAC成分を補正することが可能
となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スキューを
補正するために傾動動作を行う場合、アクチュエータの
作製時における組み立て誤差、あるいはアクチュエータ
に対するサイズ的な要求等の理由により、フォーカスサ
ーボやトラッキングサーボに対して外乱となり得る。例
えば図14に示すように、ボビン15上に対物レンズ1
2と2次元のスキューセンサ131とをトラック方向に
配置した場合、ボビン15の重心位置Gは、対物レンズ
12の光軸よりもスキューセンサ131側にΔXだけず
れることになる。
【0007】この場合、タンジェンシャルスキューサー
ボ動作をさせるために、トラック方向に配置された左右
のフォーカスコイル16に逆方向の推力が発生するよう
に電流を供給すると、高周波数での駆動の場合には、ボ
ビン15は、対物レンズ12よりの左(スキューセンサ
131側)に位置する所定の点Gを中心に、角度Δθt
sだけ傾動する。そのため、対物レンズ12の主点位置
Pは、フォーカス方向にΔX×Δθtsだけ動くことに
なり、フォーカスサーボに対して外乱となる。
【0008】また、図15に示すように、対物レンズ1
2の主点位置Pとボビン15の重心位置Gを完全に一致
させることは、対物レンズ12の作動距離(working di
stance)を考えると容易ではなく、通常、重心位置Gよ
りも主点位置Pの方が上側(よりディスク1に近い側)
になる。いま、この距離をΔYとおく。このような状態
で、ラジアルスキューサーボをかけると、高い周波数で
の駆動の場合、ボビン15はその重心回りに角度△θr
sだけ回転運動を行うため、対物レンズ12の主点位置
Pは、ディスク1の半径方向にΔY×△θrsだけ動く
ことになり、トラッキングサーボに対して外乱となる。
【0009】このように、ラジアルスキューサーボとタ
ンジェンシャルスキューサーボは、フォーカスサーボお
よびトラッキングサーボに対してわずかに外乱として働
くことになる。この外乱量は、光ディスク1に信号を高
密度に記録再生しようとする場合、ディスク盤面上での
スポットの無視できないデフォーカスやデトラックにつ
ながる課題があった。
【0010】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、スキューサーボ動作時の対物レンズのフォ
ーカス方向およびトラッキング方向への不要な動きを電
気的に補正することができるようにするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の対物レ
ンズ駆動装置は、対物レンズを有する可動部をフォーカ
ス方向に直線移動するように駆動する第1の駆動手段
と、光ディスクのスキュー発生量に応じて、光ディスク
の記録面と対物レンズの光軸とが垂直になるように、可
動部をラジアルスキュー方向およびタンジェンシャルス
キュー方向のうちの少なくともいずれか一方に傾動させ
る第2の駆動手段と、可動部をトラッキング方向に駆動
する第3の駆動手段と、第2の駆動手段に供給され、可
動部をラジアルスキュー方向に傾動させるための信号お
よびタンジェンシャルスキュー方向に傾動させるための
信号のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、第1
の駆動手段に供給され、可動部をフォーカス方向に直線
移動させるためのフォーカス駆動信号、および第3の駆
動手段に供給され、可動部をトラッキング方向に駆動す
るためのトラッキング駆動信号のうちの少なくともいず
れか一方を補正するための補正信号を発生する補正信号
発生手段とを備え、第1の駆動手段および第3の駆動手
段は、フォーカスエラー信号に基づくフォーカス駆動信
号およびトラッキングエラー信号に基づくトラッキング
駆動信号と、補正信号発生手段からの補正信号との差分
に基づいて可動部を駆動することを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の対物レンズ駆動方法は、
対物レンズを有する可動部をフォーカス方向に直線移動
するように駆動し、光ディスクのスキュー発生量に応じ
て、光ディスクの記録面と対物レンズの光軸とが垂直に
なるように、可動部をラジアルスキュー方向およびタン
ジェンシャルスキュー方向のうちの少なくともいずれか
一方に傾動させ、可動部をトラッキング方向に駆動し、
可動部をラジアルスキュー方向に傾動させるための信号
およびタンジェンシャルスキュー方向に傾動させるため
の信号のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、可
動部をフォーカス方向に直線移動させるためのフォーカ
ス駆動信号および可動部をトラッキング方向に駆動する
ためのトラッキング駆動信号のうちの少なくともいずれ
か一方を補正するための補正信号を発生する。そして、
可動部のトラッキング方向およびフォーカス方向への駆
動は、フォーカスエラー信号に基づくフォーカス駆動信
号およびトラッキングエラー信号に基づくトラッキング
駆動信号と補正信号との差分に基づいて行われることを
特徴とする。
【0013】請求項3に記載の記録再生装置は、対物レ
ンズを有する可動部をフォーカス方向に直線移動するよ
うに駆動する第1の駆動手段と、光ディスクのスキュー
発生量に応じて、光ディスクの記録面と対物レンズの光
軸とが垂直になるように、可動部または光ピックアップ
全体をラジアルスキュー方向およびタンジェンシャルス
キュー方向のうちの少なくともいずれか一方に傾動させ
る第2の駆動手段と、可動部をトラッキング方向に駆動
する第3の駆動手段と、第2の駆動手段に供給され、可
動部をラジアルスキュー方向に傾動させるための信号お
よびタンジェンシャルスキュー方向に傾動させるための
信号のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、第1
の駆動手段に供給され、可動部をフォーカス方向に直線
移動させるためのフォーカス駆動信号、および第3の駆
動手段に供給され、可動部をトラッキング方向に駆動す
るためのトラッキング駆動信号のうちの少なくともいず
れか一方を補正するための補正信号を発生する補正信号
発生手段とを備え、第1の駆動手段および第3の駆動手
段は、フォーカスエラー信号に基づくフォーカス駆動信
号およびトラッキングエラー信号に基づくトラッキング
駆動信号と、補正信号発生手段からの補正信号との差分
に基づいて可動部を駆動することを特徴とする。
【0014】請求項1に記載の対物レンズ駆動装置にお
いては、第1の駆動手段が、対物レンズを有する可動部
をフォーカス方向に直線移動するように駆動し、第2の
駆動手段が、光ディスクのスキュー発生量に応じて、光
ディスクの記録面と対物レンズの光軸とが垂直になるよ
うに、可動部をラジアルスキュー方向およびタンジェン
シャルスキュー方向のうちの少なくともいずれか一方に
傾動させ、第3の駆動手段が、可動部をトラッキング方
向に駆動し、補正信号発生手段が、第2の駆動手段に供
給され、可動部をラジアルスキュー方向に傾動させるた
めの信号およびタンジェンシャルスキュー方向に傾動さ
せるための信号のうちの少なくともいずれか一方に基づ
いて、第1の駆動手段に供給され、可動部をフォーカス
方向に直線移動させるためのフォーカス駆動信号、およ
び第3の駆動手段に供給され、可動部をトラッキング方
向に駆動するためのトラッキング駆動信号のうちの少な
くともいずれか一方を補正するための補正信号を発生す
る。そして、第1の駆動手段および第3の駆動手段は、
フォーカスエラー信号に基づくフォーカス駆動信号およ
びトラッキングエラー信号に基づくトラッキング駆動信
号と、補正信号発生手段からの補正信号との差分に基づ
いて可動部を駆動する。
【0015】請求項2に記載の対物レンズ駆動方法にお
いては、対物レンズを有する可動部をフォーカス方向に
直線移動するように駆動し、光ディスクのスキュー発生
量に応じて、光ディスクの記録面と対物レンズの光軸と
が垂直になるように、可動部をラジアルスキュー方向お
よびタンジェンシャルスキュー方向のうちの少なくとも
いずれか一方に傾動させ、可動部をトラッキング方向に
駆動し、可動部をラジアルスキュー方向に傾動させるた
めの信号およびタンジェンシャルスキュー方向に傾動さ
せるための信号のうちの少なくともいずれか一方に基づ
いて、可動部をフォーカス方向に直線移動させるための
フォーカス駆動信号および可動部をトラッキング方向に
駆動するためのトラッキング駆動信号のうちの少なくと
もいずれか一方を補正するための補正信号を発生する。
そして、可動部のトラッキング方向およびフォーカス方
向への駆動は、フォーカスエラー信号に基づくフォーカ
ス駆動信号およびトラッキングエラー信号に基づくトラ
ッキング駆動信号と補正信号との差分に基づいて行われ
る。
【0016】請求項3に記載の記録再生装置において
は、第1の駆動手段が、対物レンズを有する可動部をフ
ォーカス方向に直線移動するように駆動し、第2の駆動
手段が、光ディスクのスキュー発生量に応じて、光ディ
スクの記録面と対物レンズの光軸とが垂直になるよう
に、可動部または光ピックアップ全体をラジアルスキュ
ー方向およびタンジェンシャルスキュー方向のうちの少
なくともいずれか一方に傾動させ、第3の駆動手段が、
可動部をトラッキング方向に駆動し、補正信号発生手段
が、第2の駆動手段に供給され、可動部をラジアルスキ
ュー方向に傾動させるための信号およびタンジェンシャ
ルスキュー方向に傾動させるための信号のうちの少なく
ともいずれか一方に基づいて、第1の駆動手段に供給さ
れ、可動部をフォーカス方向に直線移動させるためのフ
ォーカス駆動信号、および第3の駆動手段に供給され、
可動部をトラッキング方向に駆動するためのトラッキン
グ駆動信号のうちの少なくともいずれか一方を補正する
ための補正信号を発生する。そして、第1の駆動手段お
よび第3の駆動手段は、フォーカスエラー信号に基づく
フォーカス駆動信号およびトラッキングエラー信号に基
づくトラッキング駆動信号と、補正信号発生手段からの
補正信号との差分に基づいて可動部を駆動する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の対物レンズ駆動
装置および記録再生装置を応用した光ディスク装置の一
実施の形態の構成例を示す図である。光ディスク装置2
00は、対物レンズ駆動装置100と再生光学系150
および光ディスク1の駆動部190を備えている。駆動
部190は、チャッキング部191とモータ192とを
備えており、チャッキング部191には、光ディスク1
を着脱可能に取り付けることができるようになされてい
る。モータ192は、チャッキング部191と光ディス
ク1を連続回転させるようになされている。対物レンズ
駆動装置100と再生光学系150は、図13に示した
光ピックアップ2に対応しており、従来の場合と同様
に、回転軸5(第2の駆動手段)を中心に、角度θだけ
回転させることができるようになされている。
【0018】対物レンズ駆動装置100は、対物レンズ
12を光ディスク1のディスク面Dに対して移動させる
ための装置である。この対物レンズ駆動装置100の付
近には、再生光学系150が配置されている。再生光学
系150は、光ディスク1のディスク面Dに記録されて
いる情報を再生する光学系であり、レーザダイオード1
51、コリメータレンズ152、グレーティング15
3、λ/2板(1/2波長板)154、偏光ビームスプ
リッタ155、λ/2板156、集光レンズ157、円
筒レンズおよび凹レンズ158、8分割のフォトディテ
クタ160、フロントモニタ用フォトディテクタ15
9、λ/4板161を備えている。
【0019】レーザダイオード151は、例えば、波長
が650ナノメートル(nm)のレーザ光Lを発生する
ようになされており、レーザ光Lは、コリメータレンズ
152により平行光にされ、グレーティング153とλ
/2板154を通り、偏光ビームスプリッタ155に至
る。偏光ビームスプリッタ155は、このレーザ光Lの
一部をフロントモニタ用フォトディテクタ159に導く
とともに、レーザ光Lの残部を対物レンズ12側に導
く。フロントモニタ用フォトディテクタ159は、レー
ザダイオード151の出力をモニタするためのディテク
タである。
【0020】対物レンズ12は、レーザ光Lをディスク
面Dに集束して照射する。そして、ディスク面Dからの
戻り光は、λ/4板161を通り、偏光ビームスプリッ
タ155で反射されて、λ/2板156を通り、集光レ
ンズ157で集光され、かつ円筒レンズおよび凹レンズ
158によりさらに集光されて、8分割のフォトディテ
クタ160に導かれるようになされている。
【0021】図2は、8分割のフォトディテクタ160
のパターン配置例を示している。このように、フォトデ
ィテクタ160は、ディテクタ160A乃至160Hよ
り構成されている。ディテクタ160A乃至160D
は、正方形状をなしており、ディテクタ160E乃至1
60Hは、長方形状をなしている。
【0022】図3は、図1に示した光ディスク装置20
0の対物レンズ駆動装置100の構成例を示す平面図で
ある。また、図4は、図3に示した実施の形態の側面図
である。
【0023】対物レンズ駆動装置100は、対物レンズ
12、ボビン(可動部)15、複数のフォーカスコイル
16−1乃至16−4(以下では、フォーカスコイル1
6−1乃至16−4を特に区別する必要がない場合、適
宜フォーカスコイル16と記載する)(第1の駆動手
段、第2の駆動手段)、トラッキングコイル17−1,
17−2(以下では、トラッキングコイル17−1,1
7−2を特に区別する必要がない場合、適宜トラッキン
グコイル17と記載する)(第3の駆動手段)、ベース
101、4本のサスペンション18−1ないし18−
4、タンジェンシャルスキューセンサ13、ラジアルス
キューセンサ14を備えている。
【0024】対物レンズ12は、上述したレーザダイオ
ード151(図1)からのレーザ光Lのレーザスポット
SPをディスク面D上に形成するためのレンズである。
可動部であるボビン15は、例えばプラスチック等によ
り構成されており、図3に示すように、長方形状を有し
ている。このボビン15の中心には、対物レンズ2が設
けられている。
【0025】タンジェンシャルスキューセンサ13とラ
ジアルスキューセンサ14は、図3の平面図において、
ボビン15の中心軸CLLにほぼ沿って設けられている
が、これらのセンサ13,14は、図3に示すように、
ややフォーカスコイル16−1,16−3側に変位して
配置されている。タンジェンシャルスキューセンサ13
とラジアルスキューセンサ14は、対物レンズ12と光
ディスク1のディスク面Dとの相対角度を検出するため
のセンサである。
【0026】4つのフォーカスコイル16−1乃至16
−4は、図3に示したように、ボビン15の側面のほぼ
四隅にそれぞれ配置されている。これらのフォーカスコ
イル16は、通電することにより、ボビン15および対
物レンズ12をフォーカス方向に直線移動させたり、ボ
ビン15と対物レンズ12をラジアルスキュー方向(R
SD)とタンジェンシャルスキュー方向(TSD)に傾
動させるための駆動コイルである。
【0027】2つのトラッキングコイル17−1,17
−2は、ボビン15の短辺側にそれぞれ取り付けられて
おり、このトラッキングコイル17−1,17−2は、
通電することにより、ボビン15および対物レンズ12
をトラッキング方向TRKに沿って直線移動させるため
の駆動コイルである。
【0028】ボビン15は、4つのサスペンション18
−1乃至18−4を備えており、ボビン15とベース1
01の間に設けられている。このボビン15は、対物レ
ンズ12の光軸OPLに対して対称であり、かつ対物レ
ンズ12の主点Pと同一の高さHとなる4ヶ所におい
て、取り付け部19−1乃至19−4を介して支持され
ている。即ち、4つのサスペンション18は、ボビン1
5の対物レンズ12の光軸OPLに対して対称位置に配
置されており、かつサスペンション18の上部の取り付
け部19が対物レンズ12の主点Pと同一の高さH、即
ち、ベース101の上面に対して同一の高さHになるよ
うに設定されている。
【0029】上記実施例においては、光ディスク1とし
て、例えば、直径が120ミリメートル(mm)のディ
スク(コンパクトディスクや高密度な2枚のディスクを
貼り合わせた ディスクのようなもの)を使用すること
を前提とすると、光ディスク1の半径が40mm付近
で、対物レンズ12と2つのタンジェンシャルスキュー
センサ13およびラジアルスキューセンサ14が、ほぼ
同一トラック上に位置するように、スキューセンサ1
3,14がボビン15の上の所定の位置に配置されてい
る。即ち、スキューセンサ13,14は、対物レンズ1
2に比べて、光ディスク1の中心側にオフセットされる
ように、ボビン15の上に配置されている。
【0030】図5は、タンジェンシャルスキューセンサ
13のディテクタ配置例であり、図6は、ラジアルスキ
ューセンサ14のディテクタの配置例を示している。図
5に示すように、タンジェンシャルスキューセンサ13
は、光を発光するLED13aと、光ディスク1からの
戻り光を受光する2つのフォトトランジスタ13b,1
3cを有している。
【0031】これらのLED13aとフォトトランジス
タ13b,13cは、図7に示すように、レンズおよび
光学フィルタとして作用するレンズ兼光学フィルタ12
1により覆われている。
【0032】このタンジェンシャルスキューセンサ13
は、LED13aより出射され、光ディスク1において
反射された戻り光の強度をフォトトランジスタ13b,
13cによって検出することにより、対物レンズ12と
光ディスク1のディスク面Dとのタンジェンシャルスキ
ュー方向(TSD)に関する相対角度を検出するように
なされている。
【0033】図6に示したラジアルスキューセンサ14
は、光を発光するLED14aと光ディスク1からの戻
り光を受光するフォトトランジスタ14b,14cを備
えている。これらのLED14a、フォトトランジスタ
14b,14cは、タンジェンシャルスキューセンサ1
3の場合と同様に、図7に示すように、レンズ兼光学フ
ィルタ122によって覆われている。
【0034】このラジアルスキューセンサ14は、LE
D14aより出射され、光ディスク1において反射され
た戻り光の強度をフォトトランジスタ14b,14cに
よって検出することにより、対物レンズ12と光ディス
ク1のディスク面Dとのラジアルスキュー方向(RS
D)に関する相対角度を検出するようになされている。
【0035】図7に示したレンズ兼光学フィルタ12
1,122は、例えば、透明なプラスチックで構成され
ており、図5および図6に示したLED13a,14a
が発生する光は通すが、レーザダイオード151(図
1)が発生するレーザ光は遮断する。即ち、レンズ兼光
学フィルタ121,122は、波長650ナノメートル
(nm)の光の進入を阻止するが、波長950nmの光
は透過する性質を有している。従って、レーザダイオー
ド151から出射され、光ディスク1において反射され
たレーザ光の影響を受けることなく、ディスクスキュー
を検出することができる。
【0036】また、図3に示したボビン15に取り付け
られているマグネット20−1,20−2は、すべてト
ラック方向(TD)に着磁されており、隣合うマグネッ
ト同士は互いに逆方向に着磁されている。これらのマグ
ネット20−1,20−2が、フォーカスコイル16
(以下、適宜、第1コイルという)およびトラッキング
コイル17(以下、適宜、第2コイルという)に対し
て、トラック方向に磁界を与えることにより、通電時に
おいて、第1コイルはディスク面Dに垂直な方向に駆動
力を発生し、第2コイルは、トラッキング方向に駆動力
を発生するようにすることができる。
【0037】また、図4に示したベース101の中心部
分には、穴が形成されており、偏光ビームスプリッタ1
55を介して照射されるレーザ光Lを通したり、ディス
ク1のディスク面Dからの戻り光を偏光ビームスプリッ
タ155側に通すようになされている。
【0038】図8は、フォーカスコイル16およびトラ
ッキングコイル17を駆動する駆動回路300の構成例
を示すブロック図である。同図に示すように、フォトデ
ィテクタ160は、位相補償器180、ゲイン調整器1
81を介して2つのトラッキングコイル17−1,17
−2に接続されている。また、フォトディテクタ160
は、位相補償器182、ゲイン調整器183を介して4
つのフォーカスコイル16−1乃至16−4にも接続さ
れている。
【0039】ラジアルスキューセンサ14は、位相補償
器184、ゲイン調整器185、および反転器186を
介して2つのフォーカスコイル16−2,16−4に接
続されている。また、ラジアルスキューセンサ14は、
位相補償器184、ゲイン調整器185を介して2つの
フォーカスコイル16−1,16−3に接続されてい
る。
【0040】タンジェンシャルスキューセンサ13は、
位相補償器187、ゲイン調整器188、および反転器
189を介して、フォーカスコイル16−3,16−4
に接続されている。また、タンジェンシャルスキューセ
ンサ13は、位相補償器187、ゲイン調整器188を
介して、フォーカスコイル16−1、16−2に接続さ
れている。
【0041】図8に示した駆動回路300において、フ
ォトディテクタ160がディスク面Dからの戻り光を受
けると、フォトディテクタ160を構成するディテクタ
160A乃至160Dからフォーカスエラー信号(FE
S)が出力され、位相補償器182に供給される。位相
補償器182に供給されたフォーカスエラー信号は位相
補償される。次に、ゲイン調整器183において、ゲイ
ンの調整が行われた後、4つのフォーカスコイル16−
1乃至16−4に対して、同位相の駆動電流が供給され
る。これにより、ボビン15がフォーカス方向に移動す
る。
【0042】また、フォトディテクタ160を構成する
ディテクタ160E乃至Hからは、トラッキングエラー
信号TRSが出力され、位相補償器180に供給され
る。位相補償器180に供給されたトラッキングエラー
信号は位相補償される。そして、ゲイン調整器181に
おいて、ゲインの調整が行われた後、同位相の駆動電流
が出力され、2つのトラッキングコイル17−1,17
−2に供給される。これにより、ボビン15がトラッキ
ング方向に移動する。
【0043】ラジアルスキューセンサ14から出力され
るラジアルスキューエラー信号RSEは、位相補償器1
84に供給され、位相補償された後、ゲイン調整器18
5に供給される。ゲイン調整器185においては、ゲイ
ンの調整が行われる。そして、ゲイン調整器185から
同位相の駆動電流が2つのフォーカスコイル16−1,
16−3に供給されるとともに、反転器186から逆位
相の駆動電流が残りのフォーカスコイル16−2,16
−4に対して供給される。これにより、ボビン15は、
ラジアルスキュー方向に回動することになる。
【0044】このとき、ゲイン調整器185から出力さ
れる駆動電流(ラジアルスキューサーボ電流)は、図9
を参照して後述するように、アクティブフィルタ221
(補正信号発生手段)において干渉補正電流とされ、加
算器222に供給される。そして、加算器222によ
り、干渉補正電流にトラッキングサーボ電流が加算され
る。これにより、ラジアルスキューサーボからのトラッ
キングサーボへの外乱を抑制することができる。
【0045】タンジェンシャルスキューセンサ13から
出力されるタンジェンシャルスキューエラー信号TSE
は、位相補償器187に供給され、位相補償された後、
ゲイン調整器188に供給される。ゲイン調整器188
においては、ゲインの調整が行われ、同位相の駆動電流
がフォーカスコイル16−1,16−2に対して供給さ
れるとともに、反転器189から逆位相の駆動電流が残
りのフォーカスコイル16−3,16−4に対して供給
される。これにより、ボビン15は、タンジェンシャル
スキュー方向に回動することになる。
【0046】次に、図9を参照して、上述した干渉補正
電流を生成するアクティブフィルタ221のアクティブ
フィルタ特性について説明する。同図に示すように、ラ
ジアルスキュー動作時のトラッキング方向への対物レン
ズ12の不要な動作量D(rs> tr)(s)は、ラジアルス
キューサーボ電流に伝達関数G(rs>tr)(s)をかけた
ものとして扱うことができる。この伝達関数G(rs>tr)
(s)は、対物レンズ駆動デバイス単体の特性に依存す
るものであり、予め測定しておくことが可能である。
【0047】この不要な動作量D(rs>tr)(s)をキャ
ンセルさせるための干渉補正電流は、上記伝達関数G
(rs>tr)(s)とアクチュエータのトラッキング特性G
tr(s)とラジアルスキューサーボ電流Irsを用いる
と、次式のように表すことができる。
【0048】 干渉補正電流=G(rs>tr)(s)×Irs/Gtr(s)
【0049】従って、アクティブフィルタ221の伝達
関数は、次のようになる。
【0050】G(rs>tr)(s)/Gtr(s)
【0051】実際のデバイスにおいては、G
(rs>tr)(s)/Gtr(s)は、かなり急峻な位相回り
を伴う伝達関数であるため、ある特定の帯域に機械的な
干渉が多いような場合、単純なバンドパスフィルタや増
幅回路のみでもある程度の効果を得ることができる。
【0052】図10は、本発明の対物レンズ駆動装置の
他の実施の形態の構成例を示すブロック図である。図1
0に示した実施の形態においては、図3に示した実施の
形態において、タンジェンシャルスキューセンサ13お
よびラジアルスキューセンサ14の代わりに、2軸回り
のスキューの検出が可能な2次元スキューセンサ131
を、対物レンズ12と同一トラック上になるようにボビ
ン15上の所定の位置に配置するようにしている。
【0053】図11は、2次元スキューセンサ131の
構成例を示す図である。同図に示すように、2次元スキ
ューセンサ131は、光を発光するLED201a、光
ディスク1のディスク面Dからの戻り光を受光するフォ
トトランジスタ201b乃至201eより構成されてい
る。ここでは、フォトトランジスタ201b乃至201
eにより受光される光の強度を、それぞれI,J,K,
Lとする。
【0054】このタイプの対物レンズ駆動装置では、図
14および図15を参照して上述したように、ラジアル
スキューサーボ動作時に、対物レンズ12がトラッキン
グ方向(半径方向)に動くほかに、タンジェンシャルス
キューサーボ動作時に、対物レンズ12がフォーカス方
向に動いてしまう。
【0055】図12は、これらの不要な動作を補正する
ための駆動回路の構成例を示すブロック図である。図1
2に示した駆動回路400においては、図8に示した駆
動回路300において、ラジアルスキューセンサ14お
よびタンジェンシャルスキューセンサ13の代わりに、
2次元スキューセンサ131を用いるようにしている。
【0056】2次元スキューセンサ131は、次のよう
な演算式によりラジアルスキューエラー信号を演算し、
出力する。
【0057】 ラジアルスキューエラー信号=I+K−(J+L)
【0058】2次元スキューセンサ131は、次のよう
な演算式によりタンジェンシャルスキューエラー信号を
演算し、出力する。
【0059】 タンジェンシャルスキューエラー信号=I+J−(K+
L)
【0060】図12に示した駆動回路400において
は、図8に示した駆動回路300の場合と同様に、ラジ
アルスキューサーボ電流にアクティブフィルタ221を
通した干渉補正電流が加算器222において、ゲイン調
整器181より出力されるトラッキングサーボ電流に加
えられる。さらに、この回路では、タンジェンシャルス
キューサーボ電流に対しても、アクティブフィルタ23
1(補正信号発生手段)を通した干渉補正電流が加算器
232において、ゲイン調整器183より出力されるフ
ォーカスサーボ電流に対して加えられる。これにより、
スキューサーボからのトラッキングサーボおよびフォー
カスサーボへの外乱を抑制することができる。
【0061】アクティブフィルタ231の特性を表す伝
達関数は、図9を参照して上述したアクティブフィルタ
221の場合と同様にして、タンジェンシャルスキュー
サーボからフォーカスサーボへの干渉の度合いを表す伝
達関数G(ts>fo)(s)と、アクチュエータのフォー
カス特性Gfo(s)を用いて、次のように表すことがで
きる。
【0062】G(ts>fo)(s)/Gfo(s)
【0063】以上のように、対物レンズ12のフォーカ
ス制御およびトラッキング制御を行うとともに、対物レ
ンズ12の光軸とディスク面Dとが常に垂直になるよう
に傾動制御(スキューサーボ)を行うことにより、ディ
スクスキューを補正する対物レンズ駆動装置において、
自由度間の機械的な干渉を電気的に補正することができ
るため、対物レンズ12を4自由度方向(フォーカス方
向、トラッキング方向、タンジェンシャルスキュー方
向、ラジアルスキュー方向)に独立に制御することがで
き、ディスクスキューのフォーカスサーボおよびトラッ
キングサーボに対する影響を抑制することができる。こ
れにより、信頼性の高い高密度光ディスクシステムの構
築が可能となる。
【0064】なお、上記実施の形態においては、光ディ
スクに記録されている情報を再生する場合について説明
したが、光ディスクに対して情報を記録する場合にも本
発明を適用することが可能である。
【0065】また、上記実施の形態においては、スキュ
ーサーボ時にボビン15を傾動させるようにしたが、光
ピックアップ全体を傾動させるようにすることも可能で
ある。
【0066】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載の対物レンズ
駆動装置、および請求項2に記載の対物レンズ駆動方法
によれば、可動部をラジアルスキュー方向に傾動させる
ための信号およびタンジェンシャルスキュー方向に傾動
させるための信号のうちの少なくともいずれか一方に基
づいて、可動部をフォーカス方向に直線移動させるため
のフォーカス駆動信号および可動部をトラッキング方向
に駆動するためのトラッキング駆動信号のうちの少なく
ともいずれか一方を補正するための補正信号を発生す
る。そして、可動部のトラッキング方向およびフォーカ
ス方向への駆動は、フォーカスエラー信号に基づくフォ
ーカス駆動信号およびトラッキングエラー信号に基づく
トラッキング駆動信号と補正信号との差分に基づいて行
われるようにしたので、4自由度間の機械的な干渉を電
気的に補正するとともに、対物レンズを4自由度方向に
独立に制御することができ、フォーカスサーボおよびト
ラッキングサーボ制御に対するスキューサーボの影響を
抑制することができる。
【0067】請求項3に記載の記録再生装置によれば、
光ディスクのスキュー発生量に応じて、光ディスクの記
録面と対物レンズの光軸とが垂直になるように、可動部
または光ピックアップ全体をラジアルスキュー方向およ
びタンジェンシャルスキュー方向のうちの少なくともい
ずれか一方に傾動させ、可動部をラジアルスキュー方向
に傾動させるための信号およびタンジェンシャルスキュ
ー方向に傾動させるための信号のうちの少なくともいず
れか一方に基づいて、可動部をフォーカス方向に直線移
動させるためのフォーカス駆動信号、および可動部をト
ラッキング方向に駆動するためのトラッキング駆動信号
のうちの少なくともいずれか一方を補正するための補正
信号を発生する。そして、可動部のトラッキング方向お
よびフォーカス方向への駆動は、フォーカスエラー信号
に基づくフォーカス駆動信号およびトラッキングエラー
信号に基づくトラッキング駆動信号と補正信号との差分
に基づいて行われるようにしたので、4自由度間の機械
的な干渉を電気的に補正するとともに、対物レンズを4
自由度方向に独立に制御することができ、フォーカスサ
ーボおよびトラッキングサーボ制御に対するスキューサ
ーボの影響を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対物レンズ駆動装置および記録再生装
置を応用した光ディスク装置の一実施の形態の構成例を
示すブロック図である。
【図2】8分割フォトディテクタ160の構成例を示す
図である。
【図3】図1の対物レンズ駆動装置100の構成例を示
す図である。
【図4】図3の対物レンズ駆動装置100の側面図を示
す図である。
【図5】タンジェンシャルスキューセンサ13の構成例
を示す図である。
【図6】ラジアルスキューセンサ14の構成例を示す図
である。
【図7】図5および図6のスキューセンサの光学フィル
タの例を示す図である。
【図8】駆動回路300の構成例を示すブロック図であ
る。
【図9】ラジアルスキューサーボからのトラッキングサ
ーボへの外乱を補正する方法を説明する図である。
【図10】本発明の対物レンズ駆動装置の他の実施の形
態の構成例を示す図である。
【図11】図10の2次元スキューセンサ131の構成
例を示す図である。
【図12】対物レンズ駆動回路400の構成例を示すブ
ロック図である。
【図13】従来の光ディスクシステムの構成例を示す図
である。
【図14】タンジェンシャルスキューサーボからのフォ
ーカスサーボへの機械的な干渉を示す図である。
【図15】ラジアルスキューサーボからのトラッキング
サーボへの機械的な干渉を示す図である。
【符号の説明】
1 光ディスク, 2 光ピックアップ, 3 メカデ
ッキ, 4 OPベース, 5 回転軸, 12 対物
レンズ, 13 タンジェンシャルスキューセンサ,
14 ラジアルスキューセンサ, 13a,14a L
ED,13b,13c,14b,14c フォトトラン
ジスタ, 15 ボビン, 16 フォーカスコイル,
17 トラッキングコイル, 18 サスペンショ
ン, 19取り付け部, 100 対物レンズ駆動装
置, 121乃至123 レンズ兼光学フィルタ, 1
31 2次元スキューセンサ, 151 レーザダイオ
ード,160 8分割フォトディテクタ, 200 光
ディスク装置, 201aLED, 201b,201
c,201d,201e フォトトランジスタ,22
1,231 アクティブフィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに光を用いて情報の記録また
    は再生を行う場合に、対物レンズを駆動する対物レンズ
    駆動装置において、 前記対物レンズを有する可動部をフォーカス方向に直線
    移動するように駆動する第1の駆動手段と、 前記光ディスクのスキュー発生量に応じて、前記光ディ
    スクの記録面と前記対物レンズの光軸とが垂直になるよ
    うに、前記可動部をラジアルスキュー方向およびタンジ
    ェンシャルスキュー方向のうちの少なくともいずれか一
    方に傾動させる第2の駆動手段と、 前記可動部をトラッキング方向に駆動する第3の駆動手
    段と、 前記第2の駆動手段に供給され、前記可動部をラジアル
    スキュー方向に傾動させるための信号およびタンジェン
    シャルスキュー方向に傾動させるための信号のうちの少
    なくともいずれか一方に基づいて、前記第1の駆動手段
    に供給され、前記可動部をフォーカス方向に直線移動さ
    せるためのフォーカス駆動信号、および前記第3の駆動
    手段に供給され、前記可動部をトラッキング方向に駆動
    するためのトラッキング駆動信号のうちの少なくともい
    ずれか一方を補正するための補正信号を発生する補正信
    号発生手段とを備え、 前記第1の駆動手段および前記第3の駆動手段は、フォ
    ーカスエラー信号に基づく前記フォーカス駆動信号およ
    びトラッキングエラー信号に基づく前記トラッキング駆
    動信号と、前記補正信号発生手段からの前記補正信号と
    の差分に基づいて前記可動部を駆動することを特徴とす
    る対物レンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクに光を用いて情報の記録また
    は再生を行う場合に、対物レンズを駆動する対物レンズ
    駆動方法において、 前記対物レンズを有する可動部をフォーカス方向に直線
    移動するように駆動するステップと、 前記光ディスクのスキュー発生量に応じて、前記光ディ
    スクの記録面と前記対物レンズの光軸とが垂直になるよ
    うに、前記可動部をラジアルスキュー方向およびタンジ
    ェンシャルスキュー方向のうちの少なくともいずれか一
    方に傾動させるステップと、 前記可動部をトラッキング方向に駆動するステップと、 前記可動部をラジアルスキュー方向に傾動させるための
    信号およびタンジェンシャルスキュー方向に傾動させる
    ための信号のうちの少なくともいずれか一方に基づい
    て、前記可動部をフォーカス方向に直線移動させるため
    のフォーカス駆動信号および前記可動部をトラッキング
    方向に駆動するためのトラッキング駆動信号のうちの少
    なくともいずれか一方を補正するための補正信号を発生
    するステップとを備え、 前記可動部のトラッキング方向およびフォーカス方向へ
    の駆動は、フォーカスエラー信号に基づく前記フォーカ
    ス駆動信号およびトラッキングエラー信号に基づく前記
    トラッキング駆動信号と前記補正信号との差分に基づい
    て行われることを特徴とする対物レンズ駆動方法。
  3. 【請求項3】 対物レンズを駆動する対物レンズ駆動装
    置を有する光ピックアップにより、光ディスクに光を用
    いて情報の記録または再生を行う記録再生装置におい
    て、 前記対物レンズを有する可動部をフォーカス方向に直線
    移動するように駆動する第1の駆動手段と、 前記光ディスクのスキュー発生量に応じて、前記光ディ
    スクの記録面と前記対物レンズの光軸とが垂直になるよ
    うに、前記可動部または前記光ピックアップ全体をラジ
    アルスキュー方向およびタンジェンシャルスキュー方向
    のうちの少なくともいずれか一方に傾動させる第2の駆
    動手段と、 前記可動部をトラッキング方向に駆動する第3の駆動手
    段と、 前記第2の駆動手段に供給され、前記可動部をラジアル
    スキュー方向に傾動させるための信号およびタンジェン
    シャルスキュー方向に傾動させるための信号のうちの少
    なくともいずれか一方に基づいて、前記第1の駆動手段
    に供給され、前記可動部をフォーカス方向に直線移動さ
    せるためのフォーカス駆動信号、および前記第3の駆動
    手段に供給され、前記可動部をトラッキング方向に駆動
    するためのトラッキング駆動信号のうちの少なくともい
    ずれか一方を補正するための補正信号を発生する補正信
    号発生手段とを備え、 前記第1の駆動手段および前記第3の駆動手段は、フォ
    ーカスエラー信号に基づく前記フォーカス駆動信号およ
    びトラッキングエラー信号に基づく前記トラッキング駆
    動信号と、前記補正信号発生手段からの前記補正信号と
    の差分に基づいて前記可動部を駆動することを特徴とす
    る記録再生装置。
JP10427097A 1997-04-22 1997-04-22 対物レンズ駆動装置および方法、並びに記録再生装置 Pending JPH10302287A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009230844A (ja) * 2008-02-29 2009-10-08 Sanyo Electric Co Ltd ピックアップ装置およびそれを備えるディスク装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009230844A (ja) * 2008-02-29 2009-10-08 Sanyo Electric Co Ltd ピックアップ装置およびそれを備えるディスク装置

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