JPH09212874A - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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- JPH09212874A JPH09212874A JP1610896A JP1610896A JPH09212874A JP H09212874 A JPH09212874 A JP H09212874A JP 1610896 A JP1610896 A JP 1610896A JP 1610896 A JP1610896 A JP 1610896A JP H09212874 A JPH09212874 A JP H09212874A
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- JP
- Japan
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- objective lens
- track
- recording medium
- movement amount
- signal
- Prior art date
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- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 対物レンズ位置を精度良く検出できる光ディ
スク装置に関する。 【解決手段】 本発明のディスク装置のコントロール部
１０は、対物レンズ４が中立位置にある状態から所定範
囲においてトラックジャンプしたときのトラック位置情
報に基づきレンズ位置検出器８の出力を補正し、該補正
出力に基づいて対物レンズ４がパルスモータ９の駆動ス
テップ間隔の半分の距離を移動したことを検出したと
き、パルスモータ９をステップ駆動するものである。
スク装置に関する。 【解決手段】 本発明のディスク装置のコントロール部
１０は、対物レンズ４が中立位置にある状態から所定範
囲においてトラックジャンプしたときのトラック位置情
報に基づきレンズ位置検出器８の出力を補正し、該補正
出力に基づいて対物レンズ４がパルスモータ９の駆動ス
テップ間隔の半分の距離を移動したことを検出したと
き、パルスモータ９をステップ駆動するものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスク装
置を含む光ディスク装置において、特に光ヘッドの対物
レンズの位置検出方法に関する。
置を含む光ディスク装置において、特に光ヘッドの対物
レンズの位置検出方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、光学ディスク装置として、ＣＤプ
レーヤをはじめとするディスク装置やＭＤをはじめとす
る光磁気ディスク装置が製品化されており、なおも盛ん
に開発が行われている。
レーヤをはじめとするディスク装置やＭＤをはじめとす
る光磁気ディスク装置が製品化されており、なおも盛ん
に開発が行われている。
【０００３】この種の装置にあっては、例えば特公昭５
９−３１１２９号公報に開示されている如く光学ヘッド
（ピックアップ）をＤＣモータ又はリニアモータにて光
学ディスクの半径方向に移動させるようにしている。
９−３１１２９号公報に開示されている如く光学ヘッド
（ピックアップ）をＤＣモータ又はリニアモータにて光
学ディスクの半径方向に移動させるようにしている。
【０００４】ところで、ＤＣモータやリニアモータは、
シーク時間を短くできる利点がある反面、各種のフィル
タ回路、利得制御回路、位相補償回路等の複雑な制御系
を必要とするだけでなく、装置に加わる衝撃や外乱等に
弱く、場合によっては暴走して光学ヘッドを破損させて
しまうという欠点がある。
シーク時間を短くできる利点がある反面、各種のフィル
タ回路、利得制御回路、位相補償回路等の複雑な制御系
を必要とするだけでなく、装置に加わる衝撃や外乱等に
弱く、場合によっては暴走して光学ヘッドを破損させて
しまうという欠点がある。
【０００５】この様な点を勘案して、光学ヘッドの移動
手段としてパルスモータを用いる方法がある。パルスモ
ータは、制御系の回路を簡単に構成でき、また正常な励
磁が行われている限りにおいては暴走が発生する恐れは
なく、光学ヘッドの移動には好ましいモータである。
手段としてパルスモータを用いる方法がある。パルスモ
ータは、制御系の回路を簡単に構成でき、また正常な励
磁が行われている限りにおいては暴走が発生する恐れは
なく、光学ヘッドの移動には好ましいモータである。
【０００６】しかしながら、パルスモータは、所定の距
離を１ステップとして光学ヘッドを移動させる構成とな
っていることから、そのステップ間隔が小さい程、リニ
アモータに近い動作が可能となるが、それによりシーク
時間が長くなってしまうという欠点を有している。
離を１ステップとして光学ヘッドを移動させる構成とな
っていることから、そのステップ間隔が小さい程、リニ
アモータに近い動作が可能となるが、それによりシーク
時間が長くなってしまうという欠点を有している。
【０００７】そこで、パルスモータの１ステップの間隔
は、通常光学ディスクのトラックピッチの数十倍程度に
設定せざるを得ず、光ビームをステップ間の各トラック
上に移動させるためには、トラッキングアクチュエータ
だけで対物レンズを目標トラックに移動させる必要があ
るが、この対物レンズの移動距離が大きいと、光軸と対
物レンズの中心とのズレが大きくなるため、このズレか
ら発生するオフセットがトラッキング制御信号に大きな
影響を及ぼし、データの記録再生機能を劣化させること
となった。
は、通常光学ディスクのトラックピッチの数十倍程度に
設定せざるを得ず、光ビームをステップ間の各トラック
上に移動させるためには、トラッキングアクチュエータ
だけで対物レンズを目標トラックに移動させる必要があ
るが、この対物レンズの移動距離が大きいと、光軸と対
物レンズの中心とのズレが大きくなるため、このズレか
ら発生するオフセットがトラッキング制御信号に大きな
影響を及ぼし、データの記録再生機能を劣化させること
となった。
【０００８】而して、この様な問題点を解決するため、
対物レンズの移動量を検出する対物レンズ移動量検出装
置を設け、対物レンズの移動量が一定値を越えると対物
レンズが中立位置に戻る方向に光学ヘッドをステップ送
りするようにしたものがある。
対物レンズの移動量を検出する対物レンズ移動量検出装
置を設け、対物レンズの移動量が一定値を越えると対物
レンズが中立位置に戻る方向に光学ヘッドをステップ送
りするようにしたものがある。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
対物レンズ移動量検出装置にあっては、それに使用する
検出素子等の精度、比較回路のオフセット等により、対
物レンズが中立位置にあるときでもオフセットが生じた
り、対物レンズの移動量と出力値の比例関係の傾きが変
わることになり、それを装着した製品毎に調整する必要
があった。
対物レンズ移動量検出装置にあっては、それに使用する
検出素子等の精度、比較回路のオフセット等により、対
物レンズが中立位置にあるときでもオフセットが生じた
り、対物レンズの移動量と出力値の比例関係の傾きが変
わることになり、それを装着した製品毎に調整する必要
があった。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク装置
のコントロール部は、対物レンズが中立位置にある状態
から所定範囲においてトラックジャンプしたときのトラ
ック位置情報に基づき移動量検出手段の出力を補正する
ことを特徴とするものである。
のコントロール部は、対物レンズが中立位置にある状態
から所定範囲においてトラックジャンプしたときのトラ
ック位置情報に基づき移動量検出手段の出力を補正する
ことを特徴とするものである。
【００１１】また、本発明の光ディスク装置のコントロ
ール部は、対物レンズが中立位置にある状態から所定範
囲においてトラックジャンプしたときのトラック位置情
報に基づき移動量検出手段の出力を補正し、該補正出力
に基づいて対物レンズがパルスモータの駆動ステップ間
隔の半分の距離を移動したことを検出したとき、パルス
モータをステップ駆動することを特徴とするものであ
る。
ール部は、対物レンズが中立位置にある状態から所定範
囲においてトラックジャンプしたときのトラック位置情
報に基づき移動量検出手段の出力を補正し、該補正出力
に基づいて対物レンズがパルスモータの駆動ステップ間
隔の半分の距離を移動したことを検出したとき、パルス
モータをステップ駆動することを特徴とするものであ
る。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
説明する。
【００１３】図１は、本発明の光ディスク装置の要部の
構成を示すブロック図で、図中（１）は光学ヘッドであ
り、半導体レーザ（２）、ハーフミラー（３）、対物レ
ンズ（４）、フォーカス制御アクチュエータ（５）、ト
ラッキング制御アクチュエータ（６）、光検出器（７）
及びレンズ位置検出器（８）が組み込まれている。この
構成において、半導体レーザ（２）から放射されたレー
ザ光は、ハーフミラー（３）で反射され、対物レンズ
（４）により光学ディスク（Ｄ）上に収束される。収束
されたレーザ光は、光学ディスク（Ｄ）により反射され
再び対物レンズ（４）を通ってハーフミラー（３）に向
かう。ハーフミラー（３）を透過した反射光は、光検出
器（７）上に収束され、この出力により光学ディスク
（Ｄ）に記録された信号が読み取られる。更に、この光
検出器（７）の出力からフォーカス制御信号及びトラッ
キング制御信号が生成され、これらの信号は、フォーカ
ス制御用アクチュエータ（５）及びトラッキング制御用
アクチュエータ（６）に供給される。この各々のアクチ
ュエータ（５）（６）は、レーザ光の焦点位置がディス
ク面上となるように、またレーザ光がトラックを走査す
るように、フォーカス制御信号及びトラッキング制御信
号に基づいて対物レンズ（４）を三次元駆動する。ま
た、レンズ位置検出器（８）は、対物レンズの中立位置
からの移動量を検出するものである。
構成を示すブロック図で、図中（１）は光学ヘッドであ
り、半導体レーザ（２）、ハーフミラー（３）、対物レ
ンズ（４）、フォーカス制御アクチュエータ（５）、ト
ラッキング制御アクチュエータ（６）、光検出器（７）
及びレンズ位置検出器（８）が組み込まれている。この
構成において、半導体レーザ（２）から放射されたレー
ザ光は、ハーフミラー（３）で反射され、対物レンズ
（４）により光学ディスク（Ｄ）上に収束される。収束
されたレーザ光は、光学ディスク（Ｄ）により反射され
再び対物レンズ（４）を通ってハーフミラー（３）に向
かう。ハーフミラー（３）を透過した反射光は、光検出
器（７）上に収束され、この出力により光学ディスク
（Ｄ）に記録された信号が読み取られる。更に、この光
検出器（７）の出力からフォーカス制御信号及びトラッ
キング制御信号が生成され、これらの信号は、フォーカ
ス制御用アクチュエータ（５）及びトラッキング制御用
アクチュエータ（６）に供給される。この各々のアクチ
ュエータ（５）（６）は、レーザ光の焦点位置がディス
ク面上となるように、またレーザ光がトラックを走査す
るように、フォーカス制御信号及びトラッキング制御信
号に基づいて対物レンズ（４）を三次元駆動する。ま
た、レンズ位置検出器（８）は、対物レンズの中立位置
からの移動量を検出するものである。
【００１４】（９）はパルスモータで、光学ヘッド
（１）をディスクの径方向に移動させる。（１０）はコ
ントロール部で、光検出器（７）からの信号に基づき前
述したフォーカス制御信号、トラッキング制御信号を生
成してアクチュエータ（５）（６）に供給し、またレン
ズ位置検出器（８）の出力をＡ／Ｄ変換回路（１１）を
介して入力し、対物レンズ（４）が中立位置からパルス
モータ（９）の１ステップで移動するトラック数の半分
の距離を移動したことを判定したときパルスモータ
（９）を１ステップ駆動する。尚、コントロール部
（８）は、光検出器（７）の出力信号に基づくフォーカ
ス制御信号、トラッキング制御信号を供給する状態（フ
ォーカスサーボ、トラッキングサーボＯＮ）と、これら
の制御信号を供給せず、フォーカス引き込み、トラック
ジャンプ用の信号を供給する状態（フォーカスサーボ、
トラッキングサーボＯＦＦ）の切換えを行うようにして
いる。
（１）をディスクの径方向に移動させる。（１０）はコ
ントロール部で、光検出器（７）からの信号に基づき前
述したフォーカス制御信号、トラッキング制御信号を生
成してアクチュエータ（５）（６）に供給し、またレン
ズ位置検出器（８）の出力をＡ／Ｄ変換回路（１１）を
介して入力し、対物レンズ（４）が中立位置からパルス
モータ（９）の１ステップで移動するトラック数の半分
の距離を移動したことを判定したときパルスモータ
（９）を１ステップ駆動する。尚、コントロール部
（８）は、光検出器（７）の出力信号に基づくフォーカ
ス制御信号、トラッキング制御信号を供給する状態（フ
ォーカスサーボ、トラッキングサーボＯＮ）と、これら
の制御信号を供給せず、フォーカス引き込み、トラック
ジャンプ用の信号を供給する状態（フォーカスサーボ、
トラッキングサーボＯＦＦ）の切換えを行うようにして
いる。
【００１５】図２はレンズ位置検出器（８）の機構を示
し、図中（１２）は、対物レンズ（４）を光ヘッド
（１）内で保持するホルダー（１３）に形成した検出
孔、（１４）は、光ヘッド（１）に固定された検出部
で、検出孔（１２）を受け入れる凹部（１５）を形成し
ている。（１６）は、凹部（１５）内に設けたＬＥＤ、
（１７）（１８）は、凹部（１５）内であってＬＥＤ
（１６）と相対する位置に並列に設けたフォトダイオー
ドである。
し、図中（１２）は、対物レンズ（４）を光ヘッド
（１）内で保持するホルダー（１３）に形成した検出
孔、（１４）は、光ヘッド（１）に固定された検出部
で、検出孔（１２）を受け入れる凹部（１５）を形成し
ている。（１６）は、凹部（１５）内に設けたＬＥＤ、
（１７）（１８）は、凹部（１５）内であってＬＥＤ
（１６）と相対する位置に並列に設けたフォトダイオー
ドである。
【００１６】図３はレンズ位置検出器（８）の回路図を
示し、図中（１９）（２０）は、フォトダイオード（１
７）（１８）に入射する光量を電圧に変換する光電流電
圧変換回路、（２１）は各々の光電流電圧変換回路（１
９）（２０）の出力電圧を比較する比較回路である。而
して、このレンズ位置検出器（８）は、ＬＥＤ（１６）
から発した光を検出孔（１２）を介してフォトダイオー
ド（１７）（１８）に入射させ、この入射した光量差を
比較回路（２１）の出力電圧として取出すものである。
尚、図２は、対物レンズ（４）が中立位置にある状態を
示し、この状態では２つのフォトダイオード（１７）
（１８）に入射する光量は等しいため、理論的には比較
回路（２１）の出力は０Ｖであるが、光電流電圧変換回
路（１９）（２０）、比較回路（２１）のオフセットま
たはフォトダイオード（１７）（１８）の感度、組立て
精度のバラツキ等によってオフセットが生じると共に対
物レンズ（４）の移動距離と比較回路（２１）の出力電
圧との比例関係の傾きが検出器（８）毎に異なることに
なる（図４参照）。
示し、図中（１９）（２０）は、フォトダイオード（１
７）（１８）に入射する光量を電圧に変換する光電流電
圧変換回路、（２１）は各々の光電流電圧変換回路（１
９）（２０）の出力電圧を比較する比較回路である。而
して、このレンズ位置検出器（８）は、ＬＥＤ（１６）
から発した光を検出孔（１２）を介してフォトダイオー
ド（１７）（１８）に入射させ、この入射した光量差を
比較回路（２１）の出力電圧として取出すものである。
尚、図２は、対物レンズ（４）が中立位置にある状態を
示し、この状態では２つのフォトダイオード（１７）
（１８）に入射する光量は等しいため、理論的には比較
回路（２１）の出力は０Ｖであるが、光電流電圧変換回
路（１９）（２０）、比較回路（２１）のオフセットま
たはフォトダイオード（１７）（１８）の感度、組立て
精度のバラツキ等によってオフセットが生じると共に対
物レンズ（４）の移動距離と比較回路（２１）の出力電
圧との比例関係の傾きが検出器（８）毎に異なることに
なる（図４参照）。
【００１７】本発明のコントロール部（１０）は、この
様な構成のレンズ位置検出器（８）において、精度良く
対物レンズ（４）の移動量を検出するべく、図５に示す
処理を行う。
様な構成のレンズ位置検出器（８）において、精度良く
対物レンズ（４）の移動量を検出するべく、図５に示す
処理を行う。
【００１８】光ディスク装置にディスクが挿入されたこ
とを検出すると、コントロール部（１０）は、フォーカ
スサーボ及びトラッキングサーボをＯＦＦした状態で、
パルスモータ（９）を駆動して光ヘッド（１）を最内周
まで移動させ、最内周に設けた図示しない最内周検出ス
イッチがＯＮしたところでパルスモータ（９）の駆動を
停止する。次に、スピンドルモータ（図示せず）を駆動
してディスクを回転させた後、光ヘッド（１）をディス
クの最内周に設定されているフォーカス引込み位置まで
移動させた後、半導体レーザ（２）をＯＮにすると共に
フォーカス引き込み信号をフォーカス制御用アクチュエ
ータ（５）に供給してフォーカスを入れ、フォーカスサ
ーボをＯＮにする（Ｓ１）。そして、コントロール部
（１０）は、光ヘッド（１）をディスクの中周付近まで
移動させてトラッキングサーボをＯＮにし、トラックア
ドレスを読込むと共にレンズ位置検出器（８）の出力電
圧Ｖ０をＡ／Ｄ変換回路（１１）を介して読込み記憶す
る（Ｓ２，３）。尚、この読込んだトラックアドレスの
トラック上では、トラッキングサーボをＯＮにした直後
であり、対物レンズ（４）は中立位置にある。
とを検出すると、コントロール部（１０）は、フォーカ
スサーボ及びトラッキングサーボをＯＦＦした状態で、
パルスモータ（９）を駆動して光ヘッド（１）を最内周
まで移動させ、最内周に設けた図示しない最内周検出ス
イッチがＯＮしたところでパルスモータ（９）の駆動を
停止する。次に、スピンドルモータ（図示せず）を駆動
してディスクを回転させた後、光ヘッド（１）をディス
クの最内周に設定されているフォーカス引込み位置まで
移動させた後、半導体レーザ（２）をＯＮにすると共に
フォーカス引き込み信号をフォーカス制御用アクチュエ
ータ（５）に供給してフォーカスを入れ、フォーカスサ
ーボをＯＮにする（Ｓ１）。そして、コントロール部
（１０）は、光ヘッド（１）をディスクの中周付近まで
移動させてトラッキングサーボをＯＮにし、トラックア
ドレスを読込むと共にレンズ位置検出器（８）の出力電
圧Ｖ０をＡ／Ｄ変換回路（１１）を介して読込み記憶す
る（Ｓ２，３）。尚、この読込んだトラックアドレスの
トラック上では、トラッキングサーボをＯＮにした直後
であり、対物レンズ（４）は中立位置にある。
【００１９】次に、コントロール部（８）は、トラッキ
ングサーボをＯＦＦとし、ディスクの外周方向に所定ト
ラック（例えば２０トラック）ジャンプさせるべく、ト
ラックジャンプ信号をトラッキング制御用アクチュエー
タ（５）に供給し、そしてトラッキングサーボをＯＮに
してトラックアドレスｎ１を読取ると共に、このときの
レンズ位置検出器（８）の出力電圧Ｖ１をＡ／Ｄ変換回
路（１１）を介して入力し記憶する（Ｓ４，５）。この
後、前記対物レンズ（４）の中立位置となるようにトラ
ックジャンプを行い、次は内周方向に同様に２０トラッ
クジャンプさせ、トラックアドレスｎ２を読取ると共
に、このときのレンズ位置検出器（８）の出力電圧Ｖ２
をＡ／Ｄ変換回路（１１）を介して入力し記憶する（Ｓ
６，７）。
ングサーボをＯＦＦとし、ディスクの外周方向に所定ト
ラック（例えば２０トラック）ジャンプさせるべく、ト
ラックジャンプ信号をトラッキング制御用アクチュエー
タ（５）に供給し、そしてトラッキングサーボをＯＮに
してトラックアドレスｎ１を読取ると共に、このときの
レンズ位置検出器（８）の出力電圧Ｖ１をＡ／Ｄ変換回
路（１１）を介して入力し記憶する（Ｓ４，５）。この
後、前記対物レンズ（４）の中立位置となるようにトラ
ックジャンプを行い、次は内周方向に同様に２０トラッ
クジャンプさせ、トラックアドレスｎ２を読取ると共
に、このときのレンズ位置検出器（８）の出力電圧Ｖ２
をＡ／Ｄ変換回路（１１）を介して入力し記憶する（Ｓ
６，７）。
【００２０】而して、この後、再生指令があると、コン
トロール部（１０）は、所定のトラックを再生するよう
にトラッキング制御、フォーカス制御を行うことになる
が、この場合、レンズ位置検出器（８）の出力電圧Ｖを
読取る毎に、上記処理で記憶したＶ０，Ｖ１，Ｖ２及び
ｎ１，ｎ２に基づく次式に代入して対物レンズ（４）の
中立位置からの移動量Ｌを計算する（尚、ここではトラ
ックピッチは１．６μｍとする）（Ｓ８，９，１１）。
トロール部（１０）は、所定のトラックを再生するよう
にトラッキング制御、フォーカス制御を行うことになる
が、この場合、レンズ位置検出器（８）の出力電圧Ｖを
読取る毎に、上記処理で記憶したＶ０，Ｖ１，Ｖ２及び
ｎ１，ｎ２に基づく次式に代入して対物レンズ（４）の
中立位置からの移動量Ｌを計算する（尚、ここではトラ
ックピッチは１．６μｍとする）（Ｓ８，９，１１）。
【００２１】 Ｌ＝１．６（Ｖ−Ｖ０）（ｎ１−ｎ２）／（Ｖ１−Ｖ２） （μｍ） この計算により、光電流電圧変換回路（１９）（２
０）、比較回路（２１）のオフセットまたはフォトダイ
オード（１７）（１８）の感度、組立て精度のバラツキ
等に関係なく、精度良く対物レンズ（４）の移動量を検
出することが可能になる。
０）、比較回路（２１）のオフセットまたはフォトダイ
オード（１７）（１８）の感度、組立て精度のバラツキ
等に関係なく、精度良く対物レンズ（４）の移動量を検
出することが可能になる。
【００２２】ここで、例えば、パルスモータ（９）の１
ステップ間隔を５０μｍとしたとき、対物レンズ（４）
が中立位置から内周側に２５μｍ移動すれば、コントロ
ール部は光ヘッド（１）が内周側に移動するようにパル
スモータ（９）を１ステップ駆動する（Ｓ１２，１
３）。尚、コントロール部（１０）は、この様にパルス
モータ（９）を１ステップ駆動したときは、同一トラッ
クを走査するよう対物レンズ（４）を中立位置から外側
に２５μｍ移動させるようにしている。また、逆に、対
物レンズ（４）が外周側に２５μｍ移動すれば、光ヘッ
ド（１）が中立位置から外周側に移動するようにパルス
モータ（９）を１ステップ駆動する。この場合も同様
に、対物レンズ（４）は、内周側に２５μｍ移動される
ことになる。
ステップ間隔を５０μｍとしたとき、対物レンズ（４）
が中立位置から内周側に２５μｍ移動すれば、コントロ
ール部は光ヘッド（１）が内周側に移動するようにパル
スモータ（９）を１ステップ駆動する（Ｓ１２，１
３）。尚、コントロール部（１０）は、この様にパルス
モータ（９）を１ステップ駆動したときは、同一トラッ
クを走査するよう対物レンズ（４）を中立位置から外側
に２５μｍ移動させるようにしている。また、逆に、対
物レンズ（４）が外周側に２５μｍ移動すれば、光ヘッ
ド（１）が中立位置から外周側に移動するようにパルス
モータ（９）を１ステップ駆動する。この場合も同様
に、対物レンズ（４）は、内周側に２５μｍ移動される
ことになる。
【００２３】これにより、光ヘッド（１）上における対
物レンズ（４）の移動量を最小限に抑えることができ、
トラッキング制御信号のオフセットを小さくすることが
できる。
物レンズ（４）の移動量を最小限に抑えることができ、
トラッキング制御信号のオフセットを小さくすることが
できる。
【００２４】本発明の実施例では、Ｌ−Ｖの関係式を２
点間の測定により求めたが、この方法に限定されるもの
ではなく、２点以上のデータから最小２乗法等の統計的
手法を用いて求めてもよい。
点間の測定により求めたが、この方法に限定されるもの
ではなく、２点以上のデータから最小２乗法等の統計的
手法を用いて求めてもよい。
【００２５】また、本発明の実施例では、Ｌ−Ｖの関係
式を求めるタイミングを経時変化等を考慮してディスク
が挿入された直後毎に行うようにしたが、経時変化等に
よる影響が少ない場合は、電源投入後に初めにディスク
が挿入された時のみ行うようにしてもよい。
式を求めるタイミングを経時変化等を考慮してディスク
が挿入された直後毎に行うようにしたが、経時変化等に
よる影響が少ない場合は、電源投入後に初めにディスク
が挿入された時のみ行うようにしてもよい。
【００２６】更に、レンズ位置検出器（８）の出力をＡ
／Ｄ変換回路（１１）を介して所定回数読み取り、その
データを平均して対物レンズ（４）の移動量を判定して
もよく、またレンズ位置検出器（８）の出力にディスク
やスピンドルモータの偏心による回転に同期した周波数
成分や、更に高い周波数成分が重畳されている場合は、
ローパスフィルタによりその成分を除去するようにして
もよい。
／Ｄ変換回路（１１）を介して所定回数読み取り、その
データを平均して対物レンズ（４）の移動量を判定して
もよく、またレンズ位置検出器（８）の出力にディスク
やスピンドルモータの偏心による回転に同期した周波数
成分や、更に高い周波数成分が重畳されている場合は、
ローパスフィルタによりその成分を除去するようにして
もよい。
【００２７】
【発明の効果】本発明は、上記の様に構成したものであ
るから、対物レンズの移動量を精度良く検出することが
できる。
るから、対物レンズの移動量を精度良く検出することが
できる。
【００２８】また、対物レンズと光軸とのズレ量をパル
スモータのステップ間隔の半分以下とすることができ、
トラッキング制御用信号のオフセットによって記録再生
機能が劣化するといった問題点を最小限に抑えることが
できる。
スモータのステップ間隔の半分以下とすることができ、
トラッキング制御用信号のオフセットによって記録再生
機能が劣化するといった問題点を最小限に抑えることが
できる。
【図１】本発明の光ディスク装置のブロック図である。
【図２】本発明の光ディスク装置のレンズ位置検出器の
機構を示す平面図である。
機構を示す平面図である。
【図３】本発明の光ディスク装置のレンズ位置検出器の
回路図である。
回路図である。
【図４】本発明の光ディスク装置の対物レンズの移動量
と、比較回路の出力電圧との関係を示す図である。
と、比較回路の出力電圧との関係を示す図である。
【図５】本発明の光ディスク装置のコントロール部の処
理の要部を示すフローチャートである。
理の要部を示すフローチャートである。
１ 光ヘッド ６ トラッキング制御用アクチュエータ ８ レンズ位置検出器 ９ パルスモータ １０ コントロール部
Claims (2)
- 【請求項１】 記録媒体に記録された信号トラック上に
対物レンズを介して光ビームを照射する光ヘッドと、前
記信号トラックと光ビームのずれ量を検出しトラッキン
グ制御信号を出力するコントロール部と、前記トラッキ
ング制御信号に基づき前記対物レンズを前記記録媒体の
半径方向に移動させるトラッキングアクチュエータと、
前記対物レンズの前記記録媒体の半径方向への移動量を
検出する移動量検出手段とを有するものにおいて、前記
コントロール部は、前記対物レンズが中立位置にある状
態から所定範囲においてトラックジャンプしたときのト
ラック位置情報に基づき前記移動量検出手段の出力を補
正することを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項２】 記録媒体に記録された信号トラック上に
対物レンズを介して光ビームを照射する光ヘッドと、前
記光ヘッドを前記記録媒体の半径方向に移動させるパル
スモータと、前記信号トラックと光ビームのずれ量を検
出しトラッキング制御信号を出力するコントロール部
と、前記トラッキング制御信号に基づき前記対物レンズ
を前記記録媒体の半径方向に移動させるトラッキングア
クチュエータと、前記対物レンズの前記記録媒体の半径
方向への移動量を検出する移動量検出手段とを有するも
のにおいて、前記コントロール部は、前記対物レンズが
中立位置にある状態から所定範囲においてトラックジャ
ンプしたときのトラック位置情報に基づき前記移動量検
出手段の出力を補正し、該補正出力に基づいて前記対物
レンズが前記パルスモータの駆動ステップ間隔の半分の
距離を移動したことを検出したとき、前記パルスモータ
をステップ駆動することを特徴とする光ディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1610896A JPH09212874A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1610896A JPH09212874A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09212874A true JPH09212874A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=11907330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1610896A Pending JPH09212874A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09212874A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007012229A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-01-18 | Victor Co Of Japan Ltd | 光ディスク装置 |
| KR100897889B1 (ko) * | 2001-08-31 | 2009-05-18 | 소니 가부시끼 가이샤 | 디스크 드라이브 장치 및 트랙 점핑 제어 방법 |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP1610896A patent/JPH09212874A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100897889B1 (ko) * | 2001-08-31 | 2009-05-18 | 소니 가부시끼 가이샤 | 디스크 드라이브 장치 및 트랙 점핑 제어 방법 |
| JP2007012229A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-01-18 | Victor Co Of Japan Ltd | 光ディスク装置 |
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