JP3663780B2 - 対物レンズ駆動装置及び光ピックアップ装置及び光ディスク装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置及び光ピックアップ装置及び光ディスク装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置において光ディスクの情報面へ光を用いて情報記録再生する際に、光を通す対物レンズの駆動装置に関し、特に光ディスクの情報面と対物レンズとが理想的な相対角度から著しく掛け離れた状態(スキューエラー信号値が予め設定された値よりも大きい場合)で動作を開始させる場合に、安定して光ディスクの情報記録面に対して対物レンズを向けることができる対物レンズ駆動装置及びこの対物レンズ駆動装置を備える光ピックアップ装置及び光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に光ディスク装置は、光学ピックアップから出射されて対物レンズで集束されるレーザ光がディスク面に対して垂直に入射した場合に、集束されたレーザ光のスポットに収差が極力生じないように光学設計されている。
ところが、実際の光ディスク装置においては、ターンテーブルの回転時の軸振れ及び光ディスク単体のそり等により、信号の記録再生時に入射ビームとディスク面との角度ずれ現象(以後、スキューと記す)が生じる。
光ディスクに信号を高密度に記録すればするほど、このスキューに起因する対物レンズのコマ収差が信号の読み書きに与える悪影響が大きいため、光ディスクの高密度化を図る際にはこのディスクスキューを低減させる、又は何らかの手法で光学的に補正する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これまでの光ディスク装置、例えばレーザディスクの様なディスク径が大きくディスクスキューが多く発生するような光ディスク装置においては、図19に示すような機構が提案されてきた。これはディスクスキュー角θが生じた場合に、光学ピックアップ1113をメカデッキ1114上にスライド移動可能に設置された光学ピックアップのベース1115上の回転軸1016を中心に角度θだけ回転させることにより、レーザ光Lをディスク面1000に垂直入射させる方式である。
しかしながら、この方式では大きい光学ピックアップ1113を大きく傾動させなければならないため、消費電力が大きくなる他、高速で傾動させることが容易でないためレーザディスクの回転に同期したスキューのAC成分(光ディスクの反りが回転ごとに出る時間的変動分)を補正することは困難であった。
【0004】
このような問題に対し、図20に示すような対物レンズ1002の光軸とディスク面とが常に垂直になるように対物レンズ1002とプリズム・ミラー群(図示せず)のみを、傾動制御することが提案されている(特開平5−6555号公報)。この方式を採用すれば、可動部1190は対物レンズ1002、プリズム、ミラー及びそれらを保持する筐体のみであるので、スキュー制御に要する電力が少なくて済む上、高速動作が可能であるためディスクスキューのAC成分を補正することが可能になる。
ところが、スキューを補正するために対物レンズ1002の傾動動作を行う場合に、対物レンズの駆動装置の作成時における組立誤差、あるいは対物レンズの駆動装置に対するサイズ的な要求等の理由により、スキューを精査するための傾動動作は対物レンズ1002のフォーカスサーボやトラッキングサーボに対して外乱となりうる。例えば、この外乱とは、例えば図21のような場合である。
【0005】
図20の従来の対物レンズ1002の駆動装置において、図21(A)〜(C)のように、1195が、可動部1190の重心1191よりも高い位置にあると想定した場合であって、光ディスクDの情報記録面と対物レンズ1002とが理想的な相対角度から著しく掛け離れた状態で動作を開始する場合について考えてみる。つまり対物レンズ1002が図20と図21(B)に示すラジアルスキュー方向RSDに対して光ディスクDの情報記録面に対して傾いている場合において、ラジアルスキューサーボ時の多くの場合には、可動部1190に搭載されているスキューセンサは、ラジアルスキューエラー信号Ersとして、角度θを検出する。この角度θは図21(A)と(B)に示している。
【0006】
このような状態で、対物レンズ1002と光ディスクDの情報記録面との相対角度を小さくするために、図21(B)のように、図21(2)のようにラジアルスキューサーボを開始する。つまりフォーカスコイル1130に対して図21(2)のドライブ電流Irsを通電することで、図21(B)可動部1190はモーメント力Frsを生じる。
これにより、可動部1190と対物レンズ1002は、逆方向の推力が加わり低周波で駆動する場合には図21(C)に示すように、対物レンズ1002の主点1195の位置が、図21(C)のようにΔXrs分動くことになる。従ってこのように対物レンズ1002の主点1195の位置が急激に動くことにより、トラッキング方向TRD(光ディスクDの半径方向)のトラッキングサーボに対して外乱を与えてしまって、トラッキングサーボが外れてしまうという問題が生じる。
【0007】
また図22のように、図20のタンジェンシャルスキュー方向TSDに沿ってタンジェンシャルスキューサーボ動作をさせる場合に、フォーカスコイル1130,1130に逆方向の推力を発生するような電流を供給すると、低周波の駆動の場合には可動部1190の重心は対物レンズ1002の主点位置1195よりも左位置にある傾動中心DCを中心として傾動してしまう。このために、対物レンズ1002の主点位置1195は、フォーカス方向Fcsに沿ってΔXts分動くことになり、フォーカスサーボに対して外乱となってしまう。
以上のように、対物レンズ1002のラジアルスキューサーボとタンジェンシャルスキューサーボは、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボに対して僅かに外乱として働くことになるが、スキューセンサが出力するスキューサーボエラー信号が著しく大きな状態、すなわち対物レンズ1002の光軸と光ディスクDの情報面とが垂直の状態から掛け離れた状態で上述したラジアルスキューサーボやタンジェンシャルスキューサーボ動作を開始した場合には、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボに対して急激に大きな外乱が加わるために、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボが外れてしまうという問題がある。
【0008】
そこで本発明は上記課題を解消し、対物レンズの光軸と光ディスク面とが垂直の状態から掛け離れた状態でスキューサーボを開始した場合であっても、スキューサーボを安定して引き込むことができるので、信頼性の高い高密度光ディスクの記録再生を行うことができる光ディスク装置の対物レンズの駆動装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明にあっては、光ディスクへの記録又は/及び再生を行う対物レンズの駆動装置において、対物レンズを備える可動部を光ディスクに対してフォーカス方向に駆動し、又は可動部を光ディスクに対してラジアルスキュー方向又はタンジェンシャルスキュー方向に駆動する第1コイルと、対物レンズを備える可動部をディスクのトラック方向に駆動する第2コイルと、可動部を支持する固定部と、固定部に対して可動部を弾性的に支持するサスペンションと、対物レンズと光ディスクとのラジアルスキューとタンジェンシャルスキューの少なくとも一方を検出するスキューセンサとを備え、スキューセンサの出力するスキューエラー信号値があらかじめ設定されたレベルより小さくなったときに、スキューサーボを開始し、スキューサーボが開始された後に対物レンズの光ディスクに対するフォーカスサーボ又はトラッキングサーボを開始する構成とした対物レンズ駆動装置により、達成される。
【0010】
請求項1の発明では、第1コイルに電流を供給して、スキューセンサを出力するスキューエラー信号値が予め設定された設定レベル以下になった時に、スキューサーボを開始する。これにより、対物レンズが光ディスクの情報面に対して傾動動作をしてスキューを調整する際に、スキューエラー信号値が下って落ち着いた時に対物レンズをフォーカス方向に移動するフォーカスサーボ動作や、対物レンズをトラッキング方向に移動するトラッキングサーボ動作に対してスキューサーボ動作が影響を与えない。
【0011】
上記目的は、本発明にあっては、光ディスクへの記録又は/及び再生を行う対物レンズの駆動装置において、対物レンズを備える可動部を光ディスクに対してフォーカス方向に駆動し、又は可動部を光ディスクに対してラジアルスキュー方向又はタンジェンシャルスキュー方向に駆動する第1コイルと、対物レンズを備える可動部をディスクのトラック方向に駆動する第2コイルと、可動部を支持する固定部と、固定部に対して可動部を弾性的に支持するサスペンションと、対物レンズと光ディスクとのラジアルスキューとタンジェンシャルスキューの少なくとも一方を検出するスキューセンサとを備え、対物レンズの光ディスクに対するラジアルスキュー又はタンジェンシャルスキュー方向のスキューサーボを開始させた後、スキューセンサの出力するスキューエラー信号値があらかじめ設定された設定レベルより小さくなったときに、スキューサーボのゲインを一定の時間内にあらかじめ定められたレベルに上げ、スキューサーボが開始された後に対物レンズの光ディスクに対するフォーカスサーボ又はトラッキングサーボを開始する構成とした対物レンズ駆動装置により、達成される。
【0012】
請求項2の発明では、スキューサーボのサーボゲインが可変になっている。スキューサーボを開始させた後に、スキューセンサの出力するスキューエラー信号値が予め設定された設定レベル以下になった時に、スキューサーボゲインを一定時間内に決められた高いレベルに上げる。あるいはスキューサーボを高いレベルに上げる。
このようにすることで、スキューサーボは、スキューエラー信号値が下がって落着いた時にふぉかすサーボ動作やトラッキングサーボ動作に影響を与えずに、スキューサーボを安定して引き込むことができる。
また、上記目的は、本発明にあっては、光ディスクへの記録又は/及び再生を行う対物レンズの駆動装置において、対物レンズを備える可動部を光ディスクに対してフォーカス方向に駆動し、又は可動部を光ディスクに対してラジアルスキュー方向又はタンジェンシャルスキュー方向に駆動する第1コイルと、対物レンズを備える可動部をディスクのトラック方向に駆動する第2コイルと、可動部を支持する固定部と、固定部に対して可動部を弾性的に支持するサスペンションと、対物レンズと光ディスクとのラジアルスキューとタンジェンシャルスキューの少なくとも一方を検出するスキューセンサとを備え、対物レンズの光ディスクに対するラジアルスキュー又はタンジェンシャルスキュー方向のスキューサーボを開始させた後、一定時間内にスキューサーボのゲインをあらかじめ定められたレベルに上げ、スキューサーボが開始された後に対物レンズの光ディスクに対するフォーカスサーボ又はトラッキングサーボを開始する構成とした対物レンズ駆動装置により、達成される。
このようにすることであつても、スキューサーボは、フォーカスサーボ動作やトラッキングサーボ動作に影響を与えずに、スキューサーボを安定して引き込むことができる。
また、上記目的は、本発明にあっては、光ディスクへの記録又は/及び再生を行う対物レンズの駆動装置において、対物レンズを備える可動部を光ディスクに対してフォーカス方向に駆動し、又は可動部を光ディスクに対してラジアルスキュー方向又はタンジェンシャルスキュー方向に駆動する第1コイルと、対物レンズを備える可動部をディスクのトラック方向に駆動する第2コイルと、可動部を支持する固定部と、固定部に対して可動部を弾性的に支持するサスペンションと、対物レンズと光ディスクとのラジアルスキューとタンジェンシャルスキューの少なくとも一方を検出するスキューセンサとを備え、スキューセンサの出力するスキューエラー信号値があらかじめ設定されたレベルより小さくなったときに、スキューサーボを開始し、スキューサーボが開始された後に対物レンズの光ディスクに対するフォーカスサーボ又はトラッキングサーボを開始する対物レンズ駆動装置を備える光ピックアップ装置及び光ディスク装置により、達成される。
また、上記目的は、本発明にあっては、光ディスクへの記録又は/及び再生を行う対物レンズの駆動装置において、対物レンズを備える可動部を光ディスクに対してフォーカス方向に駆動し、又は可動部を光ディスクに対してラジアルスキュー方向又はタンジェンシャルスキュー方向に駆動する第1コイルと、対物レンズを備える可動部をディスクのトラック方向に駆動する第2コイルと、可動部を支持する固定部と、固定部に対して可動部を弾性的に支持するサスペンションと、対物レンズと光ディスクとのラジアルスキューとタンジェンシャルスキューの少なくとも一方を検出するスキューセンサとを備え、対物レンズの光ディスクに対するラジアルスキュー又はタンジェンシャルスキュー方向のスキューサーボを開始させた後、スキューセンサの出力するスキューエラー信号値があらかじめ設定された設定レベルより小さくなったときに、スキューサーボのゲインを一定の時間内にあらかじめ定められたレベルに上げ、スキューサーボが開始された後に対物レンズの光ディスクに対するフォーカスサーボ又はトラッキングサーボを開始する対物レンズ駆動装置を備える光ピックアップ装置及び光ディスク装置により、達成される。
また、上記目的は、本発明にあっては、光ディスクへの記録又は/及び再生を行う対物レンズの駆動装置において、対物レンズを備える可動部を光ディスクに対してフォーカス方向に駆動し、又は可動部を光ディスクに対してラジアルスキュー方向又はタンジェンシャルスキュー方向に駆動する第1コイルと、対物レンズを備える可動部をディスクのトラック方向に駆動する第2コイルと、可動部を支持する固定部と、固定部に対して可動部を弾性的に支持するサスペンションと、対物レンズと光ディスクとのラジアルスキューとタンジェンシャルスキューの少なくとも一方を検出するスキューセンサとを備え、対物レンズの光ディスクに対するラジアルスキュー又はタンジェンシャルスキュー方向のスキューサーボを開始させた後、一定時間内に上記スキューサーボのゲインをあらかじめ定められたレベルに上げ、スキューサーボが開始された後に対物レンズの光ディスクに対するフォーカスサーボ又はトラッキングサーボを開始する対物レンズ駆動装置を備える光ピックアップ装置及び光ディスク装置により、達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0014】
図1は、本発明の対物レンズ駆動装置を備えた光ディスク装置の一例を示している。図1の光ディスク装置200は、対物レンズ駆動装置100と再生光学系150及び光ディスクDの駆動部190等を備えている。
駆動部190はチャッキング部191とモータ192を備えており、チャッキング部191には、光ディスクDを着脱可能に取付けることができる。モータ192は、チャッキング部191と光ディスクDを連続回転させることができる。
【0015】
対物レンズ駆動装置100は、対物レンズ2を光ディスクDのディスク面DPに対して移動するための装置である。この対物レンズ駆動装置100の付近には、再生光学系150が配置されている。
この再生光学系150は、光ディスクDのディスク面DPに記録されている情報信号を再生する光学系である。再生光学系150は、レーザダイオード151、コリメータレンズ152、グレーティング153、λ/2板(1/2波長板)154、偏光ビームスプリッタ155、λ/2板156、集光レンズ157、円筒レンズ及び凹レンズ158、8分割のフォトディテクタ160、フロントモニター用フォトディテクタ159、λ/4板161等を備えている。
【0016】
レーザダイオード151は、例えば650nmの波長のレーザ光Lを発生するもので、レーザ光Lはコリメータレンズ152により平行光にされて、グレーティング153とλ/2板154を通り偏光ビームスプリッタ155に至る。偏光ビームスプリッタ155は、このレーザ光Lの一部をフロントモニター用フォトディテクタ159に導くとともにレーザ光Lの残部を対物レンズ2側に導く。フロントモニター用フォトディテクタ159は、レーザダイオード151の出力をモニターするためのディテクタである。
【0017】
対物レンズ2は、レーザ光Lをディスク面DPに集束してスポット光として照射する。そしてディスク面DPからの戻り光は、λ/4板161を通り偏光ビームスプリッタ155で反射されてλ/2板156を通り集光レンズ157で集光され、かつ円筒レンズ及び凹レンズ158により更に集光されて、8分割のフォトディテクタ160に導かれるようになっている。
8分割のフォトディテクタ160は、図5にパターン配置例を示している。フォトディテクタ160は、ディテクタ160A〜160Hからなる。ディテクタ160A〜160Dは正方形状であり、ディテクタ160E〜160Hは長方形状である。
【0018】
次に、図1の対物レンズ駆動装置100の構造を、図2と図3を参照して詳しく説明する。
図2は、図1の対物レンズ駆動装置100の構造を更に詳しく示す側面図であり、図3はその駆動装置100の平面図である。
対物レンズ2は、図1のレーザ光LのスポットSPをディスク面DPに形成するためのレンズである。対物レンズ駆動装置100は、対物レンズ2、ボビン(可動部)5、複数のフォーカスコイル6−a,6−b,6−c,6−d、トラッキングコイル7a,7b、ベースBA、4本のサスペンション8、タンジェンシャルスキューセンサ3、ラジアルスキューセンサ4等を備えている。
【0019】
可動部であるボビン5は、例えばプラスチック等により作られており、図3で見て長方形状を有している。このボビン5の図3で見て中心には対物レンズ2が搭載されている。
タンジェンシャルスキューセンサ3とラジアルスキューセンサ4は、図3の平面図においてボビン5の中心軸CLLにほぼそって設けられているが、これらのセンサ3,4は図3においてややフォーカスコイル6−a,6−c側に変位して配置されている。
ラジアルスキューセンサ4とタンジェンシャルスキューセンサ3は、対物レンズ2と光ディスクDのディスク面DP(図1参照)との相対角度を検出するセンサである。
【0020】
4つのフォーカスコイル6−a〜6−dは、図3のボビン5の上面において、それぞれほぼ四隅に配置されている。これらのフォーカスコイル6−a〜6−dは、通電することにより、ボビン5及び対物レンズ2をフォーカス方向FCSに直線移動し、又はボビン5と対物レンズ2をラジアルスキュー方向RSDとタンジェンシャルスキュー方向TSDに傾動させるための駆動コイルである。
2つのトラッキングコイル7−a,7−bは、ボビン5の短辺側にそれぞれ取付けられている。このトラッキングコイル7−a,7−bは、通電することにより、ボビン5及び対物レンズ2をトラッキング方向TRKにそって直線移動させるための駆動コイルである。
ボビン5は、4つのサスペンション8を備えている。4つのサスペンション8が、ボビン5とベースBAとの間に設けられている。特徴的なのは、4つのサスペンション8は、ボビン5の対物レンズ2の光軸OPLに関して対称位置に配置されており、かつサスペンション8の上部の取付部8aが対物レンズ2の主点10と同じ高さH、すなわちベースBAの上面に対して同じ高さHに設定されていることである。
【0021】
図9と図10はサスペンション8の一部を示しており、図9と図10のサスペンション8は、例えば弾性、機械的特性に優れ、屈曲疲労性も良好な熱可塑性エラストマー(例:東レ株式会社のハイトレル)展延性が良い高性能ばね材であるりん青銅、ステンレス鋼により作られている、図9のサスペンション8は板状で厚み8Wを有し、部分的に肉厚部8dとなっている。この肉厚部8dは、光ディスクのトラック方向TD(図3参照)にそって形成されている。このようにすることで、図2と図3のボビンがフォーカス方向FCSやトラッキング方向TRKあるいはタンジェンシャルスキュー方向TSDやラジアルスキュー方向RSDに移動する場合において柔軟性を確保しつつ、ボビン5をしっかりとベースBAに対して保持することができる。
【0022】
図10のサスペンション8はやはり板状のものを曲げて形成しており、トラック方向TDにそって肉厚部8eが形成されている。この肉厚部8eも図9の肉厚部8dと同じ働きをする。
このように肉厚部8d,8eがトラック方向TDに形成されていることにより、サスペンション8のトラック方向TDにおける剛性を高めることができる。
図11は、図10のサスペンション8を模式的に示している。図12は、サスペンション8がフォーカス方向FCS方向に柔軟性を持って弾性変形している様子を示し、図13はサスペンション8がトラッキング方向TRKにそって弾性的に変形している様子を示している。また図14は、図9と図10の肉厚部8d,8eがトラック方向TDにそって形成されているメリットから、サスペンション8がトラック方向TDには変形しにくく安定している様子を示している。つまり図3のボビン5がトラック方向TDへは不要な動作をしないようにサスペンションが機能するのである。
【0023】
次に、図3のタンジェンシャルスキューセンサ3とラジアルスキューセンサ4の構造について説明する。
図3において光ディスクDは、例えば直径が120mmのディスク(コンパクトディスクや高密度な2枚のディスクを貼り合わせたディスクのようなもの)を使用することを前提とすると、例えば光ディスクDの半径が40mm付近で、対物レンズ2と2つのセンサ3,4が同じトラック上に位置するように、センサ3,4がボビン5の上に配置されている。つまりスキューセンサ3,4は対物レンズ2に比べて光ディスクDの中心側にオフセットするようにボビン5の上に配置されている。
【0024】
図6はタンジェンシャルスキューセンサ3のディテクタの配置例を示し、図7はラジアルスキューセンサ4のディテクタの配置例を示している。
図6において、タンジェンシャルスキューセンサ3は、光発生手段であるLED(光発光素子)3aと2つのフォトトランジスタ3b,3cを有している。フォトトランジスタ3b,3cは、受光手段である。これらのLED3aとフォトトランジスタ3b,3cは、図8のようにレンズ及び光学フィルタFTにより覆われている。
このタンジェンシャルスキューセンサ3は、図3に示すように対物レンズ2と光ディスクDのディスク面DPとのタンジェンシャルスキュー方向TSDに関する相対角度を検出するものである。
【0025】
図7のラジアルスキューセンサ4は、光発生手段であるLED4a、受光手段であるフォトトランジスタ4b,4cを備えている。これらLED4a、フォトトランジスタ4b,4cは、図8のようにレンズ及び光学フィルタFTにより覆われている。
このラジアルスキューセンサ4は、図3に示すように対物レンズ2と光ディスクDのディスク面DPとのラジアルスキュー方向RSDに関する相対角度を検出するものである。
図8のレンズ及び光学フィルタFTは、例えばプラスチックで作られているが、図6と図7のLED4aが発生する光は通すが、図1の再生光学系150のレーザダイオード151の発生するレーザ光Lは遮蔽する。つまり例えばレンズ及び光学フィルタFTは、波長650nm光の進入を阻止するが、波長950nmの光は透過する性質を持っている。
【0026】
なお、図3のマグネットMG,MGは、全てトラック方向TDに着磁されており、隣り合うマグネットは互いに逆方向に着磁されている。
これらのマグネットMGが第1コイル(フォーカスコイル)及び第2コイル(トラッキングコイル)に対して、トラック方向TDに磁界を与えることにより、通電時に第1コイルはディスク面に垂直な方向(フォーカス方向FCS)に駆動力を発生し、第2コイルはトラッキング方向TRKに駆動力を発生することができる。
また図2のベースBAの中間部分には、穴HLが形成されており、この穴HLは、図1に示すように偏光ビームスプリッタ155からくるレーザ光Lを通したり、ディスク面DPからの戻り光を偏光ビームスプリッタ155側に通すための穴である。
【0027】
次に、図5の8分割のフォトディテクタ160と、図6のタンジェンシャルスキューセンサ3及び図7のラジアルスキューセンサ4と図1のフォーカスコイル6−a〜6−d及びトラッキングコイル7−a,7−b等から構成される駆動回路30について、図4を参照して説明する。
【0028】
図4の駆動回路300は、上述したように、8分割のフォトディテクタ160、ラジアルスキューセンサ4、タンジェンシャルスキューセンサ3と、4つのフォーカスコイル6−a〜6−d及び2つのトラッキングコイル7−a,7−bの接続関係を示している。
図4において、フォトディテクタ160は、位相補償器180とゲイン調整器181を介して、2つのトラッキングコイル7−a,7−bに接続されている。フォトディテクタ160は位相補償器182とゲイン調整器183を介して4つのフォーカスコイル6−a〜6−dに接続されている。
ラジアルスキューセンサ4は、位相補償器184とゲイン調整器185及び反転器186を介して2つのフォーカスコイル6−b,6−dに接続されている。ラジアルスキューセンサ4は、位相補償器184とゲイン調整器185を介して2つのフォーカスコイル6−a,6−cに接続されている。タンジェンシャルスキューセンサ3は、位相補償器187、ゲイン調整器188及び反転器189を介してフォーカスコイル6−c,6−dに接続されている。タンジェンシャルスキューセンサ3は、位相補償器187、ゲイン調整器188を介してフォーカスコイル6−a,6−bに接続されている。
【0029】
図1の再生光学系150において、フォトディテクタ160がディスク面DPからの戻り光を受けて、図4のディテクタ160A,160B,160C,160Dからフォーカスエラー信号FESがサーボオン信号に基いて位相補償器182で位相補償され、かつゲイン調整器183でゲインの調整が行われた後に、4つのフォーカスコイル6−a〜6−dに対して同位相の駆動電流が送られる。フォーカスサーボをかけるにあたっては、このゲイン調整された駆動電流の代わりにフォーカスサーチ電流をフォーカスコイル6−a〜6−dに送ることにより、サーボの引き込みを安定化させている。
図4のフォトディテクタ160のディテクタ160E,160F,160H,160Gからはトラッキングエラー信号TRSがサーボオン信号に基いて位相補償器180に送られる。このトラッキングエラー信号TRSは位相補償器180で位相補償され、かつゲイン調整器181でゲインの調整が行われた後、ゲイン調整器181からは同位相の駆動電流が2つのトラッキングコイル7−a,7−bに送られる。
【0030】
図4のラジアルスキューセンサ4から得られるラジアルスキューエラー信号RSEは、サーボオン信号に基いて位相補償器184に送られて位相補償され、かつゲイン調整器185でゲイン調整が行われる。そしてゲイン調整器185からは2つのフォーカスコイル6−a,6−cに対して同位相の駆動電流が送られるとともに、反転器186からは残りの2つのフォーカスコイル6−b,6−dに対して逆位相の駆動電流が送られる。この場合、ゲイン調整された駆動電流は、サーチ信号RSSによりサーチできる。
図4のタンジェンシャルスキューセンサ3から得られるタンジェンシャルスキューエラー信号TSEは、サーボオン信号に基いて位相補償器187で位相補償され、かつゲイン調整器188でゲイン調整が行われる。その後、ゲイン調整器188からは、2つのフォーカスコイル6−a,6−bに対して同位相の駆動電流が送られるとともに、反転器189からは残りの2つのフォーカスコイル6−c,6−dに対して逆位相の駆動電流が送られる。この場合同位相の駆動電流は、サーチ信号TSSによりサーチできる。
【0031】
図12〜図14に示すサスペンション8の動作例において、サスペンション8は図12と図13では、フォーカス方向FCSとトラッキング方向TRKの弾性を損なうことなく、図14に示すようなトラック方向TDへのボビン5(図3参照)の動きを押えることができる。逆にいえば、トラック方向TDへのサスペンション8のスタビリティを同程度に確保しようとした場合には、サスペンション8の幅WSを小さくすることができるために、ボビン5のフォーカスコイルやトラッキングコイルがアクチュエータとして作動する時のアクチュエータの感度を向上させることができる。
【0032】
図2には、外部衝撃防止用ストッパ12として横ストッパ260,260と上ストッパ270,270が、ベースBAの上部分280に設けられている。横ストッパ260は、ボビン5がトラッキング方向TRKにそって過度に変位するのを機械的に阻止する。上ストッパ270は、ボビン5がフォーカス方向FCSにそって、ディスク面1側に過度に変位するのを機械的に防ぐ。
このように上ストッパ270と横ストッパ260を設けることにより、外部から衝撃が加わった時にボビン5がトラッキング方向TRKやフォーカス方向FCSに過度に変位して、サスペンション8が塑性変形してしまうのを防ぐ役割を果たしている。
【0033】
次に、図15と図16を参照して、上述した対物レンズの駆動装置の動作例について説明する。
図15(A)〜図15(C)は、スキューサーボがOFFの状態で、光ディスクDの情報面と対物レンズ2とが理想的な相対角度から著しく掛け離れた状態である場合、すなわち光ディスクDの情報面と対物レンズ2の光軸OPL(図3参照)が垂直でない場合に、図15(B)の状態を経て図15(C)の状態にする様子を示している。図15(C)は、光ディスクDの情報面と対物レンズ2の光軸とが垂直になっている。
【0034】
詳細には、図15の(A)〜(C)は、図16のフローチャートのステップS1〜ステップS4を示している。
まず図15(A)と図16ステップS1を参照すると、光ディスクDの情報面(図1のディスク面DP)と対物レンズ2の光軸が垂直でなく、ラジアルスキューエラー信号Ersは角度θに対応して大きい値になっている。この状態でラジアルスキューサーチを、図4のサーチ信号RSSに基いて開始して(ステップS1)、ラジアルスキューエラー信号RSE(ゲイン調整ずみ)の絶対値が、予め設定された設定レベルである閾値Vrsεよりも小さくなった時に(ステップS2)、ステップS4のようにラジアルスキューサーボをONする(ステップS4)。
そうでなくラジアルスキューエラー信号RSEが設定レベルよりも同等か大きい場合にはステップS3のようにΔT秒間待機して、ラジアルスキューエラー信号RSEが設定レベルVrsεよりも小さくする。この様子が図15(B)及び図15(2)で示されている。
これにより、図15(C)のように対物レンズ2の光軸は光ディスクDの情報面に対して垂直に設定することができる。
【0035】
また、図16のタンジェンシャルスキューサーチをステップS5〜S8でラジアルスキューサーチの開始(ステップS1)と同時もしくは異なった時に開始することができる。タンジェンシャルスキューサーチは、図4のサーチ信号TSSに基いて行われ、タンジェンシャルスキューエラー信号TSE(ゲイン調整ずみ)の絶対値が、予め設定された設定レベル値Vtsεよりも小さい場合には(ステップS6)、ステップS8のようにタンジェンシャルスキューサーボをオンする。そうでなく、タンジェンシャルスキューエラー信号TSEの絶対値が設定レベルVtsεと同じか又は大きい場合には、ステップS7のようにΔT秒間待機して、タンジェンシャルスキューエラー信号TSEの絶対値を設定レベルVtsεよりも小さくする。
このようにすることで、図3におけるラジアルスキュー方向RSDにおけるラジアルスキューサーボと、タンジェンシャルスキュー方向TSDにおけるタンジェンシャルスキューサーボ動作を完了することができる。
【0036】
次に、ラジアルスキューサーボ動作及びタンジェンシャルスキューサーボ動作を終了した後に、図16のステップS9〜ステップS15で示すように、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボをオンすることになる。つまり、ステップS9のようにラジアルスキューサーボがオンし、タンジェンシャルスキューサーボもオンすると、ステップS11のようにフォーカスサーチ動作を開始する。このフォーカスサーチは、図4のサーチ信号FSSに基いてフォーカスエラー信号FESがサーチされる。
【0037】
このようにラジアルスキューサーボがオンしかつタンジェンシャルスキューサーボもオンになったら、ステップS11でフォーカスサーチを開始し、図4のフォーカスエラー信号FES(ゲイン調整ずみ)の絶対値がステップS12のように設定レベルVfεより小さい場合には、ステップS14,S15のようにフォーカスサーボをオンしかつトラッキングサーボをオンする。そうでなくフォーカスエラー信号FESの絶対値が設定レベルVfεと同じかもしくは大きい場合には、ステップS13においてΔT秒間待機する。
このようにして、スキューサーボについては、図4のサーチ信号RSS,TSSを供給することによりラジアルスキューエラー信号RSEとタンジェンシャルスキューエラー信号TSEの絶対値が設定レベルよりも小さくなった時点で、ラジアルスキューサーボとタンジェンシャルスキューサーボがそれぞれオンして、図15の(A)〜(C)に示すように対物レンズの傾動動作を開始し、図15(C)のように対物レンズ2の光軸は光ディスクDの情報面に対して垂直にすることができる。
【0038】
図16のステップS9〜S15のように、ラジアルスキューサーボがオンし、かつタンジェンシャルスキューサーボがオンした後にフォーカスサーボオンとトラッキングサーボオンするようにしているので、スキューサーボがフォーカスサーボやトラッキングサーボに外乱として働くことがない。ラジアルスキューサーボとタンジェンシャルスキューサーボとは互いに干渉することはほとんどないので、最初からフォーカスサーボゲイン及びトラッキングサーボゲインが高くても、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボの設定には影響がない。
なお、図16のステップS8のように、ラジアルスキューサーチやタンジェンシャルスキューサーチを行わず、すなわちスキューエラー信号をモニターせずにスキューサーボを開始させた後に、ある一定時間をおいて、ステップS9〜S15の処理を行うようにしても、図16のステップS1〜S15に同様の効果が得られる。
【0039】
次に、図17と図18を参照して対物レンズの駆動装置の別の動作例を説明する。
図17は、図15と同様に光ディスクDの情報面が、対物レンズ2の光軸に対して角度θ傾いた状態を示している。
図17(A)〜(C)は、ラジアルスキューサーボが大きい状態から光ディスクDの情報面と対物レンズ2の光軸が垂直になるまでの状態を示しており、図18のステップST1〜ステップST5までの変化を示している。
まずラジアルスキューサーボのゲインは、ステップST1のように低レベルの値Drs1に設定される。つまり、ラジアルスキューエラー信号RSEが大きい状態でスキューサーボをオンしてもフォーカス及びトラッキングサーボが外れないように予めゲインを低い値に設定するのである。
【0040】
ステップST2ではラジアルスキューサーボが開始し、ステップST3においてラジアルスキューエラー信号RSEの絶対値が予め設定された設定レベルVrsεよりも小さい場合には、ステップST5に移りラジアルスキューサーボゲインが、低レベルの値Drs1から高レベルの値Grs2に変更される。そうでなくラジアルスキューエラー信号RSEの絶対値が設定レベルVrsεと同じか又は大きい場合にはステップST4のようにΔT秒間待機して、ラジアルスキューエラー信号RSEの絶対値が設定レベルVrsεよりも小さくなるようにする。つまりラジアルスキューエラー信号RSEの絶対値が図4のサーチ信号RSSに基いてサーチされて閾値よりも小さくなった時に、スキューサーボゲインを高レベルGrs2に変更するのである。
この様子は図17(2)、(3)で図示している。図17(2)では、低レベルの値(ゲイン)Grs1と、スキューサーボゲインを上げる時点を示している。図17(3)ではラジアルスキューサーボゲインが、低レベルの値Grs1からGrs2に移り変わっている状態を示している。
【0041】
次に、図18のステップST6のタンジェンシャルスキューサーボゲインが、ラジアルスキューサーボゲインと同時あるいはその後に、低レベル値Gts1に設定され、ステップST7でタンジェンシャルスキューサーボが開始される。タンジェンシャルスキューサーボは、図3のタンジェンシャルスキュー方向TSDにそって行われるサーボであり、タンジェンシャルスキューエラー信号TSEの絶対値が、予め設定された設定レベルVtsεよりも小さい場合には、ステップST8からステップST10に移り、タンジェンシャルスキューサーボゲインが低レベル値Gts1から高レベル値Gts2に変更される。そうでなくタンジェンシャルスキューエラー信号TSEの絶対値が設定レベルVtsεと同じか又は大きい場合には、ステップST9のようにΔT秒間待機して、タンジェンシャルスキューエラー信号TSEの絶対値が所定レベルVtsεよりも小さくなるようにする。
【0042】
次に、ラジアルスキューエラー信号RSEの絶対値が設定レベルVrsεより小さく、かつタンジェンシャルスキューエラー信号TSEの絶対値が設定レベルVtsεよりも小さい場合には、ステップST11からステップST13に移り、フォーカスサーチ動作を開始する。そうでない場合には、ステップST12のようにΔT秒間待機して、ラジアルスキューエラー信号RSEの絶対値が設定レベルVrsεよりも小さくし、タンジェンシャルスキューエラー信号TSEの絶対値が設定レベルVtsεよりも小さくなるようにする。
【0043】
フォーカスサーチがステップST13で開始されると、フォーカスエラー信号FESの絶対値が所定レベルVfoεよりも小さい場合にはステップST16に移りフォーカスサーボがオンしステップST17でトラッキングサーボがオンする。そうでなくフォーカスエラー信号FESの絶対値が設定レベルVfoεよりも大きいか等しい場合には、ステップST15のようにΔT秒間待機して、フォーカスエラー信号FESの絶対値が設定レベルVfoεよりも小さくなるようにする。
【0044】
このように、ラジアルスキューサーボゲインとタンジェンシャルスキューサーボゲインは当初、ステップST1とステップST6で示すように、対物レンズの駆動装置が要求しているよりは低いレベルの値Grs1,Gts1に設定されている。そしてスキューエラー信号をモニターして、その値が予め決められた閾値である設定レベルVrsεやVtsεよりも小さくなった時に、スキューサーボゲインを、本来対物レンズの駆動装置が要求している値よりも十分高い設定レベルGrs2,Gts2に引き上げる。
このようにすることで、図17(C)に示すように、対物レンズ2の光軸は、光ディスクDの情報面に対してラジアルスキュー方向及びタンジェンシャルスキュー方向に関して垂直に安定して向けることができる。
【0045】
しかも図18のステップS11〜ステップS17に示すように、ラジアルスキューエラー信号RSEの絶対値が設定レベルVrsεよりも小さくなり、タンジェンシャルスキューエラー信号TSEの絶対値が設定レベルVtsεよりも小さくなった時点で、フォーカスサーチを行い、フォーカスエラー信号FESが設定レベルVfoεよりも小さい時にフォーカスサーボとトラッキングサーボをONするので、フォーカスサーボやトラッキングサーボのサーボゲインが十分に高くても、フォーカスサーボやトラッキングサーボを安定して引き込むことができる。
なお、図18の動作の流れとは異なり、スキューエラー信号をモニタせずにスキューサーボを開始させた後にある一定時間をおいてスキューサーボゲインを低いレベルから高いレベルに上げた後に、フォーカス、トラッキングサーボを開始するようにしても、ある程度の効果が得られる。
【0046】
以上説明したように本発明の対物レンズの駆動装置の実施の形態では、集束されたレーザ光を用いて光ディスク上へ情報を記録再生する光ディスク装置において、機構の精度や光ディスクの反り等に起因する光学ピックアップの光軸と光ディスクとの適正な角度からずれを光学的に補正する場合に、光ディスクの情報面と対物レンズとが理想的な相対角度から著しく掛け離れた状態において、スキューサーボがフォーカスサーボよりトラッキングサーボに影響を与えずに、スキューサーボ、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボを安定して引き込む、つまり実行することができる。
対物レンズのフォーカス、トラッキングサーボ制御を行うと同時に、対物レンズの光軸と光ディスクの情報面とが常に垂直になるように傾動制御(スキューサーボ)を行うことにより、光ディスクのスキューを補正することができ、スキューサーボを安定して組むことが可能である。従って信頼性の高い高密度光ディスク装置の光軸が可能である。
【0047】
ところで本発明は上記実施の形態に限定されない。
上述した実施の形態では、光ディスク装置が光ディスクの情報面に記録されている情報を再生する例を説明している。しかしこれに限らず光ディスクに対して情報記録しかつ再生することができる記録再生型の光ディスク装置に対しても本発明の対物レンズの駆動装置が適用できる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、対物レンズの光軸と光ディスク面とが垂直の状態から掛け離れた状態でスキューサーボを開始した場合であっても、スキューサーボを安定して引き込むことができるので、信頼性の高い高密度光ディスクの記録再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対物レンズの駆動装置を含む光ディスク装置の一例を示す図。
【図2】図1の光ディスク装置の対物レンズ駆動装置の一例を示す側面図。
【図3】図2の対物レンズ駆動装置の平面図。
【図4】図2と図3のフォーカスコイル及びトラッキングコイルの駆動回路例を示す図。
【図5】図1の再生光学系におけるフォトディテクターの一例を示す図。
【図6】図3のタンジェンシャルスキューセンサの一例を示す図。
【図7】図3のラジアルスキューセンサの一例を示す図。
【図8】図6と図7のスキューセンサの光学フィルタの一例を示す図。
【図9】図3のサスペンションの一例を示す図。
【図10】図3のサスペンションの別の例を示す図。
【図11】図10のサスペンションを模式的に示す図。
【図12】サスペンションのフォーカス方向への動作例を示す図。
【図13】サスペンションのトラッキング方向への動作例を示す図。
【図14】サスペンションがトラック方向TDへのボビンの不要な動作を抑制する動作を示す図。
【図15】本発明の対物レンズの駆動装置のラジアルスキューサーボについて説明する図。
【図16】図15のラジアルスキューサーボ及びタンジェンシャルスキューサーボ、その後のフォーカスサーボ及びトラッキングサーボの動作例を示す図。
【図17】本発明の対物レンズの駆動装置の別の動作例を示す図。
【図18】図17に関連して示すラジアルスキューサーボのゲイン及びタンジェンシャルスキューサーボのゲインの設定例及びその後のフォーカスサーボ及びトラッキングサーボの関連を示す図。
【図19】従来の対物レンズの駆動装置の一例を示す図。
【図20】従来例を示す図。
【図21】図20の従来例の動作例を示す図。
【図22】図20の従来例の動作例を示す図。
【符号の説明】
2・・・対物レンズ、3・・・タンジェンシャルスキューセンサ、4・・・ラジアルスキューセンサ、5・・・ボビン(可動部)、6a〜6d・・・フォーカスコイル、、8・・・サスペンション、9・・・ボビンの重心、10・・・対物レンズの主点、TSD・・・タンジェンシャルスキュー方向、RSD・・・ラジアルスキュー方向、OPL・・・光軸、D・・・光ディスク

Claims (9)

  1. 光ディスクへの記録又は/及び再生を行う対物レンズの駆動装置において、
    上記対物レンズを備える可動部を上記光ディスクに対してフォーカス方向に駆動し、又は、上記可動部を上記光ディスクに対してラジアルスキュー方向又はタンジェンシャルスキュー方向に駆動する第1コイルと、
    上記対物レンズを備える上記可動部を上記ディスクのトラック方向に駆動する第2コイルと、
    上記可動部を支持する固定部と、
    上記固定部に対して上記可動部を弾性的に支持するサスペンションと、
    上記対物レンズと上記光ディスクとのラジアルスキューとタンジェンシャルスキューの少なくとも一方を検出するスキューセンサとを備え、
    上記スキューセンサの出力するスキューエラー信号値があらかじめ設定されたレベルより小さくなったときに、スキューサーボを開始し、上記スキューサーボが開始された後に上記対物レンズの上記光ディスクに対するフォーカスサーボ又はトラッキングサーボを開始することを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 光ディスクへの記録又は/及び再生を行う対物レンズの駆動装置において、
    上記対物レンズを備える可動部を上記光ディスクに対してフォーカス方向に駆動し、又は、上記可動部を上記光ディスクに対してラジアルスキュー方向又はタンジェンシャルスキュー方向に駆動する第1コイルと、
    上記対物レンズを備える上記可動部を上記ディスクのトラック方向に駆動する第2コイルと、
    上記可動部を支持する固定部と、
    上記固定部に対して上記可動部を弾性的に支持するサスペンションと、
    上記対物レンズと上記光ディスクとのラジアルスキューとタンジェンシャルスキューの少なくとも一方を検出するスキューセンサとを備え、
    上記対物レンズの上記光ディスクに対する上記ラジアルスキュー又は上記タンジェンシャルスキュー方向のスキューサーボを開始させた後、上記スキューセンサの出力するスキューエラー信号値があらかじめ設定された設定レベルより小さくなったときに、上記スキューサーボのゲインを一定の時間内にあらかじめ定められたレベルに上げ、上記スキューサーボが開始された後に上記対物レンズの上記光ディスクに対するフォーカスサーボ又はトラッキングサーボを開始することを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  3. 光ディスクへの記録又は/及び再生を行う対物レンズの駆動装置において、
    上記対物レンズを備える可動部を上記光ディスクに対してフォーカス方向に駆動し、又は、上記可動部を上記光ディスクに対してラジアルスキュー方向又はタンジェンシャルスキュー方向に駆動する第1コイルと、
    上記対物レンズを備える上記可動部を上記ディスクのトラック方向に駆動する第2コイルと、
    上記可動部を支持する固定部と、
    上記固定部に対して上記可動部を弾性的に支持するサスペンションと、
    上記対物レンズと上記光ディスクとのラジアルスキューとタンジェンシャルスキューの少なくとも一方を検出するスキューセンサとを備え、
    上記対物レンズの上記光ディスクに対する上記ラジアルスキュー又は上記タンジェンシャルスキュー方向のスキューサーボを開始させた後、一定時間内に上記スキューサーボのゲインをあらかじめ定められたレベルに上げ、上記スキューサーボが開始された後に上記対物レンズの上記光ディスクに対するフォーカスサーボ又はトラッキングサーボを開始することを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  4. 光ディスクへの記録又は/及び再生を行う対物レンズの駆動装置において、
    上記対物レンズを備える可動部を上記光ディスクに対してフォーカス方向に駆動し、又は、上記可動部を上記光ディスクに対してラジアルスキュー方向又はタンジェンシャルスキュー方向に駆動する第1コイルと、
    上記対物レンズを備える上記可動部を上記ディスクのトラック方向に駆動する第2コイルと、
    上記可動部を支持する固定部と、
    上記固定部に対して上記可動部を弾性的に支持するサスペンションと、
    上記対物レンズと上記光ディスクとのラジアルスキューとタンジェンシャルスキューの少なくとも一方を検出するスキューセンサとを備え、
    上記スキューセンサの出力するスキューエラー信号値があらかじめ設定されたレベルより小さくなったときに、スキューサーボを開始し、上記スキューサーボが開始された後に上記対物レンズの上記光ディスクに対するフォーカスサーボ又はトラッキングサーボを開始する対物レンズ駆動装置を備えることを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 光ディスクへの記録又は/及び再生を行う対物レンズの駆動装置において、
    上記対物レンズを備える可動部を上記光ディスクに対してフォーカス方向に駆動し、又は、上記可動部を上記光ディスクに対してラジアルスキュー方向又はタンジェンシャルスキュー方向に駆動する第1コイルと、
    上記対物レンズを備える上記可動部を上記ディスクのトラック方向に駆動する第2コイルと、
    上記可動部を支持する固定部と、
    上記固定部に対して上記可動部を弾性的に支持するサスペンションと、
    上記対物レンズと上記光ディスクとのラジアルスキューとタンジェンシャルスキューの少なくとも一方を検出するスキューセンサとを備え、
    上記対物レンズの上記光ディスクに対する上記ラジアルスキュー又は上記タンジェンシャルスキュー方向のスキューサーボを開始させた後、上記スキューセンサの出力するスキューエラー信号値があらかじめ設定された設定レベルより小さくなったときに、上記スキューサーボのゲインを一定の時間内にあらかじめ定められたレベルに上げ、上記スキューサーボが開始された後に上記対物レンズの上記光ディスクに対するフォーカスサーボ又はトラッキングサーボを開始する対物レンズ駆動装置を備えることを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 光ディスクへの記録又は/及び再生を行う対物レンズの駆動装置において、
    上記対物レンズを備える可動部を上記光ディスクに対してフォーカス方向に駆動し、又は、上記可動部を上記光ディスクに対してラジアルスキュー方向又はタンジェンシャルスキュー方向に駆動する第1コイルと、
    上記対物レンズを備える上記可動部を上記ディスクのトラック方向に駆動する第2コイルと、
    上記可動部を支持する固定部と、
    上記固定部に対して上記可動部を弾性的に支持するサスペンションと、
    上記対物レンズと上記光ディスクとのラジアルスキューとタンジェンシャルスキューの少なくとも一方を検出するスキューセンサとを備え、
    上記対物レンズの上記光ディスクに対する上記ラジアルスキュー又は上記タンジェンシャルスキュー方向のスキューサーボを開始させた後、一定時間内に上記スキューサーボのゲインをあらかじめ定められたレベルに上げ、上記スキューサーボが開始された後に上記対物レンズの上記光ディスクに対するフォーカスサーボ又はトラッキングサーボを開始する対物レンズ駆動装置を備えることを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 光ディスクへの記録又は/及び再生を行う対物レンズの駆動装置において、
    上記対物レンズを備える可動部を上記光ディスクに対してフォーカス方向に駆動し、又は、上記可動部を上記光ディスクに対してラジアルスキュー方向又はタンジェンシャルスキュー方向に駆動する第1コイルと、
    上記対物レンズを備える上記可動部を上記ディスクのトラック方向に駆動する第2コイルと、
    上記可動部を支持する固定部と、
    上記固定部に対して上記可動部を弾性的に支持するサスペンションと、
    上記対物レンズと上記光ディスクとのラジアルスキューとタンジェンシャルスキューの少なくとも一方を検出するスキューセンサとを備え、
    上記スキューセンサの出力するスキューエラー信号値があらかじめ設定されたレベルより小さくなったときに、スキューサーボを開始し、上記スキューサーボが開始された後に上記対物レンズの上記光ディスクに対するフォーカスサーボ又はトラッキングサーボを開始する対物レンズ駆動装置を備えることを特徴とする光ディスク装置。
  8. 光ディスクへの記録又は/及び再生を行う対物レンズの駆動装置において、
    上記対物レンズを備える可動部を上記光ディスクに対してフォーカス方向に駆動し、又は、上記可動部を上記光ディスクに対してラジアルスキュー方向又はタンジェンシャルスキュー方向に駆動する第1コイルと、
    上記対物レンズを備える上記可動部を上記ディスクのトラック方向に駆動する第2コイルと、
    上記可動部を支持する固定部と、
    上記固定部に対して上記可動部を弾性的に支持するサスペンションと、
    上記対物レンズと上記光ディスクとのラジアルスキューとタンジェンシャルスキューの少なくとも一方を検出するスキューセンサとを備え、
    上記対物レンズの上記光ディスクに対する上記ラジアルスキュー又は上記タンジェンシャルスキュー方向のスキューサーボを開始させた後、上記スキューセンサの出力するスキューエラー信号値があらかじめ設定された設定レベルより小さくなったときに、上記スキューサーボのゲインを一定の時間内にあらかじめ定められたレベルに上げ、上記スキューサーボが開始された後に上記対物レンズの上記光ディスクに対するフォーカスサーボ又はトラッキングサーボを開始する対物レンズ駆動装置を備えることを特徴とする光ディスク装置。
  9. 光ディスクへの記録又は/及び再生を行う対物レンズの駆動装置において、
    上記対物レンズを備える可動部を上記光ディスクに対してフォーカス方向に駆動し、又は、上記可動部を上記光ディスクに対してラジアルスキュー方向又はタンジェンシャルスキュー方向に駆動する第1コイルと、
    上記対物レンズを備える上記可動部を上記ディスクのトラック方向に駆動する第2コイルと、
    上記可動部を支持する固定部と、
    上記固定部に対して上記可動部を弾性的に支持するサスペンションと、
    上記対物レンズと上記光ディスクとのラジアルスキューとタンジェンシャルスキューの少なくとも一方を検出するスキューセンサとを備え、
    上記対物レンズの上記光ディスクに対する上記ラジアルスキュー又は上記タンジェンシャルスキュー方向のスキューサーボを開始させた後、一定時間内に上記スキューサーボのゲインをあらかじめ定められたレベルに上げ、上記スキューサーボが開始された後に上記対物レンズの上記光ディスクに対するフォーカスサーボ又はトラッキングサーボを開始する対物レンズ駆動装置を備えることを特徴とする光ディスク装置。
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