JPH10302050A - データ変換処理回路 - Google Patents

データ変換処理回路

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JPH10302050A
JPH10302050A JP9112711A JP11271197A JPH10302050A JP H10302050 A JPH10302050 A JP H10302050A JP 9112711 A JP9112711 A JP 9112711A JP 11271197 A JP11271197 A JP 11271197A JP H10302050 A JPH10302050 A JP H10302050A
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data
coordinate
processing circuit
coordinates
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JP9112711A
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English (en)
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求 ▲高▼津
Motomu Takatsu
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • G06V10/40Extraction of image or video features
    • G06V10/48Extraction of image or video features by mapping characteristic values of the pattern into a parameter space, e.g. Hough transformation

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次元データを傾きの異なる複数の直線上に
投影するデータ変換の処理回路に関し、少ない演算量で
ハフ変換を可能にし、ひいては高速演算に寄与すること
を目的とする。 【解決手段】 2次元データを格納する回路部21 〜2
n と、角度θに応じて加算すべきデータのx,y座標を
順次発生し、これに対応するデータを選択するための信
号を発生する回路部3〜6と、この制御信号により、上
記格納されたデータの中から加算をするデータを選択す
る回路部71 〜7n ,81 〜8n-1 と、選択されたデー
タを加算する回路部91 〜9n ,102 〜10n とを備
え、座標発生及びデータ選択を行う際に、AH(ρ,
θ)=∫a(ρ・cosθ−t・sinθ,ρ・sin
θ+t・cosθ)dtで表されるハフ変換の演算を行
い、異なる角度θに対しては当該演算を時分割で行うよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次元データの変
換処理を行う技術に係り、特に、ハフ変換を用いて2次
元データを傾きの異なる複数の直線上に投影する演算を
実現するためのデータ変換処理回路に関する。ハフ変換
は、画像から直線や円などの図形を抽出するための一手
法であり、後述するように、直線を検出する働きがあ
る。また、ハフ変換を用いてパターンマッチングを行え
ばその演算量を減らすことが可能となるため、動画像の
動き検出や図形認識などに応用可能と考えられる。実
際、生体の視覚情報処理では前処理としてハフ変換が用
いられ、後の処理の演算量を低減したり、脳神経網の学
習を容易にしていると考えられている。このため、ハフ
変換を容易に実現できれば、動画圧縮、図形認識等これ
までの方法では非常に多くの演算量を必要としていた情
報処理を、比較的容易に実現することが可能となる。そ
こで、かかるハフ変換を少ない演算量で実現できる技術
が要望されている。
【0002】
【従来の技術】先ず、ハフ変換について図7を参照しな
がら簡単に説明する。図7(a)に示すように、x,y
座標系において原点から直線Lに下ろした垂線とx軸と
のなす角をθ、垂線の長さをρとすると、Lの方程式は
x・cosθ+y・sinθ=ρと表される。Lが点
(u,v)を通る時、u・cosθ+v・sinθ=ρ
が成り立つ。この等式を満たす(θ,ρ)の軌跡をρ−
θ空間に描くと、図7(b)に示すような正弦曲線とな
る。同様に点(u’,v’)に対応する軌跡(正弦曲
線)を描き、2つの軌跡の交点を(θ0 ,ρ0 )とする
と、直線x・cosθ0 +y・sinθ0 =ρ0 は2点
(u,v),(u’,v’)を通る直線を表す。
【0003】この原理に基づき、画像中のN個の点に対
応する軌跡をρ−θ空間に描き、軌跡の集積点を求める
ことにより、画像中の点の並びを近似する直線を求める
処理を「ハフ変換」という。集積点を求めるには、ρ−
θ空間を表す配列の要素を全て0に初期化した後、軌跡
(正弦曲線)が要素を通る毎に画像データの値を加え
て、最終的に値が大きな要素を抽出すればよい。このよ
うに、ハフ変換を用いることで、画像から直線図形を抽
出(すなわち検出)することができる。
【0004】元のx,y座標系の任意の点(x,y)に
対する画像データをa(x,y)とすると、そのハフ変
換AH(ρ,θ)は、以下の式で表される。 AH(ρ,θ)=∫∫a(x,y)× δ(ρ−x・cosθ−y・sinθ)dxdy……(1) この式は、ρ−θ空間内のρ=x・cosθ+y・si
nθで表される正弦曲線上にa(x,y)の値を加算し
ていくことを意味する。
【0005】このため、通常はこの式(1)に従って、
x,yを固定しθを変化させた時のρ(=x・cosθ
+y・sinθ)を求め、このρの値にa(x,y)を
順次加算する方法が用いられている。この際、cosθ
とsinθを近似的に少ない演算で求めることにより、
演算量の低減を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の式(1)に基づ
く方法は、加算すべきデータのx,y座標位置を指定す
るための座標計算にかなりの演算を必要としている。し
かし、ハフ変換にとって必須の演算は、a(x,y)の
加算、すなわち式(1)で示される積分変換であり、上
記の座標計算は本質的な部分ではない。従って、加算す
べきデータの選択を効率良く行うことでこの部分の演算
量を更に低減することが望ましい。
【0007】しかしながら、従来知られている技術で
は、加算すべきデータのx,y座標位置を指定するため
の演算を効率良く行う有効な手段が提供されていなかっ
た。そのため、ハフ変換を用いて2次元データを傾きの
異なる複数の直線上に投影する演算を高速に実現できな
いといった課題があった。本発明は、かかる従来技術に
おける課題に鑑み創作されたもので、少ない演算量でハ
フ変換を可能にし、ひいては高速演算に寄与することが
できるデータ変換処理回路を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、角度θを固定し、加算すべきデータの
x,y座標を効率良く発生させるように演算を行ってい
る。また、異なる角度θに対しては、当該演算を時分割
で行うようにしている。すなわち、前述した式(1)を
変形すると、以下の式が得られる。
【0009】 AH(ρ,θ)=∫a(ρ・cosθ−t・sinθ, ρ・sinθ+t・cosθ)dt……………(2) この式は、θを固定した時、ρ方向と垂直なt方向に加
算を行えばよいことを示している。この式から分かるよ
うに、加算すべきデータの位置を表す(x,y)座標、
すなわち(ρ・cosθ−t・sinθ,ρ・sinθ
+t・cosθ)を効率よく求めることができれば、ハ
フ変換の効率化が可能となる。
【0010】前述した式(1)の方法では、x,yを固
定して演算を行うので、入力データa(x,y)は一度
取り込めばよいのに対し、本発明では、θを固定して演
算を行うので、同じ入力データa(x,y)を異なる時
間に何度も使う。従って、入力データa(x,y)を予
めアクセスの速い記憶領域に取り込んでおくのが効率的
である。そして、取り込んだデータのうち、θの値に応
じて加算すべきデータのx,y座標を発生させ、この座
標データに基づき、実際に加算すべきデータを選択し、
選択されたデータを加算することでρ−θ座標系に対応
したハフ変換を得るようにしている。
【0011】従って、かかる演算を実現するために、本
発明のデータ変換処理回路は、x,y座標に対応するデ
ータを格納するデータ格納部と、x軸に対する角度θに
応じて、加算すべきデータのx,y座標を順次発生し、
当該x,y座標に対応するデータを選択するための選択
信号を発生する座標発生部と、該制御信号により、前記
データ格納部に格納されたデータの中から加算をするデ
ータを選択するデータ選択部と、該選択されたデータの
加算を行う加算部とを備え、座標発生及びデータ選択を
行う際に、上記の式(2)のハフ変換を用いている。
【0012】本発明の構成によれば、入力データa
(x,y)を選択するための座標(ρ・cosθ−t・
sinθ,ρ・sinθ+t・cosθ)のtの変化に
対する変化は、(Δt・sinθ,Δt・cosθ)で
あり、実質上はρやtに依存しない。従って、座標発生
のための演算量を著しく減少させることができる。ま
た、選択したデータに対する加算を並列的に行うことが
できるので、データ変換処理に係る演算を高速に行うこ
とが可能となる。例えば、x,y座標系におけるNx*
Nyのデータ(x方向にNビット及びy方向にNビット
の2次元データ)をρ−θ空間における対応するNρ*
Nθのデータに変換する場合、Nx又はNy程度の加算
器でNx又はNy程度の並列演算が可能である。
【0013】これに対し、式(1)の方法では、Nx又
はNy程度の並列度を得るためには座標発生のための膨
大な演算又はROMデータが必要となり、不利である。
なお、実際には離散的な座標を用いるため、厳密な意味
においては、入力データa(x,y)を選択するための
座標(ρ・cosθ−t・sinθ,ρ・sinθ+t
・cosθ)のtの変化に対する変化はρやtに依存す
るが、離散化を適当に行うことでρに依存しないように
することができる。これは、例えば、以下のようにして
行われる。
【0014】x軸に対する角度θが−π/4〜π/4の
範囲では、加算を行うデータは各y座標に対して1つず
つ取るものとし、ρ軸に対する変化に対しては、x方向
にずらすことにより対応する。また、角度θが−π/2
〜−π/4の範囲又はπ/4〜π/2の範囲では、逆
に、加算を行うデータは各x座標に対して1つずつ取る
ものとし、ρ軸に対する変化に対しては、y方向にずら
すことにより対応する。このように処理を行うことで、
以下の利点が得られる。
【0015】先ず、加算すべきデータは、各x座標又は
各y座標に対して1つずつ取られるので、データを選択
する範囲が狭くて済み、座標発生部及びデータ選択部の
構成が簡素化される。また、ρ軸に対する変化に対して
は、x方向又はy方向にずらすだけなので、座標発生部
の構成が簡素化される。また、y座標又はx座標の変化
の絶対値が0又は1であることを利用することにより、
座標発生部を構成が更に簡素化される。さらに、各入力
データa(x,y)を重複や「抜け」無しで加算するの
で、後の処理でのデータ加工が容易である。
【0016】なお、上述した式(2)の方法では、ρ及
びtの間隔がθに依存して変化するという不利がある
が、この変化は予め判っているので、ハフ変換後に適当
な補正を行えばよい。また、後述するように逆ハフ変換
を行った場合には、同じθ依存性によりこの効果がキャ
ンセルされるため、かかる補正は不要である。本発明の
他の構成上の特徴及び作用の詳細については、添付図面
を参照しつつ以下に記述される実施形態を用いて説明す
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1には本発明に係るデータ変換
処理回路の第1実施形態としてのハフ変換回路の構成が
示される。図示の例は、データセレクタ方式を用いた場
合の構成を示している。なお、以下の記述では簡単化の
ため、x軸に対する角度θが−π/4〜π/4の範囲の
場合について説明する。
【0018】図1において、1は外部からx,y座標に
対応する入力データDINを取り込んだり、またハフ変換
された出力を外部へ出力データDOUT として出力するた
めの制御を行う入出力制御回路を示す。これらデータの
入出力は、制御信号CINにより制御される。また、21
〜2n はそれぞれ入出力制御回路1を介して入力される
x,y座標に対応するデータを格納するためのラッチ回
路を示す。これらのラッチ回路21〜2n は、前述の
「データ格納部」を構成する。本実施形態では、角度θ
が−π/4〜π/4の範囲にあるものとしているので、
各ラッチ回路21 〜2n には、各y座標毎にx座標の座
標値の昇順又は降順に従って座標データが格納される。
各ラッチ回路21 〜2n は、制御信号CINにより、各々
のデータの格納及びその読み出しが制御される。
【0019】なお、本実施形態ではデータ格納部として
ラッチ回路を用いているが、これは同等の機能を有する
回路であればラッチ回路に限定されない。例えば、ラッ
チ回路に代えて、フリップフロップを用いたレジスタや
RAM等を用いることも可能である。また、3は加算を
行うデータのx,y座標を指示するデータが予め格納さ
れている座標ROMを示す。この座標ROM3は、x軸
に対する角度θに応じて加算すべきデータのx,y座標
を順次発生する機能を有しており、角度θの変更は、外
部から入力されるθ座標データθINに基づいて行われ
る。なお、座標ROM3に格納されるデータは、座標値
そのものでなく、データ圧縮した形式として若干のロジ
ック回路と組み合わせる方法が効率的である。
【0020】また、4は各ρ,θに対して実際にデータ
を加算すべきy座標の範囲を指定するための加算範囲R
OMを示す。ρ及びθの変更は、外部から入力されるρ
座標データρIN及びθ座標データθINに基づいて行われ
る。また、5はρ座標データρINに座標ROM3の出力
データ(x,y座標)を加算する加算器、6は加算器5
の出力データをデコードして選択信号を出力するデコー
ダを示す。
【0021】座標ROM3、加算範囲ROM4、加算器
5及びデコーダ6は、前述の「座標発生部」を構成す
る。また、71 〜7n はデコーダ6のデコード結果(選
択信号)に基づいて、それぞれ対応するラッチ回路21
〜2n から読み出されたデータ(x,y座標に対応する
データ)の中から加算すべきデータを選択するためのセ
レクタを示す。各セレクタ71 〜7n は、例えば図2に
一例として示されるように、トランスファゲート用トラ
ンジスタQ1 〜Qn を用いて構成される。
【0022】また、81 〜8n-1 はそれぞれ座標ROM
3から供給されるシフト制御信号に基づいて、前段のセ
レクタから入力される複数ビットの選択信号に対しビッ
トのシフト処理を行うシフタを示す。各シフタ81 〜8
n-1 は、例えば図3に一例として示されるように、6個
のアンドゲートAD1 〜AD6 と2個のオアゲートOR
1 及びOR2 を用いて構成される。なお、図3におい
て、D及びSはシフト制御信号、In ,In+1 ……,は
入力データとしての選択信号、On 及びOn+1 は出力デ
ータとしての選択信号を表している。
【0023】セレクタ71 〜7n 及びシフタ81 〜8
n-1 は、前述の「データ選択部」を構成する。また、9
1 〜9n はそれぞれ対応するセレクタ71 〜7n により
選択出力されたデータを加算範囲ROM4の出力データ
に加算するアンドゲート、102 〜10n はそれぞれ対
応する段のアンドゲート92 〜9n の出力を前段のアン
ドゲート91 〜9n-1 の出力に加算する加算器を示す。
なお、加算器102 〜10n の構成としては通常の加算
器でもよいが、特にキャリーセーブ型の加算器を用いる
ことでキャリー伝搬の影響を低減できるというメリット
がある。
【0024】アンドゲート91 〜9n 及び加算器102
〜10n は、前述の「加算部」を構成する。以上のよう
に構成された本実施形態のハフ変換回路では、以下のよ
うに演算が行われる。先ず、座標ROM3は、ρ=0、
y=ymin (y座標の最小値)に対するx座標を発生す
る。次いで、加算器5においてこのx座標にρ座標を加
えることにより、任意のρに対して、y=ymin に対す
るx座標が得られる。これに、y座標の増加に伴うx座
標の変化(差分データ)を順次足していくことで、全て
のy座標に対するx座標が得られる。これは、加算器で
行うこともできるが、y座標の増加に伴うx座標の変化
が0又は±1であることに着目し、また記憶量や演算量
を減らす目的から、次のように行っている。
【0025】先ず、差分データは各y座標について1ビ
ットで表し、座標ROM3に格納しておく。また、y座
標の最小値ymin に対するx座標はデコーダ6によりデ
コードしておく。こうすれば、差分データにより、デコ
ードされた信号線のデータを0又は±1ビット分シフト
すれば(図3に示すシフタの構成参照)、アクティブに
なっている信号線の番号がx座標に対応することにな
る。シフトの方向は、θがθが−π/4〜0の範囲では
1、0〜π/4の範囲では−1である。
【0026】次に、各セレクタ71 〜7n では、上記デ
コードされた信号(選択信号)に基づいて、対応するト
ランスファゲート用トランジスタQ1 〜Qn をオン又は
オフさせる(図2に示すセレクタの構成参照)。これに
より、各y座標のデータについて、同じy座標を持つデ
ータが一つだけ選択される。次に、加算部(アンドゲー
ト91 〜9n ,加算器102 〜10n )では、加算範囲
ROM4の出力により有効と認められたデータのみを加
算して出力する(ハフ変換出力)。
【0027】なお、角度θが−π/2〜−π/4の範囲
又はπ/4〜π/2の範囲にある場合には、前述したよ
うにxとyを入れ換えて考えればよい。つまり、この場
合、「データ格納部」としてのラッチ回路21 〜2n
は、各x座標毎にy座標の座標値の昇順又は降順に従っ
て座標データが格納される。また、これに代えて、デー
タ選択部として更に別の1組のセレクタ群を設け、その
セレクタ群は、各x座標から1つずつデータが選ばれる
ように接続し、2組のセレクタ群をθの範囲に応じて切
り替えるようにしてもよい。
【0028】図4には本発明に係るデータ変換処理回路
の第2実施形態としてのハフ変換回路の構成が示され
る。図示の例は、シフトレジスタ方式を用いた場合の構
成を示している。本実施形態に係るハフ変換回路の特徴
は、上述した実施形態(図1参照)におけるラッチ回路
1 〜2n 、セレクタ71 〜7n 及びシフタ81 〜8
n-1 に代えて、シフトレジスタ141 〜14n を設けた
ことである。つまり、これらシフトレジスタ141 〜1
n に、データ格納部としての機能とデータ選択部とし
ての機能を兼ねさせたことを特徴とする。
【0029】なお、他の回路部分及びその動作形態につ
いては、座標ROMからのデータにより座標信号を発生
させる代わりにシフトレジスタ141 〜14n へのシフ
トパルスを発生させる点を除くと、図1に示した実施形
態の場合とほぼ同じであるので、その説明は省略する。
但し、θを変化させた時に、各シフトレジスタ内のデー
タが元のθに対応した配置になっていることを考慮する
必要がある。
【0030】この第2実施形態の構成によれば、上述し
た第1実施形態で得られる利点に加えて、ρの変化に対
して並列演算を行うこともできるという利点が得られ
る。また、図示のように、ρ座標データρINに応答する
シフトレジスタ141 〜14nにより、ρに応じて変換
対象データ全体をシフトすることで、異なる角度θに対
する演算を時分割で行うことも可能となる。
【0031】図5にはハフ変換の対象範囲、すなわち上
述した各実施形態のハフ変換回路において加算を行うデ
ータの座標、が例示される。図5において、(a)、
(b)及び(c)は、ハフ変換を行う範囲として、それ
ぞれ正方形の領域、θに応じた平行四辺形の領域及びθ
に応じた矩形の領域を設定した場合のデータ座標を表し
ている。
【0032】先ず、正方形の領域の場合には(図5
(a)参照)、回路規模が最も小さくでき、領域統合な
ども容易であるし、各データが同じ回数だけ用いられ
る。但し、必要とされるρの範囲が大きくなり、ρに応
じて加算されるデータ数が異なる。図示の例では、x方
向の座標値「5」に対応する加算すべきデータ(黒い丸
印で示す部分)の数は11個であるのに対し、x方向の
座標値「9」に対応する加算すべきデータの数は16個
となっている。また、直線検出のための微分演算が難し
い。
【0033】次に、θに応じた平行四辺形の領域の場合
には(図5(b)参照)、加算すべきデータの数が常に
一定であり(図示の例では、x方向の座標値の全てに対
して加算すべきデータの数は16個となっている)、ま
た微分演算が容易で、領域統合も比較的容易であるとい
う利点がある。しかしその一方で、データを格納するた
めの領域が大きくなり、また、元のデータが何回用いら
れたかが座標位置により異なる。
【0034】次に、θに応じた矩形の領域の場合には
(図5(c)参照)、投影方向から見た形がθにあまり
依存しないため、直線検出特性がθにあまり依存しない
という利点がある。しかしその一方で、ρの範囲や加算
の数やx(又はy)座標の上限下限がθに応じて変化す
るため、データを格納するための領域が大きくなり、加
算の範囲を指定するための演算が必要となり、また、領
域統合が難しい。
【0035】これらの方式のうち、正方形の領域の場合
とθに応じた平行四辺形の領域の場合には、全てのy
(x)に対して加算を行えばよいので、上述した加算範
囲ROMと加算部のアンドゲートは不要となる。これら
の方式はそれぞれ一長一短があるので、用途に応じて使
い分ける必要がある。上述した各実施形態では、ハフ変
換のための投影を行う場合の演算処理について説明した
が、動き検出等ではρ−θ空間でマッチングをとった
後、元のx,y座標系での変位に変換するため、逆ハフ
変換が必要となる。図6にその一構成例が示される。
【0036】図6において、図1に示した実施形態の構
成において用いられた参照符号と同じ参照符号は同じ構
成要素を表しており、その説明については省略する。本
実施形態の逆ハフ変換回路の特徴は、上述した第1実施
形態(図1参照)におけるアンドゲート91 〜9n 及び
加算器102 〜10n に代えて、それぞれセレクタ71
〜7n により選択されたデータに入力データIDINを加
算する加算器171 〜17n と、それぞれ対応する加算
器171 〜17n の出力をラッチして上記選択データの
ラインに接続するラッチ回路181 〜18n を設けたこ
とである。
【0037】つまり、この構成によれば、各加算器17
1 〜17n で加算されたデータは、それぞれラッチ回路
181 〜18n 及びセレクタ71 〜7n を介して、デー
タ格納部(ラッチ回路21 〜2n )の元の格納場所に書
き戻されることになる。これによって、逆ハフ変換の近
似である逆投影を行うことができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
ない演算量でハフ変換の演算を実現することが可能とな
る。これは、高速演算に大いに寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ変換処理回路の第1実施形
態としてのハフ変換回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1におけるセレクタの一構成例を示す回路図
である。
【図3】図1におけるシフタの一構成例を示す回路図で
ある。
【図4】本発明に係るデータ変換処理回路の第2実施形
態としてのハフ変換回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】ハフ変換の対象範囲の説明図である。
【図6】本発明に係るデータ変換処理回路の第3実施形
態としての逆ハフ変換回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】ハフ変換の説明図である。
【符号の説明】
1 〜2n ,181 〜18n …ラッチ回路 3,12…座標ROM 4,13…加算範囲ROM 5,102 〜10n ,162 〜16n ,171 〜17n
…加算器 6…デコーダ 71 〜7n …セレクタ 81 〜8n-1 …シフタ 91 〜9n ,151 〜15n …ANDゲート 141 〜14n …シフトレジスタ CIN…制御信号 θIN…θ座標データ ρIN…ρ座標データ DIN…x,y座標に対応する入力データ DOUT …出力データ(ハフ変換出力) IDIN…入力データ IDOUT …出力データ(逆ハフ変換出力)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元データを傾きの異なる複数の直線
    上に投影するデータ変換の処理を行う回路であって、 前記2次元データとしてx,y座標に対応するデータを
    格納するデータ格納部と、 x軸に対する角度θに応じて、加算すべきデータのx,
    y座標を順次発生し、当該x,y座標に対応するデータ
    を選択するための選択信号を発生する座標発生部と、 該制御信号により、前記データ格納部に格納されたデー
    タの中から加算をするデータを選択するデータ選択部
    と、 該選択されたデータの加算を行う加算部とを具備し、 前記座標発生及びデータ選択を行う際に、以下の式で表
    されるハフ変換、すなわち、AH(ρ,θ)=∫a(ρ
    ・cosθ−t・sinθ,ρ・sinθ+t・cos
    θ)dt、但し、tはρ方向と垂直な方向の座標値、に
    基づく演算を行い、異なる角度θに対しては当該演算を
    時分割で行うことを特徴とするデータ変換処理回路。
  2. 【請求項2】 前記データ格納部としてラッチ回路を用
    い、前記データ選択部としてセレクタを用いたことを特
    徴とする請求項1に記載のデータ変換処理回路。
  3. 【請求項3】 前記データ格納部としてシフトレジスタ
    を用い、該シフトレジスタに前記データ選択部の機能を
    兼ねさせたことを特徴とする請求項1に記載のデータ変
    換処理回路。
  4. 【請求項4】 前記データ選択部は、加算をするデータ
    を選択する際に、角度θの範囲に応じて、同じx座標を
    持つデータについては一つだけ選択するか同じy座標を
    持つデータについても一つだけ選択するかのいずれかの
    動作を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか
    一項に記載のデータ変換処理回路。
  5. 【請求項5】 前記座標発生部は、加算すべきデータの
    x,y座標を発生する際に、角度θの範囲に応じて、各
    y座標について1ビットで表した差分データを用いてx
    座標を発生するか各x座標について1ビットで表した差
    分データを用いてy座標を発生するかのいずれかの動作
    を行うことを特徴とする請求項4に記載のデータ変換処
    理回路。
  6. 【請求項6】 前記ハフ変換の対象範囲として正方形の
    領域を設定したことを特徴とする請求項1から5のいず
    れか一項に記載のデータ変換処理回路。
  7. 【請求項7】 前記ハフ変換の対象範囲として角度θに
    応じた平行四辺形の領域を設定したことを特徴とする請
    求項1から5のいずれか一項に記載のデータ変換処理回
    路。
  8. 【請求項8】 前記ハフ変換の対象範囲として角度θに
    応じた矩形の領域を設定したことを特徴とする請求項1
    から5のいずれか一項に記載のデータ変換処理回路。
  9. 【請求項9】 前記加算部に代えて、前記データ選択部
    により選択されたデータに入力データを加算する回路を
    具備し、該加算されたデータを前記データ格納部の元の
    格納場所に書き戻すことで逆ハフ変換の近似である逆投
    影を行うことを特徴とする請求項1から8のいずれか一
    項に記載のデータ変換処理回路。
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