JPH10301800A - 多機能画像処理周辺機器のメンテナンスシステム、コンピュータ周辺機器のメンテナンスシステム及びコンピュータ周辺機器のメンテナンス方法 - Google Patents

多機能画像処理周辺機器のメンテナンスシステム、コンピュータ周辺機器のメンテナンスシステム及びコンピュータ周辺機器のメンテナンス方法

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JPH10301800A
JPH10301800A JP9252387A JP25238797A JPH10301800A JP H10301800 A JPH10301800 A JP H10301800A JP 9252387 A JP9252387 A JP 9252387A JP 25238797 A JP25238797 A JP 25238797A JP H10301800 A JPH10301800 A JP H10301800A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータに接続されて使用されるMFP
のリモートメンテナンスをユーザが簡単に行えるシステ
ムを提供する。 【解決手段】 1つ或いは限られた機種に限定されたメ
ンテナンス用の複数のスクリプトファイルをサービス拠
点で作成し、何らかのファイル提供手段5、例えば、イ
ンタネット5aのWEB或いはパソコン通信ネットワー
ク5b上に目的別に提供しておき、ユーザは自分に必要
なスクリプトファイルをコンピュータ3上でダウンロー
ドし、このコンピュータ3上でメンテナンス用アプリケ
ーションを実行して、コンピュータ3に接続されている
MFP1にダウンロードしたスクリプトファイルを読み
込んでメンテナンス作業を実行させることで、コンピュ
ータ3に接続されたMFP1に関する各種設定や遠隔診
断等のメンテナンス作業を各種のファイル提供手段5を
通じてユーザが簡単に行えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ、特
にパーソナルコンピュータ(以下、単にパソコンとい
う)に接続されて使用され、スキャナ機能、プリンタ機
能、ファクシミリ機能等を備えたMFP(Multi‐Fun
ction Peripheral) 等と称される多機能画像処理周辺
機器をリモートメンテナンスするための多機能画像処理
周辺機器のメンテナンスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ファクシミリ装置とその
ファクシミリ装置を提供したメーカ管轄によるサービス
局側のコンピュータとの間を特定のプロトコルにより動
作する専用回線で接続し、サービス局側での操作等によ
りファクシミリ装置側の設定内容、その他を変更できる
ようにしたリモートメンテナンスシステムが知られてい
る。このようなメンテナンスシステムによれば、メーカ
管理の下に、個々のファクシミリ装置における故障診
断、仕様変更等に対処できる。
【0003】一方、近年では、ファクシミリ機能を備え
たデジタル複写機をパソコンに接続して、パソコンの画
像処理周辺機器として用いることで、スキャナ機能、プ
リンタ機能、ファクシミリ機能、その他の機能といった
多機能をパソコン側でも有効利用できるようにしたもの
がある。このような機器、例えば、MFPによれば、パ
ソコンにMFPを接続しておくだけでパソコン側の情報
をMFPのファクシミリ機能を利用して直接的にファク
シミリ送信したり、プリンタ部により印字出力したり、
ファクシミリ受信した情報やスキャナ部により読み取っ
た情報をパソコン側に取り込んだりする、等の種々の画
像情報処理が可能となる。スキャナ部とプリンタ部とを
持つため、MFP自身でもコピーが可能である。
【0004】このようなMFPにおいては、仕様・その
他に関する各種の情報を格納したメモリ等を備えてお
り、仕様、例えば、プリンタ部における印字濃度に関す
る仕様を変更したい場合にはメーカ側からその仕様変更
に関する情報を得て自動的に対処できるようにして欲し
い、といった要望がある。或いは、ファクシミリ機能に
関連して、或るユーザではメモリ蓄積結果レポートの自
動出力を止める状態に設定したい、といった要望を持つ
場合がある。この他、例えば、取扱説明書を読まずに目
的の設定を簡単に行いたいユーザも居れば、ユーザレベ
ルでは設定・変更不可能な高度な設定事項もあり、或い
は、障害発生時にそのエラー発生個所の特定や障害内容
の詳細診断をメーカ側において自動的に遠隔診断して欲
しい場合もあり、さらには、MFPのファームウェアに
おけるバグ対策を講じて欲しい場合もある。さらには、
メーカ側としてもMFP発売後にその機能強化を図るた
めの処置をある程度自動的に行いたい場合や、小規模な
ランゲッジの追加・入替えを行いたい場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、MFPの場
合、制御主体がパソコンとなるため、前述したファクシ
ミリ装置の場合のように、サービス局のコンピュータと
の間を特定のプロトコルにより動作する専用回線で接続
して上記のような各種の設定や遠隔診断等をリモートメ
ンテナンスするのは適当ではなく、より汎用性を持つメ
ンテナンスシステムの提供が待たれる。
【0006】そこで、本発明は、コンピュータに接続さ
れて使用される多機能画像処理周辺機器のリモートメン
テナンスをユーザが簡単に行うことができるシステムを
提供し、さらには、その新たなシステム開発に伴い生ず
る新たな問題点を解消することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コンピュータと、各種情報が書換え自在に格納されるメ
モリを備えて前記コンピュータに接続された多機能画像
処理周辺機器と、サービス拠点に設けられて、1つ或い
は限られた機種に限定された前記多機能画像処理周辺機
器に対する複数のメンテナンス内容を記述したスクリプ
トファイルを作成するファイル作成手段と、このファイ
ル作成手段により作成されたスクリプトファイルを前記
サービス拠点から前記コンピュータに提供するファイル
提供手段とを備えたシステムであって、前記コンピュー
タは、前記ファイル提供手段により提供された前記スク
リプトファイル中の任意のファイルをダウンロードする
ダウンロード手段と、メンテナンス用アプリケーション
を実行してダウンロードしたスクリプトファイルを前記
多機能画像処理周辺機器に転送するメンテナンス用アプ
リケーション実行手段とを備え、前記多機能画像処理周
辺機器は、前記メンテナンス用アプリケーションの実行
に伴い転送されたスクリプトファイル中のメンテナンス
内容に応じて内部処理を実行するメンテナンス実行手段
と、このメンテナンス実行手段による実行結果の良否を
前記コンピュータに返送する結果返送手段とを備えてい
る。
【0008】従って、1つ或いは限られた機種に限定さ
れたメンテナンス用の複数のスクリプトファイルを何ら
かのファイル提供手段、例えば、インタネットのWEB
或いはパソコン通信ネットワーク上に目的別に提供して
おき、ユーザは自分に必要なスクリプトファイルをコン
ピュータ上でダウンロードし、このコンピュータ上でメ
ンテナンス用アプリケーションを実行して、コンピュー
タに接続されている多機能画像処理周辺機器にダウンロ
ードしたスクリプトファイルを読み込むことで、メンテ
ナンス作業が実行される。この間、全ての処理はコンピ
ュータによるメンテナンス用アプリケーションとダウン
ロードしたスクリプトファイルとを用いてコンピュータ
と多機能画像処理周辺機器とが自動的に通信を行うこと
により実行されるので、ユーザとしてはどのような処理
が行われているかを気にする必要はない。これにより、
コンピュータに接続された多機能画像処理周辺機器に関
する各種設定や遠隔診断等のメンテナンス作業を、イン
タネット、パソコン通信等の各種のファイル提供手段を
通じて、ユーザが簡単に行うことができ、汎用性の高い
メンテナンスシステムとなる。
【0009】このような請求項1記載の発明の作用は、
請求項15及び25記載の発明においても奏される。
【0010】つまり、請求項15記載の発明は、少なく
とも一つのコンピュータと、このコンピュータに接続さ
れた少なくとも一つのコンピュータ周辺機器と、このコ
ンピュータ周辺機器を特定する同一性情報とコンピュー
タ周辺機器の動作条件を調整するプログラムされたパラ
メータとを含むメンテナンスデータを格納するコンピュ
ータ周辺機器に内蔵された第一のメモリとを備える少な
くとも一つのユーザシステムと、サービス拠点に設けら
れ、コンピュータ周辺機器の第一のメモリに格納された
メンテナンスデータの読み出し書き込み動作の指示を含
むソーススクリプトファイルを作成するファイル作成手
段と、ファイル提供手段によってコンピュータに接続さ
れ、ファイル提供手段から情報を受信し、ファイル作成
手段によって作成されたソーススクリプトファイルをフ
ァイル提供手段に送信する第一のデータ送受信手段と、
を備え、 a.ファイル提供手段を介して第一のデータ送受信手段
から送信されたソーススクリプトファイルを受信し、フ
ァイル提供手段とコンピュータ周辺機器とにデータを転
送する第二のデータ送受信手段と、 b.ソーススクリプトファイルに含まれた指示の中から
コンピュータに接続されたコンピュータ周辺機器の機種
の指示を選択し、続いて、選択された指示を含む機種特
定スクリプトファイルを作成する選択手段と、 c.機種特定スクリプトファイルを格納する第二のメモ
リと、 d.選択された指示を含む機種特定スクリプトファイル
を第二のメモリにダウンロードするダウンロード手段
と、 e.機種特定スクリプトファイルが第二のメモリにダウ
ンロードされた後、ダウンロードされた機種特定スクリ
プトファイルをコンピュータ周辺機器に転送するための
メンテナンス用アプリケーションを適宜実行するメンテ
ナンス用アプリケーション実行手段と、をコンピュータ
に設け、 a.機種特定スクリプトファイルに含まれている選択さ
れた指示に従い、コンピュータ周辺機器の第一のメモリ
に格納されたメンテナンスデータの読み出し書き込み動
作を実行するメンテナンス実行手段と、 b.選択された指示に従いメンテナンスデータの読み出
し書き込み動作がメンテナンス実行手段によって適当に
なされたかどうかを判定し、その判定結果をコンピュー
タに転送する結果返送手段と、をコンピュータ周辺機器
に設けた、コンピュータ周辺機器のメンテナンスシステ
ムに関する発明である。
【0011】また、請求項25記載の発明は、少なくと
も一つのコンピュータと、このコンピュータに接続され
た少なくとも一つのコンピュータ周辺機器と、このコン
ピュータ周辺機器を特定する同一性情報とコンピュータ
周辺機器の動作条件を調整するプログラムされたパラメ
ータとを含むメンテナンスデータを格納するコンピュー
タ周辺機器に内蔵された第一のメモリとを備える少なく
とも一つのユーザシステムを備えるシステムにおいて、
コンピュータ周辺機器は、 a.サービス拠点に設けられ、コンピュータ周辺機器の
第一のメモリに格納されたメンテナンスデータの読み出
し書き込み動作の指示を含むソーススクリプトファイル
を作成し、 b.ファイル提供手段によってコンピュータに接続さ
れ、ファイル提供手段から情報を受信し、ファイル作成
手段によって作成されたソーススクリプトファイルをフ
ァイル提供手段に送信し、コンピュータは、 a.ファイル提供手段を介して第一のデータ送受信手段
から送信されたソーススクリプトファイルを受信し、 b.ソーススクリプトファイルに含まれた指示の中から
コンピュータに接続されたコンピュータ周辺機器の機種
の指示を選択し、続いて、選択された指示を含む機種特
定スクリプトファイルを作成し、 c.機種特定スクリプトファイルを第二のメモリに格納
し、 d.選択された指示を含む機種特定スクリプトファイル
を第二のメモリにダウンロードし、 e.機種特定スクリプトファイルが第二のメモリにダウ
ンロードされた後、ダウンロードされた機種特定スクリ
プトファイルをコンピュータ周辺機器に転送するための
メンテナンス用アプリケーションを適宜実行し、コンピ
ュータ周辺機器は、更に、 a.機種特定スクリプトファイルに含まれている選択さ
れた指示に従い、コンピュータ周辺機器の第一のメモリ
に格納されたメンテナンスデータの読み出し書き込み動
作を実行し、 b.選択された指示に従いメンテナンスデータの読み出
し書き込み動作がメンテナンス実行手段によって適当に
なされたかどうかを判定し、その判定結果をコンピュー
タに転送する、コンピュータ周辺機器のメンテナンス方
法の発明である。
【0012】請求項2記載の発明は、さらに、ファイル
作成手段により作成されるスクリプトファイルは、メン
テナンス内容に応じてそのメンテナンス内容が適用され
る機種を特定する対象機種情報を含み、多機能画像処理
周辺機器は、自機の機種情報を記憶した記憶部と、メン
テナンス実行手段による内部処理の実行に先立ち転送さ
れたスクリプファイル中の対象機種情報と前記記憶部中
の自機の機種情報との一致を照合する照合手段と、この
照合手段による照合の結果が一致するときには前記メン
テナンス実行手段による内部処理を続行し照合の結果が
不一致のときには前記メンテナンス実行手段による内部
処理を中断させる内部処理実行制御手段とを備えてい
る。
【0013】複数の機種向けのスクリプトファイル中か
らユーザが使用している自機の機種用のファイルを正し
く選択しないでメンテナンス作業を実行してしまった場
合には、誤ったメモリアドレスをアクセスしたり、正し
くないデータの読み書きを行ってしまう可能性がある
が、本発明においては、スクリプトファイル中には適用
される対象機種情報も含まれており、多機能画像処理周
辺機器内において自機の機種情報との照合を経て内部処
理の続行/中断が判断され、適合しない機種に関して正
しくないメンテナンス作業が実行されてしまう不都合を
生じない。
【0014】このような請求項2記載の発明の作用は、
請求項16及び26記載の発明においても奏される。
【0015】つまり、請求項16記載の発明は、請求項
15記載のコンピュータ周辺機器のメンテナンスシステ
ムにおいて、ソーススクリプトファイル及び機種特定ス
クリプトファイルに含まれたそれぞれの指示の一つはこ
の指示が適用されるコンピュータ周辺機器の機種を特定
するための機種特定情報を含み、第一のメモリに格納さ
れた同一性情報は機種同一性情報を含み、コンピュータ
周辺機器は、 a.メンテナンス実行手段がメンテナンスデータの読み
出し書き込みの少なくとも一方の動作を実行する前に、
コンピュータ周辺機器の第一のメモリに格納された同一
性情報に含まれた機種同一性情報に対して機種特定情報
を照合する照合手段と、 b.コンピュータ周辺機器の第一のメモリに格納された
同一性情報に含まれた機種同一性情報に対する機種特定
スクリプトファイルの指示に含まれた機種特定情報の照
合手段による照合の結果、照合することが確認された場
合にはメンテナンスデータの読み出し書き込み動作の実
行を継続し、照合することが確認できない場合にはメン
テナンスデータの読み出し書き込み動作の実行を停止す
る第一のメンテナンス実行制御手段と、を更に備える。
【0016】また、請求項26記載の発明は、ソースス
クリプトファイル及び機種特定スクリプトファイルに含
まれたそれぞれの指示の一つはこの指示が適用されるコ
ンピュータ周辺機器の機種を特定するための機種特定情
報を含み、第一のメモリに格納された同一性情報は機種
同一性情報を含む請求項25記載のシステムにおいて、 a.メンテナンスデータの読み出し書き込みの少なくと
も一方の動作を実行する前に、コンピュータ周辺機器の
第一のメモリに格納された同一性情報に含まれた機種同
一性情報に対して機種特定情報を照合し、 b.コンピュータ周辺機器の第一のメモリに格納された
同一性情報に含まれた機種同一性情報に対する機種特定
スクリプトファイルの指示に含まれた機種特定情報の照
合手段による照合の結果、照合することが確認された場
合にはメンテナンスデータの読み出し書き込み動作の実
行を継続し、照合することが確認できない場合にはメン
テナンスデータの読み出し書き込み動作の実行を停止す
る。
【0017】請求項3記載の発明は、コンピュータは、
メンテナンス実行手段による内部処理の実行後に多機能
画像処理周辺機器に対して任意に復元要求を出力する復
元要求指示手段を備え、前記多機能画像処理周辺機器
は、メンテナンス実行手段により実行される内部処理の
スクリプトファイルの内容がこの多機能画像処理周辺機
器中のメモリ内容書換えの場合にはその書換個所のアド
レスとメモリ内容とを一旦保存用メモリに格納させてか
ら書換個所のメモリ内容の書換えを実行させるメンテナ
ンス実行制御手段と、前記復元要求指示手段により復元
要求が出されたときには前記保存用メモリに格納させた
アドレス及びメモリ内容に基づき前記メモリに対する復
元動作を実行する復元処理手段とを備えている。
【0018】多機能画像処理周辺機器におけるメンテナ
ンス作業は多機能画像処理周辺機器中のメモリ内容を書
き換えることを主体に行われるが、スクリプトファイル
の内容に従いメモリ内容の書換えを行った後、そのメン
テナンス実行前の状態に戻す必要がある場合には、書換
え前のメモリ内容が保存用メモリに退避されて残ってい
るので、復元要求指示を出すことによりこの保存用メモ
リに格納されているメモリ内容に基づく復元処理を確実
に行える。
【0019】このような請求項3記載の発明の作用は、
請求項17及び27記載の発明においても奏される。
【0020】つまり、請求項17記載の発明は、請求項
15記載のコンピュータ周辺機器のメンテナンスシステ
ムにおいて、機種特定スクリプトファイルに含まれてい
る選択された指示がコンピュータ周辺機器のメモリに格
納されたメンテナンスデータの書き込み動作を指示する
場合、選択された指示は、メンテナンスデータ変更のた
めの置換データと、第一のメモリ中で変更されるメンテ
ナンスデータの位置を特定するメモリアドレスとを含
み、コンピュータは、メンテナンス実行手段がメンテナ
ンスデータの読み出し書き込み動作を実行した後に、コ
ンピュータ周辺機器にその状態を前の状態に復元する状
態復元コマンドを適宜送信する第一の状態復元指示手段
を備え、コンピュータ周辺機器は、 a.メモリアドレスを含み、機種特定スクリプトファイ
ルの指示に含まれ、そして、データに連関する情報を格
納する第三のメモリと、 b.選択された指示が置換データ及びメモリアドレスを
用いてメンテナンスデータの書き込み動作を指示してい
るかどうかを判定し、選択された指示が書き込み動作の
実行であると判定された場合にはメモリアドレス及びメ
ンテナンスデータの現在の状態を表すデータを第三のメ
モリに格納し、メンテナンス実行手段に置換データ及び
メモリアドレスを用いてメンテナンスデータの書き込み
動作を実行させる第二にメンテナンス実行制御手段と、 c.コンピュータ周辺機器がコンピュータの第一の状態
格納指示手段から送信された状態格納コマンドを受信し
た場合、第三のメモリに格納されたメモリアドレス及び
前状態を用いて第一のメモリに格納されたメンテナンス
データの状態を前データに復元する第一の状態復元手段
と、を備える。
【0021】また、請求項27記載の発明は、機種特定
スクリプトファイルに含まれている選択された指示がコ
ンピュータ周辺機器のメモリに格納されたメンテナンス
データの書き込み動作を指示する場合、選択された指示
は、メンテナンスデータ変更のための置換データと、第
一のメモリ中で変更されるメンテナンスデータの位置を
特定するメモリアドレスとを含む請求項25記載のシス
テムにおいて、コンピュータは、メンテナンス実行手段
がメンテナンスデータの読み出し書き込み動作を実行し
た後に、コンピュータ周辺機器にその状態を前の状態に
復元する状態復元コマンドを適宜送信し、コンピュータ
周辺機器は、 a.メモリアドレスを含み、機種特定スクリプトファイ
ルの指示に含まれ、そして、データに連関する情報を第
三のメモリに格納し、 b.選択された指示が置換データ及びメモリアドレスを
用いてメンテナンスデータの書き込み動作を指示してい
るかどうかを判定し、選択された指示が書き込み動作の
実行であると判定された場合にはメモリアドレス及びメ
ンテナンスデータの現在の状態を表すデータを第三のメ
モリに格納し、置換データ及びメモリアドレスを用いて
メンテナンスデータの書き込み動作を実行させ、 c.コンピュータ周辺機器がコンピュータの第一の状態
格納指示手段から送信された状態格納コマンドを受信し
た場合、第三のメモリに格納されたメモリアドレス及び
前状態を用いて第一のメモリに格納されたメンテナンス
データの状態を前データに復元する。
【0022】請求項4記載の発明は、多機能画像処理周
辺機器は、メンテナンス実行手段により実行される内部
処理のスクリプトファイルの内容がこの多機能画像処理
周辺機器中のメモリ内容書換えの場合にはその書換個所
のアドレスと書換え前のメモリ内容とをコンピュータへ
転送する前情報転送手段を備え、前記コンピュータは、
前記前情報転送手段により転送されたアドレスとメモリ
内容とを該当するスクリプトファイルに関連付けてファ
イルに保存するファイル形式保存手段と、前記メンテナ
ンス実行手段による内部処理の実行後に前記多機能画像
処理周辺機器に対して所望のアドレスとメモリ内容とに
関する復元要求を任意に出力する復元要求指示手段とを
備え、前記多機能画像処理周辺機器は、前記復元要求指
示手段により復元要求が出されたときには前記ファイル
形式保存手段に保存されているファイル中から指定され
た所望のアドレス及びメモリ内容に基づき前記メモリに
対する復元動作を実行する復元処理手段を備えている。
【0023】書換え前のメモリ内容を多機能画像処理周
辺機器内において保存用メモリに保存しておく場合、そ
の容量が限られているため、例えば、何度か前における
メンテナンス実行以前の状態に戻す必要があるようなケ
ースに対しては十分なメモリ容量を必要とする。この
点、本発明においては、コンピュータ側に書換個所のア
ドレスと書換え前のメモリ内容とを転送してファイル形
式で保存しておくので、コンピュータの持つハードディ
スク等を利用して大量にバックアップしておくことがで
き、任意の時点で行ったメンテンス実行以前の状態への
復帰を任意に行うことができる。
【0024】このような請求項4記載の発明の作用は、
請求項18及び28記載の発明においても奏される。
【0025】つまり、請求項18記載の発明は、請求項
15記載のコンピュータ周辺機器のメンテナンスシステ
ムにおいて、機種特定スクリプトファイルに含まれてい
る選択された指示がコンピュータ周辺機器のメモリに格
納されたメンテナンスデータの書き込み動作を指示する
場合、選択された指示は、メンテナンスデータ変更のた
めの置換データと、第一のメモリ中で変更されるメンテ
ナンスデータの位置を特定するメモリアドレスとを含
み、コンピュータ周辺機器は、選択された指示が置換デ
ータ及びメモリアドレスを用いてメンテナンスデータの
書き込み動作を指示しているかどうかを判定し、選択さ
れた指示が書き込み動作の実行であると判定された場
合、メモリアドレス及びこのメモリアドレスによって特
定された位置において第一のメモリに格納されたメンテ
ナンスデータの現在の状態をコンピュータに転送し、メ
ンテナンス実行手段に置換データ及びメモリアドレスを
用いてメンテナンスデータの書き込み動作を実行させる
第三のメンテナンス実行制御手段を備え、コンピュータ
は、 a.予め決められた形式にデータを格納する第四のメモ
リと、 b.第三のメンテナンス実行制御手段によって送信され
たメモリアドレス及び前状態を表すデータを予め決めら
れたファイル形式にリフォーマットし、メモリアドレ及
び現在状態を表すリフォーマットされたデータを機種特
定スクリプトファイルに含まれる選択された指示に関連
付けて第四のメモリに格納する第一のデータリフォーマ
ット手段と、 c.メンテナンス実行手段がメンテナンスデータの読み
出し書き込み動作を実行した後で、メモリアドレスでメ
ンテナンスデータを前状態に復帰するために状態復帰コ
マンドをコンピュータ周辺機器に送信し、コンピュータ
の第四のメモリに格納された前状態にコンピュータ周辺
機器の状態を復帰させる第二の状態復帰指示手段と、を
備え、コンピュータ周辺機器は、コンピュータの第一の
状態格納指示手段から送信された状態格納コマンドを受
信した場合、メモリアドレス及びコンピュータの第四の
メモリに予め決められたファイル形式で格納された前状
態を用いて第一のメモリに格納されたメンテナンスデー
タの状態を前状態に復元する第二の状態復元手段を備え
る。
【0026】また、請求項28記載の発明は、機種特定
スクリプトファイルに含まれている選択された指示がコ
ンピュータ周辺機器のメモリに格納されたメンテナンス
データの書き込み動作を指示する場合、選択された指示
は、メンテナンスデータ変更のための置換データと、第
一のメモリ中で変更されるメンテナンスデータの位置を
特定するメモリアドレスとを含む請求項25記載のシス
テムにおいて、コンピュータ周辺機器は、選択された指
示が置換データ及びメモリアドレスを用いてメンテナン
スデータの書き込み動作を指示しているかどうかを判定
し、選択された指示が書き込み動作の実行であると判定
された場合、メモリアドレス及びこのメモリアドレスに
よって特定された位置において第一のメモリに格納され
たメンテナンスデータの現在の状態をコンピュータに転
送し、メンテナンスデータ書き込み動作の実行過程で置
換データ及びメモリアドレスを用いてメンテナンスデー
タの書き込み動作を実行させ、コンピュータは、 a.予め決められた形式にデータを第四のメモリに格納
し、 b.送信過程によって送信されたメモリアドレス及び前
状態を表すデータを予め決められたファイル形式にリフ
ォーマットし、メモリアドレ及び現在状態を表すリフォ
ーマットされたデータを機種特定スクリプトファイルに
含まれる選択された指示に関連付けて第四のメモリに格
納し、 c.メンテナンスデータ読み出し書き込み実行過程でメ
ンテナンスデータの読み出し書き込み動作が実行された
後、メモリアドレスでメンテナンスデータを前状態に復
帰するために状態復帰コマンドをコンピュータ周辺機器
に送信し、コンピュータの第四のメモリに格納された前
状態にコンピュータ周辺機器の状態を復帰させ、コンピ
ュータ周辺機器は、更に、コンピュータからの送信過程
で送信された状態格納コマンドを受信した場合、メモリ
アドレス及びコンピュータの第四のメモリに予め決めら
れたファイル形式で格納された前状態を用いて第一のメ
モリに格納されたメンテナンスデータの状態を前状態に
復元する。
【0027】請求項5記載の発明は、ファイル作成手段
により作成されるスクリプトファイルは、多機能画像処
理周辺機器中のメモリ内容書換えに関するファイルの場
合にはその書換えがバイト単位の書換えであるか、1又
は複数のビットのみの書換えであるかの情報を含み、前
記多機能画像処理周辺機器は、1又は複数のビットのみ
の書換えである旨の情報を含む多機能画像処理周辺機器
中のメモリ内容書換えに関するスクリプトファイルに応
じた内部処理の実行時には指定されたアドレスの指定さ
れたビット情報をチェックしてその書換えを実行するビ
ット単位処理手段を備えている。
【0028】スクリプトファイルの内容が多機能画像処
理周辺機器中のメモリ内容書換えの場合において、その
内容が特定アドレスの特定ビットのみの書換えだけであ
っても、バイト単位の書換えとして処理すると、本来的
には書換えの必要のないビット部分についてもチェック
ないしは同一データの上書きなる不要な処理が増えてし
まう。この点、本発明においては、書換え形態がバイト
単位の書換えかビット単位の書換えかの情報をスクリプ
トファイル中に含んでいるので、ビット単位の書換えの
場合であれば多機能画像処理周辺機器側での判断でビッ
ト単位処理手段により必要最小限の書換え処理として済
ませることができる。
【0029】このような請求項5記載の発明の作用は、
請求項19及び29記載の発明においても奏される。
【0030】つまり、請求項19記載の発明は、請求項
15記載のコンピュータ周辺機器のメンテナンスシステ
ムにおいて、機種特定スクリプトファイルに含まれた選
択された指示がコンピュータ周辺機器の第一のメモリに
格納されたメンテナンスデータの書き込み動作を指示す
る場合、選択された指示は、 a.メンテナンスデータを変更する置換データと、 b.第一のメモリ中で変更されるメンテナンスデータの
位置を特定するメモリアドレスと、 c.メモリアドレス中の対象ビットと、 d.バイト単位又はビット単位の何れか一方の書き込み
動作と、を含み、コンピュータ周辺機器は、第一のメモ
リ中のメモリアドレスの対象ビットでメンテナンスデー
タ中のデータを検査し、第一のメモリ中のメモリアドレ
スの対象ビットでのメンテナンスデータ中のデータが置
換データと相違する場合のみ、置換データを用いて第一
のメモリ中のメモリアドレスの対象ビットでのメンテナ
ンスデータ中のデータを書き込む第一のビット単位書き
込み手段を備える。
【0031】また、請求項29記載の発明は、機種特定
スクリプトファイルに含まれた選択された指示がコンピ
ュータ周辺機器の第一のメモリに格納されたメンテナン
スデータの書き込み動作を指示する場合、選択された指
示は、 a.メンテナンスデータを変更する置換データと、 b.第一のメモリ中で変更されるメンテナンスデータの
位置を特定するメモリアドレスと、 c.メモリアドレス中の対象ビットと、 d.バイト単位又はビット単位の何れか一方の書き込み
動作と、を含む請求項25記載のシステムにおいて、コ
ンピュータ周辺機器は、第一のメモリ中のメモリアドレ
スの対象ビットでメンテナンスデータ中のデータを検査
し、第一のメモリ中のメモリアドレスの対象ビットでの
メンテナンスデータ中のデータが置換データと相違する
場合のみ、置換データを用いて第一のメモリ中のメモリ
アドレスの対象ビットでのメンテナンスデータ中のデー
タを書き込む。
【0032】請求項6記載の発明は、コンピュータは、
スクリプトファイルの内容が多機能画像処理周辺機器中
のメモリ内容書換えを伴う場合には書換個所のアドレス
における書換え前のメモリ内容を前記多機能画像処理周
辺機器中から転送させる転送要求を出力する読出転送要
求手段と、その転送要求に応じて転送されたメモリ内容
に関して前記スクリプトファイルの内容に応じたデータ
置換処理をビット単位で施して前記多機能画像処理周辺
機器側の前記書換個所のアドレスに返す変更後書換実行
手段とを備え、前記多機能画像処理周辺機器は、前記読
出転送要求手段による転送要求の出力を受けたときに書
換え前のメモリ内容を前記コンピュータへ転送する転送
手段を備えている。
【0033】従って、請求項5記載の発明の場合と同様
にビット単位の処理が可能であるが、本発明の場合に
は、コンピュータ側での判断及びビット単位でのデータ
置換処理にて対処することができる。
【0034】このような請求項6記載の発明の作用は、
請求項20及び30記載の発明においても奏される。
【0035】つまり、請求項20記載の発明は、請求項
15記載のコンピュータ周辺機器のメンテナンスシステ
ムにおいて、機種特定スクリプトファイルに含まれた選
択された指示がコンピュータ周辺機器の第一のメモリ中
に格納されたメンテナンスデータの書き込み動作を指示
する場合、選択された指示は、 a.メンテナンスデータを変更する置換データと、 b.第一のメモリ中で変更されるメンテナンスデータの
位置を特定するメモリアドレスと、 c.メモリアドレス中の対象ビットと、 d.バイト単位又はビット単位の何れか一方の書き込み
動作と、を含み、コンピュータは、 a.第五のメモリと、 b.選択された指示が置換データとメモリアドレスとメ
モリアドレス中の対象ビットとを用いたメンテナンスデ
ータの書き込み動作を指示するかどうかを判定し、その
判定結果が肯定的である場合には、コンピュータ周辺機
器に、メモリアドレスによって特定された位置でコンピ
ュータ周辺機器の第一のメモリに格納されたメンテナン
スデータをコンピュータの第五のメモリに転送すること
を要求する第五のメンテナンスデータ要求手段と、を備
え、コンピュータ周辺機器は、メモリアドレスによって
特定された位置でコンピュータ周辺機器の第一のメモリ
に格納されたメンテナンスデータをコンピュータの第五
のメモリに転送する第一のメンテナンスデータ転送手段
を備え、コンピュータは、対象ビット及びメモリアドレ
スによって特定された位置でコンピュータの第五のメモ
リに格納されたメンテナンスデータ中のデータを検査
し、第五のメモリ中のメモリアドレスの対象ビットでの
メンテナンスデータ中のデータが置換データと相違する
場合にのみ、選択された指示に従い置換データを用いて
メモリアドレスの対象ビットでのメンテナンスデータ中
のデータを書き込み、メンテナンス実行手段がメンテナ
ンスデータの書き込み動作を実行するようにコンピュー
タ周辺機器に書き込まれたメンテナンスデータを返送す
る第二のビット単位データ書き込み手段を備える。
【0036】また、請求項30記載の発明は、機種特定
スクリプトファイルに含まれた選択された指示がコンピ
ュータ周辺機器の第一のメモリ中に格納されたメンテナ
ンスデータの書き込み動作を指示する場合、選択された
指示は、 a.メンテナンスデータを変更する置換データと、 b.第一のメモリ中で変更されるメンテナンスデータの
位置を特定するメモリアドレスと、 c.メモリアドレス中の対象ビットと、 d.バイト単位又はビット単位の何れか一方の書き込み
動作と、を含み、コンピュータが第五のメモリを備える
請求項25記載のシステムにおいて、コンピュータは、 a.選択された指示が置換データとメモリアドレスとメ
モリアドレス中の対象ビットとを用いたメンテナンスデ
ータの書き込み動作を指示するかどうかを判定し、 b.その判定結果が肯定的である場合には、コンピュー
タ周辺機器に、メモリアドレスによって特定された位置
でコンピュータ周辺機器の第一のメモリに格納されたメ
ンテナンスデータをコンピュータの第五のメモリに転送
することを要求し、コンピュータ周辺機器は、メモリア
ドレスによって特定された位置でコンピュータ周辺機器
の第一のメモリに格納されたメンテナンスデータをコン
ピュータの第五のメモリに転送し、コンピュータ周辺機
器は、 a.対象ビット及びメモリアドレスによって特定された
位置でコンピュータの第五のメモリに格納されたメンテ
ナンスデータ中のデータを検査し、第五のメモリ中のメ
モリアドレスの対象ビットでのメンテナンスデータ中の
データが置換データと相違する場合にのみ、選択された
指示に従い置換データを用いてメモリアドレスの対象ビ
ットでのメンテナンスデータ中のデータを書き込み、 b.メンテナンスデータの書き込み動作を実行するよう
にコンピュータ周辺機器に書き込まれたメンテナンスデ
ータを返送する。
【0037】請求項7記載の発明は、ファイル作成手段
により作成されるスクリプトファイルは、多機能画像処
理周辺機器中のメモリ内容書換えに関するファイルの場
合には書換え情報としてそれまでの設定内容との差分情
報を含んでいる。
【0038】インタネットのWEBのページ上、或い
は、パソコン通信ネットワーク上に登録されているスク
リプトファイルを用いることにより、機器の設定が可能
となるが、例えば、モデムの送出レベル、国毎に元の設
定内容が違う項目の微調整を行なわせるスクリプトファ
イルを作成しようとすると元の設定を考慮した変更が必
要となる。例えば、レベルを1dB上げたい場合におい
て、元の設定が−15dBであれば−14dBとなり、
元の設定が−10dBであれば−9dBとなる。つま
り、−14dBに変更させるスクリプトファイルと−9
dBに変更させるスクリプトファイルとが必要となる。
このようなスクリプトファイルは、対応する国と地域の
数だけ用意しなければならず、インタネットのWEBの
ページ上で全ての地域の全ての機種に関してサポートし
ようとすると、膨大な数のスクリプトファイルを用意し
なければならなくなる。この点、本発明においては、ス
クリプトファイルの書換え情報がそれまでの設定内容と
の差分情報を含んでいるので、少ないスクリプトファイ
ルで元の設定内容の違う地域向けの機種の設定変更が可
能となる。即ち、連続値を設定できるようなパラメータ
の内容を「1つ上げる」「2つ下げる」等の差分情報を
含む書換え情報でスクリプトファイルを共通化させるこ
とができ、全世界に共通なスクリプトファイルとなる。
【0039】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明中のスクリプトファイル中に含まれる差分情報は、そ
の差分情報に基づき書換えられる設定の上限値と下限値
との少なくとも一方が設定自在であり、多機能画像処理
周辺機器又はコンピュータは、差分情報に基づく書換え
後の設定内容が上限値を上回り又は下限値を下回る場合
にはメモリ内容の書換えを禁止させる内部処理実行制御
手段を備えている。
【0040】従って、単にスクリプトファイル中に書換
え情報として差分情報を含む場合には、モデムの送出レ
ベルなどが国によって、その設定の上限と下限とが制限
されることがあるが、本発明においては、設定の上限値
と下限値との少なくとも一方が差分情報において設定自
在であるので、設定が許容範囲外になるようなことはな
い。書換えを禁止させる内部処理実行制御手段の機能
は、多機能画像処理周辺機器側に持たせてもコンピュー
タ側に持たせてもよい。
【0041】請求項9記載の発明は、請求項7又は8記
載の発明において、ファイル作成手段により作成される
スクリプトファイルは、そのスクリプトファイルの適用
を1回のみに制限する履歴情報の記憶部を含んでいる。
従って、同一のスクリプトファイルは1回しか適用でき
ないので、範囲外となるような設定が繰り返されること
はない。
【0042】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、ファイル作成手段により作成されるスク
リプトファイルは、そのスクリプトファイルの適用を許
容するためのパスワード情報を含んでいる。
【0043】機器の設定の変更に関しては、一般的に
は、あまり変更すべきでないパラメータや、ユーザによ
って自由に書換えられないほうがよいパラメータも存在
するが、このようなパラメータに関しても変更せざるを
得ないケースもある。この点、本発明においては、基本
的にスクリプトファイル中にその適用を許容するパスワ
ード情報を含むことにより、ユーザが勝手にスクリプト
ファイルを適用できないものとし、サービスマン等の判
断により必要とするユーザにのみそのパスワードを教え
ることによりそのスクリプトファイルの適用が可能とな
る。
【0044】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の発明において、スクリプトファイル中のパスワード情
報は、設定値の上限情報と下限情報との少なくとも一方
を含んでいる。従って、同一のスクリプトファイルであ
っても、サービスマン等が教えるパスワードに応じて設
定できる上限と下限とを調整できる。
【0045】請求項12記載の発明は、多機能画像処理
周辺機器は、自機に関する状態情報、エラー履歴、故障
診断等に関する状態類情報をアドレス情報とともに記憶
する状態類情報記憶部を備え、ファイル作成手段により
作成されるスクリプトファイルは、前記多機能画像処理
周辺機器内で前記状態情報記憶部に記憶されている状態
類情報に関して読み出すべきアドレス情報を任意に含
み、前記多機能画像処理周辺機器は、また、状態類情報
に関して読み出すべきアドレス情報を含むスクリプトフ
ァイルに伴う内部処理実行時にはそのアドレス情報にお
ける状態類情報を読み出してコンピュータに出力する状
態類情報取出手段を備え、前記コンピュータは、前記状
態類情報取出手段により出力された状態類情報をファイ
ルに保存する状態類情報ファイル保存手段を備えてい
る。
【0046】従って、スクリプトファイル中に状態類情
報を読み出すべきアドレス情報を含めておくことによ
り、多機能画像処理周辺機器において状態類情報記憶部
に記憶されている自機に関する状態類情報をコンピュー
タ側に取り出すことができ、多機能画像処理周辺機器に
対する各種設定だけでなく、状態類情報に基づく状態把
握、エラー履歴、故障診断等に供することができる。
【0047】このような請求項12記載の発明の作用
は、請求項21及び31記載の発明においても奏され
る。
【0048】つまり、請求項21記載の発明は、請求項
15記載のコンピュータ周辺機器のメンテナンスシステ
ムにおいて、コンピュータ周辺機器の第一のメモリに格
納されたメンテナンスデータは、動作条件ステータス、
エラーステータス、技術的変更の履歴及び技術的データ
であり、機種特定スクリプトファイルに含まれた選択さ
れた指示は、メンテナンスデータの所望情報が格納され
たコンピュータ周辺機器の第一のメモリ中のメンテナン
スデータの位置を特定するアドレス情報を含み、コンピ
ュータ周辺機器は、選択された指示がコンピュータ周辺
機器の第一のメモリに格納されたメンテナンスデータの
読み出し動作を指示するかどうかを判定し、選択された
指示に含まれたアドレス情報によって特定された位置で
第五のメモリに格納されたメンテナンスデータを読み出
し、指示が読み出し動作を指示する場合には読み出した
メンテナンスデータをコンピュータに転送する第二のメ
ンテナンスデータ転送手段を備え、コンピュータは、 a.予め決められたファイル形式でデータを格納する第
六のメモリと、 b.第二のメンテナンスデータ転送手段によって転送さ
れたメンテナンスデータを受信し、受信したメンテナン
スデータを予め決められたファイル形式にリフォーマッ
トし、リフォーマットされたメンテナンスデータを第六
のメモリに転送する第二のデータリフォーマット手段
と、を備える。
【0049】また、請求項31記載の発明は、コンピュ
ータ周辺機器の第一のメモリに格納されたメンテナンス
データは、動作条件ステータス、エラーステータス、技
術的変更の履歴及び技術的データであり、機種特定スク
リプトファイルに含まれた選択された指示は、メンテナ
ンスデータの所望情報が格納されたコンピュータ周辺機
器の第一のメモリ中のメンテナンスデータの位置を特定
するアドレス情報を含む請求項25記載のシステムにお
いて、コンピュータ周辺機器は、 a.選択された指示がコンピュータ周辺機器の第一のメ
モリに格納されたメンテナンスデータの読み出し動作を
指示するかどうかを判定し、 b.選択された指示に含まれたアドレス情報によって特
定された位置で第五のメモリに格納されたメンテナンス
データを読み出し、 c.指示が読み出し動作を指示する場合には読み出した
メンテナンスデータをコンピュータに転送し、コンピュ
ータは、 a.予め決められたファイル形式で第六のメモリにデー
タを格納し、 b.第二のメンテナンスデータ転送手段によって転送さ
れたメンテナンスデータを受信し、 c.受信したメンテナンスデータを予め決められたファ
イル形式にリフォーマットし、 d.リフォーマットされたメンテナンスデータを第六の
メモリに転送する。
【0050】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の発明に加えて、サービス拠点に設けられて、そのサー
ビス拠点へフィードバックさせるためのアクセス情報を
含むアクセスリストファイルを作成するアクセスファイ
ル作成手段と、このアクセスファイル作成手段により作
成されたアクセスリストファイルを前記サービス拠点か
らコンピュータに提供するアクセスファイル提供手段
と、前記コンピュータ中に設けられて、前記アクセスフ
ァイル提供手段により提供されたアクセスリストファイ
ル中から任意のアクセス方法を選択するアクセス方法選
択手段と、前記コンピュータ中に設けられて、フィード
バックすべき状態類情報のファイルを前記アクセス方法
選択手段により選択されたアクセス方法に従い前記サー
ビス拠点に送出する状態類情報フィードバック手段とを
備えている。
【0051】従って、サービス拠点へフィードバックさ
せるためのアクセス情報を含むアクセスリストファイル
が用意され、アクセスファイル提供手段を通じてこのア
クセスリストファイルをスクリプトファイルとともにコ
ンピュータ上に入手することにより、スクリプトファイ
ルに伴う処理実行後に多機能画像処理周辺機器から取り
出した状態類情報を、コンピュータからサービス拠点に
簡単にフィードバックさせることができる。
【0052】このような請求項13記載の発明の作用
は、請求項22及び32記載の発明においても奏され
る。
【0053】すなわち、請求項22記載の発明は、請求
項21記載のコンピュータ周辺機器のメンテナンスシス
テムにおいて、サービス拠点に設けられて選択的に用い
られる複数のアクセス手段を含むアクセス手段ファイル
を作成し、第一の送受信手段を用いてファイル提供手段
にアクセス手段ファイルを転送するアクセス手段ファイ
ル作成手段を備え、コンピュータは、 a.ファイル提供手段を介して受信したアクセス手段フ
ァイルリストに含まれている複数のアクセス手段のうち
からアクセス手段を選択し、選択されたアクセス手段に
従いファイル転送条件を提供するアクセス手段選択手段
と、 b.ファイル転送条件が選択されたアクセス手段に従い
提供されたかどうかを判定し、ファイル提供手段を介
し、提供されたアクセス手段及び第二の送受信手段を用
いてサービス拠点にコンピュータ周辺機器のメンテナン
スデータファイルを転送するメンテナンスデータファイ
ル転送手段と、を備える。
【0054】また、請求項32記載の発明は、請求項3
1記載のコンピュータ周辺機器のメンテナンス方法にお
いて、コンピュータ周辺機器は、 a.サービス拠点に設けられて選択的に用いられる複数
のアクセス手段を含むアクセス手段ファイルを作成し、 b.第一の送受信手段を用いてファイル提供手段にアク
セス手段ファイルを転送し、コンピュータは、 a.ファイル提供手段を介して受信したアクセス手段フ
ァイルリストに含まれている複数のアクセス手段のうち
からアクセス手段を選択し、 b.選択されたアクセス手段に従いファイル転送条件を
提供し、 c.ファイル転送条件が選択されたアクセス手段に従い
提供されたかどうかを判定し、 d.ファイル提供手段を介し、提供されたアクセス手段
及びファイル提供手段を用いてサービス拠点にコンピュ
ータ周辺機器のメンテナンスデータファイルを転送す
る。
【0055】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の発明に加えて、コンピュータは、自機によるアクセス
方法が使用中若しくはアクセス方法を持たない場合には
アクセスファイル提供手段により提供されたアクセスリ
ストファイル中からサービス拠点に対するファクシミリ
番号を抽出して多機能画像処理周辺機器へ転送するファ
クシミリ番号転送手段を備え、前記多機能画像処理周辺
機器は、このファクシミリ番号転送手段によりファクシ
ミリ番号が転送されたときには自機のフィードバックす
べき状態類情報を自機のファクシミリモデムを通じて前
記ファクシミリ番号先にファクシミリモデムを用いたデ
ータ送信若しくは画情報送信する状態類情報ファクシミ
リ送信手段を備えている。
【0056】従って、コンピュータが自機によるアクセ
ス方法が使用中、例えば、インタネットへ電子メールを
出している最中、データモデムが接続中である、若しく
は、アクセス方法を持たない、例えば、コンピュータに
モデムやネットワークが接続されていない等の状況の場
合には、多機能画像処理周辺機器の有するファクシミリ
モデムを利用することにより多機能画像処理周辺機器側
からサービス拠点に対して状態類情報をフィードバック
させることができ、自機によるアクセス方法が使用中で
あることやアクセス方法を持たないことによる不都合を
生じない。
【0057】このような請求項14記載の発明の作用
は、請求項23及び33記載の発明においても奏され
る。
【0058】請求項23記載の発明は、請求項22記載
のコンピュータ周辺機器のメンテナンスシステムにおい
て、アクセス手段選択手段は、アクセス手段ファイルを
受信すると直ぐにアクセス手段ファイルに含まれている
サービス拠点のファクシミリ装置のファクシミリ番号を
自動的に検索して格納し、コンピュータは、 a.メンテナンスデータファイルが第六のメモリに格納
された場合、アクセス手段がビジーであるかどうか、フ
ァクシミリ番号がアクセス手段選択手段によって格納さ
れたかどうかを判定し、 b.アクセス手段がビジーであってファクシミリ番号が
格納された場合、ファクシミリ番号及びメンテナンスデ
ータファイルをコンピュータ周辺機器に転送し、 c.アクセス手段がビジーではなくファクシミリ番号が
格納されない場合、第二の送受信手段を用いてファイル
提供手段にメンテナンスデータを転送するメンテナンス
データファイル転送手段を起動する、ファクシミリ番号
転送手段を備え、コンピュータ周辺機器は、 a.ファクシミリモデムと、 b.ファクシミリ番号転送手段によって送信されたファ
クシミリ番号及びメンテナンスデータファイルを受信す
ると直ぐに、ファクシミリモデムを介してファクシミリ
番号転送手段によって転送されたファクシミリ番号を用
いてサービス拠点に設置されたファクシミリ装置に対
し、ファクシミリ番号転送手段によって送信されたコン
ピュータ周辺機器のメンテナンスデータファイルを転送
するメンテナンスデータファイルファクシミリ転送手段
と、を備える。
【0059】また、請求項33記載の発明は、請求項3
2記載のコンピュータ周辺機器のメンテナンス方法にお
いて、コンピュータは、 a.アクセス手段ファイルを受信すると直ぐにアクセス
手段ファイルに含まれているサービス拠点のファクシミ
リ装置のファクシミリ番号を自動的に検索して格納し、 b.メンテナンスデータファイルが第六のメモリに格納
された場合、アクセス手段がビジーであるかどうか、フ
ァクシミリ番号がアクセス手段選択手段によって格納さ
れたかどうかを判定し、 c.アクセス手段がビジーであってファクシミリ番号が
格納された場合、ファクシミリ番号及びメンテナンスデ
ータファイルをコンピュータ周辺機器に転送し、 d.アクセス手段がビジーではなくファクシミリ番号が
格納されない場合、第二の送受信手段を用いてファイル
提供手段にメンテナンスデータを転送し、コンピュータ
周辺機器は、ファクシミリ番号転送手段によって送信さ
れたファクシミリ番号及びメンテナンスデータファイル
を受信すると直ぐに、ファクシミリモデムを介してファ
クシミリ番号転送手段によって転送されたファクシミリ
番号を用いてサービス拠点に設置されたファクシミリ装
置に対し、ファクシミリ番号転送手段によって送信され
たコンピュータ周辺機器のメンテナンスデータファイル
を転送する。
【0060】そして、請求項15ないし23、及び、請
求項25ないし33記載の発明において、コンピュータ
としては、標準的なオペレーティングシステムを含む標
準的なパーソナルコンピュータを用いることができ、コ
ンピュータ周辺機器としては、スキャニング機能と印刷
機能とファクシミリ機能と複写機能との少なくとも一つ
を選択的に含む多機能画像処理周辺機器を用いることが
できる。
【0061】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図5に基づいて説明する。本実施の形態は、コン
ピュータ周辺機器としてMFP1が用いられ、このMF
P1に対するリモートメンテナンスシステム2000と
してシステム構成されている。まず、MFP1に関して
その機構的な構成については図示を省略し、例えば、原
稿画像を光電変換して読み取るスキャナ部と画像データ
に基づき用紙に印字出力するプリンタ部とファクシミリ
回線に接続されてデータを送受信するFAXモデム(フ
ァクシミリモデム)を適宜備えている。そして、ユーザ
領域Aにおいて、MFP1にはセントロニクス規格によ
る接続手段2を介して当該ユーザ所有のコンピュータで
あるパソコン3が接続されている。
【0062】ここで、MFP1は、各種設定情報、その
他の情報が書換え自在に格納されるメモリとしての第一
のメモリ103を最低限の要素として備えている。この
第一のメモリ103には、メンテナンス情報及び内容が
格納される。メンテナンス情報及び内容としては、例え
ば、MFP1の機種、そのバージョン、実行された技術
的変更の履歴、機器の動作状態を調整するためのプログ
ラムされた各種のパラメータ、各種のエラーステータス
等が第一のメモリ103に格納される。MFP1の機種
は、一般的に、機器の構造や、要求される電源及び使用
言語を表す指定国を特定する。機器バージョンは、一般
的に、製造時期及び場所、技術水準等を特定する。この
ような各種の情報を格納するMFP1中の第一のメモリ
103としては、不揮発性のRAMやROM、フラッシ
ュROM、EEPROM等のような書換え可能なROM
が用いられている。
【0063】一方、サービス拠点Bにはサービス局パソ
コン4が用意されており、このサービス局パソコン4と
パソコン3との間がファイル提供手段5により結ばれて
いる。このファイル提供手段5の手法としては、インタ
ネット5aにおけるWEB、パソコン通信ネットワーク
5b、フロッピディスク(FD)5cの配布、電話回線
5dを通じたデータモデムによる直接接続、等を利用す
ればよい。この他、パソコン3が有するデータモデムで
サービス局パソコン4に取りに行く手法であってもよ
い。
【0064】図2は、リモートメンテナンスシステム2
000のブロック図である。MFP1、パソコン3及び
サービス局パソコン4は、各々図示しないCPUを備え
ており、各々の図示しないROM等に格納されたプログ
ラムに従い各種の処理・制御を実行する。このような処
理・制御を実行するために、MFP1、パソコン3及び
サービス局パソコン4は、それぞれ、前記のCPU及び
ROMを主体として構成される第一の制御ユニット10
1,第二の制御ユニット301,第三の制御ユニット4
01を備え、これらの制御ユニット101,301,4
01と他の各部(CPU及びROMを主体として構成さ
れる)とを接続するためのシステムバス102,30
2,402を備える。そして、各制御ユニット101,
301,401が他の各部と協働して実行する処理・制
御に関する機能の一種として、本実施の形態では、ファ
イル作成手段、ダウンロード手段、メンテナンス用アプ
リケーション実行手段、メンテナンス実行手段、結果返
送手段、照合手段及びメンテナンス実行制御手段の機能
を備えている。
【0065】ファイル作成手段について説明する。ファ
イル作成手段は、サービス局パソコン4のCPUによっ
て実行される機能の一つである。サービス局パソコン4
は、ユーザ領域AでMFP1上でのリモートメンテナン
スを実行する目的で、複数のスクリプト形式の情報及び
指示を含むソーススクリプトファイルを作成するファイ
ル作成部403を備える。このファイル作成部403
は、システムバス402を介して第三の制御ユニット4
01に接続されている。図3に例示するスクリプトファ
イル6は、そのようなソーススクリプトファイルに基づ
いて生成された機種特定スクリプトファイルの一例であ
る。
【0066】ここで、例えば要求される電源が相違する
等のような各種の理由によって製造されるMFP1のバ
リエーションは多岐に渡るため、MFP1の各機種のた
めにソーススクリプトファイルが適宜作成され、ユーザ
領域AにおけるMFP1の機種は、そのソーススクリプ
トファイルに基づいて生成されたスクリプトファイル6
を用いて後述するような方法で特定される。つまり、ソ
ーススクリプトファイルは、MFP1に転送される前の
段階で選択され、そのような選択段階で結果的に作成さ
れるのが図3に例示するような機種特定用のスクリプト
ファイル6である。サービス局パソコン4は、ファイル
提供手段5に対してソーススクリプトファイルを送受信
するための第一のデータ送受信ユニット404を有し、
この第一のデータ送受信ユニット404によってファイ
ル提供手段5に対するスクリプトファイルの送受信を実
行する。第一のデータ送受信ユニット404は、システ
ムバス402を介して第三の制御ユニット401に接続
されている。
【0067】ソーススクリプトファイルに含まれている
指示の多くは、メモリにおける指定位置でのデータの読
み出し又は書き込みに関するものである。上述したとお
り、メンテナンスデータは、MFP1の第一のメモリ1
03に格納されている。したがって、第一のメモリ10
3におけるメンテナンスデータは、適当なアドレスデー
タで第一のメモリ103をアドレス指定することによっ
て、読み出し又は書き込みアクセス可能である。
【0068】このようなハードウェア構成の下、ファイ
ル作成手段は、1つ或いは限られた機種に限定されたM
FP1に対する複数のメンテナンス内容を記述したスク
リプトファイル6を作成する。メンテナンス情報及び内
容は、前述したようなユーザ向けの各種設定情報、ユー
ザレベルでは設定変更が不可能に近い高度な各種マシン
設定情報等であり、MFP1中のメモリ内容の書換えが
大半を占める。すなわち、スクリプトファイル6中に含
まれるメンテナンス情報は、基本的には、MFP1内部
の前述したメモリの読み書きによりそのメンテナンス処
理を行えるものである。
【0069】図3に例示するスクリプトファイル6は、
その内容がメモリ内容書換えに関する例であり、 「もし、マシンIDがGF10を表すものでなければエ
ラーで終了 もし、仕向地コードが日本を表すものでなければエラー
で終了 もし、80000H 番地の内容が16H でなければエラ
ーで終了 80000H 番地の内容を18H に書換えよ」 なる内容である。この場合、80000H 番地はメモリ
アドレス、18H は痴漢データである。また、GF10
は、リモートメンテナンスを実行する機種を示す機種コ
ード6aである。この機種コード6aを照合することに
より、MFP1は該当するリモートメンテナンスの項目
のみを実行して該当しないリモートメンテナンスの項目
は実行しないことになる。さらに、仕向地コードも、リ
モートメンテナンスのための機種を特定する。この場
合、仕向地コードは、MFP1に要求される電源の電圧
値と周波数とを特定し、必要に応じて要求言語も表現す
ることになる。
【0070】もっとも、スクリプトファイル6の実際の
情報は図3に示すような情報が暗号化されてユーザには
不可視状態とされている。これは、後述するようにスク
リプトファイル6の内容がパソコン3等を通じてユーザ
に提示されたときにその内容を知られないようにするた
めである。ユーザが理解し得る形態の情報とすると、任
意の時点でユーザにより勝手にMFP1の設定内容が恣
意的に変更されてしまう可能性があり、これを避けるた
めである。また、図3に示すスクリプトファイル6の内
容からも分かるようにその内容は1つ(或いは限られた
機種)に限定されたメンテナンス内容が記述されたもの
で、図示例であれば、スクリプトファイル6中にマシン
ID=GF10なる対象機種情報6aが含まれている。
仕向地コード=日本なる仕向地コード情報も対象機種情
報6aの一例とされている。
【0071】次に、ダウンロード手段について説明す
る。ダウンロード手段は、パソコン3中のCPUによっ
て実行される機能の1つであり、サービス局パソコン4
側からファイル提供手段5を通じてパソコン3側に提供
されたスクリプトファイル6中の任意のファイルをダウ
ンロードする機能をいう。このダウンロードは、例え
ば、パソコン3の表示器7に表示される設定変更用スク
リプトダウンロード画面7aを通じて行われる。ここ
で、図2に示すように、パソコン3は、ファイル提供手
段5に対してデータを送受信する第二の信号送受信ユニ
ット303と、ファイル提供手段5を通じてサービス局
パソコン4から送信されたソーススクリプトファイルの
中から各MFP1のために必要なスクリプトファイルを
選択するためのファイルセレクタ304とを備える。パ
ソコン3は、また、機種特定用のスクリプトファイル6
をダウンロードするダウンロード管理部305と、ダウ
ンロードされたスクリプトファイル6を格納する第二の
メモリ306とを備える。これらの各部303,30
4,305,306は、第二の制御ユニット301と同
様にCPUを主体として構成され、システムバス302
を介して第二の制御ユニット301に接続されている。
【0072】ここで、サービス拠点Bでのリモートメン
テナンスサービスの組織が、リモートメンテナンスを実
行する目的でインターネット5aのホームページを持
ち、このホームページを使用してリモートメンテナンス
のための必要な情報を提供する場合には、ユーザは、フ
ァイル提供手段5としてインターネット5aを用いるこ
とができる。この場合、パソコン3のファイルセレクタ
304は、図4に示すようなパソコン3のディスプレイ
7上に表示されたインターネットのインタラクティブな
ページである設定変更用スクリプトダウンロード画面7
a(以下、単に、インタラクティブページ7aと略称す
る)を使用して選択ステップを処理する。
【0073】図4に示すインタラクティブページ7a
は、例えばユーザによって選択される各種機種の候補の
情報を提供する機種選択項目7bと、例えばユーザによ
って選択される各種モードの候補の情報を提供するモー
ド選択項目7bとを含む。インタラクティブページ7a
は、また、インターネットサイトのホームページへの復
帰を指定するためのホームボタン7dと、インターネッ
トサイトによって提供されるヘルプページへのジャンプ
を指定するためのヘルプページボタン7eとを含む。そ
して、選択の結果として、必要なスクリプトファイルが
選択されて第二のメモリ306にダウンロードされ、上
述したとおり、機種特定用のスクリプトファイル6が作
成される。
【0074】次に、メンテナンス用アプリケーション実
行手段について説明する。メンテナンス用アプリケーシ
ョン実行手段も、パソコン3中のCPUによって実行さ
れる機能の1つであり、アプリケーションの1つとして
メンテナンス用アプリケーションを実行してダウンロー
ドしたスクリプトファイル6をMFP1側に実際に転送
する機能をいう。このような機能を実現するために、パ
ソコン3は、CPUを主体として構成され、システムバ
ス302を介して第二の制御ユニット301に接続され
たメンテナンス用アプリケーション実行部307を備え
る。このメンテナンス用アプリケーション実行部307
は、第二のメモリ306に機種特定用のスクリプトファ
イル6がダウンロードされた後になされるであろうユー
ザの指示を受信することで、作成された機種特定用のス
クリプトファイル6をMFP1に転送するという機能を
果たす。
【0075】次に、メンテナンス実行手段について説明
する。メンテナンス実行手段は、MFP1中のCPUに
よって実行される機能の1つであり、メンテナンスアプ
リケーション管理部307によるパソコン3側でのメン
テナンス用アプリケーションの実行に伴いパソコン3側
から転送されたスクリプトファイル6中のメンテナンス
内容に応じてMFP1自身においてメモリ内容の書換え
等の内部処理を実際に行う機能をいう。この機能を実現
するために、MFP1は、CPUを主体として構成さ
れ、システムバス102を介して第一の制御ユニット1
01に接続されたメンテナンス実行部104を備える。
【0076】次に、結果返送手段について説明する。結
果返送手段も、MFP1中のCPUによって実行される
機能の1つであり、メンテナンス実行手段による実行結
果の良否を自己診断して良否情報をパソコン3側に返送
する機能をいう。この際、第一のメモリ303の記憶内
容、つまり、自機の機種情報(例えば、マシンID=G
F10、マシンID=GF20等の情報)が参照され
る。このような機能を実現するために、MFP1は、C
PUを主体として構成され、システムバス102を介し
て第一の制御ユニット101に接続された結果返送部1
05を備える。
【0077】次に、照合手段について説明する。照合手
段は、MFP1中のCPUによって実行される機能の1
つであり、メンテナンス実行手段による内部処理の実行
に先立ち転送されたスクリプトファイル6中に含まれて
いる対象機種情報である機種コード6a(例えばGF1
0)と、第一のメモリ103中に格納されている自機の
機種情報である機種コードとの一致を照合する機能をい
う。このような機能を実現するために、MFP1は、C
PUを主体として構成され、システムバス102を介し
て第一の制御ユニット101に接続された照合部106
を備える。そして、この照合部106による機種コード
の照合は、機種特定用のスクリプトファイル6がMFP
1に正しく適合することを確実にするために、メンテナ
ンス実行部104の動作開始前に実行されなければなら
ない。
【0078】次に、メンテナンス実行制御手段について
説明する。メンテナンス実行制御手段は、MFP1中の
CPUによって実行される機能の1つであり、照合手段
による照合の結果が一致するときにはメンテナンス実行
手段による内部処理を続行させるが、照合の結果が不一
致のときにはメンテナンス実行手段による内部処理を中
断させてパソコン3に対してエラー信号を返す機能をい
う。このような機能を実現するために、MFP1は、C
PUを主体として構成され、システムバス102を介し
て第一の制御ユニット101に接続された第一のメンテ
ナンス実行制御部107を備える。
【0079】このような構成において、各々MFP1が
接続された複数台のパソコン3がファイル提供手段5を
通じて各サービス拠点Bに設置されているサービス局パ
ソコン4と結ばれることによりリモートメンテナンスシ
ステム2000が構築される。このようなシステム20
00では、パソコン3に接続されたMFP1に対してリ
モートメンテナンスを実行することができる。
【0080】ここで、リモートメンテナンスシステム2
000でのリモートメンテナンス処理を図5(a),
(b)に基づいて説明する。まず、図5(a)におい
て、サービス拠点Bに設置されたサービス局パソコン4
において、1つ或いは限られた機種に限定されたメンテ
ナンス用の複数のソーススクリプトファイルがファイル
作成部403によって予め作成され、或いは、適時作成
される(ステップS1001)。こうして作成されたソ
ーススクリプトファイルは、第一のデータ送受信ユニッ
ト404によって、例えばインタネット5aのWEB或
いはパソコン通信ネットワーク5b上に目的別に随時提
供される(ステップS1002)。
【0081】これにより、ユーザ領域Aでは、MFP1
が接続されたパソコン3を所有しているユーザは、パソ
コン3のディスプレイ7においてインターネット5aか
ら送信されるソーススクリプトファイルを観察すること
が可能となる(ステップS1003)。そこで、ユーザ
は、提供されているソーススクリプトファイル中から自
機に必要なソーススクリプトファイルをファイルセレク
タ306により選択して機種特定用のスクリプトファイ
ル6を作成し、ダウンロード管理部305によって第二
のメモリ306にこれをダウンロードする(ステップS
1004)。つまり、ダウンロードは、図4に例示する
ような表示器7の画面を通じてダウンロード手段により
実行される。
【0082】ダウンロード後、メンテナンス用アプリケ
ーション実行部307は、パソコン3上でアプリケーシ
ョンプログラムの1つであるメンテナンス用アプリケー
ションを実行する(ステップS1005)。このメンテ
ナンス用アプリケーションの実行により、MFP1側で
はスクリプトファイル6の転送を受け(ステップS10
06)、メンテナンス実行部104によりそのスクリプ
トファイル6中のメンテナンス内容に応じた内部処理を
メンテナンス作業として実行する(ステップS100
7)。このメンテナンス作業は、第一のメモリ103に
対するデータの読み出しや書き込みにより実行される。
図3に示したスクリプトファイル6の例であれば、80
000H 番地の内容が16H であることを条件に、80
000H 番地の内容を18H に書き換える処理が実行さ
れる。そして、このような内部処理を行った後は、MF
P1においてその実行結果の良否が自己診断され、良否
情報がパソコン3側に返送される。MFP1から返送さ
れた実行結果の良否情報は、パソコン3の表示器7の画
面上に表示される(ステップS1008)。これによ
り、ユーザはスクリプトファイル6に従った設定内容変
更処理が正しく行われた否かを知ることができる。
【0083】次いで、図5(a)の処理におけるステッ
プS1007の詳細を図5(b)に基づいて説明する。
ステップS1011では、照合部106が機種特定用の
スクリプトファイル6に含まれる機種コード6a(例え
ばGF10)がMFP1の第一のメモリ103に格納さ
れたメンテナンスデータ中に含まれた機種コード6aと
照合される。続くステップS1012では、照合部10
6によって機種コード6a(例えばGF10)が適合す
ると確認されたかどうかが結果返送部105によって判
定される。
【0084】機種コード6aの適合が確認され、ステッ
プS1012がYESであるなら、ステップS1013
に進む。ステップS1013では、第一のメンテナンス
実行制御部107がメンテナンス実行部104に動作継
続を指示する。すると、ステップS1014で、結果返
送部105がパソコン3に機種コードの照合結果の判定
を返送し、処理を終了する。
【0085】これに対し、機種コード6aの適合が確認
されず、ステップS1012がNOであるなら、ステッ
プS1015に進む。ステップS1015では、第一の
メンテナンス実行制御部107がメンテナンス実行部1
04に動作中断を指示する。すると、ステップS101
6で、第一のメンテナンス実行制御部107がパソコン
3にエラー信号を送信し、処理を終了する。
【0086】以上、図5に基づいて説明した処理の間、
全ての処理はパソコン3によるメンテナンス用アプリケ
ーションとダウンロードしたスクリプトファイル6とを
用いてパソコン3とMFP1とが自動的に通信を行うこ
とにより実行されるので、ユーザとしてはどのような処
理が行われているかを気にする必要はない。これによ
り、パソコン3に接続されたMFP1に関する各種設定
や遠隔診断等のメンテナンス作業を、インタネット5
a、パソコン通信ネットワーク5b等の各種のファイル
提供手段5を通じて、ユーザが簡単に行うことができ、
汎用性の高いリモートメンテナンスシステム2000と
なる。
【0087】ところで、パソコン3の画面上に提供され
ている複数の機種向けのスクリプトファイル中からユー
ザが自機の機種用のファイルを正しく選択しないでメン
テナンス作業を実行してしまった場合には、誤ったメモ
リアドレスをアクセスしたり、正しくないデータの読み
書きを行ってしまう不都合を生ずる可能性がある。この
点、本実施の形態においては、図3に例示したように、
サービス局パソコン4側で作成されたソーススクリプト
ファイルに基づくスクリプトファイル6中には適用され
る対象機種情報である機種コード6aも含まれており、
MFP1内において格納されている自機の機種情報との
照合がなされ、一致しなければ対象機種でないと判断
し、内部処理を中断させてパソコン3に対してエラーを
返す。一方、一致すれば対象機種であるので、内部処理
を続行する。図3に例示したスクリプトファイル6の例
であれば、MFP1のマシンIDがGF10でない場合
にはそのMFP1におけるメモリ内容書換え処理は拒否
され、パソコン3に対してエラーを返すことで終了す
る。よって、適合しない機種に関して正しくないメンテ
ナンス作業を実行してしまう不都合を回避できる。
【0088】本発明の第二の実施の形態を図6及び図7
に基づいて説明する。図1ないし図5で示した部分と同
一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以下
の実施の形態でも同様とする)。図6はリモートメンテ
ナンスシステム2000のブロック図、図7はその動作
を説明するフローチャートである。
【0089】本実施の形態にあっては、MFP1に第三
のメモリ111、第二のメンテナンス実行制御部112
及び第一の復元処理部113が設けられ、パソコン3に
第一の復元要求指示部311が設けられ、これらによっ
て実行される機能実行手段として復元要求指示手段、メ
ンテナンス実行制御手段、及び、復元処理手段の機能が
付加されている。
【0090】まず、復元要求指示手段について説明す
る。復元要求指示手段は、パソコン3中のCPUによっ
て実行される機能の1つであり、メンテナンス実行手段
による内部処理の実行後にMFP1に対して任意に復元
要求を出力する機能をいう。このような機能を実現する
ために、パソコン3は、CPUを主体として構成され、
システムバス302を介して第二の制御ユニット301
に接続された第一の復元要求指示部311を備える。こ
の復元要求指示部311は、ユーザからの指示を受信す
る都度、MFP1の第一のメモリ103に格納されたM
FP1のメンテナンスデータの状態を復元するステート
復元コマンドを生成し、これをMFP1に送信する。通
常、ユーザの指示は、MFP1のメンテナンス実行部1
04によって、第一のメモリ103に格納されたMFP
1のメンテナンスデータの書き込み動作が実行された後
に付与される。
【0091】次に、メンテナンス実行制御手段について
説明する。メンテナンス実行制御手段は、MFP1中の
CPUによって実行される機能の1つであり、メンテナ
ンス実行手段により実行される内部処理として、MFP
1中の第一のメモリ103に対する内容の書換えにより
スクリプトファイル6の内容が書換えられる場合(例え
ば、図3に例示したようなスクリプトファイル6の場
合)には、その書換個所のアドレスとメモリ内容とを一
旦MFP1中の保存用メモリである第三のメモリ111
に格納してから書換個所のメモリ内容の書換えを実行さ
せる機能をいう。このような機能を実現するために、M
FP1は、CPUを主体として構成され、システムバス
102を介して第一の制御ユニット101に接続された
第二のメンテナンス実行制御部112を備える。
【0092】次に、復元処理手段について説明する。復
元処理手段は、MFP1中のCPUによって実行される
機能の1つで、復元要求指示手段により復元要求が出さ
れたときには保存用メモリである第三のメモリ111に
格納したアドレス及びメモリ内容に基づきメモリに対す
る復元動作を実行する機能をいう。このような機能を実
現するために、MFP1は、CPUを主体として構成さ
れ、システムバス102を介して第一の制御ユニット1
01に接続された第一の復元処理部113を備える。
【0093】このような構成において、リモートメンテ
ナンスシステム2000は、リモートメンテナンス動作
の他、MFP1のメンテナンスデータの状態を直前状態
に復元する。このようなリモートメンテナンスシステム
2000での処理を図7(a),(b)のフローチャー
トに基づいて説明する。本実施の形態のリモートメンテ
ナンスシステム2000は、第一の実施の形態で説明し
た図5(a)に表現された処理と基本的に同様の処理を
実行する。第一の実施の形態との相違点は、図5(a)
中のステップS1007の処理の詳細についてである。
したがって、図5(a)中のステップS1007の詳細
を図7(a)に基づいて説明する。
【0094】まず、ステップS1021では、照合部1
06が機種特定用のスクリプトファイル6に含まれる機
種コード6a(例えばGF10)がMFP1の第一のメ
モリ103に格納されたメンテナンスデータ中に含まれ
た機種コード6aと照合される。続くステップS102
2では、照合部106によって機種コード6a(例えば
GF10)が適合すると確認されたかどうかが結果返送
部105によって判定される。
【0095】機種コード6aの適合が確認され、ステッ
プS1022がYESであるなら、ステップS1023
に進む。ステップS1023では、機種特定用のスクリ
プトファイル6が第一のメモリ103に格納されたメン
テナンスデータの書き込み動作を指定メモリアドレスに
おいて指示しているかどうかということを第二のメンテ
ナンス実行制御部112が判定する。判定結果がYES
であるなら、ステップS1024に進み、第二のメンテ
ナンス実行制御部112がMFP1のメンテナンスデー
タの現状をメモリアドレス指定して保存用の第三のメモ
リ111にセーブする(ステップS1024)。そし
て、ステップS1025で、第一の内部処理制御部10
7はメンテナンス実行部104に書き込み動作の実行を
指示する。これにより、第一のメモリ101に格納され
たメンテナンスデータが変更される。そして、ステップ
S1026では、結果返送部105がパソコン3に機種
コードの照合結果の判定を返送し、処理を終了する。
【0096】一方、ステップS1023で、判定結果が
NOであれば、第一の内部処理制御部107はメンテナ
ンス実行部104に読み出し動作の実行を指示する。
【0097】これに対し、機種コード6aの適合が確認
されず、ステップS1022がNOであるなら、ステッ
プS1028に進む。ステップS1028は、第一の内
部処理実行制御部107がメンテナンス実行部104に
動作中断を指示する。すると、ステップS1029で、
第一の内部処理実行制御部107がパソコン3にエラー
信号を送信し、処理を終了する。
【0098】ここで、具体例を挙げてさらに説明する。
図3に例示した「80000H 番地を書き換えよ」とい
った趣旨のメモリ内容書換え要求を伴うスクリプトファ
イル6が転送された場合、MFP1では機種ID/仕向
地コード等をチェックし(ステップS1022)、書換
え可能であれば80000H 番地のメモリ内容の書換え
をメンテナンス実行手段により実行する(ステップS1
025)が、これに先立ち、書換個所のアドレス情報
(80000H 番地)とそのメモリ内容(16H)がメ
ンテナンス実行制御手段によって一旦保存用の第三のメ
モリ111に格納される(ステップS1024)。この
ようなメモリ保存処理後に、メンテナンス実行手段によ
り実行された書換え結果の良否がMFP1からパソコン
3へ返送される(ステップS1026)。
【0099】次いで、第一のメモリ101に格納された
メンテナンスデータをスクリプト実行前の状態に戻す処
理を図7(b)に基づいて説明する。第一のメモリ10
1に格納されたメンテナンスデータをスクリプト実行前
の状態に戻したい場合には、パソコン3のディスプレイ
7上での操作によりMFP1に復元処理要求を指示する
(ステップS1030)。これにより、MFP1では、
第一の復元処理部113がメモリアドレスとMFP1の
第一のメモリ101に格納されたメンテナンスデータの
直前状態とを読み出す(ステップS1031)。つま
り、この時には、復元要求指示手段が機能してMFP1
に対して復元要求が出されることにより、MFP1では
復元処理手段が保存用の第三のメモリ111に退避させ
たアドレス情報及びそのメモリ内容を呼び出すことにな
る。すると、ステップS1032では、第一の復元処理
部113が第一のメモリ103における該当するアドレ
ス情報のメモリ内容(メンテナンスデータ)を呼び出し
たメモリ内容に書き換えることにより、第一のメモリ1
03に格納されたメンテナンスデータが以前の状態に復
元する(ステップS1032)。すなわち、スクリプト
ファイル6に従いメモリ内容の書換えを行った場合にお
いて、スクリプト実行以前の状態に戻そうとする場合、
元の情報が保存用の第三のメモリ111に残っているの
で、支障なく復元動作を行わせることができる。
【0100】本発明の第三の実施の形態を図8及び図9
に基づいて説明する。本実施の形態では、前情報転送手
段とファイル形式保存手段と復元要求指示手段と復元処
理手段とが付加されている。
【0101】前情報転送手段は、MFP1中のCPUに
よって実行される機能の1つで、メンテナンス実行手段
により実行される内部処理のスクリプトファイル6の内
容がこのMFP1中のメモリ内容書換えの場合(例え
ば、図3に例示したようなスクリプトファイル6の場
合)には、その書換個所のアドレスと書換え前のメモリ
内容とをパソコン3側へ転送する機能をいう。このよう
な機能は、MFP1において、CPUを主体として構成
されてシステムバス102を介して第一の制御ユニット
101に接続された第三のメンテナンス実行制御部12
2によって実行される。つまり、第三のメンテナンス実
行制御部122は、第一のメモリ103に対する書き込
み指示がなされた場合、メンテナンス実行部104によ
るメンテナンス動作に先立ち、メンテナンスデータの現
在の状態とメモリアドレスとをパソコン3に転送する。
そして、その後、メンテナンス実行部104を起動す
る。
【0102】ファイル形式保存手段は、パソコン3中の
CPUによって実行される機能の1つで、前情報転送手
段によりMFP1側より転送されたアドレスとメモリ内
容とを該当するスクリプトファイルに関連付けてパソコ
ン3中に設けられた第四のメモリ323に保存する機能
をいう。このような機能は、パソコン3において、CP
Uを主体として構成されてシステムバス302を介して
第二の制御ユニット301に接続された第一のファイル
形式保存部322によって実行される。なお、第四のメ
モリ323としては、ハードディスクのような大容量メ
モリが用いられる。
【0103】復元要求指示手段は、パソコン3中のCP
Uによって実行される機能の1つで、メンテナンス実行
手段による内部処理の実行後にMFP1に対して所望の
アドレスとメモリ内容とに関する復元要求を任意に出力
する機能をいう。このような機能は、パソコン3におい
て、CPUを主体として構成されてシステムバス302
を介して第二の制御ユニット301に接続された第二の
復元要求指示部321によって実行される。
【0104】復元処理手段は、MFP1中のCPUによ
って実行される機能の1つで、復元要求指示手段により
復元要求が出されたときにはパソコン3中でファイル形
式保存手段により保存されているファイル中から指定さ
れた所望のアドレス及びメモリ内容を呼び出してMFP
1中のメモリに対する復元動作を実行する機能をいう。
このような機能は、MFP1において、CPUを主体と
して構成されてシステムバス102を介して第一の制御
ユニット101に接続された第二の復元要求処理部12
1によって実行される。
【0105】このような構成において、例えば、図3に
例示した「80000H 番地を書き換えよ」といった趣
旨のメモリ内容書換え要求を伴うスクリプトファイル6
が転送された場合、図9(a)に示すように、MFP1
では機種ID/仕向地コード等をチェックし(ステップ
S1042)、書換え可能であれば80000H 番地の
メモリ内容の書換えをメンテナンス実行手段により実行
する(ステップS1046)。この際、このような処理
に先立って、書換個所のアドレス情報(80000H
地)とそのメモリ内容(16H )を前情報転送手段によ
ってパソコン3側に転送する(ステップS1044)。
このようなパソコン3側への転送処理後に、メンテナン
ス実行手段により実行された書換え結果の良否がMFP
1からパソコン3へ返送される(ステップS104
7)。MFP1側から書換個所のアドレス情報(800
00H 番地)とそのメモリ内容(16H )との転送を受
けたパソコン3側では、ファイル形式保存手段が機能
し、該当するスクリプトファイルに関連付けてパソコン
3中の第四のメモリ323にファイル形式で保存する
(ステップS1045)。
【0106】次いで、スクリプト実行前の状態に戻す処
理を図9(b)に基づいて説明する。スクリプト実行前
の状態に戻したい場合には、パソコン3の画面上での操
作により復元処理要求を指示する(ステップS105
1)。すると、復元要求指示手段が機能してMFP1に
対して復元要求が出されることにより、MFP1ではパ
ソコン3中でファイル形式保存手段により保存されてい
るファイル中から指定された所望のアドレス及びメモリ
内容を呼び出し、該当するアドレス情報のメモリ内容を
呼び出したメモリ内容に書き換えることにより、以前の
状態に復元する(ステップS1052)。すなわち、ス
クリプトファイル6に従いメモリ内容の書換えを行った
場合において、スクリプト実行以前の状態に戻そうとす
る場合、元の情報がパソコン3側でファイル形式で残っ
ているので、支障なく復元動作を行わせることができ
る。特に、MFP1側の保存用メモリによる場合にはメ
モリ容量に制限があるため、何度か前のスクリプト実行
以前の状態に戻したい要求に応えるには容量不足となる
が、本実施の形態によれば、書換個所のアドレス情報と
書換え前のメモリ内容とをパソコン3側へ転送して第四
のメモリ323にファイル形式で保存しているので、パ
ソコン3側で第四のメモリ323としてハードディスク
等を利用することにより、大量にバックアップすること
ができ、何度か前のスクリプト実行以前の状態に戻した
いという要求に応ずることができる。
【0107】なお、本実施の形態において、図9中、特
に説明しない部分は第一の実施の形態の図5(a)及び
第二の実施の形態の図7(a)の相当する部分と同様の
処理が実行される。
【0108】本発明の第四の実施の形態を図10及び図
11に基づいて説明する。本実施の形態では、スクリプ
トファイル6中のメンテナンス情報がメモリ内容書換え
に関する場合において、バイト単位の書換えに限らず、
特定のアドレスの特定のビットだけでも書換えを行える
ように構成されている。このため、まず、サービス局パ
ソコン4側にてファイル作成手段により作成されるスク
リプトファイルに関して、メモリ内容書換えに関するフ
ァイルの場合には、その書換えがバイト単位の書換えで
あるか、或いは、1又は複数のビットのみのビット単位
の書換えであるかの情報が含まれている。例えば、ビッ
ト単位の書換えの場合には、「80000H 番地のビッ
ト0を1にせよ」といった情報が含まれている。また、
ビット単位処理手段の機能が付加されている。このビッ
ト単位処理手段は、MFP1中のCPUによって実行さ
れる機能の1つで、1又は複数のビットのみの書換えで
ある旨のビット単位の情報を含むMFP1中のメモリ内
容書換えに関するスクリプトファイル6に応じた内部処
理の実行時には指定されたアドレスの指定されたビット
情報をチェックしてその書換えを実行する機能をいう。
このような機能を実現するために、MFP1には、CP
Uを主体として構成された第一のビット単位処理部13
1がシステムバス102を介して第一の制御ユニット1
01に接続されている。
【0109】このような構成において、例えば、「80
000H 番地のビット0を1にせよ」といったビット単
位の書換えである情報を伴うメモリ書換え要求のスクリ
プトファイル6がパソコン3からMFP1へ転送される
と(ステップS1064)、MFP1側ではビット単位
処理手段が機能し、指定されたアドレス(80000H
番地)の指定されたビット(ビット0)の内容をチェッ
クし、必要に応じてビット単位の書換え(内容が0であ
れば1に書換え、内容が1であればそのままとする)を
実行する(ステップS1065)。これに対して、スク
リプトファイル6中の情報がビット単位の書換えである
情報でない場合には、バイト単位の書換えが行なわれる
(ステップS1067)。そして、このようなメモリ内
容の書換え処理後に、その書換え結果の良否がMFP1
側からパソコン3側へ返送される(ステップS106
6)。もっとも、後で書換え前の状態に復元させること
を考慮し、ビット単位の書換え前に書換えアドレス及び
その書換え前の情報がパソコン3側に転送され、スクリ
プトファイル6に関連付けてパソコン3側で保存され
る。
【0110】よって、本実施の形態によれば、メモリ内
容書換えを行う場合、必ずバイト単位で行わせる必要は
なく、その内容が特定アドレスの特定ビットの書換えだ
けで済む場合には、その内容通りに最小限必要なビット
単位での書換えで済ませることができる。
【0111】なお、本実施の形態において、図11中、
特に説明しない部分は第一の実施の形態の図5(a)及
び第二の実施の形態の図7(a)の相当する部分と同様
の処理が実行される。
【0112】本発明の第五の実施の形態を図12及び図
13に基づいて説明する。本実施の形態も、スクリプト
ファイル6中のメンテナンス情報がメモリ内容書換えに
関する場合において、バイト単位の書換えに限らず、特
定のアドレスの特定のビットだけでも書換えを行えるよ
うに構成されているが、第四の形態がMFP1側での判
断によるビット単位の書換えであるのに対して、本実施
の形態では、パソコン3側での判断によるビット単位の
処理として構成されている。このため、読出転送要求手
段(第一のメンテナンスデータ要求部342)、変更後
書換実行手段(第二のビット単位データ書込実行部34
3)及び転送手段(第一のメンテナンスデータ送信部1
41)の機能が付加されている。まず、読出転送要求手
段は、パソコン3中のCPUによって実行される機能の
1つで、スクリプトファイル1の内容がMFP1中のメ
モリ内容書換えを伴う場合には書換個所のアドレスにお
ける書換え前のメモリ内容をMFP1中から転送させる
転送要求を出力する機能をいう。転送手段は、MFP1
中のCPUによって実行される機能の1つで、読出転送
要求手段による転送要求の出力を受けたときに書換え前
のメモリ内容をパソコン3側へ転送する機能をいう。変
更後書換実行手段は、パソコン3中のCPUによって実
行される機能の1つで、パソコン3側からの転送要求に
応じて転送手段によりMFP1側から転送されたメモリ
内容を第五のメモリ341に一旦格納し、この第五のメ
モリ341に格納されたメモリ内容に関してスクリプト
ファイルの内容に応じたデータ置換処理(書き換えるビ
ットのみを変更する)をビット単位で施してMFP1側
の書換個所のアドレスに返す機能をいう。
【0113】このような構成において、ビット単位の書
き込みが指定された場合(ステップS1071)の処理
として、例えば、「80000H 番地の内容読出要求」
なる指示が読出転送要求手段によってパソコン3側から
MFP1に対して出力されると(ステップS107
2)、MFP1側では転送手段が指定されたアドレスの
内容をメモリから読み出してパソコン3側に転送する
(ステップS1073)。パソコン3側ではMFP1側
から読み出し情報の転送を受けると、パソコン3におい
てダウンロードしているスクリプトファイル中のメモリ
内容書換えの情報に基づき、指定されたビットのみの情
報のオン/オフなるデータ置換処理を行い(ステップS
1074)、スクリプトファイルの変更を行なう(ステ
ップS1075)。そして、ビット書換え後の情報は、
パソコン3側からMFP1に転送され、MFP1側の書
換個所のアドレス(80000H 番地)に返すことによ
り、MFP1側ではバイト単位の書換え処理として処理
させる。
【0114】従って、本実施の形態による場合も第四の
実施の形態の場合と同様にビット単位の処理が可能であ
るが、本実施の形態による場合には、パソコン3側での
ビット単位の書換えか否かの判断及びビット単位でのデ
ータ置換処理にて対処することができる。
【0115】本発明の第六の実施の形態を図14及び図
15に基づいて説明する。本実施の形態では、まず、M
FP1において、メモリの一部が状態類情報記憶部とし
て構成され、自機に関する状態情報、エラー履歴、故障
診断等に関する状態類情報が各々所定のアドレスに従い
適宜格納されるように構成されている。このような状態
類情報記憶部の付加に伴い、サービス局パソコン4側で
ファイル作成手段により作成されるスクリプトファイル
に関して、MFP1側の状態類情報を必要とする場合に
はその状態類情報を状態類情報記憶部から読み出すべき
アドレス情報が付加されるように設定されている。さら
に、状態類情報取出手段(第二のメンテナンスデータ送
信部151)及び状態類情報ファイル保存手段(第二の
ファイル形式保存部351)の機能が付加されている。
状態類情報取出手段は、MFP1中のCPUによって実
行される機能の1つで、状態類情報に関して読み出すべ
きアドレス情報を含むスクリプトファイルに伴う内部処
理実行時にはそのアドレス情報における状態類情報を状
態類情報記憶部から読み出してパソコン3に対して出力
する機能をいう。状態類情報ファイル保存手段は、パソ
コン3中のCPUによって実行される機能の1つで、状
態類情報取出手段によりMFP1側から出力された状態
類情報をパソコン3内でファイル形式としてパソコン3
が内蔵する大六のメモリ352に保存する機能をいう。
【0116】このような構成において、ステップS10
81では、照合部106が機種特定用のスクリプトファ
イル6に含まれる機種コード6a(例えばGF10)が
MFP1の第一のメモリ103に格納されたメンテナン
スデータ中に含まれた機種コード6aと照合される。続
くステップS1082では、照合部106によって機種
コード6a(例えばGF10)が適合すると確認された
かどうかが結果返送部105によって判定される。
【0117】機種コード6aの適合が確認され、ステッ
プS1082がYESであるなら、ステップS1083
に進む。ステップS1083では、機種特定用のスクリ
プトファイル6が第一のメモリ103に格納されたメン
テナンスデータの書き込み動作を指定メモリアドレスに
おいて指示しているかどうかということを判定する。判
定結果がYESであるなら、ステップS1084に進
み、MFP1のメンテナンスデータの読み出し処理が実
行される。そして、ステップS1085で、読み出され
たメンテナンスデータをパソコン3に送信する処理が行
なわれ、続くステップS1086では、メンテナンスデ
ータをファイル形式に書換えてパソコン3の第六のメモ
リ352に格納する処理が行なわれる。そして、ステッ
プS1087では、結果返送部105がパソコン3に機
種コードの照合結果の判定を返送し、処理を終了する。
【0118】一方、ステップS1083で、判定結果が
NOであれば、第一の内部処理制御部107はメンテナ
ンス実行部104に読み出し動作の実行を指示する。
【0119】これに対し、機種コード6aの適合が確認
されず、ステップS1082がNOであるなら、ステッ
プS1089に進む。ステップS1089は、第一の内
部処理実行制御部107がメンテナンス実行部104に
動作中断を指示する。すると、ステップS1090で、
第一の内部処理実行制御部107がパソコン3にエラー
信号を送信し、処理を終了する。
【0120】従って、本実施の形態によれば、前述した
実施の形態のようなMFP1側に対するメモリ内容書換
え等の設定機能だけでなく、MFP1内部の情報を吸い
上げることもできる。すなわち、スクリプトファイル中
に状態類情報を読み出すべきアドレス情報を含めておく
ことにより、MFP1において状態類情報記憶部に記憶
されている自機に関する状態類情報をパソコン3側に取
り出すことができ、MFP1に対する各種設定だけでな
く、状態類情報に基づくマシン状態の把握、エラー履
歴、故障診断等に供することができる。パソコン3に保
存した状態類情報に関するファイルは、ユーザがFD等
に格納し直してサービスマンに手渡すとか、パソコン通
信ネットワークやインタネット等の転送手段を利用して
サービス局パソコン4側に送出することにより、サービ
ス局側での対処に活用することができる。
【0121】本発明の第七の実施の形態を図16に基づ
いて説明する。本実施の形態では、スクリプトファイル
6中のメンテナンス情報がメモリ書換えに関する場合に
おいて、差分情報を含む形態で作成されている。即ち、
サービス局パソコン4側にてファイル作成手段により作
成されるスクリプトファイル6に関して、メモリ内容書
換えに関するファイルの場合には、「80000H 番地
の内容を1増やす」といったそれまでの設定内容に対す
る差分情報を含んで作成される。
【0122】図16に、 「もし、マシンIDがGF10を表すものでなければエ
ラーで終了 80000H 番地の内容を1増やす」 なる内容のスクリプトファイル6による場合のパソコン
3・MFP1間のデータのやりとりの例を示す。
【0123】「80000H 番地の内容を1増やす」と
いった差分情報を含むメモリ書換え要求のスクリプトフ
ァイル6がパソコン3からMFP1へ転送されると(
a)、MFP1側では機種ID/仕向地コード等をチェ
ックし、書換え可能であれば80000H 番地のメモリ
内容の書換え(+1の処理)をメンテナンス実行手段に
より実行する。よって、書換え前の内容が−15であれ
ば−14となり、書換え前の内容が−10であれば−9
となる。この際、80000H 番地の書換え前のデータ
は、MFP1側において退避しておく。そして、メンテ
ナンス実行手段により実行された書換え結果の良否がM
FP1からパソコン3へ返送される(a)。
【0124】よって、本実施の形態によれば、メモリ内
容書換えを行う場合、スクリプトファイル6が、それま
での設定内容との差分情報を含む形で記述されているの
で、スクリプトファイル6の共通化を図ることができ、
少ないスクリプトファイル6によって、元の設定が違う
多くの地域向けの機種の設定変更が可能となる。
【0125】なお、本実施の形態では、スクリプトファ
イル6が転送されたMFP1側で差分情報に応じた処理
(1増やす処理)を行うようにしたが、パソコン3側が
80000H 番地の内容を一旦読み出し、その内容に1
増やしたデータをMFP1に転送して書込ませるように
してもよい。
【0126】本発明の第八の実施の形態を図17に基づ
いて説明する。本実施の形態では、前記第七の実施の形
態の場合に加えて、スクリプトファイル6中の差分情報
が、設定値の上限情報(例えば、「もし、変更後の設定
値が14H よりも小さければ、現在の設定値を1増や
す」といった内容の情報)や下限情報を含むものとして
作成されている。これに対応して、MFP1側には、内
部処理実行制御手段の機能が付加されている。この内部
処理実行制御手段はMFP1中のCPUによって実行さ
れる機能の1つで、差分情報に基づく書換え後の設定内
容が上限値を上回り又は下限値を下回る場合にはRAM
内容の書換えを禁止させる機能をいう。
【0127】このような構成において、例えば、図17
中に示すように「80000H 番地の内容を1増やす
ただし、上限7FH とする」といった上限情報を伴った
差分情報によるメモリ書換え要求のスクリプトファイル
6がパソコン3からMFP1へ転送されると(b)、
MFP1側では内部処理実行制御手段が機能し、指定さ
れた80000H 番地の内容をチェックし、1増やした
場合の設定値が上限値7FH 以下になるのであればメン
テナンス実行手段を機能させてRAM内容を書換える
が、7FH より大きくなってしまう場合にはRAM内容
の書換えを禁止させる。このような処理後に、書換え結
果の良否がMFP1からパソコン3へ返送される(
b)。
【0128】本発明の第九の実施の形態を図18に基づ
いて説明する。本実施の形態は、前記第八の実施の形態
の場合と同様であるが、内部処理実行制御手段の機能を
パソコン3側に持たせた例を示す。即ち、パソコン3中
のCPUによって実行される機能の1つとして内部処理
実行制御手段が付加されている。
【0129】このような構成において、例えば、図18
中に示すように「80000H 番地の内容読出要求」な
る指示(a)が読出転送要求手段によってパソコン3
側からMFP1に対して出力されると、MFP1側では
転送手段が指定されたアドレスの内容をメモリから読み
出してパソコン3側に転送する(a)。MFP1側か
ら読み出し情報の転送を受けると、パソコン3側では内
部処理実行制御手段が機能し、転送された内容をチェッ
クし、1増やした場合の設定値が上限値7FHを超える
か否かを判断し、書換えの可否を決定し、7FH より大
きくなってしまう場合にはRAM内容の書換えを禁止さ
せる。超えない場合には、1増やした書換え後の800
00H 番地の内容をパソコン3側からMFP1に転送し
(a)、MFP1側の書換個所の80000H 番地に
返すことにより、メモリ書換えを実行させる。
【0130】なお、これらの第八、九の実施の形態で
は、上限情報を含む例で説明したが、下限情報を含む場
合も同様なことは明かである。
【0131】これらの第八、九の実施の形態によれば、
スクリプトファイル6において差分情報によって書換え
情報が記述されている場合においても、必要に応じて設
定の上限情報や下限情報も付加されているので、設定が
許容範囲外になってしまうようなことはない。
【0132】本発明の第十の実施の形態を図19に基づ
いて説明する。本実施の形態では、ファイル作成手段に
より作成されるスクリプトファイル6中に記憶部として
スクリプトIDを持たせ、そのスクリプトファイルの適
用を1回のみに制限する履歴情報を保存させるように設
定されている。即ち、適用したスクリプトファイル6に
関してはその適用履歴をスクリプトIDに保存してお
き、スクリプトファイル6の適用が要求された場合、そ
のスクリプトIDと適用済み履歴中のスクリプトIDか
ら、既に適用済みかどうかの判断を行い、未適用であれ
ば適用し、既に適用済みであればパソコン3上でエラー
メッセージを表示する等の対処により設定の変更を行わ
なせないようにしたものである。
【0133】図19を参照して説明する。例えば、図1
9中に示すように「ただし、1回限り適用」といった履
歴情報をスクリプトIDに伴った差分情報によるメモリ
書換え要求のスクリプトファイル6がパソコン3からM
FP1へ転送されると(c)、MFP1側ではそのス
クリプトIDから適用履歴を判断し、未適用であれば指
定された80000H 番地の内容をメンテナンス実行手
段により1増やす。このような処理後に、書換え結果の
良否がMFP1からパソコン3へ返送される(c)。
【0134】本発明の第十一の実施の形態を図20に基
づいて説明する。本実施の形態は、前記第十の実施の形
態の場合と同様であるが、スクリプトIDを含むスクリ
プトファイル6に基づく実際のデータの書換え判断をパ
ソコン3側で行わせるようにした例を示す。即ち、1回
限り適用なる旨の履歴情報をスクリプトIDに伴った差
分情報によるメモリ書換え要求のスクリプトファイル6
がパソコン3に送られた場合、このパソコン3では、そ
のスクリプトファイル6中のスクリプトIDから適用履
歴を判断し、未適用と判断した時点で初めて、8000
H 番地の内容を1増やすスクリプトファイル6を実行
させる(d)。
【0135】これらの第十、十一の実施の形態によれ
ば、所望のスクリプトファイル6に関してはスクリプト
IDを利用して適用履歴を保存することで、1回限りの
適用に制限しているので、無闇に範囲外の設定が行われ
る不都合を回避できる。
【0136】本発明の第十二の実施の形態を図21に基
づいて説明する。本実施の形態では、スクリプトファイ
ル6中にそのスクリプトファイル6を適用する際に必要
なパスワード情報も併せて格納しておき、適用時には対
応するパスワードの入力を必要とするようにしたもので
ある。この場合のパスワード情報には、設定値の上限情
報や下限情報が必要に応じて付加される。例えば、パス
ワード情報として入力する情報のうちで、例えば、最初
の5桁を適用するか否かの判断をするための本来のパス
ワードとして使用し、次の2桁で設定の上限値、次の2
桁で設定の下限値を指定する記述とすることで、1つの
パスワード情報付きのスクリプトファイル6で上限、下
限を変えて設定変更できるように設定されている。
【0137】このようなパスワード情報を含むスクリプ
トファイル6による設定変更の可否判断、上限値・下限
値の抽出等は、MFP1側で行うようにしてもよいが、
パソコン3側で行う場合の処理例(パスワード付き設定
変更(1増やす処理)のスクリプトファイルの実行)を
図12のフローチャートに示す。
【0138】まず、パスワードの入力を要求する(ステ
ップS1)。ユーザはこの要求を受けて、あらかじめサ
ービスマン等に問い合わせた際に入手したパスワードを
入力する(S2…ユーザ操作)。パスワードが入力され
ると、そのパスワードの最初の5桁でパスワードの正当
性を判断し(S3)、正しいパスワードでない場合には
(S4のN)、そのまま処理を終えて当該スクリプトフ
ァイル6の適用を禁止するが、正しいパスワードであれ
ば(S4のY)、入力されたパスワードの5,6桁目の
情報で上限値を設定し(S5)、7,8桁目の情報で下
限値を設定する(S6)。この後、MFP1側の指定ア
ドレスに関して、現在の設定値を読み出し(S7)、差
分情報に従った処理結果である(現在の設定値+1)が
下限値〜上限値の範囲内にあるかを判断する(S8)。
判断の結果、下限値〜上限値の範囲内にあれば(S8の
Y)、当該スクリプトファイル6の適用が最終的に許容
され、現在の設定値に+1した内容をMFP1中のメモ
リに書き込ませる処理を実行させる(S9)。判断の結
果、下限値〜上限値の範囲内になければ(S8のN)、
そのまま処理を終えて当該スクリプトファイル6の適用
を禁止する。
【0139】よって、本実施の形態によれば、サービス
マン等からパスワードが教えられた特定のユーザのみが
設定変更を行えるスクリプトファイル6を提供できる。
特に、パスワード中に設定値の上限情報と下限情報とを
含ませることで、同一のスクリプトファイル6であって
も、サービスマン等が教えるパスワードに応じて設定変
更できる上限と下限とを適宜調整できることになる。
【0140】本発明の第十三の実施の形態を図22ない
し図24に基づいて説明する。本実施の形態は、前記第
六の実施の形態を前提とするもので、これに加えて、ア
クセスファイル作成手段(アクセス方法ファイル作成部
461)、アクセスファイル提供手段8、アクセス方法
選択手段(アクセス方法選択部361)、及び、状態類
情報フィードバック手段(メンテナンスデータファイル
送信部362)の機能が付加されている。アクセスファ
イル作成手段は、サービス局パソコン4中のCPUによ
って実行される機能の1つで、ファイル作成手段と同様
の機能であって、自己のサービス拠点へ状態類情報をフ
ィードバックさせるためのアクセス情報を含むアクセス
リストファイルを作成する機能をいう。ここに、アクセ
ス情報は、状態類情報をフィードバックさせるための1
つ又は複数の手段(例えば、インタネットにおける電子
メール、データモデム等)や、各サービス拠点の連絡先
情報(例えば、電子メールのアドレス、サービス局パソ
コン4のデータモデムへの電話番号等)などである。ア
クセスファイル提供手段8は、サービス局パソコン4と
パソコン3との間を結ぶ1つの手段であって、サービス
局パソコン4側においてアクセスファイル作成手段によ
り作成されたアクセスリストファイルをパソコン3に提
供する手段であり、前述したファイル提供手段5と同様
の手法が用いられている。より具体的には、アクセス情
報自体をスクリプトファイル中の一部に含めてアクセス
ファイルを兼用する形で作成し、アクセスファイル提供
手段8とファイル提供手段5とを互いに兼用する形とし
てもよい。アクセス方法選択手段は、パソコン3中のC
PUによって実行される機能の1つで、アクセスファイ
ル提供手段8により提供されたアクセスリストファイル
中から任意のアクセス方法を選択する機能をいう。ここ
に、パソコン3上に提供されたアクセスリストファイル
中の各種情報のうち、ユーザの使用環境、ユーザの居る
場所などに応じてそのユーザに最も適したアクセス方法
が自動的に選択される。アクセス方法として電話番号が
選択された場合には、ユーザの使用している電話番号
に、必要であれば国際回線アクセス番号、国コードや市
外局番の追加又は削除処理を行う機能を伴う。また、状
態類情報フィードバック手段は、パソコン3中のCPU
によって実行される機能の1つで、フィードバックすべ
き状態類情報のファイルをアクセス方法選択手段により
選択されたアクセス方法に従い所定のサービス局パソコ
ン4へ自動的に送出する機能をいう。これらに対応し
て、パソコン3に対してインタネット接続され、又は、
データモデムを使用したサービス局パソコン4では、状
態類情報フィードバック手段によってフィードバックさ
れる状態類情報を受け付け、第七のメモリ463に格納
する機能が付加されている。
【0141】従って、本実施の形態によれば、サービス
拠点(サービス局パソコン4)へフィードバックさせる
ためのアクセス情報を含むアクセスリストファイルが用
意されており(ステップS1101)、アクセスファイ
ル提供手段8を通じてこのアクセスリストファイルをス
クリプトファイルとともにパソコン3上に入手すること
により(ステップS1102、ステップS1103)、
スクリプトファイルに伴うMFP1での処理実行後にこ
のMFP1から取り出した状態類情報を、最も適したア
クセス方法によりパソコン3からサービス局パソコン4
に対して自動的にフィードバックさせることができる
(ステップS1111〜ステップS1113)。例え
ば、インタネット5aを利用する場合にはサービス局パ
ソコン4の電子メールアドレス宛に電子メールの形でフ
ィードバックされ、データモデム利用の電話回線5dに
よる場合にはサービス局パソコン4のデータモデムへの
電話番号へ自動ダイアルされてダイレクトに送信され
る。よって、MFP1から得られた状態類情報をサービ
ス局パソコン4側にフィードバックさせる上で、FDの
形態で手渡すとか、パソコン3上での宛先入力を伴う操
作によって転送させる等の面倒さがなく、簡単かつ自動
的にフィードバックさせることができる。
【0142】本発明の第十四の実施の形態を図25ない
し図28に基づいて説明する。本実施の形態は、前記第
十三の実施の形態を前提とし、かつ、ファクシミリ機能
を持ちファクシミリモデムを備えたMFP1がサービス
局パソコン4に電話回線9で接続されている点を利用す
るものであり、ファクシミリ番号転送手段(ファクシミ
リ番号送信部371)及び状態類情報ファクシミリ送信
手段(メンテナンスデータファイルファクシミリ送信部
171)の機能が付加されている。ファクシミリ番号転
送手段は、パソコン3中のCPUによって実行される機
能の1つで、上述したような電子メールによるアクセス
方法とかデータモデムを利用したアクセス方法等の自機
によるアクセス方法が使用中の場合にはアクセスファイ
ル提供手段8により提供されたアクセスリストファイル
中からサービス局パソコン4に対する電話番号(ファク
シミリ番号)を抽出してこれをMFP1へ転送する機能
をいう。この場合、アクセスリストファイル中からユー
ザが選択した電話番号に、必要であれば国際回線アクセ
ス番号、国コードや市外局番の追加又は削除処理が行わ
れて、MFP1に転送され、MFP1側では何の操作を
要せずその電話番号に自動ダイアルされるように処理さ
れる。状態類情報ファクシミリ送信手段は、MFP1中
のCPUによって実行される機能の1つで、ファクシミ
リ番号転送手段により電話番号(ファクシミリ番号)が
転送されたときには自機のフィードバックすべき状態類
情報を自機のファクシミリモデムを通じて電話回線9で
電話番号先にファクシミリ送信する機能をいう。電話回
線9上を送信される情報はファクシミリ仕様の画情報の
形態であっても、或いは、バイナリーデータそのもので
あってもよい。
【0143】従って、本実施の形態は、基本的な処理を
第十三の実施の形態と共用する。よって、図27に示す
処理は図23に示す処理に対応し、図28に示す処理は
図24に示す処理に対応する。つまり、図28に示すよ
うに、パソコン3において自機によるアクセス方法が使
用中である場合、例えば、インタネット5aへ他の電子
メールを出している最中、或いは、データモデムが接続
中であるとか、若しくは、アクセス方法を持たない、例
えば、パソコン3にモデムやネットワークが接続されて
いない等の状況の場合には(ステップS1132)、M
FP1の有するファクシミリモデム及び電話回線9を利
用することによりMFP1側からサービス局パソコン4
に対して状態類情報をフィードバックさせることができ
(ステップS1133〜ステップS1135)、自機に
よるアクセス方法が使用中であることやアクセス方法を
持たないことによる不都合を生じない。
【0144】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、コンピュ
ータと、各種情報が書換え自在に格納されるメモリを備
えてコンピュータに接続された多機能画像処理周辺機器
と、サービス拠点に設けられて、1つ或いは限られた機
種に限定された多機能画像処理周辺機器に対する複数の
メンテナンス内容を記述したスクリプトファイルを作成
するファイル作成手段と、このファイル作成手段により
作成されたスクリプトファイルをサービス拠点からコン
ピュータに提供するファイル提供手段とを備えたシステ
ムであって、コンピュータは、ファイル提供手段により
提供されたスクリプトファイル中の任意のファイルをダ
ウンロードするダウンロード手段と、メンテナンス用ア
プリケーションを実行してダウンロードしたスクリプト
ファイルを多機能画像処理周辺機器に転送するメンテナ
ンス用アプリケーション実行手段とを備え、多機能画像
処理周辺機器は、メンテナンス用アプリケーションの実
行に伴い転送されたスクリプトファイル中のメンテナン
ス内容に応じて内部処理を実行するメンテナンス実行手
段と、このメンテナンス実行手段による実行結果の良否
をコンピュータに返送する結果返送手段とを備えること
で、1つ或いは限られた機種に限定されたメンテナンス
用の複数のスクリプトファイルを何らかのファイル提供
手段、例えば、インタネットのWEB或いはパソコン通
信ネットワーク上に目的別に提供しておき、ユーザは自
分に必要なスクリプトファイルをコンピュータ上でダウ
ンロードし、このコンピュータ上でメンテナンス用アプ
リケーションを実行して、コンピュータに接続されてい
る多機能画像処理周辺機器にダウンロードしたスクリプ
トファイルを読み込むことで、メンテナンス作業を実行
させるようにので、コンピュータに接続された多機能画
像処理周辺機器に関する各種設定や遠隔診断等のメンテ
ナンス作業を、インタネット、パソコン通信等の各種の
ファイル提供手段を通じて、ユーザが簡単に行うことが
でき、汎用性の高いリモートメンテナンスシステムを提
供することができる。
【0145】このような請求項1記載の発明の効果は、
請求項15及び25記載の発明においても奏される。
【0146】請求項2記載の発明によれば、ファイル作
成手段により作成されるスクリプトファイルは、メンテ
ナンス内容に応じてそのメンテナンス内容が適用される
機種を特定する対象機種情報を含み、多機能画像処理周
辺機器は、自機の機種情報を記憶した記憶部と、メンテ
ナンス実行手段による内部処理の実行に先立ち転送され
たスクリプファイル中の対象機種情報と記憶部中の自機
の機種情報との一致を照合する照合手段と、この照合手
段による照合の結果が一致するときにはメンテナンス実
行手段による内部処理を続行し照合の結果が不一致のと
きにはメンテナンス実行手段による内部処理を中断させ
る内部処理実行制御手段とを備えたので、多機能画像処
理周辺機器内において自機の機種情報との照合を経て内
部処理の続行/中断が判断され、適合しない機種に関し
て正しくないメンテナンス作業が実行されてしまう不都
合を回避することができる。
【0147】このような請求項2記載の発明の効果は、
請求項16及び26記載の発明においても奏される。
【0148】請求項3記載の発明によれば、コンピュー
タは、メンテナンス実行手段による内部処理の実行後に
多機能画像処理周辺機器に対して任意に復元要求を出力
する復元要求指示手段を備え、多機能画像処理周辺機器
は、メンテナンス実行手段により実行される内部処理の
スクリプトファイルの内容がこの多機能画像処理周辺機
器中のメモリ内容書換えの場合にはその書換個所のアド
レスとメモリ内容とを一旦保存用メモリに格納させてか
ら書換個所のメモリ内容の書換えを実行させるメンテナ
ンス実行制御手段と、復元要求指示手段により復元要求
が出されたときには保存用メモリに格納させたアドレス
及びメモリ内容に基づきメモリに対する復元動作を実行
する復元処理手段とを備えたので、スクリプトファイル
の内容に従いメモリ内容の書換えを行った後、そのメン
テナンス実行前の状態に戻す必要がある場合には、書換
え前のメモリ内容が保存用メモリに退避されて残ってい
るので、復元要求指示を出すことによりこの保存用メモ
リに格納されているメモリ内容に基づく復元処理を確実
に行うことができる。
【0149】このような請求項3記載の発明の効果は、
請求項17及び27記載の発明においても奏される。
【0150】請求項4記載の発明によれば、多機能画像
処理周辺機器は、メンテナンス実行手段により実行され
る内部処理のスクリプトファイルの内容がこの多機能画
像処理周辺機器中のメモリ内容書換えの場合にはその書
換個所のアドレスと書換え前のメモリ内容とをコンピュ
ータへ転送する前情報転送手段を備え、コンピュータ
は、前情報転送手段により転送されたアドレスとメモリ
内容とを該当するスクリプトファイルに関連付けてファ
イルに保存するファイル形式保存手段と、メンテナンス
実行手段による内部処理の実行後に多機能画像処理周辺
機器に対して所望のアドレスとメモリ内容とに関する復
元要求を任意に出力する復元要求指示手段とを備え、多
機能画像処理周辺機器は、復元要求指示手段により復元
要求が出されたときにはファイル形式保存手段に保存さ
れているファイル中から指定された所望のアドレス及び
メモリ内容に基づきメモリに対する復元動作を実行する
復元処理手段を備え、何度か前におけるメンテナンス実
行以前の状態に戻す必要があるようなケースに対して、
コンピュータ側に書換個所のアドレスと書換え前のメモ
リ内容とを転送してファイル形式で保存しておくように
したので、コンピュータの持つハードディスク等を利用
して大量にバックアップしておくことができ、よって、
任意の時点で行ったメンテンス実行以前の状態への復元
を任意に行うことができる。
【0151】このような請求項4記載の発明の効果は、
請求項18及び28記載の発明においても奏される。
【0152】請求項5記載の発明によれば、ファイル作
成手段により作成されるスクリプトファイルは、多機能
画像処理周辺機器中のメモリ内容書換えに関するファイ
ルの場合にはその書換えがバイト単位の書換えである
か、1又は複数のビットのみの書換えであるかの情報を
含み、多機能画像処理周辺機器は、1又は複数のビット
のみの書換えである旨の情報を含む多機能画像処理周辺
機器中のメモリ内容書換えに関するスクリプトファイル
に応じた内部処理の実行時には指定されたアドレスの指
定されたビット情報をチェックしてその書換えを実行す
るビット単位処理手段を備えることで、書換え形態がバ
イト単位の書換えかビット単位の書換えかの情報をスク
リプトファイル中に含んでいるので、ビット単位の書換
えの場合であれば多機能画像処理周辺機器側での判断で
ビット単位処理手段により必要最小限の書換え処理とし
て済ませることができる。
【0153】このような請求項5記載の発明の効果は、
請求項19及び29記載の発明においても奏される。
【0154】請求項6記載の発明によれば、コンピュー
タは、スクリプトファイルの内容が多機能画像処理周辺
機器中のメモリ内容書換えを伴う場合には書換個所のア
ドレスにおける書換え前のメモリ内容を多機能画像処理
周辺機器中から転送させる転送要求を出力する読出転送
要求手段と、その転送要求に応じて転送されたメモリ内
容に関してスクリプトファイルの内容に応じたデータ置
換処理をビット単位で施して多機能画像処理周辺機器側
の書換個所のアドレスに返す変更後書換実行手段とを備
え、多機能画像処理周辺機器は、読出転送要求手段によ
る転送要求の出力を受けたときに書換え前のメモリ内容
をコンピュータへ転送する転送手段を備えたので、請求
項5記載の発明による場合と同様にビット単位の処理が
可能であるが、特に、コンピュータ側での判断及びビッ
ト単位でのデータ置換処理にて対処することができる。
【0155】このような請求項6記載の発明の効果は、
請求項20及び30記載の発明においても奏される。
【0156】請求項7記載の発明によれば、ファイル作
成手段により作成されるスクリプトファイルは、多機能
画像処理周辺機器中のメモリ内容書換えに関するファイ
ルの場合には書換え情報としてそれまでの設定内容との
差分情報を含んでいるので、少ないスクリプトファイル
で元の設定内容の違う地域向けの機種の設定変更を可能
にすることができ、全世界に共通なスクリプトファイル
を提供できる。
【0157】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の発明中のスクリプトファイル中に含まれる差分情報
が、その差分情報に基づき書換えられる設定の上限値と
下限値との少なくとも一方が設定自在であり、多機能画
像処理周辺機器又はコンピュータは、差分情報に基づく
書換え後の設定内容が上限値を上回り又は下限値を下回
る場合にはメモリ内容の書換えを禁止させる内部処理実
行制御手段を備えているので、モデムの送出レベルなど
が国によって、その設定の上限と下限とが制限されるこ
とがあるが、設定が許容範囲外になるような不都合を回
避することができる。
【0158】請求項9記載の発明によれば、請求項7又
は8記載の発明において、ファイル作成手段により作成
されるスクリプトファイルが、そのスクリプトファイル
の適用を1回のみに制限する履歴情報の記憶部を含むの
で、所望のスクリプトファイルに関してはその適用を1
回に制限することができ、範囲外となるような設定の繰
り返しを回避することができる。
【0159】請求項10記載の発明によれば、請求項9
記載の発明において、ファイル作成手段により作成され
るスクリプトファイルが、そのスクリプトファイルの適
用を許容するためのパスワード情報を含んでいるので、
サービスマン等の判断により必要とするユーザにのみそ
のパスワードを教えることによりそのスクリプトファイ
ルの適用を可能にすることができる。
【0160】請求項11記載の発明によれば、請求項1
0記載の発明において、スクリプトファイル中のパスワ
ード情報が、設定値の上限情報と下限情報との少なくと
も一方を含んでいるので、同一のスクリプトファイルで
あっても、サービスマン等が教えるパスワードに応じて
設定できる上限と下限とを調整することができる。
【0161】請求項12記載の発明によれば、多機能画
像処理周辺機器は、自機に関する状態情報、エラー履
歴、故障診断等に関する状態類情報をアドレス情報とと
もに記憶する状態類情報記憶部を備え、ファイル作成手
段により作成されるスクリプトファイルは、多機能画像
処理周辺機器内で状態情報記憶部に記憶されている状態
類情報に関して読み出すべきアドレス情報を任意に含
み、多機能画像処理周辺機器は、また、状態類情報に関
して読み出すべきアドレス情報を含むスクリプトファイ
ルに伴う内部処理実行時にはそのアドレス情報における
状態類情報を読み出してコンピュータに出力する状態類
情報取出手段を備え、コンピュータは、状態類情報取出
手段により出力された状態類情報をファイルに保存する
状態類情報ファイル保存手段を備えることで、スクリプ
トファイル中に状態類情報を読み出すべきアドレス情報
を含めておくことにより、多機能画像処理周辺機器にお
いて状態類情報記憶部に記憶されている自機に関する状
態類情報をコンピュータ側に取り出すことができ、多機
能画像処理周辺機器に対する各種設定でけでなく、状態
類情報に基づく状態把握、エラー履歴、故障診断等に供
することができる。
【0162】このような請求項12記載の発明の効果
は、請求項21及び31記載の発明においても奏され
る。
【0163】請求項13記載の発明によれば、請求項1
2記載の発明に加えて、サービス拠点に設けられて、そ
のサービス拠点へフィードバックさせるためのアクセス
情報を含むアクセスリストファイルを作成するアクセス
ファイル作成手段と、このアクセスファイル作成手段に
より作成されたアクセスリストファイルをサービス拠点
からコンピュータに提供するアクセスファイル提供手段
と、コンピュータ中に設けられて、アクセスファイル提
供手段により提供されたアクセスリストファイル中から
任意のアクセス方法を選択するアクセス方法選択手段
と、コンピュータ中に設けられて、フィードバックすべ
き状態類情報のファイルをアクセス方法選択手段により
選択されたアクセス方法に従いサービス拠点に送出する
状態類情報フィードバック手段とを備えることで、サー
ビス拠点へフィードバックさせるためのアクセス情報を
含むアクセスリストファイルが用意され、アクセスファ
イル提供手段を通じてこのアクセスリストファイルをス
クリプトファイルとともにコンピュータ上に入手するこ
とにより、スクリプトファイルに伴う処理実行後に多機
能画像処理周辺機器から取り出した状態類情報を、コン
ピュータからサービス拠点に簡単かつ自動的にフィード
バックさせることができる。
【0164】このような請求項13記載の発明の効果
は、請求項22及び32記載の発明においても奏され
る。
【0165】請求項14記載の発明によれば、請求項1
3記載の発明に加えて、コンピュータは、自機によるア
クセス方法が使用中、或いは、アクセス方法を持たない
の場合にはアクセスファイル提供手段により提供された
アクセスリストファイル中からサービス拠点に対するフ
ァクシミリ番号を抽出して多機能画像処理周辺機器へ転
送するファクシミリ番号転送手段を備え、多機能画像処
理周辺機器は、このファクシミリ番号転送手段によりフ
ァクシミリ番号が転送されたときには自機のフィードバ
ックすべき状態類情報を自機のファクシミリモデムを通
じてファクシミリ番号先にファクシミリモデムを用いた
データ送信若しくは画情報送信する状態類情報ファクシ
ミリ送信手段を備えたので、コンピュータが自機による
アクセス方法が使用中、例えば、インタネットへ電子メ
ールを出している最中、データモデムが接続中である等
の状況の場合には、多機能画像処理周辺機器の有するフ
ァクシミリモデムを利用することにより多機能画像処理
周辺機器側からサービス拠点に対して状態類情報をフィ
ードバックさせることができ、自機によるアクセス方法
が使用中であることやアクセス方法を持たないことによ
る不都合を回避することができる。
【0166】このような請求項14記載の発明の効果
は、請求項23及び33記載の発明においても奏され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態として、リモートメ
ンテナンスシステムを模式的に示す結線図である。
【図2】そのブロック図である。
【図3】コンピュータ周辺機器の機種特定データを含む
機種特定スクリプトファイルの一例を示す模式図であ
る。
【図4】パソコンの表示器画面の一例を示す正面図であ
る。
【図5】リモートメンテナンスシステムの動作を説明す
るフローチャートである。
【図6】本発明の第二の実施の形態のリモートメンテナ
ンスシステムのブロック図である。
【図7】リモートメンテナンスシステムの動作を説明す
るフローチャートである。
【図8】本発明の第三の実施の形態のリモートメンテナ
ンスシステムのブロック図である。
【図10】本発明の第四の実施の形態のリモートメンテ
ナンスシステムのブロック図である。
【図11】リモートメンテナンスシステムの動作を説明
するフローチャートである。
【図12】本発明の第五の実施の形態のリモートメンテ
ナンスシステムのブロック図である。
【図13】リモートメンテナンスシステムの動作を説明
するフローチャートである。
【図14】本発明の第六の実施の形態のリモートメンテ
ナンスシステムのブロック図である。
【図15】リモートメンテナンスシステムの動作を説明
するフローチャートである。
【図16】本発明の第七の実施の形態を模式的に示す結
線図である。
【図17】本発明の第八の実施の形態を模式的に示す結
線図である。
【図18】本発明の第九の実施の形態を模式的に示す結
線図である。
【図19】本発明の第十の実施の形態を模式的に示す結
線図である。
【図20】本発明の第十一の実施の形態を模式的に示す
結線図である。
【図21】本発明の第十二の実施の形態を示すフローチ
ャートである。
【図22】本発明の第七の実施の形態のリモートメンテ
ナンスシステムのブロック図である。
【図23】リモートメンテナンスシステムの動作を説明
するフローチャートである。
【図24】リモートメンテナンスシステムの動作を説明
するフローチャートである。
【図25】本発明の第十三及び第十四の実施の形態を模
式的に示す結線図である。
【図26】本発明の第八の実施の形態のリモートメンテ
ナンスシステムのブロック図である。
【図27】リモートメンテナンスシステムの動作を説明
するフローチャートである。
【図28】リモートメンテナンスシステムの動作を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】
1 多機能画像処理周辺機器,コンピュータ周辺
機器 3 コンピュータ 5 ファイル提供手段 6 スクリプトファイル 8 アクセスファイル提供手段 103 第一のメモリ 306 第二のメモリ 111 第三のメモリ 323 第四のメモリ 341 第五のメモリ 352 第六のメモリ A ユーザ領域 B サービス拠点
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態として、リモートメ
ンテナンスシステムを模式的に示す結線図である。
【図2】そのブロック図である。
【図3】コンピュータ周辺機器の機種特定データを含む
機種特定スクリプトファイルの一例を示す模式図であ
る。
【図4】パソコンの表示器画面の一例を示す正面図であ
る。
【図5】リモートメンテナンスシステムの動作を説明す
るフローチャートである。
【図6】本発明の第二の実施の形態のリモートメンテナ
ンスシステムのブロック図である。
【図7】リモートメンテナンスシステムの動作を説明す
るフローチャートである。
【図8】本発明の第三の実施の形態のリモートメンテナ
ンスシステムのブロック図である。
【図9】フローチャートである。
【図10】本発明の第四の実施の形態のリモートメンテ
ナンスシステムのブロック図である。
【図11】リモートメンテナンスシステムの動作を説明
するフローチャートである。
【図12】本発明の第五の実施の形態のリモートメンテ
ナンスシステムのブロック図である。
【図13】リモートメンテナンスシステムの動作を説明
するフローチャートである。
【図14】本発明の第六の実施の形態のリモートメンテ
ナンスシステムのブロック図である。
【図15】リモートメンテナンスシステムの動作を説明
するフローチャートである。
【図16】本発明の第七の実施の形態を模式的に示す結
線図である。
【図17】本発明の第八の実施の形態を模式的に示す結
線図である。
【図18】本発明の第九の実施の形態を模式的に示す結
線図である。
【図19】本発明の第十の実施の形態を模式的に示す結
線図である。
【図20】本発明の第十一の実施の形態を模式的に示す
結線図である。
【図21】本発明の第十二の実施の形態を示すフローチ
ャートである。
【図22】本発明の第七の実施の形態のリモートメンテ
ナンスシステムのブロック図である。
【図23】リモートメンテナンスシステムの動作を説明
するフローチャートである。
【図24】リモートメンテナンスシステムの動作を説明
するフローチャートである。
【図25】本発明の第十三及び第十四の実施の形態を模
式的に示す結線図である。
【図26】本発明の第八の実施の形態のリモートメンテ
ナンスシステムのブロック図である。
【図27】リモートメンテナンスシステムの動作を説明
するフローチャートである。
【図28】リモートメンテナンスシステムの動作を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】 1 多機能画像処理周辺機器,コンピュータ周辺
機器 3 コンピュータ 5 ファイル提供手段 6 スクリプトファイル 8 アクセスファイル提供手段 103 第一のメモリ 306 第二のメモリ 111 第三のメモリ 323 第四のメモリ 341 第五のメモリ 352 第六のメモリ A ユーザ領域 B サービス拠点

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータと、 各種情報が書換え自在に格納されるメモリを備えて前記
    コンピュータに接続された多機能画像処理周辺機器と、 サービス拠点に設けられて、1つ或いは限られた機種に
    限定された前記多機能画像処理周辺機器に対する複数の
    メンテナンス内容を記述したスクリプトファイルを作成
    するファイル作成手段と、 このファイル作成手段により作成されたスクリプトファ
    イルを前記サービス拠点から前記コンピュータに提供す
    るファイル提供手段とを備えたシステムであって、 前記コンピュータは、前記ファイル提供手段により提供
    された前記スクリプトファイル中の任意のファイルをダ
    ウンロードするダウンロード手段と、メンテナンス用ア
    プリケーションを実行してダウンロードしたスクリプト
    ファイルを前記多機能画像処理周辺機器に転送するメン
    テナンス用アプリケーション実行手段とを備え、 前記多機能画像処理周辺機器は、前記メンテナンス用ア
    プリケーションの実行に伴い転送されたスクリプトファ
    イル中のメンテナンス内容に応じて内部処理を実行する
    メンテナンス実行手段と、このメンテナンス実行手段に
    よる実行結果の良否を前記コンピュータに返送する結果
    返送手段とを備えたことを特徴とする多機能画像処理周
    辺機器のメンテナンスシステム。
  2. 【請求項2】 ファイル作成手段により作成されるスク
    リプトファイルは、メンテナンス内容に応じてそのメン
    テナンス内容が適用される機種を特定する対象機種情報
    を含み、 多機能画像処理周辺機器は、自機の機種情報を記憶した
    記憶部と、メンテナンス実行手段による内部処理の実行
    に先立ち転送されたスクリプファイル中の対象機種情報
    と前記記憶部中の自機の機種情報との一致を照合する照
    合手段と、この照合手段による照合の結果が一致すると
    きには前記メンテナンス実行手段による内部処理を続行
    し照合の結果が不一致のときには前記メンテナンス実行
    手段による内部処理を中断させる内部処理実行制御手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1記載の多機能画像
    処理周辺機器のメンテナンスシステム。
  3. 【請求項3】 コンピュータは、メンテナンス実行手段
    による内部処理の実行後に多機能画像処理周辺機器に対
    して任意に復元要求を出力する復元要求指示手段を備
    え、 前記多機能画像処理周辺機器は、メンテナンス実行手段
    により実行される内部処理のスクリプトファイルの内容
    がこの多機能画像処理周辺機器中のメモリ内容書換えの
    場合にはその書換個所のアドレスとメモリ内容とを一旦
    保存用メモリに格納させてから書換個所のメモリ内容の
    書換えを実行させるメンテナンス実行制御手段と、前記
    復元要求指示手段により復元要求が出されたときには前
    記保存用メモリに格納させたアドレス及びメモリ内容に
    基づき前記メモリに対する復元動作を実行する復元処理
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の多機能
    画像処理周辺機器のメンテナンスシステム。
  4. 【請求項4】 多機能画像処理周辺機器は、メンテナン
    ス実行手段により実行される内部処理のスクリプトファ
    イルの内容がこの多機能画像処理周辺機器中のメモリ内
    容書換えの場合にはその書換個所のアドレスと書換え前
    のメモリ内容とをコンピュータへ転送する前情報転送手
    段を備え、 前記コンピュータは、前記前情報転送手段により転送さ
    れたアドレスとメモリ内容とを該当するスクリプトファ
    イルに関連付けてファイルに保存するファイル形式保存
    手段と、前記メンテナンス実行手段による内部処理の実
    行後に前記多機能画像処理周辺機器に対して所望のアド
    レスとメモリ内容とに関する復元要求を任意に出力する
    復元要求指示手段とを備え、 前記多機能画像処理周辺機器は、前記復元要求指示手段
    により復元要求が出されたときには前記ファイル形式保
    存手段に保存されているファイル中から指定された所望
    のアドレス及びメモリ内容に基づき前記メモリに対する
    復元動作を実行する復元処理手段を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の多機能画像処理周辺機器のメンテナ
    ンスシステム。
  5. 【請求項5】 ファイル作成手段により作成されるスク
    リプトファイルは、多機能画像処理周辺機器中のメモリ
    内容書換えに関するファイルの場合にはその書換えがバ
    イト単位の書換えであるか、1又は複数のビットのみの
    書換えであるかの情報を含み、 前記多機能画像処理周辺機器は、1又は複数のビットの
    みの書換えである旨の情報を含む多機能画像処理周辺機
    器中のメモリ内容書換えに関するスクリプトファイルに
    応じた内部処理の実行時には指定されたアドレスの指定
    されたビット情報をチェックしてその書換えを実行する
    ビット単位処理手段を備えたことを特徴とする請求項
    1,2,3又は4記載の多機能画像処理周辺機器のメン
    テナンスシステム。
  6. 【請求項6】 コンピュータは、スクリプトファイルの
    内容が多機能画像処理周辺機器中のメモリ内容書換えを
    伴う場合には書換個所のアドレスにおける書換え前のメ
    モリ内容を前記多機能画像処理周辺機器中から転送させ
    る転送要求を出力する読出転送要求手段と、その転送要
    求に応じて転送されたメモリ内容に関して前記スクリプ
    トファイルの内容に応じたデータ置換処理をビット単位
    で施して前記多機能画像処理周辺機器側の前記書換個所
    のアドレスに返す変更後書換実行手段とを備え、 前記多機能画像処理周辺機器は、前記読出転送要求手段
    による転送要求の出力を受けたときに書換え前のメモリ
    内容を前記コンピュータへ転送する転送手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の多機能画
    像処理周辺機器のメンテナンスシステム。
  7. 【請求項7】 ファイル作成手段により作成されるスク
    リプトファイルは、多機能画像処理周辺機器中のメモリ
    内容書換えに関するファイルの場合には書換え情報とし
    てそれまでの設定内容との差分情報を含むことを特徴と
    する請求項1,2,3又は4記載の多機能画像処理周辺
    機器のメンテナンスシステム。
  8. 【請求項8】 スクリプトファイル中に含まれる差分情
    報は、その差分情報に基づき書換えられる設定の上限値
    と下限値との少なくとも一方が設定自在であり、 多機能画像処理周辺機器又はコンピュータは、差分情報
    に基づく書換え後の設定内容が上限値を上回り又は下限
    値を下回る場合にはメモリ内容の書換えを禁止させる内
    部処理実行制御手段を備えたことを特徴とする請求項7
    記載の多機能画像処理周辺機器のメンテナンスシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 ファイル作成手段により作成されるスク
    リプトファイルは、そのスクリプトファイルの適用を1
    回のみに制限する履歴情報の記憶部を含むことを特徴と
    する請求項7又は8記載の多機能画像処理周辺機器のメ
    ンテナンスシステム。
  10. 【請求項10】 ファイル作成手段により作成されるス
    クリプトファイルは、そのスクリプトファイルの適用を
    許容するためのパスワード情報を含むことを特徴とする
    請求項1,2,3又は4記載の多機能画像処理周辺機器
    のメンテナンスシステム。
  11. 【請求項11】 スクリプトファイル中のパスワード情
    報は、設定値の上限情報と下限情報との少なくとも一方
    を含むことを特徴とする請求項10記載の多機能画像処
    理周辺機器のメンテナンスシステム。
  12. 【請求項12】 多機能画像処理周辺機器は、自機に関
    する状態情報、エラー履歴、故障診断等に関する状態類
    情報をアドレス情報とともに記憶する状態類情報記憶部
    を備え、 ファイル作成手段により作成されるスクリプトファイル
    は、前記多機能画像処理周辺機器内で前記状態情報記憶
    部に記憶されている状態類情報に関して読み出すべきア
    ドレス情報を任意に含み、 前記多機能画像処理周辺機器は、状態類情報に関して読
    み出すべきアドレス情報を含むスクリプトファイルに伴
    う内部処理実行時にはそのアドレス情報における状態類
    情報を読み出してコンピュータに出力する状態類情報取
    出手段を備え、 前記コンピュータは、前記状態類情報取出手段により出
    力された状態類情報をファイルに保存する状態類情報フ
    ァイル保存手段を備えたことを特徴とする請求項1ない
    し10の何れか一記載の多機能画像処理周辺機器のメン
    テナンスシステム。
  13. 【請求項13】 サービス拠点に設けられて、そのサー
    ビス拠点へフィードバックさせるためのアクセス情報を
    含むアクセスリストファイルを作成するアクセスファイ
    ル作成手段と、 このアクセスファイル作成手段により作成されたアクセ
    スリストファイルを前記サービス拠点からコンピュータ
    に提供するアクセスファイル提供手段と、 前記コンピュータ中に設けられて、前記アクセスファイ
    ル提供手段により提供されたアクセスリストファイル中
    から任意のアクセス方法を選択するアクセス方法選択手
    段と、 前記コンピュータ中に設けられて、フィードバックすべ
    き状態類情報のファイルを前記アクセス方法選択手段に
    より選択されたアクセス方法に従い前記サービス拠点に
    送出する状態類情報フィードバック手段と、 を備えたことを特徴とする請求項12記載の多機能画像
    処理周辺機器のメンテナンスシステム。
  14. 【請求項14】 コンピュータは、自機によるアクセス
    方法が使用中若しくはアクセス方法を持たない場合には
    アクセスファイル提供手段により提供されたアクセスリ
    ストファイル中からサービス拠点に対するファクシミリ
    番号を抽出して多機能画像処理周辺機器へ転送するファ
    クシミリ番号転送手段を備え、 前記多機能画像処理周辺機器は、このファクシミリ番号
    転送手段によりファクシミリ番号が転送されたときには
    自機のフィードバックすべき状態類情報を自機のファク
    シミリモデムを通じて前記ファクシミリ番号先にファク
    シミリモデムを用いたデータ送信若しくは画情報送信す
    る状態類情報ファクシミリ送信手段を備えたことを特徴
    とする請求項13記載の多機能画像処理周辺機器のメン
    テナンスシステム。
  15. 【請求項15】 少なくとも一つのコンピュータと、こ
    のコンピュータに接続された少なくとも一つのコンピュ
    ータ周辺機器と、このコンピュータ周辺機器を特定する
    同一性情報とコンピュータ周辺機器の動作条件を調整す
    るプログラムされたパラメータとを含むメンテナンスデ
    ータを格納するコンピュータ周辺機器に内蔵された第一
    のメモリとを備える少なくとも一つのユーザシステム
    と、 サービス拠点に設けられ、コンピュータ周辺機器の第一
    のメモリに格納されたメンテナンスデータの読み出し書
    き込み動作の指示を含むソーススクリプトファイルを作
    成するファイル作成手段と、 ファイル提供手段によってコンピュータに接続され、フ
    ァイル提供手段から情報を受信し、ファイル作成手段に
    よって作成されたソーススクリプトファイルをファイル
    提供手段に送信する第一のデータ送受信手段と、を備
    え、 a.ファイル提供手段を介して第一のデータ送受信手段
    から送信されたソーススクリプトファイルを受信し、フ
    ァイル提供手段とコンピュータ周辺機器とにデータを転
    送する第二のデータ送受信手段と、 b.ソーススクリプトファイルに含まれた指示の中から
    コンピュータに接続されたコンピュータ周辺機器の機種
    の指示を選択し、続いて、選択された指示を含む機種特
    定スクリプトファイルを作成する選択手段と、 c.機種特定スクリプトファイルを格納する第二のメモ
    リと、 d.選択された指示を含む機種特定スクリプトファイル
    を第二のメモリにダウンロードするダウンロード手段
    と、 e.機種特定スクリプトファイルが第二のメモリにダウ
    ンロードされた後、ダウンロードされた機種特定スクリ
    プトファイルをコンピュータ周辺機器に転送するための
    メンテナンス用アプリケーションを適宜実行するメンテ
    ナンス用アプリケーション実行手段と、をコンピュータ
    に設け、 a.機種特定スクリプトファイルに含まれている選択さ
    れた指示に従い、コンピュータ周辺機器の第一のメモリ
    に格納されたメンテナンスデータの読み出し書き込み動
    作を実行するメンテナンス実行手段と、 b.選択された指示に従いメンテナンスデータの読み出
    し書き込み動作がメンテナンス実行手段によって適当に
    なされたかどうかを判定し、その判定結果をコンピュー
    タに転送する結果返送手段と、をコンピュータ周辺機器
    に設けた、ことを特徴とするコンピュータ周辺機器のメ
    ンテナンスシステム。
  16. 【請求項16】 ソーススクリプトファイル及び機種特
    定スクリプトファイルに含まれたそれぞれの指示の一つ
    はこの指示が適用されるコンピュータ周辺機器の機種を
    特定するための機種特定情報を含み、第一のメモリに格
    納された同一性情報は機種同一性情報を含み、コンピュ
    ータ周辺機器は、 a.メンテナンス実行手段がメンテナンスデータの読み
    出し書き込みの少なくとも一方の動作を実行する前に、
    コンピュータ周辺機器の第一のメモリに格納された同一
    性情報に含まれた機種同一性情報に対して機種特定情報
    を照合する照合手段と、 b.コンピュータ周辺機器の第一のメモリに格納された
    同一性情報に含まれた機種同一性情報に対する機種特定
    スクリプトファイルの指示に含まれた機種特定情報の照
    合手段による照合の結果、照合することが確認された場
    合にはメンテナンスデータの読み出し書き込み動作の実
    行を継続し、照合することが確認できない場合にはメン
    テナンスデータの読み出し書き込み動作の実行を停止す
    る第一のメンテナンス実行制御手段と、を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項15記載のコンピュータ周辺機器
    のメンテナンスシステム。
  17. 【請求項17】 機種特定スクリプトファイルに含まれ
    ている選択された指示がコンピュータ周辺機器のメモリ
    に格納されたメンテナンスデータの書き込み動作を指示
    する場合、選択された指示は、メンテナンスデータ変更
    のための置換データと、第一のメモリ中で変更されるメ
    ンテナンスデータの位置を特定するメモリアドレスとを
    含み、 コンピュータは、メンテナンス実行手段がメンテナンス
    データの読み出し書き込み動作を実行した後に、コンピ
    ュータ周辺機器にその状態を前の状態に復元する状態復
    元コマンドを適宜送信する第一の状態復元指示手段を備
    え、 コンピュータ周辺機器は、 a.メモリアドレスを含み、機種特定スクリプトファイ
    ルの指示に含まれ、そして、データに連関する情報を格
    納する第三のメモリと、 b.選択された指示が置換データ及びメモリアドレスを
    用いてメンテナンスデータの書き込み動作を指示してい
    るかどうかを判定し、選択された指示が書き込み動作の
    実行であると判定された場合にはメモリアドレス及びメ
    ンテナンスデータの現在の状態を表すデータを第三のメ
    モリに格納し、メンテナンス実行手段に置換データ及び
    メモリアドレスを用いてメンテナンスデータの書き込み
    動作を実行させる第二にメンテナンス実行制御手段と、 c.コンピュータ周辺機器がコンピュータの第一の状態
    格納指示手段から送信された状態格納コマンドを受信し
    た場合、第三のメモリに格納されたメモリアドレス及び
    前状態を用いて第一のメモリに格納されたメンテナンス
    データの状態を前データに復元する第一の状態復元手段
    と、を備える、ことを特徴とする請求項15記載のコン
    ピュータ周辺機器のメンテナンスシステム。
  18. 【請求項18】 機種特定スクリプトファイルに含まれ
    ている選択された指示がコンピュータ周辺機器のメモリ
    に格納されたメンテナンスデータの書き込み動作を指示
    する場合、選択された指示は、メンテナンスデータ変更
    のための置換データと、第一のメモリ中で変更されるメ
    ンテナンスデータの位置を特定するメモリアドレスとを
    含み、 コンピュータ周辺機器は、選択された指示が置換データ
    及びメモリアドレスを用いてメンテナンスデータの書き
    込み動作を指示しているかどうかを判定し、選択された
    指示が書き込み動作の実行であると判定された場合、メ
    モリアドレス及びこのメモリアドレスによって特定され
    た位置において第一のメモリに格納されたメンテナンス
    データの現在の状態をコンピュータに転送し、メンテナ
    ンス実行手段に置換データ及びメモリアドレスを用いて
    メンテナンスデータの書き込み動作を実行させる第三の
    メンテナンス実行制御手段を備え、コンピュータは、 a.予め決められた形式にデータを格納する第四のメモ
    リと、 b.第三のメンテナンス実行制御手段によって送信され
    たメモリアドレス及び前状態を表すデータを予め決めら
    れたファイル形式にリフォーマットし、メモリアドレ及
    び現在状態を表すリフォーマットされたデータを機種特
    定スクリプトファイルに含まれる選択された指示に関連
    付けて第四のメモリに格納する第一のデータリフォーマ
    ット手段と、 c.メンテナンス実行手段がメンテナンスデータの読み
    出し書き込み動作を実行した後で、メモリアドレスでメ
    ンテナンスデータを前状態に復帰するために状態復帰コ
    マンドをコンピュータ周辺機器に送信し、コンピュータ
    の第四のメモリに格納された前状態にコンピュータ周辺
    機器の状態を復帰させる第二の状態復帰指示手段と、を
    備え、 コンピュータ周辺機器は、コンピュータの第一の状態格
    納指示手段から送信された状態格納コマンドを受信した
    場合、メモリアドレス及びコンピュータの第四のメモリ
    に予め決められたファイル形式で格納された前状態を用
    いて第一のメモリに格納されたメンテナンスデータの状
    態を前状態に復元する第二の状態復元手段を備える、こ
    とを特徴とする請求項15記載のコンピュータ周辺機器
    のメンテナンスシステム。
  19. 【請求項19】 機種特定スクリプトファイルに含まれ
    た選択された指示がコンピュータ周辺機器の第一のメモ
    リに格納されたメンテナンスデータの書き込み動作を指
    示する場合、選択された指示は、 a.メンテナンスデータを変更する置換データと、 b.第一のメモリ中で変更されるメンテナンスデータの
    位置を特定するメモリアドレスと、 c.メモリアドレス中の対象ビットと、 d.バイト単位又はビット単位の何れか一方の書き込み
    動作と、を含み、 コンピュータ周辺機器は、第一のメモリ中のメモリアド
    レスの対象ビットでメンテナンスデータ中のデータを検
    査し、第一のメモリ中のメモリアドレスの対象ビットで
    のメンテナンスデータ中のデータが置換データと相違す
    る場合のみ、置換データを用いて第一のメモリ中のメモ
    リアドレスの対象ビットでのメンテナンスデータ中のデ
    ータを書き込む第一のビット単位書き込み手段を備え
    る、ことを特徴とする請求項15記載のコンピュータ周
    辺機器のメンテナンスシステム。
  20. 【請求項20】 機種特定スクリプトファイルに含まれ
    た選択された指示がコンピュータ周辺機器の第一のメモ
    リ中に格納されたメンテナンスデータの書き込み動作を
    指示する場合、選択された指示は、 a.メンテナンスデータを変更する置換データと、 b.第一のメモリ中で変更されるメンテナンスデータの
    位置を特定するメモリアドレスと、 c.メモリアドレス中の対象ビットと、 d.バイト単位又はビット単位の何れか一方の書き込み
    動作と、を含み、 コンピュータは、 a.第五のメモリと、 b.選択された指示が置換データとメモリアドレスとメ
    モリアドレス中の対象ビットとを用いたメンテナンスデ
    ータの書き込み動作を指示するかどうかを判定し、その
    判定結果が肯定的である場合には、コンピュータ周辺機
    器に、メモリアドレスによって特定された位置でコンピ
    ュータ周辺機器の第一のメモリに格納されたメンテナン
    スデータをコンピュータの第五のメモリに転送すること
    を要求する第五のメンテナンスデータ要求手段と、を備
    え、 コンピュータ周辺機器は、メモリアドレスによって特定
    された位置でコンピュータ周辺機器の第一のメモリに格
    納されたメンテナンスデータをコンピュータの第五のメ
    モリに転送する第一のメンテナンスデータ転送手段を備
    え、 コンピュータは、対象ビット及びメモリアドレスによっ
    て特定された位置でコンピュータの第五のメモリに格納
    されたメンテナンスデータ中のデータを検査し、第五の
    メモリ中のメモリアドレスの対象ビットでのメンテナン
    スデータ中のデータが置換データと相違する場合にの
    み、選択された指示に従い置換データを用いてメモリア
    ドレスの対象ビットでのメンテナンスデータ中のデータ
    を書き込み、メンテナンス実行手段がメンテナンスデー
    タの書き込み動作を実行するようにコンピュータ周辺機
    器に書き込まれたメンテナンスデータを返送する第二の
    ビット単位データ書き込み手段を備える、ことを特徴と
    する請求項15記載のコンピュータ周辺機器のメンテナ
    ンスシステム。
  21. 【請求項21】 コンピュータ周辺機器の第一のメモリ
    に格納されたメンテナンスデータは、動作条件ステータ
    ス、エラーステータス、技術的変更の履歴及び技術的デ
    ータであり、機種特定スクリプトファイルに含まれた選
    択された指示は、メンテナンスデータの所望情報が格納
    されたコンピュータ周辺機器の第一のメモリ中のメンテ
    ナンスデータの位置を特定するアドレス情報を含み、 コンピュータ周辺機器は、選択された指示がコンピュー
    タ周辺機器の第一のメモリに格納されたメンテナンスデ
    ータの読み出し動作を指示するかどうかを判定し、選択
    された指示に含まれたアドレス情報によって特定された
    位置で第五のメモリに格納されたメンテナンスデータを
    読み出し、指示が読み出し動作を指示する場合には読み
    出したメンテナンスデータをコンピュータに転送する第
    二のメンテナンスデータ転送手段を備え、 コンピュータは、 a.予め決められたファイル形式でデータを格納する第
    六のメモリと、 b.第二のメンテナンスデータ転送手段によって転送さ
    れたメンテナンスデータを受信し、受信したメンテナン
    スデータを予め決められたファイル形式にリフォーマッ
    トし、リフォーマットされたメンテナンスデータを第六
    のメモリに転送する第二のデータリフォーマット手段
    と、を備えることを特徴とする請求項15記載のコンピ
    ュータ周辺機器のメンテナンスシステム。
  22. 【請求項22】 サービス拠点に設けられて選択的に用
    いられる複数のアクセス手段を含むアクセス手段ファイ
    ルを作成し、第一の送受信手段を用いてファイル提供手
    段にアクセス手段ファイルを転送するアクセス手段ファ
    イル作成手段を備え、 コンピュータは、 a.ファイル提供手段を介して受信したアクセス手段フ
    ァイルリストに含まれている複数のアクセス手段のうち
    からアクセス手段を選択し、選択されたアクセス手段に
    従いファイル転送条件を提供するアクセス手段選択手段
    と、 b.ファイル転送条件が選択されたアクセス手段に従い
    提供されたかどうかを判定し、ファイル提供手段を介
    し、提供されたアクセス手段及び第二の送受信手段を用
    いてサービス拠点にコンピュータ周辺機器のメンテナン
    スデータファイルを転送するメンテナンスデータファイ
    ル転送手段と、を備えることを特徴とする請求項21記
    載のコンピュータ周辺機器のメンテナンスシステム。
  23. 【請求項23】 アクセス手段選択手段は、アクセス手
    段ファイルを受信すると直ぐにアクセス手段ファイルに
    含まれているサービス拠点のファクシミリ装置のファク
    シミリ番号を自動的に検索して格納し、 コンピュータは、 a.メンテナンスデータファイルが第六のメモリに格納
    された場合、アクセス手段がビジーであるかどうか、フ
    ァクシミリ番号がアクセス手段選択手段によって格納さ
    れたかどうかを判定し、 b.アクセス手段がビジーであってファクシミリ番号が
    格納された場合、ファクシミリ番号及びメンテナンスデ
    ータファイルをコンピュータ周辺機器に転送し、 c.アクセス手段がビジーではなくファクシミリ番号が
    格納されない場合、第二の送受信手段を用いてファイル
    提供手段にメンテナンスデータを転送するメンテナンス
    データファイル転送手段を起動する、ファクシミリ番号
    転送手段を備え、 コンピュータ周辺機器は、 a.ファクシミリモデムと、 b.ファクシミリ番号転送手段によって送信されたファ
    クシミリ番号及びメンテナンスデータファイルを受信す
    ると直ぐに、ファクシミリモデムを介してファクシミリ
    番号転送手段によって転送されたファクシミリ番号を用
    いてサービス拠点に設置されたファクシミリ装置に対
    し、ファクシミリ番号転送手段によって送信されたコン
    ピュータ周辺機器のメンテナンスデータファイルを転送
    するメンテナンスデータファイルファクシミリ転送手段
    と、を備える、ことを特徴とする請求項22記載のコン
    ピュータ周辺機器のメンテナンスシステム。
  24. 【請求項24】 コンピュータは、標準的なオペレーテ
    ィングシステムを含む標準的なパーソナルコンピュータ
    であり、コンピュータ周辺機器は、スキャニング機能と
    印刷機能とファクシミリ機能と複写機能との少なくとも
    一つを選択的に含む多機能画像処理周辺機器であること
    を特徴とする請求項15記載のコンピュータ周辺機器の
    メンテナンスシステム。
  25. 【請求項25】 少なくとも一つのコンピュータと、こ
    のコンピュータに接続された少なくとも一つのコンピュ
    ータ周辺機器と、このコンピュータ周辺機器を特定する
    同一性情報とコンピュータ周辺機器の動作条件を調整す
    るプログラムされたパラメータとを含むメンテナンスデ
    ータを格納するコンピュータ周辺機器に内蔵された第一
    のメモリとを備える少なくとも一つのユーザシステムを
    備えるシステムにおいて、 コンピュータ周辺機器は、 a.サービス拠点に設けられ、コンピュータ周辺機器の
    第一のメモリに格納されたメンテナンスデータの読み出
    し書き込み動作の指示を含むソーススクリプトファイル
    を作成し、 b.ファイル提供手段によってコンピュータに接続さ
    れ、ファイル提供手段から情報を受信し、ファイル作成
    手段によって作成されたソーススクリプトファイルをフ
    ァイル提供手段に送信し、 コンピュータは、 a.ファイル提供手段を介して第一のデータ送受信手段
    から送信されたソーススクリプトファイルを受信し、 b.ソーススクリプトファイルに含まれた指示の中から
    コンピュータに接続されたコンピュータ周辺機器の機種
    の指示を選択し、続いて、選択された指示を含む機種特
    定スクリプトファイルを作成し、 c.機種特定スクリプトファイルを第二のメモリに格納
    し、 d.選択された指示を含む機種特定スクリプトファイル
    を第二のメモリにダウンロードし、 e.機種特定スクリプトファイルが第二のメモリにダウ
    ンロードされた後、ダウンロードされた機種特定スクリ
    プトファイルをコンピュータ周辺機器に転送するための
    メンテナンス用アプリケーションを適宜実行し、 コンピュータ周辺機器は、更に、 a.機種特定スクリプトファイルに含まれている選択さ
    れた指示に従い、コンピュータ周辺機器の第一のメモリ
    に格納されたメンテナンスデータの読み出し書き込み動
    作を実行し、 b.選択された指示に従いメンテナンスデータの読み出
    し書き込み動作がメンテナンス実行手段によって適当に
    なされたかどうかを判定し、その判定結果をコンピュー
    タに転送する、ことを特徴とするコンピュータ周辺機器
    のメンテナンス方法。
  26. 【請求項26】 ソーススクリプトファイル及び機種特
    定スクリプトファイルに含まれたそれぞれの指示の一つ
    はこの指示が適用されるコンピュータ周辺機器の機種を
    特定するための機種特定情報を含み、第一のメモリに格
    納された同一性情報は機種同一性情報を含む請求項25
    記載のシステムにおいて、 a.メンテナンスデータの読み出し書き込みの少なくと
    も一方の動作を実行する前に、コンピュータ周辺機器の
    第一のメモリに格納された同一性情報に含まれた機種同
    一性情報に対して機種特定情報を照合し、 b.コンピュータ周辺機器の第一のメモリに格納された
    同一性情報に含まれた機種同一性情報に対する機種特定
    スクリプトファイルの指示に含まれた機種特定情報の照
    合手段による照合の結果、照合することが確認された場
    合にはメンテナンスデータの読み出し書き込み動作の実
    行を継続し、照合することが確認できない場合にはメン
    テナンスデータの読み出し書き込み動作の実行を停止す
    る、ことを特徴とする請求項25記載のコンピュータ周
    辺機器のメンテナンス方法。
  27. 【請求項27】 機種特定スクリプトファイルに含まれ
    ている選択された指示がコンピュータ周辺機器のメモリ
    に格納されたメンテナンスデータの書き込み動作を指示
    する場合、選択された指示は、メンテナンスデータ変更
    のための置換データと、第一のメモリ中で変更されるメ
    ンテナンスデータの位置を特定するメモリアドレスとを
    含む請求項25記載のシステムにおいて、 コンピュータは、メンテナンス実行手段がメンテナンス
    データの読み出し書き込み動作を実行した後に、コンピ
    ュータ周辺機器にその状態を前の状態に復元する状態復
    元コマンドを適宜送信し、 コンピュータ周辺機器は、 a.メモリアドレスを含み、機種特定スクリプトファイ
    ルの指示に含まれ、そして、データに連関する情報を第
    三のメモリに格納し、 b.選択された指示が置換データ及びメモリアドレスを
    用いてメンテナンスデータの書き込み動作を指示してい
    るかどうかを判定し、選択された指示が書き込み動作の
    実行であると判定された場合にはメモリアドレス及びメ
    ンテナンスデータの現在の状態を表すデータを第三のメ
    モリに格納し、置換データ及びメモリアドレスを用いて
    メンテナンスデータの書き込み動作を実行させ、 c.コンピュータ周辺機器がコンピュータの第一の状態
    格納指示手段から送信された状態格納コマンドを受信し
    た場合、第三のメモリに格納されたメモリアドレス及び
    前状態を用いて第一のメモリに格納されたメンテナンス
    データの状態を前データに復元する、ことを特徴とする
    請求項25記載のコンピュータ周辺機器のメンテナンス
    方法。
  28. 【請求項28】 機種特定スクリプトファイルに含まれ
    ている選択された指示がコンピュータ周辺機器のメモリ
    に格納されたメンテナンスデータの書き込み動作を指示
    する場合、選択された指示は、メンテナンスデータ変更
    のための置換データと、第一のメモリ中で変更されるメ
    ンテナンスデータの位置を特定するメモリアドレスとを
    含む請求項25記載のシステムにおいて、 コンピュータ周辺機器は、選択された指示が置換データ
    及びメモリアドレスを用いてメンテナンスデータの書き
    込み動作を指示しているかどうかを判定し、選択された
    指示が書き込み動作の実行であると判定された場合、メ
    モリアドレス及びこのメモリアドレスによって特定され
    た位置において第一のメモリに格納されたメンテナンス
    データの現在の状態をコンピュータに転送し、メンテナ
    ンスデータ書き込み動作の実行過程で置換データ及びメ
    モリアドレスを用いてメンテナンスデータの書き込み動
    作を実行させ、 コンピュータは、 a.予め決められた形式にデータを第四のメモリに格納
    し、 b.送信過程によって送信されたメモリアドレス及び前
    状態を表すデータを予め決められたファイル形式にリフ
    ォーマットし、メモリアドレ及び現在状態を表すリフォ
    ーマットされたデータを機種特定スクリプトファイルに
    含まれる選択された指示に関連付けて第四のメモリに格
    納し、 c.メンテナンスデータ読み出し書き込み実行過程でメ
    ンテナンスデータの読み出し書き込み動作が実行された
    後、メモリアドレスでメンテナンスデータを前状態に復
    帰するために状態復帰コマンドをコンピュータ周辺機器
    に送信し、コンピュータの第四のメモリに格納された前
    状態にコンピュータ周辺機器の状態を復帰させ、 コンピュータ周辺機器は、更に、コンピュータからの送
    信過程で送信された状態格納コマンドを受信した場合、
    メモリアドレス及びコンピュータの第四のメモリに予め
    決められたファイル形式で格納された前状態を用いて第
    一のメモリに格納されたメンテナンスデータの状態を前
    状態に復元する、ことを特徴とする請求項25記載のコ
    ンピュータ周辺機器のメンテナンス方法。
  29. 【請求項29】 機種特定スクリプトファイルに含まれ
    た選択された指示がコンピュータ周辺機器の第一のメモ
    リに格納されたメンテナンスデータの書き込み動作を指
    示する場合、選択された指示は、 a.メンテナンスデータを変更する置換データと、 b.第一のメモリ中で変更されるメンテナンスデータの
    位置を特定するメモリアドレスと、 c.メモリアドレス中の対象ビットと、 d.バイト単位又はビット単位の何れか一方の書き込み
    動作と、を含む請求項25記載のシステムにおいて、 コンピュータ周辺機器は、第一のメモリ中のメモリアド
    レスの対象ビットでメンテナンスデータ中のデータを検
    査し、第一のメモリ中のメモリアドレスの対象ビットで
    のメンテナンスデータ中のデータが置換データと相違す
    る場合のみ、置換データを用いて第一のメモリ中のメモ
    リアドレスの対象ビットでのメンテナンスデータ中のデ
    ータを書き込むことを特徴とする請求項25記載のコン
    ピュータ周辺機器のメンテナンス方法。
  30. 【請求項30】 機種特定スクリプトファイルに含まれ
    た選択された指示がコンピュータ周辺機器の第一のメモ
    リ中に格納されたメンテナンスデータの書き込み動作を
    指示する場合、選択された指示は、 a.メンテナンスデータを変更する置換データと、 b.第一のメモリ中で変更されるメンテナンスデータの
    位置を特定するメモリアドレスと、 c.メモリアドレス中の対象ビットと、 d.バイト単位又はビット単位の何れか一方の書き込み
    動作と、を含み、コンピュータが第五のメモリを備える
    請求項25記載のシステムにおいて、 コンピュータは、 a.選択された指示が置換データとメモリアドレスとメ
    モリアドレス中の対象ビットとを用いたメンテナンスデ
    ータの書き込み動作を指示するかどうかを判定し、 b.その判定結果が肯定的である場合には、コンピュー
    タ周辺機器に、メモリアドレスによって特定された位置
    でコンピュータ周辺機器の第一のメモリに格納されたメ
    ンテナンスデータをコンピュータの第五のメモリに転送
    することを要求し、 コンピュータ周辺機器は、メモリアドレスによって特定
    された位置でコンピュータ周辺機器の第一のメモリに格
    納されたメンテナンスデータをコンピュータの第五のメ
    モリに転送し、 コンピュータ周辺機器は、 a.対象ビット及びメモリアドレスによって特定された
    位置でコンピュータの第五のメモリに格納されたメンテ
    ナンスデータ中のデータを検査し、第五のメモリ中のメ
    モリアドレスの対象ビットでのメンテナンスデータ中の
    データが置換データと相違する場合にのみ、選択された
    指示に従い置換データを用いてメモリアドレスの対象ビ
    ットでのメンテナンスデータ中のデータを書き込み、 b.メンテナンスデータの書き込み動作を実行するよう
    にコンピュータ周辺機器に書き込まれたメンテナンスデ
    ータを返送する、ことを特徴とする請求項25記載のコ
    ンピュータ周辺機器のメンテナンス方法。
  31. 【請求項31】 コンピュータ周辺機器の第一のメモリ
    に格納されたメンテナンスデータは、動作条件ステータ
    ス、エラーステータス、技術的変更の履歴及び技術的デ
    ータであり、機種特定スクリプトファイルに含まれた選
    択された指示は、メンテナンスデータの所望情報が格納
    されたコンピュータ周辺機器の第一のメモリ中のメンテ
    ナンスデータの位置を特定するアドレス情報を含む請求
    項25記載のシステムにおいて、 コンピュータ周辺機器は、 a.選択された指示がコンピュータ周辺機器の第一のメ
    モリに格納されたメンテナンスデータの読み出し動作を
    指示するかどうかを判定し、 b.選択された指示に含まれたアドレス情報によって特
    定された位置で第五のメモリに格納されたメンテナンス
    データを読み出し、 c.指示が読み出し動作を指示する場合には読み出した
    メンテナンスデータをコンピュータに転送し、 コンピュータは、 a.予め決められたファイル形式で第六のメモリにデー
    タを格納し、 b.第二のメンテナンスデータ転送手段によって転送さ
    れたメンテナンスデータを受信し、 c.受信したメンテナンスデータを予め決められたファ
    イル形式にリフォーマットし、 d.リフォーマットされたメンテナンスデータを第六の
    メモリに転送する、ことを特徴とする請求項25記載の
    コンピュータ周辺機器のメンテナンス方法。
  32. 【請求項32】 コンピュータ周辺機器は、 a.サービス拠点に設けられて選択的に用いられる複数
    のアクセス手段を含むアクセス手段ファイルを作成し、 b.第一の送受信手段を用いてファイル提供手段にアク
    セス手段ファイルを転送し、 コンピュータは、 a.ファイル提供手段を介して受信したアクセス手段フ
    ァイルリストに含まれている複数のアクセス手段のうち
    からアクセス手段を選択し、 b.選択されたアクセス手段に従いファイル転送条件を
    提供し、 c.ファイル転送条件が選択されたアクセス手段に従い
    提供されたかどうかを判定し、 d.ファイル提供手段を介し、提供されたアクセス手段
    及びファイル提供手段を用いてサービス拠点にコンピュ
    ータ周辺機器のメンテナンスデータファイルを転送す
    る、ことを特徴とする請求項31記載のコンピュータ周
    辺機器のメンテナンス方法。
  33. 【請求項33】 コンピュータは、 a.アクセス手段ファイルを受信すると直ぐにアクセス
    手段ファイルに含まれているサービス拠点のファクシミ
    リ装置のファクシミリ番号を自動的に検索して格納し、 b.メンテナンスデータファイルが第六のメモリに格納
    された場合、アクセス手段がビジーであるかどうか、フ
    ァクシミリ番号がアクセス手段選択手段によって格納さ
    れたかどうかを判定し、 c.アクセス手段がビジーであってファクシミリ番号が
    格納された場合、ファクシミリ番号及びメンテナンスデ
    ータファイルをコンピュータ周辺機器に転送し、 d.アクセス手段がビジーではなくファクシミリ番号が
    格納されない場合、第二の送受信手段を用いてファイル
    提供手段にメンテナンスデータを転送し、 コンピュータ周辺機器は、ファクシミリ番号転送手段に
    よって送信されたファクシミリ番号及びメンテナンスデ
    ータファイルを受信すると直ぐに、ファクシミリモデム
    を介してファクシミリ番号転送手段によって転送された
    ファクシミリ番号を用いてサービス拠点に設置されたフ
    ァクシミリ装置に対し、ファクシミリ番号転送手段によ
    って送信されたコンピュータ周辺機器のメンテナンスデ
    ータファイルを転送する、ことを特徴とする請求項32
    記載のコンピュータ周辺機器のメンテナンス方法。
  34. 【請求項34】 コンピュータは、標準的なオペレーテ
    ィングシステムを含む標準的なパーソナルコンピュータ
    であり、コンピュータ周辺機器は、スキャニング機能と
    印刷機能とファクシミリ機能と複写機能との少なくとも
    一つを選択的に含む多機能画像処理周辺機器であること
    を特徴とする請求項25記載のコンピュータ周辺機器の
    メンテナンス方法。
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