JPH10301726A - プリンタシステム及びプリント制御方法及びコンピュータ可読メモリ - Google Patents

プリンタシステム及びプリント制御方法及びコンピュータ可読メモリ

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JPH10301726A
JPH10301726A JP9109542A JP10954297A JPH10301726A JP H10301726 A JPH10301726 A JP H10301726A JP 9109542 A JP9109542 A JP 9109542A JP 10954297 A JP10954297 A JP 10954297A JP H10301726 A JPH10301726 A JP H10301726A
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JP9109542A
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Yasuhiko Hirano
安彦 平野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタとホストとの間での双方向通信によ
り、例えば、用紙切れや紙づまり等によるプリント動作
が中断した場合の対処をホストに要求し、適切な対応を
とることが可能なプリンタシステム及びプリント制御方
法及びその機能を実現するコンピュータ可読メモリを提
供する。 【解決手段】 エンジン17の例えば紙づまりを検知す
ると、これをホスト3000に通知し、ホストがその通
知に基づく適切な対処をするようユーザに報知する一
方、紙づまりがなくなったかどうかを監視し、所定時間
の監視の後、これが依然として継続している場合には、
ホストから送られたプリントデータを圧縮してRAMの
蓄積用領域41に格納し、紙づまりが解消された場合
に、格納された圧縮プリントデータを伸長し、その伸長
されたプリントデータを印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタシステム及
びプリント制御方法及びコンピュータ可読メモリに関
し、特に、ネットワークを介して接続されるプリンタシ
ステム及びプリント制御方法及びコンピュータ可読メモ
リに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタ装置は、ホストコンピュ
ータ(以下、ホストという)等からの単方向通信によっ
てプリントデータを受信し、記録用紙のような記憶媒体
にプリント出力するという構成になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、ホストとプリンタ装置との間の通信が単方向通
信であったため、ホストからプリンタ装置へのプリント
データの送信は可能であるが、プリンタ装置の動作状況
(状態)、例えば、用紙切れや紙づまりなどのプリント
動作の中断を示す情報を逆方向につまりプリンタ装置か
らホストへの伝えることができない。従って、ユーザ自
身でプリンタ装置の設置場所に行ってその動作状況を常
に確認する必要があった。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
であり、ホストとの間で双方向通信を行い、例えば、用
紙切れや紙づまり等によるプリント動作が中断した場合
の対処をホストに要求し、適切な対応をとることが可能
なプリンタシステム及びプリント制御方法及びその機能
を実現するコンピュータ可読メモリを提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のプリンタシステムは、以下に示すような構成を
備える。
【0006】即ち、複数のホストと少なくとも1台のプ
リンタ装置とがネットワークを介して双方向通信が可能
なように接続されたプリンタシステムであって、前記プ
リンタ装置には、印刷動作を阻害する事象を検知する検
知手段と、前記検知手段によって検知された事象を前記
ホストに通知する通知手段と、前記検知手段によって検
知された事象がなくなったかどうかを監視する監視手段
と、前記監視手段による所定時間の監視の後、前記事象
が依然として継続している場合には、前記ホストから送
られたプリントデータを圧縮して記憶する記憶手段と、
前記事象がなくなった場合に、前記記憶手段に格納され
た圧縮プリントデータを伸長する伸長手段とを有し、前
記ホストには、前記通知手段による通知を受信し、前記
通知に基づく適切な対処をする旨をユーザに報知する報
知手段とを有することを特徴とするプリンタシステムを
備える。
【0007】前記事象とは、紙づまり、インク切れ、ト
ナー切れを含む。
【0008】さらに、監視手段による監視時間を設定す
る第1の設定手段を有しても良い。
【0009】また、通知手段は、複数のホストに対して
選択的に通知を行うことができ、例えば、(1)複数の
ホストの内、印刷動作を阻害する事象を発生させる契機
となったプリント命令を発行したホストに対して通知を
行ったり、(2)複数のホスト全てに対して通知を行っ
たり、或は、(3)印刷動作を阻害する事象を発生した
場合に、その事象の通知を行うホストを設定しておき、
その設定されたホストに対して通知を行うようにするこ
とができる。
【0010】一方、報知手段も、ユーザに対して、報知
を行う媒体を選択でき、例えば、(1)画面上に表示さ
れるアイコン、(2)音声、或は、(3)アイコンと音
声の組み合わせとを用いることができる。
【0011】また他の発明によれば、複数のホストと少
なくとも1台のプリンタ装置とがネットワークを介して
双方向通信が可能なように接続されたプリンタシステム
におけるプリント制御方法であって、前記プリンタ装置
の印刷動作を阻害する事象を検知する検知工程と、前記
検知工程において検知された事象を前記ホストに通知す
る通知工程と、前記通知を前記ホストが受信し、前記通
知に基づく適切な対処をする旨をユーザに報知する報知
工程と、前記プリンタ装置に、前記検知された事象がな
くなったかどうかを監視する監視工程と、前記監視工程
による所定時間の監視の後、前記事象が依然として継続
している場合には、前記ホストから前記プリンタ装置に
送られたプリントデータを圧縮して記憶媒体に格納する
圧縮格納工程と、前記事象がなくなった場合に、前記記
憶媒体に格納された圧縮プリントデータを伸長する伸長
工程と、前記伸長されたプリントデータを印刷する印刷
工程とを有することを特徴とするプリント制御方法。を
備える。
【0012】さらに他の発明によれば、複数のホストと
少なくとも1台のプリンタ装置とがネットワークを介し
て双方向通信が可能なように接続されたプリンタシステ
ムにおいて実行されるプリント制御プログラムを格納し
たコンピュータ可読メモリであって、前記プリンタ装置
の印刷動作を阻害する事象を検知する処理を実行するコ
ードと、前記検知された事象を前記ホストに通知する処
理を実行するコードと、前記通知を前記ホストが受信
し、前記通知に基づく適切な対処をする旨をユーザに報
知する処理を実行するコードと、前記プリンタ装置に、
前記検知された事象がなくなったかどうかを監視する処
理を実行するコードと、所定時間の監視の後、前記事象
が依然として継続している場合には、前記ホストから前
記プリンタ装置に送られたプリントデータを圧縮して記
憶媒体に格納する処理を実行するコードと、前記事象が
なくなった場合に、前記記憶媒体に格納された圧縮プリ
ントデータを伸長する処理を実行するコードと、前記伸
長されたプリントデータを印刷するよう制御する処理を
実行するコードとを有することを特徴とするコンピュー
タ可読メモリを備える。
【0013】以上の構成により本発明は、複数のホスト
と少なくとも1台のプリンタ装置とがネットワークを介
して双方向通信が可能なように接続されたプリンタシス
テムにおいて、プリンタ装置の印刷動作を阻害する事象
を検知し、その検知された事象をホストに通知し、その
通知をホストが受信して、その通知に基づく適切な対処
をする旨をユーザに報知する一方、プリンタ装置に検知
された事象がなくなったかどうかを監視し、所定時間の
監視の後、その事象が依然として継続している場合に
は、ホストからプリンタ装置に送られたプリントデータ
を圧縮して記憶媒体に格納し、その事象がなくなった場
合に、記憶媒体に格納された圧縮プリントデータを伸長
し、その伸長されたプリントデータを印刷するよう制御
する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の代表的な実施形態であるプ
リンタシステム(以下、システムという)の基本的な構
成を示すブロック図である。このシステムはホストコン
ピュータ(以下、ホストという)とプリンタとから構成
される。ここでは、図1に示すように、図示された1台
のホストと他のホストを含むM台のホストがLANなど
のネットワークを介して1台のプリンタで構成されるシ
ステムを例として説明するが、システムは一般的にM
(≧1)台のホストとN(≧1)台のプリンタとを接続
することによって構成しても良い。
【0016】図1において、1500はプリンタ、30
00はホスト、21はホストとプリンタとを接続する双
方向インタフェース(以下、双方向I/Fという)21
である。
【0017】ホスト3000は、メインユニット200
0と、キーボード(KB)9、 CRTディスプレイ
(CRT)10、ブートプログラムや種々のアプリケー
ション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイ
ル等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピーデ
ィスク(FD)等の外部記憶装置11などの周辺機器と
から構成されている。
【0018】メインユニット2000において、 CP
U1はメインユニット2000を構成するシステムバス
4に接続される各要素を統括的に制御するとともに、プ
ログラム用ROM3bに記憶された文書処理プログラム
等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算を含
む)等が混在した文書処理を実行する。また、プログラ
ム用ROM3bには文書処理プログラムの他にCPU1
が実行する制御プログラム等が記憶され、フォント用R
OM3aには文書処理の際に使用するフォントデータ等
が記憶され、データ用ROM3cには文書処理等を行な
う際に使用する各種定数データが記憶する。
【0019】また、2はCPU1が種々の処理や制御を
実行するときにワークエリアとして用いられるRAMで
あり、 5はキーボード(KB)9やポインティングデ
バイス(不図示)からのキー入力を制御するキーボード
コントローラ(KBC)、6はCRTディスプレイ(C
RT)10の表示を制御するCRTコントローラ(CR
TC)、7は外部記憶装置11とのアクセスを制御する
ディスクコントローラ(DKC)、8は双方向I/F2
1を介してプリンタ1500を接続してプリンタ150
0との通信制御処理を実行するプリンタコントローラ
(PRTC)である。
【0020】なお、CPU1は、例えば、RAM2に設
けられた表示情報へのアウトラインフォントの展開(ラ
スタライズ)処理を実行し、CRT10でのWYSIW
YG(What You See Is What Yot Get)を可能としてい
る。また、CPU1は、CRT10に表示されるカーソ
ル(不図示)等で指示されたメニューやアイコンに関係
づけられた種々のコマンドを用いて登録された種々のウ
インドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
【0021】一方、プリンタ1500は、コントローラ
1000、プリンタエンジン(以下、エンジンという)
17、外部記憶装置14、操作部1501とで構成され
る。
【0022】コントローラ1000において、 CPU
12はプログラム用ROM13bに格納された制御プロ
グラム等あるいは外部記憶装置14に格納された制御プ
ログラム等に基づいて、システムバス15に接続される
各種のデバイスとのアクセスを統括的に制御し、エンジ
ンインタフェース(以下、エンジンI/Fという)16
を介して接続されるエンジン17に画像信号を出力す
る。さらに、CPU12はネットワークインタフェース
(以下、ネットワークI/Fという)18を介してホス
ト3000や他のホストとの通信処理が可能となってお
り、プリンタ1500内の情報等をホスト3000や他
のホストに通知することができる。
【0023】また、プログラムROM13bには、後述
するようなCPU12が実行する制御プログラム等を格
納する。フォント用ROM13aには画像情報をCPU
12が生成する際に使用するフォントデータ等を格納
し、データ用ROM13cには、ハードディスク(H
D)などの外部記憶装置14がないプリンタの場合に
は、ホスト3000や他のホスト上で利用される情報等
を記憶している。
【0024】一方、RAM19はCPU12が制御プロ
グラムを実行するときにワークエリアとして用いられ、
増設ポート(不図示)に収容されるオプションRAMに
より、メモリ容量を拡張することができるように構成さ
れている。なお、RAM19は、画像情報展開領域、環
境データ格納領域、NVRAMに用いられる領域、デー
タを圧縮して格納するための蓄積用領域41等が設けら
れている。ハードディスク(HD)、ICカードなどは
外部記憶装置14として、ディスクコントローラ(DK
C)20によりアクセス制御される。外部記憶装置14
はオプションとして接続され、フォントデータ、エミュ
レーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。
また、操作パネル1501にはユーザ操作のためのスイ
ッチおよびLED、LCDなどが配されている。
【0025】また、前述した外部記憶装置は、少なくと
も1台(個)以上の記憶媒体を収容可能であり、内蔵フ
ォントに加えて種々のフォントデータを格納したオプシ
ョンカード、言語の異なるプリンタ制御言語を解釈する
プログラムを格納したICカードなどを複数接続できる
ように構成してもよい。さらに、NVRAM(不図示)
を有し、操作部1501からのプリンタモード設定情報
を記憶するようにしてもよい。
【0026】図2は電子写真方式を採用して記録を行な
うプリンタエンジン17を含んだプリンタ装置の内部構
造を示す側断面図である。
【0027】図2において、1500はレーザビームプ
リンタ(LBP)であり、供給される文字パターン等を
基に、記録媒体である記録紙上に像を形成する。150
1は操作のためのスイツチ及びLED表示器などが配さ
れている操作パネル、1000はLBP1500全体の
制御及び文字パターン情報等を解析するコントローラで
ある。図1のブロック図では、エンジン部17と操作パ
ネル1501と外部記憶装置14を除いた部分は、コン
トローラ1000に含まれている。
【0028】レーザドライバ1502は半導体レーザ1
503を駆動するための回路であり、入力されたビデオ
信号に応じて半導体レーザ1503から発射されるレー
ザ光1504をオン・オフ切替えする。レーザ光150
4は回転多面鏡1505で左右方向に振られて静電ドラ
ム1506上を走査する。これにより、静電ドラム15
06上には文字パターンの静電潜像が形成される。この
潜像は静電ドラム1506周囲の現像ユニツト1507
により現像された後、記録紙に転写される。この記録紙
にはカツトシートを用い、カツトシート記録紙はLBP
1500に装着した用紙カセツト1508に収納され、
給紙ローラ1509及び搬送ローラ1510と1511
とにより装置内に取込まれて、静電ドラム1506に供
給される。また、LBP1500には、カードスロット
(不図示)を少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに
加えてオプションフォントカード、言語の異なる制御カ
ード(エミュレーションカード)を接続できるように構
成されている。
【0029】このようにして、与えられた印刷データは
用紙上に記録出力される。
【0030】なお、この実施形態を適用できるプリンタ
は、レーザビームプリンタに限られるものではなく、他
のプリント方式、例えば、インクジェット方式に従うプ
リンタでもよい。
【0031】図3は、インクジェットプリンタIJRA
の構成の概要を示す外観斜視図である。図3において、
駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギ
ア5009〜5011を介して回転するリードスクリュ
ー5005の螺旋溝5004に対して係合するキャリッ
ジHCはピン(不図示)を有し、ガイドレール5003
に支持されて矢印a,b方向を往復移動する。キャリッ
ジHCには、記録ヘッドIJHとインクタンクITとを
内蔵した一体型インクジェットカートリッジIJCが搭
載されている。5002は紙押え板であり、キャリッジ
HCの移動方向に亙って記録用紙Pをプラテン5000
に対して押圧する。5007,5008はフォトカプラ
で、キャリッジのレバー5006のこの域での存在を確
認して、モータ5013の回転方向切り換え等を行うた
めのホームポジション検知器である。5016は記録ヘ
ッドIJHの前面をキャップするキャップ部材5022
を支持する部材で、5015はこのキャップ内を吸引す
る吸引器で、キャップ内開口5023を介して記録ヘッ
ドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブレード
で、5019はこのブレードを前後方向に移動可能にす
る部材であり、本体支持板5018にこれらが支持され
ている。ブレードは、この形態でなく周知のクリーニン
グブレードが本例に適用できることは言うまでもない。
又、5021は、吸引回復の吸引を開始するためのレバ
ーで、キャリッジと係合するカム5020の移動に伴っ
て移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り換え
等の公知の伝達機構で移動制御される。
【0032】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0033】以上のように構成されたシステムでは、ホ
スト3000や他のホスト等を利用している複数のユー
ザがプリンタ1500を共有し、文字コード等の印刷情
報やフォーム情報あるいはマクロ命令等を、LANなど
のネットワークを介してプリンタ1500に供給する
と、それらの情報に従ってプリンタ1500は対応する
文字パターンやフォームパターン等を生成して記録用紙
のような記録媒体上に画像を形成する。
【0034】以下、このようなシステムを用いた記録制
御の処理、特に、プリンタの印刷動作を妨げるような事
象(例えば、 JAM(紙づまり))が発生した場合の
処理について、図4に示すフローチャートを参照して説
明する。
【0035】まず、ステップS101では、ホスト30
00を含むいづれかのホストを利用しているユーザがプ
リンタ1500に対して印刷命令を発行する。これによ
って、例えば、ホスト3000から双方向I/F21を
介してプリンタ1500へ送信されたプリントデータ
は、RAM19に展開される。
【0036】次にステップS102において、プリンタ
1500のエンジン17はJAM(紙づまり)が発生し
たかどうかを監視し、紙づまりの発生を検知すると、処
理はステップS103に進み、プリンタ1500はネッ
トワークI/F31を介して印刷命令を発行したホス
ト、例えば、ホスト3000(ユーザ)に紙づまりの発
生を通知して、その処置を行うよう要求する。これに対
して、紙づまりの発生を検知しなければ、処理はステッ
プS110に進む。
【0037】ステップS104において、タイマによる
時間計測を開始する。そして、ステップS105では紙
づまりが処置されたかどうかを調べる。この処理はエン
ジン17に設けられた種々の用紙センサ(不図示)から
の信号を調べることによってなされる。ここで、適切な
処理がなされて紙づまり状態がなくなったと判断される
と、処理はステップS110に進む。これに対して、依
然として紙づまり状態が続いていると判断された場合は
処理はステップS106に進み、タイマによる時間計測
開始後、一定の時間が経過しタイムアウトになったかど
うかを調べる。
【0038】ここで、タイムアウトではなくタイマによ
る計測が以前として続行されている場合は、処理はステ
ップS105に戻るが、タイムアウトになった場合、即
ち、一定時間内に紙づまりの処置がなされなかった場合
には、処理はステップS107に進み、印刷が終了して
いない残りのデータを圧縮してRAM19の蓄積用領域
41に保存する。そして、ステップS108において、
ユーザによる紙づまりの処置がなされたかどうかを再び
監視し、その処置がなされたと判断されると、処理はス
テップS109に進み、圧縮されたデータを伸長展開す
る。その後、処理はステップS110に進む。
【0039】ステップS110では印刷処理を行う。そ
して、ステップS111ではホストから送られた印刷命
令に基づく全ての印刷が終了したかどうかを調べ、印刷
続行と判断されれば、処理はステップS102に戻る
が、印刷終了と判断されれば処理は終了する。
【0040】また、以上の例ではJAM(紙づまり)が
発生した場合、その旨を印刷命令を発行したホストに対
してのみ通知したが、例えば、図5のフローチャートの
ステップS203のように、ネットワークに接続された
全てのホスト或は予め指定されたホストに対して、その
旨を通知し、それらのホストのユーザの誰かか処理を講
じるように促しても良い。
【0041】なお、図5に示すフローチャートにおい
て、ステップS203以外の全ての処理ステップは図4
に示したものと同じであるので、同じステップ参照番号
を付して、その処理の説明は省略する。
【0042】次に、JAM(紙づまり)が発生した場合
にユーザへの通知の設定方法について、図6に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0043】まず、ステップS301では、プリンタ1
500からユーザへ紙づまり発生の通知をした後、ステ
ップS104〜S106の処理における待ち時間を設定
する。その設定された時間内に紙づまりが解消されなけ
れば、残りのデータを圧縮して保存することになる。
【0044】次に、ステップS302では紙づまりの処
置の要求を、ネットワーク上のどのユーザに対して通知
するかを設定する。即ち、実際のプリンタの設置場所か
ら離れたユーザに対しては、 紙づまりの処置を要求し
てもその対処を行えない場合が考えられ、プリンタから
の通知もあまり意味がないので、このような設定を行
う。
【0045】最後に、ステップS303ではユーザへの
通知方法、例えば、CRT上にアイコン等の絵文字で表
示するか、或は/及び、音声による通知を行うか等を設
定する。
【0046】従って以上した実施形態に従えば、ネット
ワーク上に複数のホストが接続され、これらのホストが
1台のプリンタを共有して使用する場合、例えば、JA
M(紙づまり)のような印刷動作を中止させる状態が発
生すると、その旨を紙づまりを発生させる原因となった
印刷命令を発行したホスト(ユーザ)、或は、ネットワ
ーク上のすべてのホスト(ユーザ)、或は、予め指定さ
れたユーザに通知して、適切な処置を要求し、一定時間
経過後も処置が講じられない場合には、残りのプリント
データを圧縮して、RAMの蓄積用領域に保存し、ユー
ザによって適切な処置がなされた時点でその圧縮データ
を伸長展開し、印刷を行うことができる。
【0047】また、JAM(紙づまり)が発生した場合
にユーザからの処置を待ち合わせる時間や、 JAM
(紙づまり)が発生した場合に通知するホスト(ユー
ザ)や、その通知の仕方についても設定することができ
るので、システム環境に合わせて柔軟な運用をすること
ができる。
【0048】なお、以上の説明ではプリンタの印刷動作
を妨げる要因として、JAM(紙づまり)を例として挙
げたが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。例えば、用紙切れ、プリンタのトナー切れ、インク
切れなどの状態、その他機械故障などを検出するように
してその旨をホストに通知するようにしても良い。
【0049】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0050】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0051】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0052】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0053】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0054】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユ
ーザ自身でプリンタ装置の設置場所に行ってその動作状
況を常に確認しなくとも、プリンタとホストとの間での
双方向通信によって、例えば、紙づまり、用紙切れな
ど、印刷動作を阻害する事象の発生に伴って講じるべき
処置を知ることができるので、迅速に適切な処置をする
ことができるという効果がある。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるプリンタシス
テムの基本的な構成を示すブロック図である。
【図2】電子写真方式を採用して記録を行なうプリンタ
エンジン17を含んだプリンタ装置の内部構造を示す側
断面図である。
【図3】インクジェットプリンタIJRAの構成の概要
を示す外観斜視図である。
【図4】記録制御の処理を示すフローチャートである。
【図5】記録制御の処理の変形例を示すフローチャート
である。
【図6】ユーザへの通知の設定処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1、12 CPU 2、19 RAM 3a、13a フォントROM 3b、13b プログラムROM 3c、13c データROM 4、15 システムバス 5 キーボードコントローラ(KBC) 6 CRTコントローラ(CRTC) 7、20 ディスクコントローラ(DKC) 8 プリンタコントローラ(PRTC) 9 キーボード(KB) 10 CRT 11、14 外部記憶装置 16 エンジンI/F 17 プリンタエンジン 18 ネットワークI/F 21 双方向インタフェース(双方向I/F) 41 蓄積用領域 1000 コントローラ 1500 レーザビームプリンタ 1501 操作パネル 1502 レーザドライバ 1503 半導体レーザ 1504 レーザ光 1505 回転多面鏡 1506 静電ドラム 1507 現像ユニット 1508 用紙カセット 1509 給紙ローラ 1510、1511 搬送ローラ 2000 メインユニット 3000 ホストコンピュータ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のホストと少なくとも1台のプリン
    タ装置とがネットワークを介して双方向通信が可能なよ
    うに接続されたプリンタシステムであって、 前記プリンタ装置には、 印刷動作を阻害する事象を検知する検知手段と、 前記検知手段によって検知された事象を前記ホストに通
    知する通知手段と、 前記検知手段によって検知された事象がなくなったかど
    うかを監視する監視手段と、 前記監視手段による所定時間の監視の後、前記事象が依
    然として継続している場合には、前記ホストから送られ
    たプリントデータを圧縮して記憶する記憶手段と、 前記事象がなくなった場合に、前記記憶手段に格納され
    た圧縮プリントデータを伸長する伸長手段とを有し、 前記ホストには、 前記通知手段による通知を受信し、前記通知に基づく適
    切な対処をする旨をユーザに報知する報知手段とを有す
    ることを特徴とするプリンタシステム。
  2. 【請求項2】 前記事象とは、紙づまり、用紙切れ、イ
    ンク切れ、トナー切れを含むことを特徴とする請求項1
    に記載のプリンタシステム。
  3. 【請求項3】 前記監視手段による監視時間を設定する
    第1の設定手段をさらに有することを特徴とする請求項
    1に記載のプリンタシステム。
  4. 【請求項4】 前記通知手段は、前記複数のホストに対
    して選択的に通知を行うことを特徴とする請求項1に記
    載のプリンタシステム。
  5. 【請求項5】 前記通知手段は、前記複数のホストの
    内、印刷動作を阻害する事象を発生させる契機となった
    プリント命令を発行したホストに対して通知を行うこと
    を特徴とする請求項4に記載のプリンタシステム。
  6. 【請求項6】 前記通知手段は、前記複数のホスト全て
    に対して通知を行うことを特徴とする請求項4に記載の
    プリンタシステム。
  7. 【請求項7】 印刷動作を阻害する事象を発生した場合
    に、前記事象の通知を行うホストを設定する第2の設定
    手段をさらに有し、 前記通知手段は、前記第2の設定手段によって設定され
    たホストに対して通知を行うことを特徴とする請求項4
    に記載のプリンタシステム。
  8. 【請求項8】 前記報知手段は、前記ユーザに対して、
    前記報知を行う媒体を選択できることを特徴とする請求
    項1に記載のプリンタシステム。
  9. 【請求項9】 前記媒体は、画面上に表示されるアイコ
    ン、音声、或は、前記アイコンと前記音声の組み合わせ
    とを含むことを特徴とする請求項9に記載のプリンタシ
    ステム。
  10. 【請求項10】 複数のホストと少なくとも1台のプリ
    ンタ装置とがネットワークを介して双方向通信が可能な
    ように接続されたプリンタシステムにおけるプリント制
    御方法であって、 前記プリンタ装置の印刷動作を阻害する事象を検知する
    検知工程と、 前記検知工程において検知された事象を前記ホストに通
    知する通知工程と、 前記通知を前記ホストが受信し、前記通知に基づく適切
    な対処をする旨をユーザに報知する報知工程と、 前記プリンタ装置に、前記検知された事象がなくなった
    かどうかを監視する監視工程と、 前記監視工程による所定時間の監視の後、前記事象が依
    然として継続している場合には、前記ホストから前記プ
    リンタ装置に送られたプリントデータを圧縮して記憶媒
    体に格納する圧縮格納工程と、 前記事象がなくなった場合に、前記記憶媒体に格納され
    た圧縮プリントデータを伸長する伸長工程と、 前記伸長されたプリントデータを印刷する印刷工程とを
    有することを特徴とするプリント制御方法。
  11. 【請求項11】 複数のホストと少なくとも1台のプリ
    ンタ装置とがネットワークを介して双方向通信が可能な
    ように接続されたプリンタシステムにおいて実行される
    プリント制御プログラムを格納したコンピュータ可読メ
    モリであって、 前記プリンタ装置の印刷動作を阻害する事象を検知する
    処理を実行するコードと、 前記検知された事象を前記ホストに通知する処理を実行
    するコードと、 前記通知を前記ホストが受信し、前記通知に基づく適切
    な対処をする旨をユーザに報知する処理を実行するコー
    ドと、 前記プリンタ装置に、前記検知された事象がなくなった
    かどうかを監視する処理を実行するコードと、 所定時間の監視の後、前記事象が依然として継続してい
    る場合には、前記ホストから前記プリンタ装置に送られ
    たプリントデータを圧縮して記憶媒体に格納する処理を
    実行するコードと、 前記事象がなくなった場合に、前記記憶媒体に格納され
    た圧縮プリントデータを伸長する処理を実行するコード
    と、 前記伸長されたプリントデータを印刷するよう制御する
    処理を実行するコードとを有することを特徴とするコン
    ピュータ可読メモリ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7518741B2 (en) 2002-04-25 2009-04-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Notification system for notifying user of consumable product used by electronic device
US7742707B2 (en) 2007-02-02 2010-06-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Function executing device

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