JPH10300179A - 建物用換気装置 - Google Patents
建物用換気装置Info
- Publication number
- JPH10300179A JPH10300179A JP11705397A JP11705397A JPH10300179A JP H10300179 A JPH10300179 A JP H10300179A JP 11705397 A JP11705397 A JP 11705397A JP 11705397 A JP11705397 A JP 11705397A JP H10300179 A JPH10300179 A JP H10300179A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ventilation
- sensor
- main body
- duct
- building
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Duct Arrangements (AREA)
- Air-Flow Control Members (AREA)
Abstract
にすると共に、室内工事を行わずに施工を済ませること
ができるようにすること。 【解決手段】 天井裏空間に換気扇Fが設けられ、換気
扇Fの吸気側が複数の部屋の天井の換気口11と吸気側
ダクトDを介して接続され、ひとつの換気扇Fで複数の
部屋の換気を行う建物用換気装置であって、吸気側ダク
トDの換気口11側端部に、ソケット2の本体部21が
嵌合され、ソケット2の本体部21に、換気口11を開
閉可能に逆流防止弁3が設けられ、室内の気圧が吸気側
ダクトD内の気圧よりも低い時には逆流防止弁3が自重
で本体部21の内周面に密着して換気口11を閉じ、室
内の気圧が吸気側ダクトD内の気圧よりも高い時には逆
流防止弁3が差圧で本体部21の内周面から離れて換気
口11を開くようになっており、温度センサと湿度セン
サがソケット2に取り付けられている。
Description
で複数の部屋の換気を行う建物用換気装置に関する。
を設け、この換気扇が、複数の部屋の天井に設けられた
各換気口とダクトを介して接続されていて、一台の換気
扇で複数の部屋の換気を行うことができる換気装置が採
用されるようになってきた。
換気する場合、室内にダクトを通じて他の部屋の空気が
流れ込んだりしないようにするため、従来は、特開平2
−140546号公報に記載されているように、換気扇
の各吸気側接続部に、逆流防止弁(シャッタ)を室内の
気圧とダクト内の気圧との差圧によって回動可能に設け
ていた。また、この逆流防止弁は、吸気側接続部内に設
けられているストッパによって開方向への回動が規制さ
れるようになっていると共に、調節片で開度を調節でき
るようになっていた。
ような従来の換気装置にあっては、天井裏空間に設けら
れている換気扇の各吸気側接続部に逆流防止弁を設ける
ことで、室内にダクトを通じて他の部屋の空気が流れ込
むのを防止するようにしていたので、逆流防止弁がゴミ
や油等の付着によって開閉しなくなったりした場合、そ
のメンテナンスを天井裏空間で行わなければならず、非
常に手間がかかるという欠点があった。
流防止弁の開度によって部屋毎の排気風量を調節するこ
とができるので、換気扇を天井裏空間に設置する際に部
屋の広さ等に応じて排気風量を設定することはできるも
のの、逆流防止弁の開度を調節するための調節片が換気
扇の吸気側接続部内に設けられているので、居住者が自
ら、季節の変化や部屋の使用目的の変更等に合わせて換
気風量を調節するのは非常に困難であった。
して、本願出願人は、先に、特願平8−144321号
公報の逆流防止構造を発明した。この発明は、換気口に
接続されたダクトの端部に嵌合させるソケットと、前記
ソケットに上下方向に回動可能に軸着されていて、室内
の気圧がダクト内の気圧よりも低い時には自重でソケッ
トの内周面に密着して前記換気口を閉じ、室内の気圧が
ダクト内の気圧よりも高い時にはソケットの内周面から
離れて前記換気口を開く弁本体を有する逆流防止弁と、
を備えており、前記ソケットには、前記逆流防止弁の回
動範囲を規制して換気口の最大開口時の開度を調節する
開度調節手段が設けられた構造になっている。
井の換気口に逆流防止弁と開度調節手段が設けられてい
るので、室内側から逆流防止弁のメンテナンスを行うこ
とができるようになっている。そして、天井裏に設置さ
れている換気扇の制御は、部屋の壁面等に設けたコント
ロールパネルによって手動で行うか、あるいは、室内の
換気に関わる制御因子を検出する温度センサや湿度セン
サ等を壁面や天井面に取り付けて、このセンサからの因
子信号に基づいて換気扇を自動運転させるかしていた。
は、天井裏での機器取付と調整工事ならびに換気口の工
事ならびにセンサあるいはコントロールパネルと換気扇
とを接続する信号線あるいは電源線の通信工事が必要に
なるため、施工期間が長く必要になると共に施工費が高
くなるという問題があった。また、コントロールパネル
あるいはセンサが室内に露出するので、室内の美観が損
なわれるという問題もあった。
流防止弁を容易にメンテナンスできると共に、センサと
建物用換気装置を一体化することで従来センサと建物用
換気装置の2つの機器を取り付けていた工事がセンサの
取り付けを行わずに建物用換気装置の施工と通信工事だ
けで済ませることができるようにすることを第1の目的
としている。
おいては、浴室内の湿気を迅速に除去するため、特開平
4−285597号公報に記載されているような浴室換
気乾燥システムを採用することが提案されている。
循環させる循環用送風機と、浴室内の空気を加熱するヒ
ータと、浴室内の空気を前記排気ダクトに送る換気用送
風機とを備えており、換気用送風機を作動させると浴室
内を換気でき、循環用送風機とヒータを作動させると浴
室内を暖房でき、換気用送風機と循環用送風機とヒータ
を作動させると浴室内を乾燥させることができるように
なっている。
システムにあっては、換気用送風機と循環用送風機の2
つの送風機とヒータを浴室の天井に設置しなければなら
ないため、浴室の天井裏に広い設置スペースが必要にな
ると共に、浴室天井の補強に手間をかけなければならな
いという問題があった。
た特開平2−140546号公報に記載されている構成
とから、図13に示すように、ひとつの換気扇Fで浴室
Bとその隣の部屋(例えばトイレT)の換気を行うこと
ができると共に、循環用送風機fならびにヒータhで浴
室B内を暖房ならびに乾燥もできるようにした構造も考
えられるが、この構造では、施工後に、換気扇Fに設け
られている逆流防止弁のメンテナンスをしたり、各部屋
の換気風量を調節したりする時の作業の困難さは何ら解
決できないことになる。
流防止弁を容易にメンテナンスできると共に、浴室の暖
房ならびに乾燥もできるようにすることを第2の目的と
している。
するために、請求項1記載の発明では、天井裏空間に換
気扇が設けられ、この換気扇の吸気側が、複数の部屋の
天井に設けられた各換気口とダクトを介して接続されて
いて、ひとつの換気扇で複数の部屋の換気を行う建物用
換気装置であって、前記ダクトの換気口側端部のそれぞ
れに、ソケットの筒状の本体部が嵌合され、前記ソケッ
トの本体部に、前記換気口を開閉可能に逆流防止弁が設
けられ、室内の気圧がダクト内の気圧よりも低い時には
前記逆流防止弁が自重で前記本体部の内周面に密着して
前記換気口を閉じ、室内の気圧がダクト内の気圧よりも
高い時には前記逆流防止弁が差圧で前記本体部の内周面
から離れて前記換気口を開くようになっており、室内の
換気に関わる制御因子を検出してその因子信号を前記換
気扇に出力するセンサが前記ソケットに取り付けられて
いる構成とした。
発明において、前記ソケットに、前記換気口の最大開口
時の開度を調節する開度調節手段が設けられている構成
とした。
2記載の発明において、前記換気口が、通気性を有する
換気カバーで覆われている構成とした。
3記載の発明において、前記ソケットの本体部の室内側
端部に、天井に固定されたフランジ部が設けられ、この
フランジ部に前記センサが取り付けられている構成とし
た。
3記載の発明において、前記センサが、前記ソケットの
本体部の内面のうち、前記換気口閉時の前記逆流防止弁
の位置よりも室内側に取り付けられている構成とした。
5記載の発明において、前記センサが温度センサである
構成とし、請求項7記載の発明では、請求項1ないし5
記載の発明において、前記センサが湿度センサである構
成とし、請求項8記載の発明では、請求項1ないし5記
載の発明において、前記センサが人感センサである構成
とし、請求項9記載の発明では、請求項1ないし5記載
の発明において、前記センサが雑ガスセンサである構成
とした。
請求項10記載の発明では、天井裏空間に換気扇が設け
られ、この換気扇の吸気側が、浴室を含む複数の部屋の
天井に設けられた各換気口とダクトを介して接続されて
いて、ひとつの換気扇で複数の部屋の換気を行う建物用
換気装置であって、前記ダクトの換気口側端部のそれぞ
れに、ソケットの筒状の本体部が嵌合され、前記ソケッ
トの本体部に、前記換気口を開閉可能に逆流防止弁が設
けられ、室内の気圧がダクト内の気圧よりも低い時には
前記逆流防止弁が自重で前記本体部の内周面に密着して
前記換気口を閉じ、室内の気圧がダクト内の気圧よりも
高い時には前記逆流防止弁が差圧で前記本体部の内周面
から離れて前記換気口を開くようになっており、浴室
に、浴室内の空気を循環させる循環用送風機と、その循
環する空気を加熱するヒータと、が設けられている構成
とした。
がソケットに取り付けられているので、センサが目立た
ないようにすることができると共に、室内工事をせずに
施工を済ませることができる。また、逆流防止弁が換気
口に設けられているので、逆流防止弁のメンテナンスを
室内側から行うことができると共に、逆流してきた外気
がセンサに影響しないようにすることができる。
ットに換気口の最大開口時の開度を調節する開度調節手
段が設けられているので、室内側から換気風量の調整を
行うことができる。
口が通気性を有する換気カバーで覆われているので、換
気口内にゴミが吸い込まれないようにすることができる
と共に、逆流防止弁にものが衝突しないようにすること
ができる。
ットの本体部の室内側端部に、天井に固定されたフラン
ジ部が設けられ、このフランジ部にセンサが取り付けら
れているので、センサが外気の影響を受けないようにす
ることができる。
サが、ソケットの本体部の内面のうち、換気口閉時の逆
流防止弁の位置よりも室内側に取り付けられているの
で、センサが外気の影響を受けないようにすることがで
きると共に、センサが排気流の状態を検知できるように
することができる。
サが温度センサであるので、換気扇を室内の温度に応じ
て制御することができる。
サが湿度センサであるので、換気扇を室内の湿度に応じ
て制御することができる。
サが人感センサであるので、換気扇を、室内に人がいる
か否かに応じて制御することができる。
サが雑ガスセンサであるので、換気扇を室内の雑ガス量
に応じて制御することができる。
環用送風機とヒータで浴室内を暖房することができる
し、換気扇と循環用送風機とヒータで浴室内を迅速に乾
燥させることもできる。また、逆流防止弁が換気口に設
けられているので、逆流防止弁のメンテナンスを室内側
から行うことができる。
実施の形態1の建物用換気装置について詳述する。図8
は、実施の形態1の建物用換気装置を示す全体図で、こ
の建物用換気装置は、天井裏空間に設置された換気扇F
と、この換気扇Fの給気側と浴室B,洗面室S,トイレ
Tの各天井に設けられた換気口(図示省略)とを結ぶ給
気側ダクトD1,D2,D3と、前記換気扇Fの排気側
と建物の外壁に設けられた排気口(図示省略)とを結ぶ
排気側ダクトD4と、を備えており、ひとつの換気扇F
で浴室Bと洗面室SとトイレTの換気を行うことができ
るようになっている。
置の要部を示す断面図、図4は換気カバーとソケットの
組立状態を示す平面図、図5は図4のV−V断面図、図
6は図5のVI−VI断面図、図7はセンサ基板を示す斜視
図で、図中Dは給気側ダクト、1は天井、2はソケッ
ト、3は逆流防止弁、4は開度調節手段、5は室内環境
センサ、6は換気カバーである。なお、図1〜図3は、
浴室Bの換気口周縁と洗面室Sの換気口周縁とトイレT
の換気口周縁とに共通した構成を示している。よって、
前記給気側ダクトDは、図8に示した給気側ダクトD
1,D2,D3のいずれの場合もありうる。
られた換気口11に一端部が嵌合されている。
この本体部21の一端部に設けられているフランジ部2
2と、で構成されており、前記本体部21が前記給気側
ダクトDの換気口11側端部に嵌合され、前記フランジ
部22が天井1に固定されている。なお、前記フランジ
部22は、一対の下向きの立ち上がり片23を有した断
面溝形に形成されている。
体部21内にほぼ水平に架設された支持材31によって
回動可能に支持されており、略斜め45°傾いた状態で
本体部21の内周面に沿って密着するような放物線状の
辺を有している。そして、室内の気圧が給気側ダクトD
内の気圧よりも低い時には、前記逆流防止弁3が自重で
前記本体部21の内周面に密着して前記換気口11を閉
じ、室内の気圧が給気側ダクトD内の気圧よりも高い時
には、前記逆流防止弁3が差圧で前記本体部21の内周
面から離れて前記換気口11を開くようになっている。
なお、前記本体部21の内周面には、前記換気口11を
密閉できるように、逆流防止弁3と密着する座面24が
設けられている。
の回動範囲を規制して換気口11の最大開口時の開度を
調節するもので、前記換気口11に設けられている。す
なわち、この開度調節手段4は、前記本体部21の中心
軸位置に回動可能に設けられた柱部41と、その柱部4
1の上端に柱部41と直交する向きに設けられた横長板
状のストッパ部42と、前記柱部41の下端に柱部41
と直交する向き設けられた十字形の調節片43とで構成
されており、この調節片43を操作して逆流防止弁3に
対するストッパ部42の向きを調節する。つまり、換気
口11の最大開口時の開度は、ストッパ部42が逆流防
止弁3と平行になるようにした時に最も大きくなり(図
1参照)、ストッパ部42と逆流防止弁3との間の角度
が大きくなる程小さくなり(図2参照)、ストッパ部4
2が逆流防止弁3と直角になるようにした時に0になる
(図3参照)。
度を検出して前記換気扇Fに出力するもので、前記ソケ
ット2のフランジ部22の立ち上がり片23間に装着さ
れたセンサ基板50の下面に取り付けられており、外気
の影響を受けずに室内の温度ならびに湿度を検出できる
ようになっている。なお、前記室内環境センサ5として
は、サーミスタや熱電対等の温度検出センサと、半導体
式湿度センサ等の湿度検出センサとを兼ね備えたものが
ある。また、図示は省略しているが、前記室内環境セン
サは、信号線で換気扇Fと接続されており、前記信号線
はフランジ部22の裏側を貫通して天井裏空間に配線さ
れている。
2のフランジ部22よりも大きく形成されており、前記
換気口11ならびに前記ソケット2のフランジ部22を
覆う位置で天井1に固定されている。また、この換気カ
バー6の中央には、通気性を確保するために複数のスリ
ット61が設けられており、その裏面にはフィルター7
が設けられている。また、前記換気カバー6の裏面のフ
ィルター7よりも外側部分には、ソケット2のフランジ
部22の立ち上がり片23の下端面に密着するフランジ
カバー8が設けられている。このように、換気口11が
換気カバー6ならびにフィルター7で覆われていること
により、換気口11内にゴミが吸い込まれなくなると共
に、逆流防止弁3にものが衝突しなくなる。なお、前記
換気カバー6とフランジカバー8のそれぞれには、前記
室内環境センサ5を露出させた窓62,81が設けられ
ている。
トDとの間から室内に外気が浸入するのを防止するため
のシール材、図中10は、ソケット2が給気側ダクトD
内でがたつかないようにするためのバネ片である。
を、室内環境センサ5からの信号に基づいて制御するこ
とができるので、室内の温度が所定以上になった時、な
らびに室内の湿度が所定以上になった時に、換気扇Fが
作動するようにして、室内が常に快適な温度ならびに湿
度に保たれるようにすることができる。
給気側ダクトD内の気圧よりも低くなった時に、逆流防
止弁3が自重で前記ソケット2の本体部21の座面24
に密着して前記換気口11を閉じるので、換気扇Fが作
動していない時に、排気側ダクトD4ならびに給気側ダ
クトDを通して外気が室内に逆流しないようにすること
ができる。このような外気の逆流防止により室内環境セ
ンサ5が確実に外気の影響を受けないようにすることが
できるので、室内の環境に応じて的確に換気扇Fを制御
することができる。
の気圧が給気側ダクトD内の気圧よりも高くなり、その
差圧で前記逆流防止弁3が前記本体部21の内周面から
離れて前記換気口11を開くので、室内の空気を換気口
11から給気側ダクトDに導いて屋外に排出させること
ができる。そして、その時の換気風量は、開度調節手段
4によって自由に設定できる。しかも、前記開度調節手
段4は換気口11に設けられているので、施工後でも、
居住者が自ら季節の変化や部屋の使用目的の変更等に合
わせて換気風量を調節することができる。また、開度調
節手段4が換気口11に設けられていることにより、換
気扇Fに風量調節機能を持たせる必要がないので、換気
扇Fのトラブルが激減して維持管理がし易くなる。
れているので、逆流防止弁3のメンテナンスも室内側か
ら行うことができ、メンテナンスの作業手間を大幅に削
減することができる。
ランジ部22に取り付けることにより、室内工事をする
必要がなくなるので、施工費用の削減ならびに施工期間
の短縮を図ることができるようになり、かつ、室内の外
観が損なわれることもなくなる。
実施の形態2の建物用換気装置について説明する。な
お、本実施の形態2は、実施の形態1の建物用換気装置
に暖房ユニット100を付加した構造になっている。従
って、実施の形態1と同一の構成については、図面に実
施の形態1と同一の符号を付して説明を省略する。また
作用・効果についても実施の形態1と同一の作用・効果
は説明を省略する。
示す全体図、図11は図10のXI−XI断面図で、これら
の図に示すように、前記暖房ユニット100は、浴室B
の天井1に設置されている。
送風機101とヒータ102を有しており、これらの循
環用送風機101ならびにヒータ102は、筐体103
に収容されている。前記筐体103の内部は、仕切り板
104によって、前記循環用送風機101が設けられて
いる吸気室105と、前記ヒータ102が設けられてい
る吹出室106とに区画されており、前記吸気室105
は吸気口107を通して浴室B内と連通し、前記吹出室
106は吹出口108を通して浴室B内と連通してい
る。なお、前記仕切り板104は、前記吸気室105と
前記吹出室106を完全に隔離するものではなく、前記
吸気室105と前記吹出室106とを連通させる隙間を
残した状態で設けられている。
内の空気を吸気口107から筐体103の吸気室105
内に取り入れるように設けられており、この循環用送風
機101の作動により、浴室B内の空気が吸気口107
から筐体103の吸気室105に流れ込み、ヒータ10
2が設けられている吹出室106を通過して吹出口10
8から再び浴室B内に流れ出すようになっている。従っ
て、循環用送風機101を作動させることにより浴室B
内の空気を循環させることができるし、循環用送風機1
01とヒータを作動させることにより、浴室B内を暖房
することができるようになっている。また、天井裏空間
の換気扇Fを作動させながら循環用送風機101とヒー
タ102も作動させると、浴室B内を迅速に乾燥させる
ことができる。
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更等があっても本発明に含まれる。
は、ひとつの換気扇Fで浴室Bと洗面室SとトイレTの
換気を行えるように設置された換気装置を示したが、浴
室Bと洗面室SとトイレTの組み合わせに限らず、例え
ば、台所や居室等も含めた複数の部屋の換気を行えるよ
うにしてもよい。
は、逆流防止弁が2枚で構成されている例を示したが、
逆流防止弁は1枚で構成してもよいし、3枚以上で構成
してもよい。
は、温度ならびに湿度を検出する室内環境センサがソケ
ットに設けられている例を示したが、焦電素子やサーモ
カップル等を利用して人体から出る赤外線を検知する人
感センサを用いたり、ガス吸着による熱伝導変化及び電
気伝導度変化を抵抗値変化として測定する雑ガスセンサ
を用いたりしてもよい。
は、センサ5をソケット2のフランジ部22に設けた例
を示したが、図9に示すように、ソケット2の本体部2
1の内面のうち、換気口11閉時の逆流防止弁3の位置
よりも室内側にセンサ5を設けるようにしてもよい。
は、必ずしもセンサをソケットに取り付ける必要はな
く、従来と同様に壁面や天井面に取り付けてもよい。ま
た、実施の形態2の建物用換気装置では、逆流防止弁3
を内蔵したソケット2と、循環用送風機101ならびに
ヒータ102を収容した筐体103とが別体成形されて
いる例を示したが、図12に示すように、これらを一体
成形してもよい。なお、その場合、換気口11と吹出口
108の間に吸気口107を設けて換気口11と吹出口
108とを離間させるのが望ましい。
建物用換気装置にあっては、逆流防止弁のメンテナンス
を室内側から行うことができるので、メンテナンスの作
業手間を大幅に削減することができる。また、室内工事
をせずに施工を済ませることができるので、施工費用の
削減ならびに施工期間の短縮を図ることができるし、セ
ンサが目立たないようにして、室内の美観が損なわれな
いようにすることもできるという効果が得られる。ま
た、外気の逆流防止によりセンサが外気の影響を受けな
いようにすることができるので、室内の環境に応じて的
確に換気扇を制御することができるという効果が得られ
る。
は、換気風量の調整を室内側から行うことができるの
で、施工後に居住者が自ら季節の変化や部屋の使用目的
の変更等に合わせて換気風量を調節することができると
いう効果が得られる。また、換気扇に風量調節機能を持
たせる必要がないので、換気扇のトラブルが激減して維
持管理がし易くなるという効果も得られる。
は、換気口内にゴミが吸い込まれないようにすることが
できると共に、逆流防止弁にものが衝突しないようにす
ることができるので、逆流防止弁へのメンテナンスの必
要性を低くすることができるという効果が得られる。
は、センサが外気の影響を受けないようにすることがで
きるので、室内の換気に関わる制御因子を正確に検知
し、その制御因子に応じて換気扇Fを制御することがで
きるという効果が得られる。
は、センサが外気の影響を受けないようにすることがで
きると共に、センサが排気流の状態を検知できるように
することができるので、室内の換気に関わる制御因子を
正確に検知し、その制御因子に応じて換気扇を制御する
ことができるという効果が得られる。
は、換気扇を室内の温度に応じて制御することができる
ので、室内の温度を良好に保つことができる。
は、換気扇を室内の湿度に応じて制御することができる
ので、室内の湿度を良好に保つことができる。
は、換気扇を、室内に人がいるか否かに応じて制御する
ことができるので、室内の状態を良好に保つことができ
る。
は、換気扇を室内の雑ガス量に応じて制御することがで
きるので、室内の空気質を良好に保つことができる。
は、逆流防止弁のメンテナンスを室内側から行うことが
できるので、メンテナンスの作業手間を大幅に削減する
ことができる。また、浴室に循環用送風機とヒータとが
設けられているので、浴室内を暖房したり、浴室内を迅
速に乾燥させたりすることもできるという効果が得られ
る。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
図である。
である。
図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 天井裏空間に換気扇が設けられ、この換
気扇の吸気側が、複数の部屋の天井に設けられた各換気
口とダクトを介して接続されていて、ひとつの換気扇で
複数の部屋の換気を行う建物用換気装置であって、 前記ダクトの換気口側端部のそれぞれに、ソケットの筒
状の本体部が嵌合され、前記ソケットの本体部に、前記
換気口を開閉可能に逆流防止弁が設けられ、室内の気圧
がダクト内の気圧よりも低い時には前記逆流防止弁が自
重で前記本体部の内周面に密着して前記換気口を閉じ、
室内の気圧がダクト内の気圧よりも高い時には前記逆流
防止弁が差圧で前記本体部の内周面から離れて前記換気
口を開くようになっており、 室内の換気に関わる制御因子を検出してその因子信号を
前記換気扇に出力するセンサが前記ソケットに取り付け
られていることを特徴とする建物用換気装置。 - 【請求項2】 前記ソケットに、換気口の最大開口時の
開度を調節する開度調節手段が設けられている請求項1
記載の建物用換気装置。 - 【請求項3】 前記換気口が、通気性を有する換気カバ
ーで覆われている請求項1または2記載の建物用換気装
置。 - 【請求項4】 前記ソケットの本体部の室内側端部に、
天井に固定されたフランジ部が設けられ、このフランジ
部に前記センサが取り付けられている請求項1ないし3
記載の建物用換気装置。 - 【請求項5】 前記センサが、前記ソケットの本体部の
内面のうち、前記換気口閉時の前記逆流防止弁の位置よ
りも室内側に取り付けられている請求項1ないし3記載
の建物用換気装置。 - 【請求項6】 前記センサが温度センサであることを特
徴とする請求項1ないし5記載の建物用換気装置。 - 【請求項7】 前記センサが湿度センサであることを特
徴とする請求項1ないし5記載の建物用換気装置。 - 【請求項8】 前記センサが人感センサであることを特
徴とする請求項1ないし5記載の建物用換気装置。 - 【請求項9】 前記センサが雑ガスセンサであることを
特徴とする請求項1ないし5記載の建物用換気装置。 - 【請求項10】 天井裏空間に換気扇が設けられ、この
換気扇の吸気側が、浴室を含む複数の部屋の天井に設け
られた各換気口とダクトを介して接続されていて、ひと
つの換気扇で複数の部屋の換気を行う建物用換気装置で
あって、 前記ダクトの換気口側端部のそれぞれに、ソケットの筒
状の本体部が嵌合され、前記ソケットの本体部に、前記
換気口を開閉可能に逆流防止弁が設けられ、室内の気圧
がダクト内の気圧よりも低い時には前記逆流防止弁が自
重で前記本体部の内周面に密着して前記換気口を閉じ、
室内の気圧がダクト内の気圧よりも高い時には前記逆流
防止弁が差圧で前記本体部の内周面から離れて前記換気
口を開くようになっており、 浴室に、浴室内の空気を循環させる循環用送風機と、そ
の循環する空気を加熱するヒータと、が設けられている
ことを特徴とする建物用換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11705397A JPH10300179A (ja) | 1997-02-28 | 1997-05-07 | 建物用換気装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4546297 | 1997-02-28 | ||
JP9-45462 | 1997-02-28 | ||
JP11705397A JPH10300179A (ja) | 1997-02-28 | 1997-05-07 | 建物用換気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10300179A true JPH10300179A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=26385453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11705397A Pending JPH10300179A (ja) | 1997-02-28 | 1997-05-07 | 建物用換気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10300179A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003090591A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-03-28 | Taisei Corp | 室内に開口した空気吸込口構造 |
KR102391787B1 (ko) * | 2020-12-30 | 2022-04-27 | 동명대학교산학협력단 | 냉기 유입 차단용 관통 슬리브 |
KR102485369B1 (ko) * | 2022-06-28 | 2023-01-06 | 권형진 | 전열 교환기용 양방향 환기구 |
-
1997
- 1997-05-07 JP JP11705397A patent/JPH10300179A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003090591A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-03-28 | Taisei Corp | 室内に開口した空気吸込口構造 |
KR102391787B1 (ko) * | 2020-12-30 | 2022-04-27 | 동명대학교산학협력단 | 냉기 유입 차단용 관통 슬리브 |
KR102485369B1 (ko) * | 2022-06-28 | 2023-01-06 | 권형진 | 전열 교환기용 양방향 환기구 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3480877B2 (ja) | 全館空調制御システム | |
JPH11223370A (ja) | 建物の換気システム及び換気方法 | |
JP2004245495A (ja) | 簡易空調システム及びこれに用いる送風装置 | |
JP4995746B2 (ja) | 建物の換気システム | |
JP2007212026A (ja) | 住宅用換気システム | |
JPH10300179A (ja) | 建物用換気装置 | |
KR20190071585A (ko) | 급기 시스템 및 급기 방법 | |
JP4924031B2 (ja) | 換気システム | |
JP2004177103A (ja) | 浴室空調装置 | |
KR20180036235A (ko) | 통합 배기 장치 및 통합 배기 유닛, 그리고 통합 배기 방법 | |
JP3184755U (ja) | シェアルーム又はシェアハウスの空調装置 | |
JP2502111B2 (ja) | 室内換気装置 | |
JP2004045016A (ja) | 換気機能付浴室暖房装置 | |
JP3761619B2 (ja) | 天井面室内換気装置 | |
JP3132958B2 (ja) | 住宅用換気システム | |
JP2005037107A (ja) | 共同住宅用換気装置 | |
JP2718005B2 (ja) | 厨房室の排気用フード装置 | |
JP2004301447A (ja) | 空調装置 | |
JP2002089921A (ja) | 換気装置 | |
JP4311036B2 (ja) | 浴室換気暖房乾燥装置 | |
JPH0367936A (ja) | ダクト式空気調和機 | |
JP2956468B2 (ja) | 多室換気方法及び多室換気装置並びに多室換気システム | |
JP3855645B2 (ja) | 送風装置 | |
JPH11264569A (ja) | 温風装置及び温風装置を備えた住宅構造 | |
JPH01239330A (ja) | 多室用換気装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040317 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20040412 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040428 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040428 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Effective date: 20040428 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040412 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060426 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060501 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20060630 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060731 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |