JPH10299745A - ナット、固定構造、及び固定方法 - Google Patents
ナット、固定構造、及び固定方法Info
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- JPH10299745A JPH10299745A JP9110998A JP11099897A JPH10299745A JP H10299745 A JPH10299745 A JP H10299745A JP 9110998 A JP9110998 A JP 9110998A JP 11099897 A JP11099897 A JP 11099897A JP H10299745 A JPH10299745 A JP H10299745A
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- hole
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的狭い部位であっても確実に締め付けう
る。 【解決手段】 軸状の基体13に、この基体13の一端
面で開口するネジ穴14と、他端面で開口しかつ前記ネ
ジ穴14と略同芯にのびるとともに工具Rが相対回転不
能に嵌合する係止穴15とを形成している。
る。 【解決手段】 軸状の基体13に、この基体13の一端
面で開口するネジ穴14と、他端面で開口しかつ前記ネ
ジ穴14と略同芯にのびるとともに工具Rが相対回転不
能に嵌合する係止穴15とを形成している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的狭い部位で
あっても確実に締め付けを行いうるナット、固定構造、
固定方法に関する。
あっても確実に締め付けを行いうるナット、固定構造、
固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
図7に示すように、箱状の取付材aを被取付材bに固定
するために、該取付材aの内部でナットnを締め付ける
ときには、該ナットnの外側をスパナ、レンチ等の工具
dで挟み込むため、取付材aの内部が狭いと、該工具d
を回転させられず、この締め付けが出来ない場合があ
る。
図7に示すように、箱状の取付材aを被取付材bに固定
するために、該取付材aの内部でナットnを締め付ける
ときには、該ナットnの外側をスパナ、レンチ等の工具
dで挟み込むため、取付材aの内部が狭いと、該工具d
を回転させられず、この締め付けが出来ない場合があ
る。
【0003】本発明は、このような従来の課題を解決す
るために案出されたものであって、比較的狭い部位であ
っても確実に締め付けを行いうるナット、固定構造、固
定方法の提供を目的としている。
るために案出されたものであって、比較的狭い部位であ
っても確実に締め付けを行いうるナット、固定構造、固
定方法の提供を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願請求項1の第1の発
明は、軸状の基体に、この基体の一端面で開口するネジ
穴と、他端面で開口しかつ前記ネジ穴と略同芯にのびる
とともに工具が相対回転不能に嵌合する係止穴とを形成
してなるナットである。
明は、軸状の基体に、この基体の一端面で開口するネジ
穴と、他端面で開口しかつ前記ネジ穴と略同芯にのびる
とともに工具が相対回転不能に嵌合する係止穴とを形成
してなるナットである。
【0005】又、本願請求項2の第2の発明は、請求項
1記載のナットを用いて、被取付材に取付材を固定する
固定構造であって、取付材は、間隔を隔てた下片と上片
とを有する箱状をなし、かつ被取付材からのびるボルト
が前記下片のボルト孔に挿通されかつボルト孔から突出
する突出端部に、前記ナットが螺結されるとともに、前
記上片に、前記工具挿通用の開口が設けられたことを特
徴としている。
1記載のナットを用いて、被取付材に取付材を固定する
固定構造であって、取付材は、間隔を隔てた下片と上片
とを有する箱状をなし、かつ被取付材からのびるボルト
が前記下片のボルト孔に挿通されかつボルト孔から突出
する突出端部に、前記ナットが螺結されるとともに、前
記上片に、前記工具挿通用の開口が設けられたことを特
徴としている。
【0006】又、本願請求項3の第3の発明は、請求項
1記載のナットを用いて、被取付材に取付材を固定する
固定方法であって、取付材は、間隔を隔てた下片と上片
とを有する箱状をなし、かつ被取付材からのびるボルト
が前記下片のボルト孔に挿通されかつボルト孔から突出
する突出端部に、前記上片に設けられた工具挿通用の開
口を通りかつ操作部が上片外方にある工具の嵌合端部を
前記係止穴に嵌合してこの工具を回転させることによ
り、前記被取付材に取付材を固定することを特徴として
いる。
1記載のナットを用いて、被取付材に取付材を固定する
固定方法であって、取付材は、間隔を隔てた下片と上片
とを有する箱状をなし、かつ被取付材からのびるボルト
が前記下片のボルト孔に挿通されかつボルト孔から突出
する突出端部に、前記上片に設けられた工具挿通用の開
口を通りかつ操作部が上片外方にある工具の嵌合端部を
前記係止穴に嵌合してこの工具を回転させることによ
り、前記被取付材に取付材を固定することを特徴として
いる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図において本発明のナット1
は、軸状の基体13に、この基体13の一端面で開口す
るネジ穴14と、他端面で開口しかつ前記ネジ穴14と
略同芯にのびるとともに工具Rが相対回転不能に嵌合す
る係止穴15とを形成している。
図面に基づき説明する。図において本発明のナット1
は、軸状の基体13に、この基体13の一端面で開口す
るネジ穴14と、他端面で開口しかつ前記ネジ穴14と
略同芯にのびるとともに工具Rが相対回転不能に嵌合す
る係止穴15とを形成している。
【0008】又、本例では、前記ナット1を用いて、被
取付材Aをなす布基礎Fに、耐力壁パネル2を支持する
取付材16を固定している。
取付材Aをなす布基礎Fに、耐力壁パネル2を支持する
取付材16を固定している。
【0009】前記耐力壁パネル2は、その上方を通りか
つ該耐力壁パネル2と平行しかも水平に配される梁材3
に保持される。
つ該耐力壁パネル2と平行しかも水平に配される梁材3
に保持される。
【0010】又、本例では、前記耐力壁パネル2は、金
属製のパネル本体7、およびこのパネル本体7の両側に
固定され前記固定孔6を有する梁接続部9と、この梁接
続部9を継ぐ長尺の継ぎ杆10とからなるパネル保持用
具11からなる。
属製のパネル本体7、およびこのパネル本体7の両側に
固定され前記固定孔6を有する梁接続部9と、この梁接
続部9を継ぐ長尺の継ぎ杆10とからなるパネル保持用
具11からなる。
【0011】前記耐力壁パネル2のパネル本体7は、図
1〜2に例示するように、角パイプ状の垂直な一対の縦
の枠材25、25を、この縦の枠材25の上下端に嵌着
された上下のプレート26A、26Bを介して、角パイ
プ状の水平な上、下の枠材27、29で結合してなる金
属製の枠体30を具える。
1〜2に例示するように、角パイプ状の垂直な一対の縦
の枠材25、25を、この縦の枠材25の上下端に嵌着
された上下のプレート26A、26Bを介して、角パイ
プ状の水平な上、下の枠材27、29で結合してなる金
属製の枠体30を具える。
【0012】又、前記縦の枠材25、25の各上端に
は、水平な上板31、31が固着され、かつ前記下のプ
レート26Bの各下端には、前記下の枠材29の下面に
当接しかつ必要により該下面に溶接等によって固着され
る水平な下板32、32が固着されるとともに、縦の枠
材25、25間には、例えばその上部と下部とに位置し
て鋼製の補強材33、33等が水平及び/又は斜めに架
け渡され、これにより、金属製の前記パネル本体7を形
成している。
は、水平な上板31、31が固着され、かつ前記下のプ
レート26Bの各下端には、前記下の枠材29の下面に
当接しかつ必要により該下面に溶接等によって固着され
る水平な下板32、32が固着されるとともに、縦の枠
材25、25間には、例えばその上部と下部とに位置し
て鋼製の補強材33、33等が水平及び/又は斜めに架
け渡され、これにより、金属製の前記パネル本体7を形
成している。
【0013】又、前記パネル保持用具11は、前記パネ
ル本体7の前記上板31、31上面に両端部が載置され
かつ該上板31、31にボルト止めされる固定部34、
34間に、切起こしにより立上げ片35を立上げた断面
L字の継ぎ部36を一体に設けた長尺の継ぎ杆10、お
よび前記継ぎ部36の両端部に設けられるとともに、前
記立上げ片35を嵌入する切欠き37を形成した立片3
9と立上げ片35の端縁に沿って立上がる立片40と立
片39、40上端間を継ぐ水平な上片41とからなりか
つ該上片41に設けた孔と上片41下面に固着されたナ
ットとにより前記立上げ片35両側でボルト5、5が螺
着する固定孔6、6を形成した梁接続部9、9からな
る。なお、前記立上げ片35は、パネル保持用具11の
曲げ強度を高めるのに役立つ。
ル本体7の前記上板31、31上面に両端部が載置され
かつ該上板31、31にボルト止めされる固定部34、
34間に、切起こしにより立上げ片35を立上げた断面
L字の継ぎ部36を一体に設けた長尺の継ぎ杆10、お
よび前記継ぎ部36の両端部に設けられるとともに、前
記立上げ片35を嵌入する切欠き37を形成した立片3
9と立上げ片35の端縁に沿って立上がる立片40と立
片39、40上端間を継ぐ水平な上片41とからなりか
つ該上片41に設けた孔と上片41下面に固着されたナ
ットとにより前記立上げ片35両側でボルト5、5が螺
着する固定孔6、6を形成した梁接続部9、9からな
る。なお、前記立上げ片35は、パネル保持用具11の
曲げ強度を高めるのに役立つ。
【0014】このような耐力壁パネル2は、工場等で製
造され現場で建込まれる。従って、耐力壁パネル2の製
造時或いは施工前に、前記梁材3下端への接続、保持部
分であるパネル保持用具11を予め形成しておくことが
でき、施工の簡易化、高所作業の減少による安全性の向
上等を図りうる。
造され現場で建込まれる。従って、耐力壁パネル2の製
造時或いは施工前に、前記梁材3下端への接続、保持部
分であるパネル保持用具11を予め形成しておくことが
でき、施工の簡易化、高所作業の減少による安全性の向
上等を図りうる。
【0015】又、前記取付材16は、図1、3に示すよ
うに、間隔を隔てた水平な下片17と上片19とを断面
略コ字状の垂直な壁材片43でつないだ箱状をなすとと
もに、前記布基礎Fに植設されこの布基礎Fの上面から
のびるボルト20(本例ではアンカーボルトをなす)が
挿通するボルト孔21を、前記下片17に穿設してい
る。
うに、間隔を隔てた水平な下片17と上片19とを断面
略コ字状の垂直な壁材片43でつないだ箱状をなすとと
もに、前記布基礎Fに植設されこの布基礎Fの上面から
のびるボルト20(本例ではアンカーボルトをなす)が
挿通するボルト孔21を、前記下片17に穿設してい
る。
【0016】更に、前記上片19には、嵌合端部R1を
先端に有する棒状の挿入部RAを具えた前記工具R(図
6に示す)の該挿入部RAを挿通させるための開口22
と、前記耐力壁パネル2の下板32に設けた孔を通った
ボルト44が螺着するネジ穴45、45とが設けられて
いる。
先端に有する棒状の挿入部RAを具えた前記工具R(図
6に示す)の該挿入部RAを挿通させるための開口22
と、前記耐力壁パネル2の下板32に設けた孔を通った
ボルト44が螺着するネジ穴45、45とが設けられて
いる。
【0017】前記ナット1は、図4に示すように、軸
状、本例では円柱状の基体13に、この基体13の一端
面で開口するネジ穴14と、他端面で開口しかつ該ネジ
穴14と略同芯にのびるとともに工具Rの前記嵌合端部
R1が相対回転不能に嵌合されうる係止穴15とを形成
している。
状、本例では円柱状の基体13に、この基体13の一端
面で開口するネジ穴14と、他端面で開口しかつ該ネジ
穴14と略同芯にのびるとともに工具Rの前記嵌合端部
R1が相対回転不能に嵌合されうる係止穴15とを形成
している。
【0018】なお、前記係止穴15は、図示のような六
角形の他、三角形、四角形等、相対回転不能に工具Rの
嵌合端部R1が係止されるものであれば、どのような形
状でもよい。
角形の他、三角形、四角形等、相対回転不能に工具Rの
嵌合端部R1が係止されるものであれば、どのような形
状でもよい。
【0019】又、前記ネジ穴14と係止穴15とは、連
通していてもよいし、或いは、適宜の仕切材等を用いて
分断されていてもよい。
通していてもよいし、或いは、適宜の仕切材等を用いて
分断されていてもよい。
【0020】このような構成のナット1を用いることに
より、スパナ、レンチ等の工具で挟み込むことなく、前
記工具Rを係止穴15に嵌合して締め付け方向、即ち前
記基体13の伸びる方向と同じ向き、本例では上方から
該ナット1を締め付けることができ、比較的狭い部位で
あっても、確実に締め付けを行うことが出来る。
より、スパナ、レンチ等の工具で挟み込むことなく、前
記工具Rを係止穴15に嵌合して締め付け方向、即ち前
記基体13の伸びる方向と同じ向き、本例では上方から
該ナット1を締め付けることができ、比較的狭い部位で
あっても、確実に締め付けを行うことが出来る。
【0021】又、前記係止穴15を形成しているため、
例えば軸状の基体の一端面に六角ナット等を固着したも
のに比べて、前記工具Rの前記挿入部RAが嵌合端部R
1も含めて小径のものを用いることが可能となり、前記
開口22を小さくでき、前記取付材16の強度の低下を
防止しうる。
例えば軸状の基体の一端面に六角ナット等を固着したも
のに比べて、前記工具Rの前記挿入部RAが嵌合端部R
1も含めて小径のものを用いることが可能となり、前記
開口22を小さくでき、前記取付材16の強度の低下を
防止しうる。
【0022】前記取付材16は、図5に示すように、前
記布基礎Fからのびるボルト20を前記下片17のボル
ト孔21に挿通し、かつ該ボルト孔21から突出するボ
ルト20の突出端部20Aに、前記ナット1のネジ穴1
4を軽く仮螺着し、しかも図6に示すように、前記上片
19の開口22を通りかつラチェットハンドル等の操作
部RBを該上片19の外方、本例では上方に位置させて
工具Rの前記嵌合端部R1を前記係止穴15に嵌合して
この工具Rの前記操作部RBを回転させることにより、
前記布基礎Fに固定される。
記布基礎Fからのびるボルト20を前記下片17のボル
ト孔21に挿通し、かつ該ボルト孔21から突出するボ
ルト20の突出端部20Aに、前記ナット1のネジ穴1
4を軽く仮螺着し、しかも図6に示すように、前記上片
19の開口22を通りかつラチェットハンドル等の操作
部RBを該上片19の外方、本例では上方に位置させて
工具Rの前記嵌合端部R1を前記係止穴15に嵌合して
この工具Rの前記操作部RBを回転させることにより、
前記布基礎Fに固定される。
【0023】このように、箱状をなす取付材16であっ
ても、この取付材16の前記開口22から工具Rを挿入
して前記ナット1を強固に締め付けることができ、該取
付材16を簡単かつ確実に布基礎Fに固定することが出
来る。
ても、この取付材16の前記開口22から工具Rを挿入
して前記ナット1を強固に締め付けることができ、該取
付材16を簡単かつ確実に布基礎Fに固定することが出
来る。
【0024】なお、一対の取付材16、16が、その壁
材片43のなす開口部を互いに逆に向けて連結杆51を
用いて連結され、これにより、本例では間仕切耐力壁土
台金物52を形成している。
材片43のなす開口部を互いに逆に向けて連結杆51を
用いて連結され、これにより、本例では間仕切耐力壁土
台金物52を形成している。
【0025】前記耐力壁パネル2は、その下板32、3
2が、布基礎Fに固定された前記間仕切耐力壁土台金物
52の前記取付材16、16の上片19、19に載置さ
れかつ該下板32に設けた孔を通り上片19の前記ネジ
穴45に螺着するボルト44を用いて該取付材16、1
6に固定される。
2が、布基礎Fに固定された前記間仕切耐力壁土台金物
52の前記取付材16、16の上片19、19に載置さ
れかつ該下板32に設けた孔を通り上片19の前記ネジ
穴45に螺着するボルト44を用いて該取付材16、1
6に固定される。
【0026】なお、この耐力壁パネル2の建込みに先立
ち、該耐力壁パネル2の上方には、この耐力壁パネル2
の上面との間で前記隙間Gを隔てて前記梁材3が水平に
配設される。
ち、該耐力壁パネル2の上方には、この耐力壁パネル2
の上面との間で前記隙間Gを隔てて前記梁材3が水平に
配設される。
【0027】梁材3は、図1〜2に示すように、本例で
は垂直なウエブ3Bの上下に水平な上フランジ部3C、
下フランジ部3Aを設けた断面略I形状の形鋼材からな
り、例えばその端部に固着した端板47が柱49にボル
ト固定される。
は垂直なウエブ3Bの上下に水平な上フランジ部3C、
下フランジ部3Aを設けた断面略I形状の形鋼材からな
り、例えばその端部に固着した端板47が柱49にボル
ト固定される。
【0028】又、前記下フランジ部3Aには、前記耐力
壁パネル2に設けた前記固定孔6…に位置を合わせて、
前記ボルト5…が上方から挿入される孔部4…が穿設さ
れ、この孔部4に挿入された該ボルト5を、前記固定孔
6に螺着して固定することにより、耐力壁パネル2を梁
材3に前記隙間Gを形成して保持させ、2階部の荷重が
1階の本例では間仕切耐力壁を形成する前記耐力壁パネ
ル2に集中して伝わるのをこの隙間Gによって避けるこ
とができ、水平荷重のみを耐力壁パネル2に伝える保持
構造を得ることが出来る。
壁パネル2に設けた前記固定孔6…に位置を合わせて、
前記ボルト5…が上方から挿入される孔部4…が穿設さ
れ、この孔部4に挿入された該ボルト5を、前記固定孔
6に螺着して固定することにより、耐力壁パネル2を梁
材3に前記隙間Gを形成して保持させ、2階部の荷重が
1階の本例では間仕切耐力壁を形成する前記耐力壁パネ
ル2に集中して伝わるのをこの隙間Gによって避けるこ
とができ、水平荷重のみを耐力壁パネル2に伝える保持
構造を得ることが出来る。
【0029】更に、梁材3と耐力壁パネル2とを直接、
ボルト5でつなぐため、梁材下面に高所で支持金物等を
取付ける作業が不要となり、安全性を高めうるととも
に、構成を簡略化でき、施工性及び部材生産性の向上を
図りうる。
ボルト5でつなぐため、梁材下面に高所で支持金物等を
取付ける作業が不要となり、安全性を高めうるととも
に、構成を簡略化でき、施工性及び部材生産性の向上を
図りうる。
【0030】又、前記ボルト5の頭部と、このボルト5
のネジ部が固定される前記固定孔6とにより、梁材3の
下フランジ部3Aと耐力壁パネル2の上端との間の相互
の水平移動を阻止でき、該耐力壁パネル2のガタツキ、
きしみ音の発生を防止することが出来る。
のネジ部が固定される前記固定孔6とにより、梁材3の
下フランジ部3Aと耐力壁パネル2の上端との間の相互
の水平移動を阻止でき、該耐力壁パネル2のガタツキ、
きしみ音の発生を防止することが出来る。
【0031】なお、前記被取付材Aは、布基礎Fに限定
されることはなく、又、取付材16も耐力壁パネル2の
支持用部材に限定されることはなく、該被取付材、取付
材として種々のものを採用しうる。
されることはなく、又、取付材16も耐力壁パネル2の
支持用部材に限定されることはなく、該被取付材、取付
材として種々のものを採用しうる。
【0032】
【発明の効果】本願請求項1記載の第1の発明のナット
は、軸状の基体に、この基体の一端面で開口するネジ穴
と、他端面で開口しかつ前記ネジ穴と略同芯にのびしか
も工具が相対回転不能に嵌合する係止穴とを形成してい
るため、前記工具により、前記係止穴を利用して締め付
け方向、即ち前記ネジ穴ののびる方向と同じ向きから締
め付けを行うことが可能となり、比較的狭い部位であっ
ても、確実かつ容易に締め付けを行いうる。なお、特
に、前記工具を挿入できるだけのスペースが、前記係止
穴の延長線上にあれば、ナットの締め付けは可能であ
る。
は、軸状の基体に、この基体の一端面で開口するネジ穴
と、他端面で開口しかつ前記ネジ穴と略同芯にのびしか
も工具が相対回転不能に嵌合する係止穴とを形成してい
るため、前記工具により、前記係止穴を利用して締め付
け方向、即ち前記ネジ穴ののびる方向と同じ向きから締
め付けを行うことが可能となり、比較的狭い部位であっ
ても、確実かつ容易に締め付けを行いうる。なお、特
に、前記工具を挿入できるだけのスペースが、前記係止
穴の延長線上にあれば、ナットの締め付けは可能であ
る。
【0033】又、本願請求項2記載の第2の発明の固定
構造によれば、取付材の上片に設けた開口から工具を挿
入し、ナットを締め付けることができるので、前記取付
材が箱状であっても、この取付材を被取付材に簡単かつ
強固に取付けることが出来る。
構造によれば、取付材の上片に設けた開口から工具を挿
入し、ナットを締め付けることができるので、前記取付
材が箱状であっても、この取付材を被取付材に簡単かつ
強固に取付けることが出来る。
【0034】又、本願請求項3記載の第3の発明の固定
方法によれば、取付材の上片に設けた開口から工具を挿
入し、該上片外方にある操作部を回転させてナットを締
め付けることにより、前記取付材が箱状であっても、こ
の取付材を被取付材に簡単かつ強固に取付けることが出
来る。
方法によれば、取付材の上片に設けた開口から工具を挿
入し、該上片外方にある操作部を回転させてナットを締
め付けることにより、前記取付材が箱状であっても、こ
の取付材を被取付材に簡単かつ強固に取付けることが出
来る。
【図1】本発明のナットが、耐力壁パネルを支持する取
付材を固定するために用いられた実施の形態を示す正面
図である。
付材を固定するために用いられた実施の形態を示す正面
図である。
【図2】その耐力壁パネルの上端の構成を示す部分分解
斜視図である。
斜視図である。
【図3】取付材を例示する斜視図である。
【図4】本発明のナットを例示する斜視図である。
【図5】本発明の固定方法を説明するための線図であ
る。
る。
【図6】本発明の固定方法を説明するための線図であ
る。
る。
【図7】従来の技術を説明するための斜視図である。
13 基体 14 ネジ穴 15 係止穴 16 取付材 17 下片 19 上片 20 ボルト 20A 突出端部 21 ボルト孔 22 開口 A 被取付材 R 工具 R1 嵌合端部 RB 操作部
Claims (3)
- 【請求項1】軸状の基体に、この基体の一端面で開口す
るネジ穴と、他端面で開口しかつ前記ネジ穴と略同芯に
のびるとともに工具が相対回転不能に嵌合する係止穴と
を形成してなるナット。 - 【請求項2】請求項1記載のナットを用いて、被取付材
に取付材を固定する固定構造であって、 取付材は、間隔を隔てた下片と上片とを有する箱状をな
し、かつ被取付材からのびるボルトが前記下片のボルト
孔に挿通されかつボルト孔から突出する突出端部に、前
記ナットが螺結されるとともに、前記上片に、前記工具
挿通用の開口が設けられたことを特徴とする固定構造。 - 【請求項3】請求項1記載のナットを用いて、被取付材
に取付材を固定する固定方法であって、 取付材は、間隔を隔てた下片と上片とを有する箱状をな
し、かつ被取付材からのびるボルトが前記下片のボルト
孔に挿通されかつボルト孔から突出する突出端部に、前
記上片に設けられた工具挿通用の開口を通りかつ操作部
が上片外方にある工具の嵌合端部を前記係止穴に嵌合し
てこの工具を回転させることにより、前記被取付材に取
付材を固定することを特徴とする固定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11099897A JP2928492B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | ナットを用いた固定構造、及び固定方法 |
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JP11099897A JP2928492B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | ナットを用いた固定構造、及び固定方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10299745A true JPH10299745A (ja) | 1998-11-10 |
JP2928492B2 JP2928492B2 (ja) | 1999-08-03 |
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JP (1) | JP2928492B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH044511U (ja) * | 1990-04-27 | 1992-01-16 | ||
JPH04191512A (ja) * | 1990-08-15 | 1992-07-09 | U Haul Internatl Inc | 締付体と駆動ツールとの組合せ |
JPH0960631A (ja) * | 1995-08-28 | 1997-03-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 袋ナット |
-
1997
- 1997-04-28 JP JP11099897A patent/JP2928492B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH044511U (ja) * | 1990-04-27 | 1992-01-16 | ||
JPH04191512A (ja) * | 1990-08-15 | 1992-07-09 | U Haul Internatl Inc | 締付体と駆動ツールとの組合せ |
JPH0960631A (ja) * | 1995-08-28 | 1997-03-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 袋ナット |
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Publication number | Publication date |
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JP2928492B2 (ja) | 1999-08-03 |
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