JPH0960631A - 袋ナット - Google Patents

袋ナット

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Publication number
JPH0960631A
JPH0960631A JP24051295A JP24051295A JPH0960631A JP H0960631 A JPH0960631 A JP H0960631A JP 24051295 A JP24051295 A JP 24051295A JP 24051295 A JP24051295 A JP 24051295A JP H0960631 A JPH0960631 A JP H0960631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap nut
hexagonal
hole
hexagonal hole
bolt
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24051295A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Yasuda
俊雄 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP24051295A priority Critical patent/JPH0960631A/ja
Publication of JPH0960631A publication Critical patent/JPH0960631A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭隘な装着箇所でも容易に締め緩めを行うこ
とができる。 【解決手段】 ねじ込むべきボルトの雄ねじに螺合する
雌ねじ2が一端部に形成された柱状体1の他端部に奥の
方が狭くなるようにテーパをつけた角穴又は六角穴31
を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば大形流体
機械の二つ割りケーシングを結合締着するボルトにねじ
込む袋ナットのように、スパナを回す余地が狭い箇所に
用いられる袋ナットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の袋ナットを示す。図2にお
いて、1は円柱状胴部であり、図2(A)に示すよう
に、円柱状胴部1の図の右端面から、旋盤,ドリル,ね
じ形成工具等を用いて、この袋ナットをねじ込むべき図
示しないボルトの雄ねじに螺合する雌ねじ2が形成され
ている。円柱状胴部1の図の左部分は、通常のナットの
外形のような六角頭32が形成されている。六角頭32
の対角間寸法Cは胴径D以下である。なお、胴径Dは、
所要の締付け力を得るため、ボルトのねじ径の2倍程度
は必要である。締着の際は、雌ねじ2を図示しない相手
のボルトの雄ねじの端部にねじ込んで、この袋ナットの
六角頭32にスパナ口を嵌めて回すことによってこの袋
ナットを締付ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の袋ナットは上記
のようであり、普通のナットに比べて軸方向長さが長
く、六角頭32の対辺間寸法は若干小さく形成され、小
形のスパナを用いることができるが、例えば、ポンプ,
圧縮機,蒸気タービン等の大形流体機械の二つ割りケー
シングを締着するボルトは、比較的大きな径であり、こ
のボルト径に比べて小さいピッチ又は間隔で多数設けら
れており、このボルトにねじ込む袋ナットの隣との間隔
が小さく、袋ナットとケーシング外面との隙間も小さい
ので、この袋ナットにスパナをかけて回すとき、スパナ
の頭の外周がケーシング外面や隣の袋ナットに当たって
袋ナットを回し難いというような問題があった。ケーシ
ングのボルト座を高くして長植込みボルトとすればケー
シング外面との隙間は広くなるが、重量が増加する。ボ
ルト座を外方に張り出せば重量増加と結合剛性の低下と
いうような問題がある。
【0004】この発明は上記課題を解消するためになさ
れたもので、狭隘な装着箇所でも容易に回して締め又は
緩めることができる袋ナットを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る袋ナット
は、ねじ込むべきボルトの雄ねじに螺合する雌ねじが一
端部に形成された柱状体の他端部に奥の方が狭くなるよ
うにテーパをつけた角穴又は六角穴を形成したものであ
る。
【0006】この発明における袋ナットは、雌ねじが一
端部に形成された柱状体の他端部に奥の方が狭くなるよ
うにテーパをつけた角穴又は六角穴が形成されているの
で、この角穴又は六角穴に嵌合する形状の角又は六角の
棒状レンチを差し込んで回すことにより、狭隘な箇所で
もこの袋ナットを容易に回して締め又は緩めることがで
きる。また、角穴又は六角穴は奥の方が狭くなるように
テーパがついているので、この穴に角又は六角の棒状レ
ンチを差し込むのが容易で、押し込めば隙間なく嵌合さ
せることができる。また、袋ナットは穴の奥の箇所の肉
厚が厚くなり、棒状レンチの挿入根元以後が太くなり、
いずれも、捩じり応力が大きくなる箇所の寸法が大きく
なるので、締付け力を大きくすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図について説明する。図1において、1は円柱状胴部で
あり、図1(A)に示すように、円柱状胴部1の図の右
端部には、図の右端面から穴を掘り、旋盤,ドリル,ね
じ形成工具等を用いて、この袋ナットをねじ込むべき図
示しないボルトの雄ねじに螺合する雌ねじ2が所要の深
さ形成されている。円柱状胴部1の図の左部分には、機
械加工で形成する場合は、旋盤,型削り盤等の工作機械
を用いて、横断面が正六角形の六角穴31が形成されて
いる。なお、胴径Dは所要の締付け力を得るため、ボル
トのねじ径の2倍程度は必要である。
【0008】図1に示すように、六角穴31は横断面が
正六角形の穴であり、奥の方が狭くなるようにテーパが
つけられている。テーパとは、錐のような先細り,漸
減,傾斜というような意味であり、この袋ナットでは、
六角穴31の側面が奥に行くほど中心線に近づくように
中心線に対して傾斜しているという意味である。六角穴
31の6個の側面はすべて同じテーパ(傾斜)の平面に
形成され、六角穴31の横断面はすべて、この袋ナット
の中心線を中心とする正六角形であり、奥の方になるほ
ど小さい正六角形である。六角穴31の深さは、図示し
ない六角棒レンチを挿入して回すとき、所要のトルク
(捩じり力)を伝達することができる深さに形成する。
【0009】次に、図1に示す袋ナットの作用について
説明する。この袋ナットは、円柱状胴部1の図1(A)
の右端から雌ねじ2が形成され、図の左端から奥の方が
狭くなるようにテーパをつけた六角穴31が形成されて
いるので、この六角穴31に嵌合する形状の図示しない
六角棒状レンチを差し込んで回すことにより、狭隘な箇
所でもこの袋ナットを容易に回して、図示しない相手の
ボルトの雄ねじに雌ねじ2をねじ込んで締め又は緩める
ことができる。
【0010】また、六角穴31は奥の方が狭くなるよう
にテーパがついているので、六角穴31に図示しない六
角棒状レンチを差し込むのが容易で、押し込めば六角穴
31に隙間なく嵌合させることができ、広い接触面をも
って効果的に図示しない六角棒状レンチからこの袋ナッ
トに捩じり力を伝達させることができる。また、この袋
ナットの六角穴31はテーパがついているので、六角穴
31の奥の箇所の肉厚が厚くなる。また、テーパのた
め、この六角穴31に挿入する図示しない六角棒状レン
チの挿入根元部以後が太くなる。図示しない六角棒状レ
ンチからこの袋ナットに伝達される捩じり力は、六角穴
31の全側面に分布して伝達されるので、この袋ナット
の六角穴31の奥の箇所、及び、図示しない六角棒状レ
ンチの挿入根元部は、いずれも、捩じり応力が最大にな
る箇所であり、これらの箇所の寸法が大きくなるので、
締付け力を大きくすることができる。
【0011】なお、図1に示す袋ナットでは六角穴31
を形成したが、六角穴31の代わりに、横断面が正四角
形又は正五角形の穴というような形状としてもよい。ま
た、円柱状胴部1の横断面の外形は、円形でなく正六角
形とか正八角形というような形状であってもよい。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、袋ナ
ットの後端部に六角頭の代わりに角穴又は六角穴を形成
したので、この角穴又は六角穴に角棒状レンチを挿入し
てねじ回すことにより、狭隘な箇所でも容易に相手ボル
トにこの袋ナットを締着又はねじ戻すことができる。ま
た、この角穴又は六角穴にテーパをつけたので、力の伝
達が有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による袋ナットの実施の一形態を示
し、(A)は半縦断面側面図、(B)は後端面図であ
る。
【図2】従来の袋ナットの(A)は半縦断面側面図、
(B)は後端面図である。
【符号の説明】
1:円柱状胴部、 2:雌ねじ、 31:六角穴。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトにねじ込んで締着する袋ナットに
    おいて、前記ボルトの雄ねじに螺合する雌ねじが一端部
    に形成された柱状体の他端部に奥の方が狭くなるように
    テーパをつけた角穴を形成したことを特徴とする袋ナッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記角穴は六角穴である請求項1に記載
    の袋ナット。
JP24051295A 1995-08-28 1995-08-28 袋ナット Withdrawn JPH0960631A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24051295A JPH0960631A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 袋ナット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24051295A JPH0960631A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 袋ナット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0960631A true JPH0960631A (ja) 1997-03-04

Family

ID=17060628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24051295A Withdrawn JPH0960631A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 袋ナット

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JP (1) JPH0960631A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10299745A (ja) * 1997-04-28 1998-11-10 Natl House Ind Co Ltd ナット、固定構造、及び固定方法
CN103899616A (zh) * 2014-04-28 2014-07-02 江苏振东港口机械制造有限公司 一种六角螺栓
CN110939644A (zh) * 2019-11-27 2020-03-31 湖南声仪测控科技有限责任公司 一种传声器用锁紧螺母

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021105