JPH10299008A - 中空床の構築方法 - Google Patents
中空床の構築方法Info
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- JPH10299008A JPH10299008A JP12029297A JP12029297A JPH10299008A JP H10299008 A JPH10299008 A JP H10299008A JP 12029297 A JP12029297 A JP 12029297A JP 12029297 A JP12029297 A JP 12029297A JP H10299008 A JPH10299008 A JP H10299008A
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Abstract
とができる構築方法を提供することを目的とする。 【解決手段】複数本の鋼管杭を支持部材として、地表面
から一定距離を離して鋼管杭の上に中空床としてコンク
リートスラブを構築する方法である。各鋼管杭の周囲を
プレキャスト部材で包囲し、このプレキャスト部材の間
に、中空床の底部を構成する型枠を掛け渡す。この型枠
上にコンクリートを打設して中空床の構築を行う。
Description
に関するものである。
どでは、地表面よりも一定の距離だけ離して状態で鋼管
杭pの上にコンクリートスラブ1を構築し、このスラブ
1上にタンクを設置する構造を採用する。従来、そのよ
うな中空に床面を構築する場合に、図3,4に示すよう
な方法で行っていた。すなわち鋼管杭pの周囲に土間コ
ンクリート2を打設したらその上に型枠を支持する支保
工3を設置し、その上端に大引31、根太32を取り付
け、根太32の上に型枠パネル4を敷いて中空床である
スラブ1のコンクリートを打設する方法である。
床の構築方法にあっては、次のような問題点がある。 <イ>一般に、中空床であるスラブ1と土間コンクリー
ト2との間には十分な空間が確保されていない。そのた
めに、スラブ1のコンクリートの硬化後に支保工3、根
太32、型枠33などを解体するには、図5に示すよう
に狭い空間に作業員が入って腰をかがめた状態で作業を
行わなければならない。したがって作業能率、作業環境
がきわめて悪く、危険でもある。 <ロ>地上タンクの基礎スラブ1を中空床として構築す
る場合には、さらにその狭い空間において、土間コンク
リート2の上に断熱材3の層を敷設したり、鋼管杭pの
回りに断熱材31を取り付けるような作業が必要とな
る。しかし上記したような環境下での作業であるから、
能率が悪いだけではなく、確実で緻密な作業を期待しが
たく、そのために品質にばらつきが生じるような可能性
も予想された。
するためになされたもので、施工が容易で良好な品質の
中空床を構築することができる構築方法を提供すること
を目的とする。
するために、本発明の中空床の構築方法は、複数本の鋼
管杭を支持部材として、地表面から一定距離を離して鋼
管杭の上にコンクリートの中空床を構築する方法におい
て、各鋼管杭の周囲をプレキャスト部材で包囲し、この
プレキャスト部材の間に、中空床の底部を構成する型枠
を掛け渡し、この型枠上にコンクリートを打設して行
う、中空床の構築方法を特徴としたものである。
空床の構築方法の実施例について説明する。
として、地表面から一定距離を離して鋼管杭pの上に中
空床としてのコンクリートスラブ1を構築する場合の構
築方法に関するものである。コンクリートスラブの上に
はタンクを設置する場合もある。
囲には、プレキャスト部材5を設置して包囲する。この
プレキャスト部材5として、例えば図2に示すようにプ
レキャストコンクリート製の中空枠51を使用すること
ができる。この中空枠51は、内部に鋼管pの直径より
も大きい中空部を有する枠体であり、高さは、鋼管pの
地上部分よりも多少低い寸法のものを利用する。
ト部材5との間に、断熱材3を充填する。このようなて
いねいな施工が要求される充填作業も、プレキャスト部
材5の上部の空間がオープンな状態で施工できるから十
分に緻密に行うことができ、施工状態の確認も容易であ
る。
の間に、中空床であるスラブ1の底部を構成する型枠6
を掛け渡す。そのために、鋼管杭pの周囲に配置したプ
レキャスト部材5の上部の外周には、アングル材やCチ
ャンネル材からなる型枠受け51を突設しておく。スラ
ブ1の底部を構成する型枠6としては、例えば図1に示
すように鋼製のデッキプレートで構成したり、あるいは
プレキャストコンクリート板で構成することができる。
この型枠6は、隣接するプレキャスト部材5に掛け渡す
から、従来のようにその下部に多数本の支保工を設置す
る必要がなく、したがって後に解体する作業も不要であ
る。
い、コンクリートを打設して中空状態のスラブ1を構成
する。型枠6は鋼製、あるいはコンクリート製であって
スラブ1コンクリートと一体となっているから、その後
に型枠6の解体作業は不要である。その他の作業もオー
プンな状態で、作業員は立ったままの姿勢で作業がで
き、コンクリート打設前にはすべて完成している。した
がって中空床であるスラブ1コンクリート硬化後には、
不自然な姿勢でスラブ1下の低い空間の下に入って行う
ような作業は一切存在しない。
したようになるから次のような効果を得ることができ
る。 <イ>すべての作業がコンクリート打設前のオープンな
状態で、作業員は立ったままの姿勢で設置し完成させる
ことができる。したがって作業能率はきわめて良好であ
り、一切危険な作業を行う必要はない。 <ロ>すべての作業の進展状況はコンクリート打設前の
オープンな状態で確認することができるから、ていねい
で正確な作業を行うことができる。したがって完成した
構造物には高い品質を期待することができる。
Claims (6)
- 【請求項1】複数本の鋼管杭を支持部材として、地表面
から一定距離を離して鋼管杭の上にコンクリートの中空
床を構築する方法において、 各鋼管杭の周囲をプレキャスト部材で包囲し、 このプレキャスト部材の間に、中空床の底部を構成する
型枠を掛け渡し、 この型枠上にコンクリートを打設して行う、 中空床の構築方法 - 【請求項2】プレキャスト部材の間に掛け渡して、中空
床の底部を構成する型枠を、 鋼製のデッキプレートで構成し、 このデッキプレート型枠上にコンクリートを打設して行
う、 請求項1記載の中空床の構築方法 - 【請求項3】プレキャスト部材の間に掛け渡す、中空床
の底部を構成する型枠を、 プレキャストコンクリート板で構成し、 このプレキャストコンクリート板型枠上にコンクリート
を打設して行う、 請求項1記載の中空床の構築方法 - 【請求項4】各鋼管杭の周囲に配置するプレキャスト部
材を、 プレキャストコンクリート製の中空枠で構成した、 請求項1記載の中空床の構築方法 - 【請求項5】鋼管杭の周囲に配置したプレキャスト部材
の上部の外周に、 型枠受けを突設し、 この型枠受けに、中空床の底部を構成する型枠を掛け渡
し、 この型枠上にコンクリートを打設して行う、 請求項1記載の中空床の構築方法 - 【請求項6】鋼管杭と、その周囲に配置したプレキャス
ト部材との間に、 断熱材を充填して行う、 請求項1記載の中空床の構築方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12029297A JP3728713B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 中空床の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12029297A JP3728713B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 中空床の構築方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10299008A true JPH10299008A (ja) | 1998-11-10 |
JP3728713B2 JP3728713B2 (ja) | 2005-12-21 |
Family
ID=14782638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12029297A Expired - Fee Related JP3728713B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 中空床の構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3728713B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104153508A (zh) * | 2014-09-02 | 2014-11-19 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 楼板的施工结构及其施工方法 |
JP2020076218A (ja) * | 2018-11-06 | 2020-05-21 | 株式会社竹中工務店 | スラブ支持構造、及びスラブ施工方法 |
CN112942657A (zh) * | 2021-01-18 | 2021-06-11 | 浙江恒昌建设有限公司 | 一种现浇混凝土空心楼盖的抗浮结构及其施工方法 |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP12029297A patent/JP3728713B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104153508A (zh) * | 2014-09-02 | 2014-11-19 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 楼板的施工结构及其施工方法 |
JP2020076218A (ja) * | 2018-11-06 | 2020-05-21 | 株式会社竹中工務店 | スラブ支持構造、及びスラブ施工方法 |
CN112942657A (zh) * | 2021-01-18 | 2021-06-11 | 浙江恒昌建设有限公司 | 一种现浇混凝土空心楼盖的抗浮结构及其施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3728713B2 (ja) | 2005-12-21 |
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