JPH10297914A - シリカゲル粒子の製造方法及び合成石英の製造方法 - Google Patents

シリカゲル粒子の製造方法及び合成石英の製造方法

Info

Publication number
JPH10297914A
JPH10297914A JP10583997A JP10583997A JPH10297914A JP H10297914 A JPH10297914 A JP H10297914A JP 10583997 A JP10583997 A JP 10583997A JP 10583997 A JP10583997 A JP 10583997A JP H10297914 A JPH10297914 A JP H10297914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
silicon alkoxide
silica gel
liquid
spraying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10583997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Yamaguchi
由岐夫 山口
Kenichi Yoshie
建一 吉江
Soichiro Saida
壮一郎 斉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP10583997A priority Critical patent/JPH10297914A/ja
Publication of JPH10297914A publication Critical patent/JPH10297914A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Glanulating (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Silicon Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高純度の合成石英を工業的有利に生産可能と
なる製造方法を提供する。 【解決手段】 シリコンアルコシキド1モルに対し、p
H7以上の水5〜40モルを混合してなるゾル液を、5
0〜350℃の雰囲気中に噴霧することを特徴とするシ
リカゲル粒子の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体分野および
光ファイバー分野で使用される超高純度石英ガラス製品
の材料として好適な石英ガラスに関する。より詳しくは
シリコンアルコキシドと水、場合によってはアルコール
を混合してゲルを生成させる際、予めゾル液を調製した
後これを噴霧することによってシリカゲルを得、これを
焼成して合成石英を製造する方法に関するものである。
【0002】このような本発明の合成石英製造方法によ
り、製造工程が著しく簡略化できるだけでなく粉砕乾燥
時の異物混入が回避できるので、従来に増して高純度の
合成石英を容易に得ることができる。
【0003】
【従来の技術】近年、光ファイバーや半導体産業などに
おいて使用される各種ガラス製の治具・ルツボなどにつ
いてはその構成ガラス材料の純度に関して非常に厳しい
管理が行われている。これらの用途に適用される高純度
な石英ガラスは、シリコンアルコキシドと水、場合によ
っては更にアルコールを撹拌混合して、そのまま加水分
解ゲル化しこれを乾燥焼成させる方法が一般的に用いら
れる。例えば、'Sol-gel Science, The Physics and Ch
emistry of Sol-Gel Processing, C.Jeffrey Brinker a
nd George W. Scherer 著 Academic Press, Inc. 199
0’に詳細な記述がある。ゲル化条件によっては、特に
塩基性条件下ではコロイド粒子が生成する場合がある。
このコロイド粒子を沈降させて濾過回収し、高温で焼成
して一度焼結体を得、この焼結体を必要に応じて粉砕、
更に溶融成形する方法によっても合成石英が得られる
(例えば特開平2−80329号公報)。これらシリコ
ンアルコキシドを用いる方法によれば、出発原料となる
シリコンアルコキシドは容易に蒸留精製することができ
るため、高純度の合成石英を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術においてはいずれもゲル化後の工程に粉砕、乾
燥、分級、などの工程が連続しており異物混入が不可避
であるため、折角高純度の原料シリコンアルコキシドを
用いても到達できる純度には限界があり、全金属量を1
00ppb以下にすることは至難であった。また、これ
らの工程では不純物混入を防ぐために機器部材の選択が
限られたり、ライニングが必要となるという問題もあ
る。しかも、工程数が多いので高コストとなるだけでは
なく頻繁な機器の保守点検も必要となる。
【0005】さらに場合によっては製品の高純度化のた
めに塩素ガス等による後処理工程が必要となる。以上の
理由により、上述の方法では生産性にも制約を受ける。
一方、金属アルコキシドを加水分解してなるゾル液を高
温雰囲気中に噴霧することにより、石英ガラス粉末等の
金属酸化物粒子を得る、噴霧乾燥法が知られている(特
開昭58−185443号公報、特開昭62−1672
06号公報)。ところがこの方法を実際に合成石英用途
に適用するためには、生成物の粒子径が小さいこと、焼
成後に微量炭素の残留があることなどの多くの問題点が
あることが本発明者らにより見い出された。特に、炭素
が残留すると石英ガラス体中の発泡の原因となることが
知られているため、炭素を低減させることは極めて重要
であり、ゾル液の噴霧条件によっては見かけ上は問題な
くシリカゲルの粒子が得られても、その後の焼成過程で
如何様に調整しても炭素が残り、時には黒色化した粒子
となる場合があり、問題であった。
【0006】さらに、シリカゲル粒子のハンドリング性
や高温溶融特性、粒子径制御の観点から顆粒状の粒子が
好まれる場合も多いと考えられるが、通常の顆粒化方法
では流動床、キルン、回転パンなどを用い、器壁との頻
繁な接触が不可避であるため、不純物の混入は避けられ
なかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め鋭意検討を重ねた結果、本発明者らは水とシリコンア
ルコキシドとを混合する際の水のpHに応じて混合組成
を適正化することによって、この液を噴霧乾燥する場合
に粉砕乾燥などの工程無しにかつ焼成後も炭素が残留し
ないゲル粒子が得られるのではないかとの考えに至っ
た。その結果、数μmから数100μmの範囲に平均粒
径を有し、焼成後も残留炭素量の非常に少なく合成石英
用途に好適なゲル粒子を得ることが出来た。
【0008】またゾル液噴霧直後に付着力を有する状態
のゲルを気相中で粒子同士を衝突凝集させることによっ
て不純物の混入なしに顆粒状のゲル粒子を得ることに成
功した。すなわち、本発明は、シリコンアルコシキド1
モルに対し、pHが7以上の水5〜40モルを混合して
なるゾル液を、50〜350℃の雰囲気中に噴霧するこ
とを特徴とするシリカゲル粒子の製造方法、シリコンア
ルコキシド1モルに対し、pH7未満の水を20〜40
モル混合してなるゾル液を、50〜350℃の雰囲気中
に噴霧することを特徴とするシリカゲル粒子の製造方
法、等に存する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明をより詳細に説明す
る。本発明における原料となるシリコンアルコキシドと
しては、加水分解可能な種々のシリコンアルコキシドを
使用することができる。好ましくはテトラメトキシシラ
ン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン等
の4官能のアルコキシシランが、残存炭素数が少ないも
のとすることができるため、好適に用いられる。
【0010】シリコンアルコキシドの加水分解反応は、
水及びシリコンアルコキシドの混合系で行われる。この
ときの水のpHにより、シリコンアルコキシドと水との
好ましいモル比が異なる。pH7未満の水を用いる場合
は、シリコンアルコキシドと水のモル比は20:1から
40:1とする。すなわち、シリコンアルコキシド1モ
ルに対し、pH7未満の水20〜40モルを混合してゾ
ル液を調製する。水とシリコンアルコキシドのモル比
は、20:1〜30:1が特に好ましいが、乾燥の負荷
を考えると水は少ないほうが良く上述のような最適な範
囲が存在する。pHの調整は塩酸ないし酢酸、酪酸、プ
ロピオン酸、テレフタル酸などの有機酸の他、炭酸ガス
溶存液でも良いが、リン酸や硫酸など後の焼成でガス化
しにくいへテロ原子を含むものはあまり好ましくない。
なお、水のpHとしては3以上7未満とするのが実用的
であり、特に好ましい。
【0011】水のpHが7以上の場合は、水とシリコン
アルコキシドとのモル比は5:1以上40:1以下とす
る。すなわちシリコンアルコキシド1モルに対し、pH
7以上の水5〜40モルを混合してゾル液を調製する。
より好ましくは水とシリコンアルコキシドのモル比で
5:1〜30:1である。このときpHの調整は例えば
アンモニア乃至有機塩基を用いる事が出来る。有機塩基
としては例えばエチルアミン、ジエチルアミン、トリエ
チルアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。し
かし脱炭素の観点からは出来るだけ炭素含有量の少ない
ものが好ましい。また金属含有化合物は高純度用途用の
製造を目的とする場合は好ましくない。ただし目的をも
って金属を制御して導入することは構わない。なお、p
Hが7以上11以下とするのが実用的であり、特に好ま
しい。以上説明したように水のpH7以上の場合にもp
H7未満の場合にも本発明を実施することができるが、
pH7以上であれば、用いる水の量は少なくてすみ、よ
り好ましい。
【0012】加水分解時には溶媒を存在させることが好
ましく、溶媒としてはアルコールが好ましく、特にメタ
ノールかエタノールが除去が容易であり好ましい。使用
するアルコールの量としては、あまり多いと残留して、
得られる合成石英中の黒色部分発生に結びつく場合があ
るので、シリコンアルコキシド1モルに対し4モル以
下、特に好ましくは2モル以下である。アルコール等の
溶媒を添加する場合の下限は、添加目的である噴霧時に
水とシリコンアルコキシドとを均一な一相状態とするこ
とができる程度であればよい。
【0013】噴霧乾燥装置としてはゾル液の噴霧を行う
ことができるものであれば特に限定されず、例えば化学
工学便覧(社団法人 化学工学会編 平成6年発行)
p.684−686に代表例が記載されているように、
噴霧ノズルやディスクにより噴霧を行うのが一般的であ
る。噴霧の条件は、主に噴霧するゾル液の粘度、噴霧ノ
ズルやディスク等の噴霧手段における噴霧条件、及び噴
霧される雰囲気における乾燥温度、さらには雰囲気ガス
の水蒸気濃度によって、生成物の粒子径、含液率を調整
することができる。
【0014】液滴の乾燥は、蒸発速度が速すぎると噴霧
直後の液滴の表面から乾燥が始まりゲル化するので生成
物は破裂したような形状を示したり、逆に、へこみのあ
る歪な形の粒子になったりする。また極端な場合は超微
粒子が生成する等、合成石英の製造に好適なものを得る
のが困難となる。このため、本発明においては、50〜
350℃の雰囲気にゾル液を噴霧する。噴霧される雰囲
気の温度を50〜350℃、好ましくは50〜300
℃、さらに好ましくは50〜250℃に設定しておき、
ここにゾル液を噴霧する。
【0015】特に直径が1mm以上の大きい液滴の乾燥
には雰囲気の温度を250℃以下に設定することや水蒸
気分圧を上げることなどが有効である。またガスとの相
対速度を遅く保つ事が蒸発速度を遅くしたり、液滴形状
を保つために有効である。例えばガスとの相対速度は2
00m/s以下であることが望ましい。これらの項目は
液組成と液滴径に応じて最適化するのが適当である。
【0016】また現実的な装置サイズを考慮すると接触
させるガスの温度は50〜350℃、好ましくは70〜
350℃、さらに好ましくは80〜350℃に設定する
のが適当である。ガス中で凝集させることは製造器壁と
の接触を最小限におさえて顆粒化するために有効な手段
である。この場合、噴霧以降、回収される前に凝集させ
るべく条件を設定することが必要となる。すなわちゾル
液を50〜350℃の雰囲気中に噴霧した際に、ガス中
で凝集させるのである。ここで本発明における「ガス中
での凝集」とは噴霧した液滴が乾燥前乃至乾燥後に器壁
と接触する前に、この液滴同士ないし乾燥後の粒子同士
あるいは液滴と乾燥後の粒子を衝突凝集させることを含
む。ガス中での凝集が生じているか否かは、ガス中で凝
集していない場合には、以下に説明するような、不均一
な粒子を多数生じることから判断できる。
【0017】好適な凝集粒子を製造するためには、噴霧
の際の液滴数密度の調整が有効な手段である。噴霧液流
量が多すぎると乾燥前に液滴のまま衝突し、大きい液滴
となる。大きい液滴は必ずしも不適とは限らないが、乾
燥速度の調整を行わないと前述したような破裂やへこみ
を生ずる事となる。極端に噴霧液量が多いと液滴分散せ
ずに器壁に到達し膜状物質を形成することもあるので、
装置の大きさ、温度に応じて液量を調節する。
【0018】また噴霧液量が少ないと凝集しなくなる。
従って噴霧液量の調整によって液滴数密度を調整しそれ
に応じて周りのガス流量、温度、乾燥機内滞留時間など
を最適化することが肝要である。こうして得られるシリ
カゲル粒子を回収し、更に焼成して加熱無孔化すること
により合成石英とすることができる。
【0019】焼成後の粒子の大きさが従来の光ファイバ
ーやるつぼなどの合成石英の用途用としては10μm〜
1mm、好ましくは50μm〜500μmの粒子径とな
るよう調整することが望ましい。また、その他の用途例
えば充填材用としては0.1μmから数十μmの範囲と
なるように調整するのが好ましい。シリカゲル粒子は毎
時間200℃以下のできるだけ遅い昇温速度で1000
〜1200℃まで昇温しながら乾燥空気中などで焼成残
存炭素を除くことが通常であるが、噴霧乾燥時のゾル液
組成と乾燥条件によってはほとんど炭素が除けない場合
がある。このため、本発明の製造方法によりゾル液の調
製と乾燥とを行うことが重要である。そして、1000
から1200℃の間で粒子径に応じて時間を調整して乾
燥空気中で焼成すれば残存シラノールを望みの濃度にす
ることができる。
【0020】以下本発明を実施例に基づきより詳細に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、実施例に
限定されるものではない。 〔実施例1〕アンモニアでpH9に調整した水900g
とメタノール640gを混合しこれにテトラメトキシシ
ランを1520g撹拌しながら混合しゾル液を調製し
た。水とテトラメトキシシランとメタノールのモル比は
5:1:2である。これを大川原化工機(株)製スプレ
ードライヤー「L−8型」を用いて噴霧した。ゾル液の
供給量は3kg/hr、直径5cmのディスク型噴霧ヘ
ッドを18000rpmで回転し雰囲気温度が250℃
の装置内に噴霧した。生成したシリカゲル粒子のうち自
然沈降したものは装置下部にて、また排気流に同伴され
たものは出口サイクロンで回収した。シリカゲル粒子は
球形白色で平均粒子径は30μmであった。これを80
0℃まで200℃/Hrで昇温したところ白色のシリカ
粒子が得られ残留炭素分は29ppmであった。黒色粒
子の発生は見られなかった。
【0021】〔実施例2〕塩酸でpH3に調整した水3
600gとメタノール640gを混合しこれにテトラメ
トキシシランを1520g撹拌しながら混合しゾル液を
調製した。水とテトラメトキシシランとメタノールのモ
ル比は20:1:2である。これを大川原化工機(株)
製スプレードライヤー「L−8型」を用いて噴霧した。
ゾル液の供給量は3kg/hr、直径5cmのディスク
型噴霧ヘッドを10000rpmで回転し雰囲気温度が
150℃の装置内に噴霧した。生成したシリカゲル粒子
のうち自然沈降したものは装置下部にて、また排気流に
同伴されたものは出口サイクロンで回収した。シリカゲ
ル粒子は球形透明で平均粒子径は20μmであった。こ
れを800℃まで200℃/Hrで昇温したところ白色
のシリカ粒子が得られ残留炭素分11ppm以下であ
り、黒色粒子の発生も見られなかった。
【0022】〔実施例3〕塩酸でpH3に調整した水3
600gとメタノール640gを混合しこれにテトラメ
トキシシランを1520g撹拌しながら混合しゾル液を
調整した。水とテトラメトキシシランとメタノールのモ
ル比は20:1:2である。これを大川原化工機(株)
製スプレードライヤー「L−8型」を用いて噴霧した。
ゾル液の供給量は6kg/hr、直径5cmのディスク
型噴霧ヘッドを10000rpmで回転し雰囲気温度2
50℃の装置内に噴霧した。生成したシリカゲル粒子の
うち自然沈降したものは装置下部にて、また排気流に同
伴されたものは出口サイクロンで回収した。シリカゲル
粒子は球形粒子の凝集体であり白色で一次粒子径は平均
20μmであり、凝集体を構成する粒子数は平均10個
程度であった。これを800℃まで200℃/Hrで昇
温したところ白色のシリカ粒子が得られ残留炭素分10
ppm以下であり、黒色粒子の発生も見られなかった。
【0023】〔比較例1〕塩酸でpH3に調整した水9
00gとメタノール640gを混合しこれにテトラメト
キシシランを1520g撹拌しながら混合しゾル液を調
整した。水とテトラメトキシシランとメタノールのモル
比は5:1:2である。これを大川原化工機(株)製ス
プレードライヤー「L−8型」を用いて噴霧した。ゾル
液の供給量は3kg/hr、直径5cmのディスク型噴
霧ヘッドを18000rpmで回転し雰囲気温度が20
0℃の装置内に噴霧した。生成したシリカゲル粒子のう
ち自然沈降したものは装置下部にて、また排気流に同伴
されたものは出口サイクロンで回収した。シリカゲル粒
子は球形透明で平均粒子径は10μmであった。これの
含水率を150℃で4時間乾燥させた前後の重量差の測
定で調べた所約7%であった。しかしこれを800℃ま
で200℃/Hrで昇温したところ残存炭素量は847
0ppmであり粒子はほとんど黒色化した。
【0024】〔比較例2〕塩酸でpH3に調整した水1
800gとメタノール640gを混合しこれにテトラメ
トキシシランを1520gを撹拌しながら混合しゾル液
を調整した。水とテトラメトキシシランとメタノールの
モル比は10:1:2である。これを実施例−1と同様
の機器と方法で噴霧した。ゾル液の供給量は3kg/h
r、直径5cmのディスク型噴霧ヘッドを10000r
pmで回転し雰囲気温度が250℃の装置内に噴霧し
た。生成したシリカゲル粒子は球形透明で平均粒子径は
30μmであった。しかしこれを800℃まで200℃
/Hrで昇温したところ残存炭素量は542ppmであ
り粒子はほとんど黒色化した。
【0025】
【発明の効果】本発明によって、高純度の合成石英を工
業的有利に生産可能となる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコンアルコシキド1モルに対し、pH
    7以上の水5〜40モルを混合してなるゾル液を、50
    〜350℃の雰囲気中に噴霧することを特徴とするシリ
    カゲル粒子の製造方法。
  2. 【請求項2】シリコンアルコシキド1モルに対し、pH
    7未満の水20〜40モルを混合してなるゾル液を、5
    0〜350℃の雰囲気中に噴霧することを特徴とするシ
    リカゲル粒子の製造方法。
  3. 【請求項3】ゾル液を50〜350℃の雰囲気中に噴霧
    した際に、ガス中で凝集させることを特徴とする請求項
    1又は2記載のシリカゲル粒子の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法
    により得られたシリカゲル粒子を焼成することを特徴と
    する合成石英の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の製造方法により得られた
    合成石英を、更に溶融成形することを特徴とする合成石
    英成形体の製造方法。
JP10583997A 1997-04-23 1997-04-23 シリカゲル粒子の製造方法及び合成石英の製造方法 Pending JPH10297914A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10583997A JPH10297914A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 シリカゲル粒子の製造方法及び合成石英の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10583997A JPH10297914A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 シリカゲル粒子の製造方法及び合成石英の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10297914A true JPH10297914A (ja) 1998-11-10

Family

ID=14418204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10583997A Pending JPH10297914A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 シリカゲル粒子の製造方法及び合成石英の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10297914A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1284277A1 (de) * 2001-08-08 2003-02-19 Degussa Aktiengesellschaft Mit Siliziumdioxid umhüllte Metalloxidpartikel
JP2007528341A (ja) * 2004-03-08 2007-10-11 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング 単分散SiO2粒子の製造方法
WO2018186308A1 (ja) * 2017-04-05 2018-10-11 新日鉄住金マテリアルズ株式会社 球状結晶性シリカ粒子およびその製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1284277A1 (de) * 2001-08-08 2003-02-19 Degussa Aktiengesellschaft Mit Siliziumdioxid umhüllte Metalloxidpartikel
US6773814B2 (en) 2001-08-08 2004-08-10 Degussa Ag Metal oxide particles coated with silicon dioxide
JP2007528341A (ja) * 2004-03-08 2007-10-11 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング 単分散SiO2粒子の製造方法
JP4901719B2 (ja) * 2004-03-08 2012-03-21 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 単分散SiO2粒子の製造方法
WO2018186308A1 (ja) * 2017-04-05 2018-10-11 新日鉄住金マテリアルズ株式会社 球状結晶性シリカ粒子およびその製造方法
KR20190135004A (ko) * 2017-04-05 2019-12-05 닛테츠 케미컬 앤드 머티리얼 가부시키가이샤 구상 결정성 실리카 입자 및 그의 제조 방법
JPWO2018186308A1 (ja) * 2017-04-05 2020-02-20 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社 球状結晶性シリカ粒子およびその製造方法
US11274045B2 (en) 2017-04-05 2022-03-15 Nippon Steel Chemical & Material Co., Ltd. Spherical crystalline silica particles and method for producing same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5516350A (en) Process for producing synthetic quartz glass powder
JPH10167717A (ja) ドープされた熱分解法で得られた酸化物
JPH02500972A (ja) ガラス質シリカにおけるおよびに関する改良
JPH10287416A (ja) 合成石英粉の製造方法
KR100294312B1 (ko) 합성석영유리분말및그의제조방법
JPH09165214A (ja) 合成石英粉の製造方法
JPH10297914A (ja) シリカゲル粒子の製造方法及び合成石英の製造方法
EP0801026B1 (en) Process for producing synthetic quartz powder
JP3888728B2 (ja) 高純度球状シリカの製造法
JP3318946B2 (ja) 粉状乾燥ゲル、シリカガラス粉末及びシリカガラス溶融成形品の製造方法
JP3617153B2 (ja) 合成石英粉の製造方法
JP2000169163A (ja) アルミニウム含有合成石英ガラス粉、アルミニウム含有石英ガラス成形体及びこれらの製造方法
JP3735886B2 (ja) 合成石英粉の製造方法及び石英ガラス成形体の製造方法
JPH05201718A (ja) シリカガラス粉末及びシリカガラス溶融成形品の製造法
JPH11139835A (ja) 合成石英の製造方法
JPH09142828A (ja) 高純度砂状合成シリカの製造方法、及び高純度合成石英ガラス成形体の製造方法
JPH11147709A (ja) 粒状シリカの製造方法
JPH10101322A (ja) シリカゲル、合成石英ガラス粉及びその製造方法、並びに石英ガラス成形体の製造方法
JPH11268923A (ja) シリカゲル、合成石英ガラス粉及び石英ガラス成形体の製造方法
JPH10101324A (ja) 合成石英粉の製造方法及び石英ガラス成形体の製造方法
JP3875735B2 (ja) 合成石英粉の製造方法
JPH0986918A (ja) 合成石英ガラス粉の製造方法
JP3806953B2 (ja) 合成石英粉の製造方法
JP3936751B2 (ja) 合成石英ガラス粉の製造法
JP3806956B2 (ja) 合成石英ガラス粉の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20041208

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050531