JPH10297757A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH10297757A
JPH10297757A JP9111311A JP11131197A JPH10297757A JP H10297757 A JPH10297757 A JP H10297757A JP 9111311 A JP9111311 A JP 9111311A JP 11131197 A JP11131197 A JP 11131197A JP H10297757 A JPH10297757 A JP H10297757A
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JP
Japan
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rail
traverser
work
assembly line
self
Prior art date
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Pending
Application number
JP9111311A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Kubota
啓一 窪田
Hideki Takayama
英樹 高山
Norikazu Tonegawa
規一 利根川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 相互に離れて配置された第1組立ラインから
第2組立ラインにワークを容易且つ確実に搬送すること
が可能な搬送装置を提供する。 【解決手段】 第1組立ラインL1 から第2組立ライン
2 上の組付ステーションSにワークを搬送すべく、平
行に配置した往行レール1及び復行レール2と、復行レ
ール2の下流端と往行レール1の上流端とを接続する第
1トラバーサTiと、往行レール1の下流端と復行レー
ル2の上流端と組付ステーションSとを接続する第2ト
ラバーサToとを設ける。第1組立ラインL1 上でワー
クを搭載した自走台車Dが往行レール1を自走して第2
トラバーサToに乗り込むと、第2トラバーサToが自
走台車Dを組付ステーションSに移動させてワークを払
い出す。空になった自走台車Dは、第2トラバーサTo
により復行レール2に移載された後に自走して第1トラ
バーサTiに乗り込み、第1組立ラインL1 上に戻され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1組立ラインで
組み立てた第1ワークを第2組立ラインを流動する第2
ワークに組み付けるべく、第1ワークを第1組立ライン
から第2組立ライン上の組付ステーションへと搬送する
搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】第1組立ライン上でブレーキ部品にトレ
ーリングアームを組み付けて左右のブレーキアセンブリ
を組み立て、このブレーキアセンブリを作業者又はロボ
ットが前記第1組立ラインに隣接して設けられた第2組
立ライン上のクロスビームに組み付けるものが、特開平
7−10051号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のも
のは、第1組立ライン及び第2組立ラインが隣接して配
置されていることが必要であり、工場内のレイアウトの
関係で両組立ラインが離れて配置されている場合には対
応することが難しくなる。またブレーキアセンブリを作
業者が持ち上げて第1組立ラインから第2組立ラインに
移載しようとすると作業者の負担が大きくなり、これを
避けるためにロボットを使用しても、ブレーキアセンブ
リのような形状が複雑なワークを安定して把持すること
が困難であった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、相互に離れて配置された第1組立ラインから第2組
立ラインにワークを容易且つ確実に搬送することが可能
な搬送装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、第1組立ラインから
組付ステーションの近傍位置へと延びる往行レールと、
組付ステーションの近傍位置から第1組立ラインへと延
びる復行レールと、第1ワークを吊り下げ支持して往行
レール及び復行レールに沿って走行可能な自走台車と、
自走台車を支持した第1可動レールを、往行レールの上
流端に接続する位置及び復行レールの下流端に接続する
位置間で移動させる第1トラバーサと、自走台車を支持
した第2可動レールを、往行レールの下流端に接続する
位置、復行レールの上流端に接続する位置及び組付ステ
ーションの上方位置間で移動させる第2トラバーサと備
えたことを特徴とする。
【0006】上記構成によれば、第1組立ラインと第2
組立ラインとの距離が離れていても自走台車で第1ワー
クを効率的に搬送して第2ワークに組み付けることがで
き、しかも空になった自走台車を速やかに元の位置に返
送することができる。また第2トラバーサが自走台車を
往行レールから第2組立ライン上の組付ステーションに
移動させるので、往行レール1及びそこを走行する自走
台車が第2組立ラインと干渉することがなく、第2組立
ラインにおける第2ワークの搬送や組み付け作業を効率
的に行うことができる。
【0007】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記自走台車は、水平面内で直交す
る2方向に移動自在なスライド基板と、スライド基板か
ら垂下する伸縮自在な昇降用シリンダと、昇降用シリン
ダの下端から垂下するバランス用シリンダと、バランス
用シリンダの下端に設けられて前記第1ワークを吊り下
げるフックとを備えており、前記バランス用シリンダは
吊り下げた第1ワークの重量に釣り合う持ち上げ力を発
生して外力により伸縮自在であることを特徴とする。
【0008】上記構成によれば、スライド基板を移動さ
せて第1ワークを第2ワークの上方に正しく位置合わせ
することができ、しかもバランス用シリンダで第1ワー
クの高さを微調整して第2ワークに容易に組み付けるこ
とができる。また第1ワークをフックに吊り下げて搬送
するので、第1ワークが複雑な形状のものであっても安
定した姿勢で搬送することができる。
【0009】また請求項3に記載された発明は、請求項
2の構成に加えて、前記バランス用シリンダは無負荷で
伸縮可能な状態に切り換え可能であることを特徴とす
る。
【0010】上記構成によれば、バランス用シリンダの
フックにワークを係脱する作業を容易に行うことができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0012】図1〜図11は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は搬送装置の全体平面図、図2は図1の2部
拡大図、図3は図2の3方向矢視図、図4は図3の4方
向矢視図、図5は図4の要部拡大図、図6は自走台車の
平面図、図7は図6の7方向矢視図、図8は図1の8部
拡大図、図9は図8の9方向矢視図、図10は図9の1
0方向矢視図、図11は組付ステーションにおける作用
説明図である。
【0013】図1には、自動車のブレーキ部品にトレー
リングアームを組み付けて左右のブレーキアセンブリを
組み立てる第1組立ラインL1 と、自動車の車体フレー
ムの一部を構成するクロスビームに前記ブレーキアセン
ブリ及び他のサスペンション部品を組み付ける第2組立
ラインLと、前記ブレーキアセンブリを第1組立ライン
1 から第2組立ラインL2 に受け渡す搬送装置Cとが
示される。搬送装置Cは第1組立ラインL1 の下流端か
ら第2組立ラインL2 の中間部に設けた組付ステーショ
ンSの近傍に向かって延びる往行レール1と、この往行
レール1と平行に配置された復行レール2とを備えてお
り、往行レール1の上流端及び復行レール2の下流端が
第1トラバーサTiにより接続されるとともに、往行レ
ール1の下流端、復行レール2の上流端及び前記組付ス
テーションSの上部とが第2トラバーサToにより接続
される。
【0014】前記ブレーキアセンブリW1 (図11参
照)は本発明の第1ワークを構成し、前記クロスビーム
2 (図11参照)は本発明の第2ワークを構成する。
【0015】第1トラバーサTiは往行レール1及び復
行レール2の延びる方向に対して直交する方向に移動
し、その第1可動レール3iが往行レール1の上流端に
連なる位置と、復行レール2の下流端に連なる位置とに
停止可能である。第2トラバーサToも往行、往行レー
ル1及び復行レール2の延びる方向に対して直交する方
向に移動し、その第2可動レール3oが往行レール1の
下流端に連なる位置と、復行レール2の上流端に連なる
位置と、組付ステーションSの上方に重なる位置とに停
止可能である。
【0016】左右一対のブレーキアセンブリW1 ,W1
を搭載可能な4台の自走台車Dが往行、復行レール1,
2に沿って循環する。第1トラバーサTiは空の自走台
車Dを第1可動レール3i上に支持して復行レール2か
ら往行レール1に受け渡し、また第2トラバーサToは
ブレーキアセンブリW1 ,W1 を搭載した自走台車Dを
第2可動レール3o上に支持して往行レール1から組付
ステーションSに受け渡すとともに、空になった自走台
車Dを第2可動レール3o上に支持して組付ステーショ
ンSから復行レール2に受け渡す。
【0017】次に、図2,図6及び図7に基づいて自走
台車Dの構造を説明する。
【0018】自走台車Dは平面視で長方形の枠体11を
備えており、この枠体11の内側に前後方向に延びるセ
ンタービーム12と、左右方向に延びる2本のクロスビ
ーム13,13とが固定される。センタービーム12及
びクロスビーム13,13の交差部に、ステー14,1
4を介して前後一対のハンガー15,15が設けられ
る。各ハンガー15は第1可動レール3i(あるいは第
2可動レール3o、往行レール1又は復行レール2)の
上面を転動する主ローラ16と、第1可動レール3i
(あるいは第2可動レール3o、往行レール1又は復行
レール2)の上下のフランジの端縁を転動する4個の補
助ローラ17…とを備える。一方のハンガー15の上面
に、その主ローラ16を回転駆動して自走台車Dを走行
させるためのモータ18が設けられる。
【0019】一対のクロスビーム13,13の端部に、
自走台車Dが第1トラバーサTi又は第2トラバーサT
oの第1、第2可動レール3i,3o上に支持されてい
るときに、その振れを防止するための一対の振れ止めロ
ーラ19,19が、ステー20,20を介して設けられ
る。また枠体11の左右一対のサイドビーム21,22
の一方のサイドビーム21に、自走台車Dを固定するた
めのストッパロッド23が設けられる。
【0020】センタービーム12の下面及び一方のサイ
ドビーム21の下面に前後方向に固定したガイドレール
24…に、前後一対の第1スライド基板25,25が摺
動可能に支持される。各第1スライド基板25はクロス
ビーム13に支持した位置決め用シリンダ26の出力ロ
ッド261 に接続されて駆動される。各第1スライド基
板25の下面に左右方向に固定した一対のガイドレール
27,27に、第2スライド基板28が摺動可能に支持
される。各第2スライド基板28は他方のサイドビーム
22に支持した位置決め用シリンダ29の出力ロッド2
1 に接続されて駆動される。
【0021】従って、4本の位置決め用シリンダ26,
26;29,29を伸縮駆動し、第1スライド基板2
5,25を前後方向に移動させるとともに第2スライド
基板28,28を左右方向に移動させることにより、最
終的に第2スライド基板28,28の位置を枠体11に
対して前後左右に調整することができる。
【0022】各第2スライド基板28の下面から垂下す
る支柱30の側面に固定したガイドレール31に、側面
視でL字状をなす昇降基板32が昇降可能に支持され
る。出力ロッド331 を上向きにした昇降用シリンダ3
3と、出力ロッド341 を下向きにしたバランス用シリ
ンダ34とが背中合わせに連結されており、昇降用シリ
ンダ33の出力ロッド331 は第2スライド基板28の
下面に連結され、バランス用シリンダ34の出力ロッド
341 は昇降基板32の上面に連結される。
【0023】左右のバランス用シリンダ34,34の出
力ロッド341 ,341 の下端にはフック35,35が
設けられており、ブレーキ部品にトレーリングアームを
組み付けてなる左右のブレーキアセンブリW1 ,W1
前記フック35,35に吊り下げられる。従って、昇降
用シリンダ33,33を空圧で伸縮駆動することにより
ブレーキアセンブリW1 ,W1 を昇降させることができ
る。
【0024】それぞれの昇降基板32の下部に設けたス
イッチボックス36に第1スイッチ37及び第2スイッ
チ38が設けられる。第1スイッチ37を操作すること
により、昇降用シリンダ33の出力ロッド331 の伸長
位置が3段階に切り換えられる。これにより、昇降用シ
リンダ33を伸長して寸法の異なるブレーキアセンブリ
1 をフック35に係止するとき或いはフック35から
外すときに、そのフック35の床面からの高さを適当に
調整することができる。またフック35にブレーキアセ
ンブリW1 を吊り下げた後、或いはフック35からブレ
ーキアセンブリW1 を外した後、第2スイッチ38を操
作することにより、昇降用シリンダ33及びバランス用
シリンダ34は搬送時の状態まで収縮する。
【0025】また昇降基板32の下端には作業者が握る
グリップ32aが設けられており、このグリップ32a
にバランス用シリンダ34を制御する第3スイッチ32
bが設けられる。第3スイッチ32bを操作することに
より、バランス用シリンダ34をフリー状態にして無負
荷で伸縮させることができる。従って、フック35をブ
レーキアセンブリW1 に係脱するとき、僅かな力でバラ
ンス用シリンダ34を伸縮させて作業を容易に行うこと
ができる。
【0026】次に、図2〜図5を参照しながら第1トラ
バーサTiの構造を説明する。
【0027】第1トラバーサTiは、床面に立設した複
数の支柱41…(図2参照)を介して支持された平面視
で長方形状の支持枠42iを備える。支持枠42iの前
後の側縁を構成する一対のチャンネル材はガイドレール
43,43を構成しており、このガイドレール43,4
3に第1トラバーサ台車44iが左右移動自在に支持さ
れる。第1トラバーサ台車44iは平面視で正方形状の
枠体45を備えており、この枠体45の四隅に設けた4
個の主ローラ46…が前記ガイドレール43,43に案
内される。図5から明らかなように、主ローラ46…の
ガイドレール43,43からの脱落を防止すべく、主ロ
ーラ46…の上面に当接するガイド板47,47と、主
ローラ46…の内面に当接するガイド板48,48とが
設けられる。枠体45の左右の後端にそれぞれ設けた2
個のガイドローラ49,49が前記一方のガイド板48
を挟むことにより、第1トラバーサ台車44iが前後方
向に位置決めされる。
【0028】第1トラバーサ台車44iの下面には前後
一対のステー50,50を介して前記第1可動レール3
iが固定される。また第1トラバーサ台車44iの下面
には支持部材51…,52…を介して、前記振れ止めロ
ーラ19,19をガイドする断面チャンネル状の振れ止
めレール53が固定される。更に支持枠42iの一端部
にステー54を介してロック用シリンダ55が設けられ
る。ロック用シリンダ55の出力ロッド551 は先端が
二股になっており、この出力ロッド551 を自走台車D
のストッパロッド23に係合させることにより、自走台
車Dが所定位置にロックされる。
【0029】支持枠42iに支持したトラバース用シリ
ンダ56の出力ロッド561 が第1トラバーサ台車44
iの枠体45に連結されており、トラバース用シリンダ
56を伸長すると、図2及び図3に示すように、第1ト
ラバーサ台車44iはストッパ57,57に当接する位
置に移動し、第1可動レール3iが往行レール1の上流
端に接続される。またトラバース用シリンダ56を収縮
すると、第1トラバーサ台車44iはガイドレール4
3,43に沿ってストッパ58,58に当接する位置に
移動し、第1可動レール3iが復行レール2の下流端に
接続される。
【0030】次に、図8〜10を参照しながら第2トラ
バーサToの構造を説明する。
【0031】第2トラバーサToは第1トラバーサTi
と類似の構造を備えているため、その相違点を中心に説
明する。尚、第2トラバーサToの構成要素で第1トラ
バーサTiの構成要素に対応するものには、第1トラバ
ーサTiに使用した符号と同一の符号が付してある。
【0032】第2トラバーサToの支持枠42oは、往
行レール1から第2組立ラインL2の組付ステーション
Sまで延びる分だけ、前記第1トラバーサTiの支持枠
42iよりも左右方向に長く形成される。支持枠42o
のガイドレール43,43に案内されて移動する第2ト
ラバーサ台車44oは、前記第1トラバーサTiの第1
トラバーサ台車44iと実質的に同一の構造を備えてい
るが、ガイドレール43,43には更に補助台車61が
左右移動自在に支持される。補助台車61は、第2トラ
バーサ台車44oと同様に、その四隅に設けた4個の主
ローラ62…と、その後部に設けた合計4個のガイドロ
ーラ63…とによってガイドレール43,43に支持さ
れる。
【0033】支持枠42oに設けられた第1トラバース
用シリンダ64の出力ロッド641と、第2トラバーサ
台車44oに設けられた第2トラバース用シリンダ65
の出力ロッド651 とが補助台車61に接続される。第
1トラバース用シリンダ64が伸長し、第2トラバース
用シリンダ65が収縮した状態では、図8及び図9に示
すように、第2トラバーサ台車44oの第2可動レール
3oは往行レール1の下流端に接続する。この状態から
第1トラバース用シリンダ64を収縮すると、第2トラ
バーサ台車44o及び補助台車61は一体に移動し、第
2トラバーサ台車44oの第2可動レール3oは復行レ
ール2の上流端に接続する。また第1トラバース用シリ
ンダ64及び第2トラバース用シリンダ65を共に伸長
すると、第2トラバーサ台車44o及び補助台車61は
一体に移動し、第2トラバーサ台車44oの第2可動レ
ール3oは組付ステーションSの上方に移動する。
【0034】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0035】先ず、第1トラバーサTiのトラバース用
シリンダ56を伸長することにより第1トラバーサ台車
44iをガイドレール43,43に沿って移動させ、空
の自走台車Dを支持した第1可動レール3iを復行レー
ル2の下流端に接続する位置から往行レール1の上流端
に接続する位置へと移動させる(図1〜図4参照)。こ
のとき、自走台車Dの振れ止めローラ19,19が第1
トラバーサ台車44iの振れ止めレール53に係合して
いるため、第1トラバーサ台車44iの移動に伴う自走
台車Dの振れが防止される。第1可動レール3iが往行
レール1の上流端に接続する位置に達すると、ロック用
シリンダ55を伸長して二股になった出力ロッド551
を自走台車Dのストッパロッド23に係合させることに
より、自走台車Dの位置決め及び固定が行われる。
【0036】自走台車Dが第1組立ラインL1 に接続す
る上記位置に達すると昇降用シリンダ33,33が第1
スイッチ37,37で指定された位置に自動的に伸長す
るとともに、バランス用シリンダ34,34がフリー状
態になるので、その下端に設けたフック35,35を作
業者が引き下ろして第1組立ラインL1 を搬送されてき
た左右のブレーキアセンブリW1 ,W1 に係止する。続
いて作業者が第2スイッチ38,38を操作すると、昇
降用シリンダ33,33及びバランス用シリンダ34,
34が収縮して左右のブレーキアセンブリW1 ,W1
搬送位置まで持ち上げる(図4参照)。
【0037】続いてロック用シリンダ55を収縮してス
トッパロッド23を解放した後、モータ18を駆動して
自走台車Dを第1トラバーサ台車44iの第1可動レー
ル3iから往行レール1上に走行させる。このとき、第
2トラバーサToの第2トラバーサ台車44oはその第
2可動レール3oが往行レール1に接続する位置に待機
しているため、自走台車Dは往行レール1から第2トラ
バーサ台車44oの第2可動レール3o上に乗り移り、
これと同時に自走台車Dの振れ止めローラ19が第2ト
ラバーサ台車44oの振れ止めレール53に係合する。
【0038】続いて第2トラバーサToの第2トラバー
ス用シリンダ65を伸長すると、第2トラバーサ台車4
4oが移動し、第2トラバーサ台車44oの第2可動レ
ール3oが自走台車Dとともに第2組立ラインL2 の組
付ステーションSの上方に移動する。第2組立ラインL
2 の組付ステーションSにはパレットP上に載置された
クロスビームW2 が待機しており、その上方においてロ
ック用シリンダ55を伸長してストッパロッド23を係
止することにより、自走台車Dを位置決め及び固定す
る。
【0039】このようにして自走台車Dが組付ステーシ
ョンSに達すると、昇降用シリンダ33,33が自動的
に伸長してブレーキアセンブリW1 ,W1 を下降させる
とともに、バランス用シリンダ34,34が吊り下げた
ブレーキアセンブリW1 ,W 1 の重量に略釣り合う持ち
上げ力を発生する。
【0040】続いて位置決め用シリンダ26,26を作
動させて第1スライド基板25,25を前後方向に移動
させるとともに、位置決め用シリンダ29,29を作動
させて第2スライド基板28,28を左右方向に移動さ
せることにより、ブレーキアセンブリW1 ,W1 をパレ
ットP上のクロスビームW2 に対して位置合わせする。
続いて、作業員がバランス用シリンダ34,34にブレ
ーキアセンブリW1 ,W1 の重量に釣り合う持ち上げ力
を発生させた状態で該ブレーキアセンブリW1,W1
高さを微調整し、それらをクロスビームW2 に組み付け
る(図11参照)。このとき、他のサスペンション部品
もクロスビームW2 及びブレーキアセンブリW1 ,W1
に組み付けられる。その後、作業員が第3スイッチ32
b,32bを操作してバランス用シリンダ34,34を
フリーにし、そのフック35,35をブレーキアセンブ
リW1 ,W1 から離脱させる。続いて、作業者が第2ス
イッチ38,38を操作すると、昇降用シリンダ33,
33及びバランス用シリンダ34,34が搬送時の位置
まで収縮してロックする。
【0041】上述のようにしてブレーキアセンブリ
1 ,W1 を払い出して自走台車Dが空になると、ロッ
ク用シリンダ55を収縮してストッパロッド23を解放
した後に、第2トラバーサToの第1トラバース用シリ
ンダ64及び第2トラバース用シリンダ65を収縮して
第2トラバーサ台車44oを移動させ、その第2可動レ
ール3oを復行レール2の上流端に接続する。そしてモ
ータ18を駆動して自走台車Dを第2トラバーサ台車4
4oの第2可動レール3oから復行レール2上に走行さ
せる。
【0042】復行レール2上の自走台車Dは第1トラバ
ーサTiの第1可動レール3iに乗り移った後、第1ト
ラバーサ台車44iと共に第1組立ラインL1 の上方に
移動する。また第2トラバーサToの第2トラバーサ台
車44oは、ブレーキアセンブリW1 ,W1 を搭載した
次の自走台車Dを受け取るべく、その第2可動レール3
oが復行レール2の上流端に接続する位置から往行レー
ル1の下流端に接続する位置に復帰する。
【0043】以上のように、4台の自走台車D…を往行
レール1及び復行レール2に沿って循環させることによ
り、ブレーキアセンブリW1 ,W1 を第1組立ラインL
1 から第2組立ラインL2 に確実に搬送することができ
る。また、自走台車Dを往行レール1の下流端から第2
組立ラインL2 上の組付ステーションSへと移動させて
ブレーキアセンブリW1 ,W1 を排出するので、往行レ
ール1及びそこを走行する自走台車Dが第2組立ライン
2 と干渉するのを防止して、第2組立ラインL2 にお
ける組立作業を効率的に行うことができる。更に、把持
することが難しい複雑な形状のブレーキアセンブリ
1 ,W1 をフック35,35に吊り下げることによ
り、安定した搬送が可能となる。
【0044】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0045】例えば、実施例ではブレーキアセンブリW
1 ,W1 をクロスビームW2 に組み付けているが、本発
明は他の任意のワークに対して適用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、第1組立ラインと第2組立ラインとの距離が
離れていても自走台車で第1ワークを効率的に搬送して
第2ワークに組み付けることが可能になるだけでなく、
前記自走台車を速やかに元の位置に返送することができ
る。しかも自走台車を往行レールの下流端から第2トラ
バーサで第2組立ライン上の組付ステーションに移動さ
せるので、往行レール及びそこを走行する自走台車が第
2組立ラインと干渉するのを防止して、第2組立ライン
における第2ワークの搬送や組み付け作業を組立作業を
効率的に行うことができる。
【0047】また請求項2に記載された発明によれば、
前記自走台車は、水平面内で直交する2方向に移動自在
なスライド基板と、スライド基板から垂下する伸縮自在
な昇降用シリンダと、昇降用シリンダの下端から垂下す
るバランス用シリンダと、バランス用シリンダの下端に
設けられて前記第1ワークを吊り下げるフックとを備え
ており、前記バランス用シリンダは吊り下げた第1ワー
クの重量に釣り合う持ち上げ力を発生して外力により伸
縮自在であるので、第1ワークを第2ワークの上方に正
しく位置合わせした後、第1ワークをの高さを小さな力
で微調整して第2ワークに容易に組み付けることができ
る。しかも第1ワークが複雑な形状のものであっても、
それをフックの吊り下げることにより安定した姿勢で搬
送することができる。
【0048】また請求項3に記載された発明によれば、
前記バランス用シリンダは無負荷で伸縮可能な状態に切
り換え可能であるので、バランス用シリンダのフックに
ワークを係脱する作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送装置の全体平面図
【図2】図1の2部拡大図
【図3】図2の3方向矢視図
【図4】図3の4方向矢視図
【図5】図4の要部拡大図
【図6】自走台車の平面図
【図7】図6の7方向矢視図
【図8】図1の8部拡大図
【図9】図8の9方向矢視図
【図10】図9の10方向矢視図
【図11】組付ステーションにおける作用説明図
【符号の説明】
D 自走台車 L1 第1組立ライン L2 第2組立ライン S 組付ステーション Ti 第1トラバーサ To 第2トラバーサ W1 第1ワーク W2 第2ワーク 1 往行レール 2 復行レール 3i 第1可動レール 3o 第2可動レール 28 第1スライド基板(スライド基板) 33 昇降用シリンダ 34 バランス用シリンダ 35 フック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1組立ライン(L1 )で組み立てた第
    1ワーク(W1 )を第2組立ライン(L2 )を流動する
    第2ワーク(W2 )に組み付けるべく、第1ワーク(W
    1 )を第1組立ライン(L1 )から第2組立ライン(L
    2 )上の組付ステーション(S)へと搬送する搬送装置
    において、 第1組立ライン(L1 )から組付ステーション(S)の
    近傍位置へと延びる往行レール(1)と、 組付ステーション(S)の近傍位置から第1組立ライン
    (L1 )へと延びる復行レール(2)と、 第1ワーク(W1 )を吊り下げ支持して往行レール
    (1)及び復行レール(2)に沿って走行可能な自走台
    車(D)と、 自走台車(D)を支持した第1可動レール(3i)を、
    往行レール(1)の上流端に接続する位置及び復行レー
    ル(2)の下流端に接続する位置間で移動させる第1ト
    ラバーサ(Ti)と、 自走台車(D)を支持した第2可動レール(3o)を、
    往行レール(1)の下流端に接続する位置、復行レール
    (2)の上流端に接続する位置及び組付ステーション
    (S)の上方位置間で移動させる第2トラバーサ(T
    o)と、を備えたことを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記自走台車(D)は、水平面内で直交
    する2方向に移動自在なスライド基板(28)と、スラ
    イド基板(28)から垂下する伸縮自在な昇降用シリン
    ダ(33)と、昇降用シリンダ(33)の下端から垂下
    するバランス用シリンダ(34)と、バランス用シリン
    ダ(34)の下端に設けられて前記第1ワーク(W1
    を吊り下げるフック(35)とを備えており、前記バラ
    ンス用シリンダ(34)は吊り下げた第1ワーク
    (W1 )の重量に釣り合う持ち上げ力を発生して外力に
    より伸縮自在であることを特徴とする、請求項1に記載
    の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記バランス用シリンダ(34)は無負
    荷で伸縮可能な状態に切り換え可能であることを特徴と
    する、請求項2に記載の搬送装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3936407A1 (en) 2020-07-10 2022-01-12 ATOTECH Deutschland GmbH Processing apparatus, system and method for conveying therethrough parts to be treated and device for interconnecting a first line and a second line of the system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3936407A1 (en) 2020-07-10 2022-01-12 ATOTECH Deutschland GmbH Processing apparatus, system and method for conveying therethrough parts to be treated and device for interconnecting a first line and a second line of the system
WO2022008706A1 (en) 2020-07-10 2022-01-13 Atotech Deutschland Gmbh Processing apparatus, system and method for conveying therethrough parts to be treated and device for interconnecting a first line and a second line of the system

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