JPH10297756A - 長尺木材の自動供給装置 - Google Patents
長尺木材の自動供給装置Info
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- JPH10297756A JPH10297756A JP11233497A JP11233497A JPH10297756A JP H10297756 A JPH10297756 A JP H10297756A JP 11233497 A JP11233497 A JP 11233497A JP 11233497 A JP11233497 A JP 11233497A JP H10297756 A JPH10297756 A JP H10297756A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 長尺木材を効率よく搬送可能とする。
【解決手段】 側方向搬送部18は、側方向搬送装置3
3a〜33d、位置検出センサ40b,40b及び制御
装置20を備えている。側方向搬送装置33a〜33d
は、長尺木材Wを少なくとも両端側の2箇所で保持し、
別個独立して駆動する。位置検出センサ40bは、側方
向搬送装置33a〜33d毎に対応して配設されてい
る。制御装置20は、位置検出センサ40a,40bで
長尺木材Wを検出することにより、長尺木材Wが長手方
向搬出部19による搬出位置Cになければ、搬出位置C
に、あれば、その手前の搬出準備位置Bで停止させ、全
てのセンサ40a,40bにより長尺木材Wが検出され
た後、前記搬出位置Cに搬送し、あるいは、前記搬送位
置から直接、次工程に搬出する。
3a〜33d、位置検出センサ40b,40b及び制御
装置20を備えている。側方向搬送装置33a〜33d
は、長尺木材Wを少なくとも両端側の2箇所で保持し、
別個独立して駆動する。位置検出センサ40bは、側方
向搬送装置33a〜33d毎に対応して配設されてい
る。制御装置20は、位置検出センサ40a,40bで
長尺木材Wを検出することにより、長尺木材Wが長手方
向搬出部19による搬出位置Cになければ、搬出位置C
に、あれば、その手前の搬出準備位置Bで停止させ、全
てのセンサ40a,40bにより長尺木材Wが検出され
た後、前記搬出位置Cに搬送し、あるいは、前記搬送位
置から直接、次工程に搬出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺木材の自動搬
送装置に関するものである。
送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、長尺木材の表面に良質の薄肉単板
を貼着した後、貼着した薄肉単板側縁のはみ出し部分を
切断(耳取り)したりする等、複数の工程で加工する場
合、長尺木材を長手方向に搬送した後、横方向(側方
向)、さらに長手方向に搬出しなければならない場合が
ある。
を貼着した後、貼着した薄肉単板側縁のはみ出し部分を
切断(耳取り)したりする等、複数の工程で加工する場
合、長尺木材を長手方向に搬送した後、横方向(側方
向)、さらに長手方向に搬出しなければならない場合が
ある。
【0003】具体的に、長尺木材Wを前述のようにして
自動搬送する場合、図13に示すように、長手方向に搬
入された長尺木材Wを、一旦、横方向(側方向)移動用
の搬送ベルト2a,2bに載置し、搬送ベルト2a,2
bを同時に駆動することにより側方向に搬送し、ストッ
パ1に当てて所定位置に整列させた後、相対的に上昇す
る搬出ローラ3により長手方向に搬出している。
自動搬送する場合、図13に示すように、長手方向に搬
入された長尺木材Wを、一旦、横方向(側方向)移動用
の搬送ベルト2a,2bに載置し、搬送ベルト2a,2
bを同時に駆動することにより側方向に搬送し、ストッ
パ1に当てて所定位置に整列させた後、相対的に上昇す
る搬出ローラ3により長手方向に搬出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記自
動搬送装置では、例えば、長尺木材Waが搬送ベルト2
a,2b上に斜めに供給された場合、この長尺木材Wa
は最初にストッパ1aに当たり、この部分の移動は阻止
される。搬送ベルト2a,2bは長尺木材Waがストッ
パ1dに当たるまで搬送動作を行って傾きを修正する
が、その間、次の長尺木材Wbは移動している。すなわ
ち、両搬送ベルト2a,2bは駆動したままであるの
で、当初、長尺木材Wa,Wbの間隔がL1であって
も、長尺木材Waの先端部がストッパ1aに当たってそ
の移動を阻止した後、ストッパ1dに後端部が当たるま
での距離L2だけ長尺木材Wbは移動している。このた
め、長尺木材Wa,Wbの間隔は、当初L1であったも
のがL3(L1−L2)まで短くなる。
動搬送装置では、例えば、長尺木材Waが搬送ベルト2
a,2b上に斜めに供給された場合、この長尺木材Wa
は最初にストッパ1aに当たり、この部分の移動は阻止
される。搬送ベルト2a,2bは長尺木材Waがストッ
パ1dに当たるまで搬送動作を行って傾きを修正する
が、その間、次の長尺木材Wbは移動している。すなわ
ち、両搬送ベルト2a,2bは駆動したままであるの
で、当初、長尺木材Wa,Wbの間隔がL1であって
も、長尺木材Waの先端部がストッパ1aに当たってそ
の移動を阻止した後、ストッパ1dに後端部が当たるま
での距離L2だけ長尺木材Wbは移動している。このた
め、長尺木材Wa,Wbの間隔は、当初L1であったも
のがL3(L1−L2)まで短くなる。
【0005】したがって、当初の寸法L1が小さい場
合、あるいは、数回の傾き修正のため、L1が小さくな
ると、長尺木材Waが搬出ローラ3上に載置されたと
き、長尺木材Wbの一部も搬出ローラ3上に載置され、
長尺木材Waのみを搬出できない事態が生じる。この場
合、長尺木材Wの側方向への搬送時間を調整したり、人
手により位置を調整しなければならず、各工程での作業
性を悪化させる原因となる。
合、あるいは、数回の傾き修正のため、L1が小さくな
ると、長尺木材Waが搬出ローラ3上に載置されたと
き、長尺木材Wbの一部も搬出ローラ3上に載置され、
長尺木材Waのみを搬出できない事態が生じる。この場
合、長尺木材Wの側方向への搬送時間を調整したり、人
手により位置を調整しなければならず、各工程での作業
性を悪化させる原因となる。
【0006】そこで、本発明は、効率よく搬送可能な長
尺木材の自動搬送装置を提供することを課題とする。
尺木材の自動搬送装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明では、長尺木材を、その長手方向と直交する
側方向に搬送して搬出位置に位置させる側方向搬送部
と、前記搬出位置の長尺木材を長手方向に沿って搬送す
る長手方向搬出部とで自動搬送するようにした長尺木材
の自動搬送装置において、前記側方向搬送部を、長尺木
材を少なくとも両端側の2箇所で支持し、独立して駆動
する複数の側方向搬送装置と、前記各側方向搬送装置に
対応して、側方向に直交する同一直線上に設けた複数の
位置検出センサと、該位置検出センサのいずれかが長尺
木材を検出すると、当該センサに対応する側方向搬送装
置を順次停止させる制御装置と、を備えた構成としたも
のである。
め、本発明では、長尺木材を、その長手方向と直交する
側方向に搬送して搬出位置に位置させる側方向搬送部
と、前記搬出位置の長尺木材を長手方向に沿って搬送す
る長手方向搬出部とで自動搬送するようにした長尺木材
の自動搬送装置において、前記側方向搬送部を、長尺木
材を少なくとも両端側の2箇所で支持し、独立して駆動
する複数の側方向搬送装置と、前記各側方向搬送装置に
対応して、側方向に直交する同一直線上に設けた複数の
位置検出センサと、該位置検出センサのいずれかが長尺
木材を検出すると、当該センサに対応する側方向搬送装
置を順次停止させる制御装置と、を備えた構成としたも
のである。
【0008】前記構成の自動搬送装置によれば、位置検
出センサが長尺木材を検出すると、対応する側方向搬送
装置が順次停止するので、長尺木材は搬出位置又は搬出
位置と平行な同一直線上に位置決めされる。そして、長
尺木材が所定間隔で側方向搬送部に供給されるならば、
長尺木材同士の間隔は狭まることがない。
出センサが長尺木材を検出すると、対応する側方向搬送
装置が順次停止するので、長尺木材は搬出位置又は搬出
位置と平行な同一直線上に位置決めされる。そして、長
尺木材が所定間隔で側方向搬送部に供給されるならば、
長尺木材同士の間隔は狭まることがない。
【0009】また、前記課題を達成するため、本発明で
は、長尺木材を、その長手方向と直交する側方向に搬送
して搬出位置に位置させる側方向搬送部と、前記搬出位
置の長尺木材を長手方向に沿って搬出する長手方向搬出
部とで自動搬送するようにした長尺木材の自動搬送装置
において、前記長手方向搬出部を、昇降かつ側方向に往
復移動自在で、長尺木材の側縁部を検出するエッジ検出
センサを有する構成とし、該エッジ検出センサからの検
出信号に基づいて長手方向搬出部を側方向に往復移動さ
せることにより、その側縁部と、前記長尺木材の側方向
上流側の側縁部とをほぼ一致させ、長手方向搬出部を上
昇させることにより、長尺木材を保持させる制御装置を
備えた構成としたものである。
は、長尺木材を、その長手方向と直交する側方向に搬送
して搬出位置に位置させる側方向搬送部と、前記搬出位
置の長尺木材を長手方向に沿って搬出する長手方向搬出
部とで自動搬送するようにした長尺木材の自動搬送装置
において、前記長手方向搬出部を、昇降かつ側方向に往
復移動自在で、長尺木材の側縁部を検出するエッジ検出
センサを有する構成とし、該エッジ検出センサからの検
出信号に基づいて長手方向搬出部を側方向に往復移動さ
せることにより、その側縁部と、前記長尺木材の側方向
上流側の側縁部とをほぼ一致させ、長手方向搬出部を上
昇させることにより、長尺木材を保持させる制御装置を
備えた構成としたものである。
【0010】前記構成の自動搬送装置によれば、長手方
向搬出部が移動してエッジ検出センサで長尺木材を検出
すれば、長手方向搬出部が上昇して長尺木材を、その側
方向上流側の側縁部から殆どはみ出すことなく保持す
る。これにより、長手方向搬出部が次の長尺木材に干渉
することがなく、確実に搬出位置に位置する長尺木材の
みを搬出することができる。
向搬出部が移動してエッジ検出センサで長尺木材を検出
すれば、長手方向搬出部が上昇して長尺木材を、その側
方向上流側の側縁部から殆どはみ出すことなく保持す
る。これにより、長手方向搬出部が次の長尺木材に干渉
することがなく、確実に搬出位置に位置する長尺木材の
みを搬出することができる。
【0011】なお、前記エッジ検出センサや他の位置検
出センサ等で、次の長尺木材との間隔(次の長尺木材の
位置)を検出することにより、長手方向搬出部を次の長
尺木材と干渉しない位置まで移動させた後、上昇させる
ようにしても構わない。
出センサ等で、次の長尺木材との間隔(次の長尺木材の
位置)を検出することにより、長手方向搬出部を次の長
尺木材と干渉しない位置まで移動させた後、上昇させる
ようにしても構わない。
【0012】さらに、前記構成の長尺木材の自動搬送装
置において、前記長尺木材を長手方向に搬入し、その長
さの違いに応じて所定位置に停止させる長手方向搬入部
を備え、前記側方向搬送部は、寸法の異なる長尺木材に
応じて複数箇所に側方向搬送装置を有し、前記制御装置
は、前記長手方向搬入部による長尺木材の搬入位置に基
づいて前記側方向搬送部の各側方向搬送装置のいずれを
駆動するのかを決定する構成とするのが好ましい。
置において、前記長尺木材を長手方向に搬入し、その長
さの違いに応じて所定位置に停止させる長手方向搬入部
を備え、前記側方向搬送部は、寸法の異なる長尺木材に
応じて複数箇所に側方向搬送装置を有し、前記制御装置
は、前記長手方向搬入部による長尺木材の搬入位置に基
づいて前記側方向搬送部の各側方向搬送装置のいずれを
駆動するのかを決定する構成とするのが好ましい。
【0013】前記長手方向搬入部としては、長尺木材の
搬入方向である長手方向に並設した独立して駆動する複
数のローラやベルトで構成することができる。これによ
り、各長尺木材の間隔が異なっていても長手方向搬入部
によって正規の位置に搬送されたものから順に停止させ
ることができ、側方向搬送装置による搬送が確実に行え
る。
搬入方向である長手方向に並設した独立して駆動する複
数のローラやベルトで構成することができる。これによ
り、各長尺木材の間隔が異なっていても長手方向搬入部
によって正規の位置に搬送されたものから順に停止させ
ることができ、側方向搬送装置による搬送が確実に行え
る。
【0014】そして、前記自動搬送装置は、例えば、長
尺木材の長手方向に並設した複数の位置検出センサを有
する構成とすればよい。これにより、各位置検出センサ
によって検出された長尺木材の搬入位置及び長さの違い
に基づいて長手方向搬入部の駆動を停止させることがで
きる。
尺木材の長手方向に並設した複数の位置検出センサを有
する構成とすればよい。これにより、各位置検出センサ
によって検出された長尺木材の搬入位置及び長さの違い
に基づいて長手方向搬入部の駆動を停止させることがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
図面に従って説明する。
【0016】図1に、本発明に係る長尺木材の自動搬送
装置を備えた単板貼着設備の概略部分平面図を示す。こ
の単板貼着設備は、長尺木材Wの表面に薄肉単板を貼着
する単板貼着装置11と、本発明に係る自動搬送装置1
2と、長尺木材Wに貼着した単板のはみ出し両縁部を切
断する耳取り装置13(詳細は省略)とを備える。
装置を備えた単板貼着設備の概略部分平面図を示す。こ
の単板貼着設備は、長尺木材Wの表面に薄肉単板を貼着
する単板貼着装置11と、本発明に係る自動搬送装置1
2と、長尺木材Wに貼着した単板のはみ出し両縁部を切
断する耳取り装置13(詳細は省略)とを備える。
【0017】単板貼着装置11は、上型14と下型15
からなり、下型15の上面に沿って搬入ベルト16が移
動する。単板貼着装置11には、予め薄肉単板を糊付け
された長尺木材Wが搬入される。そして、上型14を降
下させて下型15との間で長尺木材Wを挟圧することに
より所望の貼着状態を得る。
からなり、下型15の上面に沿って搬入ベルト16が移
動する。単板貼着装置11には、予め薄肉単板を糊付け
された長尺木材Wが搬入される。そして、上型14を降
下させて下型15との間で長尺木材Wを挟圧することに
より所望の貼着状態を得る。
【0018】自動搬送装置12は、長手方向搬入部1
7、側方向搬送部18、長手方向搬出部19及び制御装
置20(図2参照)からなる。
7、側方向搬送部18、長手方向搬出部19及び制御装
置20(図2参照)からなる。
【0019】長手方向搬入部17は、図3に示すよう
に、基台21上に架台22を設け、この架台22に、支
持ローラ23、補助ローラ24、チェーン25a及び駆
動モータ26a,26bを装備したものである。
に、基台21上に架台22を設け、この架台22に、支
持ローラ23、補助ローラ24、チェーン25a及び駆
動モータ26a,26bを装備したものである。
【0020】基台21は、上面に長手方向に沿って所定
間隔で軸受部27を有する。各軸受部27には、図4に
示すように、軸部材28が回転自在に支持されている。
軸部材28は、両端部に第1腕部28aをそれぞれ有す
る。また、図4中左側の第1腕部28aの内側近傍には
第2腕部28bを有し、各第2腕部28b同士は、ロッ
ド28cにより回転自在に連結されている。さらに、軸
部材28の1つには、図4中右側の第1腕部28aの近
傍内側に第3腕部28dが設けられている。また、基台
21には、エアシリンダ29が内蔵され、そのロッド2
9aの先端は、前記第3腕部28dに回転自在に連結さ
れている。
間隔で軸受部27を有する。各軸受部27には、図4に
示すように、軸部材28が回転自在に支持されている。
軸部材28は、両端部に第1腕部28aをそれぞれ有す
る。また、図4中左側の第1腕部28aの内側近傍には
第2腕部28bを有し、各第2腕部28b同士は、ロッ
ド28cにより回転自在に連結されている。さらに、軸
部材28の1つには、図4中右側の第1腕部28aの近
傍内側に第3腕部28dが設けられている。また、基台
21には、エアシリンダ29が内蔵され、そのロッド2
9aの先端は、前記第3腕部28dに回転自在に連結さ
れている。
【0021】架台22は、図3に示すように、前記基台
21の各軸受部27に対応して下面に支持部30を有す
る。各支持部30には、前記軸部材28の第1腕部28
aの先端が回転自在に連結されている。これにより、前
記エアシリンダ29を駆動すれば、第3腕部28dを介
して軸部材28が回転し、第2腕部28b及びロッド2
8cから第1腕部28aを介して架台22が昇降する。
21の各軸受部27に対応して下面に支持部30を有す
る。各支持部30には、前記軸部材28の第1腕部28
aの先端が回転自在に連結されている。これにより、前
記エアシリンダ29を駆動すれば、第3腕部28dを介
して軸部材28が回転し、第2腕部28b及びロッド2
8cから第1腕部28aを介して架台22が昇降する。
【0022】支持ローラ23は、前記架台22の上面に
長手方向に沿って所定間隔で配設されている。
長手方向に沿って所定間隔で配設されている。
【0023】補助ローラ24は、3又は4箇所の支持ロ
ーラ23に対して一対ずつ設けられ、支持ローラ23よ
りも下方側の位置上下2箇所にそれぞれ配置されてい
る。補助ローラ24は、架台22に上下位置を調整可能
に取り付けられている。
ーラ23に対して一対ずつ設けられ、支持ローラ23よ
りも下方側の位置上下2箇所にそれぞれ配置されてい
る。補助ローラ24は、架台22に上下位置を調整可能
に取り付けられている。
【0024】チェーン25aは、3又は4箇所の支持ロ
ーラ23と、一対の補助ローラ24とを1ブロックとし
て掛け渡されている。本実施形態に係る自動搬送装置で
は、3つのブロックで構成されている。単板貼着装置1
1側とは反対側の2ブロック間では支持ローラ23が共
用されている。つまり、この支持ローラ23には各ブロ
ックのチェーン25aがそれぞれ掛け渡されている。チ
ェーン25aは、補助ローラ24を上方に移動させた状
態で、各ローラ23,24に掛け渡され、補助ローラ2
4の上下方向の位置を固定することにより、所望のテン
ションに調整される。また、隣接する支持ローラ23間
にはベルト25bが掛け渡され、長尺木材Wを載置でき
るようになっている。
ーラ23と、一対の補助ローラ24とを1ブロックとし
て掛け渡されている。本実施形態に係る自動搬送装置で
は、3つのブロックで構成されている。単板貼着装置1
1側とは反対側の2ブロック間では支持ローラ23が共
用されている。つまり、この支持ローラ23には各ブロ
ックのチェーン25aがそれぞれ掛け渡されている。チ
ェーン25aは、補助ローラ24を上方に移動させた状
態で、各ローラ23,24に掛け渡され、補助ローラ2
4の上下方向の位置を固定することにより、所望のテン
ションに調整される。また、隣接する支持ローラ23間
にはベルト25bが掛け渡され、長尺木材Wを載置でき
るようになっている。
【0025】駆動モータ26a,26bは、前記架台2
2の両端部下面にそれぞれ配設され、その上面に位置す
る支持ローラ23を駆動チェーン31を介して回転させ
る。駆動モータ26aは、単板貼着装置11側の1ブロ
ックの各支持ローラ23を回転させる。一方、駆動モー
タ26bは、単板貼着装置11とは反対側の2ブロック
の各支持ローラ23を回転させる。前記駆動チェーン3
1のテンションは、補助ローラ32によって調整可能で
ある。補助ローラ32は、その回転軸32aが架台22
の側壁に形成した長孔22aに沿って取付位置を変更さ
れる。
2の両端部下面にそれぞれ配設され、その上面に位置す
る支持ローラ23を駆動チェーン31を介して回転させ
る。駆動モータ26aは、単板貼着装置11側の1ブロ
ックの各支持ローラ23を回転させる。一方、駆動モー
タ26bは、単板貼着装置11とは反対側の2ブロック
の各支持ローラ23を回転させる。前記駆動チェーン3
1のテンションは、補助ローラ32によって調整可能で
ある。補助ローラ32は、その回転軸32aが架台22
の側壁に形成した長孔22aに沿って取付位置を変更さ
れる。
【0026】前記長手方向搬入部17では、駆動モータ
26a,26bを駆動すると、駆動チェーン31を介し
てその上方に位置する支持ローラ23が回転する。これ
により、チェーン25aを介して他の支持ローラ23が
回転する。この場合、単板貼着装置11とは反対側の2
つのブロックでは、境界に位置する支持ローラ23が共
用されており、それぞれからチェーン25aが掛け渡さ
れているので、前記各駆動モータ26a,26bの動力
が各ブロックの各支持ローラ23に伝達される。また、
前記長手方向搬入部17には、両側1組、合計5組の位
置検出センサ17a〜17eがそれぞれ配設されてい
る。
26a,26bを駆動すると、駆動チェーン31を介し
てその上方に位置する支持ローラ23が回転する。これ
により、チェーン25aを介して他の支持ローラ23が
回転する。この場合、単板貼着装置11とは反対側の2
つのブロックでは、境界に位置する支持ローラ23が共
用されており、それぞれからチェーン25aが掛け渡さ
れているので、前記各駆動モータ26a,26bの動力
が各ブロックの各支持ローラ23に伝達される。また、
前記長手方向搬入部17には、両側1組、合計5組の位
置検出センサ17a〜17eがそれぞれ配設されてい
る。
【0027】側方向搬送部18は、図1に示すように、
前記長手方向搬入部17の支持ローラ23の配設方向と
直交する方向に4列で側方向搬送装置33a,33b,
33c,33dを設けたものである。側方向搬送装置3
3a,33bで最も短い長尺木材W1を搬送し、側方向
搬送装置33a,33b,33cで通常サイズの長尺木
材W2を搬送し、側方向搬送装置33a,33b,33
c,33dで最も長い長尺木材W3を搬送できるように
なっている。また、側方向搬送装置33c,33dでそ
れぞれ最も短い長尺木材W1を搬送することも可能であ
る。この場合、後述する搬出位置Cへの移動制御は、搬
出準備位置Bに位置決めされたものから順次行うように
すればよい。
前記長手方向搬入部17の支持ローラ23の配設方向と
直交する方向に4列で側方向搬送装置33a,33b,
33c,33dを設けたものである。側方向搬送装置3
3a,33bで最も短い長尺木材W1を搬送し、側方向
搬送装置33a,33b,33cで通常サイズの長尺木
材W2を搬送し、側方向搬送装置33a,33b,33
c,33dで最も長い長尺木材W3を搬送できるように
なっている。また、側方向搬送装置33c,33dでそ
れぞれ最も短い長尺木材W1を搬送することも可能であ
る。この場合、後述する搬出位置Cへの移動制御は、搬
出準備位置Bに位置決めされたものから順次行うように
すればよい。
【0028】前記各側方向搬送装置33a,33b,3
3c,33dは、図3に示すように、前記基台21に所
定間隔で立設させた支持柱34により側方向2箇所で枠
体35を支持し、各枠体35にそれぞれ設けたスプロケ
ット36にチェーン37を掛け渡した構成である。スプ
ロケット36の一方は、モータ38(図5,6参照)の
駆動により回転する。チェーン37には複数枚の支持板
39(図6参照)が連続して取り付けられ、長尺木材W
が載置されるようになっている。
3c,33dは、図3に示すように、前記基台21に所
定間隔で立設させた支持柱34により側方向2箇所で枠
体35を支持し、各枠体35にそれぞれ設けたスプロケ
ット36にチェーン37を掛け渡した構成である。スプ
ロケット36の一方は、モータ38(図5,6参照)の
駆動により回転する。チェーン37には複数枚の支持板
39(図6参照)が連続して取り付けられ、長尺木材W
が載置されるようになっている。
【0029】長手方向搬出部19は、図5及び図6に示
すように、側方向搬送部18による搬送方向と直交する
方向に所定間隔で並設した複数の搬出ローラ41で構成
される。搬出ローラ41は、その両端部が略L字形のア
ーム42の一端部に回転自在に連結されている。そし
て、アーム42の中間部は、架台43上に支軸42bを
中心として回動自在に取り付けられ、その下端部は架台
43上をシリンダ44により移動するスライダ43aに
回転自在に連結されている。したがって、シリンダ44
を駆動すれば、スライダ43aはロッド44aを介して
スライドし、アーム42を支軸42bを中心として回動
させることにより搬出ローラ41を昇降する。搬出ロー
ラ41の昇降位置は、前記支持板39の上方部を境とし
てその上下位置である。前記架台43は、基台21の上
面に設けたレール21b上を側方向に往復移動自在に配
設され、モータ43cを駆動することにより、チェーン
43dを介して往復移動するようになっている。
すように、側方向搬送部18による搬送方向と直交する
方向に所定間隔で並設した複数の搬出ローラ41で構成
される。搬出ローラ41は、その両端部が略L字形のア
ーム42の一端部に回転自在に連結されている。そし
て、アーム42の中間部は、架台43上に支軸42bを
中心として回動自在に取り付けられ、その下端部は架台
43上をシリンダ44により移動するスライダ43aに
回転自在に連結されている。したがって、シリンダ44
を駆動すれば、スライダ43aはロッド44aを介して
スライドし、アーム42を支軸42bを中心として回動
させることにより搬出ローラ41を昇降する。搬出ロー
ラ41の昇降位置は、前記支持板39の上方部を境とし
てその上下位置である。前記架台43は、基台21の上
面に設けたレール21b上を側方向に往復移動自在に配
設され、モータ43cを駆動することにより、チェーン
43dを介して往復移動するようになっている。
【0030】また、前記長手方向搬出部19の架台43
には、位置検出センサ40a,40b及びエッジ検出セ
ンサ40cがそれぞれ配設されている。センサ40a
は、下記する搬出位置Cの手前の側方向搬送装置33
b,33cの近傍で、同一直線上の減速位置Aに配設さ
れている。センサ40bは、搬出位置Cと前記センサ4
0aの間で、同一直線上の搬出準備位置Bに配設されて
いる。エッジ検出センサ40cは一対のフォトセンサを
側方向に所定間隔で配設したもので、それぞれ搬出位置
Cと前記センサ40bとの間で同一直線上に設けられて
いる。このセンサ40cでは、一方のみ(図6中、左
側)がオン信号を出力することにより長尺木材Wの
(右)側縁部を検出可能である。なお、搬送方向に直交
する同一直線上の前記搬出位置Cには、基台21に位置
検出センサ21a(図6参照)が2箇所にそれぞれ設け
られている。
には、位置検出センサ40a,40b及びエッジ検出セ
ンサ40cがそれぞれ配設されている。センサ40a
は、下記する搬出位置Cの手前の側方向搬送装置33
b,33cの近傍で、同一直線上の減速位置Aに配設さ
れている。センサ40bは、搬出位置Cと前記センサ4
0aの間で、同一直線上の搬出準備位置Bに配設されて
いる。エッジ検出センサ40cは一対のフォトセンサを
側方向に所定間隔で配設したもので、それぞれ搬出位置
Cと前記センサ40bとの間で同一直線上に設けられて
いる。このセンサ40cでは、一方のみ(図6中、左
側)がオン信号を出力することにより長尺木材Wの
(右)側縁部を検出可能である。なお、搬送方向に直交
する同一直線上の前記搬出位置Cには、基台21に位置
検出センサ21a(図6参照)が2箇所にそれぞれ設け
られている。
【0031】制御装置20は、位置検出センサ17a〜
17e、位置検出センサ40a〜40c等からの入力信
号に基づいて、駆動モータ26a,26b、エアシリン
ダ29、シリンダ44等を駆動制御する。
17e、位置検出センサ40a〜40c等からの入力信
号に基づいて、駆動モータ26a,26b、エアシリン
ダ29、シリンダ44等を駆動制御する。
【0032】次に、前記自動搬送装置の動作を図7ない
し図12のフローチャートに従って説明する。本実施形
態では、長尺木材Wの自動搬送制御を、図7に示す搬入
処理(ステップS1)、側方向搬送処理(ステップS
2)及び搬出処理(ステップS3)で行う。
し図12のフローチャートに従って説明する。本実施形
態では、長尺木材Wの自動搬送制御を、図7に示す搬入
処理(ステップS1)、側方向搬送処理(ステップS
2)及び搬出処理(ステップS3)で行う。
【0033】まず、搬入処理について説明する。
【0034】搬入処理では、図8及び図9に示すよう
に、単板貼着装置11で長尺木材Wに単板が貼着される
ことにより前工程が終了すれば(ステップS11)、一
旦、長手方向搬入部17のシリンダ29を駆動して架台
22を介して搬入ローラ23を側方向搬送部18の上方
に移動させる(ステップS12)。そして、搬入ベルト
16及び両駆動モータ26a,26bを駆動し(ステッ
プS13)、長尺木材Wを搬入ベルト16、次いで、ベ
ルト25bによって長手方向に移動させる。
に、単板貼着装置11で長尺木材Wに単板が貼着される
ことにより前工程が終了すれば(ステップS11)、一
旦、長手方向搬入部17のシリンダ29を駆動して架台
22を介して搬入ローラ23を側方向搬送部18の上方
に移動させる(ステップS12)。そして、搬入ベルト
16及び両駆動モータ26a,26bを駆動し(ステッ
プS13)、長尺木材Wを搬入ベルト16、次いで、ベ
ルト25bによって長手方向に移動させる。
【0035】次に、センサ17bが長尺木材Wの前端部
を検出すれば(ステップS14)、センサ17aが後端
部を検出したか否かを判断する(ステップS15)。こ
のとき、センサ17aが長尺木材Wを検出していなけれ
ば、最も短い長尺木材W1であると判断し、検出してい
れば、他の寸法の長尺木材W2又はW3であると判断す
る。
を検出すれば(ステップS14)、センサ17aが後端
部を検出したか否かを判断する(ステップS15)。こ
のとき、センサ17aが長尺木材Wを検出していなけれ
ば、最も短い長尺木材W1であると判断し、検出してい
れば、他の寸法の長尺木材W2又はW3であると判断す
る。
【0036】長尺木材W1であると判断した場合、1本
目の長尺木材W1であるか否かを判断する(ステップS
16)。例えば、所定時間内でのセンサ17aでの検出
が1回目か2回目かにより判断すればよい。1本目であ
れば、センサ17eが前端部を検出し(ステップS1
7)、センサ17cが後端部を検出していなければ(ス
テップS18)、駆動モータ26bを停止する(ステッ
プS19)。これにより、長尺木材W1は側方向搬送装
置33c,33dで搬送可能となる。
目の長尺木材W1であるか否かを判断する(ステップS
16)。例えば、所定時間内でのセンサ17aでの検出
が1回目か2回目かにより判断すればよい。1本目であ
れば、センサ17eが前端部を検出し(ステップS1
7)、センサ17cが後端部を検出していなければ(ス
テップS18)、駆動モータ26bを停止する(ステッ
プS19)。これにより、長尺木材W1は側方向搬送装
置33c,33dで搬送可能となる。
【0037】また、次の長尺木材W1は、前記ステップ
S17で2本目であると判断されるので、センサ17b
が前端部を検出し(ステップS14)、センサ17aが
後端部を検出していなければ(ステップS15)、駆動
モータ26aを停止する(ステップS20)。これによ
り、次の長尺木材W1は、側方向搬送装置33a,33
bで搬送可能となる。
S17で2本目であると判断されるので、センサ17b
が前端部を検出し(ステップS14)、センサ17aが
後端部を検出していなければ(ステップS15)、駆動
モータ26aを停止する(ステップS20)。これによ
り、次の長尺木材W1は、側方向搬送装置33a,33
bで搬送可能となる。
【0038】このように、搬送する対象が寸法の短い長
尺木材W1である場合、別個独立して駆動する駆動モー
タ26a,26bにより、最初の長尺木材W1と次の長
尺木材W1との間隔が一定でなくても、各長尺木材W1
を側方向搬送装置33a,33b又は33c,33dで
それぞれ搬送可能となるように正確に位置決めすること
ができる。
尺木材W1である場合、別個独立して駆動する駆動モー
タ26a,26bにより、最初の長尺木材W1と次の長
尺木材W1との間隔が一定でなくても、各長尺木材W1
を側方向搬送装置33a,33b又は33c,33dで
それぞれ搬送可能となるように正確に位置決めすること
ができる。
【0039】一方、前記ステップS15で、長尺木材W
2又はW3であると判断した場合、センサ17cが検出
した時点で(ステップS21)、センサ17aが検出し
たか否かを判断する(ステップS22)。検出していな
ければ、長尺木材W2であると判断し、検出していれ
ば、長尺木材W3であると判断する。
2又はW3であると判断した場合、センサ17cが検出
した時点で(ステップS21)、センサ17aが検出し
たか否かを判断する(ステップS22)。検出していな
ければ、長尺木材W2であると判断し、検出していれ
ば、長尺木材W3であると判断する。
【0040】長尺木材W2であると判断すれば、両駆動
モータ26a,26bを停止し(ステップS23)、側
方向搬送装置33a,33b,33cで搬送可能とす
る。また、長尺木材W3であると判断すれば、センサ1
7eが検出し(ステップS24)、センサ17aが検出
していなければ(ステップS25)、両駆動モータ26
a,26bを停止し(ステップS23)、側方向搬送装
置33a,33b,33c,33dで搬送可能とする。
モータ26a,26bを停止し(ステップS23)、側
方向搬送装置33a,33b,33cで搬送可能とす
る。また、長尺木材W3であると判断すれば、センサ1
7eが検出し(ステップS24)、センサ17aが検出
していなければ(ステップS25)、両駆動モータ26
a,26bを停止し(ステップS23)、側方向搬送装
置33a,33b,33c,33dで搬送可能とする。
【0041】次に、側方向搬送処理について説明する。
【0042】側方向搬送処理では、図10及び図11に
示すように、シリンダ29を駆動して架台22を介して
搬入ローラ23を下動させ(ステップS31)、長尺木
材Wを側方向搬送装置33の支持板39の上面に載置す
る。そこで、前記ステップS18での推測結果に基づい
て該当するモータ38を駆動し(ステップS32)、長
尺木材Wの側方への搬送を開始する。
示すように、シリンダ29を駆動して架台22を介して
搬入ローラ23を下動させ(ステップS31)、長尺木
材Wを側方向搬送装置33の支持板39の上面に載置す
る。そこで、前記ステップS18での推測結果に基づい
て該当するモータ38を駆動し(ステップS32)、長
尺木材Wの側方への搬送を開始する。
【0043】そして、センサ40aが長尺木材Wの搬送
方向側の側縁部を検出すれば(ステップS33)、対応
する側方向搬送装置33を順次減速状態とする(ステッ
プS34,S35)。その後、センサ21aが長尺木材
Wの搬送方向側の側縁部を検出したか否かを判断する
(ステップS36)。
方向側の側縁部を検出すれば(ステップS33)、対応
する側方向搬送装置33を順次減速状態とする(ステッ
プS34,S35)。その後、センサ21aが長尺木材
Wの搬送方向側の側縁部を検出したか否かを判断する
(ステップS36)。
【0044】センサ21aが長尺木材Wの搬送方向の側
縁部を検出していなければ、その時点で、長手方向に搬
出中の長尺木材Wはないと判断し、側方向への搬送を続
行する。そして、センサ21aが長尺木材Wの搬送方向
側の側縁部を検出した時点で(ステップS37)、順
次、対応する側方向搬送装置33を停止する(ステップ
S38,S39)。
縁部を検出していなければ、その時点で、長手方向に搬
出中の長尺木材Wはないと判断し、側方向への搬送を続
行する。そして、センサ21aが長尺木材Wの搬送方向
側の側縁部を検出した時点で(ステップS37)、順
次、対応する側方向搬送装置33を停止する(ステップ
S38,S39)。
【0045】一方、センサ21aが長尺木材Wを検出し
ていれば、直接搬出位置Cには搬送できないので、セン
サ40bが検出した時点で(ステップS40)、対応す
る側方向搬送装置33を順次停止し(ステップS41,
S42)、長尺木材Wを搬出準備位置Bに位置決めす
る。その後、全側方向搬送装置33を一斉に駆動し(ス
テップS43)、長尺木材Wを搬出位置Cに移動させ
る。
ていれば、直接搬出位置Cには搬送できないので、セン
サ40bが検出した時点で(ステップS40)、対応す
る側方向搬送装置33を順次停止し(ステップS41,
S42)、長尺木材Wを搬出準備位置Bに位置決めす
る。その後、全側方向搬送装置33を一斉に駆動し(ス
テップS43)、長尺木材Wを搬出位置Cに移動させ
る。
【0046】これによれば、長尺木材Wを長手方向に搬
出中であっても、搬出位置Cに近い搬出準備位置Bに次
の長尺木材Wを整列させておくことができるので、搬送
効率がよい。
出中であっても、搬出位置Cに近い搬出準備位置Bに次
の長尺木材Wを整列させておくことができるので、搬送
効率がよい。
【0047】なお、長尺木材W1であれば、各センサ4
0aに対応する各側方向搬送装置33を順次停止させる
が、長尺木材W2又はW3であれば、側方向搬送装置3
3a,33b又は33c,33dを1単位として停止さ
せる。
0aに対応する各側方向搬送装置33を順次停止させる
が、長尺木材W2又はW3であれば、側方向搬送装置3
3a,33b又は33c,33dを1単位として停止さ
せる。
【0048】このようにして長尺木材Wが搬出位置Cに
位置決めされれば、まず、センサ40cからのオン信号
が0,1,2(個)のいずれであるかを判断する(ステ
ップS44,S45)。これは、搬送される長尺木材W
は長さのみならず、幅にも種々のものが含まれるからで
ある。
位置決めされれば、まず、センサ40cからのオン信号
が0,1,2(個)のいずれであるかを判断する(ステ
ップS44,S45)。これは、搬送される長尺木材W
は長さのみならず、幅にも種々のものが含まれるからで
ある。
【0049】オン信号が1(個)でなく、0(個)でも
ない場合、2(個)であると判断される。つまり、セン
サ40cの上方は完全に長尺木材Wで覆われていると判
断されるので、架台43を図6中右側に移動させる(ス
テップS46)。また、オン信号が0(個)である場
合、センサ40cの上方には全く長尺木材Wが存在して
いないと判断されるので、架台43を図6中左側に移動
させる(ステップS47)。その後、オン信号が1
(個)となれば、センサ40cが長尺木材Wの側縁部を
検出していることになるので、架台43の移動を停止す
る(ステップS48)。
ない場合、2(個)であると判断される。つまり、セン
サ40cの上方は完全に長尺木材Wで覆われていると判
断されるので、架台43を図6中右側に移動させる(ス
テップS46)。また、オン信号が0(個)である場
合、センサ40cの上方には全く長尺木材Wが存在して
いないと判断されるので、架台43を図6中左側に移動
させる(ステップS47)。その後、オン信号が1
(個)となれば、センサ40cが長尺木材Wの側縁部を
検出していることになるので、架台43の移動を停止す
る(ステップS48)。
【0050】最後に、搬出処理について説明する。
【0051】搬出処理では、図12に示すように、搬出
ローラ41を上動させ(ステップS51)、その上に長
尺木材Wを載置する。この場合、センサ40cの検出信
号に基づいて、前述のように、長尺木材Wの側縁部と搬
出ローラ41の縁部とをほぼ一致させることができるの
で、搬出ローラ41が次の長尺木材Wに干渉することが
ない。そして、搬出ローラ41を駆動することにより
(ステップS52)、長尺木材Wを耳取り装置13に搬
出する。
ローラ41を上動させ(ステップS51)、その上に長
尺木材Wを載置する。この場合、センサ40cの検出信
号に基づいて、前述のように、長尺木材Wの側縁部と搬
出ローラ41の縁部とをほぼ一致させることができるの
で、搬出ローラ41が次の長尺木材Wに干渉することが
ない。そして、搬出ローラ41を駆動することにより
(ステップS52)、長尺木材Wを耳取り装置13に搬
出する。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る長尺木材の自動搬送装置によれば、各位置検出セ
ンサで長尺木材を検出することにより、対応する側方向
搬送部を順次停止させるようにしたので、その上流側に
位置する長尺木材Wが部分的に先の長尺木材に接近する
ことがなく、搬送する各長尺木材W間には、各側方向搬
送部33による搬送路毎に一定の間隔が維持される。し
たがって、従来のような面倒な調整作業が不要となり、
効率的な搬送が可能となる。
に係る長尺木材の自動搬送装置によれば、各位置検出セ
ンサで長尺木材を検出することにより、対応する側方向
搬送部を順次停止させるようにしたので、その上流側に
位置する長尺木材Wが部分的に先の長尺木材に接近する
ことがなく、搬送する各長尺木材W間には、各側方向搬
送部33による搬送路毎に一定の間隔が維持される。し
たがって、従来のような面倒な調整作業が不要となり、
効率的な搬送が可能となる。
【0053】また、エッジ検出センサからの検出信号に
基づいて長手方向搬出部を移動させることにより、その
縁部と、長尺木材の側方向上流側の側縁部とがほぼ一致
する位置で、長尺木材を保持させるようにしたので、長
手方向搬出部が次の長尺木材と干渉することがなく、確
実な搬送を行わせることができる。
基づいて長手方向搬出部を移動させることにより、その
縁部と、長尺木材の側方向上流側の側縁部とがほぼ一致
する位置で、長尺木材を保持させるようにしたので、長
手方向搬出部が次の長尺木材と干渉することがなく、確
実な搬送を行わせることができる。
【0054】また、長手方向搬入部による長尺木材の搬
入位置に基づいて側方向搬送部の各側方向搬送装置のい
ずれを駆動するのかを決定するようにしたので、種々の
長さの長尺木材の自動搬送にも柔軟に対応することがで
きる。
入位置に基づいて側方向搬送部の各側方向搬送装置のい
ずれを駆動するのかを決定するようにしたので、種々の
長さの長尺木材の自動搬送にも柔軟に対応することがで
きる。
【図1】 本発明に係る自動搬送装置を備えた単板成形
機の概略平面図である。
機の概略平面図である。
【図2】 図1の自動搬送装置のブロック図である。
【図3】 図1の自動搬送装置の正面図である。
【図4】 図3の側面図である。
【図5】 図1の長手方向搬出部近傍を示す部分正面図
である。
である。
【図6】 図5の側面図である。
【図7】 本発明に係る自動搬送装置での搬送制御を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図8】 図7の搬入処理を示すフローチャートであ
る。
る。
【図9】 図7の搬入処理を示すフローチャートであ
る。
る。
【図10】 図7の側方向搬送処理を示すフローチャー
トである。
トである。
【図11】 図7の側方向搬送処理を示すフローチャー
トである。
トである。
【図12】 図7の搬出処理を示すフローチャートであ
る。
る。
【図13】 従来例に係る自動搬送装置の概略図であ
る。
る。
17a,17b,17c,17d,17e 位置検出セ
ンサ 18 側方向搬送部 19 長手方向搬出部 20 制御装置 33a,33b,33c,33d 側方向搬送装置 40a,40b 位置検出センサ
ンサ 18 側方向搬送部 19 長手方向搬出部 20 制御装置 33a,33b,33c,33d 側方向搬送装置 40a,40b 位置検出センサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 長尺木材の自動供給装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺木材の自動供
給装置に関するものである。
給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、長尺木材の表面に良質の薄肉単板
を貼着した後、貼着した薄肉単板側縁のはみ出し部分を
切断(耳取り)したりする等、複数の工程で加工する場
合、長尺木材を長手方向に搬送した後、横方向(側方
向)、さらに長手方向に搬出しなければならない場合が
ある。
を貼着した後、貼着した薄肉単板側縁のはみ出し部分を
切断(耳取り)したりする等、複数の工程で加工する場
合、長尺木材を長手方向に搬送した後、横方向(側方
向)、さらに長手方向に搬出しなければならない場合が
ある。
【0003】具体的に、長尺木材Wを前述のようにして
自動搬送する場合、図13に示すように、長手方向に搬
入された長尺木材Wを、一旦、横方向(側方向)移動用
の搬送ベルト2a,2bに載置し、搬送ベルト2a,2
bを同時に駆動することにより側方向に搬送し、ストッ
パ1に当てて所定位置に整列させた後、相対的に上昇す
る搬出ローラ3により長手方向に搬出している。
自動搬送する場合、図13に示すように、長手方向に搬
入された長尺木材Wを、一旦、横方向(側方向)移動用
の搬送ベルト2a,2bに載置し、搬送ベルト2a,2
bを同時に駆動することにより側方向に搬送し、ストッ
パ1に当てて所定位置に整列させた後、相対的に上昇す
る搬出ローラ3により長手方向に搬出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記自
動供給装置では、例えば、長尺木材Waが搬送ベルト2
a,2b上に斜めに供給された場合、この長尺木材Wa
は最初にストッパ1aに当たり、この部分の移動は阻止
される。搬送ベルト2a,2bは長尺木材Waがストッ
パ1dに当たるまで搬送動作を行って傾きを修正する
が、その間、次の長尺木材Wbは移動している。すなわ
ち、両搬送ベルト2a,2bは駆動したままであるの
で、当初、長尺木材Wa,Wbの間隔がL1であって
も、長尺木材Waの先端部がストッパ1aに当たってそ
の移動を阻止した後、ストッパ1dに後端部が当たるま
での距離L2だけ長尺木材Wbは移動している。このた
め、長尺木材Wa,Wbの間隔は、当初L1であったも
のがL3(L1−L2)まで短くなる。
動供給装置では、例えば、長尺木材Waが搬送ベルト2
a,2b上に斜めに供給された場合、この長尺木材Wa
は最初にストッパ1aに当たり、この部分の移動は阻止
される。搬送ベルト2a,2bは長尺木材Waがストッ
パ1dに当たるまで搬送動作を行って傾きを修正する
が、その間、次の長尺木材Wbは移動している。すなわ
ち、両搬送ベルト2a,2bは駆動したままであるの
で、当初、長尺木材Wa,Wbの間隔がL1であって
も、長尺木材Waの先端部がストッパ1aに当たってそ
の移動を阻止した後、ストッパ1dに後端部が当たるま
での距離L2だけ長尺木材Wbは移動している。このた
め、長尺木材Wa,Wbの間隔は、当初L1であったも
のがL3(L1−L2)まで短くなる。
【0005】したがって、当初の寸法L1が小さい場
合、あるいは、数回の傾き修正のため、L1が小さくな
ると、長尺木材Waが搬出ローラ3上に載置されたと
き、長尺木材Wbの一部も搬出ローラ3上に載置され、
長尺木材Waのみを搬出できない事態が生じる。この場
合、長尺木材Wの側方向への搬送時間を調整したり、人
手により位置を調整しなければならず、各工程での作業
性を悪化させる原因となる。
合、あるいは、数回の傾き修正のため、L1が小さくな
ると、長尺木材Waが搬出ローラ3上に載置されたと
き、長尺木材Wbの一部も搬出ローラ3上に載置され、
長尺木材Waのみを搬出できない事態が生じる。この場
合、長尺木材Wの側方向への搬送時間を調整したり、人
手により位置を調整しなければならず、各工程での作業
性を悪化させる原因となる。
【0006】そこで、本発明は、効率よく搬送可能な長
尺木材の自動供給装置を提供することを課題とする。
尺木材の自動供給装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明では、長尺木材を、その長手方向と直交する
側方向に搬送して搬出位置に位置させる側方向搬送部
と、前記搬出位置の長尺木材を長手方向に沿って搬送す
る長手方向搬出部とで自動搬送するようにした長尺木材
の自動供給装置において、前記側方向搬送部を、長尺木
材を少なくとも両端側の2箇所で支持し、独立して駆動
する複数の側方向搬送装置と、前記各側方向搬送装置に
対応して、側方向に直交する同一直線上に設けた複数の
位置検出センサと、該位置検出センサのいずれかが長尺
木材を検出すると、当該センサに対応する側方向搬送装
置を順次停止させる制御装置と、を備えた構成としたも
のである。
め、本発明では、長尺木材を、その長手方向と直交する
側方向に搬送して搬出位置に位置させる側方向搬送部
と、前記搬出位置の長尺木材を長手方向に沿って搬送す
る長手方向搬出部とで自動搬送するようにした長尺木材
の自動供給装置において、前記側方向搬送部を、長尺木
材を少なくとも両端側の2箇所で支持し、独立して駆動
する複数の側方向搬送装置と、前記各側方向搬送装置に
対応して、側方向に直交する同一直線上に設けた複数の
位置検出センサと、該位置検出センサのいずれかが長尺
木材を検出すると、当該センサに対応する側方向搬送装
置を順次停止させる制御装置と、を備えた構成としたも
のである。
【0008】前記構成の自動供給装置によれば、位置検
出センサが長尺木材を検出すると、対応する側方向搬送
装置が順次停止するので、長尺木材は搬出位置又は搬出
位置と平行な同一直線上に位置決めされる。そして、長
尺木材が所定間隔で側方向搬送部に供給されるならば、
長尺木材同士の間隔は狭まることがない。
出センサが長尺木材を検出すると、対応する側方向搬送
装置が順次停止するので、長尺木材は搬出位置又は搬出
位置と平行な同一直線上に位置決めされる。そして、長
尺木材が所定間隔で側方向搬送部に供給されるならば、
長尺木材同士の間隔は狭まることがない。
【0009】また、前記課題を達成するため、本発明で
は、長尺木材を、その長手方向と直交する側方向に搬送
して搬出位置に位置させる側方向搬送部と、前記搬出位
置の長尺木材を長手方向に沿って搬出する長手方向搬出
部とで自動搬送するようにした長尺木材の自動供給装置
において、前記長手方向搬出部を、昇降かつ側方向に往
復移動自在で、長尺木材の側縁部を検出するエッジ検出
センサを有する構成とし、該エッジ検出センサからの検
出信号に基づいて長手方向搬出部を側方向に往復移動さ
せることにより、その側縁部と、前記長尺木材の側方向
上流側の側縁部とをほぼ一致させ、長手方向搬出部を上
昇させることにより、長尺木材を保持させる制御装置を
備えた構成としたものである。
は、長尺木材を、その長手方向と直交する側方向に搬送
して搬出位置に位置させる側方向搬送部と、前記搬出位
置の長尺木材を長手方向に沿って搬出する長手方向搬出
部とで自動搬送するようにした長尺木材の自動供給装置
において、前記長手方向搬出部を、昇降かつ側方向に往
復移動自在で、長尺木材の側縁部を検出するエッジ検出
センサを有する構成とし、該エッジ検出センサからの検
出信号に基づいて長手方向搬出部を側方向に往復移動さ
せることにより、その側縁部と、前記長尺木材の側方向
上流側の側縁部とをほぼ一致させ、長手方向搬出部を上
昇させることにより、長尺木材を保持させる制御装置を
備えた構成としたものである。
【0010】前記構成の自動供給装置によれば、長手方
向搬出部が移動してエッジ検出センサで長尺木材を検出
すれば、長手方向搬出部が上昇して長尺木材を、その側
方向上流側の側縁部から殆どはみ出すことなく保持す
る。これにより、長手方向搬出部が次の長尺木材に干渉
することがなく、確実に搬出位置に位置する長尺木材の
みを搬出することができる。
向搬出部が移動してエッジ検出センサで長尺木材を検出
すれば、長手方向搬出部が上昇して長尺木材を、その側
方向上流側の側縁部から殆どはみ出すことなく保持す
る。これにより、長手方向搬出部が次の長尺木材に干渉
することがなく、確実に搬出位置に位置する長尺木材の
みを搬出することができる。
【0011】なお、前記エッジ検出センサや他の位置検
出センサ等で、次の長尺木材との間隔(次の長尺木材の
位置)を検出することにより、長手方向搬出部を次の長
尺木材と干渉しない位置まで移動させた後、上昇させる
ようにしても構わない。
出センサ等で、次の長尺木材との間隔(次の長尺木材の
位置)を検出することにより、長手方向搬出部を次の長
尺木材と干渉しない位置まで移動させた後、上昇させる
ようにしても構わない。
【0012】さらに、前記構成の長尺木材の自動供給装
置において、前記長尺木材を長手方向に搬入し、その長
さの違いに応じて所定位置に停止させる長手方向搬入部
を備え、前記側方向搬送部は、寸法の異なる長尺木材に
応じて複数箇所に側方向搬送装置を有し、前記制御装置
は、前記長手方向搬入部による長尺木材の搬入位置に基
づいて前記側方向搬送部の各側方向搬送装置のいずれを
駆動するのかを決定する構成とするのが好ましい。
置において、前記長尺木材を長手方向に搬入し、その長
さの違いに応じて所定位置に停止させる長手方向搬入部
を備え、前記側方向搬送部は、寸法の異なる長尺木材に
応じて複数箇所に側方向搬送装置を有し、前記制御装置
は、前記長手方向搬入部による長尺木材の搬入位置に基
づいて前記側方向搬送部の各側方向搬送装置のいずれを
駆動するのかを決定する構成とするのが好ましい。
【0013】前記長手方向搬入部としては、長尺木材の
搬入方向である長手方向に並設した独立して駆動する複
数のローラやベルトで構成することができる。これによ
り、各長尺木材の間隔が異なっていても長手方向搬入部
によって正規の位置に搬送されたものから順に停止させ
ることができ、側方向搬送装置による搬送が確実に行え
る。
搬入方向である長手方向に並設した独立して駆動する複
数のローラやベルトで構成することができる。これによ
り、各長尺木材の間隔が異なっていても長手方向搬入部
によって正規の位置に搬送されたものから順に停止させ
ることができ、側方向搬送装置による搬送が確実に行え
る。
【0014】そして、前記自動供給装置は、例えば、長
尺木材の長手方向に並設した複数の位置検出センサを有
する構成とすればよい。これにより、各位置検出センサ
によって検出された長尺木材の搬入位置及び長さの違い
に基づいて長手方向搬入部の駆動を停止させることがで
きる。
尺木材の長手方向に並設した複数の位置検出センサを有
する構成とすればよい。これにより、各位置検出センサ
によって検出された長尺木材の搬入位置及び長さの違い
に基づいて長手方向搬入部の駆動を停止させることがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
図面に従って説明する。
【0016】図1に、本発明に係る長尺木材の自動供給
装置を備えた単板貼着設備の概略部分平面図を示す。こ
の単板貼着設備は、長尺木材Wの表面に薄肉単板を貼着
する単板貼着装置11と、本発明に係る自動供給装置1
2と、長尺木材Wに貼着した単板のはみ出し両縁部を切
断する耳取り装置13(詳細は省略)とを備える。
装置を備えた単板貼着設備の概略部分平面図を示す。こ
の単板貼着設備は、長尺木材Wの表面に薄肉単板を貼着
する単板貼着装置11と、本発明に係る自動供給装置1
2と、長尺木材Wに貼着した単板のはみ出し両縁部を切
断する耳取り装置13(詳細は省略)とを備える。
【0017】単板貼着装置11は、上型14と下型15
からなり、下型15の上面に沿って搬入ベルト16が移
動する。単板貼着装置11には、予め薄肉単板を糊付け
された長尺木材Wが搬入される。そして、上型14を降
下させて下型15との間で長尺木材Wを挟圧することに
より所望の貼着状態を得る。
からなり、下型15の上面に沿って搬入ベルト16が移
動する。単板貼着装置11には、予め薄肉単板を糊付け
された長尺木材Wが搬入される。そして、上型14を降
下させて下型15との間で長尺木材Wを挟圧することに
より所望の貼着状態を得る。
【0018】自動供給装置12は、長手方向搬入部1
7、側方向搬送部18、長手方向搬出部19及び制御装
置20(図2参照)からなる。
7、側方向搬送部18、長手方向搬出部19及び制御装
置20(図2参照)からなる。
【0019】長手方向搬入部17は、図3に示すよう
に、基台21上に架台22を設け、この架台22に、支
持ローラ23、補助ローラ24、チェーン25a及び駆
動モータ26a,26bを装備したものである。
に、基台21上に架台22を設け、この架台22に、支
持ローラ23、補助ローラ24、チェーン25a及び駆
動モータ26a,26bを装備したものである。
【0020】基台21は、上面に長手方向に沿って所定
間隔で軸受部27を有する。各軸受部27には、図4に
示すように、軸部材28が回転自在に支持されている。
軸部材28は、両端部に第1腕部28aをそれぞれ有す
る。また、図4中左側の第1腕部28aの内側近傍には
第2腕部28bを有し、各第2腕部28b同士は、ロッ
ド28cにより回転自在に連結されている。さらに、軸
部材28の1つには、図4中右側の第1腕部28aの近
傍内側に第3腕部28dが設けられている。また、基台
21には、エアシリンダ29が内蔵され、そのロッド2
9aの先端は、前記第3腕部28dに回転自在に連結さ
れている。
間隔で軸受部27を有する。各軸受部27には、図4に
示すように、軸部材28が回転自在に支持されている。
軸部材28は、両端部に第1腕部28aをそれぞれ有す
る。また、図4中左側の第1腕部28aの内側近傍には
第2腕部28bを有し、各第2腕部28b同士は、ロッ
ド28cにより回転自在に連結されている。さらに、軸
部材28の1つには、図4中右側の第1腕部28aの近
傍内側に第3腕部28dが設けられている。また、基台
21には、エアシリンダ29が内蔵され、そのロッド2
9aの先端は、前記第3腕部28dに回転自在に連結さ
れている。
【0021】架台22は、図3に示すように、前記基台
21の各軸受部27に対応して下面に支持部30を有す
る。各支持部30には、前記軸部材28の第1腕部28
aの先端が回転自在に連結されている。これにより、前
記エアシリンダ29を駆動すれば、第3腕部28dを介
して軸部材28が回転し、第2腕部28b及びロッド2
8cから第1腕部28aを介して架台22が昇降する。
21の各軸受部27に対応して下面に支持部30を有す
る。各支持部30には、前記軸部材28の第1腕部28
aの先端が回転自在に連結されている。これにより、前
記エアシリンダ29を駆動すれば、第3腕部28dを介
して軸部材28が回転し、第2腕部28b及びロッド2
8cから第1腕部28aを介して架台22が昇降する。
【0022】支持ローラ23は、前記架台22の上面に
長手方向に沿って所定間隔で配設されている。
長手方向に沿って所定間隔で配設されている。
【0023】補助ローラ24は、3又は4箇所の支持ロ
ーラ23に対して一対ずつ設けられ、支持ローラ23よ
りも下方側の位置上下2箇所にそれぞれ配置されてい
る。補助ローラ24は、架台22に上下位置を調整可能
に取り付けられている。
ーラ23に対して一対ずつ設けられ、支持ローラ23よ
りも下方側の位置上下2箇所にそれぞれ配置されてい
る。補助ローラ24は、架台22に上下位置を調整可能
に取り付けられている。
【0024】チェーン25aは、3又は4箇所の支持ロ
ーラ23と、一対の補助ローラ24とを1ブロックとし
て掛け渡されている。本実施形態に係る自動供給装置で
は、3つのブロックで構成されている。単板貼着装置1
1側とは反対側の2ブロック間では支持ローラ23が共
用されている。つまり、この支持ローラ23には各ブロ
ックのチェーン25aがそれぞれ掛け渡されている。チ
ェーン25aは、補助ローラ24を上方に移動させた状
態で、各ローラ23,24に掛け渡され、補助ローラ2
4の上下方向の位置を固定することにより、所望のテン
ションに調整される。また、隣接する支持ローラ23間
にはベルト25bが掛け渡され、長尺木材Wを載置でき
るようになっている。
ーラ23と、一対の補助ローラ24とを1ブロックとし
て掛け渡されている。本実施形態に係る自動供給装置で
は、3つのブロックで構成されている。単板貼着装置1
1側とは反対側の2ブロック間では支持ローラ23が共
用されている。つまり、この支持ローラ23には各ブロ
ックのチェーン25aがそれぞれ掛け渡されている。チ
ェーン25aは、補助ローラ24を上方に移動させた状
態で、各ローラ23,24に掛け渡され、補助ローラ2
4の上下方向の位置を固定することにより、所望のテン
ションに調整される。また、隣接する支持ローラ23間
にはベルト25bが掛け渡され、長尺木材Wを載置でき
るようになっている。
【0025】駆動モータ26a,26bは、前記架台2
2の両端部下面にそれぞれ配設され、その上面に位置す
る支持ローラ23を駆動チェーン31を介して回転させ
る。駆動モータ26aは、単板貼着装置11側の1ブロ
ックの各支持ローラ23を回転させる。一方、駆動モー
タ26bは、単板貼着装置11とは反対側の2ブロック
の各支持ローラ23を回転させる。前記駆動チェーン3
1のテンションは、補助ローラ32によって調整可能で
ある。補助ローラ32は、その回転軸32aが架台22
の側壁に形成した長孔22aに沿って取付位置を変更さ
れる。
2の両端部下面にそれぞれ配設され、その上面に位置す
る支持ローラ23を駆動チェーン31を介して回転させ
る。駆動モータ26aは、単板貼着装置11側の1ブロ
ックの各支持ローラ23を回転させる。一方、駆動モー
タ26bは、単板貼着装置11とは反対側の2ブロック
の各支持ローラ23を回転させる。前記駆動チェーン3
1のテンションは、補助ローラ32によって調整可能で
ある。補助ローラ32は、その回転軸32aが架台22
の側壁に形成した長孔22aに沿って取付位置を変更さ
れる。
【0026】前記長手方向搬入部17では、駆動モータ
26a,26bを駆動すると、駆動チェーン31を介し
てその上方に位置する支持ローラ23が回転する。これ
により、チェーン25aを介して他の支持ローラ23が
回転する。この場合、単板貼着装置11とは反対側の2
つのブロックでは、境界に位置する支持ローラ23が共
用されており、それぞれからチェーン25aが掛け渡さ
れているので、前記各駆動モータ26a,26bの動力
が各ブロックの各支持ローラ23に伝達される。また、
前記長手方向搬入部17には、両側1組、合計5組の位
置検出センサ17a〜17eがそれぞれ配設されてい
る。
26a,26bを駆動すると、駆動チェーン31を介し
てその上方に位置する支持ローラ23が回転する。これ
により、チェーン25aを介して他の支持ローラ23が
回転する。この場合、単板貼着装置11とは反対側の2
つのブロックでは、境界に位置する支持ローラ23が共
用されており、それぞれからチェーン25aが掛け渡さ
れているので、前記各駆動モータ26a,26bの動力
が各ブロックの各支持ローラ23に伝達される。また、
前記長手方向搬入部17には、両側1組、合計5組の位
置検出センサ17a〜17eがそれぞれ配設されてい
る。
【0027】側方向搬送部18は、図1に示すように、
前記長手方向搬入部17の支持ローラ23の配設方向と
直交する方向に4列で側方向搬送装置33a,33b,
33c,33dを設けたものである。側方向搬送装置3
3a,33bで最も短い長尺木材W1を搬送し、側方向
搬送装置33a,33b,33cで通常サイズの長尺木
材W2を搬送し、側方向搬送装置33a,33b,33
c,33dで最も長い長尺木材W3を搬送できるように
なっている。また、側方向搬送装置33c,33dでそ
れぞれ最も短い長尺木材W1を搬送することも可能であ
る。この場合、後述する搬出位置Cへの移動制御は、搬
出準備位置Bに位置決めされたものから順次行うように
すればよい。
前記長手方向搬入部17の支持ローラ23の配設方向と
直交する方向に4列で側方向搬送装置33a,33b,
33c,33dを設けたものである。側方向搬送装置3
3a,33bで最も短い長尺木材W1を搬送し、側方向
搬送装置33a,33b,33cで通常サイズの長尺木
材W2を搬送し、側方向搬送装置33a,33b,33
c,33dで最も長い長尺木材W3を搬送できるように
なっている。また、側方向搬送装置33c,33dでそ
れぞれ最も短い長尺木材W1を搬送することも可能であ
る。この場合、後述する搬出位置Cへの移動制御は、搬
出準備位置Bに位置決めされたものから順次行うように
すればよい。
【0028】前記各側方向搬送装置33a,33b,3
3c,33dは、図3に示すように、前記基台21に所
定間隔で立設させた支持柱34により側方向2箇所で枠
体35を支持し、各枠体35にそれぞれ設けたスプロケ
ット36にチェーン37を掛け渡した構成である。スプ
ロケット36の一方は、モータ38(図5,6参照)の
駆動により回転する。チェーン37には複数枚の支持板
39(図6参照)が連続して取り付けられ、長尺木材W
が載置されるようになっている。
3c,33dは、図3に示すように、前記基台21に所
定間隔で立設させた支持柱34により側方向2箇所で枠
体35を支持し、各枠体35にそれぞれ設けたスプロケ
ット36にチェーン37を掛け渡した構成である。スプ
ロケット36の一方は、モータ38(図5,6参照)の
駆動により回転する。チェーン37には複数枚の支持板
39(図6参照)が連続して取り付けられ、長尺木材W
が載置されるようになっている。
【0029】長手方向搬出部19は、図5及び図6に示
すように、側方向搬送部18による搬送方向と直交する
方向に所定間隔で並設した複数の搬出ローラ41で構成
される。搬出ローラ41は、その両端部が略L字形のア
ーム42の一端部に回転自在に連結されている。そし
て、アーム42の中間部は、架台43上に支軸42bを
中心として回動自在に取り付けられ、その下端部は架台
43上をシリンダ44により移動するスライダ43aに
回転自在に連結されている。したがって、シリンダ44
を駆動すれば、スライダ43aはロッド44aを介して
スライドし、アーム42を支軸42bを中心として回動
させることにより搬出ローラ41を昇降する。搬出ロー
ラ41の昇降位置は、前記支持板39の上方部を境とし
てその上下位置である。前記架台43は、基台21の上
面に設けたレール21b上を側方向に往復移動自在に配
設され、モータ43cを駆動することにより、チェーン
43dを介して往復移動するようになっている。
すように、側方向搬送部18による搬送方向と直交する
方向に所定間隔で並設した複数の搬出ローラ41で構成
される。搬出ローラ41は、その両端部が略L字形のア
ーム42の一端部に回転自在に連結されている。そし
て、アーム42の中間部は、架台43上に支軸42bを
中心として回動自在に取り付けられ、その下端部は架台
43上をシリンダ44により移動するスライダ43aに
回転自在に連結されている。したがって、シリンダ44
を駆動すれば、スライダ43aはロッド44aを介して
スライドし、アーム42を支軸42bを中心として回動
させることにより搬出ローラ41を昇降する。搬出ロー
ラ41の昇降位置は、前記支持板39の上方部を境とし
てその上下位置である。前記架台43は、基台21の上
面に設けたレール21b上を側方向に往復移動自在に配
設され、モータ43cを駆動することにより、チェーン
43dを介して往復移動するようになっている。
【0030】また、前記長手方向搬出部19の架台43
には、位置検出センサ40a,40b及びエッジ検出セ
ンサ40cがそれぞれ配設されている。センサ40a
は、下記する搬出位置Cの手前の側方向搬送装置33
b,33cの近傍で、同一直線上の減速位置Aに配設さ
れている。センサ40bは、搬出位置Cと前記センサ4
0aの間で、同一直線上の搬出準備位置Bに配設されて
いる。エッジ検出センサ40cは一対のフォトセンサを
側方向に所定間隔で配設したもので、それぞれ搬出位置
Cと前記センサ40bとの間で同一直線上に設けられて
いる。このセンサ40cでは、一方のみ(図6中、左
側)がオン信号を出力することにより長尺木材Wの
(右)側縁部を検出可能である。なお、搬送方向に直交
する同一直線上の前記搬出位置Cには、基台21に位置
検出センサ21a(図6参照)が2箇所にそれぞれ設け
られている。
には、位置検出センサ40a,40b及びエッジ検出セ
ンサ40cがそれぞれ配設されている。センサ40a
は、下記する搬出位置Cの手前の側方向搬送装置33
b,33cの近傍で、同一直線上の減速位置Aに配設さ
れている。センサ40bは、搬出位置Cと前記センサ4
0aの間で、同一直線上の搬出準備位置Bに配設されて
いる。エッジ検出センサ40cは一対のフォトセンサを
側方向に所定間隔で配設したもので、それぞれ搬出位置
Cと前記センサ40bとの間で同一直線上に設けられて
いる。このセンサ40cでは、一方のみ(図6中、左
側)がオン信号を出力することにより長尺木材Wの
(右)側縁部を検出可能である。なお、搬送方向に直交
する同一直線上の前記搬出位置Cには、基台21に位置
検出センサ21a(図6参照)が2箇所にそれぞれ設け
られている。
【0031】制御装置20は、位置検出センサ17a〜
17e、位置検出センサ40a〜40c等からの入力信
号に基づいて、駆動モータ26a,26b、エアシリン
ダ29、シリンダ44等を駆動制御する。
17e、位置検出センサ40a〜40c等からの入力信
号に基づいて、駆動モータ26a,26b、エアシリン
ダ29、シリンダ44等を駆動制御する。
【0032】次に、前記自動供給装置の動作を図7ない
し図12のフローチャートに従って説明する。本実施形
態では、長尺木材Wの自動搬送制御を、図7に示す搬入
処理(ステップS1)、側方向搬送処理(ステップS
2)及び搬出処理(ステップS3)で行う。
し図12のフローチャートに従って説明する。本実施形
態では、長尺木材Wの自動搬送制御を、図7に示す搬入
処理(ステップS1)、側方向搬送処理(ステップS
2)及び搬出処理(ステップS3)で行う。
【0033】まず、搬入処理について説明する。
【0034】搬入処理では、図8及び図9に示すよう
に、単板貼着装置11で長尺木材Wに単板が貼着される
ことにより前工程が終了すれば(ステップS11)、一
旦、長手方向搬入部17のシリンダ29を駆動して架台
22を介して搬入ローラ23を側方向搬送部18の上方
に移動させる(ステップS12)。そして、搬入ベルト
16及び両駆動モータ26a,26bを駆動し(ステッ
プS13)、長尺木材Wを搬入ベルト16、次いで、ベ
ルト25bによって長手方向に移動させる。
に、単板貼着装置11で長尺木材Wに単板が貼着される
ことにより前工程が終了すれば(ステップS11)、一
旦、長手方向搬入部17のシリンダ29を駆動して架台
22を介して搬入ローラ23を側方向搬送部18の上方
に移動させる(ステップS12)。そして、搬入ベルト
16及び両駆動モータ26a,26bを駆動し(ステッ
プS13)、長尺木材Wを搬入ベルト16、次いで、ベ
ルト25bによって長手方向に移動させる。
【0035】次に、センサ17bが長尺木材Wの前端部
を検出すれば(ステップS14)、センサ17aが後端
部を検出したか否かを判断する(ステップS15)。こ
のとき、センサ17aが長尺木材Wを検出していなけれ
ば、最も短い長尺木材W1であると判断し、検出してい
れば、他の寸法の長尺木材W2又はW3であると判断す
る。
を検出すれば(ステップS14)、センサ17aが後端
部を検出したか否かを判断する(ステップS15)。こ
のとき、センサ17aが長尺木材Wを検出していなけれ
ば、最も短い長尺木材W1であると判断し、検出してい
れば、他の寸法の長尺木材W2又はW3であると判断す
る。
【0036】長尺木材W1であると判断した場合、1本
目の長尺木材W1であるか否かを判断する(ステップS
16)。例えば、所定時間内でのセンサ17aでの検出
が1回目か2回目かにより判断すればよい。1本目であ
れば、センサ17eが前端部を検出し(ステップS1
7)、センサ17cが後端部を検出していなければ(ス
テップS18)、駆動モータ26bを停止する(ステッ
プS19)。これにより、長尺木材W1は側方向搬送装
置33c,33dで搬送可能となる。
目の長尺木材W1であるか否かを判断する(ステップS
16)。例えば、所定時間内でのセンサ17aでの検出
が1回目か2回目かにより判断すればよい。1本目であ
れば、センサ17eが前端部を検出し(ステップS1
7)、センサ17cが後端部を検出していなければ(ス
テップS18)、駆動モータ26bを停止する(ステッ
プS19)。これにより、長尺木材W1は側方向搬送装
置33c,33dで搬送可能となる。
【0037】また、次の長尺木材W1は、前記ステップ
S17で2本目であると判断されるので、センサ17b
が前端部を検出し(ステップS14)、センサ17aが
後端部を検出していなければ(ステップS15)、駆動
モータ26aを停止する(ステップS20)。これによ
り、次の長尺木材W1は、側方向搬送装置33a,33
bで搬送可能となる。
S17で2本目であると判断されるので、センサ17b
が前端部を検出し(ステップS14)、センサ17aが
後端部を検出していなければ(ステップS15)、駆動
モータ26aを停止する(ステップS20)。これによ
り、次の長尺木材W1は、側方向搬送装置33a,33
bで搬送可能となる。
【0038】このように、搬送する対象が寸法の短い長
尺木材W1である場合、別個独立して駆動する駆動モー
タ26a,26bにより、最初の長尺木材W1と次の長
尺木材W1との間隔が一定でなくても、各長尺木材W1
を側方向搬送装置33a,33b又は33c,33dで
それぞれ搬送可能となるように正確に位置決めすること
ができる。
尺木材W1である場合、別個独立して駆動する駆動モー
タ26a,26bにより、最初の長尺木材W1と次の長
尺木材W1との間隔が一定でなくても、各長尺木材W1
を側方向搬送装置33a,33b又は33c,33dで
それぞれ搬送可能となるように正確に位置決めすること
ができる。
【0039】一方、前記ステップS15で、長尺木材W
2又はW3であると判断した場合、センサ17cが検出
した時点で(ステップS21)、センサ17aが検出し
たか否かを判断する(ステップS22)。検出していな
ければ、長尺木材W2であると判断し、検出していれ
ば、長尺木材W3であると判断する。
2又はW3であると判断した場合、センサ17cが検出
した時点で(ステップS21)、センサ17aが検出し
たか否かを判断する(ステップS22)。検出していな
ければ、長尺木材W2であると判断し、検出していれ
ば、長尺木材W3であると判断する。
【0040】長尺木材W2であると判断すれば、両駆動
モータ26a,26bを停止し(ステップS23)、側
方向搬送装置33a,33b,33cで搬送可能とす
る。また、長尺木材W3であると判断すれば、センサ1
7eが検出し(ステップS24)、センサ17aが検出
していなければ(ステップS25)、両駆動モータ26
a,26bを停止し(ステップS23)、側方向搬送装
置33a,33b,33c,33dで搬送可能とする。
モータ26a,26bを停止し(ステップS23)、側
方向搬送装置33a,33b,33cで搬送可能とす
る。また、長尺木材W3であると判断すれば、センサ1
7eが検出し(ステップS24)、センサ17aが検出
していなければ(ステップS25)、両駆動モータ26
a,26bを停止し(ステップS23)、側方向搬送装
置33a,33b,33c,33dで搬送可能とする。
【0041】次に、側方向搬送処理について説明する。
【0042】側方向搬送処理では、図10及び図11に
示すように、シリンダ29を駆動して架台22を介して
搬入ローラ23を下動させ(ステップS31)、長尺木
材Wを側方向搬送装置33の支持板39の上面に載置す
る。そこで、前記ステップS18での推測結果に基づい
て該当するモータ38を駆動し(ステップS32)、長
尺木材Wの側方への搬送を開始する。
示すように、シリンダ29を駆動して架台22を介して
搬入ローラ23を下動させ(ステップS31)、長尺木
材Wを側方向搬送装置33の支持板39の上面に載置す
る。そこで、前記ステップS18での推測結果に基づい
て該当するモータ38を駆動し(ステップS32)、長
尺木材Wの側方への搬送を開始する。
【0043】そして、センサ40aが長尺木材Wの搬送
方向側の側縁部を検出すれば(ステップS33)、対応
する側方向搬送装置33を順次減速状態とする(ステッ
プS34,S35)。その後、センサ21aが長尺木材
Wの搬送方向側の側縁部を検出したか否かを判断する
(ステップS36)。
方向側の側縁部を検出すれば(ステップS33)、対応
する側方向搬送装置33を順次減速状態とする(ステッ
プS34,S35)。その後、センサ21aが長尺木材
Wの搬送方向側の側縁部を検出したか否かを判断する
(ステップS36)。
【0044】センサ21aが長尺木材Wの搬送方向の側
縁部を検出していなければ、その時点で、長手方向に搬
出中の長尺木材Wはないと判断し、側方向への搬送を続
行する。そして、センサ21aが長尺木材Wの搬送方向
側の側縁部を検出した時点で(ステップS37)、順
次、対応する側方向搬送装置33を停止する(ステップ
S38,S39)。
縁部を検出していなければ、その時点で、長手方向に搬
出中の長尺木材Wはないと判断し、側方向への搬送を続
行する。そして、センサ21aが長尺木材Wの搬送方向
側の側縁部を検出した時点で(ステップS37)、順
次、対応する側方向搬送装置33を停止する(ステップ
S38,S39)。
【0045】一方、センサ21aが長尺木材Wを検出し
ていれば、直接搬出位置Cには搬送できないので、セン
サ40bが検出した時点で(ステップS40)、対応す
る側方向搬送装置33を順次停止し(ステップS41,
S42)、長尺木材Wを搬出準備位置Bに位置決めす
る。その後、全側方向搬送装置33を一斉に駆動し(ス
テップS43)、長尺木材Wを搬出位置Cに移動させ
る。
ていれば、直接搬出位置Cには搬送できないので、セン
サ40bが検出した時点で(ステップS40)、対応す
る側方向搬送装置33を順次停止し(ステップS41,
S42)、長尺木材Wを搬出準備位置Bに位置決めす
る。その後、全側方向搬送装置33を一斉に駆動し(ス
テップS43)、長尺木材Wを搬出位置Cに移動させ
る。
【0046】これによれば、長尺木材Wを長手方向に搬
出中であっても、搬出位置Cに近い搬出準備位置Bに次
の長尺木材Wを整列させておくことができるので、搬送
効率がよい。
出中であっても、搬出位置Cに近い搬出準備位置Bに次
の長尺木材Wを整列させておくことができるので、搬送
効率がよい。
【0047】なお、長尺木材W1であれば、各センサ4
0aに対応する各側方向搬送装置33を順次停止させる
が、長尺木材W2又はW3であれば、側方向搬送装置3
3a,33b又は33c,33dを1単位として停止さ
せる。
0aに対応する各側方向搬送装置33を順次停止させる
が、長尺木材W2又はW3であれば、側方向搬送装置3
3a,33b又は33c,33dを1単位として停止さ
せる。
【0048】このようにして長尺木材Wが搬出位置Cに
位置決めされれば、まず、センサ40cからのオン信号
が0,1,2(個)のいずれであるかを判断する(ステ
ップS44,S45)。これは、搬送される長尺木材W
は長さのみならず、幅にも種々のものが含まれるからで
ある。
位置決めされれば、まず、センサ40cからのオン信号
が0,1,2(個)のいずれであるかを判断する(ステ
ップS44,S45)。これは、搬送される長尺木材W
は長さのみならず、幅にも種々のものが含まれるからで
ある。
【0049】オン信号が1(個)でなく、0(個)でも
ない場合、2(個)であると判断される。つまり、セン
サ40cの上方は完全に長尺木材Wで覆われていると判
断されるので、架台43を図6中右側に移動させる(ス
テップS46)。また、オン信号が0(個)である場
合、センサ40cの上方には全く長尺木材Wが存在して
いないと判断されるので、架台43を図6中左側に移動
させる(ステップS47)。その後、オン信号が1
(個)となれば、センサ40cが長尺木材Wの側縁部を
検出していることになるので、架台43の移動を停止す
る(ステップS48)。
ない場合、2(個)であると判断される。つまり、セン
サ40cの上方は完全に長尺木材Wで覆われていると判
断されるので、架台43を図6中右側に移動させる(ス
テップS46)。また、オン信号が0(個)である場
合、センサ40cの上方には全く長尺木材Wが存在して
いないと判断されるので、架台43を図6中左側に移動
させる(ステップS47)。その後、オン信号が1
(個)となれば、センサ40cが長尺木材Wの側縁部を
検出していることになるので、架台43の移動を停止す
る(ステップS48)。
【0050】最後に、搬出処理について説明する。
【0051】搬出処理では、図12に示すように、搬出
ローラ41を上動させ(ステップS51)、その上に長
尺木材Wを載置する。この場合、センサ40cの検出信
号に基づいて、前述のように、長尺木材Wの側縁部と搬
出ローラ41の縁部とをほぼ一致させることができるの
で、搬出ローラ41が次の長尺木材Wに干渉することが
ない。そして、搬出ローラ41を駆動することにより
(ステップS52)、長尺木材Wを耳取り装置13に搬
出する。
ローラ41を上動させ(ステップS51)、その上に長
尺木材Wを載置する。この場合、センサ40cの検出信
号に基づいて、前述のように、長尺木材Wの側縁部と搬
出ローラ41の縁部とをほぼ一致させることができるの
で、搬出ローラ41が次の長尺木材Wに干渉することが
ない。そして、搬出ローラ41を駆動することにより
(ステップS52)、長尺木材Wを耳取り装置13に搬
出する。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る長尺木材の自動供給装置によれば、各位置検出セ
ンサで長尺木材を検出することにより、対応する側方向
搬送部を順次停止させるようにしたので、その上流側に
位置する長尺木材Wが部分的に先の長尺木材に接近する
ことがなく、搬送する各長尺木材W間には、各側方向搬
送部33による搬送路毎に一定の間隔が維持される。し
たがって、従来のような面倒な調整作業が不要となり、
効率的な搬送が可能となる。
に係る長尺木材の自動供給装置によれば、各位置検出セ
ンサで長尺木材を検出することにより、対応する側方向
搬送部を順次停止させるようにしたので、その上流側に
位置する長尺木材Wが部分的に先の長尺木材に接近する
ことがなく、搬送する各長尺木材W間には、各側方向搬
送部33による搬送路毎に一定の間隔が維持される。し
たがって、従来のような面倒な調整作業が不要となり、
効率的な搬送が可能となる。
【0053】また、エッジ検出センサからの検出信号に
基づいて長手方向搬出部を移動させることにより、その
縁部と、長尺木材の側方向上流側の側縁部とがほぼ一致
する位置で、長尺木材を保持させるようにしたので、長
手方向搬出部が次の長尺木材と干渉することがなく、確
実な搬送を行わせることができる。
基づいて長手方向搬出部を移動させることにより、その
縁部と、長尺木材の側方向上流側の側縁部とがほぼ一致
する位置で、長尺木材を保持させるようにしたので、長
手方向搬出部が次の長尺木材と干渉することがなく、確
実な搬送を行わせることができる。
【0054】また、長手方向搬入部による長尺木材の搬
入位置に基づいて側方向搬送部の各側方向搬送装置のい
ずれを駆動するのかを決定するようにしたので、種々の
長さの長尺木材の自動搬送にも柔軟に対応することがで
きる。
入位置に基づいて側方向搬送部の各側方向搬送装置のい
ずれを駆動するのかを決定するようにしたので、種々の
長さの長尺木材の自動搬送にも柔軟に対応することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動供給装置を備えた単板成形
機の概略平面図である。
機の概略平面図である。
【図2】 図1の自動供給装置のブロック図である。
【図3】 図1の自動供給装置の正面図である。
【図4】 図3の側面図である。
【図5】 図1の長手方向搬出部近傍を示す部分正面図
である。
である。
【図6】 図5の側面図である。
【図7】 本発明に係る自動供給装置での搬送制御を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図8】 図7の搬入処理を示すフローチャートであ
る。
る。
【図9】 図7の搬入処理を示すフローチャートであ
る。
る。
【図10】 図7の側方向搬送処理を示すフローチャー
トである。
トである。
【図11】 図7の側方向搬送処理を示すフローチャー
トである。
トである。
【図12】 図7の搬出処理を示すフローチャートであ
る。
る。
【図13】 従来例に係る自動供給装置の概略図であ
る。
る。
【符号の説明】 17a,17b,17c,17d,17e 位置検出セ
ンサ 18 側方向搬送部 19 長手方向搬出部 20 制御装置 33a,33b,33c,33d 側方向搬送装置 40a,40b 位置検出センサ
ンサ 18 側方向搬送部 19 長手方向搬出部 20 制御装置 33a,33b,33c,33d 側方向搬送装置 40a,40b 位置検出センサ
Claims (3)
- 【請求項1】 長尺木材を、その長手方向と直交する側
方向に搬送して搬出位置に位置させる側方向搬送部と、
前記搬出位置の長尺木材を長手方向に沿って搬出する長
手方向搬出部とで自動搬送するようにした長尺木材の自
動搬送装置において、 前記側方向搬送部を、 長尺木材を少なくとも両端側の2箇所で支持し、独立し
て駆動する複数の側方向搬送装置と、 前記各側方向搬送装置に対応して、側方向に直交する同
一直線上に設けた複数の位置検出センサと、 該位置検出センサのいずれかが長尺木材を検出すると、
当該センサに対応する側方向搬送装置を順次停止させる
制御装置と、を備えた構成としたことを特徴とする長尺
木材の自動搬送装置。 - 【請求項2】 長尺木材を、その長手方向と直交する側
方向に搬送して搬出位置に位置させる側方向搬送部と、
前記搬出位置の長尺木材を長手方向に沿って搬出する長
手方向搬出部とで自動搬送するようにした長尺木材の自
動搬送装置において、 前記長手方向搬出部を、昇降かつ側方向に往復移動自在
で、長尺木材の側縁部を検出するエッジ検出センサを有
する構成とし、 該エッジ検出センサからの検出信号に基づいて長手方向
搬出部を側方向に往復移動させることにより、その側縁
部と、前記長尺木材の側方向上流側の側縁部とをほぼ一
致させ、長手方向搬出部を上昇させることにより、長尺
木材を保持させる制御装置を備えた構成としたことを特
徴とする長尺木材の自動搬送装置。 - 【請求項3】 前記長尺木材を長手方向に搬入し、その
長さの違いに応じて所定位置に停止させる長手方向搬入
部を備え、 前記側方向搬送部は、寸法の異なる長尺木材に応じて複
数箇所に側方向搬送装置を有し、 前記制御装置は、前記長手方向搬入部による長尺木材の
搬入位置に基づいて前記側方向搬送部の各側方向搬送装
置のいずれを駆動するのかを決定することを特徴とする
請求項1又は2に記載の長尺木材の自動搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11233497A JP3229563B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 長尺木材の自動供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11233497A JP3229563B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 長尺木材の自動供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10297756A true JPH10297756A (ja) | 1998-11-10 |
JP3229563B2 JP3229563B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=14584090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11233497A Expired - Fee Related JP3229563B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 長尺木材の自動供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3229563B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103754617A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-04-30 | 合肥雄鹰自动化工程科技有限公司 | 空盘换向输送机 |
-
1997
- 1997-04-30 JP JP11233497A patent/JP3229563B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103754617A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-04-30 | 合肥雄鹰自动化工程科技有限公司 | 空盘换向输送机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3229563B2 (ja) | 2001-11-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |