JPH10294864A - 画像分離処理装置 - Google Patents
画像分離処理装置Info
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- JPH10294864A JPH10294864A JP9102309A JP10230997A JPH10294864A JP H10294864 A JPH10294864 A JP H10294864A JP 9102309 A JP9102309 A JP 9102309A JP 10230997 A JP10230997 A JP 10230997A JP H10294864 A JPH10294864 A JP H10294864A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 イメージ上に重なったテキストデータ/グラ
フィクスデータを比較的簡単な構成および処理により分
離することにより,良好な画像再現を実現し,また,そ
の処理効率も向上させること。 【解決手段】 テキストデータ/グラフィクスデータを
ビットマップ状に展開するビットマップデータ展開部1
03と,上記ビットマップ状に展開されたテキストデー
タ/グラフィクスデータを白/黒反転するデータ反転部
104と,上記イメージデータとデータ反転部104で
反転されたビットマップデータとの論理積処理によりイ
メージデータを展開・記憶するイメージデータ用メモリ
107と,上記ビットマップ状のテキストデータ/グラ
フィクスデータを記憶するテキスト・グラフィクス用メ
モリ109と,イメージデータ用メモリ107とテキス
ト・グラフィクス用メモリ109とに記憶してある各デ
ータを演算し,合成画像を出力する演算・出力部110
と,を備えた。
フィクスデータを比較的簡単な構成および処理により分
離することにより,良好な画像再現を実現し,また,そ
の処理効率も向上させること。 【解決手段】 テキストデータ/グラフィクスデータを
ビットマップ状に展開するビットマップデータ展開部1
03と,上記ビットマップ状に展開されたテキストデー
タ/グラフィクスデータを白/黒反転するデータ反転部
104と,上記イメージデータとデータ反転部104で
反転されたビットマップデータとの論理積処理によりイ
メージデータを展開・記憶するイメージデータ用メモリ
107と,上記ビットマップ状のテキストデータ/グラ
フィクスデータを記憶するテキスト・グラフィクス用メ
モリ109と,イメージデータ用メモリ107とテキス
ト・グラフィクス用メモリ109とに記憶してある各デ
ータを演算し,合成画像を出力する演算・出力部110
と,を備えた。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は,レーザプリンタや
デジタル複写機等の画像形成装置における画像処理に利
用され,特に,パーソナルコンピュータ等から送られて
くるデータの属性に応じて適応的な処理,たとえばイメ
ージ上の文字データ,グラフィクスデータを分離処理
し,それぞれの画像の属性に応じた最適な処理を実行す
る画像分離処理装置に関する。
デジタル複写機等の画像形成装置における画像処理に利
用され,特に,パーソナルコンピュータ等から送られて
くるデータの属性に応じて適応的な処理,たとえばイメ
ージ上の文字データ,グラフィクスデータを分離処理
し,それぞれの画像の属性に応じた最適な処理を実行す
る画像分離処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より,レーザプリンタやデジタル複
写機等の画像形成装置において,デジタル画像データに
画像処理を行った後,該処理後の画像データを書き込
み,作像工程を経て記録紙に画像を形成している。以
下,この入力画像データおよびその画像処理等につい
て,詳細に説明する。
写機等の画像形成装置において,デジタル画像データに
画像処理を行った後,該処理後の画像データを書き込
み,作像工程を経て記録紙に画像を形成している。以
下,この入力画像データおよびその画像処理等につい
て,詳細に説明する。
【0003】まず,文字コードデータをフォントデータ
に変換した文字イメージデータを量子化し,メモリ(R
AM)上のビデオメモリ領域に2値データでビットマッ
プ状に展開し,それを順次読み出してビデオデータとし
て画像形成部(プリンタエンジン)へ送出して記録紙等
の記録媒体へ画像を形成する。また,イメージスキャナ
等によって読み取られた画像イメージデータについて
も,2値あるいは多値の量子化データとしてメモリに記
憶し,それを順次読み出してビデオデータとして画像形
成部(プリンタエンジン)へ送出する。
に変換した文字イメージデータを量子化し,メモリ(R
AM)上のビデオメモリ領域に2値データでビットマッ
プ状に展開し,それを順次読み出してビデオデータとし
て画像形成部(プリンタエンジン)へ送出して記録紙等
の記録媒体へ画像を形成する。また,イメージスキャナ
等によって読み取られた画像イメージデータについて
も,2値あるいは多値の量子化データとしてメモリに記
憶し,それを順次読み出してビデオデータとして画像形
成部(プリンタエンジン)へ送出する。
【0004】従来,デジタルのビットマップ像は,ドッ
トマトリクスの直交する方向に1ドト単位でステップ状
にしか方向を変えることができないため,ドットマトリ
クスの直交する方向に対して傾斜した直線や滑らかな曲
線が階段状に形成される,いわゆるジャギーと呼ばれる
好ましくない画像となり,画質劣化の原因となってい
る。そこで,ドットマトリクスのドットサイズを小さく
して密度を増やし,ビットマップ像の解像度を高める方
法,あるいは補間技法を用いて階段状になった角をつな
いで連続したスロープ状の画像にする方法,あるいは平
滑フィルタ処理を施してエッジ部分をぼかす方法,など
を用いてジャギー画像の補正を行っている。
トマトリクスの直交する方向に1ドト単位でステップ状
にしか方向を変えることができないため,ドットマトリ
クスの直交する方向に対して傾斜した直線や滑らかな曲
線が階段状に形成される,いわゆるジャギーと呼ばれる
好ましくない画像となり,画質劣化の原因となってい
る。そこで,ドットマトリクスのドットサイズを小さく
して密度を増やし,ビットマップ像の解像度を高める方
法,あるいは補間技法を用いて階段状になった角をつな
いで連続したスロープ状の画像にする方法,あるいは平
滑フィルタ処理を施してエッジ部分をぼかす方法,など
を用いてジャギー画像の補正を行っている。
【0005】しかし,上記平滑フィルタ処理は,文字全
体に施せる簡易な処理としてメリットがあるが,その反
面,細部のコントラストや解像度の低下を招来させてし
まう。そこで,文字のアウトライン部分をビットマップ
のパターンなどでマッチングし,文字のエッジラインの
みに補正を加えるなどの方法がとられている。
体に施せる簡易な処理としてメリットがあるが,その反
面,細部のコントラストや解像度の低下を招来させてし
まう。そこで,文字のアウトライン部分をビットマップ
のパターンなどでマッチングし,文字のエッジラインの
みに補正を加えるなどの方法がとられている。
【0006】一方,イメージデータは,プリンタエンジ
ンの能力に応じて2値あるいは多値データで出力され
る。この場合,イメージデータを記憶するためのメモリ
容量をできるだけ削減する狙いから,入力されたイメー
ジデータは,誤差拡散等の擬似中間調処理が施され,デ
ータ圧縮が行なわれた後にメモリに記憶される。
ンの能力に応じて2値あるいは多値データで出力され
る。この場合,イメージデータを記憶するためのメモリ
容量をできるだけ削減する狙いから,入力されたイメー
ジデータは,誤差拡散等の擬似中間調処理が施され,デ
ータ圧縮が行なわれた後にメモリに記憶される。
【0007】ところで,パーソナルンピュータ等のホス
トコンピュータ上で作成された画像は,スキャナ等を用
いて取り込んだイメージデータ上に文字が配置されてい
るものがある。イメージデータ上に文字データが重なる
場合,文字部分の背景が非透過であれば,文字部分とイ
メージ部分との領域の切り分けが明らかなので,文字部
分に対しては解像度を高くする文字用の画像処理を実行
し,イメージ部分に対しては階調性の高くなる画像処理
を行い,それぞれの領域の画質を良好にする適応処理が
簡易である。ところが,イメージデータ上に重なった文
字データの背景部分が透過である場合には,文字自身と
文字の背景に存在するイメージデータの分離が必要にな
る。
トコンピュータ上で作成された画像は,スキャナ等を用
いて取り込んだイメージデータ上に文字が配置されてい
るものがある。イメージデータ上に文字データが重なる
場合,文字部分の背景が非透過であれば,文字部分とイ
メージ部分との領域の切り分けが明らかなので,文字部
分に対しては解像度を高くする文字用の画像処理を実行
し,イメージ部分に対しては階調性の高くなる画像処理
を行い,それぞれの領域の画質を良好にする適応処理が
簡易である。ところが,イメージデータ上に重なった文
字データの背景部分が透過である場合には,文字自身と
文字の背景に存在するイメージデータの分離が必要にな
る。
【0008】そこで,たとえば特開平5−221027
号公報には,文字コードであるかイメージデータである
かの判別を行い,それぞれをメモリに格納して処理,す
なわち,イメージおよび文字データをそれぞれ処理した
後に文字のビットマップデータに重合わせてメモリに蓄
積するか,あるいはそれぞれのデータをリアルタイムで
合成・出力する処理を行うことにより,イメージデータ
のエッジ部のギザギザを解消し,イメージと文字が混在
した画像を良好な画像でプリントする『画像形成装置』
が開示されている。
号公報には,文字コードであるかイメージデータである
かの判別を行い,それぞれをメモリに格納して処理,す
なわち,イメージおよび文字データをそれぞれ処理した
後に文字のビットマップデータに重合わせてメモリに蓄
積するか,あるいはそれぞれのデータをリアルタイムで
合成・出力する処理を行うことにより,イメージデータ
のエッジ部のギザギザを解消し,イメージと文字が混在
した画像を良好な画像でプリントする『画像形成装置』
が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の技術にあっては,イメージデータ
上に文字やグラフィクスデータが重なっている場合,重
なったデータの上下の情報と,透過であるか非透過であ
るかの情報とをイメージと文字の合成時まで保持し続け
る必要がある。また,上記の情報を保持しない場合,合
成してしまった後の重なり合ったデータの像域分離処理
が複雑になるため,その処理時間が多くかかり,処理効
率の低下を招来させるという問題点があった。
示されるような従来の技術にあっては,イメージデータ
上に文字やグラフィクスデータが重なっている場合,重
なったデータの上下の情報と,透過であるか非透過であ
るかの情報とをイメージと文字の合成時まで保持し続け
る必要がある。また,上記の情報を保持しない場合,合
成してしまった後の重なり合ったデータの像域分離処理
が複雑になるため,その処理時間が多くかかり,処理効
率の低下を招来させるという問題点があった。
【0010】本発明は,上記に鑑みてなされたものであ
って,イメージ上に重なったテキストデータ/グラフィ
クスデータを比較的簡単な構成および処理で分離するこ
とにより,良好な画像再現を実現し,また,その処理効
率も向上させることを目的とする。
って,イメージ上に重なったテキストデータ/グラフィ
クスデータを比較的簡単な構成および処理で分離するこ
とにより,良好な画像再現を実現し,また,その処理効
率も向上させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る画像分離処理装置にあっては,外
部から送られてくる出力対象のデータが,イメージデー
タとテキストデータ/グラフィクスデータとが同一ペー
ジ内に重なって混在する場合に,前記テキストデータ/
グラフィクスデータのエッジ部分を検出・分離し,該分
離したデータに所定の処理を加えた後に前記イメージデ
ータと合成して画像データを出力する画像分離処理装置
であって,前記テキストデータ/グラフィクスデータを
ビットマップ状に展開するビットマップデータ展開手段
と,前記ビットマップ状に展開されたテキストデータ/
グラフィクスデータを白/黒反転するデータ反転手段
と,前記イメージデータと前記データ反転手段で反転さ
れたビットマップデータとの論理積処理によりイメージ
データを展開・記憶する第1の記憶手段と,前記ビット
マップ状のテキストデータ/グラフィクスデータを記憶
する第2の記憶手段と,前記第1の記憶手段と前記第2
の記憶手段とに記憶してある各データを演算し,合成画
像を出力する演算・出力手段と,を備えたものである。
めに,請求項1に係る画像分離処理装置にあっては,外
部から送られてくる出力対象のデータが,イメージデー
タとテキストデータ/グラフィクスデータとが同一ペー
ジ内に重なって混在する場合に,前記テキストデータ/
グラフィクスデータのエッジ部分を検出・分離し,該分
離したデータに所定の処理を加えた後に前記イメージデ
ータと合成して画像データを出力する画像分離処理装置
であって,前記テキストデータ/グラフィクスデータを
ビットマップ状に展開するビットマップデータ展開手段
と,前記ビットマップ状に展開されたテキストデータ/
グラフィクスデータを白/黒反転するデータ反転手段
と,前記イメージデータと前記データ反転手段で反転さ
れたビットマップデータとの論理積処理によりイメージ
データを展開・記憶する第1の記憶手段と,前記ビット
マップ状のテキストデータ/グラフィクスデータを記憶
する第2の記憶手段と,前記第1の記憶手段と前記第2
の記憶手段とに記憶してある各データを演算し,合成画
像を出力する演算・出力手段と,を備えたものである。
【0012】すなわち,イメージデータとテキストデー
タ/グラフィクスデータとが同一ページ内に重なって混
在する場合に,第1の記憶手段に,イメージデータを白
/黒反転させ,それをビットマップ状のテキストデータ
/グラフィクスデータとの論理積処理により展開・記憶
し,また,第2の記憶手段にビットマップ状のテキスト
データ/グラフィクスデータを記憶し,上記2つの属性
の異なるデータを演算し,合成画像を出力することで,
複雑な像域分離処理を用いずに分離・処理が行えるの
で,処理効率が向上し,しかも属性が異なるデータが混
在しても鈍らずに文字部分がはっきりした良好な画像出
力が実現する。
タ/グラフィクスデータとが同一ページ内に重なって混
在する場合に,第1の記憶手段に,イメージデータを白
/黒反転させ,それをビットマップ状のテキストデータ
/グラフィクスデータとの論理積処理により展開・記憶
し,また,第2の記憶手段にビットマップ状のテキスト
データ/グラフィクスデータを記憶し,上記2つの属性
の異なるデータを演算し,合成画像を出力することで,
複雑な像域分離処理を用いずに分離・処理が行えるの
で,処理効率が向上し,しかも属性が異なるデータが混
在しても鈍らずに文字部分がはっきりした良好な画像出
力が実現する。
【0013】また,請求項2に係る画像分離処理装置に
あっては,前記イメージデータを,前記データ反転手段
で反転されたビットマップデータとの論理積を行って多
値データとして出力するマスク手段を備え,前記マスク
手段で処理されたイメージデータを前記第1の記憶手段
に記憶するものである。離処理装置。
あっては,前記イメージデータを,前記データ反転手段
で反転されたビットマップデータとの論理積を行って多
値データとして出力するマスク手段を備え,前記マスク
手段で処理されたイメージデータを前記第1の記憶手段
に記憶するものである。離処理装置。
【0014】すなわち,マスク処理手段がデータ反転手
段で反転されたビットマップデータとの論理積を行い,
多値データとして出力されたイメージデータを第1の記
憶手段に記憶することにより,該第1の記憶手段に記憶
されるイメージデータに文字/グラフィクスが重なる部
分のデータが白あるいは黒に反転されるので,イメージ
上の文字/グラフィクスを簡易に分離処理することがで
き,しかも属性が異なるデータが混在しても鈍らずに文
字部分がはっきりした良好な画像出力が実現する。
段で反転されたビットマップデータとの論理積を行い,
多値データとして出力されたイメージデータを第1の記
憶手段に記憶することにより,該第1の記憶手段に記憶
されるイメージデータに文字/グラフィクスが重なる部
分のデータが白あるいは黒に反転されるので,イメージ
上の文字/グラフィクスを簡易に分離処理することがで
き,しかも属性が異なるデータが混在しても鈍らずに文
字部分がはっきりした良好な画像出力が実現する。
【0015】また,請求項3に係る画像分離処理装置に
あっては,前記ビットマップ状に展開されたテキストデ
ータ/グラフィクスデータのジャギー補正を行うジャギ
ー補正手段を備え,前記ジャギー補正後のデータを前記
第1の記憶手段に記憶するものである。
あっては,前記ビットマップ状に展開されたテキストデ
ータ/グラフィクスデータのジャギー補正を行うジャギ
ー補正手段を備え,前記ジャギー補正後のデータを前記
第1の記憶手段に記憶するものである。
【0016】すなわち,ビットマップ状に展開されたテ
キストデータ/グラフィクスデータをジャギー補正する
ことにより,文字やグラフィクスの斜め線や曲線部分に
生じるジャギー画像を補正し,イメージデータ上の文字
/グラフィクスを鈍らせず,文字部分がはっきりした良
好な画像出力が実現する。
キストデータ/グラフィクスデータをジャギー補正する
ことにより,文字やグラフィクスの斜め線や曲線部分に
生じるジャギー画像を補正し,イメージデータ上の文字
/グラフィクスを鈍らせず,文字部分がはっきりした良
好な画像出力が実現する。
【0017】また,請求項4に係る画像分離処理装置に
あっては,前記ビットマップ状に展開されたテキストデ
ータ/グラフィクスデータのジャギー補正を行うジャギ
ー補正手段と,前記データ反転手段で白/黒反転された
前記ジャギー補正後のデータをマスク処理するマスク処
理手段と,を備え,前記マスク処理手段で処理されたイ
メージデータを前記第1の記憶手段に記憶するものであ
る。
あっては,前記ビットマップ状に展開されたテキストデ
ータ/グラフィクスデータのジャギー補正を行うジャギ
ー補正手段と,前記データ反転手段で白/黒反転された
前記ジャギー補正後のデータをマスク処理するマスク処
理手段と,を備え,前記マスク処理手段で処理されたイ
メージデータを前記第1の記憶手段に記憶するものであ
る。
【0018】すなわち,ビットマップ状に展開されたテ
キストデータ/グラフィクスデータをジャギー補正する
ことにより,文字やグラフィクスの斜め線や曲線部分に
生じるジャギー画像が補正しつつ,白/黒に反転するこ
とにより,イメージデータ上の文字/グラフィクスを鈍
らせず,文字部分がはっきりした良好な画像出力が実現
する。
キストデータ/グラフィクスデータをジャギー補正する
ことにより,文字やグラフィクスの斜め線や曲線部分に
生じるジャギー画像が補正しつつ,白/黒に反転するこ
とにより,イメージデータ上の文字/グラフィクスを鈍
らせず,文字部分がはっきりした良好な画像出力が実現
する。
【0019】また,請求項5に係る画像分離処理装置に
あっては,前記ビットマップ状に展開されたテキストデ
ータ/グラフィクスデータの外側にmドット拡大するm
ドット拡大手段を備え,データ反転手段が前記mドット
拡大後のデータを白/黒反転するものである。
あっては,前記ビットマップ状に展開されたテキストデ
ータ/グラフィクスデータの外側にmドット拡大するm
ドット拡大手段を備え,データ反転手段が前記mドット
拡大後のデータを白/黒反転するものである。
【0020】すなわち,イメージデータ上に文字/グラ
フィクスデータが重なる場合に,文字/グラフィクスデ
ータと背景となるイメージデータとの境界部分にmドッ
ト分の白/黒のデータを挿入することにより,イメージ
上の文字/グラフィクスを簡易に分離することができ,
さらにイメージデータ上の文字/グラフィクスを鈍らせ
ず,文字部分がはっきりした良好な画像出力が実現す
る。
フィクスデータが重なる場合に,文字/グラフィクスデ
ータと背景となるイメージデータとの境界部分にmドッ
ト分の白/黒のデータを挿入することにより,イメージ
上の文字/グラフィクスを簡易に分離することができ,
さらにイメージデータ上の文字/グラフィクスを鈍らせ
ず,文字部分がはっきりした良好な画像出力が実現す
る。
【0021】また,請求項6に係る画像分離処理装置に
あっては,前記ビットマップ状に展開されたテキストデ
ータ/グラフィクスデータのジャギー補正を行うジャギ
ー補正手段と,前記ビットマップ状に展開されたテキス
トデータ/グラフィクスデータの外側にmドット拡大す
るmドット拡大手段と,を備え,前記データ反転手段
は,前記ジャギー補正手段により前記mドット拡大後の
データがジャギー補正された後,該データを白/黒反転
するものである。
あっては,前記ビットマップ状に展開されたテキストデ
ータ/グラフィクスデータのジャギー補正を行うジャギ
ー補正手段と,前記ビットマップ状に展開されたテキス
トデータ/グラフィクスデータの外側にmドット拡大す
るmドット拡大手段と,を備え,前記データ反転手段
は,前記ジャギー補正手段により前記mドット拡大後の
データがジャギー補正された後,該データを白/黒反転
するものである。
【0022】すなわち,イメージデータ上に文字/グラ
フィクスデータが重なる場合に,文字/グラフィクスデ
ータと背景となるイメージデータとの境界部分にmドッ
ト分の白/黒のデータを挿入し,その境界ラインの斜め
線や曲線に生じる階段状のジャギーを補正することによ
り,イメージ上の文字/グラフィクスを簡易に分離する
ことができ,さらにイメージデータ上の文字/グラフィ
クスを鈍らせず,ジャギーが補正され,よりはっきりし
た良好な画像出力が実現する。
フィクスデータが重なる場合に,文字/グラフィクスデ
ータと背景となるイメージデータとの境界部分にmドッ
ト分の白/黒のデータを挿入し,その境界ラインの斜め
線や曲線に生じる階段状のジャギーを補正することによ
り,イメージ上の文字/グラフィクスを簡易に分離する
ことができ,さらにイメージデータ上の文字/グラフィ
クスを鈍らせず,ジャギーが補正され,よりはっきりし
た良好な画像出力が実現する。
【0023】また,請求項7に係る画像分離処理装置に
あっては,前記テキストデータ/グラフィクスデータと
前記イメージデータとが重なっている場合,および前記
重なったデータが透過型である場合にのみ,前記反転処
理およびマスク処理を実行するものである。
あっては,前記テキストデータ/グラフィクスデータと
前記イメージデータとが重なっている場合,および前記
重なったデータが透過型である場合にのみ,前記反転処
理およびマスク処理を実行するものである。
【0024】すなわち,イメージと重なる文字/グラフ
ィクスの背景が透過である場合にのみ,本発明の分離画
像処理を実行することで,無駄な処理を回避させ,処理
効率を向上させる。
ィクスの背景が透過である場合にのみ,本発明の分離画
像処理を実行することで,無駄な処理を回避させ,処理
効率を向上させる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下,本発明の画像分離処理装置
について添付図面を参照し,詳細に説明する。
について添付図面を参照し,詳細に説明する。
【0026】〔実施の形態1〕 (実施の形態1の構成)図1は,実施の形態1に係る画
像分離処理装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて,101はパーソナルコンピュータあるいはワーク
ステーションなどのホストコンピュータ(以下,ホスト
という),102はホスト101から送られてくるイメ
ージデータに疑似中間調処理として誤差拡散処理を実行
する誤差拡散処理部,103はホスト101から送られ
てくるイメージデータをビットマップデータに展開する
ビットマップデータ展開手段としてのビットマップデー
タ展開部,104はビットマップ状のデータを反転出力
するデータ反転手段としてのデータ反転部,105はビ
ットマップ状のデータを記憶するビットマップメモリ
(1),106は誤差拡散処理されたイメージデータに
対し,マスク処理を行うマスク処理手段としてのマスク
処理部である。
像分離処理装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて,101はパーソナルコンピュータあるいはワーク
ステーションなどのホストコンピュータ(以下,ホスト
という),102はホスト101から送られてくるイメ
ージデータに疑似中間調処理として誤差拡散処理を実行
する誤差拡散処理部,103はホスト101から送られ
てくるイメージデータをビットマップデータに展開する
ビットマップデータ展開手段としてのビットマップデー
タ展開部,104はビットマップ状のデータを反転出力
するデータ反転手段としてのデータ反転部,105はビ
ットマップ状のデータを記憶するビットマップメモリ
(1),106は誤差拡散処理されたイメージデータに
対し,マスク処理を行うマスク処理手段としてのマスク
処理部である。
【0027】また,107はマスク処理後のイメージデ
ータを記憶する第1の記憶手段としてのイメージデータ
用メモリ,108はイメージ情報とデータ反転部104
による反転出力データを記憶するビットマップメモリ
(2),109はテキスト・グフィククスデータを記憶
する第2の記憶手段としてのテキスト・グフィククス用
メモリ,110はイメージデータ用メモリ107とテキ
スト・グフィククス用メモリ109とに記憶された画像
の合成演算し,出力する演算・出力手段としての演算・
出力部である。
ータを記憶する第1の記憶手段としてのイメージデータ
用メモリ,108はイメージ情報とデータ反転部104
による反転出力データを記憶するビットマップメモリ
(2),109はテキスト・グフィククスデータを記憶
する第2の記憶手段としてのテキスト・グフィククス用
メモリ,110はイメージデータ用メモリ107とテキ
スト・グフィククス用メモリ109とに記憶された画像
の合成演算し,出力する演算・出力手段としての演算・
出力部である。
【0028】図2は,図1におけるマスク処理部106
の構成を示す回路図であり,テキスト・グラフィクス反
転データとイメージデータとの論理積を出力するAND
回路201で構成されている。図3は,図1における演
算・出力部110の構成を示す回路図であり,テキスト
・グラフィクス用メモリデータイメージ用メモリデータ
との論理和を出力するOR回路301で構成されてい
る。図4は,図1におけるデータ反転部104の構成を
示す回路図であり,ビットマップデータの反転出力を行
うNOT回路401で構成されている。
の構成を示す回路図であり,テキスト・グラフィクス反
転データとイメージデータとの論理積を出力するAND
回路201で構成されている。図3は,図1における演
算・出力部110の構成を示す回路図であり,テキスト
・グラフィクス用メモリデータイメージ用メモリデータ
との論理和を出力するOR回路301で構成されてい
る。図4は,図1におけるデータ反転部104の構成を
示す回路図であり,ビットマップデータの反転出力を行
うNOT回路401で構成されている。
【0029】(実施の形態1の動作)次に,以上のよう
に構成された画像分離処理装置の動作について説明す
る。ホスト101から送信されたイメージデータは,誤
差拡散などの疑似中間調処理が施された後に圧縮され,
バッファ(図示せず)に一時的に記憶される。同様にホ
スト101から送信されてき文字およびグラフィクスデ
ータはビットマップデータ展開部103によりビットマ
ップデータに展開され,ビットマップメモリ108に記
憶される。
に構成された画像分離処理装置の動作について説明す
る。ホスト101から送信されたイメージデータは,誤
差拡散などの疑似中間調処理が施された後に圧縮され,
バッファ(図示せず)に一時的に記憶される。同様にホ
スト101から送信されてき文字およびグラフィクスデ
ータはビットマップデータ展開部103によりビットマ
ップデータに展開され,ビットマップメモリ108に記
憶される。
【0030】一方,データ反転部104はビットマップ
データ展開部103で展開されたビットマップデータを
白黒反転する。さらに該反転データをビットマップメモ
リ105に記憶し,誤差拡散処理されたイメージデータ
に対してマスクをかけ,そのマスク処理後のデータをイ
メージデータ用メモリ107に記憶する。したがって,
イメージデータ用メモリ107内のイメージデータは,
文字あるいはグラフィクス部分が黒であれば,文字ある
いはグラフィクス部分の形に白くマスクされた状態で記
憶される。
データ展開部103で展開されたビットマップデータを
白黒反転する。さらに該反転データをビットマップメモ
リ105に記憶し,誤差拡散処理されたイメージデータ
に対してマスクをかけ,そのマスク処理後のデータをイ
メージデータ用メモリ107に記憶する。したがって,
イメージデータ用メモリ107内のイメージデータは,
文字あるいはグラフィクス部分が黒であれば,文字ある
いはグラフィクス部分の形に白くマスクされた状態で記
憶される。
【0031】また,ビットマップメモリ108に記憶さ
れた通常の文字あるいはグラフィクスデータは,そのま
まテキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶され
る。次いで,上記の文字あるいはグラフィクス部がマス
ク処理されたイメージデータ用メモリ107内のイメー
ジデータと,テキスト・グラフィクス用メモリ109に
記憶されたテキストあるいはグラフィクスのデータと
が,演算・出力部110により演算され,イメージおよ
び文字・グラフィクスの混在した画像が出力される。
れた通常の文字あるいはグラフィクスデータは,そのま
まテキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶され
る。次いで,上記の文字あるいはグラフィクス部がマス
ク処理されたイメージデータ用メモリ107内のイメー
ジデータと,テキスト・グラフィクス用メモリ109に
記憶されたテキストあるいはグラフィクスのデータと
が,演算・出力部110により演算され,イメージおよ
び文字・グラフィクスの混在した画像が出力される。
【0032】次に,上記動作を具体的な画像例で説明す
る。図10は,実施の形態1に係る具体的な画像処理例
を示す説明図であり,イメージデータとテキストデータ
とが重なった場合を例にとっている。まず,テキスト,
グラフィクス,イメージ等の分離を行う()。ホスト
101から送信されたテキストデータは,ビットマップ
状に展開され(),テキスト用の2値メモリ,すなわ
ちビットマップメモリ108に記憶される()。同時
に,上記展開されたビットマップデータは白黒反転した
情報を別のテキスト用のビットマップメモリ105に記
憶される()。
る。図10は,実施の形態1に係る具体的な画像処理例
を示す説明図であり,イメージデータとテキストデータ
とが重なった場合を例にとっている。まず,テキスト,
グラフィクス,イメージ等の分離を行う()。ホスト
101から送信されたテキストデータは,ビットマップ
状に展開され(),テキスト用の2値メモリ,すなわ
ちビットマップメモリ108に記憶される()。同時
に,上記展開されたビットマップデータは白黒反転した
情報を別のテキスト用のビットマップメモリ105に記
憶される()。
【0033】一方で,ホスト101からのイメージデー
タは,圧縮あるいは誤差拡散などの処理が施された後,
上記の記憶された反転データにマスクされ(),イメ
ージデータ用メモリ107に記憶される。そして,この
マスク済のイメージデータとビットマップメモリ108
に記憶されているテキストデータと演算を演算し,最終
的な画像()を得る。
タは,圧縮あるいは誤差拡散などの処理が施された後,
上記の記憶された反転データにマスクされ(),イメ
ージデータ用メモリ107に記憶される。そして,この
マスク済のイメージデータとビットマップメモリ108
に記憶されているテキストデータと演算を演算し,最終
的な画像()を得る。
【0034】〔実施の形態2〕 (実施の形態2の構成)図5は,実施の形態2に係る画
像分離処理装置の構成を示すブロック図である。この実
施の形態2の装置は,前述の図1の構成に対し,ビット
マップデータ展開部103とビットマップ用メモリ10
8との間にジャギー補正を行うためのジャギー補正手段
としてのジャギー補正部501を設けている。したがっ
て,他の構成要素およびその機能は実施の形態1と同様
であるため,図1と同一符号を付し,その説明は省略す
る。
像分離処理装置の構成を示すブロック図である。この実
施の形態2の装置は,前述の図1の構成に対し,ビット
マップデータ展開部103とビットマップ用メモリ10
8との間にジャギー補正を行うためのジャギー補正手段
としてのジャギー補正部501を設けている。したがっ
て,他の構成要素およびその機能は実施の形態1と同様
であるため,図1と同一符号を付し,その説明は省略す
る。
【0035】(実施の形態2の動作)次に,以上のよう
に構成された画像分離処理装置の動作について説明す
る。まず,実施の形態1と同様にホスト101から送信
されたイメージデータは,誤差拡散などの疑似中間調処
理が施された後に圧縮され,バッファ(図示せず)に一
時的に記憶される。同様にホスト101から送信されて
き文字およびグラフィクスデータはビットマップデータ
展開部103によりビットマップデータに展開され,デ
ータのエッジ部分がジャギー補正部501によりジャギ
ー補正された後,ビットマップメモリ108に記憶され
る。なお,ジャギー補正は,平滑処理やパターンマッチ
ングによる処理を用いて行う。
に構成された画像分離処理装置の動作について説明す
る。まず,実施の形態1と同様にホスト101から送信
されたイメージデータは,誤差拡散などの疑似中間調処
理が施された後に圧縮され,バッファ(図示せず)に一
時的に記憶される。同様にホスト101から送信されて
き文字およびグラフィクスデータはビットマップデータ
展開部103によりビットマップデータに展開され,デ
ータのエッジ部分がジャギー補正部501によりジャギ
ー補正された後,ビットマップメモリ108に記憶され
る。なお,ジャギー補正は,平滑処理やパターンマッチ
ングによる処理を用いて行う。
【0036】一方,データ反転部104はビットマップ
データ展開部103で展開されたビットマップデータを
白黒反転する。さらに該反転データをビットマップメモ
リ105に記憶し,誤差拡散処理されたイメージデータ
に対してマスクをかけ,そのマスク処理後のデータをイ
メージデータ用メモリ107に記憶する。したがって,
イメージデータ用メモリ107内のイメージデータは,
文字あるいはグラフィクス部分が黒であれば,文字ある
いはグラフィクス部分の形に白くマスクされた状態で記
憶される。
データ展開部103で展開されたビットマップデータを
白黒反転する。さらに該反転データをビットマップメモ
リ105に記憶し,誤差拡散処理されたイメージデータ
に対してマスクをかけ,そのマスク処理後のデータをイ
メージデータ用メモリ107に記憶する。したがって,
イメージデータ用メモリ107内のイメージデータは,
文字あるいはグラフィクス部分が黒であれば,文字ある
いはグラフィクス部分の形に白くマスクされた状態で記
憶される。
【0037】また,ビットマップメモリ108に記憶さ
れた通常の文字あるいはグラフィクスデータは,そのま
まテキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶され
る。次いで,上記の文字あるいはグラフィクス部がマス
クされたイメージデータ用メモリ107内のイメージデ
ータと,テキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶
されたテキストあるいはグラフィクスのデータとが,演
算・出力部110により演算され,イメージおよび文字
・グラフィクスの混在した画像が出力される。
れた通常の文字あるいはグラフィクスデータは,そのま
まテキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶され
る。次いで,上記の文字あるいはグラフィクス部がマス
クされたイメージデータ用メモリ107内のイメージデ
ータと,テキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶
されたテキストあるいはグラフィクスのデータとが,演
算・出力部110により演算され,イメージおよび文字
・グラフィクスの混在した画像が出力される。
【0038】〔実施の形態3〕 (実施の形態3の構成)図6は,実施の形態3に係る画
像分離処理装置の構成を示すブロック図である。この実
施の形態3の装置は,前述の図5の構成に対し,ジャギ
ー補正部501で処理されたデータをデータ反転部10
4に入力するように構成されている。したがって,他の
構成要素およびその機能は実施の形態2と同様であるた
め,図5と同一符号を付し,その説明は省略する。
像分離処理装置の構成を示すブロック図である。この実
施の形態3の装置は,前述の図5の構成に対し,ジャギ
ー補正部501で処理されたデータをデータ反転部10
4に入力するように構成されている。したがって,他の
構成要素およびその機能は実施の形態2と同様であるた
め,図5と同一符号を付し,その説明は省略する。
【0039】(実施の形態3の動作)次に,以上のよう
に構成された画像分離処理装置の動作について説明す
る。まず,実施の形態2と同様にホスト101から送信
されたイメージデータは,誤差拡散などの疑似中間調処
理が施された後に圧縮され,バッファ(図示せず)に一
時的に記憶される。同様にホスト101から送信されて
き文字およびグラフィクスデータはビットマップデータ
展開部103によりビットマップデータに展開され,デ
ータのエッジ部分がジャギー補正部501によりジャギ
ー補正された後,ビットマップメモリ108に記憶され
る。なお,ジャギー補正は,平滑処理やパターンマッチ
ングによる処理を用いて行う。
に構成された画像分離処理装置の動作について説明す
る。まず,実施の形態2と同様にホスト101から送信
されたイメージデータは,誤差拡散などの疑似中間調処
理が施された後に圧縮され,バッファ(図示せず)に一
時的に記憶される。同様にホスト101から送信されて
き文字およびグラフィクスデータはビットマップデータ
展開部103によりビットマップデータに展開され,デ
ータのエッジ部分がジャギー補正部501によりジャギ
ー補正された後,ビットマップメモリ108に記憶され
る。なお,ジャギー補正は,平滑処理やパターンマッチ
ングによる処理を用いて行う。
【0040】一方,上記ジャギー補正された文字データ
の白黒をデータ反転部104で反転する。さらに該反転
データをビットマップメモリ105に記憶し,誤差拡散
処理されたイメージデータに対してマスクをかけ,その
マスク処理後のデータをイメージデータ用メモリ107
に記憶する。したがって,イメージデータ用メモリ10
7内のイメージデータは,文字あるいはグラフィクス部
分が黒であれば,文字あるいはグラフィクス部分の形に
白くマスクされた状態で記憶される。
の白黒をデータ反転部104で反転する。さらに該反転
データをビットマップメモリ105に記憶し,誤差拡散
処理されたイメージデータに対してマスクをかけ,その
マスク処理後のデータをイメージデータ用メモリ107
に記憶する。したがって,イメージデータ用メモリ10
7内のイメージデータは,文字あるいはグラフィクス部
分が黒であれば,文字あるいはグラフィクス部分の形に
白くマスクされた状態で記憶される。
【0041】また,ビットマップメモリ108に記憶さ
れた通常の文字あるいはグラフィクスデータは,そのま
まテキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶され
る。次いで,上記の文字あるいはグラフィクス部がマス
クされたイメージデータ用メモリ107内のイメージデ
ータと,テキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶
されたテキストあるいはグラフィクスのデータとが,演
算・出力部110により演算され,イメージおよび文字
・グラフィクスの混在した画像を出力する。この場合,
文字データの反転をジュギー補正後に行っているので,
イメージ上にマスクした部分のエッジも滑らかとなる。
れた通常の文字あるいはグラフィクスデータは,そのま
まテキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶され
る。次いで,上記の文字あるいはグラフィクス部がマス
クされたイメージデータ用メモリ107内のイメージデ
ータと,テキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶
されたテキストあるいはグラフィクスのデータとが,演
算・出力部110により演算され,イメージおよび文字
・グラフィクスの混在した画像を出力する。この場合,
文字データの反転をジュギー補正後に行っているので,
イメージ上にマスクした部分のエッジも滑らかとなる。
【0042】次に,上記実施の形態2および実施の形態
3の動作を具体的な画像例で説明する。図11は,実施
の形態2および3に係る具体的な画像処理例を示す説明
図であり,イメージデータとテキストデータとが重なっ
た場合を例にとっている。まず,テキスト,グラフィク
ス,イメージ等の分離を行う()。ホスト101から
送信されたテキストデータは,ビットマップ状に展開さ
れ(),上記ビットマップデータを用いてエッジ部の
階段状のジャギーが補正される()。該補正されたテ
キストデータは文字としてビットマップメモリ108に
記憶され(),一方で反転データをビットマップデー
タ105に記憶する()。ここでは,ジャギー補正後
のデータを反転させているため,反転データのエッジ部
も滑らかな画像となる。
3の動作を具体的な画像例で説明する。図11は,実施
の形態2および3に係る具体的な画像処理例を示す説明
図であり,イメージデータとテキストデータとが重なっ
た場合を例にとっている。まず,テキスト,グラフィク
ス,イメージ等の分離を行う()。ホスト101から
送信されたテキストデータは,ビットマップ状に展開さ
れ(),上記ビットマップデータを用いてエッジ部の
階段状のジャギーが補正される()。該補正されたテ
キストデータは文字としてビットマップメモリ108に
記憶され(),一方で反転データをビットマップデー
タ105に記憶する()。ここでは,ジャギー補正後
のデータを反転させているため,反転データのエッジ部
も滑らかな画像となる。
【0043】したがって,イメージデータ上に反転デー
タでマスクしたとき,マスクされて白く抜けたデータ部
のエッジも滑らかな画像となる(a)。この場合,イメ
ージデータとテキストデータを合成し(),その結
果,得られる画像の文字部とイメージ部の境界が共に滑
らかになるので,良好な画像品質となる。
タでマスクしたとき,マスクされて白く抜けたデータ部
のエッジも滑らかな画像となる(a)。この場合,イメ
ージデータとテキストデータを合成し(),その結
果,得られる画像の文字部とイメージ部の境界が共に滑
らかになるので,良好な画像品質となる。
【0044】〔実施の形態4〕 (実施の形態4の構成)図7は,実施の形態4に係る画
像分離処理装置の構成を示すブロック図である。この実
施の形態4の装置は,前述の図6の構成に対し,ビット
マップデータ展開部103とデータ反転部104との間
に,反転前のデータのアウトラインよりも外側にmドッ
ト拡大するためのmドット拡大手段としてのmdot拡
大部701を設けた構成となっている。したがって,他
の構成要素およびその機能は実施の形態2と同様である
ため,図6と同一符号を付し,その説明は省略する。
像分離処理装置の構成を示すブロック図である。この実
施の形態4の装置は,前述の図6の構成に対し,ビット
マップデータ展開部103とデータ反転部104との間
に,反転前のデータのアウトラインよりも外側にmドッ
ト拡大するためのmドット拡大手段としてのmdot拡
大部701を設けた構成となっている。したがって,他
の構成要素およびその機能は実施の形態2と同様である
ため,図6と同一符号を付し,その説明は省略する。
【0045】(実施の形態4の動作)次に,以上のよう
に構成された画像分離処理装置の動作について説明す
る。まず,ホスト101から送信されたイメージデータ
は,誤差拡散などの疑似中間調処理が施された後に圧縮
され,バッファ(図示せず)に一時的に記憶される。同
様にホスト101から送信されてき文字およびグラフィ
クスデータはビットマップデータ展開部103によりビ
ットマップデータに展開され,データのエッジ部分がジ
ャギー補正部501によりジャギー補正された後,ビッ
トマップメモリ108に記憶される。なお,ジャギー補
正は,平滑処理やパターンマッチングによる処理を用い
て行う。
に構成された画像分離処理装置の動作について説明す
る。まず,ホスト101から送信されたイメージデータ
は,誤差拡散などの疑似中間調処理が施された後に圧縮
され,バッファ(図示せず)に一時的に記憶される。同
様にホスト101から送信されてき文字およびグラフィ
クスデータはビットマップデータ展開部103によりビ
ットマップデータに展開され,データのエッジ部分がジ
ャギー補正部501によりジャギー補正された後,ビッ
トマップメモリ108に記憶される。なお,ジャギー補
正は,平滑処理やパターンマッチングによる処理を用い
て行う。
【0046】一方,ビットマップデータ展開部103で
展開されたビットマップデータは,mdot拡大部70
1により外側にmドット拡大され,さらにデータ反転部
104により白黒反転する。さらに該反転データをビッ
トマップメモリ105に記憶し,誤差拡散処理されたイ
メージデータに対してマスクをかけ,そのマスク処理後
のデータをイメージデータ用メモリ107に記憶する。
したがって,イメージデータ用メモリ107内のイメー
ジデータは,文字あるいはグラフィクス部分が黒であれ
ば,文字あるいはグラフィクス部分の形に白くマスクさ
れた状態で記憶される。
展開されたビットマップデータは,mdot拡大部70
1により外側にmドット拡大され,さらにデータ反転部
104により白黒反転する。さらに該反転データをビッ
トマップメモリ105に記憶し,誤差拡散処理されたイ
メージデータに対してマスクをかけ,そのマスク処理後
のデータをイメージデータ用メモリ107に記憶する。
したがって,イメージデータ用メモリ107内のイメー
ジデータは,文字あるいはグラフィクス部分が黒であれ
ば,文字あるいはグラフィクス部分の形に白くマスクさ
れた状態で記憶される。
【0047】また,ビットマップメモリ108に記憶さ
れた通常の文字あるいはグラフィクスデータは,そのま
まテキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶され
る。次いで,上記の文字あるいはグラフィクス部がマス
クされたイメージデータ用メモリ107内のイメージデ
ータと,テキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶
されたテキストあるいはグラフィクスのデータとが,演
算・出力部110により演算され,イメージおよび文字
・グラフィクスの混在した画像が出力される。
れた通常の文字あるいはグラフィクスデータは,そのま
まテキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶され
る。次いで,上記の文字あるいはグラフィクス部がマス
クされたイメージデータ用メモリ107内のイメージデ
ータと,テキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶
されたテキストあるいはグラフィクスのデータとが,演
算・出力部110により演算され,イメージおよび文字
・グラフィクスの混在した画像が出力される。
【0048】このように,反転データは,mドットの拡
大後に作成されるため,実際のテキストデータよりmド
ット大きくなる。そのため,演算・出力部110で両方
のデータが合成されると,文字と背景のイメージとの間
にmドットの白い境界ラインが形成され,エッジを明確
にすることができる。
大後に作成されるため,実際のテキストデータよりmド
ット大きくなる。そのため,演算・出力部110で両方
のデータが合成されると,文字と背景のイメージとの間
にmドットの白い境界ラインが形成され,エッジを明確
にすることができる。
【0049】〔実施の形態5〕 (実施の形態5の構成)図8は,実施の形態5に係る画
像分離処理装置の構成を示すブロック図である。この実
施の形態5の装置は,前述の図7の構成に対し,mdo
t拡大部701による処理データをジャギー補正部50
1に与える構成となっている。したがって,他の構成要
素およびその機能は実施の形態2と同様であるため,図
7と同一符号を付し,その説明は省略する。
像分離処理装置の構成を示すブロック図である。この実
施の形態5の装置は,前述の図7の構成に対し,mdo
t拡大部701による処理データをジャギー補正部50
1に与える構成となっている。したがって,他の構成要
素およびその機能は実施の形態2と同様であるため,図
7と同一符号を付し,その説明は省略する。
【0050】(実施の形態5の動作)次に,以上のよう
に構成された画像分離処理装置の動作について説明す
る。まず,ホスト101から送信されたイメージデータ
は,誤差拡散などの疑似中間調処理が施された後に圧縮
され,バッファ(図示せず)に一時的に記憶される。同
様にホスト101から送信されてき文字およびグラフィ
クスデータはビットマップデータ展開部103によりビ
ットマップデータに展開され,データのエッジ部分がジ
ャギー補正部501によりジャギー補正された後,ビッ
トマップメモリ108に記憶される。なお,ジャギー補
正は,平滑処理やパターンマッチングによる処理を用い
て行う。
に構成された画像分離処理装置の動作について説明す
る。まず,ホスト101から送信されたイメージデータ
は,誤差拡散などの疑似中間調処理が施された後に圧縮
され,バッファ(図示せず)に一時的に記憶される。同
様にホスト101から送信されてき文字およびグラフィ
クスデータはビットマップデータ展開部103によりビ
ットマップデータに展開され,データのエッジ部分がジ
ャギー補正部501によりジャギー補正された後,ビッ
トマップメモリ108に記憶される。なお,ジャギー補
正は,平滑処理やパターンマッチングによる処理を用い
て行う。
【0051】一方,上記ジャギー補正されたビットマッ
プデータは,mdot拡大部701により外側にmドッ
ト拡大され,さらにデータ反転部104により白黒反転
される。さらに該反転データをビットマップメモリ10
5に記憶し,誤差拡散処理されたイメージデータに対し
てマスクをかけ,そのマスク処理後のデータをイメージ
データ用メモリ107に記憶する。したがって,イメー
ジデータ用メモリ107内のイメージデータは,文字あ
るいはグラフィクス部分が黒であれば,文字あるいはグ
ラフィクス部分の形に白くマスクされた状態で記憶され
る。
プデータは,mdot拡大部701により外側にmドッ
ト拡大され,さらにデータ反転部104により白黒反転
される。さらに該反転データをビットマップメモリ10
5に記憶し,誤差拡散処理されたイメージデータに対し
てマスクをかけ,そのマスク処理後のデータをイメージ
データ用メモリ107に記憶する。したがって,イメー
ジデータ用メモリ107内のイメージデータは,文字あ
るいはグラフィクス部分が黒であれば,文字あるいはグ
ラフィクス部分の形に白くマスクされた状態で記憶され
る。
【0052】また,ビットマップメモリ108に記憶さ
れた通常の文字あるいはグラフィクスデータは,そのま
まテキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶され
る。次いで,上記の文字あるいはグラフィクス部がマス
クされたイメージデータ用メモリ107内のイメージデ
ータと,テキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶
されたテキストあるいはグラフィクスのデータとが,演
算・出力部110により演算され,イメージおよび文字
・グラフィクスの混在した画像を出力する。
れた通常の文字あるいはグラフィクスデータは,そのま
まテキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶され
る。次いで,上記の文字あるいはグラフィクス部がマス
クされたイメージデータ用メモリ107内のイメージデ
ータと,テキスト・グラフィクス用メモリ109に記憶
されたテキストあるいはグラフィクスのデータとが,演
算・出力部110により演算され,イメージおよび文字
・グラフィクスの混在した画像を出力する。
【0053】このように,反転データは,mドットの拡
大後に作成されるため,実際のテキストデータよりmド
ット大きくなる。そのため,演算・出力部110で両方
のデータが合成されると,文字と背景のイメージとの間
にmドットの白い境界ラインが形成され,エッジを明確
にすることができる。さらに,ここでは拡大した後のデ
ータとエッジ部をジャギー補正し,反転しているので,
最終的得られる画像の文字とイメージとの境界部分も滑
らかになり,画像の高品質化が実現する。
大後に作成されるため,実際のテキストデータよりmド
ット大きくなる。そのため,演算・出力部110で両方
のデータが合成されると,文字と背景のイメージとの間
にmドットの白い境界ラインが形成され,エッジを明確
にすることができる。さらに,ここでは拡大した後のデ
ータとエッジ部をジャギー補正し,反転しているので,
最終的得られる画像の文字とイメージとの境界部分も滑
らかになり,画像の高品質化が実現する。
【0054】次に,上記実施の形態4および実施の形態
5の動作を具体的な画像例で説明する。図12は,実施
の形態4および5に係る具体的な画像処理例を示す説明
図であり,イメージデータとテキストデータとが重なっ
た場合を例にとっている。まず,テキスト,グラフィク
ス,イメージ等の分離を行う()。ホスト101から
送信されたテキストデータは,ビットマップ状に展開さ
れ(),上記ビットマップデータを用いてエッジ部の
階段状のジャギーが補正される()。該補正されたテ
キストデータは文字としてビットマップメモリ108に
記憶され(),一方,ビットマップ状のデータは,こ
の例では1ドット拡大され(),拡大された文字のア
ウトラインに対してジャギー補正がなされ(),これ
を別のビットマップデータ105上に反転データとして
記憶する()。ここでは,1ドット拡大した後にジャ
ギー補正を行ったデータを反転させているため,反転デ
ータのエッジ部も滑らかな画像となる。
5の動作を具体的な画像例で説明する。図12は,実施
の形態4および5に係る具体的な画像処理例を示す説明
図であり,イメージデータとテキストデータとが重なっ
た場合を例にとっている。まず,テキスト,グラフィク
ス,イメージ等の分離を行う()。ホスト101から
送信されたテキストデータは,ビットマップ状に展開さ
れ(),上記ビットマップデータを用いてエッジ部の
階段状のジャギーが補正される()。該補正されたテ
キストデータは文字としてビットマップメモリ108に
記憶され(),一方,ビットマップ状のデータは,こ
の例では1ドット拡大され(),拡大された文字のア
ウトラインに対してジャギー補正がなされ(),これ
を別のビットマップデータ105上に反転データとして
記憶する()。ここでは,1ドット拡大した後にジャ
ギー補正を行ったデータを反転させているため,反転デ
ータのエッジ部も滑らかな画像となる。
【0055】したがって,イメージデータ上に反転デー
タでマスクしたとき,マスクされて白く抜けたデータ部
のエッジも滑らかな画像となる(c)。この場合,イメ
ージデータとテキストデータを合成し(),その結
果,得られる画像は文字とイメージの境界部分に文字と
背景のイメージ部分を分離する1ドットの境界ラインが
滑らかになるので,良好な画像品質となる。
タでマスクしたとき,マスクされて白く抜けたデータ部
のエッジも滑らかな画像となる(c)。この場合,イメ
ージデータとテキストデータを合成し(),その結
果,得られる画像は文字とイメージの境界部分に文字と
背景のイメージ部分を分離する1ドットの境界ラインが
滑らかになるので,良好な画像品質となる。
【0056】〔実施の形態6〕この実施の形態6では,
ホスト101から送信されるテキストあるいはグラフィ
クス情報とイメージ情報とが重なっていないとき,ある
いはテキストまたはグラフィクス情報とイメージ情報と
が重なっていても非透過である場合には,テキスト,グ
ラフィクスのビットマップデータの反転,およびイメー
ジ情報へのマスク処理を実行しない例について説明す
る。
ホスト101から送信されるテキストあるいはグラフィ
クス情報とイメージ情報とが重なっていないとき,ある
いはテキストまたはグラフィクス情報とイメージ情報と
が重なっていても非透過である場合には,テキスト,グ
ラフィクスのビットマップデータの反転,およびイメー
ジ情報へのマスク処理を実行しない例について説明す
る。
【0057】図9は,実施の形態6に係る動作処理例を
示すフローチャートである。まず,データが重なってい
るか否かを判断する(S901)。ここで,データが重
なっていると判断すると,さらに重なったデータが透過
型であるか否かを判断する(S902)。そして,重な
ったデータが透過型であると判断した場合,文字グラフ
ィクスデータの反転およびマスク処理を実行する(S9
03)。
示すフローチャートである。まず,データが重なってい
るか否かを判断する(S901)。ここで,データが重
なっていると判断すると,さらに重なったデータが透過
型であるか否かを判断する(S902)。そして,重な
ったデータが透過型であると判断した場合,文字グラフ
ィクスデータの反転およびマスク処理を実行する(S9
03)。
【0058】一方,上記ステップS901でデータが重
なっていないと判断した場合,あるいは上記ステップS
902で重なったデータが透過型ではないと判断した場
合には,文字グラフィクスデータの反転およびマスク処
理を実行せずに(S903),この処理を終了する。
なっていないと判断した場合,あるいは上記ステップS
902で重なったデータが透過型ではないと判断した場
合には,文字グラフィクスデータの反転およびマスク処
理を実行せずに(S903),この処理を終了する。
【0059】したがって,本発明の処理を,イメージデ
ータと文字あるいはグラフィクスデータが重なっている
場合,および重なったデータが透過型のデータである場
合にのみ実行することにより,無駄な処理を回避するこ
とができ,この場合における処理速度が向上する。
ータと文字あるいはグラフィクスデータが重なっている
場合,および重なったデータが透過型のデータである場
合にのみ実行することにより,無駄な処理を回避するこ
とができ,この場合における処理速度が向上する。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係る画像
分離処理装置(請求項1)によれば,イメージデータと
テキストデータ/グラフィクスデータとが同一ページ内
に重なって混在する場合に,第1の記憶手段に,イメー
ジデータを白/黒反転させ,それをビットマップ状のテ
キストデータ/グラフィクスデータとの論理積処理によ
り展開・記憶し,また,第2の記憶手段にビットマップ
状のテキストデータ/グラフィクスデータを記憶し,上
記2つの属性の異なるデータを演算し,合成画像を出力
するため,複雑な像域分離処理を行なうことなく分離・
処理が行え,しかもその処理も比較的簡単なために処理
効率が向上し,さらに属性が異なるデータが混在しても
鈍らずに文字部分がはっきりした良好な画像出力が実現
する。
分離処理装置(請求項1)によれば,イメージデータと
テキストデータ/グラフィクスデータとが同一ページ内
に重なって混在する場合に,第1の記憶手段に,イメー
ジデータを白/黒反転させ,それをビットマップ状のテ
キストデータ/グラフィクスデータとの論理積処理によ
り展開・記憶し,また,第2の記憶手段にビットマップ
状のテキストデータ/グラフィクスデータを記憶し,上
記2つの属性の異なるデータを演算し,合成画像を出力
するため,複雑な像域分離処理を行なうことなく分離・
処理が行え,しかもその処理も比較的簡単なために処理
効率が向上し,さらに属性が異なるデータが混在しても
鈍らずに文字部分がはっきりした良好な画像出力が実現
する。
【0061】また,本発明に係る画像分離処理装置(請
求項2)によれば,マスク処理手段がデータ反転手段で
反転されたビットマップデータとの論理積を行い,多値
データとして出力されたイメージデータを第1の記憶手
段に記憶することにより,該第1の記憶手段に記憶され
るイメージデータに文字/グラフィクスが重なる部分の
データが白あるいは黒に反転されるため,イメージ上の
文字/グラフィクスを簡易に分離処理することができ,
しかも属性が異なるデータが混在しても鈍らずに文字部
分がはっきりした良好な画像出力が実現する。
求項2)によれば,マスク処理手段がデータ反転手段で
反転されたビットマップデータとの論理積を行い,多値
データとして出力されたイメージデータを第1の記憶手
段に記憶することにより,該第1の記憶手段に記憶され
るイメージデータに文字/グラフィクスが重なる部分の
データが白あるいは黒に反転されるため,イメージ上の
文字/グラフィクスを簡易に分離処理することができ,
しかも属性が異なるデータが混在しても鈍らずに文字部
分がはっきりした良好な画像出力が実現する。
【0062】また,本発明に係る画像分離処理装置(請
求項3)によれば,ビットマップ状に展開されたテキス
トデータ/グラフィクスデータをジャギー補正するた
め,文字やグラフィクスの斜め線や曲線部分に生じるジ
ャギー画像を補正し,イメージデータ上の文字/グラフ
ィクスを鈍らせず,文字部分がはっきりした良好な画像
出力が実現する。
求項3)によれば,ビットマップ状に展開されたテキス
トデータ/グラフィクスデータをジャギー補正するた
め,文字やグラフィクスの斜め線や曲線部分に生じるジ
ャギー画像を補正し,イメージデータ上の文字/グラフ
ィクスを鈍らせず,文字部分がはっきりした良好な画像
出力が実現する。
【0063】また,本発明に係る画像分離処理装置(請
求項4)によれば,ビットマップ状に展開されたテキス
トデータ/グラフィクスデータをジャギー補正するた
め,文字やグラフィクスの斜め線や曲線部分に生じるジ
ャギー画像が補正しつつ,白/黒に反転することによ
り,イメージデータ上の文字/グラフィクスを鈍らせ
ず,文字部分がはっきりした良好な画像出力が実現す
る。
求項4)によれば,ビットマップ状に展開されたテキス
トデータ/グラフィクスデータをジャギー補正するた
め,文字やグラフィクスの斜め線や曲線部分に生じるジ
ャギー画像が補正しつつ,白/黒に反転することによ
り,イメージデータ上の文字/グラフィクスを鈍らせ
ず,文字部分がはっきりした良好な画像出力が実現す
る。
【0064】また,本発明に係る画像分離処理装置(請
求項5)によれば,イメージデータ上に文字/グラフィ
クスデータが重なる場合に,文字/グラフィクスデータ
と背景となるイメージデータとの境界部分にmドット分
の白/黒のデータを挿入するため,イメージ上の文字/
グラフィクスを簡易に分離することができ,さらにイメ
ージデータ上の文字/グラフィクスを鈍らせず,文字部
分がはっきりした良好な画像出力が実現する。
求項5)によれば,イメージデータ上に文字/グラフィ
クスデータが重なる場合に,文字/グラフィクスデータ
と背景となるイメージデータとの境界部分にmドット分
の白/黒のデータを挿入するため,イメージ上の文字/
グラフィクスを簡易に分離することができ,さらにイメ
ージデータ上の文字/グラフィクスを鈍らせず,文字部
分がはっきりした良好な画像出力が実現する。
【0065】また,本発明に係る画像分離処理装置(請
求項6)によれば,イメージデータ上に文字/グラフィ
クスデータが重なる場合に,文字/グラフィクスデータ
と背景となるイメージデータとの境界部分にmドット分
の白/黒のデータを挿入し,その境界ラインの斜め線や
曲線に生じる階段状のジャギーを補正するため,イメー
ジ上の文字/グラフィクスを簡易に分離することがで
き,さらにイメージデータ上の文字/グラフィクスを鈍
らせず,ジャギーが補正され,よりはっきりした良好な
画像出力が実現する。
求項6)によれば,イメージデータ上に文字/グラフィ
クスデータが重なる場合に,文字/グラフィクスデータ
と背景となるイメージデータとの境界部分にmドット分
の白/黒のデータを挿入し,その境界ラインの斜め線や
曲線に生じる階段状のジャギーを補正するため,イメー
ジ上の文字/グラフィクスを簡易に分離することがで
き,さらにイメージデータ上の文字/グラフィクスを鈍
らせず,ジャギーが補正され,よりはっきりした良好な
画像出力が実現する。
【0066】また,本発明に係る画像分離処理装置(請
求項7)によれば,イメージと重なる文字/グラフィク
スの背景が透過である場合にのみ,本発明の分離画像処
理を実行するため,無駄な処理を回避させ,処理効率を
向上させることができる。
求項7)によれば,イメージと重なる文字/グラフィク
スの背景が透過である場合にのみ,本発明の分離画像処
理を実行するため,無駄な処理を回避させ,処理効率を
向上させることができる。
【図1】実施の形態1に係る画像分離処理装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】マスク処理部の構成を示す回路図である。
【図3】演算・出力部の構成を示す回路図である。
【図4】データ反転部の構成を示す回路図である。
【図5】実施の形態2に係る画像分離処理装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図6】実施の形態3に係る画像分離処理装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図7】実施の形態4に係る画像分離処理装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図8】実施の形態5に係る画像分離処理装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図9】実施の形態6に係る動作処理例を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図10】実施の形態1に係る具体的な画像処理例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図11】実施の形態2および3に係る具体的な画像処
理例を示す説明図である。
理例を示す説明図である。
【図12】実施の形態4および5に係る具体的な画像処
理例を示す説明図である。
理例を示す説明図である。
101 ホスト 102 誤差拡散処理部 103 ビットマップデータ展開部 104 データ展開部 105,108 ビットマップメモリ 106 マスク処理部 107 イメージデータ用メモリ 109 テキスト・グラフィクス用メモリ 110 演算・出力部 501 ジャギー補正部 701 mdot拡大部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/40 G06F 15/70 330Q
Claims (7)
- 【請求項1】 外部から送られてくる出力対象のデータ
が,イメージデータとテキストデータ/グラフィクスデ
ータとが同一ページ内に重なって混在する場合に,前記
テキストデータ/グラフィクスデータのエッジ部分を検
出・分離し,該分離したデータに所定の処理を加えた後
に前記イメージデータと合成して画像データを出力する
画像分離処理装置であって,前記テキストデータ/グラ
フィクスデータをビットマップ状に展開するビットマッ
プデータ展開手段と,前記ビットマップ状に展開された
テキストデータ/グラフィクスデータを白/黒反転する
データ反転手段と,前記イメージデータと前記データ反
転手段で反転されたビットマップデータとの論理積処理
によりイメージデータを展開・記憶する第1の記憶手段
と,前記ビットマップ状のテキストデータ/グラフィク
スデータを記憶する第2の記憶手段と,前記第1の記憶
手段と前記第2の記憶手段とに記憶してある各データを
演算し,合成画像を出力する演算・出力手段と,を備え
たことを特徴とする画像分離処理装置。 - 【請求項2】 前記イメージデータを,前記データ反転
手段で反転されたビットマップデータとの論理積を行っ
て多値データとして出力するマスク手段を備え,前記マ
スク手段で処理されたイメージデータを前記第1の記憶
手段に記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像
分離処理装置。 - 【請求項3】 前記ビットマップ状に展開されたテキス
トデータ/グラフィクスデータのジャギー補正を行うジ
ャギー補正手段を備え,前記ジャギー補正後のデータを
前記第1の記憶手段に記憶することを特徴とする請求項
1に記載の画像分離処理装置。 - 【請求項4】 前記ビットマップ状に展開されたテキス
トデータ/グラフィクスデータのジャギー補正を行うジ
ャギー補正手段と,前記データ反転手段で白/黒反転さ
れた前記ジャギー補正後のデータをマスク処理するマス
ク処理手段と,を備え,前記マスク処理手段で処理され
たイメージデータを前記第1の記憶手段に記憶すること
を特徴とする請求項1に記載の画像分離処理装置。 - 【請求項5】 前記ビットマップ状に展開されたテキス
トデータ/グラフィクスデータの外側にmドット拡大す
るmドット拡大手段を備え,データ反転手段が前記mド
ット拡大後のデータを白/黒反転することを特徴とする
請求項1に記載の画像分離処理装置。 - 【請求項6】 前記ビットマップ状に展開されたテキス
トデータ/グラフィクスデータのジャギー補正を行うジ
ャギー補正手段と,前記ビットマップ状に展開されたテ
キストデータ/グラフィクスデータの外側にmドット拡
大するmドット拡大手段と,を備え,前記データ反転手
段は,前記ジャギー補正手段により前記mドット拡大後
のデータがジャギー補正された後,該データを白/黒反
転することを特徴とする請求項1に記載の画像分離処理
装置。 - 【請求項7】 前記テキストデータ/グラフィクスデー
タと前記イメージデータとが重なっている場合,および
前記重なったデータが透過型である場合にのみ,前記反
転処理およびマスク処理を実行することを特徴とする請
求項1ないし6の何れかに記載の画像分離処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9102309A JPH10294864A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 画像分離処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9102309A JPH10294864A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 画像分離処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10294864A true JPH10294864A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14324013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9102309A Pending JPH10294864A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 画像分離処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10294864A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006112064A1 (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-26 | Sharp Kabushiki Kaisha | 信号処理装置及び画像出力装置 |
JP2019108677A (ja) * | 2017-12-15 | 2019-07-04 | 東京電力ホールディングス株式会社 | ドレーン杭および液状化対策工法 |
-
1997
- 1997-04-18 JP JP9102309A patent/JPH10294864A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006112064A1 (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-26 | Sharp Kabushiki Kaisha | 信号処理装置及び画像出力装置 |
US8345161B2 (en) | 2005-03-31 | 2013-01-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | Signal processing device, and image output device |
JP2019108677A (ja) * | 2017-12-15 | 2019-07-04 | 東京電力ホールディングス株式会社 | ドレーン杭および液状化対策工法 |
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