JPH08263041A - 文字図形の縁どり方法および装置 - Google Patents
文字図形の縁どり方法および装置Info
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- JPH08263041A JPH08263041A JP7093232A JP9323295A JPH08263041A JP H08263041 A JPH08263041 A JP H08263041A JP 7093232 A JP7093232 A JP 7093232A JP 9323295 A JP9323295 A JP 9323295A JP H08263041 A JPH08263041 A JP H08263041A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ラスタライズされていないデータに対し縁どり
を付けることで、処理時間が短く、また処理後の画像や
文字の変更が容易に行えるようにした文字図形の縁どり
方法および装置を提供する。 【構成】画像データの範囲に含まれる文字図形データを
抽出する文字図形データ抽出過程と、前記文字図形デー
タの輪郭線を太らせた太輪郭線データを生成する太輪郭
線データ生成過程と、前記太輪郭線データの前記画像デ
ータに含まれる部分を抽出し文字図形縁データを生成す
る文字図形縁データ生成過程と、前記画像データ、前記
文字図形縁データ、前記文字図形データの順序でデータ
の上書きを行う合成過程と、を有する文字図形の縁どり
方法、およびその方法を適用した文字図形の縁どり装
置。
を付けることで、処理時間が短く、また処理後の画像や
文字の変更が容易に行えるようにした文字図形の縁どり
方法および装置を提供する。 【構成】画像データの範囲に含まれる文字図形データを
抽出する文字図形データ抽出過程と、前記文字図形デー
タの輪郭線を太らせた太輪郭線データを生成する太輪郭
線データ生成過程と、前記太輪郭線データの前記画像デ
ータに含まれる部分を抽出し文字図形縁データを生成す
る文字図形縁データ生成過程と、前記画像データ、前記
文字図形縁データ、前記文字図形データの順序でデータ
の上書きを行う合成過程と、を有する文字図形の縁どり
方法、およびその方法を適用した文字図形の縁どり装
置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ、ワークステーション等のコンピュータにおいて、文
字データや図形データと画像データを編集処理してペー
ジデータを生成する際に、文字や図形が画像に重なる部
分に対し文字や図形の縁どりを行い文字や図形と画像と
を区分する文字図形の縁どり方法および装置に関する。
タ、ワークステーション等のコンピュータにおいて、文
字データや図形データと画像データを編集処理してペー
ジデータを生成する際に、文字や図形が画像に重なる部
分に対し文字や図形の縁どりを行い文字や図形と画像と
を区分する文字図形の縁どり方法および装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】文字図形データと画像データを含むペー
ジデータをコンピュータにおいて生成する場合、文字デ
ータはＦＥＰ（フロントエンドプロセッサ）入力、ワー
ドプロセッサ入力等により生成され、図形データは設計
製図システム等により生成され、画像データは画像原稿
のイメージスキャナーによる読取り、画像デザインシス
テムにおいて作成する等において生成され、それら文字
図形データと画像データを所定のデータ形式に変換後、
レイアウトソフトによって編集しページデータが生成さ
れる。
ジデータをコンピュータにおいて生成する場合、文字デ
ータはＦＥＰ（フロントエンドプロセッサ）入力、ワー
ドプロセッサ入力等により生成され、図形データは設計
製図システム等により生成され、画像データは画像原稿
のイメージスキャナーによる読取り、画像デザインシス
テムにおいて作成する等において生成され、それら文字
図形データと画像データを所定のデータ形式に変換後、
レイアウトソフトによって編集しページデータが生成さ
れる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】文字図形データと画像
データをレイアウトする際それらに重なり部分が存在す
ると、単純に文字図形データを画像データの上に合成し
たのでは文字図形と画像が判別しにくくなるため、重な
り部分については文字図形に縁どりを付加することが行
われる。たとえば背景の濃度のある画像に対して黒色の
文字の縁どりを白色で行い文字と画像を明瞭に区分した
い場合、従来はラスタライズされた文字に白色の縁どり
を付加する作業が行われていた。すなわち、文字データ
と画像データを合成しラスタライズした後に文字データ
の輪郭の周りの画素データについて白色に置き換える作
業を行っていた。しかしこの作業を行うためには、事前
にラスタライズするなどのデータタイプの変換を必要と
し、このため作業時間が大きくかかるという問題があっ
た。また白色の縁どりを付けた画像はラスタライズされ
ているために、白色の縁どりを付けた後の文字や画像の
変更は不可能である。そこで本発明の目的は、ラスタラ
イズされていないデータに対し縁どりを付けることで、
処理時間が短く、また処理後の画像や文字の変更が容易
に行えるようにした文字図形の縁どり方法および装置を
提供することにある。
データをレイアウトする際それらに重なり部分が存在す
ると、単純に文字図形データを画像データの上に合成し
たのでは文字図形と画像が判別しにくくなるため、重な
り部分については文字図形に縁どりを付加することが行
われる。たとえば背景の濃度のある画像に対して黒色の
文字の縁どりを白色で行い文字と画像を明瞭に区分した
い場合、従来はラスタライズされた文字に白色の縁どり
を付加する作業が行われていた。すなわち、文字データ
と画像データを合成しラスタライズした後に文字データ
の輪郭の周りの画素データについて白色に置き換える作
業を行っていた。しかしこの作業を行うためには、事前
にラスタライズするなどのデータタイプの変換を必要と
し、このため作業時間が大きくかかるという問題があっ
た。また白色の縁どりを付けた画像はラスタライズされ
ているために、白色の縁どりを付けた後の文字や画像の
変更は不可能である。そこで本発明の目的は、ラスタラ
イズされていないデータに対し縁どりを付けることで、
処理時間が短く、また処理後の画像や文字の変更が容易
に行えるようにした文字図形の縁どり方法および装置を
提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記の本発
明によって達成される。すなわち、本発明は、画像デー
タの範囲に含まれる文字図形データを抽出する文字図形
データ抽出過程と、前記文字図形データの輪郭線を太ら
せた太輪郭線データを生成する太輪郭線データ生成過程
と、前記太輪郭線データの前記画像データに含まれる部
分を抽出し文字図形縁データを生成する文字図形縁デー
タ生成過程と、前記画像データ、前記文字図形縁デー
タ、前記文字図形データの順序でデータの上書きを行う
合成過程と、を有する文字図形の縁どり方法、である。
明によって達成される。すなわち、本発明は、画像デー
タの範囲に含まれる文字図形データを抽出する文字図形
データ抽出過程と、前記文字図形データの輪郭線を太ら
せた太輪郭線データを生成する太輪郭線データ生成過程
と、前記太輪郭線データの前記画像データに含まれる部
分を抽出し文字図形縁データを生成する文字図形縁デー
タ生成過程と、前記画像データ、前記文字図形縁デー
タ、前記文字図形データの順序でデータの上書きを行う
合成過程と、を有する文字図形の縁どり方法、である。
【０００５】また本発明は、前記輪郭線はアウトライン
フォント文字のアウトラインであり、前記太輪郭線デー
タは太アウトラインデータである文字図形の縁どり方
法、である。
フォント文字のアウトラインであり、前記太輪郭線デー
タは太アウトラインデータである文字図形の縁どり方
法、である。
【０００６】また本発明は、文字図形データ抽出手段
と、太輪郭線データ生成手段と、文字図形縁データ抽出
手段と、合成手段と、を有する文字図形の縁どり装置で
あって、前記文字図形データ抽出手段は画像データの範
囲に含まれる文字図形データを抽出し、前記太輪郭線デ
ータ生成手段は前記文字図形データの輪郭線を太らせた
太輪郭線データを生成し、前記文字図形縁データ生成手
段は前記太輪郭線データの前記画像データに含まれる部
分を抽出し文字図形縁データを生成し、前記合成手段は
前記画像データ、前記文字図形縁データ、前記文字図形
データの順序でデータの上書きを行う、文字図形の縁ど
り装置、である。
と、太輪郭線データ生成手段と、文字図形縁データ抽出
手段と、合成手段と、を有する文字図形の縁どり装置で
あって、前記文字図形データ抽出手段は画像データの範
囲に含まれる文字図形データを抽出し、前記太輪郭線デ
ータ生成手段は前記文字図形データの輪郭線を太らせた
太輪郭線データを生成し、前記文字図形縁データ生成手
段は前記太輪郭線データの前記画像データに含まれる部
分を抽出し文字図形縁データを生成し、前記合成手段は
前記画像データ、前記文字図形縁データ、前記文字図形
データの順序でデータの上書きを行う、文字図形の縁ど
り装置、である。
【０００７】
【作用】本発明の文字図形の縁どり方法によれば、文字
図形データ抽出過程により画像データの範囲に含まれる
文字図形データが抽出され、太輪郭線データ生成過程に
より前記文字図形データの輪郭線を太らせた太輪郭線デ
ータが生成され、文字図形縁データ生成過程により前記
太輪郭線データの前記画像データに含まれる部分が抽出
され文字図形縁データが生成され、合成過程により前記
画像データ、前記文字図形縁データ、前記文字図形デー
タの順序でデータの上書きが行われる。
図形データ抽出過程により画像データの範囲に含まれる
文字図形データが抽出され、太輪郭線データ生成過程に
より前記文字図形データの輪郭線を太らせた太輪郭線デ
ータが生成され、文字図形縁データ生成過程により前記
太輪郭線データの前記画像データに含まれる部分が抽出
され文字図形縁データが生成され、合成過程により前記
画像データ、前記文字図形縁データ、前記文字図形デー
タの順序でデータの上書きが行われる。
【０００８】また本発明の文字図形の縁どり方法によれ
ば、前記輪郭線はアウトラインフォント文字のアウトラ
インであり、前記太輪郭線データは太アウトラインデー
タである。
ば、前記輪郭線はアウトラインフォント文字のアウトラ
インであり、前記太輪郭線データは太アウトラインデー
タである。
【０００９】また本発明の文字図形の縁どり装置によれ
ば、文字図形データ抽出手段と、太輪郭線データ生成手
段と、文字図形縁データ抽出手段と、合成手段と、を有
し、前記文字図形データ抽出手段により画像データの範
囲に含まれる文字図形データが抽出され、前記太輪郭線
データ生成手段により前記文字図形データの輪郭線を太
らせた太輪郭線データが生成され、前記文字図形縁デー
タ生成手段により前記太輪郭線データの前記画像データ
に含まれる部分が抽出され文字図形縁データが生成さ
れ、前記合成手段により前記画像データ、前記文字図形
縁データ、前記文字図形データの順序でデータの上書き
が行われる。
ば、文字図形データ抽出手段と、太輪郭線データ生成手
段と、文字図形縁データ抽出手段と、合成手段と、を有
し、前記文字図形データ抽出手段により画像データの範
囲に含まれる文字図形データが抽出され、前記太輪郭線
データ生成手段により前記文字図形データの輪郭線を太
らせた太輪郭線データが生成され、前記文字図形縁デー
タ生成手段により前記太輪郭線データの前記画像データ
に含まれる部分が抽出され文字図形縁データが生成さ
れ、前記合成手段により前記画像データ、前記文字図形
縁データ、前記文字図形データの順序でデータの上書き
が行われる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明について好適な実施例に基づき
説明する。図１は本発明の文字図形の縁どり方法を実施
する装置の構成を示す図である。図１において、１の実
線の枠で囲まれた部分は本発明の文字図形の縁どり方法
を実施する文字図形の縁どり装置、２はイーサーネット
等のＬＡＮ（Local Area Network）、３は各種端末装置
から入力される文字図形データ、画像データ、レイアウ
トデータ等を管理し格納するデータストアシステム、４
はキーボード、マウス等の入力装置、５はディスプレ
イ、プリンタ等の出力装置である。
説明する。図１は本発明の文字図形の縁どり方法を実施
する装置の構成を示す図である。図１において、１の実
線の枠で囲まれた部分は本発明の文字図形の縁どり方法
を実施する文字図形の縁どり装置、２はイーサーネット
等のＬＡＮ（Local Area Network）、３は各種端末装置
から入力される文字図形データ、画像データ、レイアウ
トデータ等を管理し格納するデータストアシステム、４
はキーボード、マウス等の入力装置、５はディスプレ
イ、プリンタ等の出力装置である。
【００１１】図１において、文字図形の縁どり装置１は
更に細部から構成されており、６は記憶手段、７は演算
手段であり、パーソナルコンピュータ、エンジニアリン
グワークステーション等のコンピュータの本体部分であ
る。そして記憶手段６において、 ８および９はデータ
ストアシステム３等から読込んだ、あるいはもともと記
憶されている文字図形データと画像データ、１０は文字
図形の縁どり装置１におけるデータ処理で得られるペー
ジデータである。
更に細部から構成されており、６は記憶手段、７は演算
手段であり、パーソナルコンピュータ、エンジニアリン
グワークステーション等のコンピュータの本体部分であ
る。そして記憶手段６において、 ８および９はデータ
ストアシステム３等から読込んだ、あるいはもともと記
憶されている文字図形データと画像データ、１０は文字
図形の縁どり装置１におけるデータ処理で得られるペー
ジデータである。
【００１２】さらに演算手段７において、１１は画像デ
ータの範囲に含まれる文字図形データを抽出する文字図
形データ抽出処理ルーチン、１２は文字図形データの輪
郭線を太らせた太輪郭線データを生成する太輪郭線デー
タ生成処理ルーチン、１３は太輪郭線データの画像デー
タに含まれる部分を抽出し文字図形縁データを生成する
文字図形縁データ生成ルーチン、１４は画像データ、文
字図形縁データ、文字図形データの順序でデータの上書
きを行う合成処理ルーチンである。
ータの範囲に含まれる文字図形データを抽出する文字図
形データ抽出処理ルーチン、１２は文字図形データの輪
郭線を太らせた太輪郭線データを生成する太輪郭線デー
タ生成処理ルーチン、１３は太輪郭線データの画像デー
タに含まれる部分を抽出し文字図形縁データを生成する
文字図形縁データ生成ルーチン、１４は画像データ、文
字図形縁データ、文字図形データの順序でデータの上書
きを行う合成処理ルーチンである。
【００１３】図２は本発明の文字図形の縁どり装置にお
ける処理の流れを示すフロー図である。また図３は本発
明の文字図形の縁どり装置における処理の過程で得られ
るデータを示す図である。図２、図３と前述の図１に基
づいて以下本発明について説明する。図２において、ま
ず対象画像データが選択される。対象画像データとは、
重なりのある文字図形について縁どりを行う画像のデー
タのことであり、そのような処理対象の画像データが複
数ある場合にはその内の１つが選定される（Ｓ１）。次
に文字図形データ抽出処理ルーチン１１によりその対象
画像データに対して重なりのある一組の文字図形データ
が抽出される。対象画像データに対して重なりのある一
組の文字図形データは１つとは限らないから複数ある場
合にはその内の１つが抽出される。処理対象として扱わ
れる一組のデータの単位が単一の文字または図形か、文
字列または複数図形か、によって、単一文字図形データ
または文字列複数図形データが抽出される。図３（Ａ）
は重なりのある画像データと文字データを図として示し
たものである。（Ｓ２）。
ける処理の流れを示すフロー図である。また図３は本発
明の文字図形の縁どり装置における処理の過程で得られ
るデータを示す図である。図２、図３と前述の図１に基
づいて以下本発明について説明する。図２において、ま
ず対象画像データが選択される。対象画像データとは、
重なりのある文字図形について縁どりを行う画像のデー
タのことであり、そのような処理対象の画像データが複
数ある場合にはその内の１つが選定される（Ｓ１）。次
に文字図形データ抽出処理ルーチン１１によりその対象
画像データに対して重なりのある一組の文字図形データ
が抽出される。対象画像データに対して重なりのある一
組の文字図形データは１つとは限らないから複数ある場
合にはその内の１つが抽出される。処理対象として扱わ
れる一組のデータの単位が単一の文字または図形か、文
字列または複数図形か、によって、単一文字図形データ
または文字列複数図形データが抽出される。図３（Ａ）
は重なりのある画像データと文字データを図として示し
たものである。（Ｓ２）。
【００１４】次に太輪郭線データ生成処理ルーチン１２
により抽出された文字図形の輪郭線を太らせた太輪郭線
データを生成する。文字がアウトラインフォント（outl
inefont）であって文字データがアウトラインデータで
ある場合には、輪郭線データとしてそのデータをそのま
ま使用し、アウトラインを太らせる処理を行って太ら
せ、太輪郭線データ（太アウトラインデータ）が生成さ
れる。また文字データがドットフォント（dot font）の
場合には、文字データに隣接する画素を文字データに取
り込み膨張させる膨張処理を行い、その膨張処理後の文
字データから元の文字データをあるいは元の文字データ
の細線化処理（収縮処理）を行って得たデータを引き算
する、等を行うことによって太輪郭線データが生成され
る（Ｓ３）。一方、対象画像データからその画像の範囲
データが生成される（Ｓ４）。
により抽出された文字図形の輪郭線を太らせた太輪郭線
データを生成する。文字がアウトラインフォント（outl
inefont）であって文字データがアウトラインデータで
ある場合には、輪郭線データとしてそのデータをそのま
ま使用し、アウトラインを太らせる処理を行って太ら
せ、太輪郭線データ（太アウトラインデータ）が生成さ
れる。また文字データがドットフォント（dot font）の
場合には、文字データに隣接する画素を文字データに取
り込み膨張させる膨張処理を行い、その膨張処理後の文
字データから元の文字データをあるいは元の文字データ
の細線化処理（収縮処理）を行って得たデータを引き算
する、等を行うことによって太輪郭線データが生成され
る（Ｓ３）。一方、対象画像データからその画像の範囲
データが生成される（Ｓ４）。
【００１５】次に文字図形縁データ生成処理ルーチン１
３により、その画像の範囲データに基づいて、太輪郭線
データの対象画像データに含まれる部分の抽出が行われ
文字図形縁データが生成される。図３（Ｂ）は、文字デ
ータ、文字縁データ、画像データの各データの関係とそ
れらの位置関係を示した図である。画像データの上に画
像データと範囲が同一である文字縁データがあり、その
文字縁データの上に文字データがある（Ｓ５）。次に合
成処理ルーチン１４により画像データ、文字図形縁デー
タ、文字図形データの順序でデータの上書きが行われ
る。すなわち、図３（Ｂ）に示すように、画像データの
上に文字縁データが上書きされ、その結果文字の縁どり
の部分が画像データから文字縁データに置き替わり、さ
らに文字データが上書きされ、文字の部分が文字縁デー
タから文字データに置き替わる。その結果、文字の縁ど
り処理が行われ図３（Ｃ）に示すデータが得られる（Ｓ
６）。
３により、その画像の範囲データに基づいて、太輪郭線
データの対象画像データに含まれる部分の抽出が行われ
文字図形縁データが生成される。図３（Ｂ）は、文字デ
ータ、文字縁データ、画像データの各データの関係とそ
れらの位置関係を示した図である。画像データの上に画
像データと範囲が同一である文字縁データがあり、その
文字縁データの上に文字データがある（Ｓ５）。次に合
成処理ルーチン１４により画像データ、文字図形縁デー
タ、文字図形データの順序でデータの上書きが行われ
る。すなわち、図３（Ｂ）に示すように、画像データの
上に文字縁データが上書きされ、その結果文字の縁どり
の部分が画像データから文字縁データに置き替わり、さ
らに文字データが上書きされ、文字の部分が文字縁デー
タから文字データに置き替わる。その結果、文字の縁ど
り処理が行われ図３（Ｃ）に示すデータが得られる（Ｓ
６）。
【００１６】なお文字図形データ、文字図形縁データの
色は、たとえば文字図形データであればその入力過程、
合成過程等で色指定され、また文字図形縁データであれ
ば、文字図形縁データ生成過程、合成過程等で色指定さ
れる。このような処理対象の画像データや文字図形デー
タが複数ある場合には、Ｓ１に戻って処理を継続し、そ
うで無い場合には処理を終了する（Ｓ７）。上記処理を
含むレイアウト処理を終了するとページデータ１０が生
成され、そのデータはデータストアシステム３にＬＡＮ
２を通じてデータ転送され格納されるか、あるいは出力
機器（図示せず）に出力されてハードコピーが得られ
る。
色は、たとえば文字図形データであればその入力過程、
合成過程等で色指定され、また文字図形縁データであれ
ば、文字図形縁データ生成過程、合成過程等で色指定さ
れる。このような処理対象の画像データや文字図形デー
タが複数ある場合には、Ｓ１に戻って処理を継続し、そ
うで無い場合には処理を終了する（Ｓ７）。上記処理を
含むレイアウト処理を終了するとページデータ１０が生
成され、そのデータはデータストアシステム３にＬＡＮ
２を通じてデータ転送され格納されるか、あるいは出力
機器（図示せず）に出力されてハードコピーが得られ
る。
【００１７】図４は「富士山」の画像データに重なった
「Ｍｔ．Ｆｕｊｉ」の文字データを文字の縁どり処理し
た例を示している。図４に示すように画像データの内の
文字データには縁どりが施され、画像データの外の文字
データには縁どりが施されない。文字縁データは前述の
ように画像データの内にのみ存在するため、文字縁デー
タに色の属性を付与すると画像データの内の縁どりが付
与された色となり、画像データの外は別に指定された色
となる。このように文字縁データに適当な色の属性を付
与することができ、そうすることによって文字データと
画像データの重なり部分について、違和感を感じさせる
ことなく両者を明確に表現する等のデザイン上の演出を
行うことができる。
「Ｍｔ．Ｆｕｊｉ」の文字データを文字の縁どり処理し
た例を示している。図４に示すように画像データの内の
文字データには縁どりが施され、画像データの外の文字
データには縁どりが施されない。文字縁データは前述の
ように画像データの内にのみ存在するため、文字縁デー
タに色の属性を付与すると画像データの内の縁どりが付
与された色となり、画像データの外は別に指定された色
となる。このように文字縁データに適当な色の属性を付
与することができ、そうすることによって文字データと
画像データの重なり部分について、違和感を感じさせる
ことなく両者を明確に表現する等のデザイン上の演出を
行うことができる。
【００１８】以上、実施例を挙げて本発明について説明
を行ったが本発明はこの実施例に限定されるものではな
く本発明の技術思想において様々な態様で実施すること
ができ、それらも本発明に含まれることはいうまでもな
い。たとえば文字図形データは直接的には文字データま
たは図形データを指すが、本発明においては輪郭を有す
る、または輪郭を抽出できる全てのデータに適用可能で
あることは明らかであり、したがって文字図形データに
は輪郭を有する、または輪郭を抽出できる全てのデータ
が含まれる。また画像データは直接的には画素値の集合
で表現されるようなラスタライズされたデータを指す
が、そのようなデータに限定されず、線画データや図形
データ、文字データ、イラストデータであってもよいこ
とは明らかである。すなわち、画像データは背景となる
データであれば何でもよく、本発明における画像データ
は広義の画像データである。
を行ったが本発明はこの実施例に限定されるものではな
く本発明の技術思想において様々な態様で実施すること
ができ、それらも本発明に含まれることはいうまでもな
い。たとえば文字図形データは直接的には文字データま
たは図形データを指すが、本発明においては輪郭を有す
る、または輪郭を抽出できる全てのデータに適用可能で
あることは明らかであり、したがって文字図形データに
は輪郭を有する、または輪郭を抽出できる全てのデータ
が含まれる。また画像データは直接的には画素値の集合
で表現されるようなラスタライズされたデータを指す
が、そのようなデータに限定されず、線画データや図形
データ、文字データ、イラストデータであってもよいこ
とは明らかである。すなわち、画像データは背景となる
データであれば何でもよく、本発明における画像データ
は広義の画像データである。
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、ラスタライズされてい
ないデータに対し縁どりを付けることで、処理時間が短
く、また処理後の画像や文字の変更が容易に行えるよう
にした文字図形の縁どり方法および装置が提供される。
ないデータに対し縁どりを付けることで、処理時間が短
く、また処理後の画像や文字の変更が容易に行えるよう
にした文字図形の縁どり方法および装置が提供される。
【図１】本発明の文字図形の縁どり方法を実施する装置
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図２】本発明の文字図形の縁どり装置における処理の
流れを示すフロー図である。
流れを示すフロー図である。
【図３】本発明の文字図形の縁どり装置における処理の
過程で得られるデータを示す図である。
過程で得られるデータを示す図である。
【図４】「富士山」の画像データに重なった「Ｍｔ．Ｆ
ｕｊｉ」の文字データを文字の縁どり処理した例を示し
ている。
ｕｊｉ」の文字データを文字の縁どり処理した例を示し
ている。
１ 文字の縁どり装置 ２ ＬＡＮ ３ データストアシステム ４ 入力装置 ５ 出力装置 ６ 記憶手段 ７ 演算装置 ８ 文字データ ９ 画像データ １０ ページデータ １１ 文字データ抽出処理ルーチン １２ 太輪郭線データ生成処理ルーチン １３ 文字縁データ生成処理ルーチン １４ 合成処理ルーチン
Claims (3)
- 【請求項１】画像データの範囲に含まれる文字図形デー
タを抽出する文字図形データ抽出過程と、 前記文字図形データの輪郭線を太らせた太輪郭線データ
を生成する太輪郭線データ生成過程と、 前記太輪郭線データの前記画像データに含まれる部分を
抽出し文字図形縁データを生成する文字図形縁データ生
成過程と、 前記画像データ、前記文字図形縁データ、前記文字図形
データの順序でデータの上書きを行う合成過程と、 を有することを特徴とする文字図形の縁どり方法。 - 【請求項２】前記輪郭線はアウトラインフォント文字の
アウトラインであり、前記太輪郭線データは太アウトラ
インデータであることを特徴とする請求項１記載の文字
の縁どり方法。 - 【請求項３】文字図形データ抽出手段と、太輪郭線デー
タ生成手段と、文字図形縁データ抽出手段と、合成手段
と、を有する文字図形の縁どり装置であって、 前記文字図形データ抽出手段は画像データの範囲に含ま
れる文字図形データを抽出し、 前記太輪郭線データ生成手段は前記文字図形データの輪
郭線を太らせた太輪郭線データを生成し、 前記文字図形縁データ生成手段は前記太輪郭線データの
前記画像データに含まれる部分を抽出し文字図形縁デー
タを生成し、 前記合成手段は前記画像データ、前記文字図形縁デー
タ、前記文字図形データの順序でデータの上書きを行
う、 ことを特徴とする文字図形の縁どり装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09323295A JP3404610B2 (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 文字図形の縁どり方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|---|
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1995
- 1995-03-28 JP JP09323295A patent/JP3404610B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2005119006A (ja) * | 2003-10-14 | 2005-05-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置および画像形成プログラム |
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| JP2014092596A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-19 | Casio Comput Co Ltd | 文字表示装置、及び文字表示方法、プログラム |
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