JPH10294598A - チップ部品供給装置及びカートリッジ式部品収納ケース - Google Patents

チップ部品供給装置及びカートリッジ式部品収納ケース

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JPH10294598A
JPH10294598A JP9108465A JP10846597A JPH10294598A JP H10294598 A JPH10294598 A JP H10294598A JP 9108465 A JP9108465 A JP 9108465A JP 10846597 A JP10846597 A JP 10846597A JP H10294598 A JPH10294598 A JP H10294598A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バラ積み供給方式のチップ部品を効率的に整
列させて供給可能なチップ部品供給装置及びカートリッ
ジ式部品収納ケースを提供する。 【解決手段】 バラ積み状態の多数のチップ部品を収納
する部品収納ケース(4)と、部品収納ケース内のチップ
部品をバラ積み状態のまま収納する第1部品貯溜室(6)
と、チップ部品がその厚み方向に互いに重なり合わない
ように形成された空間内にチップ部品を2次元的に収納
する第2部品貯溜室(18)と、チップ部品の横断面形状に
見合うように形成され、チップ部品を1列に整列させる
部品整列通路(10)と、第1部品貯溜室(6) と第2部品貯
溜室(18)の間に設けられたチップ部品を2次元的に整列
させ下方へ自重移動させる第1整列手段(16)と、第2部
品貯溜室(18)と部品整列通路(10)の間に設けられチップ
部品を1列に整列させ下方へ自重移動させる第2整列手
段(20)と、この部品整列通路上の部品を1個づつ所定位
置へ送り出す送出手段(22)と、有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ部品供給装
置及びカートリッジ式部品収納ケースに係わり、特に、
バラ積み供給方式のチップ部品を1列に整列させて供給
する部品供給装置及びこのようなチップ部品供給装置に
使用されるカートリッジ式部品収納ケースに関する。本
発明のチップ部品供給装置及びカートリッジ式部品収納
ケースは、例えば、チップ型電子部品を装着する自動マ
ウント装置の部品供給部に利用可能である。
【0002】
【従来の技術】プリント基板上には極めて多種多用のチ
ップ部品が実装されるが、このとき、プリント基板上に
チップ部品を搬送してマウントするために自動マウント
装置が使用されている。この自動マウント装置へのチッ
プ部品の供給するために、チップ部品供給装置が必要で
ある。このチップ部品供給装置には、大別して振動式、
回転式、揺動式、ベルト式等があり、振動式のものが従
来から最も多く用いられている。
【0003】他の例としては、例えば特開昭62−28
0129号公報に記載されたチップ整列分離装置が知ら
れている。この公報に記載されたチップ整列分離装置
は、多数個のバラ積み状態のチップを入れるチップ貯溜
室を備えており、このチップ貯溜室は、チップ部品が自
重で貯溜室の下部に移動し得るように、内周面が下方に
傾斜しているか、あるいは、チップ貯溜室自体が下方に
傾斜するよう設置されている。このチップ貯溜室は、そ
の下端においてチップ整列孔と接続しており、更に、そ
の設置箇所付近には空気を間欠的に噴出する噴気口が設
けられている。チップ貯溜室下部に溜まったチップは、
噴気口から吹き出される空気により吹き上げられた後、
自重で落下し、チップ整列孔の入口に進入する。このチ
ップ整列孔は、チップの形状に合わせて形成されてお
り、チップは1個づつしか進入出来ないので、チップは
チップ整列孔では1個づつ整列した状態になる。以後、
適当な手段により、チップ整列孔から1個づつチップを
引き出すことにより、バラ積み状態にあったチップを1
個づつ取り出すことができる。
【0004】また他の例として、特公平7−48596
号公報に記載された電子部品の収納ケースが知られてい
る。この公報に記載された電子部品の収納ケースは、ス
パイラル状にチップ部品収納路をケース本体に設け、チ
ップ部品をあらかじめ収納路に沿って詰め込んだ状態で
供給するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
62−280129号公報に記載のチップ整列分離装置
においては、チップが整列孔にうまく進入するか否か
は、3次元の空間に吹き飛ばされて落下してくるチップ
の落下姿勢に大きく依存する。このため、チップがチッ
プ整列孔に進入しない確率も無視できないくらいに大き
く、そのため、チップを整列孔内に確実且つ効率的に進
入させることが困難である。また表裏判別を求められる
部品に関しては、チップがチップ整列孔に進入後に判別
し、その後反転さす必要があり、その分だけ部品の供給
速度が遅くなる。また装置の構造が複雑であり、コスト
が高くなる要因となっている。
【0006】一方、特公平7−48596号公報に記載
の電子部品の収納ケースにおいては、表裏整列した状態
でチップ部品を収納することはできるが、この方式では
スパイラル状の通路の幅を様々な寸法のチップ部品の形
状に合わせて高精度に形成する必要があり、多種類の収
納ケースが必要となり、高コストになるという問題があ
る。また、チップ部品の収納数もスパイラル状の通路の
長さに限定され大量部品供給ができないという問題もあ
る。
【0007】そこで、本発明は、上記の従来技術の持つ
問題点を解決するためになされたものであり、バラ積み
供給方式でチップ部品を確実且つ効率的に供給可能なチ
ップ部品供給装置を提供することを目的としている。ま
た、本発明は、構造が比較的簡単で低コストで大量部品
供給可能なチップ部品供給装置を提供することを目的と
している。また、本発明は、チップ部品を表裏整列させ
て収納してチップ部品を供給するチップ部品供給装置を
提供することを目的としている。さらに、本発明は、チ
ップ部品を表裏整列させて収納することができチップ部
品供給装置に着脱可能なカートリッジ式部品収納ケース
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の本発明のチップ部品供給装置
は、バラ積み状態の多数のチップ型部品を収納する部品
収納ケースと、この部品収納ケースがその上部に取り付
けられ、上記部品収納ケース内のチップ型部品をバラ積
み状態のまま収納すると共に上記チップ部品が自重によ
り下方へ移動できるようにその底面部が傾斜して形成さ
れた第1部品貯溜室と、この第1部品貯溜室の下部に設
けられ、チップ部品がその厚み方向に互いに重なり合わ
ないように形成された空間内にチップ部品を2次元的に
収納すると共にチップ部品が自重により下方へ移動でき
るようにその底面部が傾斜して形成された第2部品貯溜
室と、この第2部品貯溜室の下部に設けられ、チップ部
品の横断面形状に見合うように形成され、チップ部品を
1列に整列させる部品整列通路と、第1部品貯溜室と第
2部品貯溜室の間に設けられ、チップ部品を2次元的に
整列させ下方へ自重移動させる第1整列手段と、第2部
品貯溜室と部品整列通路の間に設けられ、チップ部品を
1列に整列させ下方へ自重移動させる第2整列手段と、
部品整列通路上の部品を1個づつ所定位置へ送り出す送
出手段と、を有することを特徴としている。
【0009】また、請求項4に記載の本発明のチップ部
品供給装置は、バラ積み状態の多数のチップ部品を収納
する部品収納ケースが取り付け可能であり、部品収納ケ
ース内のチップ部品をバラ積み状態のまま収納すると共
に上記チップ部品が自重により下方へ移動できるように
その底面部が傾斜して形成された第1部品貯溜室と、こ
の第1部品貯溜室の下部に設けられ、チップ部品がその
厚み方向に互いに重なり合わないように形成された空間
内にチップ部品を2次元的に収納すると共にチップ部品
が自重により下方へ移動できるようにその底面部が傾斜
して形成された第2部品貯溜室と、この第2部品貯溜室
の下部に設けられ、チップ部品の横断面形状に見合うよ
うに形成され、チップ部品を1列に整列させる部品整列
通路と、第1部品貯溜室と第2部品貯溜室の間に設けら
れ、チップ部品を2次元的に整列させ下方へ自重移動さ
せる第1整列手段と、第2部品貯溜室と部品整列通路の
間に設けられ、チップ部品を1列に整列させ下方へ自重
移動させる第2整列手段と、部品整列通路上の部品を1
個づつ所定位置へ送り出す送出手段と、を有することを
特徴としている。
【0010】このように構成された請求項1又は請求項
4に記載の本発明においては、部品収納ケース内のチッ
プ部品をバラ積み状態のまま第1部品貯溜室で収納した
後、一旦、第2部品貯溜室により、チップ部品をその厚
み方向に互いに重なり合わないように形成された空間内
で2次元的に収納するようにし、最後に、部品整列通路
でチップ部品を1列に整列させるようにしている。この
ように、チップ部品を3次元から2次元を経由して1列
(1次元)へ移行させるようにしているので、効率よ
く、チップ部品を供給することが可能となる。また、そ
の際、第1整列手段と第2整列手段を用いて、3次元か
ら2次元へ、また、2次元から1列(1次元)へ、確実
に移行させることができる。
【0011】請求項5記載の本発明のチップ部品供給装
置は、バラ積み状態の多数のチップ部品を収納する部品
収納ケースがそれぞれ取り付け可能であり、これらの部
品収納ケース内のチップ部品をバラ積み状態のまま収納
すると共にチップ部品が自重により下方へ移動できるよ
うにその底面部が傾斜して形成された2個の第1部品貯
溜室と、これらの第1部品貯溜室の下方にそれぞれ設け
られ、チップ部品がその厚み方向に互いに重なり合わな
いように形成された空間内にチップ部品を2次元的に収
納すると共にチップ部品が自重により下方へ移動できる
ようにその底面部が傾斜して形成された2個の第2部品
貯溜室と、これらの第2部品貯溜室の下方にそれぞれ設
けられ、チップ部品の横断面形状に見合うように形成さ
れ、チップ部品を1列に整列させる2個の部品整列通路
と、第1部品貯溜室と第2部品貯溜室の間に設けられ、
これらの第1部品貯溜室のチップ部品を2次元的に整列
させそれぞれの第2部品貯溜室へ自重移動させる単一の
第1整列手段と、第2部品貯溜室と部品整列通路の間に
設けられ、これらの第2部品貯溜室のチップ部品を1列
に整列させそれぞれの部品整列通路へ自重移動させる単
一の第2整列手段と、2個の部品整列通路上の部品を所
定位置へ送り出す送出手段と、を有することを特徴とし
ている。このように構成された請求項5記載の本発明に
おける基本的動作は、上述した請求項1又は請求項4記
載のものと同様である。ただし、本発明は、第1部品貯
溜室、第2部品貯溜室及び部品整列通路をそれぞれ2個
設け、チップ部品を単一の第1整列手段と第2整列手段
を用いて3次元から2次元を経由して1列(1次元)へ
移行させるようにしている。この結果、コストが押さえ
られ、部品供給能力が2倍になる。
【0012】請求項6記載の本発明のチップ部品供給装
置は、バラ積み状態の多数のチップ部品を収納する部品
収納ケースがそれぞれ取り付け可能であり、これらの部
品収納ケース内のチップ部品をバラ積み状態のまま収納
する2個の部品貯溜室と、これらの部品貯溜室の下方に
それぞれ設けられ、チップ部品を1列に整列させる2個
の部品整列通路と、これらの部品貯溜室及び部品整列通
路の間に設けられ、チップ部品をそれぞれの部品貯溜室
から部品整列通路に自重により移動させる単一の整列手
段と、2個の部品整列通路上のチップ部品をそれぞれの
所定位置へ送り出す単一の送出手段と、これらの整列手
段及び送出手段を駆動する単一の駆動手段と、を有する
ことを特徴としている。このように構成された請求項6
記載の本発明においては、2個の部品貯溜室、2個の部
品整列通路、単一の整列手段、単一の送出手段、及び単
一駆動手段を設けるようにしているため、コストが押さ
えられ、部品供給能力が2倍になる。
【0013】請求項7記載の本発明のチップ部品供給装
置は、部品がその厚み方向に互いに重なり合わない空間
を形成して多数のチップ部品を2次元的に収納する部品
収納ケースと、この部品収納ケースがその上部に取り付
けられ、チップ部品がその厚み方向に互いに重なり合わ
ないように形成された空間内にチップ部品を2次元的に
収納すると共にチップ部品が自重により下方へ移動でき
るようにその底面部が傾斜して形成された部品貯溜室
と、この部品貯溜室の下部に設けられ、チップ部品の横
断面形状に見合うように形成され、チップ部品を1列に
整列させる部品整列通路と、部品貯溜室と部品整列通路
の間に設けられ、チップ部品を1列に整列させ下方へ自
重移動させる整列手段と、この部品整列通路上の部品を
1個づつ所定位置へ送り出す送出手段と、を有すること
を特徴としている。また、請求項8記載の本発明のチッ
プ部品供給装置は、部品がその厚み方向に互いに重なり
合わない空間を形成して多数のチップ部品を2次元的に
収納する部品収納ケースが取り付け可能であり、チップ
部品がその厚み方向に互いに重なり合わないように形成
された空間内に上記チップ部品を2次元的に収納すると
共にチップ部品が自重により下方へ移動できるようにそ
の底面部が傾斜して形成された部品貯溜室と、この部品
貯溜室の下部に設けられ、上記チップ部品の横断面形状
に見合うように形成され、上記チップ部品を1列に整列
させる部品整列通路と、部品貯溜室と部品整列通路の間
に設けられ、チップ部品を1列に整列させ下方へ自重移
動させる整列手段と、部品整列通路上の部品を1個づつ
所定位置へ送り出す送出手段と、を有することを特徴と
している。
【0014】このように構成された請求項7又は請求項
8に記載の本発明においては、部品収納ケース内のチッ
プ部品を2次元状態のまま、部品貯溜室により、先ず、
チップ部品をその厚み方向に互いに重なり合わないよう
に形成された空間内で2次元的に収納し、その後、部品
整列通路でチップ部品を1列に整列させるようにしてい
る。このように、チップ部品を先ず2次元とし、その
後、1列(1次元)へ移行させるようにしているので、
効率よく、チップ部品を供給することが可能となる。ま
た、その際、整列手段を用いて、2次元から1列(1次
元)へ、確実に移行させることができる。
【0015】また、請求項7又は請求項8記載のチップ
部品供給装置においては、チップ部品を、表裏判別後
に、部品収納ケースに収納するようにしてもよい。さら
に、請求項11記載の本発明のカートリッジ式部品収納
ケースは、チップ部品がその厚み方向に互いに重なり合
わない空間を形成して多数のチップ部品を表裏判別し表
裏整列させた後に2次元的に収納し、請求項7又は請求
項8に記載のチップ部品供給装置に着脱可能であること
を特徴としている。このように構成された本発明のカー
トリッジ式部品収納ケースにおいては、チップ部品がそ
の厚み方向に互いに重なり合わない空間を形成して多数
のチップ部品を予め表裏判別しその後に2次元的に収納
するようにしているため、部品供給途中で部品の表裏判
別をして反転する作業が不要となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して説明する。先ず、図1乃至図6に
より、本発明の第1実施形態を説明する。ここで、図1
は正面断面図、図2は側面断面図、図3は図2の要部拡
大断面図、図4はチップ部品を示す斜視図、図5は90
度姿勢を変換させたチップ部品を示す斜視図、図6はチ
ップ部品姿勢変換機構を示す斜視図である。1は、チッ
プ部品供給装置であり、このチップ部品供給装置1は、
ハウジング2を備えている。また、4は、部品収納ケー
ス(このケースとして、例えば、日本電子機械工業会規
格 EIAJ ET-7201 「表面実装部品用バルクケース」に規
定されているものが使用可能である。)であり、この部
品収納ケース4には、予め多数個(一般には数千〜数万
個)のチップ部品Aがバラ積み状態で収納されている。
ここで、チップ部品Aは、一般的には直方体形状の部品
であり、例として、チップコンデンサ(例えば、長さL
×幅W×厚さT=1.0mm ×0.5mm ×0.5mm の寸法を有す
るものがあり、日本電子機械工業会規格 EIAJ RC-2322
「電子機器用固定積層磁器チップコンデンサの標準寸
法」に規定されている。)やチップ抵抗器(例えば、長
さL×幅W×厚さT=1.6mm ×0.8mm ×0.45mmの寸法を
有するものがあり、日本電子機械工業会規格 EIAJ RC-2
130 「電子機器用チップ固定抵抗器通則」に規定されて
いる。)がある。図4は、このチップ抵抗器(チップ部
品A)を示している。ただし、チップ部品Aは、これら
のものに限定されない。
【0017】チップ部品供給装置1のハウジング2の内
部の上方には、3次元的空間内にバラ積み状態のチップ
部品Aを貯溜する第1部品貯溜室6が形成されており、
この第1部品貯溜室6の下方には、部品厚さ方向に部品
が互いに重ならない状態の2次元的空間内に多数個のチ
ップ部品Aを貯溜する第2部品貯溜室8が形成され、さ
らに、この第2部品貯溜室8の下方には、部品の横断面
形状に見合うように形成された空間内にチップ部品Aを
1列に整列させる部品整列通路10が形成されている。
ここで、部品収納ケース4は、ハウジング2の第1部品
貯溜室6の上部開口部12に装着され、これにより、部
品収納ケース4内に収納された多数個のチップ部品Aが
第1部品貯溜室6内に供給される。
【0018】3次元的部品配置空間を形成する第1部品
貯溜室6の底面部14は、図2に示すように、チップ部
品Aが自重で滑り落ちることができる程度に傾斜して形
成され、さらに、2次元的部品配置空間を形成する第2
部品貯溜室8に連通している。これらの第1部品貯溜室
6と第2部品貯溜室8の間には、第1整列回転板16が
設けられている。この第1整列回転板16の第1部品貯
溜室6と第2部品貯溜室8に向いた一側面16a(図3
参照)には、半径方向に4つの突起部16b(図1及び
図3参照)が形成されている。これらの突起部16bと
突起部16bに対向するハウジング2の内面との距離B
は、チップ部品Aの厚みTの値より小さく設定されてい
る。この第1整列回転板16は、部品をその自重方向と
は反対方向(上方)へ移動させるような方向へ回転する
(図1においては、反時計回り)。
【0019】また、第2部品貯溜室8の底面部18は、
部品が自重で滑り落ちることができる程度に傾斜させて
形成され、さらに、部品を1列に整列させる部品整列通
路10に連通している。これらの第2部品貯溜室8と部
品整列通路10の間には、第2整列回転板20が設けら
れている。この第2整列回転板20の第2部品貯溜室8
と部品整列通路10に向いた円周面20aは、摩擦力を
高める材料(例えば、ゴム)や機構(例えば、ギザギザ
溝)により形成され、部品をその自重方向とは反対方向
(上方)へ移動させるような方向へ回転する(図1にお
いては、反時計回り)。
【0020】チップ部品供給装置1のハウジング2の内
部の部品整列通路10の下方には、部品送り出し用のロ
ーラ装置22が設けられている。このローラ装置22
は、部品整列通路10の上流側に設けられた第1ローラ
22aと、下流側に設けられた第2ローラ22bと、こ
の第1ローラ22aと第2ローラ22bを連結しチップ
部品Aを搬送する部品搬送ベルト22cにより構成され
る。ここで、図1に示すように、チップ部品供給装置1
のチップ部品Aの供給側には、自動マウント装置24が
配置されている。この自動マウント装置24の本体の下
部には、チップ部品Aを受け取るためのノズル26と、
チップ部品Aの供給タイミングを設定するためのアーム
28がそれぞれ下方に延びるように設けられている。
【0021】また、チップ部品供給装置1のハウジング
2内部の自動マウント装置24近傍側には、図1に示す
ように、駆動ローラ30が設けられている。この駆動ロ
ーラ30には、上記アーム28の下降動作により図1に
おいて反時計回りに回動するレバー32が駆動機構(図
示せず)を介して取り付けられている。この駆動ローラ
30は、第2整列回転板20と第1駆動ベルト34によ
り連結され、さらに、第2整列回転板20は、第1整列
回転板16と第2駆動ベルト36により、ローラ装置2
2の第1ローラ22aと第3駆動ベルト38によりそれ
ぞれ連結されている。ここで、駆動ローラ30の駆動機
構は、レバー32の動作により駆動ローラ30が以下の
ように動作する機構である。即ち、アーム28の下降動
動作によりレバー32が下方に向けて反時計回りに回動
する。このとき、駆動ローラ30もレバー32と一体的
に回動し、この結果、第1駆動ベルトが反時計回りに移
動する。アーム28が上昇動作する際には、レバー32
は自動的に図1に示す水平位置に戻るが、駆動ローラ3
0は回動することなくその位置に止まっている。
【0022】この第1実施形態においては、上述したよ
うに、自動マウント装置24のアーム28の上下動作及
びレバー32の回動動作により、駆動ローラ30を所定
のタイミングで駆動させている。しかし、この第1実施
形態において、この自動マウント装置22のアーム28
及びレバー32の代わりに、ハウジング2内にシリンダ
機構又は薄型モータ(図示せず)を設け、これらのシリ
ンダ機構又は薄型モータにより、駆動ローラ30を自動
マウント装置24と同期させ所定のタイミングで駆動さ
せるようにしてもよい。
【0023】次に、このように構成された本発明の第1
実施形態の動作を説明する。まず、多数個のチップ部品
Aがバラ積み状態で収納されている部品収納ケース4
が、チップ部品供給装置1のハウジング2の内部の上方
に形成された第1部品貯溜室6の上部開口部12に装着
され、これにより、部品収納ケース4内のチップ部品A
が第1部品貯溜室6内に供給される。次に、第1部品貯
溜室6の3次元空間内でバラ積み状態のままで収納され
たチップ部品Aは、第1部品貯溜室6の底面部14に沿
って自重により下方へ滑り落ちる。このとき、チップ部
品Aがこの底面部14の下方で集合し過ぎて第2部品貯
溜室8の方へ落下できなくなるときがある。しかしなが
ら、これらのチップ部品Aは、第1整列回転板16が反
時計回りに回転による一側面16aに形成された突起部
16bの上方への移動により、上方に解き放たれる。こ
の結果、解き放たれたチップ部品Aは、部品厚さ方向に
互いに重ならない二次元的なバラ積み状態でスムーズに
第2部品貯溜室8へ向かって自重により下方へ滑り落ち
る。ここで、この実施形態では、第1整列回転板16の
一側面16aには、4つの突起部16bが形成されてい
るが、自動マウント装置24のアーム28の上下動作が
1回行われる毎に、チップ部品Aを少なくとも一度上方
へ解き放つことができるような数だけこの突起部16b
が設けられている。
【0024】次に、部品は、第2部品貯溜室8内で、部
品厚さ方向に互いに重ならない状態の2次元的空間内に
先ず収納され、次に、底面部18に沿って自重により下
方に滑り落ちる。このときは、第2部品貯溜室8の底面
部18から部品整列通路10へ1列に整列して自重によ
り滑り落ちようとする部品と第2整列回転板20の円周
面20aとの間に楔状に食い込んだ部品が、第2整列回
転板20の回転により生じるの円周面20aと部品との
摩擦により、上方へ解き放たれる。この結果、チップ部
品Aが1列で通過できる間隔が形成され、チップ部品A
は、部品整列通路10へ向かってスムーズに自重により
下方へ滑り落ち、部品整列通路10上で、1列に整列す
る。
【0025】一方、自動マウント装置24が下降動作す
ることにより、ノズル26が、部品整列通路10上で1
列に整列したチップ部品Aを1個づつ受け取る。このと
き、アーム28も同時に下降し、レバー32を下方へ押
し下げる。このレバー32の回動動作により、駆動ロー
ラ30が所定の角度だけ回動し、これにより、第1、第
2及び第3駆動ベルト34,36,38が同時に駆動さ
れる。これにより、第1整列回転板16、第2整列回転
板20及びローラ装置22は、自動マウント装置24の
下降動作に同期して所定のタイミングで作動する。これ
により、第1整列回転板16及び第2整列回転板20が
それぞれ所定の角度だけ反時計回りに回転する。また、
ローラ装置22の第1ローラ22aも所定の角度だけ回
動する。この第1ローラ22aの回動動作により、ロー
ラ装置22の部品搬送ベルト22c上のチップ部品Aが
図1の左方へ所定の距離だけ移動する。このようにして
部品整列通路10上のチップ部品Aは、部品送り出し用
のローラ装置22により所定のタイミングで1個づつノ
ズル23の下方位置である所定位置に送り出される。
【0026】上述した本発明の第1実施形態において、
チップ部品Aの横断面形状が長方形の場合にはチップ部
品Aの姿勢を部品供給方向に対して交差する方向に90
度変換する必要が有る。図4乃至図6により、チップ部
品Aの姿勢を部品供給方向に対して交差する方向に90
度変換するための機構を説明する。チップ部品Aを自動
マウント装置に供給する際には、直方体形状のチップ部
品Aの最大面である吸着面74が上向きであることが要
求される。このため、図5(a)に示された部品整列通
路10へ供給されたチップ部品Aの姿勢を90度変換し
て図5(b)に示された姿勢(吸着面74が上向き)に
する必要がある。このため、第1実施形態において、図
6に示された変換溝78が形成された部品姿勢変換機構
76を部品整列通路10の上流側の傾斜部に設けるよう
にした。この部品姿勢変換機構76は、樹脂加工品等で
製作されている。この部品姿勢変換機構76により、チ
ップ部品Aには機械的圧力が作用することなく、チップ
部品Aが1列に整列した後自重により変換溝78内で滑
り落ちながらその姿勢が部品供給方向に対して交差する
方向に90度変換される。この結果、可動式であれば機
構が複雑となり高コストとなるが、そのような問題も生
じない。また、構造的に簡易であるため、機械加工が簡
単で、信頼性も高い。また、この変換溝78が形成され
た部品姿勢変換機構76を樹脂モールドにより製作する
ようにしてもよい。この場合には、複雑な機械加工が不
要となる。
【0027】次に図7乃至図15により本発明の第2実
施形態を説明する。この第2実施形態は、図1に示す第
1実施形態における第1整列回転板16と第2整列回転
板20を設けることなく、その代わりに上下方向に往復
運動をする整列板を設けるようにしたものである。ここ
で、図7は正面断面図、図8は図7のC−C線に沿って
見た部分断面図、図9は図7のD−D線に沿って見た部
分断面図、図10は図7の第2部品貯溜室及びその周辺
を示す要部拡大断面図、図11は図10を矢印Eの方向
から見た部分拡大断面図、図12及び図13は整列板が
上昇及び下降した状態をそれぞれ示す要部拡大断面図、
図14及び図15はローラー装置の端部における部品分
離機構の動作を示すための部分平面図である。
【0028】図7乃至図9に示すように、100はチッ
プ部品供給装置であり、このチップ部品供給装置100
は、ハウジング102を備えている。また、4は部品収
納ケースであり、この部品収納ケース4には、予め多数
個のチップ部品Aがバラ積み状態で収納されている。チ
ップ部品供給装置100のハウジング102の内部の上
方には、3次元的空間内にバラ積み状態のチップ部品A
を貯溜する第1部品貯溜室104が形成されており、こ
の第1部品貯溜室104の下方には、部品厚さ方向に部
品が互いに重ならない状態の2次元的空間内に多数個の
チップ部品Aを貯溜する第2部品貯溜室106が形成さ
れ、さらに、この第2部品貯溜室106の下方には、部
品の横断面形状に見合うように形成された空間内にチッ
プ部品Aを1列に整列させる部品整列通路108が形成
されている。
【0029】ここで、部品収納ケース4は、ハウジング
102の第1部品貯溜室104の上部開口部110に装
着され、これにより、部品収納ケース4内に収納された
多数個のチップ部品Aが第1部品貯溜室104内に供給
される。3次元的部品配置空間を形成する第1部品貯溜
室104の底面部112は、図7及び図10に示すよう
に、チップ部品Aが自重で滑り落ちることができる程度
に傾斜して形成され、さらに、2次元的部品配置空間を
形成する第2部品貯溜室106に連通している。また、
第2部品貯溜室106の底面部120は、チップ部品A
が自重で滑り落ちることができる程度に傾斜させて形成
され、さらに、部品を1列に整列させる部品整列通路1
08に連通している。
【0030】これらの第1部品貯溜室104、第2部品
貯溜室106及び部品整列通路108に連通する空間内
には、上下方向に往復運動する整列板114が設けられ
ている。この整列板114は、その上端部に第1整列部
116を形成し、さらに、この第1整列部116の下方
に第2整列部118を形成している。ここで、整列板1
14の第1整列部116は、図11に示すように、その
基端部が厚みFを有し、チップ部品Aが第1部品貯溜室
104から第2部品貯溜室106に向かって自重で滑り
落ちる程度に傾斜した傾斜面116aが形成されてい
る。さらに、図11に示すように、第2整列部118に
は、厚みがGである傾斜溝118aが形成されている。
この傾斜溝118aの底部には、チップ部品Aが第1部
品貯溜室104から第2部品貯溜室106に向かって自
重で滑り落ちる程度に傾斜した傾斜面118bが形成さ
れている。なお、厚みGは第2部品貯溜室106の厚み
である。この結果、整列板114の第2整列部118の
傾斜溝118aは、上下移動すると共に第2部品貯溜室
106の一部として機能している。
【0031】この整列板114は、所定のタイミングで
図10と図13に示す最下位置と図14に示す最上位置
との間を上下移動し、チップ部品Aを、後述するよう
に、第1部品貯溜室104から第2部品貯溜室106を
経由して部品整列通路108に導く。この第2実施形態
においては、第1整列部116と第2整列部118とが
整列板114として一体的に形成されているが、本発明
は、これに限らず、第1整列部116と第2整列部11
8とを別々の整列板にそれぞれ形成するようにしてもよ
い。
【0032】チップ部品供給装置100のハウジング1
02の内部の部品整列通路108の上流側には、図6に
示す部品姿勢変換機構76と同様な機能を有する部品姿
勢変換機構122が設けられ、この反転機構122によ
り、チップ部品Aの姿勢が、その吸着面が上向きとなる
ように部品供給方向に対して交差する方向に90度変換
される。また、部品整列通路108の下流側には、部品
送り出し用のローラ装置124が設けられている。この
ローラ装置124は、図7において右側に設けられた従
動ローラ124aと、左側に設けられた駆動ローラ12
4bと、この従動ローラ124aと駆動ローラ124b
を連結しチップ部品Aを搬送する部品搬送ベルト124
cにより構成される。
【0033】さらに、図14と図15に示すように、ロ
ーラ装置124の部品搬送ベルト124cの先端部に
は、チップ部品Aを1つづつ分離して所定のタイミング
で外部へ送りだす部品分離機構126が設けられてい
る。この部品分離機構126は、部品搬送ベルト124
cによって送られて来たチップ部品Aをベルト124c
の先端部で止めるストッパー部材128とチップ部品A
の部品整列通路108からの飛び出しを防ぐ上部カバー
部材130から構成されている。ストッパー部材128
には、チップ部品Aが丁度1つ入ることが可能な大きさ
の溝部128aが形成されている。このストッパー部材
128は、部品進行方向Iと90度交差する水平方向J
に移動可能である。また、上部カバー部材130には、
ストッパー部材128が水平移動した位置(図15に示
す位置)でチップ部品Aを取り出すことができる大きさ
の窓部130aが形成されており、この窓部130aか
らチップ部品Aを外部へ取り出すことができるようにな
っている。ここで、図14はストッパー部材128がチ
ップ部品Aを受け入れる状態の位置を示し、図15はチ
ップ部品を取り出す状態の位置を示している。
【0034】図7に示すように、チップ部品供給装置1
00のチップ部品Aの供給側には、自動マウント装置2
4が配置されている。この自動マウント装置24の本体
の下部には、チップ部品Aを受け取るためのノズル26
が設けられている。なお、駆動ローラ124b、整列板
114及びストッパー部材128は、1つの駆動源(図
示せず)に接続されている。駆動源として、ハウジング
102内に内蔵された内部駆動(例えば、モーター、エ
アーシリンダ等)が使用される。この駆動源により、駆
動ローラ124b、整列板114及びストッパー部材1
28が、自動マウント装置24の部品の取り出しのため
の上下動作と所定のタイミングで同期して駆動され、こ
の結果、この所定のタイミングで外部へチップ部品Aが
送り出される。
【0035】次にこのように構成された第2実施形態の
動作を説明する。まず、多数個のチップ部品Aがバラ積
み状態で収納されている部品収納ケース4が、チップ部
品供給装置100のハウジング102の内部の上方に形
成された第1部品貯溜室104の上部開口部110に装
着され、これにより、部品収納ケース4内のチップ部品
Aが第1部品貯溜室104内に供給される。
【0036】次に、第1部品貯溜室104の3次元空間
内でバラ積み状態のままで収納されたチップ部品Aは、
第1部品貯溜室104の底面部112に沿って自重によ
り下方へ滑り落ちる。チップ部品Aの幾つかは、第1部
品貯溜室104からスムーズに直接第2部品貯溜室10
6に落下する。このとき、図10に示すように、第1部
品貯溜室104の底面部112の下方で、整列して自重
により滑り落ちようとする部品と整列板114の第1整
列部116の傾斜面116aから滑り落ちようとする部
品が集中し過ぎて楔状に食い込み、整列した部品が第2
部品貯溜室106へ落下できなくなることがある。しか
しながら、本実施形態においては、図12に示すよう
に、整列板114の第1整列部116が上方に移動する
ため、この第1整列部116の傾斜面116aから滑り
落ちようとする部品が上方に解き放たれ、これれによ
り、楔状の食い込みが解消される。このとき、チップ部
品Aは、再び整列し、部品の厚さ方向に互いに重ならな
い2次元的なバラ積み状態でスムーズに第2整列部11
8の傾斜溝118aを通って第2部品貯溜室106へ向
かって自重により下方へ滑り落ちる。このようにして、
チップ部品Aは、第2部品貯溜室106内で、部品の厚
さ方向に互いに重なり合わない状態で2次元形空間に収
納される。この後、図13に示すように、整列板114
の第1整列部116が下方に移動し、同様な動作が所定
のタイミングで繰り返される。
【0037】このようにして第2部品貯溜室106内に
収納されたチップ部品Aは、第2部品貯溜室106の底
面部120に沿って自重により下方へ滑り落ちる。この
とき、図10に示すように、第2部品貯溜室106の底
面部120の下方で、整列して自重により滑り落ちよう
とする部品と整列板114の第2整列部118の傾斜溝
118aから滑り落ちようとする部品が集中し過ぎて楔
状に食い込み、整列した部品が部品整列通路108へ落
下できなくなることがある。しかしながら、本実施形態
においては、図12に示すように、整列板114の第2
整列部118が上方に移動するため、この第2整列部1
18の傾斜溝118aから滑り落ちようとする部品が上
方に解き放たれ、これにより、楔状の食い込みが解消さ
れる。このとき、チップ部品Aは、再び整列し、スムー
ズに部品整列通路108の方に滑り落ちる。この後、図
13に示すように、整列板114の第2整列部118が
下方に移動し、同様な動作が所定のタイミングで繰り返
される。
【0038】このようにして部品整列通路108へ導か
れたチップ部品Aは、自重で部品姿勢変換機構122内
に滑り落ち、その姿勢が90度反転された後、部品送り
出し用ローラ装置124へ導かれる。ローラ装置124
の部品搬送ベルト124cにより搬送されたチップ部品
Aは、ストッパー部材128の溝部128aに当接して
停止する(図14参照)。このとき、停止したチップ部
品Aと後続のチップ部品Aは、部品搬送ベルト124c
上で滑っている状態となる。このようにしてストッパー
部材128の溝部128aが確実にチップ部品Aを受け
止めた後、このストッパー部材128は、図15に示す
ように、部品搬送ベルト124cの部品搬送方向とは9
0度交差した方向に所定の距離だけ水平移動する。この
ストッパー部材128の水平移動により、チップ部品A
は後続のチップ部品Aから分離されるため、後続のチッ
プ部品Aにより溝部128aのチップ部品Aが押し付け
られていた力が解除され、この結果、チップ部品Aの取
り出しが容易となる。
【0039】また、上部カバー部材130が設けられて
いるので、チップ部品Aの飛び出しが防止される。上部
カバー部材130に形成された窓部130aから、自動
マウント装置24のノズル26により、チップ部品Aが
1個づつ外部へ取り出される。この実施形態では、整列
板114、駆動ローラ124b及びストッパー部材12
8は、所定のタイミングで連動同期して1つの駆動源に
より駆動される。
【0040】次に図16乃至図20により本発明の第3
実施形態を説明する。図16は正面断面図、図17は図
16のK−K線に沿って見た部分断面図、図18は図1
6のM−M線に沿って見た部分断面図である。図19
は、ローラー装置の端部における部品分離機構の動作
(部品受取り位置)を示すための部分平面図であり、図
20は、ローラー装置の端部における部品分離機構の動
作(部品取出し位置)を示すための部分平面図である。
この第3実施形態において、上述した第2実施形態と同
一構成のものは、同一符合を付し、その説明は省略す
る。この本発明の第3実施形態は、第2実施形態におけ
る部品収納ケース4、第1部品貯溜室104、第2部品
貯溜室106、部品整列通路108と同様な構造のもの
をチップ部品供給装置の表側(右側)と裏側(左側)に
それぞれ設けると共に、ハウジング、整列板、ローラ装
置及び部品分離機構は共用して使用するようにしたもの
である。
【0041】即ち、本発明の第3実施形態のチップ部品
供給装置150は、ハウジング152を備え、このハウ
ジング152内に、部品収納ケース4、第1部品貯溜室
104、第2部品貯溜室106、部品整列通路108
が、平面的に見て左右点対称となるように(図18参
照)、チップ部品供給装置150の表側と裏側にそれぞ
れ設けられている。また、ハウジング152には、整列
板154が設けられており、この整列板154は、表裏
対称(左右点対称)な形状であり、表側と裏側に、第2
実施形態の整列板114ものと同様な構造の第1整列部
と第2整列部をそれぞれ備えている。また、部品分離機
構158は、ストッパー部材160と上部カバー部材1
62により構成されている。ストッパー部材160に
は、2つの部品整列通路108に対応するように、2つ
の溝部160aが設けられており、同様に、上部カバー
部材162には、2つの窓部162aが設けられてい
る。ここで、図19はストッパー部材160がチップ部
品Aを受け入れる状態の位置を示し、図20はチップ部
品を取り出す状態の位置を示している。
【0042】さらに、図16に示すように、ローラ装置
156が設けられている。この第3実施形態におけるロ
ーラ装置156は、自動マウント装置24のアーム28
の上下動作により、所定のタイミングで駆動動作を行う
構造を採用している。即ち、ローラ装置156は、部品
供給方向に対して上流側と下流側に設けられたローラー
130,131、これらのローラ130,131を連結
する部品搬送ベルト132、自動マウント装置24のア
ーム28にその一端が押し下げられて上下動する第1レ
バー133、この第1レバー133の他端にその一端が
連結された第2レバー134と、この第2レバー134
の他端に連結され回動動作を行う第1回転盤135と、
この第1回転盤135にその一端が連結された第3レバ
ー136と、この第3レバー136の他端にその一端が
係合し且つその他端が上述した整列板154の下端部に
連結されたL字形状の第4レバー137と、第1回転盤
135にその一端が連結され且つその他端がローラ13
1の回転軸と連結された第5レバー138と、ローラ1
31を一方向(反時計回り)のみに回転可能とするラッ
チ139と、第1回転盤135にその一端が連結された
第6レバー140と、この第6レバー140の他端に連
結され回動動作を行い且つストッパ作動部材141aを
備えた第2回転盤141と、第1レバー133の他端
(図16において右側端)を常時下方に押し下げるよう
に付勢された第1バネ142と、整列板154が最上位
置に位置するように第4レバー137の一端(下側端)
を図16中左側に引っ張る第2バネ143と、第2回転
盤141を時計回りに回動するように常時付勢された第
3バネ144と、から構成されている。
【0043】次に、このように構成された第3実施形態
の動作を説明する。自動マウント装置24が図16に示
すように上方に位置しているときは、整列板154は最
上位置に位置している。自動マウント装置24が下降す
ると、自動マウント装置24のアーム28も同時に下降
動作し、これにより、第1レバー133、第2レバー1
34、第1回転盤135、第3レバー136、第4レバ
ー137を介して、整列板154が最下位置に向けて下
降する。このとき、第5レバー138が図16中左方向
に移動するが、ローラ131はラッチ139により係止
されているため時計回りには回転しないようになってい
る。同時に、第6レバー140が反時計回りに回動し、
その結果、第2回転盤141が時計回りに回転し、スト
ッパ作動部材141aがストッパー部材160を水平方
向に移動させる。これにより、ストッパー部材160は
図20に示す位置となる。また、自動マウント装置24
と共にノズル26も下降し、ノズル26がチップ部品A
を外部に取り出す。この後、自動マウント装置24は上
昇する。このとき、第1バネ142、第2バネ143及
び第3バネ144の作用により、ローラ装置156は、
図16に示した位置に復帰する。また、この自動マウン
ト装置24の上昇により、第5レバー138が図16中
右側に移動する。この結果、ローラ131が反時計回り
に所定距離だけ駆動され、部品搬送ベルト132が反時
計回りの方向に所定距離だけチップ部品Aを搬送する。
このようにして、所定のタイミングで整列板が上下移動
を行うことにより、第2実施形態と同様に、別々の部品
収納ケース4に収納されたチップ部品Aは、それぞれの
側の第1部品貯溜室104から第2部品貯溜室106を
経由して部品整列通路108に同期進行の形で導かれ
る。ローラー装置156の部品搬送ベルト132上の2
つの部品整列通路108により導かれたそれぞれのチッ
プ部品Aは、ストッパー部材160の溝部160aにそ
れぞれ収納され、その後、ストッパ部材160が水平移
動し、上部カバー部材162の窓部162aから、自動
マウント装置24のノズル26により1個づつ外部へ取
り出される。
【0044】この第3実施形態によれば、このようにハ
ウジング152、整列板154、ローラ装置156及び
部品分離機構158を共有とすることにより、コストを
押さえることができ、しかも、2つの部品整列通路10
8を設けたため、部品供給能力は2倍となる。さらに、
2つの部品整列通路108を設けたにもかかわらず、部
品搬送ベルト132は1つの部品整列通路を設けた第2
実施形態の部品搬送ベルト124cと同様な幅のものを
使用できる。このようにして、薄型で高密度な部品供給
装置を提供することができる。
【0045】次に図21により本発明の第4実施形態を
説明する。この第4実施形態において、図7乃至図15
に示された第2実施形態と同一構成のものは同一符号を
付し、その説明は省略する。図21に示すように、17
0は、チップ部品供給装置であり、このチップ部品供給
装置170は、ハウジング172を備えている。また、
54は、カートリッジ式部品収納ケースであり、この部
品収納ケース54には、予め多数個(一般には数千〜数
万個)のチップ部品Aが収納されている。このカートリ
ッジ式部品収納ケース54には、部品厚さ方向には部品
が重ならない2次元的部品配置空間が形成されている。
このため、表裏判別する必要のある部品の場合には、こ
の2次元空間内に、表裏判別し表裏整列させた(チップ
部品の裏側と表側がそれぞれ同一方向に向くように整列
させた)状態でチップ部品Aを収納するようにすればよ
い。チップ部品供給装置170のハウジング172の内
部の上方には、部品厚さ方向に部品が互いに重ならない
状態の2次元的空間内に多数個のチップ部品Aを表裏反
転しないようにして貯溜する部品貯溜室174が形成さ
れ、さらに、この部品貯溜室56の下方には、部品の横
断面形状に見合うように形成された空間内にチップ部品
Aを1列に整列させる部品整列通路108が形成されて
いる。
【0046】ここで、カートリッジ式部品収納ケース5
4は、ハウジング172の部品貯溜室174の上部開口
部176に斜めに傾けて装着され、これにより、カート
リッジ式部品収納ケース54内に収納された多数個のチ
ップ部品Aが部品貯溜室174内に2次元的に整列した
ままの状態で供給される。部品貯溜室174の底面部1
78は、部品が自重で滑り落ちることができる程度に傾
斜させて形成され、さらに、チップ部品Aを1列に整列
させる部品整列通路108に連通している。これらの部
品貯溜室174と部品整列通路108の間には、上下移
動可能な整列板180が設けられている。この整列板1
80は、部品貯溜室174と同じ厚み(図11のGと同
じ厚み)を有し、その上端部には、傾斜面180aが形
成されている。なお、図21は、この整列板180が上
昇した位置にある状態を示している。さらに、第2実施
形態と同様に、部品姿勢変換機構122、ローラー装置
124、部品分離機構126等が設けられている。
【0047】このように構成された本発明の第4実施形
態の動作を説明する。まず、多数個のチップ部品Aが2
次元状態(場合によっては、表裏判別し表裏整列させた
状態)で収納されているカートリッジ式部品収納ケース
54が、チップ部品供給装置170のハウジング172
の内部の上方に形成された部品貯溜室174の上部開口
部176に装着され、これにより、カートリッジ式部品
収納ケース54内のチップAが2次元状態(場合によっ
ては、表裏判別された状態)のままで部品貯溜室174
内に供給される。次に、部品は、部品貯溜室174内
で、部品厚さ方向に互いに重ならない状態の二次元的空
間内に先ず収納され、次に、底面部178に沿って自重
により下方に滑り落ちる。このときは、部品貯溜室17
4の底面部178の下方で、整列して自重により滑り落
ちようとする部品と整列板180の傾斜面180aから
滑り落ちようとする部品が集中し過ぎて楔状に食い込
み、整列した部品が部品整列通路108へ落下できなく
なる。しかしながら、本実施形態においては、整列板1
80の傾斜面180aが上方に移動するため、整列板1
80の傾斜面180aから滑り落ちようとする部品が上
方に解き放たれ、これにより、楔状の食い込みが解消さ
れる。このとき、チップ部品Aは、再び整列し、スムー
ズに部品整列通路108の方に滑り落ちる。この後、整
列板180の傾斜面180aが下方に移動し、同様な動
作が所定のタイミングで繰り返される。
【0048】このようにして部品整列通路108へ導か
れたチップ部品Aは、第2実施形態と同様に、部品姿勢
変換機構122、ローラ装置124、ストッパー部材1
28の溝部128aを経由して、上部カバー部材130
に形成された窓部130aから、自動マウント装置24
のノズル26により、チップ部品Aが1個づつ外部へ取
り出される。
【0049】次に図22により本発明の第5実施形態を
説明する。図22(a)は、図11に相当する図面であ
り、チップ部品供給装置を示す部分拡大断面図であり、
図22(b)は、図22(a)の整列板をN−N方向か
ら見た部分断面図である。この第5実施形態において
は、ハウジング200が、本体部202と、裏カバー2
04と、表カバー206から構成されている。このハウ
ジング200の本体部202には、図7等で示される第
2実施形態と同様に、第1部品貯溜室104及び第2部
品貯溜室106が形成されている。この第5実施形態に
おいては、ハウジング200の本体部202に傾斜面2
02a(固定)が形成されている。また、ハウジング2
00の表カバー206内にも同様に傾斜面206a(固
定)が形成されている。さらに、この表カバー206内
には、第1部品貯溜室104の一部として機能する窪み
部104aが形成されている。210は整列板であり、
この整列板210は、第1整列部212と第2整列部2
14と備えている。第1整列部212には、整列板21
0が下方に位置しているとき(図中実線で示す)、ハウ
ジング200の本体部202の傾斜面202aと連続す
るような傾斜面212aが形成されている。また、この
整列板210の第1整列部212は、表カバー206の
内部にも形成され、同様に、傾斜面212bが形成され
ている。この傾斜面212bは、それが下方に位置して
いるとき表カバー206の内部に設けられた傾斜面20
6aと連続するように形成されている。整列板210の
第2整列部214には、図7等に示す第2実施形態と同
様に、傾斜溝214aが形成され、この傾斜溝214a
の底部には、チップ部品が第2部品貯溜室106から部
品整列通路に向かって自重で滑り落ちる程度に傾斜した
傾斜面214bが形成されている。図22中、仮想線
は、整列板210が上方に移動した位置を示している。
【0050】この第5実施形態によれば、チップ部品を
第1部品貯溜室104から第2部品貯溜室106に導く
際、整列板210の第1整列部212が上方に移動する
ことにより、第1部品貯溜室104内での部品の楔状の
食い込みが解消され、チップ部品Aは、第2整列部21
4の傾斜溝214aを通って第2部品貯溜室106に向
かって自重により下方に滑り落ちる。また、整列板21
0の第2整列部214が上方に移動することにより、第
2部品貯溜室106内での部品の楔状の食い込みが解消
され、チップ部品Aは、スムーズに部品整列通路の方に
滑り落ちる。一方、図11に示す第2実施形態では、チ
ップ部品の大きさや形状・材質によっては、整列板11
4を上昇させる際に、第1整列部116の傾斜面116
aとハウジング120の表カバー(図11において傾斜
面116aの右側に位置している)の内側壁面との間
で、チップ部品が挟まり、このチップ部品により表カバ
ーの内側壁面が損傷することがある。このような場合に
おいて、この第5実施形態によれば、この表カバー20
6内に窪み部104aを形成するようにしているので、
整列板210が上昇する際に、上述したようなチップ部
品による表カバーの内側壁面の損傷を確実に防止するこ
とができる。なお、この図22に示された第5実施形態
の構造は、図16乃至図20に示された第3実施形態に
適用可能である。
【0051】次に図23及び図24により本発明の第6
実施形態を説明する。この第6実施形態は、図22に示
された第5実施例における整列板210をよりシンプル
な形状としたものである。ここで、図23は、図11及
び図22に相当する図面であり、チップ部品供給装置を
示す部分拡大断面図であり、図24は、図23のP−P
方向から見たチップ部品供給装置の部分断面図である。
この第6実施形態においては、ハウジング300が、本
体部302と、裏カバー304と、表カバー306から
構成されている。このハウジング300の本体部302
には、第1部品貯溜室104及び第2部品貯溜室106
が形成されている。ハウジング300の本体部302の
底面に傾斜面302a(固定)が形成されている。ま
た、ハウジング300の表カバー306内にも同様に傾
斜面306a(固定)が形成されている。さらに、この
表カバー306内には、第1部品貯溜室104の一部と
して機能する窪み部104aが形成されている。310
は整列板であり、この整列板310は、その上端部に第
1整列部312を備え、さらに、この第1整列部312
の下方に第2整列部314を備えている。この第1整列
部312には、第1部品貯溜室104と第2部品貯溜室
106の間に位置する傾斜面312aが形成されてい
る。また、第2整列部314には、第2部品貯溜室10
6と部品整列通路108の間に位置する傾斜面314a
が形成されている。整列板310の厚みは、第2部品貯
溜室106と同じである。この整列板310は、所定の
最上位置(図24に示す位置)と所定の最下位置との間
を上下移動可能である。これらの最上位置と最下位置は
任意に変更可能である。
【0052】この第6実施形態によれば、チップ部品を
第1部品貯溜室104から第2部品貯溜室106に導く
際、図24で示すように、整列板310の第1整列部3
12が上方に移動することにより、第1部品貯溜室10
4の下部で生じる部品の楔状の食い込みが解消され、チ
ップ部品Aは、第2部品貯溜室106に向かって自重に
より下方に滑り落ちる。また、整列板310の第2整列
部314が、上方に移動することにより、第2部品貯溜
室106内での部品の楔状の食い込みが同様に解消さ
れ、チップ部品Aは、スムーズに部品整列通路108の
方に自重により滑り落ちる。さらに、この第6実施形態
によれば、図22に示す第5実施形態と同様に、表カバ
ー306内に窪み部104aを形成するようにしている
ので、整列板310が上昇する際に、チップ部品による
表カバーの内側壁面の損傷を確実に防止することができ
る。同様に、図23及び図24に示された第6実施形態
の構造は、図16乃至図20に示された第3実施形態に
適用可能である。
【0053】以上、第1整列手段、第2整列手段及び整
列手段として、回転板又は整列板を使用した実施形態を
説明したが、本発明は、これに限定されることはない。
即ち、本発明の第1整列手段、第2整列手段及び整列手
段として、上述の回転板又は整列板以外に、振動式(ボ
ウル型、直進型及びホッパ型)、回転式(ドラム型及び
水平型)、揺動式(ブレード揺動型及びホッパ揺動
型)、ベルト式(エスカレータ型及び水平型)、ジェッ
ト式(液体型及び空気型)等の既存の機構を用いること
も可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のチップ部
品供給装置によれば、バラ積み供給方式でチップ部品を
確実且つ効率的に供給することができる。また、構造が
比較的簡単で低コストで大量に部品を供給することがで
きる。さらに、本発明のカートリッジ式部品収納ケース
によれば、2次元的部品配置空間内でチップ部品を表裏
整列させて収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のチップ部品供給装置の第1実施形態
を示す正面断面図
【図2】 図1の側面断面図
【図3】 図2の要部拡大断面図
【図4】 チップ部品を示す斜視図
【図5】 90度姿勢を変換されたチップ部品を示す斜
視図
【図6】 チップ部品姿勢変換機構を示す斜視図
【図7】 本発明のチップ部品供給装置の第2実施形態
を示す正面断面図
【図8】 図7のC−C線に沿って見た部分断面図
【図9】 図7のD−D線に沿って見た部分断面図
【図10】 図7の第2部品貯溜室及びその周辺を示す
要部拡大断面図
【図11】 図10を矢印Eの方向から見た部分拡大断
面図
【図12】 整列板が上昇及び下降した状態を示す腰部
拡大断面図
【図13】 整列板が下降した状態を示す腰部拡大断面
【図14】 ローラー装置の端部における部品分離機構
の動作(部品受取り位置)を示すための部分平面図
【図15】 ローラー装置の端部における部品分離機構
の動作(部品取出し位置)を示すための部分平面図
【図16】 本発明のチップ部品供給装置の第3実施形
態を示す正面断面図
【図17】 図16のK−K線に沿って見た部分断面図
【図18】 図16のM−M線に沿って見た部分断面図
【図19】 ローラー装置の端部における部品分離機構
の動作(部品受取り位置)を示すための部分平面図
【図20】 ローラー装置の端部における部品分離機構
の動作(部品取出し位置)を示すための部分平面図
【図21】 本発明のチップ部品供給装置の第実施形
態及び本発明のカートリッジ式部品収納ケースを示す正
面断面図
【図22】 本発明のチップ部品供給装置の第5実施形
態を示す正面断面図(図22(a))及びN−N方向か
ら見た部分断面図(図22(b))
【図23】 本発明のチップ部品供給装置の第6実施形
態を示す部分拡大断面図
【図24】 図23のP−P方向から見たチップ部品供
給装置の部分断面図
【符号の説明】
1,100,150,170 チップ部品供給装置 2,102,152,172,200 ハウジング 4,54 部品収納ケース 6,104 第1部品貯溜室 8,106 第2部品貯溜室 10,58,108 部品整列通路 12,60,110,174 上部開口部 14,62,120,178 底面部 16 第1整列回転板 18 底面部 20 第2整列回転板 22,124,156 ローラ装置 24 自動マウント装置 26 ノズル 28 アーム 30 駆動ローラ 32 レバー 34 第1駆動ベルト 36 第2駆動ベルト 38 第3駆動ベルト 56,174 部品貯溜室 64 整列回転板 72 駆動レバー装置 74 吸着面 76,122 部品姿勢変換機構 78 変換溝 114,154,180,210,310 整列板 116,212 第1整列部 118,214 第2整列部 126 部品分離機構 128,160 ストッパー部材 130,162 上部カバー部材 312 傾斜部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バラ積み状態の多数のチップ型部品を収
    納する部品収納ケースと、 この部品収納ケースがその上部に取り付けられ、上記部
    品収納ケース内のチップ型部品をバラ積み状態のまま収
    納すると共に上記チップ部品が自重により下方へ移動で
    きるようにその底面部が傾斜して形成された第1部品貯
    溜室と、 この第1部品貯溜室の下部に設けられ、上記チップ部品
    がその厚み方向に互いに重なり合わないように形成され
    た空間内に上記チップ部品を2次元的に収納すると共に
    上記チップ部品が自重により下方へ移動できるようにそ
    の底面部が傾斜して形成された第2部品貯溜室と、 この第2部品貯溜室の下部に設けられ、上記チップ部品
    の横断面形状に見合うように形成され、上記チップ部品
    を1列に整列させる部品整列通路と、 上記第1部品貯溜室と第2部品貯溜室の間に設けられ、
    チップ部品を2次元的に整列させ下方へ自重移動させる
    第1整列手段と、 第2部品貯溜室と部品整列通路の間に設けられ、チップ
    部品を1列に整列させ下方へ自重移動させる第2整列手
    段と、 上記部品整列通路上の部品を1個づつ所定位置へ送り出
    す送出手段と、を有することを特徴とするチップ部品供
    給装置。
  2. 【請求項2】 上記第1整列手段は上記第1部品貯溜室
    と第2部品貯溜室を連通する空間内を上下移動する第1
    整列板であり、上記第2整列手段は上記第2部品貯溜室
    と部品整列通路とを連通する空間内を上下移動する第2
    整列板であることを特徴とする請求項1記載のチップ部
    品供給装置。
  3. 【請求項3】 上記第1整列板と第2整列板は、一体的
    に形成されていることを特徴とする請求項2記載のチッ
    プ部品供給装置。
  4. 【請求項4】 バラ積み状態の多数のチップ部品を収納
    する部品収納ケースが取り付け可能であり、上記部品収
    納ケース内のチップ部品をバラ積み状態のまま収納する
    と共に上記チップ部品が自重により下方へ移動できるよ
    うにその底面部が傾斜して形成された第1部品貯溜室
    と、 この第1部品貯溜室の下部に設けられ、上記チップ部品
    がその厚み方向に互いに重なり合わないように形成され
    た空間内に上記チップ部品を2次元的に収納すると共に
    上記チップ部品が自重により下方へ移動できるようにそ
    の底面部が傾斜して形成された第2部品貯溜室と、 この第2部品貯溜室の下部に設けられ、上記チップ部品
    の横断面形状に見合うように形成され、上記チップ部品
    を1列に整列させる部品整列通路と、 上記第1部品貯溜室と第2部品貯溜室の間に設けられ、
    チップ部品を2次元的に整列させ下方へ自重移動させる
    第1整列手段と、 第2部品貯溜室と部品整列通路の間に設けられ、チップ
    部品を1列に整列させ下方へ自重移動させる第2整列手
    段と、 上記部品整列通路上の部品を1個づつ所定位置へ送り出
    す送出手段と、を有することを特徴とするチップ部品供
    給装置。
  5. 【請求項5】 バラ積み状態の多数のチップ部品を収納
    する部品収納ケースがそれぞれ取り付け可能であり、こ
    れらの部品収納ケース内のチップ部品をバラ積み状態の
    まま収納すると共に上記チップ部品が自重により下方へ
    移動できるようにその底面部が傾斜して形成された2個
    の第1部品貯溜室と、 これらの第1部品貯溜室の下方にそれぞれ設けられ、上
    記チップ部品がその厚み方向に互いに重なり合わないよ
    うに形成された空間内に上記チップ部品を2次元的に収
    納すると共に上記チップ部品が自重により下方へ移動で
    きるようにその底面部が傾斜して形成された2個の第2
    部品貯溜室と、 これらの第2部品貯溜室の下方にそれぞれ設けられ、上
    記チップ部品の横断面形状に見合うように形成され、上
    記チップ部品を1列に整列させる2個の部品整列通路
    と、 上記第1部品貯溜室と第2部品貯溜室の間に設けられ、
    これらの第1部品貯溜室の上記チップ部品を2次元的に
    整列させそれぞれの第2部品貯溜室へ自重移動させる単
    一の第1整列手段と、 上記第2部品貯溜室と部品整列通路の間に設けられ、こ
    れらの第2部品貯溜室の上記チップ部品を1列に整列さ
    せそれぞれの部品整列通路へ自重移動させる単一の第2
    整列手段と、 上記2個の部品整列通路上の部品を所定位置へ送り出す
    送出手段と、を有することを特徴とするチップ部品供給
    装置。
  6. 【請求項6】 バラ積み状態の多数のチップ部品を収納
    する部品収納ケースがそれぞれ取り付け可能であり、こ
    れらの部品収納ケース内のチップ部品をバラ積み状態の
    まま収納する2個の部品貯溜室と、 これらの部品貯溜室の下方にそれぞれ設けられ、上記チ
    ップ部品を1列に整列させる2個の部品整列通路と、 これらの部品貯溜室及び部品整列通路の間に設けられ、
    チップ部品をそれぞれの部品貯溜室から部品整列通路に
    自重により移動させる単一の整列手段と、 上記2個の部品整列通路上のチップ部品をそれぞれの所
    定位置へ送り出す単一の送出手段と、 これらの整列手段及び送出手段を駆動する単一の駆動手
    段と、 を有することを特徴とするチップ部品供給装置。
  7. 【請求項7】 部品がその厚み方向に互いに重なり合わ
    ない空間を形成して多数のチップ部品を2次元的に収納
    する部品収納ケースと、 この部品収納ケースがその上部に取り付けられ、上記チ
    ップ部品がその厚み方向に互いに重なり合わないように
    形成された空間内に上記チップ部品を2次元的に収納す
    ると共に上記チップ部品が自重により下方へ移動できる
    ようにその底面部が傾斜して形成された部品貯溜室と、 この部品貯溜室の下部に設けられ、上記チップ部品の横
    断面形状に見合うように形成され、上記チップ部品を1
    列に整列させる部品整列通路と、 上記部品貯溜室と部品整列通路の間に設けられ、チップ
    部品を1列に整列させ下方へ自重移動させる整列手段
    と、 この部品整列通路上の部品を1個づつ所定位置へ送り出
    す送出手段と、を有することを特徴とするチップ部品供
    給装置。
  8. 【請求項8】 部品がその厚み方向に互いに重なり合わ
    ない空間を形成して多数のチップ部品を2次元的に収納
    する部品収納ケースが取り付け可能であり、上記チップ
    部品がその厚み方向に互いに重なり合わないように形成
    された空間内に上記チップ部品を2次元的に収納すると
    共に上記チップ部品が自重により下方へ移動できるよう
    にその底面部が傾斜して形成された部品貯溜室と、 この部品貯溜室の下部に設けられ、上記チップ部品の横
    断面形状に見合うように形成され、上記チップ部品を1
    列に整列させる部品整列通路と、 上記部品貯溜室と部品整列通路の間に設けられ、チップ
    部品を1列に整列させ下方へ自重移動させる整列手段
    と、 上記部品整列通路上の部品を1個づつ所定位置へ送り出
    す送出手段と、を有することを特徴とするチップ部品供
    給装置。
  9. 【請求項9】 上記チップ部品が、表裏判別後に、部品
    収納ケースに収納されていることを特徴とする請求項7
    又は請求項8記載のチップ部品供給装置。
  10. 【請求項10】 上記部品整列通路が、上記チップ部品
    の姿勢を所定角度だけ変換する部品姿勢変換機構を有す
    る請求項1及び請求項4乃至請求項8の何れか1項に記
    載のチップ部品供給装置。
  11. 【請求項11】 チップ部品がその厚み方向に互いに重
    なり合わない空間を形成して多数のチップ部品を表裏判
    別して表裏整列させた後に2次元的に収納し、請求項5
    又は請求項6に記載のチップ部品供給装置に着脱可能な
    カートリッジ式部品収納ケース。
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